JP6392338B2 - ワイヤレスネットワークにおいて応答インジケーション延期を動的に設定するためのシステム、方法、及びデバイス - Google Patents

ワイヤレスネットワークにおいて応答インジケーション延期を動的に設定するためのシステム、方法、及びデバイス Download PDF

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Description

[0001] 本願は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレスネットワークにおいて応答インジケーション延期を動的に設定するシステム、方法、およびデバイスに関する。
[0002] ワイヤレス局は、遅延、スループット、および競合しているワイヤレスデバイス間のチャネル利用公平性に関して、各々が異なるサービス品質(QoS)要件を有する異なるチャネル帯域幅を利用して送受信し得る。特定のワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)内でのデータ伝送衝突を回避するために、ワイヤレス局は、それらの関連づけられたRIDカウンタが非ゼロ値を有する間はデータを送信しないようにワイヤレス局の各々に指示する、応答延期インジケーション(RID:response deferral indication)カウンタの使用を採用することができる。しかしながら、ロングレスポンスワイヤレス通信フレームに関する従来のプロトコルは、常に、ワイヤレス局にそれらのRIDカウンタを予め定められた静的値に設定するように指示する。このような予め定められた静的値は、関連づけられた同じ基本サービスセット(BSS)においてワイヤレスデバイスについて定められた送信機会(TXOP)リミット持続時間(transmit opportunity (TXOP) limit durations)に比べて比較的長いものであり得る。これは、WLANのスループット効率を低減するBSSに関連づけられたワイヤレス局にとって過剰な応答延期時間をまねき得る。
[0003] 本開示の一態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。該方法は、第1の物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を受信することを備える。該方法は、第2のPPDUを受信することを備える。該方法は、第2のPPDUが第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、第2のPPDUによって示された値に応答インジケーション延期カウンタの値を更新することを備える。
[0004] 他の態様は、ワイヤレス通信のための装置を開示する。該装置は、第1のPPDUを受信し、第2のPPDUを受信するように構成された受信機を備える。該装置は、第2のPPDUが第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、第2のPPDUによって示された値に応答インジケーション延期カウンタを更新するように構成されたプロセッサを備える。
[0005] 他の態様は、実行されたときに、ワイヤレス通信の方法をプロセッサに実施させるコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体を開示する。該方法は、第1の物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を受信することを備える。該方法は、第2のPPDUを受信することを備える。該方法は、第2のPPDUが第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、第2のPPDUによって示された値に応答インジケーション延期カウンタの値を更新することを備える。
[0006] 他の態様は、ワイヤレス通信のための装置を開示する。該装置は、第1のPPDUを受信するための手段を備える。該装置は、第2のPPDUを受信するための手段を備える。該装置は、第2のPPDUが第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、第2のPPDUによって示された値に応答インジケーション延期カウンタを更新するための手段を備える。
[0007] 図1は、本開示の諸態様が使用され得るワイヤレス通信システムの一例を示す。 [0008] 図2は、図1のワイヤレス通信システム内で用いられ得る例示的なワイヤレスデバイスの機能ブロック図を示す。 [0009] 図3は、例示的な実装形態による、送信デバイスの送信ベクトルアレイ(TXVECTOR)から物理層プロトコルデータユニット(PPDU)への、およびPPDUから受信デバイスの受信ベクトルアレイ(RXVECTOR)への、情報の移動を示す図である。 [0010] 図4は、例示的な実装形態による、PPDUの1つまたは複数の信号(SIG)フィールド内の例示的なフィールドを示すフレーム図である。 [0011] 図5は、例示的な実装形態によるワイヤレス通信のための方法のフローチャートである。 [0012] 図6は、他の例示的な実装形態によるワイヤレス通信のための方法のフローチャートである。
詳細な説明
[0013] 新規なシステム、装置、および方法の様々な態様が、添付の図面を参照して以下でより詳細に説明される。しかしながら、本開示の教示は、多くの異なる形態で具現化されることができ、この開示の全体にわたって提示されるいずれか特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が十分かつ完全となり、当業者に本開示の範囲を十分に伝えるように提供される。ここでの教示に基づき、当業者は、本開示の範囲が、本発明のその他任意の態様と組み合わされて実装されようと、あるいは独立して実装されようと、ここに開示される新規なシステム、装置、および方法のあらゆる態様に及ぶことが意図されていることを理解すべきである。例えば、ここで説明される任意の数の態様を使用して、装置が実装され、または方法が実施されうる。さらに、本発明の範囲は、他の構造、機能、あるいは、本明細書に述べられる発明の様々な態様に加えてまたはそれ以外の構造および機能を使用して実現されるような装置または方法に及ぶことが意図されている。ここで開示される任意の態様が、特許請求の範囲の1つまたは複数の要素によって具現化されうることが理解されるべきである。
[0014] 本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形および置換が本開示の範囲内にある。好ましい態様のいくつかの利益および利点が説明されるが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または目的に限定されることを意図されていない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに広く適用可能であることが意図されており、そのうちのいくつかは、図面および以下の好ましい態様についての説明において、例として示される。詳細な説明および図面は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される本開示の範囲を限定するのではなく、本開示の単なる例示にすぎない。
[0015] ワイヤレスネットワーク技術は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の様々なタイプを含みうる。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを用いて、近くのデバイスを共に相互接続するために使用されうる。ここで説明される様々な態様は、WiFi、またはより一般的に、ワイヤレスプロトコルのIEEE802.11ファミリの任意のメンバのような、任意の通信規格に適用されうる。例えば、ここで説明される様々な態様は、サブ1GHz帯域を使用する、IEEE802.11ahプロトコルの一部として使用されうる。
[0016] いくつかの態様では、サブギガヘルツ帯域におけるワイヤレス信号は、直交周波数分割多重化(OFDM)、直接拡散方式(DSSS)通信、OFDMとDSSS通信の組み合わせ、または他のスキームを使用する802.11ahプロトコルにしたがって送信され得る。802.11ahプロトコルのインプリメンテーションは、センサ、メータリング(metering)、およびスマートグリッドネットワークのために使用されうる。有利なことに、802.11ahプロトコルを実装するある特定のデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力を消費し、および/または比較的長いレンジ(例えば約1キロメートル以上)にわたってワイヤレス信号を送信するために使用されうる。
[0017] いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントである様々なデバイスを含む。例えば、アクセスポイント(「AP」)とクライアント(ワイヤレス局、または「STA」とも称される)との2つのタイプのデバイスが存在しうる。一般に、APは、WLANのためのハブまたは基地局の役割を果たし、STAは、WLANのユーザの役割を果たす。例えば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話機、等であり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的な接続性を得るためにWiFi(例えば、802.11ahなどのIEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAは、APとしても使用されうる。
[0018] アクセスポイント(「AP」)はまた、NodeB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局制御装置(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、または他の何らかの用語を備え、またはそれらとして実装され、あるいはそれらとして知られうる。
