<実施形態の電気的構成>
本発明の一実施形態に係るカラオケ装置2について図面を参照して説明する。図1は、カラオケシステム1の構成を示すブロック図である。カラオケシステム1は、本実施形態のカラオケ装置2と、モニタ3と、カメラ4と、歌唱用マイク5と、スピーカー6と、リモコン装置7と、カラオケ用ホスト8とを主に備える。
(カラオケ装置2の構成)
カラオケ装置2は、制御部20と、ハードディスク(以下、HDDと記す。)21と、操作処理部22と、操作部23と、赤外線通信部24と、LAN通信部25、メモリ26と、ビデオRAM27と、画像再生部28と、画像制御部29と、音響制御部30とを主に備える。
制御部20は、CPUとRAMとROMとを備えており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶された所定のプログラムに基づいてデータを処理するコンピュータである。制御部20は、カラオケ装置2における各種制御を実行する。制御部20は、HDD21等の記憶手段に記憶したプログラムを実行することで、音響制御部30及び画像再生部28等の周辺構成要素に対して、各種処理を指令することが可能である。制御部20は、楽曲演奏の処理を実行するメインCPUと、採点アプリケーションの処理を実行するサブCPUとを備える。メインの処理は、カラオケ装置全体を制御する処理である。メインCPUと、サブCPUとは、それぞれデータのやり取りを行っている。
HDD21は、楽曲データ記憶領域と、採点アプリケーション記憶領域とを備える。楽曲データ記憶領域は、楽曲データ100を記憶する。
楽曲データ100は、メタデータと実データとを含む。メタデータは、楽曲データに関する各種情報であり、楽曲データを識別するための楽曲識別データ、曲名、歌手名、作詞者名、作曲者名、背景画像指定データ、及び区間データを有する。背景画像指定データは、演奏データの演奏時に、モニタ3の画面上に表示される画像を指定するためのデータである。区間データは、楽曲を、前奏、Aメロディ、Bメロディ、サビ、間奏、Cメロディ、及び後奏といった複数の区間に分割するデータである。実データは、演奏などの各種処理を実行するデータであり、演奏データ、歌詞テロップデータ、ガイドメロディデータ、及びハーモニーパートデータを有する。演奏データは、MIDI規格に基づいて電子楽器用の制御データ、または、実際の演奏を録音した圧縮音声データ等で構成され、カラオケの伴奏音を演奏するためのデータである。歌詞テロップデータは、歌唱補助のため、演奏データに同期して表示されるデータである。ガイドメロディデータは、楽曲の歌唱旋律を表すデータであり、利用者が歌唱すべき音高のお手本となる。ハーモニーパートデータは、ガイドメロディデータの音高データに対して、旋律がマッチする音高関係で予め作成されたデータである。ハーモニーパートデータは、和音を参照して作成される。例えば、和音「ソ・シ・レ」を参照すると、ガイドメロディデータの音高データが「シ」の場合、対応するハーモニーパートデータの音高は「ソ」または「レ」となる。
採点アプリケーション記憶領域は、採点アプリケーション110を記憶する。採点アプリケーション110は、歌唱評価プログラムと、画像データベースとを含む。歌唱評価プログラムは、歌唱を評価する歌唱評価処理を制御部20に実行させ、後述の歌唱用マイク5から入力される利用者の歌声を所定区間毎に評価するプログラムである。
画像データベースは、図2に示す内容であり、画像ファイル名、評価関連画像データ、効果画像ファイル名、効果画像データ、評価データ、及び利用者関連データを含む。利用者関連データとしては、人気ランキング、年齢別人気ランキング、利用時間帯、及び歌唱評価点数が使用される。利用者関連データは、利用者の嗜好、利用者がカラオケ装置を利用する時間、及び利用者の歌唱評価に基づいて設定される。利用者の嗜好については、年齢毎に異なることが想定されるため、利用者関連データは、利用者の年齢別の嗜好に基づいて設定される。
画像ファイル名は、評価関連画像を識別するファイル名である。画像ファイル名は、図2の画像データベースに含まれ、太陽.jpg、ハート.jpg、八分音符.jpg、花.jpg、星.jpg、風船.jpg、黒ネコ.jpg、雷.jpg、カラス.jpg、及び雨雲.jpgなどである。
評価関連画像データは、評価関連画像を表すデータである。評価関連画像は、利用者の身の回りの物体の形象など、各種の形象を表す。評価関連画像データは、図2の画像データベースに含まれ、「太陽」、「ハート」、「八分音符」、「花」、「星」、「風船」、「黒ネコ」、「雷」、「カラス」、及び「雨雲」などである。評価関連画像データの圧縮形式は、例えばJPEG方式である。画像は、動画及び静止画を含む。
効果画像ファイル名は、効果画像を識別するファイル名である。効果画像ファイル名は、図2の画像データベースに含まれ、連続ハート.jpg、音符.jpg、花びら.jpg、流れ星.jpg、風船束.jpg、爪.jpg、稲妻.jpg、及びしずく.jpgなどである。
効果画像データは、効果画像を表すデータである。効果画像は、評価関連画像と観念上関連する形象を含む画像である。すなわち、効果画像は評価関連画像から連想される形象を含む画像である。観念上関連について、図2の画像データベースに含まれる評価関連画像データと効果画像データとを例に説明する。気持ちを表す「ハート」の評価関連画像データは、同じ気持ちを表すハートを複数用いた「連続ハート」の効果画像データと、気持ちを表すハートで関連する。また、黒ネコの評価関連画像データは、ネコの爪で引っかいた線を表す「ネコの爪で引っかいた3本線」の効果画像データと、動物であるネコで関連する。雨を降らせる「雨雲」の評価関連画像データは、雨雲によって降った雨のしずくを表す「雨のしずく」の効果画像データと、天気を表す雨で関連する。
評価データは、歌唱評価処理において、所定区間毎に評価された評価結果を示すデータである。図2の画像データベースに含まれる評価データは、評価結果が良いことを示す「プラス」と、評価結果が悪いことを示す「マイナス」とを含む。また、第1種類の効果画像データは、「プラス」の評価データが設定される効果画像データである。第2種類の効果画像データは、「マイナス」の評価データが設定される効果画像データである。具体的には、現在の区間の評価結果が前回の区間の評価結果以上の場合には、評価データは「プラス」である。現在の区間の評価結果が前回の区間の評価結果未満の場合は、評価データは「マイナス」である。また、評価データとしては、「プラス」は0、「マイナス」は1の数字にて表される。
図2の画像データベースに含まれる人気ランキングは、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4、及びレベル5などのレベルデータを含む。人気ランキングのレベル1〜レベル5は、効果画像データにそれぞれ設定される。人気ランキングのレベルは、評価関連画像の利用者の人気に基づいて設定される。例えば、評価関連画像の利用者による人気が低い画像には、低いレベルが設定される。評価関連画像の利用者による人気が高い画像には、高いレベルが設定される。
図2の画像データベースに含まれる年齢別人気ランキングは、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4、及びレベル5などのレベルデータを含む。年齢別人気ランキングのレベル1〜レベル5は、効果画像データにそれぞれ設定される。人気ランキングのレベルは、利用者の年齢毎の評価関連画像の人気に基づいて設定される。図2の画像データベースに含まれる年齢別人気ランキングにおいて、「年齢別人気ランキング(0歳〜6歳)」のレベルデータは、0歳から6歳の利用者による人気に基づいて設定される。「年齢別人気ランキング(7歳〜12歳)」のレベルデータは、7歳から12歳の利用者による人気に基づいて設定される。「年齢別人気ランキング(13歳〜 )」のレベルデータは、13歳以上の利用者による人気に基づいて設定される。レベルデータは、評価関連画像の利用者による人気が低い画像には、低いレベルが設定される。評価関連画像の利用者による人気が高い画像には、高いレベルが設定される。
図2の画像データベースに含まれる利用時間帯は、朝、朝と昼、昼、夜、及び深夜などの時間帯データを含む。利用時間帯は、効果画像データにそれぞれ設定される。図2の画像データベースに含まれる利用時間帯としては、朝は6時から12時まで、昼は13時から18時まで、夜は19時から22時まで、及び深夜は23時から5時までの時間帯が設定される。
