JP6384250B2 - 無線lanアクセスポイントシステム - Google Patents

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Description

本発明は,無線LANの構築の用いる無線LANアクセスポイントに係る発明で,更に詳しくは,無線LANアクセスポイントにアクセスする無線端末の無線LAN環境を改善するための技術に関する。
ネットワーク技術の発展を受け,企業では、工場の各フロアに設置した生産装置を工場内LANに接続し、生産数量などを生産装置から上位システムに送信できるようにしている。
生産装置を工場内LANに接続する際,生産装置と工場内LANをネットワークケーブルで接続すると,製品を搬送するフォークリフトやオペレータなどによって,生産装置と工場内LANを接続するネットワークケーブルが断線する恐れがあるため,無線LANアクセスポイント(以下,「無線AP」と記す。無線APは,Wireless LAN Access Pointの略)を工場の各フロアに設置し,生産装置と工場内LANを無線LANで接続するケースが増えている。
生産装置と工場内LANを無線LANで接続することで,ネットワークケーブルの断線の心配はなくなるが,生産装置と接続している無線端末(例えば,パーソナルコンピュータ)の無線LAN環境が悪いと,生産装置と接続している無線端末は無線APと安定したデータ通信が行えないため,無線端末の無線LAN環境が良好になる場所に無線APを設置するようにしていた。
しかしながら,様々な物や人が工場のフロア内を移動するため、生産装置と接続している無線端末の無線LAN環境は時間で変化し、工場のフロア内の状況によっては,無線端末の無線LAN環境が一時的に悪化し,無線APと無線端末間で安定した通信ができないことがあった。また,新規に無線端末を増設すると,新規の無線端末と既存の無線端末共に無線LAN環境が良好になる無線APの場所を見つけるのが困難な場合もある。
無線端末の無線LAN環境を改善する手法として,特許文献1の0015段落に記載があるように,無線端末の電波から得られる電波強度に応じて無線APの電波出力を調整することが考えられるが,無線APの電波出力の上限値は電波法で規定されており,無線APの電波出力を調整すると,無線APの電波出力が電波法で規定されている上限値を超えてしまう恐れがある。
特開2010−233069号公報
そこで,本発明は,生産装置と接続している無線端末の無線LAN環境が悪化した際,無線APの電波出力を調整することなく,この無線端末の無線LAN環境を改善することができるシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明は,無線LANを構築する少なくとも一つの無線LANアクセスポイントと,前記無線LANアクセスポイントにアクセスする少なくとも一つの無線端末と,前記無線LANアクセスポイントと接続しているサーバとから少なくとも構成される無線LANアクセスポイントシステムである。
本発明に係る前記無線端末は,前記無線端末の3次元位置を検出する端末位置検出部と,前記無線LANアクセスポイントからビーコン信号を受信すると,ビーコン信号に対応する応答を前記無線LANアクセスポイントへ送信し,前記無線LANアクセスポイントから3次元位置の送信要求を受信すると,前記端末位置検出部を用いて検出した前記無線端末の3次元位置を前記無線LANアクセスポイントへ送信する端末制御部を備える。
また,本発明に係る前記無線LANアクセスポイントは,前記無線LANアクセスポイントの3次元位置を検出するアクセスポイント位置検出部と,3次元空間上を任意方向に移動するための機構である3次元移動機構部と,前記無線端末から受信した電波の電波強度を測定する電波強度測定部と,周期的にビーコン信号を発信し,前記無線端末からビーコン信号の応答を受信すると,前記電波強度測定部から電波強度を取得し,電波強度が規定値未満の前記無線端末がある場合,ビーコン信号の応答を送信した全ての前記無線端末に位置情報の送信要求を通知し,前記無線端末から前記無線端末の位置情報を受信すると,前記アクセスポイント位置検出部を用いて前記無線LANアクセスポイントの3次元位置を検出し,ビーコン信号の応答を送信した全ての前記無線端末の3次元位置と電界強度並びに前記無線LANアクセスポイントの3次元位置を含む移動先算出要求を前記サーバに通知し,前記サーバから移動先の3次元位置を受信すると,前記アクセスポイント位置検出部を利用し,前記無線LANアクセスポイントの位置が前記サーバから受信した移動先の3次元位置に移動するように前記3次元移動機構部を制御するアクセスポイント制御部を備える。なお,3次元空間上を任意方向に移動するための機構である3次元移動機構部はマルチコプターにて実現することが好適である。
