JP6409360B2 - 培養装置及び培養袋 - Google Patents

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Description

本発明は、被培養物を含む培養液を収容して被培養物を培養する培養装置及び当該培養装置に用いられる培養袋に関する。
近年、医薬品産業の大部分を占める新薬市場の主流が、低分子医薬品からバイオ医薬品へ移行している。このバイオ医薬品の生産には、微生物、細胞、菌等の被培養物を培養する培養法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
培養法には、従来からステンレス製の培養容器を有する培養システムが用いられてきた。この培養容器には被培養物を含む培養液が収容され、撹拌器によって培養液が撹拌される。このようにして、被培養物の培養が行われるようになっている。この培養システムにおいて新たに培養を行う際には、培養液を培養容器に収容する前に、培養容器や撹拌器等を洗浄し、滅菌を行っている。
多くの培養装置では、培養容器や撹拌器等を分解することなく洗浄する定置洗浄(CIP:Clean in place)が可能になっている。このことにより、比較的容易に洗浄を行うことが可能になっている。しかしながら、このような定置洗浄を行う場合であっても、人手による作業は依然として残っている。また、バリデーションとして、定期的に洗浄性や洗浄後の培養液の残存量の確認を行い、洗浄性の検証を行っている。このため洗浄に多くの時間が費やされているという問題がある。なお、定置洗浄では洗浄性が不十分となる場合には、分解洗浄が行われ、この場合には、更に多くの時間が費やされる。このため、バイオ医薬品の生産工程の短縮化が困難になっている。
このことに対処するために、培養液を収容する使い捨て可能な可撓性培養袋を用いて被培養物の培養を行う培養装置が知られている(例えば、特許文献2及び3参照)。この培養袋は、滅菌されて清浄な状態に維持されているため、上述したステンレス製の培養容器を用いる場合のような洗浄、滅菌、定期バリデーションといった工程等を不要とすることができる。このため、バイオ医薬品の生産工程を短縮し、単位時間あたりのバイオ医薬品の生産量を増大させることを可能にしている。
特許文献2または3に示す培養袋は、複数の本体フィルムをヒートシールすることにより製袋される。培養袋内に、エアーを供給するためのスパージャーが配置されており、スパージャーには、培養袋内にエアーを供給するためのエアー供給管が接続されている。また、培養袋内に培養液を注入するための培養液注入用チューブも、培養袋内に設けられている。
培養袋内に設けられたエアー供給管や培養液注入用チューブのような軸状部材は、本体フィルムのヒートシールされた領域から環状に延び出した保持用フィルムによって保持される。環状の保持用フィルムの両端部が2つの本体フィルムの縁部の間に挟まれ、これらが共にヒートシールされることにより、保持用フィルムが本体フィルムに取り付けられている。
特開2005−168341号公報 特許第4986659号明細書 特許第4991352号明細書
しかしながら、保持用フィルムを2つの本体フィルムと共にヒートシールすると、2つの本体フィルムをヒートシールしたシール領域に、保持用フィルムによる段差が形成される。このため、2つの本体フィルムをヒートシールした領域に隙間が生じ易くなり、培養袋に収容された培養液が漏れるおそれがあった。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、培養液が漏れるおそれを低減した培養袋及び培養装置を提供することを目的とする。
本発明による培養装置は、被培養物を含む培養液を収容する袋本体と、
前記袋本体内に設けられた軸状部材と、
前記袋本体に固定された保持用フィルムであって、前記軸状部材が挿入されると共に当該軸状部材を保持する保持空間を形成するための保持用フィルムと、を備え、
前記袋本体は、本体フィルムにより構成され、且つ、重ねられた本体フィルムの縁部が接合されてなるシール領域を有し、
前記保持用フィルムは、前記袋本体の前記シール領域以外の領域に固定されている。
本発明による培養装置において、前記本体フィルムは、胴部フィルムを含み、前記保持用フィルムは、前記胴部フィルムに固定されていてもよい。
本発明による培養装置において、複数の前記保持用フィルムが、前記軸状部材の長手方向に沿って並べて配置されていて、すべての保持用フィルムが、前記胴部フィルムに固定されていてもよい。
本発明による培養装置において、前記保持用フィルムは、前記本体フィルムに接合された複数の接合領域と、隣り合う2つの前記接合領域の間を延びる胴体領域と、を含み、前記隣り合う2つの接合領域と、当該隣り合う2つの接合領域の間を延びる胴体領域と、前記本体フィルムと、によって囲まれる空間内に前記保持空間が形成されていてもよい。
