JP6405213B2 - 給湯器の異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯器に関し、詳しくは、給湯器の異常を検出するための異常検出装置に関する。
給湯器には、安全性を向上させる目的で、燃焼の異常などを検出するための異常検出装置を備えたものが広く用いられている。そして、そのような給湯器の1つに、特許文献1に開示されているような給湯器(瞬間的湯沸器)がある。
この特許文献1に開示されている給湯器は、図6に示すように、メインバーナ101の燃焼室103と、熱交換器104を備えた給湯器であって、パイロットバーナ102により加熱される熱電対105と、その熱起電力によりメインバーナ101およびパイロットバーナ102への燃料供給路に配設した遮断弁Vを吸着して開に保持するマグネットMを備えたパイロットセフティ回路Cに、メインバーナ101の燃焼雰囲気温度の上昇に伴って、漸次増大する抵抗体106を設けた酸欠検知安全装置付き給湯器(瞬間式湯沸器)である。
この特許文献1の給湯器においては、抵抗体106として、熱電対105による熱起電力に対して逆起電力を発生すべく接続した雰囲気温度検出用熱電対が用いられている。また、雰囲気温度検出用熱電対として、熱電対105とは逆極性となる状態に接続した副熱電対(抵抗体)106が用いられている。
そして、この特許文献1の給湯器においては、図6に示すように、パイロットバーナ102により加熱される熱電対105の熱起電力により生じる電流がパイロットセフティ回路Cに通電されることにより、別段の増幅回路を必要とすることなく、マグネットMによって、メインバーナ101およびパイロットバーナ102への燃料供給路に設けた遮断弁Vを吸着して開に保持することが可能になる。
ところで、増幅回路を用いることなく遮断弁Vを吸着して開に保持するためには、パイロットセフティ回路Cのループ抵抗値が低いことが必要になる。したがって、パイロットセフティ回路Cに、副熱電対(抵抗体)106を設けることによって生じる抵抗値の増大を抑制する必要があった。
そこで、パイロットセフティ回路Cと副熱電対106との接続部の抵抗をできるだけ小さくするため、パイロットセフティ回路Cと副熱電対106との接続に用いられるリード線と、副熱電対106とは、通常、溶接によって接続されることになる。
また、前記リード線としてより線を用いると、リード線と副熱電対106との溶接の際に、より線を構成する素線が溶接によって溶断するおそれがあるなどの理由から、リード線としては、通常、より線ではなく単線が用いられる。しかしながら、リード線の断面積(導体断面積)が同じである場合、単線の方が、より線に比べて可とう性が低いため、リード線としてより線を用いる場合に比べて、リード線の取り扱い性が悪く、製造工程における作業性が低下するという問題点がある。
また、特許文献2には、図7に示すように、熱電対201と、この熱電対201の冷接点206,207である両端部に接続されたリード線205とを備えた熱電対装置が開示されている。
この熱電対装置において、熱電対201は、種類の異なる板状金属材料からなる第1の細片202と第2の細片203とから構成されており、熱電対201の温接点は第1の細片202と第2の細片203の先端部202a,203a同士を溶接することにより形成されている。また、リード線205と接続する第1および第2の細片202,203の他端部は、かしめることによりリード線205に圧着されてこれを保持するかしめ部202d,203dとなっており、かつ、かしめ部202d,203dをかしめてリード線205を保持固定することにより、熱電対201とリード線205とが電気的に接続されている。
そして、熱電対201は、リード線205を介してバーナコントローラ212に接続されており、バーナコントローラ(図示せず)を介してメイン弁(図示せず)を作動させるように構成されている。
