JP6398112B2 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6398112B2
JP6398112B2 JP2014057562A JP2014057562A JP6398112B2 JP 6398112 B2 JP6398112 B2 JP 6398112B2 JP 2014057562 A JP2014057562 A JP 2014057562A JP 2014057562 A JP2014057562 A JP 2014057562A JP 6398112 B2 JP6398112 B2 JP 6398112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
locking
control device
unlocking
entry system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014057562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015182474A (ja
Inventor
隆義 川本
隆義 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2014057562A priority Critical patent/JP6398112B2/ja
Publication of JP2015182474A publication Critical patent/JP2015182474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398112B2 publication Critical patent/JP6398112B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、スマートエントリシステムを採用した自動車における車両制御装置に関する。
近年の自動車においては、車両ドア等の開閉部材の施錠および開錠ならびにエンジン等の駆動装置の始動に、従来のメカニカルキーおよびキーレスエントリシステムに加え、スマートエントリシステムを採用したものがある。
スマートエントリシステムは、ドライバが携帯用の電子キー(スマートキー)を所持するだけで車両ドア等の開閉部材の施錠および開錠ならびにエンジン等の駆動装置の始動を行うことができるシステムである。このシステムにおいては、車両と電子キーとの双方向電波通信によって、車両に記憶されている認証コードと電子キーの発信する認証コードを照合することにより、正しい電子キーであるか否か、すなわち、当該電子キーを所持する使用者が当該車両の正式な所有者であるか否かを判断している。
特開2013−177132号公報
スマートエントリシステムには、電波中継器を介して車両と電子キーとの双方向電波通信を行うリレーアタックと呼ばれる問題(特許文献1参照)があり、近年の自動車には種々のリレーアタック対応が施されている。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、スマートエントリシステムを採用した自動車においてリレーアタック対策を備えた車両制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係る車両制御装置は、スマートエントリシステムを採用した自動車に搭載され、前記自動車における開閉部材の施錠および開錠ならびに駆動装置の始動を制御する車両制御装置であって、スマートエントリシステムによって前記開閉部材を施錠および開錠する第一の施錠開錠手段と、前記第一の施錠開錠手段とは異なる手段によって前記開閉部材を施錠および開錠する第二の施錠開錠手段と、スマートエントリシステムによって前記自動車における駆動装置を始動する第一の始動手段と、前記第一の始動手段とは異なる手段によって前記駆動装置を始動する第二の始動手段と、前記第一の始動手段によって前記駆動装置が始動されないように前記駆動装置の始動手段を制限し、前記第二の始動手段によって前記駆動装置を始動可能とする第一のモードと、前記駆動装置の始動手段の制限を解除し、前記第一の始動手段および前記第二の始動手段によって前記駆動装置を始動可能とする第二のモードとを切り替えて制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記第二の施錠開錠手段によって前記開閉部材が施錠された場合に、第一のモードへ切り替え、前記第二の施錠開錠手段によって前記開閉部材が開錠された場合に、第二のモードへ切り替えることを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係る車両制御装置は、第一の発明に係る車両制御装置において、前記制御装置が、前記第一のモードにおいて、前記第一の施錠開錠手段によって前記開閉部材が開錠されないように前記開閉部材の施錠開錠手段を制限することを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係る車両制御装置は、第一または第二の発明に係る車両制御装置において、前記第二の施錠開錠手段が、キーレスエントリシステムによるものであり、前記第二の始動手段が、トランスポンダを利用したものであることを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係る車両制御装置は、第一から第三のいずれか一つの発明に係る車両制御装置において、前記制御装置が、メカニカルキーによって前記開閉部材が施錠された場合にも、第一のモードへ切り替えることを特徴とする。
