JP6405508B2 - 燃料給油装置及びその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の給油口に備えられる燃料給油装置とその組立方法とに係り、特に、燃料キャップを螺合するキャップナットの構成に関する。
燃料給油装置は、車外から挿入される給油ノズル(給油ガン)を受け入れて、車体内に設置された燃料タンクへの給油を可能にするものであり、一端には、給油ガンの受け入れ口である燃料注入口が形成され、他端には、燃料タンクに繋がる燃料パイプが接続されている。燃料給油装置の燃料注入口には、燃料タンク内に貯えられた燃料の漏出を防止するための燃料キャップが着脱自在に装着される。
図9及び図10に、従来知られている燃料給油装置の第1例を示す。これらの図に示すように、第1従来例に係る燃料給油装置100は、燃料キャップAが装着されるリテーナ110と、燃料パイプBが接続されるフィラーネック120と、フィラーネック120内に配置されるガン案内部材130と、リテーナ110の内周面とフィラーネック120の外周面との間に配置されるOリング140とから主に構成されている(特許文献1の段落0015〜0019及び図2、図3参照)。なお、図中の符号A1は、燃料キャップAのつまみを示している。
リテーナ110は、金属材料をもって筒状に形成されている。その一端には鍔状の燃料注入口111が形成され、他端側には太径のフィラーネック接続部112が形成されている。さらに、燃料注入口111とフィラーネック接続部112との間には、雌ねじ113を有する細径のキャップ装着部114が形成されている。雌ねじ113は、キャップ装着部114の内面側に突出するように形成されている。フィラーネック120は、樹脂材料をもってパイプ状に形成されている。その一端には、ガン案内部材130を回転不能に係止するための係合凹部121が形成され、他端側には燃料パイプBを接続するための段付き溝122が形成されている。さらに、係合凹部121の近傍の外周面には、Oリング140を装着するための環状溝123が形成されている。ガン案内部材130は、金属材料をもって漏斗状に形成されており、その太径側の端部には、フィラーネック120に形成された係合凹部121に係合可能な係合凸部131が形成されている。
燃料給油装置100の組み立てに際しては、フィラーネック120の一端からその内部空間内にガン案内部材130を細径側より挿入し、フィラーネック120の一端部に形成された係合凹部121に、ガン案内部材130に形成された係合凸部131を係合する。また、フィラーネック120の外周面に形成された環状溝123にOリング140を装着する。次いで、フィラーネック120のガン案内部材装着側をリテーナ110に形成されたフィラーネック接続部112内に挿入し、当該フィラーネック120の端部を、フィラーネック接続部112とキャップ装着部114との間に形成される段部に当接すると共に、Oリング140をリテーナ110の太径部の内面に密接させる。これにより、燃料給油装置100の組み立てが完了する。
第1従来例に係る燃料給油装置100は、リテーナ110に雌ねじ113を有するキャップ装着部114を形成したので、雌ねじ113に噛み合い可能な雌ねじを有する燃料キャップAを着脱可能に装着することができる。
図11及び図12に、従来知られている燃料給油装置の第2例を示す。これらの図に示すように、第2従来例に係る燃料給油装置200は、燃料キャップAが装着される金属製のリテーナ210と、燃料パイプBが接続される樹脂製のフィラーネック220と、フィラーネック220内に配置される樹脂製のノズルガイド部材230とから主に構成されている(特許文献2の段落0011〜0020及び図1、図2参照)。なお、図中の符号A1は、燃料キャップAのつまみを示している。
リテーナ210は、フィラーネック220の先端部に装着可能なキャップ状に形成されており、リテーナ210とフィラーネック220のリテーナ装着部との間には、リテーナ210をフィラーネック220の周方向に位置決めするための、係合部及び被係合部からなる抜止機構(図示省略)が設けられている。また、フィラーネック220の燃料キャップ取付側の内面には、燃料キャップAに形成された雄ねじSを螺合するための雌ねじ221が形成される。さらに、フィラーネック220の側壁からは、ブリーザ管222が分岐されている。ブリーザ管222は、燃料タンク内の燃料蒸気をフィラーネック220に戻して、給油をスムーズに行わせるためのもので、燃料タンクと燃料蒸気パイプCを介して接続される。なお、図中の符号223は、燃料チューブBの一端部を接続するための段付き溝を示し、図中の符号224は、燃料蒸気パイプCの一端部を接続するための段付き溝を示している。ノズルガイド部材230は、漏斗状に形成されており、その太径側の端部には、フィラーネック220に形成された図示しない係合凹部に係合可能な係合凸部231が形成されている。
