JP6411383B2 - 端末及びハンドオーバ判定方法 - Google Patents

端末及びハンドオーバ判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6411383B2
JP6411383B2 JP2015559795A JP2015559795A JP6411383B2 JP 6411383 B2 JP6411383 B2 JP 6411383B2 JP 2015559795 A JP2015559795 A JP 2015559795A JP 2015559795 A JP2015559795 A JP 2015559795A JP 6411383 B2 JP6411383 B2 JP 6411383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
quality value
reception quality
rsrq
rsrp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015559795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015115037A1 (ja
Inventor
鈴木 正朗
正朗 鈴木
鈴木 秀俊
秀俊 鈴木
綾子 堀内
綾子 堀内
星野 正幸
正幸 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Corp of America
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Corp of America
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Corp of America filed Critical Panasonic Intellectual Property Corp of America
Publication of JPWO2015115037A1 publication Critical patent/JPWO2015115037A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6411383B2 publication Critical patent/JP6411383B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/34Reselection control
    • H04W36/36Reselection control by user or terminal equipment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/32Hierarchical cell structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/00835Determination of neighbour cell lists
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/00837Determination of triggering parameters for hand-off
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/0085Hand-off measurements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/0085Hand-off measurements
    • H04W36/0088Scheduling hand-off measurements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/04Reselecting a cell layer in multi-layered cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0048Allocation of pilot signals, i.e. of signals known to the receiver

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本開示は、端末及びハンドオーバ判定方法に関する。
[メジャーメントイベント(measurement events)]
3GPP-LTE(3rd Generation Partnership Project Radio Access Network Long Term Evolution)の拡張システムであるLTE-Advancedでは、端末(User Equiqment(UE)と呼ばれることもある)は、下記の動作を行う。すなわち、端末は、接続する基地局(セル又はeNBと呼ばれることもある)を切り替える(ハンドオーバ)際、ハンドオーバ候補先の基地局が送信するセル固有参照信号(Cell-specific Reference Signals: CRS)の受信品質(Reference Signal Received Quality:RSRQ)又は受信電力(Reference Signal Received Power: RSRP)の測定を行う。
そして、端末は、以下のような閾値イベント、比較イベントを含むメジャーメントイベントの成否を判定する。例えば、端末は、ハンドオーバ候補先の基地局のRSRQ/RSRPが閾値を越える場合(閾値イベント)を判定する。又は、ハンドオーバ候補先の基地局のRSRQ/RSRPが、端末が接続中のセル(つまり、接続先の基地局。Serving Cellと呼ぶこともある)のRSRQ/RSRPに対してオフセット値を加算して得られる値を越える場合(比較イベント)判定する。端末は、メジャーメントイベントが成立した場合、当該メジャーメントイベントの成立(ハンドオーバのトリガ)を接続先の基地局へ報告する。基地局は、メジャーメントイベント成立の報告を受信すると、端末に対するハンドオーバの起動を行う(例えば、非特許文献1を参照)。
メジャーメントイベントの種別、メジャーメントイベントにおいて使用する閾値、オフセット値等のパラメータ、及び、メジャーメントイベントに使用する測定値(RSRP又はRSRQ)は、基地局から端末に対して個別に設定される。
[スモールセル向けセル検出用参照信号]
また、LTE-Advancedでは、送信電力の比較的高い基地局であるマクロセルのカバーエリア内に、送信電力の比較的低い基地局であるスモールセルを配置し、増大するトラフィックを収容することが検討されている。
スモールセルの導入に際して、スモールセルから与える干渉の抑制及びスモールセルの消費電力削減のため、スモールセルのOn状態とOff状態との切替制御(以下、On/Off制御と呼ぶ)を導入することが検討されている。スモールセルのOff状態では、スモールセルは、端末に対してデータを割り当てない「休止状態」となる。ただし、スモールセルからの全ての信号の送信を止めると、端末がスモールセルを検出できなくなる。そこで、Off stateでも端末がスモールセルを検出できるように、スモールセルがセル検出用参照信号(discovery signal)を送信することが検討されている。
ハンドオーバ制御において、discovery signalの用途は、CRSと同様、RSRQ/RSRPの測定を行うことである。ただし、消費電力を抑えるため、discovery signalでは、CRSと比較して送信頻度を少なくすること(送信周期を長くすること)が検討されている。また、discovery signalのデザインとして、LTE-Advancedシステムに既に存在する信号の周期、帯域等を変更して使用することが考えられている。discovery signalに使用される信号の候補として、PRS(Positioning Reference Signal)、CSI-RS(Channel-State Information Reference Signal)等が挙げられている(例えば、非特許文献2、3を参照)。
Off状態のセルは消費電力を抑えるためにdiscovery signalのみを送信し、他の信号を送信しないため、discovery signalによるRSRQ/RSRP測定に対応した端末(例えば、LTEの標準規格Rel.12をサポートする端末)のみがOff状態のセルを検出できる。一方、On状態のセルはdiscovery signal及びCRSを送信するため、discovery signalによるRSRQ/RSRP測定に対応していない端末(例えば、LTEのRel.11以前の標準規格をサポートする端末)でもOn状態のセルを検出できる。
