JP6394371B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、プログラムおよび利用者機器に関する。
近日、インターネットを介して金融サービスを提供可能なインターネットバンキングが広く普及している。金融機関の利用者は、PC(Personal Computer)やスマートフォンなどの利用者機器を用いてインターネットバンキングにアクセスすることにより、残高照会および取引明細の照会などを実行することが可能である。
上記のインターネットバンキングに関し、特許文献1には、ミニブログで入力されたテキストを基に残高照会および振込などの金融取引を銀行システムに依頼する自然言語バンキングサーバが開示されている。
なお、特許文献2には、利用者機器からインターネットバンキングへのアクセスを支援するための中継システムが開示され、特許文献3および4には、個人情報が商品販売業者に渡らないように、利用者機器と商品販売業者の間の通信を仲介する仲介サーバを有するシステムが開示されている。
特開2012−185672号公報 特開2009−211181号公報 特開2006−195837号公報 特開2009−76101号公報
しかし、特許文献1には、同一の利用者のミニブログのユーザIDと金融機関の口座情報を自然言語バンキングサーバにおいて関連付ける方法は開示されていない。このため、特許文献1に記載の技術の実施においては、利用者の情報の漏洩が懸念される。例えば、利用者がミニブログに金融機関の口座情報を入力し、ミニブログのサーバが上記口座情報をミニブログのユーザIDと共に自然言語バンキングサーバに送信する方法により、自然言語バンキングサーバにおいてミニブログのユーザIDと金融機関の口座情報を関連付けることが可能であるが、当該方法では、ミニブログのサーバから利用者の口座情報が漏洩する危険性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、利用者の情報のセキュリティを向上することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、プログラムおよび利用者機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1の組織により提供される第1のサービスへのログイン情報を利用者ごとに記憶する記憶部と、一の利用者について前記ログイン情報に関連付けられるキー情報を発行する発行部と、第2の組織により提供される第2のサービスを利用する前記一の利用者の利用者識別情報および前記キー情報を受信する受信部と、前記キー情報に基づき、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を特定し、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を関連付けて前記記憶部に記憶する受付管理部と、前記記憶部に記憶されている利用者識別情報を含む要求が前記受信部により受信されると、当該利用者識別情報に関連付けられているログイン情報に基づいて前記第1のサービスにログインし、前記第1のサービスから利用者についての情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得された前記利用者についての情報を前記第2の組織のサーバに送信する送信部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記第1の組織は金融機関であり、前記利用者についての情報は、前記金融機関における前記利用者の口座情報であってもよい。
前記要求は、前記利用者の口座情報のうちの特定の情報を指定し、前記情報取得部は、前記利用者の口座情報のうちで、前記要求において指定される情報を取得してもよい。
前記口座情報は、口座残高、入出金明細情報または顧客ステージ情報を含んでもよい。
前記受信部が第1の要求を受信した後、前記受信部が前記第1の要求と同一の情報を指定する第2の要求を受信し、かつ、前記第1の要求と前記第2の要求が同一の利用者識別情報を含む場合、前記情報取得部は、前記第2の要求についての情報取得を前記第1の要求と前記第2の要求の時間間隔に応じて制限してもよい。
前記情報処理装置は、前記発行部が発行したキー情報について受付制限時間を管理する受付管理部をさらに備え、前記受付管理部は、前記受付制限時間の経過後に前記受信部により受信されたキー情報に基づく前記ログイン情報の関連付けを許可しなくてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、第1の組織により提供される第1のサービスへのログイン情報を利用者ごとに記憶する記憶部と、一の利用者について前記ログイン情報に関連付けられるキー情報を発行する発行部と、第2の組織により提供される第2のサービスを利用する前記一の利用者の利用者識別情報および前記キー情報を受信する受信部と、前記キー情報に基づき、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を特定し、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を関連付けて前記記憶部に記憶する受付管理部と、前記記憶部に記憶されている利用者識別情報を含む要求が前記受信部により受信されると、当該利用者識別情報に関連付けられているログイン情報に基づいて前記第1のサービスにログインし、前記第1のサービスから利用者についての情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得された前記利用者についての情報を前記第2の組織のサーバに送信する送信部と、を備える情報処理装置として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、利用者の情報のセキュリティを向上することが可能である。