燃料給油装置200の組み立てに際しては、フィラーネック220の一端からその内部空間内にノズルガイド部材230を細径側より挿入し、フィラーネック220の内面に形成された図示しない係合凹部に、ノズルガイド部材230に形成された係合凸部231を係合する。これにより、フィラーネック220に対してノズルガイド部材230が周方向に位置決めした状態で取り付けられる。次いで、リテーナ210とフィラーネック220の間に形成された係合部及び被係合部を互いに係合させて、フィラーネック220の先端部にリテーナ210を装着する。これにより、フィラーネック220に対してリテーナ210が周方向に位置決めした状態で取り付けられる。次いで、リテーナ210の装着部を外部から加熱し、フィラーネック220の先端部の一部を溶融させる。これにより、溶融樹脂がリテーナ210に形成された係合部に沿って流れ、固化後に係合部の被係合部となるので、フィラーネック220にリテーナ210を固着することができる。第2従来例に係る燃料給油装置200は、上述の手順で組み立てられる。
第2従来例に係る燃料給油装置200は、インサート成形等によらずにフィラーネック220にリテーナ210を固着できるので、生産コストの削減を図ることができる。
特開2013−023168号公報 特開2014−104919号公報
しかしながら、特許文献1に記載された第1従来例に係る燃料給油装置100は、金属製のリテーナ110に雌ねじ113を形成してなるので、リテーナ110の製造に高精密な加工機械と、複雑な加工工程と、高価な金型と、複雑なねじ形状を実現するための材料選定と、熟練の製造技術を必要とする。また、リテーナ110及びガン案内部材130の双方を金属材料から形成するので、製品である燃料給油装置100が大重量化する。
一方、特許文献2に記載された第2従来例に係る燃料給油装置200は、燃料キャップAに形成された雄ねじSを螺合する雌ねじ221が、フィラーネック220と一体に形成されているので、フィラーネック220に対する燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きが特定の一方向に限定される。車体に対するフィラーネック220の設定位置及び向きは、車種ごとに定められているので、結局のところ、第2従来例に係る燃料給油装置200は、車体に対する燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きが適合する特定の車種にしか適用できないという問題がある。
この点に関し、図を用いてより詳細に説明すると、車種によっては、燃料キャップが車体の右側部に配置されるものもあるし、左側部に配置されるものもある。また、車種によっては、燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きを車体に対して水平にするものもあるし、垂直にするものもある。そして、第2従来例に係る燃料給油装置200のように、側壁からブリーザ管222が分岐されたフィラーネック220を備えた燃料給油装置200を用いる場合には、追突時の安全を図るため、ブリーザ管222を車体の前方側に向けて配置することが求められる。図13(a)は、燃料キャップAを車体の右側部に向け、かつフィラーネック220から分岐されたブリーザ管222を車体の前方側に向けた状態で、燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きが水平になる燃料給油装置200を車体に備えた場合を示している。本構成の燃料給油装置200を、仮に燃料キャップAが車体の左側部に向けて配置される車種に適用すると、図13(b)に示すように、燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きが車体に対して傾斜するので、つまみA1の向きが水平になることを求められる車両には、適用することができない。従って、燃料キャップが車体の右側部に向けて配置される車両と左側部に向けて配置される車両とについて、フィラーネック220の構成が異なる2種類の燃料給油装置を用意する必要がある。同様の理由から、燃料キャップAの締め切り時につまみA1の向きが水平になることを要求される車種と、垂直になることを要求される車種についても、別種の燃料給油装置を用意する必要がある。
