JP6390004B2 - 電気集塵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、汚染された空気を浄化する際に使用される電気集塵装置で、電気集塵極板の洗浄性を向上させると同時に電気集塵装置に接続されたダクトやフィルタを含めた系全体での洗浄性とメンテナンス性を向上させ、空気清浄効果を持続させることに関するものである。
従来、この種の電気集塵装置は、電気集塵極板部上方に設けられた多数の洗浄ノズルから噴霧される洗浄水により、極板部が洗浄され長期使用を可能にしているものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
図5は、前記特許文献1に記載された従来の乾式電気集塵機用洗浄装置を示すものである。図5において、乾式電気集塵装置101の上方および側方部に電気集塵極板を洗浄する洗浄ノズル102を乾式電気集塵装置101の内部に備え(特に上部には多数の洗浄ノズルを配置し)、電気集塵極板の洗浄を行うことで長期使用を可能とする構成をしていた。
特開平10‐165840号公報 特開2002‐119889号公報
このような、従来の洗浄手段を有した電気集塵装置では電気集塵極板の洗浄は十分であっても、電気集塵装置に接続されるダクトおよびフィルタの洗浄までは効率よくできておらず、それらから付着した粉塵などが再飛散をするなどフィルタやダクトまでを含めた系全体としての空気清浄効果の低下やフィルタの目詰まりによる圧力損失を招いてしまう。加えて、それらの清掃箇所が増大してしまう。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、電気集塵極板の洗浄性を高めつつ、電気集塵装置本体に接続されたダクトやフィルタも含めた系全体での空気清浄効果を持続させることを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、箱状の本体とこの本体の対向する両側面にそれぞれ設けた開口と前記開口に接続するダクトから構成され、前記本体の内部には、放電電極と接地電極で構成する帯電部と、荷電極板と集塵電極板で構成する集塵部とを水平方向に空気が流入する上流側から下流側へと順番に、かつ前記帯電部と前記集塵部は端部がそれぞれ前記開口に対向するように配置し、前記本体の内部上方には前記帯電部と前記集塵部を洗浄する第一の洗浄手段を配置し、本体の内部下部方には前記第一の洗浄手段からの廃液を処理する排水手段を配置し、前記ダクトの内部にそれぞれフィルタを配置した電気集塵装置であって、前記フィルタから前記開口までの前記ダクトの底面は前記開口側が前記フィルタの配置位置よりも低くなるように傾斜を持たせた傾斜ダクトとし、傾斜ダクト内の上方には前記本体内に向けて噴射角度を持った第二の洗浄手段を設け、前記フィルタのうち前記本体の上流側に配置したフィルタは、該フィルタを挟んで前記第二の洗浄手段に対して反対側の上方にフィルタ側に噴射角度を持った第三の洗浄手段を設け、該フィルタの厚みを下部に対して上部を厚くし、該フィルタの風下面は前記ダクトに対して垂直になるよう固定し、該フィルタの風上面を傾斜させた構成を備えたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明の電気集塵装置は、箱状の本体とこの本体の対向する両側面にそれぞれ設けた開口と前記開口に接続するダクトから構成され、前記本体の内部には、放電電極と接地電極で構成する帯電部と、荷電極板と集塵電極板で構成する集塵部とを水平方向に空気が流入する上流側から下流側へと順番に、かつ前記帯電部と前記集塵部は端部がそれぞれ前記開口に対向するように配置し、前記本体の内部上方には前記帯電部と前記集塵部を洗浄する第一の洗浄手段を配置し、本体の内部下部方には前記第一の洗浄手段からの廃液を処理する排水手段を配置し、前記ダクトの内部にそれぞれフィルタを配置した電気集塵装置であって、前記フィルタから前記開口までの前記ダクトの底面は前記開口側が前記フィルタの配置位置よりも低くなるように傾斜を持たせた傾斜ダクトとし、傾斜ダクト内の上方には前記本体内に向けて噴射角度を持った第二の洗浄手段を設け、前記フィルタのうち前記本体の上流側に配置したフィルタは、該フィルタを挟んで前記第二の洗浄手段に対して反対側の上方にフィルタ側に噴射角度を持った第三の洗浄手段を設け、該フィルタの厚みを下部に対して上部を厚くし、該フィルタの風下面は前記ダクトに対して垂直になるよう固定し、該フィルタの風上面を傾斜させた構成としたので、第二の洗浄手段により帯電部および集塵部を開口側からの洗浄が可能になるだけでなく、第三の洗浄手段によりフィルタの洗浄も可能とする。