JP6386248B2 - 電圧測定装置及び電圧測定方法 - Google Patents

電圧測定装置及び電圧測定方法 Download PDF

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Description

本願発明は、電圧測定装置及び電圧測定方法に関し、特に、正極端子と、前記正極端子と電気的経路により接続する負極端子を備え、前記電気的経路上の電圧を測定する電圧測定装置等に関する。
発電装置などの故障を検出するために、電圧計を使用して発電装置などの電圧値を計測することが行われている(特許文献1など参照)。
特開2012−100395号公報
近年、発電装置などの装置で、地絡故障が問題となっている。地絡故障は、電気回路から大地に電流が漏れる故障である。例えば、現在の太陽電池ストリングの多くは、対地抵抗が数MΩである。地絡故障が生じると、対地抵抗は数百kΩ程度になる。しかしながら、電圧計は、単に、装置における電圧値を測定するためのものである。そのため、従来の電圧計を用いても、地絡故障を発見することができなかった。
そこで、本願発明は、電圧を測定して、装置に生じた地絡故障を検出することが可能な電圧測定装置等を提供することを目的とする。
本願発明の第1の観点は、正極端子と、前記正極端子と電気的経路により接続する負極端子を備え、前記電気的経路上の電圧を測定する電圧測定装置であって、前記電気的経路上の接地点は、接地可能であり、前記正極端子及び前記負極端子が対象装置に接続した状態で、接地している状態の前記接地点と前記電気的経路上の計測点との間の電圧である接地状態電圧を測定する測定部を備えるものである。
本願発明の第2の観点は、第1の観点の電圧測定装置であって、前記測定部は、前記正極端子及び前記負極端子が前記対象装置に接続した状態で、前記接地状態電圧に加えて、接地していない状態の前記接地点と前記電気的経路上の計測点との間の電圧である非接地状態電圧を測定するものであり、少なくとも前記接地状態電圧と前記非接地状態電圧が異なる場合に前記発電装置が地絡故障していると判定する地絡故障判定部を備えるものである。
本願発明の第3の観点は、第1又は第2の観点の電圧測定装置であって、前記電気的経路において、前記接地点と前記計測点との間には第1抵抗が存在し、前記接地点を基準に前記計測点がない側に第2抵抗が存在するものである。
本願発明の第4の観点は、第1から第3のいずれかの観点の電圧測定装置であって、前記計測点は、前記正極端子又は前記負極端子である。
本願発明の第5の観点は、第1から第3のいずれかの観点の電圧測定装置であって、前記計測点は、前記電気的経路上で、前記接地点とは別に接地可能な補助接地点であり、前記測定部は、前記正極端子及び前記負極端子が前記計測対象装置に接続した状態で、接地している状態の前記接地点と接地していない状態の前記補助接地点との間の電圧である接地状態電圧、並びに、接地していない状態の前記接地点と接地していない状態の前記補助接地点との間の電圧である第1非接地状態電圧、及び/又は、接地していない状態の前記接地点と接地している状態の前記補助接地点との間の電圧である第2非接地状態電圧を測定するものであり、前記電圧測定部が測定した複数の電圧が異なる場合に前記発電装置が地絡故障していると判定する地絡故障判定部を備えるものである。
本願発明の第6の観点は、第5の観点の電圧測定装置であって、前記測定部は、前記正極端子及び前記負極端子がそれぞれ発電中の前記発電装置の正極及び負極に接続した状態で前記接地状態電圧及び前記第2非接地状態電圧を測定し、前記地絡故障判定部は、前記電圧測定部が測定した複数の電圧が異なる場合に、前記接地状態電圧及び前記第2非接地状態電圧を用いて前記発電装置における地絡故障箇所を推定するものである。
本願発明の第7の観点は、電圧測定装置を用いて電圧を測定する電圧測定方法であって、前記電圧測定装置は、その正極端子及び負極端子が電気的経路により接続し、前記電気的経路上の接地点が接地可能であり、前記電圧測定装置が備える測定部が、前記電圧測定装置の前記正極端子及び前記負極端子が対象装置に接続した状態で、接地している状態の前記接地点と前記電気的経路上の計測点との間の電圧である接地状態電圧を測定する測定ステップを含むものである。
なお、本願発明を、地絡故障判定部として機能させるためのプログラムや、このプログラムを定常的に記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として捉えてもよい。
本願発明の各観点によれば、電圧測定装置において、正極端子と負極端子を接続する電気的経路の接地点を接地させて、接地点と計測点との間の電圧を測定する。対象装置において地絡故障が生じていなければ、接地点での接地のみとなり測定される接地状態電圧は一定である。それに対し、対象装置において地絡故障が生じていれば、2点以上で接地されることとなる。そのため、接地状態電圧を用いて、地絡故障が生じていると判断することができる。
さらに、本願発明の第2の観点によれば、接地点が接地している状態での接地状態電圧と接地していない状態での非接地状態電圧を比較し、少なくとも、これらが異なるならば、地絡故障が生じていると判断することができる。
さらに、本願発明の第3の観点によれば、第1抵抗及び第2抵抗により、容易に電圧を測定することができる。また、地絡故障が生じたとしても、接地状態電圧と非接地状態電圧が同じ場合も可能性としてはあるが、接地状態電圧を、第1抵抗及び第2抵抗を異にして複数回計測しても同じであれば地絡故障が生じていないと判断でき、異なる場合があれば地絡故障が生じていると判断することもできる。
