JP6391785B2 - 撮影装置、認証方法及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、被検者の認証を行うための技術に関するものである。
近年、病院等の医療機関において情報化が進み、患者の診断情報を管理する電子カルテを導入する機関が増えている。電子カルテ上には、患者の診断履歴情報、投薬情報、手術情報、患部画像データ及びX線画像データ等が一元管理され、データ(情報)の共有や再利用が簡単にできるようになってきている。また、近年のストレージの大容量化によって、患部等の画像データを大量に撮影して電子カルテに格納できるようになった。
このような環境の中で、デジタルカメラを利用して患者を撮影し、撮影した画像データを診療の記録として電子カルテに格納するような利用法が頻繁に活用されている。特に、皮膚科、外科又は介護の現場では、患者の傷口、手術痕又は褥瘡(床ずれ)を定期的にデジタルカメラで撮影し、患部の経時変化を観察することが行われている。
このようなデジタルカメラの利用シーンでは、必ずしも診察した医師が撮影するとは限らない。医師の指示のもとに、院内の撮影スタッフ或いは看護師、又は、院外の訪問看護師等が撮影する場合がある。この場合、医師が対象患者の名前及びID等の基本情報に加え、撮影部位、撮影枚数及び撮影***等を含む撮影指示を発行し、撮影者が医師の指示を確認しながら撮影を行う必要がある。
このような利用シーンに対し、特許文献1には、医師の撮影オーダ発行の際に患者の3次元画像データを画面に表示し、医師が3次元画像データ上の撮影部位を直接指定することによりオーダが発行される技術が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示される技術において、撮影者は患者の本人確認を目視で行っている。そのため、患者の取り違いによる医療事故が起きてしまう可能性が存在する。これを防ぐためにも、確実な個人認証を行うことが求められる。
これに対し、特許文献2には、顔画像を利用して患者を認識して診察や投薬等の医療行為を行う技術が開示されている。特許文献3には、複数の認証方法を予め設定した優先順位に基づき選択していく技術が開示されている。
ところで、医療現場では、おたふく風邪やかぶれ等により顔が変形している、又は、目の病気によりまぶたを開けることができない、といったことが想定される。しかしながら、特許文献2及び3に開示される技術においては、このような点に考慮されておらず、正確に患者を認証することができない可能性がある。
そこで、本発明の目的は、被検者の認証を正確に行うことにある。
本発明の認証装置は、被検者に係る情報に基づいて決定された認証方法を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された認証方法で前記被検者の認証処理を行う認証手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、被検者の認証を正確に行うことが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、訪問看護師や介護士等の撮影者が、医師による撮影指示に基づいて、撮影装置であるデジタルカメラを用いて被写体である撮影対象患者を撮影する場合を想定している。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮影処理システムの構成を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る撮影処理システム100は、クライアント装置110、画像管理サーバ装置120、撮影装置130、有線ネットワーク140及び無線ネットワーク150を備える。ここで、クライアント装置110と画像管理サーバ装置120とは、有線ネットワーク140を介して接続されている。また、画像管理サーバ装置120と撮影装置130とは、無線ネットワーク150を介して接続されている。なお、撮影装置130は、認証装置の一例となる構成であり、クライアント装置110は、情報処理装置の一例となる構成である。
クライアント装置110は、医師により利用される装置である。図1に示すように、クライアント装置110は、撮影指示入力部111、画像表示部112、患者情報取得部113及び認証方法決定部114を備える。撮影指示入力部111は、医師による撮影指示を受け付ける。画像表示部112は、撮影画像データを表示し、医師に閲覧させる。患者情報取得部113は、患者の認証方法を決定するために、電子カルテ等から患者の病歴情報及び個人情報を取得する。なお、病歴情報等はクライアント装置110内部に備えられた記憶部に記憶されていてもよいし、クライアント装置110の外部に備えられた記憶部に記憶されていてもよい。認証方法決定部114は、患者情報取得部113で取得された患者に係る情報に基づいて、患者の認証方法を決定する。
画像管理サーバ装置120は、撮影画像データを管理する装置である。図1に示すように、画像管理サーバ装置120は、撮影指示格納部121、画像格納部122及び認証情報格納部123を備える。撮影指示格納部121は、クライアント装置110(撮影指示入力部111)において受け付けられた医師による撮影指示を格納する。
画像格納部122は、撮影装置130で撮影された撮影画像データを格納する。認証情報格納部123は、クライアント装置110の認証方法決定部114で決定された患者の認証方法を格納する。
撮影装置130は、被写体である撮影対象患者を撮影する汎用デジタルカメラである。図1に示すように、撮影装置130は、記憶部131、入力部132、撮影指示並び換え部133、撮影部134、表示部135、画像格納制御部136及び認証部137を備える。
