JP6405201B2 - 排出弁 - Google Patents

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Description

本発明は、内周面に表面処理が施された容器のノズルに取付けられ、容器内の内容物を排出するための排出弁に関する。
化学製品、医薬品及び食品等を貯蔵する容器には、排出弁が設けられており、内容物はこの排出弁によって容器外へと排出されるようになっている。このような排出弁としては、例えば特許文献1に記載されるような排出弁がある。
特許文献1の排出弁は、タンク本体の底面部に排出弁孔を有しており、この排出弁孔の周縁部下側に弁座を介して弁本体が取り付けられている。弁座は、大略円板状に形成されており、タンク本体と弁本体とによって挟み込むように取り付けられている。弁座では、中央部に形成されている内孔の下側開口の周縁部が弁部を形成しており、この弁部に弁棒の先端部に取付けられた弁頭部が下方から着座することで排出弁が閉じられるようになっている。
また、特許文献1には、従来の技術として別の排出弁が開示されており、この従来の排出弁では、弁座がノズル部を有し、このノズル部がタンク本体の排出弁孔内に嵌合されている。また、ノズル部には、内孔が形成されており、その内孔を弁本体の弁棒が貫通している。弁棒の先端部には、弁頭部が設けられており、この弁頭部がノズル部の上端部に形成された弁座に着座することで排出弁が閉じられるようになっている。
特許3132805号明細書
特許文献1の排出弁では、ノズル部と排出弁孔の内周面との間のデッドスペースをなくすために弁座を円板状に形成している。そのため、弁座の上面とタンク本体の底面との距離が大きくなり、排出弁孔によってタンク本体の底部に大きな窪みが形成される。この窪みは、弁頭部が弁座に着座した状態でもなくならず、そこにはタンク本体内に貯蔵されている内容物が入り込んで溜まるため、ここに溜まった内容物を、撹拌させにくいため、溜まった内容物は反応しにくく、内容物全体の反応が均一にならないことがある。このような問題を解決するためには、特許文献1の従来の技術に記載された排出弁のように、ノズル部を有する弁座を採用し、弁頭部をタンク本体の底部の近くに配置して前記窪みの体積を小さくすることが有用である。
しかし、特許文献1の従来の技術に記載の排出弁は、特許文献1に記載されるように弁座とタンク本体との間にデッドスペース(隙間)が生じ、このデッドスペースに内容物が入り込んでくる。排出弁を分解せずに、このデッドスペースに入った内容物を除去することは困難であり、内容物を除去する度に排出弁を分解する必要がある。また、窪みに入った場合と同様に、隙間に入った内容物もまた反応しにくくなる。それ故、内容物全体の反応が均一にならないことがある。
そこで本発明は、隙間に溜まる内容物の量を抑えることができる排出弁を提供することを目的としている。
本発明の排出弁は、内周面に表面処理が施された容器のノズルに取付けられ、前記ノズルから前記容器内の内容物を排出するための排出弁であって、前記排出弁を閉じる閉位置と前記排出弁を開く開位置との間で移動する弁体と、前記ノズルの内周面に嵌装されて取り付けられ、且つ前記弁体が前記閉位置で着座する弁座ブロックと、前記弁座ブロックと前記ノズルとの間を封止して、前記弁座ブロックの外周面と前記ノズルの内周面との間の隙間を容器外から隔離する封止部材とを備え、前記弁座ブロックは、前記隙間に繋がる第1開口と、前記ノズルの外に繋がる第2開口とを有する連通孔を有し、前記連通孔の第1開口は、前記隙間を介して容器内に繋がるように配置されているものである。
本発明に従えば、弁座ブロックとノズルとの間の隙間が封止部材によって容器外とが隔離されていても、連通孔を介して容器外と隙間とを連通させることができる。それ故、排出弁を分解することなく、弁座ブロックとノズルとの間の隙間に内容物が溜まった状況を手当てすることができる。これにより、隙間に溜まる内容物の量を抑えることができる。
上記発明において、前記弁座ブロックは、前記ノズルの開口部から突出している基端部分から径方向外側に突き出した弁座側フランジを有し、前記弁座側フランジを前記ノズルの開口部に形成されているノズル側フランジに対向させて前記ノズルに取付けられており、前記封止部材は、前記弁座側フランジと前記ノズル側フランジとの間に設けられていてもよい。
上記構成に従えば、弁座側フランジをノズル側フランジに押し付けることによって封止部材を潰すことができるので、弁座側フランジとノズル側フランジとの間をしっかりと封止することができる。
