JP6361428B2 - 電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置 - Google Patents

電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6361428B2
JP6361428B2 JP2014201929A JP2014201929A JP6361428B2 JP 6361428 B2 JP6361428 B2 JP 6361428B2 JP 2014201929 A JP2014201929 A JP 2014201929A JP 2014201929 A JP2014201929 A JP 2014201929A JP 6361428 B2 JP6361428 B2 JP 6361428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
threshold level
threshold
signal
comparator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014201929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016072861A (ja
Inventor
弘敦 谷
弘敦 谷
智彦 釜谷
智彦 釜谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014201929A priority Critical patent/JP6361428B2/ja
Priority to US14/859,589 priority patent/US9515641B2/en
Publication of JP2016072861A publication Critical patent/JP2016072861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6361428B2 publication Critical patent/JP6361428B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

本発明は、電圧レベル検出装置及び方法、それを備えたモータ駆動制御装置、及びそれを備えたモータ装置に関する。
入力信号の電圧レベル検出機構において、所定の複数のしきい値レベルに到達したことを検出する電圧レベル検出機構がある。例えば、特許文献1は、モータの回転位相に応じて変化する入力信号が所定の回転位相毎に設けられたしきい値レベルに到達したことを検出することによって、モータの回転位相を検出する位相検出回路を用いて、モータの回転位置を制御する技術を開示している。
特許文献1において、回転位相を検出する位相検出回路は、回転子の磁束密度に応じて変化する信号レベルを有する複数のセンサ信号を利用して、回転位相情報を生成して出力する。特許文献1の位相検出回路は、しきい値レベル毎に設けられた複数の比較器を備え、センサ信号を各比較器のしきい値レベルと比較して、センサ信号が回転子の所定の位相に応じた所定のしきい値レベルに到達したことを検出する。
しかしながら、従来の電圧レベル検出機構では、検出精度を向上するためには比較器の個数が多くなり、回路面積が増大するという問題があった。上記電圧レベル検出機構では、所望のしきい値レベルに到達したことを検出することによって入力信号の電圧レベルを検出するので、検出精度を向上するためには、より多くのしきい値レベルを設定する必要がある。例えば、所望の検出精度を確保するために略1000個のしきい値レベルを設定する場合、従来技術では、しきい値レベルと同数の比較器を配置することで、回路面積が増大していた。
本発明の目的は、従来技術と比較して、回路面積を削減して電圧レベルを検出できる電圧レベル検出装置を提供することにある。
本発明に係る電圧レベル検出装置は、比較手段と、しきい値レベル変更手段とを備える。比較手段は、増加又は減少する入力信号の電圧レベルを所定のしきい値レベルと比較して、上記入力信号が上記しきい値レベルに到達したことを示す電圧レベル検出信号を発生して出力する。しきい値レベル変更手段は、上記電圧レベル検出信号に基づいて、上記比較手段のしきい値レベルを変更させる。しきい値レベル変更手段は、上記入力信号が単調増加しているときに上記比較手段のしきい値レベルを引き上げ、上記入力信号が単調減少しているときに上記比較手段のしきい値レベルを引き下げるように、上記しきい値レベルを変更させる。
本発明に係る電圧レベル検出装置によれば、従来技術と比較して、回路面積を削減して電圧レベルを検出することができる。
本発明の実施形態1に係る電圧レベル検出装置1の構成を示すブロック図である。 図1の電圧レベル検出装置1による単調増加の入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。 図1の電圧レベル検出装置1による単調減少の入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。 図1の電圧レベル検出装置1におけるN=6を有するしきい値レベル切り替え回路5の構成を示す回路図である。 図4のラッチ回路53−nの信号保持条件を示す表である。 図4のしきい値レベル切り替え回路5による動作を示す各信号のタイミングチャートである。 実施形態1の変形例1におけるしきい値レベル切り替え回路5Aの構成を示す回路図である。 図7のしきい値レベル切り替え回路5Aによる動作を示す各信号のタイミングチャートである。 実施形態1の変形例2に係る電圧レベル検出装置1aの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る電圧レベル検出装置1Aの構成を示すブロック図である。 図10の電圧レベル検出装置1Aによる、ピーク値を有する入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。 図10の電圧レベル検出装置1Aによる増加と減少を繰り返す入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。 図10の電圧レベル検出装置1AにおけるN=6を有するしきい値レベル切り替え回路5aの構成を示す回路図である。 図13のしきい値レベル切り替え回路5aによる動作を示す各信号のタイミングチャートである。 実施形態2の変形例1に係る電圧レベル検出装置1bの構成を示すブロック図である。 実施形態2の変形例2に係る電圧レベル検出装置1Bの構成を示すブロック図である。 図16の電圧レベル検出装置1BにおけるN=6を有するしきい値レベル切り替え回路5bの構成を示す回路図である。 図17のしきい値レベル切り替え回路5bによる動作を示す各信号のタイミングチャートである。 実施形態2の変形例3における電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施形態3に係る位相情報検出装置6の構成を、モータM1及びセンサ回路2とともに示すブロック図である。 図20の交点位相検出回路10における各センサ処理信号U1,V1,W1の比較結果の交点位相検出信号UV,VW,WUを示す表である。 図20の信号選択回路20の信号選択条件を示す表である。 図20の位相情報検出装置6の動作状態を示す各信号の各信号のタイミングチャートである。 本発明の実施形態4に係るモータ装置の構成を示すブロック図である。 図24のモータ駆動部110の構成を示すブロック図である。 図25のモータ駆動部110の動作を示す各信号の各信号のタイミングチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係る電圧レベル検出装置1の構成を示すブロック図である。図1において、電圧レベル検出装置1は、比較器3と、可変電圧源4と、しきい値レベル切り替え回路5とを備えて構成される。しきい値レベル切り替え回路5は、比較結果保持回路50と、エンコーダ51とを備える。本実施形態では、1つの比較器3を用いて入力信号を所定のしきい値レベルと比較して、比較器3のしきい値レベルを入力信号に追従するように切り替えることで、入力信号の電圧レベルを検出する。
図1において、入力信号Xは、連続的に単調増加又は単調減少する電圧レベルを有し、比較器3の非反転入力端子に入力される。可変電圧源4は、所定間隔で設定される複数のしきい値レベルLV(1)、LV(2)、…、LV(N)のうちの1つのしきい値レベルLV(n)(n=1,2,…,N)を有するしきい値電圧Vthを比較器3の反転入力端子に印加する。比較器3は、入力信号Xをしきい値電圧Vthと比較して、入力信号Xがしきい値レベル電圧Vth以上である場合、ハイレベルを有する比較器出力信号Scoをしきい値レベル切り替え回路5に出力する。一方、入力信号Xがしきい値電圧Vth未満である場合、比較器3は、ローレベルを有する比較器出力信号Scoをしきい値レベル切り替え回路5に出力する。
しきい値レベル切り替え回路5において、比較結果保持回路50は、比較器出力信号Scoに基づいて、入力信号Xと各しきい値レベルLV(n)の比較結果を示す保持レベル信号LLV(n)を保持して、エンコーダ51に出力する。比較結果保持回路50は、入力信号Xがしきい値レベルLV(n)以上である場合、ハイレベルを有する保持レベル信号LLV(n)を出力し、入力信号Xがしきい値レベルLV(n)未満である場合、ローレベルを有する保持レベル信号LLV(n)を出力する。保持レベル信号LLV(n)は、エンコーダ51に出力されるとともに、入力信号Xが各しきい値レベルLV(n)に到達したか否かを示す電圧レベル情報信号PhCとして出力される。
エンコーダ51は、保持レベル信号LLV(1)〜LLV(N)を、ビット数Nの符号化によってしきい値レベル切り替え信号Sthに変換する。しきい値レベル切り替え回路5はしきい値レベル切り替え信号Sthを可変電圧源4に出力して、保持レベル信号LLV(1)〜LLV(N)の変化に応じて可変電圧源4のしきい値電圧Vthを複数のしきい値レベルLV(1)〜LV(N)において切り替える。
図2は、図1の電圧レベル検出装置1による単調増加の入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。図3は、図1の電圧レベル検出装置1による単調減少の入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。図1、図2及び図3を用いて、電圧レベル検出装置1の電圧レベル検出動作について説明する。
図2において、入力信号Xはしきい値レベルLV(1)よりも小さい電圧レベルからしきい値レベルLV(6)よりも大きい電圧レベルに単調増加している。時間t1において、入力信号Xはしきい値電圧Vthのしきい値レベルLV(1)以上になり、比較器3はローレベルからハイレベルに立ち上がる比較器出力信号Scoを出力する。ハイレベルに立ち上がった比較器出力信号Scoに応じて、比較結果保持回路50は、ハイレベルを有する保持レベル信号LLV(1)を発生して、入力信号Xがしきい値レベルLV(1)に到達したことを示す電圧レベル情報信号PhCとして出力する。さらに、比較結果保持回路50は、ハイレベルを有する保持レベル信号LLV(1)を、エンコーダ51によってしきい値レベル切り替え信号Sthに変換して、しきい値電圧Vthのしきい値レベルLV(1)をしきい値レベルLV(2)に引き上げる。これにより、比較器3に設定されるしきい値電圧Vthは入力信号Xの電圧レベルを追い越し、比較器出力信号Scoはハイレベルからローレベルに戻る。
次いで、時間tn(n=2,3,…,6)において、入力信号Xはしきい値電圧Vthのしきい値レベルLV(n)以上になる。このとき、上述の時間t1の場合と同様に、比較結果保持回路50は比較器出力信号Scoの立ち上がりに応じて、ハイレベルの保持レベル信号LLV(n)を順次発生して、電圧レベル情報信号PhCとして出力する。このとき、保持レベル信号LLV(n)はエンコーダ51によってしきい値レベル切り替え信号Sthに変換され、しきい値電圧Vthはしきい値レベルLV(n)からしきい値レベルLV(n+1)に引き上げられる。これにより、しきい値電圧Vthは入力信号Xの電圧レベルを追い越し、電圧レベル検出装置1は順次、入力信号Xがしきい値レベルLV(n)に到達したことを検出できる。
図3において、入力信号Xはしきい値レベルLV(6)よりも大きい電圧レベルからしきい値レベルLV(1)よりも小さい電圧レベルに単調減少しており、時間tn(n=7,8,…,12)において、しきい値レベルLV(13−n)未満になる。このとき、図2に示す単調増加の場合と同様に、比較結果保持回路50は比較器出力信号Scoの立ち下がりに応じて、ローレベルの保持レベル信号LLV(13−n)を順次発生して、電圧レベル情報信号PhCとして出力する。さらに、保持レベル信号LLV(13−n)はエンコーダ51によってしきい値レベル切り替え信号Sthに変換され、しきい値電圧Vthはしきい値レベルLV(13−n)からしきい値レベルLV(12−n)に引き下げられる。これにより、しきい値電圧Vthは入力信号Xの電圧レベルを追い越し、電圧レベル検出装置1は順次、入力信号Xがしきい値レベルLV(13−n)に到達したことを検出できる。
なお、図2及び図3において、6つのしきい値レベルLV(1)〜LV(6)を図示して電圧レベル検出装置1の電圧レベル検出動作を説明した。しきい値レベルLV(n)(n=1,2,…,N)の個数は6個でなくてもよく、任意の複数N個であってもよい。以下、図面を用いてN=6を有する一例について説明する。
図4は、図1の電圧レベル検出装置1におけるN=6を有するしきい値レベル切り替え回路5の構成を示す回路図である。図4において、しきい値レベル切り替え回路5の比較結果保持回路50は、NOTゲート52と、ラッチ回路53−1〜53−6と、論理ゲート54−1〜54−4とを備えて構成される。ラッチ回路53−1〜53−6は、それぞれD型フリップフロップで構成される。
図5は、図4のラッチ回路53−n(n=1,2,…,6)の信号保持条件を示す表である。図5に示すように、各ラッチ回路53−nは外部からリセット端子Rに供給される初期化信号Sreをハイレベルに設定することによってリセットされ、初期化信号Sreをローレベルに設定することによって動作状態になる。動作状態において、ラッチ回路53−nは、ハイレベル(H)を有する論理信号が入力端子Gに入力される場合、信号取り込み可能状態になる一方、ローレベル(L)を有する論理信号が入力端子Gに入力される場合、信号保持状態になる。
図4において、図1の比較器3からの比較器出力信号Scoは、ラッチ回路53−1〜53−6の各入力端子Lに入力される。NOTゲート52は、ラッチ回路53−1からの保持レベル信号LLV(1)を反転して、ゲート信号GD1としてラッチ回路53−1の入力端子Gに出力する。ラッチ回路53−1は、ゲート信号GD1に応じて比較器出力信号Scoを取り込み、取り込んだ比較器出力信号Scoを保持レベル信号LLV(1)としてエンコーダ51に出力する。
論理ゲート54−(n−1)(n=2,…,4,5)は、ラッチ回路53−nからの保持レベル信号LLV(n)の反転信号と、ラッチ回路53−(n−1)からの保持レベル信号LLV(n−1)との論理積を演算する。論理ゲート54−(n−1)は、上記演算結果を示すゲート信号GDnをラッチ回路53−nの入力端子Gに出力する。ラッチ回路53−nは、ゲート信号GDnに応じて比較器出力信号Scoを取り込み、取り込んだ比較器出力信号Scoを保持レベル信号LLV(n)としてエンコーダ51に出力する。ラッチ回路53−6は、保持レベル信号LLV(5)をゲート信号GD6として、ゲート信号GD6に応じて比較器出力信号Scoを取り込み、取り込んだ比較器出力信号Scoを保持レベル信号LLV(6)としてエンコーダ51に出力する。以上のように、各ラッチ回路53−n(n=1,2,…,6)は、それぞれしきい値レベルLV(n)と対応しており、比較器出力信号Scoを所定のタイミングで取り込んで、保持レベル信号LLV(n)として保持する。
図6は、図4のしきい値レベル切り替え回路5による動作を示す各信号のタイミングチャートである。図6に示すように、時間t0において、単調増加する入力信号Xはいずれのしきい値レベルLV(n)よりも小さい。このとき、比較器3のしきい値電圧Vthはしきい値レベルLV(1)を有し、比較器3からの比較器出力信号Scoはローレベルを有する。
時間t0において、各ラッチ回路53−nは初期化信号Sreによってリセットされており、全ての保持レベル信号LLV(n)はローレベルを有する。保持レベル信号LLV(1)はNOTゲート52によって反転し、ハイレベルを有するゲート信号GD1になるため、ラッチ回路53−1は信号取り込み可能になる。ゲート信号GD2〜GD5は、論理ゲート54−1〜54−4による保持レベル信号LLV(n)に基づく論理演算によってローレベルになるため、ラッチ回路53−2〜53−6は信号保持状態になる。そのため、時間t0の経過後、まずラッチ回路53−1から信号取り込みを開始する。
図6の時間t1において、入力信号Xはしきい値レベルLV(1)以上になり、比較器3はローレベルからハイレベルに立ち上がる比較器出力信号Scoを出力する。これに応じて、ラッチ回路53−1は、ハイレベルを有する比較器出力信号Scoを取り込んで、保持レベル信号LLV(1)として保持する。ハイレベルに変化した保持レベル信号LLV(1)により、増加する入力信号Xのしきい値レベルLV(1)への到達を検出することができる。しきい値電圧Vthは、変化した保持レベル信号LLV(1)に基づいて、エンコーダ51によりしきい値レベルLV(1)からしきい値レベルLV(2)に切り替えられる。すると、入力信号Xはしきい値電圧Vth未満となり、比較器出力信号Scoはローレベルに戻る。
また、ハイレベルに変化した保持レベル信号LLV(1)はNOTゲート52によって反転し、ローレベルを有するゲート信号GD1になるため、ラッチ回路53−1は信号保持状態になる。さらに、ハイレベルに変化した保持レベル信号LLV(1)に応じて論理ゲート54−1からのゲート信号GD2はハイレベルになるため、ラッチ回路53−2は信号取り込み可能になる。信号取り込み可能状態のラッチ回路53−n(n=1,2,…,6)は、保持レベル信号LLV(n)のハイレベルへの変化に応じて、順次切り替えられる。
次いで、時間tn(n=2,3,…,6)においても順次、時間t1の場合と同様に、信号読み取り可能状態のラッチ回路53−nはハイレベルに変化した比較器出力信号Scoを取り込んで、保持レベル信号LLV(n)として保持する。ハイレベルに変化した保持レベル信号LLV(n)により、増加する入力信号Xのしきい値レベルLV(n)への到達を検出することができる。また、しきい値レベル切り替え回路5は保持レベル信号LLV(n)(n=2,3,…,5)のハイレベルへの変化に応じてしきい値レベルLV(n)からしきい値レベルLV(n+1)に引き上げるように、比較器3のしきい値電圧Vthを切り替える。このように入力信号Xに追従するようにしきい値電圧Vthのしきい値レベルLV(n)を切り替えることで、しきい値レベル毎に比較器を設けることなく、入力信号Xの電圧レベルを検出することができる。
以上のように構成された実施形態1に係る電圧レベル検出装置1によれば、比較器3と、しきい値レベル切り替え回路5とを備える。比較器3は、連続的に単調増加又は単調減少する入力信号Xの電圧レベルを所定のしきい値レベルLV(n)と比較して、入力信号Xがしきい値レベルLV(n)に到達したことを示す比較器出力信号Scoを発生して出力する。しきい値レベル切り替え回路5は、比較器出力信号Scoに基づいて、比較器3のしきい値レベルLV(n)を変更させる。しきい値レベル切り替え回路5は、入力信号Xが単調増加しているときに比較器3のしきい値レベルを引き上げ、入力信号Xが単調減少しているときに比較器3のしきい値レベルを引き下げるように、しきい値レベルを変更させる。
これにより、1つの比較器3によって入力信号Xの複数のしきい値レベルへの到達を検出でき、従来技術と比較して、回路面積を削減して電圧レベルを検出することができる。
実施形態1の変形例1.
図7は、実施形態1の変形例1におけるしきい値レベル切り替え回路5Aの構成を示す回路図である。実施形態1においては、図4の比較結果保持回路50による、単調増加する入力信号Xの電圧レベル検出動作を説明した。電圧レベル検出装置1は、単調減少する入力信号Xの電圧レベルを検出してもよい。実施形態1の変形例1では、単調減少する入力信号Xの電圧レベルを検出するための比較結果保持回路50Aについて説明する。
図7において、実施形態1の変形例1における比較結果保持回路50Aは、図4の比較結果保持回路50と比較して、NOTゲート52,論理ゲート54−1〜54−4に代えて、論理ゲート55−1〜55−5を備えたことを特徴とする。この相違点について、以下説明する。
図7において、論理ゲート55−n(n=1,2,…,5)は、保持レベル信号LLV(n+1)の反転信号と、保持レベル信号LLV(n)との論理積を演算して、演算結果を示すゲート信号GDnをラッチ回路53−nの入力端子Lに入力する。保持レベル信号LLV(6)は、ゲート信号GD6としてラッチ回路53−6の入力端子Lに入力される。
図8は、図7のしきい値レベル切り替え回路5Aによる動作を示す各信号のタイミングチャートである。図8に示すように、時間t0において、単調減少する入力信号Xはいずれのしきい値レベルLV(n)よりも大きい。このとき、比較器3のしきい値電圧Vthはしきい値レベルLV(6)を有し、比較器3からの比較器出力信号Scoはハイレベルを有する。時間t0において、保持レベル信号LLV(1)〜LLV(6)はハイレベルを有し、ゲート信号GD6はハイレベルになる一方、論理ゲート55−1〜55−5からのゲート信号GD1〜GD5はローレベルになる。そのため、まずラッチ回路53−6から信号取り込みを開始する。ラッチ回路53−1〜53−6において、信号取り込み可能になるラッチ回路は、保持レベル信号LLV(1)〜LLV(6)のローレベルへの変化に応じて、順次切り替えられる。
図8の時間tn(n=7,8,…,12)において、順次、信号読み取り可能状態のラッチ回路53−(13−n)はローレベルに変化した比較器出力信号Scoを取り込んで、保持レベル信号LLV(13−n)として保持する。これにより、減少する入力信号Xのしきい値レベルLV(13−n)への到達を検出できる。しきい値レベル切り替え回路5は保持レベル信号LLV(13−n)(n=7,8,…,11)のローレベルへの変化に応じてしきい値レベルLV(13−n)からしきい値レベルLV(12−n)に引き下げるように、しきい値電圧Vthを切り替える。このように、単調減少する入力信号Xに対しても、しきい値レベル毎に比較器を設けることなく電圧レベルを検出できる。
実施形態1の変形例2.
図9は、実施形態1の変形例2に係る電圧レベル検出装置1aの構成を示すブロック図である。比較器3のしきい値電圧Vthは、複数のしきい値レベルLV(1)〜LV(N)においてスイッチのオン/オフ制御によって切り替えられてもよい。実施形態1の変形例2に係る電圧レベル検出装置1aは、実施形態1に係る電圧レベル検出装置1と比較して、可変電圧源4に代えてしきい値レベル生成回路4Aを備えることを特徴とする。
図9において、しきい値レベル生成回路4Aは、定電圧源41,43と、分圧抵抗92−1〜92−(N+1)と、スイッチSW(1)〜SW(N)とを備えて構成される。分圧抵抗92−1〜92−(N+1)は、基準電圧VR1を有する定電圧源41と基準電圧VR2を有する定電圧源43の間で互いに直列に接続され、基準電圧VR2,VR1間の電圧をしきい値レベルLV(1)〜LV(N)に分圧する。各スイッチSW(n)(n=1,2,…,N)の一端は、それぞれ分圧抵抗42−n,42−(n+1)間に接続され、各スイッチSW(n)の他端は比較器3の反転入力端子に接続される。スイッチSW(n)は、エンコーダ51からのしきい値レベル切り替え信号Sthによって、スイッチSW(1)〜SW(N)のうちのいずれか1つのみオンされるようにオン/オフ制御される。
エンコーダ51は、入力信号Xが単調増加する場合、ローレベルからハイレベルに変化する保持レベル信号LLV(n)に応じて、スイッチSW(n+1)のみをオンするようにしきい値レベル切り替え信号Sthを出力する。これにより、比較器3に入力されたしきい値レベルLV(n)をしきい値レベルLV(n+1)に引き上げることができる(図2参照)。エンコーダ51は、入力信号Xが単調減少する場合、ハイレベルからローレベルに変化する保持レベル信号LLV(n)に応じて、スイッチSW(n)のみをオンするようにしきい値レベル切り替え信号Sthを出力する。これにより、比較器3に入力されたしきい値レベルLV(n+1)をしきい値レベルLV(n)に引き下げることができる(図3参照)。
実施形態2.
図10は、本発明の実施形態2に係る電圧レベル検出装置1Aの構成を示すブロック図である。実施形態1では、1つの比較器を用いてしきい値レベルを入力信号に追従させたが、複数の比較器を用いてもよい。実施形態2に係る電圧レベル検出装置1Aは、2つの比較器を用いて入力信号の電圧レベルを2つのしきい値レベルで挟むように追従させて、電圧レベルを検出する。電圧レベル検出装置1Aは、電圧レベル検出装置1と比較して、比較器3及び可変電圧源4に代えて比較器31,32及び可変電圧源4a,4bを備え、しきい値レベル切り替え回路5に代えてしきい値レベル切り替え回路5aを備える。しきい値レベル切り替え回路5aは、比較結果保持回路50aを備える。
図10において、可変電圧源4aはしきい値電圧Vthaを比較器31の反転入力端子に印加し、可変電圧源4bはしきい値電圧Vthbを比較器32の反転入力端子に印加する。比較器31は、入力信号Xをしきい値レベルVthaと比較し、比較結果を示す比較器出力信号Sco1を比較結果保持回路50aに出力する。比較器32は、入力信号Xをしきい値レベルVthbと比較し、比較結果を示す比較器出力信号Sco2を比較結果保持回路50aに出力する。
図11は、図10の電圧レベル検出装置1Aによる、ピーク値を有する入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。図12は、図10の電圧レベル検出装置1Aによる増加と減少を繰り返す入力信号Xに対する電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。図10、図11及び図12を用いて、電圧レベル検出装置1Aの電圧レベル検出動作について説明する。
図11において、入力信号Xはしきい値レベルLV(1)よりも小さい電圧レベルからしきい値レベルLV(6)よりも大きい電圧レベルに増加して、続いてしきい値レベルLV(1)よりも小さい電圧レベルに減少している。電圧レベル検出装置1Aは、各比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthbを、それぞれ複数のしきい値レベルLV(1)〜LV(6)において入力信号Xに追従するように切り替えることで、入力信号Xの電圧レベルを検出する。
時間tn(n=1,2,…、7)において、入力信号Xは増加している。時間t(2m−1)(m=1,2,3)において、入力信号Xは比較器31のしきい値電圧Vthaを超え、比較器31はハイレベルを有する比較器出力信号Sco1を出力する。しきい値レベル切り替え回路5aにおいて、比較結果保持回路50aはハイレベルに変化した比較器出力信号Sco1を保持レベル信号LLV(2m−1)として保持し、エンコーダ51に出力する。しきい値レベル切り替え回路5aは、ハイレベルに変化した保持レベル信号LLV(2m−1)に基づいて、比較器32のしきい値電圧Vthbをしきい値レベルLV(2m)に切り替える。これにより、比較器32のしきい値電圧Vthbは入力信号Xの電圧レベルを追い越し、比較器出力信号Sco2はローレベルとなる。
次いで、時間t(2m)において、入力信号Xは比較器32のしきい値電圧Vthbを超え、比較器32はハイレベルを有する比較器出力信号Sco2を出力する。比較結果保持回路50aはハイレベルに変化した比較器出力信号Sco2を保持レベル信号LLV(2m)として保持し、エンコーダ51に出力する。しきい値レベル切り替え回路5aは、ハイレベルに変化した保持レベル信号LLV(2m)に基づいて、比較器31のしきい値電圧Vthaを、しきい値レベルLV(2m−1)からしきい値レベルLV(2m+1)に切り替える。これにより、比較器31のしきい値電圧Vthaは入力信号Xの電圧レベルを追い越し、比較器出力信号Sco1はローレベルとなる。
次いで、時間tn(n=7,8,…,12)において、入力信号Xは減少している。電圧レベル検出装置1Aは、増加する入力信号Xと同様に、比較器31,32によってそれぞれしきい値電圧Vtha,Vthbへの到達を検出する。さらに、電圧レベル検出装置1Aは、ローレベルに変化した比較器出力信号Sco1,Sco2に基づいて、順次しきい値電圧Vthb,Vthaを切り替える。
電圧レベル検出装置1Aは2つの比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthbのうちの一方のしきい値電圧への到達に応じて、他方のしきい値電圧を切り替える。そのため、2つの比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthbは入力信号Xを挟んで隣り合うしきい値レベルLV(n)に設定される。これにより、図12に示すように電圧レベル検出装置1Aは増減を繰り返す入力信号Xに対しても、電圧レベルの変動に追従して、電圧レベルを検出することができる。
図13は、図10の電圧レベル検出装置1AにおけるN=6を有するしきい値レベル切り替え回路5aの構成を示す回路図である。しきい値レベル切り替え回路5aは、図4のしきい値レベル切り替え回路5と比較して、比較器出力信号Scoを保持するラッチ回路53−nに代えて、比較器出力信号Sco1,Sco2のいずれかをそれぞれ保持するラッチ回路56−nを備える。この相違点について、以下説明する。
図13において、図10の比較器31からの比較器出力信号Sco1はラッチ回路56−(2m−1)に入力され、図10の比較器32からの比較器出力信号Sco2はラッチ回路56−2mに入力される(m=1,2,3)。ラッチ回路56−1は、保持レベル信号LLV(2)を反転するNOTゲート52aからのゲート信号GD1に応じて比較器出力信号Sco1を取り込み、保持レベル信号LLV(1)としてエンコーダ51に出力する。論理ゲート54−(n−1)(n=2,3,…,5)は、保持レベル信号LLV(n+1)の反転信号と、保持レベル信号LLV(n−1)との論理積を演算し、演算結果を示すゲート信号GDnをラッチ回路56−nに出力する。ラッチ回路56−nは、ゲート信号GDnに応じて比較器出力信号Sco1又は比較器出力信号Sco2を取り込み、保持レベル信号LLV(n)としてエンコーダ51に出力する。
図14は、図13のしきい値レベル切り替え回路5aによる動作を示す各信号のタイミングチャートである。
図14において、ラッチ回路56−1〜56−6は保持レベル信号LLV(1)〜LLV(6)に応じて順次、信号取り込み可能状態になる。時間t(2m−1)(m=1,2,3)において、比較結果保持回路50aはハイレベルに変化した比較器出力信号Sco1をラッチ回路56−(2m−1)に取り込んで、保持レベル信号LLV(2m−1)として保持する。ハイレベルに変化した保持レベル信号LLV(2m−1)により、入力信号Xがしきい値レベルLV(2m−1)を超えたことを検出できる。変化した保持レベル信号LLV(2m−1)によってゲート信号GD(2m)がハイレベルになり、ラッチ回路56−2mは信号読み取り可能状態に切り替わる。
時間t(2m)においても同様に、比較結果保持回路50aはハイレベルに変化した比較器出力信号Sco2をラッチ回路56−2mに取り込んで保持レベル信号LLV(2m)として保持する。変化した保持レベル信号LLV(2m)により、信号読み取り可能状態のラッチ回路はラッチ回路56−2m,56−(2m+1)になる。また、時間tn(n=7,8,…,12)においても同様に、保持レベル信号LLV(1)〜LLV(6)に応じて順次、ラッチ回路56−1〜56−6のうちの隣り合う2つのラッチ回路が信号取り込み可能状態になる。
各ラッチ回路56−nに応じて順次、比較器出力信号Sco1,Sco2を取り込み、入力信号Xを2つのしきい値電圧Vtha,Vthbそれぞれと比較できる。そのため、入力信号Xの増減に対応して、電圧レベルを検出することができる。
以上のように構成された実施形態2に係る電圧レベル検出装置1Aによれば、複数の比較器31,32と、しきい値レベル切り替え回路5aとを備える。比較器31,32は、互いに異なる複数のしきい値電圧Vtha,Vthbを有する。比較器31,32は、連続的に変化する入力信号Xの電圧レベルを、各しきい値電圧Vtha,Vthbとそれぞれ比較して、入力信号Xが各しきい値電圧Vtha,Vthbに到達したことを示す比較器出力信号Sco1,Sco2をそれぞれ発生して出力する。しきい値レベル切り替え回路5aは、比較器出力信号Sco1,Sco2に基づいて、各比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthbを変更させる。しきい値レベル切り替え回路5aは、入力信号Xが増加して比較器32のしきい値レベルLV(2m)に到達したときに、しきい値レベルLV(2m−1)を有する比較器31のしきい値電圧Vthaをしきい値レベルLV(2m+1)に引き上げる。しきい値レベル切り替え回路5aは、入力信号Xが減少して比較器32のしきい値レベルLV(2m)に到達したときに、しきい値レベルLV(2m+1)を有する比較器31のしきい値電圧Vthaをしきい値レベルLV(2m−1)に引き下げる。
これにより、複数の比較器31,32によって入力信号Xの電圧レベルの上下のしきい値レベルへの到達を検出でき、従来技術と比較して、回路面積を削減して電圧レベルを検出することができる。
各比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthbに設定するしきい値レベルLV(1)〜LV(N)の数Nを増やすことにより、入力信号Xの電圧レベルの検出精度を向上できる。各比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthbに設定するしきい値レベルLV(n)の上限値と下限値の幅を広げることにより、入力信号Xの電圧レベルの検出領域を広げることができる。
実施形態2の変形例1.
図15は、実施形態2の変形例1に係る電圧レベル検出装置1bの構成を示すブロック図である。実施形態2の変形例1に係る電圧レベル検出装置1bは、実施形態2に係る電圧レベル検出装置1aと比較して、可変電圧源4a,4bに代えてしきい値レベル生成回路4Bを備えることを特徴とする。実施形態2の変形例1に係るしきい値レベル生成回路4Bは、図9のしきい値レベル生成回路4Aと比較して、2つの比較器31,32にそれぞれしきい値レベルLV(2m±1),LV(2m)を出力する。この相違点について、以下説明する。
図15において、しきい値レベル生成回路4Bは、図9のしきい値レベル生成回路4Aと比較して、スイッチSW(2m−1)に代えてスイッチSWa(2m−1)を備え、スイッチSW(2m)に代えてスイッチSWb(2m)を備える。この相違点について、以下説明する。
図15において、スイッチSWa(2m−1)は比較器31に接続され、エンコーダ51からのしきい値レベル切り替え信号Sthによっていずれか1つのみオンされるようにオン/オフ制御される。スイッチSWb(2m)は比較器32に接続され、エンコーダ51からのしきい値レベル切り替え信号Sthによっていずれか1つのみオンされるようにオン/オフ制御される。
しきい値レベル切り替え信号Sthは、ハイレベルを有する保持レベル信号LLV(1)〜LLV(2m−1)とローレベルを有する保持レベル信号LLV(2m)〜LLV(6)に応じてスイッチSWa(2m−1),SWb(2m)のみオンする。しきい値レベル信号Sthは、ハイレベルを有する保持レベル信号LLV(1)〜LLV(2m)とローレベルを有する保持レベル信号LLV(2m+1)〜LLV(6)に応じて、スイッチSWa(2m+1),SWb(2m)のみをオンする。これにより、しきい値レベル生成回路4Bによって比較器31,32に出力するしきい値レベルLV(2m±1),LV(2m)をそれぞれ切り替えることができる。
実施形態2の変形例2.
図16は、実施形態2の変形例2に係る電圧レベル検出装置1Bの構成を示すブロック図である。実施形態2に係る電圧レベル検出装置1Aでは、2つの比較器31,32を用いたが、任意の複数の比較器を用いてもよい。電圧レベル検出装置1Bでは3つの比較器を用いて、入力信号の電圧レベルを検出する。3つの比較器を用いることにより、より変動速度の大きい入力信号の電圧レベルを検出できる。この相違点について、以下説明する。
図16において、実施形態2の変形例2に係る電圧レベル検出装置1Bは、電圧レベル検出装置1Aと比較して、比較器33及び可変電圧源4cをさらに備え、しきい値レベル切り替え回路5aに代えてしきい値レベル切り替え回路5bを備える。しきい値レベル切り替え回路5bは、比較結果保持回路50bを備える。可変電圧源4cは、しきい値電圧Vthcを比較器33の反転入力端子に印加する。比較器33は、入力信号Xをしきい値レベルVthcと比較し、比較結果を示す比較器出力信号Sco3を比較結果保持回路50bに出力する。
図17は、図16の電圧レベル検出装置1BにおけるN=6を有するしきい値レベル切り替え回路5bの構成を示す回路図である。図17において、しきい値レベル切り替え回路5bは、図13と同様に、図16の比較器31,32,33からの比較器出力信号Sco1,Sco2,Sco3のいずれかをそれぞれ保持するラッチ回路57−nを備える。比較器31からの比較器出力信号Sco1はラッチ回路56−(3m−2)に入力され、比較器32からの比較器出力信号Sco2はラッチ回路56−(3m−1)に入力される(m=1,2)。さらに、比較器33からの比較器出力信号Sco3はラッチ回路56−3mに入力される。ラッチ回路57−n(n=1,2,…,6)は、それぞれしきい値レベルLV(n)と対応しており、比較器出力信号Sco1,Sco2,Sco3を所定のタイミングで取り込んで、保持レベル信号LLV(n)として保持する。
図18は、図17のしきい値レベル切り替え回路5bによる動作を示す各信号のタイミングチャートである。しきい値レベル切り替え回路5bは、電圧レベル検出装置1Bの電圧レベル検出動作において、各比較器31,32,33のしきい値電圧Vtha,Vthb,Vthcを、それぞれ入力信号Xに追従するように切り替える。
図18において、入力信号Xは時間tn(n=1,2,…、7)において増加している。時間t(3m−2)(m=1,2)において、入力信号Xは比較器31のしきい値電圧Vthaを超え、比較器31はハイレベルを有する比較器出力信号Sco1を出力する。しきい値レベル切り替え回路5bは、ハイレベルに変化した比較器出力信号Sco1を保持レベル信号LLV(3m−2)として保持し、比較器32のしきい値電圧Vthbをしきい値レベルLV(3m−1)に設定する。
次いで、時間t(3m−1)において、入力信号Xは比較器32のしきい値電圧Vthbを超え、比較器32はハイレベルを有する比較器出力信号Sco2を出力する。しきい値レベル切り替え回路5bは、ハイレベルに変化した比較器出力信号Sco2を保持レベル信号LLV(3m−1)として保持し、比較器33のしきい値電圧Vthcをしきい値レベルLV(3m)に設定する。
次いで、時間t(3m)において、入力信号Xは比較器33のしきい値電圧Vthcを超え、比較器33はハイレベルを有する比較器出力信号Sco3を出力する。しきい値レベル切り替え回路5bは、ハイレベルに変化した比較器出力信号Sco3を保持レベル信号LLV(3m)として保持し、比較器33のしきい値電圧Vthaをしきい値レベルLV(3m+1)に設定する。
次いで、時間tn(n=7,8,…,12)において、入力信号Xは減少している。しきい値レベル切り替え回路5bは、増加する入力信号Xと同様に、ローレベルに変化した比較器出力信号Sco1,Sco2,Sco3に基づいて、順次比較器33,31,32のしきい値電圧Vthc,Vtha,Vthbを切り替える。
電圧レベル検出装置1bは3つの比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthb,Vthcのうちの1つのしきい値電圧への到達に応じて、その他のしきい値電圧の1つを切り替える。このとき、残る1つのしきい値電圧と入力信号Xを比較でき、しきい値レベルLV(n)の切り替えにおいてセトリング期間のマージンを得られる。そのため、入力信号Xの電圧レベルをより追従しやすく、検出精度を向上できる。
実施形態2の変形例3.
図19は、実施形態2の変形例3における電圧レベル検出動作を示す各信号のタイミングチャートである。図19において、4個の比較器を有する電圧レベル検出装置の電圧レベル検出動作を示す。
図19の電圧レベル検出動作において、各比較器のしきい値電圧Vtha〜Vthdを、2つのしきい値レベルを入力信号Xよりも大きくし、且つ2つのしきい値レベルを入力信号Xよりも小さくするように切り替えている。そのため、しきい値電圧Vtha〜Vthdのうちの1つを切り替えている期間中にも、入力信号Xの上下のしきい値レベルへの到達を検出でき、検出精度をより向上できる。なお、本実施形態にかかる電圧レベル検出装置の個数は2〜4個に限らず、任意の複数個であってもよい。
実施形態3.
図20は、本発明の実施形態3に係る位相情報検出装置6の構成を、モータM1及びセンサ回路2とともに示すブロック図である。実施形態1,2及び変形例に係る電圧レベル検出装置は、例えばモータの回転位相を検出する位相情報検出装置に用いることができる。本実施形態では、実施形態2に係る電圧レベル検出装置1Aを用いた位相情報検出装置6について説明する。
図20において、位相情報検出装置6は、交点位相検出回路10と、信号選択回路20と、ゼロクロス位相検出回路70と、電圧レベル検出装置1Aと、信号合成回路140とを備えて構成される。交点位相検出回路10は、3個の比較器11〜13を備える。信号選択回路20は、ロジック回路21と、スイッチ22とを備える。ゼロクロス位相検出回路70は、3個の比較器71〜73を備える。
図20において、モータM1は例えばブラシレスDCモータで構成され、センサ回路2はモータM1の回転子の周囲に設けられる。センサ回路2は、センサS1〜S3と、信号増幅回路120とを備える。信号増幅回路120は、3個の差動増幅器121〜123を備える。センサ回路2は各センサS1〜S3によって所定の電気角(例えば120°)の間隔を設定したモータM1のU相、V相、W相の回転角をそれぞれ検出する。センサS1〜S3は、例えばホール素子で構成される磁気センサであってモータM1の回転に応じて変化する磁束密度を検出する。センサ回路2のセンサS1,S2,S3は、それぞれU相、V相、W相の磁束密度の検出信号とそれらの逆相信号を発生して信号増幅回路120に入力する。
信号増幅回路120において、差動増幅器121は、センサS1からの検出信号とその逆相信号とを差動増幅して、差動増幅結果のセンサ信号U1を生成する。差動増幅器122は、センサS2からの検出信号とその逆相信号とを差動増幅して、差動増幅結果のセンサ信号V1を生成する。差動増幅器123は、センサS3からの検出信号とその逆相信号とを差動増幅して、差動増幅結果のセンサ信号W1を生成する。信号増幅回路120は、センサ信号U1,V1,W1を交点位相検出回路10とゼロクロス位相検出回路70と、信号選択回路20とに出力する。
ゼロクロス位相検出回路70において、比較器71はセンサ信号U1の信号レベルをゼロクロスレベルと比較して、センサ信号U1がゼロクロスレベル以上であるとき、ハイレベルを有する位相検出信号U2を発生する。一方、比較器71は、センサ信号U1がゼロクロスレベル未満あるとき、ローレベルを有する位相検出信号U2を発生する。比較器71と同様に、比較器72はセンサ信号V1の信号レベルをゼロクロスレベルと比較して、比較結果を示す位相検出信号V2を発生し、比較器73はセンサ信号W1の信号レベルをゼロクロスレベルと比較して、比較結果を示す位相検出信号W2を発生する。ゼロクロス位相検出回路70の比較器71〜73は、位相検出信号U2,V2,W2を信号合成回路140に出力する。
交点位相検出回路10において、比較器11はセンサ信号U1の信号レベルをセンサ信号V1と比較して、センサ信号U1,V1の交点の位相(タイミング)を示す交点位相検出信号UVを発生する。比較器12は、比較器11と同様にセンサ信号V1,W1を比較してセンサ信号V1,W1の交点位相を示す交点位相検出信号VWを生成する。比較器13は、比較器11と同様にセンサ信号W1,U1を比較してセンサ信号W1,U1の交点位相を示す交点位相検出信号WUを発生する。
図21は、図20の交点位相検出回路10における各センサ信号U2,V2,W2の比較結果の交点位相検出信号UV,VW,WUを示す表である。図21に示すとおり、図20の比較器11はセンサ信号U1の信号レベルがセンサ信号V1の信号レベル以上のとき、ハイレベル(Hi)を有する交点位相検出信号UVを発生する。一方、比較器11はセンサ信号U1の信号レベルがセンサ信号V1の信号レベル未満のとき、ローレベル(Low)を有する交点位相検出信号UVを発生する。図20の比較器12,13も、比較器11と同様にして、それぞれ図21に従う二値の交点位相検出信号VW,WUを生成する。このように、交点位相検出回路10はセンサ信号U1,V1,W1のうちの各1対の信号を互いに比較して、上記各1対の信号の交点の位相をそれぞれ示す交点位相検出信号UV,VW,WUを生成する。交点位相検出回路10の比較器11〜13はそれぞれ交点位相検出信号UV,VW,WUを信号選択回路20と信号合成回路140に出力する。
図22は、図20の信号選択回路20の信号選択条件を示す表である。図20の信号選択回路20において、センサ信号U1,V1,W1はそれぞれスイッチ22の端子a,b,cに入力され、ロジック回路21は交点位相検出信号UV,VW,WUに基づいてスイッチ22の端子a,b,cを切り替え制御する。図22に示す交点位相検出信号UV,VW,WUの入力条件に従って、図20の信号選択回路20はセンサ信号U1,V1,W1のうちのいずれか一つを選択した選択信号Xを電圧レベル検出装置1Aに出力する。
電圧レベル検出装置1Aにおいて、しきい値電圧Vtha,Vthbのしきい値レベルLV(1)〜LV(N)は、モータM1の回転子の所定の位相に対応するように設定される。電圧レベル検出装置1Aは、比較器31,32のしきい値電圧Vtha,Vthbを選択信号Xに追従させることによって、選択信号Xの信号レベルがモータM1の回転子の所定の位相に対応する複数のしきい値レベルに到達したことを検出する。電圧レベル検出装置1Aは、電圧レベル情報信号PhCを、モータM1が所定の角度に回転したことを知り得る位相情報信号として出力する。
次いで、信号合成回路140は、位相情報信号PhCと交点位相検出信号UV,VW,WUと位相検出信号U3,V3,W3とに基づいて、例えば各信号の排他的論理和を取ることによりトグル信号に合成して、合成した位相情報信号Phsynを出力する。
以上のように構成された位相情報検出装置6において、以下に示すように、センサ信号U1,V1,W1に基づいてモータM1の回転子の位相情報を検出することができる。
図23は、図20の位相情報検出装置6の動作状態を示す各信号の各信号のタイミングチャートである。図23において、センサS1,S2,S3からのセンサ信号U1,V1,W1を正弦波(これに代えて、正弦波に実質的に同一な、準じた波形であってもよい。)で表しており、センサS1〜S3のU相、V相、W相は電気角120°間隔で設定されている。
交点位相検出回路10を用いれば、交点位相検出信号UV,VW,WUは、図21に示すようにセンサ信号U1,V1,W1の互いの比較結果として得る。次いで、信号選択回路20は図22の入力条件に従って、各センサ信号U1,V1,W1の交点間の位相区間毎にセンサ信号U1,V1,W1のうちのいずれか一つを選択して選択信号Xを得る。このようにして得られた選択信号Xは連結されており、図23の下段の太線で示すように時間的に連続した信号となる。
選択信号Xは図22のように、各センサ信号U1,V1,W1の正弦波位相−30°〜30°の60°区間の期間と、正弦波位相150°〜210°の60°区間の期間ととから構成される。これらの各60°区間は正弦波位相30°〜90°,正弦波位相90°〜150°,正弦波位相210°〜270°及び正弦波位相270°〜310°の60°区間よりも直線性が高い。図23において、選択信号Xに対して付した水平の矢印は前述の所定のしきい値レベルLV(n)を示し、位相情報検出装置6は、選択信号Xが所定のしきい値レベルに到達したことを検出して、位相情報信号Phsynの二値を切り替えている。
以上のように構成された実施形態3に係る位相情報装置によれば、センサS1〜S3からのセンサ信号U1,V1,W1に基づいてモータM1の位相を検出することができる。センサ信号U1,V1,W1において、上記のように直線性が高い位相区間の信号レベルを、電圧レベル検出装置1Aによって検出することで、回転位相の検出精度を高めることができる。
実施形態4.
図24は、本発明の実施形態4に係るモータ装置の構成を示すブロック図である。図24において、実施形態4に係るモータ装置は、モータM1と、センサ回路2と、モータ駆動制御装置7とを備えて構成される。モータ駆動制御装置7は、実施形態3に係る位相情報検出装置6と、モータコントローラ100と、モータ駆動部110とを備えて構成される。モータコントローラ100は、位相情報信号Phsynに基づいて、PWM信号を発生してモータ駆動部110に出力する。モータ駆動部110は、モータコントローラ100のPWM信号に基づいて、駆動電流を複数のモータコイルに選択的に流してモータM1の回転子を回転駆動させる。
図25は、図24のモータ駆動部110の構成を示すブロック図である。図25において、モータ駆動部110は、プリドライバ80と、メインドライバ90とを備えて構成される。例えばブラシレスDCモータであるモータM1を駆動するための3相コイルを、U相、V相、W相とし、それぞれのコイルの一端はモータM1内でY結線されている。ここで、メインドライバ90は、それぞれのコイルの他端には電源側に接続されたハイサイドのスイッチ素子91,93,95と、接地側に接続されたローサイドのスイッチ素子92,94,96とを備えて構成される。さらに、各相のスイッチ素子91〜96を駆動するためのスイッチの制御信号UH,UL,VH,VL,WH,WLが前段のプリドライバ80より出力される。
図25において、プリドライバ80は、駆動相コントローラ81と3個の駆動増幅器82,83,84とを備えて構成される。駆動相コントローラ81は各位相検出信号U2,V2,W2に基づいて、モータコントローラ100からのPWM信号を駆動増幅器82,83,84のいずれか1つに選択的に順次出力する。駆動増幅器82は、駆動相コントローラ81からの出力に基づいて、一対の制御信号UH,ULを生成して、制御信号UHによりハイサイドのスイッチ素子91をオン/オフ制御し、制御信号ULによりローサイドのスイッチ素子92をオン/オフ制御する。駆動増幅器83は、駆動相コントローラ81からの出力に基づいて、一対の制御信号VH,VLを生成して、制御信号VHによりハイサイドのスイッチ素子93をオン/オフ制御し、制御信号VLによりローサイドのスイッチ素子94をオン/オフ制御する。駆動増幅器84は、駆動相コントローラ81からの出力に基づいて、一対の制御信号WH,WLを生成して、制御信号WHによりハイサイドのスイッチ素子95をオン/オフ制御し、制御信号WLによりローサイドのスイッチ素子96をオン/オフ制御する。
図26は、図25のモータ駆動部110の動作を示す各信号の各信号のタイミングチャートである。図26では、各センサ信号U2,V2,W2の信号論理における各フェーズの切り換え例を示しており、ブラシレスDCモータを駆動する方法として一般的な駆動方法である。図24のモータコントローラ100は回転しているモータM1のできるだけ正確な位相情報に基づいて、前述のPWM信号の然るべきデューティサイクルを制御し、PWM信号をモータ駆動部110に出力する。図25の駆動相コントローラ81は、各センサ信号U1,V1,W1に基づいて、各センサ信号U1,V1,W1の信号レベルがそれぞれゼロクロスレベル以上であるか否かを示す転流信号HU,HV,HWを生成する。駆動相コントローラ81は転流信号HU,HV,HWに基づいて、駆動増幅器82,83,84のうちの1つをPWM制御し、他の2つの駆動増幅器のうちの1つの一対の制御信号をローレベルにする。駆動相コントローラ81は、残る1つの駆動増幅器のハイサイドのスイッチ素子の制御信号をローレベルにするとともに、ローサイドのスイッチ素子の制御信号をハイレベルにする。これにより、駆動相コントローラ81は、PWMデューティサイクルで同期整流する相と、ローサイドのスイッチ素子のみをオンする相と、ハイサイドのスイッチ素子及びローサイドのスイッチ素子を共にオフする相のいずれかの状態に振り分ける。
以上のように構成された実施形態4に係るモータ装置によれば、センサS1,S2,S3を、例えばブラシレスDCモータで構成されるモータM1の駆動に必要なコイル電流の転流用のセンサと共通化して使用することで、追加のセンサを省略できる。すなわち、モータ駆動制御装置7において従来のモータ装置が有するセンサによるコイル電流の転流信号を用いることで、位相情報検出装置6による多数の位相情報の取得を実現できる。
変形例.
実施形態1,2に係る電圧レベル検出装置を、保持レベル信号LV(n)を電圧レベル情報信号PhCとして出力するように構成したが、本発明はこれに限らない。例えば、電圧レベル検出装置を、比較器出力信号Sco,しきい値レベル切り替え信号Sthを電圧レベル情報信号PhCとして出力するように構成してもよい。各実施形態における比較器出力信号、及び電圧レベル情報信号は、上記入力信号が上記しきい値レベルに到達したことを示す電圧レベル検出信号の一例である。そのため、各実施形態における比較器出力信号を電圧レベル情報信号PhCとして用いることができる。
実施形態1,2に係る電圧レベル検出装置を、しきい値変更手段をしきい値レベル切り替え回路5,5a,5bとして構成したが、本発明はこれに限らない。しきい値変更手段は、例えばセレクタを用いてしきい値レベルを選択するように構成してもよい。また、実施形態1,2において、しきい値レベル切り替え回路5,5a,5bを、複数のラッチ回路と論理ゲートを接続して構成したが、本発明はこれに限らず、しきい値レベル切り替え回路を図4,図7及び図10と異なる回路構成で構成してもよい。
実施形態1に係る電圧レベル検出装置は、例えばのこぎり波などの電圧レベルを検出することができる。電圧レベル検出装置への入力信号Xは、特定の期間中に単調増加又は単調減少すればよい。例えば、電圧レベル検出装置を、入力信号Xが所定のしきい値レベルに到達することで電圧レベル検出動作をリセットするように構成してもよい。
実施形態3において、電圧レベル検出装置1Aをモータの位相検出に用いたが、本発明はこれに限らず、種々の用途に適用可能である。例えば、各実施形態に係る電圧レベル検出装置を、A/D変換器やピークホールド回路に用いてもよい。なお、モータの位相検出においても、電圧レベル検出装置1Aに限らす、その他の各実施形態に係る電圧レベル検出装置を用いることができる。
実施形態4に係るモータ装置を、位相情報検出装置6を備えて構成したが、本発明はこれに限らない。例えば、センサ回路からの差動信号(検出信号及び逆相信号)によってゼロクロス位相を検出するように構成してもよい。また、回転位相の位相区間検出を、検出信号と逆相信号との交点を検出することによって正弦波30°間隔毎に行ってもよい。
実施形態1に係る電圧レベル検出装置1において、単調増加又は単調減少する入力信号Xの電圧レベルを検出したが、本発明はこれに限らない。電圧レベル検出装置1は、微小に上下しながら増加(又は減少)する入力信号、あるいは微小な階段状で増加(又は減少)する入力信号にも対応可能である。電圧レベル検出装置1は、しきい値レベルLV(n)の間隔よりも微小な範囲で変動しながら増加又は減少する入力信号の電圧レベルを検出することができる。電圧レベル検出装置1a,1b,1A,1Bについても同様である。
実施形態1において、比較器3の反転入力端子を可変電圧源4に接続して構成したが、本発明はこれに限らない。比較器3の反転入力端子と非反転入力端子の接続を入れ替えて構成してもよい。このとき、各比較器出力信号Scoの論理レベル(ハイレベル/ローレベル)は反転する。各実施形態における比較器31〜33,11〜13,71〜73,差動増幅器121〜123についても同様に、反転入力端子と非反転入力端子の接続を入れ替えて構成してもよい。
実施形態1に係る電圧レベル検出装置1を、図4の比較結果保持回路50を備えて構成したが、図4の比較結果保持回路50の構成は一例に過ぎない。同様に、比較結果保持回路50A,50a,50bの構成も一例に過ぎない。
実施形態のまとめ.
本発明の第1の態様に係る電圧レベル検出装置は、
増加又は減少する入力信号の電圧レベルを所定のしきい値レベルと比較して、入力信号がしきい値レベルに到達したことを示す電圧レベル検出信号を発生して出力する比較手段と、
電圧レベル検出信号に基づいて、入力信号が単調増加しているときに比較手段のしきい値レベルを引き上げ、入力信号が単調減少しているときに比較手段のしきい値レベルを引き下げるように、比較手段のしきい値レベルを変更させるしきい値レベル変更手段と
を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る電圧レベル検出装置は、
互いに異なる複数のしきい値レベルを有する複数の比較器であって、
変化する入力信号の電圧レベルを、各しきい値レベルとそれぞれ比較して、入力信号が各しきい値レベルにそれぞれ到達したことを示す電圧レベル検出信号をそれぞれ発生して出力する複数の比較器と、
電圧レベル検出信号に基づいて、入力信号が増加して各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより小さいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げ、
入力信号が減少して各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより大きいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも小さいしきい値レベルに引き下げるように、
各比較器のしきい値レベルを変更させるしきい値レベル変更手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る電圧レベル検出装置は、本発明の第2の態様に係る電圧レベル検出装置において、
複数の比較器は、互いに異なりかつ昇順で上昇するしきい値レベルを有する、少なくとも第1、第2及び第3の比較器を含み、
しきい値レベル変更手段は、入力信号が増加して第2の比較器のしきい値レベルに到達したときに、第2の比較器のしきい値レベルよりも小さい第1の比較器のしきい値レベルを、第3の比較器のしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げる。
本発明の第4の態様に係る電圧レベル検出装置は、本発明の第2の態様に係る電圧レベル検出装置において、
複数の比較器は、互いに異なりかつ昇順で上昇するしきい値レベルを有する、少なくとも第1、第2、第3及び第4の比較器を含み、
しきい値レベル変更手段は、
入力信号が増加して第3の比較器のしきい値レベルに到達したときに、第1の比較器のしきい値レベルを、第4の比較器のしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げ、
入力信号が減少して第2の比較器のしきい値レベルに到達したときに、第4の比較器のしきい値レベルを、第1の比較器のしきい値レベルよりも小さいしきい値レベルに引き下げることを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る電圧レベル検出装置は、本発明の第2の態様に係る電圧レベル検出装置において、
しきい値レベル変更手段は、
複数の比較器のうちのいずれか1つの比較器に接続され、接続された比較器からの電圧レベル検出信号を取り込んで保持する複数のラッチ回路と、
各ラッチ回路に保持された電圧レベル検出信号を、各比較器のしきい値レベルを変更するためのしきい値レベル変更信号に変換するエンコーダとを備えることを特徴とする。
本発明の第6の態様に係るモータ駆動制御装置は、本発明の第1乃至第5の態様に係る電圧レベル検出装置を備え、電圧レベル検出装置からの電圧レベル検出信号に基づいてモータを駆動制御することを特徴とする。
本発明の第7の態様に係るモータ装置は、本発明の第6の態様に係るモータ駆動制御装置と、モータ駆動制御装置によって駆動制御されるモータとを備えることを特徴とする。
本発明の第8の態様に係る電圧レベル検出方法は、
互いに異なる複数のしきい値レベルを有する複数の比較器が変化する入力信号の電圧レベルを各しきい値レベルとそれぞれ比較して、入力信号が各しきい値レベルにそれぞれ到達したことを示す電圧レベル検出信号をそれぞれ発生して出力するステップと、
しきい値レベル変更手段が、
電圧レベル検出信号に基づいて、入力信号が増加して各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより小さいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げ、
入力信号が減少して各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより大きいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも小さいしきい値レベルに引き下げるように、
各比較器のしきい値レベルを変更させるステップとを含むことを特徴とする。
1,1a,1b,1A,1B…電圧レベル検出装置、
3,31,32,33…比較器、
4,4a,4b,4c…可変電圧源、
4A…しきい値レベル生成回路
41…定電圧源、
42−1〜42−(N+1)…分圧抵抗、
5…しきい値レベル切り替え回路、
50…比較結果保持回路(しきい値レベル保持回路、比較結果保持回路)、
51…エンコーダ、
52…NOTゲート、
53−n、56−n、57−n…ラッチ回路、
54−1〜54−(N−2)、55−1〜55−(N−1)…論理ゲート、
6…位相情報検出装置、
7…モータ駆動制御装置、
63…定電圧源、
特開2013−099023号公報

Claims (7)

  1. 互いに異なる複数のしきい値レベルを有する複数の比較器であって、変化する入力信号の電圧レベルを、上記各しきい値レベルとそれぞれ比較して、上記入力信号が上記各しきい値レベルにそれぞれ到達したことを示す電圧レベル検出信号をそれぞれ発生して出力する複数の比較器と、
    上記電圧レベル検出信号に基づいて、上記入力信号が増加して上記各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより小さいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げ、上記入力信号が減少して上記各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより大きいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも小さいしきい値レベルに引き下げるように、上記各比較器のしきい値レベルを変更させるしきい値レベル変更手段とを備えたことを特徴とする電圧レベル検出装置。
  2. 上記複数の比較器は、互いに異なりかつ昇順で上昇するしきい値レベルを有する、少なくとも第1、第2及び第3の比較器を含み、
    上記しきい値レベル変更手段は、上記入力信号が増加して上記第2の比較器のしきい値レベルに到達したときに、上記第2の比較器のしきい値レベルよりも小さいしきい値レベルを有する上記第1の比較器のしきい値レベルを、上記第2の比較器のしきい値レベルより大きい上記第3の比較器のしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げることを特徴とする請求項記載の電圧レベル検出装置。
  3. 上記複数の比較器は、互いに異なりかつ昇順で上昇するしきい値レベルを有する、少なくとも第1、第2、第3及び第4の比較器を含み、
    上記しきい値レベル変更手段は、
    上記入力信号が増加して上記第3の比較器のしきい値レベルに到達したときに、上記第1の比較器のしきい値レベルを、上記第4の比較器のしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げ、
    上記入力信号が減少して上記第2の比較器のしきい値レベルに到達したときに、上記第4の比較器のしきい値レベルを、上記第1の比較器のしきい値レベルよりも小さいしきい値レベルに引き下げることを特徴とする請求項記載の電圧レベル検出装置。
  4. 上記しきい値レベル変更手段は、
    上記複数の比較器のうちのいずれか1つの比較器に接続され、接続された比較器からの電圧レベル検出信号を取り込んで保持する複数のラッチ回路と、
    上記各ラッチ回路に保持された電圧レベル検出信号を、上記各比較器のしきい値レベルを変更するためのしきい値レベル変更信号に変換するエンコーダとを備えることを特徴とする請求項のうちのいずれか1つに記載の電圧レベル検出装置。
  5. 請求項1〜のうちのいずれか1つに記載の電圧レベル検出装置を備え、上記電圧レベル検出装置からの電圧レベル検出信号に基づいてモータを駆動制御することを特徴とするモータ駆動制御装置。
  6. 請求項に記載のモータ駆動制御装置と、
    上記モータ駆動制御装置によって駆動制御されるモータとを備えることを特徴とするモータ装置。
  7. 互いに異なる複数のしきい値レベルを有する複数の比較器が、変化する入力信号の電圧レベルを、上記各しきい値レベルとそれぞれ比較して、上記入力信号が上記各しきい値レベルにそれぞれ到達したことを示す電圧レベル検出信号をそれぞれ発生して出力するステップと、
    しきい値レベル変更手段が、上記電圧レベル検出信号に基づいて、上記入力信号が増加して上記各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより小さいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも大きいしきい値レベルに引き上げ、上記入力信号が減少して上記各比較器のしきい値レベルに到達したときに、到達したしきい値レベルより大きいしきい値レベルを有する比較器のしきい値レベルを当該到達したしきい値レベルよりも小さいしきい値レベルに引き下げるように、上記各比較器のしきい値レベルを変更させるステップとを含むことを特徴とする電圧レベル検出方法。
JP2014201929A 2014-09-30 2014-09-30 電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置 Expired - Fee Related JP6361428B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201929A JP6361428B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置
US14/859,589 US9515641B2 (en) 2014-09-30 2015-09-21 Voltage level detector, motor drive controller, motor apparatus, and method of detecting voltage level

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201929A JP6361428B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016072861A JP2016072861A (ja) 2016-05-09
JP6361428B2 true JP6361428B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=55585557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014201929A Expired - Fee Related JP6361428B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9515641B2 (ja)
JP (1) JP6361428B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6627574B2 (ja) 2016-02-29 2020-01-08 株式会社リコー 電圧レベル検出装置、モータ駆動装置、モータ駆動システム、及び画像形成装置
JP2018021884A (ja) 2016-08-05 2018-02-08 株式会社リコー 位相検出装置、モータシステム、画像形成装置、搬送装置、及びセンサレベル取得方法。

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3585507A (en) * 1968-08-30 1971-06-15 Burroughs Corp Pulse discrimination circuitry
DE2143971C3 (de) * 1971-09-02 1981-12-03 Hewlett-Packard GmbH, 7030 Böblingen Spitzenwert-Detektorschaltung
GB1441928A (en) * 1972-12-18 1976-07-07 Rca Corp Peak detector
US4626933A (en) * 1983-08-18 1986-12-02 Amcodyne Incorporated Method and apparatus for qualifying data
DE3411828C2 (de) * 1984-03-30 1986-04-10 Telefunken electronic GmbH, 7100 Heilbronn Entladeüberwachungsschaltung für einen Spitzenwertspeicher
US4634895A (en) * 1984-07-11 1987-01-06 At&T Bell Laboratories CMOS peak detector and AC filter
US4634896A (en) * 1984-11-30 1987-01-06 Storage Technology Corporation Method and apparatus for qualifying valid data peaks in a read/write channel
JPH05335958A (ja) * 1992-06-03 1993-12-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ad変換装置
US5315168A (en) * 1993-04-28 1994-05-24 Fujitsu Limited Peak hold circuit with improved linearity
US6002538A (en) * 1994-03-18 1999-12-14 Fujitsu, Ltd. PRML regenerating apparatus having adjusted slice levels
JP2654360B2 (ja) * 1994-10-31 1997-09-17 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション 読取信号補正装置、磁気ディスク装置及び読取信号補正方法
US5615223A (en) * 1995-04-19 1997-03-25 Eastman Kodak Company PPM decoder utilizing drop-out location information
JP3434391B2 (ja) * 1995-06-30 2003-08-04 株式会社エクセディ ダンパーディスク組立体
JP5618733B2 (ja) * 2009-12-09 2014-11-05 ローム株式会社 半導体装置及びこれを用いたスイッチングレギュレータ
JP5322311B2 (ja) * 2010-01-06 2013-10-23 Necアクセステクニカ株式会社 A/d変換器及びa/d変換方法
JP2013108971A (ja) * 2011-10-25 2013-06-06 Ricoh Co Ltd 角度検出装置、モータ駆動装置及び画像形成装置
JP5919730B2 (ja) 2011-10-28 2016-05-18 株式会社リコー モータ駆動制御装置及び方法
JP6014989B2 (ja) * 2011-10-28 2016-10-26 株式会社リコー モータ駆動制御装置及び方法
JP5682593B2 (ja) * 2012-05-24 2015-03-11 株式会社デンソー スイッチング素子の駆動装置
JP6398233B2 (ja) 2014-03-06 2018-10-03 株式会社リコー 位相検出装置、モータ駆動制御装置、及びモータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016072861A (ja) 2016-05-09
US20160094211A1 (en) 2016-03-31
US9515641B2 (en) 2016-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5919730B2 (ja) モータ駆動制御装置及び方法
JP6014989B2 (ja) モータ駆動制御装置及び方法
JP5287291B2 (ja) 逐次比較型a/d変換器
JP6481254B2 (ja) 位相検出装置、モータ駆動制御装置、及びモータ装置
US8427089B2 (en) Motor driving device
US9099949B2 (en) Back electromotive force detection circuit and motor driving control apparatus using the same
US20140176032A1 (en) Back electromotive force detection circuit, and motor driving control apparatus and motor using the same
US9647586B2 (en) Signal amplifier, phase detector, and motor drive controller
KR20150051002A (ko) 모터의 구동장치 및 그 제어방법
JP6398233B2 (ja) 位相検出装置、モータ駆動制御装置、及びモータ装置
JP6361428B2 (ja) 電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置
JP6554896B2 (ja) 角度検出装置、モータ駆動制御装置、及びモータ装置
EP3163744B1 (en) Method of starting a three-phase bldc motor and motor driver using same
US9035592B2 (en) Apparatus and method for controlling speed of motor
JP6727173B2 (ja) ロータ位置検出システム
JP6492917B2 (ja) 角度検出装置、モータ駆動制御装置、及びモータ装置
US9041333B2 (en) Motor driving control apparatus, motor driving control method, and motor using the same
CN110895316A (zh) 霍尔传感器电路、电机控制***和霍尔元件感测方法
WO2021124521A1 (ja) 電力変換装置、及びその電流検出方法
KR100583452B1 (ko) Bldc모터의 회전자 위치제어용 신호발생장치
JP6340899B2 (ja) 位相検出装置、モータ駆動制御装置およびモータ装置
WO1991012655A1 (en) Method of driving brushless motor and device therefor
JP2015114159A (ja) 回転信号処理回路
JP2013234866A (ja) 制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180611

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6361428

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees