JP6388718B2 - 熱交換器、磁気ヒートポンプ装置、及び、熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器、磁気ヒートポンプ装置、及び、熱交換器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気熱量効果を利用した磁気ヒートポンプ装置に用いられる熱交換器、その熱交換器を備えた磁気ヒートポンプ装置、及び、その熱交換器の製造方法に関するものである。
文献の参照による組み込みが認められる指定国については、2015年6月19日に日本国に出願された特願2015−123628に記載された内容、及び、2015年10月9日に日本国に出願された特願2015−200867に記載された内容を参照により本明細書に組み込み、本明細書の記載の一部とする。
円柱状の複数の磁性体をその長手方向と交差する方向に重ねて構成された集合体と、その集合体が挿入された筒状のケースと、を備えた熱交換器が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−64588号公報
上記の熱交換器では、集合体において最外周に位置する磁性体とケースの内周面との間に間隙が形成されている。そのため、この間隙に液体媒体が多く流れてしまい、磁性体同士の間に形成された流路を通過する液体媒体が少なく、熱交換の効率が高くない、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、熱交換の効率の向上を図ることが可能な熱交換器、その熱交換器を備えた磁気ヒートポンプ装置、及び、その熱交換器の製造方法を提供することである。
[1]本発明に係る熱交換器は、磁気ヒートポンプ装置に用いられる熱交換器であって、前記熱交換器は、複数の線材を束ねて構成される集合体と、前記集合体を被覆する被覆層と、を備え、前記線材は、磁気熱量効果を有する磁気熱量効果材料から構成されており、前記被覆層は、前記集合体の周囲を囲繞する筒状部と、前記集合体の外周と前記筒状部との間に充填された充填部と、を含む熱交換器である。
[2]上記発明において、前記筒状部と前記充填部とは、一体的に形成されていてもよい。
[3]上記発明において、前記被覆層は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、シリコーンゴム、又は、フッ素樹脂から構成されていてもよい。
[4]上記発明において、前記被覆層は、一方の端部に位置する第1の開口と、他方の端部に位置する第2の開口と、を有しており、前記第1の開口から前記第2の開口に向かう方向と、前記集合体の延在方向と、が実質的に一致していてもよい。
[5]上記発明において、前記集合体は、複数の前記線材を撚り合わせることで構成されていてもよい。
[6]上記発明において、前記複数の線材は、同心撚り、集合撚り、又は複合撚りにより撚り合わされていてもよい。
[7]上記発明において、下記(1)及び(2)式を満たしてもよい。
1.4×10≦A≦2.25×10・・・(1)
A=P/R・・・(2)
但し、上記(2)式において、Pは前記複数の線材同士を撚り合わせる撚りピッチであり、Rは前記線材の線径である。
[8]本発明に係る磁気ヒートポンプ装置は、上記の少なくとも一つの熱交換器と、前記磁気熱量効果材料に磁場を印加すると共に前記磁場の大きさを変更する磁場変更手段と、配管を介して前記熱交換器にそれぞれ接続された第1及び第2の外部熱交換器と、前記磁場変更手段の動作に連動して前記熱交換器から前記第1又は第2の外部熱交換器に流体を供給する流体供給手段と、を備えた磁気ヒートポンプ装置である。
[9]本発明に係る熱交換器の製造方法は、磁気ヒートポンプ装置に用いられる熱交換器の製造方法であって、複数の線材を束ねて、集合体を形成する第1の工程と、前記集合体を被覆する被覆層を形成する第2の工程と、を備え、前記線材は、磁気熱量効果を有する磁気熱量効果材料から構成されており、前記被覆層は、前記集合体の周囲を囲繞する筒状部と、前記集合体の外周と前記筒状部との間に充填された充填部と、を含む熱交換器の製造方法である。
[10]上記発明において、前記第2の工程は、前記集合体を移動させながら、前記集合体の外周に樹脂材料を押出成形することで、前記被覆層を形成することを含んでもよい。
[11]上記発明において、前記第1の工程は、複数の前記線材を撚り合わせることで、前記集合体を形成することを含んでもよい。
[12]上記発明において、前記熱交換器の製造方法は、前記被覆層により被覆された前記集合体を所定の長さに切断する第3の工程を備えてもよい。
