JP6406031B2 - Dcdcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、DCDCコンバータに関する。
電気自動車の普及が期待されており、電気自動車にはバッテリを充電するための充電器が搭載される。また、車載バッテリの電力で外部電気負荷を駆動する要求があり、その場合には充電器には双方向機能が必要となる。充電器を構成するDCDCコンバータも双方向化が必要となる。
この種の双方向DCDCコンバータとしては、下記特許文献1に見られるように、第1バッテリ側に設けられたフルブリッジ回路と、第2バッテリ側に設けられ、2つのスイッチを有するスイッチング回路と、第2バッテリ側に設けられたリアクトルと、フルブリッジ回路及びスイッチング回路の間に設けられたトランスとを備えるプッシュプル方式の双方向DCDCコンバータが知られている。詳しくは、このDCDCコンバータは、リアクトルに並列に接続されたバイパス回路を備えている。このため、第2バッテリから第1バッテリへの送電時においてスイッチング回路を構成する2つのスイッチが誤動作によって同時にオフ状態とされた場合であっても、リアクトルに蓄えられたエネルギの行き場がなくなることに起因して発生するサージ電圧を抑制することができる。これにより、DCDCコンバータの信頼性の低下を回避することができる。
特開2014−36511号公報
ところで、第2バッテリから第1バッテリへと送電するための上記スイッチの通常のスイッチング動作によっても、サージ電圧が発生し得る。このため、通常のスイッチング動作時においてDCDCコンバータを保護する技術が望まれている。なお、DCDCコンバータとしては、双方向のものに限らない。
本発明は、信頼性の低下を好適に回避できるDCDCコンバータを提供することを主たる目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
本発明は、第1端子(T1)及び第2端子(T2)に直流電源(41)が接続され、前記直流電源から出力される直流電圧を変換して出力するDCDCコンバータ(20;20a)において、1次側巻線(24a)、及び前記直流電源側に設けられた2次側巻線(24b;28b)を有するトランス(24;28)を備え、前記2次側巻線のセンタタップ(CT2)は、前記直流電源側に設けられ、前記2次側巻線の第1端と前記第2端子との間に設けられたスイッチであって、自身に並列に容量成分(Coss)が設けられた第1スイッチ(SW1)と、前記2次側巻線の第2端と前記第2端子との間に設けられたスイッチであって、自身に並列に容量成分が設けられた第2スイッチ(SW2)と、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチと前記第2端子との間、又は前記センタタップと前記第1端子との間に接続され、前記直流電源の出力電流を平滑化する平滑リアクトル(22)と、前記2次側巻線から前記1次側巻線へと電力を伝送すべく、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの双方をオン状態とする第1操作状態と、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち一方をオン状態としてかつ他方をオフ状態とする第2操作状態とを交互に繰り返す操作手段と、前記第1操作状態から前記第2操作状態への移行時において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち前記第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに設けられた前記容量成分に流れる電流を吸収する吸収手段(24;26a,26b;28)とを備えることを特徴とする。
上記発明では、操作手段によって第1操作状態と第2操作状態とが繰り返されることで、2次側巻線から1次側巻線に電力が伝送される。ここで、第1操作状態から第2操作状態への移行時において、第1スイッチ及び第2スイッチのうち第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに設けられた容量成分に、リアクトルを供給源とした電流が流れ込む。このことに起因して、第1操作状態から第2操作状態への移行時にスイッチにサージ電圧が発生し、スイッチの信頼性が低下する等、DCDCコンバータの信頼性が低下する懸念がある。
そこで上記発明では、第1操作状態から第2操作状態への移行時において、第1スイッチ及び第2スイッチのうち第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに設けられた容量成分に流れる電流を吸収手段によって吸収する。このため、上記移行時に発生するサージ電圧を抑制することができる。これにより、スイッチの信頼性が低下する等、DCDCコンバータの信頼性の低下を好適に回避することができる。
