JP6352492B1 - エレベータ操作盤および行先階登録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】視覚障害者が簡便な操作で行先階を適切に登録できるエレベータ操作盤および行先階登録方法を提供する。【解決手段】実施形態のエレベータ操作盤は、タッチパネルを備えるエレベータ操作盤であって、音声出力制御部と、行先階判断部と、を備える。音声出力制御部は、前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始する。行先階判断部は、前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて行先階を判断する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータ操作盤および行先階登録方法に関する。
エレベータの利用者が行先階を登録する操作を行うエレベータ操作盤において、利用者の操作を受け付けるインタフェースとしてタッチパネルを採用したものが知られている。タッチパネルを備えるエレベータ操作盤は、押しボタン式のエレベータ操作盤と比べて表示能力が高く、様々な情報を利用者に提供できることに加え、表示レイアウトの柔軟性に優れるといった長所がある。
タッチパネルを備えるエレベータ操作盤は、一般的に、タッチパネルに表示した階床のうちのいずれかの階床の表示領域に対する利用者の接触を検知して、その階床を行先階に登録する。このため、利用者が視覚障害者である場合、行先階として登録したい階床の表示領域に正しく触れることが難しく、誤操作が生じやすい。
そこで、視覚障害者であっても正しく行先階を登録できるように、タッチパネルに対する手書き入力により行先階を指定できるようにしたエレベータ操作盤も提案されている。しかし、手書き入力は操作が煩雑なだけでなく、文字の誤認識が生じやすい。このため、視覚障害者が簡便な操作で行先階を適切に登録できるようにすることが望まれている。
特許第5115554号公報 特許第5837782号公報
本発明が解決しようとする課題は、視覚障害者が簡便な操作で行先階を適切に登録できるエレベータ操作盤および行先階登録方法を提供することである。
実施形態のエレベータ操作盤は、タッチパネルを備えるエレベータ操作盤であって、音声出力制御部と、行先階判断部と、を備える。音声出力制御部は、前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始する。行先階判断部は、前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて行先階を判断する。前記タッチパネルは、上側領域と、該上側領域よりも下側に位置する下側領域とを有し、前記音声出力制御部は、前記上側領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合は、前記エレベータ操作盤が設けられたかごの現在位置よりも上側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる前記音声案内を開始させ、前記下側領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合は、前記かごの現在位置よりも下側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる前記音声案内を開始させる。
図1は、エレベータ操作盤の外観の一例を示す図である。 図2は、エレベータ操作盤の機能的な構成例を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態のエレベータ操作盤の動作例を説明するフローチャートである。 図4は、第2実施形態のエレベータ操作盤の動作例を説明するフローチャートである。 図5は、第3実施形態のエレベータ操作盤の動作例を説明するフローチャートである。 図6は、エレベータ操作盤の外観の一例を示す図である。 図7は、第4実施形態のエレベータ操作盤の動作例を説明するフローチャートである。 図8は、第5実施形態のエレベータ操作盤の動作例を説明するフローチャートである。
以下、実施形態のエレベータ操作盤および行先階登録方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。実施形態のエレベータ操作盤は、エレベータの利用者が行先階を登録するために操作するものであり、利用者の操作を受け付けるインタフェースとしてタッチパネルを備える。実施形態のエレベータ操作盤は、利用者の操作に応じた行先階を判断する動作モードとして、「通常モード」と「階床読み上げモード」とを有する。
通常モードは、従来のタッチパネルを備えるエレベータ操作盤と同様に、タッチパネルに表示した階床のうち、利用者の接触が検知された表示領域に対応する階床を行先階と判断する動作モードである。一方、階床読み上げモードは、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内をスピーカから出力し、この音声案内と連動した利用者のタッチパネルの操作に応じて行先階を判断する動作モードである。この階床読み上げモードは、視覚障害者による行先階の登録操作をサポートするために、実施形態のエレベータ操作盤において新規に設けられた動作モードである。
