JP6396820B2 - 通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法 - Google Patents

通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6396820B2
JP6396820B2 JP2015023707A JP2015023707A JP6396820B2 JP 6396820 B2 JP6396820 B2 JP 6396820B2 JP 2015023707 A JP2015023707 A JP 2015023707A JP 2015023707 A JP2015023707 A JP 2015023707A JP 6396820 B2 JP6396820 B2 JP 6396820B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
feature amount
communication
communication signal
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015023707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016146145A (ja
Inventor
大輔 久木田
大輔 久木田
森 正和
正和 森
福田 真
真 福田
啓太 川本
啓太 川本
良太 中▲浜▼
良太 中▲浜▼
肇 友成
肇 友成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seibu Electric and Machinery Co Ltd, Nippon Steel Corp filed Critical Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Priority to JP2015023707A priority Critical patent/JP6396820B2/ja
Publication of JP2016146145A publication Critical patent/JP2016146145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6396820B2 publication Critical patent/JP6396820B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

本発明は、通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法に関し、特に、マスター装置と複数のスレーブ装置との間の通信路における通信のためのアナログ通信信号を監視する通信信号監視装置等に関する。
従来、複数の電動バルブアクチュエータ(以下、「VA」ともいう。)を制御するために、例えばPROFIBUS通信システムが採用されている。PROFIBUS通信では、マスター装置が複数のVAとシリアルに接続して通信する。PROFIBUS通信では、通信ラインの常時観察が標準規格に準備されていない。このようなPROFIBUS通信を用いてVA群を運用する場合、定期的に専用のアナライザや通信解析装置を接続し、通信ラインをモニタしていた。
出願人は、未公開であるが、特許文献1にあるように、信号ラインに通信異常検出装置を並列接続することにより、通信ラインの常時観察が標準規格に準備されていなくても、その通信ラインの異常を自動的に検出可能なものを提案している。
特願2014−135601
しかしながら、通信異常は、単に異常の発生の可能性を検出することでは足りず、異常個所の推定を行う必要がある。通信ラインでは、アナログ信号を入力するとともに、これを分析してVA等のスレーブ装置のIDを読み込むこととなる。これらを同時に読み込むことが困難であり、即時同期観察を実現することが難しかった。例えば、PROFIBUSでは、伝送速度/伝送距離の規格から187.5kbit/s/1,000mを選定している。この通信速度では、信号処理に使用するCPUの演算速度に余裕がない。
ゆえに、本発明は、通信ラインにおけるアナログ通信信号の入力に加えて、その分析をも容易に実現することに適した通信信号監視装置等を提供することを目的とする。
本願発明の第1の観点は、マスター装置と複数のスレーブ装置との間の通信路における通信のためのアナログ通信信号を検出する通信信号監視装置であって、前記アナログ通信信号に対して処理を行う特徴量処理部と、前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を検出する識別情報検出部を備え、前記特徴量処理部は、前記アナログ通信信号の前記特徴量を測定する特徴量測定部と、前記特徴量測定部が測定した前記特徴量から前記アナログ通信信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出してデジタル波形信号を生成して前記識別情報検出部に送信するデジタル波形信号生成部を備え、前記識別情報検出部は、前記デジタル波形信号を監視して前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を特定する特定部を備えるものである。