本発明によれば、集合体と筒状部の間が被覆層の充填部で塞がれているので、集合体の線材同士の間に形成された流路に液体媒体を多く通過させることができ、熱交換の効率の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態における磁気ヒートポンプ装置の全体構成を示す図であり、ピストンが第1の位置にある状態を示す図である。 図2は、本発明の実施形態における磁気ヒートポンプ装置の全体構成を示す図である、ピストンが第2の位置にある状態を示す図である。 図3は、本発明の実施形態におけるMCM熱交換器の断面図であり、液体媒体の流通方向に沿って切断した断面図である。 図4は、図3のIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、本発明の実施形態におけるMCM熱交換器の他の構成を示す分解斜視図である。 図6は、図5のVI-VI線に沿った断面図である。 図7(a)は、図5に示すMCM熱交換器に用いられる集合体の側面図であり、図7(b)は、図7(a)に示す集合体を構成する一の線材の側面図である。 図8は、本発明の実施形態におけるMCM熱交換器の製造方法を示す工程図である。 図9は、図8のステップS20で用いられる樹脂押出被覆装置を断面図である。 図10は、図5に示すMCM熱交換器を製造する際に用いられる撚合わせ装置及び樹脂押出被覆装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本実施形態における磁気ヒートポンプ装置の全体構成を示す図、図3及び図4は本実施形態におけるMCM熱交換器を示す図である。
本実施形態における磁気ヒートポンプ装置1は、磁気熱量効果(Magnetocaloric effect)を利用したヒートポンプ装置であり、図1及び図2に示すように、第1及び第2のMCM熱交換器10,20と、ピストン30と、永久磁石40と、低温側熱交換器50と、高温側熱交換器60と、ポンプ70と、配管81〜84と、切替弁90と、を備えている。
本実施形態における第1及び第2のMCM熱交換器10,20が本発明における熱交換器の一例に相当し、本実施形態におけるピストン30及び永久磁石40が本発明における磁気変更手段の一例に相当し、低温側熱交換器50及び高温側熱交換器60が本発明における第1及び第2の外部熱交換器の一例に相当し、本実施形態における配管81〜84が本発明における配管の一例に相当し、本実施形態におけるポンプ70及び切替弁90が本発明における流体供給手段の一例に相当する。
第1のMCM熱交換器10は、図3及び図4に示すように、複数の線材12からなる集合体11と、当該集合体11を被覆する被覆層13と、被覆層13の両端に接続されたアダプタ16,17と、を備えている。なお、第1のMCM熱交換器10と第2のMCM熱交換器20は同一の構造を有しているので、以下に第1のMCM熱交換器10の構成についてのみ説明し、第2のMCM熱交換器20の構成については省略する。
線材21は、磁気熱量効果を有する磁気熱量効果材料(MCM:Magnetocaloric Effect Material)から構成されている。このMCMから構成される線材12に磁場を印加すると、電子スピンが揃うことで磁気エントロピーが減少し、当該線材12は発熱して温度が上昇する。一方、線材12から磁場を除去すると、電子スピンが乱雑となり磁気エントロピーが増加し、当該線材12は吸熱して温度が低下する。
この線材12を構成するMCMは、磁性体であれば特に限定されないが、例えば、10℃〜30℃程度の常温域にキュリー温度(キュリー点)を有し、常温域で高い磁気熱量効果を発揮する磁性体であることが好ましい。こうしたMCMの具体例としては、例えば、ガドリニウム(Gd)、ガドリニウム合金、ランタン−鉄−シリコン(La−Fe−Si)系化合物等を例示することができる。
本実施形態における線材12は、円形の断面形状を有する線材である。なお、線材12同士を束ねた際に当該線材12の間に流路111(後述)を形成可能であれば、線材12が円形以外の断面形状を有してもよい。
集合体11は、この線材12を複数束ねることで構成されている。複数の線材12は、線材12の長手方向に対して交差する方向に束ねられている(重ねられている)。換言すれば、線材12の側面同士が接触するように、複数の線材12が相互に隣接している。その結果、線材12の側面同士の間には流路111が形成されている。なお、理解を容易にするために、図4に示す例では7本の線材12から集合体11が構成されているが、実際には、数千本〜数万本の線材12を束ねることで集合体11が構成されている。
なお、図3及び図4に示す集合体11は、複数の線材12を単に束ねることで構成されているが、集合体の構成は特にこれに限定されない。例えば、集合体11に代えて、図5及び図6に示すMCM熱交換器10Bのように、複数の線材12Bを撚り合わせることで集合体11Bを構成してもよい。
