JP6356143B2 - 押出しプレス容器とそのためのマントル - Google Patents

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Description

本発明は、概して押出しに関し、特に、押出しプレス容器とそのためのマントルとに関する。
金属押出しプレスは、当該技術分野では周知であって、使用された押出し金型の形状に概ね一致する断面形状を有する押出し加工金属製品の形成に使用される。典型的な金属押出しプレスは、外側のマントルと内側の筒状のライナとを有する概ね円柱状の容器を有している。容器は、押出し時に、ビレットのための温度制御された筺体としての役割を果たす。押出しラムは、容器の一方の端部に隣接して配置されている。押出しラムの端部は、ダミーブロックに当接し、それに対してダミーブロックは、ビレットが容器を通して進むことができるようにビレットに当接する。押出し金型は、容器の他方の端部に隣接して配置されている。
動作時には、ビレットは所望の押出し温度(アルミニウムについては通常800〜900°F(426.7〜482.2℃))にいったん加熱されてから、押出しプレスに送達される。次に、押出しラムがダミーブロックに当接しそれによってビレットが容器内を押出し金型に向かって進むように、押出しラムを駆動する。前進する押出しラムとダミーブロックとによって発揮される圧力の下で、ビレットは、ビレット材料の全てまたは大部分が容器から押し出されるまで、押出し金型内に設けられた輪郭形状(プロファイル)を経て押し出され、押出し加工製品となる。
金属押出し技術においてコストを節減する効率と生産性とを達成するために、押出しプレスの熱的なアライメント(整列)を達成することが重要である。熱的アライメントは、一般に、押出しプレスの様々な構成要素の最適な動作温度の制御と維持として定義される。押出し加工製品の製造中の熱的なアライメントを達成することによって、押出し可能な材料の流れが一様になることが保証され、押出しプレスの操作者がより高速に、より無駄なくプレスできるようになる。
理解されるように、最適なビレット温度は、押出し工程中のライナ温度の任意の変化が生じたときにその生じた場所において容器がその温度変化を即座に修正できる場合にのみ、維持することができる。比較的少量の熱を熱が不足している領域に加えることだけで済むことが多い。
押出しプレスの熱的なアライメントを評価するときには、多くの要因を考慮しなければならない。例えば、ビレットの断面領域にわたって一様な流速を保証するためには、押出し可能な材料のビレット全体が最適な動作温度でなければならない。容器内のライナの温度は、ライナを通過するビレットの温度プロファイルを妨害せず維持することにも役立たなければならない。
熱的なアライメントを達成することは、一般に、押出しプレスの操作者には難しい課題である。押出し時には、通常、容器の上部は下部よりも温度が高くなる。容器内では伝導は熱伝達の主要な方法であるが、容器の底面から失われる放射熱は、容器の筐体の内側を上昇し、上部での温度の上昇をもたらす。容器の前端部及び後端部は概ね露出しているので、それらは容器の中心部分よりもより多くの熱を失うことになるだろう。これによって、容器の中心部分が両端部よりも高温になるかもしれない。また、容器の押出し金型の端部の位置の温度は、ビレットがより長い期間にわたって端部を加熱するため、ラム端部に比べてわずかに高くなる傾向がある。容器内のこれらの温度の変動は、容器内に収容されているライナの温度プロファイルに影響し、それが今度は押出し可能な材料のビレットの温度に影響する。押出し金型の温度プロファイルは、ライナの温度プロファイルに概ね一致し、押出し金型の温度は、それを通過する押出し可能な材料の流速に影響する。押出し金型を通過する押出し可能な材料の平均流速はラムの速度に支配されるが、ビレットのより高温の部分の流速は、ビレットのより低温の部分に比べて速くなるであろう。ビレットの断面プロファイルにわたる振れ変動は、温度での5℃の違いごとに1%にもなる。これは、押出し加工製品のプロファイルの形状に悪影響を与える可能性がある。そのため、ライナと容器の温度プロファイルの制御は、押出し工程の効率的な動作にとって非常に重要である。
そのようなライナと容器の温度プロファイル制御を達成する1つのアプローチは、容器への冷却の導入を含んでいる。押出しプレス容器内の冷却についてはこれまでにも記述されている。例えばOhbaらに対する米国特許第5,678,442号明細書(特許文献1)は、ビレットが装填される円柱状の容器と、押出しステム側の位置の容器の端部表面上に配置されている2つ割のシールブロックと、シールブロック内に構成されている真空脱気穴と、内部冷却機能を有しており押出しステムの端部に固定されている固定ダミーブロックと、を有し、シールブロックが容器の軸線方向に対して垂直の方向に開閉できるようになっており、シールブロックが閉じられたときにシールブロックが押出しステムの外側表面と容器の端部表面とに密着する押出し機を開示している。
Baumannへの米国特許第4,829,802号明細書(特許文献2)は、押出し金型の直前の押出しチャンバの領域を有し、ラムピストンが内部で動作する押出しシリンダの穴の間に冷却リングを配置することによって、押出し金型の直前の押出しチャンバの領域が冷却される装置を開示している。冷却リングは、一体の構造であってもよいし、冷却リングの内部に独立した内側リングが配置されている、複数部品構造であってもよい。機械的な強度のために、冷却リングの周りには、予め応力が与えられている外側リングが焼き嵌めされている。外側リングは、例えばねじによって、内部に押出しチャンバが配置されているシリンダ上に保持されている。冷却流体は、水、気化している液体、または気体であってもよく、押出しチャンバ内でビレットから分離されている。
米国特許第5,678,442号明細書 米国特許第4,829,802号明細書
改良が一般に望まれている。そのため本発明の目的は、新規の押出しプレス容器とそれのためのマントルとを少なくとも提供することにある。
一態様において、金属押出しプレスにおいて用いる容器であって、軸線方向の穴を有する細長い胴体を有しているマントルと、軸線方向の穴の内部に収容され、長さ方向に延びておりビレットが貫通して進む通路を有している細長いライナと、マントルと熱的に通じて容器を冷却する流体が流れる流体チャネルと、を有する、容器が提供される。
流体チャネルはマントルの外側表面内に形成された少なくとも1つの溝を有してもよい。少なくとも1つの溝は、蛇行した溝であってもよい。マントルは概ね円筒形状であって、少なくとも1つの溝の少なくとも一部は円周方向に延びていてもよい。流体チャネルは、少なくとも1つの溝を覆っている覆い板をさらに有してもよい。
容器は、流体を流体チャネル内に向けること、及び、流体を流体チャネル外に向けることの1つ以上のために構成されている流体ガイドをさらに有してもよい。
流体チャネルは容器の金型端部に隣接していてもよい。流体チャネルは容器の上側部分に隣接していてもよい。
流体は気体であってもよい。気体は空気であってもよい。
マントルは押出しプレスに接続されるように構成されていてもよい。
他の態様において、押出しプレス容器用のマントルであって、ビレットが貫通して進むライナを収容する軸線方向の穴を有する細長い胴体を有し、胴体はマントルと熱的に通じて容器を冷却する流体が流れる流体チャネルを有する、マントルが提供される。
流体チャネルはマントルの外側表面内に構成されている少なくとも1つの溝を有してもよい。少なくとも1つの溝は、蛇行した溝であってもよい。マントルは概ね円筒形状であって、少なくとも1つの溝の少なくとも一部は円周方向に延びていてもよい。マントルは少なくとも1つの溝を覆う覆い板を受け入れるように構成されていてもよい。少なくとも1つの溝はマントルの金型端部に隣接していてもよい。少なくとも1つの溝はマントルの上側部分内に構成されていてもよい。マントルがそれに取り付けられた流体ガイドを有するように構成され、流体ガイドは、流体を流体チャネル内に向けること、及び、流体を流体チャネル外に向けることの1つ以上のために構成されていてもよい、
他の態様において、金属押出しプレスの容器の温度を制御する方法であって、容器を冷却するように、容器のマントルと熱的に通じた流体チャネルを通して流体を流すことと、流体の流量を制御して容器の温度を調整することと、を有する方法が提供される。
この方法は、マントル内に収容されている少なくとも1つの加熱素子によって供給される熱エネルギーを制御することをさらに有していてもよい。
金属押出しプレスの模式的な斜視図である。 図1の金属押出しプレスの一部を構成している容器の斜視図である。 覆い板が取り外されている状態での図2の容器の斜視図である。 図3の容器の側面図である。 図3の容器の上面図である。 図3の容器の一部を構成しているマントルの、図示の断面線に沿った側断面図である。 図3の容器の一部を構成しているマントルの、図示の断面線に沿った側断面図である。 マントルの一部の側面図である。 図2の容器の一部を構成している流体ガイドの背面斜視図である。 図2の容器の一部を構成している流体ガイドの背面図である。 図2の容器の一部を構成している流体ガイドの上部断面図である。 図2の容器とともに使用される加熱素子の斜視図である。
以下、添付の図面を参照して、実施形態をより完全に説明する。
図1は、金属押出しに使用される押出しプレスの簡略化した図である。押出しプレスは容器20を有し、容器20は、内側の筒状のライナ24を囲んでいる外側のマントル22を有している。容器20は、ビレットの押出し時に、ビレット26用の温度制御された筐体としての役割を果たす。押出しラム28は、容器20の一方の端部に隣接して配置されている。押出しラム28の端部は、ダミーブロック30に当接し、それに対してダミーブロック30は、ビレットが容器20を通して進むことができるようにビレット26に当接する。押出し金型32は、容器20の金型端部36に隣接して配置されている。
動作時には、ビレット26は、所望の押出し温度(アルミニウムについては通常800〜900°F(426.7〜482.2℃))にいったん加熱されてから、押出しプレスに送達される。次に、押出しラム28がダミーブロック30に当接しそれによってビレット26が容器内を押出し金型32に向かって進むように、押出しラム28が作動させられる。前進する押出しラム28とダミーブロック30とによって発揮される圧力の下で、ビレット26は、ビレット材料の全てまたは大部分が容器20から押し出されるまで、押出し金型32内に設けられた輪郭形状を経て押し出され、押出し加工製品となる。
図2から図8には容器20がより分かりやすく示されているかもしれない。容器20は、金型端部36の位置においてその側部に沿って、当該技術分野で公知のように容器20の押出しプレスへの結合を促進するように構成されている。マントル22は、細長い形状であって、ライナ24を収容する軸線方向の穴37を有する。本実施形態において、マントル22とライナ24とは、1つに焼き嵌めされている。
マントル22は、マントル22のラム端部40からマントル22の金型端部36へ延びてライナ24を囲んでいる複数の長さ方向穴38も有している。各長さ方向穴38は、以下でさらに説明するように、使用中にライナ24の近傍で熱エネルギーをマントル22に供給するようにエネルギーが印加されることができる、細長い加熱素子を収容するように形作られている。必要な長さ方向穴38の数は、容器20の大きさと、細長い加熱素子にエネルギーを供給するために使用される電圧と、に依存している。本実施形態においてマントル22は、10個の長さ方向穴38を有している。図示の実施形態において、容器20は、金型端部36上に取り付けられて長さ方向穴38の端部を覆う、端部覆い板41を有している。
マントル22は、さらに、ライナ24に隣接してマントル22の長さ内で部分的に延びる複数の穴42,44を有している。本実施形態においてマントル22は、金型端部36から約4インチ(約10cm)だけマントル22内に延びている2個の穴42と、ラム端部40から約4インチ(約10cm)だけマントル22内に延びている2個の穴44とを有している。穴42,44の各々は、温度センサ(不図示)を収容するように形作られている。穴42,44は、加熱素子を収容するように構成されている長さ方向穴38のいずれにも交差しないように配置されている。本実施形態において、複数の穴42の1つがライナ24の上方に配置されているのに対して、他の穴42は、ライナ24の下方に配置されており、複数の穴44の1つがライナ24の上方に配置されているのに対して、他の穴44は、ライナ24の下方に配置されている。
ライナ24は、ライナ24を通して長さ方向に延びるビレット受入れ通路46を有しており、本実施形態では、通路46は概ね円形の断面プロファイルを有する。
容器20は、マントルと熱的に通じて容器20を冷却するように構成されたヒートシンクも有している。本実施形態では、ヒートシンクは、金型端部36の位置で容器20の上側表面に隣接している流体チャネル50を有している。流体チャネル50は、マントル22の外側表面の上側部分内に構成に形成された、円周方向に向いた蛇行する溝52と、溝52を覆うように大きさが設定されている覆い板52と、を有する。覆い板54が溝52を覆うように取り付けられているときには、流体チャネル50は、容器20を冷却するように流体が貫通して流れることができる概ね囲まれて連続するチャネルを実現する。
流体チャネル50は、加圧流体の供給部に対し、マントル22の側部に沿って延びた長さ方向溝61内に収容されている細長い流体ガイド60を介して流体連通している。流体ガイド60は、流体チャネル50の第1の端部64に流体連通するとともに供給ライン(不図示)を介して加圧流体の供給部(不図示)にも流体連通している入力ポート62を有する。本実施形態において、流体は空気である。流量制御装置(不図示)が、加圧流体の供給源及び供給ラインの少なくとも一方に接続し、入力ポート62に流入する流体の流量を操作者が制御できるように構成されている。流体ガイド60は、流体チャネル50の第2の端部68に流体連通するとともに排出ライン(不図示)にも流体連通している出口ポート66も有している。
図9は、容器20とともに使用される複数の細長い加熱素子の1つを示しており、この加熱素子の全体は参照番号70によって示されている。加熱素子70は、カートリッジ型の素子である。加熱が最も必要な容器の領域は、概ね、金型端部36とラム端部40であって、それぞれ金型端部ゾーン72aとラム端部ゾーン72bと呼ばれる。そのため、各加熱素子70は、複数の区分された加熱領域によって構成されていてもよい。本実施形態においては図9に示されるように、各加熱素子70は、中央の非加熱部分78によって分離されている金型端部加熱部分74とラム端部加熱部分76とを備えて構成されている。加熱素子にエネルギーを供給し制御するために、リード線82が各加熱部分74,76に供給を行う。リード線は様々なバスライン(不図示)に接続されており、それに対しバスラインはコントローラ(不図示)に接続されている。バスラインの配置は、容器20の加熱要件に依存して、任意の適切な構成をとることができる。本実施形態において、バスラインは、操作者が必要と考えたときに、容器の金型端部ゾーン72aとラム端部ゾーン72bを、より好ましくはそれらのゾーンの部分領域だけを選択的に加熱可能に構成されている。本実施形態においては、リード線の配置によって、複数の加熱素子70の各々が個別に制御可能になり、各加熱素子70内の加熱部分74,76の各々が個別に制御可能になる。例えば、操作者は、下側の金型端部ゾーン72cと下側のラム端部ゾーン72eの温度不足を定期的に識別してもよい。下側の金型端部ゾーン72cと下側のラム端部ゾーン72eの近傍の細長い加熱素子70は、必要なときに操作者によって制御されて加熱を行うように構成されている。同様に、上側の金型端部ゾーン72dと上側のラム端部ゾーン72fの近傍の細長い加熱素子70は、必要なときに操作者によって制御されて冷却を行うように構成されている。操作者は、予め選択されているビレット温度プロファイルを保持するように、ゾーンを選択的に加熱できることも理解されるであろう。例えば操作者は、ビレットの温度が金型端部に向けて次第に上昇するが、ビレットの断面領域にわたって一定の温度プロファイルとなるようなビレット温度プロファイルを選択してもよい。この構成は、一般に、「テーパー状」プロファイルと呼ばれる。必要なゾーンを選択的に加熱する能力を有することで、操作者は、予め選択された温度プロファイルをしつらえて保持することが可能となり、最適な生産性が保証される。
各温度センサ(不図示)は、動作中に容器の温度を監視するように構成されている。2個の穴42の配置によって、1個の温度センサを上側の金型端部ゾーン72dに設置し、1つの温度センサを下側の金型端部ゾーン72cに設置することができる。同様に、2個の穴44の配置によって、1個の温度センサを上側のラム端部ゾーン72fに設置し、1個の温度センサを下側のラム端部ゾーン72eに設置することができる。本実施形態において、検出素子は熱電対である。温度センサはコントローラに入力を行い、操作者に、それに基づいてそれ以降の温度調整を行うことができる温度データを提供する。理解されるように、有利なことに、温度センサをマントル22内でライナ24の上方と下方の両方に配置することによって、ライナ24にわたる垂直方向の温度プロファイルの計測が可能になる。また、押出し中に発生する垂直方向の任意の温度差を操作者が監視することが可能になる。
動作中に、温度センサから出力される温度データが操作者によって監視される。有利なことに、流体チャネル50の位置によって、そこを流れる流体流量を増加させることにより、上側の金型端部ゾーン72d内のあらゆる温度上昇を減少させたりなくしたりできる。理解されるように、加圧流体の供給ラインによって供給される流体は、流体チャネル50の第1の端部64に流体ガイド60の入力ポート62を通して進入する。流体が流体チャネル50の長さに沿って第2の端部68へと移動するときに、流れている流体へマントル22から熱が伝達する。流体は出口ポート66を通って流体チャネル50から出て、排出ラインに入る。理解されるように、流れている流体へのマントル22から熱の伝達によって、容器20の上側の金型端部ゾーン72d内の温度が低下する。
また有利なことに、細長い加熱素子を配置することによって、ライナ24の上方に配置されている加熱素子70によって供給される熱エネルギーを減少させることにより、上側の金型端部ゾーン72d内の任意の温度上昇を減少させたりなくしたりできる。このように、各加熱素子が個別に制御可能であって流体チャネル50を通した流体の流量も制御可能であるので、ライナ24にわたり、かつ容器20内での熱プロファイルを正確に制御することができる。理解されるように、流体チャネル50の流体の制御と発熱素子によって供給される熱エネルギーの制御の一方または両方を使用して、ライナ24にわたるとともに容器20の内部での熱プロファイルを制御することができる。
ライナは前述した構成に限定されるものではなく、他の実施形態において、ライナが代わりに他の構成を有していてもよいことが理解されるであろう。例えばライナは、全体が参照によって本明細書に援用される「EXTRUSION PRESS CONTAINER AND LINER FOR SAME(押出しプレス容器と該容器用のライナ)」という名称の2012年9月17日に出願されている米国特許出願公開第2013/0074568号明細書に記載されているような、任意のフレア状の端部と丸められた角と丸められた辺とを有していてもよい概ね長方形の断面のプロファイルを有するビレット受入れ通路を代わりに有していてもよい。
前述の実施形態では、流体チャネルは、マントルの外側表面の上部に形成された、円周方向を向いた蛇行しているチャネルを有しているが、他の実施形態では、溝は他の構成を有していてもよい。例えば他の実施形態において、流体チャネルは、マントルの外側表面の上部に形成された、長さ方向に向いた蛇行している溝を代わりに有していてもよい。当業者はさらに他の溝の構成が可能であることを理解するであろう。また、溝は蛇行している必要はなく、他の実施形態では、溝は、代わりに、蛇行しない構成を有していてもよい。
前述の実施形態では、細長い加熱素子用の長さ方向穴がマントルの長さにわたって延びているが、他の実施形態においては、細長い加熱素子用の複数の長さ方向穴は、代わりに、マントルの長さの一部だけにわたって延びていてもよい。例えば、一実施形態において、長さ方向穴は、マントルのラム端部から、マントルの金型端部から約0.5インチ(約1.27mm)の位置まで代わりに延びていてもよい。
前述の実施形態では、細長い加熱素子は、金型端部加熱部分とラム端部加熱部分とを有して構成されているが、他の実施形態では、細長い加熱素子は、代わりに、追加のまたはより少ない数の加熱部分を有する構成と、加熱カートリッジの全長に沿って加熱する構成との少なくとも一方で構成されていてもよい。
前述の実施形態では、下側の金型端部ゾーンと下側のラム端部ゾーンの近傍の細長い加熱素子が、温度が上昇するように操作者によって制御されるように構成されているとして説明したが、これらの細長い加熱素子は、操作者によって温度が下降するように制御されるようにも構成されていることが理解されるであろう。同様に前述の実施形態では、上側の金型端部ゾーンと上側のラム端部ソーンの近傍の細長い加熱素子が、温度が下降するように操作者によって制御されるように構成されているとして説明したが、これらの細長い加熱素子は、操作者によって温度が上昇するように制御されるようにも構成されていることが理解されるであろう。
前述の実施形態においては、マントルは温度センサを収容する4つの穴を有しているが、他の実施形態では、マントルは、代わりに、温度センサを収容する追加のまたはより少ない穴を有していてもよい。
前述の実施形態においては、温度センサを収容する穴は、マントルの長さ内で部分的に延びているが、他の実施形態においては、穴は、代わりに、マントルの全長にわたって延びていてもよい。関連する実施形態においては、代わりに温度センサは、「カートリッジ」型であってもよく、代わりに、その長さに沿って配置されている複数の温度検出素子を有していてもよい。
前述の実施形態においては、流体は空気であるが、他の実施形態においては、1つ以上の適切な流体が代わりに利用されてもよい。例えば他の実施形態においては、流体は窒素とヘリウムのいずれかであってもよい。他の実施形態において、流体は、流体チャネルに入る前に冷却装置によって冷却されてもよい。
前述の実施形態において、流体チャネルはマントルの外側表面の上側部分内に形成されている溝を有しているが、他の実施形態においては、流体チャネルがマントルと熱的に通じている他の構成が可能である。例えば他の実施形態において、流体チャネルは、代わりに、マントルの外側表面の1つ以上の他の部分に構成されている溝を有していてもよい。さらに他の実施形態において、流体チャネルは、代わりに、マントルの内部を貫通している流体チャネルを代わりに有していてもよい。