また,本発明に係る前記サーバは,前記無線LANアクセスポイントから移動先算出要求が通知されると,移動先算出要求に含まれる前記無線端末の3次元位置と電波強度並びに前記無線LANアクセスポイントの3次元位置から,前記無線LANアクセスポイントを移動させた時の前記無線端末の電波強度全てが電波強度の許容範囲に収まる3次元位置を移動先の3次元位置として算出し,移動先算出要求を通知した前記無線LANアクセスポイントへ移動先の3次元位置を送信する移動先算出部を備える。
上述した本発明によれば,何らかの原因で,無線端末が設置されている場所の無線LAN環境が悪化し,無線LANアクセスポイントが測定した無線端末の電波強度が規定値未満になると,無線端末および無線LANアクセスポイントそれぞれは3次元位置を検出し,サーバは,無線端末の電波強度が電波強度の許容範囲に収まる位置を無線LANアクセスポイントの移動先の3次元位置として算出する。本発明に係る無線LANアクセスポイントは3次元空間上を任意方向に移動できるため,サーバが算出した移動先の3次元位置に移動可能で,無線LANアクセスポイントが移動先の3次元位置に移動することで,無線LAN環境が悪化した場所の無線LAN環境を改善できる。
無線LANアクセスポイントシステムの構成を説明する図。 無線LANアクセスポイントシステムの機能を示すブロック図。 無線APの構造を説明する図。 無線LANアクセスポイントシステムで実行される一連の手順について説明する図。 無線LANアクセスポイントシステムの動作例を説明する第1図。 無線LANアクセスポイントシステムの動作例を説明する第2図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1の構成を説明する図で,図2は,本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1の機能を示すブロック図である。
本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1は,何らかの原因で,無線端末3の無線LAN環境が悪くなると,無線LAN環境が改善する方向に無線AP2が自動的に移動することで,この無線端末3の無線LAN環境を改善できるように開発されたシステムである。
図1に図示したように,本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1は,無線LAN5aを構築する無線AP2と,無線LAN5aを利用して無線AP2にアクセスする複数の無線端末3と,有線LAN5bを利用して無線AP2と接続しているサーバ4とから少なくとも構成され,図1において,無線AP2が3次元空間上の任意の方向に移動できるように,マルチコプターに無線AP2をマウントしている。
市販されているマルチコプターは電力によって機動し,マルチコプターに装着したバッテリから電力が供給されるが,バッテリから電力が供給されるように構成すると,マルチコプターの機動時間に限界がある。そこで,本実施形態では,図1に図示したように,電源ケーブルと有線LANケーブルを自動的に巻き取る自動巻取リール6をフロア7の天井に設置し,電力ケーブルにより無線AP2に配電線5cから電力が供給されるように構成している。なお,自動巻取リール6のトルクは,テンションがかかっていない状態の電源ケーブル等を自動的に巻き取れる程度に予め調整しておくとよい。
なお,図1では,無線AP2は,有線LAN5bを介してサーバ4と接続しているが,無線AP2の電波を中継し,サーバ4と有線LAN5bで接続する中継用の無線APを設け,WDS(WDS: Wireless Distribution System)を利用して無線AP2と中継用の無線APが通信するように構成してもよい 。
