JP6402569B2 - 遠心圧縮機及び遠心圧縮機の設計方法 - Google Patents

遠心圧縮機及び遠心圧縮機の設計方法 Download PDF

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Description

本発明は、遠心圧縮機及び遠心圧縮機の設計方法に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載の遠心圧縮機が知られている。この文献では、遠心圧縮機のディフューザ流路の内壁のインペラ軸線方向の間隔を、インペラ外縁寄り端からディフューザ翼間のスロート部へ向って徐々に縮小することにより、当該区間を流通するガスの圧力回復を抑制し、また、スロート部からスクロール流路寄り端に向って徐々に拡大することにより、当該区間を流通するガスの圧力回復を促進して、ディフューザ流路を流通するガスが圧力を回復する割合の均一化を図ることが提案されている。
特開平11−294392号公報
この種の遠心圧縮機においては、更に高い効率が求められている。その一方で、遠心圧縮機においては、適用される装置の要求仕様に適合させる目的などから、同程度のサイズの遠心圧縮機に対して流量レンジを極端に変更することは避ける必要がある。そこで、本発明は、同程度のサイズの遠心圧縮機に対して流量レンジを極端に変更することなく効率を高める遠心圧縮機及びその設計方法を提供することを目的とする。
本発明の遠心圧縮機は、内側の周縁部にスクロール流路を有するケーシングと、前記ケーシングの内部に回転可能に配置されたインペラと、前記ケーシング内において前記インペラを周方向に取り囲み、前記スクロール流路に連通するディフューザ流路と、前記ディフューザ流路内で前記周方向に配置された複数のディフューザ翼と、を備えた遠心圧縮機であって、前記ディフューザ流路の前記インペラ側の端部から前記ディフューザ翼間の所定の基準位置までの区間は、前記ディフューザ流路の内壁面同士が平行である平行流路区間であり、少なくとも一方の前記内壁面には、前記基準位置を起点として径方向外側に進むに従って前記内壁面同士の間隔を拡げるように傾斜した内壁傾斜部が設けられており、前記基準位置は、前記インペラの回転軸線に平行な視線で見て、隣接するディフューザ翼の両方に接する最小の仮想円の中心位置であり、前記内壁傾斜部は、当該内壁傾斜部に対面する他方の前記内壁面に対して1.5〜4.5°の傾斜角で傾斜している。
本発明の遠心圧縮機は、内側の周縁部にスクロール流路を有するケーシングと、前記ケーシングの内部に回転可能に配置されたインペラと、前記ケーシング内において前記インペラを周方向に取り囲み、前記スクロール流路に連通するディフューザ流路と、前記ディフューザ流路内で前記周方向に配置された複数のディフューザ翼と、を備えた遠心圧縮機であって、前記ディフューザ流路の前記インペラ側の端部から前記ディフューザ翼間の所定の基準位置までの区間は、前記ディフューザ流路の内壁面同士が平行である平行流路区間であり、少なくとも一方の前記内壁面には、前記基準位置を起点として径方向外側に進むに従って前記内壁面同士の間隔を拡げるように傾斜した内壁傾斜部が設けられており、前記基準位置は、前記インペラの回転軸線に平行な視線で見て、隣接するディフューザ翼の両方に接する最小の仮想円の中心位置、又は当該中心位置よりも前記径方向外側に位置し、前記スクロール流路の入口における前記内壁面同士の間隔は、前記ディフューザ翼の入口における前記内壁面同士の間隔の1.10〜1.31倍である。
本発明の遠心圧縮機の設計方法は、内側の周縁部にスクロール流路を有するケーシングと、前記ケーシングの内部に回転可能に配置されたインペラと、前記ケーシング内において前記インペラを周方向に取り囲み、前記スクロール流路に連通するディフューザ流路と、前記ディフューザ流路内で前記周方向に配置された複数のディフューザ翼と、を備えた遠心圧縮機の設計方法であって、前記ディフューザ流路の前記インペラ側の端部から前記ディフューザ翼間の所定の基準位置までの区間は、前記ディフューザ流路の内壁面同士が平行である平行流路区間であり、少なくとも一方の前記内壁面には、前記基準位置を起点として径方向外側に進むに従って前記内壁面同士の間隔を拡げるように傾斜した内壁傾斜部が設けられており、前記基準位置は、前記インペラの回転軸線に平行な視線で見て、隣接するディフューザ翼の両方に接する最小の仮想円の中心位置、又は当該中心位置よりも前記径方向外側に位置し、前記スクロール流路の入口における前記内壁面同士の間隔が前記インペラの出口の高さに対して所望の比になるように、前記内壁傾斜部の、当該内壁傾斜部に対面する他方の前記内壁面に対する傾斜角と、前記基準位置と、を決定する。
本発明によれば、同程度のサイズの遠心圧縮機に対して流量レンジを極端に変更することなく効率を高める遠心圧縮機及びその設計方法を提供することができる。
本発明の遠心圧縮機の第1実施形態を示す断面図である。 第1実施形態に係る遠心圧縮機を示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る遠心圧縮機のディフューザ流路を拡大して模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係る遠心圧縮機のディフューザ翼近傍を示す平面図である。 第1実施形態に係る遠心圧縮機のインペラ、ディフューザ流路、及びスクロール流路の部分を示す断面図である。 (a)は、本発明者らによるCFDの結果を示すグラフであり、(b)はその一部を拡大して示すものである。 (a)は、本発明者らによるCFDの結果を示すグラフであり、(b)はその一部を拡大して示すものである。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る遠心圧縮機及び遠心圧縮機の設計方法の実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示される遠心圧縮機1は、一方側が開口したケーシング本体5を備え、ケーシング本体5は、内側の周縁部で周方向に延びるスクロール流路3を有している。ケーシング本体5は、スクロール流路3に連なるガス吐出管7を備えている。更に、遠心圧縮機1は、ロータ軸11と、ロータ軸11に嵌着されケーシング本体5の内部中央に位置するインペラ13と、を備えている。ロータ軸11は、ケーシング本体5の内壁部中央に設けられたシール部材9を貫通しており回転軸線A周りに回転可能である。更に、遠心圧縮機1は、インペラ13を覆うようにケーシング本体5の開口部分に嵌合する環状のケーシング蓋19を備えている。ケーシング蓋19は、外部からインペラ13の先端部に向うガス流入口15を備えており、インペラ13を周方向に取り囲むと共にスクロール流路3に連通するディフューザ流路17を形成する。ディフューザ流路17内には、周方向に等間隔に配置された多数のディフューザ翼21が設けられている。ロータ軸11には、歯車増速機構を介してモータなどの駆動装置(図示せず)が連結されており、当該駆動装置がインペラ13を回転軸線A周りに回転させる。なお、遠心圧縮機1が過給機の一部である場合は、ロータ軸11は内燃機関の排ガスで回転するタービン(図示せず)に連結される。
ケーシング本体5の内部には、インペラ13を取り囲む凹陥部23が設けられており、凹陥部23には環状の支持座27が嵌入されている。ディフューザ翼21は、支持座27に対して一体的に形成されている。また、スクロール流路3の流路断面形状は、ガス吐出管7に近接するほど大きくなるように形成されている。遠心圧縮機1ではインペラ13が回転軸線Aの周りに回転すると、圧縮機外部のガス(例えば空気)がガス流入口15からケーシング本体5へ送り込まれ、該ケーシング本体5の内部において、インペラ13の径方向外方への速度エネルギーがガスに付与される。
この速度エネルギーが付与されたガスは、ディフューザ流路17をインペラ13の径方向外方へ通過してディフューザ翼21で減速し、速度エネルギーが圧力エネルギーに変換されて圧力が上昇する。更に、圧力が上昇したガスは、スクロール流路3からガス吐出管7を経て圧縮機外部へ吐出される。
図3は、ディフューザ流路17近傍を拡大して示す断面図であり、回転軸線A(図1)を含む断面を取った断面図である。図3ではディフューザ流路17の特徴を誇張して描写しており、各部の寸法比が他の図面や説明の数値と一致しない場合がある。図4は、回転軸線Aに平行な視線で見たディフューザ流路17であり、一部のディフューザ翼21を含む部分を拡大して示す平面図である。