さらに、本願発明の第4の観点によれば、計測点を正極端子又は負極端子とすることにより、電圧測定装置の構成を単純にすることができる。
さらに、本願発明の第5の観点によれば、接地点と補助接地点との間で測定される電圧を利用することにより、地絡故障を確実に判定することができる。さらに、本願発明の第6の観点によれば、地絡故障の有無に加えて、地絡故障の箇所の推定をすることができる。
本願発明の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1の電圧測定部11の動作の一例を示すフロー図である。 図1の太陽電池ストリング13、架台5及び電圧測定装置11の一例において、(a)切替部21がオフの状態と、(b)切替部21がオンの状態を示す図である。 図3の回路において、地絡故障のない状態を示す図である。 図3の回路において、太陽電池モジュール411と412の間で地絡故障が生じた状態を示す図である。 図3の回路において、太陽電池モジュール413と414の間で地絡故障が生じた状態を示す図である。 図3の回路において、太陽電池モジュール412と413の間で地絡故障が生じた状態を示す図である。 図1の太陽電池ストリング13、架台5及び電圧測定装置11の他の一例において、地絡故障がない場合の(a)切替部21がオフの状態と、(b)切替部21がオンの状態を示す図である。 図8の回路において、太陽電池モジュール411と412の間で地絡故障が生じた状態を示す図である。 図8の回路において、太陽電池モジュール413と414の間で地絡故障が生じた状態を示す図である。 図8の回路において、太陽電池モジュール412と413の間で地絡故障が生じた状態を示す図である。
以下、本願発明の実施の形態について説明する。なお、本願発明の実施の形態は、下記の実施例に限定されるものではない。
図1は、本願発明の実施の形態に係る太陽光発電システムの構成の一例を示すブロック図である。太陽光発電システム1は、太陽電池アレイ3と、架台5と、PCS7と、電圧測定装置11(本願請求項の「電圧測定装置」の一例)を備える。
太陽電池アレイ3は、太陽電池ストリング13(本願請求項の「対象装置」の一例)を備える。太陽電池ストリング13は、複数の太陽電池モジュール141,…,14Nが直列に接続して構成されている。各太陽電池モジュール14は、照射される太陽光を利用して発電する。各太陽電池モジュール14は、接地されている架台5と接続する。なお、太陽電池アレイ3は、複数の太陽電池ストリングを含んでもよい。
PCS7は、パワーコンディショニングシステムであり、接続箱を経由して太陽電池アレイ3と接続し、太陽電池モジュール14が発電した電力について、負荷に供給したり、系統に売電したりするために、例えば直流を交流にするなどの処理を行う。
電圧測定装置11は、太陽電池アレイ3に接続する。電圧測定装置11は、正極端子15と、負極端子17と、アース端子19を備える。正極端子15は、太陽電池ストリング13の正極に接続する。負極端子17は、太陽電池ストリング13の負極に接続する。アース端子19は、接地されている。電圧測定装置11内において、正極端子15と負極端子17は、電気的経路により接続されている。
電圧測定装置11は、切替部21と、制御部23と、測定部25(本願請求項の「測定部」の一例)と、地絡故障検出部27(本願請求項の「地絡故障検出部」の一例)を備える。
切替部21は、例えばスイッチである。アース端子19は、切替部21を経由して、正極端子15と負極端子17を接続する電気的経路に接続する。アース端子19が、正極端子15と負極端子17を接続する電気的経路に接続する点を、接地点という。切替部21がオンであれば、接地点は、アース端子19を経由して接地される。切替部21がオフであれば、接地点は接地されない。具体的な回路構成の例については、後に説明する。
制御部23は、例えば切替部21のオンオフ制御など、電圧測定装置11の動作を制御する。
測定部25は、正極端子15と負極端子17を接続する電気的経路上の2点間の電圧を測定する。
地絡故障検出部27は、測定部25が測定した電圧を用いて、太陽電池ストリング13が接地故障しているか否かを判断する。
図2を参照して、図1の電圧測定装置11の動作の一例を説明する。図2は、図1の電圧測定装置11の動作の一例を示すフロー図である。
測定部25は、太陽電池アレイ3が発電中であるか否かを判断する(ステップST1)。発電中であるか否かは、例えば、現在時刻によって太陽光が照射している時間帯か否かを判断してもよく、また、太陽電池ストリングの出力電圧を測定して、太陽電池ストリングが発電中であるか否かによって判断してもよい。複数の太陽電池ストリングがある場合には、その一つが発電中か否かを判断すればよい。発電していない場合には、発電時まで待つ。発電時になれば、ステップST2に進む。
ステップST2において、制御部23は、切替部21をオフにし、接地点が接地されていない状態にする。測定部25は、接地されていない状態の接地点と、正極端子15と負極端子17を接続する電気的経路上の計測点との間の電圧(「非接地状態電圧」という。)を測定する(ステップST3)。続いて、制御部23は、切替部21をオンにし、接地点が接地されている状態にする(ステップST4)。測定部25は、接地されている状態の接地点と、計測点との間の電圧(「接地状態電圧」という。)を測定する(ステップST5)。