上記発明において、前記連通孔の第1開口は、前記弁座側フランジに形成されていてもよい。
上記構成に従えば、隙間の弁座部側の開口から流れ込んだ内容物が隙間を通って弁座側フランジまで流れ込ませることができ、更に弁座側フランジまで流れ込んだ内容物を連通孔によって排出することができる。これにより、隙間に溜まる内容物の量を更に抑えることができる。
上記発明において、前記弁座ブロックは、耐食性を有する樹脂材料によって一体成型されていてもよい。
上記構成に従えば、耐食性を持たせるための表面被膜を弁座ブロックの外周面に形成する必要がない。そのため、弁座ブロックに連通孔を形成した後に表面処理を行う必要がなく、弁座ブロックの製造が簡単である。
上記発明において、前記弁座ブロックには、複数の前記連通孔が形成され、前記複数の連通孔は、互いに等間隔をあけて配置されていてもよい。
上記構成に従えば、隙間に溜まる内容物を偏りなく排出することができる。
上記発明において、前記表面処理は、グラスライニングであり、前記排出弁は、前記弁体が上下方向に延在し、且つ排出路が前記上下方向に対して斜め下方に延在しているY型形状の弁であってもよい。
上記構成に従えば、上述するような機能を有するY型形状の排出弁を実現することができる。
本発明によれば、隙間に溜まる内容物の量を抑えることができる。
本件発明に係る実施形態の排出弁を示す断面図である。 図1の排出弁の弁座付近を拡大して示す拡大断面図である。 図2の弁座を拡大して示す拡大断面図である。 図2の排出弁のノズルと弁座との間の隙間を拡大して示す拡大断面図である。 (a)本件発明に係る第2実施形態の弁座を上方から見た拡大平面図であり、(b)は、(a)に示す弁座を矢符Aの方に見た拡大側面図である。
以下、本発明に係る実施形態の排出弁1について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する排出弁1は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
[第1実施形態]
反応機、撹拌機、及び貯蔵槽は、液体やスラリー等を貯蔵するための容器、即ち図1及び図2に示すようなタンク2を備えており、反応機及び撹拌機では、タンク2に貯蔵された内容物を反応させたり撹拌させたりするようになっている。タンク2は、内容物を貯蔵するタンク本体2aを有しており、このタンク本体2aの底部2bにノズル3が形成されている。ノズル3は、タンク本体2a内に貯蔵される内容物をタンク2外に排出するためのものである。さらに詳細に説明すると、ノズル3は、大略円筒状になっており、タンク2の底部2bからタンク2の軸線L1に沿って下方に延在している。ノズル3の下端部(開口部)には、半径方向外方に向かって突出するノズル側フランジ4が周方向全周にわたって形成されている。
このように構成されているタンク2には、腐食性の液体やスラリーが貯蔵される場合があり、このような腐食性を有する内容物に対する耐性が要求される。要求を充たすべくタンク2の内周面2c(ノズル3の内周面3aも含む)には、耐腐食性の表面処理、例えばグラスライニング加工やフッ素樹脂加工が施されている。なお、本実施形態では、タンク2の内周面2cにはグラスライニング加工が施されており、このグラスライニング加工によってタンク2の内周面2cには、グラスライニングの被膜5(二点鎖線参照)が形成されている。この被膜5は、ノズル3の内周面3aにも形成されており、ノズル3には、この内周面3aに一部分を挿入するようにして排出弁1が取り付けられている。
排出弁1は、いわゆるY形形状のフラッシュバルブであり、排出弁1を手動で開閉できるようになっている。排出弁1を開くことでタンク2の内容物を排出することができ、排出弁1を閉じることでタンク2内の内容物が排出を止めることができるようになっている。以下では、排出弁1の構成について詳しく説明する。なお、以下では、手動式の排出弁1について説明するが、手動式のものに限定されず、エアシリンダ式や電動式のものでもよい。
排出弁1は、弁座ブロック11と、弁体12と、ケーシング13と、駆動機構14とを備えている。弁座ブロック11は、耐食性樹脂(例えば、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル)、耐食金属、又はニッケル合金等の特殊金属によって、耐食被膜を有しない一体成型物として構成されている。図3にも示すように弁座ブロック11は、ブロック本体11aと弁座側フランジ部11bとを有している。ブロック本体11aは、大略円筒状になっており、ノズル3内に嵌挿されている。このように嵌挿されているブロック本体11aの上端部の内周縁部分は、後述する弁体12が着座する弁座11cを成している。また、ブロック本体11aの下端部分は、ノズル3の下端から下方に突き出ており、この下端部分には、弁座側フランジ部11bが一体的に形成されている。