本願発明の第2の観点は、第1の観点の通信信号監視装置であって、前記特徴量処理部は、前記立ち上がりから前記立ち下がるまでにおける前記アナログ通信信号の特徴量の一部又は全部を蓄積する特徴量蓄積部と、前記識別情報検出部からデータ送信指令を受信すると前記特徴量蓄積部が蓄積した前記特徴量を送信する特徴量送信部を備え、前記識別情報検出部は、前記識別情報が変化した場合に、前記特徴量処理部に対して前記データ送信指令を送信する送信部を備え、前記特徴量処理部が前記データ送信指令を受信すると、前記特徴量送信部は、前記特徴量蓄積部が蓄積した特徴量を送信するとともに、前記特徴量蓄積部は、受信後に前記特徴量測定部が測定した特徴量を、受信前とは別に蓄積するものである。
本願発明の第3の観点は、第2の観点の通信信号監視装置であって、前記特徴量蓄積部は、前記アナログ通信信号の立ち上がり後に設定時間経過してから、前記アナログ通信信号の立ち下がりまでの間の前記特徴量の最小値を蓄積し、前記送信部は、前記特徴量処理部が前記データ送信指令を受信すると、分析部に対して前記特徴量蓄積部が蓄積した特徴量の最小値を送信し、前記分析部は、前記電圧検出部が送信した前記通信電圧の最小値が判定設定値以下であるか否かを判定するものである。
本願発明の第4の観点は、第1から第3のいずれかの観点の通信信号監視装置であって、前記特徴量は、通信電圧である。
本願発明の第5の観点は、マスター装置と複数のスレーブ装置との間の通信路における通信のためのアナログ通信信号の特徴量を処理する特徴量処理装置であって、前記アナログ通信信号の前記特徴量を測定する特徴量測定部と、記特徴量測定部が測定した前記特徴量から前記アナログ通信信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出してデジタル波形信号を生成して前記識別情報検出部に送信するデジタル波形信号生成部と、記立ち上がりから前記立ち下がるまでにおける前記アナログ通信信号の特徴量の一部又は全部を蓄積する特徴量蓄積部を備えるものである。
本願発明の第6の観点は、マスター装置と複数のスレーブ装置との間の通信路における通信のためのアナログ通信信号を監視する通信信号監視装置における通信信号検出方法であって、前記通信信号監視装置は、前記アナログ通信信号に対して処理を行う特徴量処理部と、前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を検出する識別情報検出部を備え、前記特徴量処理部が備える特徴量測定部が、前記アナログ通信信号の前記特徴量を測定し、前記特徴量処理部が備えるデジタル波形信号生成部が、前記特徴量測定部が測定した前記特徴量から前記アナログ通信信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出してデジタル波形信号を生成して前記識別情報検出部に送信する生成ステップと、前記識別情報検出部が備える特定部が、前記デジタル波形信号を分析して前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を特定する特定ステップを含むものである。
本願発明の各観点によれば、特徴量処理部がアナログ通信信号を入力してノイズを除去してデジタル波形信号を生成し、識別情報検出部がデジタル波形信号を検出してマスター装置との通信相手であるスレーブ装置を特定することにより、特徴量処理部と識別情報検出部が並列して動作して、容易に、処理スピードを維持して即時同期観察をして最新状態を維持することができる。
さらに、本願発明の第2の観点によれば、特徴量処理部が検出する特徴量を、識別情報の検出のためのデジタル波形信号の生成だけでなく、要注意状態の検出等として活用することができる。
さらに、本願発明の第3の観点によれば、信号立ち上がり直後に乗るノイズ(反射ノイズやアースからのノイズ等)を除去して、正確な測定することができ、要注意状態の検出を精度よく実現することができる。
本願発明の実施の形態に係る通信システム1の構成の一例を示すブロック図である。 (a)通信電圧処理部31と、(b)識別情報検出部33の動作の一例を示すフロー図である。 通信電圧を示すグラフであり、(a)正常な場合と、(b)異常が生じた場合を示す。 通信信号監視装置7の具体的な処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本願発明の実施例について述べる。なお、本願発明の実施の形態は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は、本願発明の実施の形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。通信システム1は、マスター装置3(本願請求項の「マスター装置」の一例)と、複数のスレーブ装置51,…,5N(本願請求項の「スレーブ装置」の一例)(Nは、2以上の自然数。以下、添え字は省略する場合もある。)と、通信信号監視装置7(本願請求項の「通信信号監視装置」の一例)と、アナライザ9を備える。