本発明による培養装置において、前記軸状部材の長手方向に沿った前記胴体領域の長さは、前記軸状部材の長手方向に沿った前記接合領域の長さよりも短くてもよい。
本発明による培養装置において、前記保持用フィルムは、前記本体フィルムとの間で複数の前記保持空間を形成していてもよい。
本発明による培養装置において、前記保持用フィルムは、前記本体フィルムのシール領域を跨ぐようにして、当該本体フィルムに掛け渡されており、前記本体フィルムと前記保持用フィルムとにより囲まれる空間内に前記保持空間が形成されていてもよい。
本発明による培養装置において、前記保持用フィルムは、無端状に形成されていて、当該無端状に形成された保持用フィルムに囲まれる空間内に前記保持空間が形成されていてもよい。
本発明による培養装置において、前記保持用フィルム及び前記本体フィルムは、同種の積層体から形成されていてもよい。
本発明による培養袋は、被培養物を含む培養液を収容する袋本体と、
前記袋本体に固定された保持用フィルムであって、前記袋本体内を通るようになる軸状部材が挿入されると共に当該軸状部材を保持する保持空間を形成するための保持用フィルムと、を備え、
前記袋本体は、本体フィルムにより構成され、且つ、重ねられた本体フィルムの縁部が接合されてなるシール領域を有し、
前記保持用フィルムは、前記袋本体の前記シール領域以外の領域に固定されている。
本発明によれば、軸状部材を保持するための保持用フィルムが、本体フィルム同士をヒートシールしたシール領域以外の領域に固定されているため、本体フィルム同士をヒートシールしたシール領域に、保持用フィルムによる段差が形成されない。このため、本体フィルム同士をヒートシールしたシール領域に隙間が形成されることを抑制し、袋本体に収容された培養液が漏れるおそれを低減することができる。
本発明の一実施の形態による培養装置を示す正面図。なお、理解を容易にすべく、一部の構成要素を簡略化して示している。 図1に示す培養装置の培養袋を示す斜視図。 図1に示す培養装置の保持用フィルムを拡大して示す斜視図。 図1に示す線IV−IVに沿った培養装置の断面を示す断面図。 図2に示す培養袋を構成する本体フィルムの層構成の一例を示す断面図。 図3に対応する図であって、保持用フィルムの他の形態を示す斜視図。 図3に対応する図であって、保持用フィルムのさらに他の形態を示す断面図。 図3に対応する図であって、保持用フィルムのさらに他の形態を示す断面図。 図2に対応する図であって、保持用フィルムのさらに他の形態を示す斜視図。 図9に示す線X−Xに沿った培養装置の断面を示す断面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。図1乃至図4は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、本発明の一実施の形態による培養装置1を示す正面図である。
図1に示す培養装置1は、細胞、微生物、菌等の被培養物8aを含む培養液8を収容して被培養物8aを培養するためのものである。図1及び図2に示すように、培養装置1は、培養液8を収容する袋本体10と、回転軸Xの周りで回転自在となるように袋本体10内に設けられた攪拌器30と、を備えている。
先ず、袋本体10について図2を参照して説明する。図2は、図1に示す袋本体10を拡大して示す斜視図である。袋本体10は、全体として、円筒状に形成されている。袋本体10は、複数の本体フィルム11をヒートシールすることにより製袋されている。ヒートシールとしては、例えばインパルスシールやバーシールが挙げられる。袋本体10を構成する複数の本体フィルム11は、一対の胴部フィルムをなす第1胴部フィルム12及び第2胴部フィルム13と、各胴部フィルム12、13の上縁部に接合された上部フィルム14と、各胴部フィルム12、13の下縁部に接合された底部フィルム15と、を含んでいる。
各フィルム12、13、14、15の縁部は、ヒートシールにより接合されている。すなわち、第1胴部フィルム12の両側縁部と第2胴部フィルム13の両側縁部とがヒートシールにより接合されて、側部シール領域16がそれぞれ形成されている。図2に示す例では、側部シール領域16は、鉛直方向に沿って略直線状に延びている。また、各胴部フィルム12、13の上縁部と上部フィルム14の周縁部とがヒートシールにより接合されて、上部シール領域17が形成され、各胴部フィルム12、13の下縁部と底部フィルム15の周縁部とがヒートシールにより接合されて、下部シール領域18が形成されている。
なお、各胴部フィルム12、13の上縁部は、図2に示すように、上方に凸となるように湾曲状に形成されている。このことにより、当該上縁部に接合される上部フィルム14は、上方に凸となるように湾曲状に形成されている。同様に、各胴部フィルム12、13の下縁部は、下方に凸となるように湾曲状に形成されており、当該下縁部に接合される底部フィルム15は、下方に凸となるように湾曲状に形成されている。
図5に、本体フィルム11の層構成の一例を示す。図5に示す本体フィルム11は、本体フィルム11に近接する側から離間する側に向かって、ポリエチレン(PE)層65、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)層66、ナイロン(ON)層67及びポリエチレンテレフタレート(PET)層68がこの順で積層された積層体である。一例として、保持用フィルム60の厚さは、100μm〜350μm程度に設定される。
このうち、ポリエチレン層65は、主としてポリエチレン成分からなる層である。ポリエチレン層65は、ヒートシール性をもつ。エチレンビニルアルコール共重合体層66は、主としてエチレンビニルアルコール共重合体成分からなる層である。エチレンビニルアルコール共重合体層66は、本体フィルム11にガスバリア性を付与すべく設けられている。ナイロン層67は、主としてナイロン成分からなる層である。ナイロン層67は、本体フィルム11に耐ピンホール性とりわけ耐突き刺し性、耐屈曲性及び耐摩耗性を付与するべく設けられている。ポリエチレンテレフタレート層68は、主としてポリエチレンテレフタレート成分からなる層である。ポリエチレンテレフタレート層68は、ポリエチレン層65、エチレンビニルアルコール共重合体層66及びナイロン層67を支持する基材として機能する。また、ポリエチレンテレフタレート層68は、本体フィルム11に耐熱性を付与する機能をもつ。
図2に戻って、第1胴部フィルム12には、複数の物性用開孔23が互いに間隔を空けて配置されている。図2に示す例では、3つの物性用開孔23が設けられており、温度センサ56、pHセンサ57およびDo(溶存酸素)センサ58が、対応する物性用開孔23に挿入されている。温度センサ56は、袋本体10内の培養液8の温度を計測し、pHセンサ57は、袋本体10内の培養液8のpHを計測し、Doセンサ58は、袋本体10内の培養液8の溶存酸素量を計測するためのものである。
加えて、これら3つの物性用開孔23に並べてサンプリング用開孔24が配置されている。サンプリング用開孔24には、サンプリングチューブ59が挿入されている。第1胴部フィルム12にサンプリングチューブ59が取り付けられていることにより、培養中の培養液8をサンプリングチューブ59から取り出し可能となる。
一方、図1及び図2に示すように、袋本体10の上部フィルム14には、培養液注入チューブ50、気体排出部51及び気体供給チューブ53を取り付けるための上面開孔21が設けられている。培養液注入チューブ50は、不図示の培養液供給部から供給される被培養物8aを含む培養液8を、袋本体10内に注入するべく設けられている。図1に示すように、培養液注入チューブ50は、上面開孔21を通って第1胴部フィルム12に沿って底部フィルム15の近傍まで延びている。気体排出部51は、培養液注入チューブ50から袋本体10に培養液8を注入する際に、袋本体10内の気体を排出するべく設けられている。
気体供給チューブ53は、不図示の気体供給部から袋本体10内の培養液8に空気9を供給するためのものである。気体供給チューブ53は、上面開孔21を通って第1胴部フィルム12に沿って延び、袋本体10内に配置された気体導入部52に接続されている。気体導入部52は、スパージャーとも呼ばれる。気体導入部52は、袋本体10内に収容された培養液8に、気体供給チューブ53から供給される空気9等の気体を導入するためのものである。本実施の形態の気体導入部52は、底部フィルム15に対して間隔を空けながら、当該底部フィルム15に沿って配置されている。
なお、袋本体10に取り付けられる上述した培養注入部50、サンプリングチューブ59のような各チューブ類の配置は、図1及び図2に示すような配置に限られることはなく、任意に設定可能である。
さらに、袋本体10の上部フィルム14に上側軸受開孔20が設けられ、袋本体10の底部フィルム15に下側軸受開孔22が設けられている。上側軸受開孔20及び下側軸受開孔22には、撹拌器30を回転可能に支持するための上側軸受部33及び下側軸受部34がそれぞれ取り付けられている。
上側軸受部33と下側軸受部34とにより袋本体10内で回転可能に支持された撹拌器30は、上側軸受部33と下側軸受部34との間を延びる回転シャフト31と、回転シャフト31に設けられた複数の撹拌用羽根32と、を有している。回転シャフト31の軸線が攪拌器30の回転軸Xに一致する。図1に示す例では、回転軸Xは上下方向に平行な直線からなり、回転シャフト31の上端部側が回転シャフト31の下端部側よりも上下方向における上方に位置している。また、攪拌器30の回転シャフト31の上端部には、撹拌駆動装置6から磁気カップリング方式で駆動力が伝達されるようになっている。