記憶部131は、各種の情報、各種のデータ及び各種のテーブル等を記憶する。入力部132は、撮影者が各種の情報や各種の指示等を入力する。撮影指示並び換え部133は、クライアント装置110において受け付けられ、撮影指示格納部121にて格納されている医師による撮影指示の並び換えを行う。撮影部134は、レンズ等の光学系を介して結像された被写体の光学像を電子的な撮像画像データに変換する撮像センサを備える。表示部135は、撮影部134の撮像センサにより得られるライブビュー画像データ及び撮影画像データを表示する液晶表示画面を備える。画像格納制御部136は、クライアント装置110にて受け付けられ、画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121にて格納されている撮影指示の順序に従って、撮影部134で撮影された撮影画像データを画像格納部122に格納する制御を行う。認証部137は、画像管理サーバ装置120の認証情報格納部123に格納された認証方法に基づいて、患者の認証を行う。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る撮影処理システム100における撮影処理を示すフローチャートである。なお、図2に示す処理は、医師がクライアント装置110に対して撮影指示を行うことにより開始される処理である。また、図2に示す処理は、撮影処理システム100における該当する装置内で、CPUがHDD等の記録媒体から必要なデータ及びプログラムを読み出して実行することにより、実現する処理である。
ステップS101において、クライアント装置110の撮影指示入力部111は、医師による撮影指示を受け付ける。それとともに、クライアント装置110の患者情報取得部113は患者情報を取得し、クライアント装置110の認証方法決定部114は、患者情報取得部113で取得された患者情報に基づいて、患者の認証に使用する認証方法を決定する。そして、クライアント装置110は、撮影指示入力部111により受け付けられた撮影指示、及び、認証方法決定部114で決定された認証方法を、ネットワーク140を介して、画像管理サーバ装置120に対して送信する。画像管理サーバ装置120は、クライアント装置110から受信した撮影指示を撮影指示格納部121に格納するとともに、クライアント装置110から受信した認証方法を認証方法格納部123に格納する。
ステップS102において、撮影装置130は、無線ネットワーク150を介して、画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121から撮影指示を読み込むとともに、画像管理サーバ装置120の認証方法格納部123から認証方法を読み込む。そして、撮影装置130は、認証部137を用いて、患者の認証を行う。認証が成功した後、撮影装置130は、撮影指示の並び換えを行い、当該並び換えを行った撮影指示を表示部135に表示する。その後、表示部135に表示された撮影指示に従って撮影者が撮影処理を行うと、撮影装置130は、撮影対象患者の撮影画像データを生成する。撮影装置130は、撮影対象患者の撮影画像データを、無線ネットワーク150を介して画像管理サーバ装置120に送信する。画像管理サーバ装置120は、撮影対象患者の撮影画像データを画像格納部122に格納する。
ステップS103において、クライアント装置110は、画像管理サーバ装置120の画像格納部122に格納されている撮影画像データを取得し、医師が閲覧できるように当該撮影画像データを画像表示部112に表示する。このとき、画像表示部112には、医師による撮影指示に応じた順序で撮影画像データが表示される。
図3は、医師により入力される撮影指示の一例を示す図である。図3に示す例では、撮影指示300には、患者名、患者ID、年齢及び性別等の撮影対象患者の患者基本情報と、指示医名、撮影方法、撮影部位(撮影患部)、撮影***、注意事項及び認証方法等の撮影情報とが含まれる。図3に示す例では、単純に撮影部位を複数列挙しているが、各撮影部位に対して、撮影枚数、撮影角度、撮影理由及び注意事項等を詳細に設定するようにしてもよい。また、認証方法については、認証方法決定部114で自動的に決定されるものであるが、医師が手動で入力することも可能である。
図4は、図2のステップS102における撮影処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図4に示す処理は、撮影装置130内において、CPUがHDD等の記録媒体から必要なデータ及びプログラムを読み出して実行することにより、実現する処理である。
ステップS1021において、撮影装置130は、無線ネットワーク150を介して、画像管理サーバ装置120の認証方法格納部123に格納されている認証方法を例えば記憶部131にロードする。ここで、画像管理サーバ装置120と撮影装置130とは、Bluetooth(登録商標)に代表される短距離無線通信や赤外線通信等の無線ネットワーク150で接続されている。そして、撮影装置130は、ロードした認証方法を用いて患者の認証を行う。患者の認証が成功すると、処理はステップS1022に移行する。ステップS1022において、撮影装置130は、無線ネットワーク150を介して、画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121に格納されている撮影指示を例えば記憶部131にロードする。
ステップS1023において、撮影装置130は、ステップS1022でロードした撮影指示に含まれる撮影部位に基づいて、記憶部131に格納されているシェーマ(人体部分図)から、参照図としてのシェーマを選択する。なお、本実施形態では、参照図選択処理を撮影装置130で行うようにしているが、画像管理サーバ120が撮影指示に含まれる撮影部位に基づいて参照図としてのシェーマを選択する。撮影装置130は、選択された参照図を撮影指示の一部として画像管理サーバ装置120からロードするようにしてもよい。
