JP6408962B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、前扉の前面に開口されたメダル投入口から投入されたメダルの適否を選別するメダルセレクタを備えたメダル遊技機に関する。
回胴式の遊技機などには、遊技媒体としてのメダルの投入を検知するメダルセレクタが備えられている。従来のメダルセレクタは、メダルが通過する通路上にフォトセンサ等を設け、メダルの通過を検知した際にメダルのカウントを行っていた。一方、このようなメダルセレクタでは、糸を括り付けたメダルをメダル投入口から投入し、糸を操ることでメダルが投入センサの前後を往復するようにして、あたかも複数のメダルが投入されたかのように誤認させる不正行為や、細長い板状部材の先端部に発光体を取り付けた不正器具を、メダル投入口から差し込み、発光体を投入センサの位置に合わせてメダルの通過によるタイミングと同じように点滅させることで、メダルをカウントさせるなどの不正行為が発生していた。
このような不正行為に対抗すべく、メダル通路の一部を撮影可能なカメラを搭載し、画像解析を行うことによりメダルや異物の検知を行う遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2013−75018号公報
しかし、特許文献1の遊技機に搭載されているメダルセレクタでは、メダルの形状を特定できる程度にカメラの解像度を上げる必要がある。また、メダルの形状の特定やメダルの通過速度を算出する際には高度な画像解析を行う必要があるが、連続投入されるメダルの判定処理を行うためには高速の制御系を備える必要がある。そのため、制御の複雑化によるコストの増加という問題を抱えていた。
そこで、上記の問題点に鑑み、メダルや異物の検知にカメラを使用する場合であっても簡素な構造を採用することにより、コストの上昇を抑えつつ、不正行為を確実に防止可能なメダルセレクタを備えた遊技機の提供を目的とする。
本発明の遊技機は、遊技を制御する遊技制御装置200と、遊技に基づく演出を制御する演出制御装置300と、遊技を実行するために投入されたメダルMを検知するメダルセレクタ17と、を備えた遊技機10において、前記メダルセレクタ17には、投入された前記メダルMを1枚ずつ通過させるメダル通路90が形成され、前記メダル通路90には、複数のマーカー95が配置され、前記メダル通路90を所定時に撮影する撮影装置93を備え、前記演出制御装置300は、前記撮影装置93による撮影画像において、前記マーカー95の遮蔽態様が前記メダルMの通過時とは異なる態様であるか否かを判定する判定手段330と、前記判定手段330により遮蔽態様が異なる態様であると判定された場合に異常が発生した旨を報知する演出制御手段(報知手段)320と、を備えたことを特徴とする。
ここで、本発明における「マーカー」とは、撮影装置93によって識別可能に設けられた目印をいう。例えば、メダルセレクタのメダル通路90と、コントラスト(濃淡)の差で、識別できる色であればよいし、蛍光剤や反射材などで形成されており、メダル通路90のマーカー95の存在しない背景部分と識別が可能なものであってもよいし、赤外線で検出できるようなものであってもよい。
本発明によれば、メダルセレクタ17において、メダル通路90に設けられた複数のマーカー95を撮影装置93によって撮影することにより、メダルMの通過を時系列で識別し、メダルMの動きに異常がある場合や異物が挿入された場合に報知することが可能である。特に、メダルMそのものを撮影し、形状を特定しなくとも、メダルMによるマーカー95の遮蔽態様さえ特定できれば、メダルMの動きに異常がある場合や異物が挿入された場合の判定が可能である。
また、本発明はさらに、前記複数のマーカー95は、前記メダル通路90における前記メダルMの進行方向に沿って1又は複数列に配置されていることを可能としている。
本発明によれば、特に、マーカー95を複数列に配置することにより、連続投入されたメダルMの識別が容易になるとともに、異物の識別精度が向上する。
また、本発明はさらに、前記複数のマーカー95は、前記メダルMの進行方向に対する間隔及び前記メダル通路90の幅方向に対する間隔が前記メダルMの直径の半分より小さい距離となるように配置されていることを可能としている。
本発明のようにマーカー95を配置することで、メダル通路90内において、円形メダルの大まかな形状を特定することができ、メダルと異物との峻別が可能となる。
本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、前扉を開いた状態の遊技機を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル通路の正面図である。 本発明の実施の形態であって、図3のA−A部分に係るメダルセレクタの端面図である。 本発明の実施の形態であって、連続するメダルの隙間からマーカーの大きさをシミュレーションした図である。 本発明の実施の形態であって、マーカーの遮蔽態様を示す図である。 本発明の実施の形態であって、メダルセレクタの作動状態を示す図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の実施の形態であって、メダルの通過時の遮蔽態様を示す図である。 本発明の実施の形態であって、小径メダルが投入された際の態様を示す図である。 本発明の実施の形態であって、不正器具が投入された際の態様を示す図である。 本発明の実施の形態であって、メダルの移動速度の検出方法の概念図である。 本発明の実施の形態であって、通過判定処理の流れを示すフローチャートである。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には以下のように定義する。すなわち、原則として、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味することとする。ただし、メダルセレクタ17については、遊技機10の前扉14を開いた状態で当該メダルセレクタ17を観察した場合に、観察者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、観察者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味することとする。
(遊技機10)
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1及び図2を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68)の円周上の図柄を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
なお、回転リールの数は、3個に限定されるものではなく、2個以下でもよいし、4個以上であってもよい。
