JP6402345B1 - 指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラム - Google Patents

指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
指導に対する被指導者の反応を勘案して指導を適切に支援することが出来る指導支援システムを提供する。
【解決手段】
指導支援システムは、対象の被指導者U1からの情報を認識する情報認識部312と、被指導者U1からの情報J1に対し、指導反応予測部311により予測される対被指導者U1の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような指導補助情報J21〜J23を探索する指導補助情報探索部313と、探索された指導補助情報を出力部240,270に出力させる出力制御部210とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラムに関する。
従来、患者の疾患のコンピュータによる長期管理システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1のシステムは、患者の健康状態を評価した後に、患者の治療を評価し、調整を行う。当該システムは、治療の結果を最大にし、副作用を最小限度に抑えるために、患者の体調に基づき患者の現在の療法を再検討し、投薬の処方量の調整など療法の様々なパラメータを調整し、これらの変化の効果を監視する。
特開2008−210399号公報
生活習慣病のように、特定の療法よりも患者の行動が疾患に大きな影響をもたらす場合、患者の意欲又は行動等の指導に対する患者の反応を勘案して指導をすることが重要になる。指導の仕方によっては、患者が指導に従って疾患が快方に向かうこともあれば、患者が指導に従わずに疾患に悪影響を及ぼすおそれもある。しかし、特許文献1記載の技術は、患者の体調に基づき投薬の処方量の調整など療法の調整にとどまり、指導に対する患者の反応を勘案した指導の仕方については考慮していなかった。
このような問題に鑑み、本発明は、指導に対する被指導者の反応を勘案して指導を適切に支援することが出来る指導支援システム、指導支援方法及び指導支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の指導支援システムは、
情報を出力する出力部を有し、被指導者端末とオンライン通話可能に構成された指導者端末と、
指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報と、被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報とに基づいて、指導に取り組む前記被指導者の意欲及び指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方を予測する指導反応予測部と、
前記被指導者端末を使用する対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報を認識する情報認識部と、
前記情報認識部により認識された前記対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報に対し、前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような前記指導補助情報を探索する指導補助情報探索部と、
前記被指導者端末とのオンライン通話に際して、前記探索された前記指導補助情報を前記指導者端末の前記出力部に出力させる出力制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の指導支援システムによれば、指導反応予測部は、指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報と、被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報とに基づいて、指導に取り組む前記被指導者の意欲及び指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方を予測する。
また、指導補助情報探索部は、情報認識部により認識された前記対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報に対し、前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような前記指導補助情報を探索する。
生活習慣病のように、特定の療法よりも患者の行動が疾患に大きな影響をもたらす場合、患者の意欲又は行動等の指導に対する患者の反応を勘案して指導をすることが重要であるところ、「被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報に基づいて指導に取り組む前記被指導者の意欲及び指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方を予測」し、「前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような前記指導補助情報を探索」することにより、指導に対する被指導者の反応を勘案して指導を適切に支援することが出来る。
そして、当該構成の指導支援システムは、「情報を出力する出力部を有し、被指導者端末とオンライン通話可能に構成された指導者端末」を備える。
また、当該構成の指導支援システムは、「被指導者端末とのオンライン通話に際して、指導補助情報探索部により探索された指導補助情報を指導者端末の出力部に出力」させる。
被指導者端末とオンライン通話可能に構成されたシステムにおいて、指導に取り組む被指導者の意欲又は指導後の被指導者の行動を所定の意欲又は行動にするためには、指導者の指導の仕方(声のトーン又は表情などの内容の伝え方に関する事項)が重要であるところ、「被指導者端末とのオンライン通話に際して、指導補助情報探索部により探索された、指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報が指導者端末の出力部に出力」することにより、指導者による指導の仕方を考慮して指導を適切に支援することが出来る。
これにより、指導反応予測部により予測される対象の被指導者の意欲及び行動を勘案して指導を適切に支援することが出来る。
本発明の指導支援システムにおいて、
実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを認識する実情報認識部を備え、
前記指導反応予測部は、前記実情報認識部により認識された実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを用いて予測の学習を行うように構成されていることが好ましい。
本発明の指導支援システムによれば、前記実情報認識部により、実際に行った指導の仕方と、当該指導が実際に行われた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、指導を受けた際の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とが認識される。
そして、前記指導反応予測部により、認識された実際に行った指導の仕方と、当該指導が実際に行われた被指導者の反応情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを用いて予測の学習が行われる。
当該学習を繰り返すことにより、指導反応予測部による対象の被指導者の意欲及び行動の予測精度が向上する。
このように予測精度が向上した対象の被指導者の意欲及び行動が勘案されて指導の支援が行われることにより、指導をより適切に支援することが出来る。
当該の指導支援システムにおいて、
被指導者による入力を受け付ける被指導者端末入力部と、通信を行う被指導者端末通信部と、情報を出力する被指導者端末出力部とを備える被指導者端末と、
指導者による入力を受け付ける指導者端末入力部と、通信を行う指導者端末通信部と、情報を出力する指導者端末出力部とを備える指導者端末とを備え、
前記被指導者端末と前記指導者端末とは、各通信部を介して互いに通信することにより、前記指導者による前記被指導者への遠隔での指導を支援するように構成され、
前記実情報認識部は、被指導者端末入力部及び指導者端末入力部の一方または両方において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを認識するように構成されていることが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、実情報認識部が、被指導者端末入力部及び指導者端末入力部の一方または両方において遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを認識するように構成されている。
そして、前記指導反応予測部により、前記実情報認識部により認識された実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを用いて予測の学習が行われる。
これにより、実際の遠隔での指導に際して取得される情報が活用されて学習が行われるので、学習の精度を向上させることができるとともに、情報収集に関する指導者又は被指導者学習の作業負荷の軽減が図れる。
当該の指導支援システムにおいて、
前記実情報認識部は、被指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを認識するように構成されていることが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、被指導者端末入力部において入力された情報は被指導者が入力した情報であると推察されるところ、被指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実情報認識部により、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とが認識される。
