JP6379774B2 - 交通量計測装置、交通量計測方法、および交通量計測プログラム - Google Patents

交通量計測装置、交通量計測方法、および交通量計測プログラム Download PDF

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Description

この発明は、信号灯器が設置された交差点の交通量を計測する技術に関する。
従来、信号灯器が設置されている交差点(特に、渋滞が発生しやすい重要交差点)では、交通量に応じて信号制御パラメータを決定することが行われている。信号制御パラメータは、サイクル、スプリット、オフセットである。サイクルは、信号灯器の1周期の時間を決定するパラメータである。スプリットは、1サイクルにおける各現示の時間を決定するパラメータである。オフセットは、周辺の交差点に設置されている信号灯器とのサイクルの開始タイミングの時間差を決定するパラメータである。
例えば、SCATS(Sydney Coordinated Adaptive Traffic System)と呼ばれる信号制御の方式がある。このSCATSは、信号制御パラメータの決定に、飽和度(DS:Degree of Saturation)というパラメータを使用する。DSは、交差点の流入路毎に検出される。DSは、信号灯器のサイクル毎に、その流入路を走行する車両群に通行権が与えられている現示期間中に(その流入路を走行する車両群に対する信号灯器の表示が青信号である期間中に)、交差点の停止線手前に定めた車両検知領域を通過した車両の通過台数nと、この車両検知領域に車両が位置していなかった車間時間Tと、を検出することで得られる。
具体的には、車両検知領域にはループコイル式の車両検知センサが埋設されている。ループコイルは、車線毎に、その車線の停止線手前に埋設されている。車間時間Tは、このループコイル式の車両検知センサが現示期間中に車両を検出していなかった合計時間である。通過台数nは、現示期間中にループコイル式の車両検知センサが検知した車両の合計台数である。
DSは、以下の式から得られる。
DS=g’/g
g’=g−(T−t×n)
g’:有効青時間
t:飽和流時における1台あたりの車間時間(飽和交通流率)
飽和交通流率tは、交差点付近の道路状況等を考慮して予め設定されている値である。
上記式から明らかなように、車両検知領域における実際の車間時間Tが設定されている飽和交通流率tと通過台数nとの積に一致したとき、DS=1.0になる。また、非飽和状態であるときには、車両の通過台数nは少なくなるが、車間時間Tが長くなるので、DS<1.0になる(通常、非飽和の度合いが高くなるにつれて、DSが小さくなる。)。さらに、過飽和状態であるとき、車両の通過台数nは少なくなるが、車間時間Tが短くなるので、DS>1.0になる(通常、過飽和の度合いが高くなるにつれて、DSが大きくなる。)。
また、すでに、交差点内を撮像した画像を処理し、交差点内の交通量を計測することや、その計測結果を用いて信号制御パラメータを決定する信号制御の方式も提案されている(特許文献1、2等参照)。
特開2006−259833号公報 特開2008−299785号公報
しかしながら、特許文献1、2等に記載されている技術は、車両検知を交差点内にすることを想定したものではない。すなわち、交差点内を撮像した画像を処理し、上述のSCATSで使用するDSを得るものではなかった。したがって、特許文献1、2等に記載されている技術をSCATで使用することができなかった。
また、ループコイル式の車両検知センサは道路に埋めるので、保守管理に手間やコストがかかる。このため、保守管理にかかる手間を削減する要望がある。また、センサの選択の多様化も要望としてあり、ループコイル式の車両検知センサを、保守管理しやすいセンサ(例えば交差点内を撮像するビデオカメラ等の画像センサ)に置き換える技術の実現が求められている。
この発明の目的は、交差点の流入路の飽和度を得ることができ、保守管理にかかる手間やコストが抑えられる技術を提供することにある。
特に、交差点内を撮像した画像を処理して、交差点の流入路の飽和度を得ることができる技術を提供することにある。
この発明の交通量計測装置は、上記目的を達するために、以下のように構成している。
撮像画像入力部には、信号灯器が設置された交差点内を撮像した撮像画像が入力される。追跡部は、撮像画像入力部に入力された撮像画像を処理し、交差点内を走行する車両を追跡する。計測値取得部は、追跡部における車両の追跡結果に基づき、交差点への車両の流入路別に、交差点を通過した車両の台数、および交差点を通過した車両の速度の代表値を取得する。そして、飽和度推定部は、交差点への車両の流入路別に、計測値取得部が取得した交差点を通過した車両の台数、および車両の速度の代表値を用いて飽和度(DS:Degree of Saturation)を推定する。
一般に、非飽和時(非渋滞時)には、通過車両の台数(Q)が少なくなるにつれて、通過車両の速度の代表値(V)は大きくなる。一方で、過飽和時(渋滞時)には、通過車両の台数(Q)が少なくなるにつれて、通過車両の速度の代表値(V)は小さくなる。したがって、通過車両の台数(Q)だけでは、非飽和時であるのか、過飽和時であるのか判断できない。しかしながら、非飽和時と、過飽和時とで通過車両の速度が異なるので、通過台数に加えて通過車両の速度の代表値(V)を用いることで、非飽和状態(DS<1.0)であるか、過飽和状態(DS>1.0)であるか判断できる。したがって、通過車両の台数(Q)と、通過車両の速度の代表値(V)とを用いることで、DSを精度よく推定することができる。
この構成では、追跡部が、交差点内を撮像した画像を処理して、交差点内を走行する車両を追跡した追跡結果から、通過車両の台数(Q)、および通過車両の速度の代表値(V)を取得する構成であるので、保守管理にかかる手間やコストが抑えられる。
なお、追跡部が処理する撮像画像(すなわち、撮像画像入力部に入力される交差点内を撮像した撮像画像)は、追跡部が交差点内を走行する車両を追跡した追跡結果から、通過車両の台数(Q)、および通過車両の速度の代表値(V)が取得できる交差点内の領域が撮像されていればよく、交差点内全体が撮像されていなくてもよいし、逆に、交差点外の領域が撮像されていてもよい。
また、交通量計測装置は、交差点の車両の流出路別に、その流出路が車両で詰まっている先詰まり状態であるかどうかを、飽和度推定部が推定した飽和度に基づいて判定する先詰まり判定部を備えている。
また、右折車両や、左折車両は、歩行者や対向車等の影響を受けて、速度が低速になることがあるので、DSの推定に用いる通過車両の台数(Q)、および通過車両の速度の代表値(V)については、直進車両に限定するのが好ましい。
また、追跡部は、走行する車両を追跡する前記交差点内の追跡エリアを、この交差点における現示の変化に応じて切り替えることで、処理負荷を抑えることができる。
この発明によれば、交差点の流入路の飽和度を得ることができ、保守管理にかかる手間やコストが抑えられる。
交通量計測装置の主要部の構成を示すブロック図である。 交差点におけるビデオカメラの設置例を示す概略の平面図である。 交差点に設置されている信号灯器の表示の変化を示す図である。 画像処理プロセッサの機能構成を示す機能ブロック図である。 QVプロットを説明する図である。 交通量計測装置の動作を示すフローチャートである。 交通量計測装置の動作を示すフローチャートである。 別の例にかかる検知領域の設定を示す図である。
以下、この発明の実施形態である交通量計測装置について説明する。
図1は、この例にかかる交通量計測装置の主要部の構成を示すブロック図である。図2は、交差点におけるビデオカメラの設置例を示す概略の平面図である。この例にかかる交通量計測装置1は、2台のビデオカメラ10、11で交差点内を撮像した画像を処理し、各流入路16A〜16Dについて飽和度(DS:Degree of Saturation)を推定するとともに、各流出路17A〜17Dについて先詰まりが発生しているかどうかを判定する。DSは、流入路16A〜16Dが走行する車両で混雑(渋滞)している度合いを示す値である。先詰まりは、流出路17A〜17Dが渋滞しており、ドライバーが交差点に進入するときに、交差点の手前で一時停止(自車の進入スペースが流出路側にあるかどうかの確認のための一時停止)する状況である。
また、図2に示すように、この例では、交差点の隣接していない2つの角にビデオカメラ10、11を設置している。一方のビデオカメラ10は、交差点内を4つに区分した検知領域15A、15Bが撮像エリアに収まるアングルで設置している。他方のビデオカメラ11は、交差点内を4つに区分した検知領域15C、15Dが撮像エリアに収まるアングルで設置している。ビデオカメラ10、11は、例えば、撮像レンズとして広角レンズを使用することで、上述の撮像エリアを確保することができる。ビデオカメラ10、11のフレームレートは、数十フレーム/sec(例えば、30フレーム/sec)である。また、ビデオカメラ10、11は、ある程度の解像度を確保するため、メガピクセル(例えば、縦×横が1300×1000程度)の撮像素子を備えたものを使用するのが好ましい。
なお、交差点の流入路16A〜16Dや、流出路17A〜17Dは、ビデオカメラ10、11の撮像エリアに収まっていてもよいし、収まっていなくてもよい。