本発明の実施形態による情報処理システム1の構成を示す説明図である。 携帯端末20の利用者と銀行サーバ40を有する金融機関との対話画面の具体例を示す説明図である。 本実施形態による中継サーバ30の構成を示す説明図である。 ログイン情報の具体例を示す説明図である。 送信誘導画面の具体例を示す説明図である。 ログイン情報と利用者特定キーの関連付けを示す説明図である。 銀行サーバ40の構成を示す説明図である。 携帯端末20の構成を示す説明図である。 対話画面における受付キーの送信を示す説明図である。 対話型サービスサーバ50の構成を示す説明図である。 情報処理システム1による初回設定の動作を示す説明図である。 情報処理システム1による初回設定の動作を示す説明図である。 利用者によるサービス利用時の動作を示す説明図である。 利用者によるサービス利用時の動作を示す説明図である。 変形例による初回設定の動作を示す説明図である。 中継サーバ30のハードウェア構成を示したブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<1.情報処理システムの概要>
まず、図1を参照し、本発明の実施形態による情報処理システム1の概要を説明する。
図1は、本発明の実施形態による情報処理システム1の構成を示す説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による情報処理システム1は、携帯端末20と、中継サーバ30と、銀行サーバ40と、対話型サービスサーバ50と、を備える。携帯端末20、中継サーバ30および対話型サービスサーバ50はネットワーク12Aにより接続され、中継サーバ30および銀行サーバ40はネットワーク12Bにより接続される。
ネットワーク12Aおよび12B(以下、単にネットワーク12と総称する場合もある。)は、ネットワーク12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
携帯端末20は、金融機関の顧客である利用者により利用される利用者機器の一例である。携帯端末20は、詳細については後述するように、対話型サービスサーバ50との対話型通信に基づいて携帯端末20の利用者についての情報を取得することが可能である。
なお、本実施形態においては、携帯端末20の利用者についての情報の一例として、口座残高、入出金明細情報、顧客ステージ情報、および月内に手数料無料での振込が可能である残り回数を示す情報などの口座情報を主に説明するが、利用者についての情報は口座情報に限定されない。例えば、本発明が証券取引サービスに適用される場合、利用者についての情報は証券の保有状況であってもよい。また、本発明がホテルや映画などの予約照会サービスに適用される場合、利用者についての情報は、ホテルや映画などの予約状況を示す情報であってもよい。また、図1においては、利用者機器の一例として携帯端末20を示しているが、利用者機器は、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)およびウェアラブル機器などの情報処理装置であってもよい。
中継サーバ30は、銀行サーバ40が提供するサービスを対話型サービスサーバ50および携帯端末20に中継する情報処理装置である。例えば、中継サーバ30は、携帯端末20の利用者のログイン情報を記憶し、当該ログイン情報を用いて銀行サーバ40にログインし、銀行サーバ40から携帯端末20の利用者の口座情報を取得し、口座情報を対話型サービスサーバ50に送信する。この中継サーバ30は、例えば金融機関やシステムベンダのデータセンタに設置される。
銀行サーバ40は、ネットワーク12を介して残高照会、入出金明細照会および振込などのインターネットバンキングサービス(第1のサービス)を提供することが可能な金融機関(第1の組織)のサーバである。銀行サーバ40には、IDとログインパスワードによりログインすることが可能であり、この場合、銀行サーバ40は、上記の残高照会および入出金明細照会などの照会サービスに加え、振込を含む取引サービスを提供し得る。また、銀行サーバ40には、キャッシュカードの暗証番号および通帳に記帳された最終残高などで初期認証が行われた後、店番、科目、口座番号およびログインパスワードによりログインすることが可能であり、この場合、銀行サーバ40は、照会サービスを提供し得る。
対話型サービスサーバ50は、金融機関と異なる第2の組織のサーバであり、第2のサービスの一例である対話型サービスを携帯端末20に提供する。対話型サービスサーバ50は、携帯端末20に、通信相手との対話画面を提供し、携帯端末20から送信された情報および通信相手から送信された情報を上記対話画面に逐次追加する。以下、図2を参照し、本実施形態による対話型サービスサーバ50が提供する対話画面の具体例を説明する。
図2は、携帯端末20の利用者と銀行サーバ40を有する金融機関との対話画面の具体例を示す説明図である。図2に示したように、対話画面において携帯端末20が残高照会要求を意味する画像32(いわゆる、スタンプ)を送信すると、対話型サービスサーバ50は、中継サーバ30を介して銀行サーバ40から携帯端末20の利用者の口座残高を取得し、当該口座残高を示す口座残高メッセージ34を対話画面に追加する。結果、携帯端末20の利用者は、直接銀行サーバ40にアクセスすることなく、簡易に自身の口座残高を把握することができる。
ここで、本実施形態による中継サーバ30は、対話型サービスサーバ50と中継サーバ30との上記連携のために、携帯端末20の利用者のログイン情報と、対話型サービスサーバ50における利用者識別情報である利用者特定キーを関連付けて記憶する。本実施形態は、特に、中継サーバ30が上記ログイン情報と利用者特定キーを関連付けて記憶する過程の創意工夫に基づいてなされたものである。以下、このような本実施形態の構成および動作について順次詳細に説明する。
<2.中継サーバの構成>
図3は、本実施形態による中継サーバ30の構成を示す説明図である。図3に示したように、中継サーバ30は、記憶部の一例であるログイン情報記憶部320と、通信部340と、中継アプリケーション350と、を備える。
ログイン情報記憶部320は、携帯端末20の利用者についての、銀行サーバ40にログインするためのログイン情報を記憶する。ログイン情報は、例えば、店番、科目、口座番号およびログインパスワードを含む。当該ログイン情報は、典型的には、対話型サービスを用いた口座情報の照会サービスを利用するための初回設定時に、携帯端末20から通信部340により受信される。