ディフューザ流路17は、回転軸線A方向に対面するハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33とで挟まれた領域である。ハブ側内壁面31は、例えば、回転軸線A(図1)に直交する平面をなしている。詳細は後述するが、シュラウド側内壁面33は、ハブ側内壁面31に対して傾斜する内壁傾斜部33bを有している。以下、ディフューザ流路17を、径方向内側(ガスの上流側)から外側(ガスの下流側)に向かって、第1区間101、第2区間102、及び第3区間103の3つの区間に分けて考える。第1区間101と第2区間102との境界位置を基準位置Pとし、第2区間102と第3区間103との境界位置を基準位置Qとする。基準位置Pは、ディフューザ翼入口21aとディフューザ翼出口21bとの間に設定される。基準位置Qは、ディフューザ翼出口21bとスクロール入口3aとの間に設定される。
第1区間101は、ディフューザ流路17のインペラ側端部17aから基準位置Pまでの区間であり、ハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33とが平行である平行流路区間である。第2区間102は、径方向外側(下流側)に進むに従ってハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33との間隔が徐々に拡がる拡大流路区間である。第2区間102において、シュラウド側内壁面33は内壁傾斜部33bを有している。内壁傾斜部33bは、基準位置Pを起点として径方向外側に延び、対面するハブ側内壁面31に対して傾斜した傾斜面をなしている。このような拡大流路区間では、ディフューザ流路17を流通するガスの圧力回復が促進される。第3区間103は、基準位置Qからスクロール入口3aまでの区間であり、ハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33とが平行である平行流路区間である。
次に、基準位置Pについて説明する。図4の平面図において、互いに隣接するディフューザ翼21,21の両方に接する最小の仮想円Cを考えると、基準位置Pは、当該仮想円Cの中心C0の位置に一致する。仮に、ディフューザ流路17の全区間に亘ってハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33とが平行であれば、基準位置Pは当該ディフューザ流路17のスロートに該当する位置である。実際には、基準位置Pからディフューザ流路17の回転軸線A方向の高さが拡大する影響により、ディフューザ流路17のスロートの位置と基準位置Pとは僅かにずれている。
図5を参照しながら、ディフューザ流路17の各部位の寸法について説明する。図5に示されるように、インペラ13の出口13bの高さ(回転軸線A方向の長さ)をb2とし、ディフューザ翼入口21aにおけるハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33との間隔をb3とし、ディフューザ翼出口21bにおけるハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33との間隔をb4とし、スクロール入口3aにおけるハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33との間隔をb5とする。また、回転軸線Aを起点として、インペラ13の出口13bまでの距離(インペラ半径)をD2とし、ディフューザ翼入口21aまでの距離をD3とし、ディフューザ翼出口21bまでの距離をD4とし、スクロール入口3aまでの距離をD5とし、基準位置Pまでの距離をDpとし、基準位置Qまでの距離をDqとする。また、ディフューザ翼21の入口角をαv3(図示せず)とする。
各寸法は、以下の範囲で設定される。
b3/b2=0.7〜1.5(好ましくは0.8〜0.9)
b5/b3=1.10〜1.31(好ましくは1.14〜1.28、更に好ましくは1.21)
D3/D2=1.05〜1.25(好ましくは1.1〜1.2、更に好ましくは1.15)
D4/D2=1.5〜1.6
Dp/D2=1.2〜1.3
Dq/D2=1.7〜1.8
αv3=60〜65°