ステップS1024において、撮影装置130は、撮影指示に含まれる撮影部位を表示部135に表示する。ここでは、例えば、ステップS1023で選択された参照図上に、撮影指示に含まれる撮影部位が重畳して表示される。
続いて、撮影者がステップS1024で表示された撮影部位から一つの撮影部位を選択すると、ステップS1025において、撮影装置130は、ステップS1022でロードした撮影指示を表示部135に表示する。ここでは、例えば、ライブビュー画像データに重畳して撮影指示が表示される。
続いて、撮影者は撮影ボタンを押下する。これにより、ステップS1026において、撮影装置103の撮影部134は、レンズから取り込んだ被写体(撮影対象患者)の光学像を電子的な撮影画像データに変換する撮影処理を行う。ステップS1027において、撮影装置130(例えば、撮影部134)は、ステップS1026の撮影処理で得られた撮影画像データに対し、撮影情報をメタデータとして付与する。本ステップで付与される撮影情報としては、撮影日時や撮影場所のような撮影時に得られる情報に加えて、撮影対象患者の患者基本情報、撮影部位等の撮影指示、及び、患者の本人認証に用いた認証情報等が挙げられる。このように撮影画像データに撮影情報を付与することにより、例えば後日、「右肘頭」のようなキーワードで撮影部位を指定して、撮影画像データを検索することや、患者の認証に用いられた情報を確認することが可能となる。
ステップS1028において、撮影装置130は、全ての撮影部位に対して撮影処理を終了したか否かを判定する。全ての撮影部位に対して撮影処理を終了していない場合、処理はステップS1024に戻る。そして、撮影処理130は、未だ撮影処理を終了していない撮影部位について、ステップS1024以降の処理を再度行う。一方、全ての撮影部位に対して撮影処理を終了した場合、処理はステップS1029に移行する。
ステップS1029において、撮影装置130の画像格納制御部136は、ステップS1026の撮影処理で得られた撮影画像データを、撮影者による撮影順ではなく、図3に示す撮影指示に含まれる撮影部位の指示順で、画像管理サーバ装置120の画像格納部122に格納させる。
図5は、図4のステップS1021における認証処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図5に示す処理は、撮影装置130内において、CPUがHDD等の記録媒体から必要なデータ及びプログラムを読み出して実行することにより、実現する処理である。
ステップS10211において、撮影装置130は、画像管理サーバ装置120の認証方法格納部123から認証方法を取得する。この認証方法は、クライアント装置110の認証方法決定部114により決定された方法であり、例えば生体情報を用いた認証方法および個人情報を用いた認証方法が含まれる。なお、生体情報とは例えば、顔、虹彩、指紋、声紋、掌紋、署名及び歯型である。また個人情報とは例えば、氏名、年齢、住所、本籍、生年月日、病歴、家族の名前や構成及び保険証番号である。なお、認証方法は少なくとも一つ決定されればよく、生体情報を用いた認証方法および個人情報を用いた認証方法の両者を決定する必要はない。
ここで、認証方法決定部114における認証方法決定処理について説明する。先ず、認証方法決定部114は、カルテ等から得られた情報(疾病に係る情報)に基づいて、認証処理に使用することができない情報を推測する。ここで、カルテ等から得られる情報には、例えば上述の個人情報および生体情報の他、病名および前回診察時(撮影時)の日時等が含まれる。なお、カルテ等から得られる情報は上記の情報に限定されるものではなく、他の情報を含んでも良いし、上記の情報の一部のみを含むこととしてもよい。
例えば、カルテ等から得られた情報に「おたふく風邪」であるという情報が含まれている場合、おたふく風邪の患者(被検者)は、顔が腫れることがあるため、顔を用いた認証処理は適切ではない。また、認知症又はその可能性がある患者は、本人に関わる情報を忘れている恐れがあるため、氏名や住所といった個人情報を認証処理に用いることは適切ではない。一方、認知症の恐れがなく、入院患者の中に同姓同名又は同じ生年月日の人物がいない場合、氏名や生年月日を用いた場合の精度が高くなるため、これらの情報が選択されやすくなる。このように、認証方法決定部114は、患者の病状や状況に基づいて、高精度に患者の認証処理を行うことが可能な情報を選択し、例えばその精度が高い順に、画像管理サーバ装置120の認証方法格納部123に格納していく。ここで精度の高さについては、学術論文や書籍等で示されている各認証方法の精度情報を用いてもよいし、ユーザが任意に設定してもよい。本来、認証処理は、第三者の成りすましを防止するために行われるため、他人が把握している可能性がある情報、例えば氏名や生年月日を使うことは稀である。しかし、ここでは患者の取り違いを防止することが目的である。この場面では、第三者が成りすましを行うことによって得るメリットが少ない、つまり、成りすましが発生する可能性が低い。そのため、他人が把握している情報も認証処理に用いることができる。なお、疾病に係る情報とともに、前回の患者の撮影から現在までの時間間隔に基づいて認証方法を決定するようにしてもよい。
以下に、認証方法決定部114の処理の具体例を示す。