地絡故障検出部27は、非接地状態電圧と接地状態電圧を用いて、地絡故障の有無を判断する(ステップST6)。地絡故障が検出されれば、地絡故障が生じていることを通知する(ステップST7)。地絡故障が検出されなければ、検出されなかったことを通知する(ステップST8)。これらは、電圧測定装置11の操作パネルなどに表示してもよく、遠隔地にあるサーバや端末などの情報処理装置に通知してもよい。また、今後、例えば、太陽電池アレイに含まれる太陽電池ストリングが、複数の所有者等によって所有及び/又は管理されることも考えられる。このような場合、電圧測定装置11は、各所有者等に対して、所有及び/又は管理する太陽電池ストリングについて通知するようにしてもよい。
なお、接地状態線間電圧と非接地状態線間電圧は、順序に関係なく測定できればよく、逆の順番で測定してもよい。
また、発明者らが提案した故障検出手法(例えば、特開2011−035000号公報など参照)でも、地絡故障が生じていると、太陽電池ストリング13に入力した診断信号の反射波が、正常時とは異なる場合がある。そのため、反射波の波形を考慮して判断するようにしてもよい。また、地絡故障は、通常、1つの太陽発電ストリングで生じる。複数の太陽電池ストリングは、通常、同じような環境下にあり、出力電圧は同様である。そのため、太陽電池ストリングが複数存在する場合には、各太陽電池ストリングの測定結果を相互に比較することにより、地絡故障が発生したか否かを精度よく判断することができる。特に、劣化等が生じて仕様とは異なる状態となった場合に、このような相互比較による地絡故障検出は有効なものとなる。
太陽電池ストリングで生じる地絡故障について、図3から図11を用いて具体的に説明する。図3〜7は、図1の太陽電池ストリング13、架台5及び電圧測定装置11の一例の概要を示す図である。図8〜11は、図1の太陽電池ストリング13、架台5及び電圧測定装置11の他の一例の概要を示す図である。
図3は、図1の太陽電池ストリング13、架台5及び電圧測定装置11の一例において、(a)切替部21がオフの状態と、(b)切替部21がオンの状態を示す。
太陽電池ストリング13では、簡単のために、同じ構成の4つの太陽電池モジュール141、142、143及び144が、順に直列に接続している。なお、添え字は、省略することもある。各太陽電池モジュール14は、架台5に接続し、接地されている。太陽電池モジュール144の正極には、正極端子15が接続する。太陽電池141の負極には、負極端子17が接続する。
電圧測定装置11内で、正極端子15と負極端子17は、第1抵抗31及び第2抵抗33を経由して、電気的に接続する。第1抵抗31と第2抵抗33の間に、接地点35がある。接地点35よりも正極端子側に第1抵抗31があり、負極端子側に第2抵抗33がある。簡単のために、第1抵抗31と第2抵抗33の抵抗値は、同じとする。アース端子19は、架台5に接続し、接地されている。アース端子19は、切替部21を経由して接地点35に接続する。測定部25は、第2抵抗33の電圧を測定する。すなわち、接地点35と負極端子17との間の電圧を測定する。
図3(a)の切替部21がオフの状態では、接地点35は接地されていない状態となる。(b)の切替部21がオンの状態では、接地点35は接地されている状態となる。(a)と(b)のそれぞれで計測される電圧値は、V1及びV2である。
図4は、地絡故障が生じていない場合に、(a)切替部21がオフのとき、及び、(b)切替部21がオンのときを示す。この場合、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、(a)も(b)も同様に、正極端子15から供給され、接地点35を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第2抵抗33の電圧V3と、(b)で測定される第2抵抗33の電圧V4とは、同じになる。
図5は、太陽電池モジュール141と142の間で地絡故障が生じた場合に、(a)切替部21がオフのとき、及び、(b)切替部21がオンのときを示す。(a)の場合には、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、正極端子15から供給され、接地点35を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第2抵抗33の電圧V5は、図4のV3及びV4と同じになる。他方、(b)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部21を経て接地点35に到達し、負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(b)で測定される第2抵抗33の電圧V6は、V5よりも小さい値となる。
図6は、太陽電池モジュール143と144の間で地絡故障が生じた場合に、(a)切替部21がオフのとき、及び、(b)切替部21がオンのときを示す。(a)の場合には、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、正極端子15から供給され、接地点35を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第2抵抗33の電圧V7は、図4のV3及びV4並びに図5のV5と同じになる。他方、(b)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141、142及び143で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部21を経て接地点35に到達し、負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(b)で測定される第2抵抗33の電圧V8は、V7よりも大きい値となる。