これにより、被指導者由来の情報を指導者由来の情報と区別し、予測の学習を行うことができるので、予測の精度を向上させることができる。
当該の指導支援システムにおいて、
前記実情報認識部は、指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実際に行った指導の仕方を認識するように構成されていることが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、指導者端末入力部において入力された情報は指導者が入力した情報であると推察されるところ、指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実情報認識情報部により、実際に行われた指導の仕方が認識される。
これにより、指導者由来の情報を被指導者由来の情報と区別し、予測の学習を行うことができるので、予測の精度を向上させることができる。
当該の指導支援システムにおいて、
前記実情報認識部は、指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された指導者の音声情報及び指導者の表情を示す画像の一方または両方に基づいて、実際に行った指導の仕方を認識するように構成されていることが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、指導者端末入力部において入力された情報は指導者が入力した情報であると推察されるところ、被指導者の意欲に強く影響を与えると推察される指導者の音声情報又は指導者の表情を示す画像の一方または両方が、被指導者の音声又は表情を示す画像と区別されたうえで予測の学習を行うことができるので、予測の精度を向上させることができる。
本発明の指導支援システムにおいて、
前記指導反応予測部は、指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報と被指導者の健康状態を表す被指導者健康状態情報とに基づいて、前記被指導者の指導に取り組む前記被指導者の意欲及び前記被指導者の指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方に加え、指導の前後における前記被指導者の健康状態の変化を予測するように構成され、
前記指導補助情報探索部は、前記情報認識部により認識された前記対象の被指導者の反応情報に対し、前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となり、かつ、前記指導反応予測部により予測される前記指導の前後における前記被指導者の健康状態の変化が所定の変化となるような前記指導補助情報を探索するように構成されていることが好ましい。
当該構成の指導支援システムによれば、被指導者の健康状態の変化の予測がさらに勘案されて指導補助情報が探索される。これにより、対象の被指導者の意欲及び行動に加え、被指導者の健康状態の変化が勘案されて指導が支援される。
指導支援システムの一例の全体構成図。 第1要素記憶部に記憶された情報の例を示す図。 第2要素記憶部に記憶された情報の例を示す図。 被指導者情報記憶部に記憶された情報の例を示す図。 図3Aは、アンケート記憶部に記憶された情報の例を示す図で、図3Bは、アンケート回答記憶部に記憶された情報の例を示す図で、図3Cは、履歴記憶部に蓄積された情報の例を示す図。 指導支援処理のフローチャート。 指導前処理のフローチャート。 指導時処理のフローチャート。 予測部による予測を用いた評価部による評価値を得る処理の説明図。 評価部による評価値を用いた最適な指導補助情報の探索の説明図。 指導者端末のタッチパネルに出力される選択された指導の要素を含む画面の一例を示す図。 指導後処理のフローチャート。 基準更新処理のフローチャート。
図1〜図11を参照しながら、本発明の指導支援システムについて説明する。
(指導支援システム)
指導支援システムは、指導者による被指導者に対する指導を支援するシステムである。
指導支援システムは、図1に示されるように、一又は複数の被指導者端末100と一又は複数の指導者端末200と指導支援サーバ300と、を備える。一又は複数の被指導者端末100、一又は複数の指導者端末200及び指導支援サーバ300は、インターネット等のネットワークを介して相互に通信可能に構成されている。なお、図1ではそれぞれ一つの被指導者端末100及び指導者端末200を図示している。
(被指導者端末)
被指導者端末100は、被指導者端末制御部110と、被指導者端末記憶部120と、被指導者端末通信部130と、タッチパネル140と、カメラ150と、マイク160と、スピーカー170とを備える。タッチパネル140、カメラ150及びマイク160のそれぞれが、本発明の「被指導者端末入力部」の一例に相当する。また、タッチパネル140及びスピーカー170のそれぞれが、本発明の「被指導者端末出力部」の一例に相当する。
被指導者端末100は、タブレット型端末またはスマートフォンなど、被指導者端末100のユーザである被指導者U1による携帯が可能なようにサイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されている。被指導者端末100は、デスクトップコンピュータなど、特定箇所に設置されるように、サイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されていてもよい。
被指導者端末制御部110は、指導支援サーバ300からダウンロードした被指導支援プログラムがインストールされている。被指導支援プログラムが起動されることにより、被指導者端末制御部110は、後述する演算処理を実行するように構成されている。
被指導者端末記憶部120は、被指導者端末100のユーザである被指導者U1の被指導者IDを記憶している。被指導者U1は、例えば、生活習慣病等の慢性疾患にかかったため、もしくは、慢性疾患の予防のため、遠隔診療又は遠隔での栄養管理指導を受けている人である。被指導者U1が、本発明の「対象の被指導者」に相当する。
被指導者端末通信部130は、有線通信またはWiFi(登録商標)等の通信規格にしたがった無線通信を介して、指導支援サーバ300などの外部端末と相互通信するよう構成されている。
また、ウェアラブルセンサWは被指導者U1が着用可能に構成されている。ウェアラブルセンサWは、被指導者U1の生体情報若しくは行動情報又はウェアラブルセンサWの着用状態を認識し、当該情報を定期的に又は被指導者U1の操作に応じて指導支援サーバ300に送信するように構成されている。
なお、一の装置が情報を「認識する」とは、一の装置が他の装置から当該情報を受信すること、一の装置が当該一の装置に接続された記憶媒体に記憶された情報を読み取ること、一の装置が当該一の装置に接続されたセンサから出力された信号に基づいて情報を取得すること、一の装置が、受信した情報又は記憶媒体に記憶された情報又はセンサから取得した情報に基づいて、所定の演算処理(計算処理又は検索処理など)を実行することにより当該情報を導出すること、一の装置が他の装置による演算処理結果としての当該情報を当該他の装置から受信すること、一の装置が当該受信信号にしたがって内部記憶装置又は外部記憶装置から当該情報を読み取ること等、当該情報を取得するためのあらゆる演算処理が実行されることを意味する。
被指導者U1の生体情報は、例えば、被指導者U1の血圧、心拍数、呼吸数、体温、体重及び身長である。
被指導者U1の行動情報は、例えば、被指導者U1の睡眠時間、被指導者U1の歩数、被指導者U1が歩いた時間及び被指導者U1が走った時間である。
ウェアラブルセンサWは、個別の通信部を有し、当該通信部を介して指導支援サーバ300に生体情報を送信してもよいが、これに代えて、例えば、USBなどにより被指導者端末100に接続され、被指導者端末通信部130を介して生体情報を指導支援サーバ300に送信してもよい。
液晶パネルのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置とが組み合わせられてタッチパネル140が構成されている。これに加えてまたは代えて、被指導者端末100はキーボード及びマウス等の入力装置と、入力装置と別個に構成された表示装置とを備えてもよい。
カメラ150は、被指導者端末100のタッチパネル140がある面に配置されている。代替的または付加的に、被指導者端末100のタッチパネル140と異なる面にさらにカメラが設けられていてもよい。
マイク160は、被指導者端末100のユーザの声を集音可能に被指導者端末100に配置されている。
スピーカー170は、被指導者端末100の適当な場所に配置されている。
(指導者端末)
指導者端末200は、指導者端末制御部210と、指導者端末記憶部220と、指導者端末通信部230と、タッチパネル240と、カメラ250と、マイク260と、スピーカー270とを備える。指導者端末制御部210が、本発明の「出力制御部」に相当する。また、タッチパネル240及びスピーカー270のそれぞれが本発明の「出力部」に相当する。また、タッチパネル240、カメラ250及びマイク260のそれぞれが、本発明の「指導者端末入力部」の一例に相当する。また、タッチパネル240及びスピーカー270のそれぞれが、本発明の「指導者端末出力部」の一例に相当する。
指導者端末200は、デスクトップコンピュータなど、特定箇所に設置されるように、サイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されている。指導者端末200は、タブレット型端末またはスマートフォンなど、指導者端末200のユーザである指導者U2による携帯が可能なようにサイズ、形状および重量が設計されているコンピュータにより構成されていてもよい。指導者U2は、例えば、医師、歯科医師、看護師、栄養管理士など、被指導者U1に対して医療又は健康管理上の指導を行う者である。