図5は本実施形態におけるMCM熱交換器の他の構成を示す分解斜視図、図6は図5のVI-VI線に沿った断面図、図7(a)は図5に示すMCM熱交換器に用いられる集合体の側面図であり、図7(b)は図7(a)に示す集合体を構成する一の線材の側面図である。
具体的には、図5及び図6に示す集合体11Bは、複数の上記線材12Bを長手方向に対して交差する方向に束ねて、相互に撚合わせることで構成されている。隣接する撚合わされた線材12B同士の側面は相互に接触し、その結果、これらの間に流路111Bが形成されている。なお、理解を容易にするために、図5及び図6に示す例では19本の線材12Bから集合体11Bが構成されているが、実際には、数百本〜数万本の線材12Bを束ねることで集合体11Bが構成されている。このような集合体11Bの外径D(図7(a)参照)としては、特に限定しないが、たとえば、磁束密度を確保する観点から、30mm以下で設定されていることが好ましい。
図5及び図6に示す集合体11Bでは、複数の線材12B同士が集合撚りにより撚り合わされている。なお、集合体11Bにおける複数の線材12B同士の撚り合わせ方としては、特に上述に限定されず、同心撚りや複合撚りでもよい。集合撚りとは、複数の線材12B同士を一纏めにして、これらを集合体11Bの軸を中心に同一方向に撚り合わせる撚り方である。同心撚りとは、芯線を中心として当該芯線の周りに複数の線材12Bに同心円状を撚り合わせる撚り方である。複合撚りとは、複数の線材12Bを同心撚り又は集合撚りに撚り合わせた子撚線を、さらに同心撚り又は集合撚りに撚り合わせる撚り方である。なお、同心撚りの芯線は、一の線材12Bにより構成されていてもよいし、複数の線材12Bを撚り合わせて構成されていてもよい。また、複数の線材12B同士を撚り合わせる方向としては、右向きでもよいし、左向きでもよい。
線材12Bの線径R(図7(b)参照)としては、特に限定しないが、たとえば、0.01〜1mmであることが好ましく、0.02〜0.5mmのであることがより好ましい。この際、集合体11Bを構成する複数の線材12Bは、実質的に同一の線径のものを用いてもよいし、異なる線径のものが混在していてもよい。また、線材12Bの線径が上記範囲内で設定されている場合、当該線材12B同士を撚り合わせる撚りピッチP(図7(b)参照)は、14〜450mmであることが好ましい。撚りピッチPが上記下限値よりも小さいと、線材同士が圧縮されて変形してしまい、流路が潰れるおそれがある。一方、撚りピッチPが上記上限値よりも大きいと、撚りが解れてしまい、線材同士が互いに保持し合うことができなくなるおそれがある。因みに、本明細書において、「撚りピッチ」とは、一の線材12Bが集合体11Bの周りを一周する間の当該線材12Bの長手方向の長さのことをいう。
また、本実施形態では、撚りピッチPと、線材12Bの線径Rとの関係は、下記(3)及び(4)式が成立するように設定されていることが好ましい。
1.4×10≦A≦2.25×10・・・(3)
A=P/R・・・(4)
図3及び図4に戻り、線材12の集合体11は、被覆層13によって被覆されている。この被覆層13は、筒状部14と、充填部15と、を備えている。筒状部14は、集合体11の周囲を円筒状に囲繞している。一方、充填部15は、集合体11の外周と筒状部14の内周との間の隙間を埋めるように充填されている。すなわち、本例では、充填部15は、集合体11の最外周に位置する線材12aと、筒状部14との間に充填されており、最外周の線材12aと筒状部14との間を塞いでいる。この被覆層13は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、シリコーンゴム、又は、フッ素樹脂等の樹脂材料から構成されており、筒状部14と充填部15が一体的に形成されている。本実施形態における「一体的に形成」とは、部材同士が分離しておらず、同一の樹脂材料により一体の構造体として形成されていることを意味する。なお、集合体11に代えて、複数の線材12Bを撚り合わせて構成された集合体11Bを用いる場合も、筒状部14と充填部15を備える被覆層13により集合体11Bが被覆されており、集合体11Bの外周と筒状部14との間に充填部15が充填されている(図6参照)。
また、図3及び図4に示すように、この被覆層13は、一方の端部に位置する第1の開口131と、他方の端部に位置する第2の開口132と、を有している。この第1の開口131から第2の開口132に向かう方向CLは、集合体11の延在方向と実質的に一致している。さらに、被覆層13の一方の端部には第1のアダプタ16が接続されている。同様に、被覆層13の他方の端部にも第2のアダプタ17が接続されている。
