JP6386855B2 - 外壁材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、外壁材の取付構造に関する。
建物において、外壁材を梁に対しブラケットを介してボルトナットで取り付ける構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
外壁材としては、例えばALCパネル等のように、厚みがあって重量はあるものの、耐久性や断熱性に優れたものを用いることがある。このような外壁材は、建物の骨組みを構成する上梁と下梁とに対し、外壁材取り付け用のブラケットを介して取り付けられている。また、このブラケットには、外壁材を上梁と下梁のそれぞれに取り付けるためのボルトが挿通される水平方向に延びた長孔が設けられている。これによって、例えば地震等による水平方向の外力が建物を構成する柱や梁等の骨組みに加わって当該骨組みが変位しても、ブラケットの長孔により、水平方向の外力が外壁材に伝達されずに済む。すなわち、重量のある外壁材が、建物の水平方向の変位に伴って変位することがないので、上下の梁とブラケットとの接続部分や、外壁材とブラケットとの接続部分等に強い荷重がかかりにくくなる。
また、建物の外壁には窓等の開口部がある箇所と、開口部がない箇所とがある。外壁に開口部を形成する場合は、矩形枠状に形成されるとともにサッシ枠が取り付けられた開口部用フレームが、建物を構成する上梁と下梁とに取り付けられて、さらに当該開口部用フレームに対して外壁材が取り付けられる(例えば特許文献2参照)。
このような開口部用フレームは、例えば地震等による水平方向の外力が建物を構成する柱や梁等の骨組みに加わって当該骨組みが変位した際に、これに伴って変位するため、当該開口部用フレームに取り付けられた外壁材も同様に変位することになる。
特開2000−073480号公報 特開2008−121381号公報
ところで、例えば特許文献1に記載の外壁に開口部を形成するために、特許文献2に記載のような開口部用フレームを採用すると、建物の変位に伴って変位しない外壁材と、開口部用フレームに取り付けられた変位する方の外壁材とが隣接して設けられることになる。
ところが、このような場合には、例えば地震等による水平方向の外力が加わると、開口部用フレームに取り付けられた変位する方の外壁材が、変位しない方の外壁材に対して接触することが考えられる。建物の変位の大きさによっては、これら外壁材同士が強く接触することも考えられ、好ましくない。そのため、開口部用フレームに取り付けられた外壁材を、変位しない方の外壁に合わせて、建物の変位に伴って変位しないようにしたいという要望があった。
本発明の課題は、窓等の開口部がある箇所に設けられる外壁材を、建物の変位に伴って変位させないようにして、外壁材同士が強く接触することを防ぐことが可能な外壁材の取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図11に示すように、窓等の開口部Aがある箇所4aと、当該開口部Aがない箇所4bとを含む外壁4を構成する複数の外壁材5,6の取付構造において、
前記開口部Aがない箇所4bでは、前記複数の外壁材5,6のうちの第一外壁材5が、建物における梁・基礎等の上下の水平構造部(例えば上梁1、下梁2、基礎7)のそれぞれに対して第一ブラケット8を介して取付具(例えばボルトB)で取り付けられ、
側の前記水平構造部に設けられる前記第一ブラケット8には、前記取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔8aが形成されており、
下側の前記水平構造部に設けられる前記第一ブラケット8には、前記取付具が挿通される円孔8bが形成されており、
前記開口部Aがある箇所4aでは、前記複数の外壁材5,6のうち前記開口部Aの上方および/または下方に設けられる第二外壁材6が、前記上下の水平構造部間に設けられた枠状の開口部用フレーム10に対して第二ブラケット9を介して取付具(例えばボルトB)で取り付けられ、
記開口部用フレーム10の中央付近から上端部にかけての間に設けられる前記第二ブラケット9には、前記取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔9aが形成されており、
前記開口部用フレーム10の下端部に設けられる前記第二ブラケット9には、前記取付具が挿通される円孔9bが形成されており、
前記第一ブラケット8及び前記第二ブラケット9における前記円孔8b,9bの直径は、前記第一ブラケット8及び前記第二ブラケット9における前記長孔8a,9aの長さ寸法よりも短く設定されており、
前記第一外壁材5と前記第二外壁材6は幅方向に隣り合って配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わった際に、上下の水平構造部(例えば上梁1、下梁2、基礎7)は、自身の長さ方向であって、かつ水平方向に沿って互いに離間するように変位する。また、建物の場合は、高さ方向の上方に向かうに連れて振れ幅は大きくなるので、特に上側の水平構造部は、下側の水平構造部に対して大きく変位することになる。さらに、枠状の開口部用フレーム10も、上下の水平構造部に伴って変位することになる。