このように構成された特許文献2の熱電対装置の場合、製造が容易で生産性に優れている。すなわち、上述の特許文献1では、増幅由路を用いずに遮断弁Vを吸着して開に保持するようにしているが故に、リード線205と、熱電対201とを溶接によって接続するとともに、リード線205としてより線ではなく単線を用いることが必要になるのに対して、この特許文献2では、熱電対を、リード線205を介してバーナコントローラに接続して、バーナコントローラを介してメイン弁を作動させるように構成しているので、熱電対201とリード線205とを溶接ではなく、かしめによって接続することが可能になり、また、リード線としてより線を使用することが可能になるため、製造工程における作業性を向上させることが可能で、生産性に優れている。
しかしながら、特許文献2の熱電対装置を備えた給湯装置(ガス湯沸器)では、以下に説明するような問題点がある。
特許文献2の熱電対装置では、冷接点206,207の近傍を絶縁チューブに覆い、かつ該絶縁チューブに覆われた箇所に位置決め部材(スペーサ)を係合させることにより、冷接点206,207およびリード線205が所定の間隔を保持するように構成されている。つまり、特許文献2では、2種類の金属(種類の異なる板状金属材料からなる第1の細片202と第2の細片203)の一端側同士を接合して熱電対201を形成し、この熱電対201を構成する2種類の金属202,203の他端側である冷接点206,207の近傍を、絶縁チューブに覆い、かつ該絶縁チューブに覆われた箇所が位置決め部材に係合されて、湯沸器の燃焼室近傍に取り付けられることになる。
そしてこの場合、当然ながら、熱電対201が係合された位置決め部材を給湯器の燃焼室近傍への取り付けが必要となる。
すなわち、特許文献2の技術によっても、給湯装置(ガス湯沸器)に燃焼室の雰囲気温度を検出する熱電対を配設するためには、(1)熱電対の形成、(2)形成された熱電対の位置決め部材への係合(取り付け)、および、(3)形成された熱電対が係合(取付)された位置決め部材の燃焼室近傍への取り付け、の3つの工程が必要である。
そして、上述のような3つの工程が必要になる結果、給湯器製造時の工数が増加し、コストの増大を招くという問題点がある。
実開昭58−181150号公報 実開平3−112643号公報
本発明は、上記課題を解決するものであり、製造工程における作業性を損なうことがなく、かつ、給湯器を製造する際(詳しくは異常検出装置を設ける際)における、燃焼室の雰囲気温度検出用の熱電対を多くの工数を必要とすることなく容易に配設することが可能で、生産性に優れた給湯器の異常検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の給湯器の異常検出装置は、
バーナと、
前記バーナの燃焼室を形成する筒胴と、
前記筒胴の上部に設けられ、前記バーナの燃焼熱により加熱される熱交換器と、
前記筒胴に形成された測温用開口を通して前記燃焼室に臨む状態で設けられた燃焼室温度検出手段と、
前記燃焼室温度検出手段の検出情報に基づいて、前記バーナの燃焼を制御する制御手段と
を具備する給湯器に備えられる異常検出装置において、
前記筒胴に取り付けられた固定部材であって、前記筒胴の前記測温用開口に対向する貫通口を備えるとともに、前記貫通口の周縁から内方に突出する突片を備えた、第1の金属からなる固定部材と、
前記第1の金属とは異なる第2の金属からなる電極体と
を備え、
前記第1の金属からなる前記固定部材の前記突片と、前記第2の金属からなる前記電極体とが接合されることにより、前記燃焼室温度検出手段として機能する熱電対が構成されており、かつ、
前記電極体が、断面が円形の線材からなり、
前記突片の先端側は巻回された構造とされており、
前記電極体の一方側の端部を、前記突片の前記先端側の巻回された部分に挿入するとともに、前記電極体の一方側の端部を、前記突片の前記先端側の巻回された部分で巻き込んで保持するように構成されていること
を特徴としている。
本発明の給湯器の異常検出装置においては、前記固定部材に、リード線接続用電極が一体に形成されていることが好ましい。