また、この例は、2台のビデオカメラ10、11を交差点に設置するものであるが、設置するビデオカメラは1台であってもよい。この場合、1台のビデオカメラで検知領域15A〜15D全体を撮像する。また、設置するビデオカメラを4台とし、ビデオカメラ毎に、撮像する検知領域15A〜15Dを割り当ててもよい。すなわち、検知領域15A〜15Dを撮像することができれば、ビデオカメラの台数は何台であってもよい。この検知領域が、この発明で言う追跡エリアに相当する。
図2に示すように、流入路16Aから交差点に進入した直進車両は、検知領域15A、15Dをこの順に通り、流出路17Aに入る。流入路16Bから交差点に進入した直進車両は、検知領域15B、15Aをこの順に通り、流出路17Bに入る。流入路16Cから交差点に進入した直進車両は、検知領域15C、15Bをこの順に通り、流出路17Cに入る。流入路16Dから交差点に進入した直進車両は、検知領域15D、15Cをこの順に通り、流出路17Dに入る。
図3は、交差点に設置されている信号灯器の表示の変化を示す図である。図3は、信号灯器の表示が青、黄、赤の順に変化する場合を例にしている。ここでは、図2おける左右方向の道路を主道路、上下方向の道路を従道路として信号灯器の表示の変化を簡単に説明する。主道路側、および従道路側の信号灯器は青、黄、赤の順に切り替わる。図3に示す、T1が、主道路の青時間(スプリット)である。また、T2は、従道路の青時間(スプリット)である。また、T0が、信号灯器のサイクルである。
また、従道路側の信号灯器は、主道路側の信号灯器が青、または黄であるとき、常に赤であり、反対に、主道路側の信号灯器は、従道路側の信号灯器が青、または黄であるとき、常に赤である。また、現示の切り換わり時に、主道路側の信号灯器、および従道路側の信号灯器がともに赤であるクリアランス時間(図3に示す、t1、t2)を設けている。
この交差点に設置されている信号灯器のサイクルやスプリットは、信号制御装置(不図示)によって決定される。具体的には、信号制御装置は、この例にかかる交通量計測装置1が推定した各流入路16A〜16DのDS、および各流出路17A〜17Dの先詰まり判定結果に基づき、この交差点に設置されている信号灯器のサイクルやスプリットを決定する。
この例にかかる交通量計測装置1は、図1に示すように、制御部2と、画像入力部3と、画像処理プロセッサ4と、入出力部5と、を備えている。
制御部2は、交通量計測装置1本体各部の動作を制御する。
画像入力部3には、接続されている2台のビデオカメラ10、11で撮像した交差点内のフレーム画像が入力される。画像入力部3は、入力されたフレーム画像を一時的に記憶する画像メモリを備えている。この画像入力部3が、この発明で言う撮像画像入力部に相当する。
画像処理プロセッサ4は、現示が図2における主道路の車両群であるとき(主道路側の信号灯器が青であるとき)、一方のビデオカメラ10から入力されたフレーム画像を処理して、検知領域15A内を走行する車両を追跡するとともに、他方のビデオカメラ11から入力されたフレーム画像を処理して、検知領域15C内を走行する車両を追跡する。また、画像処理プロセッサ4は、現示が図2における従道路の車両群であるとき(従道路側の信号灯器が青であるとき)、一方のビデオカメラ10から入力されたフレーム画像を処理して、検知領域15B内を走行する車両を追跡するとともに、他方のビデオカメラ11から入力されたフレーム画像を処理して、検知領域15D内を走行する車両を追跡する。
このように、画像処理プロセッサ4は、交差点に設置された現示の変化に応じて、交差点を通過する車両を追跡する検知領域15A〜15Dを切り替える。
また、画像処理プロセッサ4は、各検知領域15A〜15Dにおける車両の追跡結果を用いて、流入路16A〜16D毎に、DSを推定する。また、画像処理プロセッサ4は、各検知領域15A〜15Dにおける車両の追跡結果を用いて、流出路17A〜17D毎に、先詰まりが発生しているかどうかを判定する。
この画像処理プロセッサ4が実行する処理の詳細については、後述する。この画像処理プロセッサ4が、この発明にかかる交通量計測方法を実行するコンピュータに相当する。また、この画像処理プロセッサ4が、この発明にかかる交通量計測プログラムを実行させるコンピュータに相当する。
入出力部5には、図示していない信号制御装置が接続されている。入出力部5は、画像処理プロセッサ4で推定された各流入路16A〜16DのDS、および各流出路17A〜17Dの先詰まり判定結果を信号制御装置に出力する。また、入出力部5には、信号制御装置から、交差点に設置されている信号灯器の表示状態を示す信号(主道路の車両が現示である期間を示す信号、および従道路の車両が現示である期間を示す信号)が入力されている。
信号制御装置は、各流入路16A〜16DのDS、および各流出路17A〜17Dの先詰まり判定結果に基づき、この交差点に設置されている信号灯器を制御する信号制御パラメータを決定する。信号制御パラメータは、図2に示す、サイクルT0、スプリットT1,T2を決定するものである。クリアランス時間t1、t2や、黄時間等は、予め定められている。信号制御装置は、決定した信号制御パラメータで信号灯器の表示を制御する。この信号制御装置は、例えば公知のSCATS(Sydney Coordinated Adaptive Traffic System)にかかる方式で、信号制御パラメータを決定する。
図4は、画像処理プロセッサの機能構成を示す機能ブロック図である。画像処理プロセッサ4は、第1の画像処理部41と、第2の画像処理部42と、を備えている。第1の画像処理部41は、一方のビデオカメラ10で撮像した交差点内の撮像画像を処理する。第2の画像処理部42は、他方のビデオカメラ11で撮像した交差点内の撮像画像を処理する。第1の画像処理部41と、第2の画像処理部42とは、処理する画像を撮像しているビデオカメラ10、11が異なるだけであって、機能構成については同じである。
第1の画像処理部41は、車両追跡部411と、通過台数取得部412と、車両速度取得部413と、DS推定部414と、先詰まり判定部415と、を備えている。
車両追跡部411は、信号灯器のサイクル毎に、現示が図2における主道路の車両群であるとき、一方のビデオカメラ10から画像入力部3に入力されたフレーム画像を処理し、検知領域15Aを通過する車両を追跡する。また、車両追跡部411は、現示が図2における従道路を走行する車両群であるとき、一方のビデオカメラ10から入力されたフレーム画像を処理し、検知領域15Bを通過する車両を追跡する。車両の追跡は、一方のビデオカメラ10が撮像したフレーム画像を時系列に処理して撮像されている車両を検出するとともに、その車両のID、検出時刻(フレーム画像の撮像時刻)、位置(交差点上の位置を示す座標)を対応付けたオブジェクトマップを生成することにより行える。ビデオカメラ10の撮像画像を処理し、撮像されているオブジェクト(ここでは車両)を追跡する技術については、公知であるので、詳細な説明を省略する。
通過台数取得部412は、信号灯器のサイクル毎に、車両追跡部411において生成されたオブジェクトマップを用いて、交差点を直進した車両(直進車両)の台数を取得する。すなわち、通過台数取得部412は、1サイクル中における現示が図2における主道路を走行する車両群であるとき(図3に示したT1の期間)、検知領域15Aを左右方向に通行した車両(直進車両)の台数を取得し、1サイクル中における現示が図2における従道路を走行する車両群であるとき(図3に示したT2の期間)、検知領域15Bを上下方向に通行した車両(直進車両)の台数を取得する。各車両の移動軌跡は、オブジェクトマップから得られる。
車両速度取得部413は、交差点を直進した車両の速度の代表値を算出する。この代表値は、直進車両の速度の平均値であってもよいし、中央値であってもよい。すなわち、車両速度取得部413は、1サイクル中における現示が図2における主道路を走行する車両群であるとき(図3に示したT1の期間)、検知領域15Aを左右方向に通行した直進車両の速度の代表値を算出し、1サイクル中における現示が図2における従道路を走行する車両群であるとき(図3に示したT2の期間)、検知領域15Bを上下方向に通行した直進車両の速度の代表値を算出する。各車両の速度は、その車両の移動距離を、車両追跡部411がその車両を追跡していた時間で除する(移動距離/追跡時間)ことで得られる。移動距離は、オブジェクトマップから得られる車両の移動軌跡から算出してもよいが、通常、直進車両が交差点内で蛇行することはないので、処理負荷を抑える観点から、図2における検知領域15Aの左右方向の長さと、図2における検知領域15Bの上下方向の長さとを定めておいてもよい。また、追跡時間は、その車両が最初に検出されたフレーム画像の撮像時刻と、その車両が最後に検出されたフレーム画像の撮像時刻と、の時間差である。
この通過台数取得部412、および車両速度取得部413が、この発明で言う計測値取得部に相当する。
DS推定部414は、信号灯器の1サイクル毎に、流入路16A、および流入路16BのDSを推定する。流入路16AのDSは、そのサイクルの現示が図2における主道路を走行する車両群であるときに、通過台数取得部412が取得した検知領域15Aを通行した直進車両の台数と、車両速度取得部413が取得した検知領域15Aを通行した直進車両の速度の代表値とに基づいて推定される。また、流入路16BのDSは、そのサイクルの現示が図2における従道路を走行する車両群であるときに、通過台数取得部412が取得した検知領域15Bを通行した直進車両の台数と、車両速度取得部413が取得した検知領域15Bを通行した直進車両の速度の代表値とに基づいて推定される。
青時間に交差点を通過した車両の台数と、青時間に交差点を通過した車両の速度の代表値との関係として、図5に示す関係(所謂、QVプロット)が知られている。一般に、非飽和時(非渋滞時)には、通過車両の台数(Q)が少なくなるにつれて、通過車両の速度の代表値(V)は大きくなる。一方で、過飽和時(渋滞時)には、通過車両の台数(Q)が少なくなるにつれて、通過車両の速度の代表値(V)は小さくなる。
図5に示すQVプロットは、道路の構造(上り坂や下り坂等)や周辺環境(見通しの良さ等)によって変化する。すなわち、QVプロットは、流入路毎に異なる。図5において、流入路のDSがDS=1になる点は、通過台数がピークになる点である。
また、車両の速度は、DS<1のとき、DS=1である点における車両の速度よりも速くなり、DS>1のとき、DS=1である点における車両の速度よりも遅くなる。図5に示すように、車両の速度が速くなるにつれて、流入路のDSは小さくなり、車両の速度が遅くなるにつれて、流入路のDSは大きくなる。但し、流入路のDSの値は、図5の縦軸(速度)方向に均等に変化するわけではない。
図5に実線で示すQVプロットは、流出路において先詰まりが発生していない状態である。一方、流出路において先詰まりが発生している場合、ドライバーは、交差点の手前で車を一時停車し、流出路側に自車の進入スペースがあることを確認して交差点に進入し、通過する。このため、図5に破線で示すように、交差点を通過する車両の速度は、流出路において先詰まりが発生している場合のほうが、流出路において先詰まりが発生していない場合よりも速くなる。
したがって、流入路のDSと、その流入路のQVプロットとの関係を示すデータ(以下、DS推定データと言う。)を予め設定しておくことで、青時間に交差点を通過した直進車両の台数と、青時間に交差点を通過した直進車両の速度の代表値とに基づいて、その時点における流入路のDSを推定することができる。すなわち、DS推定部414は、流入路16AのDS推定データを用いて、この流入路16AのDSを推定し、流入路16BのDS推定データを用いて、この流入路16DのDSを推定する。第1の画像処理部41は、流入路16AのDS推定データ、および流入路16BのDS推定データを図示していないメモリに記憶している。
DS推定部414に設けられている、通過車両の台数(Q)および通過車両の速度の代表値(V)の入力を受け付ける構成が、この発明で言う計測値入力部に相当する。
先詰まり判定部415は、信号灯器の1サイクル毎に、流出路17A、および流出路17Bについて先詰まりが発生しているかどうかを判定する。先詰まり判定部415は、そのサイクルにおいて、図3に示したT1の期間に検知領域15Aを左右方向に通行した車両の速度の代表値が、DS推定部414が推定した流入路16AのDSに対するQVプロット上の速度よりも速ければ、流出路17Aにおいて先詰まりが発生していると判定する。言い換えれば、先詰まり判定部415は、そのサイクルにおいて、図3に示したT1の期間に検知領域15Aを左右方向に通行した車両の速度の代表値が、DS推定部414が推定した流入路16AのDSに対するQVプロット上の速度以下であれば、流出路17Aにおいて先詰まりが発生していないと判定する。また、先詰まり判定部415は、そのサイクルにおいて、図3に示したT2の期間に検知領域15Bを上下方向に通行した車両の速度の代表値が、DS推定部414が推定した流入路16BのDSに対するQVプロット上の速度よりも速ければ、流出路17Bにおいて先詰まりが発生していると判定する。
また、第2の画像処理部42は、車両追跡部421と、通過台数取得部422と、車両速度取得部423と、DS推定部424と、先詰まり判定部425と、を備えている。車両追跡部421、通過台数取得部422、車両速度取得部423、DS推定部424、および先詰まり判定部425は、それぞれ、第1の画像処理部41が備える、上述した車両追跡部411、通過台数取得部412、車両速度取得部413、DS推定部414、および先詰まり判定部415と同じである。
但し、第2の画像処理部42は、流入路16CのDS推定データ、および流入路16DのDS推定データを図示していないメモリに記憶している。また、第2の画像処理部42は、現示が図2における主道路の車両群であるとき検知領域15Cを左右方向に通行した車両(直進車両)の台数、および車両速度の代表値を取得し、流入路16CのDSを推定するとともに、流出路17Cが先詰まり状態であるかどうかを判定する。また、第2の画像処理部42は、現示が図2における従道路の車両群であるとき検知領域15Dを上下方向に通行した車両(直進車両)の台数、および車両速度の代表値を取得し、流入路16DのDSを推定するとともに、流出路17Dが先詰まり状態であるかどうかを判定する。
以下、この例にかかる交通量計測装置1の動作について説明する。図6および図7は、交通量計測装置の動作を示すフローチャートである。
交通量計測装置1には、信号制御装置から交差点に設置されている信号灯器の表示状態を示す信号が入出力部5に入力されている。また、交差点に設置されているビデオカメラ10、11が撮像した交差点内の撮像画像が画像入力部3に入力されている。
交通量計測装置1は、図2における主道路側の現示開始タイミング(主道路側の青信号開始タイミング)になると(s1)、第1の追跡処理を開始する(s2)。s2にかかる第1の追跡処理は、車両追跡部411がビデオカメラ10で撮像した交差点内の画像を処理し、検知領域15Aを通過した車両を追跡する処理、および車両追跡部421がビデオカメラ11で撮像した交差点内の画像を処理し、検知領域15Cを通過した車両を追跡する処理である。画像処理プロセッサ4は、図2における主道路側の現示終了タイミング(主道路側の青信号終了タイミング)になると(s3)、s2で開始した第1の追跡処理を終了する(s4)。
画像処理プロセッサ4は、車両追跡部411、421で実行した車両の追跡結果に基づき、検知領域15A、15Cを通過した直進車両の台数を取得する(s5)。通過台数取得部412が、検知領域15Aを通過した直進車両の台数を取得する。また、通過台数取得部422が、検知領域15Cを通過した直進車両の台数を取得する。
また、画像処理プロセッサ4は、車両追跡部411、421で実行した車両の追跡結果に基づき、検知領域15A、15Cを通過した直進車両の速度の代表値を取得する(s6)。車両速度取得部413が、検知領域15Aを通過した直進車両の速度の代表値を取得する。また、車両速度取得部423が、検知領域15Cを通過した直進車両の速度の代表値を取得する。直進車両の速度の代表値は、直進車両の速度の平均値であってもよいし、中央値であってもよい。
画像処理プロセッサ4は、流入路16A、16CのDSを推定する(s7)。DS推定部414が、記憶している流入路16AのDS推定データ、s5で取得した検知領域15Aを通過した直進車両の台数、およびs6で取得した検知領域15Aを通過した直進車両の速度の代表値を用いて、この流入路16AのDSを推定する。また、DS推定部424が、記憶している流入路16CのDS推定データ、s5で取得した検知領域15Cを通過した直進車両の台数、およびs6で取得した検知領域15Cを通過した直進車両の速度の代表値を用いて、この流入路16CのDSを推定する。
また、画像処理プロセッサ4は、流出路17A、17Cについて先詰まりが発生しているかどうかを判定する(s8)。先詰まり判定部415は、s6で取得した検知領域15Aを通過した直進車両の速度の代表値と、s7で算出した流入路16AのDSに対するQVプロット上の速度と、を比較し、s6で取得した検知領域15Aを通過した直進車両の速度の代表値のほうが速ければ、流出路17Aにおいて先詰まりが発生していると判定する。また、先詰まり判定部425は、s6で取得した検知領域15Cを通過した直進車両の速度の代表値と、s7で算出した流入路16CのDSに対するQVプロット上の速度と、を比較し、s6で取得した検知領域15Cを通過した直進車両の速度の代表値のほうが速ければ、流出路17Cにおいて先詰まりが発生していると判定する。
交通量計測装置1は、s7で推定した流入路16A、16CのDS、およびs8で判定した流出路17A、17Cの先詰まり判定結果を信号制御装置に出力する(s9)。
交通量計測装置1は、図2における従道路側の現示開始タイミング(従道路側の青信号開始タイミング)になると(s10)、第2の追跡処理を開始する(s11)。s11にかかる第2の追跡処理は、車両追跡部411がビデオカメラ10で撮像した交差点内の画像を処理し、検知領域15Bを通過した車両を追跡する処理、および車両追跡部421がビデオカメラ11で撮像した交差点内の画像を処理し、検知領域15Dを通過した車両を追跡する処理である。画像処理プロセッサ4は、図2における従道路側の現示終了タイミング(従道路側の青信号終了タイミング)になると(s12)、s11で開始した第2の追跡処理を終了する(s13)。
画像処理プロセッサ4は、車両追跡部411、421で実行した車両の追跡結果に基づき、検知領域15B、15Dを通過した直進車両の台数を取得する(s14)。通過台数取得部412が、検知領域15Bを通過した直進車両の台数を取得する。また、通過台数取得部422が、検知領域15Dを通過した直進車両の台数を取得する。
また、画像処理プロセッサ4は、車両追跡部411、421で実行した車両の追跡結果に基づき、検知領域15B、15Dを通過した直進車両の速度の代表値を取得する(s15)。車両速度取得部413が、検知領域15Bを通過した直進車両の速度の代表値を取得する。また、車両速度取得部423が、検知領域15Dを通過した直進車両の速度の代表値を取得する。直進車両の速度の代表値は、直進車両の速度の平均値であってもよいし、中央値であってもよい。
画像処理プロセッサ4は、流入路16B、16DのDSを推定する(s16)。DS推定部414が、記憶している流入路16BのDS推定データ、s14で取得した検知領域15Bを通過した直進車両の台数、およびs15で取得した検知領域15Bを通過した直進車両の速度の代表値を用いて、この流入路16BのDSを推定する。また、DS推定部424が、記憶している流入路16DのDS推定データ、s14で取得した検知領域15Dを通過した直進車両の台数、およびs15で取得した検知領域15Dを通過した直進車両の速度の代表値を用いて、この流入路16DのDSを推定する。
また、画像処理プロセッサ4は、流出路17B、17Dについて先詰まりが発生しているかどうかを判定する(s17)。先詰まり判定部415は、s15で取得した検知領域15Bを通過した直進車両の速度の代表値と、s16で推定した流入路16BのDSに対するQVプロット上の速度と、を比較し、s15で取得した検知領域15Bを通過した直進車両の速度の代表値のほうが速ければ、流出路17Bにおいて先詰まりが発生していると判定する。また、先詰まり判定部425は、s15で取得した検知領域15Dを通過した直進車両の速度の代表値と、s16で推定した流入路16DのDSに対するQVプロット上の速度と、を比較し、s15で取得した検知領域15Dを通過した直進車両の速度の代表値のほうが速ければ、流出路17Dにおいて先詰まりが発生していると判定する。
交通量計測装置1は、s16で算出した流入路16B、16DのDS、およびs17で判定した流出路17B、17Dの先詰まり判定結果を信号制御装置に出力し(s18)、上述したs1に戻る。
このように、この例にかかる交通量計測装置1は、交差点内を撮像した画像を処理し、各流入路16A〜16DのDSを推定することができる。したがって、保守管理にかかる手間やコストが抑えられる。また、この交通量計測装置1は、各流入路16A〜16DのDSを推定し、出力するので、SCATSで信号灯器を制御している交差点の交通量を計測する装置として利用できる。
また、各流出路17A〜17Dの状態をセンシングすることなく、先詰まりが発生しているかどうかを判定することができる。
また、この例にかかる交通量計測装置1は、歩行者や対向車等によって速度にばらつきが生じる右折車両や左折車両を除外して、各流入路16A〜16DのDSを推定するので、その制度を十分に確保することができる。
なお、交差点を通過した車両の速度の検出精度は、その車両の走行方向の距離が長くなるにつれて高くなる。したがって、図8に示すように、交差点内において、各検知領域15A〜15Dを車両の走行方向に延ばしてもよい。この場合、各検知領域15A〜15Dは、図8に示すように、他の検知領域15A〜15Dと重なる重複領域を有することになる。各検知領域15A〜15Dは、ビデオカメラ10、11の撮像エリア内であれば、どのように設定してもよい。すなわち、検知領域15A〜15Dは、ビデオカメラ10、11の撮像エリアを調整することによって、任意に設定できる。
また、各流入路16A〜16DのDSを車両の分岐方向別(直進、右折、左折別)に推定してもよい。この場合、各流入路16A〜16Dについて、分岐方向別にDS推定データを記憶する。また、通過台数取得部412、422は、分岐方向別に車両の台数を取得し、車両速度取得部413、423は、分岐方向別に車両の速度の代表値を取得する。そして、DS推定部414、424において、各流入路16A〜16DのDSを車両の分岐方向別(直進、右折、左折別)に推定してもよい。
1…交通量計測装置
2…制御部
3…画像入力部
4…画像処理プロセッサ
5…入出力部
10、11…ビデオカメラ
15A〜15D検知領域
16A〜16D流入路
17A〜17D…流出路
41…第1の画像処理部
42…第2の画像処理部
411、421…車両追跡部
412、422…通過台数取得部
413、423…車両速度取得部
414、424…DS推定部
415、425…先詰まり判定部

Claims (9)

  1. 信号灯器が設置された交差点内を撮像した撮像画像が入力される撮像画像入力部と、
    前記撮像画像入力部に入力された撮像画像を処理し、前記交差点内を走行する車両を追跡する追跡部と、
    前記追跡部における車両の追跡結果に基づき、前記交差点への車両の流入路別に、前記交差点を通過した車両の台数、および前記交差点を通過した車両の速度の代表値を取得する計測値取得部と、