3GPP TS36.331v11.6(2013-09), "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Radio Resource Control Protocol (Release 11)", September 2013 3GPP TS36.211v11.4.0(2013-09), "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical channels and modulation (Release 11)", September 2013 3GPP TSG RAN WG1 meeting, R1-133457, NTT DOCOMO, "Small Cell Discovery for Efficient Small Cell On/Off Operation", August 2013 3GPP TR 36.842 V1.0.0 (2013-11) Study on Small Cell Enhancements for E-UTRA and E-UTRAN Higher layer aspect 3GPP TSG RAN WG2 meeting, R2-134188, On the need of PCell functionality in SeNB
しかし、discovery signalが導入されることにより、端末がRSRQ/RSRPを再測定する必要が生じたり、新たな閾値の設定が必要になったりする等のため、従来の技術では、ハンドオーバ制御の遅延が生じる。
そこで、本開示の一態様は、discovery signalが導入された場合でも、既存のメジャーメントイベントを用いて、遅延させることなくハンドオーバ制御を行うことができる端末及びハンドオーバ判定方法を提供する。
本開示の一態様の端末は、接続先セルから他のセルへのハンドオーバ起動を判定する端末であって、他のセルから送信されるセル固有参照信号を用いた第1の受信品質値、又は、他のセルから送信されるセル検出用参照信号を用いた第2の受信品質値を測定する測定部と、第2の受信品質値に対してオフセット値を加算して、第3の受信品質値を算出する加算部と、他のセルの第1の受信品質値又は第3の受信品質値が、前ル固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定する判定部と、を具備する構成を採る。なお、これらの包括的または具体的な側面は、システム、方法、および、コンピュータプログラムで実現されてもよく、システム、装置、方法、およびコンピュータプログラムの任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、discovery signalが導入された場合でも、既存のメジャーメントイベントを用いて、遅延させることなくハンドオーバ制御を行うことができる。
CRSを送信する基地局とdiscovery signalを送信する基地局とが混在する様子を示す図 本開示の実施の形態1に係る端末の要部構成を示すブロック図 本開示の実施の形態1に係る端末の構成を示すブロック図 本開示の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 Dual Connectivityの構成例を示す図 本開示の実施の形態2に係る端末の構成を示すブロック図 本開示の実施の形態2に係る基地局の構成を示すブロック図
(本開示の基礎となった知見)
メジャーメントイベントの1つである比較イベントにおいて、端末がRSRQ/RSRPを再測定する必要が発生する場合、又は、端末による比較イベントの判定自体ができなくなる場合がある。以下、上記2つの場合について具体的に説明する。
discovery signalを送信するためのリソースとして、既存の信号(PRS又はCSI-RS等)を送信するためのリソースが用いられる。すなわち、従来からRSRQ/RSRPの測定に用いられているCRSを送信するためのリソースは、Off状態のセル検出用のRSRQ/RSRPの測定に用いられるdiscovery signalを送信するためのリソースとは異なる。よって、比較イベントにおいて、接続先セルから送信されたCRSを用いて測定されたRSRQ/RSRPと、周辺セルから送信されたdiscovery signalを用いて測定されたRSRQ/RSRPとを比較することはできない。よって、端末は、接続先セルのRSRQ/RSRPとして、discovery signalを用いてRSRQ/RSRPを再測定する必要がある。
例えば、図1は、CRSを送信するセル(On状態のセル又はOn/Off制御を用いないセル)と、discovery signalを送信するセル(Off状態のセル)とが混在しているエリアに端末が位置する様子を示す。図1において、端末は、比較イベント用にCRSのRSRQ/RSRPを測定している状態でOff状態のセルを検出した場合、CRSを用いたRSRQ/RSRPの測定が行われたセルに対して、discovery signalを用いてRSRQ/RSRP測定を再度行う必要が生じる。
このような端末でのRSRQ/RSRPの再測定によって、メジャーメントイベント判定の遅れが生じ、結果としてハンドオーバ起動の遅延が生じてしまう。
また、On/Off制御を用いない基地局(discovery signalを送信しない基地局)に在圏(接続)中の端末は、接続中の基地局についてはCRSを用いたRSRQ/RSRPしか得られないので、Off状態のセルから送信されるdiscovery signalを検出したとしても、discovery signalを用いたRSRQ/RSRPによる比較イベント判定は不可能となる。よって、基地局は、当該端末に対してハンドオーバを起動することが不可能となる。
さらに、メジャーメントイベント判定の1つである閾値イベント判定において、新たな閾値の設定が必要となる場合がある。具体的には、既存の閾値イベントでは、CRSを用いて測定されたRSRQ/RSRPに対応する閾値(CRSを基準とする閾値)が設定されている。これに対して、Off状態のセルに対する閾値イベント判定には、discovery signalを用いて測定されたRSRQ/RSRPが用いられる。よって、前述したようにCRSとdiscovery signalとの差異に起因して、discovery signalを用いて測定されたRSRQ/RSRPに対する閾値として、既存の閾値(CRSを基準とする閾値)を用いることはできず、discovery signal用に異なる値の新たな閾値が設定される必要が生じる。
出願人らは、上記の知見にもとづき鋭意研究した結果、端末において下記のように構成すれば、discovery signalが導入された場合でも、既存のメジャーメントイベントを用いて、遅延させることなくハンドオーバ制御を行うことができることを見出した。すなわち、端末は、接続先セル以外の他のセルから送信されるセル固有参照信号(CRS)を用いた第1の受信品質値を測定し、又は、上記他のセルから送信されるセル検出用参照信号(Discovery Signal)を用いた第2の受信品質値を測定し、第2の受信品質値に対してオフセット値を加算して、第3の受信品質値を算出し、他のセルの第1の受信品質値又は第3の受信品質値が、上記セル固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定する。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
[通信システムの概要]
本実施の形態に係る通信システムは、端末100と基地局200とを有する。この通信システムは、例えば、LTE-Advancedシステムである。そして、端末100は、例えば、LTE-Advancedシステムに対応する端末であり、基地局200は、例えば、LTE-Advancedシステムに対応する基地局である。
また、本実施の形態では、On/Off制御が導入される。すなわち、端末100は、On状態のセル(図1では、接続中セル及び周辺セル1)又はOn/Off制御を行わないセル(図示せず)から、少なくともCRSを受信可能である。さらに端末100は、Off状態のセル(図1では周辺セル2)からdiscovery signalを受信可能である。また、基地局200は、例えば、端末100の接続中セルであり、端末100に対してレイヤ3制御を行う。レイヤ3制御とは、基地局200と端末100の無線接続を制御することであり、例えば端末100に対してメジャーメントイベントの種別とその閾値を設定し、イベント成立の報告をトリガとして端末100に対してハンドオーバを起動することである。