第1実施形態にかかる車載充放電システムの全体構成図。 第1,第2スイッチの操作状態及びリアクトル電流の推移を示すタイムチャート。 MODE1におけるDCDCコンバータ内の電流流通経路を示す図。 MODE2におけるDCDCコンバータ内の電流流通経路を示す図(SW1がオフし、SW2がオンの場合)。 SW1がオフし、SW2がオンする際に関与する漏れインダクタンス及び出力容量を示した回路図。 MODE1からMODE2(SW1がオフし、SW2がオンの場合)への移行時における出力容量に流れる電流の推移を観測するための簡易等価回路を示す図。 MODE1からMODE2への移行時における出力容量に流れる電流の推移を示すタイムチャート。 MODE1からMODE2への移行時におけるサージ電圧の発生態様を示すタイムチャート。 トランスの断面図(TYPEA)。 トランスの断面図(TYPEB)。 トランスの断面図(TYPEC)。 漏れインダクタンスの計算モデル及び計算結果を示す図。 サージ電圧の抑制効果を示す図。 第2実施形態にかかるDCDCコンバータの回路図。 第3実施形態にかかるDCDCコンバータの回路図。 トランスの断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明にかかるDCDCコンバータを具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる充放電装置10は、車載式のものであり、DCDCコンバータ20と、ACDCコンバータ30とを備えている。充放電装置10は、車両外部の商用電源40を電力供給源として、車載2次電池41(「直流電源」に相当)を充電する充電動作と、2次電池41を電力供給源として商用電源40に対して放電する逆潮動作とを行うことができる。なお、本実施形態では、2次電池41として、複数のリチウムイオン蓄電池の直列接続体によって構成された組電池を用いている。また、2次電池41を電力供給源とした放電対象は、商用電源40に限らず、例えば、車両外部の図示しない電気負荷であってもよい。
ちなみに、充放電装置10としては、車両に適用されるものに限らず、例えば家庭用蓄電システムに適用されるものであってもよい。また、2次電池41は、リチウムイオン蓄電池に限らず、例えば、鉛蓄電池やニッケル水素蓄電池であってもよい。
2次電池41とDCDCコンバータ20とは、充放電装置10の第1,第2端子T1,T2を介して接続されている。また、商用電源40とACDCコンバータ30とは、充放電装置10の第3,第4端子T3,T4を介して接続されている。
DCDCコンバータ20は、プッシュプル方式の双方向絶縁型DCDCコンバータである。DCDCコンバータ20は、第1平滑コンデンサ21、第1リアクトル22、第2リアクトル23、第1〜第4スイッチSW1〜SW4、トランス24及び第2平滑コンデンサ25を備えている。本実施形態では、各スイッチSW1,SW2,SW3,SW4として、NチャネルMOSFETを用いている。各スイッチSW1,SW2,SW3,SW4としては、具体的には例えば、SiC(シリコンカーバイド)MOSFETを用いることができる。また、各スイッチSW1,SW2,SW3,SW4には、第1,第2,第3,第4ダイオードD1,D2,D3,D4が逆並列に接続されている。
第1平滑コンデンサ21の第1端には、第2リアクトル23の第1端が接続され、第2リアクトル23の第2端には、第1端子T1を介して2次電池41の正極端子が接続されている。第1平滑コンデンサ21の第2端には、第2端子T2を介して2次電池41の負極端子が接続されている。
トランス24は、1次側巻線24a、2次側巻線24b及びコア52を備えている。2次側巻線24bのセンタタップCT2には、第2リアクトル23の第1端が接続されている。2次側巻線24bの第1端には、第1スイッチSW1のドレインが接続され、第1スイッチSW1のソースには、第1リアクトル22の第1端が接続されている。第1リアクトル22の第2端には、第1平滑コンデンサ21の第2端が接続されている。2次側巻線24bの第2端には、第2スイッチSW2のドレインが接続され、第2スイッチSW2のソースには、第1リアクトル22の第1端が接続されている。第1リアクトル22は、充放電装置10の充電動作時には、2次電池41に流れる電流の平滑化を行い、充放電装置10の逆潮動作時には、第2平滑コンデンサ25の端子間電圧が2次電池41の端子間電圧よりも高い場合に昇圧を行うためのものである。
1次側巻線24aのセンタタップCT1には、第2平滑コンデンサ25の第1端が接続されている。1次側巻線24aの第1端には、第3スイッチSW3のドレインが接続され、第3スイッチSW3のソースには、第2平滑コンデンサ25の第2端が接続されている。1次側巻線24aの第2端には、第4スイッチSW4のドレインが接続され、第4スイッチSW4のソースには、第2平滑コンデンサ25の第2端が接続されている。