なお、燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きは、雌ねじ221における雄ねじSの螺合開始点221a(図11参照)の位置をフィラーネック220の周方向にずらすことによって調整できる。つまり、第2従来例に係る燃料給油装置200については、雌ねじ221がフィラーネック220に形成されているので、雌ねじ221の螺合開始点221aをずらすためには、フィラーネック220全体を作り替える必要がある。しかしながら、フィラーネック220は、大型かつ構成が複雑であることから高価な部品であり、螺合開始点221aの位置が異なる各種のフィラーネック220を用意すると、燃料給油装置がコスト高になる。
本発明は、このような従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、軽量かつ低コストにして、各種の車両に容易に適用可能な汎用性を備えた燃料給油装置を提供することにある。
本発明は、このような技術的課題を解決するため、燃料給油装置に関しては、給油ノズルの挿入口を車体に開口された給油口に臨ませて車体の内部に配置され、前記給油ノズルの挿入口に燃料キャップが着脱自在に取り付けられる燃料給油装置において、前記燃料キャップを螺合するキャップナットが、前記給油ノズルの挿入口を有するフィラーパイプ、一端が前記フィラーパイプに連結され、他端に燃料パイプが接続されるフィラーネック、及び、前記キャップナットと前記フィラーネックとの間に配置されるノズルガイドに対して、独立の別体として形成されていることを特徴とする。
このように、キャップナットを、フィラーパイプ、ノズルガイド及びフィラーネックに対して独立の別体に形成すると、キャップナットを小型かつ低コストの部品として製造できると共に、フィラーネックに対するキャップナットの取付位置の自由度を高めることができる。キャップナットは、燃料キャップに形成された雄ねじを螺合するための雌ねじを有する部品であるので、フィラーネックに対するキャップナットの取付位置をフィラーネックの周方向にずらすことにより、燃料キャップの締め切り時における燃料キャップつまみの向きを適宜変更することが可能となる。よって、燃料給油装置の汎用性が高められ、燃料キャップの締め切り時における燃料キャップつまみの向きが異なる各種の車両に対応することができる。また、上述したように、キャップナットは小型かつ低コストの部品として製造できるので、汎用性に優れた燃料給油装置を安価に実施することができる。さらに、フィラーパイプとキャップナットを独立の別体に形成すると、フィラーパイプの構造を必然的に簡略化できるので、フィラーパイプの製造に高精密な加工機械、複雑な加工工程、高価な金型及び熟練の製造技術を必要とせず、フィラーパイプの製造を容易化できて、燃料給油装置の低コスト化を図ることができる。さらに、フィラーパイプとキャップナットを独立の別体に形成すると、フィラーパイプとキャップナットとをそれぞれ異なる材料を用いて形成できるので、フィラーパイプを金属材料から形成することにより、燃料キャップの着脱に対する耐擦過傷性、及び、給油ノズルとの衝突に対する耐衝撃性を従来品と同程度に維持することができて、燃料給油装置の耐久性及び信頼性を維持することができる。加えて、フィラーパイプを必然的に小型化できるので、燃料給油装置の軽量化が図れる。
また本発明は、前記構成の燃料給油装置において、前記キャップナットは、樹脂成形品又はダイカスト成形品であることを特徴とする。
このように、キャップナットを樹脂成形品又はダイカスト成形品にすると、金属材料のプレス加工品を用いてキャップナットを形成する場合に比べて、キャップナットを軽量かつ低コストに製造できるので、燃料給油装置の軽量化及び低コスト化を図れる。
また本発明は、前記構成の燃料給油装置において、前記キャップナットの内面の周方向に、前記燃料キャップを螺合するためのねじ山を形成し、前記ねじ山の周方向長さを、前記キャップナットの内面の1周の長さよりも短く形成したことを特徴とする。
ねじ山の周方向長さをキャップナットの内面の1周の長さ以下とすると、通常の2分割の金型を備えた射出成形機を用いて樹脂製のキャップナットを成形できるので、キャップナットの生産性を高めることができ、キャップナットひいては燃料給油装置の更なる低コスト化を図ることができる。
また本発明は、前記構成の燃料給油装置において、前記キャップナットと前記ノズルガイドの間、前記キャップナットと前記フィラーネックとの間及び前記ノズルガイドと前記フィラーネックとの間に、それぞれ回り止め用の係合凸部と係合凹部を形成したことを特徴とする。
このように、燃料給油装置を構成する各部材間に回り止め用の係合凸部と係合凹部を形成すると、各部材の組立を迅速かつ誤りなく行うことができるので、燃料給油装置の組立コストの低減を図ることができる。また、キャップナットにフィラーネックとの間の回り止めを行うための係合凸部又は係合凹部を形成する場合において、キャップナットに形成される雌ねじの螺合開始点に対する係合凸部又は係合凹部の形成位置が異なる種々のキャップナットを作製することにより、フィラーネックについては何ら形状を変更することなく、フィラーネックに対する雌ねじの配置が異なる燃料給油装置を組み立てることができる。よって、汎用性に優れた燃料供給装置を安価に実施することができる。