この第1及び第2のアダプタ16,17の具体例としては、例えば、熱収縮チューブ等を例示することができる。なお、第1及び第2のアダプタ16,17として、樹脂成型品を用いたり、金属材料によって第1及び第2のアダプタ16,17を構成してもよい。
第1のアダプタ16は、第1の開口131よりも小さな第1の連結口161を有している。図1に示すように、この第1の連結口161は、第1の低温側配管81を介して、低温側熱交換器50に連通している。第2のアダプタ17も、第2の開口132よりも小さな第2の連結口171を有している。この第2の連結口171は、第1の高温側配管83を介して、高温側熱交換器60に連通している。この第1及び第2の連結口161,171の中心は、集合体11の中心と同軸上に位置している。
同様に、第2のMCM熱交換器20の被覆層23も、複数の線材22からなる集合体21を被覆していると共に、当該被覆層23の両端に第1及び第2のアダプタが接続されている。図2に示すように、第1のアダプタの第1の連結口261は、第2の低温側配管82を介して、低温側熱交換器50に連通している。一方、第2のアダプタの第2の連結口271は、第2の高温側配管84を介して、高温側熱交換器60に連通している。
なお、第2のMCM熱交換器20の線材22は、第1のMCM熱交換器10の線材12と同じ構成を有している。また、第2のMCM熱交換器20の被覆層23も、第1のMCM熱交換器10の被覆層13と同じ構成を有している。さらに、第2のMCM熱交換器20のアダプタも、第1のMCM熱交換器10のアダプタ16,17と同じ構成を有している。
例えば、本実施形態における磁気ヒートポンプ装置1を用いた空気調和装置を冷房として機能させる場合には、低温側熱交換器50と室内の空気との間で熱交換を行うことで室内を冷やすと共に、高温側熱交換器60と室外との間で熱交換を行うことで室外に放熱する。
これに対し、当該空気調和装置を暖房として機能させる場合には、高温側熱交換器60と室内の空気との間で熱交換を行うことで室内を暖めると共に、低温側熱交換器50と室外の空気との間で熱交換を行うことで室外から吸熱する。
以上のように、2つの低温側配管81,82と2つの高温側配管83,84によって、4つの熱交換器10,20,50,60を含む循環路が形成されており、ポンプ70によって当該循環路内に液体媒体が圧送される。液体媒体の具体例としては、例えば、水、不凍液、エタノール溶液、または、これらの混合物等の液体を例示することができる。本実施形態における液体媒体が、本発明における流体の一例に相当する。
2つのMCM熱交換器10,20は、ピストン30の内部に収容されている。このピストン30は、アクチュエータ35によって、一対の永久磁石40の間を往復移動することが可能となっている。具体的には、このピストン30は、図1に示すような「第1の位置」と、図2に示すような「第2の位置」との間を往復移動することが可能となっている。なお、アクチュエータ35の一例としては、例えば、エアシリンダ等を例示することができる。
ここで、「第1の位置」は、第1のMCM熱交換器10が永久磁石40の間に介在せず、第2のMCM熱交換器20が永久磁石40の間に介在するようなピストン30の位置である。これに対し、「第2の位置」は、第1のMCM熱交換器10が永久磁石40の間に介在し、第2のMCM熱交換器20が永久磁石40の間に介在しないようなピストン30の位置である。
なお、第1及び第2のMCM熱交換器10,20に代えて、永久磁石40をアクチュエータ35により往復移動させてもよい。或いは、永久磁石40に代えて、コイルを有する電磁石を用いてもよく、この場合には、MCM熱交換器10,20又は磁石を移動させる機構が不要となる。また、コイルを有する電磁石を用いる場合には、MCM熱交換器10,20の線材12,22に対する磁場の印加/除去に代えて、線材12,22に印加した磁場の大きさを変更するようにしてもよい。
切替弁90は、第1の高温側配管83と第2の高温側配管84に設けられている。この切替弁90は、上述のピストン30の動作に連動して、ポンプ70により液体媒体の供給先を、第1のMCM熱交換器10、又は、第2のMCM熱交換器20に切り替えると共に、高温側熱交換器60の接続先を、第2のMCM熱交換器20、又は、第1のMCM熱交換器10に切り替えることが可能となっている。
次に、本実施形態における磁気ヒートポンプ装置1の動作について、図1及び図2を参照しながら説明する。
先ず、ピストン30を図1に示す「第1の位置」に移動させると、第1のMCM熱交換器10の線材12が消磁されて温度が低下する一方で、第2のMCM熱交換器20の線材22が着磁されて温度が上昇する。