クライアント装置110の外部または内部に備えられた記憶部には、カルテ等から得られる情報に対して適切ではない認証方法が対応付けられたテーブルが記憶されている。例えば、カルテ等から得られる情報である「おたふく風邪」に対しては「顔を用いた認証処理」が対応付けられている。また、記憶部には全ての認証方法および各認証方法の精度を示す情報が記録されており、認証方法決定部114は、カルテ等から得られる情報に対応付けられた認証方法を全ての認証方法から除いたもののうち一部または全てを画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定する。なお、認証方法決定部114は精度が所定値以上の認証方法のみを画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定することとしてもよい。例えば、カルテ等から得られる情報が「おたふく風邪」の場合、認証方法決定部114は指紋認証等を画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定する。なお、テーブルはカルテ等から得られる情報に対して適切な認証方法を対応付けたテーブルであってもよい。例えば「おたふく風邪」に対しては「指紋認証」等が対応付けられている。なお、「おたふく風邪」以外の情報がある場合には、認証方法決定部114は複数の情報それぞれに対応付けられた認証方法のうち共通する認証方法を画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定する。
クライアント装置110の外部または内部に備えられた記憶部には、カルテ等から得られる情報に対して適切ではない認証方法が対応付けられたテーブルが記憶されている。例えば、カルテ等から得られる情報である「おたふく風邪」に対しては「顔を用いた認証処理」が対応付けられている。また、記憶部には全ての認証方法および各認証方法の精度を示す情報が記録されており、認証方法決定部114は、カルテ等から得られる情報に対応付けられた認証方法を全ての認証方法から除いたもののうち一部または全てを画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定する。なお、認証方法決定部114は精度が所定値以上の認証方法のみを画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定することとしてもよい。例えば、カルテ等から得られる情報が「おたふく風邪」の場合、認証方法決定部114は指紋認証等を画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定する。なお、テーブルはカルテ等から得られる情報に対して適切な認証方法を対応付けたテーブルであってもよい。例えば「おたふく風邪」に対しては「指紋認証」等が対応付けられている。なお、「おたふく風邪」以外の情報がある場合には、認証方法決定部114は複数の情報それぞれに対応付けられた認証方法のうち共通する認証方法を画像管理サーバ装置120に格納する認証方法として決定する。
次に、前回の患者の撮影から現在までの時間間隔に基づいて認証方法を決定する具体例について説明する。カルテ等から得られる情報に前回診察時(撮影時)の日時が含まれている場合、認証方法決定部114は前回から現在までの時間間隔を求める。そしてこの間隔が所定値以上の場合には、認証方法決定部114はカルテ等から得られる情報である例えば病名は考慮せずに画像管理サーバ装置120に格納する認証方法を決定する。これは、前回診察時から今回の診察までの間隔が所定値以上空けば病気が改善しており認証方法の決定の際に病名を考慮する必要がなくなっていることが考えられるからである。このようにすれば、高精度な認証方法が既に改善している病名により排除される可能性を低くすることが可能となる。なお、例えば「おたふく風邪」は所定の間隔が空けば改善する可能性があるが、「認知症」の場合には所定の間隔が空いても改善する可能性は低い。そのため、病名に応じて前回診察時から今回の診察までの間隔を考慮するか否かを決定することとしてもよい。また、病気に応じて改善するまでの日数は異なるため、病名に応じて前回診察時から今回の診察までの間隔と比較する所定値を変更することとしてもよい。
認証方法が取得されると、ステップS10212において、認証部137は、認証方法のレコメンド、及び、実際の認証処理に用いられる認証方法の選択を行う。ここでは、認証精度が一番高いものが実際の認証処理に用いられる認証方法として選択される。但し、複数の認証方法の精度が同じ程度である場合、認証部137は、複数の認証方法の全て又は一部を提示し、撮影者がその中から使用する認証方法を選択するようにしてもよい。他にも、複数の認証方法を組み合わせて提示してもよい。例えば顔画像を用いる際には、図6の601に示すように、撮影装置130の表示部135において撮影指示が表示され、患者の認証処理が促される。また、個人情報を組み合わせて用いる場合には、図6の602に示すように、撮影装置130の表示部135において患者の個人情報を確認することが促されるとともに、その正答が表示される。撮影者は、図6の602に示す画面に基づいて患者の認証を行う。複数の認証方法から所望の認証方法を選択する際には、図6の603に示すように、例えば、患者の認証が得られる可能性が高い順番で候補となる認証方法が表示され、撮影者がその中から使用する認証方法を選択するように促される。
認証方法が選択されると、ステップS10213において、認証部137は、選択された認証方法に対応する設定に撮影装置130の設定を変更する。例えば、指紋による認証方法が選択された場合には、細かい紋様を鮮明に撮影する必要があるため、接写モードで撮影することが望ましい。従って、この場合には自動的に接写モードに設定が切り替わる。また、声紋による認証方法が選択された場合には、マイクがONになる。この他にも、各認証方法に応じた設定変更が行われる。
