JP6401586B2 - 脂肪族ポリカーボネート樹脂、固体電解質、およびリチウムイオン二次電池 - Google Patents

脂肪族ポリカーボネート樹脂、固体電解質、およびリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Description

本発明は、脂肪族ポリカーボネート樹脂、固体電解質、およびリチウムイオン二次電池に関する。
固体電解質は、液体電解質とは異なり、液漏れの心配がなく、軽量かつフレキシブルな電解質であるため、リチウムイオン等を用いた二次電池等への応用が期待される。代表的な固体電解質として、ポリエチレンオキシド(PEO)等のポリエーテル系電解質が多く研究されてきた。例えば、非特許文献1には、シアノエポキシドを高分子化したポリエチンレンオキシドが記載されている。
また、近年、ポリカーボネート系の電解質に関する研究が進められている。例えば、特許文献1には、ポリアルキレンカーボネートユニットを主鎖に有する有機高分子、金属塩、並びにこれら有機高分子および金属塩と相溶性の有機溶媒を含有してなる高分子固体電解質が記載されている。特許文献2には、エポキシドと二酸化炭素との共重合体であるポリカーボネートおよび金属塩を含む高分子固体電解質が記載されている。特許文献3には、エーテル結合を介して置換基が結合した構造を有する側鎖を備えた脂肪族ポリカーボネートと、電解質塩化合物と、を含有する固体高分子電解質が記載されている。
特許第3384174号公報 特開2013−155213号公報 特開2010−287563号公報
Journal of Macromolecular Science, Chemistry 7 1484−1508(1973).
しかしながら、実用化レベルのイオン伝導度は得られておらず、新たな高分子設計が必要である。
本発明は、実用化レベルのイオン伝導度を得ることができる脂肪族ポリカーボネート樹脂、固体電解質、およびリチウムイオン二次電池を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、下記一般式(1)で表される基を有する構成単位を含む。
Figure 0006401586
(前記一般式(1)中、Rは電子吸引性基であり、Lは1または2であり、mは0または正の整数である。)
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、前記一般式(1)で表される基を有する構成単位は、下記一般式(2)で表される構成単位を含むことが好ましい。
Figure 0006401586
(前記一般式(2)中、R、L、およびmは前記と同様であり、nは正の整数であり、Rは水素原子またはアルキル基である。)
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、前記Rとしてのアルキル基は、炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましい。
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、前記Rは、水素原子またはメチル基であることが好ましい。
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、前記mは、0以上5以下の整数であることが好ましい。
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、前記Rは、シアノ基、環状エーテル基、および環状カーボネート基からなる群から選択される基であることが好ましい。
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、前記Rは、シアノ基、1,3−ジオキソラン−2−オン−4−イル基、2−テトラヒドロフラニル基、または3−テトラヒドロフラニル基であることが好ましい。
本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、前記Rは、シアノ基であることが好ましい。
本発明の一態様に係る固体電解質は、前述の本発明の一態様に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂と、金属塩とを含むことが好ましい。
本発明の一態様に係る固体電解質において、前記金属塩は、リチウム塩であることが好ましい。
本発明の一態様に係る固体電解質において、前記リチウム塩として、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドおよびリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドの少なくとも一種を含むことが好ましい。
本発明の一態様に係る固体電解質において、前記脂肪族ポリカーボネート樹脂中の全カーボネート基に対する金属のモル比(金属/全カーボネート基)が0.05以上4以下であることが好ましい。
本発明の一態様に係るリチウムイオン二次電池は、前述の本発明の一態様に係る固体電解質を含むことが好ましい。
前述の本発明の一態様によれば、実用化レベルのイオン伝導度を得ることができる脂肪族ポリカーボネート樹脂、固体電解質、およびリチウムイオン二次電池を提供することができる。
実施例で合成したエポキシドモノマーのH−NMRスペクトルである。 実施例で合成した脂肪族ポリカーボネート樹脂AのH−NMRスペクトルである。 温度の逆数とイオン伝導度の常用対数との関係を示すアレニウスプロットである。
本発明について一実施形態を例に挙げて説明する。
[脂肪族ポリカーボネート樹脂]
本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、下記一般式(1)で表される基を有する構成単位を含む。下記一般式(1)で表される基を脂肪族ポリカーボネート樹脂の側鎖に導入することにより、イオン伝導度を向上させることができる。
Figure 0006401586
前記一般式(1)中、Rは電子吸引性基であり、Lは1または2であり、mは0または正の整数である。
本実施形態において、mは0以上5以下の整数であることが好ましい。mが5以下であれば、モノマーの重合が進みやすくなる。さらには、エーテル鎖はカチオンと溶媒和構造をとるため、エーテル鎖が短い方が、イオン伝導がより良好となる。
本実施形態において、mは0以上3以下の整数であることがより好ましく、1または2であることがさらに好ましい。
本実施形態において、「電子吸引性基」とは、塩の解離を促進する効果を持つ置換基である。
本実施形態において、Rとしての電子吸引性基としては、例えば、シアノ基、環状エーテル基、環状カーボネート基、ハロゲン原子、およびスルホニル基等が挙げられる。前記一般式(1)で表される基を有する構成単位が複数存在する場合、複数のRは、互いに同一でも異なっていてもよい。
本実施形態において、Rは、シアノ基、環状エーテル基、および環状カーボネート基からなる群から選択される基であることが好ましい。環状エーテル基としては、例えば、2−テトラヒドロフラニル基、3−テトラヒドロフラニル基、2−テトラヒドロピラニル基、3−テトラヒドロピラニル基、4−テトラヒドロピラニル基、2−オキセパニル基、3−オキセパニル基、および4−オキセパニル基等が挙げられる。環状カーボネート基としては、例えば、1,3−ジオキセタン−2−オン−4−イル基、1,3−ジオキソラン−2−オン−4−イル基、1,3−ジオキサン−2−オン−4−イル基、1,3−ジオキサン−2−オン−5−イル基、1,3−ジオキセパン−2−オン−4−イル基、および1,3−ジオキセパン−2−オン−5−イル基等が挙げられる。
本実施形態において、Rがシアノ基のとき、Lは2であることが好ましく、Rが環状エーテル基および環状カーボネート基からなる群から選択される基であるとき、Lは1であることが好ましい。
本実施形態において、Rは、シアノ基、2−テトラヒドロフラニル基、3−テトラヒドロフラニル基、または1,3−ジオキソラン−2−オン−4−イル基であることがより好ましく、イオン伝導性をさらに向上させる観点から、シアノ基であることがさらに好ましい。
本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、前記一般式(1)で表される基を有する構成単位として、アルキレンカーボネートを含むことが好ましい。アルキレンカーボネートとしては、カーボネート基に、一般式−(CH−で表されるメチレン鎖が結合している構造であることが好ましい。xは、1以上の整数であることが好ましく、2以上10以下の整数であることがより好ましく、2以上6以下の整数であることがさらに好ましい。具体的には、アルキレンカーボネートとしては、例えば、メチレンカーボネート、エチレンカーボネート、トリメチレンカーボネート、テトラメチレンカーボネート、ペンタメチレンカーボネート、およびヘキサメチレンカーボネート等が挙げられる。側鎖としての前記一般式(1)で表される基は、前述のメチレン鎖のいずれかの水素原子に換えて、炭素原子に結合していることが好ましい。前述のメチレン鎖は、置換基を有していてもよく、当該置換基としては、例えばアルキル基等が挙げられる。
合成の容易性およびイオン伝導度向上の観点から、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、エチレンカーボネートを含むことが好ましく、エチレンカーボネートとして、下記一般式(2)で表される構成単位を含むことがより好ましい。すなわち、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、下記一般式(2)で表される構成単位を含むことが好ましい。
Figure 0006401586
前記一般式(2)中、R、L、およびmは前記と同様であり、nは正の整数であり、Rは水素原子またはアルキル基である。
本実施形態において、前記Rとしてのアルキル基は、炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましく、炭素数1または2のアルキル基であることがより好ましい。炭素数1〜3のアルキル基としては、例えば、メチル基およびエチル基等が挙げられる。
は、好ましくは水素原子またはメチル基であり、より好ましくは水素原子である。
本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂の分子量は、重量平均分子量(Mw)で表す場合、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定した標準ポリスチレン換算で、5,000〜5,000,000の範囲であることが好ましく、10,000〜1,000,000の範囲であることがより好ましい。
(脂肪族ポリカーボネート樹脂の製造方法)
本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂の製造方法は、特に限定されない。本実施形態の脂肪族ポリカーボネート樹脂は、例えば、後述の実施例に記載のように、重合触媒の存在下、前記一般式(1)で表される基を有するエポキシドモノマー(下記一般式(3))と、二酸化炭素とを、共重合させることにより、製造することができる。
Figure 0006401586
(前記一般式(3)中、R、R、L、およびmは、前記と同様である。)
なお、高い反応性を有し、重合時にエポキシドが開環しやすいことから、Rは、好ましくは水素原子またはメチル基であり、より好ましくは水素原子である。
本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂を製造する際に使用する重合触媒としては、特に限定されず、有機亜鉛系触媒および金属サレン錯体触媒(例えば、コバルトサレン錯体触媒等)等が例示できる。
エポキシドモノマーと二酸化炭素との共重合反応に使用する重合触媒の使用量は、例えば、有機亜鉛系触媒の場合には、エポキシドモノマー1モルに対して0.2モル以下であることが好ましく、より好ましくは0.1モル以下、さらに好ましくは0.05モル以下である。また例えば、金属サレン錯体触媒の場合には、エポキシドモノマー1モルに対して、0.05モル以下であることが好ましく、より好ましくは0.01モル以下、さらに好ましくは0.001モル以下である。
さらに、金属サレン錯体触媒を使用する場合には助触媒を使用することができる。助触媒としては、例えばオニウム塩化合物が好ましい。前記オニウム塩化合物の具体例として、特に限定されないが、高い反応活性を有する観点から、ビス(トリフェニルホスフォラニリデン)アンモニウムクロリド(PPNCl)、ピペリジン、ビス(トリフェニルホスフォラニリデン)アンモニウムフルオリド(PPNF)、アンモニウムペンタフルオロベンゾエート(PPNOBzF)、およびテトラ−n−ブチルアンモニウムクロライド(nBuNCl)等が好ましい。
なお、圧力等の重合条件は、触媒の種類によっても最適条件が異なるが、例えば、反応容器内の二酸化炭素の圧力は、0.1MPa以上10MPa以下、好ましくは、0.5MPa以上7.0MPa以下である。
また、重合温度は、例えば、有機亜鉛系触媒の場合には、40℃以上100℃以下、好ましくは、60℃以上80℃以下程度である。また例えば、コバルトサレン錯体触媒の場合には、触媒作用が良好に働き、反応速度が促進されることから、室温(25℃)程度が好ましい。
前記エポキシドモノマーと二酸化炭素とを共重合させる方法において、出発原料として用いられるエポキシドモノマーとしては、例えば、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシド等が挙げられる。
なお、前記一般式(1)で表される基を有するエポキシドモノマーは、例えば、非特許文献1に記載された方法により合成することができるが、合成方法は、非特許文献1に記載の合成方法に限定されない。
本実施形態における脂肪族ポリカーボネート樹脂は、前記一般式(1)で表される基を有するエポキシドモノマーを重合させる他に、さらに別の構造を有するモノマーを共存させて重合反応を行ってもよい。共重合させるモノマーとしては、例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、アリル基等の不飽和二重結合を有する基を有するモノマーが挙げられる。具体的には、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリルアミド、メタクリル酸メチル、メタクリルアミド、ブタジエン、アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、2−エトキシエチルアクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、ジエチレングリコールエチルエーテルアクリレート、ポリエチレングリコールアルキルエーテルアクリレート、ポリプロピレングリコールアルキルエーテルアクリレート、および2−シアノエチルアクリレート等の化合物が挙げられる。
本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、イオン伝導性の観点から、前記一般式(2)で表される繰り返し単位を、全繰り返し単位中、50モル%以上含むことが好ましく、80モル%以上含むことがより好ましい。
[固体電解質]
本実施形態に係る固体電解質は、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂と、金属塩とを含む。
固体電解質中の脂肪族ポリカーボネート樹脂の含有量は、(固体電解質の)5質量%以上99質量%以下であることが好ましく、10質量%以上95質量%以下であることがより好ましい。
本実施形態に係る固体電解質において、金属塩は、アルカリ金属塩のうちの少なくとも1種であることが好ましい。アルカリ金属塩としては、例えば、リチウム塩、ナトリウム塩、およびカリウム塩等が挙げられる。
本実施形態において、金属塩は、リチウム塩であることが好ましい。固体電解質中で金属塩は、アルカリ金属等の陽イオンおよび当該陽イオンの対イオンとして存在し得る。金属塩がリチウム塩であれば、エネルギー密度がより高くなる。
リチウム塩としては、例えば、LiClO、LiBF、LiI、LiPF、LiCFSO、LiCFCOO、LiNO、LiAsF、LiSbF、LiAlCl、LiCl、LiBr、LiB(C、LiCHSO、LiCSO、Li(CFSON、Li(CSO)N、Li(FSON、およびLi[(COB等を挙げることができる。これらの中でも、イオン伝導性の観点から、Li(CFSON(リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド:LiTFSI)およびLi(FSON(リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド:LiFSI)の少なくとも一種含むことがより好ましい。複数種類の金属塩が固体電解質に含まれていてもよい。
本実施形態に係る固体電解質において、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂中の全カーボネート基(−O−CO−O−)に対する金属(金属塩に由来する金属のことであり、金属塩から解離した金属イオンの他、金属塩から解離していない金属をも含む概念とする)のモル比(金属/全カーボネート基)は、0.05以上4以下であることが好ましく、0.1以上3以下であることがより好ましく、0.1以上2以下であることがさらに好ましい。
本実施形態に係る固体電解質は、本発明の目的を損なわない限りにおいて、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂および金属塩以外の成分を含んでいてもよい。
例えば、本実施形態に係る固体電解質は、溶媒を含まない固体状(溶媒非含有固体電解質)であってもよいが、溶媒を含むゲル状(高分子ゲル電解質)であってもよい。固体電解質が高分子ゲル電解質である場合、高分子ゲル電解質中の溶媒の含有量は、通常、固体電解質全体の30質量%以上99質量%以下である。
本実施形態に係る固体電解質を製造する方法は、特に限定されないが、例えば、モノマーを重合させて脂肪族ポリカーボネート樹脂を得てから金属塩を含有させてもよいし、金属塩の存在下でモノマーを重合させて脂肪族ポリカーボネート樹脂を形成させてもよい。前者の方法の場合、例えば、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂に、金属塩および溶媒を加えて溶解させ、溶媒を除去することで固体電解質を得ることができる。
本実施形態に係る固体電解質の形態や構成等は、特に限定されない。例えば、膜状の固体電解質膜であってもよい。固体電解質膜は、自立性を有することが好ましい。自立性を有する固体電解質膜は、取り扱い性に優れる。自立性を有する膜とは、固体電解質膜を支持体から形状を保ったまま剥がすことができ、取り扱うことのできる膜である。
固体電解質膜は、次のようにして製造することができる。例えば、本施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂、金属塩、および溶媒を含む混合溶液を支持体の表面に塗布して塗膜を形成し、塗膜中の溶媒を除去することにより、膜状の固体電解質膜を得ることができる。このとき、支持体から固体電解質膜を剥離する必要がある場合には、支持体の表面に剥離処理が施されていることが好ましい。
本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂において、主鎖にはカーボネート基(−O−CO−O−)が含まれており、その主鎖に結合している側鎖には電子吸引性基が含まれているため、塩の解離性およびポリマーの柔軟性が増し、金属塩を多量に溶解させても結晶化し難い。そのため、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂を含む固体電解質は、金属塩を多量に溶解させて、キャリア密度を増加させることができる。ゆえに、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂によれば、イオン伝導度を向上させることができる。従来のポリエチレンオキシド系のポリマーや従来の脂肪族ポリカーボネート樹脂は、金属塩を溶解させることのできる量が、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂より少なく、イオン伝導度を向上させようとして金属塩の量を増やすと、ポリマーのガラス転移温度が上昇することでイオンの移動度が低下し、イオン伝導度が低下してしまう。また、塩の結晶化が起きることで、膜強度やイオン伝導度が低下してしまう。
また、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、主鎖にカーボネート基を含む構造であるため、重合が容易であり、分子量を大きくすることもできる。それゆえ、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂を用いることで、自立性を有する固体電解質膜として得ることができる。
さらに、本実施形態に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂は、側鎖に電子吸引性基を有しているため、溶存する金属イオンとの間に強固な錯体構造を形成せずに、適度な相互作用を維持することができる。それゆえ、金属塩が低濃度であっても、イオン電導度は良好となる。
本実施形態に係る固体電解質は、イオン伝導性に優れているため、例えば電池等に好適に用いることができる。本実施形態に係る固体電解質を含む電池としては、例えば、リチウムイオン電池およびリチウム二次電池等を挙げることができる。
[リチウムイオン二次電池]
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池は、本実施形態に係る固体電解質を含むことが好ましい。本実施形態において、リチウムイオン二次電池の電解質層の構成材料として本実施形態に係る固体電解質を含むことが好ましい。リチウムイオン二次電池は、陽極と、陰極と、陽極および陰極の間に配置される電解質層とで構成される。当該構成とすることで、特性に優れたリチウムイオン二次電池を得ることができる。
なお、前述の脂肪族ポリカーボネート樹脂、金属塩、および溶媒を含有する混合溶液を電極に塗布し、溶媒を除去することで、固体電解質膜を電極上に直接形成してもよい。本実施形態に係るリチウムイオン二次電池が備える各種部材は、特に限定されないが、例えば電池に一般的に使用される材料を用いることができる。
そして、本実施形態に係る固体電解質は、溶媒を含んでいなくとも、イオン伝導性を有する。そのため、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池を、本実施形態に係る固体電解質を含み、かつ溶媒を含まない電池とすれば、液漏れがなく安全に使用することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されない。
[NMR測定]
実施例に使用した各種脂肪族ポリカーボネートは、核磁気共鳴分光法(H−NMR,日本電子株式会社製JEOL EX−400)を用い、その構造を確認した。溶媒には、d−クロロホルム(TMSを含有しない)を用いた。
<実施例1>
[脂肪族ポリカーボネート樹脂の合成]
(モノマーの合成)
まず、モノマーであるシアノエチルグリシジルエーテル(下記式)を、非特許文献1に記載の方法に従って合成した。得られたエポキシドモノマーの構造は、H−NMRにて確認した(図1)。
Figure 0006401586
(重合触媒の合成)
以下の操作に従い、亜鉛系触媒としてグルタル酸亜鉛(ZnGA)を調製した。
酸化亜鉛(ZnO:関東化学株式会社製)とグルタル酸(GA:関東化学株式会社製)を、モル比で1:0.99になるよう秤量した。これらの試薬を、Dean−Stark管を取り付けた200mLナスフラスコ中で、90mLのトルエンとともに55℃で4時間撹拌し、その後、140℃前後で24時間還流を行った。還流の際、副生物として水が生じるため、Dean−Stark管により、反応によって生じる水を回収した。
反応終了後、反応生成物をアセトンにより数回洗浄し、次いで、洗浄後の反応生成物をろ取した。続いて、ろ取した反応生成物をデシケーター中に入れ、ダイアフラムポンプを用いて減圧乾燥を行い、減圧乾燥後、さらに80℃で真空乾燥を行った。その後、スパチュラを用いて反応生成物を細かく砕き、さらに120℃で真空乾燥を行って、白色パウダー状のZnGAを得た。
(重合)
次に、本実施例に係る脂肪族ポリカーボネート樹脂Aの合成を行った。
上記合成したエポキシドモノマーと、上記合成したZnGA(重合触媒)を、モル比で20:1になるよう秤量し、圧力容器内で撹拌した。これらの作業はすべて、アルゴン雰囲気下のグローブボックス内で行った。続いて、圧力容器内をCOでパージした後、送液ポンプによりCOを圧力容器内に導入し、圧力容器内の圧力を6.4MPaにし、60℃で48時間、重合反応を行った。以下に、エポキシドモノマーと二酸化炭素との合成スキームを示す。
Figure 0006401586
反応終了後、圧力容器の内容物にクロロホルムを加えてクロロホルム溶液を調製し、これを吸引ろ過することによりZnGAを取り除いた。次に、ろ液を、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮した後、濃縮後のろ液を撹拌しているメタノール中に滴下し、生成物を沈殿させた。
その後、生成物は、デシケーター中でダイアフラムポンプを用いて減圧乾燥を行い、次いで、60℃で真空乾燥を行って、重量平均分子量21,000の脂肪族ポリカーボネート樹脂Aを得た。得られた脂肪族ポリカーボネート樹脂Aの構造は、H−NMRにて確認した(図2)。
次に、本実施例に係る固体電解質からなる電解質膜を製造した。
上記重合して得られた脂肪族ポリカーボネート樹脂Aに、全カーボネート基に対するリチウムのモル比[Li]/[−O−CO−O−]が0.2となるように秤量したLiTFSIを混合して、よく撹拌し、固体電解質を得た。その後、フッ素樹脂製モールド上に固体電解質をキャストし、乾燥窒素雰囲気下、60℃で6時間乾燥させ、さらに減圧下、60℃で24時間乾燥させ、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が0.2の電解質膜を得た。
<実施例2>
脂肪族ポリカーボネート樹脂Aに、全カーボネート基に対するリチウムのモル比[Li]/[−O−CO−O−]が0.6となるように秤量したLiTFSIを混合した以外は実施例1と同様の手順にて、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が0.6の電解質膜を得た。
<実施例3>
脂肪族ポリカーボネート樹脂Aに、全カーボネート基に対するリチウムのモル比[Li]/[−O−CO−O−]が0.8となるように秤量したLiTFSIを混合した以外は実施例1と同様の手順にて、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が0.8の電解質膜を得た。
<実施例4>
脂肪族ポリカーボネート樹脂Aに、全カーボネート基に対するリチウムのモル比[Li]/[−O−CO−O−]が3.76となるように秤量したLiTFSIを混合した以外は実施例1と同様の手順にて、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が3.76の電解質膜を得た。
<比較例1>
脂肪族ポリカーボネート樹脂Aの代わりに、EMPOWER MATERIALS社製「QPAC−25」(商品名)を用いた以外は実施例1と同様の手順にて、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が0.2の電解質膜を得た。QPACは登録商標である。
<比較例2>
脂肪族ポリカーボネート樹脂Aの代わりに、EMPOWER MATERIALS社製「QPAC−25」(商品名)を用い、全カーボネート基に対するリチウムのモル比[Li]/[−O−CO−O−]が0.6となるように秤量したLiTFSIを混合した以外は実施例1と同様の手順にて、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が0.6の電解質膜を得た。
<比較例3>
脂肪族ポリカーボネート樹脂Aの代わりに、EMPOWER MATERIALS社製「QPAC−25」(商品名)を用い、全カーボネート基に対するリチウムのモル比[Li]/[−O−CO−O−]が0.8となるように秤量したLiTFSIを混合した以外は実施例1と同様の手順にて、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が0.8の電解質膜を得た。
<比較例4>
脂肪族ポリカーボネート樹脂Aの代わりに、EMPOWER MATERIALS社製「QPAC−25」(商品名)を用い、全カーボネート基に対するリチウムのモル比[Li]/[−O−CO−O−]が3.76となるように秤量したLiTFSIを混合した以外は実施例1と同様の手順にて、[Li]/[−O−CO−O−]のモル比が3.76の電解質膜の作製を試みたが、塩が析出してしまい電解質膜を得られなかった。
[電解質膜の性能評価]
(イオン伝導度)
実施例1〜4および比較例1〜3で得られた電解質膜を、それぞれ直径16mmの円形に切り抜き、電極として2枚のステンレス板で挟み、ステンレス板間のインピーダンスを、測定温度40℃、50℃、60℃、70℃、および80℃にて測定した。測定には、電極間に交流(印加電圧は10mV)を印加して抵抗成分を測定する交流インピーダンス法を用いた。得られたコール・コールプロットの実数インピーダンス切片よりイオン伝導度を算出した。なお、測定にはポテンショスタット/ガルバノスタット(製品名:SP−150,biologic社製)を用いた。
イオン伝導度(σ)は、次の数式(1)により求めた。
σ=L/(R×S)・・・(1)
前記数式(1)中、σはイオン伝導度(単位はS/cm)、Rは抵抗(単位はΩ)、Sは体電解質膜の測定時の断面積(単位はcm)、Lは電極間距離(単位はcm)を示す。なお、S=0.8cm×0.8cm×πである。
測定結果を表1に示す。
また、上記測定結果から算出したイオン伝導度(σ)を用い、測定温度の逆数(1000/T)を横軸、イオン伝導度の対数(log(σ))を縦軸に取ったアレニウスプロットを作成した(図3)。
Figure 0006401586
表1に示すように、実施例1〜4の電解質膜は、比較例1〜3の電解質膜に比べて、イオン伝導度が高いことがわかった。
また、図3に示すように、実施例1〜4の電解質膜は、比較例1〜3の電解質膜に比べて、傾きが小さく、温度依存性が少ないことがわかった。

Claims (12)

  1. 下記一般式()で表される基を有する構成単位を含む脂肪族ポリカーボネート樹脂。
    Figure 0006401586
    (前記一般式()中、Rは電子吸引性基であり、Lは1または2であり、mは0または正の整数であり、nは正の整数であり、R は水素原子またはアルキル基である。)
  2. 前記Rとしてのアルキル基は、炭素数1〜3のアルキル基である、請求項に記載の脂肪族ポリカーボネート樹脂。
  3. 前記Rは、水素原子またはメチル基である、請求項に記載の脂肪族ポリカーボネート樹脂。
  4. 前記mは、0以上5以下の整数である、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の脂肪族ポリカーボネート樹脂。
  5. 前記Rは、シアノ基、環状エーテル基、および環状カーボネート基からなる群から選択される基である、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の脂肪族ポリカーボネート樹脂。
  6. 前記Rは、シアノ基、1,3−ジオキソラン−2−オン−4−イル基、2−テトラヒドロフラニル基、または3−テトラヒドロフラニル基である、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の脂肪族ポリカーボネート樹脂。
  7. 前記Rは、シアノ基である、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の脂肪族ポリカーボネート樹脂。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の脂肪族ポリカーボネート樹脂と、アルカリ金属塩とを含む固体電解質。
  9. 前記アルカリ金属塩は、リチウム塩である、請求項に記載の固体電解質。
  10. 前記リチウム塩として、リチウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドおよびリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドの少なくとも一種を含む、請求項に記載の固体電解質。
  11. 前記脂肪族ポリカーボネート樹脂中の全カーボネート基に対する金属のモル比(金属/全カーボネート基)が0.05以上4以下である、請求項から請求項10のいずれか一項に記載の固体電解質。
  12. 請求項から請求項11のいずれか一項に記載の固体電解質を含むリチウムイオン二次電池。
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