これと同時に、切替弁90によって、ポンプ70→第1の高温側配管83→第1のMCM熱交換器10→第1の低温側配管81→低温側熱交換器50→第2の低温側配管82→第2のMCM熱交換器20→第2の高温側配管84→高温側熱交換器60→ポンプ70からなる第1の経路が形成される。
このため、消磁によって温度が低下した第1のMCM熱交換器10の線材12によって液体媒体が冷却され、当該液体媒体が低温側熱交換器50に供給されて、当該低温側熱交換器50が冷却される。
この際、第1のMCM熱交換器10の内部において、線材12の側面の間に形成された流路111を液体媒体が通過して線材12と接触することで、当該液体媒体が線材12によって冷却される。また、集合体11の外周と筒状部14との間は被覆層13の充填部15によって塞がれているので、線材12間の流路111を流れる液体媒体が少なくなってしまうことはない。
これに加えて、集合体11Bが複数の線材12Bを撚り合わせることで構成されている場合(図5及び図6参照)には、当該複数の線材12B同士が互いに保持し合っている。このため、液体媒体による外側への押圧力や摩擦力で線材12Bが動いてしまうのを抑制することができる。
一方、着磁されて温度が上昇した第2のMCM熱交換器20の線材22によって液体媒体が加熱され、当該液体媒体は高温側熱交換器60に供給されて、当該高温側熱交換器60が加熱される。
この際、第2のMCM熱交換器20の内部において、線材22の側面の間に形成された流路を液体媒体が通過して線材22と接触することで、当該液体媒体が線材22によって加熱される。また、集合体21の外周と被覆層23の筒状部との間が被覆層23の充填部によって塞がれているので、線材22間の流路を流れる液体媒体が少なくなってしまうことはない。
これに加えて、第2のMCM熱交換器の集合体が複数の線材を撚り合わせることで構成されている場合には、当該複数の線材同士を互いに保持し合っている。このため、液体媒体による外側への押圧力や摩擦力で線材が動いてしまうのを抑制することができる。
次いで、ピストン30を図2に示す「第2の位置」に移動させると、第1のMCM熱交換器10の線材12が着磁されて温度が上昇する一方で、第2のMCM熱交換器20の線材22が消磁されて温度が低下する。
これと同時に、切替弁90によって、ポンプ70→第2の高温側配管84→第2のMCM熱交換器20→第2の低温側配管82→低温側熱交換器50→第1の低温側配管81→第1のMCM熱交換器10→第1の高温側配管83→高温側熱交換器60→ポンプ70からなる第2の経路が形成される。
このため、消磁によって温度が低下した第2のMCM熱交換器20の線材22によって液体媒体が冷却され、当該液体媒体が低温側熱交換器50に供給されて、当該低温側熱交換器50が冷却される。
この際、第2のMCM熱交換器20の内部において、線材22の側面の間に形成された流路を液体媒体が通過して線材22と接触することで、当該液体媒体が線材22によって冷却される。また、集合体21の外周と被覆層23の筒状部との間が被覆層23の充填部によって塞がれているので、線材22間の流路を流れる液体媒体が少なくなってしまうことはない。
これに加えて、第2のMCM熱交換器の集合体が複数の線材を撚り合わせることで構成されている場合には、当該複数の線材同士を互いに保持し合っている。このため、液体媒体による外側への押圧力や摩擦力で線材が動いてしまうのを抑制することができる。
一方、着磁されて温度が上昇した第1のMCM熱交換器10の線材12によって液体媒体が加熱され、当該液体媒体は高温側熱交換器60に供給されて、当該高温側熱交換器60が加熱される。
この際、第1のMCM熱交換器10の内部において、線材12の側面の間に形成された流路111を液体媒体が通過して線材12と接触することで、当該液体媒体が線材12によって加熱される。また、集合体11の外周と筒状部14との間は被覆層13の充填部15によって塞がれているので、線材12間の流路111を流れる液体媒体が少なくなってしまうことはない。
これに加えて、集合体11Bが複数の線材12Bを撚り合わせることで構成されている場合(図5及び図6参照)には、当該複数の線材12B同士を互いに保持し合っている。このため、液体媒体による外側への押圧力や摩擦力で線材12Bが動いてしまうのを抑制することができる。
そして、以上に説明したピストン30の「第1の位置」と「第2の位置」との間の往復移動を繰り返し、第1及び第2のMCM熱交換器10,20内の線材12,22に対する磁場の印加・除去を繰り返すことにより、低温側熱交換器50の冷却と、高温側熱交換器60の加熱とが継続される。