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のリール駆動モータ(図示せず)と、この各リール駆動モータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ(図示せず)が設けられている。このリール駆動モータは、遊技制御装置200から出力されるリール駆動モータを駆動するための駆動信号に基づき駆動する。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためにメダルMを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技媒体としてのメダルMを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
筐体12内部(前扉14の筐体12側)であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルMが正規のものか否かを選別して、正規のメダルMのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17の詳細な構造については後述する。
なお、筐体12内部にはメダル排出路25が設けられており、メダルセレクタ17において非正規のメダルとして排除されたメダルや、ホッパーユニット24から払い出されたメダルMが、このメダル排出路25を通過してメダル払出口28から払い出される。
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、3個の回転リール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルMの投入又はマックスベットスイッチ34の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ40の上方には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34が設けられている。
ここで、後述するRBB中には上記3枚投入が2枚投入に設定されている。
なお、マックスベットスイッチ34に加えて、又はマックスベットスイッチ34に代えて、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けてもよい。
前記前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルMを貯留することができるとともに、メダルMを払い出すことができるホッパーユニット24と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源ユニット43とが配置されている。
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルMが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルMを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルMはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34等の操作又は所定枚数のメダルMを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルMを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
この有効ライン86は、具体的には3個の回転リール62にそれぞれ表示されている図柄のうち図柄表示窓部16から視認可能な図柄を各回転リール62につき1個ずつ繋いでできる、複数の回転リール62の全てを貫くライン(途中で折れ曲がりも可)のうち、入賞等するために有効となる図柄の組み合わせの並びを規定したラインである。有効ライン86は、規定の賭け数(予め定められた数であって本実施の形態では2又は3)のメダルMをベットすることにより設定される。本実施の形態の有効ライン86は、左回転リール64の中段と中回転リール66の中段と右回転リール68の中段とを結んだ1本のみからなるものである。
本実施の形態では、遊技制御装置200の遊技状態に応じて、1回の遊技につき、メダルMを2枚又は3枚ベットすることが可能となっており、2枚のメダルMをベットした場合も、3枚のメダルMをベットした場合も、上述した有効ライン86が有効となる。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置されている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための液晶表示装置である。
(メダルセレクタ17)
メダルセレクタ17について、図3から図7を参照しながら説明する。
メダルセレクタ17は、上述のとおり、メダル投入口38に投入されたメダルMが正規のものか否かを選別して、正規のメダルMのみをホッパーユニット24に導くためのものである。また、本実施の形態におけるメダルセレクタ17は、不正器具などの異物を検知するものでもある。
このメダルセレクタ17は、その外観が前扉14に固定されるセレクタボディ91と、セレクタボディ91の前面を覆うセレクタカバー96とから構成されている。そして、メダルセレクタ17は、図3及び4に示すようにメダル投入口38に投入されたメダルMをホッパーユニット24に導くためのメダル通路90と、メダル通路90に設けられたマーカー95と、遊技機10のメダル受付時に正規のメダルMのみをメダル通路90の下流に導くためのガイドレール97と、ガイドレール97を通過したメダルMを検知するための投入センサ92と、メダル通路90を撮影するための撮影装置93とから構成されている。なお、本実施の形態では外径25mmのメダルを正規のメダルMとしているが、これに限らず、外径30mmのメダルを正規のメダルMとしてもよい。
メダルセレクタ17の各構成の詳細については次のとおりである。
(メダル通路90)
メダル通路90は、図3に示すように、セレクタボディ91の前面に設けられたメダルMを導くための通路である。メダル通路90には、メダル投入口38から投入されたメダルMを受け入れる投入部90aと、ホッパーユニット24に向けてメダルMを排出する排出部90bの開口が形成されている。このメダル通路90は、投入部90aから下方に向かい、セレクタボディ91の上下中央付近で右斜め下方に方向を変え、セレクタボディ91の右下端付近の排出部90bに至るものである。
また、メダル通路90は、メダル通路90の背面であってセレクタボディ91の平面部にあたる通路背面91aと、メダル通路90の両壁であって、通路背面91aから立設するフランジ91bと、フランジ91bの端部を覆うメダルガイド96a(図4参照)とから形成されている。ここで、フランジ91b同士の間隔、換言するとメダル通路90の幅は、メダルMの直径より僅かに広く(直径+0.5mm程度)形成されている。フランジ91bの高さ、換言するとメダル通路90の奥行はメダルMの厚さより僅かに高く(厚さ+0.5mm程度)形成されている。さらに、メダル通路90のセレクタカバー96側には、メダル通路90に沿って、かつメダル通路90の幅より僅かに狭い幅(メダル通路90の幅−1.0mm程度)の開口窓96bが形成されている。