開口部Aがない箇所4bにおいては、少なくとも、上側の水平構造部に設けられる第一ブラケット8に、取付具(例えばボルトB)が挿通されるとともに水平方向に長い長孔8aが形成されているので、当該長孔8aによって、上下の水平構造部、特に上側の水平構造部に加わった水平方向の外力が第一外壁材5に伝達されにくくなる。これによって第一外壁材5は、上下の水平構造部、特に上側の水平構造部が水平方向に変位したとしても、これに伴って変位することがない。
一方、開口部Aがある箇所4aにおいては、少なくとも、開口部用フレーム10の中央付近から上端部にかけての間に設けられる第二ブラケット9に、取付具(例えばボルトB)が挿通されるとともに水平方向に長い長孔9aが形成されているので、当該長孔9aによって、開口部用フレーム10に加わった水平方向の外力が第二外壁材6に伝達されにくくなる。さらに、第二外壁材6は、変位しない第一外壁材5と幅方向に隣り合って配置されているので、第一外壁材5と共に、上下の水平構造部や開口部用フレーム10が水平方向に変位したとしても、これに伴って変位することがない。
すなわち、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わったとしても、隣り合う第一外壁材5と第二外壁材6が共に変位しない状態となるので、互いに強く接触することを防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図8に示すように、請求項1に記載の外壁材5,6の取付構造において、
前記開口部用フレーム10は、
前記上下の水平構造部間に架け渡されるようにして設けられるとともに間隔を空けて配置される左右一対の縦フレーム材11と、
前記第二外壁材6が取り付けられる位置において前記左右の縦フレーム材11間に水平に架け渡されるようにして設けられる複数の横フレーム材12と、を備えており、
前記第二ブラケット9は、前記複数の横フレーム材12に対して固定されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、開口部用フレーム10は、左右一対の縦フレーム材11によって上下の水平構造部と接続された状態となるので、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わった際に、上下の水平構造部と共に確実に水平方向に変位することになる。また、左右の縦フレーム材11間に設けられた複数の横フレーム材12と、当該複数の横フレーム材12に固定された第二ブラケット9によって第二外壁材6を確実に保持することができる。
さらに、第二ブラケット9は、複数の横フレーム材12に対して固定されているので、上下の水平構造部に関わりなく、開口部用フレーム10のある位置に第二外壁材6を取り付けることができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図4〜図8に示すように、請求項1または2に記載の外壁材5,6の取付構造において、
前記第二外壁材6は、前記開口部用フレーム10に対して予め取り付けられてパネル化されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第二外壁材6は、開口部用フレーム10に対して予め取り付けられてパネル化されているので、第二外壁材6と開口部用フレーム10とを同時に取り扱うことができ、輸送しやすく、かつ現場での施工もしやすい。すなわち、施工時には、開口部用フレーム10を上下の水平構造部間に設ければ、第二外壁材6の施工も同時に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図4〜図9に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の外壁材5,6の取付構造において、
記第二外壁材6は、前記第二ブラケット9を介して前記上下の水平構造部および前記開口部用フレーム10よりも前記第二ブラケット9の厚み分、外側に配置されており、
前記開口部用フレーム10は、前記上側の水平構造部1に対して上端接続部材14を介して接続されており、
前記上端接続部材14は、前記上側の水平構造部1に接続される部位と、前記開口部用フレーム10に接続されるとともに垂直面を形成する部位と、を有しており、
前記垂直面を形成する部位は、前記開口部用フレーム10に対してボルト留めされ、当該ボルトは、前記垂直面を形成する部位と前記開口部用フレーム10とを接続した状態で屋外側に突出しており、