図2の画像データベースに含まれる評価点数は、A、B、及びCなどの評価点数をランク付けしたランクデータを含む。ランクデータは、効果画像データにそれぞれ設定される。図2の画像データベース含まれるランクデータとしては、Aは0点から50点まで、Bは51点から70点まで、及びCは71点から100点までの点数が設定される。
操作処理部22は、利用者が操作部23を操作した時に、その操作に応じた操作入力データを発生して制御部20に供給する。
操作部23は、カラオケ装置2の利用者が歌いたい楽曲を選択する選択操作部と、楽曲の演奏出力に係る音程を調整する音程調整操作部と、演奏と歌との音量バランスを調整するバランス調整操作部と、エコー、音量、及びトーン等の各種調整を行う調整操作部とを含む入力装置である。操作部23は、タッチパネル、操作ボタン、または、つまみなどを含む。
赤外線通信部24は、カラオケ装置2とリモコン装置7等の入力装置との間の無線通信を行う。赤外線通信部24は、リモコン装置7から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。
LAN通信部25は、LAN200と接続する。LAN通信部25は、LAN200を介してカラオケ用ホスト8と、またはリモコン装置7とデータの送受信を実行することが可能である。
メモリ26は、HDD21に記憶する各種プログラムを実行するにあたって必要となるデータを一時記憶する。
ビデオRAM27は、画像再生部28が画像を再生する際に参照する画像データを一時的に蓄積する。
画像再生部28は、制御部20から入力された画像の再生を指示する信号と、ビデオRAM27に蓄積された画像データとに基づいて画像を再生する。
画像制御部29は、制御部20から入力された画像の表示を指示する信号に従って、モニタ3に歌詞テロップ、評価関連画像、及び効果画像などの画像を表示させる。画像制御部29は、カメラ4から送信される画像データに基づいて、モニタ3に所定の画像を表示させる。この画像制御部29は、モニタ3と、カメラ4とに接続される。
音響制御部30は、制御部20から入力された音響の再生を指示する信号に従って、HDD21が記憶する楽曲データ100から、1つの演奏データを読み出す。音響制御部30は、読み出した演奏データに基づいて音響信号を生成し、スピーカー6に供給する。音響制御部30は、後述する歌唱用マイク5から受信したアナログ音信号をデジタル音信号に変換する。音響制御部30は、後述する採点アプリケーション110による評価処理のため、制御部20にデジタル音信号を送信する。
(モニタ3の構成)
モニタ3は、画像制御部29から入力される画像の再生を指示する信号に従って図9に示す画像を表示する。図9はモニタ3が表示する画面を示す。モニタ3が表示する画面は、カメラ4により撮影された画像300、評価関連画像310、効果画像320、及び歌詞テロップ330を含む。
撮影された画像300は、図9に示す画面の中央に表示される。本実施形態においては、撮影された画像は利用者の上半身が撮影された画像である。
図9に示す画面において、評価関連画像310として、太陽の評価関連画像310A、ハートの評価関連画像310C、及び花の評価関連画像310Dが表示される。評価関連画像310は、評価関連画像全体の総称を示す。採点アプリケーション110に含まれる複数の評価関連画像データからランダムに1つの評価関連画像データが読み出される。ランダムな読出し技術としては、例えば、評価関連画像データのそれぞれに1から順番に番号を付し、乱数表を用いた演算結果による乱数に応じた番号の評価関連画像データを読み出す方法等が使用可能である。各評価関連画像は、重ならないようにモニタ3上に表示される。
効果画像320は、利用者の歌唱評価結果に関連する画像である。効果画像320は、効果画像全体の総称を示す。採点アプリケーション110に含まれる複数の効果画像データから、制御部20により決定された1つの効果画像データが読み出される。図9において、効果画像320としては、ハートの評価関連画像310Cに観念が関連する連続ハートの効果画像320Cが表示される。効果画像320Cは、3つの評価関連画像の周辺に多数表示され、さらに撮影された画像300の周辺にも多数表示され、モニタ3の画面全体に表示される。
歌詞テロップ330は、演奏中の楽曲の歌詞を表す画像である。歌詞テロップ330は、楽曲データ100に含まれる歌詞テロップデータに従って表示される。歌詞テロップ330は図5が示す画面の下方に表示される。
(カメラ4の構成)
カメラ4は、カラオケ装置2に接続される。カメラ4が撮影した歌唱する利用者の画像、又は楽器を演奏する利用者の画像を表す画像データは、カラオケ装置2の画像制御部29に出力される。
(マイク5及びスピーカー6の構成)
歌唱用マイク5は、利用者の歌声を受信し、カラオケ装置2の音響制御部30にアナログ音信号を出力する。スピーカー6は、音響制御部30がミキシングした音楽信号を受け取り、放音する。
(リモコン装置7の構成)
リモコン装置7は、タッチパネル表示画面を備え、利用者に対して各種データを表示することと、利用者による各種操作を受け付けることとが可能である。リモコン装置7は、LAN200上に設置されたアクセスポイント210を介してカラオケ装置2と無線通信することが可能である。また、リモコン装置7とカラオケ装置2とは赤外線通信部24などを利用した近距離通信を行うことも可能である。カラオケ装置2は、歌唱者に対して歌唱の評価結果をモニタ3に表示する機能を有する。カラオケ装置2による表示出力先は、モニタ3ではなく、リモコン装置7とすることとしてもよい。
(カラオケ用ホスト8の構成)
カラオケ用ホスト8は、利用者に各種サービスを提供するためにインターネットを介してカラオケ装置2と接続され、記憶部31を備える。記憶部31は、楽曲データ及び利用者個人データなど、各種サービスに必要なデータを記憶する。カラオケ用ホスト8は、ルータ220を介して、カラオケ装置2、又はリモコン装置7と、各種データの送受信を行うように構成される。
利用者個人データは、カラオケ装置2の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)に関連する各種情報を含む。ソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。なお、以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略称する。利用者個人データは、利用者毎に、カラオケ演奏に関するデータと、その利用者の識別データ(利用者ID)とを関連付けて含む。カラオケ演奏に関するデータとしては、利用者が過去に利用したカラオケ装置2に対応する店舗(カラオケ装置2が設置された店舗)の来店履歴に関するデータ、利用者がカラオケ装置2によるカラオケ演奏において十八番曲として登録した演奏曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定される演奏曲)に関するデータ、利用者が過去にカラオケ装置2によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置2において過去に選曲された演奏曲の履歴)に関するデータ、及び利用者が過去にカラオケ装置2を使用して行ったカラオケ演奏の評価結果に関するデータを含む。来店履歴は、利用者が過去に利用(来店)した店舗の店舗IDを含むデータであってもよいし、利用者が過去に利用(使用)したカラオケ装置2の装置IDを含むデータであってもよい。
利用者個人データは、利用者の名前(ニックネーム)、生年月日、実際の年齢、性別、メールアドレス、利用者の住所又は居所に対応する地域、血液型、星座、SNSへのログイン認証に用いられるパスワード、パスワードを忘れた時のための質問及び解答、アバタ(ネット上において利用者を象徴する人型画像)に関するデータ、及び利用者の歌年齢等のデータと、利用者毎の利用者IDとを関連付けて含む。歌年齢とは、利用者の演奏曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢データであり、対象となる利用者がカラオケ装置2を用いてカラオケ演奏を行う時に選曲された楽曲データに基づいて判断される値である。
<実施形態の動作及び作用>
本実施形態の動作及び作用について、図18を参照して説明する。図18は、制御部20のメインCPUにより実行されるメインの処理を示すフローチャートである。図18に示す各ステップの処理は、制御部20のメインCPUにより実行される処理である。カラオケ装置2の電源が投入されると、カラオケ装置2の全体を制御するメインの処理が実行される。
(メインの処理)
ステップSA1においては、採点アプリケーションの開始要求が受信されたか否かが判断される。具体的には、利用者が操作部23、またはリモコン装置7を操作して採点アプリケーションの開始を指示すると、操作処理部22から採点アプリケーションの開始要求が受信されたか否かが判断される。ステップSA1の判断がNOである場合には、ステップSA3以下の処理が実行されるが、ステップSA1の判断がYESである場合には、ステップSA2が実行される。
ステップSA2において、採点アプリケーションの開始指令が送信される。具体的には、採点アプリケーションの開始要求に従って、採点アプリケーションの開始指令が制御部20のサブCPUに送信される。その開始指令に従って、サブCPUは、採点アプリケーションを実行する。
ステップSA3においては、選曲番号が受信されたか否かが判断される。具体的には、利用者が操作部23、またはリモコン装置7を操作して選曲番号を設定すると、操作処理部22から楽曲予約要求が受信されたか否かが判断される。楽曲予約要求は、設定される選曲番号を含む。ステップSA3の判断がNOである場合には、ステップSA5以下の処理が実行されるが、ステップSA3の判断がYESである場合には、ステップSA4が実行される。
ステップSA4においては、受信された選曲番号が登録される。具体的には、楽曲予約要求に含まれる選曲番号が、RAMに設けられた予約曲データベースの最後尾に記憶される。
ステップSA5においては、選曲番号が予約曲データベースに登録されるか否かが判断される。具体的には、選曲番号がRAMの予約曲データベースに記憶されるか否かが判断される。ステップSA5の判断がNOである場合には、ステップSA1以下の処理が再び実行されるが、ステップSA5の判断がYESである場合には、ステップSA6が実行される。
ステップSA6においては、予約曲データベースに登録される選曲番号に基づいて楽曲の演奏が指令される。具体的には、予約曲データベースに記憶された最も先頭の選曲番号に従って、HDD21から楽曲データ100が読み出される。楽曲データ100はRAMに一時記憶される。RAMに一時記憶された、楽曲データ100に含まれる各演奏データが、順次読み出されて、音響制御部30に送信される。音響制御部30は、受信された演奏データに基づいて、演奏音をスピーカー6から放音させる。
ステップSA7においては、演奏データに基づく演奏が終了したか否かが判断される。具体的には、楽曲データ100に含まれるすべての演奏データの読み出しが終了したか否かが判断される。ステップSA7の判断がNOである場合には、ステップSA6以下の処理が再び実行されるが、ステップSA7の判断がYESである場合には、ステップSA1以下の処理が再び実行される。
(採点アプリケーションの処理)
図19は、制御部20のサブCPUにより実行される採点アプリケーションの処理を示すフローチャートである。図19に示す各ステップの処理は、制御部20のサブCPUにより実行される処理である。サブCPUは、メインCPUから採点アプリケーションの開始指令を受信すると、HDD21の採点アプリケーション記憶領域から採点アプリケーション110を読み出す。読み出された採点アプリケーション110がRAMに一時記憶される。RAMに一時記憶された採点アプリケーション110のプログラムが実行される。採点アプリケーション110の実行により、図19に示す各ステップが順次実行される。採点アプリケーション110は、図18に示すメインの処理と並行して実行される。
ステップSB1においては、カメラ4により撮影された画像がモニタ3に表示されるように指令される。具体的には、撮影開始指令と、画像表示指令とが画像制御部29に送信される。画像制御部29は、撮影開始指令に従ってカメラ4を起動する。カメラ4により撮影された画像を表す撮影画像データが画像制御部29に送信される。画像制御部29は、撮影画像データが受信されると、画像表示指令に従って撮影画像をモニタ3に表示させる。
ステップSB2においては、モニタ3に表示させる評価関連画像が読み出される。具体的には、RAMに記憶されている採点アプリケーション110に含まれている複数の評価関連画像データから、1つの評価関連画像データが読み出される。図19に示す採点アプリケーション110が開始されてから、ステップSB1からステップSE3までの最初の一連の処理である1回目のルーチン処理が実行された後、2回目以降のルーチン処理の実行においては、20秒毎にステップSB2の処理が実行される。本実施形態において、20秒の時間間隔は、評価関連画像データの読み出し時間間隔であり、採点時間Tsの間隔、及び評価関連画像データと効果画像データとの表示終了の時間間隔でもある。読み出される評価関連画像データとしては、後述するRAMに一時記憶された画像ファイル名が表す評価関連画像データとは異なる評価関連画像データが読み出される。また、RAMに記憶された画像ファイル名の数が所定数Nに達した場合は、評価関連画像データの読み出しタイミングであっても、評価関連画像データが読み出されない。本実施形態において、所定数Nは、採点時間Tsの間隔に相当する時間内で利用者が注目して認識できる数であり、例えば5個である。
ステップSB3においては、モニタ3に評価関連画像が表示されるように指令される。ステップSB2において読み出された評価関連画像データと、読み出された評価関連画像データを表示する位置を示す予め定められた座標値を含む表示指令とが画像制御部29に送信される。また、読み出された評価関連画像データを識別する画像ファイル名と、座標値とが関連付けられた状態でRAMに一時記憶される。画像制御部29は、受信された表示指令に含まれる座標値と評価関連画像データとに従って、評価関連画像をモニタ3に表示させる。
座標値は、採点アプリケーション110が開始されてから、ステップSB1からステップSE2までの最初の一連の処理である1回目のルーチン処理が実行された後、2回目以降のルーチン処理の実行においては、RAMに一時記憶されている座標値と一定の距離(x、y)を保った座標値が算出される。
ステップSB4においては、利用者の歌唱音声が採点される。具体的には、採点アプリケーション110に含まれる歌唱評価プログラムに従って、採点時間Ts毎に読み出された楽曲データ100の演奏データに含まれるガイドメロディデータの音高データと、音響制御部30から送信されたデジタル音信号とが比較される。比較された結果から区間毎に点数が算出される。採点時間Tsは、所定時間区間であり、例えば1曲の楽曲データの再生開始から20秒毎の時間である。楽曲データの再生から20秒毎に点数の算出が実行される。歌唱評価プログラムにより算出された所定時間区間毎の点数を含む記憶指令がメモリ26に送信される。メモリ26は、受信した記憶指令に従って、所定時間区間毎の点数を記憶する。
ステップSB5においては、算出された点数と前回の所定時間区間の点数とが比較され、比較された結果が1つ前の所定時間区間の点数以上であるか否かが判断される。具体的には、ステップSB4において点数が算出される今回の所定時間区間より1つ前の所定時間区間である前回の所定時間区間の点数を読み出すための点数読出要求がメモリ26に送信される。受信した点数読出要求に従って、メモリから前回の所定時間区間の点数が読み出される。制御部20は、読み出された前回の所定時間区間の点数を受信する。
ステップSB5の判断がNOである場合には、ステップSD1以下の処理が実行されるが、ステップSB5の判断がYESである場合には、ステップSC1以下の処理が実行される。図19に示す採点アプリケーション110が開始されてから、ステップSB5が最初に実行される場合には、前回の所定時間区間の点数が存在しないことから、前回の所定時間区間の点数は「0」の点数として、ステップSB5が実行され、この場合のステップSB5の判断はYESとなり、次の処理はステップSC1に移行される。
(前回の点数以上の場合における採点アプリケーションの処理)
図20は、前回の点数以上の場合に制御部20のサブCPUにより実行される採点アプリケーションの処理を示すフローチャートである。図19に示すステップSB5の判断がYESである場合、図20に示す各ステップの処理が実行される。
ステップSC1においては、モニタ3に評価関連画像が1つ以上表示されるか否かが判断される。具体的には、RAMを参照して画像ファイル名が1つ以上記憶されるか否かが判断される。ステップSC1の判断がNOである場合には、ステップSC8以下の処理が実行されるが、ステップSC1の判断がYESである場合には、ステップSC2が実行される。