また、端末100は、接続中セルから他のセルへのハンドオーバの可否を判定する。ここで、「他のセル」は、上述したOn/Off制御を行うセルであればよい。例えば、「他のセル」は端末100の周辺に位置するスモールセルである。
図2は、本実施の形態に係る端末100の要部構成を示すブロック図である。
端末100は、接続先セルから他のセルへのハンドオーバの可否を判定する。端末100において、RSRQ/RSRP測定部107は、他のセルから送信されるセル固有参照信号(CRS)を用いた第1の受信品質値(RSRQ/RSRP)、又は、他のセルから送信されるセル検出用参照信号(discovery signal)を用いた第2の受信品質値(RSRQ/RSRP)を測定する。オフセット加算部108は、discovery signalを用いて測定された第2の受信品質値(RSRQ/RSRP)に対してオフセット値を加算して、第3の受信品質値(CRSを用いて測定されるRSRQ/RSRPに相当する値)を出する。判定部109は、上記第1の受信品質値又は上記第3の受信品質値が、CRSを基準とするハンドオーバ起動の条件(メジャーメントイベント)を満たすか否かを判定する。
[端末100の構成]
図3は、本実施の形態に係る端末100の構成を示すブロック図である。図3において、端末100は、受信アンテナ101−1、送信アンテナ101−2、受信処理部102、メディアアクセス制御部103、無線リンク制御部104、レイヤ3メッセージ受信部105、RSRQ/RSRP選択部106、RSRQ/RSRP測定部107、オフセット加算部108、判定部109、レイヤ3メッセージ送信部110、無線リンク制御部111、メディアアクセス制御部112、及び、送信処理部113を有する。
受信処理部102は、受信アンテナ101−1を介して受信した信号に対して受信処理を施す。受信信号には、レイヤ3制御のための制御情報を伝達するレイヤ3メッセージ信号、ユーザデータ信号、又は、各セルから送信される参照信号(CRS又はdiscovery signal)が含まれる。また、レイヤ3メッセージ信号には、メジャーメントイベント判定時に用いるパラメータ(後述する)の設定、及び、RSRQ及びRSRPのうち何れを測定するかを示すRSRQ/RSRP測定対象の設定などが含まれる。受信処理部102は、レイヤ3メッセージ信号及びユーザデータ信号を含む信号をメディアアクセス制御部103へ出力し、参照信号をRSRQ/RSRP測定部107へ出力する。
メディアアクセス制御部103は、受信処理部102から受け取る信号からのレイヤ3メッセージ信号とユーザデータ信号との分離処理、及び、HARQ(Hybrid Autmatic Repeat request)受信処理を行う。メディアアクセス制御部103は、上記処理後のレイヤ3メッセージ信号を無線リンク制御部104へ出力する。
無線リンク制御部104は、メディアアクセス制御部103から受け取るレイヤ3メッセージ信号(レイヤ3メッセージデータ)の組み立て、及び、セル(eNB)に対する受信確認を行う。無線リンク制御部104は、組み立てたレイヤ3メッセージ信号をレイヤ3メッセージ受信部105へ出力する。
レイヤ3メッセージ受信部105は、レイヤ3メッセージ信号を解析して(デコードして)、判定部109に対するメジャーメントイベントの設定、及び、RSRQ/RSRP選択部106に対するRSRQ/RSRP測定対象の設定を行う。
RSRQ/RSRP選択部106は、レイヤ3メッセージ受信部105から受け取るRSRQ/RSRP測定対象の設定に従って、RSRQ/RSRP測定部107に対して、RSRQを測定するか、RSRPを測定するかを指示する。
RSRQ/RSRP測定部107は、RSRQ/RSRP選択部106からの指示に従って、RSRQ又はRSRP(以下、単にRSRQ/RSRPと示す)を測定する。なお、RSRQ/RSRP測定部107は、接続先セル又は他のセルから送信されるCRS、又は、他のセルから送信されるdiscovery signalを用いて、RSRQ/RSRP(受信品質値)を測定する。具体的には、RSRQ/RSRP測定部107は、接続先セルから送信されるCRSを用いてRSRQ/RSRPを測定する。また、RSRQ/RSRP測定部107は、他のセルから送信されるCRSを用いたRSRQ/RSRP、又は、他のセルから送信されるdiscovery signalを用いたRSRQ/RSRPを測定する。RSRQ/RSRP測定部107は、CRSを用いて測定したRSRQ/RSRP(CRSベースのRSRQ/RSRP)を判定部109へ出力し、discovery signalを用いて測定したRSRQ/RSRP(discovery signalベースのRSRQ/RSRP)をオフセット加算部108へ出力する。なお、RSRQ/RSRP測定部107は、他のセルがCRSを送信しているか、discovery signalを送信しているかを、端末100側で検出することにより判断してもよく、接続中セルからのレイヤ3メッセージに基づいて判断してもよい。
オフセット加算部108は、RSRQ/RSRP測定部107から受け取るRSRQ/RSRP(discovery signalベースのRSRQ/RSRP)に対してオフセット値を加算して、オフセット加算後のRSRQ/RSRPを判定部109へ出力する。換言すると、オフセット加算部108は、discovery signalベースのRSRQ/RSRPを、CRSベースのRSRQ/RSRPに相当する値に変換する。なお、オフセット値は、各セルが使用する周波数帯域によって一意に定まる。端末100は、周波数帯域とオフセット値との対応関係を示すテーブルを有して、使用するオフセット値Bを特定してもよく、接続中セル(基地局100)からのレイヤ3メッセージによってオフセット値Bを設定してもよい。
判定部109は、RSRQ/RSRP測定部107から受け取るCRSベースのRSRQ/RSRP、又は、オフセット加算部108から受け取る、discovery signalベースのRSRQ/RSRPにオフセット値が加えられた値を用いて、他のセル(判定対象セル)のRSRQ/RSRPが、メジャーメントイベント(比較イベント又は閾値イベント)を満たすか否かを判定する。
例えば、比較イベント判定を行う場合、判定部109は、判定対象セルのRSRQ/RSRPが、CRSを用いて測定された接続中セルのRSRQ/RSRPよりも大きい場合、メジャーメントイベント成立(比較イベントの条件を満たす)と判定する。また、閾値イベント判定を行う場合、判定部109は、判定対象セルのRSRQ/RSRPが、閾値よりも大きい場合、メジャーメントイベント成立(閾値イベントの条件を満たす)と判定する。なお、上記比較イベント及び閾値イベントにおいて使用されるRSRQ/RSRPは、RSRQ/RSRP測定部107において、RSRQ/RSRPがCRSを用いて測定された場合にはCRSベースのRSRQ/RSRPであり、RSRQ/RSRPがdiscovery signalを用いて測定された場合には、discovery signalベースのRSRQ/RSRPにオフセット値が加えられた値(RSRQ/RSRP)である。
また、比較イベント及び閾値イベントは、LTE-Advancedにおいて定義されている既存のメジャーメントイベントである。すなわち、比較イベントでは接続中セルのCRSベースのRSRQ/RSRPが用いられ、閾値イベントで用いられる閾値にはCRSを基準とした閾値が設定されるので、これらのメジャーメントイベントは、CRSを基準とするハンドオーバ起動の条件であると言える。
判定部109は、メジャーメントイベント判定の結果、メジャーメントイベントが成立する場合、判定対象セルに対するメジャーメントイベント成立の報告をレイヤ3メッセージ送信部110に対して指示する。
レイヤ3メッセージ送信部110は、判定部109からメジャーメントイベント成立の報告の指示がある場合、メジャーメントイベント成立、及び、判定対象セルの識別番号(Physical Cell ID)の報告を含むレイヤ3メッセージ信号を生成し、レイヤ3メッセージ信号を無線リンク制御部111へ出力する。
無線リンク制御部111は、レイヤ3メッセージ送信部110から受け取るレイヤ3メッセージ信号(レイヤ3メッセージデータ)の分割、及び、セル(eNB)に対する送信確認を行う。無線リンク制御部111は、分割したレイヤ3メッセージ信号をメディアアクセス制御部112へ出力する。