図3に示される第2区間102における内壁傾斜部33bは、回転軸線A(図1)を軸とする円錐面をなす。図3に示される断面内において、内壁傾斜部33bは直線であり、ハブ側内壁面31に対する内壁傾斜部33bの傾斜角をθとすれば、傾斜角θは1.5〜4.5°の範囲で設定される。傾斜角θは、2〜4°に設定されると好ましく、その中でも、傾斜角θが3°であると好ましい。
以上説明した遠心圧縮機1の作用効果について説明する。ディフューザ流路17は、下流側に進むに従って徐々に流路が拡大する第2区間102を有しているので、ディフューザ流路17内でのガスの静圧回復が可能となる。よって、減速したガスをスクロール流路3に流入することができ、スクロール流路3における衝突損失や摩擦損失が低減されるので、その結果、遠心圧縮機1の高効率化が図られる。また、スクロール流路3の負荷が低減されディフューザ流路17とスクロール流路3とのマッチング改善が図られる。
また、ディフューザ流路17の拡大が始まる基準位置Pが、ディフューザ流路17のスロートの位置に近く、基準位置Pよりも上流側は平行流路区間である。この構成により、遠心圧縮機1では、拡大する流路を有しない同程度のサイズの遠心圧縮機に対して、スロートの断面積はほぼ等しいと考えられ、流量レンジが極端に変更されることがない。その結果、同程度のサイズの遠心圧縮機に対して、流量レンジを維持しながら高効率化を図ることができる。
なお、上記のように流量レンジを維持するためには、拡大流路区間の開始位置である基準位置Pは、仮想円Cの中心C0(図4)の位置よりも径方向外側(下流側)に設定してもよい。
続いて、遠心圧縮機1の設計方法について説明する。ここでは、拡大流路区間の開始位置である基準位置Pが、仮想円Cの中心C0(図4)の位置、又は中心C0よりも径方向外側(下流側)の位置に設定される場合について説明する。まず、遠心圧縮機1に要求されるパラメータb5/b3の値を決定し、決定された所望のb5/b3の値が実現されるように、幾何学的な条件から、傾斜角θと拡大流路区間の開始位置(基準位置P)と、を決定する。ここで、基準位置Pが径方向外側に寄りすぎると、所望のb5/b3の値を実現するための傾斜角θが大きくなりすぎる。そうすると、ディフューザ流路17の内壁面からガスの流れが剥離し易くなり、効率低下の原因となり得る。このような観点から、前述したように、傾斜角θは1.5〜4.5°の範囲で設定され、2〜4°に設定されると好ましく、その中でも、傾斜角θが3°であると好ましい。
続いて、図6は、本発明者らが実行した数値流体解析(CFD)の結果を示すグラフである。遠心圧縮機1において、それぞれ傾斜角θを変化させた実施例1〜3及び比較例について、ガスの体積流量に対する断熱効率(図6(a),(b))及び圧力比(図7(a),(b))を算出した。実施例1〜3及び比較例においては、各パラメータθ,b3/b2,b5/b3を下表1のように設定した。比較例は、傾斜角θをゼロとしたものであり、すなわち、ディフューザ流路17が全区間に亘って平行流路区間であることを意味する。また、実施例1〜3ともに、基準位置Pは、仮想円Cの中心C0(図4)の位置とした。図6(a),図7(a)ともに、それぞれ5つのグラフ群が存在するが、これは、インペラ13の回転数を5段階で変化させたことに対応している。また、図6(b)は、図6(a)における破線部を拡大したものであり、図7(b)は、図7(a)における破線部を拡大したものである。
Figure 0006402569
図6に示されるとおり、全体的に、実施例1〜3は比較例に比べて、断熱効率、圧力比ともに上回っている。よって、前述したような遠心圧縮機1の構成によって、高効率化が図られることが判った。また、図6(a),(b)に示されるとおり、θ=3.0°の場合(実施例2)に特に高い効率が得られることが判った。また、図6(a),(b)に示されるとおり、b5/b3=1.21の場合(実施例2)に特に高い効率が得られることが判った。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形したものであってもよい。例えば、実施形態では、シュラウド側内壁面33に内壁傾斜部33bを設けたが、ハブ側内壁面31に同様の内壁傾斜部を設けてもよい。また、ハブ側内壁面31とシュラウド側内壁面33との両方に、互いに対面する内壁傾斜部を設けてもよい。これらの構成によっても、ディフューザ流路17内に拡大流路区間を設けることができる。また、拡大流路区間(第2区間)の下流側に平行流路区間(第3区間)を設けることは必須ではなく、拡大流路区間がスクロール入口3aまで連続してもよい。
