JP6409344B2 - プログラムおよび電子機器 - Google Patents
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Description
電子機器は、上記プログラムを搭載する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による携帯端末20の外観を例示する図であり、図1(a) は正面図、図1(b) は背面図である。図1(a) において、携帯端末20の正面に、カメラ26と、表示・入力部25とが設けられる。図1(b) において、携帯端末20の背面にカメラ27が設けられる。
なお、カメラ機能を発揮する際にカメラ26を使用してもよい。
表示・入力部25は、表示面22と、位置検出部23とを含む。表示面22は、上述したように操作面を兼ねる。位置検出部23は、指による接触位置を示す位置検出信号と、表示制御部33が有する表示情報(表示・入力部25の表示面22のどこに、何を表示させているかを示す情報)とに基づいて、表示・入力部25の画面上の対象(アイコン21など)を特定する。
制御部30は、プログラム実行部32と、表示制御部33と、通信制御部34と、不揮発性メモリ35とを含み、携帯端末20内の各部の動作を制御する。プログラム実行部32は、オペレーションシステム(OS)と呼ばれる基本プログラムを実行した上で、OS上で動作するアプリを不揮発性メモリ35から読み込んで実行する。
通信部28は、通信制御部34からの指示に応じて無線通信を行う。通信部28は、不図示の無線LANのアクセスポイントを経由する通信と、不図示の携帯電話回線網を経由する通信とが可能に構成されている。
上述したように、プログラム実行部32がカメラ用のアプリを実行した場合、制御部30がカメラ26または27を起動して撮影処理を可能とする。例えば、カメラ用アプリに基づいてカメラ27が起動されると、図3に例示するようなライブビュー画像が表示・入力部25の表示面22に逐次表示される。ライブビュー画像は、撮影指示(レリーズ操作)前にカメラ27によって所定間隔(例えば30フレーム/秒)で繰り返し撮像されるモニタ用画像のことをいう。
ユーザは、レリーズアイコン42をタップ操作することによって携帯端末20に撮影指示を行う。制御部30は、ユーザの指がレリーズアイコン42に触れ、その指がレリーズアイコン42から離れた時点で、カメラ27に撮影開始を指示する。図4(a) を参照して説明すると、時刻t0においてレリーズアイコン42への接触操作が検知され、時刻tPにおいてレリーズアイコン42に対する接触操作が検知されなくなる。制御部30は、直ちにカメラ27へ撮影指示を送る。
タイマー撮影とは、所定の時間を設定したタイマーを開始した後、所定の時間が経過したタイミング(タイマーの終了)で、カメラに撮影指示を送る撮影方法である。制御部30は、ユーザの指がレリーズアイコン42に触れた時間が所定時間T1(時刻t0から時刻t1まで。例えば1秒)より長い場合、タイマー撮影を行う。すなわち、ユーザの指がレリーズアイコン42に触れた時間が所定時間T1より長い場合、その指がレリーズアイコン42から離れた時点より遅れてカメラ27に撮影開始を指示する。図4(b) を参照して説明すると、時刻t0においてレリーズアイコン42への接触操作が検知され、接触操作が時間T1より長く継続されると、制御部30はタイマー撮影を行う。
上記携帯端末20の制御部30(プログラム実行部32)が実行する撮影指示処理の流れについて、図5に例示するフローチャートを参照して説明する。制御部30は、表示・入力部25からの検出信号に基づいて、レリーズアイコン42に対する操作開始を検出すると、図5によるプログラムを起動させる。本実施形態では、図5の処理がカメラ用アプリの処理に含まれる。
なお、上記所定時間T1は、0と設定してもよい。この場合、所定時間T1を設けない構成と等価である。すなわち、携帯端末20の制御部30(プログラム実行部32)は、図5におけるステップS30が常にNOとなるため、ステップS30を省略して実行することができる。レリーズアイコン42に対する接触操作が終了すると、接触操作が継続されていた時間(T2)の長短にかかわらず、接触操作が継続されていた時間(T2)に応じて第2時間(T2’)が決定され、タイマーが開始される。例えば、非常に短い時間で接触操作を終了すれば、第2時間(T2’)も短くなり、タイマー撮影であっても通常撮影を同等の効果が得られる。