ACDCコンバータ30は、充放電装置10の充電動作時において、商用電源40から供給される交流電圧を直流電圧に変換しDCDCコンバータ20に出力する整流回路として機能し、また、商用電源40の力率改善動作及び昇圧動作も行う。ACDCコンバータ30は、充放電装置10の逆潮動作時において、DCDCコンバータ20から供給される直流電圧を交流電圧に変換して商用電源40に出力するインバータ回路として機能する。本実施形態において、ACDCコンバータ30は、第2平滑コンデンサ25に接続されたフルブリッジ回路と、このフルブリッジ回路と第3,第4端子T3,T4とに接続された第3,第4リアクトル31,32とを備えている。なお、ACDCコンバータ30をPFC回路ともいう。一方、フルブリッジ回路は、第5〜第8スイッチSW5〜SW8を備えている。本実施形態では、各スイッチSW5〜SW8として、NチャネルMOSFETを用いている。また、各スイッチSW5,SW6,SW7,SW8には、第5,第6,第7,第8ダイオードD5,D6,D7,D8が逆並列に接続されている。
充放電装置10を構成する制御部50は、ACDCコンバータ30及びDCDCコンバータ20を構成する各スイッチを操作する。まず、ACDCコンバータ30について説明すると、制御部50は、充電動作時において、商用電源40の出力電圧の極性に応じて第5〜第8スイッチSW5〜SW8をオンオフ操作することで、力率改善しつつ、商用電源40から入力された交流電圧を直流電圧に変換してDCDCコンバータ20に出力する。一方、制御部50は、逆潮動作時において、第5〜第8スイッチSW5〜SW8をオンオフ操作することで、DCDCコンバータ20から入力された直流電圧を交流電圧に変換して商用電源40に系統連系する。
続いて、DCDCコンバータ20について説明すると、制御部50は、充電動作時において、第3,第4スイッチSW3,SW4をオンオフ操作するとともに、第1,第2スイッチSW1,SW2をともにオフ操作するか、または、第1,第2スイッチSW1,SW2を同期整流制御する。これにより、ACDCコンバータ30から供給された直流電圧を変換して2次電池41に供給する電圧型プッシュプル方式DCDCコンバータとしてDCDCコンバータ20を動作させる。
一方、逆潮動作時においては、制御部50は、第1,第2スイッチSW1,SW2をオンオフ操作するとともに、第3,第4スイッチSW3,SW4をともにオフとするか、または、第3,第4スイッチSW3,SW4を同期整流制御する。これにより、2次電池41から供給された直流電圧を変換してACDCコンバータ30に供給する電流型プッシュプル方式DCDCコンバータとしてDCDCコンバータ20を動作させる。
図2〜図4を用いて、逆潮動作時における第1,第2スイッチSW1,SW2の操作について詳しく説明する。ここで、図2(a),(b)は、第1,第2スイッチSW1,SW2の操作状態の推移を示し、図2(c)は、第1リアクトル22に流れる電流(以下、リアクトル電流IL)の推移を示す。本実施形態では、第1リアクトル22の両端のうち第2端から第1端へと向かう方向のリアクトル電流ILを正と定義する。
図2に示すように、第1,第2スイッチSW1,SW2の双方がオン状態とされるMODE1(「第1操作状態」に相当)と、第1スイッチSW1がオン状態とされてかつ第2スイッチSW2がオフ状態又は第2スイッチSW2がオン状態とされてかつ第1スイッチSW1がオフ状態とされるMODE2(「第2操作状態」に相当)とが交互に実施される。MODE2においてオン操作対象とされるスイッチは、MODE1を挟んで第1スイッチSW1と第2スイッチSW2とで交互に切り替えられる。MODE1においては、図3に示すように、第1平滑コンデンサ21、2次側巻線24b、第2スイッチSW2及び第1リアクトル22を含む閉回路と、第1平滑コンデンサ21、2次側巻線24b、第1スイッチSW1及び第1リアクトル22を含む閉回路とが形成される。これにより、第1リアクトル22にエネルギが蓄積される。一方、MODE2においては、図4に示すように、2次側から1次側へと電流が伝送される。なお図4では、MODE2として、第1スイッチSW1がオフ状態とされてかつ第2スイッチSW2がオン状態とされる例を示した。
ところで、MODE1からMODE2への移行時において、サージ電圧が発生し、充放電装置10の信頼性が低下する懸念がある。以下、サージ電圧の発生メカニズムについて説明した後、本実施形態にかかるサージ電圧の低減手法について説明する。
まず、サージ電圧の発生メカニズムについて説明する。図5に、DCDCコンバータ20における各スイッチの出力容量と、トランス24の漏れインダクタンスLl41,Ll14,Ll12とを示す。図5では、第1スイッチSW1の出力容量のみに「Coss」を付した。図5において、「Ll41,Ll14」は、MODE1からMODE2(第2スイッチSW2がオン状態かつ第1スイッチSW1がオフ状態)への移行時(具体的には、第1スイッチSW1に流れていた電流及び第2スイッチSW2に流れていた電流を第4スイッチSW4に転流させる期間)において、第1リアクトル22、2次側巻線24b及び1次側巻線24aを含む電気経路であって、2次側巻線24bから1次側巻線24aへと電力を伝送するための電気経路(「第1電気経路」に相当。以下、伝送経路)に存在するトランス24の漏れインダクタンスを示す。「Ll12」は、上記移行時において、第1スイッチSW1に流れていた電流を第2スイッチSW2に転流させる際の経路、すなわち第1スイッチSW1、2次側巻線24b及び第1リアクトル22を含む電気経路(「第2電気経路」に相当。以下、還流経路)に存在するトランス24の漏れインダクタンスを示す。