上記設定変更が行われた後、撮影者は、患者を認証するための撮影及び質問等を行い、その結果を撮影装置130に対して入力する。ステップS10214において、認証部137は、撮影者からの入力結果に基づいて、患者の認証処理を行う。ステップS10215において、認証部137は、患者の認証が成功したか失敗したかを判定する。認証が成功した場合、処理はステップS10216に移行する。一方、認証が失敗した場合、処理はステップS10217に移行する。
ステップS10216において、表示部135は、図7の701に示すように、患者の認証が成功した旨を表示する。そして、表示部135は、撮影指示の表示に遷移する。ステップS10217において、認証部137は、精度のよい認証方法が残っているか、つまり、選択可能な認証方法が画像管理サーバ装置120の認証方法格納部123に残っているか否かを判定する。認証方法格納部123に認証方法が残っている場合、処理はステップS10218に移行する。一方、認証方法格納部123に認証方法が残っていない場合、処理はステップS10219に移行する。
ステップS10219において、表示部135は、図7の702に示すように、認証が失敗したことと、及び、他の認証方法を用いて患者の認証を行うことを促す旨及びその選択肢とを通知するための表示を行う。この際、残っている認証方法が一つだけ、又は複数残っていて、その精度に差がある場合には、図6の601に示した画面と同様に、すぐに認証作業を行うように促してもよい。また、図6の602に示した画面と同様に、複数の認証方法の組み合わせを促すようにしてもよい。
ステップS10218において、表示部135は、図7の703に示すように、撮影装置130を用いた認証ができない旨を表示する。この場合、患者を認証することができないものとして、この時点で撮影を中止してもよいし、撮影者の責任において別の手段によって患者の認証を行い、撮影を続行してもよい。
図8は、図4のステップS1023において選択される参照図の一例を示す図である。撮影装置130には、複数のシェーマと呼ばれる部分人体図が保持されている。図8に示すように、シェーマには、「全身」801や「頭部」802のような人体上の表示範囲を示す分類名が付与されており、それぞれの分類名が人体を正面から見たシェーマ名と背後から見たシェーマ名とを保持している。ここでは、分類名として「全身」701及び「頭部」702だけを示しているが、その他にも、「右前腕」や「右手掌」等、想定される撮影シーンに応じて必要なシェーマが予め用意されている。
図9は、図4のステップS1023における参照図選択処理に使用されるテーブルを示す図である。なお、図9に示すテーブルは、例えば、撮影装置130の記憶部131に記憶されている。
分類名901は、図8に示す「全身」801や「頭部」802のように人体上の表示範囲を示している。また、図9のシェーマ名903に示すように、分類名901それぞれについて、人体の正面から見たシェーマ名と人体の背面から見たシェーマ名とが格納される。
要素905は、シェーマ名903に該当するシェーマ上に表示される人体上の部位名を格納する。なお、この要素905に格納される部位は、必ずしも正確に人体構造上表示可能でなくてもよい。例えば、シェーマ名903の「全身前面」に含まれる要素「右肘頭」は、正確には「全身背面」に含まれるべきであるが、撮影時には、図10に示すように、人体の正面から肘を曲げて撮影することになる。従って、撮影者に対する表示のわかりやすさを優先して、要素「右肘頭」は「全身前面」に配置されている。要素数904は、シェーマ名903に含まれる要素905の数(部位の数)であり、要素数902は、分類名901に含まれる要素905の数である。
図11は、図4のステップS1023における参照図選択処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図11に示す処理は、撮影装置130内において、CPUがHDD等の記録媒体から必要なデータ及びプログラムを読み出して実行することにより、実現する処理である。
ステップS10231において、撮影装置130は、全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名903を図9に示すテーブルから検索する。なお、ここでいう全ての撮影部位とは、ステップS1022でロードされた撮影指示に含まれる全ての撮影部位を意味する。ステップS10232において、撮影装置130は、全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名903が存在するか否かを判定する。全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名903が存在する場合、処理はステップS10236に移行する。一方、全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名903が存在しない場合、処理はステップS10233に移行する。
ステップS10233において、撮影装置130は、全ての撮影部位を要素905に含む分類名901を取得する。ステップS10232にて、全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名903が存在しないと判定されたということは、人体の前面だけ又は背面だけのシェーマでは全ての撮影部位を表示することができないことを意味する。例えば、図3に示す撮影指示の撮影部位{右肘頭、左肘頭、右殿部、左膝蓋}について、図9に示すテーブルを検索すると、右殿部は、人体の背面を示すシェーマにしか存在せず、右肘頭及び左肘頭は、人体の前面を示すシェーマにしか存在しない。即ち、全ての撮影部位を含むシェーマは存在しない。従って、全身前面及び全身背面のシェーマのペアを持つ分類名901に対して検索範囲が広げられる。