第一の発明に係る車両制御装置によれば、スマートエントリシステムを採用した自動車に搭載され、前記自動車における開閉部材の施錠および開錠ならびに駆動装置の始動を制御する車両制御装置であって、スマートエントリシステムによって前記開閉部材を施錠および開錠する第一の施錠開錠手段と、前記第一の施錠開錠手段とは異なる手段によって前記開閉部材を施錠および開錠する第二の施錠開錠手段と、スマートエントリシステムによって前記自動車における駆動装置を始動する第一の始動手段と、前記第一の始動手段とは異なる手段によって前記駆動装置を始動する第二の始動手段と、前記第一の始動手段によって前記駆動装置が始動されないように前記駆動装置の始動手段を制限し、前記第二の始動手段によって前記駆動装置を始動可能とする第一のモードと、前記駆動装置の始動手段の制限を解除し、前記第一の始動手段および前記第二の始動手段によって前記駆動装置を始動可能とする第二のモードとを切り替えて制御する制御装置と、を備えたことにより、開閉部材の施錠手段すなわち使用者(運転者)が意思によって車両にリレーアタック対策を講じることができる。
また、前記制御装置が、前記第二の施錠開錠手段によって前記開閉部材が施錠された場合に、前記第一の始動手段によって前記駆動装置が始動されないように前記駆動装置の始動手段を制限することにより、リレーアタックによる駆動装置の始動を防ぐことができる。
また、第一の発明に係る車両制御装置によれば、前記制御装置が、前記第二の施錠開錠手段によって前記開閉部材が開錠された場合に、前記駆動装置の始動手段の制限を解除することにより、スマートエントリシステムを利用する使用者(運転者)の利便性の低下を防止することができる。
第二の発明に係る車両制御装置によれば、第一の発明に係る車両制御装置において、前記制御装置が、前記第一のモードにおいて、前記第一の施錠開錠手段によって前記開閉部材が開錠されないように前記開閉部材の施錠開錠手段を制限することにより、リレーアタックによる開閉部材の開錠を防ぐことができる。
第三の発明に係る車両制御装置によれば、第一または第二の発明に係る車両制御装置において、前記第二の施錠開錠手段が、キーレスエントリシステムによるものであり、前記第二の始動手段が、トランスポンダを利用したものであることにより、従来から装備されているシステムを利用することができるので、新たな施錠開錠手段や始動手段の開発が必要とならない。
第四の発明に係る車両制御装置によれば、第一から第三のいずれか一つの発明に係る車両制御装置において、前記制御装置が、メカニカルキーによって前記開閉部材が施錠された場合にも、第一のモードへ切り替えることにより、防犯性能を向上させることができる。
実施例1に係る車両制御装置における制御モードの切り替えを示すフローチャートである。 実施例1に係る車両制御装置を示すブロック図である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車を示す説明図である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車における車外へ発信する電波を示す説明図である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車における車内へ発信する電波を示す説明図である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車における車両ドアを示す概略図である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車におけるドアノブを示す概略図(図6AにおけるB部拡大図)である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車におけるハンドル周辺を示す概略図である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車におけるキーボックスと電子キーとを示す説明図である。 実施例1に係る車両制御装置を備えた自動車における電子キーを示す説明図である。
以下に、本発明に係る車両制御装置の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施例1に係る車両制御装置の構成について、図2から図9を参照して説明する。
本実施例に係る車両制御装置を搭載した自動車1は、スマートエントリシステムを採用した車両であり、使用者が所持する携帯用の電子キー10(図9参照)と双方向無線通信することにより、自動車1の開閉部材である車両ドア20,30およびテールゲート(トランクリッド)40の施錠および開錠、ならびに、自動車1の駆動装置であるエンジン50の始動がなされるようになっている(図3参照)。
よって、図示はしないが、電子キー10には、自動車1との双方向無線通信が可能なように、自動車1から発信される電波(LF帯周波数の電波)を受信する受信部と、当該電子キー10の認証コードを含む電波(UHF帯周波数の電波)を発信する発信部とが備えられている。
自動車1には、スマートエントリシステムの動作等を制御する制御部60が備えられている(図3参照)。図2に示すように、制御部(制御装置)60には、電子キー10から発信される電波を受信する電波受信部61と、当該電波の認証コードを確認する認証コード照合部62とが設けられている。制御部60の電波受信部61において、電子キー10から発信された電波が受信され、制御部60の認証コード照合部62において、当該電波の認証コードが当該認証コード照合部62に記憶された認証コードと一致するか否かの照合が行われる。