通信部340は、携帯端末20、銀行サーバ40および対話型サービスサーバ50とのインタフェースであり、携帯端末20、銀行サーバ40および対話型サービスサーバ50との間で通信を行う送信部としての機能および受信部としての機能を有する。例えば、通信部340は、携帯端末20からログイン情報を含む認証情報を受信したり、銀行サーバ40にログイン情報を送信したり、対話型サービスサーバ50へ利用者の口座情報を送信したりする。
中継アプリケーション350は、認証情報中継部351、受付キー発行部352、端末画面生成部353、受付管理部354、自動ログイン部355および口座情報処理部356の機能を有する。
認証情報中継部351は、本実施形態による照会サービスを利用者が利用するための初回設定にかかる処理を行う。具体的には、認証情報中継部351は、通信部340により携帯端末20から店番、科目、口座番号、カナ氏名、キャッシュカード暗証番号、最終記帳残高および銀行サーバ40へのログインパスワードなどの認証情報が受信されると、これら認証情報の通信部340から銀行サーバ40への中継を制御する。そして、認証情報に基づく銀行サーバ40による認証が成功した場合、認証情報中継部351は、以降のログインのために用いられる店番、科目、口座番号およびログインパスワードなどのログイン情報をログイン情報記憶部320に記憶させる。
受付キー発行部352は、初回設定時に、利用者のログイン情報と、当該利用者の対話型サービスにおける利用者特定キーとを関連付けるためのキー情報である受付キーを、各利用者に発行する。受付キー発行部352により発行された受付キーは、図4に示すように、ログイン情報記憶部320にログイン情報と関連付けて記憶される。
端末画面生成部353は、初回設定のための入力を携帯端末20の利用者に誘導する画面を生成する。例えば、端末画面生成部353は、認証情報の入力画面を生成する。また、端末画面生成部353は、受付キー発行部352により受付キーが発行されると、携帯端末20から対話型サービスサーバ50への当該受付キーの送信を誘導する誘導表示として、送信誘導画面を生成する。以下、図5を参照し、送信誘導画面の具体例を説明する。
図5は、送信誘導画面の具体例を示す説明図である。図5に示した送信誘導画面は、携帯端末20のブラウザアプリケーションにより携帯端末20に表示される。この送信誘導画面は、図5に示したように、受付キーの送信を誘導するメッセージおよび受付キーの送信を指示するための「受付キーを送る」ボタン36を含む。携帯端末20の利用者が、携帯端末20に表示された当該送信誘導画面において「受付キーを送る」ボタン36を選択すると、送信誘導画面に埋め込まれた受付キーが携帯端末20の対話型アプリケーションに引き継がれ、対話型アプリケーションの機能により受付キーが対話型サービスサーバ50に送信される。
受付管理部(特定部)354は、ログイン情報と対話型サービスにおける利用者特定キーとの関連付けを管理する。具体的には、受付管理部354は、対話型サービスにおける利用者特定キーと受付キーが通信部340により対話型サービスサーバ50から受信されると、ログイン情報記憶部320を参照し、受信された受付キーの発行先利用者を特定する。そして、受付管理部354は、ログイン情報記憶部320において、通信部340により受信された利用者特定キーを、ログイン情報記憶部320において受付キーの発行先利用者のログイン情報と関連付ける。
例えば、ログイン情報記憶部320が図4に示したようにログイン情報と受付キーを関連付けて記憶している状態において、通信部340により利用者特定キー「00001」および受付キー「ff001」が受信されたとする。この場合、受付管理部354は、受付キー「ff001」の発行先利用者が図4の1行目のエントリに対応する利用者であることを特定し、図6に示したように、当該利用者のログイン情報と利用者特定キー「00001」を関連付ける。
自動ログイン部355は、銀行サーバ40にログインし、銀行サーバ40から利用者の口座情報を取得する、情報取得部として機能する。具体的には、自動ログイン部355は、対話型サービスサーバ50からの利用者特定キーを含む要求に応じて、当該利用者特定キーと関連付けてログイン情報記憶部320に記憶されているログイン情報を用いて銀行サーバ40にログインし、銀行サーバ40から利用者の口座情報を取得する。ここで、対話型サービスサーバ50からの要求では口座情報のうちの特定の情報、例えば口座残高が指定されており、自動ログイン部355は、上記要求において指定されている情報を銀行サーバ40から取得してもよい。
口座情報処理部356は、自動ログイン部355により取得された利用者の口座情報に基づき、口座情報メッセージを生成し、口座情報メッセージを通信部340に対話型サービスサーバ50へ送信させる。口座情報メッセージの一例としては、図2に示した口座残高メッセージ34のように、利用者の氏名、口座残高および現在時刻を含むメッセージが挙げられる。
<3.銀行サーバの構成>
以上、中継サーバ30の構成を説明した。続いて、図7を参照し、銀行サーバ40の構成を説明する。
図7は、銀行サーバ40の構成を示す説明図である。図7に示したように、銀行サーバ40は、認証部410と、口座情報取得部420と、通信部440と、を備える。
通信部440は、中継サーバ30とのインタフェースであり、中継サーバ30との間で通信を行う。例えば、通信部440は、中継サーバ30から初回設定のための認証情報、およびログインのためのログイン情報を受信し、口座情報取得部420により取得される口座情報を中継サーバ30に送信する。
認証部410は、通信部440により中継サーバ30から受信された認証情報またはログイン情報について認証を行う。具体的には、認証部410は、中継サーバ30から受信された店番、科目、口座番号、カナ氏名、キャッシュカード暗証番号、最終記帳残高および銀行サーバ40へのログインパスワードなどの認証情報について認証を行い、認証結果を通信部440に送信させる。当該認証情報についての認証が成功した後に中継サーバ30から店番、科目、口座番号およびログインパスワードなどのログイン情報が受信されると、認証部410は、当該ログイン情報についての認証を行う。認証部410は、当該ログイン情報についての認証が失敗した場合、通信部440に認証失敗通知を送信させる。一方、認証部410は、当該ログイン情報についての認証が成功した場合、口座情報取得部420にログイン情報に対応する利用者の口座情報の取得を依頼する。