ステップSC2においては、モニタ3に評価関連画像が2つ以上表示されるか否かが判断される。具体的には、RAMを参照して画像ファイル名がRAMに2つ以上記憶されるか否かが判断される。ステップSC2の判断がNOである場合には、ステップSC9が実行されるが、ステップSC2の判断がYESである場合には、ステップSC3が実行される。
ステップSC3においては、モニタ3に表示されている評価関連画像に効果画像が設定されるか否かが判断される。具体的には、図2に示す画像データベースを参照して、RAMに一時記憶される画像ファイル名に効果画像データが設定されるか否かが判断される。ステップSC3の判断がNOである場合には、ステップSC8が実行されるが、ステップSC3の判断がYESである場合には、ステップSC4が実行される。
ステップSC4においては、モニタ3に表示されている評価関連画像に設定される効果画像が第1種類の効果画像であるか否かが判断される。図2に示す画像データベースの評価データを参照して、RAMに一時記憶される画像ファイル名に設定される効果画像データが、第1種類の効果画像データであるか否かが判断される。ステップSC4の判断がNOである場合には、ステップSC8が実行されるが、ステップSC4の判断がYESである場合には、ステップSC5が実行される。
ステップSC5においては、第1種類の効果画像データが設定される評価関連画像がモニタ3に複数表示されるか否かが判断される。具体的には、第1種類の効果画像データが設定される画像ファイル名がRAMに2つ以上記憶されるか否かが判断される。ステップSC5の判断がNOである場合には、ステップSC11が実行されるが、ステップSC5の判断がYESである場合には、ステップSC6が実行される。
ステップSC6においては、第2条件に基づいて第1種類の効果画像データが決定される。具体的には、RAMに一時記憶された複数の画像ファイル名に設定される第1種類の効果画像データ中から、第2条件に基づいて第1種類の効果画像データが決定される。第2条件は、図2に示す画像データベースに含まれる利用者関連データの中の1つのデータが示す内容である。例えば、図2に示す画像データベースの人気ランキングを参照して、最も低いレベルが設定される第1種類の効果画像データが決定される。
ステップSC7においては、決定された第1種類の効果画像データが読み出され、モニタ3に効果画像が表示されるように指令される。具体的には、RAMに記憶される採点アプリケーション110に含まれる複数の効果画像データの中から、ステップSC6またはステップSC11により決定された第1種類の効果画像データが読み出される。読み出された第1種類の効果画像データを含む効果画像表示指令が画像制御部29に送信される。また、読み出された効果画像データを識別する効果画像ファイル名がRAMに一時記憶される。
ステップSC8においては、演奏が終了したか否かが判断される。ステップSC8の判断がNOである場合には、ステップSE1が実行されるが、ステップSC8の判断がYESである場合には、図20に示すルーチン全体が終了する。
ステップSC9においては、モニタ3に表示される評価関連画像に効果画像が設定されるか否かが判断される。具体的には、図2に示す画像データベースを参照して、RAMに一時記憶された画像ファイル名に効果画像データが設定されるか否かが判断される。ステップSC9の判断がNOである場合には、ステップSC8が実行されるが、ステップSC9の判断がYESである場合には、ステップSC10が実行される。
ステップSC10においては、モニタ3に表示されている評価関連画像に設定される効果画像が第1種類の効果画像であるか否かが判断される。具体的には、図2に示す画像データベースの評価データを参照して、RAMに一時記憶された画像ファイル名に設定される効果画像データが、第1種類の効果画像データであるか否かが判断される。ステップSC10の判断がNOである場合には、ステップSC8が実行されるが、ステップSC10の判断がYESである場合には、ステップSC11が実行される。
ステップSC11においては、第1種類の効果画像データが決定される。具体的には、ステップSC10により第1種類の効果画像データであると判断された効果画像データが決定される。ステップSC11において、効果画像データが決定されるとステップSC7以下が実行される。
(前回の点数未満の場合における採点アプリケーションの処理)
図21は、前回の点数未満の場合に制御部20のサブCPUにより実行される採点アプリケーションの処理を示すフローチャートである。図19に示すステップSB5の判断がNOである場合、図21に示す各ステップの処理が実行される。
ステップSD1においては、モニタ3に評価関連画像が1つ以上表示されるか否かが判断される。具体的には、RAMを参照して画像ファイル名が1つ以上記憶されるか否かが判断される。ステップSD1の判断がNOである場合には、ステップSD8以下の処理が実行されるが、ステップSD1の判断がYESである場合には、ステップSD2が実行される。
ステップSD2においては、モニタ3に評価関連画像が2つ以上表示されるか否かが判断される。具体的には、RAMを参照して画像ファイル名がRAMに2つ以上記憶されるか否かが判断される。ステップSD2の判断がNOである場合には、ステップSD9が実行されるが、ステップSD2の判断がYESである場合には、ステップSD3が実行される。
ステップSD3においては、モニタ3に表示される評価関連画像に効果画像が設定されるか否かが判断される。具体的には、図2に示す画像データベースを参照して、RAMに一時記憶される画像ファイル名に効果画像データが設定されるか否かが判断される。ステップSD3の判断がNOである場合には、ステップSD8が実行されるが、ステップSD3の判断がYESである場合には、ステップSD4が実行される。
ステップSD4においては、モニタ3に表示されている評価関連画像に設定される効果画像が第2種類の効果画像であるか否かが判断される。図2に示す画像データベースの評価データを参照して、RAMに一時記憶される画像ファイル名に設定される効果画像データが、第2種類の効果画像データであるか否かが判断される。ステップSD4の判断がNOである場合には、ステップSD8が実行されるが、ステップSD4の判断がYESである場合には、ステップSD5が実行される。
ステップSD5においては、第2種類の効果画像データが設定される評価関連画像がモニタ3に複数表示されるか否かが判断される。具体的には、第2種類の効果画像データが設定される画像ファイル名がRAMに2つ以上記憶されるか否かが判断される。ステップSD5の判断がNOである場合には、ステップSD11が実行されるが、ステップSD5の判断がYESである場合には、ステップSD6が実行される。
ステップSD6においては、第2条件に基づいて第2種類の効果画像データが決定される。具体的には、RAMに一時記憶された複数の画像ファイル名に設定される第2種類の効果画像データ中から、第2条件に基づいて第2種類の効果画像データが決定される。第2条件は、図2に示す画像データベースに含まれる利用者関連データの中の1つのデータが示す内容である。例えば、図2に示す画像データベースの人気ランキングを参照して、最も低いレベルが設定される第2種類の効果画像データが決定される。
ステップSD7においては、決定された第2種類の効果画像データが読み出され、モニタ3に効果画像が表示される。具体的には、RAMに記憶される採点アプリケーション110に含まれている複数の効果画像データの中から、ステップSD6またはステップSD11により決定された第2種類の効果画像データが読み出される。読み出された第2種類の効果画像データを含む効果画像表示指令が画像制御部29に送信される。また、読み出された効果画像データを識別する効果画像ファイル名がRAMに一時記憶される。
ステップSD8においては、演奏が終了したか否かが判断される。ステップSD8の判断がNOである場合には、ステップSE1が実行されるが、ステップSD8の判断がYESである場合には、図21に示すルーチン全体が終了する。
ステップSD9においては、モニタ3に表示される評価関連画像に効果画像が設定されるか否かが判断される。具体的には、図2に示す画像データベースを参照して、RAMに一時記憶される画像ファイル名に効果画像データが設定されるか否かが判断される。ステップSD9の判断がNOである場合には、ステップSD8が実行されるが、ステップSD9の判断がYESである場合には、ステップSD10が実行される。