図6に、MODE1からMODE2(第1スイッチSW1がオフし、第2スイッチSW2がオンの場合)への移行時における出力容量に流れる電流の推移を観測するための図5を元にした簡易等価回路を示す。ここで、「Vsw」は、第1スイッチSW1の出力容量Cossの電圧を示し、「i1」は、上記出力容量Cossに流れる電流を示す。図6では、第1リアクトル22を定電流源51として示している。本実施形態では、この等価回路を用いて、サージ電圧について説明する。
図6に示すように、定電流源51の出力電流Ioが、漏れインダクタンスLl12側(還流経路側)の電流i1と、漏れインダクタンスLl41,Ll14側(伝送経路側)の電流i2とに分かれる。図6に示す等価回路において、キルヒホッフの法則により、下式(eq1)が成立する。
Figure 0006406031
上式(eq1)をまとめると、下式(eq2)が導かれる。
Figure 0006406031
上式(eq2)をラプラス変換すると、下式(eq3)が導かれる。
Figure 0006406031
上式(eq3)において、「s」はラプラス演算子を示す。上式(eq3)をラプラス逆変換すると、下式(eq4)が導かれる。
Figure 0006406031
ここで、出力容量Cossの電圧Vswが下式(eq5)のように導かれる。
Figure 0006406031
上式(eq4)は、MODE1からMODE2(第1スイッチSW1がオフし、第2スイッチSW2がオンの場合)への移行時における電流i1を示し(図7参照)、上式(eq5)は、上記移行時における出力容量Cossの電圧Vswを示す(図8参照)。図8に示すように、MODE2への移行時において、サージ電圧が発生する。このサージ電圧は、第1スイッチSW1がオフ操作に切り替えられる時に、漏れインダクタンスLl41,Ll14によって第1スイッチSW1から第2スイッチSW2へのリアクトル電流ILの転流が妨げられ、リアクトル電流ILによって第1スイッチSW1の出力容量Cossが充電されることで発生する。
ここで、上式(eq4)において、漏れインダクタンスL112を増大させる、または漏れインダクタンス「Ll41+Ll14」を低減することで、電流i1の振幅が小さくなる。その結果、電流i1の積分値である電圧Vswの振幅を小さくすることができる。すなわち、サージ電圧を低減することができる。
そこで本実施形態では、漏れインダクタンスL112の増大と漏れインダクタンス「Ll41+Ll14」の低減とをトランス24の巻線構造によって実現する。これにより、サージ電圧の低減を図る。なお、本実施形態において、トランス24が「吸収手段(インピーダンス低下手段)」に相当する。
トランス24の巻線構造の説明に先立ち、1次側巻線24a及び2次側巻線24bのそれぞれを以下のように分ける。先の図5に示すように、本実施形態では、2次側巻線24bのうち、センタタップCT2よりも第2スイッチSW2側の巻線を第1の2次側巻線S1(「第1巻線」に相当)と称し、センタタップCT2よりも第1スイッチSW1側の巻線を第2の2次側巻線S2(「第2巻線」に相当)と称すこととする。また、1次側巻線24aのうち、センタタップCT1よりも第4スイッチSW4側の巻線を第1の1次側巻線P1(「第4巻線」に相当)と称し、センタタップCT1よりも第3スイッチSW3側の巻線を第2の1次側巻線P2(「第3巻線」に相当)と称すこととする。
図9に、本実施形態にかかるトランス24の断面図を示す。なお、本実施形態では、図9に示すトランスをTYPEAと称すこととする。また、図9において、トランス24を構成するコア52について、断面を示すハッチングを省略している。
図示されるように、本実施形態にかかるコア52は、例えば、2つのEコア、又はEIコアにて構成されている。コア52の中足52aには、各巻線S1,S2,P1,P2が巻回されている。すなわち、中足52aは、各巻線S1,S2,P1,P2に共通の巻回部である。なお、図9では、便宜上、各巻線S1,S2,P1,P2間の隙間を大きく示している。
本実施形態では、中足52a側から、第2の2次側巻線S2、第2の1次側巻線P2、第1の1次側巻線P1、第1の2次側巻線S1の順に並ぶように各巻線が中足52aに巻回されている。詳しくは、第2の2次側巻線S2は、中足52a周りに巻回されている。なお、第2の2次側巻線S2は、中足52a周りにボビンを介して巻回されていてもよい。
第2の1次側巻線P2は、第1絶縁シート53を介して第2の2次側巻線S2の外周に巻き重ねられている。第1の1次側巻線P1は、絶縁シートを介すことなく、第2の1次側巻線P2の外周に巻き重ねられている。第1の2次側巻線S1は、第2絶縁シート54を介して第1の1次側巻線P1の外周に巻き重ねられている。各絶縁シート53,54は、電気的絶縁性を有するシート状の絶縁部材である。各巻線S1,S2,P1,P2は、第2の2次側巻線S2及び第2の1次側巻線P2の間に第1絶縁シート53が挟まれてかつ、第1の2次側巻線S1及び第1の1次側巻線P1の間に第2絶縁シート54が挟まれた状態においても、各巻線の中足52aに巻回された部分において、第2の2次側巻線S2及び第2の1次側巻線P2の間の距離と、第1の2次側巻線S1及び第1の1次側巻線P1の間の距離とのそれぞれが、第1の2次側巻線S1及び第2の2次側巻線S2の間の距離よりも短くされるように中足52aに巻回されている。
