JP6394469B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本開示は、発光素子を実装した可撓性基板を使用する照明装置に関する。
発光ダイオード(LED)を使用する照明装置は、直管型あるいは円環型等の様々な形状の蛍光灯に代わって使用されている。例えば、特許文献1には、照明装置として、配線パターンが設けられた可撓性を有するシート状基板と、配線パターンに電気的に接続されて前記シート状基板に取り付けられた複数のLEDと、前記シート状基板を保持するための保持部材と、を備えるものが提案されている。そして、前記シート状基板は、その一側端から他側端に向かって設けられた所定長のスリットにより複数に分割された複数の取付片を有し、前記複数の取付片の各々には前記LEDが取り付けられた構成としている。また、前記保持部材は、その一端部に所定の装着角度を有する装着面を有するように構成されている。そして、前記照明装置は、前記保持部材の装着面に前記LEDが前記取付片とともに添設され、この添設状態で、固定部材によって前記シート状基板を前記保持部材に保持させた構成としている。従って、前記照明装置では、LEDが装着角度を有する装着面に設けられることで、配光角度を広げて光を照射できるものである。
特開2009−158260号公報
しかしながら、前記した従来の照明装置では、保持部材の装着面が階段状の落差のある段差を介して形成されるため、シート状基板にスリット(切り込み)を入れて使用することになる。そのため、シート状基板は、配線を予め照明装置用として製造するか、あるいは、シート状基板の配線を切断しないように配慮してスリットを形成する必要がある。
また、従来の照明装置では、スリットを形成しない構成にする場合、ハード基板を用いることが考えられるが、装置形状が円環状であることによりレイアウトに余分な材料コストがかかってしまう。
本開示の実施形態は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、可撓性基板にスリットを形成することなく、また、広い配光角度の照明装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本開示の実施形態に係る照明装置は、配線パターンが設けられた長尺状の可撓性基板と、前記可撓性基板の長手方向に間隔を空けて配置され、前記配線パターンに電気的に接続された複数の発光素子とを備え、前記可撓性基板は、傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を有し、前記2つの基板面のそれぞれに前記発光素子が設置される構成とした。
本開示の実施形態に係る照明装置は、以下のような優れた効果を奏する。
照明装置は、可撓性基板を撓ませた状態で保持することで、基板面の傾斜角度を変えて発光素子の光照射方向を変えるので、可撓性基板にスリットを形成することなく、簡易な構成で広い配光角度を可能とする。
第1実施形態に係る照明装置の一部を省略して模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る照明装置の一部を拡大して模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る照明装置の各構成を分解して模式的に示す分解斜視図である。 図2のIV−IV線における断面の構成の一部を省略して模式的に示す断面図である。 図2のV−V線における断面の構成の一部を省略して模式的に示す断面図である。 図2のVI−VI線における断面の構成の一部を省略して模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係る照明装置の配光範囲を示す模式図である。 第1実施形態に係る照明装置の照度と鉛直角との関係で配光曲線を示すグラフ図である。 第2実施形態に係る照明装置の全体を模式的に示す斜視図である。 第2実施形態に係る照明装置の可撓性基板と基板保持部とを模式的に示す斜視図である。 第2実施形態に係る照明装置の可撓性基板と基板保持部とを接合して、カバーケース部材及びベース部材の一部を省略した状態を模式的に示す分解斜視図である。 図11のXII−XII線における断面を模式的に表す部分拡大図である。 第2実施形態に係る照明装置の図9のXIII−XIII線における断面を模式的に示す断面図である。 照明装置において可撓性基板を保持する基板保持部の設置位置の変形例を模式的に示す断面図である。 照明装置において可撓性基板の変形例を模式的に示す平面図である。 照明装置において可撓性基板の変形例を模式的に示す平面図である。 照明装置において可撓性基板の変形例を模式的に示す平面図である。
以下、各実施形態に係る照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、各実施形態を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係等が誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、以下の説明では、同一の名称および符号については原則として同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略することとする。また、各図において、凹凸を分かり易く表すために凹凸の境に細線を記載しているが、当該細線は模式的に示すもので実際には形成されるものではない。
<第1実施形態>
[照明装置の構成]
第1実施形態に係る照明装置の構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。
照明装置1は、長尺状の可撓性基板10と、可撓性基板10に実装される発光素子15と、可撓性基板10を保持する基板保持部20と、基板保持部20に当接して支持するベース部材30と、ベース部材30に係合して可撓性基板10を離間して覆うカバーケース部材40と、外部の電源に接続するソケットに差し込むためのコンセントキャップ50とを主に備えている。