以上のように、本実施形態では、第1のMCM熱交換器10において、集合体11の外周と筒状部14の間が被覆層13の充填部15で塞がれている。これにより、線材12同士の間に形成された流路111に液体媒体を多く通過させることができるので、熱交換の効率の向上を図ることができる。
同様に、第2のMCM熱交換器20において、集合体21の外周と筒状部の間が被覆層の充填部で塞がれている。これにより、線材22同士の間に形成された流路に液体媒体を多く通過させることができるので、熱交換の効率の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、被覆層13は、第1及び第2の開口131,132を有しており、当該第1の開口131から第2の開口132に向かう方向と、集合体11の延在方向とが実質的に一致しているので、MCM熱交換器10内を流れる液体媒体の圧力損失が増大するのを抑制することができる。
さらに、図5及び図6に示すように、複数の線材12Bを撚り合わせることで集合体11Bを構成した場合には、以下のような効果を奏する。すなわち、当該複数の線材12B同士が互いに保持し合っているので、液体媒体の流体圧によってそれぞれの線材12Bが動いてしまうのを抑えることができ、MCM熱交換器の熱交換効率の低下を抑制することができる。
つまり、MCM熱交換器に収容される線材の位置と永久磁石の位置とがずれてしまうと線材12Bが発熱/吸熱し難くなってしまい、線材と液体媒体との間で熱エネルギーの交換効率が悪化するおそれがある。これに対し、本実施形態では、このようなMCM熱交換器における熱エネルギーの交換効率の悪化を抑制することができる。
特に、複数の線材12B同士を撚り合わせた集合体11Bを被覆層13によって覆うことで、最外周に位置する線材12Bが被覆層13の充填部15と強固に固着している。このため、隣り合う線材12Bのうち外側の一方が、順次内側の他方を支持することになるので、結果として、集合体11B全体が被覆層13によって保持されることになる。これにより、液体媒体の流体圧より線材12Bが一層動いてしまうのを抑制することができ、熱交換器の熱交換効率の低下をさらに抑制することができる。
また、複数の線材12Bを、同心撚り、集合撚り、又は複合撚りにより撚り合わることで、流路111Bが潰れてしまうのを防ぎつつ、これら線材12B同士を撚り合わせることができる。
さらに、上記(3)式及び(4)式が満たされていることで、流路111Bが潰れてしまうのをさらに防ぎつつ、これら線材12B同士を撚り合わせることができる。
以下に、本実施形態における熱交換器の製造方法について、図8及び図9を参照しながら説明する。
図8は本実施形態におけるMCM熱交換器の製造方法を示す工程図、図9は図8のステップS20で用いられる樹脂押出被覆装置を断面図である。
なお、第1のMCM熱交換器10と第2のMCM熱交換器20は同一の構造を有しているので、以下に第1のMCM熱交換器10の製造方法についてのみ説明し、第2のMCM熱交換器20の製造方法については省略する。
先ず、図8のステップS10において、複数の線材12を束ねることで集合体11を形成する。
具体的には、粉末状のMCMを型に入れて焼結加工により円柱状に成型した後、当該円柱状部材を線状に引き延ばすことで、線材12を形成する。なお、線材12の形成方法は、特に上述の方法に限定されず、鋳造した材料を円柱状に成型した後、当該円柱状部材を線状に引き延ばすことで、線材12を形成してもよい。
次いで、線材12を複数束ねることで集合体11を形成する。この際、複数の線材12を、当該線材12の長手方向に対して交差する方向に束ねる。この集合体11を構成する複数の線材12は、単に束ねられているだけであり、接着剤等を用いて相互に固定されてはいない。
次いで、図8のステップS20において、図9に示すような樹脂押出被覆装置100を用いて、集合体11を被覆層13で被覆する。
この樹脂押出被覆装置100のクロスヘッド120には、ニップル140とダイス150から構成される成形金型130が装着されている。ニップル140は、集合体11が通過する挿通孔141を有している。また、このニップル140は、ダイス150の挿通孔151内に配置されており、溶融樹脂MRが通過する流路152が、ニップル140とダイス150の間に形成されている。
押出装置110によって加熱・混練された溶融樹脂MRが、クロスヘッド120に供給される。そして、集合体11がニップル140の挿通孔141を通過すると共に、溶融樹脂MRが流路152を通過して、集合体11の外周を覆うように押し出される。そして、当該溶融樹脂MRが押し出し後に直ぐに冷却されることで、被覆層13が形成される。なお、溶融樹脂MRの冷却方法としては、空冷でもよいし、水冷でもよい。
