JP6402318B2 - 多関節ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、アームユニットを連接して構成される多関節ロボットに関する。
産業用ロボット等、複数のアームユニットを連接して構成される多関節ロボットが広く知られている(例えば特許文献1参照)。生産ラインに設置された多関節ロボットは、その接続部にて自在に駆動されることにより、個別に設定された作業を確実かつ正確に行うことができる。また、多関節ロボットを、人間の運動機能を補助する装置として利用する技術も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2007−144559号公報 特開2008−55544号公報
このようなロボットは、いずれも多自由度を有するが、基本的に真っ直ぐに伸長できるよう設計がなされている。このため、特許文献1の構成は、関節部においてユニットの対向面に垂直な回転軸を有するところ、その回転軸が対向面の中心には位置できない。このため、ユニットの回転時にその接続部において径方向の形状変化が生じることとなる。産業用ロボットであれば、その作動時に作業員が近づくことは考え難いため、この形状変化が問題となる可能性は低い。しかし、ユーザの近傍で動作するようなロボットとして構成した場合、その関節部にユーザの身体または衣服が干渉するおそれがある。また、特許文献2の構成は、関節部においてユニットの対向面に平行な回転軸を有する。このため、ロボットの駆動時にユニットの関節部に屈曲が生じ、その関節部にユーザの身体または衣服が干渉するおそれがある。このため、いずれの構成であっても作動時には細心の注意を払う必要がある。
また、多関節ロボットは、その関節数が多くなるほど長大化し、作業内容にかかわらず消費電力が大きくなる等、エネルギー効率の面で改善の余地があった。
本発明は上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その一つの目的は、多関節ロボットの関節部と外部との干渉を防止又は抑制可能な技術を提供することにある。また、本発明のもう一つの目的は、多関節ロボットのエネルギー効率を高めることにある。
本発明のある態様における多関節ロボットは、複数のアームユニットを連接して得られる。相互接続されるアームユニットが、その接続部において互いに同軸かつ真円状の端面をそれぞれ有する。一方のアームユニットが、他方のアームユニットを接続部の軸線を中心に回転駆動する。
本発明の別の態様における多関節ロボットは、複数のアームユニットを連接して得られ、先端のアームユニットにユーティリティユニットが装着される。ユーティリティユニットは、カメラおよび照明装置を含む。相互接続されるアームユニットは、その接続部に設けられた回転軸を中心に相対的に回転自在とされる。一方のアームユニットが他方のアームユニットを回転駆動するための駆動機構を内蔵する。複数のアームユニットは、ユーティリティユニットが照射対象となる移動体をカメラで追尾しつつ光を照射するよう制御される。
本発明のさらに別の態様における多関節ロボットは、3つ以上のアームユニットを連接して得られる。いずれか複数のアームユニットは、接続先のアームユニットを駆動するための駆動機構と、その駆動機構に電力を供給するバッテリと、そのバッテリを充電するための給電回路とを内蔵する駆動アームユニットである。
本発明によれば、多関節ロボットの関節部と外部との干渉を防止又は抑制可能な技術を提供できる。
実施形態に係るロボットの外観を表す図である。 ユニットの外観を表す図である。 図2(b)のA−A矢視断面図である。 ユニットの接続構造を表す断面図である。 ロボット全体の接続構造を表す模式図である。 ロボット装置の機能ブロック図である。 ロボットの制御方法を模式的に表す図である。 ロボットの制御方法のさらなる詳細を表す図である。 制御演算処理に用いる干渉回避マップを表す図である。 ロボットの使用例を表す図である。 ロボットの移動制御方法の一例を表す図である。 変形例に係るロボットの構成を模式的に示す図である。 変形例に係るロボットの構成および制御方法を模式的に表す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。また、以下の実施形態およびその変形例について、ほぼ同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜省略することがある。
図1は、実施形態に係るロボット1の外観を表す図である。図1(a)はロボット1の伸長姿勢を示し、図1(b)は縮小姿勢を示す。
ロボット1は、複数のアームユニット(以下、単に「ユニット」ともいう)を前後に連接して得られる多関節ロボットである。本実施形態では、基端側から先端側に向けて第1〜第8ユニット2a〜2h(これらを特に区別しない場合、「ユニット2」という)が接続されている。ロボット1は、後述する外部制御装置からの指令にしたがって前後のユニット2を相対変位させることにより、様々な姿勢を実現できる。
各ユニット2は、外部制御装置からの制御指令に基づいて一つ前方のユニット2を駆動する。本実施形態では、全てのユニット2が同一構造を有し、適宜置換可能な「汎用ユニット」とされている。各ユニット2は、予め個別に設定されたIDにより識別される。本実施形態では基本的に、第1ユニット2aの位置が、ロボット1の位置および姿勢を演算する際の基準位置とされる。また、各ユニット2の接続関係とIDが予め決められている。
第8ユニット2hの先端には、ユーティリティユニット4が取り付けられる。ユーティリティユニット4は、ロボット1の用途に応じた対象装置であり、本実施形態では照明装置(例えばLED:Light Emitting Diode)である。外部制御装置からの制御指令に基づいて第1〜第8ユニット2a〜2hが駆動されることにより、図1(a)に示すように伸長したり、図1(b)に示すように縮小するなど、ロボット1の姿勢を任意に調整できる。それにより、ユーティリティユニット4の位置や向きを制御できる。これらの詳細については後述する。
図2は、ユニット2の外観を表す図である。図2(a)は斜視図、図2(b)は正面図、図2(c)は底面図である。図3は、図2(b)のA−A矢視断面図である。
図2(a)〜(c)に示すように、ユニット2は、1/4円弧状のボディ10と、ボディ10の一端側に設けられた駆動機構12を備える。駆動機構12は、前方のユニット2に連結される作動部材14と、作動部材14を回転させるモータ16を含むアクチュエータである。