前記第二ブラケット9の厚み寸法は、前記ボルトの屋外側への突出寸法よりも長く設定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第一外壁材5と第二外壁材6は、第一ブラケット8と第二ブラケット9を介して上下の水平構造部および開口部用フレーム10よりも外側に配置されているので、これら第一外壁材5と第二外壁材6は、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わった際に変位する上下の水平構造部および開口部用フレーム10に干渉されずに済む。すなわち、第一外壁材5と第二外壁材6は、上下の水平構造部および開口部用フレーム10の外側に配置され、これら上下の水平構造部および開口部用フレーム10の変位に伴わずに変位しない状態となっているため、上下の水平構造部および開口部用フレーム10が大きく変位した場合であっても、長孔8a,9aの長さ分の範囲であれば、上下の水平構造部および開口部用フレーム10の動きに影響されることがない。
請求項5に記載の発明は、例えば図に示すように、請求項2を引用する請求項に記載の外壁材の取付構造において、
前記開口部用フレーム10及び前記上端接続部材14は、前記上側の水平構造部1の直下に設けられており、
前記開口部用フレーム10における前記横フレーム材12は断面L字状に形成され、垂直面を形成する部位を有しており、
前記上端接続部材14は断面L字状に形成され、前記垂直面を形成する部位を有しており、
前記横フレーム材12の前記垂直面を形成する部位と前記上端接続部材14の前記垂直面を形成する部位とが前記ボルト留めされており、
前記第二ブラケット9は、前記横フレーム材12の前記垂直面を形成する部位に対して固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、窓等の開口部がある箇所に設けられる第二外壁材を、建物の変位に伴って変位させないようにして、第一外壁材と第二外壁材とが強く接触することを防ぐことが可能となる。
開口部がある箇所と、開口部がない箇所とを含む外壁の概略を示す正面である。 開口部用フレームの例を示す概略図である。 掃き出し窓の形態の開口部用フレームを示す正面図である。 掃き出し窓の形態の開口部用フレームを示す側断面図である。 連窓の形態の開口部用フレームを示す側断面図である。 開口部用フレームの下端部を示す側断面図である 開口部用フレームの下端部を示す平断面図である。 開口部用フレームの上端部を示す側断面図である。 サッシ枠が取り付けられた状態の開口部用フレームの下端部を示す側断面図である。 第一外壁材と第二外壁材との間の目地に目地材が充填された状態を示す平断面図である。 外壁の上端部にシャッター装置が設置された状態を示す側断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の外壁材の取付構造が採用される建物は複数階建てであり、少なくとも屋根よりも下の建物本体に対して、柱および梁等を建築現場で接合する鉄骨軸組構造が採用されている。すなわち、この建物本体は、基礎や梁を含む水平構造部(後述する梁1,2、基礎7)と、各階層において上下に離間して配置された水平構造部間に設けられる垂直構造部(後述する柱3)と、その他、ブレース等の補強材や各種接続部材などにより構成されている。そして、このような建物本体に外壁材(後述する第一外壁材5、第二外壁材6)や内壁材、建具(後述するサッシ枠13)等が取り付けられる。
なお、本実施の形態においては建物本体を構築するための工法として鉄骨軸組構造を採用したが、これに限られるものではない。例えば直方体フレーム状に形成された建物ユニットを複数組み合わせてユニット式建物を構築するユニット工法を採用してもよい。
図1においては、建物の上階における外壁4が例示されている。すなわち、水平構造部である梁1,2が上下に離間するとともに平行して配置されており、下側の梁2(以下、下梁2)の上に複数の柱3が立設固定され、これら複数の柱3間に上側の梁1(以下、上梁1)が架け渡されて設けられている。
また、外壁4は、窓や出入口のような開口部Aがある箇所4aと、開口部Aがない箇所4bとを含んでおり、当該外壁4は、上下梁1,2と、柱3と、複数の外壁材5,6と、枠状の開口部用フレーム10と、によって概略構成されている。
なお、建物の下階における外壁4の場合は、図4〜図6等に示すように、上階における外壁4と比較すると、下側の水平構造部が梁2ではなく、基礎7が採用されている。また、下階において柱3は基礎7の上に立設固定されている。
本実施の形態において、上下梁1,2にはH形鋼が採用されている。すなわち、垂直に配置されるウェブと、当該ウェブの上下端部に設けられるフランジとを有する。なお、本実施の形態では上下梁1,2としてH形鋼を採用したが、これに限られるものではない。その他にも、例えばI形鋼や溝形鋼等を採用してもよい。
また、本実施の形態において第一外壁材5および第二外壁材6には、例えばALC(Autoclaved Lightweight Concrete)パネル等のように、厚みがあって重量はあるものの、耐久性や断熱性に優れたものが用いられている。
基礎7を含む建物本体は、例えば地震等による水平方向の外力が加わった際に水平方向に変位する(図1矢印参照)。
基礎7は下端部が地盤に埋設されているため、地盤と共に変位するが、建物本体における基礎7よりも上の部分は、高さ方向の上方に向かうに連れて水平方向の外力の影響を受けやすくなる。
すなわち、建物本体の上端部は、基礎7に対して振れ幅が大きくなる。したがって、下階において上梁1は基礎7に対して大きく振れ、上階において上梁1は下梁2に対して大きく振れることになる。柱3も、水平方向の外力が加わった際に斜めに傾いた状態となる。
外壁4のうち開口部Aがない箇所4bでは、図1に示すように、複数の外壁材5,6のうちの第一外壁材5が、上下梁1,2(下階の場合は上梁1と基礎7)に架け渡されるようにして設けられている。より詳細には、当該第一外壁材5は、上下梁1,2それぞれに対し、第一ブラケット8を介してボルト等の取付具(図示せず)で取り付けられている。
図1に示すように、第一ブラケット8は、第一外壁材5の四隅に位置するようにして配置されている。すなわち、開口部がない箇所4bにおける上梁1の長さ方向両端部と、下梁2の長さ方向両端部とに取り付けられている。また、第一ブラケット8は、上梁1の下面と下梁2の上面のそれぞれに固定されている。
そして、少なくとも上梁1に設けられる第一ブラケット8には、取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔8aが形成されている。
なお、本実施の形態においては、上梁1に設けられる第一ブラケット8に長孔8aが形成され、下梁2に設けられる第一ブラケット8に円孔8bが形成されているが、下梁2側の第一ブラケット8に長孔8aを形成してもよいものとする。
第一外壁材5の裏面側には取付具であるボルトに対応してナット(図示せず)が埋設されており、ボルトを当該ナットに捩じ込んで設けることによって、第一外壁材5を第一ブラケット8に対して取り付けることができる。また、ボルトの頭部と第一ブラケット8との間にはワッシャー(図示せず)が設けられているものとする。
さらに、第一外壁材5は、第一ブラケット8を介して上下梁1,2および開口部用フレーム10よりも外側に配置されている。すなわち、第一外壁材5は、基礎7を含む外壁4の軸組(上下梁1,2・柱3)に対して、より前方に出た位置に設けられている。
開口部Aがない箇所4bにおいては、少なくとも上梁1に設けられる第一ブラケット8に、取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔8aが形成されているので、当該長孔8aによって、上梁1に加わった水平方向の外力が第一外壁材5に伝達されにくくなる。
なお、上梁1側の第一ブラケット8だけでなく、下梁2側の第一ブラケット8に長孔8aを形成した場合も同様に、上梁1および下梁2に加わった水平方向の外力が第一外壁材5に伝達されにくくなる。
外壁4のうち開口部Aがある箇所4aでは、図1に示すように、複数の外壁材5,6のうちの第二外壁材6が、開口部Aの上方および下方のそれぞれに設けられている。
より詳細には、枠状の開口部用フレーム10が上下梁1,2間に設けられており、第二外壁材6は、当該開口部用フレーム10に対し、第二ブラケット9(9A,9B)を介してボルトB等の取付具で取り付けられている。
開口部用フレーム10は、窓や出入口のような開口部Aがある位置に設けられるものであり、窓枠であるサッシ枠13やドア枠が取り付けられる(図9,図11参照)。なお、サッシ枠13には窓用の建具が設けられ、ドア枠にはドア板が設けられる。
また、開口部用フレーム10は、図2に示すように開口部Aの形態に応じて、その構成が適宜変更されてもよいものとする。
このような開口部用フレーム10は、左右一対の縦フレーム材11と、複数の横フレーム材12と、を備える。
左右一対の縦フレーム材11は、上下の水平構造部間(上階では上梁1と下梁2との間、下階では上梁1と基礎7との間)に架け渡されるようにして設けられるとともに間隔を空けて配置される。
複数の横フレーム材12は、第二外壁材6が取り付けられる位置、すなわち開口部Aの上方および/または下方において、左右の縦フレーム材11間に水平に架け渡されるようにして設けられる。横フレーム材12は、左右の縦フレーム材11間に一本だけで設けられる場合と、二本以上が近接平行して設けられる場合とがある。
これら縦フレーム材11および横フレーム材12は、図4〜図8に示すように、断面略L字状に形成されており、いずれも垂直面を外側に向けて配置されている。
さらに、枠状の開口部用フレーム10も、上下梁1,2に伴って変位することになる。すなわち、水平方向の外力が加わった際に、左右一対の縦フレーム材11が斜めに傾き、複数の横フレーム材12が水平方向に変位する。特に上梁1に近い位置にある横フレーム材12ほど振れ幅は大きくなる。
第二ブラケット9(9A,9B)は、複数の横フレーム材12に対して固定されている。なお、第二ブラケット9(9A,9B)は、一本の横フレーム材12に取り付けられる場合と、平行する複数の横フレーム材12に架け渡される場合とがある。
また、第二外壁材6は、その面積・重量に応じて、上下方向および水平方向に間隔を空けて設けられた複数の第二ブラケット9(9A,9B)に対して取り付けられる場合がある。図5は、縦連窓の形態の開口部用フレーム10(10c)を示す側断面図であるが、当該開口部用フレーム10(10c)の上端部に設けられる第二外壁材6は、つまり、上下方向および水平方向に間隔を空けて設けられた複数の第二ブラケット9(9A,9B)に取り付ける必要のある面積・重量に設定されていることになる。換言すれば、一定以上の面積・重量に設定された第二外壁材6は、上下方向および水平方向に間隔を空けて設けられた複数の第二ブラケット9(9A,9B)で支持する必要がある。
第二ブラケット9(9A,9B)は、図3,図6,図8に示すように、長孔9aの形成されるもの(第二ブラケット9A)と、円孔9bの形成されるもの(第二ブラケット9B)とで形態が異なる。
なお、本実施の形態においては、開口部用フレーム10の中央付近から上端部にかけての間に設けられる第二ブラケット9として、長孔9aが形成された第二ブラケット9Aを採用している。また、開口部用フレーム10の下端部付近に設けられる第二ブラケット9として、円孔9bが形成された第二ブラケット9Bを採用している。ただし、長孔9aが形成された第二ブラケット9Aを、開口部用フレーム10の下端部付近に設けられる第二ブラケット9として採用してもよいものとする。
長孔9aが形成される第二ブラケット9Aは、平断面視略コ字状に形成されており、正面側に向けられた垂直面を構成する部分に対して、取付具(ボルト)が挿通されるとともに水平方向に長い長孔9aが形成されている。
円孔9bが形成される第二ブラケット9Bは、横フレーム材12に対して固定される固定部9cと、当該固定部9cの正面に一体的に設けられるとともに第二外壁材6の下端部を支持する支持部9dと、を有する。図6に示すように、支持部9dは側面視においてL字状に形成されており、水平面を構成する部分が第二外壁材6の下面に当接し、第二外壁材6が、垂直面を構成する部分に取付具で取り付けられる。
より詳細に説明すると、第二外壁材6の裏面側には取付具であるボルトBに対応してナット(図示せず)が埋設されており、ボルトBを当該ナットに捩じ込んで設けることによって、第二外壁材6を第二ブラケット9A,9Bに対して取り付けることができる。また、ボルトBの頭部と第二ブラケット9A,9Bの垂直面部分との間にはワッシャーWが設けられている。
また、第二外壁材6は、第二ブラケット9A,9Bを介して上下梁1,2および開口部用フレーム10よりも外側に配置されている。すなわち、第二外壁材6は、基礎7を含む外壁4の軸組(上下梁1,2・柱3)に対して、より前方に出た位置に設けられている。
開口部Aがある箇所4aにおいては、少なくとも、開口部用フレーム10の中央付近から上端部にかけての間に設けられる第二ブラケット9Aに、ボルトBが挿通されるとともに水平方向に長い長孔9aが形成されているので、当該長孔9aによって、開口部用フレーム10に加わった水平方向の外力が第二外壁材6に伝達されにくくなる。
なお、第二ブラケット9Aを、開口部用フレーム10の中央付近から上端部にかけての間だけでなく、開口部用フレーム10の下端部付近にも設けた場合も同様に、開口部用フレーム10に加わった水平方向の外力が第二外壁材6に伝達されにくくなる。
なお、第二外壁材6は、第二ブラケット9(9A,9B)を介して開口部用フレーム10に対して予め取り付けられてパネル化されていてもよい。パネル化する際は、その製造段階に工場で行われるものとする。
また、パネル化したものを現場に輸送する際は、輸送車両の荷台に立てた状態または寝かせた状態で輸送する。
ここで、開口部用フレーム10の種類についてより詳細に説明する。図2には、開口部Aの形態に対応した複数種類の開口部用フレーム10が表されている。説明の便宜上、種類ごとに符号(10a,10b,10c,10d)を割り振るものとする。
図2(a)に例示する開口部用フレーム10(10a)は、開口部Aがいわゆる掃き出し窓の形態である場合に対応して形成されている。
すなわち、開口部用フレーム10aは、左右一対の縦フレーム材11と、当該左右の縦フレーム材11の上端部間および下端部間に架け渡される横フレーム材12と、開口部Aの上下端部において左右の縦フレーム材11間に架け渡される横フレーム材12と、を有する。
この場合、開口部Aの上方および下方に二本ずつの横フレーム材12があり、これらの位置に第二ブラケット9が適宜設けられ、さらに当該第二ブラケット9に対して第二外壁材6が取り付けられる。
また、サッシ枠13は、開口部Aの周囲にあって当該開口部Aを形成する縦フレーム材11および横フレーム材12に対して取り付けられる。
さらに、サッシ枠13の上方には、シャッター装置20が設けられる場合がある。このような場合には、第二外壁材6を開口部用フレーム10に取り付ける代わりに、図11に示すようにシャッター装置20を開口部用フレーム10に設置固定する。図示はしないが、シャッター装置20の他にも、第二外壁材6の代わりに、バルコニーの床や庇等のように外壁4から張り出して設けられるものを開口部用フレーム10に取り付けるようにしてもよい。
図2(b)に例示する開口部用フレーム10(10b)は、開口部Aがいわゆる腰高窓の形態である場合に対応して形成されている。
すなわち、開口部用フレーム10bは、左右一対の縦フレーム材11と、当該左右の縦フレーム材11の上端部間および下端部間に架け渡される横フレーム材12と、開口部Aの上下端部において左右の縦フレーム材11間に架け渡される横フレーム材12と、を有する。
この場合、開口部Aの上方および下方に二本ずつの横フレーム材12があり、これらの位置に第二ブラケット9が適宜設けられ、さらに当該第二ブラケット9に対して第二外壁材6が取り付けられる。特に、開口部Aの上方および下方における二本の横フレーム材12同士の間隔が広い場合には、面積の広い第二外壁材6が設けられるため、当該二本の横フレーム材12のそれぞれに第二ブラケット9が設けられるものとする。
また、サッシ枠13は、開口部Aの周囲にあって当該開口部Aを形成する縦フレーム材11および横フレーム材12に対して取り付けられる。
図2(c)に例示する開口部用フレーム10(10c)は、開口部Aがいわゆる縦連窓の形態である場合に対応して形成されている。
すなわち、開口部用フレーム10cは、二つの開口部Aがあり、左右一対の縦フレーム材11と、当該左右の縦フレーム材11の上端部間および下端部間に架け渡される横フレーム材12と、二つの開口部Aそれぞれの上下端部において左右の縦フレーム材11間に架け渡される横フレーム材12と、を有する。
この場合、開口部用フレーム10cの上端部と、下端部と、中央部のそれぞれに二本ずつの横フレーム材12があり、これらの位置に第二ブラケット9が適宜設けられ、さらに当該第二ブラケット9に対して第二外壁材6が取り付けられる。
また、サッシ枠13は、二つの開口部Aの周囲にあって当該二つの開口部Aを形成する縦フレーム材11および横フレーム材12に対して取り付けられる。
図2(d)に例示する開口部用フレーム10(10d)は、開口部Aが玄関等の出入口の形態である場合に対応して形成されている。
すなわち、開口部用フレーム10dは、略門型に形成されており、左右一対の縦フレーム材11と、当該左右の縦フレーム材11の上端部間に架け渡される横フレーム材12と、開口部Aの上端部において左右の縦フレーム材11間に架け渡される横フレーム材12と、を有する。
この場合、開口部用フレーム10dの上端部に二本の横フレーム材12があり、この位置に第二ブラケット9が適宜設けられ、さらに当該第二ブラケット9に対して第二外壁材6が取り付けられる。
また、ドア枠は、開口部Aの周囲にあって当該開口部Aを形成する縦フレーム材11および横フレーム材12に対して取り付けられる。
また、開口部用フレーム10(10d)は、玄関の出入口に用いられる他、玄関の出入口付近において水道メーターやガスメーターが収納されるスペースであるチャンバーの開口部等にも採用される。
なお、開口部用フレーム10の種類は、以上の形態に限られるものではなく、その他の形態の開口部用フレームを採用してもよい。例えば、部屋や吹抜けの天井付近の高所に設けられる高窓や、逆に床付近の低所に設けられる地窓に対応する形態等の開口部用フレームを適宜採用してもよい。また、開口部Aの大きさに応じて開口部用フレーム10の大きさを適宜変更してもよい。
また、開口部用フレーム10(10a,10b,10c,10d)は、上側の水平構造部に対して上端接続部材14を介して接続されている。また、下側の水平構造部に対して下端接続部材15を介して接続されている。
本実施の形態の上端接続部材14は、図8に示すように、断面略L字状に形成された接続用金物であり、水平面を形成する部分がH形鋼である上梁1のフランジ下面にボルトで接続されている。また、垂直面を形成する部分が、開口部用フレーム10の上端部に位置する横フレーム材12にボルトで接続されている。
本実施の形態の下端接続部材15は、開口部用フレーム10(10a,10b,10c,10d)を基礎7に接続する場合と、下梁2に接続する場合とで形態が異なる。
開口部用フレーム10を基礎7に接続する場合の下端接続部材15は、図6,図7に示すように、ベースプレート15aと、第一アンカーボルト15bと、第二アンカーボルト15cと、を有する。
第一アンカーボルト15bおよび第二アンカーボルト15cは基礎7に埋設され、上端部が上方に突出した状態となっている。ベースプレート15aには、第一アンカーボルト15bおよび第二アンカーボルト15cが挿通される貫通孔が形成されている。なお、ベースプレート15aに設置される横フレーム材12にも、第二アンカーボルト15c用の貫通孔が形成されているものとする。
すなわち、開口部用フレーム10は基礎7に対し、まずベースプレート15aを第一アンカーボルト15bで固定しておき、第二アンカーボルト15cを、ベースプレート15aの貫通孔と横フレーム材12の貫通孔に挿通させてナットを螺合させることで接続される。
開口部用フレーム10を下梁2に接続する場合は、上端接続部材14と同様の接続用金物を採用し、下梁2のフランジ上面にボルト接合すればよい。
なお、開口部用フレーム10や上端接続部材14、下端接続部材15に対しては、図8等に示すようなサッシ枠13の取り付けに必要なサッシアンカー16や、図6等に示すような水切り受け17等が適宜取り付けられているものとする。
以上のようにして外壁4のうち開口部Aがある箇所4aに設けられた開口部用フレーム10には、第二ブラケット9(9A,9B)を介して第二外壁材6が取り付けられている。そして、図1に示すように、このような第二外壁材6は、開口部Aがない箇所4bにおける第一外壁材5と幅方向に隣り合って配置されている。
また、第一外壁材5と第二外壁材6との間に形成される目地18に対しては、図10に示すように、当該目地18を塞ぐための目地材19が充填されている。本実施の形態の目地材19は乾式のものを採用したが、湿式の目地材を採用してもよいものとする。
そして、第二外壁材6は、変位しない第一外壁材5と幅方向に隣り合って配置されているので、第一外壁材5と共に、上下の水平構造部や開口部用フレーム10が水平方向に変位したとしても、これに伴って変位することがない。また、目地材19が弾性を有するものであれば、第一外壁材5と第二外壁材6との間で外力がより伝達しにくくなるので好ましい。
本実施の形態によれば、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わった際に、上下の水平構造部である上梁1、下梁2、基礎7は、自身の長さ方向であって、かつ水平方向に沿って互いに離間するように変位する。また、建物の場合は、高さ方向の上方に向かうに連れて振れ幅は大きくなるので、特に上側の水平構造部である上梁1は、下側の水平構造部である下梁2、基礎7に対して大きく変位することになる。さらに、枠状の開口部用フレーム10も、上下の水平構造部に伴って変位することになる。
開口部Aがない箇所4bにおいては、少なくとも、上側の水平構造部に設けられる第一ブラケット8に、ボルトB等の取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔8aが形成されているので、当該長孔8aによって、上下の水平構造部、特に上側の水平構造部に加わった水平方向の外力が第一外壁材5に伝達されにくくなる。これによって第一外壁材5は、上下の水平構造部、特に上側の水平構造部が水平方向に変位したとしても、これに伴って変位することがない。
一方、開口部Aがある箇所4aにおいては、少なくとも、開口部用フレーム10の中央付近から上端部にかけての間に設けられる第二ブラケット9に、ボルトB等の取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔9aが形成されているので、当該長孔9aによって、開口部用フレーム10に加わった水平方向の外力が第二外壁材6に伝達されにくくなる。さらに、第二外壁材6は、変位しない第一外壁材5と幅方向に隣り合って配置されているので、第一外壁材5と共に、上下の水平構造部や開口部用フレーム10が水平方向に変位したとしても、これに伴って変位することがない。
すなわち、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わったとしても、隣り合う第一外壁材5と第二外壁材6が共に変位しない状態となるので、互いに強く接触することを防ぐことができる。
また、開口部用フレーム10は、左右一対の縦フレーム材11によって上下の水平構造部と接続された状態となるので、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わった際に、上下の水平構造部と共に確実に水平方向に変位することになる。また、左右の縦フレーム材11間に設けられた複数の横フレーム材12と、当該複数の横フレーム材12に固定された第二ブラケット9によって第二外壁材6を確実に保持することができる。
さらに、第二ブラケット9は、複数の横フレーム材12に対して固定されているので、上下の水平構造部に関わりなく、開口部用フレーム10のある位置に第二外壁材6を取り付けることができる。
また、第二外壁材6は、開口部用フレーム10に対して予め取り付けられてパネル化されているので、第二外壁材6と開口部用フレーム10とを同時に取り扱うことができ、輸送しやすく、かつ現場での施工もしやすい。すなわち、施工時には、開口部用フレーム10を上下の水平構造部間に設ければ、第二外壁材6の施工も同時に行うことができる。
また、第一外壁材5と第二外壁材6は、第一ブラケット8と第二ブラケット9を介して上下の水平構造部および開口部用フレーム10よりも外側に配置されているので、これら第一外壁材5と第二外壁材6は、例えば地震等による水平方向の外力が建物に加わった際に変位する上下の水平構造部および開口部用フレーム10に干渉されずに済む。すなわち、第一外壁材5と第二外壁材6は、上下の水平構造部および開口部用フレーム10の外側に配置され、これら上下の水平構造部および開口部用フレーム10の変位に伴わずに変位しない状態となっているため、上下の水平構造部および開口部用フレーム10が大きく変位した場合であっても、長孔8a,9aの長さ分の範囲であれば、上下の水平構造部および開口部用フレーム10の動きに影響されることがない。
また、第一外壁材5と第二外壁材6との間に形成される目地18に対して目地材19が充填されているので、当該目地材19が緩衝材となり、第一外壁材5と第二外壁材6とが直接に接触することを防ぐことができる。
A 開口部
1 上梁(水平構造部)
2 下梁(水平構造部)
3 柱(垂直構造部)
4 外壁
4a 開口部Aがある箇所
4b 開口部Aがない箇所
5 第一外壁材
6 第二外壁材
7 基礎(水平構造部)
8 第一ブラケット
8a 長孔
8b 円孔
9A,9B 第二ブラケット
9a 長孔
9b 円孔
10 開口部用フレーム

Claims (5)

  1. 窓等の開口部がある箇所と、当該開口部がない箇所とを含む外壁を構成する複数の外壁材の取付構造において、
    前記開口部がない箇所では、前記複数の外壁材のうちの第一外壁材が、建物における梁・基礎等の上下の水平構造部のそれぞれに対して第一ブラケットを介して取付具で取り付けられ、
    側の前記水平構造部に設けられる前記第一ブラケットには、前記取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔が形成されており、
    下側の前記水平構造部に設けられる前記第一ブラケットには、前記取付具が挿通される円孔が形成されており、
    前記開口部がある箇所では、前記複数の外壁材のうち前記開口部の上方および/または下方に設けられる第二外壁材が、前記上下の水平構造部間に設けられた枠状の開口部用フレームに対して第二ブラケットを介して取付具で取り付けられ、
    記開口部用フレームの中央付近から上端部にかけての間に設けられる前記第二ブラケットには、前記取付具が挿通されるとともに水平方向に長い長孔が形成されており、
    前記開口部用フレームの下端部に設けられる前記第二ブラケットには、前記取付具が挿通される円孔が形成されており、
    前記第一ブラケット及び前記第二ブラケットにおける前記円孔の直径は、前記第一ブラケット及び前記第二ブラケットにおける前記長孔の長さ寸法よりも短く設定されており、
    前記第一外壁材と前記第二外壁材は幅方向に隣り合って配置されていることを特徴とする外壁材の取付構造。
  2. 請求項1に記載の外壁材の取付構造において、
    前記開口部用フレームは、
    前記上下の水平構造部間に架け渡されるようにして設けられるとともに間隔を空けて配置される左右一対の縦フレーム材と、
    前記第二外壁材が取り付けられる位置において前記左右の縦フレーム材間に水平に架け渡されるようにして設けられる複数の横フレーム材と、を備えており、
    前記第二ブラケットは、前記複数の横フレーム材に対して固定されていることを特徴とする外壁材の取付構造。
  3. 請求項1または2に記載の外壁材の取付構造において、
    前記第二外壁材は、前記開口部用フレームに対して予め取り付けられてパネル化されていることを特徴とする外壁材の取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の外壁材の取付構造において、
    記第二外壁材は、前記第二ブラケットを介して前記上下の水平構造部および前記開口部用フレームよりも前記第二ブラケットの厚み分、外側に配置されており、
    前記開口部用フレームは、前記上側の水平構造部に対して上端接続部材を介して接続されており、
    前記上端接続部材は、前記上側の水平構造部に接続される部位と、前記開口部用フレームに接続されるとともに垂直面を形成する部位と、を有しており、
    前記垂直面を形成する部位は、前記開口部用フレームに対してボルト留めされ、当該ボルトは、前記垂直面を形成する部位と前記開口部用フレームとを接続した状態で屋外側に突出しており、
    前記第二ブラケットの厚み寸法は、前記ボルトの屋外側への突出寸法よりも長く設定されていることを特徴とする外壁材の取付構造。
  5. 請求項2を引用する請求項に記載の外壁材の取付構造において、
    前記開口部用フレーム及び前記上端接続部材は、前記上側の水平構造部の直下に設けられており、
    前記開口部用フレームにおける前記横フレーム材は断面L字状に形成され、垂直面を形成する部位を有しており、
    前記上端接続部材は断面L字状に形成され、前記垂直面を形成する部位を有しており、
    前記横フレーム材の前記垂直面を形成する部位と前記上端接続部材の前記垂直面を形成する部位とが前記ボルト留めされており、
    前記第二ブラケットは、前記横フレーム材の前記垂直面を形成する部位に対して固定されていることを特徴とする外壁材の取付構造。
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