指導者端末制御部210は、CPU等の演算処理装置、メモリ、及びI/Oデバイスなどにより構成されている。指導者端末制御部210には、指導支援サーバ300よりダウンロードした遠隔診療支援プログラムがインストールされている。遠隔診療支援プログラムが起動されることにより、指導者端末制御部210は、後述の演算処理を実行するように構成されている。
指導者端末記憶部220は、例えばROM、RAM、HDD等の記憶装置により構成されている。指導者端末記憶部220は、あらかじめ登録された指導者U2の指導者IDを記憶するように構成されている。
指導者端末通信部230は、有線通信またはWiFi(登録商標)等の通信規格にしたがった無線通信を介して、指導支援サーバ300などの外部端末と相互通信するよう構成されている。
液晶パネルのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置とが組み合わせられてタッチパネル240が構成されている。これに加えてまたは代えて、指導者端末200はキーボード及びマウス等の入力装置と、入力装置と別個に構成された表示装置とを備えてもよい。
カメラ250は、指導者端末200のタッチパネル240がある側に配置されている。代替的または付加的に、指導者端末200のタッチパネル240と異なる面にさらにカメラが設けられていてもよい。
マイク260は、指導者端末200のユーザの声を集音可能に指導者端末200に配置されている。
スピーカー270は、指導者端末200の適当な場所に配置されている。
(指導支援サーバ)
指導支援サーバ300は、サーバ制御部310と、サーバ記憶部320と、サーバ通信部330とを備えている。なお、指導支援サーバ300を構成するコンピュータの一部または全部が、他の端末、例えば、指導者端末200を構成するコンピュータにより構成されていてもよい。例えば、移動局としての一または複数の指導者端末200により、指導支援サーバ300の一部または全部が構成されていてもよい。
サーバ制御部310は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置、メモリ、及びI/O(Input/Output)デバイスなどにより構成されている。サーバ制御部310は、一のプロセッサにより構成されてもよく、相互通信可能な複数のプロセッサにより構成されてもよい。
サーバ制御部310は、所定のプログラムを読み込んで実行することにより、後述の演算処理を実行する指導反応予測部311、情報認識部312、指導補助情報探索部313及び評価部314として機能する。
サーバ記憶部320は、例えばROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置により構成されている。サーバ記憶部320は、サーバ制御部310の演算結果、又はサーバ制御部310がサーバ通信部330を介して受信したデータを記憶するように構成されている。
サーバ記憶部320は、第1要素記憶部321、第2要素記憶部322、被指導者情報記憶部323、アンケート記憶部324、アンケート回答記憶部325及び履歴記憶部326とを備える。
第1要素記憶部321は、図2Aに示されるように、第1要素ID、指導対象の疾患、指導対象の基準値、指導のゴール、指導の課題、疾患の原因、ゴールを妨げる理由、指導カテゴリ、指導方針、指導の具体的な説明文、指導者U1の声のトーン、指導者U1の表情など、指導の内容又は指導の方法に関する要素の組合せを1又は複数格納している。以下、この組合せを「第1組合せ」と適宜いい、この組合せに含まれる各要素を「第1要素」と適宜いう。本明細書では、指導対象の疾患、指導対象の基準値、指導のゴール、指導の課題、疾患の原因、ゴールを妨げる理由、指導カテゴリ又は指導方針などの被指導者に伝える内容を指導の内容といい、声のトーン又は表情などの内容の伝え方に関する事項を指導の仕方という。なお、指導の具体的な説明文等の一部の要素は、指導の内容及び指導の仕方の両方の性質を持つことがある。
指導の具体的な説明文として、疾患の原因が「弁当の持ち帰りが多い」であることを例として説明すると、「まずはご家族で適正な味付けのお料理を体験していただき、少しづつ薄味に慣れていただくのもよいです。」といった薄味に慣れるとの施策の説明文と、「香辛料や酸味を効かせることで物足りなさを感じないお料理を仕上げることができます。」と、薄味に慣れる施策とは異なる施策の説明文とが採用されうる。
また、指導の具体的な説明文として、図2Aには図示されていないが、運動習慣に関する指導を例として説明すると、「このような運動習慣を身に着ければ、定年を迎えた後も趣味やレジャーを楽しむ事が出来ますね。」との指導に従って運動習慣を身につけた場合の被指導者U1の利益を説明する説明文と、「このような運動習慣を身に着けずに今のままいれば、歩行困難・寝たきりになり、動脈硬化で亡くなるリスクが高くなります。」との指導に従わずに運動習慣を身につけられなかった場合の被指導者U1の不利益を説明する説明文とが採用されうる。これらの説明文は、例えば、「このような運動習慣を身に着ければ、定年を迎えた後も趣味やレジャーを楽しむ事が出来ますね。」「このくらい運動していれば、年を重ねても若々しく歩き、日常生活に支障なく過ごせますね。」「運動することでたまに飲みすぎても自分を許すことが出来そうですね。」「あまり運動しないと、筋肉が落ち骨ももろくなり怪我をしやすくなります。」「このような運動習慣を身に着けずに今のままいれば、歩行困難・寝たきりになり、動脈硬化で亡くなるリスクが高くなります。」のように、利益、不利益の程度が段階的に変更された説明文が採用されうる。
また、指導の内容が同一でも、その言い回しが変更された説明文は、異なる説明文として認識されうる。
第2要素記憶部322は、図2Bに示されるように、第2要素ID、指導者U2の性別、指導者U2の年齢、指導間隔など、第1要素と異なる指導に関する要素の組合せを1または複数格納している。以下、この組合せを「第2組合せ」と適宜いい、この組合せに含まれる各要素を「第2要素」と適宜いう。また、第1要素及び第2要素を総称して、「指導の要素」と適宜いう。
被指導者情報記憶部323は、図2Cに示されるように、被指導者ID、被指導者U1の氏名、被指導者U1の性別、被指導者U1の生活習慣、被指導者U1の年齢、被指導者U1の疾患及び被指導者U1の最新の血圧等の生体情報等の、被指導者U1由来の情報を格納している。
アンケート記憶部324は、図3Aに示されるように、アンケートID,アンケートカテゴリ、質問、各レベルごとの判断基準(図3Aでは、レベル5、レベル3、レベル1を例示)を格納している。アンケートカテゴリには、運動習慣、食習慣、疾患、体調、精神状態、モチベーション、資質、外部環境、スキル及び過去の経験などが含まれうる。
アンケート回答記憶部325は、図3Bに示されるように、被指導者ID、アンケート回答日時、アンケートID、回答されたレベルを格納している。
履歴記憶部326は、図3Cに示されるように、日時、被指導者ID、第1要素ID、第2要素ID、被指導者U1の表情、被指導者U1の声のトーン、被指導者U1の行動、被指導者U1の意向レベル、指導に対する結果等の指導時及び指導の前後に取得された指導に関する情報を格納している。
サーバ記憶部320は、さらに、被指導者U1のレセプトデータ及び被指導者U1の健康診断の結果に関するデータを記憶していてもよい。これらのデータは、病院又は健康保険組合等の外部の端末からサーバ通信部330を介して受信し、または、USBメモリ、CD、DVD等の記憶媒体から読み取られる等により認識されうる。
サーバ記憶部320は、サーバ通信部330を介して指導者端末200から受信した生活習慣病の罹患を予防又は重症化を予防するための予防医療に関する指導の履歴情報を記憶していてもよいし、サーバ通信部330を介して指導者端末200から受信した生活習慣病の病状を快方へ向かわせるための治療の履歴情報を記憶していてもよい。
サーバ通信部330は、ネットワークとしての公衆通信網(例えばインターネット)に接続され、被指導者端末100及び指導者端末200等の外部の端末と通信する通信装置により構成されている。
(指導支援処理の概要)
図4を参照して、指導支援処理の概要を説明する。
まず、被指導者端末100、指導者端末200及び指導支援サーバ300は、互いに通信を介してデータを送受信することにより、指導前処理を実行する(図4/STEP100)。指導前処理の詳細は後述する。
そして、被指導者端末100、指導者端末200及び指導支援サーバ300は、互いに通信を介してデータを送受信することにより、指導時処理を実行する(図4/STEP200)。指導時処理の詳細は後述する。
そして、被指導者端末100、及び指導支援サーバ300は、互いに通信を介してデータを送受信することにより、指導後処理を実行する(図4/STEP300)。指導後処理の詳細は後述する。
指導支援サーバ300は、図4/STEP100〜STEP300で得られるデータに基づいて基準更新処理を実行する(図4/STEP400)。基準更新処理の詳細は後述する。
(指導前処理)
次に、図5を参照して、図4/STEP100の指導前処理の詳細を説明する。なお、指導支援サーバ300は、不図示の予約情報などに基づいて本処理の当日に指導を受ける被指導者U1の被指導者端末100及び被指導者ID並びに指導をする指導者U2の指導者端末200及び指導者IDを特定する。
情報認識部312は、アンケート記憶部324からアンケート情報を読み込む(図5/STEP162)。情報認識部312は、読み込んだアンケート情報をサーバ通信部330を介して被指導者端末100に送信する(図5/STEP164)。
アンケート情報には、例えば、指導に取り組む意欲を尋ねる情報、前回の指導で指摘された行動を行ったかどうかを尋ねる情報、被指導者U1の最近の生活習慣(運動習慣、食習慣)、最近の体調、精神状態、外部環境、スキル、過去の経験を尋ねる情報が含まれる。最近の体調を尋ねる情報は、例えば、自分が健康だと思うか等の被指導者U1の主観的な健康感を尋ねる情報であってもよいし、血圧等の被指導者U1の客観的な健康状態を尋ねる情報であってもよい。