複数の撹拌用羽根32は、回転軸Xに沿って並べて配置されている。本実施の形態では、2つの撹拌用羽根32が回転軸Xに沿って間隔をあけて配置されている。攪拌器30が複数の撹拌用羽根32を有することにより、袋本体10内の培養液8をよりムラなく攪拌することができるようになっている。
このような攪拌器30によれば、撹拌駆動装置6から伝達される駆動力によって、攪拌器30の回転シャフト31および撹拌用羽根32が回転するようになっている。
上述のように、袋本体10内には、上部フィルム14の上面開孔21を通って第1胴部フィルム12に沿って底部フィルム15に向かって延びる軸状の部材からなる培養液注入チューブ50及び気体供給チューブ53が設けられている。これら袋本体10内に設けられた軸状の部材50、53は、撹拌器30によって袋本体10内の培養液8を撹拌したときにずれることがないよう、本体フィルム11に保持される必要がある。そこで、袋本体10に、軸状部材50、53を保持するための保持用フィルム60が固定されている。保持用フィルム60は、軸状部材50、53が挿入されると共に当該軸状部材50、53を保持する保持空間Sを形成する。保持用フィルム60によって形成される保持空間S内で軸状部材50、53が保持されることにより、撹拌器30によって袋本体10内の培養液8が撹拌されたときであっても、軸状部材50、53がずれることを防ぐことができる。
ここでいう軸状部材50、53とは、袋本体10内で保持されるべき、袋本体10内を延びる軸状の部材をいう。典型的な軸状部材50、53として、培養液、水分、エアー等を供給する各種配管乃至チューブ類50、53のような管状の部材、あるいは、各種センサ類56〜58の配線等が挙げられる。本実施の形態において各軸状部材50、53の長手方向Yは、平行である。また、各軸状部材50、53の長手方向Yは、撹拌器30の回転軸Xの延びる方向と平行になっている。
本実施の形態の保持用フィルム60は、袋本体10を構成する本体フィルム11のヒートシールされた領域16〜18以外の領域に固定されている。このような形態によれば、本体フィルム11同士をヒートシールしたシール領域16〜18に、保持用フィルム60による段差が形成されない。このため、シール領域16〜18に隙間が形成されることを抑制し、袋本体10に収容された培養液が漏れるおそれを低減することができる。
とりわけ、図1及び図2に示す例では、保持用フィルム60は、第1胴部フィルム12に固定され、第1胴部フィルム12との間で軸状部材50、53を保持する保持空間Sを形成している。したがって、軸状部材50、53は、第1胴部フィルム12に沿った位置で保持されることになる。さらに、図1及び図2に示す培養装置1では、複数の保持用フィルム60が、軸状部材50、53の長手方向Yに沿って並べて配置されている。図示する例では、3つの保持用フィルム60が、前記長手方向Yに沿って並べて配置されている。典型的には、培養液8を200L収容可能な培養装置1において、3つの保持用フィルム60が前記長手方向Yに沿って並べられ、培養液8を50L収容可能な培養装置1において、2つの保持用フィルム60が前記長手方向Yに沿って並べられる。また、図1及び図2に示す培養装置1では、各保持用フィルム60によって形成される保持空間Sに、複数の軸状部材50、53が挿入されている。
図3に、保持用フィルム60の斜視図を示し、図4に、保持用フィルム60及び保持用フィルム60が接合された本体フィルム11の断面を示す。図3及び図4に示すように、保持用フィルム60は、本体フィルム11に接合された複数の接合領域61と、隣り合う2つの接合領域61の間を延びる胴体領域62と、を含んでいる。各接合領域61は、本体フィルム11に沿って延びている。胴体領域62は、本体フィルム11から離間し、湾曲面を構成している。隣り合う2つの接合領域61と胴体領域62と本体フィルム11とに囲まれる空間に上述の保持空間Sが形成されている。図4に示す例では、各軸状部材50、53は、保持用フィルム60の胴体領域62と第1胴部フィルム12との間に挟まれ且つこれらに接触している。保持用フィルム60の胴体領域62が保持空間Sに挿入される軸状部材50、53から押し広げられて胴体領域62に元に戻ろうとする復元力が発生する。これにより、軸状部材50、53が胴体領域62と第1胴部フィルム12との間で弾性的に挟持されている。ただし、各軸状部材50、53は、保持空間S内に位置するようになっていればよく、必ずしも胴体領域62と第1胴部フィルム12とに接触していなくてもよい。
