JP6383474B1 - 鞄類のファスナーロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鞄類のファスナーロック装置において、鞄類の外観にロック機構を露出することなく、ファスナーのスライダーをロック/アンロックする機能を持たせ、デザイン性及び利便性を上げる。
【解決手段】 鞄類2の開口に設けられたファスナー3は、2個のスライダー4,5を備え、一方のスライダー4の裏面側に、スライダーを突き合わせてファスナーを閉じた状態にしたときスライダーを互いにロックするための係合用突起41を備え、他方のスライダー5の裏面側に、スライダーを突き合わせてファスナーを閉じた状態にしたとき係合用突起41と係合してスライダーを互いにロックするロックユニット51を備え、ロックユニット51は、リモコン装置からの操作指示に応じて動作され係合用突起41と係合するロック機構54と、ロック機構54を動作させる駆動部と、リモコン装置からのワイヤレス信号を受信して駆動部の動作を制御する電子回路と、電源部と、を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、2個のファスナーを備えた鞄類に使用され、2個のファスナーが閉じた状態でそのスライダーをロック/アンロックする鞄類のファスナーロック装置に関する。
従来の市販の鞄類にあって、開閉部を鍵付きとする場合、錠前やダイヤル式ロックを鞄類の表面側に備えている。しかしながら、そのような構成は、デザイン性を損ない易いことから、デザイン性の高い鞄類には採用されていない。また、錠前又はダイヤル式ロック付き鞄類に財布を入れていると、飲食や買い物をして財布を出し入れするとき、鞄類を解錠する手間と煩わしさがあった。また、鍵を紛失し、又は暗証番号を忘れた場合、鍵を壊さなければならず、そうならないために鍵を使用しなくなることもあった。また、鍵の付いていないショルダーバッグやリュックサック等においては、免許証等の個人情報やビジネス情報、貴重品等の詐取、窃盗の危険性があり、人込みの中で貴重品が抜き取られる窃盗被害を受け易くなる。電車内等では鞄類の置き忘れや置き引きの危険性もある。
中でも、ファスナーを備えた鞄類にあって、ファスナーを閉じた状態でそのスライダーをロックするために、鞄類の表側に設けられた施錠・解錠部材と、それに係合される裏側に設けられた受け部材とを用いる鞄類のファスナー錠が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、収納バッグを電気的に施錠する施錠手段と、通信手段により受信した情報が暗証番号と一致する場合に施錠手段を解錠する制御手段とを備えた収納システムが知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2000−320215号公報 特開平7−293075号公報
上記特許文献1に示されるような、施錠・解錠部材と受け部材とを使用する鞄類のファスナー錠においては、ファスナーロックのための部材が鞄類の表側に露出するため、デザイン上の制約があり、デザイン性の高い鞄類への使用は不適当であった。また、上記特許文献2に示されるような収納システムにおいては、ファスナーを備えた鞄類でのデザイン性は何ら考慮されていない。
本発明は、上記課題を解決するものであり、鞄類の外観にロック機構を露出することなく、2個のファスナーのスライダーをロック/アンロックする機能を持たせ、デザイン性及び利便性の良い、鞄類のファスナーロック装置を提供することを目的とする。
本発明は、鞄類の開口に設けられたファスナーのスライダーをロック/アンロックする鞄類のファスナーロック装置において、
前記ファスナーは、2個のスライダーを備え、
前記スライダーの一方の裏面側に、前記2個のスライダーを突き合わせてファスナーを閉じた状態にしたとき前記2個のスライダーを互いにロックするための係合用突起を備え、
前記スライダーの他方の裏面側に、前記2個のスライダーを突き合わせてファスナーを閉じた状態にしたとき前記係合用突起と係合して前記2個のスライダーを互いにロックするロックユニットを備え、
前記ロックユニットは、鞄類の外にある携帯端末又はパソコンからの操作指示に応じて動作され前記係合用突起と係合するロック機構と、前記ロック機構を動作させる駆動部と、前記携帯端末又はパソコンからのワイヤレス信号を受信して前記駆動部の動作を制御する電子回路と、前記駆動部及び電子回路に電源を供給する電源部と、を備えていることを特徴とする。



本発明によれば、リモコン装置を用いて遠隔操作により、2個のファスナーのスライダーを任意の位置で鞄類の内側においてロック/アンロックすることができ、鞄類の外観にロック機構を露出することがなくなり、デザイン性及び利便性が良くなる。
