JP6354342B2 - ベルトおよびウェアラブル機器 - Google Patents

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Description

この発明はベルトに関し、より詳しくは、実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトに関する。
また、この発明は、そのようなベルトと、上記ベルトによって身体に装着されるべき機器本体と、を備えたウェアラブル機器に関する。
従来、この種のベルト(バンドとも呼ばれる。)としては、例えば非特許文献1(ソフトバンクモバイル株式会社、“ヘルスケア(健康機器) 活動量測定計(リストバンド)”、[online]、2013年7月18日発売、[2014年3月14日検索]、インターネット< URL :http://www.softbank.jp/mobile/product/healthcare/>)に開示されているように、手首を取り巻くように装着されるリストバンドが知られている。このリストバンドは、細長く延びるベルト本体を備え、ベルト本体の略中央に活動量計が搭載されている。ベルト本体の一端近傍に、装着時に内向き(手首側)になる向きに、突起が固定して取り付けられている。ベルト本体の他端近傍には、ベルト本体の長手方向に沿って、上記突起を嵌合可能な複数の貫通穴が並べて形成されている。
ソフトバンクモバイル株式会社、"ヘルスケア(健康機器) 活動量測定計(リストバンド)"、[online]、2013年7月18日発売、[2014年3月14日検索]、インターネット< URL :http://www.softbank.jp/mobile/product/healthcare/>
上記リストバンドを例えば手首に装着する際には、ベルト本体を手首に対して、上記一端が外側、上記他端が内側になるように沿わせて、上記突起を対応する上記貫通穴に内向きに挿入して嵌合させる。これにより、上記リストバンドが手首に装着される。
しかしながら、上記リストバンドでは、ベルト本体を手首に装着するとき、ベルト本体に加えられる力次第で上記複数の貫通穴のうち異なる貫通穴が選択されて、装着の都度、きつく巻かれたり、または緩く巻かれたりする可能性がある。このため、装着状態でのベルト本体の張力がまちまちになるという問題がある。この結果、上記リストバンドでは、活動量の測定精度が損なわれるおそれがある。
そこで、この発明の課題は、実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、対象物に対する装着状態でのベルト本体の張力を適切に設定できるものを提供することにある。
また、この発明の課題は、そのようなベルトと機器本体とを備え、上記ベルトによって機器本体を身体に装着可能に構成してなるウェアラブル機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のベルトは、
実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
可撓性を有し、細長く帯状に延びるベルト本体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
上記ベルト本体から分離して構成された係止部材とを備え、この係止部材は、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の裏面側から上記貫通穴を通してこの係止部材の頭部を押し込むことによって、上記第2ベルト部の表面から上記頭部のみが突出する態様で、上記第2ベルト部に取り付けられ、
上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される平板状の基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ上記頭部とを含んで、一体に形成されており、
上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止することを特徴とする。
本明細書で、「対象物」とは、身体の手首、腕、胴、脚などの部位である場合や、身体以外の構造物などである場合を含む。
また、「ベルト本体」は、例えば第1ベルト部と第2ベルト部との間に、活動量計、脈拍計などの機器を搭載していてもよい。ベルト本体が機器を搭載している場合は、ベルト本体の第1ベルト部と第2ベルト部とが別々に形成され、上記機器を介して連結されていてもよい。
また、対象物が「実質的に棒状」であるとは、対象物の断面の形状は、円、楕円、長円、多角形など様々であってもよいことを意味する。また、対象物の断面の寸法は、長手方向の位置に応じて、太くなったり、または細くなったりするなど、様々に変化していてもよいことを意味する
また、上記第2ベルト部の「裏面」とは、上記ベルト本体が対象物に装着された状態で内周側になる面を指す。上記第2ベルト部の「表面」とは、上記ベルト本体が対象物に装着された状態で外周側になる面を指す。
また、「枠状体」は、実質的に枠状であれば足り、枠の形状は、矩形、円、楕円、長円、多角形など様々であってもよい。また、「枠状体」は、例えば第1ベルト部に直接取り付けられる(接する)部分と残りの部分とを別々の部品として形成し、それらの複数の部品を組み合わせて構成されていてもよい。
上記係止部材を係止する上記枠状体の「辺」は、その枠状体のうち、上記第1ベルト部に直接取り付けられる(接する)部分と反対の側に相当する辺を指す。
この発明のベルトは、ベルト本体から分離して構成された係止部材を備えている。この係止部材自体は、一体に形成されている。この発明のベルトを対象物に装着する際には、予め、ユーザは、上記第2ベルト部の裏面側から、上記ベルト本体の第2ベルト部に形成された複数の貫通穴のうちの特定の貫通穴を通してこの係止部材の頭部を押し込むことによって、上記第2ベルト部の表面から上記頭部のみが突出する態様で、上記第2ベルト部に上記係止部材を取り付ける。これによって、上記係止部材が上記貫通穴に容易に取り付けられる。上記係止部材の取り付け態様は、平板状の基部が上記第2ベルト部の裏面に接し、この基部に連なる首部が上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延び、上記頭部が上記表面から外向きに突出した態様となる。上記係止部材の上記頭部は上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつので、上記係止部材が上記貫通穴に一旦取り付けられると、上記係止部材が自然に脱落することはない。
実際に上記ベルトを対象物に装着する際には、ユーザは、まず、ベルト本体を対象物に沿わせて取り巻くようにし、第1ベルト部に取り付けられた枠状体に第2ベルト部の先端を通す。続いて、ユーザは、上記第2ベルト部の先端を、上記係止部材の上記頭部が上記枠状体の上記辺を越えるまで引っ張って離す。すると、上記枠状体の上記辺が上記係止部材の上記頭部を係止して、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜け落ちるのを防ぐ。このようして、上記ベルトが対象物に装着される。
このように、この発明のベルトでは、対象物に装着される前に予め、上記係止部材が上記ベルト本体の第2ベルト部の特定の貫通穴に取り付けられる。したがって、上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体の上記辺から上記係止部材(の上記第2ベルト部の表面から突出する部分)までの周方向の長さが安定し、上記ベルト本体の張力が適切に設定される。この結果、例えば上記ベルト本体に活動量計や脈拍計等の機能を含む機器が搭載されているとき、その機器の測定が安定して行われる。
上記特定の貫通穴としては、例えば上記ベルト本体が或る張力(張力が実質的にゼロである場合も含む。)で対象物を取り巻いたときに、上記枠状体の辺に重なる貫通穴を選択するのが望ましい。これにより、上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記ベルト本体はその張力で上記対象物を取り巻くようになる。
上記第2ベルト部に形成された複数の貫通穴は互いに同じ形状を有するのが望ましい。その場合、上記複数の貫通穴に対して、上記係止部材として共通のものを使う(取り付ける)ことが可能になる。
なお、上記貫通穴は、上記第2ベルト部の上記長手方向に沿った位置毎に、1個ずつ形成されていても良く、複数個(例えば2個)ずつセット(これを適宜「貫通穴セット」と呼ぶ。)で形成されていてもよい。上記貫通穴が、上記第2ベルト部の上記長手方向に沿った位置毎に複数個ずつセットで形成されている場合は、上記係止部材は、共通の基部に、貫通穴セットに対応する複数の首部と、各首部の先端に設けられた頭部とを有するものとする。
上記ベルト本体が上記対象物に装着された状態では、上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止する。ここで、上記係止部材の上記頭部は、上記枠状体の上記辺から、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端へ向かって力を受ける。この力は、上記係止部材の上記首部が上記貫通穴に支持され、また、上記基部が上記第2ベルト部の裏面に支持されることによって、受け止められる。したがって、上記係止部材が上記枠状体の上記辺から受ける力によって脱落することはない。
一実施形態のベルトでは、上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記頭部は、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端に近い側に、上記第2ベルト部の先端から遠ざかるにつれて上記第2ベルト部の表面から次第に遠ざかる向きに傾斜した傾斜面を有することを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、実際に上記ベルトを対象物に装着する際に、ユーザが、上記第2ベルト部の先端を、上記係止部材の上記頭部が上記枠状体の上記辺を越えるまで引っ張るとき、上記係止部材の上記頭部は、上記枠状体の上記辺の下に容易に潜り込み、上記傾斜面によって上記枠状体の上記辺を押し上げながら、上記枠状体の上記辺を容易に越える。したがって、上記ベルトが対象物に円滑に装着される。