可撓性基板10は、柔軟性や可撓性を備える基材11と、この基材11に形成した配線パターンP1とを備えている。
基材11は、樹脂フィルム等の柔軟性、可撓性に優れたものである。この基材11は、長尺状であり、ここでは帯状に形成されている。基材11の材料としては、例えば、ポリイミド、液晶ポリマー(LCP)またはポリエチレンテフタレート(PET)等のフィルム状の絶縁材料を用いることができる。また、基材11は、耐熱性であることが更に好ましい。そのため、基材11は、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の有機絶縁物系のほかこれらを紙や布に含侵させた材料、さらにはポリエステルや、ポリエーテルイミド等のフレキシブル有機絶縁物系等が好適に適用可能である。また、基材11は、メラミン樹脂やアクリルロニトリルースチレン(AS)やポリメタクリル酸メチル(PMMA)等が採用可能であり、熱重合硬化樹脂や光重合硬化樹脂または電子線重合硬化樹脂が好ましく適用できる。さらに、基材11は、フッ素樹脂フィルム(FEP:4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合樹脂)などのフッ素系薄膜を用いると金属基板等への熱圧着を簡便に行える利点もあり、その上、透光性薄膜であれば光取り出しの側面からも好ましい。そして、基材11は、耐熱性繊維材や難燃薄膜繊維材などを使用することもできる。なお、基材11の形状、大きさおよび厚さは特に限定されず、当該可撓性基板10上に設置される部材の数や大きさに応じて任意の形状、大きさおよび厚さで形成することができる。
配線パターンP1は、基材11の一方の面に金属材料により形成され発光素子15に電力を供給するものである。この配線パターンP1は、1つの発光素子15に対してアノードとカソードとが一対として形成されている。なお、配線パターンP1は、実装される発光素子15以外の例えばツェナーダイオード等の他の実装部品を配線するように予め設定されている。また、配線パターンP1の長手方向の両端側には、外部のソケットに係合されるコンセントキャップ50の端子ピン52に接続するリード線の配線(図示せず)を有している。
前記した構成の可撓性基板10は、ここでは、後記するベース部材30に当接させることで、傾斜角度の異なる2つの基板面となる第1傾斜面13及び第2傾斜面14を少なくとも備えるように構成される。可撓性基板10は、後記する基板保持部20に接着剤等の接合手段を介して当接して、基板保持部20の上面の形状に沿って撓んでその形状に倣い、予め設定した形状になるように構成される。また、可撓性基板10は、撓んだ状態で基材11に熱等を加えて予め設定した形状が維持できるように構成しても構わない。
図2に示すように、発光素子15は、可撓性基板10の配線パターンP1において実装領域P2に実装される。この発光素子15は、LEDチップ等の半導体素子である場合には、半導体層を備え、その半導体層が発光部分を構成するものである。この場合、半導体層は、例えば、サファイア基板のc面(主面)上にバッファ層を介して形成されており、n型半導体層、活性層およびp型半導体層が下からこの順に積層された構造を有している。そして、活性層は、例えば井戸層(発光層)と障壁層とを有する量子井戸構造である。
半導体層は、GaN,AlNもしくはInN,またはこれらの混晶であるIII−V族窒化物半導体(InXAlYGa1-X-YN(0≦X,0≦Y,X+Y≦1))から構成されることが好ましい。
そして、発光素子15は、例えば、バンプを介して、あるいは、異方性導電部材を介して配線パターンP1の実装領域P2に接続されることで、可撓性基板10に実装される。また、発光素子15は、金属ワイヤ等の接続配線により電気的に配線パターンP1と接続される構成であってもよい。
なお、発光素子15は、ここでは、波長変換部材16により被覆されるように構成されている。この波長変換部材16は、発光素子15からの照射光を異なる波長の光に変換するものである。波長変換部材16は、一例として蛍光体であり、例えば、樹脂等のバインダーを介して発光素子15を覆うように設けられている。
波長変換部材16は、例えば、発光素子15である青色のLEDを用いた場合、黄色の蛍光体を用いることで、白色照明光を得ることができる。また、ここでは、発光素子15及び波長変換部材16を併せて発光部17として説明する。
図2及び図3に示すように、基板保持部20は、可撓性基板10を予め設定された所定の形状となるように保持するものである。この基板保持部20は、例えば、可撓性基板10の裏面に少なくとも一部(図面では全面)が当接した状態で、可撓性基板10が設置されることで、可撓性基板10を予め設定した形状で保持するように構成されている。基板保持部20は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、スチール等の金属や、あるいは、筐体で使用されるような硬い樹脂等の部材で長尺状に形成されている。なお、基板保持部20を金属で形成する場合には、可撓性基板10側の当接する部分に絶縁膜を設けるか、あるいは、基板保持部20の全体または部分的に絶縁膜を設けるように構成される。そして、基板保持部20は、その上面側を可撓性基板10に当接する当接面21とし、下面側をベース部材30と当接する設置面25としている。
基板保持部20は、可撓性基板10が平面視して直線方向に沿って配置されるように、その長手方向に沿って一側凸部203と他側凸部204とが平坦部202を介して繰り返し形成されている。そして、基板保持部20は、一側凸部203と他側凸部204を長手方向に沿って平坦部202の間隔を空けて断続的に繰り返し設けられることで、その一側凸部203により基板面に傾斜角度を変えるように一側傾斜面23を形成し、他側凸部204により基板面に傾斜角度を変えるように他側傾斜面24を形成している。
