JP6382155B2 - エレベータ用電磁ブレーキ装置、及びエレベータ装置 - Google Patents

エレベータ用電磁ブレーキ装置、及びエレベータ装置 Download PDF

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Description

本発明は、巻上機に設けられたエレベータ用電磁ブレーキ装置と、エレベータ装置に関する。
エレベータ装置(以下、「エレベータ」とも称する)は、主索に吊られたかごと、主索を駆動してかごを昇降路内で移動させる巻上機とを備える。巻上機には、主索の駆動を停止してかごの昇降を停止するための電磁ブレーキ装置が設けられる。電磁ブレーキ装置は、巻上機を制動するためのライニング(ブレーキシュー)を備え、ライニングを被制動体(例えば、巻上機のドラム)の外周に圧接することで巻上機を制動する。このとき、ライニングは、被制動体に接触して摺接するために摩耗する。電磁ブレーキ装置は、1つの巻上機に対して少なくとも2つが設けられるので、巻上機を制動するときには複数のライニングが被制動体に接触する。複数のライニングの間で磨耗量が異なって摩耗に偏りが生じるのは、ライニングの交換時期を早めるため、好ましくない。
特許文献1には、ライニング(ブレーキシュー)の摩耗を均一化するエレベータ用電磁ブレーキ装置の制御装置が記載されている。このブレーキ制御装置は、エレベータのブレーキ装置の第1及び第2ブレーキシューを被制動体(ブレーキドラム)に接触させてブレーキドラムの回転を制動することにより、ブレーキ装置にエレベータのかごを停止させる制御手段を備える。この制御手段は、第1及び第2ブレーキシューをブレーキドラムに接触させる際のブレーキトルクの立ち上がりの緩急の関係を、かごの停止指令が入力される際に入れ替える。
特開2012−218880号公報
電磁ブレーキ装置では、ライニングの摩耗によりストローク(非制動状態でのライニングと被制動体との距離)が経年的に変化し、ストローク誤差(ストロークの初期状態からの変化量)が生じる。複数の電磁ブレーキ装置の間で、ライニングの摩耗に偏りが生じると、ストローク誤差が異なってストロークが異なり、制動開始時点が異なるためにライニングと被制動体とが接触する時間の長さが異なる。この結果、電磁ブレーキ装置の間でストローク誤差が異なると、ライニングの間で磨耗量が異なって、ライニングの摩耗にさらに偏りが生じ、好ましくない。
特許文献1に記載されたブレーキ制御装置は、ライニング(ブレーキシュー)を被制動体(ブレーキドラム)に接触させる際の、ブレーキトルクの立ち上がりの緩急の関係に起因するライニングの摩耗を均一にすることができる。しかし、上述したような、電磁ブレーキ装置のストローク誤差の違いに起因するライニングの摩耗の偏りについては考慮されていなかった。
本発明の目的は、ストローク誤差を考慮して、ライニングの間で摩耗の偏りが発生するのを抑制することができるエレベータ用電磁ブレーキ装置と、この電磁ブレーキ装置を備えたエレベータ装置を提供することである。
本発明によるエレベータ用電磁ブレーキ装置は、次のような特徴を有する。被制動体を制動する少なくとも2つの電磁ブレーキ装置と、前記電磁ブレーキ装置を制御するブレーキ制御器とを備える。前記電磁ブレーキ装置のそれぞれは、通電によって励磁するブレーキコイルと、前記ブレーキコイルが通電すると前記ブレーキコイルに近づき、前記ブレーキコイルへの通電が断たれると前記ブレーキコイルから離れるように移動可能なアマチュアと、前記アマチュアに接続され、前記ブレーキコイルが通電すると前記被制動体から離れ、前記ブレーキコイルへの通電が断たれると前記被制動体に接触するライニングと、前記アマチュアが前記ブレーキコイルに近づくように移動したとき、前記アマチュアが接触すると作動するブレーキチェックスイッチとを備える。前記ブレーキ制御器は、それぞれの前記電磁ブレーキ装置について、前記ブレーキコイルへの通電から前記ブレーキチェックスイッチが作動するまでの時間を取得し、前記時間が最も大きい前記電磁ブレーキ装置を基準電磁ブレーキ装置とし、前記基準電磁ブレーキ装置における前記時間と前記基準電磁ブレーキ装置以外の全ての前記電磁ブレーキ装置における前記時間との差を求め、前記基準電磁ブレーキ装置との前記差が予め定めた所定値を超えている前記電磁ブレーキ装置に対し、前記ブレーキコイルへ通電する時刻を前記差だけ遅らせる。