また本発明は、前記構成の燃料給油装置において、前記フィラーネックが、導電性の樹脂材料をもって形成されていることを特徴とする。
このように、フィラーネックを導電性の樹脂材料をもって形成すると、燃料給油装置のアース作業を容易化できるので、車両に対する燃料給油装置の取付作業を効率化できる。
また本発明は、前記構成の燃料給油装置において、前記ノズルガイドが、樹脂材料をもって形成されていることを特徴とする。
ノズルガイドは、金属製とすることもできるし、樹脂製とすることもできる。金属製のノズルガイドを用いると、高い耐衝撃性を具備することが見込めるが、ノズルガイド用の金属材料は、ノズルガイド用の樹脂材料に比べて大重量かつ高価で、加工コストも高価になるので、製品である燃料給油装置が大重量かつ高コストなものになる。これに対して、樹脂製のノズルガイドを用いると、ノズルガイドを軽量かつ安価に製造できるので、燃料給油装置の軽量化及び低コスト化を図ることができる。さらに、適宜の樹脂材料を選択すれば、実用上十分な耐衝撃性を具備させることができる。
一方、本発明は、燃料給油装置の組立方法に関して、給油ノズルの挿入口を有するフィラーパイプと、燃料キャップを螺合するための雌ねじが形成されたキャップナットと、一端が前記フィラーパイプに連結され、他端に燃料パイプが接続されるフィラーネックと、前記キャップナットと前記フィラーネックとの間に配置されるノズルガイドとを一体に組み合わせて所要の燃料給油装置を組み立てる、燃料給油装置の組立方法において、前記キャップナットを、前記フィラーパイプ、前記ノズルガイド及び前記フィラーネックに対して独立の別体に形成し、前記フィラーネックとしては、当該フィラーネックに対する前記キャップナットの回り止めを行うための1個又は1組の係合凸部又は係合凹部が形成された1種類のフィラーネックを用意すると共に、前記キャップナットとしては、前記フィラーネックに形成された1個又は1組の係合凸部又は係合凹部に係合される1個又は1組の係合凸部又は係合凹部が、前記雌ねじの形成位置に対して異なる位置に形成された複数種類のキャップナットを用意し、前記1種類のフィラーネックと、前記複数種類のキャップナットから選択される1種類のキャップナットを組み合わせて、前記フィラーネックに対する前記雌ねじの配置が異なる燃料給油装置を組み立てることを特徴とする。
フィラーネックとして、キャップナットの回り止めを行うための1個又は1組の係合凸部又は係合凹部を形成された1種類のフィラーネックを用意すると共に、キャップナットとして、フィラーネックに形成された1個又は1組の係合凸部又は係合凹部に係合される1個又は1組の係合凸部又は係合凹部が、雌ねじの形成位置に対して異なる位置に形成された複数種類のキャップナットを用意すると、これら1種類のフィラーネックと、複数種類のキャップナットから選択される1種類のキャップナットを組み合わせることにより、フィラーネックに対する雌ねじの配置が異なる燃料給油装置を組み立てることができる。よって、高価なフィラーネックを変更することなく、安価に製造可能なキャップナットを変更するだけで、燃料キャップの締め切り時における燃料キャップつまみの向きを変更できるので、燃料供給装置の汎用性を高めることができて、各種の車両に安価に適用することができる。
また本発明は、前記構成の燃料給油装置の組立方法において、前記フィラーネックとして、側壁からブリーザパイプが分岐されたものを用いることを特徴とする。
フィラーネックにブリーザパイプを形成すると、燃料タンク内の燃料蒸気をフィラーネックに戻すことができるので、燃料蒸気の存在によって燃料流が阻害されず、燃料供給装置から燃料タンクへの燃料の給油をスムーズに行うことができる。また、ブリーザパイプを形成したフィラーネックは、燃料給油装置を車体の右側部に配置する場合と左側部に配置する場合とで、車体に対するブリーザパイプの向きが逆向きになるが、この場合にも、フィラーネックに対するキャップナットの取付位置を変更することにより、燃料キャップの締め切り時における燃料キャップつまみの向きを同じにすることができる。
本発明によると、キャップナットを、フィラーパイプ、ノズルガイド及びフィラーネックに対して独立の別体に形成したので、キャップナットを小型かつ低コストの部品として製造できると共に、フィラーパイプ、ノズルガイド及びフィラーネックに対するキャップナットの取付位置の自由度を高めることができる。よって、燃料キャップの締め切り時における燃料キャップつまみの向きが異なる各種の車両に対応可能な汎用性を備えた高強度の燃料給油装置を、軽量かつ安価に提供できる。