図3から図6に示すように、基板保持部20は、ここでは、平面22を一側傾斜面23の両端に設け、さらに、平面22を他側傾斜面24の両側に設け、かつ、一側傾斜面23と他側傾斜面24とが長手方向において交互に配置されるように形成されている。したがって、基板保持部20の当接面21は、短手方向に沿った傾斜角度を、ゼロ度とした平面22と(図5参照)、この平面22に連続させ短手方向における傾斜角度を一側に向くようにした一側傾斜面23と(図4参照)、平面22に連続させ短手方向における傾斜角度を他側に向くようにした他側傾斜面24(図6参照)とを繰り返すように形成されている。一側凸部203と他側凸部204とは、ここでは、左右対称となる傾斜を有するように平坦部202から突出して形成されている。
図3及び図4に示すように、一側凸部203は、一側端部から他側端部に向かって一側傾斜面23を形成するものである。この一側凸部203は、平面視において三角形状あるいは台形状の一辺に対応する部分を一側端部から上方に突出させ他側端部に向かって傾斜面となるように形成されている。一側凸部203は、平面視において、一側端部から他側端部に向かって三角形状あるいは台形状等になるように、一端が広く他端が狭くなる範囲を突出させている。一側凸部203は、ここでは、図3に示すように、他側端部から一側端部に向かって突出範囲の広がり角度δ1、δ2が一例として90度になるように設定されている。なお、一側凸部203は、図4に示すように、平坦部202から一側端部を垂直に立ち上げる場合、立ち上げた先端側において高さ方向における所定範囲を他側端部側に所定角度傾斜させる曲折部203aを形成している。この曲折部203aを形成することで、一側凸部203は、曲折部203aがない場合と比較して、高さ方向において、カバーケース部材40に対して離間した状態で、高さを確保することができる。
また、一側凸部203は、平坦部202から突出する頂部に向かって滑らかな曲面となるように、ここでは形成されている。そして、一側凸部203は、平坦部202との境目線に対して直交する方向からの断面において、例えば、傾斜角度θ1が所定角度、例えば、+5〜+35度の範囲(一例として+25度)となるように平坦部202から突出して形成されている。一側凸部203により形成される一側傾斜面23は、可撓性基板10に当接して可撓性基板10の第1傾斜面13を支持する。
また、図3及び図6に示すように、他側凸部204は、他側端部から一側端部に向かって他側傾斜面24を形成するものである。この他側凸部204は、平坦部202との境目線に対して直交する方向からの断面において、例えば、傾斜角度θ2が例えば、−5〜−35度の範囲(一例として−25度)となるように平坦部202から突出して形成されている。他側凸部204により形成される他側傾斜面24は、可撓性基板10に当接して可撓性基板10の第2傾斜面14を支持する。なお、他側凸部204は、既に説明した一側凸部203と向きが異なり各構成に対応する符号が異なるのみで同じ形状であるため説明を省略する。また、ここでは、水平から時計回り方向に立ち上がる角度を「+」として示し、反時計回りに立ち上がる角度を「−」として示している。
図2に示すように、平坦部202は、平面視して長手方向の両端部に位置するものを除いて矩形である平行四辺形となる領域として形成されている。そして、平坦部202は、一側凸部203及び他側凸部204の間に配置されて一側傾斜面23及び他側傾斜面24に連続する平面22を形成する。平坦部202により形成される平面22は、可撓性基板10に当接して可撓性基板10の介在平面12を支持する。
基板保持部20の設置面25は、基板保持部20をベース部材30に設置するための面である。設置面25は、ベース部材30の上面の形状に対応して形成されている。この設置面25は、ベース部材30の上面が平坦に形成されているために、ここでは、平坦に形成されている。
基板保持部20は、以上のように構成されているので、可撓性基板10を接着剤等の接着手段を介して当接面21に設置した場合、図4に示すように、長手方向の一端部側から見たときに、一側傾斜面23に位置する発光部17は、水平面(平面22)の基準に対して傾斜角度θ1を+25度傾けた状態で撓んで設置される。また、図6に示すように、他側傾斜面24に位置する発光部17は、水平面(平面22)の基準に対して傾斜角度θ2を−25度傾けた状態で撓んで設置される。さらに、図5に示すように、平面22に設置された発光部17は、傾斜角度がゼロ度となるように垂直方向(上方向)を向いた状態で設置されることとなる。したがって、可撓性基板10は、傾斜角度が異なる少なくとも2つ以上の基板面である第1傾斜面13、第2傾斜面14及び介在平面12を有し、それぞれの基板面に設けた発光部17から照射される光の照射範囲を、平坦な位置のみに配置されている発光部と比較すると、広くすることができる。
つまり、可撓性基板10は、平面視において直線方向に沿って配置されるように、長手方向に沿って一側端部と他側端部に一側凸部203と他側凸部204とを繰り返すことで、基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態として基板保持部20に保持されている。そして、基板保持部20の当接面21に沿って基板面を所定間隔で交互に撓ませて凸部を断続的に繰り返して、少なくとも2つの基板面の方向(ここでは光軸方向は3方向)に向かって光が照射できるように発光部17を設置した状態として基板保持部20に保持される。そのため、基板保持部20は、可撓性基板10を当接面21に沿って設置すると発光部17が一側、上方及び他側を向く方向に光を照射できるように複数配置され光の照射範囲を広げることができる。
なお、一側傾斜面23及び他側傾斜面24は、例えば、平面視において、三角形状あるいは台形状に形成され、平面22は、平行四辺形に所定の大きさで形成されていることで、それぞれの傾斜領域及び平面領域に複数の発光部17を配置するように構成される。ここでは、一例として、当接面21に可撓性基板10が設置されたときに、長手方向において両端の平面を除き、その他の介在平面12の位置に発光素子15が3つ配置され、第1傾斜面13及び第2傾斜面14の位置に発光素子15が各々4つ配置されるように、それぞれの領域範囲が形成されている。また、第1傾斜面13及び第2傾斜面14は、それぞれの中央の頂部から左右の斜面位置に発光部17が2つずつ配置されるように構成されている。つまり、可撓性基板10では、発光部17は、2つ以上の光軸方向あるいは3つ以上の光軸方向(図面では9つの光軸方向)となるようにここでは配置されている。
図3及び図4に示すように、ベース部材30は、基板保持部20を当接して支持し、基板保持部20が保持している可撓性基板10を、装置全体の予め設定した位置に設置するためのものである。このベース部材30は、ここでは、基板保持部20に当接して支持する支持面31が平面となる略半円形断面の柱状に形成されている。ベース部材30は、基板保持部20を支持面31に当接させた状態でカバーケース部材40を係合する係合部32が、長手方向に沿って一側部および他側部に形成されている。係合部32は、長手方向の両側部において平坦な支持面31から突出して形成されており、カバーケース部材40の対応する位置に形成された係止部42が弾性変形することで係合できるように構成されている。なお、ベース部材30は、一例として、カバーケース部材40の内側に設置されずに、カバーケース部材40に対向して配置されることで照明装置1の外観形状の略半分を構成している。
図3及び図4に示すように、カバーケース部材40は、ベース部材30に係合して可撓性基板10を覆うものである。このカバーケース部材40は、断面が略半円筒形状に形成され発光部17からの光を外部に透過する樹脂、ガラス等の透過部材により形成されている。カバーケース部材40は、光を透過させることができるものでれば、透明であること以外に曇りガラスのような拡散状態材を有する半透明なものであっても構わない。カバーケース部材40は、光を照射するための照射面41と、長手方向に沿って一側部及び他側部に形成される係止部42,42とを備えている。係止部42は、ベース部材30の係合部32に着脱自在に係合するように構成されている。
図3に示すように、コンセントキャップ50は、外部の電源と発光素子15とを導通させるためのものである。このコンセントキャップ50は、ベース部材30にカバーケース部材40が係合した状態で、その両端に嵌合して支持するように設置される。そして、コンセントキャップ50は、ベース部材30に基板保持部20を介して設置した可撓性基板10に電気的に接続するように構成されている。このコンセントキャップ50は、筒状のキャップ51に端子ピン52が設けられている。そして、コンセントキャップ50は、端子ピン52の基端側に可撓性基板10の両端に形成されたリード線が電気的に接続され、端子ピン52の先端側が外部のソケット等の接続部に接続されるように構成されている。
前記した構成を備える照明装置1は、コンセントキャップ50の端子ピン52を外部の電源に繋がるソケットに接続させることで、発光素子15に電力が導通して発光する。そして、照明装置1では、前記した構成とする可撓性基板10を備えるので、図7及び図8に示すように、発光したときの配光範囲は鉛直角(配光角)において略260度の範囲に亘ることが照度を測定することで分かった。照明装置1は、第1傾斜面13の傾斜角度θ1を+25度とし、第2傾斜面14の傾斜角度θ2を−25度とし、かつ、第1傾斜面13と第2傾斜面14との間に介在平面12を設けた構成とし、光を照射させた結果を、図8の実線で示している。なお、図8のグラフ中において、点線は、比較例として、同数の発光部を備える可撓性基板10を平坦な状態に配置した構成で光を照射した場合の値を示している。この比較例の照射装置では、照射範囲は略200度である。また、実施形態の可撓性基板10では、60度から90度の範囲と、−60度から−90度の範囲において、比較例の可撓性基板を平坦に配置したものと照度を比較した場合、やや値が低下しているが、製品として十分明るさを確保できる範囲であることが分かる。さらに、実施形態の可撓性基板10を備える照明装置1では、介在平面12、第1傾斜面13、介在平面12、第2傾斜面14を交互となるように配置しているので、長手方向の全体に亘って光の照射配分を整えることが可能となる。なお、可撓性基板10は、基板保持部20に保持されずに、平面視において直線方向に沿って配置されるように、長手方向に沿って一側端部と他側端部に一側凸部203と他側凸部204とを繰り返すことで、基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態としてもよい。
[照明装置の製造方法]
つぎに、本発明の第1実施形態に係る照明装置1の製造方法について説明する。
照明装置1では、発光素子15と、可撓性基板10とがそれぞれ形成されて、可撓性基板10に発光素子15が実装され、その後、発光素子15には蛍光体等の波長変換部材16が被覆される。
発光素子15を形成する場合、例えば、平板状のサファイア基板のc面側の表面にSiO2を成膜し、サファイア基板上にマスクを設けドライエッチングすることで、当該サファイア基板のC面側の表面に、凸部を複数形成する。そして、凸部を形成したサファイア基板上にバッファ層を形成しその上に窒化物半導体層を成長させる。形成した窒化物半導体は、n型半導体層、活性層、p型半導体層を有している。さらに、部分的にn型半導体層を露出させてn電極を設けると共に、p型半導体層の表面に全面電極およびp電極を設け個片化することで発光素子15を製造することができる。
個片化した発光素子15は、可撓性基板10の実装位置に異方性導電材料等を介して実装される。そして、ここでは、可撓性基板10に実装した発光素子15に波長変換部材16を被覆することで発光部17を形成している。
また、基板保持部20、ベース部材30、カバーケース部材40及びコンセントキャップ50は、それぞれが、発光素子15及び可撓性基板10と同様に、別工程で製造される。そして、基板保持部20に可撓性基板10を接着剤等の接続手段で接合して、ベース部材30に取り付け、カバーケース部材40をベース部材30に係合し、コンセントキャップ50を設けることで、照明装置1を製造することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る照明装置2について、図9から図13を参照して説明する。なお、照明装置2は、可撓性基板110を平面視において曲線方向の一具体例である円環状に配置した構成が第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図9に示すように、照明装置2は、長尺状の可撓性基板110と、可撓性基板110に実装される発光部17と、可撓性基板110を保持する基板保持部120と、基板保持部120に当接して支持するベース部材130と、ベース部材130に係合して可撓性基板110から離間して覆うカバーケース部材140と、外部の電源に接続するソケットに差し込むためのコンセントキャップ150とを主に備えている。
図9及び図10に示すように、可撓性基板110は、実施形態1で説明した構成と同様に、基材111と、配線パターンP1とを備えている。この可撓性基板110は、可撓性であることにより、平面視において、基板保持部120に沿って支持され、あるいは、単独で加熱される等の加工を施すことにより、円環状に折り曲げた状態を維持するようにして使用される。そして、可撓性基板110は、全体で1つの基板を折り曲げて円環状にする構成であっても、複数の基板を円環の一部同士として接続して円環状に設置する構成であってもよい。なお、可撓性基板110は、複数を接続して円環状にする場合には、配線パターンが各基板同士で電気的に導通するように基板両端で配線パターンが接続できるように構成されている。
可撓性基板110は、平面視において湾曲させるために、円環状の外周側となる一側端部には凹凸を設けることなく、円環状の内周側となる他側端部に凹部及び凸部を連続して設けるように撓ませる状態として構成される。可撓性基板110は、ここでは、基板保持部120に接着剤等の接合手段により対面して接続されることで、第1傾斜面113及び第2傾斜面114が周方向に連続して構成される。可撓性基板110は、他側端部に連続して凹部による第1傾斜面113及び凸部による第2傾斜面114が形成されることで、角度の異なる2つの基板面を備える構成としている。また、図11に示すように、可撓性基板110は、円環状に形成されたときに、周方向の端部が離間して対向あるいは接続する(図面では接続)部分に平坦な外部電極接続部110A,110Bが形成されている。この外部電極接続部110A,110Bは、外部の電源に接続するための端子ピン152(図9参照)に電気的に接続するためのものであり、端子ピン152(図9参照)に電気的に接続するための配線パターンが形成されている。
図10及び図12に示すように、基板保持部120は、可撓性基板110の当接面121と、ベース部材130への設置面125とを備え、可撓性基板110を支持して予め設定された形状に保持するものである。この基板保持部120は、筐体等に使用されるリジットな樹脂あるいは金属で形成されている。なお、金属で形成された場合には、絶縁が必要な部分には絶縁膜が適宜設けられるように構成されている。基板保持部120は、可撓性基板110の外周側となる一側端部に対向する側部に平坦面122が形成され、可撓性基板110の内周側となる他側端部に対向する側部には凹凸が形成されるように凹凸面を設けた当接面121を備えている。
基板保持部120は、平面視において一体の円環状に形成されることや、あるいは、円環の一部となる保持部片を接続することで円環状に形成されている。図11に示すように、この基板保持部120の当接面121は、円環の内側となる他側端部に沿って凹凸を繰り返し凹凸面を備えると共に、外部電極に対応する部分に平坦な配線接続用平面Shを備えている。
当接面121は、一側端部には平坦面122が形成されると共に、他側端部に凹凸を有することで形成される他側凹面123及び他側凸面124を繰り返すように備えている。他側凹面123及び他側凸面124は、ここでは同じ他側端部に形成され、一側端部に向かって徐々に凹凸状態が小さくなるように形成されている。図13に示すように、他側凹面123は、平坦面122からの傾斜角度θ3が約+10〜+20度の範囲(図面では+12.5度)となるように傾斜するように形成されている。また、他側凸面124は、平坦面122からの傾斜角度θ4が約−10〜−20度の範囲(図面では−12.5度)となるように傾斜するように形成されている。なお、基板保持部120は、図面上、一側端部は、フランジ状に形成されることで、当該一側端部に沿って平坦面122を形成し易くしている。
以上説明したように構成された基板保持部120に可撓性基板110を対面させて当接させることで、基板保持部120の当接面121の他側凹面123により、可撓性基板110に第1傾斜面113が形成され、基板保持部120の他側凸面124により、可撓性基板110の第2傾斜面114が形成される。つまり、可撓性基板110は、平面視において曲線方向である円環状に沿って配置されるように、長手方向に沿った他側端部に、他側凹部123及び他側凸部124である凹凸部を繰り返すことで、基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態として構成される。
また、可撓性基板110は、周方向の外部電極接続部110A,110Bの位置が互いに接続されていても、離間させた状態であってもよく、ここでは、端部が当接した状態で基板保持部120に取り付けられている。
図12及び図13に示すように、可撓性基板110を保持した基板保持部120は、ここでは、ベース部材130の支持面131に接着剤等の接着手段により取り付けられる。
ベース部材130は、断面が略半円形に形成され、上面中央に支持面131が形成され、外周となる一側端部と内周となる他側端部にカバーケース部材140に係合する係合部132がそれぞれ形成されている。
支持面131は、基板保持部120を設置したときに、可撓性基板110の第1傾斜面113及び第2傾斜面114が予め設定した位置になるように平担面から突出して形成されている。そして、支持面131は、ここでは、突出傾斜面131aと、この突出傾斜面131aの他端側(内周面側)に形成した端部位置設定凸部131bとを備えている。突出傾斜面131aは、予め設定した角度に基板保持部120を取り付けられるようにその傾斜角度が設定されている。
図11に示すように、突出傾斜面131aは、一例として、可撓性基板110の第1傾斜面113が基準とする水平面に対して+12.5度となると共に、可撓性基板110の第2傾斜面114が水平面に対して−12.5度となるように周方向に一定の傾斜角度で周方向に連続して形成されている。そして、突出傾斜面131aは、外周側端部に基板保持部120のフランジ部分となる一側端部を係止させると共に、基板保持部120の他側凹面124の底面に当接して、接着剤等により基板保持部120を接合する。また、突出傾斜面131aに当接面125の全面あるいは一部を当接する基板保持部120は、仮にフランジ部分がない構成であっても、他側端部が端部設定凸部131bに当接するようになる。したがって、端部設定凸部131bに基板保持部120の他側端部が当接した状態で、基板保持部120を接着剤等により接合することで、ベース部材130の設定位置に基板保持部120を取り付けることができる。
端部設定凸部131bは、基板保持部120の他側端部に当接して可撓性基板110の設置位置を決めるためのものである。この端部設定凸部131bは、周方向に連続して形成され基板保持部120の他側端部に当接して位置合わせすることができる大きさであれば高さ形状は限定されるものではない。なお、端部設定凸部131bは、ここでは、基板保持部120の他側凹面123の一部が当接することとなる。
係合部132は、周方向の両側部において突出して形成されており、カバーケース部材140の対応する位置に形成された係止部142が弾性変形することで係合できるように構成されている。なお、ベース部材130は、一例として、カバーケース部材140の内側に設置されずに、カバーケース部材140に対向して配置されることで照明装置2の外観形状である円環部の略半分を構成している。
カバーケース部材140は、ベース部材130に係合して可撓性基板110を覆うものである。このカバーケース部材140は、断面が略半円筒形状に形成され、平面視において円環形状、あるいは、円環の一部として分割して形成され連結させることで円環形状となるように形成されている。カバーケース部材140は、発光部17からの光を外部に透過する樹脂等の透過部材により形成され照射面141と、周方向に沿って一側部及び他側部に係止部142を備えている。この係止部142は、ベース部材130の係合部132に着脱自在に弾性変形して係合するように構成されている。
コンセントキャップ150は、外部の電源と発光素子15とを導通させるためのものである。このコンセントキャップ150は、ベース部材130にカバーケース部材140が係合した状態で、外部電極接続部110A,110Bの対向する位置に設置され、ベース部材130に基板保持部120を介して設置した可撓性基板110に電気的に接続するように構成されている。このコンセントキャップ150は、筒状のキャップ151に端子ピン152が設けられている。そして、コンセントキャップ150は、端子ピン152の基端側に可撓性基板110の外部電極接続部110A,110Bのリード線が電気的に接続され、端子ピン152の先端側が外部のソケット等の接続部に接続されるように構成されている。なお、コンセントキャップ150は、例えば、既存の蛍光灯のソケットに対応して形成されている。
以上のように構成された照明装置2は、可撓性基板110が平坦な構成の装置と比較して、発光部17を設置した第1傾斜面113及び第2傾斜面114が、所定の傾斜角度に撓んで形成されていることで、照射範囲を広げることができ、照度についても商品として充分な明るさを確保できる。つまり、照明装置2の可撓性基板110は、傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を撓ませることで形成して、その傾斜角度の異なる基板面(凹凸部を繰り返す構成)に発光素子15が設置され、照射範囲を広げる構成としている。
以上、説明した照明装置1、2では、従来のものと比較して光の照射範囲を広くでき、また、製造方向も複雑な工程を取ることがない。そして、照明装置1,2では、以下に示すような構成としても構わない。例えば、照明装置1では、基板保持部20をベース部材30に取り付けることとして説明したが、カバーケース部材40に取り付けることとしてもよい。なお、カバーケース部材40に取り付ける場合には、例えば、係止部42,42の中央に向かって平坦となる部分を設置面として、基板保持部20が載置できるように形成することで実現することができる。
また、照明装置2でも、基板保持部120を同様にカバーケース部材140に取り付けることとしてもよい。すなわち、図14に示すように、基板保持部120をカバーケース部材140Aに取り付ける場合には、カバーケース部材140Aの係止部142A,142Aの平坦な部分の一方に係合凸部143を設けるようにする。このような構成を備えるカバーケース部材140Aは、その係合凸部143に基板保持部120の一側端部のフランジ部分を係止させるように配置して接着剤等の接合部材で接合することで、基板保持部120を係止部142,142に渡って設置することができる。なお、係合凸部143を形成した係合部142に対向する係合部142の上面にも端部設置凸部と同じ役割となる設定凸部144を設ける構成としてもよい。また、カバーケース部材140で基板保持部120を支持する場合、係合部142,142とは別に側壁から中央側に向かって突出する新たに設置部を形成する構成としてもよい。
さらに、照明装置1,2では、基板保持部20,120を介して可撓性基板10,110を保持するように説明したが、ベース部材30,130の支持面31,131に可撓性基板10,110を直接保持するように構成してもよい。つまり、ベース部材30,131の支持面31,131が基板保持部20,120を兼ねる構成(ベース部材が基板保持部である構成)としてもよい。
さらに、基板保持部20は、設置面25として裏面全面がベース部材30の支持面31に当接する構成として説明したが、平坦部202に対向する裏面のみが、ベース部材30の支持面31に接着剤等を介して当接して設置されるように構成しても構わない。また、基板保持部120は、一側端部のフランジ部分と、他側凹面124の裏面となる部分がベース部材130に接着剤等を介して当接して設置されるように説明したが、基板保持部120の裏面の凹凸部分に当接するようにベース部材130の支持面131を凹凸形状に形成して、基板保持部120の設置面125の全面が当接して支持されるように構成してもよい。
そして、可撓性基板10は、平面視を直線状となるように、凸部(第1傾斜面及び第2傾斜面)を同じ大きさで同じ数とし所定間隔となるように断続的に繰り返す構成として説明したが、介在平面12と図示しない凹部により傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を撓ませて有する構成であっても構わない。また、可撓性基板10は、傾斜角度を大きくするために、介在平面12の替わりに図示しない凹部を撓ませて形成することで、凹凸部を連続的に繰り返すように構成しても構わない。さらに、図15に示すように、可撓性基板10Aとして、平面視において、基材11を一側及び他側に交互に湾曲した曲線方向に沿った状態としてもよい。このように可撓性基板10を交互に湾曲させて構成することで、光の照射範囲を変えて、照明装置の形状やデザインに広がりを持たせることができる。
さらに、可撓性基板10,110は、基材11に形成した配線パターンP1の実装領域P2(図2参照)以外の部分に発光素子15から照射された光を反射するための反射樹脂が設けられる構成であってもよい。
また、可撓性基板10は、裏面側に対面する全面を基板保持部20に接続する構成として説明したが、例えば、可撓性基板10に熱を加えることで基材11を変形させて一側凸部及び他側凸部を撓ませて形成し、形成した一側凸部と平坦部のみを基板保持部20に接続する構成としても構わない。
さらに、可撓性基板10,110は、ベース部材30,130の支持面31,131が所定角度に傾斜した状態であっても、あるいは、高さ方向に曲面により段差があるような構成であっても、その配置される形状に合せて変形させて、基板保持部20,120を介して設置することができる。あるいは、可撓性基板10,110は、熱等により撓ませることで異なる傾斜面を2つ以上形成し、基板保持部20,120なしの単独でベース部材30,130に設置することができる構成としても構わない。
また、一側凸部及び他側凸部(第1傾斜面及び第2傾斜面)は、同じ大きさとして説明したが、異なる大きさのものを一側端部及び他側端部に沿って形成することで、平面視において直線方向あるいは曲線方向に可撓性基板10,110を撓ませるように構成してもよい。また、一側凸部及び他側凸部(第1傾斜面及び第2傾斜面)は、形成する数(例えば、一方が他方より一つ多い数)が異なっても対称形状とすることで直線方向に沿った形状としてもよい。さらに、可撓性基板10,110は、平面視において、一側凸部及び他側凸部(第1傾斜面及び第2傾斜面)を、形成する数が異なっても形状、大きさを変えることで、直線方向あるいは曲線方向に沿って撓ませて構成してもよい。
さらに、図16に示すように、可撓性基板10Bは、介在平面12が長手方向の一端から他端まで連続するように一側凸部13B及び他側凸部14Bを形成するように構成しても構わない。つまり、一側凸部13B及び他側凸部14Bは、対向する側端部まで連続しない状態で形成されることとしてもよい。
また、図17に示すように、可撓性基板10Cは、一側端部及び他側端部に形成される凸部(一側凸部及び他側凸部)の短手方向の長さを変えるように構成してもよい。この可撓性基板10Cは、一側端部及び他側端部から突出する辺Caの長さLaを同じ寸法として、短手方向の長さを変えるようにしている。この可撓性基板10Cでは、凸部の大きさが異なっていても第1傾斜面13C及び第2傾斜面14Cの傾斜角度が同じになるように構成している。
なお、照明装置1に設置される前記した可撓性基板10では、一側端部及び他側端部に凸部又は凹部あるいは凹凸部を断続的又は連続的に繰り返し形成して可撓性基板を撓ませることで、傾斜角度が異なる2つ(3つ)以上の基板面を形成する構成とするものであれば、その凸部又は凹部あるいは凹凸部の形状、大きさ、形成角度δ等を限定するものではない。特に傾斜角度が3つ以上の基板面を構成することでより光の照射範囲を広げ、かつ、図8で示すように、既存の光の照射範囲の照度を照明として充分確保することができる。
また、照明装置2に設置される前記した可撓性基板では、外周側となる一側端部を平坦として、内周側となる他側端部に凸部又は凹部あるいは凹凸部を形成して撓ませることで、傾斜角度が異なる2以上の基板面を形成することができる構成とするものであれば、その形状、大きさ、数を限定するものではない。もちろん、一側端部及び他側端部の両方に凸部又は凹部あるいは凹凸部を、大きさあるいは形状もしくは数を変えることで、平面視において曲線方向である円環状あるいは湾曲させるように撓ませ、2つ以上の異なる傾斜角度の基板面を形成するように可撓性基板を構成してもよい。つまり、可撓性基板は、平面視において曲線方向に沿って配置されるように、長手方向に沿った一側端部及び他側端部、あるいは、一側端部又は他側端部に、凸部又は凹部あるいは凹凸部を繰り返すことで、前記基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態とすることができれば、凸部、凹部あるいは凹凸部の構成は限定されるものではない。
また、照明装置2の基板保持部120の他側凹部及び他側凸部の傾斜角度や大きさや数を変える(図示せず)ように構成してもよい。さらに、照明装置2では、基板保持部120を、他側凸部及び他側凹部とは異なる大きさ形状あるいは数として、図示しない一側凸部あるいは一側凹部を形成することで平面視において曲線方向である湾曲せる構成としてもよい。そして、照明装置2では、一例として他側端部に凹凸部を連続して形成する構成として説明したが、図示しない、凹部と平坦部あるいは凸部と平坦部を形成することで湾曲させるようにしてもよい。また、曲線方向としては、円環状又は円環状の一部あるいは図15に示すように一側及び他側に交互に湾曲させる曲線とすること以外にも、所望の曲線とすることとしてもよい。
1、2 照明装置
10、110 可撓性基板
11,111 基材
12,112 介在平面