本発明の一実施形態に係るファスナーロック装置を備えた鞄類の斜視図。 上記鞄類のファスナー部を表面側から見た図。 上記鞄類の裏面側から見たファスナーロック装置を示し、(a)は同ファスナーロック装置におけるファスナーの2個のスライダーがロックされる前の状態を示す図、(b)はファスナーの2個のスライダーがロックされた状態を示す図。 (a)は上記2個のスライダーのうちの一方のスライダーの斜視図、(b)は同スライダーの側面図、(c)は同スライダーの正面図。 上記2個のスライダーのうちの他方のスライダーに設けられたロックユニットを示す斜視図。 上記ロックユニットの分解部品図。 上記ロックユニットのブロック構成図。
以下、本発明の一実施形態に係る鞄類のファスナーロック装置について図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係るファスナーロック装置1を備えた鞄類2を示す。ファスナーロック装置1は、鞄類2の開口に設けられたファスナー3の2個のスライダー4,5をロック/アンロック(施錠/解錠)するものである。ファスナー3は、2個のスライダー4,5を備え、一方のスライダー4は、その裏面側に、スライダー4,5を突き合わせてファスナー3を閉じた状態にしたときスライダー4,5を互いにロックするための係合用突起41を備え、他方のスライダー5は、その裏面側に、スライダー4,5を突き合わせてファスナー3を閉じた状態にしたとき係合用突起41と係合してスライダー4,5を互いにロックするロックユニット51を備える。係合用突起41及びロックユニット51が、鞄類2の外観に露出することがないので、デザイン性及び利便性が良い。ロックユニット51は、鞄類2の外から、リモコン装置7、例えばスマートホン等の携帯端末又はパソコンからのワイヤレス信号を受信して動作する。ワイヤレス通信には、例えば、Wi−Fi、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)等の通信手段が用いられる。
鞄類2は、開口部にファスナー3を有した各種の手提げ又はショルダーバッグ、アタッシュケース、リュックサック、スーツケース、収納ケース等を含む。ファスナー3(ジッパーとも言われる)は、テープと、これに固定された噛み合わせエレメントと、エレメントの噛み合わせを開閉するスライダー4,5と、スライダー4,5をユーザが操作するための摘み42,52を有する。
図2は、スライダー4,5を突き合わせてファスナー3を閉じた状態にしたときのファスナー3表面側を示す。ファスナー3は、鞄類2の任意の位置で閉じることができる。スライダー4,5を突き合わせた状態としたとき、そのことがスイッチにより検出され、ファスナーロック装置1はロック/アンロック動作可能な待機状態となる(詳細後述)。また、ファスナーロック装置1の故障、及び電源(バッテリ)消耗等により、ロック解除不能になったときに、ロック解除のために外部から手動操作が可能とされており、突き合わせられたスライダー4,5の隙間位置が、手動操作位置Pとなる(詳細後述)。
図3(a)(b)は、鞄類2の裏面側から見たファスナーロック装置1の構成及び作用を示す。図3(a)はファスナーロック装置1におけるファスナー3を閉じる前、つまり2個のスライダー4,5を突き合わせてロックする前の状態を示し、図3(b)は2個のスライダー4,5を突き合わせてファスナー3を閉じ、スライダー4,5をロックした状態を示す。ユーザは、図3(a)に示す状態から、鞄類2の外側からファスナー3を閉じるべく摘み42,52を移動操作して、スライダー4,5を突き合わせた状態とし、さらにリモコン装置7からロックのための操作指示をすることで、図3(b)に示す状態、つまりスライダー4,5をロック状態とすることができる。
2個のスライダー4,5のうち、一方のスライダー4は、その裏面側に係合用突起41を備えている。他方のスライダー5は、その裏面側に係合用突起41との係合を図るためのロックユニット51を備えている。ロックユニット51は、係合用突起41と係合するロック機構54、スライダー4,5が突き合わされたことを検出するスライダー検出スイッチ60、及びリモコン装置7からの操作指示に応じてロック機構54を駆動するための駆動部等(詳細後述)を備えている。ロック機構54は、スライダー4の係合用突起41に備えた鍵穴41aに貫通される鍵状のロックレバー54aを備えている。ロックレバー54aは、スライダー5の移動方向に延び、先端がL字状に曲がった鍵54bを有し、ロックレバー54aが軸心回りに回転駆動されることにより、鍵54bが係合用突起41の後端面に回り込んで、スライダー4の開き方向への移動を阻止する。スライダー検出スイッチ60が2個のスライダー4,5の突き合わせを検出すると、ロックユニット51の駆動部等はロック動作可能な待機状態となる。
