JP6359068B2 - 電磁線形アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、バネ動作型アクチュエータの中のバネに張力を加えて担持するための電磁線形アクチュエータの磁場に関する。
磁場アクチュエータの動作モードは、ローレンツ力および磁気抵抗力(マクスウェルの力とも呼ばれる)の影響に基づく。
リフティングマグネットのように構造化されるアクチュエータは、機械レバー、弁、ゲート弁、スイッチ等の作動に利用することができる。リフティングマグネットは、電機子と、固定子と、1つ/複数のコイルとを備える、電磁石である。それらの構造は、単純かつ頑丈であり、少しの電力消費を伴って多大な保持力を生成することができる。しかしながら、大荷重を持ち上げる時に、重量物の持ち上げと関連付けられる大きい空隙により、それらの電気効率は小さい。最も単純な近似(漂遊磁場なし、飽和なし)では、特定の力を産生するために必要な電力は、空隙の長さに比例し、電力損失は、電流とともに二次的に増加する。実際の比は、さらにあまり有利ではない。高い電力損失により、用途のための電気効率が重要ではない場合に、長いストロークのリフティングマグネットは、通常、(保持力と比較して)わずかな初期力のみ産生し得る。制限は、電流定格によってもたらされる。リフティングマグネットは、例えば、(固定子に対する)電機子の最大持ち上げhがh=sqrt(A)の規模であり、Aが電機子の断面積を表す場合に、「長いストローク」であるものとして表される。しかしながら、引用された定義は、指針値であるものとしてのみ理解されなければならない。一般的に言えば、調節距離全体にわたってほぼ一定のアクチュエータ力を実現することは、より小さい距離よりも大きい調節距離について不相応に困難である。高い保持力は、空隙がほぼゼロである場合のみ効果的である。
電機子およびフレームの好適な幾何学的設計によって、電機子に作用する電気抵抗力が経路からほぼ独立するように、リフティングマグネットの経路性能に影響を及ぼすことができる(これは性能曲線影響として表される)。そのような種類のアクチュエータは、「比例磁石」として表される。電機子の磁力がバネの復元力に反して作用する時に、電機子の位置は、好適に構成された場合、電機子の電流にほぼ比例し得る。しかし、比例磁石は、長い持ち上げのために比較的小さい力のみを供給する。また、引き付けられた状態では、比例磁石は、(性能曲線影響がないリフティングマグネットと比較して)比較的小さい保持力のみを産生することができる。
別の種類の電磁線形アクチュエータが、プランジャコイルと同様に構造化され、また、電気力学アクチュエータとしても表される。リフティングマグネットと比較すると、プランジャコイルは、より繊細でより複雑な構造設計である。好適に設計されたプランジャコイルは、ほぼ均一な大きい(ローレンツ)力を産生することが可能であるが、しかしながら、これらは、独立した比較的繊細なコイルから吸収されなければならない。移動することができるようにコイルが吊るされなければならず、高い動力を達成するためにコイルが可能な限り軽くなるべきであるため、プランジャコイルの冷却はまた、技術的に困難となり得る(例を挙げると、電気力学スピーカを考慮されたい)。この理由により、それは頻繁に、(固体)ヒートシンクにしっかりと取り付けることができない。リフティングマグネットに反して、また、プランジャコイルは、低電力のみを使用して(保持)力を生成することが可能ではない。それらは、好ましくは可能な限り低い電力消費を使用して、大きい(保持)力を維持することが必要である用途には、あまり好適ではない。したがって、本発明の目的は、(性能曲線に影響を及ぼすことなく)リフティングマグネットのように同様な力で保持電力を産生することが可能であるが、また、調節距離全体にわたって長い持ち上げとともに保持力の規模で力を産生することも可能である、電気線形駆動部を見出すことにある。
上述の目的は、請求項1に従った電磁線形アクチュエータによって達成される。本発明の異なる例示的実施形態は、従属請求項の主題である。
以下は、電磁線形アクチュエータを説明する。本発明の一実施例によれば、線形アクチュエータは、少なくとも部分的に軟磁性材料でできている、フレーム(固定子)と、少なくとも部分的に軟磁性材料でできており、縦軸に沿ってフレームに対して電機子を移動させることができるような方法でフレーム上に支持される電機子とを備える。電機子およびフレームは、開放位置で縦軸に沿って電機子とフレームとの間に間隙があり、間隙が閉鎖されるように、電機子およびフレームが閉鎖位置で相互にもたれて位置するような方法で設計される。第1の電機子コイルは、第1の電機子コイルに作用する力を電機子に伝達することができるような方法で、電機子に接続される。線形アクチュエータはさらに、少なくとも部分的にフレームおよび電機子によって誘導され、電流が第1の電機子コイルを通って流れる時に、力が第1の電機子コイルに作用するような方法で整合させられる、励起磁場を生成するための手段を備え、該力は、間隙を閉鎖するために電機子に伝達される。フレーム、電機子、および励起磁場は、フレームと電機子との間の間隙が閉鎖された時に、保持力が及ぼすような方法で設計される。通常の電磁石(性能曲線に影響を及ぼさないリフティングマグネット)と比較すると、本発明に従った線形アクチュエータは、長い持ち上げさえも伴う調節距離全体にわたって、保持力の規模で力を産生することが可能であるという利点を提供する。上述の実施例に従って、電機子に作用する電気抵抗力に加えて、電機子上に巻装された1つまたは複数のコイルが電機子に力を伝達し、それらはまた、広い開放空隙により、電機子の電気抵抗力が依然として低い時に、「言わば」電機子を押すという点で、これを達成することができる。
本発明の実施例に従って、電機子およびフレームは、間隙(いわゆる空隙)とともに、励起磁場が運搬される磁気回路を形成する。この目的で、第1の電機子コイルは、それ自体が、励起磁場を産生するための手段としての機能を果たすことができ、電機子コイルは、少なくとも部分的に空隙の隣に位置するように、電機子上に配列される。この状況において、電機子コイルは、電機子上に配列することができ、フレームおよび電機子は、電機子の開放位置において、励起磁場が半径方向に(縦軸に対して直角に)自ら集中し、電機子コイルに半径方向に浸透するように、設計することができる。
本発明のさらなる実施例に従って、第1の電機子コイルの隣に励起磁場を生成するための手段は、該第1の電機子コイルに割り当てられ、フレームに機械的に接続される励起コイルを備え、第1の電機子コイルおよび関連励起コイルは、電流がそれらを通って流れる時に、相互に反対である磁場を生成する。少なくとも開放位置で、これらの磁場の重畳は、第1の電機子コイルと相互作用することができる、半径方向(縦方向に対して直角)磁束(励起磁場)をもたらす。開放位置で、第1の電機子コイルおよび励起コイルは、電流がコイルを通って流れる時に、励起磁場が第1の電機子コイルと相互作用し、よって、間隙を閉鎖する力が、縦方向へ第1の電機子コイルに作用するように、隣接して配列されるように設計される。
フレーム上に配列される1つ/複数の励起コイルはまた、永久磁石に置換することもできる。さらに、複数ペア(電機子コイルおよび関連励起コイル)を、例えば、機械的直列接続と同様に、1つのアクチュエータ内に収容することができる。加えて、または代替として、上述のように、その励起磁場を自ら生成する、電機子コイルを提供することができる。最後に、間隙が閉鎖された時に保持力を生成する、保持コイルをフレーム上に配列することができる。この保持コイルはまた、永久磁石に置換することもできる。以下では、時には同意語として、「担持」および「引き込み」コイルが記述される。これは常に、駆動部の軟磁性可動構成要素(通常は電機子)に電気抵抗力を及ぼす目的で使用される、コイルを指す。「引き込みコイル」という用語は、電気抵抗力が常に、軟磁性構成要素を引き付ける際に作用する限り、これを例証する。保持コイルという用語は、好適な寸法決定により、引き込みコイルが復元力に対してアクチュエータをその位置に保持することができることを強調する。本発明の意義の範囲内で、全ての保持コイルは、引き込みコイルである。
アクチュエータの力が保持力の同じ規模の範囲内にあり得るため、アクチュエータは、特に、バネに張力を加えるために非常に好適である。次いで、1つ/複数のバネは、(永久磁石を使用する時に)ほんのわずかである保持電流を用いて、張力を受けた状態で担持する、または通電されていない時でさえも張力を受けて保持することができる。
本明細書は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
少なくとも部分的に軟磁性材料でできている固定子(10)と、
少なくとも部分的に軟磁性材料でできている電機子(20)であって、上記電機子(20)を縦軸(1)に沿って上記固定子(10)に対して移動させることができるような方式で、上記固定子(10)上で支持される、電機子(20)であって、上記電機子(20)および上記固定子(10)は、開放位置で上記縦軸(1)に沿って上記電機子(20)と上記固定子(10)との間に間隙(L)があり、上記間隙(L)が閉鎖されるように、上記電機子(20)および上記固定子(10)が閉鎖位置で相互にもたれて位置するような方式で設計される、電機子(20)と、
第1の電機子コイル(A)に作用する力を上記電機子(20)に伝達することができるような方式で、上記電機子(20)に接続される、第1の電機子コイル(A)と、
少なくとも部分的に上記固定子(10)および上記電機子(20)によって誘導され、電流がそれを通って流れる時に、力が上記第1の電機子コイル(A)に作用し、この力が上記間隙(L)を閉鎖するために上記電機子(20)に伝達されるような方式で方向付けられる、励起磁場(A、B、C)を生成するための手段であって、固定子、電機子、および励起磁場はさらに、上記固定子(10)と上記電機子(20)との間の上記間隙(L)が閉鎖された時に、保持力を及ぼすことができるような方式で設計される、手段と
を備える、電磁線形アクチュエータ。
(項目2)
上記電機子(20)および上記固定子(10)は、空隙としての上記間隙(L)とともに、上記励起磁場が誘導される磁気回路を形成し、
上記第1の電機子間隙(A)は、それ自体が励起磁場を生成するための手段としての機能を果たし、上記電機子間隙(A)は、上記(作業)空隙(L)に隣接して部分的に縦方向で上記開放位置に位置する、すなわち、上記固定子(10)に向かって下がるような方式で、上記電機子(20)上に配列される、
項目1に記載の線形アクチュエータ。
(項目3)
上記電機子(20)および上記固定子(10)は、軸方向(作業)空隙としての上記間隙(L)とともに、上記励起磁場が誘導される磁気回路を形成し、上記第1の電機子コイル(A)は、それ自体が励起磁場を生成するための手段としての機能を果たし、上記電機子コイル(A)は、上記電機子(20)の上記開放位置で、上記励起磁場が上記縦軸に対して横方向に半径方向へ集中し、上記電機子コイルを通って半径方向に延在するような方式で、上記フレームおよび上記電機子が設計されるような方式で、上記電機子(20)上に配列される、項目1に記載の線形アクチュエータ。