1 遠心圧縮機
3 スクロール流路
3a スクロール入口
5 ケーシング本体
13 インペラ
13b インペラの出口
17 ディフューザ流路
19 ケーシング蓋
21 ディフューザ翼
31 ハブ側内壁面
33 シュラウド側内壁面
33b 内壁傾斜部
101 第1区間(平行流路区間)
A 回転軸線
C 仮想円
C0 仮想円の中心
P 基準位置

Claims (3)

  1. 内側の周縁部にスクロール流路を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内部に回転可能に配置されたインペラと、
    前記ケーシング内において前記インペラを周方向に取り囲み、前記スクロール流路に連通するディフューザ流路と、
    前記ディフューザ流路内で前記周方向に配置された複数のディフューザ翼と、を備えた遠心圧縮機であって、
    前記ディフューザ流路の前記インペラ側の端部から前記ディフューザ翼間の所定の基準位置までの区間は、前記ディフューザ流路の内壁面同士が平行である平行流路区間であり、
    少なくとも一方の前記内壁面には、前記基準位置を起点として径方向外側に進むに従って前記内壁面同士の間隔を拡げるように傾斜した内壁傾斜部が設けられており、
    前記基準位置は、前記インペラの回転軸線に平行な視線で見て、隣接するディフューザ翼の両方に接する最小の仮想円の中心位置であり、
    前記内壁傾斜部は、当該内壁傾斜部に対面する他方の前記内壁面に対して1.5〜4.5°の傾斜角で傾斜している、遠心圧縮機。
  2. 内側の周縁部にスクロール流路を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内部に回転可能に配置されたインペラと、
    前記ケーシング内において前記インペラを周方向に取り囲み、前記スクロール流路に連通するディフューザ流路と、
    前記ディフューザ流路内で前記周方向に配置された複数のディフューザ翼と、を備えた遠心圧縮機であって、
    前記ディフューザ流路の前記インペラ側の端部から前記ディフューザ翼間の所定の基準位置までの区間は、前記ディフューザ流路の内壁面同士が平行である平行流路区間であり、
    少なくとも一方の前記内壁面には、前記基準位置を起点として径方向外側に進むに従って前記内壁面同士の間隔を拡げるように傾斜した内壁傾斜部が設けられており、
    前記基準位置は、前記インペラの回転軸線に平行な視線で見て、隣接するディフューザ翼の両方に接する最小の仮想円の中心位置であり、
    前記スクロール流路の入口における前記内壁面同士の間隔は、前記ディフューザ翼の入口における前記内壁面同士の間隔の1.10〜1.31倍である、遠心圧縮機。
  3. 内側の周縁部にスクロール流路を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内部に回転可能に配置されたインペラと、
    前記ケーシング内において前記インペラを周方向に取り囲み、前記スクロール流路に連通するディフューザ流路と、
    前記ディフューザ流路内で前記周方向に配置された複数のディフューザ翼と、を備えた遠心圧縮機の設計方法であって、
    前記ディフューザ流路の前記インペラ側の端部から前記ディフューザ翼間の所定の基準位置までの区間は、前記ディフューザ流路の内壁面同士が平行である平行流路区間であり、
    少なくとも一方の前記内壁面には、前記基準位置を起点として径方向外側に進むに従って前記内壁面同士の間隔を拡げるように傾斜した内壁傾斜部が設けられており、
    前記基準位置は、前記インペラの回転軸線に平行な視線で見て、隣接するディフューザ翼の両方に接する最小の仮想円の中心位置であり、
    前記スクロール流路の入口における前記内壁面同士の間隔が前記インペラの出口の高さに対して所望の比になるように、前記内壁傾斜部の、当該内壁傾斜部に対面する他方の前記内壁面に対する傾斜角を決定する、遠心圧縮機の設計方法。
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