図1において、マスター装置3とスレーブ装置5は、PROFIBUS通信を行うものであり、シリアル通信を行うものである。マスター装置3は、スレーブ装置51と直接(すなわち、他のスレーブ装置を経由せずに)通信を行う。スレーブ装置51は、マスター装置3及びスレーブ装置52と直接通信を行う。スレーブ装置5i(iは、2以上N−1以下の自然数)は、スレーブ装置5i-1及び5i+1と通信を行う。スレーブ装置5Nは、スレーブ装置5N-1と通信を行う。スレーブ装置51の隣接スレーブ装置は、スレーブ装置52である。スレーブ装置5iの隣接スレーブ装置は、スレーブ装置5i-1及び5i+1である。スレーブ装置5Nの隣接スレーブ装置は、スレーブ装置5N-1である。
マスター装置3は、通信部11と、分析部13(本願請求項の「分析部」の一例)と、表示部15を備える。スレーブ装置5は、通信部21と、表示部23と、制御部25を備える。アナライザ9は、これまでも、定期的に電圧監視を行うために使用していたものである。アナライザ9では、取扱いに時間を要する。そのため、通信信号監視装置7は、従来のアナライザ9に加えて、常時各個監視を実現するために使用することができるものである。
通信信号監視装置7は、マスター装置3とスレーブ装置51の間の通信ラインに並列接続し、通信ラインのアナログ通信信号を分析して、スレーブ装置5の異常発生の可能性を検出するなどの処理を行うものである。通信信号監視装置7と通信ラインは、PROFIBUS-DP(187.5kbps)で接続し、通信信号監視装置7とマスター装置3とはRS-232Cで接続する。以下では、アナログ通信信号の特徴量として、通信電圧の場合について説明する。なお、本願発明の特徴量は、通信電圧以外であってもよい。
通信信号監視装置7は、通信電圧処理部31(本願請求項の「特徴量処理部」の一例)と、識別情報検出部33(本願請求項の「識別情報検出部」の一例)を備える。以下に説明するように、通信電圧処理部31と識別情報検出部33は、並列に動作するものである。そのため、例えば、通信電圧処理部31は高速のCPU(FPGAなど)により実現し、識別情報検出部33は汎用CPU(MCUなど)により実現するように、別々のプロセッサ等により実現してもよい。これにより、処理スピードを維持して即時同期観察をし、マスター装置3に対して最新状態を表示することができる。通信信号監視装置7は、ユニットのI/Oを共通化し、モジュール化・ブラックボックス化してもよい。
通信電圧処理部31は、通信電圧測定部37(本願請求項の「特徴量測定部」の一例)と、デジタル波形信号生成部39(本願請求項の「デジタル波形信号生成部」の一例)と、通信電圧蓄積部41(本願請求項の「特徴量蓄積部」の一例)と、通信電圧送信部43(本願請求項の「特徴量送信部」の一例)と、記憶部45を備える。識別情報検出部33は、特定部47(本願請求項の「特定部」の一例)と、送信部49(本願請求項の「送信部」の一例)を備える。
マスター装置3の通信部11は、スレーブ装置5の通信部21との間で通信を行い、各スレーブ装置5の動作を制御する。スレーブ装置5には、それぞれ識別するための番号(識別情報、ID)が付与されている。マスター装置3は、IDで特定されるスレーブ装置5との間で通信を行う。通信信号には、通信相手を特定するためにIDを含む情報が含まれている。識別情報検出部33は、マスター装置3とスレーブ装置5との間の通信信号を分析してIDを特定することにより、マスター装置3の通信相手となるスレーブ装置5を検出することができる。
スレーブ装置5は、電動バルブアクチュエータ(VA)であり、制御部25は、マスター装置3からの指示に従ってバルブ制御などを行う。また、表示部23は、マスター装置3の指示に従い、故障発生などを表示する。
通信電圧測定部37は、高速サンプリングでマスター装置3とスレーブ装置51の間の通信ラインのアナログ通信信号の通信電圧を測定する。デジタル波形信号生成部39は、通信電圧の立ち上がりと立下りを検出して、それぞれに対応して立ち上がり及び立下りとなるデジタル波形信号を生成する。PROFIBUS通信であればDC5Vでの通信を行っており、立ち上がりは、例えば、規定電圧の5Vの70%を超えたときとする。立下りは、例えば、5Vの70%未満になったときとする。これにより、ノイズを除去したデジタル通信信号を抽出することができる。デジタル波形信号生成部39は、デジタル波形信号を識別情報検出部33に送信する。通信電圧蓄積部41は、記憶部45に、通信電圧測定部37が測定した通信電圧の一部又は全部を記憶させる。例えば、通信速度187.5kbit/sにおいて、立ち上がりから1μs経過時の通信電圧値から記憶を開始し、0.02μs単位で16回サンプリングして記憶させる。通信速度が変わった場合には、例えば、同じ比率で検出タイミングを設定する。通信電圧は、通信信号の立ち上がり直後はノイズ(反射ノイズやアースからのノイズ等)が乗っており、正確な測定ができない。そのため、通信電圧蓄積部41は、立ち上がりから立下りまでのうち、少なくとも立ち上がりから設定時間経過するまでを除く。これにより、検出信頼性を向上させることができる。通信電圧送信部43は、識別情報検出部33の送信部49が、データ送信指令を送信した場合に、分析部13に、記憶部45に記憶された通信電圧を送信する。
識別情報検出部33の特定部47は、デジタル波形信号生成部49が生成したデジタル波形信号を分析してIDを特定し、マスター装置3との通信対象であるスレーブ装置5を特定する。デジタル波形信号ではノイズが除去されており、IDを精度よく特定することができる。送信部49は、特定部47が特定したIDが変更した場合に、分析部13に以前のIDを送信するとともに、通信電圧処理部31に対してデータ送信指令を送信する。