フィルタを洗浄した廃水は傾斜ダクト内に沈降した粉塵を洗い流しながら傾斜を下り、電気集塵装置の排水手段に流れ処理できる。つまり、帯電部および集塵部の洗浄能力が向上するだけでなく、フィルタやダクトに付着した粉塵の除去も可能となる
つまり、フィルタやダクトからの再飛散量低減やフィルタ目詰まりによる圧力損失低減の効果を有するので処理空気量も維持させ、傾斜ダクトの清掃やフィルタのメンテナンスが長期間不要になるため電気集塵装置にフィルタやダクトを加えた系全体で長期間性能を持続させる効果を奏する。
本発明の電気集塵装置の構成図 本発明の実施の形態の構成図 本発明の実施の形態のフィルタ固定に特徴のある構成図 本発明の実施の形態のフィルタ形状に特徴のある構成図 従来の電気集塵装置の特徴図
本発明の請求項1に係る電気集塵装置は、箱状の本体とこの本体の対向する両側面にそれぞれ設けた開口と前記開口に接続するダクトから構成され、前記本体の内部には、放電電極と接地電極で構成する帯電部と、荷電極板と集塵電極板で構成する集塵部とを水平方向に空気が流入する上流側から下流側へと順番に、かつ前記帯電部と前記集塵部は端部がそれぞれ前記開口に対向するように配置し、前記本体の内部上方には前記帯電部と前記集塵部を洗浄する第一の洗浄手段を配置し、本体の内部下部方には前記第一の洗浄手段からの廃液を処理する排水手段を配置し、前記ダクトの内部にそれぞれフィルタを配置した電気集塵装置であって、前記フィルタから前記開口までの前記ダクトの底面は前記開口側が前記フィルタの配置位置よりも低くなるように傾斜を持たせた傾斜ダクトとし、傾斜ダクト内の上方には前記本体内に向けて噴射角度を持った第二の洗浄手段を設け、前記フィルタのうち前記本体の上流側に配置したフィルタは、該フィルタを挟んで前記第二の洗浄手段に対して反対側の上方にフィルタ側に噴射角度を持った第三の洗浄手段を設け、該フィルタの厚みを下部に対して上部を厚くし、該フィルタの風下面は前記ダクトに対して垂直になるよう固定し、該フィルタの風上面を傾斜させた構成を有する。
これにより、第二の洗浄手段により帯電部および集塵部は開口側から洗浄が可能になるだけでなく、第三の洗浄手段によりフィルタの洗浄も可能となる。フィルタを洗浄した廃水は傾斜ダクト内に沈降した粉塵を洗い流しながら傾斜を下り、電気集塵装置の排水手段に流し処理できる。つまり、帯電部および集塵部の洗浄能力が向上するだけでなく、フィルタやダクトに付着した粉塵の除去が可能となる
具体的には、上流側のフィルタでは送風時にはフィルタの上部から下部に向かってフィルタを撫でるような気流によりフィルタに付着堆積した粉塵を落下させることができる。また第三の洗浄手段からの洗浄水がフィルタの風上面に沿って流れ傾斜ダクトへと流れるので、フィルタの風上面に付着した粉塵及びフィルタからダクト内に落下した粉塵をより効果的に除去させることができる。下流側のフィルタでは、清浄した空気を汚染する再飛散量を低減させることができる。
つまり、フィルタやダクトからの再飛散量低減やフィルタ目詰まりによる圧力損失低減の効果を有するので処理空気量も維持させ、傾斜ダクトの清掃やフィルタのメンテナンスが長期間不要になるため電気集塵装置にフィルタやダクトを加えた系全体で長期間性能を持続させる効果を奏する。
また、請求項2に係る電気集塵装置は、前記ダクトにおいて、前記本体の上流側に配置したフィルタの上流側の底面には、該ダクトを横断する水留めを配置し、前記第三の洗浄手段を前記水留めよりも下流側に噴霧する位置に配置したフィルタ側に向けたものである。
