JP6356725B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品が設けられた基板がケーシングに収容される電子機器に関する。
電子機器は、例えば、工作機械の制御盤に組み込まれ、数値制御装置として用いられる。この種の電子機器は、コンデンサやトランジスタ、電磁コイル等の電子部品が設けられたプリント基板がケーシング内に収容されて構成される。そして、使用時には前記電子部品に通電がなされ、これに伴って該電子部品が熱を帯びる。この熱を逃すべく、ケーシングの底板、側板、天板等に放熱用スリットが形成される。
ここで、工作機械は、ワークに対して所定の加工を施す加工工具を有する。具体的には、穿孔加工を行うドリル等である。この場合、穿孔加工箇所に切削液が供給される。穿孔加工箇所は、切削液が飛散しないようにカバー等で覆われることが多いが、カバーのシール性が経年変化等によって低減しているような場合、ミストとなった切削液がカバー外に飛散し、制御盤内に浸入する可能性がある。また、該電子機器の上方に位置する別の電子機器からミストが滴下する事態も想定される。
このような事態が生じると、ミストが電子機器のケーシングに付着し、さらに、天板の放熱用スリットからケーシング内に浸入する懸念がある。特に、電子機器の上方に、ファンを備える別の電子機器が配設されているときには、ミストがファンによって収集されるとともに下方に流れる風に同伴されるので、ケーシングに到達することが容易となると考えられる。
浸入したミストは、電子部品の短絡や劣化等の一因となると予測される。従って、仮にミストが浸入した場合であっても、ミストをケーシング外に速やかに排出することが好ましい。特許文献1には、この観点から、テレビジョン受像機等において、天板のスリット孔の周縁部からケーシング内に向かって延在するとともに、背面板となる縦壁に形成された排水孔に近接するにつれて下方に傾斜するリブを設ける構成が提案されている。
特開平9−307247号公報
特許文献1記載の従来技術では、各スリットの周縁からリブを延在させ、且つ下方に傾斜したリブ毎に排出口を設けるようにしている。このため、ケーシングを得る金型が複雑になる。また、この場合、ケーシング内方に突出したリブにプリント基板が干渉することを回避しなければならないので、ケーシング内の実効容積が小さくなる。さらに、多数個のリブを設ける必要がある分、ケーシングを構成するための素材(多くの場合、樹脂材)の使用量が多くなるとともに、ケーシングの重量が大となる。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、ケーシング内に浸入した液滴を容易に排出し得るとともに、ケーシング内の実効容積が大きく、しかも、ケーシングとなる素材の使用量を低減することやケーシングの軽量化を図ることが可能な電子機器を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、電子部品が設けられた1枚以上の基板が、天板に複数個の放熱用スリットが形成されたケーシングに収容されて構成される電子機器であって、
前記放熱用スリットは、前記基板の延在方向に対して略平行に延在する第1短尺辺及び第2短尺辺と、略直交する方向に延在するとともに互いに対向する第1長尺辺及び第2長尺辺とを有する長尺形状であり、且つ、前記第1短尺辺、前記第2短尺辺、前記第1長尺辺及び前記第2長尺辺の深さ方向に沿って延在する第1短尺側壁、第2短尺側壁、第1長尺側壁及び第2長尺側壁を有し、
前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁の中の少なくとも一方に、該長尺側壁に対向する他方の長尺側壁に指向して突出した凸部が形成されるとともに、前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁と前記凸部とで段部が形成され、
前記段部は、前記基板から離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
前記ケーシング内に、前記段部の下方終端部に近接し且つ前記基板の延在方向に沿って延在することで、全ての前記放熱用スリットに交差する傾斜リブが設けられ、
前記傾斜リブは、延在方向に向かうにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
前記ケーシングの壁面に、前記傾斜リブに案内された液滴を排出するための排出孔が形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、電子部品が設けられた1枚以上の基板が、天板に複数個の放熱用スリットが形成されたケーシングに収容されて構成される電子機器であって、
前記放熱用スリットは、前記基板の延在方向に対して略平行に延在する第1短尺辺及び第2短尺辺と、略直交する方向に延在するとともに互いに対向する第1長尺辺及び第2長尺辺とを有する長尺形状であり、且つ、前記第1短尺辺、前記第2短尺辺、前記第1長尺辺及び前記第2長尺辺の深さ方向に沿って延在する第1短尺側壁、第2短尺側壁、第1長尺側壁及び第2長尺側壁を有し、