実施形態に係る燃料給油装置の分解斜視図である。 実施形態に係る燃料給油装置の組立状態の断面図である。 実施形態に係るフィラーパイプの斜視図である。 実施形態に係るキャップナットの斜視図である。 実施形態に係るノズルガイドの斜視図ある。 実施形態に係るフィラーネックの斜視図である。 雌ねじの形成位置に対する係合凸部の形成位置が異なる各種のキャップナットを示す平面図である。 他の実施形態に係るフィラーネックの斜視図である。 第1従来例に係る燃料給油装置の分解斜視図である。 第1従来例に係る燃料給油装置の組立状態の断面図である。 第2従来例に係る燃料給油装置の構成図である。 第2従来例に係る燃料給油装置の分解斜視図である。 第2従来例に係る燃料給油装置の問題点を示す図である。
以下、本発明に係る燃料給油装置の実施形態を、図を用いて説明する。
実施形態に係る燃料給油装置1は、図1及び図2に示すように、金属製のフィラーパイプ10と、樹脂製のキャップナット20、ノズルガイド30、フィラーネック40及びキャッププロテクタ50と、フィラーパイプ10とフィラーネック40との間の隙間を密封するOリング60と、フィラーネック40にOリング61、62を介して接続される燃料パイプ63、64とから構成される。フィラーパイプ10は、車体に開口された給油口に臨む位置に配置される。
フィラーパイプ10は、給油ノズルの挿入口を構成する部品であり、例えばステンレス鋼板等の高強度の金属材料をもって、筒状に形成される。本例のフィラーパイプ10は、図3に詳細に示すように、その長さ方向に燃料キャップ装着部11とフィラーネック連結部12とが段部13を介して連続的に形成され、燃料キャップ装着部11の端部には、燃料キャップA(図10及び図11参照)を装着して燃料の吹きこぼれを防止するための鍔状の燃料キャップ装着面14が形成される。また、フィラーネック連結部12の開口端側の内周面には、フィラーネック40を係合するための係合段部15が形成される。
キャップナット20は、燃料キャップAをフィラーパイプ10に着脱可能に螺合するための部品であり、例えば繊維強化ポリアミド樹脂等の耐衝撃性、剛性、寸法安定性及び長寿命性に優れた樹脂材料を用いた樹脂成形品であって、リング状に形成される。また、樹脂成形品に代えて、例えばアルミニウム合金やマグネシウム合金等のダイカスト成形品を用いることもできる。本例のキャップナット20は、図4に詳細に示すように、外面にノズルガイド30の端部を当接するための段部21が形成され、該段部21を介して一方の周面には、フィラーネック40に対するキャップナット20の回り止め突起として機能する2つの第1係合凸部22a、22bが対向に形成される。これら2つの第1係合凸部22a、22bは、フィラーネック40に対するキャップナット20の取付方向を規制するため、互いに異なる横幅に形成される。また、段部21を介して他方側の端面には、キャップナット20に対するノズルガイド30の回り止め突起として機能する2つの第2係合凸部23a、23bが対向に形成される。これら2つの第2係合凸部23a、23bも、キャップナット20に対するノズルガイド30の取付方向を規制するため、互いに異なる横幅に形成される。さらに、キャップナット20の内面の周方向には、燃料キャップAを螺合するための雌ねじ24が形成される。雌ねじ24の周方向長さは、キャップナット20の内面の1周の長さよりも短くなるように調整される。これにより、2分割の金型を用いて、樹脂製又はダイカスト製のキャップナットを成形できるので、キャップナット20の生産性を高めることができ、燃料給油装置1の低コスト化を図ることができる。
ノズルガイド30は、車体に開口された給油口を通して車外から挿入された給油ノズルを一定位置に保持するための部品であり、例えばポリアセタール樹脂等の耐衝撃性及び耐摩耗性に優れた樹脂材料をもって漏斗状に形成される。即ち、本例のノズルガイド30は、図5に詳細に示すように、給油ノズル挿入部31と、燃料導入部32と、これらをつなぐ傾斜部33とを有し、給油ノズル挿入部31の端面には、キャップナット20に形成された2つの第2係合凸部23a、23bを係合するための2つの係合凹部34a、34bが形成される。これら2つの係合凹部34a、34bは、横幅が異なる第2係合凸部23a、23bを個別に係合できるように、互いに異なる大きさに形成される。また、傾斜部33の外面から燃料導入部32の外面に亘る部分には、フィラーネック40に対するノズルガイド30の回り止め突起、給油される燃料の整流板及び燃料タンクからの吹き返し防止部材として機能する2枚の係合突起35a、35bが平行に形成される。さらに、傾斜部33の一部には、通気孔36が形成される。