口座情報取得部420は、認証が成功したログイン情報に対応する利用者の口座情報を取得し、取得した口座情報を通信部440に中継サーバ30へ送信させる。なお、利用者の口座情報のデータベースは、銀行サーバ40に格納されていてもよいし、他のサーバに格納されていてもよい。
<4.携帯端末の構成>
以上、銀行サーバ40の構成を説明した。続いて、図8を参照し、携帯端末20の構成を説明する。
図8は、携帯端末20の構成を示す説明図である。図8に示したように、携帯端末20は、操作部220と、表示部230と、通信部240と、アプリケーション250と、を備える。
操作部220は、携帯端末20の利用者による操作を検出する。例えば、利用者は、この操作部220への操作により、銀行サーバ40における認証のための認証情報を入力することが可能である。なお、操作部220の具体例としては、タッチパネル、キーボード、マウスまたはボタンなどが挙げられる。
表示部230は、アプリケーション250からの制御に基づき、多様な画面を表示し得る。例えば、本実施形態による表示部230は、認証情報の入力画面、対話型サービスのための対話画面などを表示する。なお、表示部230は、液晶ディスプレイであってもよいし、OLED(Organic Light Emitting Diode)であってもよい。
通信部240は、中継サーバ30および対話型サービスサーバ50とのインタフェースであり、中継サーバ30との間、および対話型サービスサーバ50との間で通信を行う。例えば、通信部240は、中継サーバ30にログイン情報を含む認証情報を送信する送信部としての機能、および認証情報の送信に応答して中継サーバ30から送信される受付キーを受信する受信部としての機能を有する。
アプリケーション250は、図8に示したように、ブラウザアプリケーション260および対話型アプリケーション270を含む。
ブラウザアプリケーション260は、中継サーバ30から提供される画面を表示部230に表示させる表示制御部、および、操作部220に入力された情報を通信部240に中継サーバ30へ送信させる送信制御部などの機能を有する。特に、本実施形態においては、ブラウザアプリケーション260は、認証情報の入力画面を表示部230に表示させ、当該入力画面で入力された認証情報を通信部240に中継サーバ30へ送信させる。そして、認証情報に基づく認証が成功した場合、中継サーバ30から提供される図5に示した送信誘導画面を表示部230に表示させる。
対話型アプリケーション270は、図8に示したように、受付キー処理部272と、情報要求処理部274と、表示制御部276の機能を有する。
受付キー処理部272は、中継サーバ30により発行された受付キーの対話型サービスサーバ50への送信のための処理を行う。具体的には、図5に示した送信誘導画面において「受付キーを送る」ボタン36が選択されると、対話型アプリケーション270が起動し、受付キー処理部272が送信誘導画面に埋め込まれた受付キーをブラウザアプリケーション260から引継ぐ。そして、受付キー処理部272は、利用者から宛先としてX銀行が選択されると、X銀行を示す宛先情報および受付キーを通信部240に対話型サービスサーバ50へ送信させる。これにより、携帯端末20の利用者と銀行サーバ40を有するX銀行との対話画面に、図9に示すように例えば受付キー「ff001」を示す表示38が追加される。
情報要求処理部274は、利用者が口座情報を要求する操作を操作部220に対して行ったことに基づき、利用者の口座情報を対話型サービスサーバ50に要求する。例えば、利用者が口座残高を要求する操作として図2に示した画像32の送信操作を行うと、情報要求処理部274は、対話型サービスサーバ50に残高照会要求として画像32あるいは画像32の識別子を送信する。
表示制御部276は、情報要求処理部274からの要求に応答して対話型サービスサーバ50から受信された利用者の口座情報を表示部230に表示させる。例えば、対話型サービスサーバ50から利用者の口座残高を示す口座残高メッセージ34が受信されると、情報要求処理部274は、図2に示したように口座残高メッセージ34を表示部230に表示させる。
<5.対話型サービスサーバの構成>
以上、本実施形態による携帯端末20の構成を説明した。続いて、図10を参照し、対話型サービスサーバ50の構成を説明する。
図10は、対話型サービスサーバ50の構成を示す説明図である。図10に示したように、対話型サービスサーバ50は、通信部540と、初回設定制御部550と、要求中継部560と、口座情報中継部570と、を備える。
通信部540は、中継サーバ30および携帯端末20とのインタフェースである。例えば、通信部540は、携帯端末20から受付キーを受信し、初回設定制御部550からの制御に従い、携帯端末20の利用者特定キーと共に受付キーを中継サーバ30に送信する。また、通信部540は、携帯端末20から口座情報要求を受信し、要求中継部560からの制御に従い、当該口座情報要求を中継サーバ30へ中継する。また、通信部540は、中継サーバ30から利用者の口座情報を受信し、口座情報中継部570からの制御に従い、利用者の口座情報を携帯端末20に中継する。
初回設定制御部550は、初回設定時に携帯端末20から受付キーが受信されると、当該受付キーおよび対話型サービスにおける携帯端末20の利用者の利用者特定キーの中継サーバ30への送信を制御する。
要求中継部560は、通信部540により携帯端末20から口座情報要求が受信されると、当該口座情報要求の中継サーバ30へ中継を制御する。
口座情報中継部570は、通信部540により中継サーバ30から携帯端末20の利用者の口座情報メッセージが受信されると、当該口座情報メッセージの携帯端末20への中継を制御する。
<6.情報処理システムの動作>
以上、本実施形態による情報処理システム1の構成を説明した。続いて、図11〜図14を参照し、本実施形態による情報処理システム1の動作を説明する。なお、以下では、初回設定の動作を図11および図12を参照して説明し、サービス利用時の動作を図13および図14を参照して説明する。
(初回設定の動作)
図11および図12は、情報処理システム1による初回設定の動作を示す説明図である。図11に示したように、携帯端末20が例えば利用者による操作に基づいてブラウザアプリケーション260を起動し(S502)、操作部220に認証情報が入力されると(S504)、通信部240が当該認証情報を中継サーバ30に送信する(S506)。
中継サーバ30の認証情報中継部351は、携帯端末20から認証情報が受信されると、銀行サーバ40に初回設定画面を要求する(S508)。そして、認証情報中継部351は、銀行サーバ40から初回設定画面が受信されると(S510)、初回設定画面に含まれる認証情報の設定領域に携帯端末20から受信された認証情報を設定し(S512)、通信部340が当該認証情報を銀行サーバ40に送信する(S514)。なお、スクリーンスクレイピング方式においてはS504およびS506の処理とS508およびS510の処理の順序は逆であってもよい。
銀行サーバ40の認証部410は、中継サーバ30から受信された認証情報について認証を行う(S516)。そして、認証が失敗した場合(S518/NO)、通信部440が中継サーバ30に認証失敗通知を送信し(S520)、中継サーバ30の通信部340が携帯端末20に当該認証失敗通知を中継する(S522)。一方、認証が成功した場合(S518/YES)、通信部440が認証成功通知を中継サーバ30に送信し(S524)、銀行サーバ40はログアウト処理を行う(S526)。中継サーバ30の認証情報中継部351は、認証成功通知が受信されると、以降のログインのために用いられる店番、科目、口座番号およびログインパスワードなどのログイン情報をログイン情報記憶部320に記憶させる(S528)。
その後、中継サーバ30の受付キー発行部352が受付キーを発行し(S530)、当該受付キーを携帯端末20の利用者のログイン情報と関連付けてログイン情報記憶部320が記憶し、通信部340が当該受付キーを携帯端末20に送信する(S532)。
携帯端末20は、中継サーバ30から受付キーを受信すると、図12に示したように、図5に示した受付キーの送信誘導画面を表示する(S533)。そして、送信誘導画面において「受付キーを送る」ボタン36が選択されると、携帯端末20の対話型アプリケーション270が起動し(S534)、受付キーがブラウザアプリケーション260から対話型アプリケーション270に引き継がれる(S536)。その後、携帯端末20の通信部240が、対話型アプリケーション270からの制御に基づき、受付キーを対話型サービスサーバ50に送信する(S538)。
対話型サービスサーバ50の初回設定制御部550は、携帯端末20から受信された受付キーおよび対話型サービスにおける携帯端末20の利用者の利用者特定キーの中継サーバ30への送信を制御する(S540)。
続いて、中継サーバ30の受付管理部354は、対話型サービスにおける利用者特定キーと受付キーが通信部340により対話型サービスサーバ50から受信されると、ログイン情報記憶部320を参照し、受信された受付キーの発行先利用者を特定する。そして、受付管理部354は、ログイン情報記憶部320において、通信部340により受信された利用者特定キーを、受付キーの発行先利用者のログイン情報と関連付ける(S542)。
その後、中継サーバ30の通信部340が設定完了通知を対話型サービスサーバ50に送信し、対話型サービスサーバ50の通信部540が当該設定完了通知を携帯端末20に送信すると(S546)、初回設定が完了した旨を携帯端末20の表示部230が表示する(S560)。
(サービス利用時の動作)
図13および図14は、利用者によるサービス利用時の動作を示す説明図である。図13に示したように、携帯端末20の対話型アプリケーション270が起動し(S602)、対話画面において利用者により残高照会を要求する操作が行われると、携帯端末20の通信部240が残高照会要求を対話型サービスサーバ50に送信する(S604)。
対話型サービスサーバ50の初回設定制御部550は、携帯端末20から残高照会要求が受信されると、対話型サービスにおける携帯端末20の利用者特定キーを含む残高照会要求の中継サーバ30への送信を制御する(S606)。
続いて、中継サーバ30の自動ログイン部355は、残高照会要求に応じ、銀行サーバ40にログイン画面を要求する(S608)。そして、銀行サーバ40からログイン画面が送信されると(S610)、自動ログイン部355は、S606において受信された利用者特定キーに関連付けられたログイン情報をログイン情報記憶部320から抽出し(S612)、抽出したログイン情報をログイン画面に設定する(S614)。
当該ログイン情報を中継サーバ30の通信部340が銀行サーバ40に送信すると(S616)、銀行サーバ40の認証部410が当該ログイン情報について認証を行う(S617)。そして、認証が失敗した場合(S618/NO)、通信部440が中継サーバ30に認証失敗通知を送信し(S620)、中継サーバ30の自動ログイン部355が認証失敗メッセージを生成し(S622)、通信部340が認証失敗メッセージを対話型サービスサーバ50に送信する(S624)。続いて、対話型サービスサーバ50は、中継サーバ30から受信した認証失敗メッセージを携帯端末20に中継し(S628)、携帯端末20の表示部230が認証失敗メッセージを表示する(S630)。
一方、S618において銀行サーバ40による認証が成功した場合(S618/YES)、図14に示したように、銀行サーバ40の通信部440が中継サーバ30に口座残高を送信し(S632)、銀行サーバ40がログアウト処理を行う(S634)。
その後、中継サーバ30の口座情報処理部356は、銀行サーバ40から受信された口座残高に基づいて口座残高メッセージを生成し(S636)、通信部340が当該口座残高メッセージを対話型サービスサーバ50に送信する(S638)。続いて、対話型サービスサーバ50は、中継サーバ30から受信した口座残高メッセージを携帯端末20に中継し(S640)、携帯端末20の表示部230が口座残高メッセージを表示する(S642)。