弁座側フランジ部11bは、ブロック本体11aの外周面の周方向全周にわたって形成されており、その外周面から半径方向外方に向かって突出している。弁座側フランジ部11bの外径は、ノズル3のノズル側フランジ4の外径と略一致しており、弁座側フランジ部11bの上面の形状及びノズル側フランジ4の下面の形状は、互いに略平坦に形成されて面を合わせられるようになっており、弁座側フランジ部11bは、被膜5を介在させた状態でその上面をノズル側フランジ4の下面に対向している。
このようにして配置されている弁座ブロック11では、ノズル3にグラスライニング加工が施されてその内周面3aにグラスライニングの被膜5が形成されているため、ブロック本体11aの外径がノズル3の内径より若干小径になっている。そのため、ブロック本体11aとノズル3との間には、数mm程度のクリアランス21(後述する図4参照)が空いている。隙間であるクリアランス21は、弁体12の弁頭部24に向かずにノズル3の内周面3aに沿って上方に向いている。このクリアランス21は、弁座ブロック11の上端側(即ち、弁座側)においてノズル3の内孔3bに繋がり、ノズル3の内孔3bを介してタンク本体2a内に繋がっている。そして、このクリアランス21をタンク2外と隔離するために弁座ブロック11とノズル3との間には封止部材22が設けられている。
封止部材22は、例えばOリングやガスケットであり、大略円環状に形成されている。なお、本実施形態では封止部材22としてOリングが採用されている。封止部材22は、耐食性を有するフッ素樹脂(例えば、テフロン(登録商標))又は合成ゴム(例えば、パーフロ)から成り、弁座ブロック11の弁座側フランジ部11bに配置されている。さらに詳細に説明すると、弁座側フランジ部11bの上面には、弁座ブロック11の軸線(即ち、軸線L1)を中心とする円環状のリング溝11eが形成されており、封止部材22はこのリング溝11eに嵌まり込んでいる。このように配置されている封止部材22は、ノズル側フランジ4の下面と密着してクリアランス21を密閉し、クリアランス21とタンク2の外側とを隔離している。このように封止部材22によってノズル3との間が封止された状態で弁座ブロック11は、ノズル3に取付けられており、この弁座ブロック11の弁座11cには、弁体12が着座している。
弁体12は、弁座11cに着座して弁座ブロック11の内孔である弁通路11dを閉じるようになっている、即ち弁座11cに着座することでノズル3を閉じるようになっている。弁体12は、弁棒23と、弁頭部24とを有しており、弁棒23は、大略円柱棒状に形成され、軸線L1に沿って上方に延在している。弁棒23は、弁座ブロック11の弁通路11dを挿通しており、上下方向に移動可能になっている。また、弁棒23の上端部分には、弁頭部24が一体的に形成されており、弁頭部24の下面は、部分球面状に形成されている。弁頭部24の下面は、弁座11cに上下方向に対向しており、弁座11cは、下方に向かってテーパ上に形成されている。弁頭部24の下面は、弁座11cに着座するようになっており、弁頭部24が弁座11cに着座すると弁通路11dが閉じられるようになっている。また、弁棒23を上方に持ち上げることによって弁頭部24が弁座11cから離れるようになっており、離れることで弁通路11dが開くようになっている。このように弁体12は、上下方向に動かすことで弁通路11dを閉じる閉位置と弁通路11dを開く開位置との間で移動するようになっている。このように構成されている弁体12は、弁頭部24側がノズル3内に配置され、残余の部分がケーシング13を挿通している。
ケーシング13は、大略Y形形状になっており、タンク2の内周面2cと同様にケーシング13の内周面13aには、グラスライニング加工が施されて被膜6が形成されている。このようにグラスライニング加工が施されたケーシング13は、本体部31と、排出流路部32とを有している。本体部31は、大略円筒状に形成されており、その上端部に外向きフランジ31aを有している。外向きフランジ31aは、周方向全周にわたって形成されており、半径方向外方に突出している。この外向きフランジ31aは、弁座ブロック11の弁座側フランジ部11bより大径に形成されており、外向きフランジ31aの外周縁部がノズル側フランジ4及び弁座側フランジ部11bの外周面より半径方向外方に突出している。他方、ノズル3には、環状に形成されている環状部材33が挿通されている。環状部材33の内径は、ノズル3のノズル側フランジ4の外径より小径になっており、環状部材33の外径は、ノズル側フランジ4の外径より大径になっている。そのため、環状部材33の外周縁部は、ノズル側フランジ4及び弁座側フランジ部11bより半径方向外方に突出している。
このように形成されているケーシング13の本体部31は、外向きフランジ31aの外周縁部を環状部材33の外周縁部に対向させて弁座ブロック11の下面に取り付けられ、更に外向きフランジ31aの外周縁部が環状部材33の外周縁部と複数のボルト34によって締結されている。これにより、弁座ブロック11がノズル側フランジ4を介して環状部材33及びケーシング13の本体部31によって挟持されて固定され、固定された弁座ブロック11の内孔を介して、ケーシング13の本体部31の内孔がタンク本体2a内に繋がっている。本体部31の中間部分には、その外周面に排出流路部32が一体的に設けられている。
排出流路部32は、大略円筒状に形成されており、その軸線が本体部31の軸線(即ち、軸線L1)に対して所定角度になるように斜め下方に延在している。排出流路部32の下端部には、図示しない配管が取り付けられている。また、排出流路部32の内孔は、本体部31の内孔に繋がっており、この本体部31の内孔及び弁座ブロック11の内孔を介してタンク本体2a内に繋がっている。これら3つの内孔によって排出流路36が構成され、タンク本体2a内の内容物は、この排出流路36を通って図示しない配管に排出されるようになっている。
また、本体部31の中間部分には、排出流路部32により下側にテーパ部31bが形成されており、テーパ部31bは、下端に向かって先細りのテーパ形状になっている。これにより、本体部31の下端部分は、先端部分より小径になっており、この下端部分には、弁体12を駆動する弁体駆動機構14が設けられている。
駆動機構14は、閉位置と開位置との間で弁体12を移動させるようになっており、本実施形態では、弁棒23に駆動ねじ部材42を介してハンドル43が接続されており、ハンドル43を手動で回転させることで弁体12が閉位置と開位置との間で上下方向に動くようになっている。このように構成されている弁棒23の軸線方向中間部分には、半径方向外方に突き出ている膨出部23aが形成されており、更にこの膨出部23aから所定距離あけた下方位置に皿ばね48が外装されている。この皿ばね48と膨出部23aとの間には、スリーブ44が介在されている。また、スリーブ44には、大略円筒状のベローズ45が外装されており、弁棒23の軸線方向中間部分を覆っている。ベローズ45の下端部分は、シールされている状態でケーシング13の下端部分の内周面に固定され、ベローズ45の上端部分は、シールされた状態で膨出部23aとスリーブ44とによって挟持されている。このようにして配置されているベローズ45の中間部分は、蛇腹状になっており、この蛇腹状の部分によって弁棒23の動きに合わせて伸長できるようになっている。
このように、弁棒23は、その膨出部23aより下端側がベローズ45によってケーシング13内から隔離されており、排出時にタンク本体2a内から排出される内容物に曝露されないようになっている。他方、膨出部23aを含む弁棒23の上側部分は、ケーシング13内にむき出しで配置され、排出時にタンク本体2a内から排出される内容物が付着するようになっている。そのため、弁棒23の上側部分の外周面には、タンク本体2aの内周面2cやケーシング13の内周面13aと同様にグラスライニング加工が施されており、そこにグラスライニング加工による被膜7が形成されている。
このようにして構成さている排出弁1では、タンク2内で反応作業又は撹拌作業をしている間、弁体12を弁座ブロック11の弁座11cに着座させて弁通路11dを塞いでいる。これにより、排出弁1が閉じられる反応作業及び撹拌作業が終了した後、作業員がハンドル43を回すことによって弁体12が上方に移動し、移動することによって弁座ブロック11の弁座11cから離れて排出弁1が開く。このようにして排出弁1が開くと、タンク本体2a内の内容物が弁通路11dを通ってケーシング13内へと導かれ、ケーシング13に導かれた内容物は、排出流路36を介して図示しない配管に排出される。
このように構成されている排出弁1では、弁体12の弁頭部24がノズル3に摺動することなく円滑に動くようにするためにノズル3の内周面3aから半径方向内側に離して配置されている。そのため、弁頭部24と内周面3aとの間に円環状の空間35が形成され、反応作業及び撹拌作業中にタンク本体2aの内容物が溜まることがある。また、排出弁1では、ノズル3の内周面3aにグラスライニング加工が施されており、内周面3aに被膜5が形成されている。この被膜5により、ノズル3の内周面3aに微小な凹凸が形成されている。そのため、被膜5が形成されたノズル3の内周面3aの内径に関して高い精度を要求することができず、ブロック本体11aの外径をノズル3の内径より若干小径にして、被膜5が形成されたノズル3にブロック本体11aを挿入できるようにしている。そのため、ノズル3の内周面3aと弁座ブロック11との間には、図4に示すような数mm程度のクリアランス21が空いている。このクリアランス21は、円環状の空間35と繋がっており、円環状の空間35に溜まった内容物が流れ込んでクリアランス21に内容物が溜まる。クリアランス21に溜まった内容物は、円環状の空間35と異なり、排出弁1を開いても弁通路11dへと落すことができない。弁座ブロック11には、クリアランス21に溜まった内容物を処理すべく複数の連通孔51が形成されている。
連通孔51は、図3及び図4に示すように、弁座ブロック11の弁座側フランジ部11bに形成される貫通孔であり、その一方の開口である外側開口51aが弁座側フランジ部11bの外周面に形成され、他方の開口である内側開口51bが弁座側フランジ部11bの上面に形成されている。2つの開口51a,51bを繋ぐ通路部分51cは、弁座側フランジ部11bに形成され、大略L字状になっている。外側開口51aは、弁座側フランジ部11bの外周面に周方向等間隔で配置され、内側開口51bは、弁座側フランジ部11bの上面に周方向等間隔で配置されている。また、内側開口51bは、弁座側フランジ部11bの上面において封止部材22より半径方向内側に形成されている。即ち、内側開口51bは、クリアランス21において封止部材22よりタンク本体2aの内側に配置されている。更に換言すると、クリアランス21において内側開口51bよりタンク本体2aの外側に封止部材22が配置されている。これにより、連通孔51がクリアランス21を介してタンク本体2a内に繋がるようになっている。また、連通孔51の外側開口51aには、図示しない配管が取り付けられている。
このような形状を有する連通孔51は、弁座ブロック11とノズル3との間のクリアランス21が封止部材22によってタンク2外とが隔離されていても、タンク2外とクリアランス21とを連通させることができる。それ故、排出弁1を分解することなく、クリアランス21に内容物が溜まった状況を手当てすることができる。これにより、隙間に溜まる内容物の量を抑えることができる。
具体的に説明すると、例えば内容物に流動性がある場合、クリアランス21に入り込んだ内容物を配管を介してタンク2外に排出させることができる。即ち、連通孔51をドレン用孔として利用することができる。これによってクリアランス21に溜まる内容物の量を低減することができる。なお、連通孔51を介して排出された内容物のサンプリングとして使用することができる。なお、内容物の排出は51aに取り付けられた図示しない配管に設けられた弁を開閉することによって行うことができる。
また、配管にコンプレッサ等の窒素ガス等の不活性ガスを吹き込む装置を取り付けることによって、連通孔51を介して不活性ガスをクリアランス21に吹き込むことができる。このように不活性ガスを吹き込むことでクリアランス21に溜まった内容物(特に、粉状のもの)をノズル3又はタンク本体2a内へと戻すことができる。これにより、クリアランス21に溜まる内容物の量を低減することができる。
また、クリアランス21を介して吹き込まれた不活性ガスによって、弁座ブロック11の弁座11cに付着又は堆積する内容物を除去させることができ、弁体12と弁座11cとの間に内容物が噛み込んで排出弁1が閉まらなくなることを防ぐことができる。更に、不活性ガスを吹き込むことで、クリアランス21及び円環状の空間35に溜まる内容物を撹拌することができ、内容物全体の反応をより均一にすることができる。なお、吹き込むガスは、不活性ガスに限定されず、空気であってもよい。