以上のような寸法で形成されたメダル通路90は、投入部90aから排出部90bに向けてメダルMが一枚ずつ転動可能となっている。
なお、メダル通路90の右斜めに下る直線部分であって、後述する中マーカー95Cと右マーカー95Rとの中間部分に相当する通路背面91aには、矩形の開口部があり、この開口部からメダル通路90内に向けて誘導バー94が突出している(図4参照)。この誘導バー94は、スプリングにより後方から前方に向けて常時付勢されている。
(マーカー95)
マーカー95は、撮影装置93によって識別可能に設けられた複数の目印であり、通路背面91aにおいて、メダル通路90に沿って3列に並んで配置されている。マーカー95は、メダル通路90の中心線を基準に、左側の列を構成する左マーカー95Lと、中央の列を構成する中マーカー95Cと、右側の列を構成する右マーカー95Rとからなる。
左マーカー95Lと中マーカー95Cとの間隔と、中マーカー95Cと右マーカー95Rとの間隔は常に等しくなるよう配置されており、また、その間隔はメダルMの直径の半分の距離より短いものである。
また、メダル通路90の直線部分においては、隣接する左マーカー95L同士、隣接する中マーカー95C同士及び隣接する右マーカー95R同士の間隔はそれぞれ等しく、その間隔は左マーカー95Lと中マーカー95Cとの間隔及び中マーカー95C右マーカー95Rとの間隔に等しいものである。一方、メダル通路90の曲線部分においては、隣接する中マーカー95C同士の間隔は直線部分と変わらないが、隣接する左マーカー95L同士の間隔は隣接する中マーカー95Cの間隔より広く、隣接する右マーカー95R同士の間隔は隣接する中マーカー95Cの間隔より狭い。これは、メダル通路90の曲線部分においては、隣接する左マーカー95L同士、隣接する中マーカー95C同士及び隣接する右マーカー95R同士の間隔を曲線の中心からの角度が等しくなるように配置したためである。
これらのマーカー95は、メダル通路90の前面に設けられた開口窓96bを通して撮影装置93により撮影可能となっている。
マーカー95の大きさについては、図5に示すように、メダルMが連続投入された場合を想定すると、その左右に14.66mm(底辺)×7.33(高さ)の三角形が収まる隙間が生じることが分かる。したがって、マーカー95の大きさについては、5mm角未満の正方形状であれば、メダルMが連続投入された場合において、その全体の識別が可能となる。本実施の形態では、撮影装置93のカメラの解像度を考慮し、4mm角の正方形状とした。
そして、本実施の形態のマーカー95は当該マーカー95の存在しない通路背面91a(背景部分)とコントラスト(濃淡)の差で識別できる色で付されている。なお、通路背面91aとの識別が可能であれば、マーカー95を反射材や蛍光材などで形成してもよい。また、撮影装置93を赤外線カメラにした場合、マーカー95を赤外線で検出できるようにしてもよい。
(ガイドレール97)
ガイドレール97は、メダル通路90の右斜めに下る直線部分の下端側のフランジ91bの一部の代わりに設けたものである。ガイドレール97は、フランジ91bのメダル接触面と同一面をなすレール面と、メダルガイド96aのメダル接触面と同一平面をなすガイド面とからなる。このガイドレール97は、図示しない電磁コイルによって上下方向に移動可能になっている。具体的には、遊技機10におけるメダルの受付時にガイドレール97は上方に移動し、フランジ91bのメダル接触面と同一面を形成することで、メダルMを排出部90bに導く。一方、メダルの非受付時にはガイドレール97は下方に移動し、フランジ91bのメダル接触面より一段低くなることで、メダルMを開口窓96bから排出する。
ここで、「メダルの受付時」とは、遊技機10がメダルMを受け付ける状態をいう。例えば、メダルMのクレジットが最大値(具体的には、50枚)に達していない場合の遊技の開始前が挙げられる。一方、「メダルの非受付時」は、遊技機10がメダルMを受け付けない状態をいう。例えば、メダルMのクレジットが最大値に達した時、遊技の実行開始から終了までの間、入賞に伴うメダルMが払い出しされている間、精算中、遊技機の電源が遮断されている時等が挙げられる。
(投入センサ92)
投入センサ92は、メダル通路90の排出部90b付近に設けられたセンサであって、メダルMの通過を検出するためのものである。具体的には、投入センサ92は、メダル通路90の排出部90b付近に形成された矩形の切り欠きに嵌め込むようにして取り付けられており、メダル通路90の一部を構成するものとなっている。
この投入センサ92には、ガイドレール97によって導かれたメダルMのみが到達する。すなわち、投入センサ92は、メダルの受付時に、ガイドレール97によって導かれたメダルMの通過を検出する。
また、本実施の形態の投入センサ92は、1個のフォトセンサにより構成されている。具体的には、投入センサ92は、光を発する発光部と、発光部から発せられた光を受ける受光部とを備えている。そして、発光部及び受光部は、間隙を挟んで互いに対向するように配置されており、メダル通路90を転動してきたメダルMは、発光部及び受光部の間を通過するようになっている。つまり、投入センサ92は、メダル通路90を転動してきたメダルMによって、発光部から受光部への光路が妨げられるようになっており、これによりメダルMの通過を検出する。そして、投入センサ92がメダルの通過を検出すると、遊技制御装置200に向けて検出信号が出力される。本実施の形態では、遊技制御装置200が、所定時間間隔(例えば、1ミリ秒間隔)で、上記検出信号が出力されているか否かを判定している。そして、この判定結果に基づいて、メダルMの枚数をカウントする。
なお、本実施の形態では、メダルMの進行方向に対してフォトセンサを2個直列に並べた投入センサ92を用いることができる。ただし、フォトセンサを2個直列に並べる意義は、糸を括り付けたメダルMがメダル投入口38から投入され、糸を操ることでメダルMが投入センサ92の前後を往復させる不正行為を防止する点にあるところ、本実施の形態では、当該不正行為は後述する通過判定処理により防ぐことができる。したがって、投入センサ92を1個のフォトセンサで構成しても差し支えはなく、センサ数を削減することにより製造コストを下げることができる。
(撮影装置93)
撮影装置93は、セレクタカバー96内に設けられたデジタルカメラとその制御基板からなる装置である。図4に示すように、この撮影装置93は、メダル通路90の全域を撮影できるようメダル通路90から距離を離して設置されている。
ここで、図6を用いてメダルMによるマーカー95の遮蔽態様を説明する。図6において、マーカー95の黒塗りされている部分は、メダルMによって遮蔽されている状態を示している(図9及び図12に同じ)。この撮影装置93では、各マーカー95の遮蔽態様について、図6(a)に示すような遮蔽されていない状態、図6(b)に示すような全部遮蔽の状態、図6(c)に示すような一部遮蔽の状態の各態様が識別される。
そして、撮影装置93の解像度は、メダルMや不正器具等の形状を特定できる程度に高解像である必要はなく、各マーカー95について、上記(a)の遮蔽されていない状態、(b)の全部遮蔽の状態が識別できる程度であればよい。また、撮影装置93のフレームレート(1秒間の撮影画像数)も、各マーカー95について、上記(a)の遮蔽されていない状態、(b)の全部遮蔽の状態が識別できる程度であればよい。