本発明の給湯器の異常検出装置においては、筒胴の測温用開口に対向するように位置する貫通口が形成され、かつ、貫通口の周縁から内方に突出する突片が設けられた、第1の金属からなる固定部材と、第1の金属とは異なる第2の金属からなる電極体とを備えており、第1の金属からなる固定部材の突片と、第2の金属からなる電極体とが接合されることにより、燃焼室温度検出手段として機能する熱電対が構成され、かつ、電極体が、断面が円形の線材からなり、突片の先端側は巻回された構造とされており、電極体の一方側の端部を、突片の先端側の巻回された部分に挿入するとともに、電極体の一方側の端部を、突片の先端側の巻回された部分で巻き込んで保持するようにしているので、給湯器を製造する際における、燃焼室の雰囲気温度検出用の熱電対を、多くの工数を必要とすることなく容易に設けることが可能になり、コストの削減を図ることが可能になる。
すなわち、(1)第1の金属からなる固定部材の突片と第2の金属からなる電極体との接合による熱電対の形成、および、(2)電極体が接合された固定部材の筒胴(燃焼室)への取り付け、の2つの構成によって、給湯器に対して、燃焼室の雰囲気温度を検出するための熱電対を設けることが可能になるため、熱電対を湯沸器に設けるための工数を削減することができる。
また、断面が円形の線材を電極体に用いるようにしているので、板材をプレス加工により打ち抜いて電極体を形成する場合のように、電極体材料に抜きカスなどが生じないようにして、材料ロスの低減を図ることが可能になる。
また、固定部材に、リード線接続用電極を一体に形成するようにした場合、制御手段と熱電対とを接続するリード線の熱電対への接続を簡便に行うことが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる異常検出装置を備えた給湯器の構成を示す正面図である。 本発明の実施形態1にかかる異常検出装置を構成する、固定部材と電極体とを接合することにより形成された熱電対を示す斜視図である。 本発明の実施形態1にかかる異常検出装置を構成する、接合される前の固定部材と電極体を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態(実施形態2)にかかる異常検出装置を構成する、固定部材と電極体とを接合することにより形成された熱電対を示す斜視図である。 本発明の実施形態2にかかる異常検出装置を構成する、接合される前の固定部材と電極体を示す斜視図である。 従来の酸欠検知安全装置付き給湯器(瞬間式湯沸器)を示す図である。 従来の熱電対装置であって、熱電対の両端部の冷接点にリード線が接続された構造を有する熱電対装置を示す図である。
[実施形態1]
図1は本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる異常検出装置を備えた給湯器Aを示す正面図であり、図2は実施形態1にかかる異常検出装置を構成する、固定部材と電極体とを接合することにより形成された熱電対を示す斜視図、図3は実施形態1にかかる異常検出装置を構成する、接合される前の固定部材と電極体を示す斜視図である。
この給湯器Aは、図1に示すように、給湯器本体10と、給湯装置本体10を覆うカバー20と、燃料ガスを燃焼させるバーナ21と、燃焼室22と、燃焼室22を形成する筒胴24と、筒胴24の上部に設けられ、バーナ21により燃料を燃焼させた燃焼ガスと水との間の熱交換を行うための熱交換器23と、筒胴24に形成された測温用開口25を通して燃焼室22に臨む状態で設けられた熱電対(燃焼室温度検出手段)1と、熱電対1の検出情報に基づいて、バーナ21の燃焼を制御する制御手段(図示せず)とを備えている。
また、この給湯器Aは、本発明の実施形態1にかかる異常検出装置を備えており、熱電対1による検出温度が所定温度より高いときには、熱交換器23が目詰りを起こし、結果として、燃焼室22を形成する筒胴24内の圧力が上昇し、測温用開口25を通して筒胴24の外へ高温の燃焼ガスが流れ出ていると判断するとともに、制御手段が電磁弁(図示せず)を閉止して燃料供給路を遮断し、バーナ21の燃焼を停止するように構成されている。なお、制御手段は、電池(図示せず)を電源として駆動されるように構成されている。