一実施形態のベルトでは、上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記頭部は、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端から遠い側の側面が、上記第2ベルト部の対向する表面に対してオーバハングしていることを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記頭部において、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端から遠い側の側面が、上記第2ベルト部の対向する表面に対してオーバハングしている。したがって、上記ベルトが対象物に装着された状態では、上記係止部材の上記頭部の、上記第2ベルト部の先端から遠い側の側面が、上記枠状体の上記辺によって確実に係止される。したがって、上記枠状体から上記第2ベルト部が不用意に抜け落ちるような事態を確実に防止できる。
一実施形態のベルトでは、
上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状は、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と一致する性質を有し、
上記係止部材の上記首部および上記頭部の形状は、上記軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の首部および頭部の形状と一致する性質を有することを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状、上記係止部材の上記首部および上記頭部の形状が、それぞれ上記軸の周りに2回対称の回転対称性を有する。したがって、ユーザが、上記第2ベルト部に形成された貫通穴に上記係止部材を取り付けるとき、上記係止部材の上記軸の周りの180°回転の有無にかかわらず、取り付け後の上記係止部材の上記頭部は、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端に近い側に、上記第2ベルト部の先端から遠ざかるにつれて、上記第2ベルト部の表面から次第に遠ざかる向きに傾斜した傾斜面を有する。したがって、上記ベルトが対象物に円滑に装着される。また、上記軸の周りの180°回転の有無にかかわらず、取り付け後の上記係止部材の上記頭部は、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端から遠い側の側面が、上記第2ベルト部の対向する表面に対してオーバハングしている。したがって、上記枠状体から上記第2ベルト部が不用意に抜け落ちるような事態を確実に防止できる。
ここで、上記貫通穴が、上記第2ベルト部の上記長手方向に沿った位置毎に複数個ずつセットで形成されている場合は、その貫通穴セットが、その貫通穴セットの中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴セットの形状と全体として一致する一定の形状をもつものとする。上記係止部材の上記首部および上記頭部についても同様とする。
一実施形態のベルトでは、
上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状は、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と異なる性質を有し、
上記係止部材の上記首部の形状は、上記貫通穴の形状と実質的に同じであることを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状は、その貫通穴を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と異なる性質を有する。すなわち、上記貫通穴の形状の回転対称性は2回対称ではない。上記係止部材の上記首部の形状は、上記貫通穴の形状と実質的に同じである。したがって、ユーザが、上記ベルトを対象物に装着する前に予め、上記第2ベルト部に形成された複数の貫通穴のうちの特定の貫通穴に上記係止部材を取り付けるとき、上記貫通穴の形状に対して上記係止部材の上記首部の形状が一致する向きに、つまり上記係止部材を本来の姿勢で、取り付けることを促される。この結果、上記係止部材を本来の姿勢に対して180°回転した姿勢で間違って取り付けること(取り付けミス)が防止される。
ここで、上記貫通穴が、上記第2ベルト部の上記長手方向に沿った位置毎に複数個ずつセットで形成されている場合は、その貫通穴セットが、その貫通穴セットの中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴セットの形状と全体として異なる一定の形状をもつものとする。これにより、ユーザが、上記ベルトを対象物に装着する前に予め、上記第2ベルト部に形成された複数の貫通穴セットのうちの特定の貫通穴セットに上記係止部材を取り付けるとき、上記係止部材を本来の姿勢に対して180°回転した姿勢で間違って取り付けること(取り付けミス)が防止される。
一実施形態のベルトでは、
上記第2ベルト部の裏面は、上記長手方向に沿って並ぶ上記貫通穴の位置毎に、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに上記係止部材の方向を決めるための凹部を有し、
上記係止部材の上記基部は、上記第2ベルト部の上記凹部に対して、上記係止部材の姿勢が上記軸の周りの特定の方向に向いているときのみ嵌合する突起を有することを特徴とする。
本明細書で、上記第2ベルト部の裏面の「凹部」とは、窪んでいればよく、上記第2ベルト部を貫通した穴であってもよい。
この一実施形態のベルトでは、ユーザが、上記ベルトを対象物に装着する前に予め、上記第2ベルト部に形成された複数の貫通穴のうちの特定の貫通穴に上記係止部材を取り付けるとき、上記第2ベルト部の裏面の上記凹部に対して、上記係止部材の姿勢が上記軸の周りの特定の方向に向いているときのみ上記基部の突起が嵌合する。上記係止部材の姿勢が上記軸の周りの他の方向を向いているときは、上記第2ベルト部の上記凹部に対して上記基部の突起が嵌合しないので、上記第2ベルト部の裏面に対して上記基部が密接せず、うまく取り付けられない。したがって、上記係止部材を本来の姿勢に対して間違った姿勢で取り付けること(取り付けミス)が防止される。
なお、上記貫通穴が、上記第2ベルト部の上記長手方向に沿った位置毎に複数個ずつセットで形成されている場合は、「貫通穴の中心」とは貫通穴セットの中心を意味する。
一実施形態のベルトでは、上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記基部は、上記長手方向に沿って上記首部から上記第2ベルト部の先端側に相当する領域のみに存在することを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記基部は、上記長手方向に沿って上記首部から上記第2ベルト部の先端側に相当する領域のみに存在する。言い換えれば、上記係止部材の上記基部は、上記長手方向に沿って上記首部よりも上記第1ベルト部側に相当する領域には存在しない。これにより、このベルトを例えば身体の手首に装着する際に、手首表面の組織(肉)を上記第2ベルト部の裏面と上記係止部材の上記基部との間に挟んでしまうような不具合を避けることができる。
すなわち、仮に、上記係止部材の上記基部が上記長手方向に沿って上記首部よりも上記第1ベルト部側に相当する領域に存在すれば、ユーザが、第1ベルト部に取り付けられた枠状体に第2ベルト部を通して、上記第2ベルト部の先端を引っ張ったとき、上記第2ベルト部が上記枠状体の上記辺によって比較的小さい曲率半径で撓んで、上記第2ベルト部の裏面と上記基部との間に、手首へ向かって開いた隙間が生ずることがある。その状態で、ユーザが上記第2ベルト部の先端を離すと、その隙間が閉じようとして、手首表面の組織(肉)を上記第2ベルト部の裏面と上記係止部材の上記基部との間に挟む可能性がある。これに対して、上記係止部材の上記基部が上記長手方向に沿って上記首部よりも上記第1ベルト部側に相当する領域に存在しなければ、そのような不具合を避けることができる。
一実施形態のベルトでは、上記ベルト本体が上記対象物に装着された状態で、上記枠状体の上記辺による上記係止部材の係止を解除する取り外し機構を備えたことを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、上記ベルト本体が上記対象物に装着された状態で、ユーザは、取り外し機構によって上記枠状体の上記辺による上記係止部材の係止を解除することができる。したがって、ベルトの取り外しが容易になる。
一実施形態のベルトでは、上記ベルト本体が上記対象物に装着された状態で、上記第2ベルト部のうち上記枠状体の上記辺を越えた部分を、上記第1ベルト部の対応する部分に固定する固定部材を備えたことを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、上記ベルト本体が上記対象物に装着された状態で、固定部材が、上記第2ベルト部のうち上記枠状体の上記辺を越えた部分(先端を含む。)を、上記第1ベルト部の対応する部分に固定する。したがって、上記対象物に対するベルトの装着が確実になる。また、上記対象物が動く場合(例えば、身体の手首などである場合)に、上記第2ベルト部のうち上記枠状体の上記辺を越えた部分がぶらぶらして邪魔になったり、見栄えを損なったりするのを防止できる。
一実施形態のベルトでは、上記ベルト本体の張力を検出する検出部を搭載したことを特徴とする。
この一実施形態のベルトでは、搭載された検出部が上記ベルト本体の張力を検出する。したがって、ユーザは、上記ベルト本体の張力を知ることができ、上記ベルト本体が対象物に適切に装着されていることを確認することができる。
別の局面では、この発明のベルトは、
実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
細長く帯状に延びるベルト本体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
