JP6376963B2 - 開先部監視装置を有するレーザ溶接装置およびレーザ溶接装置の開先部監視方法 - Google Patents
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Description
る誤差検出手段を備えたものが特許文献1に提案されている。この誤差検出手段は、レー
ザビームの照射位置よりも前方に配置され、レーザセンサなどの光学系センサから構成さ
れる。
レーザビームの光軸上に揺動自在に配置されたウイービング用ミラーと、
当該ウイービング用ミラーを揺動させてビームスポットを、山部と谷部を有する形状にウイービングさせるウイービング駆動装置と、
前記開先溶接部の画像を撮像する撮像装置と、
前記ウイービング駆動装置にウイービング波形信号を出力するとともに、前記撮像装置に撮像トリガー信号を出力する操作出力部および画像処理・判断部を有する制御装置と、を具備し、
前記撮像トリガー信号に基づいて操作される前記撮像装置は、ビームスポットが前記山部又は谷部の近傍位置にあり、且つビームスポットから開先溶接部の開先壁に沿って前方に伸びるプラズマ光を撮像し、
前記画像処理・判断部は、前記プラズマ光を含む画像から開先溶接部の開先壁の位置を判断して開先幅および開先中心を求めることを特徴とする。
ビームスポットが前記山部又は谷部の近傍位置で、且つビームスポットから開先溶接部の開先壁に沿って前方に伸びるプラズマ光を撮像し、
前記プラズマ光を含む画像から開先溶接部の開先壁の位置を判断して開先幅および開先中心を求めることを特徴とする。
請求項2によれば、ビームスポットが山部又は谷部の折り返し点を通過した位置から、ウイービングの振幅の7%から15%の範囲内を移動している時に、ビームスポットから開先溶接部の開先壁に沿って前方に伸びるプラズマ光が発生するため、撮像装置でプラズマ光を確実に撮像することができる。
請求項6によれば、ビームスポットが山部又は谷部の折り返し点を通過した位置から、ウイービングの振幅の7%から15%の範囲内を移動している時に、ビームスポットから開先溶接部の開先壁に沿って前方に伸びるプラズマ光が発生するため、撮像装置でプラズマ光を確実に撮像することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図21に基づいて説明する。
[レーザ溶接装置]
図1〜図4に示すように、このレーザ溶接装置は、レーザ共振器11で発信されたレーザビーム(CO2レーザやYAGレーザなど)LBを、ファイバケーブル12およびコリメーションレンズ13を介して導入し、その水平方向の光軸Oh上に配置された反射ミラー(ウイービング用ミラー)14で反射させて90°屈折させ、垂直方向の光軸Ov上に導入する。そしてフォーカスレンズ15で集光してビームスポットBSを開先溶接部16に照射する。前記反射ミラー14は、ウイービング用駆動装置(電動モータ等)17により揺動可能に支持されており、反射ミラー14を所定の振幅および周波数で揺動させることにより、ビームスポットBSを溶接ラインWLに交差(直交)する方向に山部と谷部を有する波形状にウイービングさせる。ここでウイービング波形は、振幅が開先溶接部16の開先幅Wに対応して設定される。またビームスポットBSの出力や大きさに対応して、ウイービング波形の周波数(周期)が数10〜数100Hzの範囲で設定される。
[開先部監視装置]
光軸Ovに、レーザ光の波長を透過するダイクロイックミラーからなる入口側ダイクロイックミラー(検出用ミラー)18および出口側ダイクロイックミラー(照明用ミラー)19がそれぞれ配置されている。これらダイクロイックミラー18,19は、レーザビームLBを透過するとともに、可視光や近赤外光を所定の反射率で反射させるもので、光軸Ovに対して45°傾斜して配置される。
レーザ溶接装置に備えられている制御装置41は、ウイービング用駆動装置17を制御するウイービング制御部17aと、撮像装置21を制御するシャッタ制御部21aと、ウイービング用駆動装置17にウイービング波形信号を出力して制御する操作出力部42と、撮像装置21の画像出力部21bから撮像データが入力される画像処理・判断部51と、画像処理・判断部51から開先壁32R,32Lの検出データがそれぞれ入力される信号比較判断部54とを有している。
尚、ここで波形テーブル46におけるウイービング波形をSin波形としたが、電流制御可能なガルバノメータなどを使用したウイービング用駆動装置17を制御することにより、三角形波形や台形波形をウイービング波形として出力することができる。
また、信号比較判断部54は、画像処理・判断部51から入力される開先壁32R,32Lの検出データを比較して、それぞれの位置のずれ量が、所定の閾値より大きい時に警告信号を出力することができる。
(撮像トリガー信号)
操作出力部42は、ビームスポットBSがウイービングの山部又は谷部の折り返し点57R,57Lを通過した位置から、ウイービングの振幅Eの7%から15%の範囲内を移動している時に撮像装置21のシャッタが駆動されるように、撮像トリガー信号をシャッタ制御部21aに出力する。
図2は、撮像装置21の非溶接時の画面を示すもので、左右の母材31R,31L間に開先壁32R,32Lを有する開先溶接部16が形成されている。33はシールド用ガスノズル、34は開先溶接部16に充填されるフィラーである。
(1)式により、各画素列i1〜i2における画素j1〜j2の明るさの平均値f(i)が表される。
R(i)={f(i−2)+f(i−1)}−{f(i+1)+f(i+2)}…(2)式で表されるR(i)が、最大値となるiRに、右の開先壁32Rがあると判断する。
L(i)={f(i+2)+f(i+1)}−{f(i−1)+f(i−2)}…(3)式で表されるL(i)が、最大値となるiLに、左の開先壁32Lがあると判断する。
画像処理・判断部51では、上記画像処理により、開先溶接部16の開先壁32R,32Lの位置や開先幅W、開先溶接部16の開先中心Cが求められる。
制御装置41は以下のような制御を行う。
図5,図8に示すように、先ず、開先溶接部16の誤差を含まない正規の開先幅Wに対応する正規の振幅EでレーザビームLBのウイービングを開始する(S−1)。そして、ビームスポットBSが一方の折り返し点57Rを通過して折り返した後、折り返し点57RとビームスポットBSとの振幅方向における距離AがレーザビームLBの振幅Eの7%〜15%の範囲内に含まれているかを以下のようにして判断する(S−2)。すなわち前記S−2の判断はアドレスカウンタ設定値とR側シャッター設定値とが一致しているか否かに基づいて行われ、アドレスカウンタ設定値とR側シャッター設定値とが一致すれば、前記距離Aが前記振幅Eの7%〜15%の範囲内に含まれていると判断し、開先溶接部16を撮像装置21で撮像する(S−3)。
次に、本発明の第2の実施の形態を図22〜図25に基づいて説明する。
先に説明した第1の実施の形態では、図6,図7に示すように、画像処理・判断部51は、ビームスポットBSとプラズマ光60との撮像画像に基づいて開先壁32R,32Lの位置を判断しているが、第2の実施の形態では、図22,図23に示すように、画像処理・判断部51は、ビームスポットBSよりも長手方向前方Fで且つビームスポットBSを含まないがプラズマ光60を含む画像領域63を選択し、この画像領域63の画像に基づいて、第1の実施の形態と同様に、光度の勾配から開先溶接部16の開先壁32R,32Lの位置を判断する。尚、画像領域63は図22,図23に示した白線で囲まれた長方形の領域である。
16 開先溶接部
17 ウイービング用駆動装置
21 撮像装置
32R,32L 開先壁
41 制御装置
42 操作出力部
51 画像処理・判断部
57R,57L 折り返し点
60 プラズマ光
63 画像領域
BS ビームスポット
C 開先中心
E レーザビームの振幅
LB レーザビーム
Oh,Ov 光軸
W 開先幅
WL 溶接ライン
Claims (6)
- 開先溶接部を監視しながら開先溶接部の溶接ラインに沿って溶接するレーザ溶接装置であって、
レーザビームの光軸上に揺動自在に配置されたウイービング用ミラーと、
当該ウイービング用ミラーを揺動させてビームスポットを、山部と谷部を有する形状にウイービングさせるウイービング駆動装置と、
前記開先溶接部の画像を撮像する撮像装置と、
前記ウイービング駆動装置にウイービング波形信号を出力するとともに、前記撮像装置に撮像トリガー信号を出力する操作出力部および画像処理・判断部を有する制御装置と、を具備し、
前記撮像トリガー信号に基づいて操作される前記撮像装置は、ビームスポットが前記山部又は谷部の近傍位置にあり、且つビームスポットから開先溶接部の開先壁に沿って前方に伸びるプラズマ光を撮像し、
前記画像処理・判断部は、前記プラズマ光を含む画像から開先溶接部の開先壁の位置を判断して開先幅および開先中心を求める
ことを特徴とする開先部監視装置を有するレーザ溶接装置。 - 操作出力部は、ビームスポットが前記山部又は谷部の折り返し点を通過した位置から、ウイービングの振幅の7%から15%の範囲内を移動している時に撮像装置のシャッタが駆動されるように撮像トリガー信号を出力する
ことを特徴とする請求項1記載の開先部監視装置を有するレーザ溶接装置。 - 画像処理・判断部は、撮像画像のビームスポットよりも前方で且つビームスポットを含まないがプラズマ光を含む画像領域を選択し、この画像領域に基づいて開先壁の位置を判断する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の開先部監視装置を有するレーザ溶接装置。 - 画像処理・判断部は、溶接ラインに沿う画素列のうち、光度の大きい画素列をプラズマ光と判断し、プラズマ光の溶接ラインの外側で隣接する画素列の光度の勾配が大きい画素列を開先壁と判断する
ことを特徴とする請求項3記載の開先部監視装置を有するレーザ溶接装置。 - 光軸に沿って照射されたレーザビームを、ウイービング用ミラーを介して開先溶接部に照射し、前記ウイービング用ミラーを揺動させて開先溶接部に照射されるビームスポットを、山部と谷部を有する形状にウイービングさせ、
ビームスポットが前記山部又は谷部の近傍位置で、且つビームスポットから開先溶接部の開先壁に沿って前方に伸びるプラズマ光を撮像し、
前記プラズマ光を含む画像から開先溶接部の開先壁の位置を判断して開先幅および開先中心を求める
ことを特徴とするレーザ溶接装置の開先部監視方法。 - ビームスポットが前記山部又は谷部の折り返し点を通過した位置から、ウイービングの振幅の7%から15%の範囲内を移動している時に、プラズマ光を撮像する
ことを特徴とする請求項5記載のレーザ溶接装置の開先部監視方法。
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