また、制御部60は、エンジン50の制御を行うエンジンECU70と、車体関連の制御を行うボディコントローラ80と、電気装飾品のアクセサリ90と、車両ドア20,30およびテールゲート40の開閉状態を表示するインジゲータ100と、車両ドア20,30およびテールゲート40の施錠および開錠の動作を電子音で報せるブザー110と、それぞれ電気的に接続されている。制御部60は、認証コード照合部62における認証コードの照合結果に基づいて、エンジンECU70、ボディコントローラ80、アクセサリ90、インジゲータ100、ブザー110へ動作信号を出力するようになっている。
まず、自動車1における車両ドア20,30およびテールゲート40の施錠および開錠について、図2,3,4,6A,6B,9を参照して説明する。
スマートエントリシステムによる車両ドア20,30およびテールゲート40の施錠および開錠の際に、自動車1から発信される電波、すなわち、電子キー10が図示しない受信部において受信する電波は、自動車1の運転席側の車両ドア20に設けられた第一室外アンテナ21、助手席側の車両ドア30に設けられた第二室外アンテナ31、テールゲート40に設けられた第三室外アンテナ41から発信されるようになっている(図2および図3参照)。
また、運転席側の車両ドア20のドアノブ22には第一ドアロックスイッチ23が設けられ、助手席側の車両ドア30のドアノブ32には第二ドアロックスイッチ33が設けられ、テールゲート40のドアノブ42には第三ドアロックスイッチ43が設けられ(図6Aおよび図6B参照)、第一ドアロックスイッチ23、第二ドアロックスイッチ33、または、第三ドアロックスイッチ43を押下することにより、第一室外アンテナ22、第二室外アンテナ32および第三室外アンテナ42から電波が発信されるようになっている(図2参照)。なお、図6Aには、運転席側の車両ドア20に設けられたドアノブ22を代表図として示し、図6Bには、運転席側の車両ドア20のドアノブ22に設けられた第一ドアロックスイッチ23およびキーシリンダ24を代表図として示している。
つまり、制御部60は、第一ドアロックスイッチ23、第二ドアロックスイッチ33、および、第三ドアロックスイッチ43からの入力信号に基づいて、第一室外アンテナ21、第二室外アンテナ31および第三室外アンテナ41へ動作信号を出力するようになっている(図2参照)。
運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、および、テールゲート40の施錠および開錠は、図示しない施錠開錠機構をドアロックアクチュエータ25,35,45によって動作させることによってなされる(図2および図3参照)。ドアロックアクチュエータ25,35,45は、ボディコントローラ80を介して制御部60と電気的に接続されており、制御部60からの動作信号によって作動する。
なお、本実施例における自動車1にはブザー110が設けられ、運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40の施錠または開錠がなされると、ブザー110から電子音が発せられるようになっている。例えば、運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40を施錠した際には、ブザー110から電子音が一回発せられ、運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40を開錠した際には、ブザー110から電子音が二回発せられる。
また、本実施例における自動車1にはインジゲータ100が設けられ、運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40の状態、すなわち、運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40の開閉状態および施錠または開錠されているか否かの状態が表示されるようになっている。
第一ドアロックスイッチ23、第二ドアロックスイッチ33、または、第三ドアロックスイッチ43を押下することにより、第一室外アンテナ21、第二室外アンテナ31および第三室外アンテナ41から発信される電波は、自動車1近傍の所定の範囲21a,31a,41a(図4におけるハッチング部)である。電子キー10が当該範囲21a,31a,41aにある場合には、電子キー10は、第一室外アンテナ21、第二室外アンテナ31および第三室外アンテナ41から発信される電波を図示しない受信部にて受信し、図示しない発信部から認証コードを含む電波を発信する。
電子キー10から発信された電波は、制御部60の電波受信部61において受信されると共に、認証コード照合部62において当該電波の認証コードが当該認証コード照合部62に記憶された認証コードと一致するか否かの照合が行われる。当該照合の結果として互いの認証コードが一致すると確認された場合には、スマートエントリシステムによる運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、および、テールゲート40の施錠または開錠がなされるようになっている(第一の施錠開錠手段)。
また、図9に示すように、電子キー10には、車両ドア20,30およびテールゲート40をキーレスエントリシステムによって施錠するロックボタン11と開錠するアンロックボタン12とが備えられている。自動車1は、電子キー10のロックボタン11およびアンロックボタン12を押下することによる一方向無線通信、すなわち、キーレスエントリシステムによっても、車両ドア20,30およびテールゲート40の施錠および開錠がなされるようになっている(第二の施錠開錠手段)。
更に、電子キー10には、メカニカルキー13が収納可能に備えられている。自動車1は、メカニカルキー13を車両ドア20,30およびテールゲート40のドアノブ22,32,42にそれぞれ設けられたキーシリンダ24,34,44(図6Aおよび図6B参照)に挿入して回すことによっても、車両ドア20,30およびテールゲート40の施錠および開錠がなされるようになっている(第二の施錠開錠手段)。
