JP6381400B2 - インタリーバ生成方法及びインタリーバ生成装置 - Google Patents

インタリーバ生成方法及びインタリーバ生成装置 Download PDF

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Description

この発明は、ターボ符号等の誤り訂正符号に用いるインタリーバを生成するインタリーバ生成方法及びインタリーバ生成装置に関する。
ターボ符号等の誤り訂正符号では、情報系列を並び替えるインタリーバを用いることで、シャノン限界に迫る高い誤り訂正能力を実現している。一般に、インタリーバは基本疑似乱数系列を繰り返しシフトして得られるラテン方陣・長方形構造のマッピングパターンを用いることで、高速処理可能でかつ誤り訂正能力の高い通信装置を実現している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−160169号公報
インタリーバをターボ符号等の誤り訂正符号に組み込むには、情報系列の並び替えに用いるマッピング行列の列数、基本疑似乱数系列のパターン及び基本疑似乱数系列読み出し時の開始位置シフトパターン(以下、パラメータと称す)を決定する必要がある。
従来のインタリーバは、所望の情報系列長毎にパラメータを様々に変更し、これらパラメータを用いて生成したインタリーバを含む符号の出力重み分布をパラメータ毎に算出し、ユニオンバウンド(union bound)が最良となるパラメータを発見的に決定しなければならない。ここで、出力重み分布の算出には様々な情報系列パターンを入力してその出力重みを記録する必要があり、また最良なunion boundの探索は実数値計算する必要があるため、パラメータ決定に要する計算量が大きいという問題があった。特に、8bit毎の細かいビット幅で情報系列長を可変とする等、多数の情報系列長に対応しようとすると、計算量はさらに増大してしまう。
以上のように、従来のインタリーバのパラメータ決定に必要な計算量は膨大であり、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを符号構造に応じて高速に生成することができないという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを高速に生成することのできるインタリーバ生成方法及びインタリーバ生成装置を得ることを目的とする。
この発明に係るインタリーバ生成方法は、M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さNの基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行N列のラテン方陣またはラテン長方形のマッピングパターンを形成し、マッピングパターンに入力系列をマッピングしてマッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成方法であって、特定の入力系列パターンがインタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられて誤り訂正能力が低下してしまう場合の入力系列パターンの集合を算出する入力系列長算出工程と、入力系列長算出工程で算出した入力系列パターンの集合の差集合に含まれる入力系列パターンに対するインタリーバのパラメータを算出するパラメータ候補算出工程と、パラメータ候補算出工程で算出したパラメータを用いてインタリーバを生成するインタリーバ生成工程とを備えたものである。
この発明のインタリーバ生成方法は、特定の入力系列パターンがインタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバのパラメータ集合を算出し、このパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出してインタリーバを生成するようにしたので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを高速に生成することができる。
この発明の実施の形態1によるインタリーバ生成方法で生成したインタリーバを用いた通信システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による通信システムの他の例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるインタリーバ生成方法で生成したインタリーバを含むターボ符号化器の構成図である。 図3のターボ符号化器の一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるインタリーバ生成方法を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるインタリーバ生成方法で生成したインタリーバを用いた通信システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態2による通信システムの他の例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるインタリーバ生成装置を含む通信システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるインタリーバ生成装置を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるインタリーバ生成方法によって生成したインタリーバを備えた通信システムを示す構成図である。図1において、送信側の通信装置(以下、送信装置1と称す)は、ターボ符号化器100と変調器110を含む構成とし、受信側の通信装置(以下、受信装置2と称す)は、復調器210とターボ復号器200を含む構成とする。ターボ符号化器100及びターボ復号器200は、内部に、以下に述べるインタリーバ生成方法によって生成される同一のインタリーバ103,203を有する。なお、図1及び後述する図2では、ターボ符号化器100及びターボ復号器200内のインタリーバ103,203以外の構成は図示を省略している。
