JP6399594B2 - 絶縁性能を高めた同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、同軸ケーブルコネクタであって、特に、絶縁性能を高めた同軸ケーブルコネクタに関する。
特許文献1に従来の同軸ケーブルコネクタの一例が示されている。図11、図12に、この特許文献1に示された同軸ケーブルコネクタの概略断面図を示す。この種の同軸ケーブルコネクタは、例えば、移動電話、スマートホン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ノート型パソコン等の情報機器や、家電製品等の電気機器の内部に使用される。
コネクタの外殻は筒状の外部導体シェル101によって形成されている。外部導体シェル101は、金属板材をプレス成形して作られており、縦軸線105を中心軸線とする胴部106と、この胴部106から一体に延設されたホルダ部107から成っている。外部導体シェル101によって形成された筒状部の内部には、端子103が配置されており、同軸ケーブル104の芯線115と電気的に結合された状態で保持されている。
ホルダ部107は、図11に見られるように、コネクタ組み立て前は縦軸線105に平行に胴部6から直立しているが、組み立て時には、図12に示すように、縦軸線105に直角の横軸線108に沿った方向に折り曲げられる。ホルダ部107が縦軸線105に直角の横軸線108に沿った方向に折り曲げられたとき、外部導体シェル101は、同軸ケーブル104の外部導体112と電気的に接続される。また、このとき、ハウジング10の一部102Cは、外部導体シェル101の内壁に設けた突起107aとの接触を通じてホルダ部107の折曲げに従って従軸線108方向に屈曲し、この結果、折り曲げられたハウジング10の一部102Cが端子103と外部導体シェル101との間に配置されて、それらの間の電気的接続を防止する。
特許2504704号
上記特許文献1のコネクタ構造によれば、たとえ端子103の一部がハウジング102から露出している場合であっても、端子103と外部導体シェル101との間に配置されたハウジングの一部102Cによって、端子103の露出部と外部導体シェルとの接触を防止することができる。
しかしながら、この従来のコネクタ構造では、端子103とハウジング102を別個の部材とし、組み立て時にハウジング102の一部102Cを折り曲げることによって端子103と外部導体シェル101とを絶縁する等、構造が複雑なものとなっている。また、このような構造では、端子103と外部導体シェル101との間に挟み込まれたハウジング102の一部102Cによってコネクタの低背化が妨げられるといった問題も生じてしまう。
本発明はこれら従来のコネクタ構造における問題点を解決するためになされたものであり、より簡易な構造で、端子103と外部導体シェル101とを確実に絶縁しつつ、コネクタの低背化を図ることができる同軸ケーブルコネクタを提供することを目的とする。
(1) 本発明の同軸ケーブルコネクタは、端子と、前記端子と一体成形されたハウジングと、前記ハウジングの少なくとも一部を覆う外部導体シェルと、を備え、前記ハウジングの前記外部導体シェルとの対向面に、前記端子の少なくとも一部を露出させる貫通孔が設けられているとともに、前記外部導体シェルに向けて***して前記露出部を前記外部導体シェルから引き離す***部が設けられており、前記外部導体シェルの前記ハウジングとの対向面に、前記***部を収容可能な窪み部が設けられていることを特徴として有している。 本構成によれば、例えば、端子とハウジングの一体成形時に生じた端子の露出部を、ハウジングの***部を用いて外部導体シェルから引き離して、露出部と外部導体シェルとの間の絶縁距離を大きくすることができる。これにより、より簡易な構造で、端子と外部導体シェルとを確実に絶縁しつつ、コネクタの低背化を図ることができる。更に、窪み部に***部を嵌め込むことにより、外部導体シェルに対するハウジングの位置決めを容易に行うこともできる。
(2) 上記(1)に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて、前記外部導体シェルは板状金属を加工することによって形成されており、前記外部導体シェルの前記窪み部は、前記板状金属を打ち出すことによって形成されていてもよい。
板状金属の打ち出しだけで窪み部を形成することができるため、製造コストを安価に抑えることができる。また、窪み部を設けたことにより、外部導体シェルの強度を高めることができる。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて、前記端子の露出部は、前記端子の厚さ方向において、前記端子の接触部とは反対の側に位置付けられていてもよい。
一体成形時に生じる樹脂の流れによる端子の振れを確実に抑制するには、端子の一部を金型によって押える必要があるが、この際、本来的に露出させる必要がある底側の弾性変位部ともに、この弾性変位部の上面側を金型で押えるのが効果的である。しかしながら、この金型で押えた部分は、結果的に露出部となり、よって、端子の露出部には、端子の厚さ方向において、端子の接触部とは反対の側に位置付けたものが含まれることになる。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の同軸ケーブルコネクタにおいて、前記外部導体シェルは一枚の板状金属から形成され、相手コネクタの円筒シェルと接続される略円筒部を有しており、前記ハウジングの少なくとも一部を、前記略円筒部と、前記外部導体シェルの対向面との間に挟み込むことにより、前記外部導体シェルに前記ハウジングが取り付けられていてもよい。
この構成によれば、外部導体シェルの一部である略円筒部を利用して、外部導体シェルにハウジングを簡単に取り付けることができる。
(5) 上記(4)に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて、前記略円筒部は、前記略円筒部の円筒方向において、同軸ケーブルと重なりを有しないのが好ましい。
略円筒部が同軸ケーブルと重なりを有しないため、外部導体シェルとハウジングの対面方向において寸法が大きくなることはなく、従って、コネクタの低背化を図ることができる。
(6) 上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の同軸ケーブルコネクタ(1)において、前記同軸ケーブルコネクタはライトアングル型コネクタであってもよい。
本発明によれば、より簡易な構造で、端子と外部導体シェルとを確実に絶縁しつつ、コネクタの低背化を図ることができる同軸ケーブルコネクタが提供される。
同軸ケーブルが結線された本発明の同軸ケーブルコネクタの底側平面図である。 本発明の同軸ケーブルコネクタの分解斜視図である。 ハウジングの底側斜視図である。 ハウジングの上側斜視図と、外部導体シェルの底側斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 ハウジングの変形例を示す図である。 同軸ケーブルコネクタの組み立て工程を説明する図である。 同軸ケーブルコネクタの組み立て工程を説明する図である。 同軸ケーブルコネクタの組み立て工程を説明する図である。 同軸ケーブルコネクタの組み立て工程を説明する図である。 従来の同軸ケーブルコネクタのコネクタ構造の概略断面図である。 従来の同軸ケーブルコネクタのコネクタ構造の概略断面図である。
添付図面を参照しつつ、本発明の好適な一つの実施形態について説明する。尚、ここでは、いわゆるライトアングル型コネクタを説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
図1は、同軸ケーブル10が結線された本発明の同軸ケーブルコネクタ1の底側平面図、図2は、この同軸ケーブルコネクタ1の分解斜視図を、それぞれ示す。同軸ケーブルコネクタ1は、中心軸線を挟んで左右対称形状を成し、主に、導電性の端子20と、端子20と一体成形された絶縁性のハウジング40と、ハウジング40の少なくとも一部と同軸ケーブル10の少なくとも一部を覆う外部導体シェル70を備える。尚、端子20とハウジング40は一体成形されているため、実際にはこれらを分解することはできないが、図2では、便宜上、これらを分離した状態を示している。同軸ケーブルコネクタ1の組立時には、端子20及びハウジング40や、同軸ケーブル10は、図示矢印「β」方向に沿って、同軸ケーブルコネクタ1の底側から上側に向かってこれらの順に外部導体シェル70に配置され、外部導体シェル70に固定されることになる。
同軸ケーブル10は、従来一般の同軸ケーブルと同じ構造、即ち、最外殻から中心に向かって、絶縁被覆11、外部導体12、絶縁体13、芯線14を有する。この構造はよく知られているため、詳細な説明をしない。
端子20は、同軸ケーブル10の軸線方向αに沿って所定の長さを有する。本体部26の中間付近には段部25が設けられており、この段部25によって、一体成形されたハウジング40において、端子20の後端側(24)を前端側(22)よりも同軸ケーブル10に接近させ、その一方で、端子20の前端側(22)を後端側(24)よりも外部導体シェル70の面78に近接するようになっている。端子20の後端側(24)には、同軸ケーブル10の芯線14と接触させる接続部24が設けられており、この接続部24には、同軸ケーブルコネクタ1の組み立て時に、同軸ケーブル10の芯線14が設置される。また、端子20の前端側(22)には、相手コネクタの中心端子(図示されていない)と接触させる接触部22が設けられている。接触部22は、相手コネクタとの接触側に向って立ち上げられた状態で設けられており、相手コネクタの中心端子を中心に挟み込むことができる2つの片から成る弾性変位部22’として形成されている。勿論、弾性接触部22’として形成されている必要はなく、例えば、単なる挿入孔として形成されていてもよい。
図3は、端子20と一体成形されたハウジング40の底側斜視図、図4は、その表側斜視図である。図4には、更に、外部導体シェル70の底側斜視図が、図2のものとは角度を変えて示されている。また、図5は、図1のA−A線断面図である。
ハウジング40は、主に、本体部46と、本体部46の先端側に設けた円筒部42、更に、本体部46の後端側に設けたケーブル固定部(41、50等)を備える。
これらの各部は、樹脂モールドによって端子20と一体成形されている。但し、端子20の一部は、この一体成形後も外部に露出したままである。端子20の露出部には、接続部24は勿論、接触部22の底側の一部の接触部22の弾性変位部22’とその周辺部や、接触部22の上面側の一部、即ち、端子20の厚さ方向において端子20の接触部22とは反対の側(上面側)に位置付けられた、外部導体シェル70との対面側の一部が含まれる。尚、接触部22の上面側の一部も露出しているのは、一体成形時における特有の問題によるものである。即ち、一体成形時における樹脂の流れに対抗して端子20の振れを確実に抑制するには、端子20の一部を金型によって押える必要があるが、このとき、本来的に露出させる必要のある底側の弾性変位部22’とともに、弾性変位部22’の上面側を金型で押えるのが効果的である。しかしながら、金型で押えた部分は、結果的に樹脂の貫通孔48による露出部27として残ることになり、よって、端子20の露出部27には、端子の厚さ方向において、端子20の接触部22とは反対の側に位置付けたものが含まれることになる。
本体部46は、全体として略立方形状を有するが、その上面に相手コネクタの接近側に向って突出した突出部47を有している。この突出部47は、外部導体シェル70の略円筒部72の不連続部分73を補足する部分として使用できる。
本体部先端側の円筒部42は、上面部45から相手コネクタとの接触側に向って突出しており、その中心に、端子20の接触部22が配置されている。相手コネクタとの嵌合時には、円筒部42は相手コネクタの円筒シェルの内部に挿入され、これと同時に、円筒部42の中心に配置された接触部22に円筒シェルの中心に配置された中心端子(図示されていない)が挿入、接触される。円筒部42の上面部45から先側及び左右側方に向かって延びた3本の突起44は、ハウジング40を外部導体シェル70に位置決めするために利用することができる。
本体部後端側のケーブル固定部(41、50等)には、同軸ケーブル10の芯線14を設置する設置面41が設けられている。端子20とハウジング40との一体成形後も、端子20の接続部24は、この設置面41から露出した状態とされる。尚、設置面41は略平坦であるが、接続部24を設置面41から突出或いは窪んだ状態としてもよい。これによって、端子20と芯線14との接触を確実にすることができる。図示の例では、窪み部43としてある。
芯線14を固定するため、ケーブル固定部(41、50等)に、対を成す圧着片50A、50Bが設けられている。これら対の圧着片50A、50Bは、それぞれ、設置面41を挟んで対向する各側において一辺53のみにおいて支持され、各支持部53A、53Bを中心として、芯線14が設置される設置面41に向かって折り曲げることができるようになっている。
外部導体シェル70は、一枚の板状金属を打ち抜き、折り曲げることによって形成される。外部導体シェル70には、主に、ハウジング40や同軸ケーブル10が配置される配置面85と、この配置面85の先端側に設けられた略円筒部72と、更に、複数のカシメ部80、83、84とを含む。略円筒部72は、相手コネクタとの嵌合時に、相手コネクタの円筒シェル(図示されていない)と接続される部分である。配置面85の先端側は、全体として、スコップ形状を成し、さじ部を構成する一部である立ち上げ部74によって略円筒部72を包囲して、略円筒部72の強度を強化した構造となっている。
図4によく示されているように、ハウジング40は、外部導体シェル70との対向面45に外部導体シェル70に向って***した***部49を有する。この***部49は、例えば、全体として十字形状を有し、端子20の一部27を露出させる貫通孔48を交点とした、所定幅を有する2本の直線部分から成っており、特に、一方の直線部分は、同軸ケーブル10の軸線方向αに沿って端子20の前端側から段部25の長さ以上に長く延びている。このハウジング40の***部49に対応して、外部導体シェル70には、ハウジング40の面45と対向する面78に、ハウジング40と対向する側とは反対側に向かって窪んだ十字状の窪み部79が設けられている。***部49は、この窪み部79に収容可能であるこれら***部49と窪み部79を設けたことにより、外部導体シェル70にハウジング40を配置した際、端子20とハウジング40の一体成形時に生じた貫通孔48による端子20の露出部27を外部導体シェル70から引き離し、露出部27と外部導体シェル70との間の絶縁距離を大きくすることができる。従って、簡易な構造で端子20と外部導体シェル70を確実に絶縁し、しかも、コネクタを低背化させることができる。また、***部49と窪み部79を設けたことにより、ハウジング40を外部導体シェル70に配置する際、窪み部79に***部49を嵌め込むようにして、ハウジング40を外部導体シェル70の所定位置に容易に位置決めすることができる。尚、***部49や窪み部79の形状は十字に限らず、例えば、三角形状や四角形状等でもよい。また、***部49に対して窪み部79の窪みの程度を大きくてもよい。更に、***部49は、図4に示した実施形態のように、貫通孔48の縁の周囲を完全に覆っている必要はなく、例えば、図6の変形例に示すように、貫通孔48の縁付近には***部49’を設けずに、縁から離れた部分にのみ***部49’を設けてもよい。要は、***部’49と窪み部79を利用して、露出部27を外部導体シェル70から引き離すことができれば足り、従って、例えば、十字部分が不連続に形成されていてもよい。特に、外部導体シェル70は板状金属から形成されているため、窪み部79は打ち出し加工によって簡単に形成することができ、製造コストを安価に抑えることができる。また、窪み部79は、外部導体シェル70の強度の補強にも役立つ。尚、図6の変形例では、圧着片50A’、50B’の形状が、図3の実施形態の圧着片50A、50Bとは異なるものとなっているが、それらの働きは基本的に図3の圧着片50A、50Bと同じである。図3の実施形態に対応する部材には、図6においても同じ番号を用いている。
略円筒部72は、折曲部72’にて折曲可能な状態で配置面85に連結されている。外部導体シェル70の所定位置にハウジング40が配置された後、略円筒部72は、配置面85に向かって折り曲げられる。尚、図1乃至図5は全て、略円筒部72が折り曲げられた後の状態を示している。略円筒部72が折り曲げられたとき、略円筒部72の切り欠き71と、ハウジング40と対面している外部導体シェル70の面78との間に、円筒部42の表部45から延びる左右の突起44がそれぞれ挟み込まれ、これにより、外部導体シェル70にハウジング40を簡単に固定することができる。同様に前方の突起44‘が係合する突起を外部導体シェル70の折曲部72’の内面に設けられている。
カシメ部は、配置面85を挟んで対向する各側にそれぞれが配置された対を成すカシメ部として形成されている。ここでは同軸ケーブル10の軸線方向αに沿って計3組、即ち、前側カシメ部80、中間カシメ部83、後側カシメ部84が設けられている。前側カシメ部80A、80Bは、主に、対を成す圧着片50A、50Bを外部からかしめるためのもの、中間カシメ部83A、Bは、主に、外部導体12をかしめためのもの、後側カシメ部84A、Bは、主に、絶縁被覆11をかしめるためのものである。
図7乃至図10を参照して、同軸ケーブルコネクタ1の組み立て工程を説明する。尚、図9と図10は、共に、組立完了後の状態を示したものであるが、図9では、便宜上、前側カシメ部80の一部を取り除いて、圧着片50A、50Bの状態を示している。
図7に示すように外部導体シェル70にハウジング40を取り付けた後、図8に示すように、同軸ケーブル10を、ハウジング40や外部導体シェル70に位置付ける。このとき、同軸ケーブル10の芯線14は、ハウジング40の設置面41に設置され、また、同軸ケーブル10の外部導体12は、中間カシメ部83の対応位置に、更に、同軸ケーブル10の絶縁被覆11は、後側カシメ部84の対応位置に、それぞれ配置される。
次いで、図9、図10に示すように、前側カシメ部80A、80B、中間カシメ部83、後側カシメ部84を、それぞれ、ハウジング40や同軸ケーブル10に対してかしめる。このとき、各圧着片50A、50Bは、前側カシメ部80A、80Bとの接触を通じて設置面41に向かって折り曲げられ、この結果、同軸ケーブル10の芯線14は、圧着片50A、50Bと設置面41との間に挟み込まれ、そこに固定される。この構成によれば、同軸ケーブル10の芯線14の保持、固定を、前側カシメ部80A、80Bのかしめ作業と同時に行うことができるため、作業を簡易化することができる。尚、同軸ケーブル10の絶縁体13については、対の圧着片50A、50Bが折り曲げられたときに対の圧着片50A、50Bの張出部56、57によって覆われるようになっているだけで、カシメ部は特に存在しない。
中間カシメ部83が外部導体12に対してかしめられたとき、外部導体シェル70は、中間カシメ部83と外部導体12との接触を通じて、外部導体12と電気的に接続される。この結果、同軸ケーブルコネクタ1と相手コネクタとの嵌合時には、外部導体シェル70の略円筒部72と相手コネクタの円筒シェルとの接続を通じて、同軸ケーブル10の外部導体12と相手コネクタの円筒シェルとが電気的に接続される。同様の方法で、後側カシメ部84は絶縁被覆11に対してかしめられるが、勿論、ここでは電気的な接続は生じない。尚、図8等から明らかなように、同軸ケーブルコネクタ1の組み立て後においても、略円筒部72は、略円筒部72の円筒方向(図2の矢印「β」方向)において、同軸ケーブル10と重なりを有することはないため、外部導体シェル70とハウジング40の対面方向において寸法が大きくなることはなく、従って、コネクタの低背化を図ることができる。
勿論、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。従って、本発明の請求項の範囲には、当業者が通常行う種々の変形例が含まれる。
絶縁を必要とする端子とシェルを備えた同軸ケーブルコネクタや、その他の電気コネクタに広く利用することができる。
1 同軸ケーブルコネクタ
10 同軸ケーブル
11 絶縁被覆
12 外部導体
13 絶縁体
14 芯線
20 端子
24 接続部
27 露出部
40 ハウジング
41 設置面
42 円筒部
46 本体部
48 貫通孔
49 ***部
50 圧着片
70 外部導体シェル
72 略円筒部
73 不連続部分
80A、80B 前側カシメ部
83 中間カシメ部
84 後側カシメ部
85 配置面

Claims (10)

  1. 端子と、
    前記端子と一体成形されたハウジングと、
    前記ハウジングの少なくとも一部を覆う外部導体シェルと、を備え、
    前記ハウジングの前記外部導体シェルとの対向面に、前記端子の少なくとも一部を露出させる貫通孔が設けられているとともに、前記外部導体シェルに向けて***して前記露出部を前記外部導体シェルから引き離す***部が設けられており、
    前記外部導体シェルの前記ハウジングとの対向面に、前記***部を収容可能な窪み部が設けられていることを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  2. 前記外部導体シェルは板状金属を加工することによって形成されており、
    前記外部導体シェルの前記窪み部は、前記板状金属を打ち出すことによって形成されている請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  3. 前記端子の露出部は、前記端子の厚さ方向において、前記端子の接触部とは反対の側に位置付けられている請求項1又は2に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  4. 前記外部導体シェルは一枚の板状金属から形成され、相手コネクタの円筒シェルと接続される略円筒部を有しており、
    前記ハウジングの少なくとも一部を、前記略円筒部と、前記外部導体シェルの対向面との間に挟み込むことにより、前記外部導体シェルに前記ハウジングが取り付けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の同軸ケーブルコネクタ。
  5. 前記略円筒部は、前記略円筒部の円筒方向において、同軸ケーブルと重なりを有しない請求項4に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  6. 前記同軸ケーブルコネクタはライトアングル型コネクタである請求項1乃至5のいずれかに記載の同軸ケーブルコネクタ。
  7. 端子と、
    前記端子と一体成形されたハウジングと、
    前記ハウジングの少なくとも一部を覆う外部導体シェルと、
    を備え、
    前記外部導体シェルは、
    前記ハウジングが配置される面と、
    前記面に配置された前記ハウジングの円筒部の側面を覆う略円筒部と、
    前記面に配置された前記ハウジングのケーブル固定部をかしめるカシメ部と、
    を有し、
    前記端子は、
    前記端子の厚さ方向において前記ハウジングに対して前記面とは反対側から相手コネクタの中心端子を接触させる、前記ハウジングの円筒部に設けた接触部と、
    前記端子の厚さ方向において前記ハウジングに対して前記面とは反対側から同軸ケーブルの芯線と接触させる、前記ハウジングのケーブル固定部に設けた接続部と、
    を有し、
    前記端子の厚さ方向において、前記接触部は前記接続部よりも前記配置面に接近している、ことを特徴とする同軸ケーブルコネクタ。
  8. 前記端子は、前記接触部と前記接続部の間に、前記接触部を前記接続部よりも前記配置面に接近させる段部を有する、請求項7に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  9. 前記段部は、前記端子の厚さ方向において、前記ハウジングに埋め込まれている、請求項8に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  10. 前記接触部と前記接続部の間に、前記ハウジングと一体成形された板状の部分を有する、請求項7乃至9のいずれかに記載の同軸ケーブルコネクタ。
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