上記ベルト本体から分離して構成され、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の上記貫通穴に、上記第2ベルト部の表面から突出するように取り付けられる係止部材とを備え、
上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ頭部とを含み、
上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止するようになっており、
上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状は、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と異なる性質を有し、
上記係止部材の上記首部の形状は、上記貫通穴の形状と実質的に同じであり、それによって、上記係止部材は、上記貫通穴の形状に対して上記首部の形状が一致する本来の姿勢で取り付けられることが許容される一方、上記軸の周りで180°回転した間違った姿勢で取り付けられることが禁止されることを特徴とする。
さらに別の局面では、この発明のベルトは、
実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
細長く帯状に延びるベルト本体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
上記ベルト本体から分離して構成され、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の上記貫通穴に、上記第2ベルト部の表面から突出するように取り付けられる係止部材とを備え、
上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ頭部とを含み、
上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止するようになっており、
上記第2ベルト部の裏面は、上記長手方向に沿って並ぶ上記貫通穴の位置毎に、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに上記係止部材の方向を決めるための凹部を有し、
上記係止部材の上記基部は、上記第2ベルト部の上記凹部に対して、上記係止部材の姿勢が上記軸の周りの特定の方向に向いているときのみ嵌合する突起を有することを特徴とする。
さらに別の局面では、この発明のベルトは、
実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
細長く帯状に延びるベルト本体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
上記ベルト本体から分離して構成され、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の上記貫通穴に、上記第2ベルト部の表面から突出するように取り付けられる係止部材とを備え、
上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ頭部とを含み、
上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止するようになっており、
上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記基部は、上記長手方向に沿って上記首部から上記第2ベルト部の先端側に相当する領域のみに存在し、それによって、上記ベルトが上記対象物に装着される過程で、上記枠状体に通された上記第2ベルト部のうち上記係止部材が取り付けられている部分が上記枠状体の上記辺を取り巻いて曲げられたとき、上記第2ベルト部と上記係止部材の上記基部との間に上記対象物の表面が挟まれるのを防止することを特徴とする。
また、この発明のウェアラブル機器は、
上記発明のベルトと、
上記ベルトによって身体に装着されるべき機器と、
を備える。
この発明のウェアラブル機器では、身体に対する装着状態でのベルト本体の張力を適切に設定できる。したがって、上記ベルトによって身体に装着された機器が例えば活動量計や脈拍計の機能を含むとき、その機能に関する測定精度を高めることができる。
上記機器は、上記ベルト本体に一体に内蔵され、または上記ベルト本体に取り付けられているのが望ましい。その場合、身体に対する装着が容易になる。
以上より明らかなように、この発明のベルトによれば、対象物に対する装着状態でのベルト本体の張力を適切に設定できる。
また、この発明のウェアラブル機器では、身体に対する装着状態でのベルト本体の張力を適切に設定できる。
この発明のベルトを適用した一実施形態のウェアラブル機器を斜めから見たところを示す図である。 上記ウェアラブル機器の第2ベルト部の特定の貫通穴セットに係止部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 上記係止部材を示す斜視図である。 上記係止部材を示す平面図である。 上記係止部材を示す側面図である。 上記第2ベルト部の特定の貫通穴セットに係止部材を取り付けた状態を示す平面レイアウト図である。 上記ウェアラブル機器を手首に装着する仕方を説明する図である。 上記ウェアラブル機器を手首に装着する仕方を説明する図である。 上記ウェアラブル機器を手首に装着する仕方を説明する図である。 ベルト本体が手首に装着された状態で、リングの辺が係止部材の頭部を係止する態様を拡大して示す図である。 変形例1の係止部材を示す斜視図である。 上記変形例1の係止部材を示す平面図である。 上記第2ベルト部の特定の貫通穴セットに上記変形例1の係止部材を取り付けた状態を示す平面レイアウト図である。 変形例2の係止部材を示す斜視図である。 上記変形例2の係止部材を示す平面図である。 上記第2ベルト部の特定の貫通穴セットに上記変形例2の係止部材を取り付けた状態を示す平面レイアウト図である。 変形例3の係止部材を示す斜視図である。 上記変形例3の係止部材を示す平面図である。 上記第2ベルト部の特定の貫通穴セットに上記変形例3の係止部材を取り付けた状態を示す平面レイアウト図である。 変形例4の係止部材を示す斜視図である。 上記変形例4の係止部材を示す平面図である。 上記第2ベルト部の特定の貫通穴セットに上記変形例4の係止部材を取り付けた状態を示す平面レイアウト図である。 リングの辺に、取り外し機構としてのタブを設けた変形例(変形例5)を示す斜視図である。 リングの辺に、リリースボタンを含む取り外し機構を設けた変形例(変形例6)を示す斜視図である。 図24において、リングの中央の辺の下部を残してコの字状部材の3辺を取り除いた状態を示す斜視図である。 図25において、リリースボタンが押された状態を示す斜視図である。 リングの辺に、リリースボタンを含む取り外し機構を設けた別の変形例(変形例7)を示す斜視図である。 図27において、リングの中央の辺の下部を残してコの字状部材の3辺を取り除いた状態を示す斜視図である。 この発明のベルトを適用した変形例のウェアラブル機器(変形例8)を斜めから見たところを示す図である。 図29のウェアラブル機器の第2ベルト部の特定の貫通穴に係止部材を取り付けるとともに、第1ベルト部の特定の貫通穴に固定部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 図30中の係止部材を示す斜視図である。 図30中の固定部材を示す斜視図である。 第2ベルト部の先端近傍を、固定部材によって、第1ベルト部の対応する部分に固定した状態を示す図である。 手首表面の組織(肉)を第2ベルト部の裏面と係止部材の基部との間に挟むという問題を説明する図である。 その問題について対策が施された、係止部材の変形例(変形例9)を示す側面図である。 ベルト本体の張力を観測できるようにした変形例(変形例10)を示す図である。 ベルト本体の張力を観測できるようにした別の変形例(変形例11)を示す図である。 係止部材に4個の首部とそれに対応する4個の頭部とを設けた変形例(変形例12)を示す図である。 第2ベルト部の裏面に、貫通穴セットを特定するための番号を付した変形例(変形例13)を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態のウェアラブル機器1を斜めから見たところを示している。ウェアラブル機器1は、細長く帯状に延びるベルト(以下では「ベルト本体」という。)10と、このベルト本体10によって身体の手首に装着されるべき機器80と、を備えている。この例では、機器80は、活動量計や脈拍計の機能を含む。なお、説明の便宜のために、XYZ直交座標系を併せて示している。
ベルト本体10は、この例では可撓性をもつシリコーン樹脂(弾性を表すモジュラスは20〜65[MPa])からなり、長手方向としてのY方向に関して一端の側(+Y側)に相当する第1ベルト部11と、Y方向に関して第1ベルト部11と反対の側(−Y側)に相当する第2ベルト部12とを含んでいる。これらの第1ベルト部11と第2ベルト部12との間に、機器80が一体に内蔵されている。
第1ベルト部11の機器80から遠い側(つまり、+Y側)の端部11eには、枠状体としての略矩形のリング13が取り付けられている。リング13は、第1ベルト部11の端部11eをX方向(ベルト面に沿い、かつベルトの長手方向に対して垂直な方向)に貫通して設けられた連結棒(公知のばね棒)30と、この連結棒30に対して、両矢印Bで示すように回動自在に取り付けられた略コの字状の部材(このコの字状部材の3辺を符号31,32,33で表す。)とからなっている。コの字状部材の中央の辺(連結棒30と反対の側に相当する辺)33は、連結棒30に近い側に、他の部分に比して薄厚の縁部33dを有している。この縁部33dの厚さは、後述の係止部材14の頭部43,44を係止し易いように、頭部43,44の当接面43a,44aの高さと略同じに設定されている。この例では、リング13は金属材料からなるが、プラスチック材料からなっていてもよい。
第2ベルト部12には、Y方向に沿って、この例では2個ずつの貫通穴21,22のセット(これを適宜「貫通穴セット21,22」と呼ぶ。)が並べて形成されている。つまり、−X側の貫通穴21の列と、+X側の貫通穴22の列とが形成されている。この例では、図6の平面レイアウトに示すように、各セットをなす貫通穴21,22は、互いに同じ長円形状に形成されている。また、Y方向に沿った位置毎の貫通穴セット21,22;21,22;…は、互いに同じ形状を有している。貫通穴セット21,22がY方向に沿って並ぶピッチは、この例では一定であるが、Y方向の領域に応じて可変されてもよい。
第2ベルト部12の貫通穴セット21,22には、図1中に示す係止部材14が取り付けられるようになっている。係止部材14は、図3(斜視図)、図4(平面図)、図5(側面図)に示すように、共通の基部40と、この基部40に連なり、貫通穴セット21,22に対応する2個の首部41,42と、各首部41,42の先端に設けられた頭部43,44とを有している。この例では、係止部材14は、一体成形されたプラスチック材料(例えばABS樹脂など)からなるが、金属からなっていてもよい。
基部40は、長円形状の平板の形態を有する。首部41,42は、それぞれ基部40に連なる長円形状の断面をもつ柱の形態を有する。これらの首部41,42の形状・寸法は、それぞれ貫通穴21,22の形状・寸法と実質的に同じに設定されている。頭部43,44は、概ね、それぞれ貫通穴セット21,22の寸法よりも大きい寸法の長円形状の断面をもつ柱の形態を有する。より具体的には、頭部43,44は、上側(+Z側)に、−Y側から+Y側へ向かうにつれて基部40から次第に遠ざかる向きに傾斜した傾斜面43b,44bと、それぞれ傾斜面43b,44bに連なり、基部40に対して平行な平坦面43f,44fと、これらの平坦面43f,44fに連なり、図3における手前側(+Y側)の側面(リング13の辺33に対する当接面)43a,44aから+Y側へ張り出したひさし部43c,44cとを、この順に有している。
ウェアラブル機器1を対象物としての手首90に装着する際には、図2および図6に示すように、予め、ユーザは、ベルト本体10の第2ベルト部12に形成された複数の貫通穴セット21,22のうちの特定の貫通穴セット(これを符号21S,22Sで表す。)に、第2ベルト部12の表面から頭部43,44が突出するように係止部材14を取り付ける。
例えば図1中の矢印Aで示すように、ユーザが第2ベルト部12の裏面12b側から貫通穴セット21S,22Sを通して係止部材14の頭部43,44を押し込むことによって、係止部材14が貫通穴セット21S,22Sに容易に取り付けられる。係止部材14の頭部43,44は貫通穴セット21S,22Sの寸法よりも大きい寸法をもつので、図2および図6に示すように係止部材14が貫通穴セット21S,22Sに一旦取り付けられると、係止部材14が自然に脱落することはない。係止部材14の取り付け態様は、基部40が第2ベルト部12の裏面12bに接し、首部41,42が貫通穴セット21S,22Sを通して第2ベルト部12の表面12aへ延び、頭部43,44が表面12aから外向き(+Z向き)に突出した態様となる。
係止部材14が貫通穴セット21S,22Sに取り付けられると、係止部材14の頭部43,44の傾斜面43b,44bは、Y方向に沿って第2ベルト部12の先端12fから第1ベルト部11へ向かうにつれて、第2ベルト部12の表面12aから次第に遠ざかる状態(順テーパ状態)となる。
実際にウェアラブル機器1を手首90に装着する際には、図7に示すように、ユーザは、まず、ベルト本体10を手首90に沿わせて取り巻くようにし、図7中の矢印Cに示すように、第1ベルト部11に取り付けられたリング13に第2ベルト部12の先端12fを通す。続いて、図8に示すように、ユーザは、第2ベルト部12の先端12fを、図8中の矢印Cに示す向きに、係止部材14の頭部43(および44)がリング13の辺33を越えるまで引っ張って離す。すると、図9に示すように、リング13の辺33が係止部材14の頭部43(および44)を係止して、リング13から第2ベルト部12が抜け落ちるのを防ぐ。このようして、ウェアラブル機器1が手首90に装着される。
ここで、ユーザが、第2ベルト部12の先端12fを、図8中の矢印Cに示す向きに、係止部材14の頭部43,44がリング13の辺33を越えるまで引っ張るとき、係止部材14の頭部43,44の傾斜面43b,44bは順テーパ状態となっている。したがって、係止部材14の頭部43,44は、リング13の辺33の下に容易に潜り込み、傾斜面43b,44bによってリング13の辺33を押し上げながら、リング13の辺33を容易に越える。したがって、ベルトが手首90に円滑に装着される。
ベルト本体10が手首90に装着された状態では、リング13の辺33が係止部材14の頭部43,44を係止する。ここで、図10中に示すように、係止部材14の頭部43,44は、リング13の辺33から、概ね、Y方向に沿って第2ベルト部12の先端12fへ向かって力fを受ける。この力fは、首部41,42が貫通穴セット21S,22Sに支持され、また、基部40が第2ベルト部12の裏面12bに支持されることによって、受け止められる。したがって、係止部材14がリング13の辺33から受ける力によって第2ベルト部12から脱落することはない。
また、係止部材14の頭部43,44において、Y方向に沿って第2ベルト部12の先端12fから遠い側の側面(当接面)43a,44aが、ひさし部43c,44cの存在によって、第2ベルト部12の対向する表面12aに対して実質的にオーバハングしている。また、既述のように、リングの辺33の縁部33dの厚さは、係止部材14の頭部43,44を係止し易いように、頭部43,44の当接面43a,44aの高さと略同じに設定されている。したがって、ベルト本体10が手首90に装着された状態では、係止部材14の頭部43,44の当接面43a,44aが、リング13の辺33(この例では縁部33d)によって確実に係止される。したがって、リング13から第2ベルト部12が矢印Dで示す向きに不用意に抜け落ちるような事態を確実に防止できる。
上述のように、このウェアラブル機器1では、手首90に装着される前に予め、係止部材14がベルト本体10の第2ベルト部12の特定の貫通穴セット21S,22Sに取り付けられる。したがって、ベルト本体10が手首90に装着された状態では、リング13の辺33から係止部材14(の頭部43,44)までの周方向の長さが安定し、ベルト本体10の張力が適切に設定される。この結果、この例のように機器80が活動量計や脈拍計の機能を含むとき、機器80の測定が安定して行われる。
上述の第2ベルト部12において係止部材14が取り付けられる特定の貫通穴セット21S,22Sとしては、例えばベルト本体10が機器80の機能に適した或る張力(張力が実質的にゼロである場合も含む。)で手首90を取り巻いたときに、リング13の辺33に重なる貫通穴セットを選択するのが望ましい。これにより、ベルト本体10が手首90装着された状態では、ベルト本体10はその張力、つまり機器80の機能に適した張力で手首90を取り巻くようになる。
また、この例では、第2ベルト部12のY方向に沿った位置毎の貫通穴セット21,22;21,22;…は、互いに同じ形状を有している。したがって、複数の貫通穴セット21,22;21,22;…に対して、係止部材14として共通のものを使う(取り付ける)ことが可能になる。
(変形例1)
上の例では、第2ベルト部12の貫通穴セット21,22の形状は、その貫通穴セット21,22の中心を通り第2ベルト部12に対して垂直な軸20z(図6参照)の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と一致する。同様に、係止部材14の首部41,42の形状は、軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の首部の形状と一致する。つまり、貫通穴セット21,22および首部41,42の形状は、それぞれ軸20zの周りに2回対称の回転対称性を有する。このため、ユーザが第2ベルト部12の貫通穴セット21,22に係止部材14を取り付けるとき、係止部材14を本来の姿勢に対して軸20zの周りに180°回転して取り付けてしまう事態(取り付けミス)が想定される。そのような取り付けミスが生じた場合、上の例では、実際にベルトを手首90に装着する際に、ユーザが、第2ベルト部12の先端12fを、図8中の矢印Cに示す向きに、係止部材14の頭部43,44がリング13の辺33を越えるまで引っ張るとき、係止部材14の頭部43,44がリング13の辺33に引っ掛かって、円滑な装着を妨げる可能性がある。また、ベルトが手首90に装着された状態では、係止部材14の頭部43,44が傾斜面43b,44bのせいでリング13の辺33の下に潜り込み、リング13から第2ベルト部12が抜け落ちるのを助ける可能性がある。
図11、図12、図13を用いて、その点について対策が施された、上述の係止部材14と第2ベルト部12の変形例を説明する(この変形例の係止部材、第2ベルト部をそれぞれ符号114、112で示す。)。なお、図11、図12、図13では、図3、図4、図6に中の要素と対応する要素には、それぞれ100だけ増加した符号を付している(これにより、重複する説明を適宜省略する)。
第2ベルト部112には、図13の平面レイアウトに示すように、Y方向に沿った位置毎の各セットをなす貫通穴121,122が、互いに同じ円形状に形成されている。つまり、第2ベルト部112の貫通穴セット121,122の形状は、先の例と同様に、貫通穴セット121,122の中心を通り第2ベルト部112に対して垂直な軸120zの周りに2回対称の回転対称性を有する。
係止部材114では、首部141,142の形状・寸法は、それぞれ貫通穴121,122の形状・寸法と実質的に同じに設定されている。頭部143,144は、図11、図12によって分かるように、概ね、それぞれ貫通穴セット121,122の寸法よりも大きい寸法をもつ円形状の柱の形態を有する。より具体的には、頭部143,144は、上側(+Z側)に、基部140に対して平行な平坦面143f,144fと、これらの平坦面143f,144fの縁に連なり、平坦面143f,144fから離れるにつれて次第に開きながら基部140側(−Z側)に近づく截頭円錐面143b,144bと、側面(リング13の辺33に対する当接面)143a,144aから周囲へ張り出した環状のひさし部143c,144cとを、この順に有している。截頭円錐面143b,144bは、それぞれ、−Y側と+Y側との両方に関する傾斜面を構成している。また、頭部143,144は、下側(−Z側)に、ひさし部143c,144cに対して上下対称の環状の張り出し部143d,144dを有している。分かるように、この係止部材114では、首部141,142だけでなく、頭部143,144も、図13中の軸120zの周りに2回対称の回転対称性を有する。