分析部13は、通信電圧送信部43から送信された通信電圧を設定値と比較する。PROFIBUS通信であればDC5Vでの通信を行っており、設定値は、例えば2.5Vと設定する。分析部13は、送信された通信電圧が設定値よりも小さいならば、通信電圧の低下が生じたと判断する。
なお、分析部13は、同じスレーブ装置において、今回測定値と前回測定値との差の自乗が第1設定範囲を超えると、マスター装置3に、スレーブ装置5のIDとともに、重要点検が必要であることを通知してもよい。また、分析部13は、測定値と隣接スレーブ装置の測定値との差の自乗が第2設定範囲を超えると、マスター装置3に、スレーブ装置5のIDとともに、重要点検が必要であることを通知してもよい。
分析部13は、表示部15に警告情報を表示させて現場担当者に特定箇所の保守警告をするとともに、通信を用いてIDにより特定されたスレーブ装置5の表示部23に対して異常が生じたことを表示させて保守予告を表示することができる。現場担当者は、スレーブ装置5の表示部23の表示を参考にして通信不安定箇所を特定し、その周辺の通信回路をメンテナンスする。これにより、保守性を向上させることができる。
なお、通信信号監視装置7に電圧分析部を設けて、通信電圧送信部43及び送信部49は、通信電圧とIDを電圧分析部に送信し、この電圧分析部が、通信電圧の低下を判断してIDと共にマスター装置3に送信するようにしてもよい。
図2は、(a)通信電圧処理部31と、(b)識別情報検出部33及び分析部13の動作の一例を示すフロー図である。
図2(a)を参照して、図1の通信電圧処理部31の動作の一例を説明する。通信電圧測定部37は、通信ラインのアナログ通信信号を測定して通信電圧を測定する。デジタル波形信号生成部39は、立ち上がり及び立下りを検出してデジタル波形信号を生成し、識別情報検出部33に送信する。また、通信電圧蓄積部41は、記憶部45に、通信電圧測定部37が測定した通信電圧の一部又は全部を記憶させる(ステップSTA1)。通信電圧送信部43は、識別情報検出部33からデータ送信指令を受信したか否かを判断する(ステップSTA2)。受信していなければ、ステップSTA1の処理を繰り返す。受信したならば、通信電圧送信部43は、分析部13に対して、記憶部45に記憶されたデータを送信し、記憶部45のデータをリセットする(ステップSTA3)。そして、ステップSTA1に戻る。
図2(b)を参照して、図1の識別情報検出部33及び分析部13の動作の一例を説明する。特定部47は、デジタル波形信号を分析してIDを特定し、マスター装置3との通信対象であるスレーブ装置5を特定する(ステップSTS1)。送信部49は、特定部47が特定したIDが変わったか否かを判断する(ステップSTS2)。IDが変わっていないならば、ステップSTS1の処理を繰り返す。IDが変わったならば、送信部49は、通信電圧処理部31に対してデータ送信指示を送信し、分析部13に対して変更前のIDを通知する(ステップSTS3)。分析部13は、通信電圧送信部43から受信した通信電圧に対して分析を行い、要注意状態が生じているか否かを判定する(ステップSTS4)。要注意状態は、例えば、通信電圧が設定値未満であったり、前回の電圧レベルよりも大きく低下していたり、隣接するスレーブ装置5の電圧レベルよりも大きく低下していたりするときである。要注意状態が生じていないならば、ステップSTS1に戻る。要注意状態が生じているならば、分析部13は、マスター装置3に、電圧低下検出時に検出されたIDと電圧低下の警告(アラーム)を出力する(ステップSTS5)。そして、ステップSTS1に戻る。
図3は、通信電圧を示すグラフであり、(a)正常な場合と、(b)異常が生じた場合を示す。図3において、横軸は、シリアル接続するスレーブ装置を、マスター装置から順番に示すものであり、縦軸は、マスター装置と各スレーブ装置との通信で検出された通信電圧を示す。通信電圧は、各VAの枝線抵抗変動があると下流側隣接VAに比べて、通信電圧が下がる場合があるために数か所の例外を除き、原則として、経由するスレーブ装置が増加するにつれて低下する。(a)正常な場合には、全体にわたって2.5V以上である。異常が生じた場合、あるスレーブ装置までは2.5V以上であるが、それを超えると2.5V以下となる。そのため、通信不能となる可能性が高い。ただし、この2.5Vは、測定のバラツキがありバラツキを考慮した閾値として設定されており、完全に通信不能となる可能性は低い。そのため、通信を用いて、異常の発生したスレーブ装置に通信電圧異常が生じたことを通知する。例えば、設定値未満のスレーブ装置が複数台検出された場合には、少なくとも、設定値未満の中で、検出された通信電圧値の最も高いスレーブ装置に通信電圧低下を表示させてもよい。例えば、通信電圧値2.5V以下の値を持つスレーブの中の最も高い通信電圧値スレーブ装置に表示させてもよく、電圧値の高い順に所定の個数までのスレーブ装置に通知して表示してもよい。また、設定値未満の全スレーブ装置に表示させてもよい。
図4は、通信信号監視装置7の具体的な処理の一例を示す図である。図4(a)は、PROFIBUSから取り込まれた信号の一例を示す。図4(a)にあるように、信号の立ち上がり時にノイズが乗っている。図4(b)は、要注意状態が発生しているかを判断するための通信電圧の検出開始のタイミングの一例を示す。図4(b)にあるように、通信電圧の立ち上がりから1μs経過時から測定された通信電圧を用いて、要注意状態の発生を判定する。図4(c)は、通信データの一例を示す。識別情報検出部33は、デジタル波形信号を分析して、通信IDを検出する。例えば、各通信IDとデジタル信号波形をマッチング処理することにより、通信IDを検出することができる。
1 通信システム、3 マスター装置、5 スレーブ装置、7 通信信号監視装置、9 アナライザ、11 通信部、13 分析部、15 表示部、21 通信部、23 表示部、25 制御部、31 通信電圧処理部、33 識別情報検出部、37 通信電圧測定部、39 デジタル波形信号生成部、41 通信電圧蓄積部、43 通信電圧送信部、45 記憶部、47 特定部、49 送信部

Claims (6)

  1. マスター装置と複数のスレーブ装置との間の通信路における通信のためのアナログ通信信号を分析する通信信号監視装置であって、
    前記アナログ通信信号に対して処理を行う特徴量処理部と、
    前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を検出する識別情報検出部を備え、
    前記特徴量処理部は、
    前記アナログ通信信号の前記特徴量を測定する特徴量測定部と、
    前記特徴量測定部が測定した前記特徴量から前記アナログ通信信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出してデジタル波形信号を生成して前記識別情報検出部に送信するデジタル波形信号生成部を備え、
    前記識別情報検出部は、前記デジタル波形信号を分析して前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を特定する特定部を備える、通信信号監視装置。
  2. 前記特徴量処理部は、
    前記立ち上がりから前記立ち下がるまでにおける前記アナログ通信信号の特徴量の一部又は全部を蓄積する特徴量蓄積部と、
    前記識別情報検出部からデータ送信指令を受信すると前記特徴量蓄積部が蓄積した前記特徴量を送信する特徴量送信部を備え、
    前記識別情報検出部は、前記識別情報が変化した場合に、前記特徴量処理部に対して前記データ送信指令を送信する送信部を備え、
    前記特徴量処理部が前記データ送信指令を受信すると、
    前記特徴量送信部は、前記特徴量蓄積部が蓄積した特徴量を送信するとともに、
    前記特徴量蓄積部は、受信後に前記特徴量測定部が測定した特徴量を、受信前とは別に蓄積する、請求項1記載の通信信号監視装置。
  3. 前記特徴量蓄積部は、前記アナログ通信信号の立ち上がり後に設定時間経過してから、前記アナログ通信信号の立ち下がりまでの間の前記特徴量の最小値を蓄積し、
    前記送信部は、前記特徴量処理部が前記データ送信指令を受信すると、分析部に対して前記特徴量蓄積部が蓄積した特徴量の最小値を送信し、
    前記分析部は、前記電圧検出部が送信した前記通信電圧の最小値が判定設定値以下であるか否かを判定する、請求項2記載の通信信号監視装置。
  4. 前記特徴量は、通信電圧である、請求項1から3のいずれかに記載の通信信号監視装置。
  5. マスター装置と複数のスレーブ装置との間の通信路における通信のためのアナログ通信信号の特徴量を処理する特徴量処理装置であって、
    前記アナログ通信信号の前記特徴量を測定する特徴量測定部と、
    前記特徴量測定部が測定した前記特徴量から前記アナログ通信信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出してデジタル波形信号を生成して前記識別情報検出部に送信するデジタル波形信号生成部と、
    前記立ち上がりから前記立ち下がるまでにおける前記アナログ通信信号の特徴量の一部又は全部を蓄積する特徴量蓄積部を備える特徴量処理装置。
  6. マスター装置と複数のスレーブ装置との間の通信路における通信のためのアナログ通信信号を分析する通信信号監視装置における通信信号分析方法であって、
    前記通信信号監視装置は、
    前記アナログ通信信号に対して処理を行う特徴量処理部と、
    前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を検出する識別情報検出部を備え、
    前記特徴量処理部が備える特徴量測定部が、前記アナログ通信信号の前記特徴量を測定し、前記特徴量処理部が備えるデジタル波形信号生成部が、前記特徴量測定部が測定した前記特徴量から前記アナログ通信信号の立ち上がり及び立ち下がりを検出してデジタル波形信号を生成して前記識別情報検出部に送信する生成ステップと、
    前記識別情報検出部が備える特定部が、前記デジタル波形信号を分析して前記マスター装置との通信対象であるスレーブ装置の識別情報を特定する特定ステップを含む通信信号分析方法。