ロックレバー54aは、ファスナーロック装置1の異常時に、ロック解除のために外部から手動で回転操作される解除用ギア59を備えている。解除用ギア59は、突き合わせられたスライダー4,5の隙間の手動操作位置Pに対応してロックレバー54aに固定されている。ユーザは、鞄類2の外側から手動操作位置Pに先端の尖った針状部材又は冶具を刺し込み、解除用ギア59をロック解除方向に所定角度回転させることで、ロックレバー54aをロック解除可能な状態にすることができる。なお、解除用ギア59は、ファスナーロック装置1の故障及び電源部57(バッテリ)消耗等によりロック機構54のロックを解除不能になった時に用いられ、異常時のロック解除を的確に行うことができるが、信頼性の高いロックユニット51を具現すれば、解除用ギア59は省くこともできる。
図4は、一方のスライダー4の構成を示す。スライダー4は、ファスナー3のエレメントが通る噛み合わせ用の孔43を有したスライダー本体の裏面側に係合用突起41を備え、係合用突起41は、スライダー4の移動方向に延びる鍵穴41aを備え、鍵穴41aは、係合用突起41の背面側が開口41bとなっている。スライダー4,5を突き合わせ方向に移動させるとき、鍵穴41aには、スライダー5のロック機構54のロックレバー54aが貫通され、開口41bには、鍵54bが貫通される。
図5は他方のスライダー5に設けられたロックユニット51を、図6はロックユニット51の部品構成を示す。スライダー5は、ファスナー3のエレメントが通る噛み合わせ用の孔53を有したスライダー本体の裏面側にロックユニット51を備える。ロックユニット51は、ロック機構54のロックレバー54aを回転動作させるモーター等の駆動部55と、鞄類2の外にあるリモコン装置7からのワイヤレス信号を受信して駆動部55の動作を制御する電子回路56と、駆動部55及び電子回路56に電源を供給するバッテリ等の電源部57と、を備えている。これら各部品は、樹脂製の筐体ケース58に内蔵されている。筐体ケース58は、スライダー5の裏面側に取付けられる。ロック機構54のロックレバー54aは、スライダー4,5を突き合わせ方向に移動させるとき、スライダー4の鍵穴41aに貫通され、そのとき、ロックレバー54aの先端の鍵54bは、スライダー5の背面方向に向いた姿勢(ホームポジション)にあり、スライダー4の鍵穴41aの開口41bを通過する。スライダー検出スイッチ60は、筐体ケース58のスライダー4との突き合わせ対向面に設けられている。解除用ギア59は、ロックレバー54aの根元部に固定されている。駆動部55は、その回転出力が減速ギアを介してロック機構54に伝達されることで、小パワーのもので構わない。
図7は、ロックユニット51のブロック構成を示す。電子回路56は、リモコン装置7との間でワイヤレス交信する通信モジュール56cと、この通信モジュール56cによる交信結果に応じて動作するマイコン56aと、を備え、マイコン56aは、通信モジュール56cを介してリモコン装置7から送出されたロック/アンロック信号を受信したとき、駆動部55を動作させてロック機構54を動作させる。また、鞄類2とリモコン装置7とが所定距離以上に離れた状態になったと判定したとき、駆動部55を動作させてロック機構54によりスライダー4,5をロックし、又は通信モジュール56cを介してリモコン装置7に警告信号を送出する。なお、リモコン装置7は、ファスナーロック装置1を利用するためのアプリケーションをネットワーク経由で予めダウンロードしておき、マイコン56aとの間で通信するための個別のIDアドレス、パスワード等を設定しておく。
さらに本実施形態では、ロックユニット51は、位置検知のためのGPSモジュール56bと、異常検知センサ61と、ブザー等の異常報知器62とを備える。GPSモジュール56bは鞄類2の位置を検知するものである。異常検知センサ61は、例えばロック機構54の適宜の位置に設けた圧力センサで成り、スライダー4,5のロック状態においてスライダー4,5に開き方向へ所定以上の応力が加わったことを検知する。異常報知器62は、鞄類2が異常状態にあることを鞄類2の外に報知する。マイコン56aは、GPSモジュール56b及び通信モジュール56cからの信号やスライダー検出スイッチ60、異常検知センサ61の検知信号に基づいて、駆動部55、異常報知器62等を動作させる。