ここで、TYPEAのトランス24と対比するトランスとして、図10及び図11を用いて、TYPEB及びTYPECのトランスの構成について説明する。まず、図10を用いて、TYPEBのトランスについて説明する。なお図10において、先の図9に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、TYPEBのトランスにおいては、中足52a側から、第2の1次側巻線P2、第2の2次側巻線S2、第1の2次側巻線S1、第1の1次側巻線P1の順に並ぶように各巻線が中足52aに巻回されている。ここでは、第2の2次側巻線S2と第2の1次側巻線P2との間に第1絶縁シート55が介在し、第1の2次側巻線S1と第1の1次側巻線P1との間に第2絶縁シート56が介在している。TYPEBにおいては、TYPEAとは異なり、1次側巻線24a及び2次側巻線24bの間に絶縁シート55,56が挟まれた状態において、第1の2次側巻線S1及び第1の1次側巻線P1の間の距離と、第2の2次側巻線S2及び第2の1次側巻線P2の間の距離とのそれぞれが、第1の2次側巻線S1及び第2の2次側巻線S2の間の距離よりも長くなっている。
続いて、図11を用いて、TYPECのトランスについて説明する。なお図11において、先の図9に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、TYPECのトランスにおいては、中足52a側から、第2の2次側巻線S2、第1の2次側巻線S1、第2の1次側巻線P2、第1の1次側巻線P1の順に並ぶように各巻線が中足52aに巻回されている。第1の2次側巻線S1と第2の1次側巻線P2との間には絶縁シート57が介在している。TYPECにおいては、1次側巻線24a及び2次側巻線24bの間に絶縁シート57が挟まれた状態において、第1の2次側巻線S1及び第1の1次側巻線P1の間の距離がTYPEBよりも長くなっている。
図12に、TYPEA,B,Cについての漏れインダクタンスLl14,L141,L112の計算結果を示す。本実施形態では、漏れインダクタンスを、下式(eq6)を用いて計算した。
Figure 0006406031
上式(eq6)は、中足52aが延びる方向(各巻線の巻回方向)に並ぶ巻線を長方形形に近似して漏れインダクタンスを計算する式である。上式(eq6)において、「μ0」は真空中の透磁率を示し、「N」は巻線の巻数を示し、「MLT」は巻数1周あたりの平均長さを示す。「a」は各巻線の平行長(各巻線の中足52aに巻回された部分の巻回方向長さ)を示し、「b1,b2」は1次側巻線24a,2次側巻線24bの線径を示し、「c」は巻線間の線間距離を示す。本実施形態では、計算に際し、図12に示すように、各パラメータN,MLT,a,b1,b2,cを各TYPEで同一の値とした。また、図12の線間距離cについては、「C1<C2<C3<C4」の関係にある。
TYPEAでは、TYPECと比較して、1次側巻線24a及び2次側巻線24bの間の線間距離cが短い。このため、伝送経路に存在する漏れインダクタンス「Ll14+Ll41」をTYPECよりも小さくできる。また、TYPEAでは、TYPEB,Cと比較して、第1の2次側巻線S1及び第2の2次側巻線S2の間の線間距離cが長い。このため、還流経路に存在する漏れインダクタンスLl12をTYPEB,Cよりも大きくできる。これにより、上式(eq4)の電流i1の振幅を小さくすることができる。これは、先の図6において、伝送経路のインピーダンスが還流経路のインピーダンスよりも小さくなり、定電流源51の出力電流Ioのうち、伝送経路側に吸収される電流が増大し、出力容量Cossに流れる電流が低減することによる。電流i1の振幅を小さくなるため、上式(eq5)の電圧Vswの振幅を小さくすることができる。すなわち、サージ電圧を抑制することができる。
図13に、本実施形態にかかるサージ電圧の抑制効果を示す。本実施形態にかかる巻線構造(TYPEA)によれば、TYPECと比較してサージ電圧を約63%低減することができた。このように、本実施形態によれば、逆潮動作時の第1,第2スイッチSW1,SW2の通常のスイッチング動作がなされる場合において、MODE1からMODE2への移行時に発生するサージ電圧を好適に抑制することができる。これにより、スイッチの信頼性の低下等、充放電装置10の信頼性の低下を好適に回避することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、サージ電圧の抑制手法を変更する。
図14に、本実施形態にかかるDCDCコンバータ20の構成を示す。なお、図14において、先の図5に示した部材と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また、図14では、漏れインダクタンスの図示を省略している。