メディアアクセス制御部112は、ユーザデータ信号(図示せず)と、無線リンク制御部111から受け取るレイヤ3メッセージ信号との多重処理、及び、HARQ送信処理を行う。メディアアクセス制御部112は、上記処理後の信号を送信処理部113へ出力する。
送信処理部113は、メディアアクセス制御部112から受け取る信号に対して送信処理を施し、送信処理後の信号を、送信アンテナ101−2を介して送信する。
[基地局200の構成]
図4は、本実施の形態に係る基地局200の構成を示すブロック図である。図4において、基地局200は、Event設定部201、RSRQ/RSRP設定部202、レイヤ3メッセージ送信部203、無線リンク制御部204、メディアアクセス制御部205、送信処理部206、送信アンテナ207−1、受信アンテナ207−2、受信処理部208、メディアアクセス制御部209、無線リンク制御部210、レイヤ3メッセージ受信部211、及び、ハンドオーバ判定部212を有する。
Event設定部201は、端末100においてメジャーメントイベント判定時に用いるパラメータ(後述する)を設定し、設定したパラメータをレイヤ3メッセージ送信部203へ出力する。
RSRQ/RSRP設定部202は、RSRQ及びRSRPのうち何れを端末100に測定させるかを設定し、設定結果をレイヤ3メッセージ送信部203へ出力する。
レイヤ3メッセージ送信部203は、Event設定部201及びRSRQ/RSRP設定部202から受け取る設定、又は、ハンドオーバ判定部212から受け取るハンドオーバメッセージを含むレイヤ3メッセージ信号を生成し、生成したレイヤ3メッセージ信号を無線リンク制御部204へ出力する。
無線リンク制御部204は、レイヤ3メッセージ送信部203から受け取るレイヤ3メッセージ信号(レイヤ3メッセージデータ)の分割、及び、セル(eNB)に対する送信確認を行う。無線リンク制御部204は、分割したレイヤ3メッセージ信号をメディアアクセス制御部205へ出力する。
メディアアクセス制御部205は、ユーザデータ信号(図示せず)と、無線リンク制御部204から受け取るレイヤ3メッセージ信号との多重処理、及び、HARQ送信処理を行う。メディアアクセス制御部205は、上記処理後の信号を送信処理部206へ出力する。
送信処理部206は、メディアアクセス制御部205から受け取る信号に対して送信処理を施し、送信処理後の信号を、送信アンテナ207−1を介して送信する。
受信処理部208は、受信アンテナ207−2を介して受信した信号に対して受信処理を施し、受信処理後の信号をメディアアクセス制御部209へ出力する。受信信号には、端末100が生成したレイヤ3メッセージ信号又はユーザデータ信号が含まれる。
メディアアクセス制御部209は、受信処理部208から受け取る信号からのレイヤ3メッセージ信号とユーザデータ信号との分離処理、及び、HARQ受信処理を行う。メディアアクセス制御部209は、上記処理後のレイヤ3メッセージ信号を無線リンク制御部210へ出力する。
無線リンク制御部210は、メディアアクセス制御部209から受け取るレイヤ3メッセージ信号(レイヤ3メッセージデータ)の組み立て、及び、セル(eNB)に対する受信確認を行う。無線リンク制御部210は、組み立てたレイヤ3メッセージ信号をレイヤ3メッセージ受信部211へ出力する。
レイヤ3メッセージ受信部211は、レイヤ3メッセージ信号を解析(デコード)し、解析結果をハンドオーバ判定部212に出力する。
ハンドオーバ判定部212は、レイヤ3メッセージ受信部212から受け取る解析結果において、端末100のメジャーメントイベント成立が報告されている場合、端末100に対してハンドオーバの起動を指示するハンドオーバメッセージを生成する。ハンドオーバ判定部212は、生成したハンドオーバメッセージをレイヤ3メッセージ送信部203へ出力する。
[端末100及び基地局200の動作]
以上の構成を有する端末100及び基地局200のハンドオーバ制御に関する動作について説明する。
以下では、一例として、端末100におけるメジャーメントイベント判定として、比較イベントが設定される場合について説明する。また、比較イベントの一例として、非特許文献1に記載されたEvent A3(Neighbour becomes offset better than PCell)について説明する。
具体的には、端末100の判定部109が保持するEvent A3の条件式は、次式で表される。
Figure 0006411383
数式(1)において、Mcrsは判定対象セルのRSRQ/RSRP測定値を示し、Ofnは判定対象セルに対する周波数個別のオフセットを示し、Ocnは判定対象セルに対するセル個別のオフセットを示し、Hysはこのイベントに対するヒステリシスを示す。また、Msは接続中セル(図1に示すPCell)のRSRQ/RSRP測定値を示し、Ofsは接続中セルに対する周波数個別のオフセットを示し、Ocsは接続中セルに対するセル個別のオフセットを示し、Offはこのイベントに対するオフセットを示す。
これらのメジャーメントイベント判定に関するパラメータ(Ofn、Ocn、Hys、Ofs、Ocs、Off)は、基地局200のEvent設定部201において設定され、基地局200から各端末100に対して、レイヤ3メッセージによって個別に設定される。
端末100のRSRQ/RSRP測定部107は、接続中セル(On状態のセル)から送信されるCRS、及び、他のセルから送信されるCRS(図1ではOn状態のセル1からのCRS)又はdiscovery signal(図1ではOff状態のセル2からのdiscovery signal)を用いて、各セルに対するRSRQ/RSRPを定期的に測定する。ここで、接続中セルから送信されるCRSを用いて測定されたRSRQ/RSRPは、数式(1)に示すMsに相当する。
端末100のオフセット加算部108は、RSRQ/RSRP測定部107において測定されたRSRQ/RSRPのうち、discovery signalを用いて測定された測定値に対してオフセット値を加算する。例えば、オフセット加算部108は、次式に従ってオフセット値を加算する。
Figure 0006411383
数式(2)において、Mdisはdiscovery signalを用いて測定されたRSRQ/RSRPの測定値を示し、Bはオフセット加算部108において加算されるオフセット値[dB]を示す。すなわち、オフセット値Bは、discovery signalベースのRSRQ/RSRP(Mdis)を、CRSを用いて測定されるRSRQ/RSRP相当の値(Mcrs)へ変換するためのパラメータである。
すなわち、判定部109は、Off状態のセルをメジャーメントイベント判定対象とする場合には、当該セルから送信されるdiscovery signalを用いて測定されるRSRQ/RSRP(Mdis)にオフセット値(B)を加えた値(数式(2)に示すMcrs)を、数式(1)に示すMcrsとして用いる。一方、判定部109は、On状態のセルをメジャーメントイベント判定対象とする場合には、RSRQ/RSRP測定部107において判定対象セルから送信されるCRSを用いて測定されるRSRQ/RSRPを、数式(1)に示すMcrsとして用いる。
判定部109は、判定対象セルのRSRQ/RSRPが、数式(1)に示す条件式を満たすか否か、つまり、メジャーメントイベント成立か否かを判定する。判定部109は、数式(1)に示す条件式を満たす場合、メジャーメントイベントが成立したと判定する。この場合、判定部109は、当該イベントの成立、及び、判定対象セルの識別番号(Physical Cell ID)を、レイヤ3メッセージを用いて基地局200へ報告する。
基地局200は、レイヤ3メッセージを介して、メジャーメントイベント成立の報告を受け取ると、Physical Cell IDによって特定されるセルへのハンドオーバを起動する。
このようにして、本実施の形態では、端末100は、他のセルから送信されるdiscovery signalを用いてRSRQ/RSRPを測定し、他のセルのdiscovery signalベースのRSRQ/RSRPに対してオフセット値を加算して、CRSベースのRSRQ/RSRPに相当する受信品質値を算出し、算出した受信品質値が、メジャーメントイベント(CRSを基準とするハンドオーバ起動の条件)を満たすか否かを判定する。