これにより、第三の洗浄手段からの洗浄水が給気ダクトの上流側に流れて行かないようになり、フィルタを洗浄した廃水は傾斜ダクト内側に流れ傾斜を下り、電気集塵装置の排水手段に流し処理できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、電気集塵装置1は、箱状の本体2と、本体2の対向する両側面にそれぞれ設けた開口3と、開口3に接続するダクト4から構成されている。すなわち、本体2には上流側と下流側にそれぞれダクト4が接続される。本体2の上流側のダクト4を給気ダクト5、下流側のダクト4を排気ダクト6とする。
本体2の内部には、放電電極7と接地電極8を一定の間隔を設けて交互に配列して構成する帯電部9と、荷電極板10と集塵電極板11を一定の間隔を設けて交互に配列して構成する集塵部12とを備えている。そして、帯電部9と帯電部9は水平方向に空気が流入する上流側から下流側へと順番に、かつ帯電部9と集塵部12は端部がそれぞれ開口3に対向するように配置している。放電電極7、接地電極8、荷電極板10、集塵電極板11は導電性の金属、好ましくはSUSからなる。
また、本体2の内部上方には、帯電部9と集塵部12を洗浄する第一の洗浄手段13が設けられている。
第一の洗浄手段13は、配管14に取り付けられた複数の洗浄ノズル15からなり、配管14は帯電部9または集塵部12を風向きに対しダクト4を横断するように数本設置されている。第一の洗浄手段13は、洗浄ノズル15から洗浄水を噴霧することで洗浄を行うものである。帯電部9および集塵部12の下方には1つ以上の穴を排水手段16として設け、第一の洗浄手段13からの廃液を本体2の外へと誘導する。
また、本体2の上流側のダクト4の内部には、帯電部9から距離をとって上流フィルタ17を配置し、本体2の下流側のダクト4の内部には集塵部12から距離をとって下流フィルタ18を配置している。以下、上流フィルタ17および下流フィルタ18を総称して示す場合にはフィルタ19とする。
フィルタ19はデミスタフィルタであって、細い金属線(好ましくはアルミ)をメリヤス状に編みこんだものを複数枚重ねて、縁周りを枠体で挟みこんだものであり、目が粗く大きな粒子径のものは捕集するが、小さな粒子径のものは通過するものである。そして、上流フィルタ17は、放電電極7と接地電極8間や荷電極板10と集塵電極板11間を短絡させるものが給気ダクト5から流入するのを防ぎ、下流フィルタ18は万が一、放電電極7と接地電極8間や荷電極板10と集塵電極板11間などでスパーク、発火した際にも燃焼物が排気ダクト6以降に流出するのを防ぐものである。
上記構成において、電気集塵時には帯電部9および集塵部12に電圧を印加し、送風機により汚染空気を給気ダクト5から本体2に流入させる。流入した汚染空気は帯電部9の放電電極7からのコロナ放電により汚染空気中の粒子は電荷を帯びる。その後電荷を帯びた粒子は集塵部12の荷電極板10と集塵電極板11間の電界空間を極板方向に移動し、集塵電極板11に付着する。このようにして、粒子が集塵電極板11に付着することで汚染空気は清浄され浄化された空気は下流側の排気ダクト6から排出される。
集塵を行っている間、第一の洗浄手段13からの洗浄水の噴射は停止している。
一方、集塵電極板11で捕集し堆積した粒子を洗浄する際は、まず、帯電部9と集塵部12への電圧印加と送風を止め、第一の洗浄手段13から洗浄水を集塵電極板11上に散布し、堆積した粒子汚れを落とす。同様の洗浄方法で、放電電極7と接地電極8および荷電極板10の洗浄も可能である。その後、第一の洗浄手段13からの洗浄水を停止し、送風して乾燥させることで極板に付着した汚れを除去し、再び集塵できるようになる。
一般に放電電極7に粒子汚れが堆積すると堆積物が抵抗となってコロナ放電が微弱化する。また、荷電極板10と集塵電極板11の極板間に粒子汚れが堆積すると捕集した粒子が再飛散をして見かけ上の捕集性能が低下してしまう。そこで極板の洗浄を行うことで捕集性能低下を防ぐことができる。