ウェアラブル機器1を対象物としての手首90に装着する際には、図13に示すように、予め、ユーザは、ベルト本体10の第2ベルト部112に形成された複数の貫通穴セット121,122のうちの特定の貫通穴セット121S,122Sに、第2ベルト部112の表面から頭部143,144が突出するように係止部材114を取り付ける。このとき、下側の張り出し部143d,144dは、貫通穴セット121,122の面取り121d,122dに収容される。
係止部材114が貫通穴セット121S,122Sに取り付けられると、係止部材114の軸120zの周りの180°回転の有無にかかわらず、係止部材114の頭部143,144の截頭円錐面143b,144bのうち−Y側の部分は、Y方向に沿って第2ベルト部112の先端112fから第1ベルト部11へ向かうにつれて、第2ベルト部112の表面112aから次第に遠ざかる状態(順テーパ状態)となる。
実際にウェアラブル機器1を手首90に装着する際に、ユーザが、第2ベルト部112の先端112fを、図8中の矢印Cに示したのと同様に、係止部材114の頭部143,144がリング13の辺33を越えるまで引っ張るとき、係止部材114の頭部143,144の截頭円錐面143b,144bのうち−Y側の部分は順テーパ状態となっている。したがって、係止部材114の頭部143,144は、リング13の辺33の下に容易に潜り込み、截頭円錐面143b,144b(のうち−Y側の部分)によってリング13の辺33を押し上げながら、リング13の辺33を容易に越える。したがって、ウェアラブル機器1が手首90に円滑に装着される。
また、ベルト本体10が手首90に装着された状態では、リング13の辺33が係止部材114の頭部143,144を係止する。ここで、係止部材114の軸120zの周りの180°回転の有無にかかわらず、係止部材114の頭部143,144は、Y方向に沿って第2ベルト部112の先端112fから遠い側の側面(当接面)143a,144aが、ひさし部143c,144cの存在によって、第2ベルト部112の対向する表面112aに対して実質的にオーバハングしている。したがって、ベルト本体10が手首90に装着された状態では、係止部材114の頭部143,144の当接面143a,144aが、リング13の辺33(この例では縁部33d)によって確実に係止される。したがって、リング13から第2ベルト部112が不用意に抜け落ちるような事態を確実に防止できる。
(変形例2)
図14、図15、図16を用いて、上述の係止部材14と第2ベルト部12の別の変形例を説明する(この変形例の係止部材、第2ベルト部をそれぞれ符号214、212で示す。)。なお、図14、図15、図16では、図3、図4、図6に中の要素と対応する要素には、それぞれ200だけ増加した符号を付している(これにより、重複する説明を適宜省略する)。
第2ベルト部212には、図16の平面レイアウトに示すように、Y方向に沿った位置毎の各セットをなす貫通穴221,222が、互いに同じ、角が丸まった三角形状に形成されている。貫通穴221,222の形状の丸まった角(頂点)の一つは、それぞれ−Y方向に向いている。貫通穴221,222の形状の他の角(頂点)は、±X方向に向いている。つまり、第2ベルト部212の貫通穴221,222の形状は、それぞれ、その貫通穴221,222の中心を通り第2ベルト部212に対して垂直な軸221z,222zの周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴221,222の形状と異なる性質を有する。これに伴って、貫通穴セット221,222としての形状も、その貫通穴セット221,222の中心を通り第2ベルト部212に対して垂直な軸220zの周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴セット221,222の形状と異なる性質を有する。すなわち、貫通穴セット221,222の形状の回転対称性は2回対称ではない。
係止部材214では、首部241,242の形状・寸法は、それぞれ貫通穴221,222の形状・寸法と実質的に同じに設定されている。図14、図15によって分かるように、頭部243,244の形状・寸法は、図3、図4、図6に示した係止部材14の頭部43,44の形状・寸法と同じに設定されている。
このようにした場合、図16に示すように、ユーザが、ウェアラブル機器1を手首90に装着する前に予め、第2ベルト部212に形成された複数の貫通穴セット221,222のうちの特定の貫通穴セット221S,222Sに係止部材214を取り付けるとき、貫通穴セット221S,222Sの形状に対して係止部材214の首部241,242の形状が一致する向きに、つまり係止部材214を本来の姿勢で、取り付けることを促される。この結果、係止部材214を本来の姿勢に対して180°回転した姿勢で間違って取り付けること(取り付けミス)が防止される。
(変形例3)
図17、図18、図19を用いて、上述の係止部材14と第2ベルト部12の別の変形例を説明する(この変形例の係止部材、第2ベルト部をそれぞれ符号314、312で示す。)。なお、図17、図18、図19では、図3、図4、図6に中の要素と対応する要素には、それぞれ300だけ増加した符号を付している(これにより、重複する説明を適宜省略する)。
第2ベルト部312には、図19の平面レイアウトに示すように、Y方向に沿った位置毎の各セットをなす貫通穴321,322が、互いに異なる長円形状に形成されている。具体的には、第2ベルト部312において−X側に並ぶ貫通穴321は、図6に示した第2ベルト部12の貫通穴21と同じ形状・寸法に設定されている。第2ベルト部312において+X側に並ぶ貫通穴322は、図6に示した第2ベルト部12の貫通穴22(したがって貫通穴21)よりもX方向寸法が大きい長円形状に設定されている。この結果、
貫通穴セット321,322としての形状は、その貫通穴セット321,322の中心を通り第2ベルト部312に対して垂直な軸320zの周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴セット321,322の形状と異なる性質を有する。すなわち、貫通穴セット321,322の形状の回転対称性は2回対称ではない。
係止部材314では、首部341,342の形状・寸法は、それぞれ貫通穴321,322の形状・寸法と実質的に同じに設定されている。図17、図18によって分かるように、−X側の頭部343の形状・寸法は、図3、図4、図6に示した係止部材14の頭部43の形状・寸法と同じに設定されている。+X側の頭部344の形状は、頭部343よりもX方向寸法が大きい長円形状の断面をもつ柱状に設定されている。
このようにした場合、図19に示すように、ユーザが、ウェアラブル機器1を手首90に装着する前に予め、第2ベルト部312に形成された複数の貫通穴セット321,322のうちの特定の貫通穴セット321S,322Sに係止部材314を取り付けるとき、貫通穴セット321S,322Sの形状に対して係止部材314の首部341,342の形状が一致する向きに、つまり係止部材314を本来の姿勢で、取り付けることを促される。この結果、係止部材314を本来の姿勢に対して180°回転した姿勢で間違って取り付けること(取り付けミス)が防止される。
(変形例4)
図20、図21、図22を用いて、上述の係止部材14と第2ベルト部12の別の変形例を説明する(この変形例の係止部材、第2ベルト部をそれぞれ符号414、412で示す。)。なお、図17、図18、図19では、図3、図4、図6に中の要素と対応する要素には、それぞれ400だけ増加した符号を付している(これにより、重複する説明を適宜省略する)。
第2ベルト部412には、図22の平面レイアウトに示すように、図6に示した第2ベルト部12と同様に、Y方向に沿って貫通穴セット421,422が並べて形成されている。各セットをなす貫通穴421,422の形状・寸法は、それぞれ図6に示した第2ベルト部12の貫通穴セット21,22の形状・寸法と同じに設定されている。この例では、Y方向に沿って並ぶ貫通穴セット421,422の位置毎に、もう1つの円形の貫通穴425が形成されている。この貫通穴425は、対応する貫通穴セット421,422の中心を通り第2ベルト部412に対して垂直な軸420zの周りに係止部材414の方向を決めるための凹部として働く。
係止部材414では、図20、図21によって分かるように、首部441,442、頭部443,444の形状・寸法は、それぞれ図3、図4、図6に示した係止部材14の首部41,42、頭部43,44の形状・寸法と同じに設定されている。この例では、基部440上に、第2ベルト部412の貫通穴425に対して、係止部材414の姿勢が軸420zの周りの特定の方向(図22中に示す)に向いているときのみ嵌合する略円柱状の突起445が設けられている。
このようにした場合、図22に示すように、ユーザが、ウェアラブル機器1を手首90に装着する前に予め、第2ベルト部412に形成された複数の貫通穴セット421,422のうちの特定の貫通穴セット421S,422Sに係止部材414を取り付けるとき、第2ベルト部412の貫通穴425に対して、係止部材414の姿勢が軸420zの周りの特定の方向(図22中に示す)に向いているときのみ基部440の突起445が嵌合する。係止部材414の姿勢が軸420Zの周りの他の方向を向いているときは、第2ベルト部412の貫通穴425に対して基部440の突起445が嵌合しないので、第2ベルト部412の裏面に対して基部440が密接せず、うまく取り付けられない。したがって、係止部材414を本来の姿勢に対して間違った姿勢で取り付けること(取り付けミス)が防止される。
なお、貫通穴425は、第2ベルト部412を必ずしも貫通していなくてもよく、窪んでいれば足りる。
(変形例5)
ウェアラブル機器1を手首90から取り外すとき、上述のリング13の辺33による係止部材14の係止を、ユーザが容易に解除できるのが望ましい。
図23は、リング13の辺33に、取り外し機構としてのタブ39を設けた変形例を示している。この例では、タブ39は、帯状のプラスチック材料からなり、リング13の辺33に外向き(連結棒30から離れる向き)に突出して取り付けられている。このようなタブ39は、比較的簡単に設けることができる。
ウェアラブル機器1を手首90から取り外すとき、ユーザは、タブ39を指で摘まんで、図23中に矢印Eの向きに引っ張る。すると、その引っ張る力によって第1ベルト部11が少し伸びて、リング13が矢印Eの向きに少しだけ移動する。これにより、リング13の辺33(の縁部33d)と係止部材14の頭部43,44とが離間する。この結果、ユーザは、リング13を矢印B1の向きに回転でき、リング13による係止部材14の係止を容易に解除できる。
このようにして、ユーザは、ウェアラブル機器1を手首90から容易に取り外すことができる。
(変形例6)
図24、図25、図26を用いて、上述のリング13に相当するリング113の辺133に、リリースボタン151を含む取り外し機構150を設けた変形例を説明する。なお、図24、図25、図26において、既述の要素と同じ要素には同じ符号を用いている。
この例では、図24に示すように、リング113は、第1ベルト部11の端部11eを貫通して設けられた連結棒(公知のばね棒)130と、この連結棒130に対して、回動自在に取り付けられた略コの字状の部材(このコの字状部材の3辺を符号131,132,133で表す。)とを有している。コの字状部材の中央の辺(連結棒130と反対の側に相当する辺)133は、L字状の境界線133eを介して上下に2分割されており(辺133の下部を符号134で示す。)、内部に取り外し機構150を含んでいる。
図25は、理解の容易のために、中央の辺の下部134を残してコの字状部材の3辺131,132,133を取り除いた状態を示している。取り外し機構150は、外部に突出したリリースボタン151と、このリリースボタン151と一体の、中央の辺の下部134の溝134bに奥手前(図1におけるX方向)にスライド可能に収容されたスライド板152とを備えている。スライド板152は、連結棒130に近い側に、係止部材14の頭部43,44の当接面43a,43bに当接するL字状の爪153,154を有している。また、スライド板152は、奥手前にそれぞれ、X方向に延在する一対の長円形状の貫通穴155,156を有している。これらの貫通穴155,156は、中央の辺の下部134の溝134bに突設された案内ピン135,136に嵌合している。また、スライド板152は、連結棒130から遠い側に、コイルばねを受けるための受け面157を有している。この受け面157と中央の辺の下部134の対向面134dとの間に、コイルばね158が縮装されている。
リリースボタン151に外力が加えられていない場合、コイルばね158の伸張力によって、スライド板152は奥側(図1における−X側)に移動した状態にある。これにより、係止部材14の頭部43,44は、L字状の爪153,154によって係止されている。この状態で、ウェアラブル機器1を手首90から取り外すために、ユーザがリリースボタン151を矢印Fで示す向きに押すと、スライド板152は、貫通穴155,156を介して案内ピン135,136によって案内されつつ、コイルばね158の伸張力に抗して、図26に示すように手前側(図1における+X側)へ移動する。これにより、L字状の爪153,154が、係止部材14の頭部43,44の当接面43a,43bから外れる。この結果、ユーザは、リング113を矢印B2の向きに回転でき、リング113による係止部材14の係止を容易に解除できる。
このようにして、ユーザは、ウェアラブル機器1を手首90から容易に取り外すことができる。
(変形例7)
図27、図28を用いて、上述のリング13に相当するリング213の辺233に、リリースボタン251を含む取り外し機構250を設けた別の変形例を説明する。なお、図27、図28において、既述の要素と同じ要素には同じ符号を用いている。
この例では、図27に示すように、リング213は、第1ベルト部11の端部11eを貫通して設けられた連結棒(公知のばね棒)230と、この連結棒230に対して、回動自在に取り付けられた略コの字状の部材(このコの字状部材の3辺を符号231,232,233で表す。)とを有している。コの字状部材の中央の辺(連結棒230と反対の側に相当する辺)233は、L字状の境界線233eを介して上下に2分割されており(辺233の下部を符号234で示す。)、内部に取り外し機構250を含んでいる。なお、取り外し機構250のカバー235は、中央の辺233(上部)に一体に取り付けられている。
図28は、理解の容易のために、中央の辺の下部234を残してコの字状部材の3辺231,232,233を取り除いた状態を示している。取り外し機構250は、リリースボタン251(図27)と一体の、辺の下部234の溝234bに左右(図1におけるY方向)にスライド可能に収容されたスライド板252を備えている。スライド板252は、連結棒230に近い側に、係止部材14の頭部43,44のひさし部43c,44cに当接する押し面253を有している。また、スライド板252は、奥手前にそれぞれ、Y方向に延在する一対の長円形状の貫通穴255,256を有している。これらの貫通穴255,256は、中央の辺の下部234の溝234bに突設された案内ピン235,236に嵌合している。また、スライド板252は、連結棒230から遠い側に、コイルばねを受けるための受け面257を有している。この受け面257と中央の辺の下部234の対向面234dとの間に、コイルばね258が縮装されている。
リリースボタン251に外力が加えられていない場合、コイルばね258の伸張力によって、スライド板252は右側(図1における+Y側)に移動した状態にある。これにより、係止部材14の頭部43,44は、中央の辺の下部の234の薄厚の縁部233dによって係止されている。この状態で、ウェアラブル機器1を手首90から取り外すために、ユーザがリリースボタン251を矢印Gで示す向きに押すと、スライド板252は、貫通穴255,256を介して案内ピン235,236によって案内されつつ、コイルばね258の伸張力に抗して、左側(図1における−Y側)にへ移動する。これにより、押し面253が、係止部材14の頭部43,44のひさし部43c,44cを左側へ押す。これにより、係止部材14の頭部43,44が中央の辺の下部の234の薄厚の縁部233dから外れる。この結果、ユーザは、リング213を矢印B3の向きに回転でき、リング213による係止部材14の係止を容易に解除できる。
このようにして、ユーザは、ウェアラブル機器1を手首90から容易に取り外すことができる。
(変形例8)
図29は、変形例のウェアラブル機器501を斜めから見たところを示している。ウェアラブル機器501は、細長く帯状に延びるベルト(以下では「ベルト本体」という。)510と、このベルト本体510によって身体の手首に装着されるべき機器580と、を備えている。この例では、機器580は、活動量計や脈拍計の機能を含む。なお、図29(および後述の図30〜図33)では、図1中の要素と対応する要素には、それぞれ500だけ増加した符号を付している(これにより、重複する説明を適宜省略する)。
ベルト本体510は、この例では可撓性をもつシリコーン樹脂(弾性を表すモジュラスは20〜65[MPa])からなり、長手方向としてのY方向に関して一端の側(+Y側)に相当する第1ベルト部511と、Y方向に関して第1ベルト部511と反対の側(−Y側)に相当する第2ベルト部512とを含んでいる。これらの第1ベルト部511と第2ベルト部512との間に、機器580が一体に内蔵されている。
第1ベルト部511の機器580から遠い側(つまり、+Y側)の端部511eには、枠状体としての略矩形のリング513が取り付けられている。リング513は、既述のリング13と同じものであり、両矢印Jで示すように回動自在になっている。
第2ベルト部512には、Y方向に沿って、この例では1個ずつの貫通穴522が並べて形成されている。第1ベルト部511にも、Y方向に沿って、1個ずつの貫通穴521が並べて形成されている。この例では、各貫通穴521,522は、互いに同じ長円形状に形成されている。
第2ベルト部512の貫通穴522には、図29中に示す係止部材514が取り付けられるようになっている。係止部材514は、図31(斜視図)に示すように、概ね、既述の係止部材14の首部41,42を合体して1つにするとともに、頭部43,44を合体して1つにした形態を有している。具体的には、係止部材514は、長円形状の平板の形態をもつ基部540と、この基部540に連なり、第2ベルト部512の貫通穴522の形状・寸法と実質的に同じ形状・寸法をもつ首部541と、貫通穴522の寸法よりも大きい寸法をもつ長円形状の柱の形態をもつ頭部543とを有している。頭部543は、上側(+Z側)に、−Y側から+Y側へ向かうにつれて基部540から次第に遠ざかる向きに傾斜した傾斜面543bと、傾斜面543bに連なり、基部540に対して平行な平坦面543fと、この平坦面543fに連なり、図29における手前側(+Y側)の側面(リング513の辺533に対する当接面)543aから+Y側へ張り出したひさし部543cとを、この順に有している。
第1ベルト部511の貫通穴521には、図29中に示す固定部材516が取り付けられるようになっている。固定部材516は、図32(斜視図)に示すように、長円形状の平板の形態をもつ基部560と、この基部560に連なり、第1ベルト部511の貫通穴521の形状・寸法と実質的に同じ形状・寸法をもつ第1の首部561と、第1の首部561の上縁の周りに長円形状に張り出した鍔部562と、この鍔部562に連なり、第2ベルト部512の貫通穴522の形状・寸法と実質的に同じ形状・寸法をもつ第2の首部563と、第2の首部563の上端に形成された長円形状の平板の形態をもつ頂部564とを、この順に有している。
ウェアラブル機器501を対象物としての手首90に装着する際には、図30に示すように、予め、ユーザは、ベルト本体510の第2ベルト部512に形成された複数の貫通穴522のうちの特定の貫通穴(これを符号522Sで表す。)に、第2ベルト部512の表面から頭部543が突出するように係止部材514を取り付ける。
例えば図29中の矢印Hで示すように、ユーザが第2ベルト部512の裏面512b側から貫通穴522Sを通して係止部材514の頭部543を押し込むことによって、既述の係止部材14と同様に、係止部材514が貫通穴522Sに容易に取り付けられる。係止部材514が貫通穴522Sに取り付けられると、係止部材514の頭部543の傾斜面543bは、Y方向に沿って第2ベルト部512の先端512fから第1ベルト部511へ向かうにつれて、第2ベルト部512の表面512aから次第に遠ざかる状態(順テーパ状態)となる。