続いて、自動車1におけるエンジン50の始動について、図2,3,5,7,8を参照して説明する。
スマートエントリシステムによるエンジン50の始動の際に、自動車1から発信される電波、すなわち、電子キー10が図示しない受信部にて受信する電波は、自動車1の車室内の前方部に設けられた第一室内アンテナ120と、自動車1の車室内の後方部に設けられた第二室内アンテナ121とから発信されるようになっている(図3および図5参照)。
図7に示すように、運転席のハンドル130近傍には、エンジンスイッチ140が設置され、エンジンスイッチ140を押下することにより、第一室内アンテナ120および第二室内アンテナ121から電波が発信されるようになっている(図5参照)。つまり、制御部60は、エンジンスイッチ140からの入力信号に基づいて、第一室内アンテナ120および第二室内アンテナ121へ動作信号を出力するようになっている(図2参照)。エンジン50の始動は、エンジンECU70によってなされる。エンジンECU70は、制御部60と電気的に接続されており、制御部60からの動作信号によって作動する。
第一室内アンテナ120および第二室内アンテナ121から発信される電波は、自動車1の車室内の所定の範囲120a(図5におけるハッチング部)である。電子キー10が当該範囲120aにある場合には、第一室内アンテナ120および第二室内アンテナ121から発信される電波を図示しない受信部にて受信した電子キー10は、図示しない発信部から認証コードを含む電波を発信する。
電子キー10から発信された電波は、制御部60の電波受信部61において受信されると共に、認証コード照合部62において当該電波の認証コードが当該認証コード照合部62に記憶された認証コードと一致するか否かの照合が行われる。当該照合の結果として互いの認証コードが一致すると確認された場合には、スマートエントリシステムによるエンジン50の始動がなされるようになっている(第一の始動手段)。
また、運転席のハンドル130近傍には、電子キー10を収容可能な大きさのキーボックス150が設置され(図7および図8参照)、電子キー10には、図示しないトランスポンダ(通信チップ)が備えられている。エンジンスイッチ140を押下すると、キーボックス150から電波が発信されるようになっている。電子キー10をキーボックス150内に収容した状態でエンジンスイッチ140を押下し、電子キー10がキーボックス150から発せられた電波を受信すると、電子キー10に設けられた図示しないトランスポンダが反応して電波を発信する。電子キー10から発信された電波は、認証コード照合部62において当該電波の認証コードが当該認証コード照合部62に記憶された認証コードと一致するか否かの照合が行われる。当該照合の結果として互いの認証コードが一致すると確認された場合には、図示しないトランスポンダによるエンジン50の始動がなされるようになっている(第二の始動手段)。
本発明の実施例1に係る車両制御装置の動作について、図1を参照して説明する。
本実施例に係る車両制御装置は、自動車1の開閉部材である車両ドア20,30およびテールゲート40の施錠手段に応じて、自動車1の駆動装置であるエンジン50の始動手段を制限する。
車両制御装置における制御モードには、開閉部材(車両ドア20,30およびテールゲート40)の開錠手段および駆動装置(エンジン50)の始動手段に制限を課さない通常モードと、開閉部材(車両ドア20,30およびテールゲート40)の開錠手段および駆動装置(エンジン50)の始動手段に所定の制限を課すリレーアタック対応モードとがある。
本実施例においては、車両制御装置における制御モードが通常モードの場合には、スマートエントリシステムによる開錠(第一の施錠開錠手段)、キーレスエントリシステムによる開錠(第二の施錠開錠手段)およびメカニカルキー13による開錠が許可されると共に、スマートエントリシステムによるエンジン50の始動(第一の始動手段)および図示しないトランスポンダを利用したエンジン50の始動(第二の始動手段)が許可される。
一方、車両制御装置における制御モードがリレーアタック対応モードの場合には、スマートエントリシステムによる開錠(第一の施錠開錠手段)およびメカニカルキー13による開錠は許可されず、キーレスエントリシステムによる開錠(第二の施錠開錠手段)のみが許可されると共に、スマートエントリシステムによるエンジン50の始動(第一の始動手段)は許可されず、図示しないトランスポンダを利用したエンジン50の始動(第二の始動手段)のみが許可される。
つまり、自動車1の開閉部材に対してキーレスエントリシステムによる施錠(第二の施錠開錠手段)またはメカニカルキー13による施錠がなされた場合に、制御部60が、スマートエントリシステムによってエンジン50が始動されないように、すなわち、キーボックス150に電子キー10を収容して行う図示しないトランスポンダによってのみエンジン50を始動できるように制限し、かつ、スマートエントリシステムによって車両ドア20,30およびテールゲート40が開錠されないように、すなわち、キーレスエントリシステムによってのみ車両ドア20,30およびテールゲート40を開錠できるように制限する。具体的な流れを以下に示す。
(ステップS1)
自動車1のエンジン50が始動している際、および、運転者が自動車1のエンジン50を停止して自動車1を降りる際には、自動車1の車両制御装置における制御モードは通常モードである。
(ステップS2)
そして、電子キー10を所持する運転者が自動車1を降り、運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40を施錠する際の施錠手段に応じて、車両制御装置における制御モードの切り替えが判断される。運転者が、電子キー10のドアロックボタン11(キーレスエントリシステム)または電子キー10に収容されたメカニカルキー13を使用して施錠していない場合、すなわち、スマートエントリシステムによって施錠した場合には、車両制御装置における制御モードは通常モードのまま維持される。
