JP6388527B2 - 電線の被覆剥離工具 - Google Patents

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Description

本発明は、配線工事などの際に電線の被覆を剥離するために用いられる手動式の電線の被覆剥離工具に関するものである。
電線の被覆剥離工具としては、特許文献1に示される工具が従来から広く用いられている。その構造は図1に示す通りであり、本体51から下方に延びる下顎52の上面に固定刃53を固定し、本体51の中央部に第1ピン54によりハンドル55の先端を軸支し、この第1ピン54に、可動刃56を備えた刃物台57と剥離刃58を備えたスライド受け59とを長孔60によりスライド自在に支持させるとともに、ハンドル55の第3ピン61に軸支されたリンク62の先端を上記の刃物台57とスライド受け59との後方部分に第2ピン63により連結し、揺動可能とした構造である。また第1ピン54にはヘッド64が軸支されており、第2ピン63はヘッド64の後部の長孔65にスライド自在に支持されている。この電線の被覆剥離工具は、ハンドル55の操作によって電線の被覆の切断動作とその剥離動作とを連続的に行なうことができるものである。
使用時には、電線を下側の固定刃53の上にセットしたうえハンドル55を閉じて行くと、ヘッド64とともに刃物台57の可動刃56が固定刃53に向かって下方に移動し、被覆に食い込んで切断する。この状態から更にハンドル55を閉じると、剥離刃58を備えたスライド受け59が刃物台57とともに後方へ移動し、切断された被覆を剥離する。このように電線の被覆剥離工具は、単にハンドル55を閉じる動作だけで、被覆の切断と剥離とを連続的に行うことができるものである。なお固定刃53の前側には、切断時に固定刃53と可動刃56が直接接触することを防ぐためのガイド67が設けられている。
特許文献1の被覆剥離工具では、スライド受け59に形成されたカム溝66の形状を工夫することにより刃物台57の動きを規制し、可動刃56の先端が固定刃53に向かって下降する構造となっている。しかし部品の製作誤差による部品同士の間隙により、可動刃56の先端が固定刃53とガイド67との間に入り込んだり、刃先端同士が直接接触して刃先端を損傷するおそれがあった。
特許第4169276号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、可動刃の刃先端が固定刃の刃先端と直接接触するおそれのない電線の被覆剥離工具を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明の電線の被覆剥離工具は、握り手を備えた本体から下方に延びる下顎の上面に固定刃を固定し、本体の中央部に第1ピンによりハンドルの先端を軸支し、この第1ピンにヘッドを軸支するとともに、可動刃を備えた刃物台と剥離刃を備えたスライド受けとを長孔によりスライド自在に支持させ、またハンドル中央の第3ピンに軸支されたリンクの先端を上記の刃物台とスライド受けとの後方部分に第2ピンにより連結して揺動自在とした構造を有し、ハンドル操作によって電線の被覆の切断動作とその剥離動作とを連続的に行なう電線の被覆剥離工具であって、固定刃に隣接する位置に、切断及び剥離時に可動刃の刃先端が固定刃の刃先端に接触しないように、可動刃の刃先端の動きを制御する平面部を持つ突部を備えたガイドを設けたことを特徴とするものである。
なお請求項2のように、前記突部は、固定刃の刃先端を基準とした位置と同一位置から後方位置に形成されたものとすることができる。
本発明の電線の被覆剥離工具は、固定刃に隣接する位置に、切断時に下降する可動刃の刃先端が固定刃の刃先端に接触することを防止する突部を備えたガイドを設けたので、可動刃の刃先端が固定刃の刃先端に接触しそうになった場合にも、可動刃はこのガイドの突部の平面部と当接し、固定刃との直接接触が防止される。可動刃が突部と当接した状態からさらにハンドルを閉じれば、後方への剥離動作が行われることとなる。