フィラーネック40は、ノズルガイド30内に挿入された給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導くための部品であり、非導電性の樹脂材料をもって形成することもできるし、導電性が付与された樹脂材料をもって形成することもできる。導電性が付与された樹脂材料を用いると、非導電性の樹脂材料を用いた場合よりも燃料給油装置のアース作業を容易化できる。本例のフィラーネック40は、図6に詳細に示すように、筒状の本体部41と、本体部41の末端に一端が連結された燃料導出パイプ42と、燃料導出パイプ42から分岐されたブリーザパイプ43を有している。本体部41の端面には、キャップナット20の周面に形成された2つの第1係合凸部22a、22bを係合するための2つの係合凹部44a、44bが形成される。また、本体部41の外周面には、Oリング60の装着溝45と、フィラーパイプ10に形成された係合段部15に係合される係止爪46と、キャッププロテクタ50に対するフィラーネック40の回り止め突起47と、キャッププロテクタ50の位置決め突起48とが形成される。また、燃料導出パイプ42の外周面には、Oリング61の装着溝42aと、燃料パイプ63の脱落防止用突起42bとが形成され、ブリーザパイプ43の外周面には、Oリング62の装着溝43aと、燃料パイプ64の脱落防止用突起43bとが形成される。
キャッププロテクタ50は、衝突時の衝撃や車体の変形から給油口を守るための部品であり、例えば繊維強化ポリアミド樹脂等の耐衝撃性、剛性、寸法安定性及び長寿命性に優れた樹脂材料をもって、漏斗状に形成される。即ち、本例のキャッププロテクタ50は、図1に示すように、椀状部51と、当該椀状部51の底面に連なる円筒部52とから構成されており、円筒部52の周方向には、フィラーネック40に形成された回り止め突起46を挿入するための係合溝53が形成される。
キャップナット20における第1係合凸部22a、22bの形成位置は、車体に設置された燃料給油装置1に燃料キャップAを装着したときに、燃料キャップAのつまみA1が車両メーカが求める方向に向くように調整される。即ち、燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きは、キャップナット20に形成される雌ねじ24の燃料キャップAに形成された雄ねじとの螺合開始点24a(図4参照)の位置によって定まる。このため、先に図13を用いて説明したように、螺合開始点24aに対して特定の位置に第1係合凸部22a、22bが形成されたキャップナット20を、ブリーザパイプ43に対して特定の位置に係合凹部44a、44bが形成されたフィラーネック40に装着すると、燃料給油装置を車体の右側部に配置した場合と左側部に配置した場合とで、車体に対するつまみA1の向きが異なってしまう。このような問題を回避するため、実施形態に係る燃料給油装置1では、図7(a)、(b)に示すように、螺合開始点24aに対する第1係合凸部22a、22bの形成位置が異なる2種類のキャップナット20を用意する。勿論、燃料キャップAの締め切り時において、つまみA1の位置が垂直であることを求められる場合には、さらに他の適切な位置に第1係合凸部22a、22bが形成されたキャップナット20を用意する。これに対して、フィラーネック40については、ブリーザパイプ43に対して特定の位置に係合凹部44a、44bが形成されたものを1種類だけ用意すれば足りる。
以下、実施形態に係る燃料給油装置の組立方法について説明する。
まず、フィラーネック40の本体部41内に、燃料導入部32側からノズルガイド30を挿入する。本体部41内に挿入されたノズルガイド30は、2枚の係合突起35a、35bを本体部41内に形成された図示しない係合凹部に係合され、フィラーネック40に対する位置決めと回り止めとが行われる。また、これにより、給油される燃料の整流と燃料タンクからの吹き返し防止が可能となる。
次いで、フィラーネック40の本体部41に、キャップナット20を装着する。この際、車体に設置された燃料給油装置1に燃料キャップAを装着したときに、燃料キャップAのつまみA1が車両メーカが求める方向に向くように第1係合凸部22a、22bが形成された所要のキャップナット20を選択し、フィラーネック40に装着する。本体部41に対するキャップナット20の装着は、キャップナット20の周面に形成された2つの第1係合凸部22a、22bを本体部41の端面に形成された2つの係合凹部44a、44bに係合すると共に、キャップナット20の端面に形成された2つの第2係合凸部23a、23bをノズルガイド30の端面に形成された2つの係合凹部34a、34bに係合することにより行う。これにより、フィラーネック40及びノズルガイド30に対するキャップナット20の位置決めが行われる。この場合、第1係合凸部22aと22b、係合凹部34aと34b、及び、係合凹部44aと44bは、それぞれ異なる横幅に形成されているので、特定の係合凸部が特定の係合凹部に確実に係合され、ノズルガイド30及びフィラーネック40に対するキャップナット20の取付方位を誤ることがない。なお、第2係合凸部23a、23b及び係合凹部34a、34bについては、形成を省略することもできる。