(ステップS3)
一方、運転者が、電子キー10のドアロックボタン11(キーレスエントリシステム)または電子キー10に収容されたメカニカルキー13を使用して施錠した場合、すなわち、スマートエントリシステムとは異なる施錠手段によって施錠した場合には、車両制御装置における制御モードは、通常モードからリレーアタック対応モードへと切り替えられる。
(ステップS4)
そして、運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40の開錠手段によって、車両制御装置における制御モードの切り替えが判断される。電子キー10のドアロックボタン11(キーレスエントリシステム)を使用して開錠していない場合、すなわち、キーレスエントリシステム以外の開錠手段によって開錠した場合には、車両制御装置における制御モードは、リレーアタック対応モードのまま維持される。本実施例におけるキーレスエントリシステム以外の開錠手段は、スマートエントリシステムおよびメカニカルキー13を使用した開錠である。
つまり、図示しない電波中継器を介して、自動車1と電子キー10との双方向電波通信を行うリレーアタックによって開錠した場合には、車両制御装置における制御モードは、リレーアタック対応モードのまま維持される。
(ステップS5)
一方、電子キー10のドアロックボタン11(キーレスエントリシステム)を使用して開錠した場合には、車両制御装置における制御モードは、リレーアタック対応モードから通常モードへと切り替えられ、エンジン50の始動手段の制限は解除される。つまり、電子キー10のドアロックボタン11(キーレスエントリシステム)を使用して運転席側の車両ドア20、助手席側の車両ドア30、テールゲート40を開錠した運転者は、キーボックス150に電子キー10を収容して図示しないトランスポンダによるエンジン50の始動だけでなく、スマートエントリシステムによるエンジン50の始動を行うことができる。
(ステップS6)
車両制御装置における制御モードがリレーアタック対応モードである場合には、スマートエントリシステムによってエンジン50が始動されないようになっているので、キーボックス150に電子キー10を挿入して図示しないトランスポンダの電磁誘導によってのみエンジン50を始動することができる。つまり、図示しない電波中継器を介して、自動車1と電子キー10との双方向電波通信を行うリレーアタックによってエンジン50を始動することはできない。
以上のように、自動車1の開閉部材(車両ドア20,30およびテールゲート40)をキーレスエントリシステムまたはメカニカルキー13によって施錠することにより、次回の開閉部材(車両ドア20,30およびテールゲート40)の開錠手段および駆動装置(エンジン50)の始動手段を制限するようにしたので、リレーアタックの問題を回避することができる。
1 自動車
10 電子キー
11 電子キーのドアロックボタン
12 電子キーのドアアンロックボタン
13 メカニカルキー
20 運転席側の車両ドア(車両ドア)
21 第一室外アンテナ
22 運転席側の車両ドアのドアノブ
23 運転席側の車両ドアの第一ドアロックスイッチ
24 運転席側の車両ドアのキーシリンダ
30 助手席側の車両ドア(車両ドア)
31 第二室外アンテナ
32 助手席側の車両ドアのドアノブ
33 助手席側の車両ドアの第二ドアロックスイッチ
34 助手席側の車両アのキーシリンダ
40 テールゲート(トランクリッド)
41 第三室外アンテナ
42 テールゲートのドアノブ
43 テールゲートの第三ドアロックスイッチ
44 テールゲートのキーシリンダ
50 エンジン
60 制御部(制御装置)
61 制御部の電波受信部
62 制御部の認証コード照合部
70 エンジンECU
80 ボディコントローラ
90 アクセサリ
100 インジゲータ
110 ブザー
120 第一室内アンテナ
121 第二室内アンテナ
130 ハンドル
140 エンジンスイッチ
150 キーボックス

Claims (4)

  1. スマートエントリシステムを採用した自動車に搭載され、前記自動車における開閉部材の施錠および開錠ならびに駆動装置の始動を制御する車両制御装置であって、
    スマートエントリシステムによって前記開閉部材を施錠および開錠する第一の施錠開錠手段と、
    前記第一の施錠開錠手段とは異なる手段によって前記開閉部材を施錠および開錠する第二の施錠開錠手段と、
    スマートエントリシステムによって前記自動車における駆動装置を始動する第一の始動手段と、
    前記第一の始動手段とは異なる手段によって前記駆動装置を始動する第二の始動手段と、
    記第一の始動手段によって前記駆動装置が始動されないように前記駆動装置の始動手段を制限し、前記第二の始動手段によって前記駆動装置を始動可能とする第一のモードと、前記駆動装置の始動手段の制限を解除し、前記第一の始動手段および前記第二の始動手段によって前記駆動装置を始動可能とする第二のモードとを切り替えて制御する制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、前記第二の施錠開錠手段によって前記開閉部材が施錠された場合に、第一のモードへ切り替え、前記第二の施錠開錠手段によって前記開閉部材が開錠された場合に、第二のモードへ切り替える
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記制御装置が、前記第一のモードにおいて、前記第一の施錠開錠手段によって前記開閉部材が開錠されないように前記開閉部材の施錠開錠手段を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記第二の施錠開錠手段が、キーレスエントリシステムによるものであり、