ステップSD10においては、モニタ3に表示される評価関連画像に設定される効果画像が第2種類の効果画像であるか否かが判断される。具体的には、RAMに一時記憶された画像ファイル名に設定される効果画像データが、第2種類の効果画像データであるか否かが判断される。ステップSD10の判断がNOである場合には、ステップSD8が実行されるが、ステップSD10の判断がYESである場合には、ステップSD11が実行される。
ステップSD11においては、第2種類の効果画像データが決定される。具体的には、ステップSD10において第2種類の効果画像データであると判断された効果画像データが決定される。ステップSD11において、効果画像データが決定されるとステップSD7以下が実行される
(画像表示を終了させるときの採点アプリケーションの処理)
図22は、評価関連画像及び効果画像の表示を終了させるときに制御部20のサブCPUにより実行される採点アプリケーションの処理を示すフローチャートである。図20に示すステップSC8、及び図21に示すステップSD8の判断がNOである場合、図22に示す各ステップの処理が実行される。
ステップSE1においては、モニタ3に効果画像が表示されるか否かが判断される。具体的には、RAMに効果画像ファイル名が一時記憶されるか否かが判断される。ステップSE1の判断がNOである場合には、ステップSE4が実行されるが、ステップSE2の判断がYESである場合には、ステップSE2が実行される。
ステップSE2においては、モニタ3に表示されてから採点時間Tsが経過した効果画像と、当該効果画像が設定される評価関連画像とが表示を終了させる画像として決定される。具体的には、ステップSC7またはステップSD7においてRAMに一時記憶されてから採点時間Tsが経過した効果画像ファイル名と、一時記憶された効果画像ファイル名を示す効果画像データが設定される評価関連画像データの画像ファイル名とが決定される。
ステップSE3においては、決定された効果画像ファイル名と画像ファイル名とが示す効果画像と評価関連画像とがモニタ3から消去される。具体的には、ステップSE2において決定された効果画像ファイル名と画像ファイル名とを示す効果画像データと評価関連画像データとを含む画像終了指令が画像制御部29に送信される。また、決定された効果画像ファイル名と画像ファイル名とが一時記憶されたRAMから両ファイル名が削除される。画像制御部29は、受信した画像消去指令に含まれる両画像データが示す効果画像と評価関連画像との表示を終了する。
ステップSE4においては、モニタ3に表示された評価関連画像が所定数Nに達するか否かが判断される。具体的には、ステップSB3においてRAMに一時記憶された画像ファイル名が所定数Nに達するか否かが判断される。ステップSE4の判断がNOである場合には、ステップSB6が実行されるが、ステップSE4の判断がYESである場合には、ステップSE5が実行される。本実施形態において、所定数Nは、採点時間の範囲内で利用者が注目して認識できる数であり、例えば5個である。
ステップSE5においては、モニタ3に表示された評価関連画像の中より最初に表示された評価関連画像の表示を終了させる。具体的には、ステップSB3においてRAMに一時記憶された画像ファイル名の中より最初に記憶された画像ファイル名を示す評価関連画像データを含む画像終了指令が画像制御部29に送信される。また、RAMに一時記憶されている画像ファイル名が削除される。画像制御部29は、受信した画像消去指令に含まれる評価関連画像データが示す評価関連画像の表示を終了する。
ステップSE6においては、モニタ3に表示されてから採点時間Tsの所定倍数以上の時間が経過した評価関連画像があるか否かが判断される。具体的には、ステップSB3においてRAMに一時記憶されてから採点時間Tsの所定倍数以上の時間が経過している画像ファイル名があるか否かが判断される。ステップSE6の判断がNOである場合には、ステップSB2以降が実行されるが、ステップSE6の判断がYESである場合には、ステップSE7が実行される。本実施形態において、所定倍数は、利用者が継続して表示される評価関連画像に見飽きるおそれがある時間に基づいて設定される倍数である。たとえば、5倍である。
ステップSE7においては、モニタ3に表示されてから採点時間Tsの所定倍数以上経過した評価関連画像が消去される。具体的には、ステップSE4においてモニタ3に表示されてから採点時間Tsの所定倍数以上の時間が経過したと判断された画像ファイル名を表す評価関連画像データを含む画像終了指令が画像制御部29に送信される。また、RAMに一時記憶されている画像ファイル名が削除される。画像制御部29は、受信した画像消去指令に含まれる評価関連画像データの表示を終了する。ステップSE7の実行後に、ステップSB2以降が実行される。
(実施形態の使用形態)
次に、本実施形態の使用形態について、図3から図17を参照して説明する。本使用形態は、採点アプリケーションが実行されている状況で、楽曲の演奏に伴い、モニタ3に撮影された画像300と評価関連画像310とが表示されてから、利用者の音声の採点結果に関連する効果画像320が表示され、評価関連画像310と効果画像320との表示が終了するまでの使用形態である。
カラオケ装置2が選曲番号に従ってHDD21から楽曲データを読み出して演奏を開始すると、演奏開始画面がモニタ3に表示される。演奏開始画面には、曲名、歌手名、作詞者名、及び作曲者が表示されると共に、採点アプリケーションが実行されていることを示す採点アプリタイトルが表示される。
演奏開始画面と採点アプリタイトルとの表示が終了すると、モニタ3の画面は図3の画面に移る。図3は、カメラ4により撮影された画像300が表示される図である。具体的には、カメラ4により人の姿を撮影した画像300がモニタ3に表示される。
図4は、太陽の評価関連画像310Aが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、楽曲が再生されるとともに、制御部20により、図19のステップSB2において読み出された太陽の評価関連画像310Aがモニタ3に表示される。図2に示す画像データベースにおいて、太陽の評価関連画像310Aには、評価データが設定されない。また、効果画像データも設定されない。太陽の評価関連画像310Aには効果画像データが設定されないため、図19のステップSB5において今回算出された点数が前回の点数以上と判断された場合であっても、モニタ3の画面は変化しない。
図5は、太陽の評価関連画像310Aが表示された時点から20秒経過後に、八分音符の評価関連画像310Bが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、楽曲の演奏開始から20秒経過後に、制御部20により、図19のステップSB2において読み出された八分音符の評価関連画像310Bがモニタ3に表示される。八分音符の評価関連画像310Bには、図2の画像データベースに示すように、プラスの評価データと、評価結果が良いことに関連する音符の効果画像データとが設定される。
図6は、評価結果が良かったことに関連する音符の効果画像320Bが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、図19のステップSB5において今回算出された点数が前回以上と判断された場合、図2の画像データベースに示す評価データが「プラス」である八分音符の評価関連画像310Bに設定される音符の効果画像320Bがモニタ3の画面全体に多数表示される。
図7は、八分音符の評価関連画像310Bと音符の効果画像320Bとの表示が終了されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、音符の効果画像320Bがモニタ3に表示されてから20秒経過した直後に、八分音符の評価関連画像310Bと音符の効果画像320Bとの表示が終了される。
図8は、効果画像データが設定されない太陽の評価関連画像310Aと、効果画像データがそれぞれ設定されるハートの評価関連画像310C及び花の評価関連画像310Dとが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、図7において、八分音符の評価関連画像310Bと音符の効果画像320Bとの表示が終了された直後に、制御部20により、図19のステップSB2において読み出されたハート評価関連画像310Cがモニタ3に表示される。ステップSB2において読み出されたハート評価関連画像310Cには、図2の画像データベースに示されるように評価結果が良いことに関連する連続ハートの効果画像が設定される。図19のステップSB5において今回算出された点数が前回の点数未満と判断された場合、評価結果が悪かったことに関連する効果画像データが設定されないため、モニタ3の画面は変化しない。ハートの評価関連画像310Cがモニタ3に表示されてから20秒後に、制御部20により、図19のステップSB2において読み出された花の評価関連画像310Dがモニタ3に表示される。花の評価関連画像310Dには、図2の画像データベースに示されるように評価結果が良いことに関連する花びらの効果画像データが設定される。