本実施の形態において、保持用フィルム60は、幅が一定の帯状のフィルムからなる。したがって、図3に示すように、軸状部材50、53の長手方向Yに沿った接合領域61の長さL1は、軸状部材50、53の長手方向Yに沿った胴体領域62の長さL2と同程度になっている。言い換えると、撹拌器30の回転軸Xに平行な方向における接合領域61の長さL1は、撹拌器30の回転軸Xに平行な方向における胴体領域62の長さL2と略等しい。保持用フィルム60が、幅が一定の帯状のフィルムにて構成されることにより、保持用フィルム60が歩留まりよく得られる。このため、保持用フィルム60を効率よく作製することができる。
次に、保持用フィルム60の層構成について説明する。一例として、保持用フィルム60は、ポリエチレン層からなる単層体からなる。ポリエチレン層は、主としてポリエチレン成分からなる層である。ポリエチレン層は、ヒートシール性を有するため、保持用フィルム60がポリエチレン層からなる場合、保持用フィルム60を本体フィルム11にヒートシールにより接合することが可能となる。また、ポリエチレン層は培養液8に溶出し難いタイプのものであることが好ましい。この場合、保持用フィルム60から培養液8に不純物が溶出するおそれを極めて低減することができる。
本実施の形態の保持用フィルム60は、袋本体10を構成する本体フィルム11と同じ図5に示す積層体から形成されている。したがって、保持用フィルム60も図5に示す積層体からなる場合、本体フィルム11及び保持用フィルム60をなす材料として、1つの種類の積層体を準備すればよい。このため、本体フィルム11及び保持用フィルム60を製造する手間、材料を管理する手間、並びに、本体フィルム11及び保持用フィルム60を製造する費用を低減することができる。つまり、保持用フィルム60を効率よく得ることができ、この結果、培養装置1を効率よく作製することに寄与する。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態の培養装置1の使用方法について説明する。
まず、上部フィルム14の上面開孔21を通って第1胴部フィルム12に沿って底部フィルム15に向かって延びる培養液注入チューブ50から、袋本体10内に被培養物8aを含む培養液8が注入される。この際、気体排出部51から、袋本体10内の気体が排出される。このことにより、袋本体10内にスムーズに培養液8を注入することができる。
次に、撹拌駆動装置6から伝達される駆動力によって、攪拌器30の回転シャフト31および撹拌用羽根32を回転させる。これにより、袋本体10内の培養液8が撹拌されていく。培養を行っている間、培養システム1の気体供給部(図示せず)から気体供給チューブ53を通って気体導入部52に空気9が供給され、気体導入部52から、対流している培養液8に空気9が導入される。上述のように、培養液注入チューブ50及び気体供給チューブ53は、保持用フィルム60と第1胴部フィルム12との間に形成された保持空間Sに、挿入されて保持されている。保持空間S内で軸状部材50、53が保持されることにより、撹拌器30による培養液8の撹拌によって軸状部材50、53がずれることを防ぐことができる。
培養が終了すると、攪拌器30を停止させ、袋本体10内での培養液8の撹拌が止まる。その後、袋本体10から下側軸受部34を介して培養液8が排出される。なお、培養中に必要に応じて、サンプリングチューブ59から培養中の培養液8が取り出されて、培養状態の確認が行われてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、軸状部材50、53が挿入されると共に当該軸状部材50、53を保持する保持空間Sを形成するための保持用フィルム60を備え、保持用フィルム60は、袋本体10を構成する本体フィルム11のヒートシールされた領域以外の領域に固定されている。このような形態によれば、軸状部材50、53を保持するための保持用フィルム60が、本体フィルム11同士をヒートシールしたシール領域16〜18以外の領域に固定されているため、本体フィルム11同士をヒートシールしたシール領域16〜18に、保持用フィルム60による段差が形成されない。このため、シール領域16〜18に隙間が形成されることを抑制し、袋本体10に収容された培養液8が漏れるおそれを低減することができる。