JP2015023707A 2015-02-09 2015-02-09 通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法 Active JP6396820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015023707A JP6396820B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015023707A JP6396820B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016146145A JP2016146145A (ja) 2016-08-12
JP6396820B2 true JP6396820B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=56686355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015023707A Active JP6396820B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6396820B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60167455U (ja) * 1984-04-10 1985-11-07 オムロン株式会社 デ−タ伝送異常判別装置
JP2013192012A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Toshiba Corp ネットワークシステムおよびネットワークシステムにおける識別情報の設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016146145A (ja) 2016-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BR112021013786A2 (pt) Método e sistema para detectar anomalias ou indicações prematuras de falha de equipamento
KR101978569B1 (ko) 플랜트 데이터 예측 장치 및 방법
US20210116331A1 (en) Anomaly analysis method, program, and system
JP6164311B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム
EP2918976A1 (en) Smart meter Privacy Analyzer
CN107077135B (zh) 用于识别设备中的干扰的方法和辅助***
CN112734977B (zh) 一种基于物联网的设备风险预警***及算法
JP2019067197A (ja) 故障予兆検知手法
JP2019505888A (ja) 少なくとも2つの冗長センサを監視する方法
JP6398383B2 (ja) 異常診断装置
WO2019074712A3 (en) Performance based condition monitoring
US11941495B2 (en) Information processing device, information processing method, and recording medium
US20190265088A1 (en) System analysis method, system analysis apparatus, and program
CN114492629A (zh) 异常检测方法、装置、电子设备及存储介质
US20140058615A1 (en) Fleet anomaly detection system and method
US20220156586A1 (en) System for monitoring a circuit breaker
WO2016136391A1 (ja) 事故点標定装置及び方法、電力系統監視システム、設備計画支援システム
JP2016139274A (ja) 不具合診断方法及び不具合診断システム
JP2010276339A (ja) センサ診断方法およびセンサ診断装置
CN111562037B (zh) 一种温度表的故障检测方法及装置
JP6273835B2 (ja) 状態判定装置、状態判定方法および状態判定プログラム
JP2009077589A (ja) 電力動揺モード観測装置
JP6396820B2 (ja) 通信信号監視装置、特徴量処理装置及び分析方法
CN112528227A (zh) 一种基于数理统计的传感器异常数据识别方法
JP6099123B2 (ja) 地震識別装置、それを用いた地震識別システム及び地震識別方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171016

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180830

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6396820

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250