こうすることで、端末100は、Off状態のセルがハンドオーバ判定対象であっても、当該セルのRSRQ/RSRPと接続中セルのRSRQ/RSRPとに対して、既存の条件式を用いてメジャーメントイベント判定を行うことができる。よって、端末100は、CRSのRSRQ/RSRPを測定している状態でOff状態のセルを検出した場合であっても、CRSを用いたRSRQ/RSRPの測定が行われたセルに対して、discovery signalを用いてRSRQ/RSRP測定を再度行う必要はない。このため、端末100でのメジャーメントイベント判定の遅れは生じず、基地局200では遅延なくハンドオーバを起動することができる。
また、端末100がOn/Off制御を用いない基地局(discovery signalを送信しない基地局)に接続されている場合に、Off状態のセルから送信されるdiscovery signalを検出したとしても、端末100は、discovery signalベースのRSRQ/RSRPを変換することにより、既存の条件式(CRSを基準とする条件式)を用いてメジャーメントイベント判定を行うことができる。このため、端末100がOn/Off制御を用いない基地局(discovery signalを送信しない基地局)に接続されている場合であっても、端末100及び基地局200は、discovery signalを用いて測定されたRSRQ/RSRPに対する比較イベント判定に基づいて、ハンドオーバ制御を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、端末100が既存のメジャーメントイベント判定(ここではEvent A3)に従ってハンドオーバのトリガをかけるので、ハンドオーバのトリガを受け取る基地局200は、ハンドオーバ起動に関する構成を既存の構成から変更する必要が無い。よって、基地局200は、端末100からのメジャーメントイベント成立の報告を受信後、既存の構成においてハンドオーバを起動することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、discovery signalが導入された場合でも、遅延させることなく既存のメジャーメントイベントによってハンドオーバ制御を行うことができる。
[実施の形態1のバリエーション]
上記実施の形態では、一例として、比較イベント(Event A3)を適用する場合について説明した。しかし、上記実施の形態において、メジャーメントイベントは、比較イベントに限定されず、閾値イベントが設定されてもよい。
以下では、閾値イベントの一例として、非特許文献1に記載されたEvent A4(Neighbour becomes better than threshold)について説明する。
具体的には、端末100の判定部109が保持するEvent A4の条件式は、次式で表される。
Figure 0006411383
数式(3)において、Threshは閾値を示す。なお、ThreshにはCRSベースのRSRQ/RSRPを比較対象とした値(つまり、CRSを基準とした値)が設定される。他のパラメータは数式(1)と同様である。
メジャーメントイベント判定の対象セルがOff状態である場合、端末100のオフセット加算部108は、上記実施の形態と同様、数式(2)に従って、discovery signalベースのRSRQ/RSRPに対してオフセット値を加算する。
すなわち、上記実施の形態と同様、判定部109は、Off状態のセルをメジャーメントイベント判定対象とする場合には、当該セルから送信されるdiscovery signalを用いて測定されるRSRQ/RSRP(Mdis)にオフセット値(B)を加えた値(数式(2)に示すMcrs)を、数式(3)に示すMcrsとして用いる。一方、判定部109は、On状態のセルをメジャーメントイベント判定対象とする場合には、RSRQ/RSRP測定部107において判定対象セルから送信されるCRSを用いて測定されるRSRQ/RSRPを、数式(3)に示すMcrsとして用いる。
そして、判定部109は、判定対象セルのRSRQ/RSRPが、数式(3)に示す条件式を満たすか否か、つまり、メジャーメントイベント成立か否かを判定する。判定部109は、数式(3)に示す条件式を満たす場合、メジャーメントイベントが成立したと判定する。
前述したようにCRSとdiscovery signalとでは送信リソースが異なること等に起因して、discovery signalベースのRSRQ/RSRPそのものに対して、CRSを基準とした既存の閾値を用いた閾値イベント判定を行うことができない。
これに対して、端末100は、discovery signalを用いて測定されたRSRQ/RSRPに対してオフセット値を加えることにより、CRSを用いて測定されるRSRQ/RSRPに相当する値を算出する。そして、端末100は、既存の条件式(つまり、CRSを基準とする条件式)を用いる。すなわち、端末100は、閾値イベントを用いる場合でも、discovery signalを送信するOff状態のセルに対して、既存のメジャーメントイベント判定(既存の閾値)を用いる。
これにより、端末100は、discovery signalベースのRSRQ/RSRPを用いて、既存の閾値イベント判定を行うことが可能となる。すなわち、基地局200は、端末100がdiscovery signalベースのRSRQ/RSRPを用いてメジャーメントイベント判定を行う場合でも、discovery signal用の閾値を新たに設定する必要が無い。
また、端末100が既存のメジャーメントイベント判定(ここではEvent A4)に従ってハンドオーバのトリガをかけるので、ハンドオーバのトリガを受け取る基地局200は、ハンドオーバ起動に関する構成を既存の構成から変更する必要が無い。よって、基地局200は、端末100からのメジャーメントイベント成立の報告を受信後、既存の構成においてハンドオーバを起動することができる。
以上、実施の形態1のバリエーションについて説明した。
なお、本実施の形態及びバリエーションでは、メジャーメントイベントの一例として、非特許文献1に記載されたEvent A3及びEvent A4について説明したが、メジャーメントイベントはこれらに限定されず、少なくとも判定対象セルのRSRQ/RSRPを用いたメジャーメントイベントであればよい。
(実施の形態2)
本実施の形態では、Dual Connectivityが適用される場合について説明する。
Dual Connectivityでは、スモールセルの導入の際、端末がキャリアアグリゲーションを適用してマクロセルとスモールセルの両方に接続する。例えば、図5は、Dual Connectivityの構成例を示す。Dual Connectivityでは、端末に対するレイヤ3の制御機能を有する複数の基地局(Master eNB:MeNB)が構成するセルグループ(Master Cell Group:MCG)と、MeNB以外の複数の基地局(Secondary eNB:SeNB)が構成するセルグループ(Secondary Cell Group:SCG)とに分類される。すなわち、Dual Connectivity適用時には、端末は、MCGとSCGとに接続し、MCG及びSCGそれぞれに対してキャリアアグリゲーションを適用している状態となる。
また、図5に示すように、MCGをマクロセルによって構成し、SCGをスモールセルによって構成することが検討されている(例えば、非特許文献4を参照)。
また、SCGのセルは、トラフィック収容のために端末に対して追加リソースの割り当てのみを行なうセルと、追加リソース割当に加えて、端末が再送要求又はチャネル品質情報等を送信するレイヤ1/2の制御機能を有するセルとに分類することが検討されている(例えば、非特許文献5を参照)。SCGのレイヤ1/2制御機能を有するセルは、SCG-Primary frequencyCell(SCG-PCell)と呼ばれる。なお、SCG-PCellが有する制御機能は3GPPにおいて現在議論中であり、レイヤ1/2制御機能のみに限定されるものではない。
SCG-PCellは、端末のDual Connectivity状態への移行時に最初に追加されるセルである。例えば、Dual Connectivityでは、制御信号とユーザデータ信号とが分離され、制御信号がMCGによって送信され、ユーザデータ信号がSCGによって送信されるという形態も想定される。この場合、SCG-PCellの接続が不安定であると、ユーザデータ送信が停止してしまう恐れがある。このように、Dual Connectivityの継続のためには、SeNB及びSCG-PCellの接続を維持する必要があり、SCG-PCellはDual Connectivityにおいて重要なセルである。