次いで、フィラーネック40に形成されたOリングの装着溝45にOリング60を装着した後、フィラーネック40の本体部41に、フィラーパイプ10を被着する。フィラーネック40の本体部41に対するフィラーパイプ10の被着は、フィラーパイプ10内にフィラーネック40の本体部41を差し込み、フィラーネック連結部12の内周面に形成された係合段部15に、フィラーネック40に形成された係止爪45を係合することにより行われる。これにより、図2に示すように、キャップナット20がフィラーパイプ10に形成された燃料キャップ装着面14の裏面に当接され、キャップナット20が固定される。また、フィラーネック40の外面とフィラーパイプ10の内面との間の隙間がOリング60によって密封される。
次いで、フィラーネック40の本体部41に、キャッププロテクタ50を取り付ける。フィラーネック40に対するキャッププロテクタ50の取付けは、本体部41の外周面に形成された回り止め突起47をキャッププロテクタ50に形成された係合溝53内に挿入し、キャッププロテクタ50の端面に本体部41の外周面に形成された位置決め突起48に当接することにより行われる。フィラーネック40とキャッププロテクタ50とは、ビス等を用いて固定することもできる。
最後に、フィラーネック40に形成されたOリングの装着溝42a、43aに、それぞれOリング61、62を装着した後、フィラーネック40に形成された燃料導出パイプ42及びブリーザパイプ43の外周に燃料パイプ63、64をそれぞれ連結する。燃料導出パイプ42と燃料パイプ63との間の隙間はOリング61で密封され、ブリーザパイプ43と燃料パイプ64との間の隙間はOリング62で密封される。
実施形態に係る燃料給油装置1は、キャップナット20を、フィラーパイプ10、ノズルガイド30及びフィラーネック40に対して独立の別体に形成したので、燃料キャップAの螺合開始点24aに対する第1係合凸部22a、22bの形成位置が異なる複数種類から選択される1種類のキャップナット20と、ブリーザパイプ43に対して特定の位置に係合凹部44a、44bが形成された1種類のフィラーネック40とを組み合わせることによって、燃料キャップAの締め切り時におけるつまみA1の向きを適宜調整することができる。よって、汎用性に優れる燃料給油装置を安価に実施することができる。
また、実施形態に係る燃料給油装置1は、フィラーパイプ10とキャップナット20とを独立の別体に形成したので、フィラーパイプ10の構成を必然的に小型で簡略なものにすることができ、燃料給油装置1の軽量化と低コスト化を図ることができる。即ち、フィラーパイプ10が小型になると、金属材料の使用量を減少できるので、燃料給油装置1を軽量化できる。加えて、金属材料費を軽減できるので、燃料給油装置1を低コスト化できる。また、フィラーパイプ10の構成を簡略化すると、フィラーパイプ10の製造に複雑な加工機械や高度な熟練を必要としないので、フィラーパイプ10の製造を効率化できると共に、生産技術の程度が低い工場での製造が可能になる。よって、この点からも燃料給油装置1の低コスト化を図ることができる。更には、フィラーパイプ10の設計、開発及び製造を迅速化できるので、製品の早期立ち上げが可能になる。
さらに、実施形態に係る燃料給油装置1は、金属製のフィラーパイプ10を備えるので、燃料キャップの着脱に対する耐擦過傷性、及び、給油ノズルとの衝突に対する耐衝撃性については、従来品と同程度に維持することができ、燃料給油装置の耐久性及び信頼性を維持できる。
なお、本発明は、キャップナットを、フィラーパイプ、ノズルガイド及びフィラーネックに対して独立の別体に形成したことを特徴とするものであり、その他の構成については、実施形態の記載に拘泥することなく、適宜変更することができる。
例えば、前記実施形態においては、燃料キャップAの螺合開始点24aに対する第1係合凸部22a、22bの形成位置が異なる複数種類のキャップナット20を用意する構成としたが、かかる構成に代えて、図8に示すように、フィラーネック40の端面に、キャップナット20に形成された2つの第1係合凸部22a、22bを係合するための2組の係合凹部44a、44b、44a´、44b´を形成するという構成にすることもできる。この場合には、キャップナット20として、燃料キャップAの螺合開始点24aに対して特定の位置に第1係合凸部22a、22bが形成された2種類のキャップナット20を用意すれば足りる。この場合には、キャップナット20に形成された第1係合凸部22a、22bを、フィラーネック40の端面に形成された係合凹部44a、44bに係合するか、係合凹部44a´、44b´に係合することによって、燃料キャップAのつまみA1の向きを調整する。