前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁の中の少なくとも一方の下端が前記放熱用スリットの深さ方向に突出することで下方突出部が形成され、
前記下方突出部は、前記基板から離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
前記ケーシング内に、前記下方突出部の下方終端部に近接し且つ前記基板の延在方向に沿って延在することで、全ての前記放熱用スリットに交差する傾斜リブが設けられ、
前記傾斜リブは、延在方向に向かうにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
前記ケーシングの壁面に、前記傾斜リブに案内された液滴を排出するための排出孔が形成されていることを特徴とする。
このように、本発明においては、天板に形成された放熱用スリットの2個の長尺側壁の少なくとも一方に段部又は下方突出部が形成されている。しかも、この段部又は下方突出部は、ケーシング内に収容された基板から離間するにつれて下方に傾斜する。従って、放熱用スリットに液滴が浸入したとき、該液滴は、段部又は下方突出部に案内されて下方(放熱用スリットの深さ方向)に移動する。
段部又は下方突出部の下方終端部には、傾斜リブが設けられている。この傾斜リブは、ケーシングの延在方向(例えば、奥行き方向)に向かうにつれて下方となるように傾斜している。従って、段部又は下方突出部から傾斜リブに乗り移った液滴は、傾斜リブに案内されてケーシングの延在方向に移動する。液滴は、最終的に、ケーシングの壁面に形成された排出孔を介してケーシング外に導出される。
このように、段部又は下方突出部と傾斜リブは、液滴を排出孔に案内する案内路となる。すなわち、段部又は下方突出部と傾斜リブを設けることにより、天板の放熱用スリットに浸入した液滴がケーシング外に速やかに排出される。このため、液滴に起因してケーシング内の電子部品に短絡が生じたり、劣化が促進されたりすることを回避することが可能となる。
しかも、段部又は下方突出部が基板から離間するにつれて下方に傾斜しているので、段部又は下方突出部が基板に干渉することが回避される。従って、ケーシング内の実効容積を大きくすることができる。
加えて、本発明においては、段部又は下方突出部と傾斜リブを設ければ十分であるので、ケーシングを得るための素材(例えば、樹脂材)の使用量が過度に増加することや、ケーシングの重量が大となることを回避し得る。また、ケーシングを成形するための金型の形状が複雑になることもない。
排出孔は、例えば、ケーシングの、傾斜リブの下方終端部に対向する位置に形成すればよい。典型的な例としては、端子を設けた面の裏面、いわゆる背面が挙げられる。
又は、排出孔を、ケーシングの底板に形成するようにしてもよい。この場合、ケーシング内に、傾斜リブから折曲されて下方に向かう縦リブを設ければよい。これにより、液滴が傾斜リブから縦リブに乗り移り、該縦リブに案内されて底板に向かう。従って、液滴を、底板に形成された排出孔を介してケーシング外に導出することができる。
また、ケーシングの天板を、段部又は下方突出部に近接するにつれて下方に指向して傾斜させることが好ましい。この構成では、天板に液滴が付着したとき、該液滴が天板に案内されて放熱用スリットに浸入する。このため、天板に付着した液滴をも速やかに排出孔に案内し、ケーシング外に導出することができる。
下方突出部に段部を設けるようにしてもよい。具体的には、下方突出部に、該下方突出部に対向する前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁に指向して突出した長尺側凸部を設ける。これに伴い、第2長尺側壁又は第1長尺側壁と長尺側凸部とで長尺側段部が形成される。なお、長尺側凸部は、基板から離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜するように設ける。
この構成では、長尺側段部も液滴を案内する。従って、液滴が一層容易に移動するようになる。従って、液滴を、排出孔を介してケーシング外に導出することが一層容易となる。
長尺側段部に連なる短尺側段部をさらに設けるようにしてもよい。具体的には、放熱用スリットの2個の短尺側壁の少なくとも一方に、該短尺側壁に対向する他方の短尺側壁に指向して突出した短尺側凸部を設ける。これに伴い、短尺側壁と短尺側凸部とで短尺側段部が形成される。ここで、短尺側段部を、長尺側段部の上方終端部に近接するにつれて上方から下方に向かって傾斜させるとともに、短尺側段部の下方終端部を長尺側段部の上方終端部に連設する。
この構成では、放熱用スリットの短尺辺の近傍に液滴が付着したとき、該液滴が短尺側段部に案内されて長尺側段部の上方終端部に到達する。そして、長尺側段部に乗り移った後、該長尺側段部ないし下方突出部に案内されて傾斜リブに乗り移る。結局、この場合、短尺辺の近傍に付着した液滴を排出孔に案内することが容易となるので、該液滴がケーシング内の基板に到達することを防止することができる。
本発明によれば、ケーシングの天板に形成された放熱用スリットに、該放熱用スリットの深さ方向に向かうにつれて下方に傾斜する段部又は下方突出部を設けるとともに、段部又は下方突出部の下方終端部の近傍に傾斜リブを設けるようにしている。これら段部又は下方突出部と傾斜リブが液滴の案内路となり、液滴を排出孔まで導く。これにより、液滴がケーシング内の基板(電子部品)に到達することが防止される。従って、液滴に起因して電子部品に短絡が生じたり、劣化が促進されたりすることを回避することができる。
また、段部又は下方突出部が基板から離間するにつれて下方に傾斜していることから、これら段部又は下方突出部が基板に干渉することが回避される。これにより、ケーシング内の実効容積を大きくすることができる。
しかも、段部又は下方突出部と傾斜リブを設ける程度であるので、ケーシングを形成するための素材(例えば、樹脂材)の使用量が過度に増加することが回避される。また、ケーシングの重量が大となることも回避し得る。さらに、ケーシングを成形するための金型の形状が複雑になることもない。
以上のような理由から、ケーシング内に浸入した液滴を容易に排出し得る電子機器を、軽量化を図りながら低コストで得ることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る電子機器の全体概略斜視図である。 ケーシング内に収容される基板を2枚とした第1実施形態に係る電子機器の側面縦断面図である。 図2に示す電子機器の正面要部縦断面である。 図1〜図3に示す電子機器の天面放熱用スリット近傍を示す要部断面斜視図である。 ケーシング内に収容される基板を1枚とした第1実施形態の変形例に係る電子機器の正面要部縦断面である。 ケーシング内に収容される基板を2枚とした第2実施形態に係る電子機器の正面要部縦断面である。 図6に示す電子機器の天面放熱用スリット近傍を示す要部拡大斜視図である。 ケーシング内に収容される基板を1枚とした第2実施形態の変形例に係る電子機器の正面要部縦断面である。 ケーシング内に収容される基板を2枚とし、且つ下方突出部に段部を設けた第2実施形態の変形例に係る電子機器の正面要部縦断面である。 図9に示す電子機器の天面放熱用スリット近傍を示す要部拡大斜視図である。 ケーシング内に収容される基板を1枚とし、且つ下方突出部に段部を設けた第2実施形態の変形例に係る電子機器の正面要部縦断面である。 ケーシング内に収容される基板を2枚とし、且つ天板に傾斜が形成された第2実施形態の変形例に係る電子機器の正面要部縦断面である。 ケーシング内に収容される基板を1枚とし、且つ天板に傾斜が形成された第2実施形態の変形例に係る電子機器の正面要部縦断面である。 ケーシング内に収容される基板を2枚とし、且つ傾斜リブに連設された縦リブを有する電子機器の側面縦断面図である。 ケーシング内に収容される基板を2枚とし、且つ傾斜リブに連設された縦リブを有する電子機器の正面縦断面図である。 ケーシング内に収容される基板を1枚とし、且つ傾斜リブに連設された縦リブを有する電子機器の正面縦断面図である。
以下、本発明に係る電子機器につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明中の幅方向、奥行き方向、高さ方向は、それぞれ、図面中の矢印X方向、Y方向、Z方向に対応する。
図1〜図3は、それぞれ、第1実施形態に係る電子機器10の全体概略斜視図、側面縦断面図、正面要部縦断面であり、図4は、電子機器10を構成するケーシング14に形成された天面放熱用スリット46近傍の要部断面斜視図である。この電子機器10は、2枚のプリント基板12a、12b(図2及び図3参照)がケーシング14に収容されて構成される。このケーシング14は、樹脂材からなる。
プリント基板12a、12bは、図示しない導電経路が印刷された基板であり、前記導電経路の所定位置に、コンデンサや抵抗、電磁コイル、トランジスタ、ダイオード等の各種の電子部品16が取り付けられる。このように構成されたプリント基板12a、12bは、図3に示すように、電子部品16が設けられた面(主面)が互いに対向するようにしてケーシング14内に収容される。
ここで、ケーシング14内には下方支持部17a、17b(図15参照)、上方支持部18a、18bが設けられており、これら下方支持部17a、17b、上方支持部18a、18bには挿入用溝20が形成されている。プリント基板12a、12bは、その下方縁部及び上方縁部が挿入用溝20に挿入されることで、ケーシング14に支持されるとともに位置決め固定される。
挿入用溝20は、ケーシング14の奥行き方向に沿って延在する。このため、プリント基板12a、12bの延在方向はケーシング14の奥行き方向である。
図1に示すように、ケーシング14は略直方体形状をなし、幅に比して高さが大きないわゆる縦型である。また、奥行きは高さに比して若干大きい。以下、奥行き方向及び幅方向に沿って延在する2個の壁部を底板部22(底板)、天板部24(天板)、奥行き方向及び高さ方向に沿って延在する2個の壁部を第1側板部26、第2側板部28、幅方向及び高さ方向に沿って延在する壁部を端子面板30、背面板32と指称する。
端子面板30には、各電子部品16に対して通電を行うための端子34(図2参照)が設けられる。一方、背面板32には、高さ方向に沿って突出した台座部36a、36bが設けられる。台座部36a、36bにはボルト挿通孔38がそれぞれ形成されており、該ボルト挿通孔38には、制御盤(図示せず)にケーシング14を連結するためのボルト(図示せず)が通される。
背面板32には、内面から外面にわたって貫通した排出孔40(図2参照)が形成される。この点については後述する。
また、第1側板部26、第2側板部28、底板部22及び天板部24の各々には、開口が平面視で長方形形状をなす放熱用スリット(図1参照)が複数個形成される。すなわち、放熱用スリットは長尺形状である。以降、第1側板部26及び第2側板部28の放熱用スリットを側面放熱用スリット42、底板部22の放熱用スリットを底面放熱用スリット44、天板部24の放熱用スリットを天面放熱用スリット46と指称して区別する。
第1側板部26において、側面放熱用スリット42は、同一高さに2個が隣接するようにして奥行き方向に平行に延在する。また、底板部22及び天板部24に近接する部位では、複数個(例えば、4個)が高さ方向に沿って並列される。第2側板部28にも同様にして、複数個の側面放熱用スリット42が形成される。
一方、底面放熱用スリット44及び天面放熱用スリット46は、幅方向に沿って延在する。従って、底面放熱用スリット44及び天面放熱用スリット46は、プリント基板12a、12bの延在方向である奥行き方向に対して略直交する。
底面放熱用スリット44及び側面放熱用スリット42において、ケーシング14の外面から内方に向かう深さ方向に沿って延在する壁面は全て平坦である。これに対し、天面放熱用スリット46の壁面には、図3及び図4に示すように2個の凸部50a、50bが設けられる。
詳細には、天面放熱用スリット46の外面側の開口は、端子面板30側の第1長辺52(第1長尺辺)、背面板32側の第2長辺54(第2長尺辺)、第1側板部26側の第1短辺56(第1短尺辺)、及び第2側板部28側の第2短辺58(第2短尺辺)を有する長方形形状である。これら第1長辺52、第2長辺54、第1短辺56及び第2短辺58においては、外面の開口から深さ方向に沿って、第1長辺側壁60(第1長尺側壁)、第2長辺側壁62(第2長尺側壁)、第1短辺側壁64(第1短尺側壁)及び第2短辺側壁66(第2短尺側壁)が延在する。凸部50a、50bは、例えば、第1長辺側壁60及び第2長辺側壁62の双方に設けられる。なお、凸部50a、50bを第1長辺側壁60のみに設けるようにしてもよいし、第2長辺側壁62のみに設けるようにしてもよい。
第1長辺側壁60に設けられた凸部50a、50bは、該第1長辺側壁60に対向する第2長辺側壁62に指向して突出している。一方、第2長辺側壁62に設けられた凸部50a、50bは、該第2長辺側壁62に対向する第1長辺側壁60に指向して突出している。第1長辺52及び第2長辺54がケーシング14の幅方向に沿って延在しているので、凸部50a、50bの突出方向はケーシング14の奥行き方向である。
凸部50a、50bの突出厚みは均等であり、このため、第2長辺側壁62と凸部50a、50bとで一定幅の段部70a、70bがそれぞれ形成される。段部70aは、第1短辺56及びプリント基板12aから離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜し、段部70bは、第2短辺58及びプリント基板12bから離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜する。従って、段部70a、70bの下方終端部同士は、所定距離で離間して対向する。
図2に示すように、ケーシング14内には傾斜リブ72が設けられる。該傾斜リブ72は、各天面放熱用スリット46の段部70a、70bの下方終端部に近接するようにして、プリント基板12a、12bの延在方向である奥行き方向に沿って延在する。すなわち、傾斜リブ72は、全ての天面放熱用スリット46に対し、第1長辺52及び第2長辺54の略中腹部で交差する。傾斜リブ72は、段部70a、70bの下方終端部に連なる。
傾斜リブ72は、奥行き方向に向かうにつれて上方から下方に向かうように傾斜しており、このため、端子面板30側に臨む端部が最上方に位置する上方終端部、背面板32側に臨む端部が最下方に位置する下方終端部となっている。ケーシング14の背面板32の前記排出孔40は、傾斜リブ72の下方終端部に対向する位置に形成されている。該排出孔40の底壁は、ケーシング14の内方側から外方側となるにつれて下方に向かって傾斜している。
第1実施形態に係る電子機器10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき説明する。
電子機器10は、例えば、工作機械の制御盤に組み込まれ、数値制御装置として用いられる。使用時には前記電子部品16に通電がなされ、これに伴って該電子部品16が熱を帯びる。この熱が底面放熱用スリット44、側面放熱用スリット42及び天面放熱用スリット46から放散されることにより、プリント基板12a、12bの温度が過度に上昇することが回避される。
例えば、ドリルによって穿孔加工を行うときには、穿孔加工箇所に切削液が供給される。上記したように、この場合、ミストM(液滴)となった切削液が制御盤内に浸入し、さらに、電子機器10のケーシング14の天板部24に付着して天面放熱用スリット46に到達することが考えられる。
上記したように、天面放熱用スリット46内においては、傾斜した段部70a、70bが第2長辺側壁62に設けられている。このため、ミストMは、段部70a、70bに案内されて下降し、第1長辺52及び第2長辺54の中腹部に移動する。なお、各図面では、ミストMの移動方向についての理解を容易にするべく多数個のミストMを図示しているが、ミストMがケーシング14内に浸入したとしても、その量は極めて僅かである。
段部70a、70bの下方終端部には、傾斜リブ72が近接している。従って、ミストMは段部70a、70bから傾斜リブ72に乗り移り、重力の作用下に傾斜リブ72の下端面に回り込む。傾斜リブ72が背面板32に近接するにつれて下方に向かうように傾斜しているので、ミストMは、傾斜リブ72の下端面を伝いながら背面板32側に移動する。背面板32には、上記したように傾斜リブ72に対向する位置に排出孔40が形成されている。従って、傾斜リブ72を伝ったミストMは、排出孔40を介してケーシング14の外方に導出される。ここで、該排出孔40の底壁が、ケーシング14の内方側から外方側となるに従って下方に向かうように傾斜しているので、ケーシング14外へのミストMの導出が容易である。なお、背面板32に、排出孔40から導出されたミストMの誘導路となる案内溝74を形成するようにしてもよい。
このように、段部70a、70b及び傾斜リブ72が、天面放熱用スリット46に浸入したミストMを排出孔40に導く案内路として機能するので、ミストMがプリント基板12a、12bに到達することが防止される。換言すれば、電子部品16がミストMによって濡れることが回避される。従って、電子部品16に短絡が生じたり、劣化が促進されたりする等の懸念が払拭される。
しかも、第1実施形態においては、段部70a、70b(凸部50a、50b)と1本の傾斜リブ72を形成すればよく、排出孔40も1個形成すれば十分である。従って、ケーシング14の素材である樹脂材の使用量が過度に増加することや、ケーシング14の重量が大となることを回避し得る。加えて、ケーシング14を成形するための金型の形状が複雑になることもない。
さらに、段部70a、70bは、プリント基板12a、12bから離間するにつれて下方に傾斜する。このために段部70a、70bがプリント基板12a、12bに干渉し難くなるので、ケーシング14内の実効容積を大きくすることができる。
以上のように、第1実施形態によれば、ケーシング14内の実効容積が大きな電子機器10が得られるとともに、該ケーシング14の素材である樹脂材の使用量を低減し得る。さらに、ケーシング14の軽量化を図ることができる。
なお、ケーシング14に収容するプリント基板の枚数は、2枚に特に限定されるものではない。例えば、図5に示す変形例のように、1枚のプリント基板12cのみを収容するようにしてもよい。
この場合、プリント基板12cは、第1側板部26側に偏倚し且つ下方支持部17c(図16参照)及び上方支持部18cの挿入用溝20によって位置決め固定される。従って、段部70cを、第2長辺側壁62(ないし第1長辺側壁60)において、第1側板部26(プリント基板12c)から離間し且つ第2側板部28に近接するにつれて、下方に向かって傾斜するように設ければよい。なお、傾斜リブ72及び排出孔40を、第2側板部28側に偏倚して設けることは勿論である。
次に、第2実施形態につき説明する。なお、図1〜図5に示される構成要素と同一の又は対応する構成要素には、基本的には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6及び図7は、それぞれ、第2実施形態に係る電子機器80の正面要部縦断面、天面放熱用スリット82を示す要部拡大斜視図である。第2実施形態においては、天面放熱用スリット82の第2長辺側壁62の下端に、該天面放熱用スリット82の深さ方向に突出した2個の下方突出部84a、84bが形成される。
下方突出部84aは、第1短辺側壁64及びプリント基板12aから離間するにつれて下方に向かうように傾斜する。一方、下方突出部84bは、第2短辺側壁66及びプリント基板12bから離間するにつれて下方に向かうように傾斜する。下方突出部84a、84bの下方終端部同士は、所定距離で離間して対向する。
ケーシング14内には、第1実施形態と同様に傾斜リブ72が設けられる。該傾斜リブ72は、ケーシング14の奥行き方向(プリント基板12a、12bの延在方向)に沿って延在し、全ての天面放熱用スリット82に対して第1長辺52及び第2長辺54の略中腹部で交差する。また、傾斜リブ72は、各天面放熱用スリット82の下方突出部84a、84bの下方終端部に連なる。
これ以外の構成は、第1実施形態に準じている。すなわち、傾斜リブ72は、ケーシング14の奥行き方向に向かうにつれて上方から下方に向かうように傾斜しており、このため、該傾斜リブ72の下方終端部がケーシング14の背面板32側に臨む。また、ケーシング14の背面板32の、下方終端部に対向する位置には排出孔40が形成されている。
このように構成される第2実施形態に係る電子機器80において、天面放熱用スリット82に切削液等のミストMが浸入したときには、該ミストMは、第2長辺側壁62に設けられた下方突出部84a、84bに案内されて下降し、第1長辺52及び第2長辺54の中腹部に移動する。
以降は第1実施形態と同様である。すなわち、ミストMは、下方突出部84a、84bの下方終端部に近接する傾斜リブ72に乗り移った後、該傾斜リブ72の下端面を伝いながら下降し、さらに、ケーシング14の背面板32に形成された排出孔40を介してケーシング14の外方に導出される。
勿論、第2実施形態も、ケーシング14内の実効容積を大きくすることができる。その上、該ケーシング14の素材である樹脂材の使用量が低減するとともに、該ケーシング14の軽量化を図ることができる。よって、第2実施形態でも、第1実施形態と同様の効果が得られる。
第2実施形態も、ケーシング14に収容するプリント基板の枚数は2枚に特に限定されるものではない。すなわち、図8に示す変形例のように、1枚のプリント基板12cのみを収容するようにしてもよい。
図8では、1枚のプリント基板12cが第1側板部26側に偏倚し且つ上方支持部18cで位置決め固定される場合を例示している。このときには、下方突出部84cを、第2長辺側壁62(ないし第1長辺側壁60)において、第1側板部26(プリント基板12c)から離間し且つ第2側板部28に近接するにつれて、下方に向かって傾斜するように設ければよい。そして、傾斜リブ72及び排出孔40を、第2側板部28側に偏倚して設ける。
下方突出部84a、84bに段部を形成するようにしてもよい。この変形例につき、図9及び図10を参照して説明する。なお、これら図9及び図10には、下方突出部84a、84bに長辺側凸部94a、94b(長尺側凸部)を形成し、且つ第1短辺側壁64及び第2短辺側壁66に短辺側凸部96a、96b(短辺側凸部)を形成した場合を例示している。
詳細には、長辺側凸部94a、94bは、下方突出部84a、84bの高さ方向中腹部付近から第1長辺側壁60に指向して突出形成される。このため、下方突出部84a、84bと長辺側凸部94a、94bとで長辺側段部98a、98b(長尺側段部)が形成される。長辺側凸部94a、94bの上方終端部は、第2長辺側壁62の高さ方向中腹部付近である。また、下方終端部同士は、所定距離で離間して対向する。
一方、短辺側凸部96aは、第1短辺側壁64から第2短辺側壁66に指向して突出形成される。このため、第1短辺側壁64と短辺側凸部96aとで短辺側段部100a(短尺側段部)が形成される。短辺側凸部96aは、第1長辺側壁60の開口側と、長辺側凸部94aの上方終端部に連なるように傾斜している。従って、短辺側段部100aの上方終端部は第1長辺側壁60の開口近傍であり、下方終端部は長辺側段部98aの上方終端部に連なる。
短辺側凸部96bは、第2短辺側壁66から第1短辺側壁64に指向して突出する。第2短辺側壁66と短辺側凸部96bとで短辺側段部100b(短尺側段部)が形成されるとともに、短辺側凸部96bが、第1長辺側壁60の開口側と、長辺側凸部94bの上方終端部に連なる。結局、短辺側段部100bは、上方終端部が第1長辺側壁60の開口近傍、下方終端部が長辺側段部98bの上方終端部と連なるように傾斜している。
この構成においては、第1短辺56(第2短辺58)の近傍にミストMが付着して天面放熱用スリット82に浸入したとき、ミストMが短辺側段部100a(短辺側段部100b)に案内されて長辺側段部98a(長辺側段部98b)に到達する。ミストMは、さらに、長辺側段部98a(長辺側段部98b)に案内されて下降し、傾斜リブ72に乗り移る。以降は、上記と同様にミストMが傾斜リブ72の下端面を伝い、排出孔40からケーシング14外に導出される。
なお、長辺側凸部94a、94bのみを設けるようにしてもよい。
また、図11に示すように、ケーシング14内に1枚のプリント基板12cのみを収容する場合にも、第2長辺側壁62に形成され且つ天面放熱用スリット82の深さ方向に指向して突出した下方突出部84cに対し、長辺側凸部94cを形成することで長辺側段部98cを形成することが可能である。
図12に示すように、天板部24を、下方突出部84a、84bに向かうにつれて下方に傾斜させるようにしてもよい。この構成においては、天板部24の、天面放熱用スリット82が形成された箇所以外の部位にミストMが付着したとき、該ミストMが、傾斜した天板部24によって天面放熱用スリット82に案内される。以降は、上記と同様にしてミストMが下方突出部84a、84bを介して傾斜リブ72に乗り移った後、該傾斜リブ72の下端面を伝い、排出孔40からケーシング14外に導出される。
このように、天板部24に傾斜を形成することにより、該天板部24に付着したミストMをケーシング14外に排出することが容易となる。
なお、図13に示すように、ケーシング14内に1枚のプリント基板12cのみを収容する場合にも、天板部24を、下方突出部84cに向かうにつれて下方に傾斜させるようにすることが可能である。ここで、図13では、図11と同様に1枚のプリント基板12cが第1側板部26側に偏倚し且つ上方支持部18cで位置決め固定される場合を例示している。下方突出部84cは、第2長辺側壁62(ないし第1長辺側壁60)において、第1側板部26(プリント基板12c)から離間し且つ第2側板部28に近接するにつれて、下方に向かって傾斜するように設けられる。また、傾斜リブ72及び排出孔40は、第2側板部28側に偏倚している。
第1実施形態及び第2実施形態のいずれにおいても、図14〜図16に示すように縦リブ110を設けるようにしてもよい。なお、図14及び図15はプリント基板の収容枚数が12a、12bの2枚であるときの例を示し、図16は12cの1枚であるときの例を示している。
縦リブ110は、傾斜リブ72の下方終端部を折曲して鉛直下方に向かうような形状とすればよい。換言すれば、縦リブ110は、傾斜リブ72の進行方向を、鉛直方向に対して傾斜する方向から鉛直下方に変更するように、傾斜リブ72に連設される。図15に示すように、縦リブ110を分岐させるようにしてもよい。
縦リブ110の下方終端部は、ケーシング14の底板部22に対向する。そして、この場合、排出孔40は、ケーシング14の底板部22に形成される。
この構成では、天面放熱用スリット46(82)に浸入したミストMは、傾斜リブ72を伝ってケーシング14の背面板32側に移動する。その後、ミストMが傾斜リブ72から縦リブ110に乗り移ることで、該ミストMの移動方向が底板部22側に変更される。すなわち、ミストMは、縦リブ110に案内されて底板部22側に下降し、最終的に、排出孔40を介してケーシング14外に導出される。
排出孔40から排出されたミストMは、重力の作用下に、鉛直下方に落下する。このため、底板部22の底面にミストMが付着することが回避される。すなわち、この場合、ケーシング14の外面がミストMで汚れることを防止することができる。従って、電子機器10を清浄に保つことができる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態では、切削液を源とするミストMを例示して説明したが、液滴は特にこれに限定されるものではない。例えば、結露による液滴についても上記と同様にして、ケーシング14外に排出することが可能である。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態においても、第2実施形態と同様に天板部24を傾斜させるようにしてもよい。
また、天面放熱用スリット46、82は、いわゆる長穴形状であってもよい。
さらに、3枚以上のプリント基板をケーシング14内に収容するようにしてもよい。この場合、段部や下方突出部の個数を増加するとともに、各天面放熱用スリット46、82に交差する傾斜リブ72の個数を増加すればよい。
10、80…電子機器 12a〜12c…プリント基板
14…ケーシング 16…電子部品
22…底板部 24…天板部
40…排出孔 46、82…天面放熱用スリット
50a、50b…凸部 52…第1長辺
54…第2長辺 56…第1短辺
58…第2短辺 60…第1長辺側壁
62…第2長辺側壁 64…第1短辺側壁
66…第2短辺側壁 70a〜70c…段部
72…傾斜リブ 84a〜84c…下方突出部
94a〜94c…長辺側凸部 96a、96b…短辺側凸部
98a〜98c…長辺側段部 100a、100b…短辺側段部
110…縦リブ M…ミスト

Claims (10)

  1. 電子部品が設けられた1枚以上の基板が、天板に複数個の放熱用スリットが形成されたケーシングに収容されて構成される電子機器であって、
    前記放熱用スリットは、前記基板の延在方向に対して略平行に延在する第1短尺辺及び第2短尺辺と、略直交する方向に延在するとともに互いに対向する第1長尺辺及び第2長尺辺とを有する長尺形状であり、且つ、前記第1短尺辺、前記第2短尺辺、前記第1長尺辺及び前記第2長尺辺の深さ方向に沿って延在する第1短尺側壁、第2短尺側壁、第1長尺側壁及び第2長尺側壁を有し、
    前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁の中の少なくとも一方に、該長尺側壁に対向する他方の長尺側壁に指向して突出した凸部が形成されるとともに、前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁と前記凸部とで段部が形成され、
    前記段部は、前記基板から離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
    前記ケーシング内に、前記段部の下方終端部に近接し且つ前記基板の延在方向に沿って延在することで、全ての前記放熱用スリットに交差する傾斜リブが設けられ、
    前記傾斜リブは、延在方向に向かうにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
    前記ケーシングの壁面に、前記傾斜リブに案内された液滴を排出するための排出孔が形成されていることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、前記排出孔が、前記ケーシングの、前記傾斜リブの下方終端部に対向する位置に形成されていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1記載の電子機器において、前記ケーシング内に、前記傾斜リブから折曲されて下方に向かう縦リブが設けられ、
    前記排出孔が、前記ケーシングの底板の、前記縦リブの下方終端部に対向する位置に形成されていることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器において、前記天板が、前記段部に近接するにつれて下方に指向して傾斜することを特徴とする電子機器。
  5. 電子部品が設けられた1枚以上の基板が、天板に複数個の放熱用スリットが形成されたケーシングに収容されて構成される電子機器であって、
    前記放熱用スリットは、前記基板の延在方向に対して略平行に延在する第1短尺辺及び第2短尺辺と、略直交する方向に延在するとともに互いに対向する第1長尺辺及び第2長尺辺とを有する長尺形状であり、且つ、前記第1短尺辺、前記第2短尺辺、前記第1長尺辺及び前記第2長尺辺の深さ方向に沿って延在する第1短尺側壁、第2短尺側壁、第1長尺側壁及び第2長尺側壁を有し、
    前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁の中の少なくとも一方の下端が前記放熱用スリットの深さ方向に突出することで下方突出部が形成され、
    前記下方突出部は、前記基板から離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
    前記ケーシング内に、前記下方突出部の下方終端部に近接し且つ前記基板の延在方向に沿って延在することで、全ての前記放熱用スリットに交差する傾斜リブが設けられ、
    前記傾斜リブは、延在方向に向かうにつれて上方から下方に向かって傾斜し、
    前記ケーシングの壁面に、前記傾斜リブに案内された液滴を排出するための排出孔が形成されていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5記載の電子機器において、前記排出孔が、前記ケーシングの、前記傾斜リブの下方終端部に対向する位置に形成されていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項5記載の電子機器において、前記ケーシング内に、前記傾斜リブから折曲されて下方に向かう縦リブが設けられ、
    前記排出孔が、前記ケーシングの底板の、前記縦リブの下方終端部に対向する位置に形成されていることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の電子機器において、前記下方突出部に、該下方突出部に対向する前記第1長尺側壁又は前記第2長尺側壁に指向して突出した長尺側凸部が形成されるとともに、前記第2長尺側壁又は前記第1長尺側壁と前記長尺側凸部とで長尺側段部が形成され、
    前記長尺側段部は、前記基板から離間するにつれて上方から下方に向かって傾斜することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8記載の電子機器において、前記第1短尺側壁又は前記第2短尺側壁の少なくとも一方に、該短尺側壁に対向する他方の短尺側壁に指向して突出した短尺側凸部が形成されるとともに、前記第1短尺側壁又は前記第2短尺側壁と前記短尺側凸部とで短尺側段部が形成され、
    前記短尺側段部は、前記長尺側段部の上方終端部に近接するにつれて上方から下方に向かって傾斜し、且つ前記短尺側段部の下方終端部が前記長尺側段部の上方終端部に連なることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の電子機器において、前記天板が、前記下方突出部に近接するにつれて下方に指向して傾斜することを特徴とする電子機器。
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