[0019] 局「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、モバイル局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備え、それらとして実装され、またはそれらとして知られうる。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスを備えうる。それゆえに、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、携帯情報端末)、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽またはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、グローバルポジショニングシステムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイス中に組み込まれ得る。
[0020] 上述されたように、ここで説明されるデバイスのうちの特定のものは、例えば、802.11ah規格を実装しうる。そのようなデバイスは、STAとして使用されるかAPとして使用されるかまたは他のデバイスとして使用されるかに関わらず、スマートメータリング(smart metering)のために、またはスマートグリッドネットワーク(smart grid network)において使用され得る。このようなデバイスは、センサアプリケーションを提供し、またはホームオートメーション(home automation)において使用されうる。これらのデバイスは、代わりにまたは加えて、例えば、パーソナルヘルスケアのために、ヘルスケアコンテキストにおいて使用されうる。これらはまた、(例えば、ホットスポットとともに使用するための)拡張レンジのインターネット接続性を可能にするために、またはマシンツーマシン通信をインプリメントするために、監視(surveillance)のために使用されうる。
[0021] 図1は、本開示の諸態様が用いられうるワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格(例えば、802.11ah規格)に準拠して動作しうる。ワイヤレス通信システム100は、STA106a、106b、106c、および106d(まとめてSTA106a〜106d)と通信するAP104aを含み得る。ワイヤレス通信システム100は、さらに、STA106e、106f、106g、および106h(まとめてSTA106e〜106h)と通信するAP104bをさらに含み得る。
[0022] AP104aから、例えば、STA106a〜106dのうちの1つまたは複数ヘの送信を容易にする通信リンクは、ダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STA106a〜106dのうちの1つまたは複数から、例えば、AP104aへの送信を容易にする通信リンクは、アップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は、順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることもあり、アップリンク110は、逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることもある。同じ用語が、AP104bと、STA106e〜106hのうちの1つまたは複数との間の伝送を指し得る。
[0023] AP104aおよび104bの各々が、基地局の役割を果たし、それぞれ、基本サービスエリア(BSA)102aおよび102bにおいてワイヤレス通信カバレッジを提供し得る。一実装形態では、AP104aは、AP104aに関連づけられた、そしてAP104aを使用する、STA106a〜106dとともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれ得る。同様に、AP104aのBSSに関して、AP104bは、AP104bに関連づけられた、そして、通信のためにAP104bを使用する、STA106e〜106hとともに、重複する基本サービスセット(OBSS)または異なるBSSと呼ばれ得る。通信の矢印がAP104aまたはSTA106a〜106dのいずれかとAP104bまたはSTA106e〜106hのいずれかとの間では示されていないが、AP104bまたはSTA106e〜106hのうちの1つまたは複数から送信された信号は、例えば、STA106a〜106dのうちの1つまたは複数によって、非意図的に、または望まれずに、検出または受信されることがある。
[0024] 図2は、ワイヤレス通信システム100内で用いられうるワイヤレスデバイス202において利用されうる様々なコンポーネントを例示する。ワイヤレスデバイス202は、ここで説明される様々な方法を実装するように構成されうるデバイスの例である。例えば、ワイヤレスデバイス202は、図1に示される、AP104a、AP104b、あるいはSTA106a〜106hのうちの1つを備え得る。
[0025] ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含みうる。プロセッサ204はまた、中央処理ユニット(CPU)、またはハードウェアプロセッサとも呼ばれ得る。読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)のうちの1つまたは複数を含み得るメモリ206は、プロセッサ204に命令およびデータを提供し得る。プロセッサ204は、通常、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理および算術演算を実行する。メモリ206内の命令は、ここにおいて説明される方法のうちの1つまたは複数をインプリメントするために実行可能であり得る。
[0026] ワイヤレスデバイス202が送信ノードとして実装または使用されるときには、プロセッサ204は、複数の物理層コンバージェンスプロシージャ(PLCP:Physical Layer Convergence Procedure)、すなわち、PHYヘッダタイプのうちの1つを選択し、そのPHYヘッダタイプを有するパケットを生成するように構成され得る。
[0027] ワイヤレスデバイス202が受信ノードとして実装または使用されるときには、プロセッサ204は、複数の異なるPHYヘッダタイプのパケットを処理するように構成されうる。例えば、プロセッサ204は、パケットにおいて使用されるPHYヘッダのタイプを決定し、それに応じてパケットおよび/またはPHYヘッダのフィールドを処理するように構成され得る。
[0028] プロセッサ204は、1つまたは複数のプロセッサでインプリメントされる処理システムのコンポーネントであり得、またはそれを備え得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限ステートマシン、または計算もしくは情報の他の操作を実行しうるその他任意の適切なエンティティの任意の組み合わせでインプリメントされうる。
[0029] 処理システムは、また、ソフトウェアを記憶する、および/またはコードを備える、非一時的なコンピュータ可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他のいずれで呼ばれるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味するように広く解釈される。命令は、(例えば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、またはその他任意の適切なコードのフォーマットにおいて)コードを含みうる。これら命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、処理システムに、ここで説明される様々な機能を実行させる。
[0030] ワイヤレスデバイス202は、また、ワイヤレスデバイス202とリモートロケーションとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210および受信機212を含み得るハウジング208も含み得る。送信機210および受信機212は、トランシーバ214に統合され得る。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合されうる。ワイヤレスデバイス202は、また、(図示されていない)複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナも含み得る。
[0031] 送信機210は、異なるPHYヘッダタイプを有するパケットをワイヤレスに送信するように構成され得る。例えば、送信機210は、前述のように、プロセッサ204によって生成された異なるタイプのヘッダとともにパケットを送信するように構成され得る。
[0032] 受信機212は、異なるPHYヘッダタイプを有するパケットをワイヤレスに受信するように構成され得る。いくつかの態様では、受信機212は、使用されるPHYヘッダのタイプを検出し、それに応じてパケットを処理するように構成される。
[0033] ワイヤレスデバイス202はまた、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出し、定量化しようとするために使用され得る信号検出器218を含み得る。信号検出器218は、総エネルギー、シンボルあたりのサブキャリアごとのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号のような信号を検出し得る。ワイヤレスデバイス202はまた、信号を処理する際に使用するための、デジタル信号プロセッサ(DSP)220も含み得る。DSP220は、送信用のデータユニットを生成するように構成されうる。いくつかの態様では、データユニットは、物理レイヤデータユニット(PPDU)を備えうる。いくつかの態様では、PPDUは、パケットと称される。
[0034] ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様では、ユーザインタフェース222をさらに備えうる。ユーザインタフェース222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備えうる。ユーザインタフェース222は、ワイヤレスデバイス202のユーザに情報を伝えるおよび/またはユーザからの入力を受信する任意の要素またはコンポーネントを含みうる。
[0035] ワイヤレスデバイス202は、いくつかの態様では、応答インジケーション延期(RID)カウンタ224をさらに備え得る。RIDカウンタ224は、そのBSS内で関連づけられた、またはOBSSのAPに関連づけられた1つまたは複数の他のワイヤレスデバイスとのデータ衝突を回避するためにワイヤレスデバイス202がその間はデータのパケットを送信しない、応答インジケーション延期時間を追跡し得る。
[0036] ワイヤレスデバイス202の多様なコンポーネントは、バスシステム226によって共に結合され得る。バスシステム226は、データバスのみならず、例えば、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含みうる。当業者であれば、ワイヤレスデバイス202のコンポーネントは、他の何らかのメカニズムを使用して、共に結合されることができ、または互いに入力を受け取るまたは提供することができることを理解するであろう。
[0037] いくつかの別個のコンポーネントが図2に例示されているが、コンポーネントのうちの1つまたは複数が、組み合わされ、または共通にインプリメントされうる。例えば、プロセッサ204は、プロセッサ204に関して上記に説明された機能をインプリメントするのみならず、信号検出器218、DSP220、および/またはRIDカウンタ224(例えば、メモリ206とともに)に関して上記に説明された機能をインプリメントするためにも使用されうる。さらに、図2に例示されるコンポーネントの各々は、複数の別個の要素を使用してインプリメントされうる。さらに、プロセッサ204は、後述するコンポーネント、モジュール、回路、または類似のもののいずれかを実装するために使用されることができ、あるいは、各々が、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
[0038] 本明細書に記載された特定の実装形態は、スマートメータリングのために使用され得る、またはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る、ワイヤレス通信システムを対象とし得る。これらのワイヤレス通信システムは、センサアプリケーションを提供するために使用されることができ、あるいはホームオートメーションにおいて使用されることができる。このようなシステムで使用されるワイヤレスデバイスは、代わりに、あるいは追加的に、ヘルスケアコンテキストにおいて、たとえばパーソナルヘルスケアのために使用されることもできる。それらは、また、拡張範囲インターネット接続を可能にするために(例えば、ホットスポットとともに使用するために)、あるいはマシンツーマシン通信をインプリメントするために、監視のために使用され得る。したがって、いくつかの実装形態は、約150Kbpsなどの低いデータレートを使用し得る。諸実装形態は、さらに、802.11bなどの他のワイヤレス通信を通じたリンクバジェット利得を増大させ得る(例えば、約20dB)。低いデータレートに従って、ワイヤレスノードが家庭環境での使用のために構成される場合、特定の態様が、電力増幅なしに良好な家庭内カバレッジをもつ実装形態を対象とし得る。さらに、特定の態様が、MESHプロトコルを使用しないシングルホップネットワーキングを対象とし得る。加えて、特定の実装形態が、他のワイヤレスプロトコルよりも優る電力増幅を伴う有意な屋外カバレッジ改善をもたらし得る。さらに、特定の態様は、大きな屋外遅延拡散に対応し得る、およびドップラー(Doppler)に対する感受性の低減された、実装形態を対象とし得る。特定の実装形態が、従来のWiFiと同様のLO精度を達成し得る。
[0039] したがって、特定の実装形態は、サブギガヘルツバンドにおける低い帯域幅でワイヤレス信号を送ることを対象とする。例えば、1つの例示的な実装形態では、シンボルは、1MHzの帯域幅を使用して送信または受信されるように構成され得る。図2のワイヤレスデバイス202は、いくつかのモードのうちの1つで動作するように構成され得る。1つのモードでは、直交周波数分割多重(OFDM)シンボルなどのシンボルは、1MHzの帯域幅を使用して送信または受信され得る。他のモードでは、シンボルは、2MHzの帯域幅を使用して送信または受信され得る。追加のモードが、また、4MHz、8MHz、16MHzなどの帯域幅を使用してシンボルを送信または受信するために提供され得る。帯域幅は、また、チャネル帯域幅とも呼ばれ得る。
[0040] APおよびSTAによって交換される、または1つのSTAと別のSTAとの間で交換されるデータユニットは、前述のように、制御情報またはデータを含み得る。このような情報またはデータは、送信デバイスのTXVECTORアレイおよび受信デバイスのRXVECTORアレイを用いて送信デバイスから受信デバイスに送信され得、ここで、PPDUは、デバイス間で情報を搬送する。図3は、例示的な実装形態にしたがって、送信デバイス(302)のTXVECTOR306からPPDU300への、およびPPDU300から受信デバイス(304)のRXVECTOR308への、情報の移動を示す図である。PPDU300の送信前に、PPDU300の1つまたは複数のサブフィールド(図4参照)が、送信側ワイヤレスデバイス302によって生成された送信ベクトル(TXVECTOR)306と呼ばれるデータのアレイによってポピュレートされ得る。PPDU300がその後受信デバイス304によって受信されるときには、送信側ワイヤレスデバイス302のTXVECTOR306によって予めポピュレートされた、PPDU300の1つまたは複数のサブフィールドが、受信デバイス304において受信ベクトル(RXVECTOR)308と呼ばれる別のデータアレイをポピュレートするために用いられ得る。受信デバイスは、PPDU300内のデータの処理および受信デバイス304の動作を制御するために、受信されたPPDU300の1つまたは複数のサブフィールドからポピュレートされたRXVECTOR308内の情報を用いることができる。
[0041] 図4は、例示的な実装形態による、物理層プロトコルデータユニット(PPDU)300の1つまたは複数のシグナル(SIG)フィールド406内の例示的なフィールドを示すフレーム図である。図4に示されたPPDU300は、それに対する改善の理解のために必要なフィールドまたはフィーチャだけを示しているので、PPDU300は、図示されているよりも多くのフィールドおよび/またはサブフィールドを含み得る。PPDU300は、プリアンブル402およびペイロード404を備え得る。プリアンブル402は、トレーニングフィールド(図示せず)および1つまたは複数のシグナル(SIG)フィールド406を含み得る。PPDU300の送信前に、SIGフィールド406の1つまたは複数のサブフィールドが図3に関して前述したようにTXVECTORによってポピュレートされ得る。サブフィールドは、変調およびコーディングスキーム(MCS)フィールド408、帯域幅(BW)フィールド410、パーシャル(partial)アソシエーションID(AID)フィールド412、COLORフィールド414、アップリンクインジケーションフィールド416、空間ストリーム(SS)フィールド418、および応答インジケーションフィールド420を含み得る。SIGフィールド406の前述のサブフィールドは特定の順序で示されているが、本願は、それだけに限定されるものではなく、前述のサブフィールドの任意のサブセット、および/または本明細書で言及されていない追加のフィールドまたはサブフィールドが、PPDU300のプリアンブル402、SIGフィールド406、および/またはペイロード404に含まれ得る。
[0042] MCSフィールド408は、PPDU300が利用する変調およびコーディングスキームを示し得る。BWフィールド410は、PPDU300がそれにより送信されるべきチャネル帯域幅を示し得る。例えば、BWフィールド410の値は、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、または16MHzを含み、ここで、より低い帯域幅は、一般に、より高い帯域幅よりも、低い伝送レートを提供する。パーシャルAIDフィールド412は、受信デバイスがそこからPPDU300を生成したSTAの基本サービスセット(BSS)を識別し得る情報を含み得る。例えば、パーシャルAIDフィールド412は、PPDU300がそのBSSのAPにアドレスされた場合、パーシャルBSSIDに設定され得る。COLORフィールド414は、また、PPDU300が関連づけられた特定のBSSを示し得る。例えば、PPDU300を送信するAPは、0〜7の範囲内のその選択値にCOLORフィールド414を設定し、BSSの存在する持続時間についてBSSにおけるすべての送信についてその値を維持することになる。1つの例では、COLORフィールド414は、SIGフィールド406内のパーシャルAIDフィールド412の一部であり得る。アップリンクインジケーションフィールド416は、送信されるべきデータがアップリンクデータであるかまたはダウンリンクデータであるかを示し得る。例えば、関連づけられたAPにアドレスされたPPDU300を送信しているSTA(例えば、STA106a〜106h)は、アップリンクインジケーションフィールド416を1に設定し得る。これに反して、関連づけられたSTAにアドレスされたPPDU300を送信しているAP(例えば、AP104aおよび/または104b)、または別のSTAに直接送信しているSTAは、アップリンクインジケーションフィールド416を0に設定し得る。パーシャルAIDフィールド412、アップリンクインジケーションフィールド416、およびCOLORフィールド414が、1MHzPPDUフレーム内に存在しないことがあることに留意すべきである。応答インジケーションフィールド420は、PPDUの期待される応答のタイプを識別し得る。例えば、応答インジケーションフィールド420は、無応答(no response)、ヌルデータパケット(NDP)応答(a null data packet (NDP) response)、通常応答(a normal response)(例えば、NDP応答ではない、最大で第1の長さまでの持続時間または長さを有する応答)、あるいはロング応答(a long response)(例えば、NDP応答ではない、第1の長さよりも大きい持続時間または長さを有する応答)を示し得る。応答インジケーションフィールド420により、PPDU300を受信するいずれのワイヤレスデバイスも、意図された受信デバイスからの応答として送信デバイスが期待しているPPDUとのデータ伝送衝突を回避するためにチャネル上でそれがサイレントのままであるべき時間の長さを決定できるようになる。異なった応答送信時間の持続時間(すなわち、RespTxTime)を有し得る、意図された受信機からの期待される応答は、現在のPPDU300の終端(end)からショートインターフレームスペーシング(SIFS)時間後にくることになり得る。SIFS+RespTxTimeの時間の長さは、応答インジケーション延期時間と呼ばれ得る。