(1)携帯端末20に搭載するプログラムは、タイマーを起動する処理(S40)と、レリーズアイコン42に対する接触操作の終了時(t2)からの経過時間が第2時間(T2’)に達するとタイマーを終了する処理(S50)と、をプログラム実行部32に実行させる。タイマー計時の開始をレリーズアイコン42に対する接触操作の終了時(t2)から行うようにしたことで、接触操作の継続時間を短くするか、長くするかによって、タイマー終了までの時間の調節を簡単に行うことができる。
ここで、接触操作の継続時間(T2)が例えば5秒以内と短い場合にT2’=T2とし、接触操作の継続時間(T2)が5秒を超えて長い場合は、T2’>T2としてもよい。具体的には、接触操作の継続時間T2=15秒の場合にT2’=30秒とする。このようにすると、長い計時時間(T2’)を設定したい場合において、計時時間(T2’)よりも接触操作の継続時間(T2)を短く抑えることができるから、操作時間の短縮に有効である。
図6に例示するように、レリーズアイコン42と別にタイマーアイコン43を表示・入力部25に表示させるようにしてもよい。図6において、ユーザの前にいる人物45および人物46を含むライブビュー画像が表示されている。ライブビュー画像に重ねてレリーズアイコン42と、タイマーアイコン43とが表示される。レリーズアイコン42およびタイマーアイコン43の表示は、カメラ用アプリに基づく。
ユーザは、レリーズアイコン42をタップ操作することによって携帯端末20に撮影指示を行う。制御部30は、第一の実施形態の図4(a) の場合と同様に、ユーザの指がレリーズアイコン42に触れ、その指がレリーズアイコン42から離れた時点で、カメラ27に撮影指示を送る。第一の実施形態の場合と異なるのは、レリーズアイコン42の操作継続時間T2にかかわらず、常に、ユーザ指がレリーズアイコン42から離れた時点でカメラ27へ撮影指示を送る点である。
ユーザは、タイマーアイコン43をタップ操作することによって携帯端末20にタイマー撮影指示を行う。制御部30は、タイマーアイコン43に触れたユーザの指がタイマーアイコン43から離れた時点より遅れてカメラ27に撮影開始を指示する。タイマーアイコン43が操作された場合は、常に、第二の実施形態の図4(b) の場合と同様のタイマー撮影を行う。
第二の実施形態において、携帯端末20の制御部30(プログラム実行部32)が実行する撮影指示処理の流れについて、図7に例示するフローチャートを参照して説明する。制御部30は、表示・入力部25からの検出信号に基づいて、レリーズアイコン42およびタイマーアイコン43のうちいずれか一方に対する操作開始を検出すると、図7によるプログラムを起動させる。図7の処理は、カメラ用アプリの処理に含まれる。
(1)携帯端末20に搭載するプログラムは、タイマーアイコン43に対して接触操作される(S30Bを否定判定)とタイマーを起動する処理(S40)と、タイマーアイコン43に対する接触操作の終了時(t2)からの経過時間が第2時間(T2’)に達するとタイマーを終了する処理(S50)と、タイマーアイコン43に対する接触操作が継続されていた時間(T2)に応じて第2時間(T2’)を決定する処理(S50)と、タイマーの終了時(tQ)に、カメラ27に対して撮影指示をする処理(S60)と、タイマーアイコン43と異なるレリーズアイコン42に対する接触操作に応じて、カメラ27に対して撮影指示をする処理(S60)と、をプログラム実行部32に実行させるようにした。これにより、カメラ27に適切にタイマー撮影、および通常撮影を指示できる。とくにタイマー撮影では、タイマーアイコン43に対する接触操作の継続時間を短くするか、長くするかによって、第2時間(T2’)を短くしたり長くしたりすることができるので、ユーザは、直感的にタイマーの計時時間(すなわちT2’)を調節できる。
(変形例1)
上述した説明では、レリーズアイコン42やタイマーアイコン43に対する接触操作を例示したが、例えば押しボタンスイッチのようなメカニカル操作部材に対する押下操作を検出するように構成してもよい。具体的には、メカニカル操作部材によってレリーズボタンやタイマーボタンを構成し、これらのメカニカル操作部材に対する押下開始から押下解除までを操作継続時間とする。変形例1によれば、メカニカル操作部材を用いる場合にも、上記第一の実施形態や第二の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
第二の実施形態において、レリーズアイコン42やタイマーアイコン43を表示することなく、表示面22に対するタップ操作が表示面22において1箇所に行われたか、タップ操作が表示面22において2箇所に行われたかに応じて、通常撮影を行うか、あるいはタイマー撮影を行うかを切り換えてもよい。