(項目4)
上記電機子(20)は、上記固定子(10)の中で摺動して、上記縦軸に沿って誘導され、上記励起磁場を誘導する、ほぼ閉鎖した磁気回路が形成されるように、上記電機子(20)は、上記空隙(L)が閉鎖された時に、その上で上記固定子(10)の前面が静置する、停止部を有する、項目2または3に記載の線形アクチュエータ。
(項目5)
上記電機子コイル(A)は、上記電機子(20)の上記縦軸の周囲で誘導される、項目2から4のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目6)
第2の電機子コイル(A1)に作用する力を上記電機子(20)上に伝達することができるような方式で、上記電機子(20)に接続される、第2の電機子コイル(A1)をさらに備え、上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記第2の電機子コイル(A1)に隣接して、後者と関連付けられ、上記固定子(10)に機械的に接続された、励起コイル(B1)を備え、
上記第2の電機子コイル(A1)およびそれと関連付けられる上記励起コイル(B1)は、電流を有する時に、少なくとも上記開放位置で重畳される反対磁場を生成し、したがって、上記縦軸に対して横方向に配向される磁場成分を伴う励起磁場を形成し、
開放位置で、上記第2の電機子コイル(A1)およびそれと関連付けられる上記励起コイル(B1)は、上記コイルが電流を有する時に、上記間隙(L)を閉鎖する力が上記第2の電機子コイル(A1)に作用するような方式で、上記縦軸に対して横方向に配向される上記磁場成分が上記第2の電機子コイル(A1)と相互作用するような方式で、隣接して配列される、
項目2から5のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目7)
第3の電機子コイル(A3)に作用する力を上記電機子(20)に伝達することができるような方式で、上記電機子(20)に接続される第3の電機子コイル(A3)をさらに備え、
上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記第3の電機子コイル(A3)に加えて、後者と関連付けられ、上記固定子(10)に機械的に接続された励起コイル(B3)を備え、
上記第3の電機子コイル(A3)およびそれと関連付けられる上記励起コイル(B3)は、電流を有する時に、少なくとも上記開放位置で重畳される反対磁場を生成し、したがって、上記縦軸に対して横方向に配向される磁場成分を伴う励起磁場を形成し、
開放位置で、上記第3の電機子コイル(A3)およびそれと関連付けられる上記励起コイル(B3)は、上記コイルが電流を有する時に、上記間隙(L)を閉鎖する力が上記縦方向でそれらに作用するような方式で、上記第3の電機子コイル(A3)およびそれと関連付けられる上記励起コイル(B3)の上記励起磁場の上記縦軸に対して横方向に配向される上記磁場成分が、上記第3の電機子コイル(A3)と相互作用することができるような方式で、隣接して配列される、
項目6に記載の線形アクチュエータ。
(項目8)
上記閉鎖位置で、上記第3の電機子コイル(A3)は、上記第2の電機子コイル(A1)と関連付けられる上記励起コイル(B1)に直接隣接して、またはその中に位置する、項目7に記載の線形アクチュエータ。
(項目9)
上記第2の電機子コイル(A1)および上記第3の電機子コイル(A3)は、電流を有する時に、それら自体のために反対磁場を生成する、項目7または8に記載の線形アクチュエータ。
(項目10)
第2の電機子コイル(A)に作用する力を上記電機子に伝達することができるような方式で、上記電機子(20)に接続される、第2の電機子コイル(A)をさらに備え、上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記第2の電機子コイル(A)に加えて、後者と関連付けられ、上記固定子に機械的に接続された、少なくとも1つの永久磁石(B’)を備え、
開放位置で、上記第2の電機子コイル(A)およびそれと関連付けられる上記永久磁石(B’)は、上記第2の電機子コイル(A)が電流を有する時に、上記永久磁石(B’)の磁場および上記第2の電機子コイル(A)の磁場が、少なくとも上記開放位置で重畳され、したがって、上記縦軸に対して横方向に配向される上記磁場成分への励起磁場を形成するような方式で配列され、その磁場成分は、上記間隙(L)を閉鎖する力が、縦方向へ上記第2の電機子コイル(A)に作用するような方式で、上記第2の電機子コイル(A)と相互作用する、
項目2から5のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目11)
上記電機子(20)および上記固定子(10)は、上記閉鎖位置で、上記1つ/複数の励起磁場が上記縦軸に対して横方向に及び、磁気的に少なくともほぼ短絡させられる(したがって、上記半径方向空隙Lが閉鎖される)ような方式で設計される、項目2から10のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目12)
上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記固定子(10)に機械的に接続され、上記電機子が、上記開放位置で、他方の励起コイル(C)に向かって下がらない、または部分的にだけ下がるような方式で、上記縦方向に配列される、別の励起コイル(C)(「保持コイル」)を有し、上記閉鎖位置で、
上記電機子(20)は、上記他方の励起コイル(C)の鉄心としての機能を果たし、または
上記電機子(20)は、上記他方の励起コイル(C)が電流を有する時に、保持力が上記電機子(20)と上記固定子(10)との間で作用するような方式で、上記他方の励起コイル(C)に連結され、または
上記電機子は、上記固定子とともに、上記他方の励起コイル(C)を磁気的に短絡させる、
項目1から11のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目13)
上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記固定子(10)に機械的に接続され、他方の永久磁石(C’)が、上記閉鎖位置で電機子(20)と固定子(10)との間に保持力を引き起こすような方式で配列される、少なくとも1つの他方の永久磁石(C’)を有し、上記閉鎖位置で、少なくとも1つの電機子コイル(A)は、上記電機子コイル(A)または上記フレーム上に配列された別のコイルに電流を適切に供給することによって、上記永久磁石(C’)の磁場を完全または部分的に補償することができるような方式で、静置し、かつ上記永久磁石(C’)に磁気的に連結され、よって、上記保持力は、低減され、または完全に消滅し、および/または上記軸方向(作業)間隙(空隙)(L)を開放する斥力を、上記電機子コイル(A)と上記永久磁石(C’)との間で生成することができる、項目1から11のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目14)
上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記第1の電機子コイル(A)に加えて、後者と関連付けられ、上記固定子に機械的に接続される励起コイル(B)を備え、上記第1の電機子コイル(A)および上記励起コイル(B)は、電流を有する時に、重畳される、それら自体のための反対磁場を生成し、したがって、上記縦軸に対して横方向に配向される磁場成分を伴う励起磁場を形成し、開放位置では、上記第1の電機子コイル(A)およびそれと関連付けられる上記励起コイル(B)は、上記コイルが電流を有する時に、上記軸方向間隙(L)を閉鎖する力が上記縦方向へ上記第1の電機子コイル(A)に作用するような方式で、上記励起磁場の上記磁場成分が、上記第1の電機子コイル(A)と相互作用するような方式で、隣接して配列され、その成分は、上記縦軸に対して横方向に配向される、項目1に記載の線形アクチュエータ。
(項目15)
上記固定子(10)は、その上で上記電機子(20)が上記閉鎖位置に静置する、停止部を有する、項目14に記載の線形アクチュエータ。
(項目16)
上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記固定子(10)に機械的に接続され、上記電機子が、上記開放位置で、他方の励起コイル(C)に向かって下がらない、または部分的にだけ下がるような方式で、上記縦方向に配列される、別の励起コイル(C)を有し、上記閉鎖位置で、
上記電機子(20)は、上記他方の励起コイル(C)の鉄心としての機能を果たし、または
上記電機子(20)は、上記他方の励起コイル(C)が電流を有する時に、保持力が上記電機子(20)と上記固定子(10)との間で作用するような方式で、上記他方の励起コイル(C)に連結され、または
上記電機子は、上記固定子とともに、上記他方の励起コイル(C)を磁気的に短絡させる、
項目14および15のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目17)
上記第1の電機子コイル(A)は、上記閉鎖位置で、上記他方の励起コイル(C)に直接隣接して位置する、項目16に記載の線形アクチュエータ。
(項目18)
半径方向空隙(L)が、上記電機子(20)と上記固定子(10)との間に存在し、その空隙は、上記電機子コイル(A)および上記関連励起コイル(B)の位置によって上記軸方向に制限される、項目14から17のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目19)
上記電機子(20)と上記固定子(10)との間に半径方向空隙(L)があり、その間隙は、上記電機子コイル(A)および上記関連励起コイル(B)の位置によって上記軸方向に制限され、上記電機子および上記固定子は、上記半径方向空隙が上記閉鎖位置で磁気的に短絡させられるような方式で構築される、項目14から16のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目20)
上記励起磁場を生成するための上記手段は、上記第1の電機子コイル(A)に加えて、後者と関連付けられ、上記固定子に機械的に接続された、少なくとも1つの永久磁石(B’)を備え、上記第1の電機子コイル(A)および上記少なくとも1つの永久磁石(B’)は、上記電機子コイルが電流を有する時に、反対磁場を生成することができ、その磁場は、上記開放位置で重畳され、上記縦軸に対して横方向に配向される磁場成分を伴う励起磁場を形成し、上記開放位置で、上記第1の電機子コイル(A)およびそれと関連付けられる上記永久磁石(B’)は、上記第1の電機子コイルが電流を有する時に、上記軸方向間隙(L)を閉鎖する力が上記縦方向へ上記第1の電機子コイル(A)に作用するような方式で、上記励起磁場の上記磁場成分が、上記第1の電機子コイル(A)と相互作用するような方式で、配列され、その成分は、上記縦軸に対して横方向に配向される、項目1に記載の線形アクチュエータ。
(項目21)
上記固定子(10)に永久的に接続された別の永久磁石(C’)を備え、その磁石は、上記軸方向間隙が閉鎖された時に、磁気保持力が上記電機子(20)と上記固定子(10)との間で作用するような方式で方向付けられる、励起磁場を生成する、項目20に記載の線形アクチュエータ。
(項目22)
上記永久磁石は、上記固定子(10)の構成要素である、項目20または21に記載の線形アクチュエータ。
(項目23)
上記電機子および励起コイル(A、B)は、上記線形電機子の縦軸の周囲で円周方向に巻装される、項目1から22のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目24)
上記電機子コイルは、上記円周方向に上記電機子(20)の周囲に及ぶ溝の中に配列され、および/または上記励起コイルは、上記円周方向に上記固定子(10)の周囲に及ぶ溝の中に配列される、項目1から23のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目25)
少なくとも1つの電機子コイル(A)は、上記関連溝を完全には充填せず、上記溝の中の残りの空間は、摩擦軸受材料(30)で充填され、上記線形電機子の移動の場合に、上記摩擦軸受材料(30)は、上記固定子(10)の内面上で摺動する、項目24に記載の線形アクチュエータ。
(項目26)
上記コイルの巻線は、((回転)同期モータで概して慣例であるように)軟磁性材料の中の溝の中で完全または部分的に収納され、この場合、(平坦)ネジ山のウォームまたは複数の断続リブ、例えば、平行リブが、「溝」としての機能を果たすことができる、項目1から25のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目27)
上記固定子上に締結される、少なくとも1つの励起コイルを備え、上記固定子は、いくつかの軟磁性部品から成り、そのうちの少なくとも1つは、上記電機子が誘導される管として構築され、上記固定子上に締結される上記励起コイルは、例えば、管として構築される固定子部品上へ、外側から溝の中へ巻装され、その管は、上記巻線の領域中に非常に薄い壁を有するため、少なくとも部分的に飽和することなく、上記電機子の移動の方向へ、上記電機子自体よりも有意に少ない磁束を誘導することができ、上記管上に巻装される上記励起コイルは、その磁路が上記巻装管の最小断面よりも大きい全体的断面を有する上記管を伴って、閉鎖磁気回路が形成されるような方式で、1つ以上の他の固定子部品で包囲され、上記電流が上記励起コイルの中で増大するにつれて、最初に上記電機子がない場合、したがって、上記励起コイルで巻装された上記管の一部が、飽和しなければならないことを特徴とする、項目1から26のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
(項目28)
上記電機子は、上記固定子上に締結される上記励起コイルと関連付けられる、電機子コイルで巻装され、最小電機子断面は、上記電機子コイルの上記巻線の領域中にあり、上記励起コイルの外側の上記固定子の最小断面とほぼ等しい、またはそれよりも小さい、項目26に記載の線形アクチュエータ。
(項目29)
項目1から28のうちの1項による駆動部が、切替管の真空の中で配列され、電気接点を開放および/または閉鎖するために使用されることを特徴とする、真空切替管。
(項目30)
項目1から29のうちの1項による駆動部が、スイッチのガスチャンバの中で配列され、電気接点を開放および/または閉鎖するために使用されることを特徴とする、高電圧電源スイッチ。
(項目31)
バネを伴う少なくとも1つのバネ荷重駆動部と、上記バネに張力を加え、張力を受けた状態で上記バネを担持するための項目1から28のうちのいずれか1項に記載の線形電機子とを備える、高電圧電源スイッチ。
(項目32)
バネと、上記バネに張力を加え、張力を受けた状態で上記バネを担持するための項目1から28のうちのいずれか1項に記載の線形電機子とを備える、バネ荷重駆動部。
さらなる説明における以下の図は、本発明をよりよく理解するのに役立つことを目的としている。本発明の着想のさらなる詳細、変形例、およびさらなる発展は、特殊な選択された実施例に関係する、図を参照して論議される。図中の要素は、必ずしも制限的であるものとして理解されるわけではなく、むしろ本発明の原則を例証することを目的としている。
図1は、開放端位置(a)および閉鎖端位置(b)にある、本発明の実施例に従った電磁線形アクチュエータを示す。持ち上げの開始時にある、開放端位置(a)では、磁気回路が、半径方向空隙L(分路)より上側で主に閉鎖され、その結果として、空隙Lの中に収納される通電したコイルは、それが電機子に伝達する力を感知する。コイルは、閉鎖端位置(b)の方向に電機子を押す。電機子の移動の結果として、軸方向空隙Lが低減し、その結果として、その電気抵抗が減少し、Lを通る磁気流量が増加する。消滅する軸方向空隙L<<L中にある、閉鎖端位置(b)では、配設は、最終的に従来のリフティングマグネットのように稼働する。当然ながら、「固定子」の代わりに「電機子」を定位置で担持できる可能性もあり、この場合、固定子および電機子は、それらの役割を交換し、巻装電機子の代わりに、「鉄のみ」が移動させられ、これは多くの場合においてより容易である。駆動部の効率にとって決定的なことは、空隙Lが十分小さいことであり、それは、完全開放空隙Lと関連して特に小さくなければならない。 図2は、開放端位置(a)および作動手順中の位置(b)にある、本発明のさらなる実施形態に従った電磁線形アクチュエータを示す。 図3は、図2からの実施例と同様に配列される、電磁線形アクチュエータを示し、アクチュエータは、閉鎖端位置(b)で担持することができる。 図4は、開放端位置(a)および閉鎖端位置(b)にある、本発明のさらなる実施例に従った電磁線形アクチュエータを示し、配設は、図3からのアクチュエータに似ている。 図5は、開放端位置(a)および閉鎖端位置(b)にある、本発明のさらなる実施例に従ったバネアクチュエータに張力を加えるための電磁線形アクチュエータを示し、配設は、図4からのアクチュエータに似ているが、励起磁場は、永久磁石によって生成される。 図6は、本発明のさらなる実施例に従った電磁線形アクチュエータを示し、アクチュエータは、図1および2からの実施例の組み合わせであるものとして見なすことができる。 図7は、本発明のさらなる実施例に従った電磁線形アクチュエータを示す。アクチュエータは、図1および3からの実施例の組み合わせであるものとして見なすことができる。 図8は、特に頑丈であり、特に製造しやすい、線形アクチュエータを示す。コイルの巻線は、少なくとも部分的に平坦ネジ山に巻装される。(平坦ネジ山はまた、他の種類のネジ山に、または断続的なリブによって形成された複数の溝である、断続的な「フィン」に置換することもできる。決定的なことは、巻線が電機子(材料)の中の陥凹の中で少なくとも部分的に巻装されることである。)駆動部は、図6で図示されるものに匹敵するように動作するが、相互に反発する能力を有する、励起コイルおよび割り当てられた電機子コイルは、(図4にも従うような)異なる直径を有する。以前に図示した駆動部に反して、これらの電機子の間では半径方向に、駆動部がより大きい力を出力することができる前に最初に飽和しなければならない、軟磁性材料がある(フレーム(1)からの「平坦ネジ山」を参照)。
図1は、本発明による、線形アクチュエータの単純な実施例を表す(図1a:開放位置、図1b:閉鎖位置)。図1に図示される配設は、軸対称である(対称の軸としての縦軸1)。しかしながら、アクチュエータが軸対称に設計されることは強制的ではない。
図1からの実施例に従って、線形アクチュエータは、フレーム10(以降では「固定子」とも称される)、ならびに電機子20を備える。電機子20ならびに固定子10の両方は、磁束を伝導することができるために、少なくとも部分的に軟磁性材料から成る。電機子20は、固定子10に対して縦軸1に沿って電機子20を移動させることができるように、固定子10上で支持される。また、電機子20と固定子10との間の縦軸1に沿って、間隙Lが開放位置で電機子20と固定子10との間に位置し、電機子20および固定子10が閉鎖位置で相互の隣に位置しており、よって、間隙Lが閉鎖されるように、電機子20および固定子10が形成される。第1の電機子コイルAは、電機子20と接続される。電機子コイルAと電機子20との間の接続は、第1の電機子コイルAに作用する力を電機子20に伝達することができるようなものである。相互作用により電機子コイルAに作用する、磁場とコイル電流との間で作用する力は、結果として、電機子20自体にも作用する。図1からの実施例による線形アクチュエータは、最終的に、少なくとも部分的にフレームおよび電機子を通して誘導され、電流がそれを通って流れる時に、力Fが第1の電機子コイル20に作用し、間隙Lを閉鎖するために電機子20に伝達されるような方法で方向付けられる、励起磁場を生成するための手段を備える(図1b参照)。固定子10、電機子20、および励起磁場は、この状況において、固定子20と電機子10との間の間隙Lが閉鎖された時に保持力Fを及ぼすように設計される。
図1に示される自励変形例では、電機子コイルA自体が、励起磁場を生成するための手段としての機能を果たす。電機子20および固定子10は、((作業)空隙としての)間隙Lとともに、励起磁場が誘導される磁気回路を形成する。この状況において、電機子コイルAは、少なくとも部分的に間隙Lの隣に配列され、したがって、部分的にフレーム10に「浸漬された」開放位置(a)にある。電機子コイルAは、具体的には、電機子の周辺溝の中に配列することができる。この場合、電機子コイルAは、縦軸1の周囲でほぼ対称に延在する。本実施例では、間隙Lの長さdは、電機子20の段部21と段部の反対側の固定子10の正面との間の距離によって決定される。ここで説明される本発明の実施形態によれば、電磁線形アクチュエータは、軸方向(縦方向1)に移動させることができる、フレーム上で支持された細長い電機子、ならびに、電機子およびフレームがリフティングマグネットのように相互を引き付けるように、磁束(励起磁場を生成するための少なくとも1つのコイルを備える。この引力は、「通常の」リフティングマグネットのように、いわゆる電気抵抗力であり、その軸方向成分は、リフティングマグネットの中の一定のコイル電流を伴って、性能曲線に影響を及ぼすことなく、少なくとも二次的に空隙の長さとともに減少する(漂遊磁場が考慮された場合、減少はさらに強い)。より大きい作業空隙があると、実践では、この理由により、従来の電磁石を用いて大きな力を生成することができないが、しかしながら、閉鎖された作業空隙があると、より大きい保持力が可動部品とフレームとの間で有効となり得る。可動電機子の調節距離全体にわたって電磁石の保持力の規模で力を達成することができるために、電機子コイルは、少なくとも開放(軸方向)空隙Lがあると、付加的な力(とりわけローレンス力)が電機子コイルに作用し、(電機子上の)電気抵抗力と同じ方向に作用するように、励起磁場によって浸透される、および/またはこれと相互作用する、可動電機子と接続される。言い換えれば、開放(軸方向)空隙Lがあると、電機子コイルAの励起磁場は、少なくとも部分的に半径方向空隙Lにわたって閉鎖し、付加的な力がこれに作用するように、電機子コイルAを励起磁場で浸透させる。フレーム、電機子、および電機子コイルが好適に設計されている場合、電機子コイルは、リフティングマグネットのような電気抵抗力を生成するため(すなわち、間隙が閉鎖された時に電機子を保持するため)、ならびに開放空隙を伴う前述の付加的な力の効果に基づいて電機子を加速するための両方に好適である、励起磁場を自ら生成する。これの実施例は、すでに以前に説明されている、図1に従った線形アクチュエータである。
簡単に言うと、本発明の実施例による線形アクチュエータは、(電気)リフティングマグネットを備え、その電機子は、加えて、電機子コイルに作用する力によって駆動(移行)される。これは、単純に、調節距離の初めにすでにある、大きい力を提供することを可能にする。リフティングマグネットと比較して、適切なサイズ決定および電流供給により、高い電気効率および非常に短い作動時間を実現することができる。
図2は、電機子コイルA、したがって電機子20を加速するための励起磁場が、(図1からの実施例のように)1つの電機子コイルAのみからは生成されないが、加えて、フレームと機械的に接続された励起コイルBの助けを借りて生成することができる、本発明のさらなる実施例に関する。図2に図示される実施例に従った線形アクチュエータはまた、励起コイルBおよび電機子コイルAから成るペアも備える。図2に図示されるアクチュエータは、図1からのアクチュエータと組み合わせることができ(図5参照)、または単独で使用することができる。
図2からの実施例に従って、線形アクチュエータは、フレーム10(固定子)と、軸方向に(すなわち、縦軸1に沿って)移動させることができる、フレーム上で支持された電機子20とを備える。電機子コイルAは、電機子20としっかり接続される。この目的で、電機子コイルAは、可能であれば、電機子20の縦軸1の周囲で対称に巻装することができる。電機子コイルAに割り当てられた励起コイルBは、フレーム10としっかり接続される。これは、電機子コイルAに同軸上に巻装することができる。動作中に、電機子コイルAおよび励起コイルBは、コイルA、Bが反対磁場を産生するように、電流を供給される。直列に(または並列にも)電気的に接続されるコイルがあると、コイルの磁場の軸方向(すなわち、移動の方向への)成分が、ほとんど破壊的に重畳するため、総インダクタンスが比較的低くなり得るように、コイルA、Bは、(可能な限り小さい相互への軸方向距離を伴って)アクチュエータの開放(端)位置で相互の隣に配列される(図2a参照)。コイルA、Bはまた、相互に部分的に統合されて配列することもできる(例えば、図4参照)。磁場の半径方向成分は、重畳して、電機子コイルAの中で力効果を生じる、半径方向磁束を引き起こす。可能な限り最適に磁場の重複を得るために、2つのコイルA、Bは、同じ磁性起磁力を産生しなければならず、これは、同じ数の巻線を伴う2つのコイルが直列で電気的に接続されるという点で、最も容易に得ることができる。「半径方向」によって、概して、アクチュエータが軸対称に設計されているか否かにかかわらず、アクチュエータの縦軸に対する直角を備える(すなわち、移動方向に対して直角に位置する)方向が理解される。したがって、半径方向にとは、アクチュエータの断面形態にかかわらず、「運動軸に対して直角」を意味する。
図2の本実施例では、軸方向「間隙」Lは、電機子20の正面とフレーム10の対応する正面との間の空隙として理解されるものであり、この場合は、磁気回路の空隙を表さない。アクチュエータの本構造設計では、電機子20は、間隙が閉鎖された(L=0)場合にフレーム10に接触して位置せず、その結果として、閉鎖(端)位置では、いずれの保持力Fも電機子20とフレーム10との間で有効ではない。厳密に言えば、フレームが面側で開いているため、「間隙」Lは、磁気回路の空隙を伴わない。フレームが面側で閉鎖されている、フレームがあると、間隙Lは、磁気回路の空隙でもあり、閉鎖端位置で電機子を保持するように、それぞれの保持力を生成することができる。この種類の実施例は、例えば、図3および4で示されている。図2bは、図2aと同じアクチュエータを図示するが、図2aよりも小さい軸方向「間隙」L、およびコイルA、Bの間のより大きい断面を伴う半径方向空隙Lがある。図2からの実施例では、コイルA、Bの間の縦軸1に沿って半径方向空隙Lがある(すなわち、縦軸1に対して直角)。電流がコイルA、Bを通って流れる場合、コイルA、Bの軸方向距離が増加する時に、半径方向空隙Lの有効断面もより大きくなり、その結果として、アクチュエータ配設の総インダクタンスが増加するため、反発電気抵抗力が励起コイルBと電機子コイルAとの間で作用する。距離が増大すると、両方のコイルのインダクタンスの相互補償が徐々に消える。加えて、電機子コイルAは、上述の電気抵抗力と同じ方向に作用する、(電機子コイルAから生成される磁場との相互作用で)励起コイルBによって産生される、生成した半径方向磁場成分に基づくローレンツ力を知覚する。上記でさらに記述されているように、半径方向磁場成分は、励起および電機子コイルA、Bからの磁場の重畳によって生成される。
より直観的な観察が、磁気圧力に由来し、それを用いて、大まかに熱機関に類似したものを産生することができる。ピストンとしての電機子コイルAと、プロセスにおいて減圧され、作業を遂行する、(磁気)圧力B/(2μ)を伴う作業ガスとして、半径方向空隙Lの中でコイルA、Bの間に位置する磁場Bとを考慮されたい。単純近似では、電流が高すぎない場合、以下が適用可能である。電機子コイルAおよび励起コイルBを通る一定のコイル電流があると、電機子コイルAを変位させることによって、空隙の有効半径方向断面を倍にすることにより、半径方向空隙の中の磁束密度を半分にさせる。しかしながら、コイルの間の磁場を変位させた後に、その元の磁場エネルギーのちょうど半分以上(体積の2倍、エネルギー密度の4分の1)のみを含有するように、磁場のエネルギー密度は、Bと比例する。エネルギー差は、作業として遂行することができる。この図式から、駆動が効率的になるために、より高い圧縮を用いると、熱機関もより効率的となるため、調節距離の初めにおける励起コイルと電機子コイルB、Aとの間の距離が可能な限り小さくならなければならないことが、即時に明確となる。
調節距離の終わりに達した時に、例えば、コンデンサ、または全てのいくつかの付加的なコイル、具体的には引き込みコイルのうちの1つを直接帯電させるために、既知の電気回路に従って、依然として残っている磁場エネルギーを使用することができる(熱機関として全体を見なした時に、そのような回路は、ターボチャージャによって残留エネルギーを利用することと同様である)。
形態(B・V)B/μを有し、寸法Nm-3を有する、磁気圧力勾配(「磁気張力」)を見ると、上記で説明される熱機関と類似したものほど表現力に富んでいないが、物理的により正確である。この圧力勾配の結果として、ローレンツ力に加えて、圧力勾配がより小さくなり、磁束線の「直線化」、したがって短縮に対応するように、力がコイルA、Bの間で作用する。この力によって遂行される作業は、磁場を用いて伝達されるのみである、ローレンツ力に反して、磁場自体に由来する。電磁石における電気抵抗力と対照的に、「磁気張力」は、磁束線と平行に作用しないが、反半径方向に作用する(磁束線の「直線化」)。
図3は、閉鎖軸方向間隙L(図3b参照)があると、磁気保持力Fの助けを借りて、電機子20をリフティングマグネットのようにフレーム10上で保持することができる、図2からの実施例と非常に類似した例示的実施形態を示す。この目的で、フレーム10は、その正面上に段部を有し、それに対して、間隙Lが閉じられた場合に電機子の対応する面がもたれ掛かる。最も単純な場合において(すなわち、性能曲線に影響を及ぼすことなく)、フレーム10は、その面の片側で閉鎖された中空円筒の形態と、中空円筒の中に嵌合されたフレーム10の形態としての電機子20とを有する。しかし、(縦軸1に対して直角な)軸対称断面以外も可能であるが、平坦な正面の代わりに電機子/電機子対応物システムも可能である。
図2からの実施例以外に、電機子コイルAおよび励起コイルBは、それぞれの場合において、電機子20および/またはフレーム10の表面内に配列される、溝の中で配列される。この場合において、溝は、例えば、縦軸1まで周囲に及ぶ。この目的で、電機子コイルAが通る溝は、それの隣に、電機子20とフレーム10との間の滑動特性を向上させる、摺動軸受材料30のための空間があるように、電機子コイルA自体よりも広くなり得る。摺動軸受材料30は、例えば、自己潤滑および電気絶縁プラスチック材料である。電機子20の中の溝は、代替として、(鋳造化合物を含む)電機子コイルAで完全に充填することができる。線形アクチュエータの開放端位置(図3a)から始まって、電機子20の中の溝は、電機子のわずかな移行の場合に、図2からの実施例と同様に、半径方向空隙が電機子コイルAと励起コイルBとの間に残るように十分広い。この状況において、空隙という用語は、空気が間隙の中に実際に存在することを意味すると理解されてはならず、むしろ重要なことは、空隙の中の材料が軟磁性ではないことである。半径方向空隙Lは、持ち上げの終わりに(または直前に)(ちょうど図3bの実施例の場合のように)閉鎖することができる。その結果として、これは、(持ち上げの終わりに消滅する)軸方向空隙Lのみを残し、それは次いで、(半径方向空隙を閉鎖した後に)(電機子コイルAおよび保持コイルCの磁場によって引き起こされる)電気抵抗力の影響により、閉鎖され、閉鎖状態で保たれる。電機子コイルAおよび保持コイルCは、この目的で、同等方向の電流が供給される。半径方向空隙Lの逐次閉鎖は、コイルA、Bが反対方向の電流を供給された時に、電気抵抗力を付随的に伴い、そのような力は、電機子コイルAが収納される、移動方向に見た、溝の左後方側面に印加され、また、Lの閉鎖にも貢献する。
調節距離の終わりに電機子20上への力を増加させるため、および最小電力消費を使用して閉鎖軸方向間隙L上で高い保持力Fを確保するために、付加的な励起コイルCをフレーム10の中または上に配列することができる。本実施例では、保持コイルCは同様に、励起コイルBのように、フレーム10の溝の中に配列される。保持コイルCは、アクチュエータが機能するために強制的ではない。好適なレイアウトを使用して、保持力Fを産生するための必要な励起磁場もまた、電機子コイルAによって産生することができ、この場合、電機子コイルAが配列される溝と、電機子20の正面との間のリブは、(対応する図2aで表される長さr/2よりも)明確に短くなる(またはゼロにもなる)べきである。保持力Fのために必要な励起磁場はまた、代替として、フレーム10の中に配列される永久磁石によって生成することもできる(例えば、図5からの例を参照)。単独で見ると、保持コイルCは、本質的に、従来の電気リフティングマグネットのコイルのように動作する。
図4の実施例は、図3の実施例と本質的に同一に構造化される。本実施例では、電機子コイルAおよび励起コイルBは、同軸上にあり、開放(端)位置では、コイルA、Bが軸方向に部分的に重複するように、少なくとも部分的に相互の中へ配列される。そのような種類の配設は、非常に低い初期インダクタンスを有することができ、コイルAおよびBは、直列または並列に接続することができる。この場合、電機子コイルAはまた、電機子20の周囲で円周方向に及ぶ溝の中に配列される。しかしながら、図3に従った実施例以外に、電機子コイルは、溝の断面全体にわたって分布し、摺動表面を形成する別個の摺動軸受材料30(図3参照)が提供されていない。図4a(アクチュエータの開放端位置)で見ることができるように、移動中に、励起コイルBは、励起コイルBおよび電機子コイルが(軸方向に)重複する限り、半径方向空隙Lを「生じる」。電機子20の変位が増加すると(図4b参照)、電機子コイルAの溝もさらに移動する。電機子コイルAおよび励起コイルBの溝が(軸方向に)もはや重複しなくなるとすぐに、励起コイルBは、もはや半径方向空隙Lを「生じなくなくなり」、励起コイルBの磁場は、電機子20およびフレーム10にわたって短絡させられる(図4b参照)。詳細に調べると、鉄の局所飽和により、この半径方向空隙Lの短絡が連続的に起こる。磁気短絡は、電機子の鉄および固定子の鉄が十分に重複する(約r/2)時のみ(ほぼ)完全である。その一方で、電機子コイルAは、さらなる励起コイルC(保持コイル)の勢力範囲に達し、その励起磁場は、電機子コイルAの磁場と同等方向にあり、電機子20を電機子の末端位置まで引き上げる(電機子の正面がフレームの内側正面に接触する)。この末端位置で、次いで、電機子20は、コイルAおよびCの磁場(保持力F)により保持される。
前述のように、電機子コイルAおよび励起コイルBは、(それぞれの磁場の破壊的重畳により)開放開始位置(例えば、図3aまたは4a参照)でのそれらのインダクタンスが広範囲に補償するように、巻装することができ、よって、(コイルA、Bが並列または直列に接続された)全体的な配列は、非常に低い初期インダクタンスを有し、それには、非常に高い動力(すなわち、短い絶対作動時間)を達成することができるという利点がある。
図5は、図4からの実施例と同様に構造化される、さらなる実施形態を示す。図4に従ったアクチュエータ以外に、励起コイルBおよび保持コイルCは、対応する永久磁石B’および/またはC’に置換される。永久磁石B’、C’は、図4の実施例で電流が供給される(励起)コイルBおよび/またはCと同様の磁場を産生するように、フレーム10の上または中に配列される。この場合、永久磁石B'およびC'は、フレーム10の一部として設計される。しかし、永久磁石はまた、円周方向にフレーム10の内側を包囲する溝の中で、図3からの実施例の場合のように配列することもできる。また、永久磁石はまた、フレームの内側に取り付けることもできる(図2からの励起コイルBと同じ)。(また、フレームおよび電機子の「役割」を交換すること、電機子上に永久磁石を取り付け、代わりに、フレーム上に以前の電機子コイルを取り付けることも可能である。)表された実施例では、永久磁石B'、C'は、中空円筒の形態を有する。しかしながら、永久磁石は、いくつかの個々の磁石から構築することもできる。前述の線形アクチュエータに加えて、本実施例は、バネ50が線形アクチュエータの移動によって張力を受け、張力を受けた状態で保たれる、変形例を示す。たとえそれが全実施例で示されていなくても、バネに張力を加えるために、示された実施形態のうちのいずれかを使用することができる。さらに、図示したアクチュエータのうちのそれぞれは(必要であれば、軽微な設計の適応を伴って)、張力を受けた状態でバネを保つことができる。これは、図2からの実施例を除いた全ての実施形態で、非常に低い電力消費を伴って、またはいずれの電力も伴わずに(図5参照)可能である。このようにして、非常に単純に構造化された「バネアクチュエータ」を実現することができる。
電流は、(それぞれの場合において磁場が個別に視認される場合)電機子コイルの結果として生じる磁場が永久磁石B’の励起磁場と反対に整合させられるように、電機子コイルAに供給される。先行実施例で説明されるように、電機子コイルAおよび永久磁石B’の磁場の重畳は、半径方向磁場成分をもたらし、それは、電機子コイルAおよび永久磁石B’を離して駆動する力効果を電機子コイルの中でもたらす。その結果として、開放端位置(図5a参照)では、(圧縮)バネ50に張力を加えるため、およびバネ力に反して電機子を閉鎖端位置(図5b参照)に移動させるために、調節距離にわたって十分大きい力が、電機子に作用する電気抵抗力とともに、電機子コイルAに作用する。閉鎖端位置では、保持磁石C’の励起磁場により、ならびに電機子コイルAの磁場により、電機子を閉鎖端位置で保ち、したがって、張力を受けた状態でバネを保つ、保持力Fが作用する。好適にサイズ決定された場合、電機子はまた、単純に保持磁石C’の励起磁場により、通電されていない状態でバネ力に反して担持することができる。電機子コイルAへの電流供給が逆転された場合(「負の励起」)、保持磁石C’の磁場は、電機子コイルAからの磁場によって補償することができ、電機子20上への保持力Fは消滅する(および/またはバネ力よりも小さくなる)。バネ50は緩むことができ、それにより、アクチュエータは、再び開始位置(図5a参照)に移動させられる。加えて、ローレンツ力が電機子コイルAに作用するが、軸方向空隙の開口部に向かった、バネに張力を加える時とは反対の方向であり、加えて電機子20を加速する。
図6では、本質的に、図1および2に図示されるアクチュエータの組み合わせとして見なすことができる、線形アクチュエータが、さらなる実施例として図示されている。図6からのアクチュエータは、その結果として、2つの電機子コイルA1およびA2と、1つの励起コイルB1とを有し、コイルA1およびB1のペアは、図2の実施例からの電機子コイルAおよび/または励起コイルB、ならびに図1の実施例からの電機子コイルAの(自励)電機子コイルA2のペアに対応する。末端位置が閉鎖された場合、保持力Fが、図1からの実施例と同様に、電機子20とフレーム10との間で作用する。線形作動手順中に、図1からの実施例と比較すると、コイル(励起コイルB1、電機子コイルA1)の付加的なペアが、電機子コイルA1に、したがって、電機子20に、付加的な電磁力効果を提供する。
図7に従った電磁線形アクチュエータは、調節時間全体にわたって特に高い磁力を提供し、高い体積特異的な力により、短い作動時間を備えることができる、図1および3からの実施形態の組み合わせであると見なすことができる。電機子コイルA2は、図1または図6からの先行実施例と同じ機能を有する。保持コイルCは、図3からの実施例と同じ機能を有する。コイルペアA1、B1、およびA3、B3もまた、それぞれの場合において、図3からの実施例におけるコイルAおよび/またはBのように同じ機能を有することができる。図7に従った電磁線形アクチュエータはまた、図1に従ったアクチュエータおよび図3に従ったアクチュエータの機械的直列接続として見なすこともでき、図3からのアクチュエータと比較して、励起コイルBおよび電機子コイルAから構成されたペアは、図7に従ったアクチュエータが2回提供される。アクチュエータの断面が同じままである状態で、電気機械力を増加させるために、理論上、電機子コイルおよび対応する励起コイルから構成された、任意の随意的な数のペアを提供できる可能性がある。図3からの実施例と同様に、電機子コイルA1およびA3は、電機子20の中の関連溝の断面全体を充填しない。
合成材料等の摺動軸受材料が、それぞれの電機子コイルA1、A3の隣で、かつ関連励起コイルB1、B2より下側で、溝の中に配列される。該材料は、溝を充填するために役立ち、一方では力の特性に影響を及ぼし、他方では摺動軸受材料は、電機子20およびフレーム10によって形成される摩擦軸受の一部としての機能を果たすことができる。
電機子コイルA1および保持コイルCは、結果として生じる磁場が一方向性であるように、動作中に電流が供給される。電機子コイルA3は、その磁場が電機子コイルA1の磁場と逆に配向されるように、電流が供給される。最終的に、励起コイルB1およびB3は、アクチュエータの開放開始位置でのそれらの磁場が、関連電機子コイルA1およびA3の磁場をほぼ補償するように、電流が供給され、よって、低い全体的伝導性を達成することができる。コイルB1、A1、およびB3、A3は、ペアで直列に接続され、低インダクタンス支回路を形成している。それと並列に(または別個に供給されて)、コイルA2およびCが接続される。それに応じて、図2から4に関して、これに関連して言われていることが適用される。電機子コイルA1およびA3の軸方向距離は、電機子20の閉鎖端位置で、電機子コイルA3が励起コイルB1の中およびその直接隣に位置付けられるように、サイズ決定される。同じように、励起コイルB1と保持コイルCとの間の距離は、電機子20の閉鎖端位置で、電機子コイルA1が保持コイルCの中または付近に位置するように、サイズ決定される。閉鎖端位置では、保持コイルCならびに電機子コイルA2の励起磁場は、フレーム10上で潜在的な復元力(例えば、バネ力)に反して電機子20を保持するために、適切な電機子力を確保する。
全ての実施形態は、電機子20が、フレーム10の中で軸方向に誘導される、縦軸1に沿った、軸方向に誘導された軟磁性構成要素となり得るという共通点を持つ。電機子コイルA、A1、A2、A3は、電機子の周辺に沿って円周方向に及ぶ溝の中で皿穴に埋めることができ、または電機子の円周に沿って巻き上げることができる(図2および6参照)。この目的で、コイルは、電気的に絶縁された成形ワイヤ(例えば、長方形の外形を伴う)から巻装することができる。電機子コイルは、既知の方法に従って、注型樹脂で成型することができ、注型樹脂は、粉末を含むことができる。この状況において、粉末は、セラミック材料、例えば、高い熱伝導度を伴う材料、または対応して高い熱伝導度を伴う別の材料から成ることができる。
概して、電機子20およびフレーム10、ならびに励起コイルB、B1、B3(ならびに自励式の場合ではA)は、電機子コイルA、A1、A3の磁場(またはこれらの磁場)と相互作用することができる、結果として生じる励起磁場(および/または結果として生じる励起磁場)が、1つ/複数の電機子コイルの磁気回路の対応する幾何学的構成によって集中させられるように、構成されるべきであり、アクチュエータの開放端位置では、励起磁場は、(コイル電流が円周方向に流れるため)軸方向の力効果を達成するために、半径方向に電機子コイルに浸透することに留意できる。
前述のように、電機子コイルAが相互作用する磁場は、電機子コイルA自体によって生成することができる(軸方向空隙Lがある図1を参照、よって、二次的な流れが電機子コイルAに浸透し、半径方向に駆動する)。代替として、励起磁場を生成するために考慮される手段は、フレーム上に固定される励起コイルB、B1、B3(図3参照)、または対応する永久磁石B’(図5参照)である。
励起コイルB、B1、B3は、電機子および励起コイルを、少なくとも部分的に相互の中へ摺動させることができるように、対応する電機子コイルA、A1、A3よりも半径方向に大きくなり得る(例えば、より大きい直径)。この状況において、電機子20およびフレーム10は、電機子位置に応じて半径方向空隙が閉鎖されるように、相互の上で摺動することができる(図3および4参照)。電機子コイルAおよび励起コイルBはまた、代替として、ほぼ同じサイズとなり得る(図2および6参照)。この場合、電機子コイルおよび関連励起コイルは、アクチュエータの開放端位置において直接並んで配列することができる。
最大可能飽和重合および最大可能高相対浸透率を伴う軟磁性材料が、電機子および/またはフレームに使用されるべきである。電機子およびフレームの電気伝導度は、渦電流損失を低く保つために、可能な限り低くなるべきである。この目的で、変圧器と同様に、渦電流の抑制のための電機子および/またはフレームの1つ/複数の材料は、積層にすることができ(「電気板/薄板」)、または複合粉末材料から成ることができ、またはスロットを提供することができる。1つ/複数の電機子コイルのための電流供給(すなわち、ケーブル)は、電機子20から軸方向孔を通して外に出すことができる。
電流供給は、ツイスト線または撚線によって確保することができる。この目的で好適な材料は、例えば、ベリリウム青銅である。
すでに前述のように、電機子コイルは、対応する励起コイルと直列または並列に接続されるべきであり、それぞれの磁場が調節距離の初めに相互を広範囲に補償するように、設計および配列されるべきであり、よって、調節距離の初めの配設のインダクタンスは、対応して低い。ある軸方向オフセットが、対応の間にとどまらなければならないが、そうでなければ、駆動力が消滅する、またはその兆候を変化させる。
電機子20に作用する磁力は、さらなる機械要素上への機械的連結を促進するために、ロッド21(バー)を用いてフレーム10から外へ引き出されなければならない。アクチュエータは、末端位置で(すなわち、調節距離の終わりに)バネ力の作用に反してこれらをきつく締め、きつく締められた状態で保持することができるように、バネ50(図5または図8のバネを参照)と組み合わせることができる。スイッチをオフにすることによって、または末端位置で電機子20を保持することに関与する磁場を低減することによって、バネアクチュエータを必要に応じて解放することができ、アクチュエータを開放開始位置に跳ね返らせる。永久磁石が使用される場合、いずれの力もなく、張力を受けた位置でバネを保持することができる。バネアクチュエータを解放するために、永久磁石(図5の磁石C’参照)の磁場は、保持力Fがバネ力よりも小さくなり、バネが開始位置に跳ね返るように、少なくとも部分的にコイルの反対に配向した磁場によって補償される。また、電機子20は、1つ/複数の電機子コイルに作用する電磁力を用いた跳ね返り中に、付加的に加速することができ、それは、さらに短い作動時間を可能にする。
バネと組み合わせて、例えば、図示した線形アクチュエータ、以前から知られているバネアクチュエータ、および電気スイッチを、有利に置換することができる(短い作動時間、高い力、少数の可動部品)。これは、ペアで配列されたコイルが装備されている、そのような駆動部に特に適用可能であり、それぞれの場合において、そのコイルからの一方は、電機子(電機子コイル)と機械的に接続され、他方は、固定子(励起コイル)と接続される。この構造は、高度に動的な駆動部に特に適しているため、利点を有する。
この構成は、高度に動的な駆動部に特に好適であるため、利点を有する。
持ち上げの開始時に、特に大きい力を提示することができる。
持ち上げの開始時に、共役(相互に反発する)コイルのインダクタンスは、広範囲に補償することができ、それは、同じ数の巻線および直列接続によって容易に達成することができる。従来のリフティングマグネットと比較して、これは、力の非常に速い蓄積(より少ない無駄時間)をもたらす。
図3、4、および7で開示される本発明の実施形態では、記述された利点は、不利点と関連付けられるが、それは、経済的に興味深くなり得る、いくつかの用途の除外基準を実際に表すことができる。
1.インダクタンス
1.1 所望の低い初期インダクタンスは、駆動部のスイッチがオンにされた時に、高い電流上昇率をもたらすことができ、多くの半導体スイッチ(例えば、トランジスタ)では、局所過熱(いわゆるホットスポット)をもたらすことができる。(電気)機械スイッチは、火花またはアーク放電による放電の結果である、接点チャター中に破壊され、または時期尚早に摩耗し得る。スイッチの損傷を安全に防止するために、これらは、特大にならなければならず、付加的な費用をもたらす。また、閉鎖磁気回路および高度に浸透性のコア材料を伴うインダクタンスが、駆動部と直列に接続されなければならず(「磁気スイッチ保護」)、それはまた、費用を発生させ、同時に電気回路のESR(電子スピン共鳴)を増加させる。
2. 内部溝
電機子上に取り付けられた(電機子)コイルに反発して作用することができる、固定子上に固定された励起コイルが、例えば、内部溝に挿入される。この配設(図3、4、および7参照)は、特に長い持ち上げにわたって、所与の電機子半径で可能な限り高い力を産生することが重要である時に有利である。しかしながら、それ以外に、不利点にも影響される。
2.1 概して、有効(半径方向)空隙(L)を増加させ、一方では駆動部の必要な断面(したがって、その質量および使用される材料)を増加させ、他方では力の定数を減少させる(F=F(x,I)であることを意味し、F=駆動力、x=持ち上げ位置、およびI=電流強度である)、固定子に取り付けられた励起コイルのための巻型なしで済ませることは不可能である。
2.2 内部溝の中に配列された(固定子)励起コイルがあると、長いストロークを伴う設計において、持ち上げ運動中に、電機子の縁が溝の内側に位置する固定子の縁と衝突するという危険性がある。この危険性は特に、摩耗による駆動部の遊びの増加を勘案して考慮されなければならない。しかしながら、これは、特に高品質の材料、製造中の優れた精度、および/または比較的大きい半径方向(寄生)空隙と連携することによって対抗することができる。しかしながら、これらの手段は、付加的な費用を必要とするか、または駆動効率を減少させる。
本発明のいくつかの実施形態で挙げられ得る、上述の不利点は別として、図1から7で表される全ての実施形態に影響を及ぼす、さらなる不利点がある。
(多大な)力が(軟質)銅の上で発生する。これらの力は通常、鋳造化合物によって吸収され、固定子および/または電機子に伝達されなければならない。具体的には、コイルの比較的小さい正面(および平滑な溝)を考慮すると、それと関連付けられる技術的課題が、当業者にとって明白である。
記述された不利点の全ては、図8で表されるように、配設によって防止することができる。図8は、電機子上に巻装された第1の電機子コイルA、ならびに(固定子)励起コイルB、およびこの励起コイルBに割り当てられる第2の電機子コイルA1を伴う駆動部の一例として、我々に明示する。
フレームは、複数の軟磁性構成要素から成り、電機子が移動している部品(フレーム(1))は、内部溝の代わりに外部溝が提供される。この溝の中へ、第2の電機子コイルA1に割り付けられる励起コイルBが巻装される。次いで、外部溝は、さらなる軟磁性材料で磁気的に囲まれ、それは、図8ではフレーム(2)構成要素を用いて起こる。
説明図は、その初期持ち上げ位置にある駆動部を示し、巻線は引き込まれていない。図に示すように、外部溝は、重複コイル(励起コイルB、第2の電機子コイルA1)の間で、持ち上げの初期位置において一種の「軟磁性ブリッジ」を形成する。これらのコイルの間の消滅しない反発相互作用に達することができないように、これらは、当然ながら、反対方向の電流が供給されなければならない。電流は、軟磁性作業材料の高い相対浸透率により、駆動部の高い初期インダクタンスを産生する、磁束を「軟磁性ブリッジ」の中で誘発する(ほぼ同数の巻線を伴う相互に割り当てられたコイルを提供すること、およびそれらを直列に接続することが有利である)。この高い初期インダクタンスは、大きな電流が駆動コイルを通って流れる前に、駆動部を切り替えるために使用されるスイッチが完全に導電性になることを可能にする。これはスイッチを保護する(上記参照)。
駆動部は、移動方向に「軟磁性ブリッジ」を通過した磁束が飽和した時に動き始める。次いで、それは、比例磁石と組み合わせて本発明による他の駆動部のように作用する(電機子の移動が、移動方向に飽和した「軟磁性ブリッジ」の中の磁力線を短縮する)。
図8によれば、電機子は、連続的な管状実体の中で、それを越えて摺動し、「縁が縁と衝突する」可能性がもはやない。図8によれば、寄生(半径方向)空隙を小さく保つことが容易である。
したがって、上記で示される全ての問題は、「銅から鉄の上へ」の力の伝達を除いて排除される。この最後の問題は、電機子および固定子上の外側溝が(平坦)ネジ山として切断されて実行される、または複数の小さい付加的な溝が導入される(溝は、例えば、円周方向に中断され、周辺に及ぶ、複数の平行リブによって形成される)という点で、図8に従って対処される。巻線は、これらのより小さい溝の中へ、および/または(平坦)ネジ山の中へ完全または部分的に巻装され、後に、以前のように成型される。一方で、これは、溝および/またはネジ山の側面上に、銅に作用する力を分配することを促進し、鋳造化合物は、電機子と巧妙に相互係止される。他方で、力の一部は、銅にかかる(ローレンツ)力としてもはや発生しなくなるが、むしろ溝および/またはネジ山の側面へのいわゆる磁気側圧として発生し、したがって、さらに頑丈な構成要素、つまり、通常は鉄合金から成る電機子自体にかかる。加えて、溝/ネジ山の中に位置する巻線は、動作中に同部分に電磁的に押し込まれる。この効果は、標準的な回転電気機械で頻繁に利用される。好適なニス塗りのワイヤ(具体的にはポリアミドイミド絶縁ラッカー塗装銅線、および具体的にはプロファイルワイヤ)および/または鋳造化合物を使用すること等の既知の手段を適用することによって、巻線と「鉄」との間の絶縁問題を、任意の専門家によって安全に防止することができる。コイルに対して電機子を絶縁するための付加的な手段として、浸漬、蒸着、陽極酸化によるもの等の、既知の方法を採用することによって、当然ながら、電機子には電気絶縁層を提供することもできる。この状況において、既知の手段に従った絶縁層の適用は、電気的に関連する領域に限定することができるが、電機子全体を被覆することも可能であり、次いで、被覆はまた、(例えば、軟磁性軸受金属で形成される)別個の波腹またはロッド支持が提供されない限り、フレーム(1)の中で電機子を形成することができる、摩擦軸受の一部としての機能を果たすこともできる。
すでに前述のように、本発明による上記の駆動部は、バネと組み合わせて、(直接駆動として)電気回路遮断器の中の既知のバネ動作型機構を置換するためによく適している。これは、全ての実施形態に適用可能である。この状況において、ドライバを高電圧回路遮断器のガス区画の中へ、または低および中電圧回路遮断器の(真空)管の中へ設置する可能性が、特に興味深い。これは、複合シール(例えば、SF6絶縁高電圧回路遮断器用の回転シール、または真空遮断器の場合は金属ベローズ)を省略することを可能にし、可動部品の数を有意に削減し、それは一方で費用を節約し、他方では信頼性のために有益である。従来の磁気駆動部と比較した時にはるかに高い動力により、同期化スイッチに特に好適であり(すなわち、ゼロ電流で切り替える)、そのようなものを考慮しても、駆動部は、従来、ガスおよび/または真空区画の外側に配列される。
結論として、切替サイクルおよび有利な配線回路は、図8に図示される駆動部の実施例を参照して説明される。
駆動部は、3つのコイル、つまり、第1の電機子コイルAならびに励起コイルB、および励起コイルBに割り当てられた第2の電機子コイルA1を有する。第2の電機子コイルA1の中の励起コイルBは、同数の巻線を有し、例えば、逆磁場を生成するように直列に接続される。駆動部の初期作動のために、コンデンサが、好ましくは充電され、直列に接続される、つまり、したがって、第1の電機子コイルAに属する軸方向作業空隙が最初に完全に開いていることを意味する、電機子が初期持ち上げ位置にある間に、コイルA1、Bにわたって放電される。この状況において、電機子、フレーム(1)、およびフレーム(2)を通して、全側面上で励起コイルBおよび電機子コイルA1を軟磁性材料で囲むことにより、最初に高いインダクタンス(閉鎖磁気回路)を産生し、したがって、わずかな初期電流増加率を生じる。これは、サイリスタを保護する。励起コイルBおよび第2の電機子コイルA1によって誘発される磁束はすぐに、最小(有効)断面の領域中の磁気回路、すなわち、(図8では励起コイルBの平坦ネジ山として設計されている)固定子(1)によって形成される「軟磁性ブリッジ」の部分飽和をもたらす。例示のために、2つの磁気部分回路、つまり、「軟磁性ブリッジ」と共通経路を共有する、励起コイルBの周囲の1つの回路、および第2の電機子コイルA1の周囲の1つの回路を想像することができる。部分飽和により、磁気回路が非常に迅速に開き、直列接続(A1、B)のインダクタンスが急速に減少し、電流が大いに増加する。飽和の結果として、以前に視認されていないかった引き込みコイルである、第1の電機子コイルAの磁気回路の軸方向空隙が閉鎖されるように、圧縮バネに対して電機子を移動させる力が、電機子の上および第2の電機子コイルA1の上で生成される。電機子コイルAは、直列または並列で他のコイルと接続することができる一方で、直列接続は、駆動部の動力を低減する。電機子コイルAはまた、別の電源から供給することもでき、または電流を供給することができ、またはいくらかの遅延を伴ってさらなるスイッチ/サイリスタから供給することができる。持ち上げの末端位置に達した時に、電機子コイルAの上側の軸方向作業空隙は、(ほぼ)電機子コイルAの巻線の高さによってもたらされる半径方向空隙よりも小さく、配設は、ますます従来のリフティングマグネットのように稼働する(図1参照)。したがって、電機子が閉鎖端位置(図示せず)に接近する時に、電機子コイルAを通る電流が保持力を生成する。
好適な設計を用いて、この保持力は、図示した圧縮バネを緊密に保つことができる。圧縮バネから駆動される駆動部が即時に跳ね返らないが、それを末端位置でより長く保つことができるように、電力供給が電流を電機子コイルAに適切に供給するための手段が提供されなければならない。したがって、電流の中断は、持ち上げの初期位置(開放端位置)への駆動部のバネ動作型リセットをもたらす。駆動部の断面が同じままである場合に、永久に例証することができるバネに対する保持力を、ほぼ倍にすることができるように、加えて、図8による駆動部には、明らかに図7からの実施例に示されるような保持コイルCを提供することができる。保持コイルCの近傍で、配設は、既知の電磁石および/またはリフティングマグネットのように機能し、駆動部の設計中に、電磁石のための対応する多種多様な既知の構造的方法を使用することができる(例えば、電機子・電機子噛合構成要素システム、圧力パイプ、渦電流を減衰させるための手段、かご形巻線等)。

Claims (26)

  1. 電磁線形アクチュエータであって、前記電磁線形アクチュエータは、
    少なくとも部分的に軟磁性材料でできている固定子(10)と、
    少なくとも部分的に軟磁性材料でできている電機子(20)であって、前記電機子(20)は、前記電機子(20)を縦軸(1)に沿って前記固定子(10)に対して移動させることができるように、前記固定子(10)上で支持されており、前記線形アクチュエータの開放位置で前記縦軸(1)に沿って前記電機子(20)と前記固定子(10)との間に間隙(LA)があり、前記間隙は、前記線形アクチュエータの閉鎖位置で閉鎖される、電機子(20)と、
    第1の電機子コイル(A)であって、前記第1の電機子コイル(A)は、前記第1の電機子コイル(A)に作用する力を前記電機子(20)に伝達することができるように、前記電機子(20)に接続されている、第1の電機子コイル(A)と、
    少なくとも部分的に前記固定子(10)および前記電機子(20)によって誘導され、電流が前記第1の電機子コイル(A)を通って流れるときに、力が前記第1の電機子コイル(A)に作用し、かつこの力が前記間隙(LA)を閉鎖するために前記電機子(20)に伝達されるように方向付けられ励起磁場(A、B、C)を生成するための手段であって、前記固定子(10)と前記電機子(20)との間の前記間隙(LA)が閉鎖されたときに、保持力が及ぼされる、手段と
    を備え、
    前記励起磁場を生成するための前記手段は、前記第1の電機子コイル(A)と関連付けられ、かつ前記固定子に機械的に接続されてい励起コイル(B)を備え、
    前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)は、直列に接続されており、前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)は、前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)が電流を有するときに、重畳される反対方向の磁場を生成し、したがって、前記縦軸に対して横方向に配向される場成分を伴う励起磁場を形成し、
    前記線形アクチュエータの前記開放位置で、前記第1の電機子コイル(A)および前記第1の電機子コイル(A)と関連付けられた前記励起コイル(B)は、前記コイルが電流を有するときに、前記コイルの前記磁場の軸方向成分が相殺し、その一方で、前記磁場の半径方向成分が、重畳して、前記電機子コイル(A)の中で力効果を生じる半径方向磁束を引き起こすように、隣接して配列されており、
    前記縦軸に対して横方向に配向される、前記励起磁場の前記半径方向の場成分は、前記間隙(LA)を閉鎖する力が縦方向へ前記第1の電機子コイル(A)に作用するように、前記第1の電機子コイル(A)と相互作用し、
    前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)は、同軸上にあり、
    少なくとも前記アクチュエータの前記開放位置で、前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイルの両方を包囲する軟磁性材料の閉鎖した磁気回路が、前記半径方向磁束から前記固定子および前記電機子によって形成され
    前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)は、同軸上にあり、
    前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)は、前記アクチュエータの前記開放位置で、前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)が軸方向において少なくとも部分的に重複するように配列される、線形アクチュエータ。
  2. 前記第1の電機子コイル(A)および前記励起コイル(B)が、前記アクチュエータの前記閉鎖位置で前記軸方向において重複しないことにより、前記励起コイル(B)のみを包囲する軟磁性材料の閉鎖した磁気回路が前記固定子および前記電機子によって形成され、前記励起コイル(B)の場を短絡させる、請求項に記載の線形アクチュエータ。
  3. 電磁線形アクチュエータであって、
    少なくとも部分的に軟磁性材料でできている固定子(10)と、
    少なくとも部分的に軟磁性材料でできている電機子(20)であって、前記電機子(20)は、前記電機子(20)縦軸(1)に沿って前記固定子(10)に対して移動させることができるように、前記固定子(10)上で支持されており、開放位置で前記縦軸(1)に沿って前記電機子(20)と前記固定子(10)との間に間隙(LA)があり、前記間隙は、前記線形アクチュエータの閉鎖位置で閉鎖される、電機子(20)と、
    第1の電機子コイル(A2)であって、前記第1の電機子コイル(A2)は、前記第1の電機子コイル(A2)に作用する力を前記電機子(20)に伝達することができるように、前記電機子(20)に接続されている、第1の電機子コイル(A2)と、
    少なくとも部分的に前記固定子(10)および前記電機子(20)によって誘導され、電流が前記第1の電機子コイル(A2)を通って流れるときに、力が前記第1の電機子コイル(A2)に作用し、かつこの力が前記間隙(LA)を閉鎖するために前記電機子(20)に伝達されるように方向付けられ励起磁場(A、B、C)を生成するための手段であって、前記固定子(10)と前記電機子(20)との間の前記間隙(LA)が閉鎖されたときに、保持力が及ぼされる、手段と
    を備え、
    前記線形アクチュエータは、第2の電機子コイル(A1)をさらに備え、前記第2の電機子コイル(A1)は、前記第2の電機子コイル(A1)に作用する力を前記電機子(20)上に伝達することができるように、前記電機子(20)に接続されており、前記励起磁場を生成するための前記手段は、前記第2の電機子コイル(A1)に隣接して、前記第2の電機子コイル(A1)と関連付けられ、かつ前記固定子(10)に機械的に接続されてい励起コイル(B1)を備え、前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)は、直列に接続されており、
    前記第2の電機子コイル(A1)および前記第2の電機子コイル(A1)と関連付けられた前記励起コイル(B1)は、前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)が電流を有するときに、少なくとも前記開放位置で重畳される反対方向の磁場を生成し、したがって、前記縦軸に対して横方向に配向される場成分を伴う励起磁場を形成し、
    開放位置で、前記第2の電機子コイル(A1)および前記第2の電機子コイル(A1)と関連付けられた前記励起コイル(B1)は、前記コイルが電流を有するときに、前記コイルの前記磁場の軸方向成分が相殺し、その一方で、前記磁場の半径方向成分が、重畳して、前記電機子コイル(A1)の中で力効果を生じる半径方向磁束を引き起こすように、隣接して配列されており、
    前記縦軸に対して横方向に配向される前記場成分は、前記間隙(LA)を閉鎖する力が前記第2の電機子コイル(A1)に作用するように、前記第2の電機子コイル(A1)と相互作用し、
    前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)は、同軸上にあり、
    少なくとも前記アクチュエータの前記開放位置で、前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)の両方を包囲する軟磁性材料の閉鎖した磁気回路が、前記半径方向磁束から前記固定子および前記電機子によって形成され
    前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)は、同軸上にあり、
    前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)は、前記開放位置で、前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)が軸方向において少なくとも部分的に重複するように配列されている、線形アクチュエータ。
  4. 前記第2の電機子コイル(A1)および前記励起コイル(B1)が、前記アクチュエー
    タの前記閉鎖位置で前記軸方向において重複しないことにより、前記励起コイル(B1)のみを包囲する軟磁性材料の閉鎖した磁気回路が前記固定子および前記電機子によって形成され、前記励起コイル(B1)の場を短絡させる、請求項に記載の線形アクチュエータ。
  5. 前記電機子(20)および前記固定子(10)は、前記間隙(LA)とともに、前記励起磁場が誘導される磁気回路を形成し、
    前記第1の電機子コイル(A2)は、
    前記開放位置において、前記第1の電機子コイル(A2)が、前記縦方向に前記間隙(LA)に部分的に隣接しかつ前記固定子(10)に部分的に隣接して位置するように、前記電機子(20)上に配列されていることにより、励起磁場を生成するための手段としての機能を果たす請求項に記載の線形アクチュエータ。
  6. 第3の電機子コイル(A3)をさらに備え、前記第3の電機子コイル(A3)は、前記第3の電機子コイル(A3)に作用する力を前記電機子(20)に伝達することができるように、前記電機子(20)に接続されており、
    前記励起磁場を生成するための前記手段は、前記第3の電機子コイル(A3)に加えて、前記第3の電機子コイル(A3)と関連付けられ、かつ前記固定子(10)に機械的に接続されてい励起コイル(B3)を備え、
    前記第3の電機子コイル(A3)および前記第3の電機子コイル(A3)と関連付けられた前記励起コイル(B3)は、前記第3の電機子コイル(A3)および前記励起コイル(B3)が電流を有するときに、少なくとも前記開放位置で重畳される反対方向の磁場を生成し、したがって、前記縦軸に対して横方向に配向される場成分を伴う励起磁場を形成し、
    開放位置で、前記第3の電機子コイル(A3)および前記第3の電機子コイル(A3)と関連付けられた前記励起コイル(B3)は、前記コイルが電流を有するときに、前記間隙(LA)を閉鎖する力が前記縦方向で前記第3の電機子コイル(A3)および前記励起コイル(B3)に作用するように、前記第3の電機子コイル(A3)および前記第3の電機子コイル(A3)と関連付けられた前記励起コイル(B3)の前記励起磁場の前記縦軸に対して横方向に配向される前記場成分が、前記第3の電機子コイル(A3)と相互作用することができるように、隣接して配列されている請求項に記載の線形アクチュエータ。
  7. 前記閉鎖位置で、前記第3の電機子コイル(A3)は、前記第2の電機子コイル(A1)と関連付けられた前記励起コイル(B1)に直接隣接し位置する、または、前記第3の電機子コイル(A3)および前記第2の電機子コイル(A1)と関連付けられた前記励起コイル(B1)は、軸方向において少なくとも部分的に重複する、請求項に記載の線形アクチュエータ。
  8. 前記第2の電機子コイル(A1)および前記第3の電機子コイル(A3)は、前記第2の電機子コイル(A1)および前記第3の電機子コイル(A3)が電流を有するときに、反対方向の磁場を生成する、請求項または請求項7に記載の線形アクチュエータ。
  9. 前記閉鎖位置で、前記縦軸に対して横方向に及んでいる1つの励起磁場/複数の励起磁場が磁気的に少なくともほぼ短絡させられる、請求項1からのうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
  10. 前記励起磁場を生成するための前記手段は、励起コイル(C)を有し、
    前記励起コイル(C)は、前記固定子(10)に機械的に接続されており、前記励起コイル(C)は、前記電機子が、前記開放位置で、前記励起コイル(C)に隣接して配列されていない、または、前記開放位置で、前記励起コイル(C)に部分的にのみ隣接して配列されているように、前記縦方向に配列されており、前記閉鎖位置で、前記電機子(20)は、前記励起コイル(C)の鉄心としての機能を果たし、
    前記電機子(20)は、前記励起コイル(C)が電流を有するときに、保持力が前記電機子(20)と前記固定子(10)との間で作用するように、前記励起コイル(C)に連結されている、
    請求項1からのうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
  11. 前記励起磁場を生成するための前記手段は、少なくとも1つの永久磁石(C’)を有し、前記永久磁石(C’)は、前記固定子(10)に機械的に接続されており、前記永久磁石(C’)は、前記永久磁石(C’)が前記閉鎖位置で電機子(20)と固定子(10)との間に保持力を引き起こすように配列されている、請求項1からのうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
  12. 前記固定子(10)は、停止部を有し、前記停止部の上で前記電機子(20)が前記閉鎖位置に静置する、請求項1に記載の線形アクチュエータ。
  13. 前記励起磁場を生成するための前記手段は、前記第1の電機子コイル(A)に加えて、前記第1の電機子コイル(A)と関連付けられ、かつ前記固定子に機械的に接続されてい少なくとも1つの永久磁石(B’)を備え、前記第1の電機子コイル(A)および前記少なくとも1つの永久磁石(B’)は、前記電機子コイルが電流を有するときに、反対方向の磁場を生成することができ、前記磁場は、前記開放位置で重畳され、前記縦軸に対して横方向に配向される場成分を伴う励起磁場を形成し、前記開放位置で、前記第1の電機子コイル(A)および前記第1の電機子コイル(A)と関連付けられた前記永久磁石(B’)は、前記第1の電機子コイルが電流を有するときに、前記間隙(LA)を閉鎖する力が前記縦方向へ前記第1の電機子コイル(A)に作用するように、前記励起磁場の前記場成分が、前記第1の電機子コイル(A)と相互作用するように、配列されており、前記場成分は、前記縦軸に対して横方向に配向される、請求項1に記載の線形アクチュエータ。
  14. 前記固定子(10)に永久的に接続されている永久磁石(C’)を備え、前記磁石は、前記間隙が閉鎖されたときに、磁気保持力が前記電機子(20)と前記固定子(10)との間で作用するように方向付けられ励起磁場を生成する、請求項13に記載の線形アクチュエータ。
  15. 前記永久磁石は、前記固定子(10)の構成要素である、請求項13または請求項14に記載の線形アクチュエータ。
  16. 前記電機子コイル(A)および励起コイル(B)は、前記電機子の縦軸の周囲で円周方向に巻装される、請求項1から15のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
  17. 前記電機子コイルは、周方向に前記電機子(20)の周囲に及ぶ溝の中に配列されている、および/または前記励起コイルは、前記円周方向に前記固定子(10)の周囲に及ぶ溝の中に配列されている、請求項1から16のうちのいずれか1項に記載の線形ア
    クチュエータ。
  18. 少なくとも1つの電機子コイル(A)は、前記少なくとも1つの電機子コイル(A)が配列されている溝を完全には充填せず、前記溝の中の残りの空間は、摩擦軸受材料(30)で充填され、前記線形アクチュエータの移動の場合に、前記摩擦軸受材料(30)は、前記固定子(10)の内面上で摺動する、請求項17に記載の線形アクチュエータ。
  19. 前記コイルの巻線は、軟磁性材料の中の溝の中で完全または部分的に収納されている、請求項1から18のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
  20. 前記線形アクチュエータは、前記固定子上に締結される少なくとも1つの励起コイルを備え、前記固定子は、いくつかの軟磁性部品から成り、前記いくつかの軟磁性部品のうちの少なくとも1つは、前記電機子が誘導される管として構築され、前記固定子上に締結される前記励起コイルは、管として構築される第1の固定子部品上へ、外側から巻装され、前記管は、前記励起コイルの巻線の領域中に非常に薄い壁を有することにより、飽和することなく、前記管、前記電機子の移動の方向へ、前記電機子自体よりも有意に少ない磁束を誘導することができことを特徴とする、請求項1から19のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータ。
  21. 前記管上に巻装される前記励起コイルは、閉鎖した磁気回路が前記管で形成されるように、少なくとも第2の固定子部品で包囲され、少なくとも前記アクチュエータの前記開放位置で、前記第2の固定子部品および前記電機子は、前記電機子コイルおよび前記励起コイルを包囲する閉鎖した磁気回路を形成し、前記磁気回路の磁路は、前記巻装された管の最小断面積よりも大きい最小断面積を有し、前記電流が前記励起コイルおよび前記電機子コイルの中で増大するにつれて、したがって、前記励起コイルで巻装された前記管の一部が、最初に飽和しなければならない、請求項20に記載の線形アクチュエータ。
  22. 前記アクチュエータを作動させるために並列または直列に接続されている前記電機子コイル(A、A1)および前記励起コイル(B、B1)にわたって放電されるコンデンサを備えている、請求項1から21のいずれか一項に記載の線形アクチュエータ。
  23. 請求項1から22のうちの1項による線形アクチュエータが、切替管の真空の中で配列されており、電気接点を開放および/または閉鎖するために使用されることを特徴とする、真空切替管。
  24. 請求項1から23のうちの1項による線形アクチュエータが、スイッチのガスチャンバの中で配列されており、電気接点を開放および/または閉鎖するために使用されることを特徴とする、高電圧電源スイッチ。
  25. 少なくとも1つのバネ荷重駆動部を備え、前記バネ荷重駆動部は、バネと、前記バネに張力を加え、張力を受けた状態で前記バネを担持するための請求項1から22のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータとを備える、高電圧電源スイッチ。
  26. バネと、前記バネに張力を加え、張力を受けた状態で前記バネを担持するための請求項1から22のうちのいずれか1項に記載の線形アクチュエータとを備える、バネ荷重駆動部。
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