よって、Dual ConnectivityにおいてSeNB及びSCG-PCellの接続を維持するためには、SCG-PCellと、他のセルとに対してハンドオーバのトリガをかける必要がある。つまり、Dual Connectivityにおいては、端末は、SCG-PCellに対してもメジャーメントイベント判定を行う必要がある。
しかしながら、既存のシステムでは、SCG-PCellに対するハンドオーバにおいて比較イベントを用いたメジャーメントイベント判定の定義が一部存在していない。具体的には、既存のキャリアアグリゲーションの定義では、SCG-PCellはSCellに分類される。また、既存のメジャーメントイベントの機能では、PCell(マクロ)と、PCellの周波数と異なる周波数のセルとに対する比較イベント、又は、SCell(スモールセル)と、SCellと同一周波数のセルとに対する比較イベントを設定することができるのに対して、SCell(スモールセル)と、SCellと異なる周波数のセルとに対する比較イベントを設定することができない仕様となっている。例えば、図5において、SCG-PCellと他のセルとが同じ周波数を使用している場合には、端末は比較イベントの成否を判定できる。一方、SCG-PCellと他のセルとが、それぞれ異なる周波数を使用している場合には、端末は比較イベントの成否を判定できない。
そこで、本実施の形態では、上記課題に対して、SCG-PCellと他のセルとがそれぞれ異なる周波数を使用している場合でも、端末が比較イベント判定を行うことができるハンドオーバ判定方法について説明する。
図6は、本実施の形態に係る端末300の構成を示すブロック図である。図6において、実施の形態1(図3)と比較すると、オフセット加算部108、判定部109がオフセット加算部108a、判定部109aにそれぞれ置き換わり、測定信号選択部301が新に追加されている。
端末300において、レイヤ3メッセージ受信部105が受信するレイヤ3メッセージには、実施の形態1と同様の情報に加え、RSRQ/RSRPの測定に用いる信号(CRS又はdiscovery signal)の設定、及び、オフセット加算部108aにおいて使用されるオフセット値(数式(2)に示すB)の設定が含まれる。
選択信号選択部301は、レイヤ3メッセージ受信部105から受け取る測定信号の設定に従って、受信処理部102に対して、RSRQ/RSRPの測定に用いる信号(CRS又はdiscovery signal)を指示する。こうすることで、受信処理部102では、測定信号の設定に従った信号が抽出され、RSRQ/RSRP測定部107へ出力される。
オフセット加算部108aは、RSRQ/RSRP測定部107から受け取るdiscovery signalベースのRSRQ/RSRPに対して、レイヤ3メッセージ受信部105から受け取る設定に対応するオフセット値を加算して、オフセット加算後のRSRQ/RSRPを判定部109aへ出力する。例えば、オフセット加算部108aは、実施の形態1と同様の数式(2)に従って、オフセット値をRSRQ/RSRPに加算する。
判定部109aは、端末300の接続先セルであるSCG-PCellのRSRQ/RSRPと、メジャーメントイベント判定対象のセルのRSRQ/RSRPとを比較して、メジャーメントイベントが成立しているか否かを判定する。例えば、判定部109aは、次式に従って、メジャーメントイベント判定を行う。
Figure 0006411383
数式(4)において、Mscgは、SCG-PCellから送信されるCRSを用いて測定されたRSRQ/RSRPを示す。その他のパラメータ(Ofn、Ocn、Hys、Ofs、Ocs、Off)は、数式(1)と同様である。ただし、数式(4)に示す比較イベントの条件式におけるパラメータは、数式(1)に示す接続中セルであるPCellに対するパラメータとは異なり、SCG-PCellに応じた値を採ることが想定される。
つまり、判定部109aは、他のセルのRSRQ/RSRPが、CRSを用いて測定されたSCG-PCell(判定対象の特定のセル)のRSRQ/RSRPよりも大きい場合、比較イベントの条件を満たすと判定する。
また、端末300において、判定部109aは、Off状態のセルをメジャーメントイベント判定対象とする場合には、当該セルから送信されるdiscovery signalを用いて測定されるRSRQ/RSRP(Mdis)にオフセット値(B)を加えた値(数式(2)に示すMcrs)を、数式(4)に示すMcrsとして用いる。一方、判定部109は、On状態のセルをメジャーメントイベント判定対象とする場合には、RSRQ/RSRP測定部107において判定対象セルから送信されるCRSを用いて測定されるRSRQ/RSRPを、数式(4)に示すMcrsとして用いる。
図7は、本実施の形態に係る端末400の構成を示すブロック図である。図7において、実施の形態1(図4)と比較すると、Event設定部201がEvent設定部201aに置き換わり、測定信号設定部401及びオフセット値設定部402が新たに追加されている。
端末400において、Event設定部201aは、端末300においてメジャーメントイベント判定に用いる条件式のパラメータ(数式(4)に示すOfn、Ocn、Hys、Ofs、Ocs、Off等)を設定する。
測定信号設定部401は、端末300において判定対象セルのRSRQ/RSRPの測定に用いる信号(CRS又はdiscovery signal)を設定する。
オフセット値設定部402は、端末300においてdiscovery signalを用いて測定されたRSRQ/RSRPに対して加算されるオフセット値(数式(2)に示すB)を設定する。
以上のように、本実施の形態では、既存のメジャーメントイベントに加え数、式(4)に示す比較イベントの条件式を有するメジャーメントイベントが定義される。これにより、端末300は、既存のメジャーメントイベントでは実施不可能であった、互いに周波数が異なるSCG-PCellと他のセルとの間でも、比較イベント判定を行うことができる。よって、本実施の形態によれば、SCG-PCellに対して使用周波数の異なるセルへのハンドオーバの起動が可能となる。よって、Dual Connectivityの継続を安定して維持することができる。
更に、本実施の形態では、実施の形態1と同様、判定対象セルのRSRQ/RSRPがdiscovery signalを用いて測定される場合には、メジャーメントイベントにおいて、当該discovery signalベースのRSRQ/RSRPに対してオフセット値が加算された値(CRSベースのRSRQ/RSRPに相当する値)が使用される。これにより、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、discovery signalが導入される場合でも、遅延させることなく、CRSを基準としたメジャーメントイベントを適用することができる。
なお、本実施の形態では、判定対象セルのRSRQ/RSRPの測定に用いる信号の設定、及び、オフセット値Bの設定が基地局400から端末300へ設定される場合について説明した。しかし、本実施の形態において、端末300がこれらの設定を行ってもよい。この場合、端末300では、測定信号選択部301が不要となり、基地局400では、測定信号設定部401及びオフセット値設定部402が不要となる。例えば、オフセット値Bについては、端末300は、周波数帯域とオフセット値との対応関係を示すテーブルを有し、使用するオフセット値Bを周波数帯域に応じて一意に特定してもよい。また、端末300は、判定対象セルが送信している信号を検出することにより、判定対象セルのRSRQ/RSRPの測定に用いる信号を特定してもよい。
以上、本開示の各実施の形態について説明した。
なお、上記各実施の形態では、本開示をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本開示はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)又は、LSI内部の回路セルの接続若しくは設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
以上、本開示の端末は、接続先セルから他のセルへのハンドオーバ起動を判定する端末であって、他のセルから送信されるセル固有参照信号を用いた第1の受信品質値、又は、他のセルから送信されるセル検出用参照信号を用いた第2の受信品質値を測定する測定部と、第2の受信品質値に対してオフセット値を加算して、第3の受信品質値を算出する加算部と、他のセルの第1の受信品質値又は第3の受信品質値が、前記セル固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定する判定部と、を具備する構成を採る。