本発明によると、ストローク誤差を考慮して、ライニングの間で摩耗の偏りが発生するのを抑制することができるエレベータ用電磁ブレーキ装置と、この電磁ブレーキ装置を備えたエレベータ装置を提供することができる。
本発明の実施例によるエレベータ用電磁ブレーキ装置の概略構成を示す正面図であり、電磁ブレーキ装置による制動状態を示す図である。 本発明の実施例によるエレベータ用電磁ブレーキ装置の概略構成を示す正面図であり、電磁ブレーキ装置の吸引状態を示す図である。 電磁ブレーキ装置を制御するエレベータブレーキ制御装置のブロック構成図である。 電磁ブレーキ装置のブレーキコイルの電流波形とブレーキチェックスイッチの動作信号波形を、起動タイミングの調整前後について示した図である。 本発明の実施例によるエレベータ装置の全体構成を示す概略構成図である。 巻上機の構成を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施例によるエレベータ用電磁ブレーキ装置と、この電磁ブレーキ装置を備えたエレベータ装置を説明する。
図5は、本発明の実施例によるエレベータ装置の全体構成を示す概略構成図である。エレベータ装置51は、シーブ57に巻き掛けられた主索56と、主索56の一端側に吊られたかご53と、主索56の他端側に吊られた釣合おもり55と、主索56を駆動する巻上機52とを備える。かご53は、巻上機52が主索56を駆動することにより、昇降路54内を移動して昇降する。
図6は、巻上機52の構成を示す概略構成図である。巻上機52は、主索56が巻き掛けられた駆動シーブ58と、駆動シーブ58を回転させるモータ61と、被制動体であるドラム59と、モータフレーム60とを備え、少なくとも2つの電磁ブレーキ装置が設けられる。本実施例では、2つの電磁ブレーキ装置3A、3Bを備える直流電磁ブレーキが巻上機52に設けられるものとする。ドラム59は、駆動シーブ58とともに回転し、電磁ブレーキ装置3A、3Bが巻上機52を制動するときに、電磁ブレーキ装置3A、3Bのライニングがドラム59の外周に圧接する。モータフレーム60は、モータ61、駆動シーブ58、電磁ブレーキ装置3A、3B、及びドラム59を固定する。
電磁ブレーキ装置3A、3Bは、ドラム59の周囲に少なくとも2つが配置され、ドラム59に摺接可能なライニングを備え、ライニングがドラム59の外周に圧接することにより巻上機52を制動する。電磁ブレーキ装置3A、3Bの制動動作によりドラム59の回転が制動されると、駆動シーブ58の回転も制動され、主索56の駆動が停止し、かご53の昇降が停止する。すなわち、かご53は、電磁ブレーキ装置3A、3Bによって制動される。
図1及び図2は、本発明の実施例によるエレベータ用電磁ブレーキ装置の概略構成を示す正面図である。図1は、電磁ブレーキ装置による制動状態(電磁ブレーキ装置が巻上機を制動している制動状態)を示し、図2は、電磁ブレーキ装置の吸引状態(電磁ブレーキ装置が巻上機を制動していない非制動状態)を示している。
モータ61(図6を参照)のモータ軸1には、ドラム59などの被制動体2が取り付けられており、この被制動体2の外周に少なくとも2つの電磁ブレーキ装置が配置される。上述したように、本実施例では、2つの電磁ブレーキ装置3A、3Bが被制動体2の外周に配置される。
電磁ブレーキ装置3A、3Bは、ライニング4A、4Bをそれぞれ備える。ライニング4A、4Bは、被制動体2の外周に圧接して、被制動体2に制動力を与える。図1は、ライニング4A、4Bが被制動体2の外周に圧接している状態(電磁ブレーキ装置3A、3Bによる制動状態)を示し、図2は、ライニング4A、4Bが被制動体2から離れている状態(電磁ブレーキ装置3A、3Bの吸引状態)を示している。