被指導者端末制御部110は、被指導者端末通信部130を介してアンケート情報を受信したか否かを判定する(図5/STEP122)。当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP122・・NO)、被指導者端末制御部110は、図5/STEP122の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP122・・YES)、被指導者端末制御部110は、受信したアンケート情報を含むアンケート画面をタッチパネル140に出力する(図5/STEP124)。アンケート画面には、例えば、VAS(Visual Analogue Scale)に関する入力フォーム(例えばスライドバーなど)が含まれる。
被指導者端末制御部110は、タッチパネル140を介してアンケートの回答を認識する(図5/STEP126)。
被指導者端末制御部110は、被指導者端末通信部130を介して認識されたアンケート回答をアンケートIDと被指導者端末記憶部120に記憶された被指導者IDとともに指導支援サーバ300に送信する(図5/STEP128)。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介してアンケートの回答を受信したか否かを判定する(図5/STEP166)。当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP166・・NO)、情報認識部312は、図5/STEP166の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP166・・YES)、情報認識部312は、受信したアンケートの回答をアンケート回答記憶部325に記憶させる(図5/STEP168)。
また、情報認識部312は、アンケートの回答に基づいて前回の指導に対して、指導を受け入れるかどうかの被指導者U1の意欲の度合い、被指導者U1の行動の有無、被指導者U1の健康状態を認識する(図5/STEP170)。例えば、情報認識部312は、アンケート画面で指定された前回の指導に対する取り組む意欲の度合いを示すパラメータ、前回の指導で指摘された行動を行ったかどうかを示すパラメータ、最近の健康状態(例えば、被指導者U1の主観的な健康観、体調又は精神状態)を示すパラメータを認識する。
情報認識部312は、認識した被指導者U1の意欲の度合い、被指導者U1の行動の有無、被指導者U1の健康状態に基づいて履歴記憶部326に記憶された履歴情報を更新する(図5/STEP172)。情報認識部312は、履歴情報のうち、被指導者U1の被指導者IDを含むレコードのうち日時が最新のレコード(換言すれば、前回の指導に関するレコード)の情報を更新する。
また、指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して被指導者端末100とオンライン通話処理を実行する(図5/STEP142)。
そして、指導者端末制御部210は、タッチパネル240を介して入力されたヒアリング情報を認識し(図5/STEP144)、認識したヒアリング情報を指導者端末通信部230を介して指導支援サーバ300に送信する(図5/STEP146)。
ヒアリング情報は、指導者U2により、被指導者U1からヒアリングされた情報であり、例えば、指導に対する被指導者U1の意欲の度合い、指導に示された行動を被指導者U1が実行したか否か(又は実行した割合を0〜100の数値で表した値)、被指導者U1の最近の生活習慣、被指導者U1の主観的な健康観、被指導者U1の体調又は疾患に関する生体情報(たとえば最新の血圧の値)などを含む情報である。ヒアリング情報は、初回の場合には、被指導者U1の氏名、被指導者U1の性別、被指導者U1の生年月日(又は年齢)などが含まれてもよい。指導者端末制御部210は、これらの項目を入力するための画面をタッチパネル240に出力してもよい。また、指導者U2が指導者端末200を介して直接被指導者U1からヒアリングすることに限られず、指導者U2の補助者が指導者端末200又は指導者端末200とは別個の端末を用いて被指導者U1からヒアリングしてもよい。
また、これに加えて又は代えて、指導支援サーバ300は、指導者端末200等から受信した情報に基づいて、指導に対する被指導者U1の意向、被指導者U1の疾患の状態、指導に示された行動を被指導者U1が実行したか否かなどを問い合わせる情報を被指導者端末100に送信し、これらの情報の入力を促す画面を被指導者端末100に出力してもよい。この場合、入力された情報は、被指導者端末100を介して指導者端末200又は指導支援サーバ300等に送信される。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介してヒアリング情報を受信したか否かを判定する(図5/STEP174)。当該判定結果が否定的である場合(図5/STEP174・・NO)、情報認識部312は、図5/STEP174の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図5/STEP174・・YES)、情報認識部312は、受信したヒアリング情報に基づいて被指導者情報記憶部323に記憶される被指導者情報を更新する(図5/STEP176)。
また、情報認識部312は、受信したヒアリング情報に含まれる指導に対する被指導者U1の意欲、指導に示された行動を被指導者U1が実行したか否か(又は実行した割合を0〜100の数値で表した値)、最新の生体情報などに基づいて、履歴記憶部326に記憶される履歴情報を更新する(図5/STEP178)。情報認識部312は、履歴情報のうち、被指導者U1の被指導者IDを含むレコードのうち日時が最新のレコード(換言すれば、前回の指導に関するレコード)の情報を更新する。
(指導時処理)
次に、図6〜図9を参照して、指導時処理を説明する。なお、指導支援サーバ300は、不図示の予約情報などに基づいて本処理の当日に指導を受ける被指導者U1の被指導者端末100及び被指導者ID並びに指導をする指導者U2の指導者端末200及び指導者IDを特定する。
情報認識部312は、被指導者IDに基づいて、被指導者情報記憶部323、アンケート回答記憶部325及び履歴記憶部326を参照して、指導に取り組む被指導者U1の意欲を示すパラメータ、歩数等の前回の指導に被指導者U1が従ったかどうかを示す情報及び被指導者U1の被指導者健康状態情報を含む情報を認識する(図6/STEP262)。被指導者健康状態情報とは、被指導者U1の健康状態を表す情報であり、例えば、被指導者U1の病名及び薬量等の前回の診療結果、血圧、血糖などの今回指導前の生体情報、被指導者U1の主観的な健康観に関する情報、予防医療の割合、治療の割合、今回指導前の精神状態を示す情報である。図6/STEP262で認識される情報には、上記の他に、年齢、性別、生活習慣等の被指導者U1の属性が含まれる。図6/STEP262で認識される情報は、それぞれの情報を示すパラメータのセットで表されうる。
情報認識部312は、例えば、今回の指導前処理で取得されたアンケートの回答に示される意欲の度合い、今回の指導前処理で取得されたヒアリング情報に示される意欲の度合い、前回の指導時処理で取得された被指導者U1の表情、被指導者U1の声のトーンなどに基づいて、指導に取り組む被指導者U1の意欲を示すパラメータを認識してもよい。情報認識部312は、前回の指導時処理で取得された被指導者U1の表情が笑顔等の所定の表情の場合に、表情が所定の表情でない場合よりも、被指導者U1の意欲を示すパラメータが高くなるように被指導者U1の意欲を示すパラメータを決定してもよい。情報認識部312は、前回の指導時処理で取得された被指導者U1の声のトーンが高い等の所定のトーンの場合に、声のトーンが所定のトーンでない場合よりも、被指導者U1の意欲のパラメータが高くなるように当該パラメータを決定してもよい。
情報認識部312は、前回の指導が、何歩以上歩く等、ウェアラブルセンサWから得られる情報から直接的にその実行可否を判断できるものである場合には、情報認識部312は、ウェアラブルセンサWから得た情報に基づいて前回の指導に従ったかどうかを示すパラメータを認識してもよい。また、これに加えてまたは代えて、情報認識部312は、今回の指導前処理で取得されたヒアリング情報に含まれる前回の指導に従って行動をしたか否かに関する情報に従って前回の指導に従ったかどうかを示すパラメータを認識してもよい。また、これらに加えてまたは代えて、情報認識部312は、今回の指導前処理で取得されたアンケートの回答に含まれる前回の指導に従って行動をしたか否かに関する情報に従って前回の指導に従ったかどうかを示すパラメータを認識してもよい。
これらに代えてまたは加えて、情報認識部312は、ウェアラブルセンサWから得られる情報から被指導者U1の体調の時系列の変化を示すパラメータを認識してもよい。これらに加えてまたは加えて、情報認識部312は、図6/STEP272で記憶された薬剤の量の変化量から、被指導者U1の体調の時系列の変化を示すパラメータを認識してもよい。これらに加えてまたは加えて、情報認識部312は、サーバ記憶部320に記憶された健康診断データに示される被指導者U1の血圧等の生体情報の変化またはレセプトデータに示される診療行為、調剤行為、もしくは傷病名等の変化に基づいて、被指導者U1の体調の時系列の変化を示すパラメータを認識してもよい。これらに代えてまたは加えて、情報認識部312は、ウェアラブルセンサWから得られる情報から被指導者U1の体調の時系列の変化を示すパラメータを認識してもよい。情報認識部312は、サーバ記憶部320に記憶された予防医療の履歴情報及び治療の履歴情報に基づいて、予防医療と治療との割合の時系列の変化を示すパラメータを認識してもよい。被指導者健康情報状態情報には、これらの変化を示すパラメータが含まれていてもよい。
情報認識部312は、サーバ記憶部320に記憶された予防医療の履歴情報及び治療の履歴情報に基づいて、予防医療と治療とにかかる費用を示すパラメータを認識してもよい。また、情報認識部312は、サーバ記憶部320に記憶された薬剤及び薬剤の調剤量に基づいて、薬剤にかかる費用を示すパラメータを認識してもよい。図6/STEP262で認識される情報には、これらの費用を示すパラメータが含まれていてもよい。
図6/STEP262で認識される情報には、被指導者U1の外部環境、スキル又は過去の経験が含まれていてもよい。