ボディ10は、金属や樹脂などの形状が変形しにくい材質からなり、円形(真円)の断面および端面を有する。作動部材14は、六角形状の板状体(金属板)からなり、その中心軸がモータ16の回転軸と一体化されている。ボディ10の他端には、後方のユニット2と接続される連結部18が設けられている。連結部18は、「従動部」として機能し、ボディ10の他端面中央に六角形状の開口部を有し、他のユニット2の作動部材14を受け入れ可能とされている。
図3に示すように、ボディ10は、概ね円筒形状をなし、長手方向に沿って1/4円弧状に湾曲した形状を有する。ボディ10の基端面22と先端面24とは互いに直角をなしている。ボディ10の内部には収容空間26が形成され、モータ16、制御基板30、通信基板32および電源基板34が前後に間隔を空けるようにして収容されている。
連結部18は、段付六角穴形状をなし、小径の開口部36と大径の嵌合部38を有する。開口部36は作動部材14よりもやや小さく、嵌合部38は作動部材14よりやや大きい。このような形状により、作動部材14が連結される際には、開口部36がやや押し広げられながらこれを受け入れ、嵌合部38がしっかりと嵌合する。作動部材14が連結部18に一旦嵌合すると、開口部36と嵌合部38との段差に引っ掛けられるようにして係止されるため、その脱落が防止される。連結部18と収容空間26との間には隔壁40が設けられている。
モータ16は、超音波モータであり、ステータ42、ロータ44、出力軸46(回転軸)および軸受48を含む。ステータ42は、振動を発生する圧電体(圧電セラミック)、振動を増幅させるベース部材、ロータ44と接触する摺動する摺動部材等を含む。電圧が印加されることで圧電体が変形し、その変形がベース部材で増幅されつつ伝播される。それにより、圧電体の表面が波状に変形して進行波となり、当接しているロータ44をその摩擦力によって回転させる。なお、このような超音波モータの構成および動作は公知であるため、その詳細な説明については省略する。
ステータ42が保持部材50に固定され、その保持部材50がボディ10の先端開口部に圧入されている。それにより、モータ16がボディ10にしっかりと支持されている。保持部材50は、円環状をなし、ボディ10の先端開口部に同軸状に組み付けられている。ステータ42およびロータ44が保持部材50に同軸状に支持され、出力軸46が保持部材50を同軸状に貫通している。それにより、作動部材14がボディ10の先端面24と平行に支持されている。
制御基板30は、モータ16の回転を制御するための制御回路52を実装する。制御回路52は、図示略のプロセッサや記憶装置を含む。プロセッサは、コンピュータプログラムの実行手段である。記憶装置は、モータ16の回転駆動量(基準位置からの回転角)等を逐次記憶更新する揮発性メモリを含む。通信基板32は、外部制御装置と通信するための通信回路54(通信モジュール)を実装する。電源基板34は、各回路に電源を供給するためのバッテリ56およびその充電回路58を実装する。各基板およびモータ16は、電源線60および信号線62により互いに接続される。バッテリ56は、電源線60を介して各回路およびモータ16に電力を供給する。各回路は信号線62により制御信号を送受する。バッテリ56は、リチウムイオン電池などの二次電池である。充電回路58は、無線給電によりバッテリ56への充電を実行する。
ボディ10は、割型を用いた樹脂材の射出成形により得られる。すなわち、ボディ10の左半部と右半部がそれぞれ射出成形により得られ、その一方に駆動機構12、制御基板30、通信基板32および電源基板34を図示のように組み付ける。その後、他方を被せるように組み付け、接着や溶着等することでユニット2が得られる。
図4は、ユニット2の接続構造を表す断面図である。図4(a)は、回転駆動角が0度の状態(基準状態)を示す。図4(b)は、図4(a)のB−B矢視断面図である。図4(c)は、回転駆動角が180度の状態を示す。図5は、ロボット1全体の接続構造を表す模式図である。図5(a)は平面図であり、図5(b)は側面図である。
図4(a)に示すように、前方のユニット2(「前ユニット2F」ともいう)と、後方のユニット2(「後ユニット2R」ともいう)は、連結部18と作動部材14との嵌合により接続されている。連結部18と作動部材14とは着脱可能である。図4(b)に示すように、両者が六角断面により互いを回転方向に拘束するように嵌合しているため、後ユニット2Rの回転駆動力を前ユニット2Fへ確実に伝達することができる。後ユニット2Rのモータ16を一方向に駆動すると、図4(c)に示すように、その出力軸46を中心に前ユニット2Fが回転する。
後ユニット2Rの先端面と前ユニット2Fの後端面とが同軸かつ真円状であるため、この回転駆動時に両者の接続部に径方向の形状変化が生じることがない。このため、例えばユーザがその接続部に触れたとしても、挟まれたり、巻き込まれたりすることがない。なお、本実施形態では後ユニット2Rの先端面と前ユニット2Fの後端面とを同軸かつ同形状としているが、相似形状としてもよい。
図5(a)および(b)に示すように、ロボット1は、最も伸長した状態では平面視波形状かつ側面視直線形状となる。なお、同図では説明の便宜上、鉛直方向をZ方向とし、これに垂直にXY平面をとった例(X方向とY方向は互いに垂直)を示しているが、ロボット1の位置を表す三次元座標空間を任意に設定してよいことは言うまでもない。また、図示のような直交座標でなく、極座標で表してもよい。
第1ユニット2aから第8ユニット2hに向けて、相互接続されるユニット2の回転軸L1〜L7が設けられる。また、先端の第8ユニット2hとユーティリティユニット4との間にも回転軸L8が設けられている。各ユニット2が接続部において相対変位可能(相対的に回動可能)であり、ロボット1は、これらの回転軸の組み合わせの数に応じた自由度を有する。本実施形態では、基端の第1ユニット2aを基準として各ユニット2の位置が設定される。それにより、ロボット1の姿勢が調整され、ユーティリティユニット4の位置と向きが制御される。
なお、本実施形態では、ユーティリティユニット4のLEDの光軸を回転軸L8と一致させている。このため、第8ユニット2hの出力軸46を回転させても、光の照射方向の制御には寄与しない。言い換えれば、第8ユニット2hを駆動させる必要はない。変形例においては、ユーティリティユニット4のLEDの光軸を回転軸L8とずらすことにより、ユーティリティユニット4の自由度をさらに向上させてもよい。