<7.小括>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、対話型サービスサーバ50に利用者のログイン情報が提供されることなく、中継サーバ30において利用者のログイン情報と対話型サービスの利用者特定キーを関連付けることが可能である。従って、利用者のログイン情報のセキュリティを向上することが可能である。
また、本発明の実施形態においては、中継サーバ30の活用により、銀行サーバ40側の改修無しに、対話型サービスを活用した照会サービスを実現することが可能である。
<8.応用例>
さらに、上述した本発明の実施形態を応用して、さらなる効果を実現することも可能である。以下、本発明の実施形態の幾つかの応用例を説明する。
(第1の応用例)
初回設定において、対話型サービスサーバ50は、ある携帯端末から受付キーを受信すると、図12を参照して説明したように、当該携帯端末の利用者特定キーと受付キーを中継サーバ30に送信する。ここで、中継サーバ30により正当な利用者に発行された受付キーと同一の受付キーを第三者の携帯端末が対話型サービスサーバ50に送信する場合が考えられる。例えば、第三者の携帯端末が送信するランダムな受付キーが正当な利用者に発行された受付キーと一致する場合が生じ得る。このような場合であっても、対話型サービスサーバ50は、第三者の利用者特定キーと正当な利用者に発行された受付キーを中継サーバ30に送信する。結果、第三者の利用者特定キーと正当な利用者のログイン情報が中継サーバ30において関連付けられてしまい、第三者が正当な利用者の口座情報を不正に取得可能となってしまう恐れがある。
第1の応用例は、上記事情に基づいて案出されたものであり、第1の応用例による中継サーバ30は、第三者の利用者特定キーと正当な利用者のログイン情報が関連付けられてしまうことを抑制可能である。以下、第1の応用例による中継サーバ30についてより詳細に説明する。
第1の応用例による中継サーバ30の受付管理部354は、受付キー発行部352が発行した受付キーについての受付制限時間を管理する。例えば、受付管理部354は、受付キーの発行タイミングあるいは携帯端末20への送信タイミングを起点に10分または30分などの受付制限時間を設定してもよい。
また、受付管理部354は、受付制限時間の経過後に対話型サービスサーバ50から受信された受付キーに基づくログイン情報の関連付けを許可しない。すなわち、受付管理部354は、利用者特定キーと受付キーが当該受付キーの受付制限時間の経過後に対話型サービスサーバ50から受信された場合、利用者特定キーと受付キーの発行先利用者のログイン情報の関連付けを行わない。
かかる構成においては、中継サーバ30により正当な利用者に発行された受付キーと同一の受付キーを第三者の携帯端末が対話型サービスサーバ50に送信しても、当該送信のタイミングが受付キーの受付制限時間経過後であれば受付キーに基づくログイン情報の関連付けが行われない。従って、第1の応用例によれば、本実施形態により提供される照会サービスのセキュリティを一層向上することが可能である。
(第2の応用例)
本実施形態による中継サーバ30は、図2を参照して説明した利用者の携帯端末20からのいわゆるスタンプの送信に基づき、銀行サーバ40へログインする。ここで、スタンプの送信は非常に簡単な操作で行われるので、利用者からの連続操作に基づき、携帯端末20から「残高照会」のように同一の情報を指定するスタンプが連続的に送信される場合が生じ得る。このように携帯端末20から同一の情報を指定するスタンプが連続的に送信される度に中継サーバ30が銀行サーバ40へのログインを試みると、銀行サーバ40へのアクセス数が増加し、輻輳が生じかねない。
第2の応用例は、上記事情に基づいて案出されたものであり、第2の応用例による中継サーバ30は、銀行サーバ40へのアクセス数の増加を抑制することが可能である。以下、第2の応用例による中継サーバ30についてより詳細に説明する。
第2の応用例による中継サーバ30の自動ログイン部355は、通信部340が対話型サービスサーバ50から第1の要求を受信した後、通信部340が第1の要求と同一の情報を指定する第2の要求を受信し、かつ、第1の要求と第2の要求が同一の利用者特定キーを含む場合、第2の要求に基づく銀行サーバ40へのログインを第1の要求と第2の要求との時間間隔に応じて制限する。
例えば、同一の携帯端末20から2回送信された残高照会要求について、自動ログイン部355は、2つの残高照会要求の時間間隔が所定時間(例えば5秒)未満である場合には2回目に送信された残高照会要求を破棄してもよい。一方、自動ログイン部355は、2つの残高照会要求の時間間隔が所定時間以上である場合には、双方の残高照会要求について銀行サーバ40にログインしてもよい。
かかる構成により、銀行サーバ40へのアクセス数の増加を抑制し、本実施形態により提供される照会サービスの円滑な運用を支援することが可能である。
<9.変形例>
続いて、本発明の実施形態の変形例を説明する。上記では、利用者特定キーとログイン情報との関連付けのための受付キーが中継サーバ30により発行される例を説明したが、受付キーの起源はかかる例に限定されない。例えば、受付キーは、携帯端末20の利用者により携帯端末20に入力されてもよい。以下、図15を参照し、受付キーの起源についての本実施形態の変形例をより詳細に説明する。
図15は、変形例による初回設定の動作を示す説明図である。図15に示したように、まず、携帯端末20が例えば利用者による操作に基づいてブラウザアプリケーション260を起動する(S702)。その後、利用者が操作部220に認証情報および受付キーを入力すると(S704)、通信部240が当該認証情報および受付キーを中継サーバ30に送信する(S706)。
中継サーバ30の認証情報中継部351は、携帯端末20から認証情報および受付キーが受信されると、銀行サーバ40に初回設定画面を要求する(S708)。そして、認証情報中継部351は、銀行サーバ40から初回設定画面が受信されると(S710)、初回設定画面に含まれる認証情報の設定領域に携帯端末20から受信された認証情報を設定し(S712)、通信部340が当該認証情報を銀行サーバ40に送信する(S714)。
銀行サーバ40の認証部410は、中継サーバ30から受信された認証情報について認証を行う(S716)。そして、認証が失敗した場合(S718/NO)、通信部440が中継サーバ30に認証失敗通知を送信し(S720)、中継サーバ30の通信部340が携帯端末20に当該認証失敗通知を中継する(S722)。一方、認証が成功した場合(S718/YES)、通信部440が認証成功通知を中継サーバ30に送信し(S724)、銀行サーバ40はログアウト処理を行う(S726)。中継サーバ30の認証情報中継部351は、認証成功通知が受信されると、以降のログインのために用いられる店番、科目、口座番号およびログインパスワードなどのログイン情報を、S706において受信された受付キーと関連付けてログイン情報記憶部320に記憶させる(S728)。
以降の動作は、図12を参照して説明して説明した動作と実質的に同一である。すなわち、携帯端末20のブラウザアプリケーション260から対話型アプリケーション270に受付キーが引き継がれ、当該受付キーおよび利用者特定キーが対話型サービスサーバ50から中継サーバ30に送信される。そして、中継サーバ30は、受付キーに基づいて利用者特定キーとログイン情報との関連付けを行う。
なお、中継サーバ30が携帯端末20から受信した受付キーが他の利用者の受付キーと重複する場合、中継サーバ30は、他の受付キーの送信を携帯端末20に要求してもよい。また、上記では利用者が受付キーを携帯端末20に入力する例を説明したが、携帯端末20がランダムに受付キーを生成してもよい。
<10.ハードウェア構成>
以上、本発明の実施形態による情報処理システム1について説明した。上述した情報処理システム1における初回設定や照会サービスの提供などの情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明する中継サーバ30のハードウェアとの協働により実現される。
図16は、中継サーバ30のハードウェア構成を示したブロック図である。中継サーバ30は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、ホストバス304と、を備える。また、中継サーバ30は、ブリッジ305と、外部バス306と、インタフェース307と、入力装置308と、表示装置309と、音声出力装置310と、ストレージ装置311と、ドライブ312と、ネットワークインタフェース315とを備える。
CPU301は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って中継サーバ30内の動作全般を制御する。また、CPU301は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM302は、CPU301が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM303は、CPU301の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス304により相互に接続されている。なお、CPU301、ROM302およびRAM303とソフトウェアとの協働により、図3を参照して説明した中継アプリケーション350の各機能が実現され得る。
ホストバス304は、ブリッジ305を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス306に接続されている。なお、必ずしもホストバス304、ブリッジ305および外部バス306を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置308は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU301に出力する入力制御回路などから構成されている。中継サーバ30のユーザは、該入力装置308を操作することにより、中継サーバ30に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
表示装置309は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。また、音声出力装置310は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。
ストレージ装置311は、本実施形態にかかる中継サーバ30の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置311は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置311は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置311は、ハードディスクを駆動し、CPU301が実行するプログラムや各種データを格納する。なお、ストレージ装置311は、図3を参照して説明したログイン情報記憶部320の機能を実現し得る。
ドライブ312は、記憶媒体用リーダライタであり、中継サーバ30に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ312は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM303に出力する。また、ドライブ312は、リムーバブル記憶媒体24に情報を書き込むこともできる。
ネットワークインタフェース315は、例えば、ネットワーク12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、ネットワークインタフェース315は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
なお、上記では図16を参照して中継サーバ30のハードウェア構成について説明したが、携帯端末20、銀行サーバ40および対話型サービスサーバ50のハードウェアも中継サーバ30と実質的に同一に構成することが可能であるため、説明を省略する。