上記のように構成されたファスナーロック装置1の動作を、再度、図3(a)(b)を参照して説明する。図3(a)に示す、ファスナー3のスライダー4,5がアンロック状態にある状態から、ユーザがファスナー3のスライダー4,5を閉じ方向に移動させ突き合わせると、ホームポジション姿勢のロック機構54のロックレバー54aは、係合用突起41の鍵穴41aに貫通され、鍵54bは鍵穴41aの開口41bを通過する。スライダー検出スイッチ60がスライダー4,5の突き合わせを検出すると、電子回路56内のマイコン56aは、ロック可能な待機状態にあることを認識する。この待機状態において、ユーザが所有するリモコン装置7とロックユニット51との間で通信可能な状態にあるとき、ロック時にユーザがリモコン装置7を操作してロック信号を送出すると、マイコン56aは通信モジュール56cを介してリモコン装置7から送出されたロック信号を受信する。すると、マイコン56aは、駆動部55を動作させ、ロック機構54のロックレバー54aを所定角度(例えば90度)回転させる。これにより、図3(b)に示すように、ロックレバー54aの先端の鍵54bが係合用突起41の後端面に回り込んで、スライダー4をロックする。
このように、ロック動作時に、ロック機構54のロックレバー54aを係合用突起41の鍵穴41aに貫通させ、同時に鍵54bを開口41bに通過させ、次いでロックレバー54aを軸心回りに回転させるだけで、スライダー4,5をロックすることができる。ここに、鍵穴41a及びロックレバー54aは、スライダー4,5の移動方向に延びる簡単な構成でもって、容易かつ確実にロック動作が得られる。なお、ロック機構54及び係合用突起41の構成は、上記に限られることなく、任意に変更することができ、例えば、ロックレバー54aを枠体とし、この枠体を係合用突起41に被せるように回動させてロックする構成としてもよい。
ロックを解除するには、ユーザが、リモコン装置7を操作してアンロック信号を送出すると、マイコン56aは、通信モジュール56cを介してリモコン装置7から送出されたアンロック信号を受信する。すると、マイコン56aは、駆動部55を上記とは逆に動作させ、ロックレバー54aを所定角度回転させ、これにより、ロックレバー54aの鍵54bは、鍵穴41aの開口41bを通過可能となり、ロックレバー54aはスライダー4の係合用突起41の鍵穴41aから抜け出し、スライダー4はアンロック状態になる。
かくして、本実施形態のファスナーロック装置1によれば、ユーザはリモコン装置7を用いて遠隔操作により鞄類2のファスナー3のスライダー4,5のロック/アンロック(施錠/解錠)を、鞄類2の内側に設けたロックユニット51で行うことが可能となる。このことは、鞄類2の外観デザインに全く影響を与えることなく鞄類2にロック機能を付与できることになり、鞄類2の外観デザインの自由度、及び利便性に大きく貢献できる。また、ロックユニット51は鞄類2の内側に設けられことから、強固なロック機能を持つように設計する自由度も大きい。
また、マイコン56aは、通信モジュール56cを介して鞄類2とリモコン装置7との距離を認識しており、鞄類2がリモコン装置7から所定距離以上に離れた状態になったと判定したとき、セキュリティーモードとして、ロック機構54を自動動作させてスライダー4,5をロックし、必要に応じて異常報知器62を作動させ、又は通信モジュール56cを介してリモコン装置7に警告信号を送出する。これにより、ユーザが鞄類2を置き忘れ、又は鞄類2が不審者により持ち逃げされることを防止することができる。セキュリティーモードの距離は、任意に複数段階に設定可能である。例えば、第1設定の距離で、ユーザの持つリモコン装置7から鞄類2が離れると、自動的に鞄類2のロックが施錠され、さらに第2設定の距離で、鞄類2を置き忘れたり、他人に持ち去られたりして離れると、鞄類2側は警報ブザーが鳴り、盗難等の抑止効果が働き、また、ユーザのリモコン装置7に自動通知で知らせることができる。また、鞄類2の紛失、盗難時には、GPSモジュール56bを用いた追跡機能により、鞄類2の発見、回収が容易に可能となる。