この樹脂押出の際に、溶融樹脂MRが集合体11の外周を囲繞することで、被覆層13の筒状部14が形成される。また、これと同時に、溶融樹脂MRが集合体11の最外周の位置する線材12aに密着することで、被覆層13の充填部15が形成される。
次いで、図5のステップS30において、被覆層13で被覆された集合体12を所定の長さに切断する。次いで、被覆層13の一方の端部と第1の低温側配管81とを第1のアダプタ16で連結すると共に、当該被覆層13の他方の端部と第1の高温側配管82とを第2のアダプタ17で連結する。これにより、第1のMCM熱交換器10が完成する。なお、線材12が所定の長さを予め有している場合には、このステップS30での切断工程は不要である。
以上のように、本実施形態では、撚線と被覆層を有する被覆電線と同様の要領で、集合体11の外周に樹脂材料を押出成形することで被覆層13を形成する。このため、最外周の線材12aと被覆層13の筒状部14との間を、充填部15で容易に埋めることができる。
なお、図8のステップS10において、以下のように、複数の線材12Bを撚り合わせることで、図5及び図6に示す集合体11Bを構成してもよい。図10は、図5に示すMCM熱交換器を製造する際に用いられる撚合わせ装置を示す断面図である。
具体的には、準備した複数の線材12Bを、当該線材12Bの長手方向に対して交差する方向に束ねる。そして、束ねた複数の線材12Bを互いに撚り合わせる。撚り方は上述した通り種々のものが存在するが、複数の線材12B同士を撚り合わせるに際しては、これらの撚り方について公知の方法を採用することができる。
例えば、図10に示すような線材12Bが巻かれた複数の送出ボビン170から送出される線材12B同士を撚り合わせる撚合わせ装置160を用いてもよい。この撚合わせ装置160は、上述の樹脂押出被覆装置100の上流側に配置されている。そして、この撚合わせ装置160は、複数の挿通孔(不図示)が形成された撚合わせ制御板(不図示)を有しており、この複数の挿通孔のそれぞれに送出ボビン170から送出される線材12Bを通して、当該撚合わせ制御板を所定の撚り方向に沿って回転させることで、複数の線材12B同士が撚り合わされた集合体11Bを形成することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上述した磁気ヒートポンプ装置の構成は一例であり、本発明に係る熱交換器をAMR(Active Magnetic Refrigerataion)方式の他の磁気ヒートポンプ装置に適用してもよい。
例えば、磁気ヒートポンプ装置が、一つのMCM熱交換器と、当該MCMに磁場を印加すると共に磁場の大きさを変更する磁場変更手段と、配管を介してMCM熱交換器にそれぞれ接続された第1及び第2の外部熱交換器と、磁場変更手段の動作に連動してMCM熱交換器から第1又は第2の外部熱交換器に流体を供給する流体供給手段と、を備えてもよい。
また、上述の実施形態では、磁気ヒートポンプ装置を家庭用或いは自動車等の空気調和装置に適用した例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、用途に応じた適切なキュリー温度を有するMCMを選定することで、冷凍機のような極低温域での用途、或いは、ある程度高温域での用途に、本発明に係る磁気ヒートポンプ装置を適用してもよい。
また、本実施形態では、第1及び第2のMCM熱交換器10,20が同一の構成を有しているが、特にこれに限定されず、これらが異なる構成を有してもよい。例えば、第1及び第2のMCM熱交換器10,20の間で、異なる線径の線材を用いてもよい。また、複数の線材同士の撚り方、撚り方向、又は撚りピッチが、相互に異なっていてもよい。
また、本実施形態では、MCM熱交換器は、単一の集合体によって構成していたが、特にこれに限定されず、複数の集合体を当該MCM熱交換器の延在方向に沿って並設して構成してもよい。この場合、複数の集合体は、相互に同一の構成を有していてもよいし、異なる構成を有していてもよい。
なお、磁気ヒートポンプ装置を連続して使用し続けると、MCM熱交換器においては、高温側配管と連結された側が高温となり、低温側配管と連結された側低温となる温度勾配が生じる。このため、上記例においては、並設された複数の集合体のうち、高温側に位置する集合体を構成する線材は、比較的キュリー点(キュリー温度)の高い材料を採用し、低温側に位置する集合体を構成する線材は、比較的キュリー点の低い材料を採用することが好ましい。このように、MCM熱交換器における温度雰囲気に対応して異なるキュリー点の材料で構成された線材を用いることで、より効率良く磁気熱量効果を作用させることができる。
1…磁気ヒートポンプ装置
10,10B…第1のMCM熱交換器
11,11B…集合体
111,111B…流路
12,12B…線材
12a…最外周の線材