このような機能を有する連通孔51は、前述の通り弁座側フランジ部11bにおいて周方向に等間隔をあけて配置されている。そのため、円筒状に形成されるクリアランス21に溜まる内容物を偏りなく排出することができ、また不活性ガスを吹き付ける際の偏流を抑えて前記内容物の吹き込みの偏りを少なくすることができる。なお、連通孔51の数は特に限定されないが、例えば1〜4つの連通孔51を弁座側フランジ部11bに設けることができる。すなわち、4つの連通孔51を弁座側フランジ部11bに設けた場合、各連通孔51は、周方向にそれぞれ90°ずれた位置に等間隔に配置されることとなる。
また、本実施形態の排出弁1では、略平坦で且つ上下方向に対向する弁座側フランジ部11bとノズル側フランジ4との間で封止部材22が配置されている。それ故、弁座側フランジ部11bをノズル側フランジ4に押し付けて封止部材22を潰すことができる。ノズル側フランジ4の下面にはグラスライニング加工によって微小な凹凸が生じており、平面度が低くなっている。このような状態であっても、封止部材22を押し潰すことができるので、弁座側フランジ部11bとノズル側フランジ4との間をしっかりと封止することができる。これにより、グラスライニング加工が施されたタンク2でも、弁座側フランジ部11bとノズル側フランジ4との間をしっかりと封止することができる。
また、封止部材22を弁座側フランジ部11bとノズル側フランジ4との間に配置することによって、連通孔51の内側開口51bを弁座側フランジ部11bの上面に形成することができる。内容物が流動性を有する場合、クリアランス21に溜まった内容物は、弁座側フランジ部11bの上面まで導かれるので、内側開口51bを弁座側フランジ部11bの上面に形成することによってより多くのクリアランス21に溜まった内容物を排出することができる。これにより、クリアランス21に溜まる内容物の量を低減することができる。また、上面に連通孔51を形成することによって、クリアランス21の終端側から不活性ガスを送ることができるので、不活性ガスの吹き込んだときにクリアランス21内に残る内容物の量を抑えることができる。
また、本実施形態の排出弁1では、弁座ブロック11が耐食性を有する樹脂材料によって一体成型されているので、タンク2や弁体12のように耐食性を持たせるための表面被膜を弁座ブロック11の外周面に形成する必要がない。そのため、弁座ブロック11に連通孔51やリング溝11eを形成した後に表面処理を行う必要がなく、弁座ブロック11の製造が簡単である。
また、本実施形態の排出弁1ではノズル3の内径より弁体12の外径が小さい。更に、ノズル3に対して下方から(外部側から)挿入する弁座ブロック11を設け、この弁座ブロック11と弁体12によって排出弁1の開閉をおこなう構成となっている。そのため、排出弁の分解・洗浄が容易である。
また、本実施形態の排出弁1では、連通孔51がドレン用の孔として使用されたり、不活性ガスの吹き込み用の孔として使用されたりしているが、洗浄用の孔としても利用することができる。例えば、連通孔51に液体供給装置を接続し、連通孔51を介してクリアランス21に洗浄液や水等の液体を流し込むことができるようになっている。これにより、クリアランス21を洗浄することができる。また、洗浄液や液体を流し込んだ後に、連通孔51から空気等の気体を吹き込むことでスラリーや粘性の高い液状物質を洗浄することができる。更に、クリアランス21に入った洗浄液を連通孔51から排出させたりすることもできる。
また、本実施形態の排出弁1では、Oリングが採用されているので、弁座側フランジ部11bの外形寸法が大きくなることを抑制できる。これにより、外形寸法がコンパクトな排出弁1を製造することができる。Oリングは、フッ素樹脂によって構成されているが耐食性を有する材料によって構成されていればよい。また、必ずしもOリングの材料自体が耐食性を有している必要はなく、耐食性を有する被膜を外周面上に形成して耐食性を有するようにしてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る排出弁1Aは、第1実施形態の排出弁1と構成が類似している。以下では、第2実施形態の排出弁1Aの構成について、第1実施形態の排出弁1Aと異なる構成についてだけ説明し、同一の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の排出弁1Aは、図5(a)及び(b)に示す弁座ブロック11Aを備えており、Oリングに代えて封止部材であるガスケット22Aを備えている。ガスケット22Aは、円環状に形成されており、弁座ブロック11Aの弁座側フランジ部11bの外周縁部に配置されている。このように配置されているガスケット22Aは、弁座側フランジ部11bとノズル側フランジ4とに挟持されてクリアランス21を密閉している。また、ガスケット22Aの外径は、弁座側フランジ部11bの外径より大径に形成されており、ガスケット22Aの外周縁部が弁座側フランジ部11bより半径方向外側に突出している。他方、ガスケット22Aの内径は、弁座ブロック11Aのブロック本体11aの外径より大径に形成されており、ガスケット22Aの内周面がブロック本体11aの外周面から半径方向外側に離れて位置している。
また、弁座ブロック11Aの弁座側フランジ部11bには、連通孔51Aが形成されている。連通孔51Aは、第1実施形態の連通孔51と同様に、外側開口51a、内側開口51b、及び通路部分51cを有している。外側開口51aは、弁座側フランジ部11bの外周面に位置し、内側開口51bは、弁座側フランジ部11bの上面であって、ガスケット22Aより半径方向内側に位置している。これにより、内側開口51bがリアランス21に臨むようになり、外側開口51aから吹き込んだ洗浄液及び不活性ガス等の流体をクリアランス21に導くことができるようになっている。また、通路部分51cは、大略L字状になっており、軸線L1及び外側開口51aの中心軸線L2を含む仮想平面P1に対して角度α傾けて、即ち中心軸線L2まわりに角度α傾けて配置されている。角度αは、例えば0°<α≦60°であればよく、好ましくは15°≦α≦60°である。なお、本実施形態の排出弁1Aでは、通路部分51cが側面視で右側に傾けられているが、左側に角度α傾けられていてもよい。
このように構成されている排出弁1Aでは、通路部分51cにおいて内側開口51bに向かって立ち上がる部分が角度αで傾斜しているので、内側開口51bからクリアランス21に吹き込まれる流体を角度αの向きで流入させることができる。これにより、クリアランス21を流れる液体に周方向の流れ成分を持たせることができ、クリアランス21に旋回流を発生させることができる。そうすることで、クリアランス21における液体の滞留を抑えることができ、1つの連通孔51Aでクリアランス21に残った内容物をより多く排出することができる。それ故、クリアランス21全体を少ない個数の連通孔51Aで洗浄することができる。また、運転時において、連通孔51Aの外側開口51aから内容物又は不活性ガスを吹き込むことで、クリアランス21に溜まった内容物をタンク本体2a内に戻すことができる。
なお、排出弁1Aにおいて、以下のような実験を行った。即ち、弁頭部24を持ち上げて弁通路11dを開いてタンク本体2a内の内容物を全てタンク2外に排出した後、連通孔51Aに設けられたバルブ(図示せず)を開状態とし、クリアランス21内に残存する内容物が排出されることを確認した。この実験によれば、排出弁1を開いて内容物を排出した後に、更に連通孔51Aを通じて内容物が排出されてくることが確認できた。つまり、クリアランス21内に溜まった少量の内容物を排出することが確認できた。更に排出弁1を閉じた後、連通孔51Aから液体を吹き込むことでクリアランス21内に付着した内容物が吹き込まれた液体によってタンク本体2a内に戻されて排出されることも確認することができた。この実験により、連通孔51Aによる内容物の排出及び、連通孔51Aに流体を吹き込むことで前述する効果が達成されていることが確認された。
[その他の実施形態]
本実施形態の排出弁1,1Aについては、Y型形状のフラッシュ弁について説明したが、必ずしもこのような形状に限定されない。また、タンク2、ケーシング13、及び弁体12の表面処理については、グラスライニング加工についてだけ説明したが、テフロン(登録商標)加工であってもよい。また、駆動機構14について、手動式のものに限定されず、前述の通りエアシリンダ式や電動式のものでもよい。また、弁座ブロック11,11Aの弁座側フランジ部11bには、補強のためにSUS製の円環状の板を挿入するようにしてもよい。
また、本実施形態の排出弁1,1Aでは、内側開口51bの周りが平坦になっているが、クリアランス21内の降りてきた内容物が内側開口51bに案内されるように内側開口51bの周りを内側開口51bに向かって傾斜させてもよい。例えば、図5に示す内側開口51bよりも半径方向内側に内側開口51bを配置し、弁座ブロック11において弁座側フランジ部11bの上面とブロック本体11aの外周面とを繋ぐ傾斜面11f(図3及び4の傾斜面11f参照)の下端付近に内側開口51bを配置する。これにより、傾斜面11fを滑り落ちてくる内容物が内側開口51bに落ちるようになり、弁座側フランジ部11bの上面に留まることを抑制することができる。また、弁座側フランジ部11bの上面において、傾斜面11fの下端付近に内側開口51bから周方向両側に延びる円環状の案内溝を形成してもよい。案内溝の底を内側開口51bに向かって緩やかに傾斜させることによって、傾斜面11fを滑り落ちてきた内容物を案内溝で捕捉して内側開口51bに案内することができる。これにより、弁座側フランジ部11bの上面に留まることを更に抑制することができる。