まず、実施の形態1の通信システムにおける符号化及び復号処理の流れを簡単に説明する。
送信装置1内のターボ符号化器100では、長さKの情報系列u=(u0,u1,…,uK-1)を受け取り、インタリーバ103を用いて符号化した符号語vを生成する。そして、送信装置1内の変調器110では、ターボ符号化器100で生成した符号語vに対して、所定の変調方式に応じてデジタル変調し、その変調信号x=(x0,x1,…,xN-1)を、通信路3を介して受信装置2に送信する。
一方、受信装置2では、復調器210が通信路3を介して受け取った変調信号y=(y0,y1,…,yN-1)に対して、上記変調方式に応じてデジタル復調し、さらに、受信装置2内のターボ復号器200が、復調結果に対してインタリーバ203を用いて復号し、その復号結果(元の情報系列uに対応)を出力する。
なお、上記送信装置1と上記受信装置2の双方の構成を搭載した通信装置を複数構成し、当該複数の通信装置間で互いに信号を送受信するようにしても良い。
また、図2に示すように、送信装置1にパンクチャ器120、受信装置2にデパンクチャ器220を含めても良い。この場合、パンクチャ器120では、通信システムの要求に応じた長さWの符号語を、ターボ符号化器100の出力からパンクチャして生成し、これを変調器110に入力する。また、デパンクチャ器220では、パンクチャ器120でパンクチャされたビットをデパンクチャし、これをターボ復号器200に入力する。
ターボ符号化器100は、図3に示すように、第1の再帰的組織畳み込み(以下、RSC(Recursive Systematic convolutional)と称す)符号化器101と第2のRSC符号化器102とインタリーバ103から構成される。図4は、上記RSC符号化器の一例であるが、例えばW−CDMA規格のRSC符号化器等、ターボ符号を構成するRSC符号化器であればどのような構成であっても良い。ターボ復号器200はターボ符号化器100に対応して構成されている。
次に、実施の形態1のインタリーバ103,203の並び替えアルゴリズムを説明する。
<ステップ1>
パラメータを設定する。
K:情報系列長
N:マッピング行列の列数
M=ceil(K/N):マッピング行列の行数
s:基本疑似乱数系列読み出し時の開始位置シフト数
p:基本疑似乱数系列のパターン
Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-1):基本疑似乱数系列
ここで、ceil(x)はx以上の最小の整数である。sはNと素な正の整数または1の値を取る。また、基本疑似乱数系列は長さNの並び替えパターンであり、集合{Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-1)}は集合{0,1,…,N-1}と一致する。
<ステップ2>
基本疑似乱数系列をs個ずつシフトして、M種類の長さNの疑似乱数系列CLj(i)を構成する。
CLj(i)=Cp((i+s×j) mod N)
i=0,1,…,N-1
j=0,1,…,M-1
<ステップ3>
M×Nの入力バッファ行列Uj(i)を用意する。
Uj(i)=i+N×j
i=0,1,…,N-1
j=0,1,…,M-1
<ステップ4>
M×Nの出力バッファ行列U’j(i)を、CLj(i)を用いて用意する。
U’j(i)=U(M-1-j)(CL(M-1-j)(i))
i=0,1,…,N-1
j=0,1,…,M-1
<ステップ5>
情報系列uを、出力バッファ行列U’j(i)を列順に読み出すことで生成する。
u(j+M×i)=U’j(i)
i=0,1,…,N-1
j=0,1,…,M-1
<ステップ6>
マッピング行列の要素数と情報系列長に差がある場合、情報系列長Kを超える大きさの以下の出力値を削除する(この操作を以下、プルーニングと称する)。
uk≧K
ここで、ステップ1で用いる長さNの基本疑似乱数系列Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-1)は、たとえばNとして素数を選択し、g0をNの原始元として以下のように生成する。
Cp(0)=1
Cp(i+1)=(g0×Cp(i)) mod N i=0,…,N-3
Cp(N-1)=0
この生成は、以下のようにしても同じである。
Cp(i)=g0 i mod N i=0,…,N-2
Cp(N-1)=0
また、(N+1)が素数となるようにNを選択し、gを(N+1)の原始元として、以下のように生成しても良い。
Cp(0)=0
Cp(i+1)=((g0×(Cp(i)+1))mod(N+1))-1 i=0,…,N-2
この生成は、以下のようにしても同じである。
Cp(i)=(g0 imod(N+1))-1 i=0,…,N-1
以上のように原始元を用いて基本疑似乱数系列を生成するとき、特に原始元g=2の場合には、基本疑似乱数系列を得るための二乗算処理が1ビットシフトで可能であるから、原始元が2の素数だけにNまたは(N+1)を限定することで処理量を軽減することも可能である。
また、P’をNと互いに素な整数として、以下のように生成しても良い。
Cp(i)=(P’×i)modN i=0,…,N-1
この生成は、以下のようにしても同じである。
Cp(0)=0
Cp(i+1)=(Cp(i)+P’)modN i=0,…,N-2
また、P’をNと互いに素な整数として、以下のように生成しても良い。
Cp(i)=(P’×i+Q)modN i=0,…,N-1
ここでQは任意の正の整数である。
また、基本疑似乱数系列Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-1)は長さNの並び替えパターンであって、集合{Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-1)}が集合{0,1,…,N-1}と一致するものであれば、その他いずれであっても良い。
次に、実施の形態1のインタリーバ103,203のパラメータN、p、sを算出する方法を説明する。