[0043] ワイヤレスデバイス(例えば、STA106a〜106h)は、何らかのはじめに設定されたまたはリセットされた値から均一なレートで0までカウントダウンする、応答インジケーション延期(RID)カウンタ(例えば、図2に示したRIDカウンタ224)を用いて、応答インジケーション延期時間を追跡し得る。特定のSTAのRIDカウンタおよびネットワーク割当てベクトル(NAV)の両方が0に設定されるときには、特定のSTA内の仮想キャリアセンスインジケーションは、媒体がアイドルであると決定し得る。対照的に、NAVおよびRIDカウンタのいずれかが非ゼロであるときには、インジケーションは媒体がビジーであるというものになる。媒体は、また、特定のSTAが送信しているときにもビジーと示される。
[0044] S1G STAは、前述したように1MHz〜16MHzの異なる帯域幅で動作する、したがって異なるサービス品質(QoS)要件を有する、センサまたはオフローディングデバイスであり得る。例えば、オフローディングデバイスは、遅延、スループット、および公平性(fairness)に関して厳しいQoS要件を有する。前述のように、応答インジケーションフィールドは、PPDUが、無応答、ヌルデータパケット応答、通常応答、またはロング応答を有することを示し得る。従来、ロング応答に設定された応答インジケーションフィールドを有するPPDUをSTAが受信するときには、STAは、それのRIDカウンタを、最大許容PPDU送信時間(MaxPPDUTxTime)に等しい、予め定められた静的な値に設定し、その最大許容PPDU送信時間は、いくつかの実装形態では約27ms(例えば、27.840ms)に等しいものであり得る。これは、S1G BSSに関連づけられたSTAの遅延要件を満たすために、S1G BSSが数ミリ秒(例えば、4ms)程度の限定された送信機会(TXOP)持続時間を利用して動作し得ることを考えると、相対的に言って、STAにとってサイレントであるべき非常に長い持続時間である。よって、本明細書で説明した実装形態の1つまたは複数について、STA(例えば、STA106a〜106hのうちの1つ)は、過剰な応答延期時間を短縮するために、送信ワイヤレスデバイスのTXVECTORによってポピュレートされた、SIGフィールドの前述したサブフィールドのうちの1つまたは複数における情報を利用し得る。したがって、以下で説明するRIDカウンタ設定インプリメンテーションは、APを含めた任意のSTA(例えば、図1に示したAP104aおよび104bのいずれかならびにSTA106a〜106hのうちのいずれか)によって従われることになる。
TXOPリミットに依存するRIDカウンタ設定
[0045] いくつかの実装形態では、ロング応答に等しい応答インジケーションフィールド値を有するPPDUを受信すると、受信STAが、RIDカウンタ値を、PPDUが属するBSSに関連づけられたAPによってアドバタイズされたTXOPリミットの値に設定し得る。TXOPリミットは、同じBSSに関連づけられた別のAPまたはSTAと通信するときに送信STAが超えるべきではない時間の量として理解され得る。TXOPリミット値は、管理フレームに含まれる、拡張された分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータセット要素においてアドバタイズされ得る(例えば、ショートビーコン、プローブ応答、およびEDCAパラメータセットアクションフレーム)。例えば、ロング応答に設定された応答インジケーションフィールド値を有するPPDUを受信するSTAは、受信されたPPDUが受信STAと同じBSSに関連づけられたSTAによって生成され送信された場合、受信STAに関連づけられたAPによってアドバタイズされるTXOPリミットの値に、そのRIDカウンタを設定し得る。受信されたPPDUが受信STAとは異なるBSS(OBSS)に関連づけられたSTAによって生成され送信される場合、受信STAは、2つの予め定められた値のうちの1つにそのRIDカウンタを設定し得る。第1の代替は、MaxPPDUTxTime値である。第2の代替は、OBSSに関連づけられたSTAによってPPDUが生成され送信されたので、OBSSに関連づけられたAPによってアドバタイズされたTXOPリミットの値である。第2の代替が用いられる場合、STAは、関連づけられたTXOPリミット値を含むOBSSのAPによって送信されたフレームを読み取ることによってOBSS TXOPリミット値を決定し得る。
[0046] 受信されたPPDUから追加の情報を抽出する受信STAの能力、または受信STAが記憶していた他の情報に応じて、受信STAは、いくつかの方法でPPDUが同じBSSからのSTAによって生成され送信されたことを決定し得る。第1に、PPDUのMACヘッダ内の受信機アドレス(RA)フィールドまたは送信機アドレス(TA)フィールドが、BSSに関連づけられたAPのアドレスと同じである。第2に、2MHzまたはそれ以上の帯域幅を用いて送信されたロングまたはショートプリアンブルPPDUについて、SIGフィールド内のパーシャルAIDフィールドは、BSSのAPにアドレスされる(すなわち、パーシャルAIDは、受信STAに関連づけられたAPのパーシャルBSSIDを識別する)。この場合、1の値を有するSIGフィールド内のアップリンクインジケーションフィールドは、PPDUがBSSに関連づけられたAPにアドレスされていることの追加の検証をもたらし得る。第3に、SIGフィールド内のCOLORフィールドは、BSSに関連づけられたAPから最も最近受信されたフレームから受信STAが記憶したCOLORフィールド値と同じ値を有する。この場合、0の値を有するSIGフィールド内のアップリンクインジケーションフィールドは、APによって、またはAPに送信していないSTAによってPPDUが生成されたこと、および、PPDUがBSS内で生成されたかまたは別のOBSSから生成されたかを決定するためにCOLORフィールドが考慮に入れられるべきであることの、追加の検証をもたらし得る。
[0047] 同様に、受信STAは、いくつかの方法でPPDUが異なるBSS(OBSS)から制限STAによって生成されると決定し得る。第1に、受信されたPPDUのMACヘッダ内のTAフィールドもRAフィールドも、受信STAのBSSに関連づけられたAPのアドレスと同じではない。第2に、PPDUのSIGフィールド内のパーシャルAIDフィールドは、受信されたPPDUがBSSのAPにアドレスされていないことを示す。前述のように、アップリンクインジケーションフィールドは、PPDUがアップリンクPPDUであるかどうかを特定し得、それは、意図された受信機がAPであるかどうかの決定に役立つ。第3に、受信されたPPDUのSIGフィールド内のCOLORフィールドの値は、BSSのAPから最も最近受信されたフレームからの受信STAによって記憶されたCOLORフィールドの値とは異なる。前述のように、アップリンクインジケーションフィールドは、PPDUがアップリンクであるかどうかを特定するのを助け、それは、COLORフィールドがチェックされるべきかどうかの決定に役立つ。一実装形態では、COLORフィールドは、常に、アップリンクインジケーションフィールドの値とは独立して(例えば、パーシャルAIDフィールドの一部として)SIGフィールド内に存在し得る。この実装形態では、受信STAは、PPDUがそれのBSS内で生成されたかまたは別のOBSS内で生成されたかを決定するために、受信されたPPDUのCOLORフィールドの値を、記憶されたCOLORフィールドと比較する。いくつかの実装形態では、受信STAは、受信されたパケットごとのベースで、記憶されたCOLOR値を変化させ、そして、異なるCOLOR値を備えるPPDUを受信したときにだけ、そしてまた、受信されたPPDU内の応答インジケーションフィールドの値が受信STAの現在のRIDカウンタ値よりも大きな応答インジケーション値を示す場合にだけ、記憶されたCOLOR値を更新し得る。この規則は、また、COLORフィールドがダウンリンクフレーム内に存在し(すなわち、アップリンクインジケーションフィールドが0に設定され)、APを特定するパーシャルBSSIDがアップリンクフレームに存在するケースにもあてはまり得る。この実装形態では、記憶されたCOLOR値は、記憶されたCOLOR値が関連づけられたAPとは異なる宛先APをアップリンクフレームのパーシャルAIDフィールドが特定する場合に、追加的に更新され得る。
[0048] APによって示されるTXOPリミット値が0であり得る、特定の状況が存在する。このような0の値は、示しているAPに関連づけられたいずれのSTAも、応答インジケーションフィールドをロング応答に設定することを許されていないことを示し得る。このような場合、受信STAは、RIDカウンタ値を前述のMaxPPDUTxTimeに設定し得る。
帯域幅に依存するRIDカウンタ設定
[0049] 他のいくつかの実装形態では、受信STAは、RIDカウンタ値を、受信されたPPDUの帯域幅(例えば、帯域幅フィールドの値)に基づかせることができる。例えば、応答インジケーションフィールドがロング応答に設定され、帯域幅(BW)フィールドがCBWX(Xは帯域幅MHzの数)に設定された、PPDUを受信するSTAは、それのRIDカウンタを、帯域幅Xに依存する関数RID_DURATION(CBWX)である値に設定することができる。したがって、非限定的な一例では、CBW1は、チャネル帯域幅1MHzに対応し、CBW2が2MHz、CBW4が4MHz、CBW8が8MHz、CBW16が16MHzに対応し得る。
[0050] 受信STAに関連づけられたAPは、アソシエーションの間、または管理フレームの交換を介して、受信STAに関数RID_DURATION(CBWX)の値を示し得る。非限定的な一例では、このようなインジケーションは、潜在的な帯域幅値に関連づけられた値のテーブルの形態をとりうる。代替的に、関数RID_DURATION(CBWX)の値は、受信STAによってアプリオリに知られていることもあり得る。このような値は、例えば、テーブルの形態で受信STAのメモリ(例えば、メモリ206)内に記憶され得る。
[0051] さらにもう1つの代替形態では、RIDカウンタ値は、MaxPPDUTxTimeの関数(例えば、RID_DURATION(MaxPPDUTxTime, CBWX)、ここで、RID_DURATION = MaxPPDUTxTime/CBWX)であり得る。非限定的な一例では、RIDカウンタ値は、1MHzのBWについて約27ms/1、2MHzについて27ms/2、4MHzについて27ms/4、8MHzについて27ms/8、16MHzについて27ms/16であり得る。しかしながら、このような値は、例示的なものであって非限定的なものではなく、予め定められた値およびチャネル帯域幅に基づく任意の値をとり得る。