また、本実施形態の排出弁1,1Aにおいて、弁座ブロック11のブロック本体11aの外周面に螺旋状の溝又は突起を形成してもよい。そうすることで、クリアランス21内の内容物又は液体が螺旋状の溝又は突起に沿って流れるようになり、クリアランス21内に旋回流を発生させることができる。これにより、第2実施形態の排出弁1Aと同様に、クリアランス21内の流体の滞留を抑制することができる。また、連通孔51を構成する通路部分51cは、L字状(即ち、図4のように外側開口51a側の部分に対する内側開口51b側の部分のなす角が90°となるよう)に形成されているが、このような形状に限定されない。例えば、通路部分51cにおいて、内側開口51b側の部分が外側開口51a側の部分に対して傾斜(例えば、外側開口51a側の部分に対する内側開口51b側の部分のなす角βが90°<β≦120°となるように傾斜)させて連通孔51を構成しても良い。
また、本実施形態の排出弁1,1Aのケーシング13、弁座ブロック11、ノズル3を締結する構造は記載の方法に限定されず、公知の方法を採用することが出来る。例えば環状部材33を利用せずにノズル側フランジ4を半径方向外側へ突出させて、当該フランジと31aをボルトによって締結するようにしても良い。また、ボルトを利用せずにネジ止めにしたり、クランプ等の一般的な締結機構を利用したりしても良い。
また、フランジ4の端部までグラスライニングを施工しても良いし、端部まで施工しなくとも、内容物が接触する可能性のある部位までグラスライニングを施工するようにしても良い。
また、連通孔51及びこれと接続される外側開口51a及び内側開口51bの位置は実施形態記載のように等間隔に配置する形態に限定されず、不等間隔で配置しても良い。
1 排出弁
2 タンク
2c 内周面
3 ノズル
3a 内周面
4 ノズル側フランジ
11 弁座ブロック
11b 弁座側フランジ部
11c 弁座
12 弁体
21 クリアランス
22 封止部材
22A ガスケット
51,51A 連通孔
51a 外側開口
51b 内側開口

Claims (5)

  1. 内周面に表面処理が施された容器のノズルに取付けられ、前記ノズルから前記容器内の内容物を排出するための排出弁であって、
    前記排出弁を閉じる閉位置と前記排出弁を開く開位置との間で移動する弁体と、
    前記ノズルの内周面に嵌装されて取り付けられ、且つ前記弁体が前記閉位置で着座する弁座ブロックと、
    前記弁座ブロックと前記ノズルとの間を封止して、前記弁座ブロックの外周面と前記ノズルの内周面との間の隙間を容器外から隔離する封止部材とを備え、
    前記弁座ブロックは、前記封止部材よりも前記容器内に近い位置で前記隙間に繋がる第1開口と、前記ノズルの外に繋がる第2開口とを有する連通孔を有し、
    前記連通孔の第1開口は、前記弁体が前記弁座ブロックに着座した状態で前記隙間を介して容器内に繋がるように配置されている、排出弁。
  2. 前記弁座ブロックは、前記ノズルの開口部から突出している基端部分から径方向外側に突き出した弁座側フランジを有し、前記弁座側フランジを前記ノズルの開口部に形成されているノズル側フランジに対向させて前記ノズルに取付けられており、
    前記封止部材は、前記弁座側フランジと前記ノズル側フランジとの間に設けられている、請求項1に記載の排出弁。
  3. 前記連通孔の第1開口は、前記弁座側フランジに形成されている、請求項2に記載の排出弁。
  4. 前記弁座ブロックには、複数の前記連通孔が形成され、
    前記複数の連通孔は、互いに等間隔をあけて配置されている、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の排出弁。
  5. 前記表面処理は、グラスライニングであり、
    前記排出弁は、前記弁体が上下方向に延在し、且つ排出路が前記上下方向に対して斜め下方に延在している弁である、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の排出弁。
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