ステップS10234において、撮影装置130は、ステップS10233で取得した分類名901が複数存在した場合、図9に示す要素数902を参照して、最も小さい要素数を持つ分類名901を取得する。これは、全ての撮影指示を表示することができる最小のシェーマを取得することを意味する。図9の例では、図3に示す撮影指示に含まれる撮影部位{右肘頭、左肘頭、右殿部、左膝蓋}を全て含む分類名901は「全身」しか存在しないため、「全身」の分類名901が取得される。
ステップS10235において、撮影装置130は、ステップS10234で取得した分類名901に含まれるシェーマを参照図として取得する。図9の例では、シェーマ名903が「全身前面」及び「全身背面」に該当するシェーマが参照図として取得される。
ステップS10236において、撮影装置130は、全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名903を取得する。例えば、撮影指示に含まれる撮影部位が{前頭、右頬}
であった場合、撮影装置130は、図9に示す要素905を検索して、全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名「全身前面」とシェーマ名「頭部前面」とを取得する。
であった場合、撮影装置130は、図9に示す要素905を検索して、全ての撮影部位を要素905に含むシェーマ名「全身前面」とシェーマ名「頭部前面」とを取得する。
ステップS10237において、撮影装置130は、ステップS1006で取得したシェーマ名903のうち、図9に示す要素数904が最も小さいシェーマ名903を取得する。上述した例では、シェーマ名「全身前面」の要素数804とシェーマ名「頭部前面」の要素数904とを比較し、要素数904が小さいシェーマ名「頭部前面」が取得される。
ステップS10238において、撮影装置130は、ステップS10237で取得したシェーマ名903に該当するシェーマを取得する。これにより、撮影部位を全て含み、且つ、最も細部を表示可能なシェーマが参照図として取得される。
図12は、図4のステップS1023において撮影指示に含まれる全ての撮影部位が表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。図12の例では、撮影装置130には、液晶表示画面1201や撮影ボタン1202が設けられている。液晶表示画面1201では、タッチパネル操作が可能である。また、液晶表示画面1201には、以下の1203乃至1205の表示領域が設けられている。
1203は、現在の画面が撮影部位を示す画面であることを表示するための表示領域である。1204は、図11に示す処理で取得された参照図(シェーマ)を表示するための領域である。例えば、図3に示す撮影指示に対し、図11に示す処理でシェーマ名「全身前面」に該当するシェーマとシェーマ名「全身背面」に該当するシェーマとが取得された場合、これらは参照図として表示領域1204に表示される。1205は、表示領域1204に表示されたシェーマ上に撮影部位を表示するための表示領域である。例えば、撮影装置130は、複数のシェーマセットを記憶部131に記憶させておくとともに、各シェーマセットに含まれる各シェーマ上の座標及び部位の組み合わせをインデックスとして記憶部131に記憶させておく。そして、撮影装置130は、記憶部131から該当するシェーマのインデックスを参照することにより、当該シェーマ上に撮影部位をマーキングする。これにより、表示領域1205が表示される。撮影者が表示領域1205(撮影部位名のテキスト又はマーキング部分)をタッチすると、撮影装置130は、図10に示すような、選択された撮影部位の撮影画面を表示する。
図10は、図4のステップS1025においてライブビュー画像データが表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。図10において、撮影装置130には、液晶表示画面1001や撮影ボタン1002が設けられている。液晶表示画面1001は、レンズを通して見える映像をライブビュー画像データとして表示しており、タッチパネル操作で入力が可能となっている。撮影者が撮影ボタン1002を押下すると、撮影装置130は、レンズから取り込んだ被写体(撮影対象患者)の光学像を電子的な撮影画像データに変換する撮影処理を行う。
液晶表示画面1001には、以下の1003乃至1005の表示領域が設けられている。1003は、撮影者が次に撮影すべき撮影部位を表示するための表示領域であり、図12における表示領域1205から選択された撮影部位が表示される。1004は、表示領域1003に示された撮影部位に対応する撮影指示を、図12の表示領域1204に表示されたシェーマ上に図示して表示するための表示領域である。なお、表示領域1003及び1004の何れか一方を表示するようにしてもよい。1005は、全ての撮影部位のうち、現在、何番目の撮影部位に対応する撮影処理を行っているのかを表示するための表示領域である。撮影ボタン1002が押下され、指示された撮影部位が撮影される度に、表示領域1005に表示される撮影済み枚数がカウントアップされる。
本実施形態によれば、被験者に係る情報を用いて認証方法を決定するため、被検者の認証を正確に行うことが可能となる。
さらに本実施形態によれば、撮影装置130により撮影対象患者を撮影するに際し、撮影装置130上に参照図としてのシェーマを表示し、当該シェーマに撮影部位を重畳して表示するようにしている。これにより、撮影者は、医師による撮影指示に含まれる撮影部位を漏れなく撮影することができる。