13…被覆層
131,132…開口
14…筒状部
15…充填部
16…第1のアダプタ
161…第1の連結口
17…第2のアダプタ
171…第2の連結口
20…第2のMCM熱交換器
21…集合体
22…線材
23…被覆層
26…第1のアダプタ
261…第1の連結口
27…第2のアダプタ
271…第2の連結口
30…ピストン
35…アクチュエータ
40…永久磁石
50…低温側熱交換器
60…高温側熱交換器
70…ポンプ
81〜82…第1〜第2の低温側配管
83〜84…第3〜第4の高温側配管
90…切替弁
100…樹脂押出被覆装置
110…押出機
120…クロスヘッド
130…成形金型
140…ニップル
141…挿通孔
150…ダイス
151…挿通孔
152…流路
160・・・撚合わせ装置
170・・・送出ボビン
MR…溶融樹脂

Claims (12)

  1. 磁気ヒートポンプ装置に用いられる熱交換器であって、
    前記熱交換器は、
    複数の線材を束ねて構成される集合体と、
    前記集合体を被覆する被覆層と、を備え、
    前記線材は、磁気熱量効果を有する磁気熱量効果材料から構成されており、
    前記被覆層は、
    前記集合体の周囲を囲繞する筒状部と、
    前記集合体の外周と前記筒状部との間に充填された充填部と、を含む熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器であって、
    前記筒状部と前記充填部とは、一体的に形成されている熱交換器。
  3. 請求項1又は2に記載の熱交換器であって、
    前記被覆層は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、シリコーンゴム、又は、フッ素樹脂から構成されている熱交換器。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器であって、
    前記被覆層は、
    一方の端部に位置する第1の開口と、
    他方の端部に位置する第2の開口と、を有しており、
    前記第1の開口から前記第2の開口に向かう方向と、前記集合体の延在方向とが実質的に一致している熱交換器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱交換器であって、
    前記集合体は、複数の前記線材を撚り合わせることで構成されている熱交換器。
  6. 請求項5に記載の熱交換器であって、
    前記複数の線材は、同心撚り、集合撚り、又は複合撚りにより撚り合わされている熱交換器。
  7. 請求項5又は6に記載の熱交換器であって、
    下記(1)及び(2)式を満たす熱交換器。
    1.4×10≦A≦2.25×10・・・(1)
    A=P/R・・・(2)
    但し、上記(2)式において、Pは前記複数の線材同士を撚り合わせる撚りピッチであり、Rは前記線材の線径である。
  8. 請求項1〜7のいずれかの記載の少なくとも一つの熱交換器と、
    前記磁気熱量効果材料に磁場を印加すると共に前記磁場の大きさを変更する磁場変更手段と、
    配管を介して前記熱交換器にそれぞれ接続された第1及び第2の外部熱交換器と、
    前記磁場変更手段の動作に連動して前記熱交換器から前記第1又は第2の外部熱交換器に流体を供給する流体供給手段と、を備えた磁気ヒートポンプ装置。
  9. 磁気ヒートポンプ装置に用いられる熱交換器の製造方法であって、
    複数の線材を束ねて、集合体を形成する第1の工程と、
    前記集合体を被覆する被覆層を形成する第2の工程と、を備え、
    前記線材は、磁気熱量効果を有する磁気熱量効果材料から構成されており、
    前記被覆層は、
    前記集合体の周囲を囲繞する筒状部と、
    前記集合体の外周と前記筒状部との間に充填された充填部と、を含む熱交換器の製造方法。
  10. 請求項9に記載の熱交換器の製造方法であって、
    前記第2の工程は、前記集合体を移動させながら、前記集合体の外周に樹脂材料を押出成形することで、前記被覆層を形成することを含む熱交換器の製造方法。
  11. 請求項9又は10に記載の熱交換器の製造方法であって、
    前記第1の工程は、複数の前記線材を撚り合わせることで、前記集合体を形成することを含む熱交換機の製造方法。
  12. 請求項9〜11のいずれか一項に記載の熱交換器の製造方法であって、
    前記熱交換器の製造方法は、前記被覆層により被覆された前記集合体を所定の長さに切断する第3の工程を備えた熱交換器の製造方法。
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