本開示の端末において、上記判定部は、第1の受信品質値又は第3の受信品質値が、セル固有参照信号を用いて測定された接続先セルの受信品質値よりも大きい場合、上記条件を満たすと判定する。
本開示の端末において、上記判定部は、第1の受信品質値又は第3の受信品質値が、セル固有参照信号を基準とする閾値よりも大きい場合、上記条件を満たすと判定する。
本開示の端末において、端末が複数のマクロセルから構成される第1グループと、が複数のスモールセルから構成される第2グループとに接続するDual Connectivityにおいて、接続先セルは、第2グループのうち、制御機能を有する特定のセルであって、上記判定部は、第1の受信品質値又は第3の受信品質値が、セル固有参照信号を用いて測定された特定のセルの受信品質値よりも大きい場合、上記条件を満たすと判定する。
本開示のハンドオーバ判定方法は、接続先セルから他のセルへのハンドオーバ起動を判定するハンドオーバ判定方法であって、他のセルから送信されるセル固有参照信号を用いた第1の受信品質値、又は、他のセルから送信されるセル検出用参照信号を用いた第2の受信品質値を測定し、第2の受信品質値に対してオフセット値を加算して、第3の受信品質値を算出し、他のセルの第1の受信品質値又は第3の受信品質値が、セル固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定する。
本開示は、移動体通信システムに有用である。
100,300 端末
200,400 基地局
101−1,207−2 受信アンテナ
101−2,207−1 送信アンテナ
102,208 受信処理部
103,112,205,209 メディアアクセス制御部
104,111,204,210 無線リンク制御部
105,211 レイヤ3メッセージ受信部
106 RSRQ/RSRP選択部
107 RSRQ/RSRP測定部
108 オフセット加算部
109 判定部
110,203 レイヤ3メッセージ送信部
113,206 送信処理部
201 Event設定部
202 RSRQ/RSRP設定部
212 ハンドオーバ判定部

Claims (7)

  1. 接続先セルから他のセルへのハンドオーバ起動を判定する端末であって
    1つ以上の前記他のセルから送信されるセル固有参照信号を用いた第1の受信品質値、及び、1つ以上の前記他のセルから送信されるセル検出用参照信号を用いた第2の受信品質値を測定する測定部と、
    前記第2の受信品質値に対してオフセット値を加算して、第3の受信品質値を算出する加算部と、
    前記第1の受信品質値が前記接続先セルの固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定し、前記第3の受信品質値が前接続先セル固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定する判定部と、 を具備する端末。
  2. 前記判定部は、前記第1の受信品質値又は前記第3の受信品質値が、前記接続先セル固有参照信号を用いて測定された受信品質値よりも大きい場合、前記条件を満たすと判定する、
    請求項1に記載の端末。
  3. 前記判定部は、前記第1の受信品質値又は前記第3の受信品質値が、前記接続先セル固有参照信号を基準とする閾値よりも大きい場合、前記条件を満たすと判定する、
    請求項1に記載の端末。
  4. 前記端末が、複数のマクロセルから構成される第1グループと、複数のスモールセルから構成される第2グループとに接続するDual Connectivityにおいて、前記接続先セルは、前記第2グループのうち、制御機能を有する特定のセルであって、
    前記判定部は、前記第1の受信品質値又は前記第3の受信品質値が、前記接続先セル固有参照信号を用いて測定された前記特定のセルの受信品質値よりも大きい場合、前記条件を満たすと判定する、
    請求項1に記載の端末。
  5. 接続先セルから他のセルへのハンドオーバ起動を判定するハンドオーバ判定方法であって、
    1つ以上の前記他のセルから送信されるセル固有参照信号を用いた第1の受信品質値、及び、1つ以上の前記他のセルから送信されるセル検出用参照信号を用いた第2の受信品質値を測定し、
    前記第2の受信品質値に対してオフセット値を加算して、第3の受信品質値を算出し
    記第1の受信品質値が前記接続先セルの固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定し、前記第3の受信品質値が前接続先セル固有参照信号を基準とするハンドオーバ起動の条件を満たすか否かを判定する、
    ハンドオーバ判定方法。
  6. 前記セル検出用参照信号は、off stateのスモールセルを検出するために送信されるdiscovery signalである、
    請求項1に記載の端末。
  7. 前記セル検出用参照信号は、off stateのスモールセルを検出するために送信されるdiscovery signalである、
    請求項5に記載のハンドオーバ判定方法。
JP2015559795A 2014-01-31 2015-01-15 端末及びハンドオーバ判定方法 Expired - Fee Related JP6411383B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014017127 2014-01-31
JP2014017127 2014-01-31
PCT/JP2015/000145 WO2015115037A1 (ja) 2014-01-31 2015-01-15 端末及びハンドオーバ判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015115037A1 JPWO2015115037A1 (ja) 2017-03-23
JP6411383B2 true JP6411383B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=53756624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015559795A Expired - Fee Related JP6411383B2 (ja) 2014-01-31 2015-01-15 端末及びハンドオーバ判定方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10433231B2 (ja)
JP (1) JP6411383B2 (ja)
WO (1) WO2015115037A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9913181B1 (en) * 2015-08-26 2018-03-06 Sprint Spectrum L.P. Reference signal power variation to indicate load information
EP3137959B1 (en) 2015-12-14 2019-02-20 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Adjustment of planned movement based on radio network conditions
US9955295B1 (en) 2017-04-19 2018-04-24 Sprint Spectrum L.P. Use of positioning reference signal configuration as indication of operational state of a cell
US10868588B2 (en) * 2017-06-01 2020-12-15 Qualcomm Incorporated Conditional reference signal transmission and measurement
CN109302729B (zh) * 2017-07-24 2022-03-15 中国联合网络通信集团有限公司 一种网络切换方法及接入设备
WO2019080137A1 (zh) 2017-10-28 2019-05-02 Oppo广东移动通信有限公司 传输数据的方法、网络设备和终端设备