図5にこのアルゴリズムのフローチャートを示す。
先ず、第1のRSC符号化器101の帰還多項式P(D)で割り切れる系列1+Dのうち、正整数lの値が小さいものからn個を順にl、l、…、lと定義する。第2のRSC符号化器102の帰還多項式P’(D)で割り切れる系列1+Dl’のうち、正整数l’の値が小さいものからn’個を順にl’、l’、…、l’n’と定義する。
組(N,p,s)に関するループは、特定の入力系列パターンがインタリーバ103,203によって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバ103,203のパラメータ集合を算出する入力系列長算出工程と、この入力系列長算出工程で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出するパラメータ候補算出工程とに対応している。
<ステップST1>
組(N,p,s)に関するループにおいて、マッピング行列の列数N、基本疑似乱数系列読み出し時の開始位置シフト数s、基本疑似乱数系列のパターンpに対して、以下が成り立つi、jの組み合わせを算出する。
abs(i×N+Cp((N+j+i×s+k) mod N))-Cp(k))=l …(1)
l=l1、l2、…、ln
i=0、1、…、ni
j=-nj、…、-1、0、1、…、nj
k=0、1、…、N-1
abs(x)はxの絶対値である。n、nはそれぞれ、(N−1)以下の正の整数である。
このステップST1は特定の入力系列パターンを求める工程であり、数式(1)を満たす組合せとは、入力系列が自己終端系列になるi、jの組み合わせを算出することである。
<ステップST2>
ステップST1で算出したi、jの組み合わせのうち、以下が成り立つMの値を算出し、順にM、M、…、Mn”とする。
abs(j×M-i)-k=l’ …(2)
k=0、1、…、abs(j)
l’=l’1、l’2、…、l’n’
このステップST2は特定の出力系列パターンを求める工程であり、数式(2)を満たす組合せとは、入力系列をインタリーバ103,203によって並び替えた系列が自己終端系列になるMの値を算出することである。
<ステップST3>
ステップST2で算出したM、M、…、Mn”を用いて、集合SN,p,sを以下のように決定する。
S0={K|1≦K≦N2}
Sk={K|N×(Mk-1)+1≦K≦N×Mk} k=1、2、…、n’’
SN,p,s=S0\(S1∪S2∪…∪Sn’’) …(3)
<ステップST4>
所望の情報系列長Kに対して、K∈SN,p,sとなるN、p、sの組み合わせを選び、インタリーバ103,203のパラメータとする。
すなわち、ステップST3、ステップST4は、入力系列長算出工程で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出するパラメータ候補算出工程である。ステップST1及びステップST2で求めた自己終端系列とは、図3の第1のRSC符号化器101または第2のRSC符号化器102に入力することで、低重み、すなわち非零のビット数が少ないような符号語が出力される系列である。低重み符号語は誤り訂正能力を低下させる原因となるため、このような自己終端系列を第1のRSC符号化器101と第2のRSC符号化器102に同時に入力することは避けるべきである。従って、ステップST3で決定する集合SN,p,sは、自己終端系列が第1のRSC符号化器101と第2のRSC符号化器102に同時に入力されないような情報系列長Kの集合を示しており、ステップST4でK∈SN,p,sなるN,p,sの組み合わせを選ぶことで、誤り訂正能力を向上させることが可能である。
<ステップST5>
ステップST4で、K∈SN,p,sとなるN、p、sの組み合わせが複数ある場合、たとえばNが最小となるものから選ぶ。それでも複数の選択肢がある場合、pが最小となるものから選ぶ。それでも複数の選択肢がある場合sが最小となるものを選ぶ。その他、疑似乱数を用いて選ぶ等、一つの組合せを確定できる方法であればその選び方はいずれであっても良い。すなわち、一つの組合せを確定する条件としては、
(a)実装時の回路規模が削減できるもの
(b)インタリーブのスプレッディング・ファクタの性質が良いもの
(c)インタリーバのランダム性が高いもの
が挙げられる。
ここで、スプレッディング・ファクタとは、入力系列のビット距離を拡散させる効果を示し、小さいビット距離を大きくできる程インタリーバとしての性質が良いとされる。
なお、「Nが最小となるものから選ぶ。それでも複数の選択肢がある場合、pが最小となるものから選ぶ。それでも複数の選択肢がある場合sが最小となるものを選ぶ」という例は、上記(a)と(b)に基づく選択方法の一例である。
また、このステップST5は、パラメータ候補算出工程で算出したパラメータが複数ある場合、これらのパラメータの中からいずれかを選択するパラメータ選択工程に対応するものである。
<ステップST6、ステップST7>
なお、基本疑似乱数系列が以下のような周期性をもつ場合、
abs(Cp(j+1+floor(N/2))-Cp(j+floor(N/2)))=abs(Cp(j+1)-Cp(j)) …(4)
j=0、1、…、floor(N/2)-2
ステップST1で算出するi、jの組み合わせに以下の組み合わせも加える。
i=1、2、…、ni
j=(floor(N/2)+(N-s)×i)modN …(5)
ここでfloor(x)はx以下の最大の整数である。
以上のように、誤り訂正能力低下の原因となる低重み符号語の大量発生を避けるように、インタリーバ103,203のパラメータN、p、sを、整数値の四則演算のみで簡易に確定しているので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを符号構造に応じて高速に生成することができる。
以上説明したように、実施の形態1のインタリーバ生成方法によれば、M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さNの基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行N列のラテン方陣またはラテン長方形のマッピングパターンを形成し、マッピングパターンに入力系列をマッピングしてマッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成方法であって、特定の入力系列パターンがインタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバのパラメータ集合を算出する入力系列長算出工程と、入力系列長算出工程で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出するパラメータ候補算出工程と、パラメータ候補算出工程で算出したパラメータを用いてインタリーバを生成するインタリーバ生成工程とを備えたので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを高速に生成することができる。
また、実施の形態1のインタリーバ生成方法によれば、特定の入力系列パターンと特定の出力系列パターンは、自己終端系列としたので、誤り訂正能力低下の原因となる低重み符号語の大量発生を避けることのできるインタリーバのパラメータを簡易かつ高速に求めることができる。
また、実施の形態1のインタリーバ生成方法によれば、パラメータ候補算出工程で算出したパラメータが複数ある場合、複数のパラメータの中からいずれかを選択するパラメータ選択工程を備え、インタリーバ生成工程では、パラメータ候補算出工程で算出したパラメータに代えて、パラメータ選択工程で選択したパラメータを用いてインタリーバを生成するようにしたので、誤り訂正能力の高いパラメータを用いてインタリーバを生成することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、プルーニング処理を含むインタリーバのパラメータを算出したが、次にプルーニング処理を含まない以下のようなインタリーバの場合にパラメータを簡易に算出する例を実施の形態2として示す。
図6は、ターボ符号化器100a及びターボ復号器200aを含む実施の形態2の通信システムを示す構成図である。図6において、送信装置1aは、ビット調整器130とターボ符号化器100aと変調器110を含む構成とし、受信装置2aは、復調器210とターボ復号器200aとビット調整器230を含む構成とする。ターボ符号化器100a及びターボ復号器200aは内部に同一のインタリーバ103a,203aを有する。なお、図6及び後述する図7においても、ターボ符号化器100a及びターボ復号器200a内のインタリーバ103a,203a以外の構成は図示を省略している。
次に、実施の形態2の通信システムにおける符号化及び復号処理の流れを簡単に説明する。
送信装置1a内のビット調整器130では、長さKの情報系列u=(u0,u1,…,uK-1)を受け取り、(N-1-((K-1) mod N))ビット分の0または1の既知の信号を挿入して、長さL=K+(N-1-((K-1) mod N))の系列u’=(u’0,u’1,…,u’L-1)を生成し、インタリーバ103aの入力系列とする。挿入位置は情報系列の先頭や末尾など(L−K)個の任意の場所とする。送信装置1a内のターボ符号化器100aでは、ビット調整された長さLの系列u’を受け取り、インタリーバ103aを用いて符号化した符号語vを生成する。そして、送信装置1a内の変調器110では、ターボ符号化器2で生成した符号語vに対して、所定の変調方式に応じてデジタル変調し、その変調信号x=(x0,x1,…,xN-1)を、通信路3を介して受信装置2aに送信する。
一方、受信装置2aでは、復調器210が通信路3を介して受け取った変調信号y=(y0,y1,…,yN-1)に対して、上記変調方式に応じてデジタル復調し、さらに、受信装置2a内のターボ復号器200aが、復調結果に対してインタリーバ203aを用いて復号し、その復号結果(元の系列u’に対応)を出力し、ビット調整器230が、送信時に挿入した調整ビットを取り除き、その結果(元の情報系列uに対応)を出力する。
なお、上記送信装置1aと上記受信装置2aの双方の構成を搭載した通信装置を複数構成し、当該複数の通信装置間で互いに信号を送受信するようにしても良い。
また、図7のように、送信装置1aにパンクチャ器120、受信装置2aにデパンクチャ器220を含めても良い。この場合、パンクチャ器120では、通信システムの要求に応じた長さWの符号語を、ターボ符号化器100aの出力からパンクチャして生成し、これを変調器110に入力する。また、デパンクチャ器220では、パンクチャ器120でパンクチャされたビットをデパンクチャし、これをターボ復号器200aに入力する。
ターボ符号器100aは、実施の形態1で説明したように、第1のRSC符号化器101と第2のRSC符号化器102とインタリーバ103aから構成される。また、これらの第1のRSC符号化器101及び第2のRSC符号化器102は図4に示すような構成であるが、これに限定されるものではない。さらに、ターボ復号器200aはターボ符号化器100aに対応して構成されている。
本実施の形態のインタリーバ103a,203aの並び替えアルゴリズムは、実施の形態1のインタリーバ103,203の並び替えアルゴリズムにおいて、情報系列長Kをインタリーバ入力系列長Lで置き換えて、<ステップ6>のプルーニング処理を除いたものである。
また、本実施の形態のインタリーバ103a,203aのパラメータを算出するアルゴリズムは、実施の形態1の算出アルゴリズムにおいて、ステップST2でk=0に固定したものである。
以上のように、実施の形態2のインタリーバ生成方法では、実施の形態1で必要だったインタリーバ生成におけるプルーニング処理をなくし、インタリーバ103a,203aのパラメータ算出アルゴリズムを簡易にしているので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバをさらに高速に生成することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2は、インタリーバ103,103a,203,203aのパラメータを算出するインタリーバ生成方法に関するものであったが、次にインタリーバ103,103a,203,203aのパラメータを算出するインタリーバ生成装置に関する例を実施の形態3として説明する。
図8はこの発明の実施の形態3におけるインタリーバ生成装置10を含む通信システムを示す構成図である。図9はインタリーバ生成装置10内部を示す構成図である。図8において、送信装置1及び受信装置2の構成は実施の形態1と同様である。ターボ符号化器100及びターボ復号器200は、内部に、インタリーバ生成装置10によって生成される同一のインタリーバ103,203を有する。
図9において、インタリーバ生成装置10は、入力系列長集合算出部11とパラメータ候補算出部12とパラメータ選択部13を備える。入力系列長集合算出部11は、特定の入力系列パターンがインタリーバ103によって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバ103のパラメータ集合を算出する処理部である。パラメータ候補算出部12は、入力系列長集合算出部11で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出する処理部である。パラメータ選択部13は、パラメータ候補算出部12で算出したパラメータの中からいずれかの組合せを選択する処理部である。なお、実施の形態3において、パラメータ候補算出部12で算出したパラメータを用いてインタリーバを生成するインタリーバ生成部はインタリーバ103,203で実現されている。
実施の形態3のインタリーバ103,203の並び替えアルゴリズムは、実施の形態1または実施の形態2のインタリーバ103,203と同様とする。
次に、実施の形態3のインタリーバ生成装置10におけるインタリーバ103,203のパラメータを算出する流れを説明する。
インタリーバ生成装置10の入力系列長集合算出部11では、ターボ符号化器100を構成する第1のRSC符号化器101の帰還多項式P(D)と第2のRSC符号化器102の帰還多項式P’(D)を用いた、図5のフローチャートに記載のステップST1からステップST3のループによって、特定の入力系列パターンがインタリーバ103によって特定の出力系列パターンに並び替えられる入力系列長の集合SN,p,sを算出する。パラメータ候補算出部12では、SN,p,sとインタリーバ103の入力系列長を用いた、実施の形態1に記載のアルゴリズムのステップST4の処理を行い、インタリーバ103のパラメータN、p、sの組み合わせの集合を算出する。パラメータ選択部13では、パラメータ候補算出部12で算出した集合を用いた、実施の形態1に記載のアルゴリズムのステップST5の処理を行い、確定的な方法でインタリーバ103のパラメータN、p、sを選択して出力する。
なお、実施の形態3においても、図2、6,7のように、送信装置1にパンクチャ器120やビット調整器130、受信装置2にデパンクチャ器220やビット調整器230を含めても良い。この場合、通信システムにおける符号化及び復号処理の流れは、実施の形態1または実施の形態2の場合と同様とする。
以上説明したように、実施の形態3のインタリーバ生成装置によれば、M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さNの基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行N列のラテン方陣またはラテン長方形のマッピングパターンを形成し、マッピングパターンに入力系列をマッピングしてマッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成装置であって、特定の入力系列パターンがインタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバのパラメータ集合を算出する入力系列長集合算出部と、入力系列長集合算出部で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出するパラメータ候補算出部と、パラメータ候補算出部で算出したパラメータを用いてインタリーバを生成するインタリーバ生成部とを備えたので、実施の形態1または実施の形態2におけるインタリーバ生成方法を装置として構成しているので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを装置により高速に生成することができる。
また、実施の形態3のインタリーバ生成装置によれば、特定の入力系列パターンと前記特定の出力系列パターンは、自己終端系列としたので、誤り訂正能力低下の原因となる低重み符号語の大量発生を避けることのできるインタリーバのパラメータを簡易かつ高速に求めることができる。
また、実施の形態3のインタリーバ生成装置によれば、パラメータ候補算出部で算出したパラメータが複数ある場合、複数のパラメータの中からいずれかを選択するパラメータ選択部を備え、インタリーバ生成部では、パラメータ候補算出部で算出したパラメータに代えて、パラメータ選択部で選択したパラメータを用いてインタリーバを生成するようにしたので、誤り訂正能力の高いパラメータを用いてインタリーバを生成することができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、長さNの基本疑似乱数系列を用いたインタリーバのパラメータを算出するようにしたものであるが、次に長さ(N−1)の基本疑似乱数系列を用いた以下のようなインタリーバの場合にパラメータを算出する例を実施の形態4として説明する。
なお、本実施の形態のシステム構成は、前述した実施の形態1と同様であるため、図1〜図4の構成を用いて説明する。以下、実施の形態1とは異なる処理について説明する。
まず、本実施の形態のインタリーバ103,203の並び替えアルゴリズムを説明する。ここでは、実施の形態1と異なる<ステップ1>と<ステップ2>の処理についてのみ説明する。
<ステップ1>
パラメータを設定する。
K:情報系列長
N:マッピング行列の列数
M=ceil(K/N):マッピング行列の行数
