JP6408962B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このような不正行為に対抗すべく、メダル通路の一部を撮影可能なカメラを搭載し、画像解析を行うことによりメダルや異物の検知を行う遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。
本発明によれば、特に、マーカー95を複数列に配置することにより、連続投入されたメダルMの識別が容易になるとともに、異物の識別精度が向上する。
本発明のようにマーカー95を配置することで、メダル通路90内において、円形メダルの大まかな形状を特定することができ、メダルと異物との峻別が可能となる。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図2を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
なお、回転リールの数は、3個に限定されるものではなく、2個以下でもよいし、4個以上であってもよい。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルMを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
ここで、後述するRBB中には上記3枚投入が2枚投入に設定されている。
なお、マックスベットスイッチ34に加えて、又はマックスベットスイッチ34に代えて、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けてもよい。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置されている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
メダルセレクタ17について、図3から図7を参照しながら説明する。
メダルセレクタ17は、上述のとおり、メダル投入口38に投入されたメダルMが正規のものか否かを選別して、正規のメダルMのみをホッパーユニット24に導くためのものである。また、本実施の形態におけるメダルセレクタ17は、不正器具などの異物を検知するものでもある。
メダルセレクタ17の各構成の詳細については次のとおりである。
メダル通路90は、図3に示すように、セレクタボディ91の前面に設けられたメダルMを導くための通路である。メダル通路90には、メダル投入口38から投入されたメダルMを受け入れる投入部90aと、ホッパーユニット24に向けてメダルMを排出する排出部90bの開口が形成されている。このメダル通路90は、投入部90aから下方に向かい、セレクタボディ91の上下中央付近で右斜め下方に方向を変え、セレクタボディ91の右下端付近の排出部90bに至るものである。
以上のような寸法で形成されたメダル通路90は、投入部90aから排出部90bに向けてメダルMが一枚ずつ転動可能となっている。
マーカー95は、撮影装置93によって識別可能に設けられた複数の目印であり、通路背面91aにおいて、メダル通路90に沿って3列に並んで配置されている。マーカー95は、メダル通路90の中心線を基準に、左側の列を構成する左マーカー95Lと、中央の列を構成する中マーカー95Cと、右側の列を構成する右マーカー95Rとからなる。
左マーカー95Lと中マーカー95Cとの間隔と、中マーカー95Cと右マーカー95Rとの間隔は常に等しくなるよう配置されており、また、その間隔はメダルMの直径の半分の距離より短いものである。
これらのマーカー95は、メダル通路90の前面に設けられた開口窓96bを通して撮影装置93により撮影可能となっている。
ガイドレール97は、メダル通路90の右斜めに下る直線部分の下端側のフランジ91bの一部の代わりに設けたものである。ガイドレール97は、フランジ91bのメダル接触面と同一面をなすレール面と、メダルガイド96aのメダル接触面と同一平面をなすガイド面とからなる。このガイドレール97は、図示しない電磁コイルによって上下方向に移動可能になっている。具体的には、遊技機10におけるメダルの受付時にガイドレール97は上方に移動し、フランジ91bのメダル接触面と同一面を形成することで、メダルMを排出部90bに導く。一方、メダルの非受付時にはガイドレール97は下方に移動し、フランジ91bのメダル接触面より一段低くなることで、メダルMを開口窓96bから排出する。
投入センサ92は、メダル通路90の排出部90b付近に設けられたセンサであって、メダルMの通過を検出するためのものである。具体的には、投入センサ92は、メダル通路90の排出部90b付近に形成された矩形の切り欠きに嵌め込むようにして取り付けられており、メダル通路90の一部を構成するものとなっている。
この投入センサ92には、ガイドレール97によって導かれたメダルMのみが到達する。すなわち、投入センサ92は、メダルの受付時に、ガイドレール97によって導かれたメダルMの通過を検出する。
撮影装置93は、セレクタカバー96内に設けられたデジタルカメラとその制御基板からなる装置である。図4に示すように、この撮影装置93は、メダル通路90の全域を撮影できるようメダル通路90から距離を離して設置されている。
具体的には、撮影装置93の解像度は、720×480ピクセルを標準とするが、安価に入手可能なVGA(640×480ピクセル)サイズのCCDカメラでも本実施の形態の効果は達成可能である。