添付の図を参照して実施形態を説明したが、当業者は、添付の特許請求の範囲によって定まる本発明の精神と範囲から逸脱することなく変形や修正が可能なことを理解することであろう。

Claims (19)

  1. 金属押出しプレスにおいて用いる容器であって、
    軸線方向の穴を有する細長い胴体を有しているマントルと、
    前記軸線方向の穴の内部に収容され、長さ方向に延びておりビレットが貫通して進む通路を有している細長いライナと、
    前記マントルと熱的に通じて前記容器を冷却する流体が流れる流体チャネルと、
    を有し、
    前記細長い胴体は、細長い加熱素子を収容するように各々が構成されている複数の長さ方向穴を有し、
    前記流体チャネルは、前記マントルの外側表面内に形成された少なくとも1つの溝を有する、容器。
  2. 前記少なくとも1つの溝は蛇行した溝である、請求項に記載の容器。
  3. 前記マントルは概ね円筒形状であって、前記少なくとも1つの溝の少なくとも一部は円周方向に延びている、請求項またはに記載の容器。
  4. 前記流体チャネルは、前記少なくとも1つの溝を覆う覆い板をさらに有する、請求項乃至のいずれか1項に記載の容器。
  5. 流体を前記流体チャネル内に向けること、及び、流体を前記流体チャネル外に向けることの1つ以上のために構成されている流体ガイドをさらに有する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の容器。
  6. 前記流体チャネルは前記容器の金型端部に隣接している、請求項1乃至のいずれか1項に記載の容器。
  7. 前記流体チャネルは前記容器の上側部分に隣接している、請求項1乃至のいずれか1項に記載の容器。
  8. 前記流体は気体である、請求項1乃至のいずれか1項に記載の容器。
  9. 前記気体は空気である、請求項に記載の容器。
  10. 前記マントルは押出しプレスに接続されるように構成されている、請求項1乃至のいずれか1項に記載の容器。
  11. 押出しプレス容器用のマントルであって、
    ビレットが貫通して進むライナを収容する軸線方向の穴と、前記マントルと熱的に通じて前記容器を冷却する流体が流れる流体チャネルと、を有する細長い胴体を有し、
    前記細長い胴体は、細長い加熱素子を収容するように各々が構成されている複数の長さ方向穴を有し、
    前記流体チャネルは、前記マントルの外側表面内に形成された少なくとも1つの溝を有する、マントル。
  12. 前記少なくとも1つの溝は蛇行した溝である、請求項11に記載のマントル。
  13. 概ね円筒形状であって、前記少なくとも1つの溝の少なくとも一部は円周方向に延びている、請求項11または12に記載のマントル。
  14. 前記少なくとも1つの溝を覆う覆い板を受け入れるように構成されている、請求項11乃至13のいずれか1項に記載のマントル。
  15. 前記少なくとも1つの溝は前記マントルの金型端部に隣接している、請求項11乃至14のいずれか1項に記載のマントル。
  16. 前記少なくとも1つの溝は前記マントルの上側部分内に形成されている、請求項11乃至15のいずれか1項に記載のマントル。
  17. 前記マントルに取り付けられた流体ガイドを有するように構成され、前記流体ガイドは、流体を前記流体チャネル内に向けること、及び、流体を前記流体チャネル外に向けることの1つ以上のために構成されている、請求項11乃至16のいずれか1項に記載のマントル。
  18. 金属押出しプレスの容器の温度を制御する方法であって、
    マントルに形成された複数の長さ方向穴の内部に収容された複数の細長い加熱素子を使用して、前記容器の前記マントルを加熱することと、
    前記容器を冷却するように、前記容器のマントルと熱的に通じた流体チャネルを通して流体を流すことと、
    前記流体の流量を制御して前記容器の前記温度を調整することと、
    を有し、
    前記流体チャネルは、前記マントルの外側表面内に形成された少なくとも1つの溝を有する方法。
  19. 前記マントル内に収容されている前記加熱素子の少なくとも1つによって供給される熱エネルギーを制御することをさらに有する、請求項18に記載の方法。
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