指導補助情報探索部313は、図6/STEP262で認識された情報に基づいて、指導補助情報を探索する(図6/STEP264)。
図7及び図8を参照して、指導補助情報の探索処理の詳細を説明する。
指導補助情報探索部313は、図6/STEP262で認識された情報J1(以下、前提情報J1という。)と、指導補助情報J2とを、指導反応予測部311に入力し、指導反応予測部311から出力される予測情報J3を取得する。
指導補助情報J2は、第1要素記憶部321に記憶される第1組合せのいずれかを含む情報である。指導補助情報J2は、さらに、第1組合せに代えてまたは加えて第2要素記憶部322に記憶される第2組合せのいずれかを含む情報であってもよい。補足すると、指導補助情報J2は、指導機関又は指導者U2が決定又は調整できる事柄に関する情報であって、例えば、指導者U2に関する情報、指導のタイミングに関する情報又は指導の内容若しくは仕方に関する情報である。指導補助情報J2は、各第1要素及び各第2要素の一方または両方を示すパラメータのセットで表される。
予測情報J3は、今回指導以降の被指導者U1の状態を予測する情報であって、疾患及び調剤される薬の量などの次回以降の指導における診療結果の予測、今回の指導以降における指導に対する被指導者U1の意欲の度合いの予測、今回の指導以降における指導に従った行動をとるかどうかの予測、今回の指導以降の被指導者U1の主観的な健康観に関する予測、今回の指導以降における被指導者U1の生体情報の予測、今回の指導以降の被指導者U1の精神状態の予測を含む情報である。予測情報J3は、各予測を示すパラメータのセットで表される。
また、指導反応予測部311は、例えば、入力された一のパラメータまたは複数のパラメータのセットに対し、当該一のパラメータまたは当該複数のパラメータのセットに対応する一のパラメータまたは複数のパラメータのセットを出力する識別器である。
この識別器は、例えば、機械学習により得られる。この学習の方法については後述する。
例えば、ディープラーニングにおけるニューラルネットワークで相互に接続された関数が、指導反応予測部311の一例に該当する。また、サポートベクタマシーンの識別器が指導反応予測部311の他の例に該当する。
また、互いに異なるパラメータを出力する複数の予測部(図7では、第1予測部3111、第2予測部3112、第3予測部3113、・・・)により、指導反応予測部311が構成されてもよい。より具体的には、前提情報J1に含まれる、ユーザの年齢を示すパラメータと、性別を示すパラメータと・・・、指導補助情報J2に含まれる、指導カテゴリを示すパラメータと、指導内容を示すパラメータと、・・・、が、入力されるパラメータのセット(以下、入力パラメータセットという。)であるとする。これらの入力パラメータセットは、前記複数の予測部のそれぞれ(第1予測部3111、第2予測部3112、第3予測部3113・・・)に入力される。これに代えて、各予測部に、個別のパラメータのセットが入力されてもよい。第1予測部3111は、例えば、今回の指導以降に指導に取り組む被指導者U1の意欲の度合いの予測を示すパラメータを出力する。また、第2予測部3112は、例えば、今回の指導以降に被指導者U1が指導された行動をとるかどうかの予測を示すパラメータを出力する。第3予測部3113は、例えば、今回指導以降における被指導者U1自身の主観的な健康観の予測を示すパラメータを出力する。このように、指導反応予測部311は、互いに異なるパラメータを出力する各予測部を備えるように構成されていてもよい。
なお、指導補助情報J2に含まれる項目を示すパラメータは、それぞれの指導の要素(例えば、指導内容であれば、食事全体の塩分量を減らす指導又は香辛料を使用したお料理の提案)をパラメータ化したもの(例えば、食事全体の塩分量を減らす指導が1、香辛料を使用したお料理の提案が2)であってもよいし、指導の要素ごとに、その指導を採用する場合に1、その指導を採用しない場合に−1のような個別の値が設定されてもよい。
そして、指導補助情報探索部313は、予測情報J3を評価部314に入力し、予測情報J3に対する評価値Vを得る。評価部314は、予測情報J3に示される次回以降の指導における診断結果の予測を示すパラメータ、今回の指導以降における指導に対する被指導者U1の意欲の度合いの予測を示すパラメータ、今回の指導以降における指導に従った行動をとるかどうかの予測を示すパラメータ、今回の指導以降の被指導者U1の主観的な健康観に関する予測を示すパラメータ、今回の指導以降における被指導者U1の生体情報の予測を示すパラメータ及び今回の指導以降の被指導者U1の精神状態の予測を示すパラメータが、被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータであるほど、連続的または断続的に高い評価値とするように構成されている。
次回以降の指導における診断結果の予測を示すパラメータが、被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータであるとは、例えば、被指導者U1が疾患から回復されると診断されたり、調剤される薬剤の種類が軽めの薬剤となったり、調剤される薬剤の量または金額が軽減したりする予測を示すパラメータである。
今回の指導以降における指導に対する被指導者U1の意欲の度合いの予測を示すパラメータが被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータである例は、今回の指導以降のアンケート又は次回の指導前に取得されるアンケートに対する回答が、所定の回答となるという予測を示すパラメータである場合である。所定の回答とは、例えば被指導者U1が指導に従う意欲が高いことを示す回答である。また、これに加えて又は代えて、今回の指導以降における指導に対する被指導者U1の意欲の度合いの予測を示すパラメータが被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータである例は、今回の指導以降のヒアリング又は次回の指導前に取得されるヒアリングに対する回答の予測を示すパラメータが、所定の回答となるという予測を示すパラメータである場合である。所定の回答とは、例えば被指導者U1が指導に従う意欲が高いことを示す回答である。上述した、今回の指導以降における指導に対する被指導者U1の意欲の度合いの予測を示すパラメータに対する、「被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータ」が、本発明の「所定の意欲」を示す予測に相当する。
今回の指導以降における指導に従った行動をとるかどうかの予測を示すパラメータが、被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータである場合の例は、被指導者U1が今回の指導に従った行動をとるという予測を示すパラメータである場合である。上述した、今回の指導以降における指導に従った行動をとるかどうかの予測を示すパラメータに対する、「被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータ」が、本発明の「所定の行動」を示す予測に相当する。
今回の指導以降における被指導者U1の主観的な健康観の予測を示すパラメータが、被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータである場合の例は、今回の指導以降における被指導者U1の主観的な健康観が、医学的に健康と定められた主観的な健康観の範囲に入るという予測を示すパラメータである場合である。
今回の指導以降における被指導者U1の生体情報の予測を示すパラメータが、被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータである場合の例は、今回の指導以降における被指導者U1の生体情報が、医学的に健康と定められた生体情報の範囲に入るという予測を示すパラメータである場合である。
今回の指導以降における被指導者U1の生体情報の予測を示すパラメータが、被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータである場合の例は、今回の指導以降における被指導者U1の生体情報が、医学的に健康と定められた生体情報の範囲に接近することを示す予測を示すパラメータである場合であってもよい。
今回の指導以降の被指導者U1の精神状態の予測を示すパラメータが、被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータである場合の例は、今回の指導以降の被指導者U1の精神状態が医学的に健康と定められた精神状態となるという予測を示すパラメータである場合である。
上述した、被指導者U1の主観的な健康観の予測を示すパラメータ、被指導者U1の生体情報の予測を示すパラメータ及び被指導者U1の精神状態の予測を示すパラメータのそれぞれが、本発明の「被指導者の健康状態の変化の予測」に相当する。被指導者U1の主観的な健康観の予測を示すパラメータ、被指導者U1の生体情報の予測を示すパラメータ及び被指導者U1の精神状態の予測を示すパラメータのそれぞれに対する「被指導者U1の健康状態をより健康的な状態に向かわせる予測を示すパラメータ」が、本発明の「所定の変化」に相当する。
血圧は、140/90以上が高血圧であり、139〜130/89〜85が正常高血圧であり、129〜120/84〜80が正常血圧であるとされている。このようなことに鑑みて、評価部314は、例えば、血圧値が145/95のように高血圧と診断されうる予測を示す場合、評価値を1とし、予測された血圧値が135/88のように正常高血圧と診断されうる予測を示す場合、評価値を2とし、予測された血圧値が125/83のように正常血圧と診断されうる予測を示す場合、評価値を3とするように、予測された事項の状態に応じて段階的な評価値を決定してもよい。
評価部314は、それぞれのパラメータの重要度に応じてそれぞれのパラメータの評価値への影響の大きさを決定してもよい。
評価部314は、機械学習に得られる識別器により構成されていてもよい。例えば、評価部314は、ディープラーニングのニューラルネットワークを構成するそれぞれの関数であってもよいし、サポートベクタ―マシーンの識別器であってもよい。この場合、例えば、医師等の指導者U2が、複数の予測情報J3を評価し、指導者端末200を介して複数の予測情報J3のそれぞれの評価値を指定し、指導者端末200が当該それぞれの評価値を指導支援サーバ300に送信し、評価部314が、当該複数の予測情報J3を訓練データとし、この決定された評価値を教師データとして学習を行ってもよい。また、システムの利用で蓄積された被指導者U1の実際の情報と、所定の期間経過後の被指導者U1の情報に対する評価値をもとにして、教師データとしての予測情報J3の評価値が決定されてもよい。所定の期間経過後の被指導者U1の情報に対する評価値は、例えば、指導者端末200を介して指導者U2により指定されたものであってもよい。
指導補助情報探索部313は、評価部314により評価された評価値に基づいて、指導者U2に対して推薦する指導補助情報J2を探索する。
より具体的には、指導補助情報探索部313は、例えば図8に示されるように、前提情報J1に対し、複数の指導補助情報J21、J22、J23、を指導反応予測部311に入力して予測情報J31、J32、J33・・・を得る。そして、指導補助情報探索部313は、予測情報J31、J32、J33・・・を評価部314に入力し、予測情報J31、J32、J33のそれぞれの評価値V1、V2、V3を得る。指導補助情報探索部313は、最高の評価値(図8では評価値V1)である指導補助情報J2(図8では指導補助情報J21)を探索する。
これに代えてまたは加えて、指導補助情報探索部313は、所定の範囲に入るような各予測を示すパラメータが最も多くなるような予測情報J3に対応する指導補助情報J2を探索してもよい。例えば、指導補助情報探索部313は、今回の指導以降において今回の指導に従う被指導者U1の意欲の度合いの予測を示すパラメータが所定の範囲(例えば、指導に従うことを示す範囲)に入り、今回の指導以降において、今回の指導に従って行動をするかどうかの予測を示すパラメータが所定の範囲(例えば、今回の指導に従って行動をすることを示す範囲)に入り、今回の指導以降における被指導者U1の生体情報の予測を示すパラメータが所定の範囲(例えば、血圧の場合、正常血圧となる範囲)に入るなど、所定の範囲に入るような各予測を示すパラメータが最も多くなるような予測情報J3に対応する指導補助情報J2を探索してもよい。
各所定の範囲は、例えば、予め開発者等により指定された範囲がサーバ記憶部320に記憶されてもよいし、本システムにおいて得られる被指導者U1の好ましい生体情報と正の相関があるそれぞれのパラメータの範囲をそれぞれの所定の範囲としてもよいし、本システムにおいて得られる被指導者U1の好ましい生体情報と負の相関がないそれぞれのパラメータの範囲をそれぞれの所定の範囲としてもよい。
指導反応予測部311は、図6/STEP264で探索された指導補助情報J2をサーバ通信部330を介して指導者端末200に送信する(図6/STEP266)。
指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して探索された指導補助情報J2を受信したか否かを判定する(図6/STEP242)。当該判定結果が否定的である場合(図6/STEP242・・NO)、指導者端末制御部210は、図6/STEP242の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図6/STEP242・・YES)、指導者端末制御部210は、受信した指導補助情報J2をタッチパネル240に出力する(図6/STEP244)。
例えば、図9に示されるように、指導者端末制御部210は、指導支援画面P1をタッチパネル240に出力する。ここで、指導支援画面P1は、被指導者U1の疾患、生体情報、ゴール、課題、原因、課題解消を妨げる原因等の被指導者U1に関する情報の表示P11、指導情報の表示P12、指導の具体的な説明文の表示P13、指導時の声のトーンの表示P14及び指導時の表情の表示P15が含まれている。指導者端末制御部210は、例えば、指導補助情報J2に含まれる情報に基づいて表示P12〜P15を作成し、さらに被指導者U1の被指導者IDを指導支援サーバ300に送信して被指導者U1の疾患、生体情報、ゴール、課題、原因、課題解消を妨げる原因等の被指導者U1に関する情報を取得してもよい。これに代えて、表示P11〜P15を構成するための情報が指導補助情報J2に含まれていてもよい。
その後、指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して被指導者端末100とのオンライン通話を実行する(図6/STEP264)。オンライン通話では、指導者U2が、指導支援画面P1に即した指導を被指導者U1に対して行う。指導者U2は、自己の知見に応じて指導支援画面P1の内容をアレンジしてもよいが、本システムによる指導支援の効果を最大化するためには、指導支援画面P1に含まれる説明文をそのまま読み上げるなど、指導支援画面P1に従った指導を行うことが好ましい。
被指導者端末制御部110は、オンライン通話に際して、カメラ150及びマイク160を介して、被指導者U1の表情及び声を撮像及び録音する(図6/STEP222)。被指導者端末制御部110は、被指導者端末通信部130を介して、取得したデータを指導支援サーバ300に送信する(図6/STEP224)。
また、指導者端末制御部210は、オンライン通話に際して、カメラ250及びマイク260を介して、指導者U2の表情及び声を撮像及び録音する(図6/STEP248)。指導者端末制御部210は、指導者端末通信部230を介して、取得したデータを指導支援サーバ300に送信する(図6/STEP250)。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介して被指導者端末100及び指導者端末200からデータを受信したか否かを判定する(図6/STEP268)。当該判定結果が否定的である場合(図6/STEP268・・NO)、情報認識部312は、図6/STEP268の処理を実行する。
当該判定結果が肯定的である場合(図6/STEP268・・YES)、情報認識部312は、受信したデータの分析を行う(図6/STEP270)。ここでは、情報認識部312は、被指導者端末100から受信した撮像データに含まれる被指導者U1の表情、被指導者端末100から受信した録音データに含まれる被指導者U1の声のトーン、指導者端末200から受信した撮像データに含まれる指導者U2の表情、指導者端末200から受信した録音データに含まれる指導者U2の声のトーン、指導者端末200から受信した録音データに含まれる指導者U2が指導に際して発言した文を分析し、パラメータ化する。情報認識部312は、例えば、機械学習により生成された識別器を用いて、図6/STEP270の分析を行う。例えば、情報認識部312は、撮像データを表情分析を行う識別器に入力し、被指導者U1の表情の分類を行う。識別器は、表情の分類(笑顔等)に対応したパラメータを付与する。
情報認識部312は、図6/STEP270の分析結果得られたパラメータに基づいて、履歴記憶部326に記憶される履歴情報を更新する(図6/STEP272)。情報認識部312は、指導者U2による指導が、選択された第1組合せの要素と一部または全部が異なる場合、新たな第1要素IDと第1組合せとを生成し、生成された第1要素IDと第1組合せとを第1要素記憶部321に記憶させるとともに、当該第1要素IDを基に履歴情報を更新してもよい。情報認識部312は、どの種類の薬剤をどの程度調剤したかを示すパラメータを履歴情報に追加してもよい。情報認識部312は、指導者U2により診断された被指導者U1の病名を示すパラメータを履歴情報に追加してもよい。
(指導後処理)
次に、図10を参照して、図4/STEP300の指導後処理について説明する。
被指導者端末制御部110は、ウェアラブルセンサWとの通信を介してウェアラブルセンサWから被指導者U1の生体情報、行動情報及びウェアラブルセンサWの着用状態に関するデータを取得する(図10/STEP322)。ウェアラブルセンサWから取得される被指導者U1の生体情報は、例えば、被指導者U1の収縮期血圧及び拡張期血圧を示す値のセットである。ウェアラブルセンサWから取得される被指導者U1の行動情報は、例えば、日々の被指導者U1の歩数である。
被指導者端末制御部110は、図10/STEP322で取得したデータを被指導者端末通信部130を介して指導支援サーバ300に送信する(図10/STEP324)。
情報認識部312は、サーバ通信部330を介して被指導者端末100からデータを受信したか否かを判定する(図10/STEP362)。当該判定結果が否定的である場合(図10/STEP362・・NO)、情報認識部312は、図10/STEP362の処理を実行する。
当該判定結果が否定的である場合(図10/STEP362・・NO)、情報認識部312は、取得したデータに示される被指導者U1の生体情報、行動情報及びウェアラブルセンサWの着用状態に基づいて、履歴記憶部326に記憶される履歴情報を更新する(図10/STEP364)。情報認識部312は、例えば、ウェアラブルセンサWから得られた情報をそのまま履歴情報に反映させてもよいし、ウェアラブルセンサWから得られた情報に基づいて行動が今回の指導に従っているか及び指導の結果を評価し、当該評価を示すパラメータにより当該履歴情報を更新してもよい。
(予測部学習処理)
次に、図11を参照して、予測部学習処理を説明する。
指導反応予測部311は、サーバ記憶部320に記憶された各種情報を示すパラメータに基づいて機械学習を行うことにより、各予測部3111、3112、3113、・・・を更新する(図11/STEP462)。
例えば、以下において、今回の指導における前提情報J1を示すパラメータのセットと、今回の指導における図6/STEP270で認識された今回の指導の内容及び今回の指導の仕方を示すパラメータのセットを第1データとする。今回の指導の仕方を示すパラメータのセットには、指導者端末200のマイク260を介して収集された音声情報に示される今回の指導時における指導者U2の声のトーンを示すパラメータセット、指導者端末200のカメラ250を介して撮像された今回の指導時における指導者U2の顔の表情を示すパラメータセットが含まれる。