図9は、連続ハートの効果画像320Cが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、制御部20により、図19のステップSB5において今回算出された点数が前回の点数以上と判断された場合、モニタ3に表示された評価関連画像310に設定される効果画像データの中から、図20のステップSC6において決定されたハートの評価関連画像310Cに設定される連続ハートの効果画像320Cがモニタ3の画面全体に多数表示される。
効果画像320の決定は、図2の画像データベースが示す人気ランキング、年齢別人気ランキング、利用時間帯、及び歌唱評価点数に基づいて決定される。具体的には、図2の画像データベースの評価データとして「プラス」が設定されるハートの評価関連画像310Cと、花の評価関連画像310Dとにそれぞれ設定される人気ランキング「レベル2」及び「レベル5」などの複数のレベルのうちで、最も低いレベルである「レベル2」が設定される連続ハートの効果画像データが決定される。なお、最も高いレベルが設定される効果画像データが決定されてもよい。
図10は、ハートの評価関連画像310Cと連続ハートの効果画像320Cとの表示が終了されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、連続ハートの効果画像320Cがモニタ3に表示されてから20秒経過した直後に、ハートの評価関連画像310Cと連続ハート効果画像320Cとの表示が終了される。
図11は、効果画像データがそれぞれ設定されない太陽の評価関連画像310A及びカラスの評価関連画像310Eと、評価結果が良いことに関連する効果画像データが設定される花の評価関連画像310Dとが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、連続ハートの効果画像320Cがモニタ3に表示されてから20秒経過した直後に、制御部20により、図19のステップSB2において読み出されたカラスの評価関連画像310Eがモニタ3に表示される。図2に示す画像データベースにおいて、カラスの評価関連画像310Eには、評価データと効果画像データとが設定されない。図19のステップSB5において今回算出された点数が前回の点数未満と判断された場合、モニタ3に表示される評価関連画像310には、評価結果が悪かったことに関連する効果画像データが設定されないため、モニタ3の画面は変化しない。
図12は、カラスの評価関連画像310Eが表示された時点から20秒経過後に、評価黒ネコの関連画像310Fが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、カラスの評価関連画像310Eがモニタ3に表示されてから20秒経過後に、制御部20により、図19のステップSB2において読み出された黒ネコの評価関連画像310Fがモニタ3に表示される。図2に示す画像データベースにおいて、黒ネコの評価関連画像310Fには、マイナスの評価データと、評価結果が悪いことに関連するネコの爪で引っかいた3本線の効果画像データとが設定される。
図13は、評価結果が悪かったことに関連するネコの爪で引っかいた3本線の効果画像320Fが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、図19のステップSB5において今回算出された点数が前回の点数未満と判断された場合、図2の画像データベースに示す評価データが「マイナス」である黒ネコの評価関連画像310Fに設定されるネコの爪で引っかいた3本線の効果画像320Fがモニタ3の画面全体に多数表示される。
図14は、太陽の評価関連画像310A、黒ネコの評価関連画像310F、及びネコの爪で引っかいた3本線の効果画像320Fの表示が終了されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、ネコの爪で引っかいた3本線の効果画像320Fがモニタ3に表示されてから20秒経過後に、黒ネコの評価関連画像310Fとネコの爪で引っかいた3本線の効果画像320Fとの表示が終了される。また、制御部20により、図22のステップSE4においてモニタ3に表示されている評価関連画像310が所定数Nに達すると判断された場合、モニタ3に表示されている評価関連画像310の中より、最初に表示された太陽の評価関連画像310Aの表示が終了される。
図15は、効果画像データが設定されないカラス評価関連画像310Eと、効果画像データがそれぞれ設定される雨雲の評価関連画像310G及び雷の評価関連画像310Hとが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、図14において、太陽の評価関連画像310A、黒ネコの評価関連画像310F、及びネコの爪で引っかいた3本線の効果画像320Fとの表示が終了された直後に、制御部20により、図19のステップSB2において読み出された雨雲の評価関連画像310Gがモニタ3に表示される。雨雲の評価関連画像310Gには、図2の画像データベースに示すように、評価結果が悪いことに関連する雨のしずくの効果画像データが設定される。図19のステップSB5において、今回算出された点数が前回の点数以上と判断された場合、図示しないが花の評価関連画像310Dに設定される評価結果が良かったことに関連する花びらの効果画像が、モニタ3の画面に表示される。雨雲の評価関連画像310Gがモニタ3に表示されてから20秒経過後に、制御部20により、図19のステップSB2において読み出された雷の評価関連画像310Hがモニタ3に表示される。雷の評価関連画像310Hには、図2の画像データベースに示すように、評価結果が悪いことに関連する稲妻の効果画像データが設定される。
図16は、しずくの効果画像320Gが表示されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、制御部20により、図19のステップSB5において今回算出された点数が前回の点数未満と判断された場合、モニタ3に表示された評価関連画像310に設定される効果画像データの中から、図20のステップSD6において決定された雨雲の評価関連画像310Gに設定されるしずくの効果画像320Gが、モニタ3の画面全体に多数表示される。
効果画像320の決定について、具体的には、図2の画像データベースに示す評価データとして「マイナス」が設定される雨雲の評価関連画像310Gと、雷の評価関連画像310Hとにそれぞれ設定される人気ランキングの複数のレベルのうちで、最も低いレベルが設定されるしずくの効果画像データが決定される。なお、最も高いレベルが設定される効果画像データが決定されてもよい。
図17は、雨雲の評価関連画像310Gとしずくの効果画像320Gとの表示が終了されたモニタ3の画面を示す図である。具体的には、しずくの効果画像320Gがモニタ3に表示されてから20秒経過後に、雨雲の評価関連画像310Gとしずくの効果画像320Gとの表示が終了される。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、利用者の音信号の評価結果が良い場合、モニタ3の画面に表示されたハートの評価関連画像310Cに設定される連続ハートの効果画像320Cが、図9に示すように、表示されている評価関連画像310A、310C、310Dの周辺及び撮影された利用者の画像300の周辺に多数表示されるため、利用者は自身の評価結果を意識しながら歌唱することが可能となる。
モニタ3の画面に表示されたハートの評価関連画像310Cと、花の評価関連画像310Dとにそれぞれ評価結果が良いことに関連する効果画像320が設定されており、かつ、利用者の音信号の評価結果が良い場合において、人気ランキングのレベルに基づいて、利用者の評価結果に関連する連続ハートの効果画像320Cが図9に示すように多数表示されるため、利用者に自身の良い評価結果への注意喚起がされる。