さらに、従来のように、環状の保持用フィルムの両端部が2つの本体フィルム11の縁部の間に挟まれヒートシールされる場合、このシール領域16〜18に形成される保持用フィルムによる段差が大きく形成されないよう、保持用フィルム60の厚みはあまり大きく形成されない。一方、本実施の形態の保持用フィルム60は、シール領域16〜18以外の領域に固定されているため、保持用フィルム60の厚みを大きくすることが可能である。このため、従来よりも、保持用フィルム60の剛性を高めることができ、軸状部材50、53を保持空間S内でより安定して保持することが可能となる。加えて、保持用フィルム60の厚みを大きくすることができるため、袋本体10を構成する本体フィルム11と同一の厚みさらには同種の材料から保持用フィルム60を作製することも可能となる。この場合、1種類のフィルム材料から切り出して、保持用フィルム60と本体フィルム11とを得ることも可能である。この場合、保持用フィルム60及び本体フィルム11を効率よく作製ことができ、この結果、培養装置1を効率よく作製することに寄与する。
また、本実施の形態によれば、複数の本体フィルム11は、互いに対向して配置された一対の胴部フィルム12、13と、一対の胴部フィルム12、13に下方から接続された底部フィルム15と、を含み、保持用フィルム60は、胴部フィルム12に固定されている。したがって、軸状部材50、53は、胴部フィルム12に沿った位置で保持される。仮に、軸状部材50、53が胴部フィルム12から離れると、撹拌器30によって袋本体10内の培養液8を撹拌したときに、撹拌による培養液8の流れの影響を受けて動きやすくなる。したがって、軸状部材50、53が保持用フィルム60と胴部フィルム12との間で保持されることにより、軸状部材50、53が第1胴部フィルム12から離れ難くなり、撹拌時にずれるおそれをさらに効果的に低減することができる。
また、本実施の形態によれば、複数の保持用フィルム60が、軸状部材50、53の長手方向Yに沿って並べて配置されている。このような形態によれば、軸状部材50、53が第1胴部フィルム12に沿った複数の位置で保持されることになるため、軸状部材50、53が第1胴部フィルム12から一層離れ難くなる。したがって、撹拌器30によって袋本体10内の培養液8を撹拌したときに、軸状部材50、53が撹拌による培養液8の流れの影響を一層受け難くなり、撹拌時にずれることをさらに効果的に防ぐことができる。
また、本実施の形態によれば、保持用フィルム60は帯状のフィルムからなり、保持用フィルム60は、本体フィルム11に接合された複数の接合領域61と、隣り合う2つの接合領域61の間を延びる胴体領域62と、を含み、隣り合う2つの接合領域61と、当該隣り合う2つの接合領域61の間を延びる胴体領域62と、本体フィルム11と、によって囲まれる空間内に保持空間Sが形成されている。このような形態によれば、帯状のフィルムからなる保持用フィルム60を本体フィルム11に接合させることにより、保持用フィルム60と本体フィルム11との間に、軸状部材50、53を保持するための保持空間Sを形成することができる。この場合、保持用フィルム60を歩留まりよく得ることができ、この結果、培養装置1を効率よく作製することに寄与する。
また、本実施の形態によれば、複数の本体フィルム11をヒートシールすることにより製袋され、被培養物8aを含む培養液8を収容する袋本体10と、袋本体10に固定された保持用フィルム60であって、袋本体10内を通るようになる軸状部材50、53が挿入されると共に当該軸状部材50、53を保持する保持空間Sを形成するための保持用フィルム60と、を備え、保持用フィルム60が袋本体10を構成する本体フィルム11のヒートシールされた領域16〜18以外の領域に固定された、培養袋2が提供される。このような培養袋2によれば、軸状部材50、53を保持するための保持用フィルム60が、本体フィルム11同士をヒートシールしたシール領域16〜18以外の領域に固定されているため、本体フィルム11同士をヒートシールしたシール領域16〜18に、保持用フィルム60による段差が形成されない。このため、シール領域16〜18に隙間が形成されることを抑制し、袋本体10に収容された培養液8が漏れるおそれを低減することができる。
≪変形例≫
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
上述した実施の形態では、図3に示すように、軸状部材50、53の長手方向Yに沿った方向における、接合領域61の長さL1と胴体領域62の長さL2とが略等しい例を示したが、保持用フィルム60の形態は、このような例に限定されない。図6に、保持用フィルム60の他の形態を示す。図6に示す例では、保持用フィルム60をなす帯状のフィルムの幅が、接合領域61よりも胴体領域62のほうが狭くなっている。言い換えると、軸状部材50、53の長手方向Yに沿った胴体領域62の長さL2は、軸状部材50、53の長手方向Yに沿った接合領域61の長さL1よりも短くなっている。
図6に示す保持用フィルム60は、本体フィルム11側からみてH状の形状を有している。胴体領域62は、一の接合領域61のうちの軸状部材50、53の長手方向Yにおいて中間となる部分から、他の接合領域61のうちの軸状部材50、53の長手方向Yにおいて中間となる部分まで延びている。
このような形態によれば、軸状部材50、53を保持用フィルム60に挿入するときに、軸状部材50、53と保持用フィルム60との接触する領域を少なくすることができる。このため、軸状部材50、53と保持用フィルム60との間の摩擦力を小さくすることができ、軸状部材50、53を保持用フィルム60に容易に挿入することが可能となる。
また、上述した実施の形態では、図4に示すように、保持用フィルム60と本体フィルム11との間に形成される1つの保持空間Sに、2つの軸状部材50、53が挿入される例を示したが、このような例に限定さない。図7に、保持用フィルム60のさらに他の形態を示す。図7に示す例では、保持用フィルム60は、本体フィルム11に接合された3つの接合領域61と、隣り合う2つの接合領域61の間を延びる合計で2つの胴体領域62と、を含んでいる。一の隣り合う2つの接合領域61a、61bと、当該隣り合う2つの接合領域61a、61bの間を延びる胴体領域62aと、本体フィルム11と、によって囲まれる空間内に一方の保持空間Sが形成されている。他の隣り合う2つの接合領域61b、61cと、当該隣り合う2つの接合領域61b、61cの間を延びる胴体領域62bと、本体フィルム11と、によって囲まれる空間内に他方の保持空間Sが形成されている。したがって、各保持用フィルム60は、本体フィルム11との間で2つの保持空間Sを形成している。
このような形態によれば、複数の保持空間Sの大きさを異なる大きさに形成することができるため、各軸状部材50、53の大きさに応じて当該軸状部材50、53を挿入する保持空間Sを選択することができる。このため、軸状部材50、53の大きさが異なるような場合であっても、各軸状部材50、53を安定して保持することができる。
また、上述した実施の形態では、図4に示すように、保持用フィルム60と胴部フィルム12との間に、軸状部材50、53を保持するための保持空間Sが形成された例を示したが、保持空間Sの形成態様は、このような例に限定さない。図8に、保持空間Sの他の形成態様を示し、図9及び図10に、保持空間Sのさらに他の形成態様を示す。
このうち、図8に示す例では、保持用フィルム60は、無端状に形成され、筒状の形状を有している。無端状に形成された保持用フィルム60に囲まれる空間内に保持空間Sが形成されている。この保持空間Sに軸状部材50、53が挿入され、当該保持空間S内で軸状部材50、53が保持されている。
図8に示す例では、筒状の保持用フィルム60は、軸状部材50、53の長手方向Yに直交する断面において、楕円形の形状を有している。保持用フィルム60の表面のうち、保持空間Sをなす表面とは反対側となる表面の一部が、本体フィルム11をなす胴部フィルム12にヒートシールされている。したがって、保持用フィルム60の胴部フィルム12側の表面は、図5に示すポリエチレン層65からなる。
このような形態によれば、軸状部材50、53を本体フィルム11に接触させることなく保持用フィルム60によって保持することができる。このため、本体フィルム11が軸状部材50、53との接触により摩耗や傷が付けられることを抑制することができる。
一方、図9及び図10に示す例では、保持用フィルム60は、本体フィルム11同士がヒートシールされたシール領域16を跨ぐようにして、当該本体フィルム11のシール領域16以外の領域に掛け渡されている。そして、本体フィルム11と保持用フィルム60とにより囲まれる空間内に保持空間Sが形成されている。
図9及び図10に示す例では、2つの保持用フィルム60が、軸状部材50、53の長手方向Yに沿って並べて配置されている。各保持用フィルム60は、第1胴部フィルム12に接合された接合領域61aと、第2胴部フィルム12に接合された接合領域61bと、隣り合う2つの接合領域61a、bの間を延びる胴体領域62と、を含んでいる。2つの接合領域61a、61bは、それぞれ、第1胴部フィルム12及び第2胴部フィルム13に沿って延びている。胴体領域62は、第1胴部フィルム12及び第2胴部フィルム13から離間し、湾曲した形状を有している。隣り合う2つの接合領域61a、61bと胴体領域62と2つの胴部フィルム12、13とに囲まれる空間に上述の保持空間Sが形成されている。
このような形態によれば、保持用フィルム60がシール領域16を跨ぐようにして本体フィルム11に掛け渡されているため、保持用フィルム60の胴体領域62が本体フィルム11から離間し易くなる。このため、保持用フィルム60と本体フィルム11との間に形成される保持空間Sを拡げやすくなり、軸状部材50、53を保持空間Sに容易に挿入することができる。つまり、軸状部材50、53を保持空間Sに挿入する作業性が向上する。
なお、以上、複数の変形例について説明してきたが、当然に複数の変形例を組み合わせることも可能である。
1 培養装置
2 培養袋
8a 被培養物
8 培養液
10 袋本体
11 本体フィルム
12、13 胴部フィルム
14 上部フィルム
15 底部フィルム
16〜18 シール領域
30 撹拌器
50 軸状部材(培養液注入チューブ)
53 軸状部材(気体供給チューブ)
60 保持用フィルム
61 接合領域
62 胴体領域
S 保持空間
Y 軸状部材の長手方向

Claims (10)

  1. 被培養物を含む培養液を収容する袋本体と、
    前記袋本体内に設けられた軸状部材と、
    前記袋本体に固定された保持用フィルムであって、前記軸状部材が挿入されると共に当該軸状部材を保持する保持空間を形成するための保持用フィルムと、を備え、
    前記袋本体は、本体フィルムにより構成され、且つ、重ねられた本体フィルムの縁部が接合されてなるシール領域を有し、
    前記保持用フィルムは、前記袋本体の前記シール領域以外の領域に固定されており、
    前記本体フィルムは、胴部フィルムを含み、
    前記保持用フィルムは、前記胴部フィルムに固定され、
    複数の前記保持用フィルムが、前記軸状部材の長手方向に沿って並べて配置されていて、
    前記複数の保持用フィルムが、前記胴部フィルムに固定されている、培養装置。
  2. 前記複数の保持用フィルムには、前記軸状部材において前記長手方向に沿って延びる部分の中間部分を保持する前記保持空間を形成するための保持用フィルムが含まれる、請求項1に記載の培養装置。
  3. 前記本体フィルムは、前記胴部フィルムの一方の縁部側に配置される上部フィルムと、前記胴部フィルムの他方の縁部側に配置される下部フィルムと、を含み、
    前記複数の保持用フィルムには、前記上部フィルム側に配置される第1の保持用フィルムと、前記下部フィルム側に配置される第2の保持用フィルムと、前記第1の保持用フィルムと前記第2の保持用フィルムとの間に配置される第3の保持用フィルムとが含まれる、請求項1又は2に記載の培養装置。
  4. 前記保持用フィルムは、前記本体フィルムに接合された複数の接合領域と、隣り合う2つの前記接合領域の間を延びる胴体領域と、を含み、
    前記隣り合う2つの接合領域と、当該隣り合う2つの接合領域の間を延びる胴体領域と、前記本体フィルムと、によって囲まれる空間内に前記保持空間が形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の培養装置。
  5. 前記軸状部材の長手方向に沿った前記胴体領域の長さは、前記軸状部材の長手方向に沿った前記接合領域の長さよりも短い、請求項4に記載の培養装置。
  6. 前記保持用フィルムは、前記本体フィルムとの間で複数の前記保持空間を形成している、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の培養装置。
  7. 前記保持用フィルムは、前記本体フィルムの前記シール領域を跨ぐようにして、当該本体フィルムに掛け渡されており、
    前記本体フィルムと前記保持用フィルムとにより囲まれる空間内に前記保持空間が形成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の培養装置。
  8. 前記保持用フィルムは、無端状に形成されていて、
    当該無端状に形成された保持用フィルムに囲まれる空間内に前記保持空間が形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の培養装置。
  9. 前記保持用フィルム及び前記本体フィルムは、同種の積層体から形成されている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の培養装置。
  10. 被培養物を含む培養液を収容する袋本体と、
    前記袋本体に固定された保持用フィルムであって、前記袋本体内を通るようになる軸状部材が挿入されると共に当該軸状部材を保持する保持空間を形成するための保持用フィルムと、を備え、
    前記袋本体は、本体フィルムにより構成され、且つ、重ねられた本体フィルムの縁部が接合されてなるシール領域を有し、
    前記保持用フィルムは、前記袋本体の前記シール領域以外の領域に固定されており
    前記本体フィルムは、胴部フィルムを含み、
    前記保持用フィルムは、前記胴部フィルムに固定され、
    複数の前記保持用フィルムが、前記軸状部材の長手方向に沿って並べて配置されていて、
    すべての保持用フィルムが、前記胴部フィルムに固定されている、培養袋。
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