s:基本疑似乱数系列読み出し時の開始位置シフト数
p:基本疑似乱数系列のパターン
Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-2):基本疑似乱数系列
ここでceil(x)はx以上の最小の整数である。sはNと素な正の整数または1の値を取る。また、基本疑似乱数系列は長さNの並び替えパターンであり、集合{Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-2)}は集合{1,2,…,N-1}と一致する。
<ステップ2>
基本疑似乱数系列をs個ずつシフトして、M種類の長さNの疑似乱数系列CLj(i)を構成する。
CLj(i)=Cp((i+s×j) mod (N-1))
i=0,1,…,N-2
j=0,1,…,M-1
CLj(N-1)=0
j=0,1,…,M-1
ここで、ステップ1で用いる長さ(N−1)の基本疑似乱数系列Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-2)は、たとえばNとして素数を選択し、gをNの原始元として以下のように生成する。
Cp(0)=1
Cp(i+1)=(g0×Cp(i)) mod N
i=0,…,N-3
この生成は、以下のようにしても同じである。
Cp(i)=g0 i mod N
i=0,…, N-2
以上のように原始元を用いて基本疑似乱数系列を生成するとき、特に原始元g=2の場合には、基本疑似乱数系列を得るための二乗算処理が1ビットシフトで可能であるから、原始元が2の素数だけにNを限定することで処理量を軽減することも可能である。
また、P’を(N−1)と互いに素な整数として、以下のように生成しても良い。
Cp(i)=((P’×i) mod (N-1))+1
i=0,…,N-2
また、P’をNと互いに素な整数として、以下のように生成しても良い。
Cp(i)=((P’×i+Q) mod (N-1))+1
i=0,…,N-2
ここでQは任意の正の整数である。
また、基本疑似乱数系列Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-2)は長さ(N−1)の並び替えパターンであって、集合{Cp(0),Cp(1),…,Cp(N-2)}が集合{1,…,N-1}と一致するものであれば、その他いずれであっても良い。
このように、実施の形態4のインタリーバ103,203の並び替えアルゴリズムは、M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さ(N−1)の基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行(N−1)列のラテン方陣またはラテン長方形のパターンを形成し、このM行(N−1)列のパターンの最右列に各行の系列の最小値を配置することでM行N列のマッピングパターンを形成し、M行N列のマッピングパターンに入力系列をマッピングしてマッピング後の入力系列を列単位に読み出すものである。
次に、本実施の形態のインタリーバ103,203のパラメータN、p、sを算出する方法について説明する。ここでは、実施の形態1と異なるステップST1とステップST3の処理及びステップST1の処理の変さらに伴うステップST6とステップST7の処理についてのみ説明する。
<ステップST1>
マッピング行列の列数N、基本疑似乱数系列読み出し時の開始位置シフト数s、基本疑似乱数系列のパターンpに対して、以下が成り立つi、jの組み合わせを算出する。
abs(i×N+Cp(((N-1)+j+i×s+k) mod (N-1)))-Cp(k))=l …(1)
l=l1、l2、…、ln
i=0、1、…、ni
j=-nj、…、-1、0、1、…、nj
k=0、1、…、N-2
abs(x)はxの絶対値である。n、nはそれぞれ、(N−2)以下の正の整数である。
<ステップST3>
ステップST2で算出したM、M、…、Mn”を用いて、集合SN,p,sを以下のように決定する。
S0={K|1≦K≦N×(N-1)}
Sk={K|N×(Mk-1)+1≦K≦N×Mk} k=1、2、…、n”
SN,p,s=S0\(S1∪S2∪…∪Sn”)
<ステップST6、ステップST7>
なお、基本疑似乱数系列が数式(4)のような周期性をもつ場合、ステップST1で算出するi、jの組み合わせに以下の組み合わせも加える。
i=1、2、…、ni
j=(floor(N/2)+(N-1-s)×i) mod (N-1)
ここでfloor(x)はx以下の最大の整数である。
以上説明したように、実施の形態4のインタリーバ生成方法によれば、M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さ(N−1)の基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行(N−1)列のラテン方陣またはラテン長方形のパターンを形成し、M行(N−1)列のパターンの最右列に各行の系列の最小値を配置することでM行N列のマッピングパターンを形成し、M行N列のマッピングパターンに入力系列をマッピングしてマッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成方法であって、特定の入力系列パターンがインタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバのパラメータ集合を算出する入力系列長算出工程と、入力系列長算出工程で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出するパラメータ候補算出工程と、パラメータ候補算出工程で算出したパラメータを用いてインタリーバを生成するインタリーバ生成工程とを備えたので、実施の形態1と異なるインタリーバ並び替えアルゴリズムに対するパラメータの算出方法を与えているので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを高速に生成する際の選択肢を広くとることができる。
実施の形態5.