よって、図5及び図6より、図1の地絡故障検出部27は、切替部21がオンの状態とオフの状態で、第2抵抗33で測定される電圧が異なるならば、地絡故障が生じていると判断することができる。
図7は、太陽電池モジュール142と143の間で地絡故障が生じた場合に、(a)切替部21がオフのとき、及び、(b)切替部21がオンのときを示す。(a)の場合には、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、正極端子15から供給され、接地点35を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第2抵抗33の電圧V9は、図4のV3及びV4、図5のV5並びに図6のV7と同じになる。他方、(b)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141及び142で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部21を経て接地点35に到達し、負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻るが、各太陽電池モジュール14が同じ電力量を発電し、かつ、第1抵抗31及び第2抵抗33が同じ抵抗値であるという仮定の下では、第2抵抗33で測定される電圧V10は、V9と同じになる。このように、第2抵抗33の計測値が同じであっても、地絡故障が生じている可能性がある。
例えば、第1抵抗31及び/又は第2抵抗33を可変抵抗とし、切替部21のオンオフで同じ電圧値であれば、第1抵抗31と第2抵抗33の抵抗値の比を変更し、依然として同じ電圧値が測定されるのであれば、地絡故障が生じていると判定することにより、図7のような場合についても地絡故障を検出することができる。
図8は、図1の太陽電池ストリング13、架台5及び電圧測定装置11の他の一例において、(a)切替部21及び47がオフの状態、(b)切替部21がオンで切替部47がオフの状態、及び、(c)切替部21がオフで切替部47がオンの状態を示す。
太陽電池ストリング13では、簡単のために、同じ構成の4つの太陽電池モジュール141、142、143及び144が、順に直列に接続している。各太陽電池モジュール14は、架台5に接続し、接地されている。太陽電池モジュール144の正極には、正極端子15が接続する。太陽電池141の負極には、負極端子17が接続する。
電圧測定装置11内で、正極端子15と負極端子17は、第3抵抗37、第4抵抗39及び第5抵抗41を経由して、電気的に接続する。第3抵抗37と第4抵抗39の間に、接地点43がある。第4抵抗39と第5抵抗41の間に、補助接地点45がある。接地点43よりも正極端子側に第3抵抗37があり、接地点43と補助接地点45の間に第4抵抗39があり、補助接地点45よりも負極側に第5抵抗41がある。以下では、簡単のために、少なくとも第3抵抗37と第5抵抗41は、同じ抵抗値であるとする。アース端子19は、架台5に接続し、接地されている。アース端子19は、切替部21を経由して接地点43に接続する。また、アース端子19は、切替部47を経由して補助接地点4に接続する。測定部25は、第4抵抗39の電圧を測定する。すなわち、接地点43と補助接地点45との間の電圧を測定する。
地絡故障が生じていない場合に、(a)切替部21及び47がオフのとき、(b)切替部21がオンで切替部47がオフのとき、及び、(c)切替部21がオフで切替部47がオンのときを示す。この場合、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、(a)も(b)も(c)も、同様に、正極端子15から供給され、接地点43及び補助接地点45を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第4抵抗39の電圧V11と、(b)で測定される第4抵抗39の電圧V12と、(c)で測定される第4抵抗39の電圧V13とは、同じになる。
図9は、太陽電池モジュール141と142の間で地絡故障が生じた場合に、(a)切替部21及び47がオフの状態、(b)切替部21がオンで切替部47がオフの状態、及び、(c)切替部21がオフで切替部47がオンの状態を示す。(a)の場合には、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、正極端子15から供給され、接地点43及び補助接地点45を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第4抵抗39の電圧V14は、図8のV11、V12及びV13と同じになる。(b)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部21を経て接地点43に到達し、補助接地点45及び負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、第4抵抗39の電圧V15は、V14よりも小さい値となる。(c)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部47を経て補助接地点45に到達し、負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、第4抵抗39の電圧V16は、V14よりも大きい値となる。