第1ユニット2a〜第8ユニット2hの絶対位置および相対位置を制御することにより、相互接続されるいずれかのユニット2が互いを係止し、両者の接続部の回転軸周りの回転モーメントを生じさせない姿勢を実現できる。例えば、図5(a)に示す状態から第2ユニット2bのみをYZ平面で半時計回りに90度回動させる。そうすると、第2ユニット2bより先端側で相互接続されるユニット2同士が対向面で押し合う形となり、互いの摩擦力により相対回転を規制する。そのため、電気的動力を付与することなく、機械的構造のみによりロボット1の姿勢を保持することができる。図5(a)に示す状態から第4ユニット2d、第6ユニット2f、または第8ユニット2hのみを90度回動させた場合も同様である。すなわち、このような特定の姿勢に制御した後に電力をオフにすることで、ロボット1の少なくとも一部を設置面(床面など)から立ち上がらせた状態を非通電にて維持できる。それにより、バッテリ56の省電力が可能となる。
図6は、ロボット装置100の機能ブロック図である。
ロボット装置100は、ロボット1および外部制御装置101を含む。ロボット1および外部制御装置101の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
ロボット1と外部制御装置101は無線通信可能であり、ロボット1の動作は、外部制御装置101により制御される。外部制御装置101は、ユーザが保有するパーソナルコンピュータ等の端末やサーバ等であってよい。上述のように、ロボット1は、第1〜第8ユニット2a〜2h(ユニット2)およびユーティリティユニット4を含む。
ロボット1の各ユニット2は、個別に設定されたIDを含む無線信号を定期的に送信する。この無線信号には、ユニット2の位置を特定するための情報(以下「位置特定情報」という)を含む。位置特定情報には、ロボット1の用途に応じた目的物までの距離や方向、相互接続されるユニット2との相対位置(基準位置からの回転角など)を示す情報等が含まれる。なお、変形例においては、外部制御装置101からの要求があったときに、ロボット1からその位置特定情報を送信するようにしてもよい。
外部制御装置101は、各ユニット2から送信された信号に基づき、ロボット1の現在位置、各ユニットの位置、姿勢などを演算し、これを管理する。そして、ユーザの入力にしたがってロボット1のとるべき姿勢を演算し、その姿勢を実現するためのユニット2ごとの駆動量を演算する。外部制御装置101は、ユニット2ごとの制御指令信号をそのユニット2のIDを含めて出力する。各ユニット2は、自身のIDに該当する指令信号を受け取り、その指令内容にしたがって駆動機構12を駆動する。それにより、ロボット1がユーザの要求どおりに制御され、その目的を達成することができる。なお、このようなロボット1の具体的制御方法の詳細については後述する。
(ロボット1)
[アームユニット]
ロボット1のユニット2は、通信部110、データ処理部112、データ格納部114、検出部116、および無線給電部118(給電回路)を含む。通信部110は、外部制御装置101との通信処理を担当する。データ格納部114は、上述した記憶装置を含み、モータ16の回転角等のデータを逐次格納する。データ処理部112は、上述したプロセッサを含み、通信部110を介して受信した制御指令に基づいて駆動機構12を制御するなど、各種処理を実行する。
検出部116は、近接検出部120およびバッテリ残量検出部122を含む。近接検出部120は、近接センサを含み、ユニット2と外部の物体との近接や接触を検出する。近接センサとして、電磁誘導を利用する高周波発振型、物体との間の静電容量の変化を検出する静電容量型、あるいは磁石を用いる磁気型のセンサ等を用いることができる。
バッテリ残量検出部122は、バッテリ56の残量を検出する。データ処理部112は、バッテリ残量が所定値以下となったときに無線給電部118に充電指示を出す。無線給電部118は、無線給電方式にてバッテリ56を充電する。本実施形態では、比較的大きな送電距離が得られる電磁界共鳴方式を採用する。
無線給電部118は、図示略の受電部、整流回路、安定化回路、充電回路等を含む。受電部は、受電コイル(2次側コイル)および共振用コンデンサ等を含み、図示しない送電装置から送電された交流電力を受け取る。この交流電力は整流回路にて整流されて直流電力となり、安定化回路にて電圧安定化がなされる。充電回路は、その安定化された電力を用いてバッテリ56への充電を行う。
送電装置は、送電コイル(1次側コイル)および共振用コンデンサ等を含み、外部電源から供給される電力を用いて高周波電力(交流信号)を発生し、送電を行う。外部電源は、例えば外部制御装置101(パーソナルコンピュータ等)に設けられるUSB(Universal Serial Bus)の電源としてもよい。あるいは、外部制御装置101とは別に送電装置を設置してもよい。なお、変形例においては電磁誘導方式、電解結合方式、電波方式その他の無線給電方式を採用してもよい。いずれ方式も公知であるため、その説明については省略する。
[ユーティリティユニット]
ユーティリティユニット4は、通信部130、データ処理部132、データ格納部134、検出部136、および無線給電部138を含む。ユーティリティユニット4は、また、LED等を駆動する駆動部144、および電源としてのバッテリ146を含む。通信部130は、外部制御装置101との通信処理を担当する。データ格納部134は、記憶装置を含み、後述するカメラの撮像データ等を一時的に格納する。データ処理部132は、プロセッサを含み、通信部130を介して受信した制御指令に基づいて駆動部144を制御するなど、各種処理を実行する。
検出部136は、位置検出部140およびバッテリ残量検出部142を含む。位置検出部140は、カメラおよび距離センサを含む。カメラの光軸は、LEDの光軸とほぼ重なるように設定されている。距離センサは、例えば照射光と反射光との位相差から測定対象までの距離を検出するTOF(Time of Flight)方式のセンサからなり、外部の対象物までの距離を検出する。照射光としてLEDの光を利用できる。カメラにより対象物を特定したうえで距離センサの検出情報を参照することにより、ユーティリティユニット4から対象物までの距離を演算することができる。また、対象物の位置を三次元空間の原点に設定することで、ロボット1の位置および姿勢を逆算でき、それらの情報をロボット1の制御に利用できる。その詳細については後述する。