13,113 第1傾斜面
14,114 第2傾斜面
15 発光素子
16 波長変換部材
17 発光部
20,120 基板保持部
21,121 当接面
22,122 平面
23,123 一側傾斜面
24,124 他側傾斜面
25,125 設置面
30,130 ベース部材
31,131 支持面
32,132 係合部
40,140 カバーケース部材
41,141 照射面
42,142 係止部
50,150 コンセントキャップ
51,151 キャップ
52,152 端子ピン
131a 突出傾斜面
131b 端部設定凸部
201 一側凸部
202 平坦部
203 一側凸部
203a 曲折部
204 他側凸部
213 平坦
P1 配線パターン
P2 実装領域
Sh 配線接続用平面

Claims (11)

  1. 配線パターンが設けられた長尺状の可撓性基板と、前記可撓性基板の長手方向に間隔を空けて配置され、前記配線パターンに電気的に接続された複数の発光素子とを備え、
    前記可撓性基板は、傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を有し、前記2つの基板面のそれぞれに前記発光素子が設置され
    前記可撓性基板は、平面視において直線方向に沿って配置されるように、長手方向に沿った一側端部と他側端部とに凸部又は凹部あるいは凹凸部を繰り返すことで、前記基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態とする照明装置。
  2. 配線パターンが設けられた長尺状の可撓性基板と、前記可撓性基板の長手方向に間隔を空けて配置され、前記配線パターンに電気的に接続された複数の発光素子とを備え、
    前記可撓性基板は、傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を有し、前記2つの基板面のそれぞれに前記発光素子が設置され、
    前記可撓性基板は、長手方向に沿った一側端部と他側端部とに、凸部又は凹部あるいは凹凸部を繰り返すことで、前記基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態とし、前記凸部又は前記凹部あるいは前記凹凸部の数が異なることで、平面視において曲線方向に沿って配置される照明装置。
  3. 配線パターンが設けられた長尺状の可撓性基板と、前記可撓性基板の長手方向に間隔を空けて配置され、前記配線パターンに電気的に接続された複数の発光素子とを備え、
    前記可撓性基板は、傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を有し、前記2つの基板面のそれぞれに前記発光素子が設置され、
    前記可撓性基板は、長手方向に沿った一側端部又は他側端部に、凸部又は凹部あるいは凹凸部を繰り返すことで、前記基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態とし、前記凸部又は前記凹部あるいは前記凹凸部の数が異なることで、平面視において曲線方向に沿って配置される照明装置。
  4. 配線パターンが設けられた長尺状の可撓性基板と、前記可撓性基板の長手方向に間隔を空けて配置され、前記配線パターンに電気的に接続された複数の発光素子とを備え、
    前記可撓性基板は、傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を有し、前記2つの基板面のそれぞれに前記発光素子が設置され、
    前記可撓性基板は、長手方向に沿った一側端部と他側端部とに、凸部又は凹部あるいは凹凸部を繰り返すことで、前記基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態とし、前記凸部又は前記凹部あるいは前記凹凸部の大きさが異なることで、平面視において曲線方向に沿って配置される照明装置。
  5. 配線パターンが設けられた長尺状の可撓性基板と、前記可撓性基板の長手方向に間隔を空けて配置され、前記配線パターンに電気的に接続された複数の発光素子とを備え、
    前記可撓性基板は、傾斜角度が異なる少なくとも2つの基板面を有し、前記2つの基板面のそれぞれに前記発光素子が設置され、
    前記可撓性基板は、長手方向に沿った一側端部又は他側端部に、凸部又は凹部あるいは凹凸部を繰り返すことで、前記基板面の傾斜角度を変えるように撓んだ状態とし、前記凸部又は前記凹部あるいは前記凹凸部の大きさが異なることで、平面視において曲線方向に沿って配置される照明装置。
  6. 前記可撓性基板を保持する基板保持部を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記曲線方向は、平面視において円環状又は円環状の一部を含む請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 前記可撓性基板は、前記凸部又は前記凹部あるいは前記凹凸部の数が等しいことで、直線方向に沿って配置される請求項1に記載の照明装置。
  9. 前記可撓性基板は、前記凸部又は前記凹部あるいは前記凹凸部の大きさが等しいことで、直線方向に沿って配置される請求項1に記載の照明装置。
  10. 前記基板保持部は、前記可撓性基板の裏面に少なくとも一部が当接して前記可撓性基板を保持する請求項6に記載の照明装置。
  11. 前記基板保持部は、可撓性基板に対面して当該可撓性基板が当接する当接面を備え、
    前記当接面は、可撓性基板の一側端部から他側端部に向かって傾斜するように形成され、前記可撓性基板の基板面の傾斜角度を変える一側傾斜面と、前記可撓性基板の基板面を水平とする平坦部と、前記可撓性基板の他側端部から一側端部に向かって傾斜するように形成され、前記可撓性基板の基板面の傾斜角度を変える他側傾斜面と、を備え、
    前記一側傾斜面と他側傾斜面とが前記平坦部を介して形成された請求項6又は請求項10に記載の照明装置。
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