CN112738825A (zh) * 2018-06-15 2021-04-30 Oppo广东移动通信有限公司 上报测量信息的方法、配置终端设备的方法和设备
CN111343680B (zh) * 2020-03-02 2022-04-01 东南大学 一种基于参考信号接收功率预测的切换时延减少方法
CN117769854A (zh) * 2022-07-25 2024-03-26 北京小米移动软件有限公司 一种信息传输方法、装置、通信设备及存储介质
WO2024091236A1 (en) * 2022-10-27 2024-05-02 Rakuten Mobile, Inc. System, method, and computer program for smart anr management for nsa devices

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5059062B2 (ja) * 2009-07-08 2012-10-24 シャープ株式会社 通信システム、移動局装置および基地局装置
US20120028286A1 (en) * 2010-07-30 2012-02-02 Saller Charles F Method for evaluating the breakdown of proteins, polypeptides and peptides
JP5791638B2 (ja) * 2011-01-31 2015-10-07 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブアメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 端末及び品質送信方法
US9451515B2 (en) * 2011-05-06 2016-09-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and apparatus for neighbor cell range extension
EP2725845B1 (en) * 2011-08-05 2018-05-16 Panasonic Intellectual Property Corporation of America Terminal, transmitting device, reception quality reporting method and reception method
JP6047491B2 (ja) 2011-08-12 2016-12-21 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America ハンドオーバ制御方法、無線通信端末及び無線通信装置
US9008720B2 (en) * 2011-09-26 2015-04-14 Blackberry Limited Method and system for small cell discovery in heterogeneous cellular networks
US10646160B2 (en) * 2012-01-19 2020-05-12 Technion Research & Development Foundation Limited Vessel imaging system and method
US9301161B2 (en) * 2012-07-27 2016-03-29 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for available bandwidth estimation by a user equipment in idle and/or connected mode
WO2014021761A2 (en) * 2012-08-02 2014-02-06 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) A node and method for handing over a sub-set of bearers to enable multiple connectivity of a terminal towards several base stations
US9900872B2 (en) * 2013-04-17 2018-02-20 Futurewei Technologies, Inc. Systems and methods for adaptive transmissions in wireless network
US9271205B2 (en) * 2013-10-31 2016-02-23 Google Technology Holdings LLC Measurement management in small-cell systems

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015115037A1 (ja) 2015-08-06
JPWO2015115037A1 (ja) 2017-03-23
US20160269967A1 (en) 2016-09-15
US10433231B2 (en) 2019-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6411383B2 (ja) 端末及びハンドオーバ判定方法
JP6718493B2 (ja) 基地局、受信品質取得方法及び集積回路
US11864008B2 (en) User equipment and network node for configuring measurements of cells and beams in a wireless communication system
US10277379B2 (en) UE, network node and methods of assisting measurements in mixed signal configuration
EP3193548B1 (en) Wireless terminal and method thereof
US10959104B2 (en) Measurement control method and base station
CN112074004B (zh) 无线电终端、无线电站及其方法
US10512041B2 (en) Method and system for minimizing power consumption of user equipment during cell detection
US20220104300A1 (en) Reporting From User Equipment to the Network for Radio Link Monitoring, Beam Failure Detection, and Beam Failure Recovery
WO2015170569A1 (ja) ユーザ端末、基地局および無線通信方法
KR20130036510A (ko) 무선 통신 시스템에서 무선 링크 모니터링 장치 및 방법
US10645661B2 (en) Configuring discovery signals
KR102483791B1 (ko) 유저장치
WO2019097660A1 (ja) ユーザ装置
CN108882264B (zh) 双连接下异频邻区的测量方法及***
EP3903521A1 (en) Anr configuration, measurements and reporting for power limited devices
TWI770884B (zh) 支援5g新無線電未授權頻譜中基於參考訊號的測量的ue能力信令
WO2013123637A1 (en) Enhanced measurement for new carrier type
JP2020017976A (ja) 端末装置、無線通信システム、制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170419

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170419

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6411383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees