JP6378632B2 - 水素荷卸し方法及び水素ステーション - Google Patents

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Description

本発明は、水素ステーションに対して水素を荷卸しする水素荷卸し方法、及び、水素ステーションに関する。
従来の水素ステーションとしては、例えば特許文献1に記載されているように、水素を高圧で貯蔵する蓄圧部と、外部から供給される水素を昇圧して蓄圧部に充填する昇圧部(圧縮機)と、蓄圧器の水素を車両に充填するためのディスペンサと、を備えたものが知られている。この特許文献1に記載された水素ステーションでは、安全性や作業性を向上させるべく、各種の機器をキャビネット内に適宜配置することが図られている。
特開2013−167288号公報
ところで、上述したような水素ステーションでは、例えば、水素ステーションとは別の施設からトレーラ等の移動体で水素を輸送し、この水素を蓄圧部に貯蔵する場合(所謂、オフサイト型を採用する場合)がある。この場合、移動体から水素を荷卸しする際、移動体が有する容器内の水素圧力が十分に高いときであっても、当該容器の水素については、通常、例えば減圧弁等で一旦減圧されてから昇圧部で昇圧されて蓄圧部に蓄圧される。そのため、運転コストが悪化するおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、運転コストを節減することができる水素荷卸し方法及び水素ステーションを提供することを課題とする。
本発明に係る水素荷卸し方法は、水素を貯蔵する蓄圧部と、水素を昇圧する昇圧部と、を備える水素ステーションに対して、水素を貯蔵する容器を有する移動体から当該水素を荷卸しする水素荷卸し方法であって、移動体の容器内の圧力を検出する圧力検出工程と、圧力検出工程での検出結果に基づいて、荷卸しを行う荷卸し工程と、を備え、荷卸し工程では、圧力検出工程において検出された容器内の圧力が閾値よりも高い場合、容器と蓄圧部との間の差圧により、容器内の水素を蓄圧部へ移送する第1荷卸し工程を実行し、圧力検出工程において検出された容器内の圧力が閾値以下の場合、昇圧部により容器内の水素を吸引する第2荷卸し工程を実行する。
本発明に係る水素ステーションは、水素を貯蔵する蓄圧部と、水素を昇圧する昇圧部と、水素を貯蔵する容器を有する移動体の容器内の圧力を検出する圧力検出部と、容器から蓄圧部へ第1の開閉弁を介して水素を流通させる第1水素ラインと、容器から昇圧部の吸込み側へ第2の開閉弁を介して水素を流通させる第2水素ラインと、圧力検出部による検出結果に基づいて、第1及び第2の開閉弁を制御する制御部と、を備え、制御部は、圧力検出部により検出された容器内の圧力が閾値よりも高い場合、第1の開閉弁を開口させ、容器と蓄圧部との間の差圧により容器内の水素を蓄圧部へ移送させ、圧力検出部により検出された容器内の圧力が閾値以下の場合、第2の開閉弁を開口させ、昇圧部により容器内の水素を吸引させる。
このような水素荷卸し方法及び水素ステーションでは、移動体の容器内の圧力が閾値以下の場合には昇圧部によって水素を吸引できる一方で、移動体の容器内の圧力が閾値を越えている場合においては、容器と蓄圧部との間の差圧でもって水素を蓄圧部へ移送させることができる。よって、昇圧部によらずに(昇圧部を稼働せずに)水素を荷卸しすることができ、運転コストを節減することが可能となると共に、昇圧部で制限された流速以上の早い流速で水素を蓄圧部に移送することができる。
また、本発明に係る水素荷卸し方法において、第2荷卸し工程では、昇圧部により容器内の水素を吸引し、当該水素を蓄圧部又は昇圧部とは別の他の昇圧部の吸込み側へ移送してもよい。このように、第2荷卸し工程にて昇圧部で吸引された容器の水素については、蓄圧部又は他の昇圧部の吸込み側へと移送させることができる。
本発明によれば、運転コストを節減できると共に、より早い流速で水素を移送可能な水素荷卸し方法及び水素ステーションを提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る水素ステーションを示すシステム構成図である。 図1の水素ステーションの要部を示すシステム構成図である。 図1の水素ステーションにおける水素荷卸し方法を含む動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る水素ステーション100を示すシステム構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る水素ステーション100は、充填対象に水素を供給するための設備である。ここでの水素ステーション100では、水素ステーションとは別の施設で水素を精製してトレーラ(移動体)Tで運び込む所謂オフサイト型が採用されている。充填対象としては、例えば燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle)等の水素自動車、燃料電池フォークリフト及び燃料電池バイク等が挙げられる。
水素ステーション100は、外部より水素を受容する水素受容部1と、前段側で水素を昇圧する第1の昇圧部(昇圧部)2と、前段側で水素を貯蔵する第1の蓄圧部(蓄圧部)3と、後段側で水素を昇圧する第2の昇圧部(他の昇圧部)4と、後段側で水素を貯蔵する第2の蓄圧部6と、水素を充填対象に充填するためのディスペンサ7と、を備えている。なお、本実施形態では、充填対象として水素自動車Mを例示する。
水素受容部1は、トレーラTに積載された複数又は単一の水素容器バンク11と接続され、当該水素容器バンク11に貯蔵されている水素を受容する。水素受容部1は、ラインL21を介して第1の蓄圧部3に接続されていると共に、ラインL22を介して第1の昇圧部2に接続されている。第1の昇圧部2は、水素を圧縮する圧縮機によって構成されている。ここでの第1の昇圧部2は、第2の昇圧部4よりも圧縮圧力が低い低圧圧縮機によって構成されている。
第1の昇圧部2を構成する圧縮機は、例えば水素を20〜45MPaに圧縮することができ、300Nm/hrで水素を圧送することができる。第1の昇圧部2は、ラインL2を介して第1の蓄圧部3に接続されている。
第1の蓄圧部3は、水素を貯蔵する蓄圧器8によって構成されている。蓄圧器8の最高充填圧力は20〜45MPaに設定されている。蓄圧器8は、複数又は単一の容器によって構成されている。なお、図1では、第1の蓄圧部3は、蓄圧器8を備えているが、第1の蓄圧部3に含まれる蓄圧器8の数量は特に限定されない。蓄圧器8の出口側からはラインL31が引き出されており、ラインL31は、第2の昇圧部4の吸込み側へ水素を流通させるラインL3に接続されている。
第2の昇圧部4は、水素を圧縮する圧縮機によって構成されている。ここでの第2の昇圧部4は、第1の昇圧部2よりも圧縮圧力が高い高圧圧縮機によって構成されている。第2の昇圧部4を構成する圧縮機は、例えば水素を70〜95MPaに圧縮することができ、300〜1200Nm/hrの水素を圧送することができる。
第2の蓄圧部6は、水素を貯蔵する複数の蓄圧器9によって構成されている。蓄圧器9の最高充填圧力は70〜95MPaに設定されている。蓄圧器9は、複数又は単一の容器によってそれぞれ構成されている。なお、図1では、第2の蓄圧部6は、三つの蓄圧器(バンク(組))9を備えているが、蓄圧器9の数量は特に限定されない。
第2の昇圧部4には、各蓄圧器9へ水素を分配するためのラインL5が接続されている。また、ラインL5はラインL6〜L8へ分岐しており、これらラインL6〜L8は、各蓄圧器9の入口側にそれぞれ接続されている。また、各蓄圧器9の出口側からはラインL10〜L12がそれぞれ引き出されており、これらラインL10〜L12はラインL13に接続されている。ラインL13は、ラインL14を介してディスペンサ7に接続される。
なお、図1に示す三つの蓄圧器9のうち、蓄圧器9Aは高い圧力で水素の充填を行うための蓄圧器(以下、説明のために「高圧バンク9A」と称する)として機能し、蓄圧器9Cは高圧バンク9Aより低い圧力で水素の充填を行うための蓄圧器(以下、「低圧バンク9C」と称する)として機能し、蓄圧器9Bは高圧バンク9Aと低圧バンク9Cとの間の圧力で水素の充填を行うための蓄圧器(以下、「中圧バンク」と称する)として機能する。
ちなみに、図示するように、ラインL5とラインL13とを接続するラインL9がさらに設けられていてもよい。これにより、第2の昇圧部4から圧送された水素を、ディスペンサ7へ蓄圧器9を介さずに供給できる。また、第1の昇圧部2とラインL3とを接続するラインL4がさらに設けられていてもよい。これにより、例えば蓄圧器8が満杯(最高充填圧力に達する)の場合に、第1の昇圧部2で昇圧された水素を、ラインL4及びラインL3を介して直接的に第2の昇圧部4へ供給できる。
以上のような構成により、水素ステーション100の前段側においては、トレーラTの水素容器バンク11から水素受容部1で受容された水素は、差圧によって第1の蓄圧部3の蓄圧器8へ移送されて貯蔵される、又は、第1の昇圧部2で昇圧されて第1の蓄圧部3の蓄圧器8に貯蔵される(詳しくは、後述)。第1の蓄圧部3に貯蔵された水素は、ラインL3を介して水素ステーション100の後段側の第2の昇圧部4へ供給される。
水素ステーション100の後段側においては、前段側から供給された水素が第2の蓄圧部6の各蓄圧器9に貯蔵される。このとき、高圧バンク9A、中圧バンク9B及び低圧バンク9Cの順で残圧を高く維持しておく必要があるところ、供給された水素は、まず高圧バンク9Aへ供給された後、中圧バンク9Bへ供給され、最後に低圧バンク9Cへ供給される。
また、ディスペンサ7により水素自動車Mに水素を充填する場合、第2の蓄圧部6のいずれかの蓄圧器9に貯蔵された水素が、ディスペンサ7を介して水素自動車Mに充填される。具体的には、低圧バンク9Cあるいは中圧バンク9Bの水素が水素自動車Mに充填された後、仕上げ充填として、高い圧力に維持されている高圧バンク9Aの水素が水素自動車Mに充填される。あるいは、第2の昇圧部4から圧送された水素が、ラインL9を通過して、直接的に水素自動車Mへ充填されてもよい。
ここで、本実施形態の水素ステーション100の要部について、図2を参照しつつ具体的に説明する。
図2は、図1の水素ステーション100の要部を示すシステム構成図である。図2に示すように、水素ステーション100は、トレーラTの水素容器バンク11に水素受容部1を介して接続されたラインL20と、ラインL20の下流側及び蓄圧器8の入口側に接続されたラインL21と、ラインL20の下流側及び第1の昇圧部2の吸込み側に接続されたラインL22と、第1の昇圧部2の吐出側及び蓄圧器8の入口側に接続されたラインL2と、を備えている。
ラインL20には、接続弁12が設けられている。接続弁12は、ラインL20上の水素の流通を許容又は遮断することにより、水素容器バンク11との水素流通に係る接続を制御する。接続弁12としては、例えば電磁弁等の種々の弁(バルブ)を採用することができる(以下の接続弁について同じ)。ラインL21は、ラインL20を流れた水素を蓄圧器8へ流通させるものであり、ラインL21には、接続弁13が設けられている。接続弁13は、ラインL21上の水素の流通を許容又は遮断することにより、蓄圧器8との水素流通に係る接続を制御する。
ラインL22は、ラインL20を流れた水素を第1の昇圧部2の吸込み側へ流通させるものであり、ラインL22には、接続弁14が設けられている。接続弁14は、ラインL22上の水素の流通を許容又は遮断することにより、第1の昇圧部2の吸込み側との水素流通に係る接続を制御する。ラインL2は、第1の昇圧部2で昇圧された水素を蓄圧器8へ流通させるものであり、ラインL2には、接続弁16が設けられている。接続弁16は、ラインL2上の水素の流通を許容又は遮断することにより、第1の昇圧部2の吐出側の水素流通に係る接続を制御する。
また、水素ステーション100は、蓄圧器8の出口側に接続されたラインL31と、第2の昇圧部4の吸込み側と接続されたラインL3と、を備えている。ラインL31には接続弁15が設けられている。接続弁15は、ラインL31上の水素の流通を許容又は遮断することにより、蓄圧器8と第2の昇圧部4との水素流通に係る接続を制御する。
さらにまた、水素ステーション100は、圧力計18及び制御部19を備えている。圧力計18は、水素容器バンク11内の水素の圧力を検出する圧力検出部である。圧力計18は、その検出結果を制御部19へ出力する。なお、圧力計18としては、特に限定されず、水素容器バンク11内の圧力を検出できれば様々なものを用いることができる。
制御部19は、圧力計18による検出結果に基づいて接続弁13〜16の開閉を制御するものであり、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含むコンピュータにより構成されている。
具体的には、制御部19は、圧力計18で検出された圧力が閾値αよりも高い場合、接続弁13を開口させると共に接続弁14を閉口させることにより、水素容器バンク11と蓄圧器8との間の差圧により水素を蓄圧器8へ移送させる。一方、制御部19は、圧力計18で検出された圧力が閾値α以下の場合、接続弁14を開口させると共に接続弁13を閉口させることにより、第1の昇圧部2により水素容器バンク11の水素を吸引・昇圧して蓄圧器8へ蓄圧させる。
閾値αは、例えば、水素容器バンク11や蓄圧器8の最高充填圧力、もしくは第2の昇圧部4の最低吸込み圧力等に基づいて、予め設定されて制御部19に記憶される。閾値αとしては、20MPa〜40MPaの範囲の何れかの値を採用することができ、ここでは、35MPaとされている。ちなみに、後述するように、本実施形態の水素ステーション100は、制御部19を備えない手動切替え機構の構成を採用することもできる。
次に、上述した水素ステーション100における水素荷卸し方法を含む動作(制御部19による動作)の一例について、図2及び図3を参照しつつ説明する。
図3は、図1の水素ステーション100における水素荷卸し方法を含む動作を示すフローチャートである。図2及び図3に示すように、まず、トレーラTの水素容器バンク11との接続弁12を開とすることにより、水素容器バンク11内の水素の高圧荷卸しを開始する(S1)。続いて、水素容器バンク11内の水素の圧力を圧力計18で検出し、制御部19により、当該圧力が閾値αよりも大きいか否かを判定する(S2:圧力検出工程)。
水素容器バンク11内の圧力が閾値αよりも大きい場合(上記S2においてYesの場合)、制御部19により、蓄圧器8との接続弁13を開とすると共に、第1の昇圧部2との接続弁14を閉とする(S3)。これにより、水素容器バンク11と蓄圧器8との間の差圧でもって、水素容器バンク11内の水素を蓄圧器8へ移送して蓄圧する(S4:第1荷卸し工程)。その結果、例えば蓄圧器8内の圧力は、水素容器バンク11内と均圧に近い状態とされる。続いて、蓄圧器8と水素容器バンク11との差圧が一定値(5MPa)未満であるか否かを判定する(S5)。蓄圧器8と水素容器バンク11との差圧が一定値未満の場合(上位S5においてYESの場合)、後述のS10へ移行する。
蓄圧器8と水素容器バンク11との差圧が一定値以上の場合(上記S5においてNOの場合)、制御部19により、第2の昇圧部4の吸込み側との接続弁15を開とすることにより、第2の昇圧部4の吸込み側へ蓄圧器8内の水素を供給する(S6)。これにより、蓄圧器8内の水素を第2の昇圧部4で吸引し昇圧させ、当該水素を第2の蓄圧部6の各蓄圧器9へ適宜蓄圧する(S7)。各蓄圧器9(第2の蓄圧部6)が最高充填圧力となった時点で第2の昇圧部4を停止する(S8)。そして、蓄圧器8との接続弁13を開としたまま、トレーラTの水素容器バンク11からの水素の荷卸しを継続する(S9)。又は、上記S4,上記S6〜上記S8の過程で蓄圧器8と水素容器バンク11との差圧が一定値(5MPa)未満となった時点で、後述のS10へ移行する。
一方、水素容器バンク11内の圧力が閾値α以下の場合(上記S2においてNoの場合)、制御部19により、第1の昇圧部2との接続弁14,16を開とすると共に、蓄圧器8との接続弁13を閉とする(S10)。これにより、第1の昇圧部2で水素容器バンク11内の水素を吸引し昇圧させ、当該水素を蓄圧器8へ蓄圧する(S11:第2荷卸し工程)。
続いて、制御部19により、第2の昇圧部4の吸込み側との接続弁15を開とすることにより、第2の昇圧部4の吸込み側へ蓄圧器8内の水素を供給する(S12)。これにより、蓄圧器8の水素を第2の昇圧部4で吸引し昇圧させ、当該水素を第2の蓄圧部6の各蓄圧器9へ適宜蓄圧する(S13)。各蓄圧器9(第2の蓄圧部6)が最高充填圧力となった時点で第2の昇圧部4を停止する(S14)。そして、第1の昇圧部2との接続弁14を開としたまま、蓄圧器8(第1の蓄圧部3)に第1の昇圧部2でもって水素の荷卸しを継続する(S15)。
上記S9及び上記S15の後、蓄圧器8の圧力が最高充填圧力に達したと判定されるまで、上記S2へ再び移行する一方、蓄圧器8の圧力が最高充填圧力に達したと判定された場合には、接続弁13,14,16を閉とし、作業を終了する(S16,S17)。
以上、本実施形態では、水素容器バンク11内の圧力が閾値αを越えている場合には、差圧移送でもって水素を蓄圧器8へ移送できる。すなわち、水素容器バンク11の圧力が閾値αよりも大きいとき、水素容器バンク11の水素を、第1の昇圧部2をバイパスするラインL21を介して蓄圧器8へ差圧移送し、水素容器バンク11から蓄圧器8に直接移送することができる。従って、本実施形態によれば、第1の昇圧部2によらずに(第1の昇圧部2を稼働せずに)水素を荷卸しすることができ、運転コストを節減することが可能となる。これと共に、第1の昇圧部2では水素の流速に制限があるところ、この制限流速よりも早い流速で水素を第1の蓄圧部2(蓄圧器8)に移送することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では、制御部19を設け、この制御部19により圧力計18の検出結果に基づき接続弁13,14,16の開閉を制御したが、これに限定されるものではなく、制御部19は設けられていなくともよい。この場合、例えば作業者が圧力計18の検出値に基づき接続弁13,14,16の開閉を適宜制御することにより、上記作用効果を実現することができる。要は、本発明は、水素容器バンク11内の圧力が閾値αよりも高い場合、差圧移送により水素を蓄圧器8へ移送する第1荷卸し工程を実行し、水素容器バンク11内の圧力が閾値α以下の場合、第1の昇圧部2により水素を吸引する第2荷卸し工程を実行できればよい。
上記実施形態の水素容器バンク11は、例えば35MPaよりも大きい内圧の高圧バンクと、例えば35MPa以下の内圧の低圧バンクと、を含む構成とされていてもよい。この場合、水素容器バンク11の高圧バンクから蓄圧器8へ水素を差圧移送した後に、又は差圧移送するのと同時に、水素容器バンク11の低圧バンクから第1の昇圧部2により水素を蓄圧器8へ蓄圧してもよい。
以上において、ラインL20及びラインL21が第1水素ラインを構成し、ラインL20及びラインL22が第2水素ラインを構成し、接続弁13が第1の開閉弁を構成し、接続弁14が第2の開閉弁を構成する。
2…第1の昇圧部(昇圧部)、3…第1の蓄圧部(蓄圧部)、4…第2の昇圧部(他の昇圧部)、11…水素容器バンク(容器)、13…接続弁(第1の開閉弁)、14…接続弁(第2の開閉弁)、16…接続弁(第1の昇圧部の吐出弁)、18…圧力計(圧力検出部)、19…制御部、100…水素ステーション、L2…ライン(第1の昇圧部の吐出ライン)、L21…ライン(第1水素ライン)、L22…ライン(第2水素ライン)、M…水素自動車(移動体)。

Claims (3)

  1. 水素を貯蔵する蓄圧部と、
    水素を昇圧する昇圧部と、を備える水素ステーションに対して、水素を貯蔵する容器を有する移動体から当該水素を荷卸しする水素荷卸し方法であって、
    前記移動体の前記容器内の圧力を検出する圧力検出工程と、
    前記圧力検出工程での検出結果に基づいて、荷卸しを行う荷卸し工程と、を備え、
    前記荷卸し工程では、
    前記圧力検出工程において検出された前記容器内の圧力が閾値よりも高い場合、前記容器と前記蓄圧部との間の差圧により、前記容器内の水素を前記蓄圧部へ移送する第1荷卸し工程を実行し、
    前記圧力検出工程において検出された前記容器内の圧力が前記閾値以下の場合、前記昇圧部により前記容器の水素を吸引する第2荷卸し工程を実行する、水素荷卸し方法。
  2. 前記第2荷卸し工程では、前記昇圧部により前記容器内の水素を吸引し、当該水素を前記蓄圧部又は前記昇圧部とは別の他の昇圧部の吸込み側へ供給する、請求項1に記載の水素荷卸し方法。
  3. 水素を貯蔵する蓄圧部と、
    水素を昇圧する昇圧部と、
    水素を貯蔵する容器を有する移動体の前記容器の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記容器から前記蓄圧部へ第1の開閉弁を介して水素を流通させる第1水素ラインと、
    前記容器から前記昇圧部の吸込み側へ第2の開閉弁を介して水素を流通させる第2水素ラインと、
    前記圧力検出部による検出結果に基づいて、前記第1及び第2の開閉弁を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記圧力検出部により検出された前記容器内の圧力が閾値よりも高い場合、前記第1の開閉弁を開口させることにより、前記容器と前記蓄圧部との間の差圧で前記容器内の水素を前記蓄圧部へ移送させ、
    前記圧力検出部により検出された前記容器内の圧力が前記閾値以下の場合、前記第2の開閉弁を開口させることにより、前記昇圧部で前記容器内の水素を吸引させる、水素ステーション。
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