[0052] さらに別の代替形態では、受信STAは、受信されたPPDU内の情報のいずれかを使用して(例えば、BWフィールド、MCSフィールド、SSフィールド、またはパーシャルAIDフィールド)、予め定められた量のペイロードデータ(例えば、最大の許容される(A−)MPDUサイズ)を送信するために必要とされる推定された時間としてRIDカウンタ値を計算し得る。
アクセスポイントによって示されるRIDカウンタ設定
[0053] さらに他の実装形態では、受信STAに関連づけられたAPは、応答インジケーションフィールドがロング応答に設定されたPPDUを受信するときに、RIDカウンタを設定するために関連STAが使用する、RID Duration時間を示し得る。APは、アソシエーションの間に、または管理フレーム(例えば、ショートビーコンまたはアクションフレーム)の交換を通じて、このようなRID Duration時間を示し得る。ゆえに、ロング応答に等しい応答インジケーションフィールドを有するPPDUを受信するSTAは、受信されたPPDUが受信STAと同じBSSに関連づけられたSTAによって生成された場合、そのRIDカウンタを、受信STAに関連づけられたAPによってアドバタイズされたRID Duration時間の値に設定し得る。受信されたPPDUが受信STAとは異なるBSS(OBSS)に関連づけられたSTAによって生成された場合、受信STAは、そのRIDカウンタを予め定められた静的な値(例えば、MaxPPDUTxTime)に設定し得る。
[0054] 本願は前述した実装形態の任意の組合せの使用を企図しているので、上記実装形態は、個々での使用(use in isolation)に限定されるものではない。
[0055] 図5は、例示的な実装形態による、ワイヤレス通信のための方法のフローチャート500である。該方法は、ワイヤレス局(例えば、図1のSTA106a〜106d、図2のワイヤレスデバイス202としてより詳細に示されている)によって実施され得る。方法のいくつかの実装形態は、応答インジケーションフィールド値がロング応答に設定されたワイヤレスデータフレームを受信することに応答して、受信ワイヤレスデバイスセットの過剰な延期時間を短縮することによって、ワイヤレスネットワークリソースの改善された割当てをもたらし得る。
[0056] フローチャート500は、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備える物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を受信することを含む、ブロック502から始まり、期待される応答のタイプは、期待される応答なし(no expected response)、ヌルデータパケットの期待される応答(a null data packet expected response)、第1の長さを有する期待される応答(an expected response having a first length)、および第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答(an expected response having a second length longer than the first length)、のうちの少なくとも1つを含む。応答インジケーションは、第2の長さを有する期待される応答を示す。このようなPPDUは、上記のTXOPリミットに依存するRIDカウンタ設定のセクション、帯域幅に依存するRIDカウンタ設定のセクション、およびアクセスポイントによって示されるRIDカウンタ設定のセクションのいずれかに関連して前述したものであり得る。
[0057] ブロック504は、第1のPPDUの少なくとも1つのパラメータの値に基づいて応答インジケーション延期カウンタの値を設定することを含む。上記のTXOPリミットに依存するRIDカウンタ設定のセクションで説明したように、値は、PPDUが受信STAと同じBSS内のSTAによって生成され送信されたか、または別のBSS(OBSS)内のSTAによって生成され送信されたかに応じて、受信STAのBSSについてのTXOPリミット値、OBSSについてのTXOPリミット値、または予め定められた静的値(例えば、MaxPPDUTxTime)のうちの1つであり得る。このような実装形態では、少なくとも1つのパラメータは、PPDUが受信STAと同じBSS内のSTAによって生成され送信されたかまたは別のBSS(OBSS)内のSTAによって生成され送信されたかを決定するためにSTAが用い得る、PPDUのMACヘッダ内のRAフィールドおよび/またはTAフィールド、および/またはPPDUのプリアンブルのSIGフィールド内のパーシャルAID、アップリンク、またはCOLORフィールドを備え得る。
[0058] 上記の帯域幅に依存するRIDカウンタ設定のセクションで説明したように、応答インジケーション延期カウンタの値は、受信されたPPDUの帯域幅に応じて決定され得、あるいは、受信されたPPDUの帯域幅を用いて所与の量のペイロードデータを送信するために必要とされる推定または計算された時間として決定され得る。このような実装形態では、少なくとも1つのパラメータは、前述したように、PPDUのSIGフィールド内の、BWフィールド、MCSフィールド、SSフィールド、またはパーシャルAIDフィールドのうちの1つまたは複数を備え得る。APが、受信されたPPDUの潜在的な帯域幅に関連づけられた値を示す場合、該方法は、アクセスポイントからメッセージを受信することをさらに含み得、該メッセージは、PPDUの潜在的な複数の帯域幅の各々についての応答インジケーション延期カウンタの値を示す。
[0059] 上記アクセスポイントによって示されるRIDカウンタ設定のセクションで説明したように、応答インジケーション延期カウンタの値は、受信されたPPDUが受信STAと同じBSSに関連づけられたSTAによって生成され送信された場合、アソシエーションの間に、または管理PPDU(例えば、ショートビーコン、またはアクションPPDU)の交換を通じて、受信STAに関連づけられたAPによって前もって示され得る。受信されたPPDUがOBSSに関連づけられたSTAによって生成され送信された場合、応答インジケーション延期カウンタの値は、予め定められた値(例えば、MaxPPDUTxTime)であり得る。このような実装形態では、少なくとも1つのパラメータは、PPDUのMACヘッダ内のRAフィールドおよび/またはTAフィールド、および/またはPPDUのプリアンブルのSIGフィールド内のパーシャルAID、アップリンク、またはCOLORフィールドを備え得る。STAは、前述したように、PPDUが受信STAと同じBSSにおいてSTAによって生成され送信されたか、あるいは別のBSS(OBSS)内のSTAによって生成され送信されたかを決定するために、これらのフィールドの1つまたは複数における値を利用し得る。APがRIDカウンタについての適切な値を示す場合、該方法は、アクセスポイントからの値を示すメッセージを受信することを含むステップをさらに含み得る。
[0060] 本願は前述した実装形態の任意の組合せの使用を企図しているので、上記実装形態は、個々での使用に限定されるものではない。
RIDカウンタ値の動的更新
[0061] 従来、STAは、STAが新しいパケットを受け取るたびにそのRIDカウンタ値を更新する。これは、ロング応答に設定された応答インジケーションフィールドを有する直前に受信されたフレームがOBSSによって送信され、新たに受信されたフレームが別のBSS内のSTAによって送信された場合、望ましくないことがある。例えば、このようなケースは、OBSS内のSTAが依然として受信STAから隠れた進行中の伝送を有し得るとしても、受信STAがそのRIDをリセットする(例えば、ロング応答持続時間についてカウントダウンするのではなく)という結果をまねく。したがって、PPDUを受信すると自動的にそのRIDカウンタを更新する代わりに、PPDUを受信するSTAがそのRIDカウンタ値を更新すべきかどうかの動的な決定をそれによってなしうるメカニズムを定義することが望ましい可能性がある。
[0062] 図6は、他の例示的な実装形態による、ワイヤレス通信のための方法のフローチャート600である。方法600は、ワイヤレス局(例えば、図1のSTA106a〜106hまたはAP104aおよび104b、図2にワイヤレスデバイス202としてより詳細に示されている)によって実施され得る。
[0063] ブロック602は、第1の物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を受信することを含む。第1のPPDUは、また、そのRIDカウンタ値を更新するために受信STAが使用した最新の(latest)PPDUでもあり得る。
[0064] いくつかの実装形態では、受信STAは、メモリデバイス(例えば、図2に示されたワイヤレスデバイス202のメモリ206)内の第1のPPDUの少なくとも1つのパラメータの値を記憶し得る。前述のように、少なくとも1つのパラメータは、第1の受信PPDU(例えば、第1のPPDU)が関連づけられたBSSを識別するために受信STAによって利用され得る、受信PPDUのSIGフィールド内のCOLORフィールドの値を備え得る。COLORフィールドが存在しない(例えば、PPDUが1MHz帯域幅PPDUである、あるいは、2MHz以上の帯域幅を用いて送信されたPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがゼロに設定された)実装形態では、受信STAは、−1の値(または0〜7以外の任意の値)を記憶し得る。COLORフィールドが存在しない代替形態では、少なくとも1つのパラメータは、受信されたPPDUのSIGフィールド内にパーシャルAIDフィールドを備え、それは、代替的に、第1の受信されたPPDUが関連づけられたBSSを識別するためにSTAによって使用され得る。他の代替形態では、少なくとも1つのパラメータは、第1のPPDUが関連づけられたBSSを識別するためにMACヘッダのBSSのAPを識別するRAまたはTAフィールドを備え得る。
[0065] ブロック604は、第2のPPDUを受信することを含む。いくつかの実装形態では、第2のPPDUは、図5のフローチャート500のブロック502に関して前述されたPPDUであり得る。したがって、いくつかの実装形態では、フローチャート500は、図6のフローチャート600の続きであり得る。