電磁ブレーキ装置3Aは、さらに、ブレーキコイル5A、コア6A、アマチュア(電機子)7A、ばね8A、シュー9A、及びブレーキチェックスイッチ10Aを備える。コア6Aは、ブレーキコイル5Aを備える。アマチュア7Aは、コア6Aに対向して配置される。ばね8Aは、コア6Aとアマチュア7Aとを接続するように設けられ、弾性によってアマチュア7Aにコア6Aから離れる方向の力を与える。アマチュア7Aは、被制動体2側(コア6Aと反対側)に、シュー9Aが設けられる。シュー9Aには、ライニング4Aが取り付けられている。すなわち、ライニング4Aは、シュー9Aを介してアマチュア7Aに接続される。ブレーキチェックスイッチ10Aは、コア6Aのアマチュア7A側に配置されており、アマチュア7Aが接触すると作動する。ブレーキチェックスイッチ10Aには、アマチュア7Aの移動による接触を検出することができれば任意のスイッチを用いることができ、例えばマイクロスイッチを用いることができる。
電磁ブレーキ装置3Bは、電磁ブレーキ装置3Aと同様の構成を備える。すなわち、電磁ブレーキ装置3Bは、さらに、ブレーキコイル5B、コア6B、アマチュア7B、ばね8B、シュー9B、及びブレーキチェックスイッチ10Bを備える。アマチュア7Bは、ブレーキコイル5Bを備えたコア6Bに対向して配置される。ばね8Bは、コア6Bとアマチュア7Bとを接続するように設けられ、アマチュア7Bにコア6Bから離れる方向の力を与える。アマチュア7Bの被制動体2側(コア6Bと反対側)には、シュー9Bを介してライニング4Bが接続される。コア6Bのアマチュア7B側には、ブレーキチェックスイッチ10Bが配置される。ブレーキチェックスイッチ10Bは、アマチュア7Bが接触すると作動する。
ブレーキコイル5A、5Bは、通電すると励磁する(磁界を発生する)。ブレーキコイル5A、5Bが励磁すると、アマチュア7A、7Bは、コア6A、6Bに吸引されてブレーキコイル5A、5Bに近づくように移動し、ライニング4A、4Bが被制動体2から離れて、図2に示した吸引状態(非制動状態)となる。このとき、アマチュア7A、7Bが吸引による移動によってブレーキチェックスイッチ10A、10Bに当接し、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bは、作動する(オンになる)。
一方、ブレーキコイル5A、5Bは、通電が断たれると消磁される(磁界を発生しなくなる)。ブレーキコイル5A、5Bが消磁されると、アマチュア7A、7Bは、ばね8A、8Bの弾性力によってブレーキコイル5A、5Bとコア6A、6Bから離れるように移動し、ライニング4A、4Bが被制動体2に押し付けられて接触し、図1に示した制動状態となる。ブレーキチェックスイッチ10A、10Bは、アマチュア7A、7Bが接触しなくなるので作動しなくなる(オフになる)。
電磁ブレーキ装置3A、3Bは、エレベータブレーキ制御装置に制御されて、ライニング4A、4Bが被制動体2の外周に圧接し、巻上機52を制動する。以下では、エレベータブレーキ制御装置による電磁ブレーキ装置3A、3Bの制御について説明する。
図3は、電磁ブレーキ装置3A、3Bを制御するエレベータブレーキ制御装置のブロック構成図である。エレベータブレーキ制御装置は、主に、ブレーキ制御器12、直流電磁ブレーキ13、第1スイッチング素子15、第2スイッチング素子16、第1電流検出装置19、及び第2電流検出装置20を備える。
ブレーキ制御器12は、エレベータ制御装置11に接続され、エレベータ制御装置11からの電流指令を受ける主制御装置14と、時間計測装置17を有するタイミング自動調整装置21とを備え、エレベータ制御装置11からの電流指令に基づき直流電磁ブレーキ13を制御する。時間計測装置17は、主制御装置14からのブレーキ開閉時間指令を受ける。主制御装置14と時間計測装置17は、例えばマイコンで構成することができる。エレベータ制御装置11は、ブレーキ制御器12との間で信号を送受信するとともに、遠隔監視システムにより監視センタ30に接続されて、監視センタ30との間で信号を送受信する。すなわち、ブレーキ制御器12は、エレベータ制御装置11を介して、監視センタ30に接続される。