バッテリ残量検出部142は、バッテリ146の残量を検出する。データ処理部132は、バッテリ残量が所定値以下となったときに無線給電部138に充電指示を出す。無線給電部138は、ユニット2と同様の無線給電方式にてバッテリ146を充電するが、変形例においては異なる給電方式を採用してもよい。
(外部制御装置101)
外部制御装置101は、通信部150、ユーザインタフェース部(以下「ユーザI/F部」と表記する)152、データ処理部154およびデータ格納部156を含む。通信部150は、ロボット1との通信処理を担当する。ユーザI/F部152は、キーボードやタッチパネルを介してユーザの操作入力を受け付けるほか、画面表示など、ユーザインタフェースに関する処理を担当する。データ格納部156は、各種データを格納する。データ処理部154は、通信部150により取得されたデータおよびデータ格納部156に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部154は、通信部150およびデータ格納部156のインタフェースとしても機能する。
データ格納部156は、制御データ格納部170、動作パターン格納部172および状態データ格納部174を含む。制御データ格納部170は、ユーザの入力にしたがってロボット1の動作を制御するための制御プログラムを格納する。
動作パターン格納部172は、ロボット1により実現可能な様々な姿勢や、その姿勢を実現するための各ユニット2の動作パターン(駆動プロセス)を格納する。なお、この動作パターンは、機械学習等により適宜追加することもできる。
状態データ格納部174は、ロボット1の現在の位置および姿勢を記憶・更新する。より詳細には、各ユニット2の現在の位置および駆動量(制御量)を、そのユニット2のIDに対応づけて記憶・更新する。
データ処理部154は、ロボット1の状態を管理する状態管理部160、およびロボット1の駆動を制御する制御演算部162を含む。状態管理部160は、位置管理部164および姿勢管理部166を含む。位置管理部164は、ロボット1を構成する各ユニット2およびユーティリティユニット4の位置情報を管理する。この位置情報は、第1ユニット2aを基準とした各ユニット2の回転駆動量から特定できる。具体的には、相互接続されるユニット2の接続部の位置として管理される。
姿勢管理部166は、ロボット1の姿勢情報(外形状)を管理する。この姿勢情報は、上記位置情報と、ユニット2の形状(本実施形態では1/4円弧形状)から特定できる。姿勢管理部166は、ユーザの要求に応じて、ロボット1の現在の姿勢を図示略の表示装置に表示させることができる。
制御演算部162は、ユーザの入力にしたがってロボット1の姿勢を変化させるための動作パターンを特定し、その動作パターンに基づいて各ユニット2の駆動量を演算する。そして、ユニット2ごとの制御指令をIDと対応づけるようにして順次出力する。本実施形態では制御の安定性を確保するため、全てのユニット2を同時に駆動するのではなく、ロボット1の基端から先端に向けて(つまり、第1ユニット2aから第8ユニット2hに向けて)ユニット2を順番に駆動する。そして、ロボット1が目標の姿勢となり、ユーティリティユニット4が対象物(対象領域)に向けられた後、これを点灯制御する。
次に、ロボット1の制御方法について説明する。
図7は、ロボット1の制御方法を模式的に表す図である。図7(a)および(b)は、その制御過程を例示している。
ロボット1を照明装置として機能させるためには、光を照射する対象物Gの位置を特定する必要がある。一方、ロボット1は移動体として構成されているため、三次元空間における絶対位置が定まらない。そこで本実施形態では、対象物Gとロボット1との相対的な位置関係に基づいて、ロボット1の制御を実行する。具体的には、状態管理部160が、対象物Gの位置を仮の原点としてロボット1の位置および姿勢を演算し、ロボット1の制御の基準位置を算出する。そして、算出された基準位置が制御演算上の原点となるように逆算し、ロボット1の各部の位置および姿勢を特定する。その後は、その制御演算上の原点を基準として、各ユニット2を制御する。
すなわち、図7(a)に示すような三次元空間座標が設定され、対象物Gの位置を仮の原点(0,0,0)とする各ユニットの仮の座標(x,y,z)が演算される。ここで、各ユニットの位置は、連接されるユニットとの接続点P1〜P8にて特定される。図示のように、第1ユニット2aと第2ユニット2bとの接続点P1、第2ユニット2bと第3ユニット2cとの接続点P2、・・・第8ユニット2hとユーティリティユニット4との接続点P8のように定義されている。
仮の原点は、ユーティリティユニット4のカメラで対象物Gを捉えて測距することにより得られる。距離センサ(LED)の光軸と対象物Gとの交点(つまり対象物Gにおける光の照射/反射中心)が「仮の原点」となる。駆動部144がユーティリティユニット4を対象物Gに正対させた状態で、位置検出部140が、ユーティリティユニット4と仮の原点との距離を検出し、位置情報として外部制御装置101に送信する。
外部制御装置101がその位置情報を受信すると、位置管理部164が、仮の原点からユーティリティユニット4の軸線上にある接続点P8の仮の座標(x8,y8,z8)を演算する。ここで、各ユニット2の回転駆動量(回転角)の情報が状態データ格納部174に格納されているため、相互接続される一方のユニットの座標が分かれば、他方のユニットの座標を算出することができる。このため、位置管理部164は、その回転角情報を取り出し、接続点P7,P6,P5,P4,P3,P2,P1の順に各接続点の仮の座標(x7,y7,z7)〜(x1,y1,z1)を順次算出する。
このようにして基端の接続点P1の座標(x1,y1,z1)が得られると、位置管理部164は、これを制御演算上の原点(0,0,0)となるようにして、接続点P2〜P8の座標を逆算する。なお、接続点P1を回転軸上に有する第1ユニット2aは、その全長にわたって床面F(設置面)に接地しているものと考える。このように基端の接続点P1を制御上の原点(0,0,0)したことで、第2ユニット2bの回転角に基づき接続点P2の座標(X2,Y2,Z2)が演算でき、その接続点P2の座標と第3ユニット2cの回転角とに基づき接続点P3の座標(X3,Y3,Z3)が演算できる。
同様にして、位置管理部164は、接続点P4〜P8の座標(X4,Y4,Z4)〜(X8,Y8,Z8)を順次算出する。そして、先端の接続点P8の座標(X8,Y8,Z8)から対象物Gの制御上の座標(X,Y,Z)を特定する。姿勢管理部166は、算出された接続点P1〜P8の座標と各ユニットの形状に基づき、ロボット1の姿勢を演算する。これらの演算結果は、状態データ格納部174に格納される。姿勢管理部166は、ユーザの要求に応じてロボット1の姿勢を表示装置に表示させる。
制御演算部162は、上述のようにして得られたロボット1の各部の位置情報と、対象物Gの位置情報とに基づき、ユーザの要求に応じた制御を実行する。例えば、ユーティリティユニット4を対象物Gにより近づける等の制御を実行する。その際、基端の第1ユニット2aの位置(接続点P1の位置)を基準とし、第2〜第8ユニット2b〜2hの回転駆動量を演算し、これを実現するための制御指令信号を出力する。なお、相互接続される2つのユニット2のうち、基端側のユニットが先端側のユニットを制御することとなるため、第2〜第8ユニット2b〜2hの回転駆動量を、第1〜第7ユニット2a〜2gの回転制御量とする。そして、その回転制御量を示す指令信号を、制御対象のユニット2のIDに対応づけて出力する。
ロボット1側では、各ユニット2が、自己のIDが付された制御指令信号を受け取り、駆動機構12(モータ16)を駆動する。既に述べたように、ロボット1の安定した制御を実現するために、基端側のユニット2に対応する制御指令信号から順次送信される。このため、ロボット1は、基端側のユニット2から順に駆動されることとなる。制御内容によって駆動されないユニット2があることは言うまでもない。
ところで、例えば対象物Gが低位置にある場合、先端側(前半側)のユニット2のみ駆動すれば足りる場合がある。そこで、制御演算部162は、制御基準となるユニット2を切り替える。すなわち、図7(b)に示すように、第1〜第3ユニット2a〜2cまでを接地できる場合、それらのうち最も前方にある第3ユニット2cを基準とする。そして、第3ユニット2cが駆動する接続点P3が制御上の原点(0,0,0)となるように座標系を設定する。
このようにすることにより、接続点P3を原点(0,0,0)としてユーティリティユニット4の位置ひいては対象物Gの位置を特定するまでの演算量を削減することができ、状態管理部160の処理負荷を低減することができる。また、接地しているユニット2の消費電力を抑えることができる。
図8は、ロボット1の制御方法のさらなる詳細を表す図である。図9は、制御演算処理に用いる干渉回避マップを表す図である。
制御演算部162は、上述のように制御量を演算する際、ロボット1が制御過程で障害物に干渉しないようにする。例えば図8に示すように、ロボット1の周囲に対象物Gのほか、障害物OB1〜OB3がある場合を想定する。同図は、図7(b)に示したように接続点P3が制御上の原点(0,0,0)となる場合を例示する。
図示の例では、接続点P4およびP7が鉛直方向に伸びる回転軸L4,L7を有する。第5ユニット2eより先端側が回転軸L4を中心に回転し、第8ユニット2hより先端側が回転軸L7を中心に回転する。仮に第8ユニット2hを固定して、第5ユニット2eを回転させると、ユーティリティユニット4の先端が回転軸L4を旋回軸として旋回することとなり、その先端の軌道である円C1,C2よりも内方に障害物との干渉領域ができる。より具体的には、右旋回の移動限界が障害物OB3の点P31であり、左旋回の移動限界が障害物OB2の点P21となる。このため、制御量として、点P21と点P31との間の角度範囲が設定される。
仮に第5ユニット2eを固定して、第8ユニット2hを回転させると、ユーティリティユニット4の先端が回転軸L4を旋回軸として旋回することとなり、その先端の軌道である円C3よりも内方に障害物との干渉領域ができる。図示の例では、右旋回の移動限界が障害物OB2の点P22であり、左旋回の移動限界が障害物OB2の点P23となる。このため、制御量として、点P22と点P23との間の角度範囲が設定される。もちろん、これは一例であり、ロボット1の現在位置、旋回軸の設定等により角度範囲の設定は変化する。
このような制御を実現するために、制御演算部162は、図9に示すような干渉回避マップ180を逐次更新しつつ保持する。干渉回避マップ180は、障害物、その障害物が干渉対象となる回転軸、障害物において干渉回避すべき座標等をパラメータとして含む。図示の例では、ロボット1に最も近接した干渉回避座標として、障害物OB1に関して回転軸L4について点P11が特定されている。また、障害物OB2に関して、回転軸L4について点P21が特定され、回転軸L7について点P22,P23が特定されている。さらに、障害物OB3に関して、回転軸L4について点P31が特定されている。
このような干渉回避マップ180は、ロボット1の制御に先立って予め特定の姿勢を設定しておき、制御開始時の初期動作としてその特定の姿勢から各ユニット2を順次回転させ、距離センサや近接センサにより移動限界を探索するなどして設定してもよい。
図10は、ロボット1の使用例を表す図である。
図示の例では、ロボット1を机182の上に設置する電気スタンドとして機能させている。上述した制御を実行することにより、ロボット1は、本棚184等の障害物との干渉を回避した状態で、対象物である文書186を照らすことができる。ロボット1の基端部が机182の角に引っ掛かる形で支持され、安定した照明を実現している。
図11は、ロボット1の移動制御方法の一例を表す図である。図11(a)〜(c)は、その移動制御過程を示す。
ロボット1を移動させる方法は種々考えられるが、本実施形態のように複数のユニット2により環状姿勢を構成できる場合、その環状姿勢を利用した転動制御により移動することができる。
具体的には、ロボット1を図1(b)に示したようにとぐろを巻く姿勢とし、環状部を床面Fに立てる(図11(c)参照)。このとき、ロボット1の重心Gxは、環状部の中心Oとほぼ一致する。この状態から、図11(a)に示すように、ロボット1の前部を立ち上げることで、重心Gxが中心Oからずれ、ロボット1に前方への回転モーメントが作用する。それにより、ロボット1が前転しながら移動を開始する。この前転動作に合わせてロボット1の前部を巻くことにより、図11(b)および(c)に示すように、ロボット1が床面Fに干渉することなく、その慣性により回転できる。図11(a)〜(c)の制御を繰り返すことにより、ロボット1の移動を継続することができる。