さらにまた、スライダー4,5のロック状態において、スライダー4,5に開き方向へ所定以上の応力が加わったとき、ロックレバー54aに応力が掛かるので、異常検知センサ61がそれを検知する。マイコン56aは異常検知信号を受けると、鞄類2に不正行為が成されている等、異常状態にあると判定し、異常報知器62を動作させて音声等により警告を発する。このとき、マイコン56aは通信モジュール56cを介してリモコン装置7に警告信号、又は電子メールを送出するようにしてもよい。なお、検知した情報は、アプリケーションシステム側に日時、回数を記録するようにもできる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、リモコン装置7は、本装置専用の端末であってもよく、係合用突起41及びロックユニット51は鞄類2のスライダー4,5に後付けできるものであってもよい。また、駆動部55は、モーターに限られず、プランジャーのような駆動機構を用いてもよい。スライダー検出スイッチ60、異常検知センサ61、異常報知器62等は、備えていることが望ましいが、必ずしもこれらを備えている必要はない。また、リモコン装置7としてスマホを用い、Wi−Fi通信でアクセスポイントとインターネットを利用すれば、位置情報は取得できるので、GPSモジュール56bを用いることなく、同等の作用を得ることができる。また、ユーザが信頼のできる第三者の携帯端末に電子キーを送信し、その電子キーにより解錠できるようにし、また、ワンタイムキーを用いて特定の人のみがロックを解除できるようにすることも可能である。また、本発明は、鞄類のファスナーロック装置として説明したが、鞄類以外にも、収納ケース扉や、事務机引き出し等にもスマートロックとして応用でき、そのような用途に適用した形態をも含むものである。
1 ファスナーロック装置
2 鞄類
3 ファスナー
4 (一方の)スライダー
41 係合用突起
41a 鍵穴
41b 開口
42 摘み
5 (他方の)スライダー
51 ロックユニット
52 摘み
54 ロック機構
54a ロックレバー
54b 鍵
55 駆動部
56 電子回路
56a マイコン
56b GPSモジュール
56c 通信モジュール
57 電源部
58 筐体ケース
59 解除用ギア
60 スライダー検出スイッチ
61 異常検知センサ
62 異常報知器
7 リモコン装置
P ロック解除のための手動操作位置

Claims (4)

  1. 鞄類の開口に設けられたファスナーのスライダーをロック/アンロックする鞄類のファスナーロック装置において、
    前記ファスナーは、2個のスライダーを備え、
    前記スライダーの一方の裏面側に、前記2個のスライダーを突き合わせてファスナーを閉じた状態にしたとき前記2個のスライダーを互いにロックするための係合用突起を備え、
    前記スライダーの他方の裏面側に、前記2個のスライダーを突き合わせてファスナーを閉じた状態にしたとき前記係合用突起と係合して前記2個のスライダーを互いにロックするロックユニットを備え、
    前記ロックユニットは、鞄類の外にある携帯端末又はパソコンからの操作指示に応じて動作され前記係合用突起と係合するロック機構と、前記ロック機構を動作させる駆動部と、前記携帯端末又はパソコンからのワイヤレス信号を受信して前記駆動部の動作を制御する電子回路と、前記駆動部及び電子回路に電源を供給する電源部と、を備えていることを特徴とする鞄類のファスナーロック装置。
  2. 前記係合用突起は、前記スライダーの移動方向に延びる鍵穴を備え、
    前記ロック機構は、前記2個のスライダーを突き合わせてファスナーを閉じた状態にしたとき前記鍵穴に貫通される鍵状のロックレバーを備え、
    前記ロックレバーは、前記スライダーのロック時に前記駆動部により回転駆動されることにより前記係合用突起との係合をロックすることを特徴とする請求項1に記載の鞄類のファスナーロック装置。
  3. 前記ロックユニットは、前記2個のスライダーが突き合わされたことを検出するスイッチを備え、前記スイッチにより前記2個のスライダーが突き合わされたことが検出されると、前記駆動部が動作可能な待機状態となり、
    前記ロック機構は、異常時にロック解除のために外部から手動で回転操作される解除用ギアを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鞄類のファスナーロック装置。
  4. 前記電子回路は、前記携帯端末又はパソコンとの間でワイヤレス交信する通信モジュールと、この通信モジュールによる交信結果に応じて動作するマイコンと、を備え、
    前記マイコンは、前記通信モジュールを介して前記携帯端末又はパソコンから送出されたロック/アンロック信号を受信したとき、前記駆動部を動作させて前記ロック機構を動作させ、また、鞄類と前記携帯端末又はパソコンとが所定距離以上に離れた状態になったと判定したとき、前記駆動部を動作させて前記ロック機構によりスライダーをロックし、又は前記通信モジュールを介して前記携帯端末又はパソコンに警告信号を送出する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の鞄類のファスナーロック装置。
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