それとともに、ユーザは、ベルト本体510の第1ベルト部511に形成された複数の貫通穴521のうちの特定の貫通穴(これを符号521Sで表す。)に、第1ベルト部511の表面511aから頂部564、第2の首部563および鍔部562が突出するように固定部材516を取り付ける。
例えば図29中の矢印Iで示すように、ユーザが第1ベルト部511の裏面511b側から貫通穴521Sを通して固定部材516の頂部564、鍔部562および第2の首部563を押し込むことによって、固定部材516が貫通穴521Sに容易に取り付けられる。固定部材516の取り付け態様は、基部560が第1ベルト部511の裏面511bに接し、第1の首部561が貫通穴521Sを通して第1ベルト部511の表面511aへ延び、頂部564、第2の首部563および鍔部562が表面512aから外向きに突出した態様となる。
実際にウェアラブル機器501を手首90に装着する際には、既に図7〜図9によって説明したのと同じ手順で装着する。
ここで、係止部材514の頭部543の傾斜面543bは順テーパ状態となっているので、係止部材514の頭部543は、リング513の辺533を容易に越える。したがって、既述の例と同様に、ウェアラブル機器501が手首90に円滑に装着される。ベルト本体510が手首90に装着された状態では、リング513の辺533が係止部材514の頭部543を係止する。
さらに、この例では、図33に示すように、ユーザは、第2ベルト部512のうちリング513の辺533を越えた部分(先端512fを含む。)を、固定部材516によって、第1ベルト部511の対応する部分に固定する。具体的には、第2ベルト部512の先端512f近傍の対応する貫通穴522に、第1ベルト部511の表面511aから外向きに突出する固定部材516の頂部564を押し込んで第2の首部563を嵌合させる。
このようにした場合、手首90に対するウェアラブル機器501の装着が確実になる。また、手首90が動く場合に、第2ベルト部512のうちリング513の辺533を越えた部分がぶらぶらして邪魔になったり、見栄えを損なったりするのを防止できる。
上述の第1ベルト部511において固定部材516が取り付けられる特定の貫通穴521Sとしては、例えばベルト本体510が機器580の機能に適した或る張力(張力が実質的にゼロである場合も含む。)で手首90を取り巻いたときに、第2ベルト部512の先端512f近傍に重なる貫通穴セットを選択するのが望ましい。これにより、第2ベルト部512の先端512f近傍が丁度固定部材516に取り付けられるようになる。
なお、固定部材516に代えて、一般的な時計ベルトの構成として知られているように、第1ベルト部511を取り巻く定革と遊革を設けて、これらの定革と遊革によって、第2ベルト部512の先端512fを第1ベルト部511に固定してもよい。
または、第2ベルト部512の先端512f近傍と、第1ベルト部511の対応する位置とに、それぞれ磁石を設けて、それらの磁石同士の引力によって第2ベルト部512の先端512fを第1ベルト部511に固定してもよい。
(変形例9)
既述の係止部材14(図3〜図5参照)を用いる場合、実際にウェアラブル機器1を手首90に装着する際に、ユーザが、第2ベルト部12の先端12fを、例えば図34中の矢印Kに示す向きに、第2ベルト部12のうち係止部材14が取り付けられている部分が比較的小さい曲率半径で曲がるように引っ張ったとき、第2ベルト部12の裏面12bと係止部材14の基部40との間に、手首90へ向かって開いた隙間91が生ずる。その状態で、ユーザが第2ベルト部12の先端12fを離すと、その隙間91が閉じようとして、手首表面90aの組織(肉)を第2ベルト部12の裏面12bと係止部材14の基部40との間に挟む可能性がある。
図35は、その点について対策が施された、係止部材14の変形例を、図5に対応して示している(この変形例の係止部材を符号14Aで示す。)。なお、図35では、図5中の要素と同じ要素には、同じ符号を付している(これにより、重複する説明を適宜省略する)。
この係止部材14Aの基部40Aは、Y方向に沿って首部42(および41)から−Y側に相当する領域のみに存在し、首部42(および41)よりも+Y側に相当する領域には存在しない(係止部材14の基部40に比して、図35中に2点鎖線で示す部分40Xが欠落している。)。この結果、係止部材14が第2ベルト部12の貫通穴セット21,22に取り付けられた状態では、係止部材14の基部40は、Y方向に沿って首部41,42から第2ベルト部12の先端12f側に相当する領域のみに存在し、反対側に相当する領域には存在しない。
これにより、図34中に示した隙間91が生じなくなる。したがって、ウェアラブル機器1を手首90に装着する際に、手首表面90aの組織(肉)を第2ベルト部12の裏面12bと係止部材14の基部40との間に挟んでしまうような不具合を避けることができる。
(変形例10)
既述のように、ウェアラブル機器1(および501)が手首90に装着された状態では、ベルト本体10の張力が設定される。この張力は観測可能であるのが望ましい。
図36は、ベルト本体10の張力を観測できるようにした変形例を示している。
この例では、リング13の中央の辺33の内縁に、検出部としての圧力センサ71が取り付けられている。ウェアラブル機器1が手首90に装着された状態では、圧力センサ71には、リング13の中央の辺33と係止部材14の頭部43,44を介して、第1ベルト部11と第2ベルト部12との間の力、すなわち、ベルト本体10の張力が加わる。
圧力センサ71としては、例えばイナバゴム株式会社製の感圧導電性エラストマーセンサ(登録商標「イナストマー」)を使用することができる。この圧力センサ71は、絶縁体のエラストマー内に導電性粒子が分散した構造を備え、圧力が加えられると内部の導電性粒子同士が接触してセンサ全体としての電気抵抗が変化する。圧力センサ71の電気抵抗の変化を圧力信号として機器80が検出すれば、ベルト本体10の張力を観測することができる。
これにより、ユーザは、ベルト本体10の張力を知ることができ、ウェアラブル機器1が手首90に適切に装着されていることを確認することができる。
(変形例11)
図37は、ベルト本体10の張力を観測できるようにした別の変形例を示している。
この例では、機器80と第2ベルト部12との間にまたがって、検出部としての圧力センサ72が取り付けられている。ウェアラブル機器1が手首90に装着された状態では、圧力センサ72には、機器80と第2ベルト部12との間の力、すなわち、ベルト本体10の張力が加わる。
圧力センサ72としては、株式会社共和電業製のプラスチック用箔ひずみゲージ(品番KFP)を使用することができる。この圧力センサ72は、外部から張力(または圧縮力)を加えられると伸び(縮み)、その抵抗値が変化する。圧力センサ72の電気抵抗の変化を圧力信号として機器80が検出すれば、ベルト本体10の張力を観測することができる。
これにより、ユーザは、ベルト本体10の張力を知ることができ、ウェアラブル機器1が手首90に適切に装着されていることを確認することができる。
(変形例12)
例えば図3〜図5に示した係止部材14は、X方向に並べて首部41,42と頭部43,44を有している。しかしながら、これに限られるものではない。
例えば図38に示す係止部材(全体を符号714で示す。)は、基部740上に、X方向だけでなくY方向にも並べて、合計4個の首部741,742,745,746と、それらの首部にそれぞれ対応する合計4個の頭部743,744,747,748とを有している。なお、図38では、首部741,745とそれに対応する頭部743,747が奥側(−X側)に配置され、首部742,746とそれに対応する頭部744,748が手前側(+X側)に配置されている。
これらの首部741,742,745,746、頭部743,744,747,748の個々の形状は、係止部材14の首部41(および42)、頭部43(および44)の形状と同じに設定されている。
また、首部741,742間、首部745,746間のX方向の距離は、第2ベルト部12のセットをなす貫通穴21と貫通穴22との間のX方向の距離と同じに設定されている。首部741,745間、首部742,746間のY方向の距離は、第2ベルト部12の或る貫通穴セット21,22とそれに隣り合う貫通穴セット21,22との間のY方向の距離と同じに設定されている。
この係止部材714は、図38中に示すように、ウェアラブル機器1を手首90に装着する前に予め、第2ベルト部12にY方向に並べて形成された複数の貫通穴セット21,22のうちの互いに隣り合う2組の貫通穴セットにまたがって取り付けられる。
このようにした場合、実際にウェアラブル機器1を手首90に装着する際に、ユーザは、リング13の辺33に係止させるべき係止部材714の頭部を、X方向に並ぶ頭部セット743,744と、X方向に並ぶ頭部セット747,748との間で選択することができる。例えば、ベルト本体10の張力が比較的小さくなるように装着したいときは、第2ベルト部12の先端12fに近い側の頭部セット743,744を選択し、ベルト本体10の張力が比較的大きくなるように装着したいときは、第2ベルト部12の先端12fから遠い側の頭部セット747,748を選択することができる。したがって、ユーザは、ベルト本体10の張力を適切に設定できる。
(変形例13)
図39に示すように、第2ベルト部12の裏面12bに、Y方向に並ぶ貫通穴セット21,22;21,22;21,22…を特定するための番号「1」、「2」、「3」…を付すのが望ましい。
このようにした場合、第2ベルト部12の貫通穴セット21,22;21,22;21,22…のうち、係止部材14を取り付けるべき貫通穴セットをユーザが選択しやすくなる。
なお、当然ながら、番号「1」、「2」、「3」…に代えて、英文字「A」、「B」、「C」…や、他の記号などを用いてもよい。
上に述べた実施形態では、ウェアラブル機器(ベルト本体)が装着される対象物は、身体の手首であるものとしたが、これに限られるものではない。対象物は、腕、胴、脚などの部位であってもよいし、身体以外の構造物などであってもよい。
また、ウェアラブル機器を構成するように、ベルト本体10は機器80を搭載したが、これに限られるものではない。ベルト本体10を単独でベルトとして構成してもよい。
また、機器80は、ベルト本体10に一体に内蔵されているものとしたが、これに限られるものではない。機器80と第1ベルト部11との間、機器80と第2ベルト部12との間は、それぞれ、公知の連結棒(ばね棒など)を介して、例えば回動可能に連結されているものとしてもよい。
また、ベルト本体10はプラスチック材料からなるものとしたが、これに限られるものではない。ベルト本体10は、ゴム材料や皮材料などの他の材料によって構成してもよい。
上述の実施形態は例示に過ぎず、この発明の範囲から逸脱することなく種々の変形が可能である。
1,501 ウェアラブル機器
10 ベルト本体
11 第1ベルト部
12 第2ベルト部
13,113,213,513 リング
14,14A,114,214,314,414,514,714 係止部材
71,72 圧力センサ
150,250 取り外し機構
516 固定部材

Claims (14)

  1. 実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
    可撓性を有し、細長く帯状に延びるベルト本体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
    上記ベルト本体から分離して構成された係止部材とを備え、この係止部材は、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の裏面側から上記貫通穴を通してこの係止部材の頭部を押し込むことによって、上記第2ベルト部の表面から上記頭部のみが突出する態様で、上記第2ベルト部に取り付けられ、
    上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される平板状の基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ上記頭部とを含んで、一体に形成されており、
    上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止することを特徴とするベルト。
  2. 請求項に記載のベルトにおいて、
    上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記頭部は、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端に近い側に、上記第2ベルト部の先端から遠ざかるにつれて上記第2ベルト部の表面から次第に遠ざかる向きに傾斜した傾斜面を有することを特徴とするベルト。
  3. 請求項1または2に記載のベルトにおいて、
    上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記頭部は、上記長手方向に沿って上記第2ベルト部の先端から遠い側の側面が、上記第2ベルト部の対向する表面に対してオーバハングしていることを特徴とするベルト。
  4. 請求項1から3までのいずれか一つに記載のベルトにおいて、
    上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状は、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と一致する性質を有し、
    上記係止部材の上記首部および上記頭部の形状は、上記軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の首部および頭部の形状と一致する性質を有することを特徴とするベルト。
  5. 請求項1から3までのいずれか一つに記載のベルトにおいて、
    上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状は、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と異なる性質を有し、
    上記係止部材の上記首部の形状は、上記貫通穴の形状と実質的に同じであることを特徴とするベルト。
  6. 請求項1から3までのいずれか一つに記載のベルトにおいて、
    上記第2ベルト部の裏面は、上記長手方向に沿って並ぶ上記貫通穴の位置毎に、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに上記係止部材の方向を決めるための凹部を有し、
    上記係止部材の上記基部は、上記第2ベルト部の上記凹部に対して、上記係止部材の姿勢が上記軸の周りの特定の方向に向いているときのみ嵌合する突起を有することを特徴とするベルト。
  7. 請求項1から6までのいずれか一つに記載のベルトにおいて、
    上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記基部は、上記長手方向に沿って上記首部から上記第2ベルト部の先端側に相当する領域のみに存在することを特徴とするベルト。
  8. 請求項1からまでのいずれか一つに記載のベルトにおいて、
    上記ベルト本体が上記対象物に装着された状態で、上記枠状体の上記辺による上記係止部材の係止を解除する取り外し機構を備えたことを特徴とするベルト。
  9. 請求項1からまでのいずれか一つに記載のベルトにおいて、
    上記ベルト本体が上記対象物に装着された状態で、上記第2ベルト部のうち上記枠状体の上記辺を越えた部分を、上記第1ベルト部の対応する部分に固定する固定部材を備えたことを特徴とするベルト。
  10. 請求項1からまでのいずれか一つに記載のベルトにおいて、
    上記ベルト本体の張力を検出する検出部を搭載したことを特徴とするベルト。
  11. 請求項1から10までのいずれか一つに記載のベルトと、
    上記ベルトによって身体に装着されるべき機器と、
    を備えたウェアラブル機器。
  12. 実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
    細長く帯状に延びるベルト本体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
    上記ベルト本体から分離して構成され、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の上記貫通穴に、上記第2ベルト部の表面から突出するように取り付けられる係止部材とを備え、
    上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ頭部とを含み、
    上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止するようになっており、
    上記第2ベルト部の上記貫通穴の形状は、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに180°回転したとき、その回転する前の元の貫通穴の形状と異なる性質を有し、
    上記係止部材の上記首部の形状は、上記貫通穴の形状と実質的に同じであり、それによって、上記係止部材は、上記貫通穴の形状に対して上記首部の形状が一致する本来の姿勢で取り付けられることが許容される一方、上記軸の周りで180°回転した間違った姿勢で取り付けられることが禁止されることを特徴とするベルト。
  13. 実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
    細長く帯状に延びるベルト本体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
    上記ベルト本体から分離して構成され、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の上記貫通穴に、上記第2ベルト部の表面から突出するように取り付けられる係止部材とを備え、
    上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ頭部とを含み、
    上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止するようになっており、
    上記第2ベルト部の裏面は、上記長手方向に沿って並ぶ上記貫通穴の位置毎に、その貫通穴の中心を通り上記第2ベルト部に対して垂直な軸の周りに上記係止部材の方向を決めるための凹部を有し、
    上記係止部材の上記基部は、上記第2ベルト部の上記凹部に対して、上記係止部材の姿勢が上記軸の周りの特定の方向に向いているときのみ嵌合する突起を有することを特徴とするベルト。
  14. 実質的に棒状の対象物を取り巻くように装着されるベルトであって、
    細長く帯状に延びるベルト本体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して一端の側に相当する第1ベルト部に取り付けられた枠状体と、
    上記ベルト本体の長手方向に関して上記第1ベルト部と反対の側に相当する第2ベルト部に、上記長手方向に沿って並べて形成された複数の貫通穴と、
    上記ベルト本体から分離して構成され、上記ベルトが上記対象物に装着される際に予め、上記第2ベルト部の上記貫通穴に、上記第2ベルト部の表面から突出するように取り付けられる係止部材とを備え、
    上記係止部材は、上記第2ベルト部の裏面に接して配置される基部と、この基部に連なり上記貫通穴を通して上記第2ベルト部の表面へ延びる首部と、この首部の先端に設けられ上記貫通穴の寸法よりも大きい寸法をもつ頭部とを含み、
    上記ベルト本体が対象物に装着された状態では、上記枠状体内に上記第2ベルト部が通され、上記枠状体から上記第2ベルト部が抜けるのを防ぐように上記枠状体の辺が上記係止部材の上記頭部を係止するようになっており、
    上記第2ベルト部の上記貫通穴に取り付けられた上記係止部材の上記基部は、上記長手方向に沿って上記首部から上記第2ベルト部の先端側に相当する領域のみに存在し、それによって、上記ベルトが上記対象物に装着される過程で、上記枠状体に通された上記第2ベルト部のうち上記係止部材が取り付けられている部分が上記枠状体の上記辺を取り巻いて曲げられたとき、上記第2ベルト部と上記係止部材の上記基部との間に上記対象物の表面が挟まれるのを防止することを特徴とするベルト。
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