JP6387503B2 - バケット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、杭などを構築するために地盤を掘削する際に、地中に存在する障害物を撤去したり硬い地盤などを掘削したりするためのバケット装置に関するものである。
場所打ちコンクリート杭を構築するためにアースドリルなどを使って地盤を掘削する際に、大きな玉石や既成杭などの障害物が現れると、掘削作業が中断されることになる。
特許文献1には、地中に残る既成杭を撤去するために、地中で切断された既成杭の塊を孔外に搬送するための吊上げ装置が開示されている。この吊上げ装置は、ストッパ機構によって開度の調整が可能な挟持アームを油圧シリンダよって閉じることで、地中障害物が把持できる構成となっている。
また、特許文献2には、岩石や切断された既成杭の塊を掴み出すためのハンマーグラブが開示されている。このハンマーグラブは、上部に配置された油圧シリンダを伸縮させることで下部のシェルの開閉が行える構成となっている。
さらに、特許文献3には、ハンマーグラブを開いた状態で保持させるためのクラウン装置を、ハンマーグラブとは別の吊りワイヤに吊り下げることによって、重量の大きな障害物も撤去することが可能となる構成が開示されている。
これらの特許文献1−3に開示された吊上げ装置等は、いずれも吊りワイヤを介してクレーンで孔内に吊り下げる構成となっている。他方、特許文献4には、ケリーバの下端に取り付けられる地中障害物の撤去装置が開示されている。この撤去装置のシェル状の底蓋も、油圧シリンダの伸縮によって開閉する構成となっている。
特開2012−41766号公報 特開2009−13661号公報 特開2008−31803号公報 特開2003−214078号公報
しかしながら、特許文献1,2,4に開示された装置は、いずれも油圧シリンダを使ってシェルを開閉させるため、孔内への油圧ケーブルの配線が必要になる。
一方、特許文献3に開示されたようにハンマーグラブとクラウン装置とを組み合わせた場合は油圧シリンダを使用しない構成とすることができるが、吊りワイヤが錯綜して絡まったり、捩じれたりするおそれがある。
そして、アースドリルなどのケリーバを備えた重機による掘削を行っているときに障害物を取り除くために一時的に使用するのであれば、同じケリーバに装着可能な装置が望まれる。
そこで、本発明は、ケリーバに装着できるうえに別途駆動源を必要としないバケット装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のバケット装置は、地中の障害物を撤去又は地盤を掘削するためのバケット装置であって、円筒状のケーシング部と、前記ケーシング部の内部に配置されるとともに、開閉の支点となるピンの端部が前記ケーシング部に支持される一対のシェル部と、回転駆動されるケリーバの下端に接続させる連結部と、前記シェル部の上方において前記ケーシング部に固定されるとともに、前記連結部を上下方向に移動可能となるように収容させるガイド部と、前記連結部が前記ガイド部の下方に位置するときには前記一対のシェル部が開放されるとともに、前記連結部が前記ガイド部の上方に位置するときには前記一対のシェル部が閉鎖されるように前記連結部と前記シェル部とを接続させるアーム部と、前記連結部の回転方向によって前記ガイド部の側方への突出と収容の切り替えが可能な前記連結部の下部に設けられるロック部とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記ケーシング部の下端には先端ビットが設けられるとともに、前記ロック部が前記ガイド部の側方へ突出して前記一対のシェル部が開放された状態のときには、前記シェル部の先端は前記先端ビットよりも上方に位置する構成とすることができる。
また、前記ガイド部は四角筒状に形成されるとともに下部には切欠部が設けられ、前記連結部の下部は円筒状に形成されるとともに周面から突出するように前記ロック部が設けられ、前記ロック部の突出と収容との切り替えは、前記切欠部から前記ロック部を突出又は収容させることによって行われる構成とすることができる。
このように構成された本発明のバケット装置は、ケリーバの下端に接続させる連結部が上下方向に移動することによって、一対のシェル部の開閉が行われる。
このため、アースドリルによる掘削中に玉石や既成杭などの障害物又は硬い土質や岩などを含む地盤に突き当たったときなどには、掘削バケットに代えてバケット装置をケリーバに装着することで、短時間で障害物の撤去作業又は硬質地盤などの掘削作業に移行することができる。
また、ケリーバの回転及び上下動によってシェル部の開閉を制御できるのであれば、油圧シリンダなどの別途の駆動源を必要とせず、簡単な構成にすることができる。
さらに、ロック部によってシェル部の開放が保持された状態のときに、ケーシング部の下端の先端ビットが下方に突出していれば、先端ビットが地盤に先に突き刺さって周囲の地盤との縁切りがなされるので、容易にシェル部の閉鎖動作を行なわせることができる。
そして、四角筒状のガイド部の切欠部からロック部を突出させることによってシェル部の開放状態が保持できる構成であれば、掘削用の安定液(ベントナイト泥水)の中であっても確実に作動させることができる。
本発明の実施の形態の障害物撤去バケットの構成を示すために一部切断した説明図である。 ロック部によってロックされた状態での連結部とガイド部との関係を説明する図であって、(a)は平面図、(b)はガイド部の外側から見た側面図である。 連結部とアーム部の構成を示した説明図である。 シェル部を閉鎖する際の連結部とガイド部との関係を説明する平面図である。 シェル部を閉鎖したときの障害物撤去バケットの構成を示すために一部切断した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のバケット装置としての障害物撤去バケット1の構成を示した一部切断図である。
この障害物撤去バケット1は、アースドリルに取り付けられる装置であって、詳細には旋回体、ブーム、ケリーロープ、ケリーバなどを備えたアースドリルの回転駆動されるケリーバ11の下端に、着脱自在に取り付けられる。
まず、構成から説明すると、本実施の形態の障害物撤去バケット1は、円筒状のケーシング部2と、ケーシング部2の内部に配置される一対のシェル部3A,3Bと、ケリーバ11の下端に接続させる連結部4と、連結部4を上下方向に移動可能となるように収容させるガイド部5と、連結部4とシェル部3A,3Bとを接続させるアーム部6A,6Bと、連結部4の下部に設けられるロック部43とによって主に構成される。
ケーシング部2は、障害物撤去バケット1の全長を覆う外殻となる部分で、鋼管などによって形成される。このケーシング部2の下端には、複数の先端ビット21,・・・が設けられる。
例えば、直径1m程度で長さ2m程度の鋼管によって、ケーシング部2を形成することができる。なお、このケーシング部2の大きさはあくまで例示であって、掘削孔の大きさなどに合わせて任意に設定することができる。
そして、このケーシング部2の内空の上方に、ガイド部5が取り付けられる。ガイド部5は、図2(a)に示すように、ケーシング部2の内周面間に略平行に架け渡される一対の支持板51,51と、それらの支持板51,51間を繋ぐ仕切板52,52とによって、四角筒状に形成される。
図2(b)は、ガイド部5を支持板51の側面側から見た図である。長方形の支持板51の両側縁は、ケーシング部2の内周面に溶接によってそれぞれ接合される。
この支持板51,51間の間隔は、後述する連結部4の円筒部42の直径よりも少し大きい距離となる。また、支持板51,51の間隔と同じ間隔で、一対の長方形の仕切板52,52が、支持板51,51間に架け渡される。これによって、平面視略正方形の貫通孔50が形成されたガイド部5が、ケーシング部2の内部に固定されたことになる。
この貫通孔50には、連結部4が収容される。この連結部4は、ケリーバ11の下端と連結ピン41aを介して接続させるジョイント部41と、ジョイント部41に上蓋42aを介して接続される円筒部42とによって主に構成される。
ジョイント部41は、四角筒状の角形鋼管によって形成されており、上部側面には連結ピン41aを通すための孔が穿孔されている。また、ジョイント部41は、上蓋42aの中央に溶接によって接合される。
円筒部42は、図2(a)に示すように、貫通孔50内で回転可能となる直径の鋼管によって形成される。そして、円筒部42の上部内空には、図2(b)に示すように、円筒部42の中心を通るように長方形の鋼板が下梁42bとして架け渡される。そして、下梁42bの上面に、円板状の上蓋42aが円筒部42の上方を塞ぐように取り付けられる。
円筒部42の下端の周面には、ロック部43,43が設けられる。このロック部43は、図2(a)及び図4に示すように、外側面が円筒部42の周面の接線方向に延びるように形成される。
例えば、直方体状の鋼材を、一部が円筒部42内に食い込むように取り付けることで、ロック部43とすることができる。そして、このロック部43をガイド部5の側方に突出させるために、図2(b)に示すように、支持板51の下部を長方形状に切り欠いた切欠部51aを設ける。この切欠部51aの縁部には、鋼板を重ねるなどした補強部51bを設ける。
このロック部43は、円筒部42の下端と支持板51の下端とがほぼ一致する位置で、図2(a)に示したR方向に連結部4を回転させることで、切欠部51aから突出してロックがかかった状態になる。
ロックがかかると、ガイド部5に対して相対的に連結部4だけを引き上げることができなくなる。すなわち、ロック状態で連結部4を引き上げると、ガイド部5及びそれに接続されたケーシング部2も一緒に引き上げられることになる。
他方、連結部4を反転(R方向と反対方向の回転)させると、図4に示すようにロック部43が貫通孔50の内部に収容されて、ロック解除状態になる。このロック解除状態では、ガイド部5に対して相対的に連結部4だけを引き上げることができる。すなわち、ガイド部5内で連結部4を上下方向に移動させることができる。
このように、連結部4の回転方向によって、ガイド部5の側方へのロック部43の突出と収容を切り替えて、ロック状態とロック解除状態との切り替えを行うことができる。
このガイド部5及び連結部4の下方となるケーシング部2の内空の下部には、開閉自在の一対のシェル部3A,3Bが配置される。シェル部3A,3Bは、図1,5に示すように、それぞれ1/4球面状に成形される。このようなシェル部3A,3Bは、鋼板などを加工して成形することができる。
一対のシェル部3A,3Bの開閉の支点となるピン31の端部は、ケーシング部2の周壁に支持される。すなわちシェル部3A,3Bは、ケーシング部2に対して相対的に上下方向に移動することがなく、同じ位置で開閉される。
また、シェル部3A,3Bの閉鎖した際に下側となる縁部には、複数のビット32,・・・が取り付けられる。これらのビット32,・・・は、左右のシェル部3A,3Bが閉鎖した際に、噛み合うように取り付けられる。
さらに、シェル部3A,3Bの内面には、連絡材33A,33Bの端部がそれぞれ接合される。この連絡材33A,33Bは、アーム部6A,6Bにシェル部3A,3Bを接続させるための部材である。
図1に示すようにシェル部3A,3Bが開放された状態では、連絡材33A,33Bはそれぞれのシェル部3A,3Bの上縁から他方のシェル部3B,3A側に向けて斜め下向きに延びた状態となる。
他方、図5に示すようにシェル部3A,3Bが閉鎖された状態では、連絡材33A,33Bはそれぞれのシェル部3A,3Bの上縁から他方のシェル部3B,3A側に向けて斜め上向きに延びた状態となる。
そして、連絡材33A,33Bの端部と連結部4とを、アーム部6A,6Bによって接続させる。ここで、アーム部6Aによってシェル部3Aと連結部4とが接続され、アーム部6Bによってシェル部3Bと連結部4とが接続される。
アーム部6A(6B)は、図1,5に示すように、連結部4に接続させるための上接続部61と、棒状の本体部63と、シェル部3A(3B)に接続させるための下接続部64とによって主に構成される。
一方、連結部4の円筒部42には、図2−4に示すように、アーム部6A,6Bの端部を接続させるための取付片44,44が取り付けられている。この取付片44は、上端が上蓋42aの下面に接合されるとともに、保持材42c,42dを介して下梁42b及び円筒部42の内周面に固定される。
そして、図3に示すように、取付片44に接続させる上接続部61は、取付片44を挟んで平行に配置される平行板613と、平行板613の下端が接合されるネジ筒612と、平行板613及び取付片44を貫通させる回転軸611とによって主に構成される。
平行板613は、取付片44の厚みより広い間隔に形成されており、遊びのある状態でアーム部6A(6B)を回転軸611を中心に回転させることができる。また、ネジ溝が内空に刻まれたネジ筒612には、本体部63の上部に刻まれたオスネジ部62がねじ込まれる。
連結部4を回転させてロック部43によるロック状態にした際に、アーム部6A,6Bには捩じれが生じることになる。この捩じれ状態によって発生する応力を開放するために、平行板613と取付片44との間に遊びを設けるとともに、ネジ筒612からオスネジ部62が出入りするような構成にする。すなわち、連結部4が回転してアーム部6A,6Bが捩じれそうになると、ネジ筒612にねじ込まれたオスネジ部62が緩んで繰り出されることで応力が開放される。
なお、アーム部6A,6Bの捩じれを解消させるために、上接続部をユニバーサルジョイントにすることもできる。ユニバーサルジョイントであれば、あらゆる方向に回転できるようになるので、捩じれを解消することができる。
一方、アーム部6A,6Bの下端においては、図1,5に示すように、回転軸641を介して下接続部64と連絡材33A,33Bの端部とが接続される。上接続部61が捩じれを解消する構造になっている場合は、下接続部64は面内で回転させるだけの構成にすることができる。
このようにしてアーム部6A,6Bによって連結部4とシェル部3A,3Bとを接続すると、連結部4がガイド部5の下方に位置するときには一対のシェル部3A,3Bが開放された状態になる(図1参照)。他方、連結部4がガイド部5の上方に位置するときには、一対のシェル部3A,3Bが閉鎖された状態になる(図5参照)。
次に、本実施の形態の障害物撤去バケット1を使った杭の構築方法について説明するとともに、障害物撤去バケット1の作用について説明する。
まず、アースドリルのケリーバ11の下端に掘削バケットを取り付け、通常の掘削を行う。掘削された孔の孔壁は、掘削孔に注入されたベントナイト泥水などの安定液によって保護される。
そして、掘削バケットでは掘削できない硬い地盤や玉石Sが孔底Gに現れ、掘削速度が低下又は掘削バケットが押し込めなくなったときに、一旦、ケリーバ11を孔から引き上げる。
続いてケリーバ11の下端から掘削バケットを外し、代わりに障害物撤去バケット1を装着する。障害物撤去バケット1の装着は、ケリーバ11の下端に挿し込まれたジョイント部41に連結ピン41aを挿入することによって行われる。
装着後、地表にケーシング部2を立てた状態で、ケリーバ11を下げられる位置まで下げる。すなわち、図1に示した連結部4の下端がガイド部5の下端に揃う位置までケリーバ11を下げると、シェル部3A,3Bの外面又はビット32,32がケーシング部2の内周面に接触してそれ以上に開かなくなるとともに、アーム部6A,6Bの開く動作も停止する。
ここで、ケリーバ11に装着された連結部4は、ケーシング部2に固定されたシェル部3A,3Bとアーム部6A,6Bを介して繋がっているので、連結部4及びケリーバ11はこの位置より下方に移動することができない。
そこで、ケリーバ11及び連結部4を図2(a)に示したR方向に回転させて、ロック部43を切欠部51aから突出させて支持板51に接触させる。これによって、シェル部3A,3Bが開いた状態でロックされたことになる。
このようにロック状態でケリーバ11を上昇させ、掘削孔の上まで障害物撤去バケット1を移動させた後に掘削孔に下ろす。このため障害物撤去バケット1は、図1に示したシェル部3A,3Bが開放された状態で、安定液中を降下していくことになる。
そして、ケーシング部2の先端ビット21,・・・が孔底Gに突き刺さり、開放されたシェル部3A,3Bが玉石Sの上方に配置されることになる。そこで引き続きシェル部3A,3Bを開放させたロック状態でケリーバ11を正転方向(図2(a)のR方向)に回転させ、ケーシング部2を地盤に回転圧入させる。
このケーシング部2の回転圧入は、孔底Gにシェル部3A,3Bのビット32,・・・が突き刺さり、シェル部3A,3Bの一部又は大半が埋設されるまで行われる。
このようにシェル部3A,3Bが埋設されると、玉石Sがシェル部3A,3Bで覆われた状態になる。そこで、ケリーバ11を反転(図2(a)のR方向と正反対方向の回転)させて、ロック状態を解除し、図4に示したロック部43,43がガイド部5内に収容された状態にする。
このロック解除状態でケリーバ11を引き上げると、図5に示したように連結部4がガイド部5に対して相対的に上昇することになる。すると、アーム部6A,6Bも引き上げられて閉じる動作となり、これに伴ってシェル部3A,3Bも閉鎖される。
この際、ケーシング部2内の地盤は、周囲の地盤とは縁切りされているので、比較的に少ない抵抗でシェル部3A,3Bを閉鎖させることができる。そして、このシェル部3A,3Bが閉鎖する際に、孔底Gの玉石Sが切削された地盤と一緒にシェル部3A,3Bの内部に取り込まれることになる。シェル部3A,3Bが閉鎖されると、アーム部6A,6Bの閉じる動作も停止する。
このようにしてアーム部6A,6Bの動作が停止した後に、さらにケリーバ11及び連結部4を引き上げると、シェル部3A,3B内に玉石Sが取り込まれた状態のまま、障害物撤去バケット1全体が上昇することになる。
掘削孔から取り出された障害物撤去バケット1は、ケーシング部2の先端ビット21が地表に接する状態で置かれ、ケリーバ11を下げてシェル部3A,3Bを開放することによって、玉石S及び掘削土砂が地表に排出される。
このようにして掘削孔から障害物を取り除いた後に、再びケリーバ11の下端に掘削バケットを装着して、残りの掘削を行う。掘削後は、掘削孔の底浚いを行った後に鉄筋籠を挿入し、コンクリートを打設することによって場所打ちコンクリートからなる杭を完成させる。
このように構成された本実施の形態の障害物撤去バケット1は、ケリーバ11の下端に接続させる連結部4が上下方向に移動することによって、一対のシェル部3A,3Bの開閉が行われる。
このため、アースドリルによる掘削中に玉石Sなどの障害物に突き当たったときなどには、掘削バケットに代えて障害物撤去バケット1をケリーバ11に装着することで、短時間で障害物の撤去作業に移行することができる。
また、ケリーバ11の回転及び上下動によってシェル部3A,3Bの開閉を制御できるので、油圧シリンダなどの別途の駆動源を必要とせず、簡単な構成にすることができる。
さらに、ロック部43,43によってシェル部3A,3Bの開放が保持された状態のときに、ケーシング部2の下端の先端ビット21,・・・がシェル部3A,3Bのビット32,・・・よりも下方に突出していれば、先端ビット21,・・・が孔底Gの地盤に先に突き刺さって周囲の地盤との縁切りがなされるので、容易にシェル部3A,3Bの閉鎖動作を行なわせることができる。
そして、四角筒状のガイド部5の切欠部51a,51aからロック部43,43を突出させることによってシェル部3A,3Bの開放状態が保持できる構成であれば、掘削用の安定液(ベントナイト泥水)の中のように砂などが浮遊する過酷な状況下であっても確実に作動させることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、撤去する障害物として玉石Sを例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、既成杭などのコンクリートの塊などが障害物であってもよい。
また、硬い土質や岩などを含む地盤を掘削する際にも、本実施の形態の障害物撤去バケット1を使用することができる。障害物撤去バケット1のシェル部3A,3Bに設けられたビット32,・・・を突き刺すことで、硬質地盤であっても掘削を行うことができる。
1 障害物撤去バケット(バケット装置)
11 ケリーバ
2 ケーシング部
21 先端ビット
3A,3B シェル部
31 ピン
4 連結部
43 ロック部
5 ガイド部
51a 切欠部
6A,6B アーム部
S 玉石(障害物)

Claims (2)

  1. 地中の障害物を撤去又は地盤を掘削するためのバケット装置であって、
    円筒状のケーシング部と、
    前記ケーシング部の内部に配置されるとともに、開閉の支点となるピンの端部が前記ケーシング部に支持される一対のシェル部と、
    回転駆動されるケリーバの下端に接続させる連結部と、
    前記シェル部の上方において前記ケーシング部に固定されるとともに、前記連結部を上下方向に移動可能となるように収容させるガイド部と、
    前記連結部が前記ガイド部の下方に位置するときには前記一対のシェル部が開放されるとともに、前記連結部が前記ガイド部の上方に位置するときには前記一対のシェル部が閉鎖されるように前記連結部と前記シェル部とを接続させるアーム部と、
    前記連結部の回転方向によって前記ガイド部の側方への突出と収容の切り替えが可能な前記連結部の下部に設けられるロック部とを備え
    前記ガイド部は四角筒状に形成されるとともに下部には切欠部が設けられ、
    前記連結部の下部は円筒状に形成されるとともに周面から突出するように前記ロック部が設けられ、
    前記ロック部の突出と収容との切り替えは、前記切欠部から前記ロック部を突出又は収容させることによって行われることを特徴とするバケット装置。
  2. 前記ケーシング部の下端には先端ビットが設けられるとともに、前記ロック部が前記ガイド部の側方へ突出して前記一対のシェル部が開放された状態のときには、前記シェル部の先端は前記先端ビットよりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載のバケット装置。
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