以上に説明したように、本実施形態のロボット1によれば、相互接続されるユニット2が、その接続部において互いに同軸かつ真円状の端面をそれぞれ有する。そして、その一方のユニット2が、他方のユニット2を接続部の軸線を中心に回転駆動される。このため、ロボット1の駆動時に関節部(接続部)の形状変化が生じることがなく、関節部と外部(特にユーザ)との干渉を防止できる。
ユニット2として曲形状(1/4円弧状)の外形を有するものを採用したため、ロボット1が真っ直ぐに(直線状に)伸長することはないが、複数のユニット2の回転角を制御することにより、一方向に延びる姿勢を容易に実現できる。
また、複数のユニット2を、共通の構造を有する汎用ユニットとしたため、部品や金型の共通化、製造工数の削減等によるコスト低減を実現できる。また、IDで識別するだけで足りるため、ユニット数の増減もし易い。汎用ユニットとして回転動作が共通するため、ユニット数に応じた制御プログラムの切り替えや変更も容易である。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
図12は、変形例に係るロボットの構成を模式的に示す図である。図12(a)〜(c)は変形例を示し、図12(d)は既に説明した実施形態の構成を示す。
上記実施形態では図12(d)に示すように、ユニット2を、円環状部材を4等分した構成(つまり1/4円弧状)とした例を示した。変形例においては、例えば図12(a)に示すように、四角環状部材を4等分した構成(ユニット201)としてもよい。あるいは、図12(b)に示すように、三角環状部材を3等分した構成(ユニット202)としてもよし、図12(c)に示すように、六角環状部材を6等分した構成(ユニット203)としてもよい。ただし、ユニットの接続部において互いに同軸かつ真円状の端面をそれぞれ有するものとする。このような構成としても、ロボットの環状姿勢を実現できる。あるいは、それ以外の構成を採用してもよい。
上記実施形態では、図6に示したように、1つのロボット1と1つの外部制御装置101によりロボット装置100が構成されるとして説明したが、ロボット1の機能の一部は外部制御装置101により実現されてもよいし、外部制御装置101の機能の一部または全部がロボット1に割り当てられてもよい。1つの外部制御装置101が複数のロボット1をコントロールしてもよいし、複数の外部制御装置101が協働して1以上のロボット1をコントロールしてもよい。
ロボット1や外部制御装置101以外の第3の装置が、機能の一部を担ってもよい。図6において説明したロボット1の各機能と外部制御装置101の各機能の集合体は、大局的には1つの「ロボット」として把握することも可能である。1つまたは複数のハードウェアに対して、本発明を実現するために必要な複数の機能をどのように配分するかは、各ハードウェアの処理能力やロボット装置100に求められる仕様等に鑑みて決定されればよい。
上記実施形態では、ユーティリティユニット4として「照明装置」を例示した。変形例においては、例えばカメラ等の撮像装置としてもよい。あるいは、鋏や鉗子等の切断又は把持装置としてもよい。その他、種々の装置としてよい。また、複数のユニット2そのものを、それらの姿勢によって物を把持する把持機構として機能させてもよい。例えば、ユーザに装着させることにより、もう一つの手として機能させてもよい。また、ユーティリティユニット4を複数種類用意し、それらをロボット1に着脱可能としてもよい。用途に応じてユーティリティユニット4を切り替え可能としてもよい。
上記実施形態では、複数のアームユニットのそれぞれを外部制御装置により制御する構成を示した。変形例においては、複数のアームユニットとして、マスターユニットとスレーブユニットを含めてもよい。そして、マスターユニットのみが、外部制御装置との通信を行う構成としてもよい。すなわち、マスターユニットは、外部制御装置およびスレーブユニットのそれぞれと通信するための通信部と、外部制御装置からの指令に基づき、スレーブユニットへ出力する制御指令を演算する制御部と、を含んでもよい。スレーブユニットは、マスターユニットと通信するための通信部と、マスターユニットから受信した制御指令に基づき、相互接続されるアームユニットを駆動する駆動部と、を含んでもよい。
スレーブユニットは、相互接続されるアームユニットの基準位置からの回転位置を検出する検出部を含み、検出した回転位置を示す情報を前記マスターユニットに送信してもよい。マスターユニットは、スレーブユニットから受信した情報に基づき、スレーブユニットへの制御指令を演算してもよい。マスターユニットとスレーブユニットは、相互の機能を切り替え可能であってもよい。また、複数のアームユニットとして、複数のスレーブユニットを含めてもよい。複数のスレーブユニットを互いに通信可能としてもよい。
例えば、ロボットの基端等、所定位置に位置するユニットを「マスターユニット」として機能させてもよい。マスターユニットは、外部制御装置からの指令を受け取り、他のユニットに対して個別に制御指令を出力する。他のユニットは、「スレーブユニット」として機能し、マスターユニットからの制御指令に基づいて一つ前方のユニットを駆動する。なお、マスターとスレーブのいずれであるかにかかわらず、全てのユニットが同一構造を有し、適宜置換可能な「汎用ユニット」とされてもよい。マスターとスレーブのいずれであるかは、各ユニットに設定されたIDにより識別される。
上記実施形態では、ユニット2の形状はすべて同一であるとしたが、複数の異なる形状のユニット2が組み合わされていてもよい。この場合、ユニット2は、自身を特定するIDとともに、ユニット2の種類を特定するタイプIDとを対応付けて送信する。図6のデータ格納部156は、タイプIDに関連付けて、ユニット2の外形や、連接点となる駆動機構12と連結部18との位置関係などの情報を保持する。制御演算部162は、タイプIDに関連付けられた外形に関する情報を参照して、ユニット2の位置を計算する。これにより、形状の異なるユニット2が連結されている場合でも正確に位置を計算できる。
一般にユーティリティユニット4の接続されている先端部より、基部になるユニット2の方が、モータ16のトルクを強力にする必要がある。モータ16のトルクが大きくなるほど、それを収納するユニット2の外径は大きくなる。このため、図3の基端面22と先端面24の外径のサイズを変えた形状にしてもよい。例えば、基端面22の外径のサイズは、先端面24の外径のサイズより大きくしてもよい。これにより、太さの異なるユニットを滑らかに接続できる。
上記実施形態では述べなかったが、複数のユニット2のうちバッテリ56の残量が基準値以下となったものに対し、駆動機構12(モータ16)への負荷を低減する省電力制御モードを設けてもよい。例えば該当するユニット2について、上述のように、相互接続されるユニット2との位置関係で機械的構造のみにより現状の位置を保持するように、ロボット1の姿勢を制御してもよい。すなわち、該当するユニット2のモータ16に電気的負荷が実質的にかからないように姿勢を制御してもよい。その場合、該当するユニット2のバッテリ56からの電力供給をオフにしてもよい。
上記実施形態では述べなかったが、複数のユニット2同士を無線通信可能としてもよい。あるいは、複数のユニット2同士を有線通信可能としてもよい。その場合、前後のユニット2の一方の電源線および信号線を接続部の軸線に沿うような形で引き出し、他方の電源線、信号線にそれぞれ接続してもよい。その場合、各線をいわゆるコンタクトスイッチに接続してもよい。有線接続の場合、バッテリを基端のユニット2等、特定のユニットにのみ設けてもよい。
上記実施形態では、モータ16を超音波モータとしたが、ステッピングモータ、DCモータその他のモータとしてもよい。そして、モータの回転を停止させるためのブレーキ構造を設けてもよい。例えば、ドラム式のブレーキなどを採用することができる。また、モータの駆動のために、いわゆるハーモニックドライブ(登録商標)を採用してもよい。このドライブは、ウェーブ・ジェネレータ、フレクスプライン、サーキュラ・スプラインを含んで構成される波動歯車装置である。
上記実施形態では、相互接続されるユニット2が、その接続部に設けられた回転軸(出力軸46)を中心に相対的に回転自在とされ、一方のユニット2が他方のユニット2を回転駆動するための駆動機構12を内蔵する構成(つまりユニット2ごとに駆動機構12を備える構成)を例示した。このような構成によれば、ロボット1の用途に応じてユニット2を増減させることで、その可動範囲を最適化することが可能となる。それにより、多関節ロボットの汎用性を高める等の課題を解決できるようになる。なお、このような観点からは、相互接続されるユニット2の端面が、必ずしも同軸かつ真円状でなくてもよい。
上記実施形態では、ユーティリティユニット4が、カメラおよび照明装置(LED)を含み、光の照射対象である対象物Gを照射する例を示した(図7,図8参照)。この対象物Gは、静止した物や領域であってもよいし、移動体であってもよい。複数のユニット2は、ユーティリティユニット4がその移動体をカメラで追尾しつつ光を照射できるよう制御されてもよい。
図13は、変形例に係るロボットの構成および制御方法を模式的に表す図である。図13(a)および(b)は、その制御過程を例示している。
本変形例では、ロボット201が電気スタンドとして構成されている。この電気スタンドは、机で作業しているユーザの手元を常に照らし、ユーザの手が移動したとしても手元が暗くならないように照射位置を調整する。ロボット201は、机上に設置可能なベース210と、ベース210に固定されたロボット本体212を有する。ベース210は机と固定するための固定機構を備えてもよい。ロボット本体212は、上記実施形態のロボット1と同様の構成を有し、その基端の第1ユニット2aがベース210に固定されている。
ベース210は、制御装置220を内蔵する。制御装置220は、上記実施形態の外部制御装置101と同様の構成を有する。制御装置220は、状態管理部160および制御演算部162を有する(図6参照)。状態管理部160は、「認識部」として機能し、ユーティリティユニット4のカメラが撮像した画像に基づき、光の照射対象である対象物(移動体)およびその影を認識する。制御演算部162は、「制御部」として機能し、移動体の移動方向と影の方向とに基づいて各ユニット2を制御する。
ロボット201は、図10に示したような机上に設置される。ベース210が机182の角隅部等、ユーザの邪魔にならない位置に載置され、その上面からロボット本体212が延出する。ロボット201は、対象物を検知しない間、図13(b)のようにとぐろを巻いた姿勢(待機状態)を保持する。このとき、LEDは消灯状態とされる。
ロボット201は、ユーティリティユニット4から半径所定距離内に対象物が近づくと、これを検出してLEDの点灯モードに移行し、ロボット本体212を伸長させる。例えば、状態管理部160は、赤外線センサを有し、赤外センサにより熱源を検出した場合に、カメラを起動して画像処理を開始する。画像処理により、机に向かうユーザを検出した場合に、ロボット本体212を伸長させる。また、ユーザが机を離れ、一定期間が経過するとロボット201は待機姿勢に戻る。このように、ロボット201は、とぐろを巻いた姿勢の待機モードと、延出した状態の照射モードの2つのモードで動作し、ユーザの有無に応じてモードが切り替わる。
照射モードにおいて、ロボット201は、画像処理に基づいてユーザの指先(ユーザが持つペンの先端でもよい:「移動体」に該当する)を検出し、常に指先の周囲が明るくなるように光を照射する。ロボット201は、指先を追尾することでその移動方向を特定し、指先の移動方向と影の方向とに基づいて各ユニット2を制御する。具体的には、指先の移動方向と影の方向(影が延びる方向)とがほぼ一致するように、ユーティリティユニット4の位置および角度を調整するよう各ユニット2を制御しつつ、光を照射する。また、影の範囲が最小になるように各ユニット2を制御して光を照射してもよい。
このような制御により、ユーザが持つペン先の手前側を明るくできるため、ユーザの執筆作業の効率を高めることができる。なお、このとき、例えば影の長さを所定範囲に収めるように制御することで影の大きさを小さくする、あるいは、影そのものが生じ難くしてもよい。また、ユーザの顔を認識することにより、光がユーザの目に向かないよう、ユーティリティユニット4の角度を制御してもよい。もちろん、ロボット201がユーザの視線の妨げにならないように制御される。