第一の実施形態において、制御部30は、ユーザの指がレリーズアイコン42に触れ、その指がレリーズアイコン42から離れた時点で、カメラ27に撮影指示を送るとしていたが、本変形例では、ユーザの指がレリーズアイコン42に触れたタイミングで、カメラ27に撮影指示を送るようにする。そして、撮影により取得した画像は、不図示のバッファメモリに一時的に保持しておく。すなわち、図5のステップS10において、制御部30は、カメラ27に対して撮影指示を送り、取得した画像を不図示のバッファメモリに保持する。そして、制御部30は、操作開始時刻をt0として計時をスタートし、ステップS20へ進む。ステップS30が肯定判定された場合には、ステップS60において、制御部30は、カメラ27に対して撮影指示を送らずに、不図示のバッファメモリに保持している画像を、撮影画像として不揮発性メモリ35に記録する。一方で、ステップS30が否定判定された場合には、ステップS60において、制御部30は、カメラ27に対して撮影指示を送ると同時に、不図示のバッファメモリに保持している画像を削除する。なお、図5の他のステップについては、第一の実施形態で説明した通りである。
このように構成することにより、通常撮影する場合には、いわゆる「押した瞬間にレリーズ」という動作を実行することができる。すなわち、所定時間T1以内にレリーズアイコン42に対する接触操作を終了した場合、常に時刻t0における撮影画像を取得することができる。
変形例3によれば、時刻t0における撮影画像を不図示のバッファメモリに保持することにより、所定時間T1内で通常撮影を行うかタイマー撮影を行うか決定することができ、通常撮影を行う場合には、時刻t0における撮影画像を取得することができる。
上述した実施形態に係る携帯端末20は、高機能携帯電話機(いわゆるスマートフォン)に限らず、デジタルカメラまたはタブレット端末などのモバイル機器によって構成してもよい。デジタルカメラやタブレット端末等へのプログラムの供給は、例えば図8に例示するように、プログラムを格納したパーソナルコンピュータ205から赤外線通信や近距離無線通信によってタブレット端末20B等へ送信することができる。
20B…タブレット端末
21、21B…アイコン
22…表示面
23…位置検出部
25…表示・入力部
26、27…カメラ
28…通信部
30…制御部
32…プログラム実行部
33…表示制御部
35…不揮発性メモリ
Claims (9)
- 所定操作の終了時にタイマーを開始する処理と、
前記所定操作の終了時からの経過時間が第2時間に達すると前記タイマーを終了する処理と、
前記所定操作が継続されていた時間と略等しく前記第2時間を決定する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記所定操作の終了時に前記タイマーを開始する処理は、前記所定操作の開始時からの経過時間が第1時間を超えた場合に実行される、
プログラム。 - 請求項2に記載のプログラムにおいて、
前記所定操作は、アイコンに対するタップ操作であり、
前記所定操作の開始時は、前記アイコンに対する接触が検知されたタイミングであり、
前記所定操作の終了時は、前記アイコンに対する接触が検知されなくなるタイミングである、
プログラム。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記タイマーの終了時に、カメラに対して撮影指示をする処理を、
さらにコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項4に記載のプログラムにおいて、
前記所定操作が継続されていた時間が第1時間より短い場合、前記所定操作の終了時に前記カメラに対して撮影指示をする処理を、
さらにコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項1に記載のプログラムにおいて、
前記タイマーの終了時に、カメラに対して撮影指示をする処理と、
前記所定操作と異なる第2操作に応じて、前記カメラに対して撮影指示をする処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 請求項6に記載のプログラムにおいて、
第1アイコンに対するタップ操作を前記所定操作とし、
前記第1アイコンと異なる第2アイコンに対するタップ操作を前記第2操作とする、
プログラム。 - 請求項6に記載のプログラムにおいて、
1つの位置に対するタップ操作を前記第2操作とし、
2つの位置に対する略同時のタップ操作を前記所定操作とする、
プログラム。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載のプログラムを搭載した電子機器。
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