また、前記実施形態においては、ノズルガイド30を樹脂製としたが、金属製とすることもできる。更に、前記実施形態においては、2つの第1係合凸部22a、22bを対向に形成したが、必ずしも対向の位置に形成する必要はなく、非対称の位置に形成することもできる。同様に、前記実施形態においては、2つの第2係合凸部23a、23bを対向に形成したが、必ずしも対向の位置に形成する必要はなく、非対称の位置に形成することもできる。加えて、前記実施形態においては、側壁からブリーザパイプ43が分岐されたフィラーネック40を用いたが、ブリーザパイプ43を有しないフィラーネックを用いることもできる。また、前記実施形態においては、互いに組み立てられる2つの部材間に大きさが異なる2つの係合凸部及び係合凹部を形成して、これらの各部材間の位置決めを行うようにしたが、各部材間に1つずつの係合凸部及び係合凹部を形成する構成とすることもできる。
本発明は、自動車の燃料給油装置に利用できる。
1 燃料給油装置
10 フィラーパイプ
20 キャップナット
30 ノズルガイド
40 フィラーネック
50 キャッププロテクタ
60、61、62 Oリング
63、64 燃料パイプ
A 燃料キャップ

Claims (8)

  1. 給油ノズルの挿入口を車体に開口された給油口に臨ませて車体の内部に配置され、前記給油ノズルの挿入口に燃料キャップが着脱自在に取り付けられる燃料給油装置において、
    前記燃料キャップを螺合するキャップナットが、前記給油ノズルの挿入口を有するフィラーパイプ、一端が前記フィラーパイプに連結され、他端に燃料パイプが接続されるフィラーネック、及び、前記キャップナットと前記フィラーネックとの間に配置されるノズルガイドに対して、独立の別体として形成されていることを特徴とする燃料給油装置。
  2. 前記キャップナットは、樹脂成形品又はダイカスト成形品であることを特徴とする請求項1に記載の燃料給油装置。
  3. 前記キャップナットの内面の周方向に、前記燃料キャップを螺合するためのねじ山を形成し、前記ねじ山の周方向長さを、前記キャップナットの内面の1周の長さよりも短く形成したことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の燃料給油装置。
  4. 前記キャップナットと前記ノズルガイドの間、前記キャップナットと前記フィラーネックとの間及び前記ノズルガイドと前記フィラーネックとの間に、それぞれ回り止め用の係合凸部と係合凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の燃料給油装置。
  5. 前記フィラーネックが、導電性の樹脂材料をもって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の燃料給油装置。
  6. 前記ノズルガイドが、樹脂材料をもって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の燃料給油装置。
  7. 給油ノズルの挿入口を有するフィラーパイプと、燃料キャップを螺合するための雌ねじが形成されたキャップナットと、一端が前記フィラーパイプに連結され、他端に燃料パイプが接続されるフィラーネックと、前記キャップナットと前記フィラーネックとの間に配置されるノズルガイドとを一体に組み合わせて所要の燃料給油装置を組み立てる、燃料給油装置の組立方法において、
    前記キャップナットを、前記フィラーパイプ、前記ノズルガイド及び前記フィラーネックに対して独立の別体に形成し、
    前記フィラーネックとしては、当該フィラーネックに対する前記キャップナットの回り止めを行うための1個又は1組の係合凸部又は係合凹部が形成された1種類のフィラーネックを用意すると共に、前記キャップナットとしては、前記フィラーネックに形成された1個又は1組の係合凸部又は係合凹部に係合される1個又は1組の係合凸部又は係合凹部が、前記雌ねじの形成位置に対して異なる位置に形成された複数種類のキャップナットを用意し、
    前記1種類のフィラーネックと、前記複数種類のキャップナットから選択される1種類のキャップナットを組み合わせて、前記フィラーネックに対する前記雌ねじの配置が異なる燃料給油装置を組み立てることを特徴とする燃料給油装置の組立方法。
  8. 前記フィラーネックとして、側壁からブリーザパイプが分岐されたものを用いることを特徴とする請求項7に記載の燃料給油装置の組立方法。
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