図10は、太陽電池モジュール143と144の間で地絡故障が生じた場合に、(a)切替部21及び47がオフの状態、(b)切替部21がオンで切替部47がオフの状態、及び、(c)切替部21がオフで切替部47がオンの状態を示す。(a)の場合には、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、正極端子15から供給され、接地点43及び補助接地点45を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第4抵抗39の電圧V17は、図8のV11、V12及びV13並びに図9のV14と同じになる。(b)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141、142及び143で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部21を経て接地点43に到達し、補助接地点45及び負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、第4抵抗39の電圧V18は、V17よりも小さい値となる。(c)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141、142及び143で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部47を経て補助接地点45に到達し、負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、第4抵抗39の電圧V19は、V17よりも大きい値となる。
図11は、太陽電池モジュール142と143の間で地絡故障が生じた場合に、(a)切替部21及び47がオフの状態、(b)切替部21がオンで切替部47がオフの状態、及び、(c)切替部21がオフで切替部47がオンの状態を示す。(a)の場合には、各太陽電池モジュール14で発生した電力の電流は、正極端子15から供給され、接地点43及び補助接地点45を経由して負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、(a)で測定される第4抵抗39の電圧V20は、図8のV11、V12及びV13、図9のV14並びに図10のV17と同じになる。(b)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141及び142で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部21を経て接地点43に到達し、補助接地点45及び負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、第4抵抗39の電圧V21は、V20よりも小さい値となる。(c)の場合には、地絡故障によりループが生じ、太陽電池モジュール141及び142で生じた電力による電流が、アース端子19及び切替部47を経て補助接地点45に到達し、負極端子17を経て太陽電池ストリング13に戻る。そのため、第4抵抗39の電圧V22は、V20よりも小さい値となる。
なお、本実施例では、切替部を用いて接地の有無を制御する例を示したが、電圧測定装置11において、アース端子を接地点に接続しておき、電圧測定装置11の操作者がアース端子を接地するか否かを行ってもよい。
1 太陽光発電システム、3 太陽電池アレイ、5 架台、7 PCS、11 電圧測定装置、13 太陽電池ストリング、14 太陽電池モジュール、15 正極端子、17 負極端子、19 アース端子、21 切替部、23 制御部、25 測定部、27 地絡故障検出部、31 第1抵抗、33 第2抵抗、35 接地点、37 第3抵抗、39 第4抵抗、41 第5抵抗、43 接地点、45 補助接地点、47 切替部

Claims (1)

  1. 正極端子と、前記正極端子と電気的経路により接続する負極端子を備え、前記電気的経路上の電圧を測定する電圧測定装置であって、
    前記電気的経路上の接地点は、接地可能であり、
    前記正極端子及び前記負極端子が対象装置に接続した状態で、接地している状態の前記接地点と前記電気的経路上の計測点との間の電圧である接地状態電圧を測定する測定部と、
    地絡故障判定部を備え
    前記計測点は、前記電気的経路上で、前記接地点とは別に接地可能な補助接地点であり、
    前記測定部は、前記正極端子及び前記負極端子が前記対象装置に接続した状態で、
    接地している状態の前記接地点と接地していない状態の前記補助接地点との間の電圧である接地状態電圧、並びに、
    接地していない状態の前記接地点と接地していない状態の前記補助接地点との間の電圧である第1非接地状態電圧、及び/又は、
    接地していない状態の前記接地点と接地している状態の前記補助接地点との間の電圧である第2非接地状態電圧を測定するものであり、
    前記地絡故障判定部は、前記測定部が測定した複数の電圧が異なる場合に前記対象装置が地絡故障していると判定する、電圧測定装置。
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