実施の形態2では、長さNの基本疑似乱数系列を用いたインタリーバのパラメータを算出するようにしたものであるが、次に、長さ(N−1)の基本疑似乱数系列を用いたインタリーバの場合にパラメータを算出する例を実施の形態5として説明する。
なお、本実施の形態の図面上のシステム構成は、前述した実施の形態2と同様であるため、実施の形態2における図6の構成を用いて説明する。以下、実施の形態2と異なる処理について説明する。
本実施の形態のインタリーバ103a,203aの並び替えアルゴリズムは、実施の形態4のインタリーバ103,203の並び替えアルゴリズムにおいて、情報系列長Kをインタリーバ入力系列長Lで置き換えて、<ステップ6>のプルーニング処理を除いたものである。
本実施の形態のインタリーバ103a,203aのパラメータを算出するアルゴリズムは、実施の形態4の算出アルゴリズムにおいて、ステップST2でk=0に固定したものである。
以上のように、実施の形態4のインタリーバ生成方法では、実施の形態2と異なるインタリーバ並び替えアルゴリズムに対するパラメータの算出方法を与えているので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを高速に生成する際の選択肢を広くとることができる。
実施の形態6.
実施の形態4及び実施の形態5は、インタリーバ103,103a,203,203aのパラメータを算出するインタリーバ生成方法に関する例であったが、次にインタリーバ103,103a,203,203aのパラメータを算出するインタリーバ生成装置に関する例を実施の形態6として説明する。
実施の形態6におけるインタリーバ生成装置を含む通信システムの図面上の構成は図8及び図9と同様であるため、これらの図の構成を用いて説明する。インタリーバ生成装置10は、入力系列長集合算出部11とパラメータ候補算出部12とパラメータ選択部13を備える。入力系列長集合算出部11は、特定の入力系列パターンがインタリーバ103によって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバ103のパラメータ集合を算出する処理部である。パラメータ候補算出部12は、入力系列長集合算出部11で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出する処理部である。パラメータ選択部13は、パラメータ候補算出部12で算出したパラメータの中からいずれかの組合せを選択する処理部である。また、実施の形態6において、パラメータ候補算出部12で算出したパラメータを用いてインタリーバを生成するインタリーバ生成部はインタリーバ103,203内で実現されている。
実施の形態6のインタリーバ103a,203aの並び替えアルゴリズムは、実施の形態4及び実施の形態5のインタリーバ103a,203aと同様とする。
次に、実施の形態6のインタリーバ生成装置10におけるインタリーバ103,203のパラメータを算出する流れを説明する。
入力系列長集合算出部11では、ターボ符号化器100を構成する第1のRSC符号化器101の帰還多項式P(D)と第2のRSC符号化器102の帰還多項式P’(D)を用いた、実施の形態4に記載のアルゴリズムのステップST1からステップST3のループによって、特定の入力系列パターンがインタリーバ103によって特定の出力系列パターンに並び替えられる入力系列長の集合SN,p,sを算出する。パラメータ候補算出部12では、SN,p,sとインタリーバ103の入力系列長を用いた、実施の形態4に記載のアルゴリズムのステップST4によって、インタリーバ103のパラメータN、p、sの組み合わせの集合を算出する。パラメータ選択部13では、パラメータ候補算出部12で算出した集合を用いた、実施の形態4に記載のアルゴリズムのステップST5の処理を行い、確定的な方法でインタリーバ103のパラメータN、p、sを選択して出力する。
なお、実施の形態6においても、図2、6,7のように、送信装置1にパンクチャ器120やビット調整器130、受信装置2にデパンクチャ器220やビット調整器230を含めても良い。この場合、通信システムにおける符号化及び復号処理の流れは、実施の形態4または実施の形態5の場合と同様とする。
以上説明したように、実施の形態6のインタリーバ生成装置によれば、M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さ(N−1)の基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行(N−1)列のラテン方陣またはラテン長方形のパターンを形成し、M行(N−1)列のパターンの最右列に各行の系列の最小値を配置することでM行N列のマッピングパターンを形成し、M行N列のマッピングパターンに入力系列をマッピングしてマッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成装置であって、特定の入力系列パターンがインタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられるインタリーバのパラメータ集合を算出する入力系列長集合算出部と、入力系列長集合算出部で算出したパラメータ集合の差集合となるパラメータを算出するパラメータ候補算出部と、パラメータ候補算出部で算出したパラメータを用いてインタリーバを生成するインタリーバ生成部とを備えたので、実施の形態4または実施の形態5におけるインタリーバ生成方法を装置として構成しているので、誤り訂正能力の高い符号を構成するインタリーバを装置により高速に生成することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1、1a 送信装置、2,2a 受信装置、3 通信路、10 インタリーバ生成装置、11 入力系列長集合算出部、12 パラメータ候補算出部、13 パラメータ選択部、100,100a ターボ符号化器、101 第1のRSC符号化器、102 第2のRSC符号化器、103,103a,203,203a インタリーバ、110 変調器、120 パンクチャ器、130,230 ビット調整器、200,200a ターボ復号器、210 復調器、220 デパンクチャ器。