直流電磁ブレーキ13は、電磁ブレーキ装置3A、3Bを備え、主制御装置14に制御される。主制御装置14は、ブレーキコイル5Aに通電する指令とブレーキコイル5Aへの通電を断つ指令を、第1スイッチング素子15を介して、ブレーキコイル5Aに送信し、ブレーキコイル5Bに通電する指令とブレーキコイル5Bへの通電を断つ指令を、第2スイッチング素子16を介して、ブレーキコイル5Bに送信する。
第1スイッチング素子15は、電源18に接続され、主制御装置14からの電圧指令を受け、電磁ブレーキ装置3Aのブレーキコイル5Aにブレーキ電圧を与え、ブレーキコイル5Aを励磁させる(ブレーキコイル5Aに磁界を発生させる)。また、主制御装置14からの電圧指令を受け、ブレーキコイル5Aにブレーキ電圧を与えるのを止めて、ブレーキコイル5Aを消磁する(ブレーキコイル5Aの磁界が発生しないようにする)。第2スイッチング素子16は、電源18に接続され、主制御装置14からの電圧指令を受け、電磁ブレーキ装置3Bのブレーキコイル5Bにブレーキ電圧を与え、ブレーキコイル5Bを励磁させる。また、主制御装置14からの電圧指令を受け、ブレーキコイル5Bにブレーキ電圧を与えるのを止めて、ブレーキコイル5Bを消磁する。
第1電流検出装置19は、ブレーキコイル5Aを流れる電流を検出し、例えば電流センサで構成することができる。ブレーキコイル5Aを流れる電流は、第1電流検出装置19により検出された後、電流帰還されて主制御装置14に戻される。第2電流検出装置20は、ブレーキコイル5Bを流れる電流を検出する。ブレーキコイル5Bを流れる電流は、第2電流検出装置20により検出された後、電流帰還されて主制御装置14に戻される。
電磁ブレーキ装置3Aに設けられたブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号(BCS1信号)は、時間計測装置17がブレーキチェックスイッチ10Aから受信し、電磁ブレーキ装置3Bに設けられたブレーキチェックスイッチ10Bの動作信号(BCS2信号)は、時間計測装置17がブレーキチェックスイッチ10Bから受信する。BCS1信号とBCS2信号は、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bがオンになると(すなわち、電磁ブレーキ装置3A、3Bが吸引状態になって巻上機52を制動しないときに)、オンになる信号である。
タイミング自動調整装置21は、時間計測装置17がブレーキチェックスイッチ10A、10Bから取り込んだ動作信号に基づいて作動する。さらに、タイミング自動調整装置21は、2つの機能を有する。1つは、電磁ブレーキ装置3A、3Bのストロークの調整が必要か否かを判定する機能である。もう1つは、電磁ブレーキ装置3A、3Bのブレーキコイル5A、5Bに電流が流れるタイミング(ブレーキコイル5A、5Bの起動タイミング)を調整する機能である。
次に、タイミング自動調整装置21について説明する。
図4は、上から順に、(A)起動タイミングの調整前のブレーキコイル5Aの電流波形22Aとブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号波形23A、(B)起動タイミングの調整前のブレーキコイル5Bの電流波形22Bとブレーキチェックスイッチ10Bの動作信号波形23B、(C)起動タイミングの調整後のブレーキコイル5Aの電流波形24Aとブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号波形25A、及び(D)起動タイミングの調整後のブレーキコイル5Bの電流波形24Bとブレーキチェックスイッチ10Bの動作信号波形25Bを示す図である。ブレーキコイル5A、5Bは、主制御装置14からの指令により通電する。ブレーキコイル5Aの電流波形22A、24Aは、第1電流検出装置19により検出され、ブレーキコイル5Bの電流波形22B、24Bは、第2電流検出装置20により検出される。ブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号波形23A、25Aと、ブレーキチェックスイッチ10Bの動作信号波形23B、25Bは、時間計測装置17により検出される。