一般的に、何らかの洗浄手段により集塵、洗浄と乾燥のサイクルを長期的に行っても長期的な電気集塵装置の使用は可能であるが、帯電部9や集塵部12に洗い残しが生じた場合には集塵性能が低下する。また、洗浄が及んでいない上流フィルタ17や下流フィルタ18および給気ダクト5や排気ダクト6は定期的な清掃やメンテナンスが必要になってくる。
そこで、図2に示すように、電気集塵装置1は、フィルタ19から開口3までのダクト4の底面は開口3側がフィルタ19の配置位置よりも低くなるように傾斜を持たせた傾斜ダクト20としている。さらに、傾斜ダクト20内の上方には、本体2内に向けて噴射角度を持った第二の洗浄手段21を設け、特に汚れや粉塵が多く付着する上流フィルタ17には、上流フィルタ17を挟んで第二の洗浄手段21とは反対側の上方に、上流フィルタ17側に噴射角度を持った第三の洗浄手段22を設けている。第二の洗浄手段21および第三の洗浄手段22の構成は、上述の第一の洗浄手段13と同じである。
また、第三の洗浄手段22からの洗浄水が給気ダクト5の上流側に流れて行かないように水留め23を設ける。そのため水留め23は、給気ダクト5の底面を横断するかたちで、上流フィルタ17から距離を離し、第三の洗浄手段22からの洗浄水が水留め23よりも上流側に噴霧しない位置に配置する。水留め23は水を通過させない金属板のようなもので良く、フィルタ19の下辺の枠よりも高くする。
特に、電気集塵装置1より上流側の第二の洗浄手段21は、傾斜ダクト20内の上方に配置され、洗浄ノズル15の噴射角度は帯電部9側に設けている。洗浄時に帯電部9の開口3側側面を洗浄し同時に上流フィルタ17にも洗浄水を噴霧するものである。
また、上流フィルタ17から開口3までのダクト4の底面は、開口3側が上流フィルタ17の配置位置よりも低くなるように傾斜を持たせた傾斜ダクト20である。上流フィルタ17を洗浄した廃液は傾斜ダクト20を下り、傾斜ダクト20の底面に沈降した粉塵を洗い流しながら排水手段16に到達し処理される。この第二の洗浄手段21および傾斜ダクト20についての技術内容は下流フィルタ18側に対しても有用である。
第三の洗浄手段22は、給気ダクト5内の上方に配置され洗浄ノズル15の噴射角度は上流フィルタ17側に設けている。洗浄時には上流フィルタ17を洗浄するものである。特に上流フィルタ17は汚染空気が多く通過し、汚れや粉塵堆積が多いので多くの洗浄手段により洗浄することで高い効果を奏する。第三の洗浄手段22から上流フィルタ17に至らず、給気ダクト5内に落下した洗浄水は水留め23に塞き止められるので給気ダクト5側に流れていくことは無く、フィルタ19の枠よりも高さが高くなったところで傾斜ダクト20側に流れていく。また、送風乾燥時には送風によって傾斜ダクト20に導かれて傾斜ダクト20に流れていくので給気ダクト5内に廃水が残留しない。
これら一連の洗浄が第一の洗浄手段13と同時に行われることで、帯電部9および集塵部12の洗浄能力が向上するだけでなく、フィルタ19に付着した粉塵の除去が可能となる。そして、上流フィルタ17では電気集塵装置1に流入する粉塵の再飛散量を低減させることができ、下流フィルタ18では清浄した空気を汚染する再飛散量を低減させることができる。さらに、粉塵によるフィルタ目詰まりによる圧力損失が低減できるので処理空気量を維持させ、傾斜ダクト20の清掃やフィルタ19のメンテナンスが長期間不要になるため、フィルタ19やダクト4を加えた電気集塵装置全体で長期間性能を持続させる効果を奏する。
(実施の形態2)
以上のように実施の形態1では、基本構成について説明をした。実施の形態2では、上流フィルタ17の特徴的な構成について図3を用いて説明する。
図3のように、上流フィルタ17は、風上面24に傾斜面が設けて、上辺25が下辺26に対して風上側に位置するようにしたフィルタを用いても良い。例えば、ダクト4に上流フィルタ17を固定する際、上辺のフィルタ固定留め具27を下辺のフィルタ固定留め具28よりも風上側に設け(固定留め具は例えばフィルタ19を側面方向から挿入し固定できるような溝など)、上流フィルタ17を風上側に少し傾けた状態で配置するものである。