表示された連続ハートの効果画像320Cと、連続ハートの効果画像320Cが設定されるハートの評価関連画像310Cとの表示を終了することで、画面が図9の画面から図10の画面へ大きく変化するため、利用者は画面の表示内容に飽きることなく歌唱することができる。また、表示された評価関連画像310が所定数Nに達した場合、表示されている評価関連画像310の中から、最初に表示された評価関連画像310Aの表示を終了し、新たな評価関連画像310Gが表示されることにより、画面の表示内容に変化が起き、利用者は画面の表示内容を楽しみながら歌唱することができる。さらに、表示されてから所定時間以上表示されていると判断された効果画像320が設定されない太陽の評価関連画像310Aの表示を終了することで表示画面が変化するため、利用者に歌唱を飽きさせることがなくなる。
<実施形態の構成と発明の構成との対応関係>
制御部20と音響制御部30との組み合わせは、本発明の再生手段の一例である。歌唱用マイク5は、本発明の入力手段の一例である。デジタル音信号は、本発明の音信号の一例である。制御部20と図19のステップSB4との組み合わせは、本発明の評価算出手段の一例である。制御部20と図19のステップSB5との組み合わせは、本発明の評価判断手段の一例である。HDD21の採点アプリケーション110の画像データベースは、本発明の評価関連画像記憶手段の一例である。制御部20、図19のステップSB2、及びステップSB3の組み合わせは、本発明の表示制御手段の一例である。HDD21の採点アプリケーション110の画像データベースは、本発明の効果画像記憶手段の一例である。制御部20、図20のステップSC5、及び図21のステップSD5の組み合わせは、本発明の効果画像判断手段の一例である。制御部20、図20のステップSC6、及び図21のステップSD6の組み合わせは、本発明の効果画像決定手段の一例である。
制御部20と、図19のステップSB2及びステップSB3と、図22のステップSE4及びステップSE5との組み合わせによる動作は、本発明の評価関連画像を表示する動作と、表示部に表示されている評価関連画像の表示を終了させる動作との一例である。
制御部20と、図22のステップSE1、ステップSE2、及びステップSE3との組み合わせによる動作は、本発明の表示部に表示された特定の効果画像と特定の評価関連画像との表示を終了させる動作の一例である。
制御部20と、図19のステップSB4と、図22のステップSE1、ステップSE2、及びステップSE3との組み合わせは、本発明の所定時間が経過した時に、特定の効果画像と特定の評価関連画像との表示を終了させる一例である。
制御部20と、図22のステップSE4及びステップSE5との組み合わせによる動作は、本発明の表示部に表示された評価関連画像が所定数に達した時、最初に表示された評価関連画像の表示を終了させる動作の一例である。
図19のステップSB5の判断条件は、本発明の現在の評価点数が前回の評価点数以上である第1条件の一例である。
HDD21の採点アプリケーション110の画像データベースに含まれる「効果画像データ」は、本発明の現在の評価点数が前回の評価点数以上である良い評価結果に関連する第1種類の効果画像データと、現在の評価点数が前回の評価点数未満である悪い評価結果に関連する第2種類の効果画像データとの一例である。
HDD21の採点アプリケーション110の画像データベースに含まれる、「人気ランキング」、「年齢別人気ランキング」、「利用時間帯」、及び「歌唱評価点数」は、本発明の利用者関連データが示す内容である第2条件の一例である。
HDD21の採点アプリケーション110の画像データベースに含まれる、複数の「効果画像データ」により表される複数種類の効果画像は、本発明の観念上異なる複数種類の効果画像の一例である。
<変形例>
本発明の実施形態について以上説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者であれば種々の変形を加えることができる。
本実施形態において、楽曲を表す楽曲信号は、演奏データに含まれるガイドメロディデータの音高データである。この実施形態に代えて、楽曲を表す楽曲信号はガイドメロディデータの音量を表す信号であってもよい。具体的には、音量は、利用者が歌唱するときの声の大きさの基準であり、ガイドメロディデータの音量と、入力手段により入力される利用者の歌唱音量とを比較し、評価点数を算出してもよい。
本実施形態において、図2の画像データベースには、効果画像データが設定される評価関連画像310と、効果画像データが設定されない評価関連画像310とが記憶される。この実施形態に代えて、評価関連画像310の全てに効果画像データが設定されてもよい。
本実施形態において、図3のモニタ3に表示される画像300としては、カメラ4により撮影された画像300が表示される。この実施形態に代えて、楽曲データに含まれる背景画像指定データにより指定される背景画像が表示されてもよい。
本実施形態においては、図3のモニタ3に表示される画像300としては、カラオケ店舗に設置されているカメラ4により撮影された画像が表示される。この実施形態に代えて、利用者が所有している携帯端末に備えられるカメラを利用して撮影された画像がカラオケ装置2に送信され、モニタ3に表示されてもよい。
本実施形態において、図6等のモニタ3に表示される効果画像320は、静止画である。この実施形態に代えて、効果画像320は動画であってもよい。
本実施形態においては、図6等のモニタ3に表示される効果画像320としては、同じ種類の効果画像320Bが多数表示される。この実施形態に代えて、異なる複数種類の効果画像320がモニタ3に表示されてもよい。例えば、評価算出手段が現在の所定区間で算出した現在の評価点数と前回の所定区間で算出した前回の評価点数とを比較して評価点数の差分を算出し、算出された評価点数の差分に基づいて、表示される効果画像320の種類の数を増減し表示されてもよい。具体的には、良い評価結果に関連する効果画像320が設定される評価関連画像310がモニタ3に複数表示されている状態であって、評価算出手段が現在の評価点数と前回の評価点数とを比較して評価点数の差分を算出し、算出された評価点数の差分が10点以上増加していた場合、複数の評価関連画像310にそれぞれ設定される複数の効果画像320のうちから、2種類以上の効果画像320がモニタ3に表示されてもよい。
本実施形態においては、図22のステップSE2、ステップSE5、及びステップSE7の処理において、表示を終了する評価関連画像310が決定される。この実施形態に代えて、ステップSB4において算出される点数に基づいて、表示を終了する評価関連画像310が決定されてもよい。具体的には、評価関連画像310毎に評価点数が設定されており、図19のステップSB4において算出される点数が、評価関連画像に設定される点数以上である場合、当該評価関連画像310の表示が終了されてもよい。
本実施形態においては、図19のステップSB3の処理において、画像ファイル名がRAMに一時記憶される。この実施形態に代えて、評価関連画像310を識別する番号がRAMに一時記憶されてもよい。
本実施形態においては、図19のステップSB4の採点は、所定時間毎の区間において実行される。この実施形態に代えて、楽曲の演奏時間に応じて所定時間が設定されてもよい。例えば、4分未満の楽曲は所定時間を20秒とし、4分以上5分未満の楽曲は所定時間を25秒とし、5分以上の楽曲は所定時間を30秒とする。また、所定の採点区間は、楽曲毎に予め決められた区間データに基づいて設定されてもよい。区間データは、Aメロディ、Bメロディ、サビ、及びCメロディといった楽曲を複数の区間に分割するデータを含む。例えば、Aメロディが開始してから終了するまでのガイドメロディの音高データと歌唱音の音高データとの差分の絶対値が積算され、Aメロディ終了時点で採点値が算出される。Aメロディ、Bメロディ、サビ及びCメロディといった区間データは、カラオケ楽曲データの制作時に予め決定される。楽曲中で歌唱する区間は、大きく分けてメロディとサビとに分けられる。サビは楽曲の中で最も盛り上がる区間であり、メロディはそれ以外の区間である。Aメロディは楽曲の最初のメロディ、BメロディはAメロディの次に来るメロディ、Cメロディは最後のサビに続くメロディである。楽曲の一例として、前奏、Aメロディ、Bメロディ、サビ、間奏、Aメロディ、Bメロディ、サビ、間奏、Cメロディ、サビ、及び後奏の順に区間が到来する。所定の採点区間はまた、小節に基づいて設定されてもよい。小節は楽曲の単位であり、4/4拍子では、四分音符4つ分で1小節、4/3拍子では、四分音符3つ分で1小節である。例えば、所定の採点区間を8小節と設定すると、1小節目で差分の絶対値の積算を開始し8小節目が終了したら採点値が算出される。