メダル通路90におけるメダルMの移動速度は610ミリ毎秒、最速でも700ミリ毎秒は超えないところ、上述のとおりマーカー95のサイズを4mm角の正方形状とすると、マーカー95の遮蔽状況を精度よく観察したい場合、マーカー95のサイズの半分程度(2mm)の変化を検出するには、2.8ミリ秒間隔(フレームレートは360fps)で撮影及び判定を行う必要がある。しかしながら、上述のとおり、本実施の形態では、遮蔽されていない状態と遮蔽されている状態とが識別できる程度であれば足りる。したがって、メダルMの3分の1程度、すなわち8mmの変化を検出するには11ミリ秒間隔(フレームレートは90fps)、メダルMの半分程度、すなわち12mmの変化を検出するには、17ミリ秒間隔(フレームレートは60fps)で足りる。
撮影装置93は演出制御装置300に接続されており、撮影装置93において撮影された画像データは演出制御装置300に送信され、後述する判定手段330において通過判定処理が行われる。
メダルセレクタ17にメダルMが投入された際の動作について説明する。
まず、「メダルの受付時」において、メダル投入口38に正規のサイズのメダルMが投入された場合を図7(A)に示す。「メダルの受付時」においてガイドレール97は上方に移動しており、フランジ91bのメダル接触面と同一面を形成している。そして、メダル投入口38から投入部90aを経てメダル通路90に侵入したメダルMは、一枚ずつメダル通路90内を転動する。この際、メダルMが誘導バー94に接触すると、メダルMは、上端がメダルガイド96aにより、下端がガイドレール97に保持されているため、誘導バー94を後方に押し退けながら通過する。そして、ガイドレール97上を通過したメダルMは、投入センサ92に到達し通過が検知された後、ホッパーユニット24に到達する。
図8に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御する遊技制御装置200と、この遊技制御装置200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行う演出制御装置300とを備えている。
本実施の形態に係る遊技機10の遊技制御装置200は、通常に行われるノーマル遊技や、ノーマル遊技よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く設定されているリプレイタイム(RT)、ボーナス移行役に入賞することにより実行されるボーナス遊技を制御するものである。
上記アシストタイム(AT)状態は、通常状態(非アシストタイム(AT)状態)よりも遊技者に利益となる特典を付与する可能性が高い特別遊技となるように形成されている。
遊技制御装置200は、役抽選手段210、リール制御手段220、払出制御手段240、遊技制御手段250、AT抽選手段260及び送信手段280の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
遊技制御装置200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
ボーナス遊技は、移行役としてのボーナス移行役に当選し、さらにボーナス移行役に対応した図柄の組み合わせが有効ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から開始される遊技である。
役抽選手段210は、遊技制御装置200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技用、ボーナス遊技(RBB)用、ボーナス内部中遊技(RBB当選中遊技)用及びRT遊技用のそれぞれに対応して複数備えており、遊技制御装置200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
なお、乱数の取得方法は、前述の構成に限定されない。
リール制御手段220は、遊技制御装置200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。
前記払出制御手段240は、遊技の結果に基づいて、メダルMの払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、リール制御手段220による回転リール62の停止制御の結果、メダルMの払い出しがあると判定するとホッパーユニット24の払出動作を制御して、入賞した役に応じた枚数のメダルMを遊技者に対して払い出す。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技を制御するものである。
(ノーマル遊技制御手段251)
ノーマル遊技制御手段251は、ノーマル遊技の進行を制御するものである。ここで、ノーマル遊技とは、後述するリプレイタイム(RT)、ボーナス内部中遊技、及びボーナス遊技(RBB)以外の遊技をいう。
RT制御手段252は、リプレイタイム(RT)及びリプレイ役の当選確率の高いボーナス内部中遊技を制御するものである。ここで、ボーナス内部中遊技とは、ノーマル遊技において役抽選手段210の役抽選によりボーナス移行役に当選したにもかかわらず当該ボーナス移行役に係る図柄が有効ライン86上に停止しなかった場合に移行する遊技である。
(ボーナス制御手段253)
ボーナス制御手段253は、ボーナス遊技(RBB)を制御するものである。このボーナス遊技は、ボーナス移行役に入賞することにより実行されるものである。なお、ボーナス遊技中に遊技者へ払い出したメダルの総枚数が予め設定された枚数を超えると、ボーナス遊技は終了し、ノーマル遊技に移行する。
AT抽選手段260は、所定の役に当選したことを契機に遊技状態をAT状態へ移行するか否かの決定を行うものである。具体的には、AT抽選手段260は、AT状態への移行契機となる抽選(AT抽選)を行い、当該抽選に当選することでAT状態への移行を決定する。
(送信手段280)
送信手段280は、演出制御装置300へ信号を送信するためのものである。
送信手段280は、少なくとも役抽選手段210による役抽選の結果に係る情報、ストップスイッチ50の押し順に係る情報、及び遊技状態に係る情報を後述する受信手段310に送信する。
演出制御装置300は、受信手段310、演出制御手段320及び判定手段330の各手段を有する。
以上の構成をもって、演出制御装置300は、遊技制御装置200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段280からの信号を受信するものである。
受信手段310は、少なくとも役抽選手段210による役抽選の結果に係る情報、ストップスイッチ50の押し順に係る情報、及び遊技状態に係る情報を送信手段280から受信する。
前記演出制御手段320は、液晶表示装置を有する表示装置84、スピーカー72及び演出用ランプ78を制御して、役抽選の結果や遊技の進行に応じた演出を行うものである。演出制御手段320は、表示装置84に特定の画像を表示させたり、スピーカー72から所定の音を出力させたり、演出用ランプ78を点灯又は点滅させたりすることにより演出を実行する。
また、後述する判定手段330により、マーカー95の遮蔽態様がメダルMの通過時とは異なる態様であると判定された場合、演出制御手段320は報知手段として、異常が発生した旨を報知する異常報知を実行する。
判定手段330は、撮影装置93による撮影画像において、マーカー95の遮蔽態様が前記メダルMの通過時とは異なる態様であるか否かの判定を行うものである。
具体的に、判定手段330は、撮影装置93から受信した画像データを解析し、各マーカー95の遮蔽態様を特定するとともに、特定された遮蔽態様がメダルMの通過時の遮蔽態様と一致するか否かの判定を行う通過判定処理を行う。この通過判定処理には、メダル通路90にメダルMが存在するか否かを判定する形状判定と、メダルMの移動速度を基にメダルMが正常に通過しているか否かを判定する速度判定とがある。判定手段330は、形状判定及び速度判定の結果、メダルMが正常に通過する際の遮蔽態様と一致しない場合、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定され、その結果が演出制御手段320に出力される。
以下、形状判定及び速度判定の詳細について説明する。
図9(A)に示すように、投入部90aをメダルMが通過し始めると、最上部のマーカー95が遮蔽される。この状態においては、メダル通路90にメダルMが投入されたか、或いは不正器具などの異物が挿入されたかどうかを判定することはできない。
また、正規のサイズのメダルM以外のものが投入された場合について、例えば、正規のメダルMよりも外径が小さい小径メダルMSが投入された場合、図10に示すように、右マーカー95Rが遮蔽されないことから、メダル通路90にメダルM以外のものが存在していると判定される。その結果、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定されることになる。
メダルMが正常に通過する際、メダルMはメダル通路90を投入部90aから排出部90bに向けて重力により落下又は転動する。ここで、図12(A)に示すように、1のマーカー95が遮蔽されてから非遮蔽になるまでの時間を測定することにより、メダルMの移動速度を算出することができる。また、図12(B)に示すように、メダルMが1のマーカー95を遮蔽してから、同じ列の下流側にある他のマーカー95を遮蔽するまでの時間を測定することで、メダルMの移動速度を算出することができる。そして、この移動速度が予め定められた適正範囲を逸脱する場合に、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定することができる。なお、メダルMが連続して投入されることを加味すれば、離れた2つの左マーカー95L、又は離れた2つの右マーカー95Rの通過時間を測定しメダルMの移動速度を算出することが望ましい。
図12に示すフローチャートに基づいて、判定手段330により実行される通過判定処理について説明する。
まず、ステップ100において、撮影装置93による撮影処理が実行される。高精度にメダルの移動を検出するには、撮影装置93は約2.8ミリ秒毎(フレームレートは360fps)にメダル通路90を撮影する必要があるが、これに限らず、約11ミリ秒毎(フレームレートは90fps)或いは、約17ミリ秒毎(フレームレートは60fps)の撮影速度で足りる。すなわち、本実施の形態では、フレームレートが低く、安価で入手しやすいVGAサイズのCCDカメラで実現可能である。そして、1回の撮影処理が終了する度に画像データを演出制御装置300に転送する。そして、次のステップ101に進む。
まず、ステップ101において、判定手段330により、演出制御装置300に転送された画像データからマーカー95の遮蔽態様が解析される。そして次のステップ102に進む。
ステップ102において、メダル通路90内に遮蔽状態のマーカー95が存在するか否かが判定される。遮蔽状態のマーカー95が存在する場合、すなわち、メダル通路90内に何らかの物が存する場合は、次のステップ103に進む。一方、遮蔽状態のマーカー95が1つも存しない場合、すなわち、メダル通路90内に何もない場合は、ステップ100に戻る。
まず、ステップ104において、遮蔽態様の変化からメダルMの移動速度を算出する。ここで複数のメダルMの速度が算出された場合はその平均値を取得する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、算出されたメダル移動速度が適正範囲を逸脱しているか否かが判定される。メダル移動速度が適正範囲を逸脱している場合、例えば、糸付メダルがメダル通路90内を逆行しており、移動速度がマイナス値である場合には、適正範囲を逸脱していると判定され、ステップ106に進む。一方、メダル移動速度が適正範囲を逸脱してない場合、すなわち、通常どおりメダル通路90を投入部90aから排出部90bに向けて転動している場合は、ステップ100に戻る。
本実施の形態は、メダルセレクタ17に形成されたメダルMを1枚ずつ通過させるメダル通路90に複数のマーカー95を配置し、さらにメダル通路90を所定時に撮影する撮影装置93を備えている。そして、判定手段330が、撮影装置93による撮影画像を解析し、マーカー95の遮蔽態様がメダルMの通過時とは異なる態様であると判定すると、演出制御手段320によって、異常が発生した旨が報知される。
また、遊技制御装置200がメダル投入を正常と判定している場合に、演出制御手段300が異常判定をするようにしてもよい。
本実施の形態におけるマーカー95は、メダル通路90に対して3列に配置していたが、これに限らず、1列してもよい。
図3に示す中マーカー95Cの位置に1列のみのマーカー95を配置した場合、連続投入されたメダルMを識別することはできない。また、メダル通路90の左右から不正器具を挿入した場合の検知が困難となる。しかし、配置を工夫することにより、対応可能である。例えば、左マーカー95Lの位置に1列のマーカー95を配置した場合は、連続投入されたメダルMを識別することができ、また、図11に示すような不正器具Xの識別は可能である。したがって、3列方式程の精度は得られないもののある程度の形状判定は可能である。一方、速度判定については、マーカー95の配置がメダル通路90の中央から左右にオフセットされていれば、3列方式の場合と同様に可能である。
1列方式にすると、マーカー95の数が減ることにより、制御系の負荷が軽減される。
本実施の形態における3列のマーカー95を、例えば、4列や5列にしても同様の効果が得られ、形状判定におけるメダルMの形状の特定や挿入された異物の検出精度は向上する。ただし、マーカー95の列数を増やすほどマーカー95の左右の間隔は短くなり、マーカー95の識別精度が低下したり、マーカー95の数の増加による制御系の負荷増が懸念されたりする。したがって、本実施の形態の効果を考慮するとマーカー95の列数は、3列で十分と考える。
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
25 メダル排出路 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
34 マックスベットスイッチ 36 精算スイッチ
38 メダル投入口 40 スタートスイッチ
43 電源ユニット 50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ 84 表示装置
86 有効ライン 90 メダル通路
90a 投入部 90b 排出部
91 セレクタボディ 91a 通路背面
91b フランジ 92 投入センサ
93 撮影装置 94 誘導バー
95 マーカー 95L 左マーカー
95C 中マーカー 95R 右マーカー
96 セレクタカバー 96a メダルガイド
96b 開口窓 96c 通過口
97 ガイドレール 100 制御装置
200 遊技制御装置 210 役抽選手段
220 リール制御手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 ノーマル遊技制御手段
252 RT制御手段 253 ボーナス制御手段
260 AT抽選手段 280 送信手段
300 演出制御装置 310 受信手段
320 演出制御手段(報知手段) 330 判定手段
M メダル MS 小径メダル
X 不正器具
Claims (3)
- 遊技を制御する遊技制御装置と、
遊技に基づく演出を制御する演出制御装置と、
遊技を実行するために投入されたメダルを検知するメダルセレクタと、を備えた遊技機において、
前記メダルセレクタには、投入された前記メダルを1枚ずつ通過させるメダル通路が形成され、
前記メダル通路には、複数のマーカーが配置され、
前記メダル通路を所定時に撮影する撮影装置を備え、
前記演出制御装置は、
前記撮影装置による撮影画像において、前記マーカーの遮蔽態様が前記メダルの通過時とは異なる態様であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により遮蔽態様が異なる態様であると判定された場合に異常が発生した旨を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記複数のマーカーは、前記メダル通路における前記メダルの進行方向に沿って1又は複数列に配置されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記複数のマーカーは、前記メダルの進行方向に対する間隔及び前記メダル通路の幅方向に対する間隔が前記メダルの直径の半分より小さい距離となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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