特許文献1に記載の従来の被覆剥離工具の正面図である。 実施形態の被覆剥離工具のハンドルを開いた状態の正面図である。 実施形態の被覆剥離工具の被覆剥離完了状態を示す上面図である。 固定刃の側面図である。 ヘッドの説明図である。 刃物台の三面図である。 可動刃の側面図である。 スライド受けの説明図である。 ガイド部材の斜視図である。 ガイド部材の三面図である。 可動刃が下降した状態を示す部分断面図である。 可動刃の後退開始直後の状態を示す部分断面図である。 可動刃が後退した状態を示す部分断面図である。 可動刃が更に後退した状態を示す部分断面図である。 可動刃と突部との関係を示す拡大断面図である。 被覆の剥離状態の説明図である。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図2は本発明の電線の被覆剥離工具の正面図であり、図3はその上面図である。これらの図において、1は本体、2はハンドルである。本体1の基部は滑り止め用の凹凸が形成された握り手3となっている。また本体1の先端側は斜め下方に屈曲され下顎4が形成されている。下顎4の先端部には、固定刃5が固定されている。固定刃5は図4に示すように幅広の外側被覆切断部6と、3つの内側被覆切断部7とを備えている。
本体1の中央部には、ハンドル2の先端部が第1ピン8によって軸支されている。使用者は本体1の握り手3とハンドル2との間に手を掛けてハンドル操作を行なう。
この第1ピン8には、ヘッド9、刃物台10、スライド受け11の3つの部材が支持されている。ヘッド9は図5に示すように中央部に第1ピン8の貫通孔12を備え、先端側は略直角に屈曲されて剥離時の電線押さえ部13となっている。また後部には前後方向に延びる長孔14が形成されている。ヘッド9は第1ピン8を中心として回動可能であるが、スライド運動は行わない。
刃物台10は、図6に示すように中央部に第1ピン8が挿通される長孔15を備え、先端側は略直角に屈曲されて可動刃取付部16となっている。また後端には貫通孔17が形成されている。可動刃取付部16に取付けられる可動刃18は、図7に示すように幅広の外側被覆切断部19と、3つの内側被覆切断部20とを備えており、前記した固定刃5との間で被覆の切断を行なう。なお34は、ガイドレール部31と接触する接触面部である。
スライド受け11は図8に示すように、中央部に第1ピン8が挿通される長孔21を備え、先端側は略直角に屈曲されて剥離刃22が形成されている。また後端には略上下方向に延びる溝カム23が形成されている。
図2、図3に示すように、ハンドル2の略中央部には第3ピン24が設けられており、リンク25の下端を軸支している。このリンク25の先端には第2ピン26が設けられており、この第2ピン26は上記したヘッド9の長孔14、刃物台10の貫通孔17、スライド受け11の溝カム23を貫通している。なおリンク25は、第3ピン24の部分に設けられた図示を略したバネによって常に反時計方向に弾発され、第2ピン26を前方に付勢している。
ハンドル1の下側には、フック27が回転可能に設けられている。ハンドル2の上側にはこのフック27を掛けるためのピン28が設けられており、不使用時にハンドル2を閉じた状態に保持できるようになっている。
上記した構造は図1に示した従来品と同じであるが、本発明では本体1の下顎4に、前後方向に延びるガイド部材30が設けられている。このガイド部材30は図10に示すように平面視するとL字状の部材であり、その端部に前後方向に延びる平板状のガイドレール部31が立設されている。またこのガイド部材30は図10の断面図に示すように、上向きの複数の突起32と、突部33a、b、cとを備えている。前記した固定刃5は、図10に示すようにガイド部材30に固定されており、突部33a、b、cはこの固定刃5に隣接する位置に設けられている。突部33aは固定刃5の刃先端よりも前方位置に形成されているが、突部33b、cは固定刃5の刃先端を基準とした位置と同一位置から後方位置に形成されている。図10に示される通り、突部33a、33bは可動刃18の刃先端の動きを制御する平面部を持つ。
ガイド部材30の突起32は切断及び剥離時に電線の左右方向の位置決めをする役割を持つ。またガイド部材30の突部33aは可動刃18の刃先端を受け止め、可動刃18がそれ以上下がらないようにする役割を持つ。図10、図15に示したように、突部33bは固定刃5の先端を基準とした位置の同一位置から後方位置に形成されているため、可動刃18の刃先端が固定刃5の刃先端と直接当たることを防止することができる。また突部33cは、可動刃18が固定刃5の刃先端より更に下降する際に、固定刃5の刃先端と直接接触することを防止することができる。
次に本発明の電線の被覆剥離工具の動きを説明する。