    前記交差点への車両の流入路別に、前記計測値取得部が取得した前記交差点を通過した車両の台数、および車両の速度の代表値を用いて飽和度を推定する飽和度推定部と、
    前記交差点の車両の流出路別に、その流出路が車両で詰まっている先詰まり状態であるかどうかを、前記飽和度推定部が推定した飽和度に基づいて判定する先詰まり判定部と、を備えた交通量計測装置。
  2. 前記計測値取得部は、前記交差点への車両の流入路別に、前記交差点内を直進で通過した車両の台数、および前記交差点を直進で通過した車両の速度の代表値を取得し、
    前記飽和度推定部は、前記交差点への車両の流入路別に、前記計測値取得部が取得した前記交差点を直進で通過した車両の台数、および前記交差点を直進で通過した車両の速度の代表値を用いて飽和度を推定する、請求項に記載の交通量計測装置。
  3. 前記追跡部は、走行する車両を追跡する前記交差点内の追跡エリアを、この交差点における現示の変化に応じて切り替える、請求項1、または2に記載の交通量計測装置。
  4. 前記計測値取得部は、前記交差点への車両の流入路別に、前記交差点を通過した車両の速度の平均値を代表値として取得する、請求項1〜のいずれかに記載の交通量計測装置。
  5. 信号灯器が設置された交差点内への車両の流入路別に、前記交差点を通過した車両の台数、および前記交差点を通過した車両の速度の代表値が計測値として入力される計測値入力部と、
    前記交差点への車両の流入路別に、前記計測値入力部に入力された前記交差点を通過した車両の台数、および車両の速度の代表値を用いて飽和度を推定する飽和度推定部と、
    前記交差点の車両の流出路別に、その流出路が車両で詰まっている先詰まり状態であるかどうかを、前記飽和度推定部が推定した飽和度に基づいて判定する先詰まり判定部と、を備えた交通量計測装置。
  6. 撮像画像入力部に入力された、信号灯器が設置された交差点内を撮像した撮像画像を処理し、前記交差点内を走行する車両を追跡する追跡ステップと、
    前記追跡ステップによる車両の追跡結果に基づき、前記交差点への車両の流入路別に、前記交差点を通過した車両の台数、および前記交差点を通過した車両の速度の代表値を取得する計測値取得ステップと、
    前記交差点への車両の流入路別に、前記計測値取得ステップで取得した前記交差点を通過した車両の台数、および車両の速度の代表値を用いて飽和度を推定する飽和度推定ステップと、
    前記交差点の車両の流出路別に、その流出路が車両で詰まっている先詰まり状態であるかどうかを、前記飽和度推定ステップで推定した飽和度に基づいて判定する先詰まり判定ステップと、をコンピュータが実行する交通量計測方法。
  7. 信号灯器が設置された交差点内への車両の流入路別に、計測値として計測値入力部に入力された、前記交差点を通過した車両の台数、および前記交差点を通過した車両の速度の代表値を用いて、前記交差点への車両の流入路別に、飽和度を推定する飽和度推定ステップと、
    前記交差点の車両の流出路別に、その流出路が車両で詰まっている先詰まり状態であるかどうかを、前記飽和度推定ステップで推定した飽和度に基づいて判定する先詰まり判定ステップと、をコンピュータが実行する交通量計測方法。
  8. 撮像画像入力部に入力された、信号灯器が設置された交差点内を撮像した撮像画像を処理し、前記交差点内を走行する車両を追跡する追跡ステップと、
    前記追跡ステップによる車両の追跡結果に基づき、前記交差点への車両の流入路別に、前記交差点を通過した車両の台数、および前記交差点を通過した車両の速度の代表値を取得する計測値取得ステップと、
    前記交差点への車両の流入路別に、前記計測値取得ステップで取得した前記交差点を通過した車両の台数、および車両の速度の代表値を用いて飽和度を推定する飽和度推定ステップと、
    前記交差点の車両の流出路別に、その流出路が車両で詰まっている先詰まり状態であるかどうかを、前記飽和度推定ステップで推定した飽和度に基づいて判定する先詰まり判定ステップと、をコンピュータに実行させる交通量計測プログラム。
  9. 信号灯器が設置された交差点内への車両の流入路別に、計測値として計測値入力部に入力された、前記交差点を通過した車両の台数、および前記交差点を通過した車両の速度の代表値を用いて、前記交差点への車両の流入路別に、飽和度を推定する飽和度推定ステップと、
    前記交差点の車両の流出路別に、その流出路が車両で詰まっている先詰まり状態であるかどうかを、前記飽和度推定ステップで推定した飽和度に基づいて判定する先詰まり判定ステップと、をコンピュータに実行させる交通量計測プログラム。
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