電磁ブレーキ装置3A、3Bは、使用の初期状態では、動作が同期しており、ライニング4A、4Bとの間で被制動体2に接触するタイミングや被制動体2から離れるタイミングが一致している。しかし、電磁ブレーキ装置3A、3Bでは、使用に伴いライニング4A、4Bが経年的に摩耗するので、ストローク(非制動状態でのライニング4A、4Bと被制動体2との距離)も経年的に変化し、ストローク誤差(ストロークの初期状態からの変化量)が生じる。
ライニング4A、4Bが摩耗すると、制動状態(図1)では、アマチュア7A、7Bは初期状態に比べて被制動体2に近づいている。このため、電磁ブレーキ装置3A、3Bが制動状態から吸引状態(図2)に移るときにアマチュア7A、7Bが移動する距離は、初期状態よりも長くなり、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bがオンになるタイミング(オン動作開始時点)は、初期状態よりも遅くなる。ライニング4A、4Bの間で摩耗量が異なっていると、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bのオン動作開始時点もブレーキチェックスイッチ10A、10Bの間で異なる。したがって、オン動作開始時点がブレーキチェックスイッチ10A、10Bの間で異なっていると、ライニング4A、4Bの間で摩耗量が異なっていることと、電磁ブレーキ装置3A、3Bの間でストローク誤差が異なっていることが分かる。
図4の(A)は、初期状態ではブレーキコイル5Aの電流波形22Aがオンになってから時間t0後にブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号波形23Aがオンになっていたが、経年的にライニング4Aが摩耗したため、電流波形22Aがオンになってから時間(t0+t1)後に動作信号波形23Aがオンになる様子を示している。すなわち、ブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号波形23Aは、ライニング4Aの摩耗により、オン動作開始時点が初期状態よりも時間t1だけ遅くなっている。
図4の(B)は、初期状態ではブレーキコイル5Bの電流波形22Bがオンになってから時間t0後にブレーキチェックスイッチ10Bの動作信号波形23Bがオンになっていたが、経年的にライニング4Bが摩耗したため、電流波形22Bがオンになってから時間(t0+t2)後に動作信号波形23Bがオンになる様子を示している(t2>t1とする)。すなわち、ブレーキチェックスイッチ10Bの動作信号波形23Bは、ライニング4Bの摩耗により、オン動作開始時点が初期状態よりも時間t2だけ遅くなっている。t2>t1なので、制動状態から吸引状態に移るときにアマチュア7Bが移動する距離は、アマチュア7Aよりも長く、すなわち、ライニング4Bの摩耗量は、ライニング4Aの摩耗量よりも大きく、ストローク誤差は、電磁ブレーキ装置3Bの方が電磁ブレーキ装置3Aよりも大きい。
図4の(A)と(B)に示したように、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bのオン動作開始時点が互いに異なっていると、ライニング4A、4Bの間で摩耗量が異なっていることと、電磁ブレーキ装置3A、3Bの間でストローク誤差が異なっていることが分かる。この状態の電磁ブレーキ装置3A、3Bで制動を続けると、ライニング4A、4Bの間でさらに摩耗量が異なっていき摩耗の偏りが大きくなるので、好ましくない。
そこで、タイミング自動調整装置21は、ライニング4A、4Bの間で摩耗の偏りが発生するのを抑制するために、以下のような処理を行う。
