一例として示すバッティング分析支援システム10の構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係るバッティング分析支援システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。以下の説明では、システム10がプロ野球の球団において利用される場合であって、各種データがインターネット14を介して配信される場合を例としてこのシステム10を説明する。なお、このシステム10は、プロ野球の球団のみならず、野球やソフトボール(プロのみならず、アマチュアも含む)の競技を行う企業、団体、自治体、学校等のあらゆる組織において利用することができ、それら組織における野球やソフトボールのバッターのバッティングの分析の支援に使用される。また、各種データがLANやWAN等の閉じたネットワークを介して配信される場合もある。
バッティング分析支援システム10は、球団が利用する管理サーバ11と、各プロ野球関係者が所持する各種複数の情報端末12と、野球やソフトボールのゲーム(試合)における各対戦映像を高速度撮影可能な高速度カメラ13A〜13D(ハイスピードカメラ)とから形成されている。情報端末12には、コンピュータやスマートフォン、タブレット、携帯電話等が含まれる。高速度カメラ13A〜13Dには、テレビジョン用撮影カメラ、カメラレコーダー、スタジオカメラ等が含まれる。プロ野球関係者には、監督やコーチ、トレーナー、現役選手、スコアラー、スカウト、球団スタッフ等が含まれるが、野球関係者をそれらに限定するものではなく、野球評論家や野球解説者、スポーツインストラクター等のあらゆる者が含まれる。
なお、図1では、情報端末12としてそれぞれ1台のノートパソコン12A、タブレット12B、スマートフォン12Cを図示しているが、実際にはn台の複数のコンピュータやタブレット、スマートフォン、携帯電話等によってこのシステム10が構成される。また、図1では、1台の物理的な管理サーバ11を図示しているが、バーチャル管理サーバがこのシステム10を構成する場合があり、2台以上の物理的な管理サーバや2台以上のバーチャル管理サーバがこのシステム10を構成する場合がある。
バッティング分析支援システム10では、バッターのバッティングの分析に使用する各種データがデータベースやクラウド等に格納され、各種データがインターネット14やLAN、WAN等のネットワークを介してサーバ11からそれら情報端末12に配信されるとともに、各種データがネットワークを介してそれら情報端末12からサーバ11に配信される。プロ野球関係者は、サーバ11から情報端末12に配信された各種データを見ることで、自球団や他球団のバッターのバッティングを分析する。
管理サーバ11は、物理的な中央処理装置(CPUまたはMPU)や仮想されたバーチャル中央処理装置と、物理的なメモリ(メインメモリやキャッシュメモリ)や仮想されたバーチャルメモリとを有し、独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する物理的なコンピュータまたは仮想されたバーチャルコンピュータである。サーバ11には、物理的なハードディスクや仮想されたバーチャルハードディスクが実装されている。
管理サーバ11は、球団が入居する施設に設置される場合、または、球団が契約するデータセンターに設置される場合がある。なお、図示はしていないが、サーバ11には、キーボードやマウス、タッチペン等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。また、サーバ11は、セキュリティールーターやファイアーフォールに接続されている。サーバ11の中央処理装置は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、ハードディスクに格納された分析支援アプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに従って後記する各手段を実行する。
管理サーバ11のハードディスクには、各情報端末12(ノートパソコン12A、タブレット12B、スマートフォン12C)から送信された情報端末特定識別子が格納され、自球団や他球団を特定する球団特定識別子が格納されているとともに、自球団や他球団の所属選手を特定する選手特定識別子が格納されている。サーバ11のハードディスクには、それら選手の各種の選手データ(個人情報)が球団特定識別子および選手特定識別子に関連付けられた状態で格納され、複数の対戦映像が対戦映像特定識別子に関連付けられた状態で格納されている。サーバ11のハードディスクには、それら情報端末12のURLが格納されているとともに、各所に設置された物理的な外部サーバ(コンピュータ)や仮想サーバ(コンピュータ)のURLが格納されている。
情報端末特定識別子には、各情報端末12のIPアドレスやMACアドレス、URL、メールアドレス、Cookie情報、固体識別番号等を利用することができる他、独自に生成したユニークな識別番号を利用することができる。球団特定識別子や選手特定識別子、対戦映像特定識別子には、独自に生成したユニークな識別子を利用することができる。選手データには、バッターデータ、ピッチャーデータがある。
バッターデータには、バッター名、所属球団名、背番号、年齢、伸長、体重、一軍(レギュラー)または二軍(ファーム)、先発またはピンチヒッター、右打ちまたは左打ち、ポジション、打順、バッターの各種成績(打率、ホームラン数、ヒット数、三振数等のバッターの成績のあらゆるものが含まれる)がある。ピッチャーデータには、ピッチャー名、所属球団名、背番号、年齢、伸長、体重、一軍(レギュラー)または二軍(ファーム)、先発またはリリーフ、右投げまたは左投げ、球種(持ち球)、ピッチャーの各種成績(防御率、自責点、完投数、奪三振数、被安打数、与四球数等のピッチャーの成績のあらゆるものが含まれる)等がある。
球種には、ストレート、フォーシーム・ファストボール、ツーシーム・ファストボール、ムーヴィング・ファストボール、シンキング・ファストボール、カット・ファストボール、スプリットフィンガード・ファストボール、シュート、シンカー、スライダー、カーブ、スラーブ、スクリューボール、フォークボール、チェンジアップ、パームボール、スローボール、ナックルボール、ジャイロボール等がある。対戦データには、対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名等がある。
管理サーバ11は、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ機能、ホームページを公開するために必要なWebサーバ機能、他のコンピュータや他のサーバからの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベースサーバ機能、電子メールの送受信用のメールサーバ機能、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらのデータを検索可能にするドキュメントサーバ機能等の各種サーバ機能を有する。サーバ11は、ウェブブラウザを利用してインターネット14に接続可能であり、インターネット14に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、不特定多数の他のサーバ(物理サーバや仮想サーバ)にアクセスかつログインすることができる。
ノートパソコン12Aやタブレット12Bは、CPUまたはGPUとメインメモリおよびキャッシュメモリとを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作するコンピュータである。ノートパソコン12Aやタブレット12Bは、それぞれ機種が異なるとともに提供メーカーが異なる各種のそれらを使用することができる。ノートパソコン12Aやタブレット12Bのメモリには、それらを使用する権限を有する球団関係者の個人データが格納されているとともに、管理サーバ11や他のサーバのURLが格納されている。
個人データとしては、パスワードやID番号、端末利用者名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、球団名(会社名)、所属部課、役職等がある。ノートパソコン12Aやタブレット12Bは、ウェブブラウザを利用してインターネット14に接続可能であり、インターネット14に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、不特定多数のサーバ(物理サーバや仮想サーバ)にアクセスかつログインすることができる。ノートパソコン12Aやタブレット12Bは、インターネット14において各種検索エンジンを利用することができる。
スマートフォン12Cは、CPUまたはGPUとメインメモリおよびキャッシュメモリとを有して独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作するコンピュータを内蔵し、半導体メモリを実装している。スマートフォン12Cは、それぞれ機種が異なるとともに提供キャリアが異なる各種のそれらを使用することができる。スマートフォン12Cの半導体メモリには、それらを使用する権限を有する球団関係者の既述の個人データが格納されているとともに、管理サーバ11や他のサーバのURLが格納されている。スマートフォン12Cは、ウェブブラウザを利用してインターネット14に接続可能であり、インターネット14に接続された各種複数のDNSサーバ等を経由しつつ、不特定多数のサーバ(物理サーバや仮想サーバ)にアクセスかつログインすることができる。スマートフォン12Cは、インターネット14において各種検索エンジンを利用することができる。
高速度カメラ13A〜13Dは、図1に示すように、球場15のスタンドに設置され、プロ野球のゲーム(試合)におけるピッチャーとバッターとの対戦映像(デジタル映像)を撮影する。なお、カメラ13A〜13Dは、撮影スペードが可変であり、各対戦映像を高速撮影することができる他、各対戦映像を通常速度で撮影することもできる。ゲームには、一軍の試合のみならずファームのそれも含まれ、ペナントレース中の試合の他に、オープン戦のそれも含まれる。
高速度カメラ13Aは、バックネット後方(バックネット裏)のスタンドに設置され(バックネットカメラ)、ホームベース(キャッチャー)の後方からセンターの方向(第1〜第n方向)に向かって対戦映像を撮影する。カメラ13Bは、一塁側のスタンドに設置され(一塁側カメラ)、一塁ベース(ファースト)の後方から三塁側(サード)の方向(第1〜第n方向)に向かって対戦映像を撮影する。カメラ13Cは、センター後方のスタンドに設置され(センターカメラ)、センターからバックネットの方向(第1〜第n方向)に向かって対戦映像を撮影する。カメラ13Dは、三塁側のスタンドに設置され(三塁側カメラ)、三塁ベースの後方から一塁側の方向(第1〜第n方向)に向かって対戦映像を撮影する。
なお、図示はしていないが、プロ野球関係者が高速度カメラを球場15に持ち込み、プロ野球関係者がカメラを保持した状態でスタンドから対戦映像を撮影する場合もある。図1では、4台のカメラ13A〜13Dを図示しているが、カメラの台数に特に限定はなく、少なくとも3台以上のカメラが設置され、対戦映像がそれらカメラによって撮影されればよい。また、対戦映像を撮影する方向についても特に限定はなく、球場のあらゆる方向(第1〜第n方向)から対戦映像が撮影される。バックネットカメラ13Aや一塁側カメラ13B、センターカメラ13C、三塁側カメラ13Dは、撮影した対戦映像を放送波(電波)として放送受信機(図示せず)に送信する。放送受信機は、対戦映像を格納するとともに、対戦映像を管理サーバ11に送信する。
図2は、管理サーバ11に接続されたディスプレイ16に表示された初期画面の一例を示す図であり、図3は、ノートパソコン12Aのディスプレイ17に表示された初期画面の一例を示す図である。図4は、ディスプレイ16に表示されたデータ編集画面の一例を示す図であり、図5は、ディスプレイ16に表示された映像選択・編集画面の一例を示す図である。図6は、ディスプレイ16に表示された基準点指定画面の一例を示す図であり、図7は、ディスプレイ16に表示された基準点任意設定画面の一例を示す図である。図2〜図7および以下の図8〜図33に基づいてバッティング分析支援システム10において実行される各手段を説明する。なお、タブレット12Bやスマートフォン12Cのタッチパネルにも図3と同様の初期画面や以下の図15〜図33に示す各データ表示画面が表示される。
管理サーバ11おいて分析支援アプリケーションを起動すると、図2に示すバッティング分析支援システム10の初期画面がディスプレイ16に表示される。初期画面には、データ編集ボタン2a、データ取得ボタン2b、データ合成ボタン2c、データ表示ボタン2d、閉じるボタン2eが表示される。閉じるボタン2eをクリックすると、分析支援アプリケーションが終了する(以下の画面の閉じるボタンも同様)。
ノートパソコン12Aやタブレット12B、スマートフォン12Cがインターネットに接続し、ディスプレイ17やタッチパネルに表示されたサーバ11を示すアイコンをクリックすると、認証画面(図示せず)がディスプレイ17やタッチパネルに表示される。認証画面における認証手続によって認証結果が可である場合、ノートパソコン12Aやタブレット12B、スマートフォン12Cがサーバ11にログインし、図3に示すバッティング分析支援システム10の初期画面がディスプレイ17やタッチパネルに表示される。初期画面には、利用者名が表示された利用者名表示エリア3a、データ表示ボタン3b、ログアウトボタン3cが表示される。ログアウトボタン2dをクリックすると、情報端末12が管理サーバ11からログアウトする。
対戦映像を第1〜第n対戦映像データや第1〜第nバッティングフォーム映像データに編集するには、図2の初期画面のデータ編集ボタン2aをクリックする。データ編集ボタン2aをクリックすると、図4に示すデータ編集画面がディスプレイ16に表示される。データ編集画面には、試合日入力エリア4a、バッター名入力エリア4b、ピッチャー名入力エリア4c、球団名入力エリア4d、球場名入力エリア4e、映像全表示ボタン4f、検索ボタン4g、クリアボタン4h、戻るボタン4i、閉じるボタン4jが表示される。戻るボタン4iをクリックすると図2の初期画面に戻る。なお、以下の画面で各戻るボタンをクリックすると、1つ前の画面に戻るものとする。クリアボタン4hをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータがクリアされ、データを再入力する(以下の画面のクリアボタンも同様)。
映像全表示ボタン4fをクリックすると、図5に示す映像選択・編集画面がディスプレイ16に表示される。映像選択・編集画面には、蓄積されたすべての対戦映像を表示した対戦映像表示エリア5a、前時間入力エリア5b、後時間入力エリア5c、実行ボタン5d、クリアボタン5e、戻るボタン5f、閉じるボタン5gが表示される。対戦映像表示エリア5aには、図示はしていないが、対戦カード(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム時間、球場名が表示される。
試合日入力エリア4aに試合日を入力(複数入力可)し、検索ボタン4gをクリックすると、指定した試合日の対戦映像の映像選択・編集画面が表示され、バッター名入力エリア4bにバッター名を入力(複数入力可)し、検索ボタン4gをクリックすると、指定したバッターの蓄積されたすべての対戦映像の映像選択・編集画面が表示される。ピッチャー名入力エリア4cにピッチャー名を入力(複数入力可)し、検索ボタン4gをクリックすると、指定したピッチャーの蓄積されたすべての対戦映像の映像選択・編集画面が表示され、球団名入力エリア4dに球団名を入力(複数入力可)し、検索ボタン4gをクリックすると、指定した球団の対戦映像の映像選択・編集画面が表示される。球場名入力エリア4eに球場名を入力(複数入力可)し、検索ボタン4gをクリックすると、指定した球場の対戦映像の映像選択・編集画面が表示される。
対戦映像表示エリア5aにおいて対戦映像を選択(対戦映像を反転)し、前時間入力エリア5bに前時間を入力するとともに、後時間入力エリア5cに後時間を入力した後、実行ボタン5dをクリックすると、図6に示す基準点指定画面がディスプレイ16に表示される。前時間や後時間は、秒〜秒や分〜分等任意に設定することができる。なお、前時間と後時間とのいずれか一方のみを入力する場合もある。前時間のみを入力すると、後記する基準点から後に進んだ対戦映像が対戦映像データに含まれず、後時間のみを入力すると、基準点から前に遡った対戦映像が対戦映像データに含まれない。なお、前時間や後時間は、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までのバッティング動作のすべてが入るように設定する。合わせてピッチャーの投球準備から投球終了までのピッチング動作のすべてが入るように設定することが好ましい。なお、バッターのバッティング終了までのバッティング動作には、バットを振った場合(ヒットやホームラン、凡打、ファール)のみならず、バットを振らずにボールを見送った場合の動作も含まれる。
図6の基準点指定画面には、選択された対戦映像の対戦映像表示エリア6a、基準点任意設定6b、投球直後6c、捕球直後6d、投球から捕球までの間6e、決定ボタン6f、戻るボタン6gが表示される。投球直後6cを指定(反転)し、決定ボタン6fをクリックすると、基準点が投球直後に設定され、捕球直後6dを指定(反転)し、決定ボタン6fをクリックすると、基準点が捕球直後に設定されるとともに、投球から捕球までの間6eを指定(反転)し、決定ボタン6fをクリックすると、基準点が投球から捕球までの間に設定される。基準点はそれら表示6c〜6eに限定されず、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの間のいずれかの時点を基準点として設定することができる。
図6では、基準点任意設定6bが選択(反転)され、決定ボタン6fがクリックされたものとする。基準点任意設定6bが選択されると、図7に示す基準点任意設定画面がディスプレイ16に表示される。基準点任意設定画面には、基準点設定エリア7a、再生ボタン7b、基準点決定ボタン7c、クリアボタン7d、戻るボタン7eが表示される。再生ボタン7bをクリックすると、バッターのバッティング準備からバッティング終了までの映像が基準点設定エリア7aにスローモーション動画で表示され、または、対戦映像の動画(スローモーション動画を含む)が表示される。
基準点設定エリア7aに表示されたバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までのスローモーション動画において、バッティング準備からバッティング終了までのいずれかの時点を右クリックすると、基準点設定エリア7aの右クリックした箇所に黒点(マーキング)が表示されるとともに、動画が停止してその時点の静止画に変更される。次に、基準点決定ボタン7cをクリックすると、静止画上に表示された黒点が基準点として決定される。したがって、基準点任意設定では、バッターのバッティング準備からバッティング終了までの間のいずれかの時点を基準点として設定することができる。
基準点設定エリア7aにおいて対戦映像の動画が表示される場合では、対戦映像の動画が試合開始から終了まで連続して表示され、または、対戦映像があらかじめピッチャーの1球毎の投球準備から投球終了後までの投球動作に区分され、対戦映像の動画が1回の投球動作毎に表示される。対戦映像の動画が表示される場合は、その動画おいて、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの間のいずれかの時点を右クリックすることで、1球毎の基準点が決定される。
基準点が決定されると、管理サーバ11は、対戦映像を第1〜第n対戦映像データに編集する(映像データ編集手段)。具体的には、一連の対戦映像をピッチャーとバッターとの1球毎の対戦映像に区分しつつ、決定された基準点から前に所定時間(前時間入力エリア5bに入力された前時間)遡った前映像とその基準点から後に所定時間(後時間入力エリア5cに入力された後時間)進んだ後映像とのうちの少なくとも一方から形成された第1〜第n対戦映像データに編集する。
1球毎の対戦映像を対戦映像データに編集した後、対戦映像データ表示ボタンがディスプレイ16に表示される(図示せず)。対戦映像データ表示ボタンをクリックすると、対戦映像から編集された対戦映像データの動画がディスプレイ16に表示されるとともに、編集完了ボタン、再編集ボタンがディスプレイ16に表示される(図示せず)。右クリックのタイミングが合わず、基準点が所望のそれと異なる場合、再編集ボタンをクリックすることで、編集された対戦映像データをキャンセルすることができる。この場合、対戦映像が巻き戻され、基準点が再度決定されるとともに、対戦映像から対戦映像データへの編集が行われる。
基準点が所望のそれと一致し、編集完了ボタンをクリックすると、対戦映像データ格納画面がディスプレイ16に表示される(図示せず)。対戦映像データ格納画面には、バッター名入力エリア、ピッチャー名入力エリア、所属球団名入力エリア、格納実行ボタン、クリアボタン、戻るボタンが表示される。バッター名入力エリアにバッター名を入力し、ピッチャー名入力エリアにピッチャー名を入力するとともに、所属球団名入力エリアに所属球団名を入力した後、格納実行ボタンをクリックすると、管理サーバ11は、ハードディスクに格納された各バッターや各ピッチャーの選手データのうち、球団名およびバッター名からそのバッターの選手データを抽出し、球団名およびピッチャー名からそのピッチャーの選手データを抽出する。
次に、管理サーバ11は、映像データ編集手段によって編集された対戦映像データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および抽出した選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第n対戦映像データ格納手段)。バッターの各種成績は前年以前の成績が採用され、ピッチャーの各種成績は前年以前の成績が採用される。既述の手続を繰り返すことで、複数の第1〜第n対戦映像データがハードディスクに格納される。第1〜第n対戦映像データは、それらを特定する対戦映像データ特定識別子(映像データ編集毎に生成)に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。なお、1球毎に区分された対戦映像は、映像データ編集毎に生成された対戦映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
管理サーバ11は、選択された第1〜第n方向の一連の対戦映像または第1〜第n対戦映像データをピッチャーとバッターとの1球毎の第1〜第nバッティングフォーム映像データに編集する(映像データ編集手段)。具体的には、1球毎に区分された対戦映像または対戦映像データを利用し、決定された基準点から前に所定時間(前時間入力エリア5bに入力された前時間)遡った前映像とその基準点から後に所定時間(後時間入力エリア5cに入力された後時間)進んだ後映像とのうちの少なくとも一方から形成された第1〜第nバッティングフォーム映像データに編集する。なお、第1〜第nバッティングフォーム映像データには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のすべてのバッティング動作が含まれる。
対戦映像または第1〜第n対戦映像データをバッティングフォーム映像データに編集した後、映像データ表示ボタンがディスプレイ16に表示される(図示せず)。映像データ表示ボタンをクリックすると、対戦映像や第1〜第n対戦映像データから編集された第1〜第nバッティングフォーム映像データの動画がディスプレイ16に表示されるとともに、編集完了ボタン、再編集ボタンがディスプレイ16に表示される(図示せず)。再編集ボタンをクリックすることで、編集されたバッティングフォーム映像データをキャンセルすることができる。この場合、対戦映像や対戦映像データからバッティングフォーム映像データへの再編集が行われる。
編集完了ボタンをクリックすると、映像データ格納画面がディスプレイ16に表示される(図示せず)。映像データ格納画面には、バッター名入力エリア、ピッチャー名入力エリア、所属球団名入力エリア、格納実行ボタン、クリアボタン、戻るボタンが表示される。バッター名入力エリアにバッター名を入力し、ピッチャー名入力エリアにピッチャー名を入力するとともに、所属球団名入力エリアに所属球団名を入力した後、格納実行ボタンをクリックすると、管理サーバ11は、ハードディスクに格納された各バッターや各ピッチャーの選手データのうち、球団名およびバッター名からそのバッターの選手データを抽出するとともに、球団名およびピッチャー名からそのピッチャーの選手データを抽出する。
次に、管理サーバ11は、映像データ編集手段によって編集された第1〜第nバッティングフォーム映像データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および抽出した選手データ(バッターおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第nバッティングフォーム映像データ格納手段)。第1〜第nバッティングフォーム映像データは、それらバッティングフォーム映像データを特定するバッティングフォーム映像データ特定識別子(映像データ編集毎に生成)および対戦映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
管理サーバ11は、ピッチャーから投げられたボールの1球毎の球速データ(km)を第1〜第n方向の対戦映像または第1〜第n対戦映像データから算出する(球速データ算出手段)。具体的には、ピッチャーの指からボールが離れた瞬間からボールがキャッチャーミットに補給される瞬間までの間の映像(データ)を抽出し、その間の映像(データ)に要した高速度カメラのコマ数から球速を算出する。サーバ11は、球速データ算出手段によって算出した1球毎の球速データをハードディスクに格納する(球速データ格納手段)。
それら球速データは、対戦映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。第1〜第n方向の対戦映像から球速データを取得した場合は、対戦映像に設定された対戦映像データ特定識別子が球速データに設定され、第1〜第n対戦映像データから球速データを取得した場合は、第1〜第n対戦映像データに設定された対戦映像データ特定識別子が球速データに設定される。
管理サーバ11は、ピッチャーから投げられたボールがキャッチャーのミットに捕球されるまでのボール軌道を第1〜第n方向の対戦映像または第1〜第n対戦映像データから割り出し、ピッチャーとキャッチャーとの間の1球毎のボールのボール軌道データを取得し、または、ピッチャーから投げられたボールがバッターのバットに当たったボール軌道を第1〜第n方向の対戦映像または第1〜第n対戦映像データから割り出し、ピッチャーとバッターとの間の1球毎のボールのボール軌道データを取得する(ボール軌道データ取得手段)。さらに、ピッチャーから投げられたボールがバッターのバットに当たった後の打球軌道を第1〜第n方向の対戦映像または第1〜第n対戦映像データから割り出し、ピッチャーとバッターとの間の1球毎の打球軌道データを取得する(打球軌道データ取得手段)。サーバ11は、ボール軌道データ取得手段によって取得したボール軌道データや打球軌道データ取得手段よって取得した打球軌道データをハードディスクに格納する(ボール軌道データ格納手段、打球軌道データ格納手段)。
それらボール軌道データやそれら打球軌道データは、対戦映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。第1〜第n方向の対戦映像からボール軌道データや打球軌道データを取得した場合は、対戦映像に設定された対戦映像データ特定識別子がボール軌道データに設定され、第1〜第n対戦映像データからボール軌道データや打球軌道データを取得した場合は、第1〜第n対戦映像データに設定された対戦映像データ特定識別子がボール軌道データに設定される。ハードディスクに蓄積された過去のボール軌道データには、ボールの球種を特定する球種データが付与されている。
管理サーバ11は、ピッチャーから投げられたボールの球種を第1〜第n方向の対戦映像または第1〜第n対戦映像データから判断して1球毎の球種データを取得する(球種データ取得手段)。具体的には、サーバ11に蓄積された特定のピッチャーの過去の複数のボール軌道データを参照し、それらボール軌道データと現在のボール軌道データとを比較して近似する過去のボール軌道データを割り出し、近似した過去のボール軌道データの球種を現在のボール軌道データの球種と認定する。サーバ11は、球種データ取得出手段によって算出した1球毎の球種データをハードディスクに格納する(球種データ格納手段)。
それら球種データは、対戦映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。第1〜第n方向の対戦映像から球種データを取得した場合は、対戦映像に設定された対戦映像データ特定識別子が球種データに設定され、第1〜第n対戦映像データから球種データを取得した場合は、第1〜第n対戦映像データに設定された対戦映像データ特定識別子が球種データに設定される。
図8は、ディスプレイ16に表示されたデータ加工画面の一例を示す図であり、図9は、ディスプレイ16に表示された縦軸設定画面の一例を示す図である。各種の合成データを取得するには、図2の初期画面のデータ合成ボタン2cをクリックする。データ合成ボタン2cをクリックすると、図8に示すデータ加工画面がディスプレイ16に表示される。データ加工画面には、バッター名入力エリア8a、ピッチャー名入力エリア8b、試合日入力エリア8c、球団名入力エリア8d、球場名入力エリア8e、合成項目選択エリア8f、方向選択エリア8g、決定ボタン8h、クリアボタン8i、戻るボタン8jが表示される。合成項目選択エリア8fには、縦軸設定、横軸設定、マーク設定、重点設定の各取得項目が表示され、方向選択エリア8gには、キャッチャー方向、センター方向、一塁側方向、三塁側方向が表示されている。
バッティングフォーム映像データに縦軸18を加えるには、それら入力エリア8a〜8eのうちの少なくともバッター名入力エリア8aにバッター名を入力し、合成項目選択エリア8fに表示された各合成項目のうちの縦軸設定を選択(反転)するとともに、方向選択エリア8gに表示された各方向のうちの所定の方向を選択(反転)し、決定ボタン8hをクリックする。なお、図8では、それら入力エリアにバッター名や試合日、球団名、球場名が入力され、センター方向、一塁側方向が選択されたものとする。決定ボタン8hをクリックすると、図9に示す縦軸設定画面がディスプレイ16に表示される。
図9の縦軸設定画面には、対戦日時(試合日)を表示した対戦日時表示エリア9a、バッター名を表示したバッター名表示エリア9b、球団名を表示した球団名表示エリア9c、対戦カードを表示した対戦カード表示エリア9d、球場名を表示した球場名表示エリア9e、バッティングフォーム映像データ選択エリア9f、センター方向および一塁側方向から撮影された指定されたバッターの静止画を表示するバッティングフォーム映像データ表示エリア9g,9h、決定ボタン9i、クリアボタン9j、戻るボタン9kが表示される。なお、キャッチャー方向や三塁側方向を選択すると、それらの方向から撮影されたバッターの静止画が表示される。
バッティングフォーム映像データ選択エリア9fには、指定されたバッター、試合日、球団、球場に対応する複数の第1〜第nバッティングフォーム映像データの表題(タイトル、データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)が表示される。タイトルには、たとえば、バッター名および対戦ピッチャー名、何回の何球目等がある。なお、それら表題の上にカーソルを移動させ、表題を右クリックすると、その表題に対応する対戦映像や対戦映像データ、バッティングフォーム映像データの動画または静止画がディスプレイ16に表示され、その表題に対応するバッターや対戦ピッチャーの選手データが表示される。
バッティングフォーム映像データ選択エリア9fに表示されたそれらバッティングフォーム映像データの表題から合成に使用するバッティングフォーム映像データを選択(反転)した後(複数選択可)、キーボードやマウス、タッチペン等の入力装置を利用し、図9のバッティングフォーム映像データ表示エリア9g,9hに表示されたバッターの静止画の任意の部位に1本または複数本の縦軸18(図9では1本)を引き、決定ボタン9iをクリックする。決定ボタン9iをクリックすると、管理サーバ11は、選択された各バッティングフォーム映像データにその縦軸18を設定し(縦軸設定手段)、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作(ボールを見送った場合や空振りを含む)を表すバッティングフォーム映像データに縦軸18を加えた第1〜第n合成データ(第1〜第n縦軸データ)を生成する(合成データ(縦軸データ)生成手段)。なお、縦軸18は、バッターを基準とした縦軸18であり、必ずしも垂直線とは限らず、バッティングフォーム映像データ表示エリア7hに示すように、斜め方向へ傾斜する場合がある。
管理サーバ11は、縦軸18が加えられた第1〜第n合成データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第n合成データ(縦軸データ)格納手段)。第1〜第n合成データは、選択されたバッティングフォーム映像データのバッティングフォーム映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
図10は、ディスプレイ16に表示された横軸設定画面の一例を示す図である。バッティングフォーム映像データに横軸19を加えるには、バッター名入力エリア8aや試合日入力エリア8c、球団名入力エリア8d、球場名入力エリア8eに各データを入力し、合成項目選択エリア8fに表示された各合成項目のうちの横軸設定を選択(反転)するとともに、方向選択エリア8gに表示された各方向のうちのセンター方向、一塁側方向を選択(反転)し、決定ボタン8hをクリックする。
決定ボタン8hをクリックすると、図10に示す横軸設定画面がディスプレイ16に表示される。図10の横軸設定画面には、対戦日時表示エリア10a、バッター名表示エリア10b、球団名表示エリア10c、対戦カード表示エリア10d、球場名表示エリア10e、バッティングフォーム映像データ選択エリア10f、指定したバッターの静止画を表示するバッティングフォーム映像データ表示エリア10g,10h、決定ボタン10i、クリアボタン10j、戻るボタン10kが表示される。
バッティングフォーム映像データ選択エリア10fに表示されたそれらバッティングフォーム映像データの表題から合成に使用するバッティングフォーム映像データを選択(反転)した後、キーボードやマウス、タッチペン等の入力装置を利用し、図10のバッティングフォーム映像データ表示エリア10g,10hに表示されたバッターの静止画の任意の部位に1本または複数本の横軸19(図10では2本)を引き、決定ボタン10iをクリックする。決定ボタン10iをクリックすると、管理サーバ11は、選択された各バッティングフォーム映像データにその横軸19を設定し(横軸設定手段)、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作(ボールを見送った場合や空振りを含む)を表すバッティングフォーム映像データに横軸19を加えた第1〜第n合成データ(第1〜第n横軸データ)を生成する(合成データ(横軸データ)生成手段)。なお、横軸19は、バッターを基準とした横軸19であり、必ずしも水平線とは限らず、バッティングフォーム映像データ表示エリア10g,10hに示すように、斜め方向へ傾斜する場合がある。
管理サーバ11は、横軸19が加えられた第1〜第n合成データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第n合成データ(横軸データ)格納手段)。第1〜第n合成データは、選択されたバッティングフォーム映像データのバッティングフォーム映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
図11は、ディスプレイ16に表示されたマーク設定画面の一例を示す図である。バッティングフォーム映像データにマーク20を加えるには、バッター名入力エリア8aや試合日入力エリア8c、球団名入力エリア8d、球場名入力エリア8eに各データを入力し、合成項目選択エリア8fに表示された各合成項目のうちのマーク設定を選択(反転)するとともに、方向選択エリア8gに表示された各方向のうちのセンター方向、一塁側方向を選択(反転)し、決定ボタン8hをクリックする。
決定ボタン8hをクリックすると、図11に示すマーク設定画面がディスプレイ16に表示される。図11のマーク設定画面には、対戦日時表示エリア11a、バッター名表示エリア11b、球団名表示エリア11c、対戦カード表示エリア11d、球場名表示エリア11e、バッティングフォーム映像データ選択エリア11f、指定されたバッターの静止画を表示するバッティングフォーム映像データ表示エリア11g,11h、決定ボタン11i、クリアボタン11j、戻るボタン11kが表示される。
バッティングフォーム映像データ選択エリア11fに表示されたそれらバッティングフォーム映像データの表題から合成に使用するバッティングフォーム映像データを選択(反転)した後、キーボードやマウス、タッチペン等の入力装置を利用し、図11のバッティングフォーム映像データ表示エリア11g,11hに表示されたバッターの静止画の任意の部位に1つまたは複数のマーク20(図11では3つ(四角、三角、丸)、なお、マーク20の形について限定はなく、あらゆる形のマーク20を利用することができる)を入れ、決定ボタン11iをクリックする。決定ボタン11iをクリックすると、管理サーバ11は、選択された各バッティングフォーム映像データにそのマーク20を設定し(マーク設定手段)、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作(ボールを見送った場合や空振りを含む)を表すバッティングフォーム映像データにマーク20およびその移動軌跡を加えた第1〜第n合成データ(第1〜第nマークデータ)を生成する(合成データ(マークデータ)生成手段)。
管理サーバ11は、マーク20およびその移動軌跡が加えられた第1〜第n合成データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第n合成データ(マークデータ)格納手段)。第1〜第n合成データは、選択されたバッティングフォーム映像データのバッティングフォーム映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
図12は、ディスプレイ16に表示された重心設定画面の一例を示す図である。バッティングフォーム映像データに重心21を加えるには、バッター名入力エリア8aや試合日入力エリア8c、球団名入力エリア8d、球場名入力エリア8eに各データを入力し、合成項目選択エリア8fに表示された各合成項目のうちの重心設定を選択(反転)するとともに、方向選択エリア8gに表示された各方向のうちのセンター方向、一塁側方向を選択(反転)し、決定ボタン8hをクリックする。
決定ボタン8hをクリックすると、図12に示す重心設定画面がディスプレイ16に表示される。図12の重心設定画面には、対戦日時表示エリア12a、バッター名表示エリア12b、球団名表示エリア12c、対戦カード表示エリア12d、球場名表示エリア12e、バッティングフォーム映像データ選択エリア12f、指定されたバッターの静止画を表示するバッティングフォーム映像データ表示エリア12g,12h、決定ボタン12i、クリアボタン12j、戻るボタン12kが表示される。
バッティングフォーム映像データ選択エリア12fに表示されたそれらバッティングフォーム映像データの表題から合成に使用するバッティングフォーム映像データを選択(反転)した後、キーボードやマウス、タッチペン等の入力装置を利用し、図12のバッティングフォーム映像データ表示エリア12g,12hに表示されたバッターの静止画の任意の部位に1つまたは複数の重心21(図12では1つ、なお、重心21の形について限定はなく、あらゆる形の重心21を利用することができる)を入れ、決定ボタン12iをクリックする。決定ボタン12iをクリックすると、管理サーバ11は、選択された各バッティングフォーム映像データにその重心21を設定し(重心設定手段)、バッターのバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作(見送った場合や空振りを含む)を表すバッティングフォーム映像データに重心21およびその移動軌跡を加えた第1〜第n合成データ(第1〜第n重心データ)を生成する(合成データ(重心データ)生成手段)。
管理サーバ11は、重心21およびその移動軌跡が加えられた第1〜第n合成データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第n合成データ(重心データ)格納手段)。第1〜第n合成データは、選択されたバッティングフォーム映像データのバッティングフォーム映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
図13は、ディスプレイ16に表示された縦軸、横軸、マーク設定画面の一例を示す図である。バッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20を加えるには、バッター名入力エリア8a、試合日入力エリア8c、球団名入力エリア8d、球場名入力エリア8eに各データを入力し、合成項目選択エリア8fに表示された各合成項目のうちの縦軸設定、横軸設定、マーク設定を選択(反転)するとともに、方向選択エリア8gに表示された各方向のうちのセンター方向、一塁側方向を選択(反転)し、決定ボタン8hをクリックする。
決定ボタン8hをクリックすると、図13に示す縦軸、横軸、マーク設定画面がディスプレイ16に表示される。図13の縦軸、横軸、マーク設定画面には、対戦日時表示エリア13a、バッター名表示エリア13b、球団名表示エリア13c、対戦カード表示エリア13d、球場名表示エリア13e、バッティングフォーム映像データ選択エリア13f、ピッチャーの静止画を表示するバッティングフォーム映像データ表示エリア13g,13h、決定ボタン13i、クリアボタン13j、戻るボタン13kが表示される。
バッティングフォーム映像データ選択エリア13fに表示されたそれらバッティングフォーム映像データの表題から合成に使用するバッティングフォーム映像データを選択(反転)した後、キーボードやマウス、タッチペン等の入力装置を利用し、図13のバッティングフォーム映像データ表示エリア13g,13hに表示されたバッターの静止画の任意の部位に1本または複数本の縦軸18や横軸19を引き、1つまたは複数のマーク20を入れ、決定ボタン13iをクリックする。決定ボタン13iをクリックすると、管理サーバ11は、選択された各バッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20を設定し(縦軸、横軸、マーク設定手段)、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作(見送った場合や空振りを含む)を表すバッティングフォーム映像データに縦軸18および横軸19を加えるとともに、マーク20およびその移動軌跡を加えた第1〜第n合成データ(第1〜第n重心データ)を生成する(合成データ(縦軸、横軸、マークデータ)生成手段)。
管理サーバ11は、縦軸18や横軸19、マーク20およびその移動軌跡が加えられた第1〜第n合成データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第n合成データ(縦軸、横軸、マークデータ)格納手段)。第1〜第n合成データは、選択されたバッティングフォーム映像データのバッティングフォーム映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
図14は、ディスプレイ16に表示された縦軸、横軸、マーク、重心設定画面の一例を示す図である。バッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、重心21を加えるには、バッター名入力エリア8a、試合日入力エリア8c、球団名入力エリア8d、球場名入力エリア8eに各データを入力し、合成項目選択エリア8fに表示された各合成項目のうちの縦軸設定、横軸設定、マーク設定、重心設定を選択(反転)するとともに、方向選択エリア8gに表示された各方向のうちのセンター方向、一塁側方向を選択(反転)し、決定ボタン8hをクリックする。
決定ボタン8hをクリックすると、図14に示す縦軸、横軸、マーク、重心設定画面がディスプレイ16に表示される。図14の縦軸、横軸、マーク、重心設定画面には、対戦日時表示エリア14a、バッター名表示エリア14b、球団名表示エリア14c、対戦カード表示エリア14d、球場名表示エリア14e、バッティングフォーム映像データ選択エリア14f、ピッチャーの静止画を表示するバッティングフォーム映像データ表示エリア14g,14h、決定ボタン14i、クリアボタン14j、戻るボタン14kが表示される。
バッティングフォーム映像データ選択エリア14fに表示されたそれらバッティングフォーム映像データの表題から合成に使用するバッティングフォーム映像データを選択(反転)した後、キーボードやマウス、タッチペン等の入力装置を利用し、図14のバッティングフォーム映像データ表示エリア14g,14hに表示されたピッチャーの静止画の任意の部位に1本または複数本の縦軸18や横軸19を引き、1つまたは複数のマーク20や重心21を入れ、決定ボタン14iをクリックする。決定ボタン14iをクリックすると、管理サーバ11は、選択された各バッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、重心21を設定し(縦軸、横軸、マーク、重心設定手段)、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作(見送った場合や空振りを含む)を表すバッティングフォーム映像データに縦軸18および横軸19を加えるとともに、マーク20およびその移動軌跡、重心21およびその移動軌跡を加えた第1〜第n合成データ(第1〜第n重心データ)を生成する(合成データ(縦軸、横軸、マーク、重心データ)生成手段)。
管理サーバ11は、縦軸18や横軸19、マーク20およびその移動軌跡、重心21およびその移動軌跡が加えられた第1〜第n合成データを対戦データ(対戦球団名(球団名VS球団名)、対戦日、ゲーム開始から終了までのゲーム時間、試合が行われた球場名)および選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(第1〜第n合成データ(縦軸、横軸、マーク、重心データ)格納手段)。第1〜第n合成データは、選択されたバッティングフォーム映像データのバッティングフォーム映像データ特定識別子に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
なお、縦軸18や横軸19、マーク20、重心21を個別に表示する場合の他、1球毎のバッティング動作を表すバッティングフォーム映像データに、縦軸18と横軸19とマーク20と重心21とのうちの少なくとも2つを組み合わせを加えた合成データを生成することができる。そのような合成データには、図示はしていないが、バッティングフォーム映像データに縦軸18および横軸19を加えた第1〜第n合成データ(縦軸、横軸データ)、バッティングフォーム映像データに縦軸18や横軸19、重心21およびその移動軌跡を加えた第1〜第n合成データ(縦軸、横軸、重心データ)、バッティングフォーム映像データに縦軸18、マーク20およびその移動軌跡を加えた第1〜第n合成データ(縦軸、マークデータ)、バッティングフォーム映像データに縦軸18、マーク20およびその移動軌跡、重心21およびその移動軌跡を加えた第1〜第n合成データ(縦軸、マーク、重心データ)等がある。なお、このシステム10では、すべての図示は省略するが、組み合わせを含む24種類のデータを表示することができる。
図15は、ディスプレイ16,17に表示されたデータ表示画面の一例を示す図であり、図16は、図15から続くデータ表示画面の一例を示す図である。図15,16では、各入力エリアに入力されたデータの図示を省略している。管理サーバ11のハードディスクに格納された各種のデータに表示するには、図2の初期画面のデータ表示ボタン2cをクリックする。データ表示ボタン2dをクリックすると、図15に示すデータ表示画面がディスプレイ16に表示される。なお、管理サーバ11にログインした各情報端末が図3の初期画面においてデータ表示ボタン3bをクリックすると、図15のデータ表示画面がディスプレイ17(タッチパネルを含む)に表示される。
図15のデータ表示画面には、データ選択エリア15a、表示条件選択エリア15b、方向・時間条件入力エリア15c、決定ボタン15d、クリアボタン15e、戻るボタン15f、閉じるボタン15gが表示される。データ選択エリア15aには、対戦映像データ、バッティングフォーム映像データ、縦軸データ、横軸データ、マークデータ、重心データ、スイング軌道データ、打球軌道データが表示される。表示条件選択エリア15bには、試合日、バッター名、ピッチャー名、球団名、球場名、球速、球種、対戦カード、勝率、防御率、援護率、敗戦数、自責点、与四球数、奪三振数、打数、打率、得点圏打率、出塁率、長打率、ホームラン数、ヒット数、得点圏ヒット数、得点数、三振数等が表示される。なお、表示条件選択エリア15bに表示される条件はそれらに限定されず、現在利用されている野球に関するすべての条件および将来利用されるすべての条件が含まれる。方向・時間条件入力エリア15cに入力される条件には、たとえば、キャッチャー方向、一塁側方向、センター方向、三塁側方向、同一時間、異時間がある。
合成データのうちの一塁側方向から見た縦軸およびその移動軌跡を対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データと縦軸データとを選択し、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、ピッチャー名、球団名、球場名、球速、球種等を選択するとともに(表示条件選択エリア15bでは試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする)、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向を入力する。図15のデータ選択エリア15aにおいて対戦映像データおよび縦軸データを選択し、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種を選択するとともに、表示条件入力エリア15cに一塁側方向を入力した後、決定ボタン15dをクリックすると、図16に示すデータ表示画面がディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示される。
図16のデータ表示画面には、データ選択エリア15aにおいて選択されたデータ名(対戦映像データ、縦軸データ)を表示するデータ名表示エリア16a、表示条件選択エリア15bにおいて選択された条件を入力する選択条件入力エリア16b、方向・時間条件入力エリア15cに入力された条件を表示する方向・時間条件表示エリア16c、データ表示ボタン156、クリアボタン16e、戻るボタン16f、閉じるボタン16gが表示される。
図17は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸データ)表示画面の一例を示す図である。管理サーバ11は、各種のデータをディスプレイ16に表示するとともに(データ表示手段)、サーバ11にログインした情報端末12(ノートパソコン12A、タブレット12B、スマートフォン12C)が各種のデータの閲覧を要求した場合、それらデータを各情報端末12に配信する(データ配信手段)。各情報端末12は、データ配信手段によって配信された各種のデータをディスプレイ17やタッチパネルに表示する(データ表示手段)。なお、データ表示手段では、所定速度の送り方向と戻し方向(逆再生)とのいずれか一方向再生の各種のデータを表示し、または、所定速度の送り方向と戻し方向とを繰り返す両方向再生の各種のデータを表示する。さらに、所定速度のコマ送り動画として各種のデータを表示する。所定速度には、スローモーション再生、超スローモーション再生、スピード再生(倍速再生)がある。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として140〜145kmが入力され、球種としてストレートが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートの合成データ(縦軸データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともにディスプレイ16に表示する(データ表示手段:縦軸データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートの合成データ(縦軸データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともに情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをそれら対戦映像データとともにディスプレイ17に表示し(データ表示手段:縦軸データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、縦軸設定手段および合成データ(縦軸データ)生成手段を実施しつつ、縦軸データ表示手段を実施することもできる。また、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図17に示すように、合成データ(縦軸データ)の画像ページ数を表示した画像ページ数表示エリア17a、対戦日時(試合日)を表示した対戦日時表示エリア17b、バッター名を表示したバッター名表示エリア17c、球団名を表示した球団名表示エリア17d、対戦カードを表示した対戦カード表示エリア17e、球場名を表示した球場名表示エリア17f、スローモーションボタン17g、超スローモーションボタン17h、スピード再生ボタン17i、逆再生ボタン17j、繰り返し再生ボタン17k、キャプチャーボタン17l、コマ送り再生ボタン17m、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア17n、合成データに対応する対戦映像データの動画(静止画も表示可)を表示する対戦映像データ表示エリア17o、前画面ボタン17p、次画面ボタン17q、検索ボタン17rが表示される。
合成データ表示エリア17nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表すバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示されるとともに、バッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)が表示される。バッティングフォーム映像データの動画では、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示される。なお、縦軸18は不動のままであり、その縦軸18に対するバッティングフォームの残像によるバッターのバッティングフォーム(バッティング動作)の推移が表示される。合成データ表示エリア17nには、1球毎のボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)が表示される。対戦映像データ表示エリア17oには、1球毎の対戦映像データが動画で表示される。
スローモーションボタン17gをクリックすることで、合成データや対戦映像データがスローモーションで再生され、超スローモーションボタン17hをクリックすることで、合成データや対戦映像データが超スローモーションで再生され、スピード再生ボタン17iをクリックすることで、合成データや対戦映像データがスピード再生(倍速再生)される。逆再生ボタン17jをクリックすることで、合成データや対戦映像データが戻し方向(逆方向)へ再生され、繰り返し再生ボタン17kをクリックすることで、合成データや対戦映像データが送り方向と戻し方向とを繰り返すように両方向再生される。キャプチャーボタン17lをクリックすることで、合成データや対戦映像データの動画を静止画として保存することができ、その静止画を印刷することができる。コマ送り再生ボタン17mをクリックすることで、合成データや対戦映像データがコマ送り動画として再生される。なお、以下の各画面における各ボタン機能は同一である。
停止/再生マークをクリックすることで対戦映像データを停止/再生することができ、ボリュームマークによって音量を調節することができる。前画面ボタン17pをクリックすることで、合成データや対戦映像データの前の画面を表示することができ、次画面ボタン17qをクリックすることで、合成データや対戦映像データの次の画面を表示することができる。さらに、検索入力エリアに画像ページを入力し、検索ボタン17rをクリックすることで、そのページにジャンプすることができる。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18に対する1球毎のバッティング動作の移動軌跡を表したそれら合成データの中から所望のデータを速やかに表示させることができ、合成データを利用してバッターのバッティングを速やかに分析することができる。システム10は、縦軸18に対するバッターのバッティング動作の移動軌跡を表示するから、縦軸18に対するバッティング動作の移動軌跡を見ることで、縦軸18を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を知ることができ、縦軸18を基準にバッターのバッティングを分析することができる。システム10は、縦軸18に対するバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの推移を見ることができるから、球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件における縦軸18を基準としたバッティングフォームを比較検討することができるとともに、それら条件におけるバッティングフォームの良い点や悪い点、得意または不得意な球速、得意または不得意な球種、悪癖等を把握することができる。
図18は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図18の合成データ表示画面では、合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの同一時間の一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から見た縦軸およびその移動軌跡、スイング軌道、打球軌道を表示する場合、データ選択エリア15aにおいて縦軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて同一時間、一塁側方向、センター方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として140〜145kmが入力され、球種としてストレートが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートであって縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同期して表示する(データ表示手段:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートであって縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同期して表示し(データ表示手段:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、三塁側方向、キャッチャー方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図18に示すように、異なる一塁側方向およびセンター方向(第1〜第n方向)から撮影された同一時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を加えた異方向同一時間の合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)が同期して表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア18a〜18fやボタン18g〜18m,18p〜18rが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア18n,18oが表示される。
合成データ表示エリア18nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。
合成データ表示エリア18oには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表すセンター方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、縦軸18に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示される。また、3方向以上を指定すると、ディスプレイ16,17に3つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18を含む異方向同一時間の複数の合成データを同一画面に同期して表示するから、縦軸18に対するバッティングフォームの推移を様々な角度から見ることができ、それら合成データを利用してバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な角度から分析することができる。システム10は、異方向同一時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図19は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図19の合成データ表示画面では、合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同一方向)から見た縦軸およびその移動軌跡、スイング軌道、打球軌道を表示する場合、データ選択エリア15aにおいて縦軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて同一方向異時間、一塁側方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として140〜145kmが入力され、球種としてストレートが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図示はしていないが、同一方向(一塁側方向)から撮影された複数の対戦映像データや複数のバッティングフォーム映像データを表示した映像データ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。
映像データ選択画面には、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数の対戦映像データの表題(タイトル、対戦映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示した対戦映像データ選択エリア、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数のバッティングフォーム映像データの表題(タイトル、バッティングフォーム映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示したバッティングフォーム映像データ選択エリア、データ表示ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
対戦映像データ選択エリアにおいて所定の対戦映像データを選択(図19では3つの対戦映像データを選択)し、または、バッティングフォーム映像データ選択エリアにおいて所定のバッティングフォーム映像データを選択(図19では3つのバッティングフォーム映像データを選択)し、データ表示ボタンをクリックすると、管理サーバ11は、図19に示すように、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートであって縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の3つの合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同時に表示する(データ表示手段:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートであって縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同時に表示し(データ表示手段:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図19に示すように、同一の一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を加えた合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)が同時に表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア19a〜19fやボタン19g〜19m,19q〜19sが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア19n〜19pが表示される。
合成データ表示エリア19n〜19pには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された3つのバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、縦軸18に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示される。4つ以上の映像データを指定すると、ディスプレイ16,17に4つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18を含む同一方向異時間の複数の合成データを同一画面に同時に表示するから、異なる時間における縦軸18に対する複数のバッティングフォームの推移を同一の角度から見ることができ、それら合成データによって各種のバッティング条件における縦軸18を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、それら合成データを利用して縦軸18を基準としたバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。システム10は、同一方向異時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに分析することができる。
図20は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示されたデータ選択画面の一例を示す図であり、図21は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された重なり合った合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の一例を示す図である。重なり合った合成データを対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データ、縦軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向、重ね合わせを入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として140〜145kmが入力され、球種としてストレートが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図20に示すデータ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。図20のデータ選択画面には、データ名表示エリア20a(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)、データ選択エリア20b、選択決定ボタン20c、クリアボタン20d、戻るボタン20eが表示される。
データ選択エリア20bには、指定された試合日、バッター名、球団名、球速、球種の一塁側方向(同一方向)から撮影された複数の対戦映像データやバッティングフォームデータを表す表題(タイトル、データ取得日時、球種、球速等)が表示される。なお、それら表題の上にカーソルを移動させ、表題をクリックすると、その表題に対応する縦軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを含む対戦映像データやバッティングフォームデータが動画または静止画でディスプレイ16,17に表示され、その表題に対応する選手データ(バッターデータ、ピッチャーデータ)が表示される。タイトルには、たとえば、バッター名および対戦ピッチャー名、何回の何球目等がある。
データ選択エリア20bに表示された表題から重ね合わせに使用する対戦映像データやバッティングフォームデータを選択(反転)した後(通常は2つまたは3つ選択)、選択決定ボタン20cをクリックすると、管理サーバ11は、第1〜第nバッティングフォーム映像データのうちの一塁側方向(同一方向)から撮影された異なる時間のバッティングフォーム映像データに縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を加えた複数の合成データを重ね合わせ、重なり合った合成データを生成する(合成データ重ね合わせ手段)。管理サーバ11は、合成データ重ね合わせ手段によって生成した重なり合った合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦データおよび選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(重なり合った合成データ格納手段)。重なり合った合成データは、それらデータを特定する重なり合った合成データ特定識別子(合成データ重ね合わせ毎に生成)に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n重なり合った合成データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:重なり合った縦軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が140〜145km、球種がストレートであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:重なり合った縦軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信された重なり合った合成データをディスプレイ17に表示し(データ表示手段:重なり合った縦軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
なお、既に生成された複数の重なり合った合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)がハードディスクに格納されている場合、図示はしていないが、図20のデータ選択画面に重ね合わせ済み合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)を表示した重ね合わせ済み合成データ表示エリアが表示される。重ね合わせ済み合成データ表示エリアに表示された重ね合わせ済み合成データを選択(反転)した後(複数選択可)、選択決定ボタン20cをクリックすると、選択した生成済みの重なり合った合成データが情報端末12に配信され(データ配信手段:重なり合った縦軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、選択した生成済みの重なり合った合成データがディスプレイ16,17に表示される(データ表示手段:重なり合った縦軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の重なり合った合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図21に示すように、一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、スイング軌道22、打球軌道23を加えた重なり合った合成データ(縦軸・スイング軌道・打球軌道データ)が表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア21a〜21fやボタン21g〜21m,21q〜21sが表示されるとともに、重なり合った合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア21nが表示される。さらに、重なり合った合成データに対応する対戦映像データを表示する対戦映像データ表示エリア21o,21pが表示される。
合成データ表示エリア21nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された重なり合ったバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、それらバッティングフォーム映像データに設定された各縦軸18(縦軸データ)が重なり合った状態で不動のまま表示されるとともに、それらバッティングフォーム映像データに加えられた各スイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が重なり合った状態で表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、縦軸18に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示される。対戦映像データ表示エリア19o,19pには、1球毎の対戦映像データが動画で表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18に対する異なる時間における重なり合ったバッティングフォームの推移を同時に見ることができるから、重なり合った合成データによってバッティング時の各種のバッティング条件における縦軸18を基準とした複数のバッティングフォームの並進移動、回転移動、上下移動を同時に比較検討することができ、重なり合った合成データを利用してバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。システム10は、各種のバッティング条件における重なり合ったバットスイング軌道や重なり合った打球軌道をバッティングフォームとともに見ることができるから、各種のバッティング条件におけるバットスイング軌道や打球軌道を知ることができるとともに、各バットスイング軌道や各打球軌道に対応したバッティング動作を知ることができ、バットスイング軌道や打球軌道に対するバッティングフォームの良い点や悪い点を把握することができる。
図22は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の一例を示す図である。合成データのうちの一塁側方向から見た横軸19およびその移動軌跡、スイング軌道22、打球軌道23を対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データ、横軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:横軸・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として130〜135kmが入力され、球種としてスライダーが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がスライダーであって横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともにディスプレイ16に表示する(データ表示手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がスライダーであって横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともに情報端末12に配信し(データ配信手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。
情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信された合成データを対戦映像データとともにディスプレイ17に表示し(データ表示手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、横軸設定手段やスイング軌道取得手段、打球軌道取得手段および合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)生成手段を実施しつつ、横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段を実施することもできる。また、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア22a〜22fやボタン22g〜22m,22p〜22rが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア22nが表示され、合成データに対応する対戦映像データの動画(静止画も表示可)を表示する対戦映像データ表示エリア22oが表示される。合成データ表示エリア22nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。対戦映像データ表示エリア22oには、1球毎の対戦映像データが動画(静止画も可)で表示される。バッティングフォーム映像データの動画では、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示される。なお、横軸19は不動のままであり、その横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示される。
バッティング分析支援システム10は、横軸19に対する1球毎のバッティング動作の移動軌跡を表したそれら合成データの中から所望のデータを速やかに表示させることができ、合成データを利用してバッターのバッティングを速やかに分析することができる。システム10は、横軸19に対するバッターのバッティング動作の移動軌跡を表示するから、横軸19に対するバッティング動作の移動軌跡を見ることで、横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を知ることができ、横軸19を基準にバッターのバッティングを分析することができる。
バッティング分析支援システム10は、横軸19に対するバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの推移を見ることができるから、球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件における横軸19を基準としたバッティングフォームを比較検討することができるとともに、それら条件におけるバッティングフォームの良い点や悪い点、得意または不得意な球速、得意または不得意な球種、悪癖等を把握することができる。システム10は、バットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに分析することができる。
図23は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図23の合成データ表示画面では、合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの同一時間の一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から見た横軸およびその移動軌跡、スイング軌道、打球軌道を表示する場合、データ選択エリア15aにおいて横軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて同一時間、一塁側方向、センター方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:横軸・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として125〜135kmが入力され、球種としてシンカーおよびフォークが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が125〜135km、球種がシンカーおよびフォークであって横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同期して表示する(データ表示手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が125〜135km、球種がシンカーおよびフォークであって横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同期して表示し(データ表示手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、三塁側方向、キャッチャー方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図23に示すように、異なる一塁側方向およびセンター方向(第1〜第n方向)から撮影された同一時間におけるバッティングフォーム映像データに横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を加えた異方向同一時間の合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)が同期して表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア23a〜23fやボタン23g〜23m,23p〜23rが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア23n,23oが表示される。
合成データ表示エリア23nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。
合成データ表示エリア23oには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表すセンター方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示される。また、3方向以上を指定すると、ディスプレイ16,17に3つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、横軸19を含む異方向同一時間の複数の合成データを同一画面に同期して表示するから、横軸19に対するバッティングフォームの推移を様々な角度から見ることができ、それら合成データを利用してバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な角度から分析することができる。システム10は、異方向同一時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図24は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図24の合成データ表示画面では、合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同一方向)から見た横軸およびその移動軌跡、スイング軌道、打球軌道を含む合成データを表示する場合、データ選択エリア15aにおいて横軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて同一方向異時間、一塁側方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:横軸・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として125〜135kmが入力され、球種としてシュートおよびカーブが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図示はしていないが、同一方向(一塁側方向)から撮影された複数の対戦映像データや複数のバッティングフォーム映像データを表示した映像データ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。
映像データ選択画面には、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数の対戦映像データの表題(タイトル、対戦映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示した対戦映像データ選択エリア、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数のバッティングフォーム映像データの表題(タイトル、バッティングフォーム映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示したバッティングフォーム映像データ選択エリア、データ表示ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
対戦映像データ選択エリアにおいて所定の対戦映像データを選択(図24では3つの対戦映像データを選択)し、または、バッティングフォーム映像データ選択エリアにおいて所定のバッティングフォーム映像データを選択(図24では3つのバッティングフォーム映像データを選択)し、データ表示ボタンをクリックすると、管理サーバ11は、図24に示すように、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が125〜135km、球種がシュートおよびカーブであって横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の3つの合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同時に表示する(データ表示手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が125〜135km、球種がシュートおよびカーブであって横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同時に表示し(データ表示手段:横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図24に示すように、同一の一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を加えた合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)が同時に表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア24a〜24fやボタン24g〜24m,24q〜24sが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア24n〜24pが表示される。
合成データ表示エリア24n〜24pには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された3つのバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示される。4つ以上の映像データを指定すると、ディスプレイ16,17に4つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、横軸19を含む同一方向異時間の複数の合成データを同一画面に同時に表示するから、異なる時間における横軸19に対する複数のバッティングフォームの推移を同一の角度から見ることができ、それら合成データによって各種のバッティング条件における横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、それら合成データを利用して横軸19を基準としたバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。システム10は、同一方向異時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに分析することができる。
図25は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された重なり合った合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データデータ)表示画面の一例を示す図である。横軸19、スイング軌道、打球軌道を含む重なり合った合成データを対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データ、横軸データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向、重ね合わせを入力する。表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。なお、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の重なり合った合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:横軸・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として130〜135kmが入力され、球種としてチェンジアップが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図20に示すデータ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。データ選択エリア20bには、指定された試合日、バッター名、球団名、球速、球種の一塁側方向(同一方向)から撮影された対戦映像データやバッティングフォームデータを表す表題(タイトル、データ取得日時、球種、球速等)が表示される。
図20のデータ選択画面のデータ選択エリア20bに表示された表題から重ね合わせに使用する対戦映像データやバッティングフォームデータを選択(反転)した後(通常は2つまたは3つ選択)、選択決定ボタン20cをクリックすると、管理サーバ11は、第1〜第nバッティングフォーム映像データのうちの一塁側方向(同一方向)から撮影された異なる時間のバッティングフォーム映像データに横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を加えた複数の合成データを重ね合わせ、重なり合った合成データを生成する(合成データ重ね合わせ手段)。管理サーバ11は、合成データ重ね合わせ手段によって生成した重なり合った合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦データおよび選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(重なり合った合成データ格納手段)。重なり合った合成データは、それらデータを特定する重なり合った合成データ特定識別子(合成データ重ね合わせ毎に生成)に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がチェンジアップであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n重なり合った合成データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:重なり合った横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がチェンジアップであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:重なり合った横軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信された重なり合った合成データをディスプレイ17に表示し(データ表示手段:重なり合った横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
なお、既に生成された複数の重なり合った合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)がハードディスクに格納されている場合、図示はしていないが、図20のデータ選択画面に重ね合わせ済み合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)を表示した重ね合わせ済み合成データ表示エリアが表示される。重ね合わせ済み合成データ表示エリアに表示された重ね合わせ済み合成データを選択(反転)した後(複数選択可)、選択決定ボタン20cをクリックすると、選択した生成済みの重なり合った合成データが情報端末12に配信され(データ配信手段:重なり合った横軸・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、選択した生成済みの重なり合った合成データがディスプレイ16,17に表示される(データ表示手段:重なり合った横軸・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。
ディスプレイ16,17には、図25に示すように、一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに横軸19、スイング軌道22、打球軌道23を加えた重なり合った合成データ(横軸・スイング軌道・打球軌道データ)が表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア25a〜25fやボタン25g〜25m,25q〜25sが表示されるとともに、重なり合った合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア25nが表示される。さらに、重なり合った合成データに対応する対戦映像データを表示する対戦映像データ表示エリア25o,25pが表示される。
合成データ表示エリア25nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された重なり合ったバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、それらバッティングフォーム映像データに設定された各横軸19(横軸データ)が重なり合った状態で不動のまま表示されるとともに、それらバッティングフォーム映像データに加えられた各スイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が重なり合った状態で表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示される。対戦映像データ表示エリア19o,19pには、1球毎の対戦映像データが動画で表示される。
バッティング分析支援システム10は、横軸19を含む重なり合った合成データを同一画面に同時に表示するから、異なる時間における横軸19に対する複数のバッティングフォームの推移を同一の角度から見ることができ、それら合成データによって各種のバッティング条件における横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、それら合成データを利用して横軸19を基準としたバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。システム10は、重なり合ったバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図26は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の一例を示す図である。合成データのうちの一塁側方向から見た縦軸18および横軸19、マーク20およびその移動軌跡、スイング軌道22、打球軌道23を対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データ、縦軸データ、横軸データ、マークデータ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として145〜150kmが入力され、球種としてツーシーム・ファストボールが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が145〜150km、球種がツーシーム・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともにディスプレイ16に表示する(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が145〜150km、球種がツーシーム・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともに情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。
情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信された合成データを対戦映像データとともにディスプレイ17に表示し(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。、縦軸設定手段や横軸設定手段、マーク設定手段、スイング軌道取得手段、打球軌道取得手段および合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)生成手段を実施しつつ、縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段を実施することもできる。なお、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。また、合成データのうちの一塁側方向から見たマーク20のみおよびその移動軌跡をバッティングフォーム映像データとともに表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア26a〜26fやボタン26g〜26m,26p〜26rが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア26nが表示され、合成データに対応する対戦映像データの動画(静止画も表示可)を表示する対戦映像データ表示エリア26oが表示される。合成データ表示エリア26nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。
対戦映像データ表示エリア26oには、1球毎の対戦映像データが動画(静止画も可)で表示される。バッティングフォーム映像データの動画では、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)やマーク20が残像として表示され、縦軸18や横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20の残像によるマーク20の推移が表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18や横軸19に対するバッターのバッティング動作の移動軌跡を表示するから、縦軸18や横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を知ることができ、縦軸18や横軸19を基準にバッターのバッティングを分析することができる。システム10は、縦軸18や横軸19に対するバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの推移を見ることができるから、球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件における縦軸18や横軸19を基準としたバッティングフォームを比較検討することができるとともに、それら条件におけるバッティングフォームの良い点や悪い点、得意または不得意な球速、得意または不得意な球種、悪癖等を把握することができる。
バッティング分析支援システム10は、バッティング動作にともなうマーク20の移動軌跡を表示するから、バッティング動作の開始から終了までの推移におけるマーク20の並進移動や回転移動、上下移動を知ることができ、マーク20の移動軌跡としてバッターの所定の部位の動きを把握することができる。システム10は、バッティング動作の開始から終了までのマーク20の移動軌跡をバッティングフォームとともに見ることができるから、球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッターの部位の動きやバッティングフォームを比較検討することができるとともに、それら条件におけるバッターの部位の動きに対応したバッティングフォームの良い点や悪い点、悪癖等を把握することができる。システム10は、バットスイング軌道データや打球軌道データを利用して各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに分析することができる。
図27は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図27の合成データ表示画面では、合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの同一時間の一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から見た縦軸18や横軸19、マーク20およびその移動軌跡、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データを表示する場合、データ選択エリア15aにおいて縦軸データ、横軸データ、マークデータ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて同一時間、一塁側方向、センター方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として135〜140kmが入力され、球種としてスプリットフィンガード・ファストボールが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が135〜140km、球種がスプリットフィンガード・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同期して表示する(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が135〜140km、球種がスプリットフィンガード・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同期して表示し(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、三塁側方向、キャッチャー方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。また、合成データのうちの同一時間の一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から見たマーク20のみおよびその移動軌跡をバッティングフォーム映像データとともに表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図27に示すように、一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から撮影された同一時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20およびその移動軌跡、スイング軌道22、打球軌道23を加えた異方向同一時間の合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)が同期して表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア23a〜23fやボタン27g〜27m,27p〜27rが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア27n,27oが表示される。
合成データ表示エリア27nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20(マークデータ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が動画で表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。
合成データ表示エリア27oには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表すセンター方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20(マークデータ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が動画で表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、縦軸18および横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20の残像によるマークの推移が表示される。また、3方向以上を指定すると、ディスプレイ16,17に3つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18や横軸19、マーク20を含む異方向同一時間の複数の合成データを同一画面に同期して表示するから、縦軸18および横軸19に対するバッティングフォームの移動軌跡、バッティング動作におけるマーク20の移動軌跡を様々な角度から見ることができ、それら合成データを利用してバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な角度から分析することができる。システム10は、異方向同一時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図28は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図28の合成データ表示画面では、合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同一方向)から見た縦軸18および横軸19、マーク20およびその移動軌跡、スイング軌道データ、打球軌道データを含む合成データを表示する場合、データ選択エリア15aにおいて縦軸データ、横軸データ、マークデータ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて同一方向異時間、一塁側方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として130〜135kmが入力され、球種としてカット・ファストボールが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図示はしていないが、同一方向(一塁側方向)から撮影された複数の対戦映像データや複数のバッティングフォーム映像データを表示した映像データ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。
映像データ選択画面には、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数の対戦映像データの表題(タイトル、対戦映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示した対戦映像データ選択エリア、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数のバッティングフォーム映像データの表題(タイトル、バッティングフォーム映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示したバッティングフォーム映像データ選択エリア、データ表示ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
対戦映像データ選択エリアにおいて所定の対戦映像データを選択(図28では3つの対戦映像データを選択)し、または、バッティングフォーム映像データ選択エリアにおいて所定のバッティングフォーム映像データを選択(図28では3つのバッティングフォーム映像データを選択)し、データ表示ボタンをクリックすると、管理サーバ11は、図28に示すように、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がカット・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の3つの合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同時に表示する(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がカット・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同時に表示し(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。また、合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同方向)から見たマーク20のみおよびその移動軌跡を対戦映像データとともに表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図28に示すように、同一の一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を加えた合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)が同時に表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア28a〜28fやボタン28g〜28m,28q〜28sが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア28n〜28pが表示される。
合成データ表示エリア28n〜28pには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された3つのバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20(マークデータ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が動画で表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、縦軸18および横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20の残像によるマーク20の推移が表示される。また、4つ以上の映像データを指定すると、ディスプレイ16,17に4つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18や横軸19を含む同一方向異時間の複数の合成データを同一画面に同時に表示するから、異なる時間における縦軸18および横軸19に対する複数のバッティングフォームの移動軌跡を同一の角度から見ることができ、それら合成データによって各種のバッティング条件における縦軸18および横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、それら合成データを利用して横軸19を基準としたバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。
バッティング分析支援システム10は、バッティング動作におけるマーク20の移動軌跡を同一の角度から見ることができ、バッティング動作の開始から終了までの推移におけるマーク20の並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、マーク20の移動軌跡としてバッターの所定の部位の動きを様々な場面において分析することができる。システム10は、異方向同一時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図29は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の一例を示す図である。縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を含む重なり合った合成データを対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データ、縦軸データ、横軸データ、マークデータ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向、重ね合わせを入力する。表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。なお、三塁側方向やセンター方向、キャッチャー方向から見た重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)を個別にまたは同時に表示することもできる。また、合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同一方向)から見たマーク20のみおよびその移動軌跡の重なり合った合成データをバッティングフォーム映像データとともに表示することもできる。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として150〜155kmが入力され、球種としてストレートが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図20に示すデータ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。データ選択エリア20bには、指定された試合日、バッター名、球団名、球速、球種の一塁側方向(同一方向)から撮影された対戦映像データやバッティングフォームデータを表す表題(タイトル、データ取得日時、球種、球速等)が表示される。
図20のデータ選択画面のデータ選択エリア20bに表示された表題から重ね合わせに使用する対戦映像データやバッティングフォームデータを選択(反転)した後(通常は2つまたは3つ選択)、選択決定ボタン20cをクリックすると、管理サーバ11は、第1〜第nバッティングフォーム映像データのうちの一塁側方向(同一方向)から撮影された異なる時間のバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を加えた複数の合成データを重ね合わせ、重なり合った合成データを生成する(合成データ重ね合わせ手段)。管理サーバ11は、合成データ重ね合わせ手段によって生成した重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦データおよび選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(重なり合った合成データ格納手段)。重なり合った合成データは、それらデータを特定する重なり合った合成データ特定識別子(合成データ重ね合わせ毎に生成)に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が150〜155km、球種がストレートであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n重なり合った合成データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が150〜155km、球種がストレートであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信された重なり合った合成データをディスプレイ17に表示し(データ表示手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
なお、既に生成された複数の重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)がハードディスクに格納されている場合、図示はしていないが、図20のデータ選択画面に重ね合わせ済み合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)を表示した重ね合わせ済み合成データ表示エリアが表示される。重ね合わせ済み合成データ表示エリアに表示された重ね合わせ済み合成データを選択(反転)した後(複数選択可)、選択決定ボタン20cをクリックすると、選択した生成済みの重なり合った合成データが情報端末12に配信され(データ配信手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、選択した生成済みの重なり合った合成データがディスプレイ16,17に表示される(データ表示手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。
ディスプレイ16,17には、図29に示すように、一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、スイング軌道22、打球軌道23を加えた重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・スイング軌道・打球軌道データ)が表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア29a〜29fやボタン29g〜29m,29q〜29sが表示されるとともに、重なり合った合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア29nが表示される。さらに、重なり合った合成データに対応する対戦映像データを表示する対戦映像データ表示エリア29o,29pが表示される。
合成データ表示エリア29nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された重なり合ったバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、それらバッティングフォーム映像データに設定された各縦軸18(縦軸データ)および各横軸19(横軸データ)が重なり合った状態で不動のまま表示されるとともに、それらバッティングフォーム映像データに設定された各マーク20(マークデータ)およびそれら移動軌跡(移動軌跡データ)が重なり合った状態で表示され、それらバッティングフォーム映像データに加えられた各スイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が重なり合った状態で表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)やマーク20が残像として表示され、縦軸18や横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20の残像によるマークの推移が表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18および横軸19を含む重なり合った合成データを同一画面に同時に表示するから、異なる時間における横軸19に対する複数のバッティングフォームの推移を同一の角度から見ることができ、それら合成データによって各種のバッティング条件における横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、それら合成データを利用して横軸19を基準としたバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。
バッティング分析支援システム10は、バッティング動作における重なり合ったマーク20の移動軌跡を見ることができ、バッティング動作の開始から終了までの推移における各マーク20の並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、各マーク20の移動軌跡としてバッターの所定の部位の動きを様々な場面において分析することができる。システム10は、重なり合ったバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図30は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の一例を示す図である。合成データのうちの一塁側方向から見た縦軸18および横軸19、マーク20およびその移動軌跡、重心21およびその移動軌跡、スイング軌道22、打球軌道23を対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データ、縦軸データ、横軸データ、マークデータ、重心データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として128〜138kmが入力され、球種としてスクリューボールが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が128〜138km、球種がスクリューボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともにディスプレイ16に表示する(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が128〜138km、球種がスクリューボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)を対戦映像データとともに情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。
情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信された合成データを対戦映像データとともにディスプレイ17に表示し(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。縦軸設定手段や横軸設定手段、マーク設定手段、重心設定手段、スイング軌道取得手段、打球軌道取得手段および合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)生成手段を実施しつつ、縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段を実施することもできる。なお、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。また、合成データのうちの一塁側方向から見た重心21のみおよびその移動軌跡をバッティングフォーム映像データとともに表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア30a〜30fやボタン30g〜30m,30p〜30rが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア30nが表示され、合成データに対応する対戦映像データの動画(静止画も表示可)を表示する対戦映像データ表示エリア30oが表示される。合成データ表示エリア30nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20およびその移動軌跡(移動軌跡データ)や重心21およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。
対戦映像データ表示エリア26oには、1球毎の対戦映像データが動画(静止画も可)で表示される。バッティングフォーム映像データの動画では、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)やマーク20、重心21が残像として表示され、縦軸18や横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20や重心21の残像によるマーク20や重心21の推移が表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18や横軸19に対するバッターのバッティング動作の移動軌跡を表示するから、縦軸18や横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を知ることができ、縦軸18や横軸19を基準にバッターのバッティングを分析することができる。システム10は、縦軸18や横軸19に対するバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの推移を見ることができるから、球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件における縦軸18や横軸19を基準としたバッティングフォームを比較検討することができるとともに、それら条件におけるバッティングフォームの良い点や悪い点、得意または不得意な球速、得意または不得意な球種、悪癖等を把握することができる。
バッティング分析支援システム10は、バッティング動作にともなうマーク20の移動軌跡や重心21の移動軌跡を表示するから、バッティング動作の開始から終了までの推移におけるマーク20や重心21の並進移動や回転移動、上下移動を知ることができ、マーク20の移動軌跡としてバッターの所定の部位の動きや重心21の動きを把握することができる。システム10は、バッティング動作の開始から終了までのマーク20の移動軌跡や重心21の移動軌跡をバッティングフォームとともに見ることができるから、球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッターの部位の動きや重心21の動き、バッティングフォームを比較検討することができるとともに、それら条件におけるバッターの部位の動きや重心21の動きに対応したバッティングフォームの良い点や悪い点、悪癖等を把握することができる。システム10は、バットスイング軌道データや打球軌道データを利用して各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道や打球軌道とともに分析することができる。
図31は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図29の合成データ表示画面では、合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの同一時間の一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から見た縦軸18および横軸19、マーク20およびその移動軌跡、重心21およびその移動軌跡、スイング軌道22、打球軌道23を含む合成データを表示する場合、データ選択エリア15aにおいて縦軸データ、横軸データ、マークデータ、重心データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア13cにおいて同一時間、一塁側方向、センター方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として132〜137kmが入力され、球種としてスライダーが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が132〜137km、球種がスライダーであって縦軸18・横軸19・マーク20・重心21、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同期して表示する(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が132〜137km、球種がスライダーであって縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を含む一塁側方向およびセンター方向の同一時間の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同期して表示し(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、三塁側方向、キャッチャー方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。また、合成データのうちの同一時間の一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から見た重心21のみおよびその移動軌跡をバッティングフォーム映像データとともに表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図31に示すように、一塁側方向およびセンター方向(異なる第1〜第n方向)から撮影された同一時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20およびその移動軌跡、重心21およびその移動軌跡、スイング軌道22、打球軌道23を加えた異方向同一時間の合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)が同期して表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア31a〜31fやボタン31g〜31m,31p〜31rが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア31n,31oが表示される。
合成データ表示エリア31nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20(マークデータ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)、重心21(重心データ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が動画で表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。
合成データ表示エリア31oには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表すセンター方向から撮影されたバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20(マークデータ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)、重心21(重心データ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が動画で表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、縦軸18および横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20や重心21の残像によるマークや重心21の推移が表示される。また、3方向以上を指定すると、ディスプレイ16,17に3つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18や横軸19、マーク20、重心21を含む異方向同一時間の複数の合成データを同一画面に同期して表示するから、縦軸18および横軸19に対するバッティングフォームの移動軌跡、バッティング動作におけるマーク20の移動軌跡や重心21の移動軌跡を様々な角度から見ることができ、それら合成データを利用してバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な角度から分析することができる。システム10は、異方向同一時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図32は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の他の一例を示す図である。図32の合成データ表示画面では、合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦映像データとともに表示することもできる。合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同一方向)から見た縦軸18および横軸19、マーク20およびその移動軌跡、重心21およびその移動軌跡、スイング軌道データ、打球軌道データを含む合成データを表示する場合、データ選択エリア15aにおいて縦軸データ、横軸データ、マークデータ、重心データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて同一方向異時間、一塁側方向を入力する。なお、表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として130〜135kmが入力され、球種としてカット・ファストボールが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図示はしていないが、同一方向(一塁側方向)から撮影された複数の対戦映像データや複数のバッティングフォーム映像データを表示した映像データ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。
映像データ選択画面には、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数の対戦映像データの表題(タイトル、対戦映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示した対戦映像データ選択エリア、同一方向(一塁側方向)から撮影された異なる時間の複数のバッティングフォーム映像データの表題(タイトル、バッティングフォーム映像データ取得日時、球種、球速、スイングMAX速度等)を表示したバッティングフォーム映像データ選択エリア、データ表示ボタン、クリアボタン、戻るボタン、閉じるボタンが表示される。
対戦映像データ選択エリアにおいて所定の対戦映像データを選択(図32では3つの対戦映像データを選択)し、または、バッティングフォーム映像データ選択エリアにおいて所定のバッティングフォーム映像データを選択(図32では3つのバッティングフォーム映像データを選択)し、データ表示ボタンをクリックすると、管理サーバ11は、図32に示すように、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がカット・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の3つの合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n合成データ)をディスプレイ16(同一画面)に同時に表示する(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が130〜135km、球種がカット・ファストボールであって縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を含む異なる時間の一塁側方向の合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信されたそれら合成データをディスプレイ17(同一画面)に同時に表示し(データ表示手段:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。なお、キャッチャー方向、三塁側方向、センター方向の合成データをディスプレイ16,17に表示することもできる。また、合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同方向)から見た重心21のみおよびその移動軌跡を対戦映像データとともに表示することもできる。
ディスプレイ16,17には、図32に示すように、同一の一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を加えた合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)が同時に表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア32a〜32fやボタン32g〜32m,32q〜32sが表示されるとともに、合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア32n〜32pが表示される。
合成データ表示エリア32n〜32pには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された3つのバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、そのバッティングフォーム映像データに設定された縦軸18(縦軸データ)および横軸19(横軸データ)が不動のまま表示されるとともに、そのバッティングフォーム映像データに設定されたマーク20(マークデータ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)、重心21(重心データ)およびその移動軌跡(移動軌跡データ)が動画で表示され、そのバッティングフォーム映像データに加えられたスイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)が残像として表示され、縦軸18および横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20や重心21の残像によるマークや重心21の推移が表示される。また、4つ以上の映像データを指定すると、ディスプレイ16,17に4つ以上の合成データ表示エリアが表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18や横軸19を含む同一方向異時間の複数の合成データを同一画面に同時に表示するから、異なる時間における縦軸18および横軸19に対する複数のバッティングフォームの移動軌跡を同一の角度から見ることができ、それら合成データによって各種のバッティング条件における縦軸18および横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、それら合成データを利用して横軸19を基準としたバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。
バッティング分析支援システム10は、バッティング動作におけるマーク20の移動軌跡や重心21の移動軌跡を同一の角度から見ることができ、バッティング動作の開始から終了までの推移におけるマーク20や重心21の並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、マーク20や重心21の移動軌跡としてバッターの所定の部位の動きを様々な場面において分析することができる。システム10は、異方向同一時間のバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。
図33は、ディスプレイ16,17(タッチパネルを含む)に表示された重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)表示画面の一例を示す図である。縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を含む重なり合った合成データを対戦映像データとともに表示する場合、データ選択エリア15aにおいて対戦映像データ、縦軸データ、横軸データ、マークデータ、重心データ、スイング軌道データ、打球軌道データを選択し、方向・時間条件入力エリア15cにおいて一塁側方向、重ね合わせを入力する。表示条件選択エリア15bにおいて試合日、バッター名、球団名、球速、球種が選択されたものとする。それら入力エリア15a〜15cに各条件を入力した後、決定ボタン15dをクリックし、図16に示すデータ表示画面の選択条件入力エリア16bに各条件を入力する。なお、三塁側方向やセンター方向、キャッチャー方向から見た重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)を個別にまたは同時に表示することもできる。また、合成データのうちの異なる時間の一塁側方向(同一方向)から見た重心21のみおよびその移動軌跡の重なり合った合成データをバッティングフォーム映像データとともに表示することもできる。
図16のデータ表示画面(データ名表示エリア16a:縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)の選択条件入力示エリア16bに試合日やバッター名、球団名、球速、球種(球速として145〜150kmが入力され、球種としてストレートが入力されたものとする)を入力した後、データ表示ボタン16dをクリックすると、図20に示すデータ選択画面がディスプレイ16,17に表示される。データ選択エリア20bには、指定された試合日、バッター名、球団名、球速、球種の一塁側方向(同一方向)から撮影された対戦映像データやバッティングフォームデータを表す表題(タイトル、データ取得日時、球種、球速等)が表示される。
図20のデータ選択画面のデータ選択エリア20bに表示された表題から重ね合わせに使用する対戦映像データやバッティングフォームデータを選択(反転)した後(通常は2つまたは3つ選択)、選択決定ボタン20cをクリックすると、管理サーバ11は、第1〜第nバッティングフォーム映像データのうちの一塁側方向(同一方向)から撮影された異なる時間のバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を加えた複数の合成データを重ね合わせ、重なり合った合成データを生成する(合成データ重ね合わせ手段)。管理サーバ11は、合成データ重ね合わせ手段によって生成した重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)を対戦データおよび選手データ(バッターの選手データおよびピッチャーの選手データ)とともにハードディスクに格納する(重なり合った合成データ格納手段)。重なり合った合成データは、それらデータを特定する重なり合った合成データ特定識別子(合成データ重ね合わせ毎に生成)に関連付けられた状態(識別子を設定した状態)でハードディスクに格納される。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が145〜150km、球種がストレートであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)(第1〜第n重なり合った合成データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。さらに、ボールの球速(球速データ)、ボールの球種(球種データ)、スイングMAX速度(スイングMAX速度データ)をディスプレイ16に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
管理サーバ11は、指定した試合日、バッター名、球団名における球速が145〜150km、球種がストレートであって異なる時間の一塁側方向の重なり合った合成データを情報端末12に配信し(データ配信手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データを情報端末12に配信する(データ配信手段:球速データ配信手段、球種データ配信手段、スイングMAX速度データ配信手段)。情報端末12は、データ配信手段によってサーバ11から配信された重なり合った合成データをディスプレイ17に表示し(データ表示手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)、球速データ、球種データ、スイングMAX速度データをディスプレイ17に表示する(データ表示手段:球速データ表示手段、球種データ表示手段、スイングMAX速度データ表示手段)。
既に生成された複数の重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)がハードディスクに格納されている場合、図示はしていないが、図20のデータ選択画面に重ね合わせ済み合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)を表示した重ね合わせ済み合成データ表示エリアが表示される。重ね合わせ済み合成データ表示エリアに表示された重ね合わせ済み合成データを選択(反転)した後(複数選択可)、選択決定ボタン20cをクリックすると、選択した生成済みの重なり合った合成データが情報端末12に配信され(データ配信手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ配信手段)、選択した生成済みの重なり合った合成データがディスプレイ16,17に表示される(データ表示手段:重なり合った縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ表示手段)。
ディスプレイ16,17には、図33に示すように、一塁側方向から撮影された異なる時間におけるバッティングフォーム映像データに縦軸18、横軸19、マーク20、重心21、スイング軌道22、打球軌道23を加えた重なり合った合成データ(縦軸・横軸・マーク・重心・スイング軌道・打球軌道データ)が表示される。ディスプレイ16,17には、図17と同様の表示エリア33a〜33fやボタン33g〜33m,33q〜33sが表示されるとともに、重なり合った合成データの動画(静止画も表示可)を表示する合成データ表示エリア33nが表示される。さらに、重なり合った合成データに対応する対戦映像データを表示する対戦映像データ表示エリア33o,33pが表示される。
合成データ表示エリア33nには、バッターのバッターボックスにおけるバッティング準備からバッティング終了までの1球毎のバッティング動作を表す一塁側方向から撮影された重なり合ったバッティングフォーム映像データが動画(静止画も可)で表示され、それらバッティングフォーム映像データに設定された各縦軸18(縦軸データ)および各横軸19(横軸データ)が重なり合った状態で不動のまま表示されるとともに、それらバッティングフォーム映像データに設定された各マーク20(マークデータ)およびそれら移動軌跡(移動軌跡データ)、各重心21(マークデータ)およびそれら移動軌跡(移動軌跡データ)が重なり合った状態で表示され、それらバッティングフォーム映像データに加えられた各スイング軌道22(スイング軌道データ)や打球軌道23(打球軌道データ)が重なり合った状態で表示される。さらに、球速(球速データ)、球種(球種データ)、バットスイングMAX速度(バットスイングMAX速度データ)が表示される。なお、過去(前)から現在(後)に向かって過去のバッティングフォーム映像データ(バッティングフォーム)やマーク20、重心21が残像として表示され、縦軸18や横軸19に対するバッティングフォームの残像によるバッティングフォームの推移が表示されるとともに、マーク20や重心21の残像によるマークの推移が表示される。
バッティング分析支援システム10は、縦軸18および横軸19を含む重なり合った合成データを同一画面に同時に表示するから、異なる時間における横軸19に対する複数のバッティングフォームの推移を同一の角度から見ることができ、それら合成データによって各種のバッティング条件における横軸19を基準としたバッティング動作の開始から終了までのバッティングフォームの並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、それら合成データを利用して横軸19を基準としたバッティング動作におけるバッターのバッティングフォームを様々な場面において分析することができる。
バッティング分析支援システム10は、バッティング動作における重なり合ったマーク20および重心21の移動軌跡を見ることができ、バッティング動作の開始から終了までの推移における各マーク20および各重心21の並進移動や回転移動、上下移動を比較検討することができるとともに、各マーク20や各重心21の移動軌跡としてバッターの所定の部位の動きを様々な場面において分析することができる。システム10は、重なり合ったバットスイング軌道データや打球軌道データを利用して球種毎や球速毎、バッティングの好調時、バッティングの不調時等の各種のバッティング条件におけるバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに比較検討することができ、バッターのバッティングフォームをバットスイング軌道22や打球軌道23とともに分析することができる。