JP6361170B2 - 記録材冷却搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材冷却搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
トナー定着後の記録材を冷却する冷却装置として特許文献1がある。特許文献1の冷却装置は、液である冷媒を循環し、液が流れる受熱部を記録材と接触させることで記録材の熱を奪うものである。記録材は記録材の厚さ方向に設けられた上下のベルトにて挟持搬送される。
ベルトによって記録材を挟持搬送する場合、ベルト内でジャムが発生したときにジャム用紙を取り除くためにベルトを互いに離間させる必要がある。受熱部には配管が接続しているため、ベルトとともに受熱部を離間・接近させると、配管に負荷がかかって好ましくない。
そこで、本発明は、記録材挟持手段の離間・接近動作の際に配管に負荷がかからない記録材冷却搬送装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するため、
記録材冷却搬送装置であって、
少なくとも第1の搬送機構と第2の搬送機構とからなり、記録材を挟持搬送する記録材挟持手段と、
前記記録材挟持手段に設けられ、記録材を冷却する冷却部材と、
冷却液を冷却する放熱部に連結され、前記放熱部から前記冷却部材の内部に冷却液を流入する流入用配管と、
前記放熱部に連結され、前記冷却部材の内部から前記放熱部に冷却液を流出する流出用配管と、
前記第1の搬送機構を固定側の前記第2の搬送機構に対して接近・離間させる離間手段と、
を有する記録材冷却搬送装置において、
前記流入用配管及び前記流出用配管はいずれも、前記第1の搬送機構に配置された冷却部材を介さずに、前記第2の搬送機構に配置された冷却部材に接続されていることを特徴とする記録材冷却搬送装置を提案する。
記録材挟持手段の開閉により生じる配管への負荷が抑制できる。
本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略的な構成図である。 図1に配設された冷却装置の簡略的な正面図である。 図2の冷却装置を背面側から見た斜視図である。 上ユニットが開放した状態を示す側面図である。 上ユニットが閉じた状態を示す側面図である。 簡略的な画像形成装置の背面斜視図である。 図6の画像形成装置を矢印方向に見た概略説明図である。 画像形成装置の背面斜視図である。 放熱部180を開いたときの画像形成装置の背面図である。 開放された放熱部180の平面図である。 側壁310と上部構造体320を示す図である。 冷却装置9の閉状態を示す側面図である。 冷却装置9の開状態を示す側面図である。 図9に示す配管固定部330の拡大図である。 図14に示す他端部330bを下方から見た拡大図である。 図15に示す他端部330bと連結される連結部340の拡大図である。 配管固定部330と連結部340の概略断面図である。 配管固定部330と上部構造体320の概略断面図である。 配管の這いまわし方の変形例を示す図である。 冷却装置9の他の実施形態の背面側を示す概略図である。
以下、図に則して本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、実施形態に係るカラー画像形成装置の概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを並べて配設したタンデム型の画像形成部を備える。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体200に着脱可能に構成されており、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、潜像担持体としてのドラム状の感光体2と、感光体。2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面を清掃するクリーニング手段としてのクリーニングブレード5を備えている。なお、図1では、イエローのプロセスユニット1Yが備える感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置6が配設されている。露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体2の表面へレーザ光を照射するようになっている。
また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルトから構成される中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、支持部材としての複数のローラ21〜24に張架されており、それらローラ21〜24のうちの1つが駆動ローラとして回転することによって、中間転写ベルト10は図の矢印に示す方向に周回走行(回転)するように構成されている。
4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト10の内周面を押圧しており、中間転写ベルト10の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が一次転写ローラ11に印加されるようになっている。
また、中間転写ベルト10を張架する1つのローラ24に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト10の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ12に印加されるようになっている。
画像形成装置本体200の下部には、紙やOHP等のシート状の記録材Pを収容した複数の給紙カセット13が配設されている。各給紙カセット13には、収容されている記録材Pを送り出す給紙ローラ14が設けてある。また、画像形成装置本体200の図の左側の外面には、機外に排出された記録材Pをストックする排紙トレイ20が設けてある。
画像形成装置本体200内には、記録材Pを給紙カセット13から二次転写ニップを通って排紙トレイ20へ搬送するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも記録材搬送方向上流側にはレジストローラ15が配設されている。また、二次転写ローラ12の位置よりも記録材搬送方向下流側には、定着装置8、冷却装置9、一対の排出ローラ16が順次配設されている。定着装置8は、例えば、内部に図示しないヒータを有する定着部材としての定着ローラ17と、定着ローラ17を加圧する加圧部材としての加圧ローラ18を備える。定着ローラ17と加圧ローラ18とが接触した箇所には、定着ニップが形成されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図の反時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置6から帯電された各感光体2の表面にレーザ光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
中間転写ベルト10を張架するローラの1つが回転駆動し、中間転写ベルト10を図の矢印の方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト10はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、中間転写ベルト10に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。
給紙ローラ14が回転することによって、給紙カセット13から記録材Pが搬出される。搬出された記録材Pは、レジストローラ15によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト10との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト10上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像が記録材P上に一括して転写される。その後、記録材Pは定着装置8に送り込まれ、定着ローラ17と加圧ローラ18によって記録材Pが加圧及び加熱されてトナー画像が記録材P上に定着される。そして、記録材Pは、冷却装置9によって冷却された後、一対の排出ローラ16によって排紙トレイ20に排出される。
両面印刷の場合は、冷却後の記録材Pを切換爪25を切り換えることにより反転記録材搬送路26へ導き、切換爪27を切り換えてローラ28などを逆回転させることにより反転後の記録材Pを反転記録材搬送路29からレジストローラ15へと再給紙して用紙の表裏を反転させる。このとき、中間転写ベルト10上には裏面画像となるトナー画像を形成して担持させておき、記録材Pの裏面にトナー画像を転写して定着装置8による定着処理と冷却装置9による冷却処理を経て、排出ローラ16により排紙トレイ20上に排紙する。
以上の説明は、記録材にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
ところで、記録材冷却搬送装置としての冷却装置9は、図2に示すように、記録材挟持手段としてのベルト搬送手段30のベルトの走行によって搬送される記録材Pを冷却する冷却部材33を備えたものである。ベルト搬送手段30は、記録材Pの一方の面(表面又は上面)側に配置される第1の搬送機構31と、記録材Pの他方の面(裏面又は下面)側に配置される第2の搬送機構32を備える。また、各搬送機構に対してそれぞれ冷却部材33を備え、第1冷却部としての冷却部材33aが記録材Pの他方の面(裏面又は下面)側に配置され、第2冷却部としての冷却部材33bが記録材Pの一方の面(表面又は上面)側に配置され、第3冷却部としての冷却部材33cが記録材Pの他方の面(裏面又は下面)側に配置されている。
冷却部材33a,33b,33cは、記録材の走行方向に沿ってずれて配置している。また、一方の冷却部材33bは、下面が僅かに膨出した扁平円弧面状の吸熱面34bとされ、他方の冷却部材33a,33cは、上面が僅かに膨出した扁平円弧面状の吸熱面34a,34cとされている。そして、各冷却部材33a,33b,33cの内部には、冷却液が流れる冷却液流路が形成されている。
この冷却装置9は、図3に示すように、発熱部としての記録材Pからの熱を受ける受熱部45と、受熱部45の熱を放熱する放熱部180と、受熱部45と放熱部180とを冷却液が循環する循環路47とを有する冷却液循環回路44を備える。この循環路47内には、冷却液を循環させるためのポンプ182と、冷却液を溜める液溜タンク183とが配置されている。そして、冷却部材33a,33b,33cを受熱部45として機能させる。また、放熱部180はラジエータ等からなる。冷却液には、例えば、水、炭化水素系オイル及びフッ素系オイルを媒体とし、この媒体に高濃度のマグネタイト等の強磁性超微粒子を安定に分散させ、かつ磁性超微粒子の表面に強固に化学吸着した界面活性剤で形成した磁性流体等がある。
循環路47としては、冷却部材33cの他方の開口部と放熱部180としてのラジエータとを連結する配管50と、冷却部材33aの他方の開口部と冷却部材33bの一方の開口部とを連結する配管60と、冷却部材33bの他方の開口部と冷却部材33cの一方の開口部を連結する配管51と、冷却部材33aの一方の開口部と液溜タンク183とを連結する配管52と、液溜タンク183とポンプ182とを連結する配管53と、ポンプ182と放熱部180としてラジエータとを連結する配管54とを備える。
第1の搬送機構31は、複数個(図例では4個)のローラ(従動ローラ)55と、このローラ55に掛け回されるベルト(搬送ベルト)56とを備える。第2の搬送機構32は、複数個(図例では3個)のローラ(従動ローラ)57c,57d,58と、駆動ローラ57aと、ローラ57,58に掛け回されるベルト(搬送ベルト)59とを備える。
このため、記録材Pを搬送する際には、第1の搬送機構31のベルト56と第2の搬送機構32のベルト59とで、記録材Pを挟持搬送することになる。すなわち、駆動ローラ57aが駆動することによって、図2に示すように、ベルト59が矢印A方向に走行し、ベルト56,59間に挟まれた記録材Pを介して、第2の搬送機構32のベルト59の走行に伴って、第1の搬送機構31のベルト56が矢印B方向に走行する。これによって、記録材Pは矢印C方向沿って、上流側から下流側へと搬送される。
次に、前記のように構成された冷却装置の動作について説明する。記録材Pを挟持搬送する場合、図2等に示すように、第1の搬送機構31と第2の搬送機構32とを近接させた状態とする。この図2に示す状態において、第2の搬送機構32の駆動ローラ57aを回転駆動させれば、前記したように、各ベルト56,59が矢印方向に走行して、記録材Pは矢印方向に走行する。この状態では、前記冷却液循環回路44において、冷却液を循環させる。すなわち、ポンプ182を駆動することによって、冷却部材33a,33b,33cの冷却液流路内に冷却液を流す。
この際、第1の搬送機構31のベルト56の内面が、冷却部材33bの吸熱面34bを摺動し、第2の搬送機構32のベルト59の内面が、冷却部材33aの吸熱面34aと冷却部材33cの吸熱面34cを摺動する。このため、記録材Pの表面(上面)側から、ベルト56を介して冷却部材33bは記録材Pの熱を吸熱する。また、記録材Pの裏面(下面)側から、ベルト59を介して冷却部材33c,33aは記録材Pの熱を吸熱する。この場合、冷却部材33a,33b,33cが吸熱した熱量を冷却液が外部に輸送することで冷却部材33a,33b,33cは低温に保たれる。
すなわち、ポンプ182を駆動することによって、冷却液が冷却液循環回路44内を循環し、冷却部材33a,33b,33cの冷却液流路内を流れて吸熱して高温となった冷却液が、受熱部45として機能するラジエータを通過することによって、外気へ放熱され、その温度が低下する。そして、低温となった冷却液が再度冷却液流路内を流れて、冷却部材33a,33b,33cが放熱部として機能する。このため、このサイクルを繰り返すことによって、記録材Pは両面から冷却される。
次に、上ユニット60及び下ユニット80の開閉機構について説明する。
図4に示すように、上ユニット60は、前後一対の前側板61及び後側板62を有する。図2に示した第1の搬送機構31を構成する各ローラ55a,55b,55c,55dの軸の両端部は、前側板61と後側板62とで回転可能に支持されている。また、前側板61と後側板62との間には、図2に示した位置に対応した部位に冷却部材33b(図4では隠れていて見えない)が固定されている。
下ユニット80は、前後一対の前側板81及び後側板82を有する。図2に示した第2の搬送機構32を構成する各ローラ57a,57c,57d,58の軸の両端部は、前側板81と後側板82とで回転可能に支持されている。また、前側板81と後側板82との間には、図2に示した位置に対応した部位に冷却部材33a,33c(図4では隠れていて見えない)が固定されている。上ユニット60の前側板61及び後側板62は、板金で形成されている。
上ユニット60を構成する後側板62には、後シャフト63を取り付ける取付部であって、板金製の上ブラケット64が固設されている。後シャフト63は、ベルト搬送手段30の挟持状態から離間状態へ移動可能な離間手段であり、長く延びた丸棒状をなしている。
また、上ブラケット64と下ブラケット84とには、引張ばねであるスプリング70が係止されている。スプリング70は、上ユニット60を介して図4に示す離間位置を占める方向に第1の搬送機構31を加圧する加圧部材として機能する。
下ユニット80を構成する後側板82には、後シャフト63を回動可能に取り付ける、板金製の下ブラケット84が固設されている。
上ユニット60及び下ユニット80の前側には、下ユニット80に配設された第2の搬送機構32に対して上ユニット60に配設された第1の搬送機構31の対向方向の位置を固定する固定部としてのロック機構65が配設されている。ロック機構65は、上ユニット60の第1の搬送機構31を対向位置に保持した状態に保持可能とする機能をも有し、ロックレバー67、把持部69等を有して構成されている。
前シャフト83は、長く延びた丸棒状をなす。前シャフト83における記録材搬送方向上流端部及び下流端部の2箇所には、引張ばねである各スプリング73の一端部が係止されている。
ユーザはロック機構65の把持部69を操作して、前シャフト83と嵌合しているロックレバー67を解除・開放して、上ユニット60を上方向に開けると、図4に示すように上ユニット60が後シャフト63を中心として回動する。この際、後シャフト63を支点としたスプリング70の付勢力によるモーメントによって、上ユニット60は離間位置で全開した状態で保持される。
次いで、ユーザはロック機構65の把持部69や上ユニット60の前側端部などを持って、上ユニット60を閉じる方向に、スプリング70の付勢力によるモーメントに抗して回動させる。上ユニット60を下方向に回動させると、後シャフト63を回動中心として回動する。
上ユニット60が全閉状態になるように、ユーザはロック機構65の把持部69を操作することにより、ロックレバー67を前シャフト83と嵌合させる。
ロックレバー67を前シャフト83と嵌合させると、図5に示すように上ユニット60が対向位置を占める。すなわち、スプリング73の付勢力によって上ユニット60が鉛直下方向に引っ張られることにより、上下ユニットにおける前側の上下方向の位置が決まる。
本実施形態の搬送装置は、図4および図5のように画像形成装置の後方を回動支点として手前側が上下する構成である。
次に、本実施形態の冷却装置9の後方に備えた放熱部180の構成を、図を用いてより詳細に説明する。
図6は、本実施形態に係る画像形成装置の後側からの斜視説明図である。図7は、図6の画像形成装置を矢印方向に見た概略説明図である。
まず、図6を用いて、放熱部180の配置、放熱部180と放熱部180に設ける外部ダクト195、内部ダクト191、画像形成装置本体200に設ける機内ダクト198及び外装パネル等との関係について説明する。
図6に示すように、画像形成装置本体200に設ける外装パネルの、後側及び左側の側面が接する部分の近傍の内部に放熱部180を設けている。このように放熱部180を設けることで、2つの機内開口部である第1機内開口部198aと第2機内開口部198bから画像形成装置本体200外の外気を吸気し、ファンユニット185のファン取付け開口194bから画像形成装置本体200外へ排気させることが容易になる。
具体的には、画像形成装置本体200の後方からファンユニット185の部分を突出させ、ファンユニット185の上方に機内ダクト198の第1機内開口部198aを配置している。
また、内部ダクト191の前側に設けた機内ダクト198の第2機内開口部198bを画像形成装置本体200の左側の側面に対向して配置している。そして、第1機内開口部198aとファンユニット185の後方には外部ダクト195が接続され、第1機内開口部198aに画像形成装置本体200の後方から外気を導き、ファンユニット185から吹き出す風を画像形成装置本体200の後方下方へ導く。また、第2機内開口部198bに対向する画像形成装置本体200の左側の外装パネルには開口が設けられ、第2機内開口部198bに画像形成装置本体200の左側から外気を導く。
外部ダクト195は、上部及び左右の側壁は風が通過する開口は設けられておらず、後方の側壁には上部に第1外部開口部196aが設けられ、下部には第2外部開口部197aが形成されている。そして、外部ダクト仕切り部材195aにより、第1機内開口部198aから吸気する風を通過させる第1外部ダクト部196と、送風装置であるファンユニット185から吹き出す風を通過させる外部ダクトである第2外部ダクト部197とに仕切られている。
第1外部ダクト部196の内部ダクト191側には、外部ダクト195の3つの側壁と外部ダクト仕切り部材195aとで、第1機内開口部198aの周囲の機内ダクト198及び内部ダクト191の側壁に接続する第1外部連通開口部196bが形成されている。
一方、第1外部開口部196aには、風を通すとともに、異物等の侵入を抑制するための複数の長孔が形成されている。このように第1外部ダクト部196を構成することで、画像形成装置本体200の後方に突出させた外部ダクト195の後方の空間から、機内ダクト198の第1機内開口部198aを介して内部ダクト191内に吸気する風(外気)の流路を形成することができる。
第2外部ダクト部197の内部ダクト191側には、外部ダクト195の2つの側壁と外部ダクト仕切り部材195aとで、ファンユニット185の周囲の内部ダクト191の側壁に3つの壁で接続する第2外部連通開口部197bが形成されている。また、この第2外部連通開口部197bは、第2外部ダクト部197の下部の開口である第2外部開口部197aと連通している。なお、本実施形態の第2外部開口部197aには、風を通すとともに、異物等の侵入を抑制するための金網が取り付けられている。このように第2外部ダクト部197を構成することで、画像形成装置本体200の後方に突出させた外部ダクト195の下方の空間へ、ファンユニット185により内部ダクト191内から排気する風(外気)の流路を形成することができる。
また、機内ダクト198の第2機内開口部198bに対向して画像形成装置本体200の左側の外装パネルに設けられた開口には、風を通すとともに、異物等の侵入を抑制するための複数のスリットが設けられたスリットパネル199が取り付けられている。このように機内ダクト198の第2機内開口部198bの周辺を構成することで、画像形成装置本体200の左側の空間から、機内ダクト198の第2機内開口部198bを介して内部ダクト191内に吸気する風(外気)の流路を形成することができる。なお、この第2機内開口部198bに対向して設けるスリットパネル199には、第2機内開口部198bを設けた機内ダクト198の側壁に接続し、他の画像形成装置本体200内の空間から風が流入しないような仕切り部材を設けることが望ましい。
図6,7に示すように、内部ダクト191の前側には、内部ダクト191に吸気する風を通過させる機内ダクト198が設けられている。内部ダクト191は、略直方体の形状をしており、後側の側壁には、ファンユニット185が接続している。
ファンユニット185は、ファンダクト194と8つの送風ファン186により構成される。ファンユニット185において、ファンダクト194の後側の側壁に設けられた8つのファン取付け開口194b(図8)に、送風ファン186がそれぞれ取付けられている。図5に示す第1の搬送機構31と第2の搬送機構32が閉じた状態は、図7の実線に相当する。そして、図7の破線は第2の搬送機構32から離間した第1の搬送機構31を示し、図4に相当する。
図8乃至図13について説明する。
図8は画像形成装置の背面斜視図、図9は放熱部180を開いたときの画像形成装置の背面図、図10は開放された放熱部180の平面図、図11は側壁310と上部構造体320を示す図、図12,13は冷却装置9の開閉状態を示す側面図である。
図8に示すように、放熱部180は、回動軸300a,300bによって装置本体の構造体に回動可能に支持されている。ここでは、外部ダクト195は取り外されており、ファンユニット185、ファン取付け開口194b、送風ファン186などが見えている。また、図9、図10に示すように、放熱部180には、装置本体の背面側と対向する側面に側壁310が形成されている。放熱部180はユニット化されており、冷却液を冷却するためのラジエータ181、冷却液を循環させるためのポンプ182、冷却液を溜める液溜タンク183、及び該ラジエータを通る気流を生じさせるファンユニット185を有する。
図9,10に示すように、放熱部180の側壁310は、ラジエータ181と装置本体側の駆動系とを遮蔽する遮蔽板である。駆動系は、排出ローラ16(図2)を回転駆動する駆動モータ174、第2の搬送機構32の駆動ローラ57a(図2)を回転駆動する駆動モータ175、反転記録材搬送路26,29の各搬送ローラ28などを駆動する駆動モータ176、及びこれらのモータを制御するモータ駆動基板(不図示)である。また、駆動モータ174,176及び装置下方に向かって送風するファン177と、ファン177により送風された空気をさらに装置左側に送風するファン178が設けられている。送風手段としてのファン177,178により、閉じられた側壁310と装置背面とで形成される内部空間(機内ダクト198)において気流(破線矢印A1)を満遍なく生じさせ、熱を持ちやすい駆動系を冷却することができる。図中左側には、冷却装置9に隣接して通気ダクト400が配置されている。通風ダクト400は、定着装置8から排出された気流であって定着時に記録材Pから出た水蒸気を含んだ気流を作るために定着装置8と冷却装置9の間に設置されている。この気流は、通風ダクト400背面に配置されたファン179による空気吸引により形成され、気流は図9に示す装置背面に導かれて装置外に排出される。この際、閉じられた側壁310と装置背面とで形成される機内ダクト198における気流も、ファン179によって装置外に排出される。また、配管50は固定側の第2の搬送機構32に接続されるため、図示のように駆動モータ17を含む駆動系を配管50の第2の搬送機構32との接続部に隣接して配置することができる。逆に言えば、配管50を回動される第1の搬送機構31に接続すると、第1の搬送機構31の開閉に伴い接続部も移動するため、その移動範囲に他の部品を配置することはできず、部品配置の自由度が減少し、スペースの増加(装置の大型化)が必要となる。
図10において、放熱部180の内部ダクト191の受け皿部189には、受熱部を通過した冷却液を冷却するラジエータ181、ポンプ182及び液溜タンク183が収容されている。ラジエータ181には複数の通風孔が形成されており、ファンユニット185の送風ファン186の回転駆動によって内部ダクト191の内側から装置外側への気流が形成される。ラジエータ181内には、図中左右方向に冷却液が流通する配管が配置されており、気流がラジエータ181の通風孔を図中下方から上方向に通過することで、冷却部材を通過したときに温まっていた冷却液が冷却される。
受け皿部189により、内部ダクト191に収容したラジエータ181、ポンプ182及び液溜タンク183等の構成部材から漏れた冷却液が受けられる。従って、冷却装置9を備えた画像形成装置の反転記録材搬送路等の他の構成部材や記録材Pを濡らしてしまうことに起因した不具合の発生を抑制できる。
図11(a)は、図10の開放状態から放熱部180が回動軸300a,300b(図8)まわりに回動されて閉じられる途中の状態を示す。このように、放熱部180はラジエータ181と共に、ベルト搬送手段30に対して接近・離間可能である。図11(a)からさらに放熱部180を閉じる方向に回動すると、図11(b)に示すように、側壁310と上部構造体320とが接触する。側壁310と上部構造体320が接触することにより、上記駆動系や冷却装置9とラジエータ181が隔離される。これにより、放熱部180で冷却液漏れが生じたとしても上記駆動系や冷却装置9へ冷却液が付着することを防止できる。
また、放熱部180を閉じることにより側壁310と上部構造体320とで装置背面の空間が閉じられ、機内ダクト198(図6,7,9)が形成される。これによりスリットパネル199と機内ダクト198が連通するので(図6)、装置外部から機内ダクト198に空気を取り込むことができ、上記駆動系を冷却できる。
図12、図13に示すように、配管50,52は、第2の搬送機構32の背面側で受熱部45に接続し装置後方に向かって延びる接続部50a,52a、接続部50a,52aから上方に曲がる屈曲部50b,52b、及び屈曲部50b,52bから上部構造体320に向かって上方に延びる流路変更部50c,52cを有する。後シャフト63により第1の搬送機構は第2の搬送機構と相対的に接近・離間される。流路変更部50c,52cは第1の搬送機構31(具体的には後側板62)と対向している。接続部50a,52aは水平方向(又は第1の搬送機構31を構成する各ローラ55a,55b,55c,55dの軸の方向と同じ方向ともいう)に延在し、流路変更部50c,52cは垂直方向(各ローラ55a,55b,55c,55dの軸と交差する方向又は装置の上下方向ともいう)に延在する。また、配管50は上ブラケット64、下ブラケット84よりも奥(図12,13における紙面を貫く方向の奥側)に配置されている。そして、配管52は上ブラケット64、下ブラケット84よりも手前(図12,13における紙面を貫く方向の手前側)に配置されている。したがって、第1の搬送機構31の接近・離間によって、流路変更部50c,52cが上ブラケット64、下ブラケット84と干渉することはない。
さらに、流路変更部50c,52cは第1の搬送機構31、第2の搬送機構32の幅内(図9に示す左右方向)に配置されている。
接続部50a,52aの開口は装置正面側を向き、接続方向は装置の前後方向である。
固定側の搬送機構である第2の搬送機構32に配管50,52を接続しているため、図13のように第1の搬送機構31を上方に開放しても、配管50,52は変形しないので配管の接続部50a,52aへのストレスを低減できる。その結果、配管の接続部50a,52aの損傷と冷却液漏れを抑制できる。
また、第2の搬送機構32は、第1の搬送機構31の下方に位置しているので、流路変更部50c,52cを長くできる。これにより、接続部50a,52a及び屈曲部50b,52bによって生じ、配管が受けるストレスを軽減できる。
また、図13に示すように、配管の流路変更部50c,52cは、第1の搬送機構31が開放されたときに第1の搬送機構31の後側板62と干渉しないように配置されている。流路変更部50c,52cは第1の搬送機構31の受熱部の側面と対向し、ベルト搬送手段30は、上ブラケット64により流路変更部50c,52cへ接近・離間するように移動する。しかし、流路変更部50c,52cは、上ブラケット64によるベルト搬送手段30(又は後側板62)の移動範囲から離間している。さらに、放熱部180が閉じたときに、配管の流路変更部50c,52cが放熱部180の側壁310に干渉しないように配置されている。言い換えれば、流路変更部50c,52cは放熱部180の移動範囲から離間している。これにより、配管50,52が損傷することを抑制できる。また、第1の搬送機構31の開放時に、流路変更部50c,52cに第1の搬送機構31が突き当たり第1の搬送機構31が開放しきれないことによる、メンテナンス空間減少も防止できる。なお、上部構造体320は、第1の搬送機構31の上端よりも上方に配置され、第1の搬送機構31よりも装置後方に突出し、断面形状が略L字状である。
ラジエータ181から延びる配管50,52は、図9に示すように上部構造体320の上方の空間に這いまわされ、図14に示すように配管50,52の先端は上部構造体320の配管固定部330に固定される。一方、第2の搬送機構32の受熱部の冷却液流路から延びる配管50,52の先端は配管固定部330に着脱可能に連結される。配管固定部330は、一端部330aと他端部330bが一体形成された部品であり、一端部330aは上部構造体320の上方に位置決めされ、他端部330bは上部構造体320の下方に位置決めされている。
図15に示すように、他端部330bは、配管50,52の先端に取り付けられた連結部340(図16)と連結する連結部を有している。
図17は、配管固定部330と連結部340の概略断面図である。
配管固定部330はスプリング332で図17の右側に付勢された係合部331を内部に有し、連結部340はスプリング342で図17の左側に付勢された係合部341を内部に有する。配管固定部330と連結部340が連結されていないときは、係合部331,341がスプリング332,342により外側に付勢力を受け、冷却液の流路は閉じられるようになっている。一方、連結部340が配管固定部330内部に係合された連結時には、連結部340の先端部343が配管固定部330の被係合部335と係合し、配管固定部330の内周部と連結部340の外周部とが係合し、両者の位置が確定する。そのとき、係合部331と係合部341がスプリング332,342の付勢力に抗して互いに押し合い、内側(矢印に示す方向に)に移動する。そして、係合部331の側面333は配管固定部330の内周傾斜面334に突き当たり、移動が規制される。これにより、冷却液の流路は開放され、配管50,52内の冷却液は配管固定部330と連結部340を貫流することができる。このとき、配管固定部330と連結部340との連結は、連結保持機構(凸部336が凹部344に嵌まり込む)によりその連結が保持される。
図18は、配管固定部330と上部構造体320の概略断面図である。
図示のように、上部構造体320にあけられた穴350に、配管固定部330の一端部330aが差し込まれている。一端部330aの外周には雄螺子が形成されており、内部に雌螺子を有するキャップ360が一端部330aに対して締め付けられる。これにより、配管固定部330が上部構造体320に対して固定される。
画像形成装置側に固設された上部構造体320に対して固定された配管固定部330に、配管50,52が固定されることで、配管50,52がぐらつくことなく位置決めされる。従って、図11に示す放熱部180の開閉動作や、図12,13に示すベルト搬送手段30の開放動作のときに配管50,52が邪魔になることはない。これにより配管50,52の損傷を抑制できる。また、第2の搬送機構32の受熱部から延びる配管50,52の先端(連結部340)を配管固定部330から連結解除すれば、冷却装置9のメンテナンス時に冷却装置9を画像形成装置の前面側から簡単に取り外すことができる。
図19は、配管の這いまわし方の変形例を示す図である。図19(a)は冷却装置9の背面図であり、図19(b)は図19(a)の部分上面図である。
例えば、放熱部180の側壁310(図13)と第1の搬送機構31との間に十分な間隔を確保できない場合を考える。具体的には、図13のように第1の搬送機構31を開放したときに第1の搬送機構31の右側面(後側板62の右端部位置)と側壁310との間隔が、配管50,52の直径と同じかそれよりも小さいと仮定する。
このような間隔とすることで、画像形成装置の前後方向のサイズを小型化できるが、配管50,52を図13のような経路とすると、開放された第1の搬送機構31と流路変更部50c,52cが干渉してしまう。
そこで、本例では図19に示すように配管50を這い回した。すなわち、配管50は、第2の搬送機構32の背面側で受熱部45に接続し装置後方に向かって延びる接続部50a、接続部50aから右方向に曲がる屈曲部50b、第2の搬送機構32の背面に沿って記録材搬送方向に這いまわされた延在部50d、及び上方へ曲げられ上部構造体320に向かって上方に延びる流路変更部50cを有する。そして、流路変更部50cの先端に取り付けられた連結部340は、上部構造体320に固定された配管固定部330の他端部330bに固定される。配管52に関しても同様である。
ここで、図19(b)に示すように、延在部50dは、第1の搬送機構31から突出して設けられた上ブラケット64の後端(x−x)よりも内側に配置されている。さらに、延在部50dは第1の搬送機構31よりも下方に配置されている。また、流路変更部50cは、上ブラケット64の突出量内において、第1の搬送機構31の右側端(z−z)よりも外側で折り曲げられ上方へ這いまわされている。従って、側壁310は、開放した第1の搬送機構31に干渉しない程度に第1の搬送機構31に近づけることが可能となる。このような這いまわし方であっても、図19に示すように配管50,52が第1の搬送機構31と干渉することを抑制できるので、第1の搬送機構31の開放動作に影響を及ぼさない。
次に、冷却装置の変形例を説明する。
上側に開放可能な搬送機構(第1の搬送機構31)を備える冷却装置に限らず、下側に開放可能な搬送機構を備える冷却装置であってもよい。この場合、上側の第1の搬送機構31を固定し、第1の搬送機構31に配管50,52を接続すればよい。
搬送機構は回動軸を中心として回動するものに限らず、搬送機構が閉じた状態の姿勢を保ったまま、上昇又は下降するものであってもよい。また、冷却部材は一方の固定側の搬送機構にのみ備えてもよい。
受熱部が奇数個配置されているとき、例えば第1の搬送機構31に受熱部45が奇数個、第2の搬送機構32に受熱部45が偶数個配置されている場合は、図3に示すように、固定側の第2の搬送機構32の配管50,52を冷却液の入出力として用いればよい。
一方、受熱部が偶数個配置されているとき、例えば第1、第2の搬送機構それぞれに受熱部が偶数個配置されている場合も、固定側の第2の搬送機構32の配管を冷却液の入出力として用いればよい。
図20は、冷却装置9の他の実施形態の背面側を示す概略図である。
本例では、第1、第2搬送機構31,32のそれぞれに冷却部材33(受熱部)が2個配置されている。第2の搬送機構32に設けられた冷却部材33aの一方の開口部に配管50によって入力された冷却液は、第1搬送機構31に設けられた冷却部材33b,33dを通過し、第2の搬送機構32側の冷却部材33cの他方の開口部から配管52によって出力される前記実施形態と同様に、配管50,52は、第2の搬送機構32の背面側で受熱部45に接続し装置後方に向かって延びる接続部、当該接続部から上方に曲がる屈曲部、及び当該屈曲部から上部構造体に向かって上方に延びる流路変更部を有する。配管50,52の先端は上部構造体の配管固定部に固定される。第1の搬送機構31は上方に開放可能であり、第2の搬送機構32は固定されている。従って、固定側の第2の搬送機構32に、冷却液の入出力として用いる配管50,52が接続されている。第1の搬送機構31を上方に開放しても、配管50,52は変形しないので配管の接続部50a,52a(図13)へのストレスを低減できる。その結果、配管の接続部50a,52aの損傷と冷却液漏れを抑制できる。もちろん、本発明の実施形態に係る冷却装置では、固定側の第2の搬送機構32にのみ冷却部材が配置され、回動される第1の搬送機構31側に冷却部材が配置されていなくてもよい。
9 冷却装置(記録材冷却搬送装置)
30 ベルト搬送手段(記録材挟持手段)
33 冷却部材
50,52 配管
50a,52a 接続部
50c,52c 流路変更部
63 後シャフト(離間手段)
特開2012−255964号公報

Claims (10)

  1. 記録材冷却搬送装置であって、
    少なくとも第1の搬送機構と第2の搬送機構とからなり、記録材を挟持搬送する記録材挟持手段と、
    前記記録材挟持手段に設けられ、記録材を冷却する冷却部材と、
    冷却液を冷却する放熱部に連結され、前記放熱部から前記冷却部材の内部に冷却液を流入する流入用配管と、
    前記放熱部に連結され、前記冷却部材の内部から前記放熱部に冷却液を流出する流出用配管と、
    前記第1の搬送機構を固定側の前記第2の搬送機構に対して接近・離間させる離間手段と、
    を有する記録材冷却搬送装置において、
    前記流入用配管及び前記流出用配管はいずれも、前記第1の搬送機構に配置された冷却部材を介さずに、前記第2の搬送機構に配置された冷却部材に接続されていることを特徴とする記録材冷却搬送装置。
  2. 前記流入用配管及び前記流出用配管は、前記冷却部材に接続する接続部と、前記接続部とは異なる方向へ延びる流路変更部とを有し、
    前記流路変更部は前記冷却部材の側面と対向し、前記記録材挟持手段は、前記離間手段により前記流路変更部へ接近・離間するように移動することを特徴とする請求項1記載の記録材冷却搬送装置。
  3. 前記接続部は水平方向に延在し、前記流路変更部は垂直方向に延在することを特徴とする請求項2に記載の記録材冷却搬送装置。
  4. 前記離間手段は前記第1の搬送機構から突出して設けられ、
    前記流路変更部は、前記離間手段の突出量内において前記第1の搬送機構の外側で延在することを特徴とする請求項2に記載の記録材冷却搬送装置。
  5. 前記冷却部材を通過した冷却液を冷却する放熱部を備え、
    前記放熱部は前記記録材挟持手段に対して接近・離間可能であり、
    前記流路変更部は前記放熱部の移動範囲から離間していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置。
  6. 前記流入用配管及び前記流出用配管は固定側の前記第2の搬送機構に接続され、前記第2の搬送機構の駆動ローラを回転駆動する駆動モータを含む駆動系が、前記流入用配管及び前記流出用配管の前記第2の搬送機構との前記接続部に隣接して配置されることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置。
  7. 前記放熱部は、回動軸によって画像形成装置に回動可能に支持されており、
    画像形成装置背面と前記回動軸によって閉じられた前記放熱部の側壁とで形成される内部空間において気流が形成されることを特徴とする請求項5に記載の記録材冷却搬送装置。
  8. 画像形成装置側に固設された上部構造体に対して固定された配管固定部に、前記流入用配管及び前記流出用配管が固定されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置。
  9. 前記冷却部材の冷却液流路から延びる前記流入用配管及び前記流出用配管の連結部が前記配管固定部に着脱可能に連結されることを特徴とする請求項8に記載の記録材冷却搬送装置。
  10. 記録材に画像を形成する画像形成部と、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の記録材冷却搬送装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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