    前記第二の始動手段が、トランスポンダを利用したものである
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記制御装置が、メカニカルキーによって前記開閉部材が施錠された場合にも、第一のモードへ切り替える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両制御装置。
JP2014057562A 2014-03-20 2014-03-20 車両制御装置 Active JP6398112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057562A JP6398112B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014057562A JP6398112B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015182474A JP2015182474A (ja) 2015-10-22
JP6398112B2 true JP6398112B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=54349541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014057562A Active JP6398112B2 (ja) 2014-03-20 2014-03-20 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6398112B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6477589B2 (ja) * 2016-05-06 2019-03-06 株式会社デンソー 車両用電子キーシステム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3887148B2 (ja) * 2000-06-16 2007-02-28 株式会社ユーシン キーレスエントリー装置
JP4288701B2 (ja) * 2004-02-24 2009-07-01 株式会社デンソー スマートキーシステム
JP4165534B2 (ja) * 2005-06-24 2008-10-15 マツダ株式会社 車両用スマートエントリー(r)システム
JP5522554B2 (ja) * 2013-05-01 2014-06-18 株式会社デンソー 制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015182474A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6447610B2 (ja) 車両制御システム、車両制御装置
US8437916B2 (en) Universal garage door opener and appliance control system
JP5398412B2 (ja) スマートエントリーシステムおよびスマートエントリー方法
US20070115096A1 (en) Vehicle door opening/closing apparatus and method for controlling a vehicle door to open/close
JP5508220B2 (ja) 電子キーシステム
JP6582301B2 (ja) 自動車用ドアロック装置
US20220198856A1 (en) Communication control system and communication control method
JP2021167151A (ja) 車両の電子キー収納ケース
JP5173499B2 (ja) 車両用電子キーシステム
JPWO2006115159A1 (ja) 自動車
WO2014125650A1 (ja) 車両制御装置
JP4479400B2 (ja) スマートエントリシステム
US20140022053A1 (en) Lock device
JP5451128B2 (ja) 車両のキーレスエントリー装置
JP6398112B2 (ja) 車両制御装置
US20170350183A1 (en) System and Method for Selectively Controlling a Window of a Power Window System of a Vehicle
JP3799961B2 (ja) 車両用電子キー装置
JP2010024651A (ja) 収納ボックスのロック装置
JP2009209578A (ja) スマートエントリーシステム
JP4933226B2 (ja) 車両用キーレスシステム
JP4839701B2 (ja) 車両用ロック制御装置およびロック制御方法
JP5168559B2 (ja) スマートキーシステム
JP4604859B2 (ja) 車両用スマートエントリーシステム
JP2004084254A (ja) キーレスエントリーシステム
JP2005273329A (ja) 無線式ドア施解錠装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180813

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6398112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350