具体的には、撮影装置93の解像度は、720×480ピクセルを標準とするが、安価に入手可能なVGA(640×480ピクセル)サイズのCCDカメラでも本実施の形態の効果は達成可能である。
また、撮影装置93のフレームレートは以下のとおりとすることができる。
メダル通路90におけるメダルMの移動速度は610ミリ毎秒、最速でも700ミリ毎秒は超えないところ、上述のとおりマーカー95のサイズを4mm角の正方形状とすると、マーカー95の遮蔽状況を精度よく観察したい場合、マーカー95のサイズの半分程度(2mm)の変化を検出するには、2.8ミリ秒間隔(フレームレートは360fps)で撮影及び判定を行う必要がある。しかしながら、上述のとおり、本実施の形態では、遮蔽されていない状態と遮蔽されている状態とが識別できる程度であれば足りる。したがって、メダルMの3分の1程度、すなわち8mmの変化を検出するには11ミリ秒間隔(フレームレートは90fps)、メダルMの半分程度、すなわち12mmの変化を検出するには、17ミリ秒間隔(フレームレートは60fps)で足りる。
撮影装置93は演出制御装置300に接続されており、撮影装置93において撮影された画像データは演出制御装置300に送信され、後述する判定手段330において通過判定処理が行われる。
(メダルセレクタ17の動作について)
メダルセレクタ17にメダルMが投入された際の動作について説明する。
まず、「メダルの受付時」において、メダル投入口38に正規のサイズのメダルMが投入された場合を図7(A)に示す。「メダルの受付時」においてガイドレール97は上方に移動しており、フランジ91bのメダル接触面と同一面を形成している。そして、メダル投入口38から投入部90aを経てメダル通路90に侵入したメダルMは、一枚ずつメダル通路90内を転動する。この際、メダルMが誘導バー94に接触すると、メダルMは、上端がメダルガイド96aにより、下端がガイドレール97に保持されているため、誘導バー94を後方に押し退けながら通過する。そして、ガイドレール97上を通過したメダルMは、投入センサ92に到達し通過が検知された後、ホッパーユニット24に到達する。
次に、「メダルの非受付時」において、メダル投入口38に正規のサイズのメダルMが投入された場合を図7(B)に示す。「メダルの非受付時」においてガイドレール97は下方に移動しており、フランジ91bのメダル接触面より一段低くなっている。「メダルの受付時」と同様に、メダル投入口38から投入部90aを経てメダル通路90に侵入したメダルMは、一枚ずつメダル通路90内を転動する。そして、メダルMが誘導バー94に接触した付近から、メダルMは下方に移動したガイドレール97上を転動し始める。この際、メダルMは、上端がメダルガイド96aにより保持されないため、誘導バー94を後方に押し退けることができず、逆に手前側に倒れながら開口部96bから排出される。排出されたメダルMは、通過口96c、メダル排出路25を通過し、メダル受け皿26に到達する。
次に、「メダルの受付時」において、メダル投入口38に正規のサイズより小径の小径メダルMSが投入された場合を図7(C)に示す。正規のサイズのメダルMと同様に、ガイドレール97は上方に移動しており、フランジ91bのメダル接触面と同一面を形成している。メダル投入口38から投入部90aを経てメダル通路90に侵入した小径メダルMSは、左右両端がメダルガイド96aにより保持されていないため、開口部96bからセレクタカバー96内に落下する場合がある。また、メダル通路90内を転動し誘導バー94付近に達した場合には、小径メダルMSが誘導バー94に接触すると、小径メダルMSは上端がメダルガイド96aにより保持されていないため、誘導バー94を後方に押し退けることができず、逆に手前側に倒れながら開口部96bから排出される。開口部96bから排出された小径メダルMSは、通過口96c、メダル排出路25を通過し、メダル受け皿26に到達する。なお、小径メダルMSは、「メダルの非受付時」においても、開口部96bから排出されて、通過口96c、メダル排出路25を通過し、メダル受け皿26に到達する。
本実施の形態のメダルセレクタ17は、「メダルの受付時」及び「メダルの非受付時」共に撮影装置93がメダル通路90を撮影しており、撮影装置93が撮影した画像を解析することにより、メダルMや異物に係る通過判定処理を行っている。この通過判定処理の詳細については後述する。
(制御装置100)
図8に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御する遊技制御装置200と、この遊技制御装置200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行う演出制御装置300とを備えている。
なお、遊技制御装置200と演出制御装置300との間は、遊技制御装置200への不正操作を防止するために、遊技制御装置200から演出制御装置300への一方向の通信により行われ、演出制御装置300から遊技制御装置200への逆方向の通信は行われていない(すなわち双方向の通信ではない)。遊技制御装置200は、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50、マックスベットスイッチ34、精算スイッチ36及び投入センサ92の信号を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。演出制御装置300は、遊技制御装置200からの信号を受け付け、表示装置84等の演出装置70の作動を制御したり、撮影装置93から撮影画像を受信し、通過判定処理をしたりする。演出制御装置300の出力側には、演出装置70としての表示装置84、スピーカー72、演出用ランプ78の各パーツが接続されている。
なお、遊技制御装置200を有するメイン基板と、演出制御装置300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、図2に示すように、遊技制御装置200は、メイン基板ケースの内部に収納され、演出制御装置300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
遊技制御装置200及び演出制御装置300は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
(遊技制御装置200)
本実施の形態に係る遊技機10の遊技制御装置200は、通常に行われるノーマル遊技や、ノーマル遊技よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く設定されているリプレイタイム(RT)、ボーナス移行役に入賞することにより実行されるボーナス遊技を制御するものである。
また、遊技制御装置200は、遊技状態としてストップスイッチ50の停止操作順番や当選図柄等を報知することによって役に係る図柄の組み合わせを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをするアシストタイム(AT)状態を制御するものでもある。
なお、各状態を制御する装置(遊技制御装置200、演出制御装置300)は、遊技制御装置200に限定されるものではなく、演出制御装置300で制御するようにしてもよく、また、部分的に一部の手段を他の制御装置で制御し、両方の制御装置に跨がって制御するようにしてもよいものである。なお、その際、演出制御装置300から遊技制御装置200への直接的な送信は行われていないが、所定の停止操作順序を演出制御装置300から報知して遊技者の停止操作等により遊技制御装置200へ間接的に情報を送信することができる。
上記アシストタイム(AT)状態は、通常状態(非アシストタイム(AT)状態)よりも遊技者に利益となる特典を付与する可能性が高い特別遊技となるように形成されている。
すなわち、本実施の形態に係る遊技機10では、遊技状態として、通常の遊技状態である通常遊技と、この通常状態中において移行するか否かの抽選(AT抽選)に当選することで移行可能であり通常状態よりも多くの特典を付与可能なアシストタイム状態(AT状態)とを備えている。
遊技制御装置200は、役抽選手段210、リール制御手段220、払出制御手段240、遊技制御手段250、AT抽選手段260及び送信手段280の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
なお、これらの手段のうち、AT抽選手段260は、遊技制御装置200ではなく、演出制御装置300が有しても良い。その際、演出制御装置300から遊技制御装置200へのデータの直接的な送信は行われていないので、そのような送信が必要な場合は、演出制御装置300によりストップスイッチ50による停止操作の順番を演出装置70により遊技者に報知して、遊技者がその停止操作順番で停止操作すること等の間接的な伝達手段を介して、演出制御装置300からの情報が遊技制御装置200へ伝達される。
以上の構成をもって、遊技制御装置200は、役の抽選を行い、回転リール62の回転及び停止を制御し、回転リール62がすべて停止したときに停止図柄の判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
遊技制御装置200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルMを投入する方法と、マックスベットスイッチ34を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべての回転リール62の回転が開始する。なお、本実施の形態では、後述するボーナス遊技(RBB)中のみ上記規定数が2に設定されている。
本実施の形態では、役として、大別すると、小役(メダルMの払い出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルMを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
回転リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、回転リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサにより回転リール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべての回転リール62の回転が停止する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄の組み合わせが揃うと、当該図柄の組み合わせに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄の組み合わせが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄の組み合わせが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルMが遊技者に対して付与される。
本実施の形態に係る遊技機10では、遊技として、通常に行われるノーマル遊技と、このノーマル遊技よりもリプレイ役の当選確率の高いRT遊技と、このノーマル遊技及びRT遊技において役抽選手段210の役抽選によりボーナス(RBB)に当選したにもかかわらず当該ボーナス移行役に係る図柄が有効ライン86上に停止しなかった場合に、ノーマル遊技から移行するボーナス内部中遊技(具体的にはRBB当選中遊技)と、ボーナス移行役に係る図柄が有効ライン86上に停止した場合に移行し、ノーマル遊技よりも遊技者へ付与される利益がより大きくなり得るボーナス遊技(RBB)とが設けられている。
ボーナス遊技は、移行役としてのボーナス移行役に当選し、さらにボーナス移行役に対応した図柄の組み合わせが有効ライン86上に揃うと、揃った遊技の次回の遊技から開始される遊技である。
なお、ボーナス移行役は、当選時の遊技で有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄の組み合わせが揃わなくても、次回の遊技以降、有効ライン86上にボーナス移行役に対応する図柄の組み合わせが揃うまでボーナス移行役に当選した状態が有効である。その他の役は、当選時の遊技で有効ライン86上に役に対応する図柄の組み合わせが揃わなければ、次回の遊技以降は無効となる。ボーナス遊技は、ボーナス遊技中に遊技者へ払い出したメダルMの総枚数が予め設定された枚数(具体的には150枚)を越えたときに終了する。
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄の組み合わせが揃うと、メダルMの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルMを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、遊技制御装置200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技用、ボーナス遊技(RBB)用、ボーナス内部中遊技(RBB当選中遊技)用及びRT遊技用のそれぞれに対応して複数備えており、遊技制御装置200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
なお、乱数の取得方法は、前述の構成に限定されない。
なお、役抽選手段210の役抽選に用いる抽選確率は、予めプログラムされた範囲内で遊技ホールの管理者により変更可能に形成されている。具体的には、その抽選確率を規定するための値である設定値を変更するための筐体12内部の設定変更スイッチ(図示せず)を操作することにより、複数の設定値(具体的には、1〜6の6個)のうちいずれか1つを選択することで前記抽選確率の変更が可能となる。本実施の形態では、1〜6の6個の設定値が設けられ、設定値の数値が大きくなるほど、抽選確率が遊技者に原則として有利になり得るように規定されている。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、遊技制御装置200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。
(払出制御手段240)
前記払出制御手段240は、遊技の結果に基づいて、メダルMの払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、リール制御手段220による回転リール62の停止制御の結果、メダルMの払い出しがあると判定するとホッパーユニット24の払出動作を制御して、入賞した役に応じた枚数のメダルMを遊技者に対して払い出す。
(遊技制御手段250)
遊技制御手段250は、遊技を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図8に示すように、ノーマル遊技制御手段251、RT制御手段252、及びボーナス制御手段253の各手段を有する。
(ノーマル遊技制御手段251)
ノーマル遊技制御手段251は、ノーマル遊技の進行を制御するものである。ここで、ノーマル遊技とは、後述するリプレイタイム(RT)、ボーナス内部中遊技、及びボーナス遊技(RBB)以外の遊技をいう。
(RT制御手段252)
RT制御手段252は、リプレイタイム(RT)及びリプレイ役の当選確率の高いボーナス内部中遊技を制御するものである。ここで、ボーナス内部中遊技とは、ノーマル遊技において役抽選手段210の役抽選によりボーナス移行役に当選したにもかかわらず当該ボーナス移行役に係る図柄が有効ライン86上に停止しなかった場合に移行する遊技である。
(ボーナス制御手段253)
ボーナス制御手段253は、ボーナス遊技(RBB)を制御するものである。このボーナス遊技は、ボーナス移行役に入賞することにより実行されるものである。なお、ボーナス遊技中に遊技者へ払い出したメダルの総枚数が予め設定された枚数を超えると、ボーナス遊技は終了し、ノーマル遊技に移行する。
(AT抽選手段260)
AT抽選手段260は、所定の役に当選したことを契機に遊技状態をAT状態へ移行するか否かの決定を行うものである。具体的には、AT抽選手段260は、AT状態への移行契機となる抽選(AT抽選)を行い、当該抽選に当選することでAT状態への移行を決定する。
ここで、AT抽選に当選すると、まず遊技状態がAT状態に移行する。そして、遊技がノーマル遊技の際、RT移行図柄が停止表示されたことを契機に、RT遊技へ移行すると、アシストタイム(AT)とリプレイタイム(RT)とを組み合わせた(アシストリプレイタイム)ARTになるようになっている。
(送信手段280)
送信手段280は、演出制御装置300へ信号を送信するためのものである。
送信手段280は、少なくとも役抽選手段210による役抽選の結果に係る情報、ストップスイッチ50の押し順に係る情報、及び遊技状態に係る情報を後述する受信手段310に送信する。
(演出制御装置300)
演出制御装置300は、受信手段310、演出制御手段320及び判定手段330の各手段を有する。
以上の構成をもって、演出制御装置300は、遊技制御装置200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
(受信手段310)
受信手段310は、送信手段280からの信号を受信するものである。
受信手段310は、少なくとも役抽選手段210による役抽選の結果に係る情報、ストップスイッチ50の押し順に係る情報、及び遊技状態に係る情報を送信手段280から受信する。
(演出制御手段(報知手段)320)
前記演出制御手段320は、液晶表示装置を有する表示装置84、スピーカー72及び演出用ランプ78を制御して、役抽選の結果や遊技の進行に応じた演出を行うものである。演出制御手段320は、表示装置84に特定の画像を表示させたり、スピーカー72から所定の音を出力させたり、演出用ランプ78を点灯又は点滅させたりすることにより演出を実行する。
また、後述する判定手段330により、マーカー95の遮蔽態様がメダルMの通過時とは異なる態様であると判定された場合、演出制御手段320は報知手段として、異常が発生した旨を報知する異常報知を実行する。
異常報知では、表示装置84上に「セレクタエラー」等の文字を表示したり、スピーカー72からエラーメッセージや警告音を発生させたりすることができる。また、遊技機10からホールコンピュータに対してエラー情報を送出し、ホールコンピュータ側で異常が発生している旨の報知を行ってもよい。
(判定手段330)
判定手段330は、撮影装置93による撮影画像において、マーカー95の遮蔽態様が前記メダルMの通過時とは異なる態様であるか否かの判定を行うものである。
具体的に、判定手段330は、撮影装置93から受信した画像データを解析し、各マーカー95の遮蔽態様を特定するとともに、特定された遮蔽態様がメダルMの通過時の遮蔽態様と一致するか否かの判定を行う通過判定処理を行う。この通過判定処理には、メダル通路90にメダルMが存在するか否かを判定する形状判定と、メダルMの移動速度を基にメダルMが正常に通過しているか否かを判定する速度判定とがある。判定手段330は、形状判定及び速度判定の結果、メダルMが正常に通過する際の遮蔽態様と一致しない場合、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定され、その結果が演出制御手段320に出力される。
以下、形状判定及び速度判定の詳細について説明する。
(1)形状判定
図9(A)に示すように、投入部90aをメダルMが通過し始めると、最上部のマーカー95が遮蔽される。この状態においては、メダル通路90にメダルMが投入されたか、或いは不正器具などの異物が挿入されたかどうかを判定することはできない。
一方、図9(B)から(D)に示すように、投入部90aをメダルMが通過している状態においては、連続する複数の中マーカー95Cと、隣接する左マーカー95L及び右マーカー95Rが遮蔽される。例えば、図9(B)に示すように、連続する3つの中マーカー95Cと、遮蔽された中マーカー95Cのうち中央の中マーカー95Cに隣接する左マーカー95L及び右マーカー95Rが遮蔽される場合、図9(C)に示すように、連続する2つの中マーカー95Cと、2つの中マーカー95Cそれぞれに隣接する左マーカー95L及び右マーカー95Rが遮蔽される場合(ただし、メダル通路90の下流側の左マーカー95L及び右マーカー95Rは一部遮蔽状態)、図9(D)に示すように、連続する3つの中マーカー95Cと、遮蔽された中マーカー95Cのうち中央の中マーカー95Cに隣接する左マーカー95L及び右マーカー95Rが遮蔽される場合(ただし、最も下流側の中マーカー95Cは一部遮蔽状態)などがある。上述のとおり、本実施の形態のマーカー95の設置間隔は、メダルMの直径の半分より小さい距離となっている。したがって、マーカー95の遮蔽態様からメダルMの大まかな形状を特定でき、メダル通路90にメダルMが存在していると判定される。
なお、連続してメダルMが投入された場合など、メダル通路90内にメダルMが複数ある場合には、複数のメダルMの存在を特定することができる。
また、正規のサイズのメダルM以外のものが投入された場合について、例えば、正規のメダルMよりも外径が小さい小径メダルMSが投入された場合、図10に示すように、右マーカー95Rが遮蔽されないことから、メダル通路90にメダルM以外のものが存在していると判定される。その結果、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定されることになる。
さらに、例えば、発光体を投入センサ92の位置に合わせて投入センサ92を誤作動させる不正器具Xが挿入された場合、図11に示すように、左マーカー95Lのみが連続して遮蔽されることから、メダル通路90にメダルM以外のものが存在していると判定される。その結果、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定されることになる。
(2)速度判定
メダルMが正常に通過する際、メダルMはメダル通路90を投入部90aから排出部90bに向けて重力により落下又は転動する。ここで、図12(A)に示すように、1のマーカー95が遮蔽されてから非遮蔽になるまでの時間を測定することにより、メダルMの移動速度を算出することができる。また、図12(B)に示すように、メダルMが1のマーカー95を遮蔽してから、同じ列の下流側にある他のマーカー95を遮蔽するまでの時間を測定することで、メダルMの移動速度を算出することができる。そして、この移動速度が予め定められた適正範囲を逸脱する場合に、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定することができる。なお、メダルMが連続して投入されることを加味すれば、離れた2つの左マーカー95L、又は離れた2つの右マーカー95Rの通過時間を測定しメダルMの移動速度を算出することが望ましい。
ここで適正範囲としては、例えば、メダル通路90をメダルMが転動する場合の接触抵抗や転がり抵抗を加味した速度を下限値として、前記の抵抗が全くない場合の速度を上限値として、それぞれ指定することができる。
移動速度が適正範囲を逸脱する例としては、糸を括り付けたメダルMがメダル投入口38から投入され、糸を操ることでメダルMが投入センサ92の前後を往復させる不正行為が行われた場合が想定される。この場合、メダルMは重力に逆らい投入センサ92から投入部90aに向けて逆行することがある。ここで、投入部90aから排出部90bに向かう際の移動速度が前述の上限値と下限値からなる意味のある適正範囲から逸脱する場合は、「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定されることになる。
(判定処理のフローについて)
図12に示すフローチャートに基づいて、判定手段330により実行される通過判定処理について説明する。
まず、ステップ100において、撮影装置93による撮影処理が実行される。高精度にメダルの移動を検出するには、撮影装置93は約2.8ミリ秒毎(フレームレートは360fps)にメダル通路90を撮影する必要があるが、これに限らず、約11ミリ秒毎(フレームレートは90fps)或いは、約17ミリ秒毎(フレームレートは60fps)の撮影速度で足りる。すなわち、本実施の形態では、フレームレートが低く、安価で入手しやすいVGAサイズのCCDカメラで実現可能である。そして、1回の撮影処理が終了する度に画像データを演出制御装置300に転送する。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101からステップ103にかけて、形状判定が行われる。
まず、ステップ101において、判定手段330により、演出制御装置300に転送された画像データからマーカー95の遮蔽態様が解析される。そして次のステップ102に進む。
ステップ102において、メダル通路90内に遮蔽状態のマーカー95が存在するか否かが判定される。遮蔽状態のマーカー95が存在する場合、すなわち、メダル通路90内に何らかの物が存する場合は、次のステップ103に進む。一方、遮蔽状態のマーカー95が1つも存しない場合、すなわち、メダル通路90内に何もない場合は、ステップ100に戻る。
ステップ103において、メダル通路90内にメダルM以外の遮蔽態様があるか否かの判定が行われる。ここでメダルMの遮蔽態様とは、図9(B)から(D)に示すように、連続する複数の中マーカー95Cと、隣接する左マーカー95L及び右マーカー95Rとが遮蔽される場合である。一方、メダルM以外の遮蔽態様とは、例えば、図10に示すように、適正なメダルMより外径の小さい小径メダルMSや、図11に示すように、投入センサ92を誤作動させる不正器具Xが存在する場合など、メダルM以外の物が挿入されている場合の遮蔽態様である。なお、1又は複数枚のメダルMが既にメダル通路90に投入された状態で、さらに異物が挿入された場合、すなわち、メダルMの遮蔽態様とメダルM以外の遮蔽態様が両方存在している場合には、メダルM以外の遮蔽態様があると判定される。そして、メダルM以外の遮蔽態様があると判定された場合、ステップ106に進む。一方、メダルM以外の遮蔽態様があると判定されなかった場合は、次のステップ104に進む。
ステップ104及びステップ105では、速度判定が行われる。
まず、ステップ104において、遮蔽態様の変化からメダルMの移動速度を算出する。ここで複数のメダルMの速度が算出された場合はその平均値を取得する。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、算出されたメダル移動速度が適正範囲を逸脱しているか否かが判定される。メダル移動速度が適正範囲を逸脱している場合、例えば、糸付メダルがメダル通路90内を逆行しており、移動速度がマイナス値である場合には、適正範囲を逸脱していると判定され、ステップ106に進む。一方、メダル移動速度が適正範囲を逸脱してない場合、すなわち、通常どおりメダル通路90を投入部90aから排出部90bに向けて転動している場合は、ステップ100に戻る。
形状判定の結果、ステップ103においてメダル通路90内にメダルM以外の遮蔽態様があると判定された場合、及び速度判定の結果、ステップ105においてメダル移動速度が適正範囲を逸脱していると判定された場合、すなわち、通過判定処理において「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定された場合には、ステップ106において、演出制御手段320は演出装置70を制御し、異常が発生している旨を報知する。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、判定手段330により実行される通過判定処理を終了するか否かが判定される。ここで、通過判定処理を終了する場合とは、例えば、前扉14を開放した際の開放時や、精算スイッチ36が操作された際の精算時に設定することができる。通過判定処理を終了すると判定された場合、通過判定処理は終了される。一方、通過判定処理を終了すると判定されていない場合には、ステップ107を繰り返す。
(総括)
本実施の形態は、メダルセレクタ17に形成されたメダルMを1枚ずつ通過させるメダル通路90に複数のマーカー95を配置し、さらにメダル通路90を所定時に撮影する撮影装置93を備えている。そして、判定手段330が、撮影装置93による撮影画像を解析し、マーカー95の遮蔽態様がメダルMの通過時とは異なる態様であると判定すると、演出制御手段320によって、異常が発生した旨が報知される。
本実施の形態によれば、メダル通路90に設けられた複数のマーカー95を撮影装置93によって撮影することにより、メダルMの通過を時系列で識別し、メダルMの動きに異常がある場合や異物が挿入された場合に報知することが可能である。特に、メダルMそのものを撮影し、形状を特定しなくとも、メダルMによるマーカー95の遮蔽態様さえ特定できれば、メダルMの動きに異常がある場合や異物が挿入された場合の判定が可能となっている。
なお、本実施の形態では、規定のメダルより径の小さい小径メダルMSが投入された場合、メダル通路90内で排除されるとともに、メダル通路90を転動しても形状判定において「メダルの通過時とは異なる遮蔽態様」と判定され、異常が報知される。
従来のメダルセレクタ17は、メダル通路90の形状を工夫することで不正器具などの異物の挿入を防いだり、投入センサ92においてフォトセンサを2個直列に並べることで糸釣りメダルによるクレジットの加算行為を防いでいたりした。本実施の形態では、演出制御装置300において、メダルMに係る異常を検知することにより、遊技制御装置200におけるメダルMの検知処理を補完することが可能となる。なお、判定手段330を遊技制御装置200に設けることにより、投入センサ92を設ける必要はなくなる。
また、遊技制御装置200がメダル投入を正常と判定している場合に、演出制御手段300が異常判定をするようにしてもよい。
本実施の形態の撮影装置93のように画像処理性能の低いカメラを想定した場合、マーカー95の識別の処理を簡易にして、識別が容易ではない場合(例えば、識別率が50%未満)であってもマーカー95の全域が遮蔽されていると判定することが可能である。なぜなら、メダルMの外径はメダル通路90で規定されるため、形状判定において、必ずしもメダルMのサイズの判定は要しないからである。また、速度判定においても、メダル通路90を転動するメダルMは速度のバラツキが大きいためメダルMの位置精度を良好に識別する効果は少ないと判断するためである。したがって、本方式のメダルMの識別処理では、必ずしも高解像度、高速度のカメラや、画像を処理するための高速な制御系を有する必要はなく、安価に入手可能な画像処理性能の低いカメラを撮影装置93としても充分、実現が可能である。
(変形例1)
本実施の形態におけるマーカー95は、メダル通路90に対して3列に配置していたが、これに限らず、1列してもよい。
図3に示す中マーカー95Cの位置に1列のみのマーカー95を配置した場合、連続投入されたメダルMを識別することはできない。また、メダル通路90の左右から不正器具を挿入した場合の検知が困難となる。しかし、配置を工夫することにより、対応可能である。例えば、左マーカー95Lの位置に1列のマーカー95を配置した場合は、連続投入されたメダルMを識別することができ、また、図11に示すような不正器具Xの識別は可能である。したがって、3列方式程の精度は得られないもののある程度の形状判定は可能である。一方、速度判定については、マーカー95の配置がメダル通路90の中央から左右にオフセットされていれば、3列方式の場合と同様に可能である。
1列方式にすると、マーカー95の数が減ることにより、制御系の負荷が軽減される。
(変形例2)
本実施の形態における3列のマーカー95を、例えば、4列や5列にしても同様の効果が得られ、形状判定におけるメダルMの形状の特定や挿入された異物の検出精度は向上する。ただし、マーカー95の列数を増やすほどマーカー95の左右の間隔は短くなり、マーカー95の識別精度が低下したり、マーカー95の数の増加による制御系の負荷増が懸念されたりする。したがって、本実施の形態の効果を考慮するとマーカー95の列数は、3列で十分と考える。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
25 メダル排出路 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
34 マックスベットスイッチ 36 精算スイッチ
38 メダル投入口 40 スタートスイッチ
43 電源ユニット 50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
62 回転リール 64 左回転リール
66 中回転リール 68 右回転リール
70 演出装置 72 スピーカー
74 上部スピーカー 76 下部スピーカー
78 演出用ランプ 84 表示装置
86 有効ライン 90 メダル通路
90a 投入部 90b 排出部
91 セレクタボディ 91a 通路背面
91b フランジ 92 投入センサ
93 撮影装置 94 誘導バー
95 マーカー 95L 左マーカー
95C 中マーカー 95R 右マーカー
96 セレクタカバー 96a メダルガイド
96b 開口窓 96c 通過口
97 ガイドレール 100 制御装置
200 遊技制御装置 210 役抽選手段
220 リール制御手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 ノーマル遊技制御手段
252 RT制御手段 253 ボーナス制御手段
260 AT抽選手段 280 送信手段
300 演出制御装置 310 受信手段
320 演出制御手段(報知手段) 330 判定手段
M メダル MS 小径メダル
X 不正器具

Claims (3)

  1. 遊技を制御する遊技制御装置と、
    遊技に基づく演出を制御する演出制御装置と、
    遊技を実行するために投入されたメダルを検知するメダルセレクタと、を備えた遊技機において、
    前記メダルセレクタには、投入された前記メダルを1枚ずつ通過させるメダル通路が形成され、
    前記メダル通路には、複数のマーカーが配置され、
    前記メダル通路を所定時に撮影する撮影装置を備え、
    前記演出制御装置は、
    前記撮影装置による撮影画像において、前記マーカーの遮蔽態様が前記メダルの通過時とは異なる態様であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により遮蔽態様が異なる態様であると判定された場合に異常が発生した旨を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記複数のマーカーは、前記メダル通路における前記メダルの進行方向に沿って1又は複数列に配置されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数のマーカーは、前記メダルの進行方向に対する間隔及び前記メダル通路の幅方向に対する間隔が前記メダルの直径の半分より小さい距離となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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