[0066] ブロック606は、第2のPPDUが第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、応答インジケーション延期カウンタの値を第2のPPDUによって示された値に更新することを含む。前述したように、第1のPPDUのCOLORフィールドの値が第2のPPDUのCOLORフィールドの値と同じである場合、受信STAは、第1のPPDUおよび第2のPPDUが同じBSSに関連づけられたSTAまたはAPによって生成されたことを決定し得る。このような場合、第2のPPDUを送信しているワイヤレス通信デバイスは、受信STAと同じBSSに関連づけられ、したがって、PPDU交換に関与しているSTAのうちの少なくとも1つは、隠れノードではないことになる。このような場合、受信STAは、図5に関して前述したように、第2のPPDUのSIGフィールド内のフィールドからポピュレートされたRXVECTORパラメータの値に基づいてそのRIDカウンタ値を更新し得る。同じ決定および論理は、前述したように、COLORフィールドではなくパーシャルAIDフィールドを用いて適用され得る。
[0067] 第1および第2のPPDUに関連づけられたBSSが同じでない(例えば、異なる)場合、受信ワイヤレスデバイスは、そのような更新が現在のRIDカウンタ値よりも大きな(あるいは、一部の実装形態では等しい)RIDカウンタ値をもたらす場合にのみ、第2のPPDUによって示されるようにそのRIDカウンタ値を更新し得る(例えば、更新値は、現在のRIDカウンタ値よりも小さいものではない)。いくつかの実装形態では、RIDカウンタの現在の値は、第2のPPDUの終端が受信ワイヤレスデバイスによって受信された時点(例えば、第2の通信PPDUの最後のビットが受信STAによって受信された時点)でのRIDカウンタの値に対応し得る。このように、受信STAが別のBSS(OBSS)に関連づけられた第2のPPDUを受信するときには、受信STAは、受信STAが早まって送信を開始した場合に潜在的なデータ送信衝突をまねく、より低い値へと、そのRIDカウンタ値を誤ってリセットしないことになる。
[0068] 本明細書で使用されるとき、「決定すること」という用語は、幅広い動作を含む。例えば、「決定すること」は、算出すること、計算すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確かめること、等を含みうる。また、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)、等を含みうる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含みうる。さらに、本明細書で使用されるとき、「チャネル帯域幅」は、ある特定の態様において、帯域幅を包含することもあり、または帯域幅とも呼ばれ得る。
[0069] 本明細書で使用されるとき、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」というフレーズは、単一の要素を包含する、それらの項目の任意の組み合わせを指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーするように意図される。
[0070] 上述された方法のさまざまな動作は、それらの動作を実行することができる任意の適切な手段、例えば、さまざまなハードウェアおよび/またはソフトウェアの(複数を含む)コンポーネント、回路、および/または(複数を含む)モジュールによって実行され得る。一般的に、図に示した任意の動作は、それらの動作を実行することができる対応する機能的手段によって実行され得る。
[0071] 本開示に関連して説明された、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書において説明された機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア・コンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせを用いて、実現または実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代替として、このプロセッサは、任意の商業的に利用可能なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシン(state machine)でありうる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアを備えた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは、このような他の任意の構成として実装され得る。
[0072] 1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実装されうる。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信されうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの移動を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令もしくはデータ構造の形で所望のプログラムコードを搬送または記憶するよう使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続は、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技法を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれている。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体(例えば、有形媒体)を備えうる。加えて、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的なコンピュータ可読媒体(例えば、信号)を備えうる。上記の組み合わせはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0073] 本明細書に開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに置き換えられうる。すなわち、ステップまたは動作の特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は、本願の特許請求の範囲から逸脱せずに変更され得る。
[0074] 説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実装されうる。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令群として、コンピュータ可読媒体上で記憶され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令もしくはデータ構造の形で所望のプログラムコードを搬送または記憶するよう使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体を備えることができる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。
[0075] したがって、ある態様は、ここで提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。例えば、こういったコンピュータ・プログラム・プロダクトは、そこに格納された(および/またはエンコードされた)命令を有するコンピュータ可読媒体を備え、その命令は、ここに記載された動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。特定の態様については、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含み得る。
[0076] ソフトウェアまたは命令はまた、送信媒体を介して送信され得る。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。
[0077] さらに、ここに説明された方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段が、ダウンロードされることができること、および/または、そうでなければ、ユーザ端末および/または基地局によって、適用可能に得られることが理解されるべきである。例えば、そのようなデバイスは、本明細書で説明された方法を遂行するための手段の移動を容易にするためにサーバに結合されることができる。代替的に、ここで説明された様々な方法は、デバイスに記憶手段を結合または提供することによりユーザ端末および/または基地局が様々な方法を取得できるように、記憶手段(例えば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理記憶媒体、等)を介して提供されることができる。その上、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適した技法が利用されることができる。
[0078] 本願の特許請求の範囲が、上述の厳密な構成およびコンポーネントのみに限定されないことが、理解されるべきである。様々な修正、変更、および変形が、上記に説明された方法および装置の配置、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく行われうる。
[0079] 以上は本開示の諸態様を対象としているが、本開示の他のおよびさらなる態様が、その基本的な範囲から逸脱することなく考案され得、その範囲は、添付の特許請求の範囲によって決定される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
第1の物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を受信することと、
第2のPPDUを受信することと、
前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、応答インジケーション延期カウンタの値を前記第2のPPDUによって示された値に更新することと、
を備える方法。
[C2]
前記第2のPPDUが前記第1のPPDUとは異なる基本サービスセットに関連づけられ、前記示された値が前記応答インジケーション延期カウンタの現在の値よりも小さいものではないときに、前記応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された前記値に更新することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記応答インジケーション延期の前記現在の値が、前記第2のPPDUの終端が受信されたときの前記応答インジケーション延期カウンタの値に対応する、C2に記載の方法。
[C4]
前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがアップリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのパーシャルアソシエーション識別情報(パーシャルAID)フィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントのアドレスを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがダウンリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのCOLORフィールドが、前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントによって前記第2のPPDUが生成されたことを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記第1のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第1のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、
前記第2のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記方法は、
前記第2のPPDUの帯域幅フィールド内のインジケーションに基づいて、前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を最大PPDU送信時間に設定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記方法は、
前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を、前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットの送信機会リミットに設定することをさらに備える、
C1に記載の方法。
[C9]
ワイヤレス通信のための装置であって、
第1のPPDUを受信することと、第2のPPDUを受信することとを行うように構成された受信機と、
前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された値に更新するように構成されたプロセッサと、
を備える装置。
[C10]
前記プロセッサが、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUとは異なる基本サービスセットに関連づけられ、前記示された値が前記応答インジケーション延期カウンタの現在の値よりも小さいものではないときに、前記応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された前記値に更新するようにさらに構成された、C9に記載の装置。
[C11]
前記応答インジケーション延期の前記現在の値が、前記第2のPPDUの終端が受信されたときの前記応答インジケーション延期カウンタの値に対応する、C10に記載の装置。
[C12]
前記プロセッサが、前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがアップリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのパーシャルAIDフィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントのアドレスを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定するようにさらに構成された、C9に記載の装置。
[C13]
前記プロセッサが、前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがダウンリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのCOLORフィールドが、前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントによって前記第2のPPDUが生成されたことを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定するようにさらに構成された、C9に記載の装置。
[C14]
前記プロセッサが、
前記第1のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第1のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、
前記第2のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、を行うようにさらに構成された、
C9に記載の装置。
[C15]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、
前記プロセッサは、前記第2のPPDUの帯域幅フィールド内のインジケーションに基づいて、前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を最大PPDU送信時間に設定するようにさらに構成された、C9に記載の装置。
[C16]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、
前記プロセッサは、前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を、前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットの送信機会リミットに設定するようにさらに構成された、C9に記載の装置。
[C17]
実行されたときにワイヤレス通信の方法をプロセッサに実行させるコードを備える、非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記方法は、
第1のPPDUを受信することと、
第2のPPDUを受信することと、
前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、応答インジケーション延期カウンタの値を前記第2のPPDUによって示された値に更新することと、
を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
[C18]
前記コードは、実行されたときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUとは異なる基本サービスセットに関連づけられ、前記第2のPPDUによって示された前記値が前記応答インジケーション延期カウンタの現在の値よりも小さいものではないときに、前記応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された前記値に更新することをさらに備える前記方法を前記プロセッサに実行させる、C17に記載の媒体。
[C19]
前記応答インジケーション延期の前記現在の値が、前記第2のPPDUの終端が受信されたときの前記応答インジケーション延期カウンタの値に対応する、C18に記載の媒体。
[C20]
前記コードは、実行されたときに、前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがアップリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのパーシャルAIDフィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントのアドレスを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定することをさらに備える前記方法を前記プロセッサに実行させる、C17に記載の媒体。
[C21]
前記コードは、実行されたときに、前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがダウンリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのCOLORフィールドが、前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントによって前記第2のPPDUが生成されたことを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定することをさらに備える前記方法を前記プロセッサに実行させる、C17に記載の媒体。
[C22]
前記コードは、実行されたときに、
前記第1のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第1のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、
前記第2のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、
をさらに備える前記方法を前記プロセッサに実行させる、C17に記載の媒体。
[C23]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記方法は、
前記第2のPPDUの帯域幅フィールド内のインジケーションに基づいて、前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を最大PPDU送信時間に設定することをさらに備える、C17に記載の媒体。
[C24]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記方法は、
前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を、前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットの送信機会リミットに設定することをさらに備える、C17に記載の媒体。
[C25]
ワイヤレス通信のための装置であって、
第1のPPDUを受信するための手段と、
第2のPPDUを受信するための手段と、
前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された値に更新するための手段と、
を備える装置。
[C26]
前記第2のPPDUが前記第1のPPDUとは異なる基本サービスセットに関連づけられ、前記示された値が前記応答インジケーション延期カウンタの現在の値よりも小さいものではないときに、前記応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された値に更新するための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C27]
前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがアップリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのパーシャルAIDフィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットのアクセスポイントのアドレスを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられることを決定するための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C28]
前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがダウンリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのCOLORフィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントによって前記第2のPPDUが生成されたことを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定するための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C29]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記装置が、
前記第2のPPDUの帯域幅フィールド内のインジケーションに基づいて、前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を最大PPDU送信時間に設定するための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C30]
前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記装置が、
前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を、前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットの送信機会リミットに設定するための手段をさらに備える、C25に記載の装置。

Claims (15)

  1. ワイヤレス通信のための方法であって、
    第1の物理層プロトコルデータユニット(PPDU)を受信することと、
    第2のPPDUを受信することと、
    前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられているかどうかを決定することと、
    前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、応答インジケーション延期カウンタの値を前記第2のPPDUによって示された値に更新することと、
    を備える方法。
  2. 前記第2のPPDUが前記第1のPPDUとは異なる基本サービスセットに関連づけられ、前記示された値が前記応答インジケーション延期カウンタの現在の値よりも小さいものではないときに、前記応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された前記値に更新することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記応答インジケーション延期の前記現在の値が、前記第2のPPDUの終端が受信されたときの前記応答インジケーション延期カウンタの値に対応する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがアップリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのパーシャルアソシエーション識別情報(パーシャルAID)フィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントのアドレスを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがダウンリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのCOLORフィールドが、前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントによって前記第2のPPDUが生成されたことを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第1のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、
    前記第2のPPDUの少なくとも1つのパラメータに基づいて前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットを決定することと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記方法は、
    前記第2のPPDUの帯域幅フィールド内のインジケーションに基づいて、前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を最大PPDU送信時間に設定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記方法は、
    前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を、前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットの送信機会リミットに設定することをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  9. 実行されたとき請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の方法に従ったステップをプロセッサに実行させるコードを備える、コンピュータプログラム
  10. ワイヤレス通信のための装置であって、
    第1のPPDUを受信するための手段と、
    第2のPPDUを受信するための手段、ここにおいて、前記装置は、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられているかどうかを決定するように適合され、前記装置は、
    前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられるときに、応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された値に更新するための手段をさらに備える、と、
    を備える装置。
  11. 前記第2のPPDUが前記第1のPPDUとは異なる基本サービスセットに関連づけられ、前記示された値が前記応答インジケーション延期カウンタの現在の値よりも小さいものではないときに、前記応答インジケーション延期カウンタを前記第2のPPDUによって示された値に更新するための手段をさらに備える、請求項10に記載の装置。
  12. 前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがアップリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのパーシャルAIDフィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットのアクセスポイントのアドレスを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられることを決定するための手段をさらに備える、請求項10に記載の装置。
  13. 前記第2のPPDUのアップリンクインジケーションフィールドがダウンリンクPPDUを示し、前記第2のPPDUのCOLORフィールドが前記第1のPPDUの前記基本サービスセットに関連づけられたアクセスポイントによって前記第2のPPDUが生成されたことを示すときに、前記第2のPPDUが前記第1のPPDUと同じ基本サービスセットに関連づけられると決定するための手段をさらに備える、請求項10に記載の装置。
  14. 前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記装置が、
    前記第2のPPDUの帯域幅フィールド内のインジケーションに基づいて、前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を最大PPDU送信時間に設定するための手段をさらに備える、請求項10に記載の装置。
  15. 前記第2のPPDUが、期待される応答のタイプを示す応答インジケーションを備え、前記期待される応答のタイプが、期待される応答なし、ヌルデータパケットの期待される応答、第1の長さを有する期待される応答、および前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する期待される応答、のうちの少なくとも1つを含み、前記応答インジケーションは、前記第2の長さを有する前記期待される応答を示し、前記装置が、
    前記応答インジケーション延期カウンタの前記値を、前記第2のPPDUに関連づけられた前記基本サービスセットの送信機会リミットに設定するための手段をさらに備える、請求項10に記載の装置。
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