また、今回の指導以降の処理において得られた今回の指導に対する被指導者U1の意欲を示すパラメータのセット、今回の指導以降の処理において得られた今回の指導に被指導者U1が従ったかを示すパラメータのセット、今回の指導以降の処理において得られた被指導者U1の健康状態(例えば、主観的健康観、体調、精神状態)を示すパラメータのセット、次回の指導以降の処理において得られた被指導者U1に対する予防医療の費用又は治療の費用を示すパラメータのセットのうちの一部または全部を第2データとする。ここで、今回指導以降の処理とは、例えば、今回の指導時処理(図4/STEP200)以降に実行される、図5の処理、図6の処理又は図10の処理であるが、これらに限られない。また、次回指導以降の処理とは、例えば、次回の指導時処理(図4/STEP200)以降に実行される、図5の処理、図6の処理又は図10の処理であるが、これらに限られない。
指導反応予測部311は、第1データを訓練データとし、第2データを教師信号として、例えば、ディープラーニング又はサポートベクターマシンによる教師信号ありの機械学習を行い、各予測部3111、3112、3113、・・・を更新する。
指導反応予測部311は、訓練データ及び教師信号を、各予測部3111、3112、3113、・・・の機能に応じて選択してもよい。
指導反応予測部311は、第1データ及び第2データを用いて、ディープラーニング等による教師信号なしの機械学習を行って各予測部3111、3112、3113、・・・を更新してもよい。
指導補助情報探索部313は、図2A及び図2Bに示される第1組合せ及び第2組合せを含む各指導補助情報J2と、学習後の指導反応予測部311と、評価部314とを用いて、各指導の要素を変更した時の評価値の変動の大きさが所定以上となる指導の要素を認識する(図11/STEP464)。
例えば、指導補助情報探索部313は、図3Cの履歴情報等に基づいて、前提情報を示すパラメータのセットを作成する。これに加えてまたは代えて、指導補助情報探索部313は、ランダムなパラメータのセットを作成してもよい。一の前提情報のパラメータのセットが作成されてもよいし、複数の前提情報のパラメータのセットが作成されてもよい。
そして、指導補助情報探索部313は、各指導補助情報J2に含まれる第1の指導の要素(例えば、指導時の説明文)を示すパラメータを変更し、新たな第1の指導補助情報(例えば、指導時の説明文Aを説明文Bに変更した指導補助情報)を示すパラメータを作成する。指導補助情報探索部313は、当該第1の指導補助情報を示すパラメータと、作成した前提情報を示すパラメータを指導反応予測部311に入力し、当該第1の指導補助情報に対する予測情報を示すパラメータを得る。指導補助情報探索部313は、得られた予測情報を示すパラメータを評価部314に入力することにより、当該第1の指導補助情報に対する評価値を得る。指導補助情報探索部313は、第1の指導の要素のパラメータを変更し、新たな第2の指導補助情報(例えば、指導時の説明文Bを説明文Cに変更した指導補助情報)を示すパラメータを作成し、上記と同様の処理を実行して、第2の指導補助情報に対する評価値を得る。指導補助情報探索部313は、このようなことを繰り返すことにより、第1の指導の要素を変更した時の評価値を取得し、得られた評価値に基づいて第1の指導の要素を変更した時の評価値の変動の大きさ(例えば、分散又は最大値と最長値との差)を取得する。
指導補助情報探索部313は、各指導補助情報J2に含まれる、第1の指導の要素と異なる第2の指導の要素(例えば、指導者U2の声のトーン)を示すパラメータを変更し、新たな第3の指導補助情報(例えば、声のトーンDを声のトーンEに変更した指導補助情報)を示すパラメータを作成する。指導補助情報探索部313は、第1の指導の要素と同様の処理を行うことにより、第2の指導の要素を変更した時の評価値の変動の大きさを取得する。
指導補助情報探索部313は、各指導の要素を変更した時の評価値の変動の大きさが所定以上となる指導の要素を認識する。
指導補助情報探索部313は、第1要素記憶部321に記憶されている第1組合せ又は第2要素記憶部322に記憶されている第2組合せのうち、図11/STEP464で認識された指導の要素(例えば、指導時の説明文)を変更した新たな組み合わせを作成し、第1要素記憶部321又は第2要素記憶部322に追加する(図11/STEP466)。
ここで、指導補助情報探索部313は、それぞれの指導の内容に応じた規則に従って、指導の要素を変更する。
例えば、対象の指導の内容が指導時の説明文であれば、指導補助情報探索部313は、当該指導時の説明文と同一又は同様の意味の説明文を生成する。より具体的には、指導補助情報探索部313は、当該指導時の説明文「・・・まずはご家族で適正な味付けのお料理を体験していただき、少しづつ薄味に慣れていただくのもよいです。」について、当該説明文に含まれる各単語と同一または同様の意味を有する用語の置き換え(例えば、適正な味付け→推奨される味付け)、文章の順番の入れ替え(「・・・まずは少しづつ薄味に慣れていただくため、ご家族で適正な味付けのお料理を体験していただくのもよいです。」)及び語尾等の定型的な用語の言いかえ(「・・・慣れていただいてはいかがでしょうか。」)などを行うことにより、同一または同様の意味の説明文を生成する。指導補助情報探索部313は、これらの処理にあたって、意味解析を行って、元の説明文と新たに生成された説明文とが同一または同様の意味の説明文であるかどうかを確認してもよい。また、指導補助情報探索部313は、これらの処理にあたって、単語間の意味距離などを用いて、用語の置き換え等を行ってもよい。
また、例えば、対象の指導の内容が声のトーンであれば、指導補助情報探索部313は、サーバ記憶部320の履歴情報等を参照して、暗い声のトーンなどを取得し、当該声のトーンを変更する。
図11/STEP466の処理の後、指導補助情報探索部313は、本処理を終了する。
(本実施形態の作用効果)
本発明の指導支援システムによれば、指導補助情報探索部313により、情報認識部312により認識された対象の被指導者U1の情報に対し、指導反応予測部311により予測される対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような指導補助情報J2が探索される(図6/STEP264)。
そして、指導者端末制御部210により、探索された指導補助情報J2がタッチパネル240に出力される。
これにより、指導反応予測部311により予測される対象の被指導者U1の意欲及び行動を勘案して指導を適切に支援することが出来る。
本発明の指導支援システムによれば、情報認識部312により、実際に行った指導の内容及び指導の仕方の一方または両方と、当該指導を受けた被指導者U1の情報と、指導以降の被指導者U1の意欲及び行動の一方または両方とが認識される(図5/STEP170、図5/STEP174〜図5/STEP178、図6/STEP268〜図6/STEP272、図10/STEP362〜図10/STEP364)。
そして、指導反応予測部311により、認識された実際に行った指導の内容及び指導の仕方の一方または両方と、当該指導が実際に行われた被指導者の反応情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを用いて予測の学習が行われる(図11/STEP462)。
当該学習を繰り返すことにより、指導反応予測部311による対象の被指導者U1の意欲及び行動の予測精度が向上する。
このように予測精度が向上した対象の被指導者U1の意欲及び行動が勘案されて指導の支援が行われることにより、指導をより適切に支援することが出来る。
当該構成の指導支援システムによれば、情報認識部312が、被指導者端末入力部(タッチパネル140、カメラ150、マイク160)及び指導者端末入力部(タッチパネル240、カメラ250、マイク260)の一方または両方において遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実際に行った指導の内容及び指導の仕方の一方または両方と、当該指導を実際に受けた被指導者U1からの情報と、当該指導以降の被指導者U1の意欲及び行動の一方または両方とを認識するように構成されている(図5/STEP170、図5/STEP174〜図5/STEP178、図6/STEP268〜図6/STEP272、図10/STEP362〜図10/STEP364)。
そして、指導反応予測部311により、情報認識部312により認識された実際に行った指導の内容及び指導の仕方の一方または両方と、当該指導を実際に受けた被指導者U1からの情報と、当該指導以降の被指導者U1の意欲及び行動の一方または両方とを用いて予測の学習が行われる。
これにより、実際の遠隔での指導に際して取得される情報が活用されて学習が行われるので、学習の精度を向上させることができるとともに、情報収集に関する指導者U2又は被指導者U1の学習の作業負荷の軽減が図れる。
当該構成の指導支援システムによれば、被指導者端末入力部(タッチパネル140、カメラ150、マイク160)において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実情報認識部により、当該指導を実際に受けた被指導者U1からの情報と、当該指導以降の被指導者U1の意欲及び行動の一方または両方とが認識される(図5/STEP170、図5/STEP174〜図5/STEP178、図6/STEP268〜図6/STEP272、図10/STEP362〜図10/STEP364)。
これにより、被指導者U1由来の情報を精度よく区別し、予測の学習を行うことができるので、予測の精度を向上させることができる。
また、当該構成の指導支援システムによれば、被指導者U1の健康状態の変化の予測がさらに勘案されて指導補助情報J2が探索される(図6/STEP264)。これにより、対象の被指導者U1の意欲及び行動に加え、被指導者U1の健康状態の変化が勘案されて指導が支援される。
図11/STEP464〜図11/STEP466の処理により、評価値に比較的大きな影響を及ぼすと期待される指導の要素のさまざまなバリエーションを含む指導の要素の組合せが第1要素記憶部321又は第2要素記憶部322に記憶される。これらの新たに作成された指導の要素の組合せが次回以降の指導時処理の際に探索の対象となることにより、探索の対象の指導補助情報J2のバリエーションを増やすことができる。ひいては、図6のSTEP264においてより多くの指導補助情報J2を評価部314により評価することができるので、より適切な指導補助情報J2を探索できる蓋然性が高まる。
(他の実施形態)
指導者端末制御部210が、指導者端末記憶部220に記憶された所定のプログラムを実行することにより、指導反応予測部311、情報認識部312、指導補助情報探索部313及び評価部314の全部または一部として機能してもよい。この場合、指導者端末制御部210は、各処理の必要な情報を予め又は処理時に指導支援サーバ300からダウンロードしてもよい。
また、被指導者端末制御部110が、被指導者端末記憶部120に記憶された所定のプログラムを実行することにより、指導反応予測部311、情報認識部312、指導補助情報探索部313及び評価部314の全部または一部として機能してもよい。この場合、被指導者端末制御部110は、各処理の必要な情報を予め又は処理時に指導支援サーバ300からダウンロードしてもよい。
210・・指導者端末制御部(出力制御部)、240・・タッチパネル、311・・指導反応予測部、312・・情報認識部、313・・指導補助情報探索部、326・・履歴記憶部、U1・・被指導者、U2・・指導者。

Claims (9)

  1. 情報を出力する出力部を有し、被指導者端末とオンライン通話可能に構成された指導者端末と、
    指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報と、被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報とに基づいて、指導に取り組む前記被指導者の意欲及び指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方を予測する指導反応予測部と、
    前記被指導者端末を使用する対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報を認識する情報認識部と、
    前記情報認識部により認識された前記対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報に対し、前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような前記指導補助情報を探索する指導補助情報探索部と、
    前記被指導者端末とのオンライン通話に際して、前記探索された前記指導補助情報を前記指導者端末の前記出力部に出力させる出力制御部とを備えることを特徴とする指導支援システム。
  2. 請求項1記載の指導支援システムにおいて、
    実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを認識する実情報認識部を備え、
    前記指導反応予測部は、前記実情報認識部により認識された実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを用いて予測の学習を行うように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  3. 請求項2記載の指導支援システムにおいて、
    被指導者による入力を受け付ける被指導者端末入力部と、通信を行う被指導者端末通信部と、情報を出力する被指導者端末出力部とを備える被指導者端末と、
    指導者による入力を受け付ける指導者端末入力部と、通信を行う指導者端末通信部と、情報を出力する指導者端末出力部とを備える指導者端末とを備え、
    前記被指導者端末と前記指導者端末とは、各通信部を介して互いに通信することにより、前記指導者による前記被指導者への遠隔での指導を支援するように構成され、
    前記実情報認識部は、被指導者端末入力部及び指導者端末入力部の一方または両方において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実際に行った指導の仕方と、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを認識するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  4. 請求項3記載の指導支援システムにおいて、
    前記実情報認識部は、被指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、当該指導を実際に受けた被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該指導を実際に受けた被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報と、当該指導以降の被指導者の意欲及び行動の一方または両方とを認識するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  5. 請求項3又は4記載の指導支援システムにおいて、
    前記実情報認識部は、指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された情報に基づいて、実際に行った指導の仕方を認識するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  6. 請求項3〜5のうちいずれか1項記載の指導支援システムにおいて、
    前記実情報認識部は、指導者端末入力部において前記遠隔での指導に際して入力された指導者の音声情報及び指導者の表情を示す画像の一方または両方に基づいて、実際に行った指導の仕方を認識するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項記載の指導支援システムにおいて、
    前記指導反応予測部は、指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報と被指導者の健康状態を表す被指導者健康状態情報とに基づいて、前記被指導者の指導に取り組む前記被指導者の意欲及び前記被指導者の指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方に加え、指導の前後における前記被指導者の健康状態の変化を予測するように構成され、
    前記指導補助情報探索部は、前記情報認識部により認識された前記対象の被指導者の反応情報に対し、前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となり、かつ、前記指導反応予測部により予測される前記指導の前後における前記被指導者の健康状態の変化が所定の変化となるような前記指導補助情報を探索するように構成されていることを特徴とする指導支援システム。
  8. 情報を出力する出力部を有し、被指導者端末とオンライン通話可能に構成された指導者端末と、
    指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報と、被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報とに基づいて、指導に取り組む前記被指導者の意欲及び指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方を予測する指導反応予測部とを備えるシステムが実行する方法であって、
    前記被指導者端末を使用する対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報を認識する情報認識ステップと、
    前記情報認識ステップにおいて認識された前記対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報に対し、前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような前記指導補助情報を探索する指導補助情報探索ステップと、
    前記被指導者端末とのオンライン通話に際して、前記探索された前記指導補助情報を前記指導者端末の前記出力部に出力させる出力制御ステップとを含むことを特徴とする指導支援方法。
  9. 情報を出力する出力部を有し、被指導者端末とオンライン通話可能に構成された指導者端末と、
    指導の仕方を少なくとも示す指導補助情報と、被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報とに基づいて、指導に取り組む前記被指導者の意欲及び指導に応じた前記被指導者の行動の一方または両方を予測する指導反応予測部とを備えるシステムに、
    前記被指導者端末を使用する対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び当該対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報を認識する情報認識ステップと、
    前記情報認識ステップにおいて認識された前記対象の被指導者の指導に取り組む過去の意欲及び前記対象の被指導者の指導に応じた過去の行動の一方または両方を少なくとも示す情報に対し、前記指導反応予測部により予測される前記対象の被指導者の意欲及び行動の一方または両方が所定の意欲及び所定の行動の一方または両方となるような前記指導補助情報を探索する指導補助情報探索ステップと、
    前記被指導者端末とのオンライン通話に際して、前記探索された前記指導補助情報を前記出力部に出力させる出力制御ステップとを実行させることを特徴とする指導支援プログラム。
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