タイミング自動調整装置21は、所定の時間間隔で、ブレーキコイル5A、5Bへの通電から(すなわち、ブレーキコイル5A、5Bの電流波形22A、22Bがオンになってから)ブレーキチェックスイッチ10A、10Bがオンになるまでの時間を取得して、これらの時間の差を求め、求めた時間差が予め定めた所定値を超えているか否かを判定する。図4の(A)と(B)に示した例では、タイミング自動調整装置21は、ブレーキコイル5Aへの通電からブレーキチェックスイッチ10Aがオンになるまでの時間(t0+t1)と、ブレーキコイル5Bへの通電からブレーキチェックスイッチ10Bがオンになるまでの時間(t0+t2)を取得して、これらの時間の差(t2−t1)を求め、求めた時間差(t2−t1)が所定値を超えているか否かを判定する。
タイミング自動調整装置21の時間計測装置17は、ブレーキコイル5A、5Bへ通電した時刻を主制御装置14から取得することができる。また、時間計測装置17は、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bがオンになる時刻を、BCS1信号とBCS2信号により、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bから取得することができる。したがって、タイミング自動調整装置21は、時間t0、t1、t2を求めることができる。
上記の所定の時間間隔は、任意に予め定めることができる。例えば、電磁ブレーキ装置3A、3Bのブレーキ動作ごとに、ブレーキコイル5A、5Bへの通電からブレーキチェックスイッチ10A、10Bがオンになるまでの時間を取得することにしてもよい。また、上記の所定値は、ライニング4A、4Bに応じて、任意に予め定めることができる。
タイミング自動調整装置21が、求めた時間差が所定値を超えていると判定した場合には、主制御装置14は、エレベータ制御装置11に、求めた時間差が所定値を超えていることを示す信号を送信する。エレベータ制御装置11は、主制御装置14からこの信号を受信したら、遠隔監視システムにより監視センタ30に、求めた時間差が所定値を超えていることを示す信号を送信する。主制御装置14は、このようにして、求めた時間差が所定値を超えている電磁ブレーキ装置があり、電磁ブレーキ装置3A、3Bのストロークを調整する必要があることを、監視センタ30に通報することができる。監視センタ30にいる保守員は、この通報を受けたら、例えば次回の定期検査で、電磁ブレーキ装置3A、3Bのストロークを調整することができる。
これと同時に、タイミング自動調整装置21は、ブレーキコイル5A、5Bへの通電からブレーキチェックスイッチ10A、10Bがオンになるまでの時間が短い方のブレーキコイル5Aについて、通電する時刻(起動タイミング)を時間差(t2−t1)だけ遅らせる。
図4の(C)は、ブレーキコイル5Aに通電する時刻(ブレーキコイル5Aの起動タイミング)を、図4の(A)の場合よりも時間(t2−t1)だけ遅らせたときの、ブレーキコイル5Aの電流波形24Aとブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号波形25Aを示している。ブレーキコイル5Aの起動タイミングを時間(t2−t1)だけ遅らせると、ブレーキチェックスイッチ10Aの動作信号波形25Aもオン動作開始時点が(t2−t1)だけ遅くなる。
図4の(D)は、ブレーキコイル5Bの電流波形24Bとブレーキチェックスイッチ10Bの動作信号波形25Bを示している。ブレーキコイル5Bは起動タイミングを変更していないので、電流波形24Bと動作信号波形25Bは、図4の(B)に示した電流波形22Bと動作信号波形23Bとそれぞれ同じである。
従って、タイミング自動調整装置21がブレーキコイル5Aの起動タイミングを調整することによって、図4の(C)と(D)に示したように、ブレーキチェックスイッチ10A(動作信号波形25A)のオン動作開始時点とブレーキチェックスイッチ10B(動作信号波形25B)のオン動作開始時点とをほぼ一致させることができる。
タイミング自動調整装置21がブレーキコイル5Aの起動タイミングを調整しないと、ライニング4A、4Bの摩耗量の差が、さらに大きくなる。ライニング4Bは、摩耗量がライニング4Aより大きく、被制動体2との距離(ストローク)もライニング4Aより大きいので、動作が遅くなる。これは、ストロークが大きくなるとライニングを動かすのに必要な電磁力も大きくなるが、ブレーキコイル5A、5Bに流れる電流は変わらないので、ストロークが大きくなったライニング4Bを動かすのに必要な電磁力よりも小さい電磁力でライニング4Bを動かさなくてはならないからである。このため、ライニング4Bは、ライニング4Aよりも被制動体2から離れるのに時間がかかり、ライニング4Aよりも被制動体2との接触時間が長くなる。この結果、ライニング4Bは、ライニング4Aよりも摩耗量がさらに大きくなり、ライニング4A、4Bの摩耗量の差は、さらに大きくなる。
しかし、上述したようにタイミング自動調整装置21がブレーキコイル5Aの起動タイミングを調整することによって、ブレーキチェックスイッチ10A、10Bのオン動作開始時点が互いにほぼ一致するため、その後にライニング4A、4Bの摩耗量の差が大きくなるのを防止することができる。また、上述したように、監視センタ30に電磁ブレーキ装置3A、3Bのストロークを調整する必要があることが通報されるので、保守員がストロークを調整することもできる。
本実施例では、巻上機52に2つの電磁ブレーキ装置3A、3Bが設けられた例を説明した。巻上機52に3つ以上の電磁ブレーキ装置が設けられた場合は、タイミング自動調整装置21は、次に述べるようにして、電磁ブレーキ装置のストロークの調整が必要か否かを判定する機能と、電磁ブレーキ装置のブレーキコイルの起動タイミングを調整する機能を実行する。
タイミング自動調整装置21は、所定の時間間隔で、電磁ブレーキ装置のそれぞれについて、ブレーキコイルへの通電からブレーキチェックスイッチがオンになるまでの時間(以下、「オン動作時間差」と称する。図4の(A)では時間(t0+t1)であり、図4の(B)では時間(t0+t2)である。)を取得する。そして、オン動作時間差が最も大きい電磁ブレーキ装置を基準電磁ブレーキ装置とし、基準電磁ブレーキ装置のオン動作時間差と基準電磁ブレーキ装置以外の全ての電磁ブレーキ装置のオン動作時間差との差(図4の(A)、(B)では時間差(t2−t1))を求める。すなわち、タイミング自動調整装置21は、基準電磁ブレーキ装置以外の全ての電磁ブレーキ装置について、基準電磁ブレーキ装置とのオン動作時間差の差を求める。
タイミング自動調整装置21は、基準電磁ブレーキ装置以外の電磁ブレーキ装置の中で、このオン動作時間差の差(図4の(A)、(B)では時間差(t2−t1))が予め定めた所定値を超えている電磁ブレーキ装置があるか否かを判定する。オン動作時間差の差が予め定めた所定値を超えている電磁ブレーキ装置がある場合には、主制御装置14は、所定値を超えている電磁ブレーキ装置があることを示す信号と、基準電磁ブレーキ装置以外の電磁ブレーキ装置のうち、どの電磁ブレーキ装置が所定値を超えているかを示す信号を、エレベータ制御装置11に送信して、監視センタ30に通報する。そして、タイミング自動調整装置21は、基準電磁ブレーキ装置以外の電磁ブレーキ装置のうち、オン動作時間差の差が所定値を超えている電磁ブレーキ装置について、ブレーキコイルへ通電する時刻(ブレーキコイルの起動タイミング)をオン動作時間差の差(図4の(A)、(B)では時間差(t2−t1))だけ遅らせる。
上述したように、タイミング自動調整装置21は、電磁ブレーキ装置のストロークの調整が必要か否かを判定する機能と、電磁ブレーキ装置のブレーキコイルの起動タイミングを調整する機能を備える。前者の機能は、タイミング自動調整装置21が、電磁ブレーキ装置のそれぞれについて、ブレーキコイルへの通電からブレーキチェックスイッチがオンになるまでの時間(オン動作時間差)を取得し、オン動作時間差が最も大きい電磁ブレーキ装置とその他の全ての電磁ブレーキ装置との間でオン動作時間差の差を求め、求めた差が所定値を超えている場合に、エレベータ制御装置11が、電磁ブレーキ装置のストロークを調整する必要があることを監視センタ30へ発報する機能である。後者の機能は、オン動作時間差が最も大きい電磁ブレーキ装置以外の電磁ブレーキ装置のうち、オン動作時間差の差が予め定めた所定値を超えている電磁ブレーキ装置について、起動タイミングをオン動作時間差の差だけ遅らせることで、電磁ブレーキ装置の間でブレーキチェックスイッチのオン動作開始時点をほぼ一致させる機能である。