本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1を構成する無線AP2は,電波を利用して通信する無線LAN5aを構築し,無線LAN5aと有線LAN5b間の通信を中継するコンピュータ機器で,市販の無線LANアクセスポイントや無線LANルータに本発明に必要な機能を追加した装置になる。
図2に図示したように,本実施形態の無線AP2は,アクセスポイント制御部20,無線通信部21,電波強度測定部22,有線通信部23,アクセスポイント位置検出部24および3次元移動機構部25を備え,無線AP2は,有線LAN5bを介してサーバ4と接続し,無線LAN5aを介して無線端末3と接続する。
図3は,無線AP2の構造を説明する図である。図3に図示したように,本実施に係る無線AP2は,無線AP2の3次元移動機構部25となるマルチコプターの機構2aの下に,アクセスポイント制御部20,無線通信部21,電波強度測定部22,有線通信部23およびアクセスポイント位置検出部24として機能する電気回路2bをマウントさせた構造になっている。なお,マルチコプターとは,複数のロータを回転させることで空中に浮遊し,それぞれのロータの回転数を制御することで,水平方向と鉛直方向に移動可能なように構成された装置を意味する。
無線AP2が,3次元空間上の任意の方向に移動可能にしているのには理由がある。図1に図示したように,フロア7内には架台7aによって中二階が設けられることが多く,この架台7aなどによって無線LAN5aに係る死角が生じるため,本実施形態では,1軸方向または2軸方向よりも,無線AP2の移動に係る自由度が高くなるように,3次元空間上の任意方向に無線AP2を移動可能にしている。
また,3次元空間上の任意の方向に移動できる機構としてマルチコプターを採用しているのにも理由がある。3次元空間上の任意方向に移動できる機構として,マルチコプターではなく,天井クレーンの機構を採用することも考えられるが,天井クレーンの機構を採用すると,既存のフロア7の天井にレール等を設置しなければならず,フロア7の大幅な改造が必要になる。これに対し,3次元空間上の任意方向に移動できる機構としてマルチコプターを採用すると,フロア7の天井に自動巻取リール6を設置するだけでよく,フロア7の大幅な改造が不必要になる。
無線AP2の無線通信部21は,無線によるデータ通信が行えるように無線AP2に備えられる機能で,無線AP2の無線通信部21は,アンテナ,無線端末3に送信するデータを電波に変調する回路と,無線端末3から受信した電波を復調する回路などによって構成される送受信回路である。無線AP2の有線通信部23は,有線によるネットワーク通信が行えるように無線AP2に備えられる機能で,無線AP2の有線通信部23は,物理的なネットワークインターフェース,有線LAN5bに送信するデータを電気信号に変調する回路と,有線LAN5bを介して受信した電気信号を復調する回路などによって構成される送受信回路である。
無線AP2の電波強度測定部22は,無線端末3の無線LAN環境を把握できるように無線AP2に備えられる機能で,無線通信部21のアンテナに誘起された電圧から,無線端末3から受信した電波の電波強度を測定する。
無線AP2のアクセスポイント位置検出部24は,フロア7における無線AP2の3次元位置を検出するために無線AP2に備えられた機能である。無線AP2の3次元位置を検出する具体的な手法としては,無線AP2に3次元ジャイロセンサを備えさせ,3次元ジャイロセンサが出力する加速度から3軸方向の移動距離をそれぞれ算出し,フロア7に設定した原点を基準とする無線AP2の3次元位置を求めるとよい。
無線AP2のアクセスポイント制御部20は,無線AP2を制御するために無線AP2に備えられた機能である。具体的に,無線AP2のアクセスポイント制御部20はCPUで,無線AP2に実装されたコンピュータプログラムに従い,予め定められた動作を行う。本実施形態に係る無線AP2のアクセスポイント制御部20は,周期的にビーコン信号を発信し,無線端末3からビーコン信号の応答を受信すると,電波強度測定部22から電波強度を取得する。次に,無線AP2のアクセスポイント制御部20は,電波強度が規定値未満の無線端末3がある場合,ビーコン信号の応答を送信した全ての無線端末3に位置送信要求を通知して,無線端末3から無線端末3の3次元位置を受信した後,アクセスポイント位置検出部24を用いて無線AP2の3次元位置を検出する。