<11.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、対話型サービスサーバ50に利用者のログイン情報が提供されることなく、中継サーバ30において利用者のログイン情報と対話型サービスの利用者特定キーを関連付けることが可能である。従って、利用者のログイン情報のセキュリティを向上することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の情報処理システム1の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、情報処理システム1の処理における各ステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、中継サーバ30に内蔵されるCPU301、ROM302およびRAM303などのハードウェアに、上述した中継サーバ30の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1 情報処理システム
12 ネットワーク
20 携帯端末
24 リムーバブル記憶媒体
30 中継サーバ
40 銀行サーバ
50 対話型サービスサーバ
220 操作部
230 表示部
240 通信部
250 アプリケーション
260 ブラウザアプリケーション
270 対話型アプリケーション
272 受付キー処理部
274 情報要求処理部
276 表示制御部
320 ログイン情報記憶部
340 通信部
350 中継アプリケーション
351 認証情報中継部
352 受付キー発行部
353 端末画面生成部
354 受付管理部
355 自動ログイン部
356 口座情報処理部
410 認証部
420 口座情報取得部
440 通信部
540 通信部
550 初回設定制御部
560 要求中継部
570 口座情報中継部

Claims (7)

  1. 第1の組織により提供される第1のサービスへのログイン情報を利用者ごとに記憶する記憶部と、
    一の利用者について前記ログイン情報に関連付けられるキー情報を発行する発行部と、
    第2の組織により提供される第2のサービスを利用する前記一の利用者の利用者識別情報および前記キー情報を受信する受信部と、
    前記キー情報に基づき、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を特定し、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を関連付けて前記記憶部に記憶する受付管理部と、
    前記記憶部に記憶されている利用者識別情報を含む要求が前記受信部により受信されると、当該利用者識別情報に関連付けられているログイン情報に基づいて前記第1のサービスにログインし、前記第1のサービスから利用者についての情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された前記利用者についての情報を前記第2の組織のサーバに送信する送信部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記第1の組織は金融機関であり、前記利用者についての情報は、前記金融機関における前記利用者の口座情報である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記要求は、前記利用者の口座情報のうちの特定の情報を指定し、
    前記情報取得部は、前記利用者の口座情報のうちで、前記要求において指定される情報を取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記口座情報は、口座残高、入出金明細情報または顧客ステージ情報を含む、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記受信部が第1の要求を受信した後、前記受信部が前記第1の要求と同一の情報を指定する第2の要求を受信し、かつ、前記第1の要求と前記第2の要求が同一の利用者識別情報を含む場合、前記情報取得部は、前記第2の要求についての情報取得を前記第1の要求と前記第2の要求の時間間隔に応じて制限する、請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、前記発行部が発行したキー情報について受付制限時間を管理する受付管理部をさらに備え、
    前記受付管理部は、前記受付制限時間の経過後に前記受信部により受信されたキー情報に基づく前記ログイン情報の関連付けを許可しない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータを、
    第1の組織により提供される第1のサービスへのログイン情報を利用者ごとに記憶する記憶部と、
    一の利用者について前記ログイン情報に関連付けられるキー情報を発行する発行部と、
    第2の組織により提供される第2のサービスを利用する前記一の利用者の利用者識別情報および前記キー情報を受信する受信部と、
    前記キー情報に基づき、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を特定し、前記一の利用者についての前記第2のサービスにおける利用者識別情報および前記ログイン情報を関連付けて前記記憶部に記憶する受付管理部と、
    前記記憶部に記憶されている利用者識別情報を含む要求が前記受信部により受信されると、当該利用者識別情報に関連付けられているログイン情報に基づいて前記第1のサービスにログインし、前記第1のサービスから利用者についての情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得された前記利用者についての情報を前記第2の組織のサーバに送信する送信部と、
    を備える情報処理装置として機能させるための、プログラム。
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