図示されるように、第1スイッチSW1には、第1スナバコンデンサ26a及び第1リレー27aの直列接続体が並列接続されている。第2スイッチSW2には、第2スナバコンデンサ26b及び第2リレー27bの直列接続体が並列接続されている。各リレー27a,27bは、制御部50によってオンオフ操作される。詳しくは、充電動作時において、各リレー27a,27bは常時オフ状態とされ、逆潮動作時において、各リレー27a,27bは常時オン状態とされる。なお、本実施形態において、各スナバコンデンサ26a,26b及び各リレー27a,27bが「吸収手段」に相当する。
こうした構成によれば、逆潮動作時のMODE1からMODE2への移行時におけるサージ電圧を低減することができる。つまり、上式(eq5)に示すように、サージ電圧にかかわる電圧Vswの振幅の分母に出力容量Cossが存在している。このため、例えば第1スナバコンデンサ26について説明すると、第1スナバコンデンサ26aの静電容量を出力容量Cossに加えることで、上記振幅の分母が増大することとなり、その結果、電圧Vswの振幅(サージ電圧)が抑制される(先の図13参照)。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に準じた効果を得ることができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、先の第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図15に示すように、DCDCコンバータの構成を変更する。なお、図15において、先の図5に示した部材と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、DCDCコンバータ20aを構成するトランス28は、1次側巻線28a、2次側巻線28b及びコア52を備えている。トランス28は、本実施形態において「吸収手段(インピーダンス低下手段)」に相当する。2次側巻線28bのセンタタップCTには、第2リアクトル23の第1端が接続されている。2次側巻線28bの第1端には、第1スイッチSW1のドレインが接続され、2次側巻線28bの第2端には、第2スイッチSW2のドレインが接続されている。
1次側巻線28aには、第11〜第14スイッチSW11〜SW14を備えるフルブリッジ回路が接続されている。本実施形態では、各スイッチSW11,SW12,SW13,SW14として、NチャネルMOSFETを用いている。また、各スイッチSW11,SW12,SW13,SW14には、第11,第12,第13,第14ダイオードD11,D12,D13,D14が逆並列に接続されている。各スイッチSW11〜SW14は、制御部50によってオンオフ操作される。
ここで、図15において、「L113,Ll31」は、MODE1からMODE2(第2スイッチSW2がオン状態かつ第1スイッチSW1がオフ状態)への移行時(具体的には、第1スイッチSW1に流れていた電流及び第2スイッチSW2に流れていた電流をスイッチSW13,SW12に転流させる期間)において、第1リアクトル22、2次側巻線28b及び1次側巻線28aを含む電気経路であって、2次側巻線28bから1次側巻線28aへと電力を伝送するための伝送経路に存在するトランス28の漏れインダクタンスを示す。「Ll12」は、上記移行時において、第1スイッチSW1に流れていた電流を第2スイッチSW2に転流させる際の経路、すなわち第1スイッチSW1、2次側巻線28b及び第1リアクトル22を含む還流経路に存在するトランス28の漏れインダクタンスを示す。
トランス28の巻線構造の説明に先立ち、2次側巻線28bを以下のように分ける。本実施形態では、2次側巻線28bのうち、センタタップCTよりも第2スイッチSW2側の巻線を第1の2次側巻線S1と称し、センタタップCTよりも第1スイッチSW1側の巻線を第2の2次側巻線S2と称すこととする。なお、1次側巻線28aを「P1」にて示す。
図16に、本実施形態にかかるトランス28の断面図を示す。なお、図16において、先の図9に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、中足52a側から、第2の2次側巻線S2、1次側巻線P1、第1の2次側巻線S1の順に並ぶように各巻線が中足52aに巻回されている。第2の2次側巻線S2と1次側巻線P1との間には、第1絶縁シート58が介在している。また、第1の2次側巻線S1と1次側巻線P1との間には、第2絶縁シート59が介在している。そして、1次側巻線28a及び2次側巻線28bの間に絶縁シート58,59が挟まれた状態において、第1の2次側巻線S1及び1次側巻線P1の間の距離と、第2の2次側巻線S2及び1次側巻線P1の間の距離とのそれぞれが、第1の2次側巻線S1及び第2の2次側巻線S2の間の距離よりも短くなるように、各巻線が中足52aに巻回されている。
上述した巻線構造によれば、伝送経路に存在する漏れインダクタンス「Ll13」を低減してかつ還流経路に存在する漏れインダクタンス「Ll12」を増大することができる。このため、上記第1実施形態と同様に、逆潮動作時においてサージ電圧抑制効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・先の図1において、第1リアクトル22の設置位置を、例えば、センタタップCT1と第1平滑コンデンサ21の第1端とを接続する電気経路に変更してもよい。
・先の図9において、第1の2次側巻線S1と第1の1次側巻線P1との間の電気的絶縁を確保しつつこれら巻線P1,S1をツイストペアケーブルのように撚り合わせ、第2の2次側巻線S2と第2の1次側巻線P2との間の電気的絶縁を確保しつつこれら巻線S2,P2をツイストペアケーブルのように撚り合わせてもよい。これにより、伝送経路に存在する漏れインダクタンス「Ll14+Ll41」をより小さくでき、サージ電圧の抑制効果をより高めることができる。
・トランスの巻線構造として、先の図10に示したTYPEBを採用してもよい。この場合であっても、先の図13に示すように、TYPECと比較して、サージ電圧抑制効果を得ることはできる。
・巻線としては、断面形状が円形の丸線に限らず、例えば、断面形状が矩形形状の平角線であってもよい。また、巻線としては、単線に限らず、リッツ線等、複数の線が束ねられたものであってもよい。
・コアの形状としては、先の図9に示した形状に限らず、トロイダルコア等、他の形状であってもよい。
・先の図9において、第1の2次側巻線S1と第2の2次側巻線S2との配置位置を入れ替えてかつ、第1の1次側巻線P1と第2の1次側巻線P2との配置位置を入れ替えてもよい。また、先の図16において、第1の2次側巻線S1と第2の2次側巻線S2との配置位置を入れ替えてもよい。
・上記第1実施形態では、DCDCコンバータ20が第2平滑コンデンサ25を備える構成としたが、これに代えて、ACDCコンバータ30が第2平滑コンデンサ25を備える構成を採用してもよい。
・上記各実施形態に記載の技術は、双方向DCDCコンバータ以外の電流型プッシュプル方式のDCDCコンバータに適用することができる。
20…DCDCコンバータ、22…第1リアクトル、24…トランス、SW1,SW2…第1,第2スイッチ。

Claims (9)

  1. 第1端子(T1)及び第2端子(T2)に直流電源(41)が接続され、前記直流電源から出力される直流電圧を変換して出力するDCDCコンバータ(20;20a)において、
    1次側巻線(24a)、及び前記直流電源側に設けられた2次側巻線(24b;28b)を有するトランス(24;28)を備え、
    前記2次側巻線のセンタタップ(CT2)は、前記直流電源側に設けられ、
    前記2次側巻線の第1端と前記第2端子との間に設けられたスイッチであって、自身に並列に容量成分(Coss)が設けられた第1スイッチ(SW1)と、
    前記2次側巻線の第2端と前記第2端子との間に設けられたスイッチであって、自身に並列に容量成分が設けられた第2スイッチ(SW2)と、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチと前記第2端子との間、又は前記センタタップと前記第1端子との間に接続され、前記直流電源の出力電流を平滑化する平滑リアクトル(22)と、
    前記2次側巻線から前記1次側巻線へと電力を伝送すべく、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの双方をオン状態とする第1操作状態と、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち一方をオン状態としてかつ他方をオフ状態とする第2操作状態とを交互に繰り返す操作手段と、
    前記第1操作状態から前記第2操作状態への移行時において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち前記第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに設けられた前記容量成分に流れる電流を吸収する吸収手段(24;26a,26b;28)とを備え
    前記吸収手段は、前記第1操作状態から前記第2操作状態への移行時に電流が流れる電気経路であって、前記平滑リアクトル、前記1次側巻線及び前記2次側巻線を含む第1電気経路のインピーダンスを、前記移行時に電流が流れる電気経路であって、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち前記第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに設けられた前記容量成分、前記2次側巻線及び前記平滑リアクトルを含む第2電気経路のインピーダンスよりも小さくするインピーダンス低下手段を含むことを特徴とするDCDCコンバータ。
  2. 前記インピーダンス低下手段は、前記第1電気経路のインピーダンスを前記第2電気経路のインピーダンスよりも小さくするために、前記第1電気経路に存在する前記トランスの漏れインダクタンスを、前記第2電気経路に存在する前記トランスの漏れインダクタンスよりも小さくするように構成された前記トランスである請求項記載のDCDCコンバータ。
  3. 前記センタタップを境として分けた前記2次側巻線のそれぞれを、第1巻線(S1)及び第2巻線(S2)と定義し、
    前記第2巻線は、前記トランスを構成するコア(52)の巻回部(52a)周りに巻回され、