そして、この実施形態1にかかる給湯器Aは、燃焼室温度を検出するための手段である熱電対1として、以下に説明するような構成を有する熱電対を備えている。
すなわち、この実施形態1にかかる熱電対1は、筒胴24に取り付けられた、第1の金属(例えばステンレス)からなる固定部材1aを備えている。固定部材1aは、筒胴24の測温用開口25と対向するように位置する貫通口31を備えている(図2参照)。
そして、図2,3に示すように、固定部材1aの貫通口31には、固定部材1aの他の部分と同じ材料から一体に形成され、貫通口31の周縁から内方に突出する突片11aが設けられている。また、突片11aの先端側は巻回された構造とされており、電極体1bの一方側の端部が挿入されるように構成されている。
また、固定部材1aの端部には、制御手段と直接または間接に接続された第1のリード線3(3a)が、例えば圧着端子(図示せず)を介して接続される第1のリード線接続用電極35が一体に形成されている。なお、第1のリード線接続用電極35には、圧着端子との結合が確実に行われるように、切り欠き34aが設けられている。
また、熱電対1は、第1の金属とは異なる第2の金属(例えばコンスタンタン)からなり、一方側の端部が上記固定部材1aに接合されて熱電対1を構成する、断面が円形の線材から構成された電極体1bを備えている。
なお、電極体1bの他方側の端部は、制御手段と直接または間接に接続された第2のリード線3(3b)が、例えば圧着端子(図示せず)を介して接続される第2のリード線接続用電極36として機能するように構成されている。
そして、この実施形態1では、上記固定部材1aの突片11aに、電極体1bの一方側の端部を接合することにより、熱電対1が形成されている。すなわち、突片11aの先端側の巻回された構造を有する部分で、電極体1bの一方側の端部を巻き込んで保持することにより、突片11aと電極体1bの接合が行われている。具体的には、電極体1bの一方側の端部を、突片11aの先端の巻回された構造を有する部分に挿入した後、突片11aの先端の巻回された部分をかしめて、突片11aの先端の巻回された部分を電極体1bに圧接することにより、固定部材1aの突片11aと電極体1bの一方側の端部との接合が行われる。
なお、突片11aの先端の巻回された部分と、電極体1bの一方側の端部とをスポット溶接などの方法により溶接したり、半田付けしたりすることにより、さらに高い接合信頼性が得られるように構成することも可能である。
そして、固定部材1aの第1のリード線接続用電極35に、制御手段と直接または間接に接続された第1のリード線3(3a)(図1)を、例えば圧着端子(図示せず))を介して接続するとともに、第2のリード線接続用電極36として機能する電極体1bの他方側の端部に、制御手段と直接または間接に接続された第2のリード線3(3b)(図1)を、例えば圧着端子(図示せず))を介して接続することにより、図1に示すような、異常検出装置を備えた給湯器Aが得られる。
この実施形態1のように構成した場合、固定部材1a(の突片11a)と、電極体1bとから、燃焼室温度検出手段として機能する熱電対1が形成されることになるため、給湯器Aを製造する際において、燃焼室の雰囲気温度検出用の熱電対1を、多くの工数を必要とすることなく容易に設けることが可能になり、コストの削減を図ることが可能になる。
具体的には、第1の金属からなる固定部材1aの突片11aと、第2の金属からなる電極体1bとの接合、および、電極体1bが接合された固定部材1aの筒胴24への取り付けを行うだけで、給湯器Aにその燃焼室22の雰囲気温度を検出するための熱電対1を設けることができることから、熱電対を湯沸器に具備するための工数を削減することができる。
なお、固定部材1aにリード線接続用電極35が一体に形成されているので、制御手段と熱電対1とを接続する第1のリード線3(3a)の、熱電対1を構成する固定部材1aへの接続を簡便に行うことが可能になる。ただし、固定部材1aにリード線接続用電極35を一体に形成するのではなく、制御手段と熱電対1とを接続する第1のリード線3(3a)をネジなどによって固定部材1aに接続するように構成することも可能である。