次に,無線AP2のアクセスポイント制御部20は,ビーコン信号の応答を送信した全ての無線端末3の3次元位置と電界強度並びに無線AP2の3次元位置を含む移動先算出要求をサーバ4に通知し,サーバ4から移動先の3次元位置を受信すると,アクセスポイント位置検出部24を利用し,無線AP2の位置がサーバ4から受信した移動先の3次元位置に移動するように3次元移動機構部25を制御する動作を行う。なお,ビーコン信号とは,無線端末3のスキャニングなどに用いられる信号で,ビーコン信号の詳細についてはIEEE802.11で規格化されている。
また,本実施形態において,無線AP2が設置されるフロア7には,中二階を形成する架台7aなどの固定の障害物に加え,荷物を運搬するフォークリフトや作業者など浮動の障害物が存在することになるため,障害物を検出するセンサ(例えば,超音波センサ)を無線AP2に備えさせ,無線AP2のアクセスポイント制御部20が,このセンサの出力に基づき,障害物と干渉しないように,無線AP2の移動を制御できるようにすることが望ましい。
本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1を構成する無線端末3は,工場に設置される生産装置と接続する装置で,無線LANインターフェースを内蔵したパーソナルコンピュータなどの市販の装置に,本発明に必要な機能を追加した装置になる。無線端末3は,無線LAN5aを介して無線AP2と接続し,図2に図示したように,端末制御部30,無線通信部31および端末位置検出部32を備える。
無線端末3の無線通信部31は,無線AP2と接続するために備えられる機能で,無線端末3の無線通信部31は,アンテナ,無線端末3に送信するデータを電波に変調する回路と,無線端末3から受信した電波を復調する回路などによって構成される送受信回路である。
無線端末3の端末位置検出部32は,無線端末3の3次元位置を検出するために無線端末3に備えられた機能である。無線端末3の3次元位置を検出する具体的な手法としては,無線AP2と同様に,無線端末3に3次元ジャイロセンサを備えさせ,3次元ジャイロセンサが出力する加速度から3軸方向の移動距離を算出し,フロア7に設定した原点を基準とする無線端末3の3次元位置を求めるとよい。
無線端末3の端末制御部30は,無線端末3を制御するために無線端末3に備えられた機能である。具体的に,無線端末3の端末制御部30はCPUで,無線端末3に実装されたコンピュータプログラムに従い,予め定められた動作を行う。本実施形態において,無線端末3の端末制御部30は,無線AP2からビーコン信号を受信すると,ビーコン信号に対応する応答を無線AP2へ送信し,無線AP2から位置送信要求を受信すると,端末位置検出部32を用いて検出した無線端末3の3次元位置を無線AP2へ送信する動作を行う。
本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1を構成するサーバ4は,無線AP2の移動先の3次元位置を演算するために設けられた装置で,市販のサーバ4に本発明に必要なコンピュータプログラムが実装された装置になる。サーバ4は有線LAN5bを介して無線AP2と接続し,図2に図示したように,サーバ4は移動先算出部40を備える。
サーバ4の移動先算出部40は,無線AP2の移動先の3次元位置を算出するために備えられる機能である。具体的に,サーバ4の移動先算出部40はCPUで,サーバ4に実装されたコンピュータプログラムに従い,予め定められた動作を行う。本実施形態において,サーバ4の移動先算出部40は,無線AP2から移動先算出要求が通知されると,移動先算出要求に含まれる無線端末3の3次元位置と電波強度並びに無線AP2の3次元位置から,無線AP2を移動させた時の無線端末3の電波強度が許容範囲に収まる3次元位置を移動先の3次元位置として算出し,移動先算出要求を通知した無線AP2へ移動先の3次元位置を送信する。
無線端末3と無線AP2間の距離が近いほど,無線端末3の無線LAN環境が良好になるため,サーバ4の移動先算出部40は,電波強度が規定値未満になった無線端末3に無線AP2を近づけるように無線AP2の3次元位置を算出することになる。
ここから,本実施形態の無線LANアクセスポイントシステム1で実行される一連の手順について説明する。図4は,本実施形態の無線LANアクセスポイントシステム1で実行される一連の手順について説明する図である。
無線AP2のアクセスポイント制御部20は,無線AP2の無線通信部21を利用して,周期的(例えば,90ミリ秒毎)にビーコン信号を発信し(S1),ビーコン信号を受信した無線端末3はビーコン信号の応答を送信する(S2)。無線AP2のアクセスポイント制御部20は,無線端末3からビーコン信号の応答を受信すると,ビーコン信号の応答を受信した時の電波強度を電波強度測定部22から取得する(S3)。なお,無線LAN5a内に複数の無線端末3がある場合,無線AP2は,複数の無線端末3からビーコン信号の応答を受信することになる。
次に,無線AP2のアクセスポイント制御部20は,電波強度が規定値未満の無線端末3があるか確認し(S4),電波強度が規定値未満の無線端末3がなければ,無線LAN環境が悪化した無線端末3がないと判定し,この手順は終了する。
電波強度が規定値未満の無線端末3がある場合,無線AP2のアクセスポイント制御部20は,ビーコン信号の応答を送信した全ての無線端末3に対して位置送信要求を通知し(S5),位置送信要求を受信した無線端末3の端末制御部30は,無線端末3の端末位置検出部32を作動させて無線端末3の3次元位置を取得し(S6),無線端末3の無線通信部を利用して無線端末3の3次元位置を無線AP2へ送信する(S7)。
次に,無線AP2のアクセスポイント制御部20は,ビーコン信号の応答を送信した全ての無線端末3から無線端末3の3次元位置を受信すると(S8),アクセスポイント位置検出部24を作動させて,無線AP2の3次元位置を取得する(S9)。
次に,無線AP2のアクセスポイント制御部20は,ビーコン信号の応答を送信した全ての無線端末3の3次元位置と電界強度並びに無線AP2の3次元位置を含む移動先算出要求をサーバ4に通知する(S10)。
サーバ4の移動先算出部40は,無線AP2から移動先算出要求が通知されると,移動先算出要求に含まれる無線端末3の3次元位置と電波強度並びに無線AP2の3次元位置から,無線AP2を移動させた時の無線通信端末の電波強度全てが許容範囲に収まる3次元位置を移動先の3次元位置として算出し(S11),移動先算出要求を通知した無線AP2に移動先の3次元位置を送信する(S12)。
なお,電波の損失は距離の二乗に反比例するため,移動先算出要求に含まれる無線端末3と無線AP2の3次元位置から無線端末3と無線AP2間の距離を求め,この距離と無線AP2を移動させた後の無線端末3と無線AP2の距離の比と,移動先算出要求に含まれる無線端末3の電波強度から,無線AP2を移動させた後の無線端末3の電波強度を求めることができる。
無線AP2のアクセスポイント制御部20は,サーバ4から移動先の3次元位置が送信されると,無線AP2のアクセスポイント位置検出部24を利用し,無線AP2の3次元位置がサーバ4から送信された移動先の3次元位置に移動するように3次元移動機構部25を制御して(S13),この手順は終了する。
ここから,無線端末3が設置されている場所の無線LAN環境が悪化する具体例を示しながら,上述した無線LANアクセスポイントシステム1の動作について説明する。
図5は,無線LANアクセスポイントシステム1の動作を説明する第1図である。図5では,既存の無線端末3から離れた位置に無線端末3aを増設したときの動作を示し,無線LAN5aは図示していない。無線端末3aを増設する前,無線AP2は既存の無線端末3の近傍に存在するため,無線AP2は,増設した無線端末3aから離れた位置に存在することになり,増設した無線端末3aの無線LAN環境は,既存の無線端末3の無線LAN環境より悪くなる。無線AP2は,増設した無線端末3aから受信した電波強度が規定値未満の場合,移動先算出要求をサーバ4に通知し,サーバ4の移動先算出部40は,増設した無線端末3aの無線LAN環境が改善するように移動先の3次元位置を算出し,無線AP2は,サーバ4が算出した移動先の3次元位置に移動する。図5では,無線AP2は,増設した無線端末3aに近くなるように移動している。
図6は,無線LANアクセスポイントシステム1の動作を説明する第2図で,図6では,フロア7内にフォークリフトが出現したときの動作を示し,無線LAN5aは図示していない。無線端末3と無線AP2の間になる床面をフォークリフト7bが走行すると,無線端末3の無線LAN環境は悪化する。無線AP2は,無線端末3から受信した電波強度が規定値未満になると,移動先算出要求をサーバ4に通知し,サーバ4の移動先算出部40は,無線端末3の無線LAN環境が改善するように移動先の3次元位置を算出し,無線AP2は,サーバ4が算出した移動先の3次元位置に移動する。図6では,無線AP2は,無線端末3に近くなるように移動している。
このように,本実施形態に係る無線LANアクセスポイントシステム1によれば,フロア7に無線端末3を増設した時など,フロア7に設置した無線端末3の中に無線LAN環境が悪い無線端末3があると,この無線端末3の無線LAN環境が改善されるように無線AP2が自動的に移動するため,無線AP2の電波出力を調整することなく,無線端末3の無線LAN環境を改善できる。
1 無線LANアクセスポイントシステム
2 無線LANアクセスポイント(無線AP)
20 アクセスポイント制御部
21 無線通信部
22 電波強度測定部
23 有線通信部
24 アクセスポイント位置検出部
25 3次元移動機構部
3 無線端末
30 端末制御部
31 無線通信部
32 端末位置検出部
4 サーバ
40 移動先算出部
5a 無線LAN
5b 有線LAN
6 自動巻取リール
7 フロア

Claims (2)

  1. 無線LANを構築する少なくとも一つの無線LANアクセスポイントと,無線LANを利用して前記無線LANアクセスポイントにアクセスする少なくとも一つの無線端末と,有線LANを利用して前記無線LANアクセスポイントと接続しているサーバとから少なくとも構成される無線LANアクセスポイントシステムであって,
    前記無線端末は,前記無線端末の3次元位置を検出する端末位置検出部と,前記無線LANアクセスポイントからビーコン信号を受信すると,ビーコン信号に対応する応答を前記無線LANアクセスポイントへ送信し,前記無線LANアクセスポイントから3次元位置の送信要求を受信すると,前記端末位置検出部を用いて検出した前記無線端末の3次元位置を前記無線LANアクセスポイントへ送信する端末制御部を備え
    前記無線LANアクセスポイントは,前記無線LANアクセスポイントの3次元位置を検出するアクセスポイント位置検出部と,3次元空間上を任意方向に移動するための機構である3次元移動機構部と,前記無線端末から受信した電波の電波強度を測定する電波強度測定部と,周期的にビーコン信号を発信し,前記無線端末からビーコン信号の応答を受信すると,前記電波強度測定部から電波強度を取得し,電波強度が規定値未満の前記無線端末がある場合,ビーコン信号の応答を送信した全ての前記無線端末に位置情報の送信要求を通知し,前記無線端末から前記無線端末の位置情報を受信すると,前記アクセスポイント位置検出部を用いて前記無線LANアクセスポイントの3次元位置を検出し,ビーコン信号の応答を送信した全ての前記無線端末の3次元位置と電界強度並びに前記無線LANアクセスポイントの3次元位置を含む移動先算出要求を前記サーバに通知し,前記サーバから移動先の3次元位置を受信すると,前記アクセスポイント位置検出部を利用し,前記無線LANアクセスポイントの位置が前記サーバから受信した移動先の3次元位置に移動するように前記3次元移動機構部を制御するアクセスポイント制御部を備え,
    前記サーバは,前記無線LANアクセスポイントから移動先算出要求が通知されると,移動先算出要求に含まれる前記無線端末の3次元位置と電波強度並びに前記無線LANアクセスポイントの3次元位置から,前記無線LANアクセスポイントを移動させた時の前記無線端末の電波強度全てが電波強度の許容範囲に収まる3次元位置を移動先の3次元位置として算出し,移動先算出要求を通知した前記無線LANアクセスポイントへ移動先の3次元位置を送信する移動先算出部を備える,
    ことを特徴とする無線LANアクセスポイントシステム。
  2. 前記無線LANアクセスポイントの前記3次元移動機構部をマルチコプターで実現したことを特徴とする,請求項1に記載した無線LANアクセスポイントシステム。
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