制御装置220の状態管理部160は、マイク(図示せず)を有し、ユーザの声(指示)を認識する「音声認識部」として機能してもよい。本実施形態のユニット201は、ユーザの指先を自動的に認識し、手先周辺を照らすが、状況に応じて照射位置の調整が必要になる場合がある。その場合、ユーザは、「少し右」「少し上」など言葉で指示をすることで、ユニット201は音声を認識し、指示された方向へ照射位置を調整する。また、ロボット201は、ユーザの指示に基づいて対象物を特定し、これに光を照射するよう制御してもよい。例えば、ユーザが模型を組み立てている場合、ユーザが「模型を照らして」や「ここ」と指示すれば、ユーザの指先ではなく模型を追尾するように照らす。「ずっとここを照らして」「ここにロック」のように持続を指示すれば、追尾を停止し、その場所を照らし続けてもよい。このような電気スタンドとして利用する場合においても、主に図5や図7を用いて説明した手法で各ユニット2を制御し、消費電力を抑える。
上記実施形態では、ロボット1が3つ以上のユニット2を備え、全てのユニット2が、駆動機構12,バッテリ56および給電回路(無線給電部118)を内蔵する駆動アームユニットである例を示した。変形例においては、一部のユニット2にこれらのいずれかを含まないものがあってもよい。
駆動アームユニットごとにバッテリ56を個別に無線充電可能とされている。複数の駆動アームユニットについて、充電の順番に優先順位を設けてもよい。例えば、充電残量が少ないユニットほど優先順位を高くしてもよい。あるいは、ユーティリティユニット4に近いユニットほど充電を優先させるようにしてもよい。それにより、ユーティリティユニット4の最低限の機能を長時間発揮させ易くなる。
上記実施形態では、図7(b)に関連して説明したように、接地しているユニット2の消費電力を抑えることができるようにした。各ユニット2のデータ処理部132は、対応するバッテリ146からの電力供給を制御する「通電制御部」として機能する。近接検出部120は、対応するユニット2の接地状態(接地有無)を検出する「接地検出部」として機能する。具体的には、データ処理部132は、対応するユニット2が接地状態にあるときに所定条件のもと、対応するバッテリ146から各回路(制御回路52,通信回路54等)や駆動機構12への電力供給を低減又は遮断する省電力モードへ移行してもよい。省電力モードは、いわゆるスリープ状態(スタンバイ)や休止状態であってもよい。制御回路52以外への電力供給を遮断するものでもよい。あるいは、制御回路52への供給電力を通常動作時の定常電力よりも低い待機電力に保持するものでもよい。定常電力を間欠的に供給するものでもよい。制御回路52のCPUへ供給するクロックを一時的に遮断するものでもよい。
例えば、前方(ユーティリティユニット4側)のユニット2が接地状態であることを条件に、省電力モードへ移行してもよい。このとき、相互接続されるユニット2同士で直接通信可能とし、接地情報を確認してもよい。あるいは、相互接続されるユニット2が、制御装置(外部制御装置101や制御装置220)を介して互いの接地情報を共有してもよい。このような構成により、多関節ロボットの作業内容や動作状態に応じていずれかのユニット2について消費電力を低減でき、多関節ロボットのエネルギー効率を高めることができる。
上記実施形態では、多関節ロボットの一例として電気スタンドを例示したが、マニピュレータその他の多関節ロボットとしても構成できることは言うまでもない。

Claims (7)

  1. 複数のアームユニットを連接して得られる多関節ロボットであって、
    連接された複数のアームユニットの先端に、用途に応じたユーティリティユニットが着脱可能に構成され、
    前記アームユニットとして、一端と他端との間に共通の曲形状の外形を有する複数の汎用ユニットを含み、
    相互接続される汎用ユニットが、その接続部において互いに同軸かつ真円状の端面をそれぞれ有し、一方の汎用ユニットにおいて駆動機構を構成する回転軸が端面の中心から垂直に延出し、他方の汎用ユニットの端面に対して垂直に接続され、前記他方の汎用ユニットを前記回転軸を中心に回転駆動し、
    前記複数の汎用ユニットの全部または一部について前記回転軸の回転角度を制御することで、相互接続される汎用ユニットの相対位置が調整されることにより、螺旋状の姿勢を実現可能に構成されていることを特徴とする多関節ロボット。
  2. 前記汎用ユニットは、所定の検出対象が近接または接触したことを検出するための検出部を有することを特徴とする請求項1に記載の多関節ロボット。
  3. 前記複数の汎用ユニットの全部または一部について、相互接続される汎用ユニットの相対位置が制御されることにより重心を変化させ、移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の多関節ロボット。
  4. 前記一方の汎用ユニットは、前記他方の駆動機構に電力を供給するバッテリと、そのバッテリを充電するための給電回路と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の多関節ロボット。
  5. 前記複数の汎用ユニットの絶対位置および相対位置が制御されることにより、相互接続されるいずれかの汎用ユニット重力による対向面の押圧力により互いを係止し、両者の接続部の軸線周りの回転モーメントを生じさせない特定の姿勢を実現可能であり、その特定の姿勢においてその両者の一方が含むバッテリからの電力供給をオフにすることで省電力が可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の多関節ロボット。
  6. 記ユーティリティユニットは、カメラおよび照明装置を含み、
    前記複数の汎用ユニットは、待機モードにおいては螺旋状の縮小姿勢を保持し、照射モードにおいて伸長姿勢とされ、前記ユーティリティユニットが照射対象となる移動体を前記カメラで追尾しつつ光を照射するよう制御されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の多関節ロボット。
  7. 前記カメラが撮像した画像に基づき、前記移動体の周囲にある影を認識する認識部と、
    前記影の大きさが小さくなるように各汎用ユニットを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の多関節ロボット。
JP2017566428A 2016-07-26 2017-07-21 多関節ロボット Active JP6402318B2 (ja)

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