Claims (8)

  1. M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さNの基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行N列のラテン方陣またはラテン長方形のマッピングパターンを形成し、当該マッピングパターンに前記入力系列をマッピングして当該マッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成方法であって、
    特定の入力系列パターンが前記インタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられて誤り訂正能力が低下してしまう場合の入力系列パターンの集合を算出する入力系列長算出工程と、
    前記入力系列長算出工程で算出した入力系列パターンの集合の差集合に含まれる入力系列パターンに対するインタリーバのパラメータを算出するパラメータ候補算出工程と、
    前記パラメータ候補算出工程で算出したパラメータを用いて前記インタリーバを生成するインタリーバ生成工程とを備えたことを特徴とするインタリーバ生成方法。
  2. M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さNの基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行N列のラテン方陣またはラテン長方形のマッピングパターンを形成し、当該マッピングパターンに前記入力系列をマッピングして当該マッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成装置であって、
    特定の入力系列パターンが前記インタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられて誤り訂正能力が低下してしまう場合の入力系列パターンの集合を算出する入力系列長集合算出部と、
    前記入力系列長集合算出部で算出した入力系列パターンの集合の差集合に含まれる入力系列パターンに対するインタリーバのパラメータを算出するパラメータ候補算出部と、
    前記パラメータ候補算出部で算出したパラメータを用いて前記インタリーバを生成するインタリーバ生成部とを備えたことを特徴とするインタリーバ生成装置。
  3. M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さ(N−1)の基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行(N−1)列のラテン方陣またはラテン長方形のパターンを形成し、当該M行(N−1)列のパターンの最右列に各行の系列の最小値を配置することでM行N列のマッピングパターンを形成し、前記M行N列のマッピングパターンに前記入力系列をマッピングして当該マッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成方法であって、
    特定の入力系列パターンが前記インタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられて誤り訂正能力が低下してしまう場合の入力系列パターンの集合を算出する入力系列長算出工程と、
    前記入力系列長算出工程で算出した入力系列パターンの集合の差集合に含まれる入力系列パターンに対するインタリーバのパラメータを算出するパラメータ候補算出工程と、
    前記パラメータ候補算出工程で算出したパラメータを用いて前記インタリーバを生成するインタリーバ生成工程とを備えたことを特徴とするインタリーバ生成方法。
  4. M行N列のバッファ内に入力系列を格納し、長さ(N−1)の基本疑似乱数系列を行単位にシフトすることでM行(N−1)列のラテン方陣またはラテン長方形のパターンを形成し、当該M行(N−1)列のパターンの最右列に各行の系列の最小値を配置することでM行N列のマッピングパターンを形成し、前記M行N列のマッピングパターンに前記入力系列をマッピングして当該マッピング後の入力系列を列単位に読み出すインタリーバを生成するインタリーバ生成装置であって、
    特定の入力系列パターンが前記インタリーバによって特定の出力系列パターンに並び替えられて誤り訂正能力が低下してしまう場合の入力系列パターンの集合を算出する入力系列長集合算出部と、
    前記入力系列長集合算出部で算出した入力系列パターンの集合の差集合に含まれる入力系列パターンに対するインタリーバのパラメータを算出するパラメータ候補算出部と、
    前記パラメータ候補算出部で算出したパラメータを用いて前記インタリーバを生成するインタリーバ生成部とを備えたことを特徴とするインタリーバ生成装置。
  5. 前記特定の入力系列パターンと前記特定の出力系列パターンは、自己終端系列であることを特徴とする請求項1または請求項3記載のインタリーバ生成方法。
  6. 前記特定の入力系列パターンと前記特定の出力系列パターンは、自己終端系列であることを特徴とする請求項2または請求項4記載のインタリーバ生成装置。
  7. 前記パラメータ候補算出工程で算出した前記パラメータが複数ある場合、当該複数のパラメータの中からいずれかを選択するパラメータ選択工程を備え、
    前記インタリーバ生成工程では、前記パラメータ候補算出工程で算出したパラメータに代えて、前記パラメータ選択工程で選択したパラメータを用いて前記インタリーバを生成することを特徴とする請求項1、請求項3及び請求項5のうちのいずれか1項記載のインタリーバ生成方法。
  8. 前記パラメータ候補算出部で算出した前記パラメータが複数ある場合、当該複数のパラメータの中からいずれかを選択するパラメータ選択部を備え、
    前記インタリーバ生成部では、前記パラメータ候補算出部で算出したパラメータに代えて、前記パラメータ選択部で選択したパラメータを用いて前記インタリーバを生成することを特徴とする請求項2、請求項4及び請求項6のうちのいずれか1項記載のインタリーバ生成装置。
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