    前記1次側巻線(P1,P2;P1)は、前記第2巻線の外周に巻き重ねられ、
    前記第1巻線は、前記1次側巻線の外周に巻き重ねられ、
    前記トランスは、前記第1巻線及び前記1次側巻線の間の距離と、前記第2巻線及び前記1次側巻線の間の距離とのそれぞれが、前記第1巻線及び前記第2巻線の間の距離よりも短くされるように構成されている請求項記載のDCDCコンバータ。
  4. センタタップ(CT1)を境として分けた前記1次側巻線のそれぞれを、第3巻線(P2)及び第4巻線(P1)と定義し、
    前記第3巻線は、前記第2巻線の外周に巻き重ねられ、
    前記第4巻線は、前記第3巻線の外周に巻き重ねられ、
    前記第1巻線は、前記第4巻線の外周に巻き重ねられ、
    前記トランスは、前記第2巻線及び前記第3巻線の間の距離と、前記第1巻線及び前記第4巻線の間の距離とのそれぞれが、前記第1巻線及び前記第2巻線の間の距離よりも短くされるように構成されている請求項記載のDCDCコンバータ。
  5. 前記1次側巻線は、電気的絶縁性を有する第1絶縁層(53,58)を介して前記第2巻線の外周に巻き重ねられ、
    前記第1巻線は、電気的絶縁性を有する第2絶縁層(54,59)を介して前記1次側巻線の外周に巻き重ねられ、
    前記トランスは、前記1次側巻線及び前記第2巻線の間に前記第1絶縁層が挟まれてかつ、前記1次側巻線及び前記第1巻線の間に前記第2絶縁層が挟まれた状態においても、前記第1巻線及び前記1次側巻線の間の距離と、前記第2巻線及び前記1次側巻線の間の距離とのそれぞれが、前記第1巻線及び前記第2巻線の間の距離よりも短くされるように構成されている請求項3又は4記載のDCDCコンバータ。
  6. 前記吸収手段は、前記2次側巻線から前記1次側巻線へと電力が伝送されている期間のみにおいて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち前記第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに並列接続されるコンデンサ(26a,26b)を含む請求項1〜のいずれか1項に記載のDCDCコンバータ。
  7. 前記吸収手段は、前記2次側巻線から前記1次側巻線へと電力が伝送されている期間のみにおいてオン状態とされるスイッチ(27a,27b)と、前記コンデンサとを含む請求項記載のDCDCコンバータ。
  8. 第1端子(T1)及び第2端子(T2)に直流電源(41)が接続され、前記直流電源から出力される直流電圧を変換して出力するDCDCコンバータ(20;20a)において、
    1次側巻線(24a)、及び前記直流電源側に設けられた2次側巻線(24b;28b)を有するトランス(24;28)を備え、
    前記2次側巻線のセンタタップ(CT2)は、前記直流電源側に設けられ、
    前記2次側巻線の第1端と前記第2端子との間に設けられたスイッチであって、自身に並列に容量成分(Coss)が設けられた第1スイッチ(SW1)と、
    前記2次側巻線の第2端と前記第2端子との間に設けられたスイッチであって、自身に並列に容量成分が設けられた第2スイッチ(SW2)と、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチと前記第2端子との間、又は前記センタタップと前記第1端子との間に接続され、前記直流電源の出力電流を平滑化する平滑リアクトル(22)と、
    前記2次側巻線から前記1次側巻線へと電力を伝送すべく、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの双方をオン状態とする第1操作状態と、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち一方をオン状態としてかつ他方をオフ状態とする第2操作状態とを交互に繰り返す操作手段と、
    前記第1操作状態から前記第2操作状態への移行時において、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち前記第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに設けられた前記容量成分に流れる電流を吸収する吸収手段(24;26a,26b;28)とを備え、
    前記吸収手段は、前記2次側巻線から前記1次側巻線へと電力が伝送されている期間のみにおいてオン状態とされるスイッチ(27a,27b)と、前記2次側巻線から前記1次側巻線へと電力が伝送されている期間のみにおいて、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのうち前記第2操作状態においてオフ状態とされるスイッチに並列接続されるコンデンサ(26a,26b)とを含むことを特徴とするDCDCコンバータ。
  9. 当該DCDCコンバータは、双方向DCDCコンバータである請求項1〜8のいずれか1項に記載のDCDCコンバータ。
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