これにより、フィルタ19の上流から噴霧され洗浄水によって、流入した粉塵よりが多く付着する風上面24をより効果的に洗浄することができるので、フィルタからの再飛散量低減やフィルタ目詰まりによる圧力損失低減の効果を奏する。本実施の形態の技術内容は下流フィルタ18に対しても有用である。
(実施の形態3)
また、図4のように、上流フィルタ17の厚みは下部に対して上部を厚くし、上流フィルタ17の風下面29は給気ダクト5に対して垂直になるよう固定した構成を有しても良い。
これにより、上流フィルタ17の上部の圧力損失が下部よりも高くなり、送風時には上流フィルタ17の上部から下部に向かって流れる気流が発生する。このようにして上流フィルタ17の表面を撫でるように気流を誘導して上流フィルタ17に付着堆積した粉塵を落下させることができる。また、第三の洗浄手段22からの洗浄水が風上面24に沿って流れ、傾斜ダクト20へと流れるので、流入した粉塵がより多く付着する風上面24を効果的に洗浄でき、前記上流フィルタ17から前記傾斜ダクト20に落下した粉塵をより効果的に除去させることができるので、前記フィルタ19や前記ダクト4からの再飛散量低減やフィルタ目詰まりによる圧力損失低減の効果を奏する。本実施の形態の技術内容は下流フィルタ18に対しても有用である。
本発明では、フィルタから開口までのダクトの底面を本体の開口側が低くなるように傾斜を持たせた傾斜ダクトと、傾斜ダクト内の上方に電気集塵極板側に噴射角度を持った第二の洗浄手段と、フィルタを挟んで第二の洗浄手段の逆側の上方にフィルタ側に噴射角度を持った第三の洗浄手段を設けた構造を有する構成を備えたものであり、汚染された空気を浄化する際に使用される電気集塵装置において、電気集塵極板の洗浄時に付属しているフィルタとダクトの洗浄性向上から長期的に電気集塵性能を維持させるものとして有用である。
1 電気集塵装置
2 本体
3 開口
4 ダクト
5 給気ダクト
6 排気ダクト
7 放電電極
8 接地電極
9 帯電部
10 荷電極板
11 集塵電極板
12 集塵部
13 第一の洗浄手段
14 配管
15 洗浄ノズル
16 排水手段
17 上流フィルタ
18 下流フィルタ
19 フィルタ
20 傾斜ダクト
21 第二の洗浄手段
22 第三の洗浄手段
23 水留め
24 風上面
25 上辺
26 下辺
27 上辺のフィルタ固定留め具
28 下辺のフィルタ固定留め具
29 風下面
101 乾式電気集塵装置
102 洗浄ノズル

Claims (2)

  1. 箱状の本体とこの本体の対向する両側面にそれぞれ設けた開口と前記開口に接続するダクトから構成され、前記本体の内部には、放電電極と接地電極で構成する帯電部と、荷電極板と集塵電極板で構成する集塵部とを水平方向に空気が流入する上流側から下流側へと順番に、かつ前記帯電部と前記集塵部は端部がそれぞれ前記開口に対向するように配置し、前記本体の内部上方には前記帯電部と前記集塵部を洗浄する第一の洗浄手段を配置し、本体の内部下部方には前記第一の洗浄手段からの廃液を処理する排水手段を配置し、前記ダクトの内部にそれぞれフィルタを配置した電気集塵装置であって、前記フィルタから前記開口までの前記ダクトの底面は前記開口側が前記フィルタの配置位置よりも低くなるように傾斜を持たせた傾斜ダクトとし、傾斜ダクト内の上方には前記本体内に向けて噴射角度を持った第二の洗浄手段を設け、
    前記フィルタのうち前記本体の上流側に配置したフィルタは、
    フィルタを挟んで前記第二の洗浄手段に対して反対側の上方にフィルタ側に噴射角度を持った第三の洗浄手段を設け、該フィルタの厚みを下部に対して上部を厚くし、該フィルタの風下面は前記ダクトに対して垂直になるよう固定し、該フィルタの風上面を傾斜させた構成を有する電気集塵装置。
  2. 前記ダクトにおいて、前記本体の上流側に配置したフィルタの上流側の底面には、該ダクトを横断する水留めを配置し、前記第三の洗浄手段を前記水留めよりも下流側に噴霧する位置に配置した請求項1記載の電気集塵装置。
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