また、図4のステップS1027において、撮影画像データに対して撮影部位のメタデータが付与されることにより、撮影者は、撮影画像データを確認しながら撮影部位を入力するという作業から解放される。また、後日、撮影部位をキーワードとして撮影画像データを検索することも可能となる。この際、患者の認証処理にどの認証方法を用いたのかも、メタデータとして付与するようにしてもよい。これにより、何を基にして患者を認証したのかを確認することができる。そのため、患者の取り違い等の医療過誤が疑われた際に、ミスを起こしていない証拠として使用することができる。
なお、開示の技術は上記の実施例に限定されるものではなく、本実施例の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本実施例では、クライアント装置110に備えられた認証方法決定部114により認証方法を決定していたが、これに限定されるものではなく、認証方法決定部114が画像管理サーバ装置120または撮影装置130に備えられることとしてもよい。すなわち、撮影処理システム100内の各機能が備えられる装置は上記の実施例に限定されるものではなく適宜変更してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下では、第1の実施形態と同様の内容については説明を省略し、第1の実施形態の内容と異なる部分について説明を行うものとする。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下では、第1の実施形態と同様の内容については説明を省略し、第1の実施形態の内容と異なる部分について説明を行うものとする。
第1の実施形態では、図4のステップS1023における参照図取得処理において、参照図としてのシェーマを取得し、ステップS1025において、ライブビュー画像データ上で参照図と撮影部位とを重畳して表示する例について説明を行った。これに対し、第2の実施形態では、主として指示部位の撮影構図の指示に着目し、参照図として過去に撮影された同一部位の撮影画像データを取得する。
図13は、第2の実施形態における図4のステップS1025でライブビュー画像データが表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。図13において、表示領域1301、撮影ボタン1302、表示領域1303及び表示領域1305は夫々、図12における表示領域1201、撮影ボタン1202、表示領域1203及び表示領域1205と同様である。なお、130´は、第2の実施形態における撮影装置であることを示している。
表示領域1304は、表示領域1303に表示される撮影部位1303と同様の撮影部位を持つ撮影画像データを表示するための表示領域である。表示領域1304において表示される撮影画像データは、図4のステップS1203の参照図取得処理において、画像管理サーバ装置120の画像格納部122から、表示領域1303に表示された撮影部位をキーワードとして検索され、その検索結果から選択するようにしてもよい。例えば、訪問看護のように定期的に同一人物を撮影する場合、同一患者の前回の撮影処理における同一撮影部位の撮影画像データを表示するようにしてもよい。
また、図2にステップS101において、テキストで撮影指示を受け付けるのではなく、撮影したい撮影部位と同一の部位を撮影した撮影画像データを撮影指示として受け付けるようにしてもよい。この場合、撮影指示として選択されていた撮影画像データのメタデータから撮影部位名を抽出すれば、以降、第1の実施形態と同様の処理を行うことができる。また、患者の認証情報を用いてもよい。この場合、患者の認証処理後にその患者の前回以前の撮影における同一部位を表示したり、検索したい撮影部位を同時に入力して検索したりすればよい。
本実施形態によれば、撮影装置130により撮影対象患者を撮影するに際し、撮影装置上に、撮影指示に含まれる撮影部位と同一の撮影部位について過去に撮影された撮影画像データを表示している。これにより、撮影者が撮影指示に含まれる撮影部位を撮影すべき構図を参照しながら漏れなく撮影することが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:撮影処理システム、110:クライアント装置、111:撮影指示入力部、112:画像表示部、113:患者情報取得部、114:認証方法決定部、120:画像管理サーバ装置、121:撮影指示格納部、122:画像格納部、123:認証方法格納部、130:撮影装置、131:記憶部、132:入力部、133:撮影指示並び換え部、134:撮影部、135:表示部、136:情報格納制御部、137:認証部、140:有線ネットワーク、150:無線ネットワーク
Claims (23)
- 撮影装置であって、
認証される人物に係る情報に基づいて決定された認証方法を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された認証方法に応じて前記撮影装置の設定を制御する制御手段と、
前記取得手段により取得された認証方法で前記人物の認証処理を行う認証手段と
を有することを特徴とする撮影装置。 - 前記人物に係る情報は、前記人物の疾病に係る情報を含み、
前記取得手段は、前記人物の疾病に係る情報に基づいて決定された前記認証方法を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 前記人物に係る情報は、前記人物の疾病に係る情報及び前回の前記人物の撮影からの時間間隔を含み、
前記取得手段は、前記人物の疾病に係る情報及び前回の前記人物の撮影からの時間間隔に基づいて決定された前記認証方法を取得することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 前記取得手段は、前記人物の疾病に係る情報に複数の疾病に係る情報が含まれる場合、前記複数の疾病に係る情報に基づいて決定された前記認証方法を取得することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
- 前記認証手段は、前記人物の生体情報及び個人情報のうちの少なくとも何れか一方に基づいて、前記人物の認証処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の撮影装置。
- 前記生体情報は、顔、声紋、指紋、掌紋、虹彩、歯型及び署名のうちの少なくとも何れか一つに係る情報であることを特徴とする請求項5に記載の撮影装置。
- 前記個人情報は、名前、生年月日、病歴、住所及び本籍のうちの少なくとも何れか一つに係る情報であることを特徴とする請求項5又は6に記載の撮影装置。
- 前記認証方法に応じて、前記人物の撮影処理に係る設定を変更する変更手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の撮影装置。
- 前記取得手段により取得された複数の前記認証方法を、前記人物の認証が得られる可能性の高さに応じた態様で提示する提示手段を更に有し、
前記認証手段は、前記提示手段により提示された複数の前記認証方法から選択された認証方法で、前記人物の認証処理を行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の撮影装置。 - 前記認証手段により前記人物の認証が失敗した場合、その旨を通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の撮影装置。
- 前記通知手段は、更に、他の認証方法で前記人物の認証処理を行うことを促すことを特徴とする請求項10に記載の撮影装置。
- 前記認証手段により前記人物の認証処理が成功した場合、撮影指示を取得する取得手段と、
前記人物を示す情報とともに前記撮影指示を表示する表示手段と、
前記表示手段において前記人物を示す情報及び前記撮影指示を表示した状態で、撮影命令を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により撮影命令が受け付けられることに応じて、前記人物の撮影処理を行う撮影手段と
を有することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の撮影装置。 - 前記認証手段による前記人物の認証処理に使用された情報を、前記撮影処理により生成された画像データに付与する付与手段を更に有することを特徴とする請求項12に記載の撮影装置。
- 前記付与手段は、更に、前記撮影手段により撮影された前記人物の撮影部位の情報を、前記撮影処理により生成された画像データに付与することを特徴とする請求項13に記載の撮影装置。
- 前記表示手段は、前記人物を示す情報として人体図を表示し、当該人体図上に前記撮影指示に含まれる撮影部位を表示することを特徴とする請求項12乃至14の何れか1項に記載の撮影装置。
- 前記撮影指示に含まれる全ての撮影部位を含む人体図を選択する選択手段を更に有し、
前記表示手段は、前記選択手段により選択された人体図を表示することを特徴とする請求項15に記載の撮影装置。 - 前記選択手段は、前記撮影指示に含まれる全ての撮影部位を含む複数の人体図のうち、最も少ない撮影部位を含む人体図を選択することを特徴とする請求項16に記載の撮影装置。
- 前記撮影指示は、撮影部位、撮影枚数、撮影角度及び撮影***のうちの少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項12乃至17の何れか1項に記載の撮影装置。
- 前記制御手段は、前記認証方法が指紋認証の場合、前記撮影装置の撮影モードを接写モードに設定することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
- 前記制御手段は、前記認証方法が声紋による認証の場合、前記撮影装置が備えるマイクを有効に設定することを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
- 撮影装置を含むシステムであって、
認証される人物に係る情報に応じて認証方法を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された認証方法に応じて前記撮影装置の設定を制御する制御手段と、
前記決定手段により決定された認証方法で前記人物の認証処理を行う認証手段と
を有することを特徴とするシステム。 - 撮影装置によって実行される認証方法であって、
認証される人物に係る情報に基づいて決定された認証方法を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された認証方法に応じて前記撮影装置の設定を制御する制御ステップと、
前記取得ステップにより取得された認証方法で前記人物の認証処理を行う認証ステップと
を含むことを特徴とする認証方法。 - 撮影装置を制御するコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
認証される人物に係る情報に基づいて決定された認証方法を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された認証方法に応じて前記撮影装置の設定を制御する制御ステップと、
前記取得ステップにより取得された認証方法で前記人物の認証処理を行う認証ステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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