まず図2に示すようにハンドル2を開いた状態からハンドル2を閉じて行くと、第3ピン24によりリンク25が押し上げられ、ヘッド9と刃物台10が第1ピン8を中心として図面上の反時計方向に回動し、その先端が下降する。ヘッド9の電線押さえ部13が電線を押さえ、刃物台10に取付けられた可動刃18が下降して被覆に切り込む。この状態を図11と図15(A)に示す。このときガイド部材30に突部33aと突部33bを設けていることにより、可動刃18の刃先端は固定刃5とガイド部材30との間に入り込まない。
この状態から更にハンドル2を閉じると可動刃18は図12及び図15(B)に示すようにガイド部材30の突部33bにガイドされて微小量だけ後退する。このとき、ガイド部材30に突部33bを設けていることにより、可動刃18の刃先端は固定刃5の刃先端と直接接触することはない。さらにハンドル2を閉じると図13及び図15(C)に示すように可動刃18が固定刃5の刃先端より更に下降し、固定刃5との間に電線の被覆を挟んで切断する。このとき、ガイド部材30に突部33cを設けていることにより、可動刃18の刃先端は固定刃5の刃先端と直接接触することはない。なおこの実施形態においては、ガイドレール部31が可動刃18の左右方向の位置を規制しているので、可動刃18が固定刃5に対して左右方向にずれることはなく、常に正しい位置で被覆を切断する。
図13の状態となると、リンク25はそれ以上上昇することができなくなり、ハンドル2の操作に伴ってリンク25の先端の第2ピン26はヘッド9の長孔14に沿って後方にスライドする。このため刃物台10とスライド受け11とは図14に示すように後方にスライドする。この状態においては固定刃5は被覆を切断した位置に留まるため、刃物台10の可動刃18とスライド受け11の剥離刃22とによって被覆は上下から保持され、後方に剥離される。その状態を図14に示す。スライド受け11は下顎4の上面に沿ってスライドするものである。
以上に説明したように、本発明の電線の被覆剥離工具は、固定刃5に隣接する位置に突部33a、b、cを備えたガイド部材30を設けたことにより、可動刃18の刃先端が固定刃5の刃先端と直接接触するおそれがなく、固定刃5に対して常に正確に電線の被覆の切断・剥離を行なうことができる利点がある。
1 本体(本発明品)
2 ハンドル
3 握り手
4 下顎
5 固定刃
6 外側被覆切断部
7 内側被覆切断部
8 第1ピン
9 ヘッド
10 刃物台
11 スライド受け
12 貫通孔
13 電線押さえ部
14 長孔
15 長孔
16 可動刃取付部
17 貫通孔
18 可動刃
19 外側被覆切断部
20 内側被覆切断部
21 長孔
22 剥離刃
23 溝カム
24 第3ピン
25 リンク
26 第2ピン
27 フック
28 ピン
30 ガイド部材
31 ガイドレール部
32 突起
33a 突部
33b 突部
33c 突部
34 接触面部
51 本体(従来品)
52 下顎
53 固定刃
54 第1ピン
55 ハンドル
56 可動刃
57 刃物台
58 剥離刃
59 スライド受け
60 長孔
61 第3ピン
62 リンク
63 第2ピン
64 ヘッド
65 長孔
66 カム溝
67 ガイド

Claims (2)

  1. 握り手を備えた本体から下方に延びる下顎の上面に固定刃を固定し、本体の中央部に第1ピンによりハンドルの先端を軸支し、この第1ピンにヘッドを軸支するとともに、可動刃を備えた刃物台と剥離刃を備えたスライド受けとを長孔によりスライド自在に支持させ、またハンドル中央の第3ピンに軸支されたリンクの先端を上記の刃物台とスライド受けとの後方部分に第2ピンにより連結して揺動自在とした構造を有し、ハンドル操作によって電線の被覆の切断動作とその剥離動作とを連続的に行なう電線の被覆剥離工具であって、
    固定刃に隣接する位置に、切断及び剥離時に可動刃の刃先端が固定刃の刃先端に接触しないように、可動刃の刃先端の動きを制御する平面部を持つ突部を備えたガイドを設けたことを特徴とする電線の被覆剥離工具。
  2. 前記突部は、固定刃の刃先端を基準とした位置と同一位置から後方位置に形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の電線の被覆剥離工具。
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