本実施形態においては、図19のステップSB5の処理において、算出された点数と前回の区間の点数とが比較され、前回の区間の点数以上であるか否かが判断される。この実施形態に加えて、歌唱マイク5から入力された歌唱音の音信号が、予め定められた閾値の音量以上である条件は、第1条件に含まれてもよい。変形例において、評価点数を条件とする判断処理と、音量を条件とする判断処理とが、所定区間毎に交互に実行されてもよい。
本実施形態においては、図19のステップSB5の処理において、算出された点数と前回の区間の点数とが比較され、前回の区間の点数以上であるか否かが判断される。この実施形態に代えて、図19のステップSB4の処理において算出された評価点数が、予め定められた閾値の点数以上であるか否かが判断されてもよい。なお、予め定められた閾値の点数は、1曲の演奏経過時間に基づいて変更されてもよい。例えば、楽曲毎に予め決められた区間データに基づいて、Aメロディ、Bメロディ、サビ、及びCメロディの区間データを演奏するごとに閾値の点数が高くなる。または、楽曲が再生されてから採点時間Tsが経過する毎に、閾値の点数が低くなる。評価点数が予め定められた閾値の点数以上である条件は、本発明の第1条件の一例である。
本実施形態においては、図2の画像データベースに示す評価データについて、「プラス」は、現在の区間の評価点数が前回の区間の評価点数以上であることを表し、「マイナス」は、現在の区間の評価点数が前回の区間の評価点数未満であることを表す。この実施形態に代えて、評価データについて、「プラス」は、評価算出手段により算出された評価点数が予め定められた閾値の点数以上であることを表し、「マイナス」は、評価点数が予め定められた閾値の点数未満であることを表してもよい。評価点数が予め定められた閾値の評価点数以上である良い評価結果に関連する効果画像データと、評価点数が予め定められた評価点数未満である悪い評価結果に関連する効果画像データとは、本発明の第1種類の効果画像データと第2種類の効果画像データとの一例である。
本実施形態において、カラオケ装置2の一例として、カラオケ店舗で使用される業務用のカラオケ装置を挙げている。本実施形態に代えて、家庭用ゲーム機、パーソナルコンピュータ、携帯電話、及び携帯情報端末といった、ユーザがカラオケを実施できる機能を有している機器をカラオケ装置としてもよい。
本実施形態において、図20のステップSC6及び図21のステップSD6では、図2に示す画像データベースの人気ランキングに基づき、効果画像320が決定される。この実施形態に代えて、図2に示す画像データベースの年齢別人気ランキング、利用時間帯、及び歌唱評価点に基づいて、効果画像320が決定されてもよい。
具体的には、カラオケ装置の利用者の年齢に該当する年齢別人気ランキングのレベルに基づいて、効果画像320が決定される。例えば、利用者がリモコン装置等から入力される利用者ID及びパスワードに基づいて、SNSの利用者を認証し、認証が正常に行われた場合、利用者のSNSのログインを許可する。SNSのログインが許可されると、カラオケ用ホスト8に記憶されている利用者データから利用者の実際の年齢、または歌唱年齢が取得される。または、リモコン装置等の画面に利用者の年齢の入力を受け付ける画面を表示することにより、利用者の年齢が受け付け画面から取得される。取得された年齢が該当する年齢別人気ランキングのレベルが参照される。取得された利用者年齢が5歳であった場合、図2に示す画像データベースの「年齢別人気ランキング(0歳〜6歳)」のレベルが参照され、評価関連画像310に設定される年齢別人気ランキング(0歳〜6歳)のレベルが最も低い評価関連画像310に設定される効果画像320が決定される。
カラオケ装置2が利用されている時間に基づいて、効果画像320が決定される。例えば、カラオケ装置2が利用されている時間データがカラオケ装置2から取得される。取得された時間データが20時37分である場合、図2に示す画像データベースの利用時間帯の「夜:19時〜22時」が設定される効果画像320が決定される。
図19のステップSB4の処理において算出された評価点数に基づいて、効果画像320が決定される。例えば、図19のステップSB4の処理おいて算出された評価点数が66点である場合、図2に示す画像データベースの歌唱評価点数の「B:51〜70」が設定される効果画像320が決定される。
本実施形態において、図20のステップSC6及び図21のステップSD6は、図2に示す画像データベースの人気ランキングに基づき、効果画像320が決定される。この実施形態に代えて、図2に示す画像データベースの人気ランキング、年齢別人気ランキング、利用時間帯、及び歌唱評価点の2つ以上に基づいて、効果画像320が決定されてもよい。
本実施形態において、図9において効果画像320Cは、撮影された画像300及び表示された評価関連画像320の周辺に多数表示される。この実施形態に代えて、歌詞330の周辺に効果画像320が表示されるものであってもよい。歌詞330の周辺に表示されることにより、歌詞を見ている利用者の目が効果画像320の表示位置にも向くことにより、利用者は自身の評価結果を容易に確認することができる。
本実施形態において、図19のステップSB2において、1つの評価関連画像データは複数の評価関連画像データからランダムに読み出される。この実施形態に代えて、評価結果が良いことに関連する効果画像データと、評価結果が悪いことに関連する効果画像データとがそれぞれ設定される評価関連画像データが同等の数だけ読み出されてモニタ3に表示されるものであってもよい。具体的には、図19のステップSB3においてRAMに一時記憶された画像ファイル名が示す評価関連画像データに設定される評価データのプラスとマイナスとの割合が同じになるよう、図19のステップSB2では評価関連画像データが読み出される。
本実施形態において、図19のステップSB2において、評価関連画像データは複数の評価関連画像データからランダムに読み出される。この実施形態に代えて、図2に示す画像データベースの人気ランキングに基づいて、評価関連画像データが読み出されるものであってもよい。具体的には、図2に示す画像データベースの評価関連画像データのすべてに人気ランキングのレベル1〜5までのレベルが設定される。評価関連画データとして、人気ランキングのレベルが全て異なるように設定される評価関連画像データが読み出される。人気ランキングのレベルが異なる評価関連画像データが読み出されることにより、利用者による人気が低い評価関連画像データだけではなく、人気の高い評価関画像データも読み出されるため、利用者は表示される評価関連画像を視覚的に楽しみながら歌唱することができる。
本実施形態において、図19のステップSB2において、1つの評価関連画像データが読み出される。この実施形態に代えて、1度に読み出される評価関連画像データが2つ以上であってもよい。具体的には、図19のステップSB2の1回目の処理においては、所定数Nの評価関連画像データが読み出されてもよい。
本実施形態において、図22のステップSE2において、表示されてから採点時間Tsが経過した効果画像と、当該効果画像が設定される評価関連画像とが、表示が終了される画像として決定される。この実施形態に代えて、図22のステップSE4において評価関連画像が所定数Nに達しているか否かの判断がYESとなるまで、評価関連画像310の表示が終了されなくともよい。具体的には、図22のステップSE1においてYESと判断された場合、効果画像320の表示が終了される。次に、評価関連画像310が所定数Nに達しているか否かが判断され、YESの場合には、表示を終了した効果画像320を設定する評価関連画像310の表示を終了させる。所定数Nに達していないと判断された場合には、表示を終了した効果画像320を設定する評価関連画像310の表示を終了させない。
本実施形態において、図19のステップSB3において、評価関連画像は予め定められた座標値に基づいて表示される。この実施形態に代えて、カメラ4にて撮影された画像300から顔認識技術を用いて利用者の顔の位置を特定し、特定された利用者の顔の位置に評価関連画像が近づく、または離れる位置に移動してもよい。
本実施形態において、評価結果に関連する効果画像がモニタ3に表示される。この実施形態に代えて、効果画像とともに、評価結果を示す点数がモニタ3に表示されてもよい。
本実施形態において、図2の画像データベースは、HDD21に記憶される採点アプリケーションに含まれる。この実施形態に代えて、例えば、月に1度など定期的に、画像データベースがホストからインターネットを介してカラオケ装置2に配信されてもよい。