また、この実施形態1では、断面が円形の線材から形成された電極体1bを用いるようにしているので、電極体1bを板材をプレス加工により打ち抜いて形成する場合のように、電極体1bを形成する際に抜きカスなどの材料のロスを生じることがなく、その分だけコストの低減を図ることができる。
[実施形態2]
図4は実施形態2にかかる異常検出装置を構成する、固定部材と電極体とを接合することにより形成された熱電対を示す斜視図、図5は実施形態2にかかる異常検出装置を構成する、接合される前の固定部材と電極体を示す斜視図である。
なお、特に図示しないが、この実施形態2においても、給湯器Aの構成は上述の実施形態1の場合と同様である。
そして、この実施形態2でも、筒胴24に取り付けられた、第1の金属(例えばステンレス)からなる固定部材1aと、電極体1bとを接合することにより熱電対1が形成されているが、第2実施形態では、固定部材1aおよび電極体1bの構成が上記実施形態1の場合とは異なっている。
以下に、実施形態2において用いられている熱電対1を構成する固定部材1aおよび電極体1bの構成について、図4および図5を参照して、詳しく説明する。
この実施形態2において用いられている固定部材1aは、全体が第1の金属(例えばステンレス)から形成されており、筒胴24の測温用開口25に対向するように位置する貫通口31を備えている。
そして、固定部材1aは、筒胴24の測温用開口25に対向するように位置する貫通口31を備えており、貫通口31には、固定部材1aの他の部分と同じ材料から形成され、貫通口31の周縁から内方に突出する突片11aが設けられている。
また、この実施形態2では、突片11aの3つの辺には、切り起こし加工が施されており、筒胴24の測温用開口25に向かう方向とは逆側に立設された3つの立設部11bが形成されている。この3つの立設部11bは、接合されるべき電極体1bの一方側の端部の位置決め部として機能するとともに、電極体1bを把持する把持部として機能するように構成されている。
また、この実施形態2においても、固定部材1aの端部には、制御手段と直接または間接に接続された第1のリード線3(3a)が、例えば圧着端子(図示せず)を介して接続される第1のリード線接続用電極35が一体に形成されている。なお、第1のリード線接続用電極35には、圧着端子との結合が確実に行われるように、切り欠き34aが設けられている。
また、この実施形態2においても、固定部材1aとともに熱電対1を構成する電極体1bを備えている。
この実施形態2における電極体1bは、第1の金属とは異なる第2の金属(例えばコンスタンタン)からなり、上記固定部材1aに接合されて熱電対1を構成する、細長い板状の部材であって、途中の第1曲折部33aにおいて略直角に折り曲げられ、第1曲折部33aとは異なる第2曲折部33bにおいて、第1曲折部とは逆側に略直角に折り曲げられた構造を有している。
なお、電極体1bの他方側の端部は、制御手段と直接または間接に接続された第2のリード線3(3b)が、例えば圧着端子(図示せず)を介して接続される第2のリード線接続用電極36として機能するように構成されている。なお、電極体1bの他方側の端部(第2のリード線接続用電極)36には、圧着端子との結合が確実に行われるように、切り欠き34bが設けられている。
そして、実施形態2では、突片11aの周縁部を切り起こして形成した立設部11bにより、電極体1bの一方側の端部の位置決めを行った後、立設部11bが電極体1bの一方側の端部に圧接されるように、立設部11bをかしめ処理することにより、固定部材1aの突片11aと電極体1bとの接合が行われている。このようにして、固定部材1aの突片11aと電極体1bとが接合されることにより熱電対1が形成される。
なお、突片11aと電極体1bの接合部に、スポット溶接などの方法により溶接を行ったり、半田付けを行ったりすることにより、さらに高い接合信頼性が得られるように構成することも可能である。
そして、固定部材1aの第1のリード線接続用電極35に、制御手段と直接または間接に接続された第1のリード線3(3a)(図1)を、例えば圧着端子(図示せず))を介して接続するとともに、電極体1bの、第2のリード線接続用電極36として機能する他方側の端部に、制御手段と直接または間接に接続された第2のリード線3(3b)(図1)を、例えば圧着端子(図示せず))を介して接続することにより、図1に示すような、異常検出装置を備えた給湯器Aが得られる。
この実施形態2のように構成した場合にも、固定部材1a(の突片11a)と電極体1bとから、燃焼室温度検出手段として機能する熱電対1が形成されることになるため、第1の金属からなる固定部材1aの突片11aと、第2の金属からなる電極体1bとの接合、および、電極体1bが接合された固定部材1aの筒胴24への取り付けを行うだけで、給湯器Aにその燃焼室22の雰囲気温度を検出するための熱電対を設けることが可能になり、給湯器Aの製造工程における工数を削減して、経済性に優れた給湯器の異常検出装置を提供することが可能になる。
また、この実施形態2の場合にも、固定部材1aにリード線接続用電極35が一体に形成されているので、制御手段と熱電対1を構成する固定部材1aとを接続する第1のリード線3(3a)の熱電対1への接続を簡便に行うことが可能になる。ただし、固定部材1aにリード線接続用電極35を一体に形成するのではなく、制御手段と熱電対1とを接続する第1のリード線3(3a)をネジなどによって固定部材1aに接続するように構成することも可能である。
なお、本発明の給湯器の異常検出装置においては、制御手段と熱電対の出力端とを電気的に接続するリード線としてより線を用いることができるので、その点でも、製造工程における作業性を向上させて生産性を高めることができる。
本発明はさらにその他の点においても上記実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲内において種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 熱電対
1a 固定部材
1b 電極体
3(3a) 第1のリード線
3(3b) 第2のリード線
10 給湯器本体
11a 固定部材の突片
11b 立設部
20 カバー
21 バーナ
22 燃焼室
23 熱交換器
24 筒胴
25 測温用開口
31 貫通口
33a 第1曲折部
33b 第2曲折部
34a,34b 切り欠き
35 第1のリード線接続用電極
36 第2のリード線接続用電極
A 給湯器

Claims (2)

  1. バーナと、
    前記バーナの燃焼室を形成する筒胴と、
    前記筒胴の上部に設けられ、前記バーナの燃焼熱により加熱される熱交換器と、
    前記筒胴に形成された測温用開口を通して前記燃焼室に臨む状態で設けられた燃焼室温度検出手段と、
    前記燃焼室温度検出手段の検出情報に基づいて、前記バーナの燃焼を制御する制御手段と
    を具備する給湯器に備えられる異常検出装置において、
    前記筒胴に取り付けられた固定部材であって、前記筒胴の前記測温用開口に対向する貫通口を備えるとともに、前記貫通口の周縁から内方に突出する突片を備えた、第1の金属からなる固定部材と、
    前記第1の金属とは異なる第2の金属からなる電極体と
    を備え、
    前記第1の金属からなる前記固定部材の前記突片と、前記第2の金属からなる前記電極体とが接合されることにより、前記燃焼室温度検出手段として機能する熱電対が構成されており、かつ、
    前記電極体が、断面が円形の線材からなり、
    前記突片の先端側は巻回された構造とされており、
    前記電極体の一方側の端部を、前記突片の前記先端側の巻回された部分に挿入するとともに、前記電極体の一方側の端部を、前記突片の前記先端側の巻回された部分で巻き込んで保持するように構成されていること
    を特徴とする給湯器の異常検出装置。
  2. 前記固定部材に、リード線接続用電極が一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の給湯器の異常検出装置。
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