タイミング自動調整装置21は、前者の機能、つまり電磁ブレーキ装置のストロークの調整が必要か否かを判定する機能を、必ずしも備える必要はない。例えば、ストロークの調整が必要か否かを判定する機能は、タイミング自動調整装置21以外の装置(例えば、主制御装置14)が備えてもよい。また、前者の機能で用いる所定値(ストロークの調整が必要か否かを判定するためにオン動作時間差の差と比較する所定値)と、後者の機能で用いる所定値(ブレーキコイルの起動タイミングを調整するためにオン動作時間差の差と比較する所定値)とを、異なる値としてもよい。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
1…モータ軸、2…被制動体、3A、3B…電磁ブレーキ装置、4A、4B…ライニング、5A、5B…ブレーキコイル、6A、6B…コア、7A、7B…アマチュア、8A、8B…ばね、9A、9B…シュー、10A、10B…ブレーキチェックスイッチ、11…エレベータ制御装置、12…ブレーキ制御器、13…直流電磁ブレーキ、14…主制御装置、15…第1スイッチング素子、16…第2スイッチング素子、17…時間計測装置、18…電源、19…第1電流検出装置、20…第2電流検出装置、21…タイミング自動調整装置、30…監視センタ、51…エレベータ装置、52…巻上機、53…かご、54…昇降路、55…釣合おもり、56…主索、57…シーブ、58…駆動シーブ、59…ドラム、60…モータフレーム、61…モータ。

Claims (4)

  1. 被制動体を制動する少なくとも2つの電磁ブレーキ装置と、
    前記電磁ブレーキ装置を制御するブレーキ制御器と、を備え、
    前記電磁ブレーキ装置のそれぞれは、
    通電によって励磁するブレーキコイルと、
    前記ブレーキコイルが通電すると前記ブレーキコイルに近づき、前記ブレーキコイルへの通電が断たれると前記ブレーキコイルから離れるように移動可能なアマチュアと、
    前記アマチュアに接続され、前記ブレーキコイルが通電すると前記被制動体から離れ、前記ブレーキコイルへの通電が断たれると前記被制動体に接触するライニングと、
    前記アマチュアが前記ブレーキコイルに近づくように移動したとき、前記アマチュアが接触すると作動するブレーキチェックスイッチと、
    を備え、
    前記ブレーキ制御器は、
    それぞれの前記電磁ブレーキ装置について、前記ブレーキコイルへの通電から前記ブレーキチェックスイッチが作動するまでの時間を取得し、
    前記時間が最も大きい前記電磁ブレーキ装置を基準電磁ブレーキ装置とし、
    前記基準電磁ブレーキ装置における前記時間と前記基準電磁ブレーキ装置以外の全ての前記電磁ブレーキ装置における前記時間との差を求め、
    前記基準電磁ブレーキ装置との前記差が予め定めた所定値を超えている前記電磁ブレーキ装置に対し、前記ブレーキコイルへ通電する時刻を前記差だけ遅らせる、
    ことを特徴とするエレベータ用電磁ブレーキ装置。
  2. 前記ブレーキ制御器は、前記ブレーキコイルに通電する指令を送信し、前記ブレーキチェックスイッチの動作信号を受信する、請求項1に記載のエレベータ用電磁ブレーキ装置。
  3. 前記ブレーキ制御器は、
    監視センタに接続され、
    前記基準電磁ブレーキ装置との前記差が予め定めた所定値を超えている前記電磁ブレーキ装置があるとき、前記監視センタに、前記差が予め定めた所定値を超えている前記電磁ブレーキ装置があることを通報する、請求項1に記載のエレベータ用電磁ブレーキ装置。
  4. かごを吊る主索を駆動する巻上機と、前記巻上機に設けられた直流電磁ブレーキとを備え、
    前記直流電磁ブレーキは、請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ用電磁ブレーキ装置であり、
    前記被制動体は、前記巻上機が備えるドラムであることを特徴とするエレベータ装置。
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