通常モードから階床読み上げモードへの移行は、タッチパネルに対する長押しをトリガとして行われる。すなわち、実施形態のエレベータ操作盤は、タッチパネルに対する長押しが検知されないときは通常モードにより行先階を判断し、タッチパネルに対する長押しが検知されると階床読み上げモードに移行して、音声案内を開始する。そして、音声案内を開始した後のタッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて行先階を判断する。ここで長押しとは、タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続する操作態様である。第1所定時間は、例えば3秒など、タッチパネルに対する一時的な接触(タップ操作)と区別できる妥当な時間を定めておけばよい。
以下では、エレベータのかごに設けられたエレベータ操作盤を想定し、より詳細な実施形態を説明する。以下の説明において、同様の機能を持つ構成要素については同一の符号を付して、重複した説明を適宜省略する。なお、実施形態のエレベータ操作盤は、かごが着床する乗場に設けられてもよい。実施形態のエレベータ操作盤を乗場に設けた場合、行先階を登録するための操作を乗場にて行うことができる。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態のエレベータ操作盤1の外観の一例を示す図である。図1に示すエレベータ操作盤1は、例えば、かごの袖壁に設置され、かごに乗り込んだ利用者が行先階の登録を行うために操作される。このエレベータ操作盤1は、図1に示すように、タッチパネル2と、インジケータ3と、スピーカ4とを備える。
タッチパネル2は、液晶パネルなどの表示装置とタッチパッドなどの位置入力装置とを組み合わせた電子部品であり、行先階を登録する利用者の操作を受け付けるインタフェースとして機能する。タッチパネル2は、かごが着床可能な階床(停止階)ごとの階床ボタン5を表示するとともに、当該タッチパネル2に対する接触を検知する。エレベータ操作盤1が上述の通常モードで動作する場合、タッチパネル2に表示されたいずれかの階床ボタン5をタップする操作が検知されると、その階床ボタン5に応じた階床が行先階として登録される。
なお、タッチパネル2は、階床ボタン5だけでなく、かごのドアを開閉するための戸開ボタンや戸閉ボタンなど、他のボタンを表示してもよい。また、停止階だけでなく、不停止階も表示し、表示の明るさを低減させたり、表示の色を変えたりといった視覚表現の違いによって、不停止階であることを示してもよい。
インジケータ3は、かごの運行状況を利用者に伝える表示装置であり、例えば、かごの現在位置を示す階床表示6やかごの移動方向(上昇または下降)を示す方向表示7などを表示する。なお、インジケータ3の機能をタッチパネル2に持たせ、階床表示6や方向表示7などをタッチパネル2上に表示してもよい。
スピーカ4は、各種の音声を出力する音声出力装置である。エレベータ操作盤1が上述の階床読み上げモードで動作する場合、上述の音声案内などがスピーカ4から出力される。
図2は、本実施形態のエレベータ操作盤1の機能的な構成例を示すブロック図である。エレベータ操作盤1は、図2に示すように、タッチパネル2、インジケータ3およびスピーカ4に加えて、これらの動作を制御するコントロールユニット10を備える。コントロールユニット10は、例えばテールコードなどのケーブル内の信号線を介して、エレベータ全体の動作を制御するエレベータ制御装置20に接続されている。
コントロールユニット10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのプロセッサと、プロセッサのワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)などの主記憶メモリと、制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)などのプログラムメモリとを備える。この場合、プロセッサがプログラムメモリに格納された制御プログラムを主記憶メモリ上に読み出して実行することにより、図2に示す表示制御部11、音声出力制御部12および行先階判断部13の各機能がコントロールユニット10において実現される。なお、これら表示制御部11、音声出力制御部12および行先階判断部13の機能は、その一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現する構成であってもよい。
表示制御部11は、タッチパネル2やインジケータ3の表示を制御する。すなわち表示制御部11は、図1に示したような階床ボタン5をタッチパネル2に表示させたり、階床表示6や方向表示7などをインジケータ3に表示させたりする。また、表示制御部11は、利用者の操作によっていずれかの階床が行先階として登録された場合に、その階床の階床ボタン5の表示を明るくしたり、点滅させたりといった制御を行うことで、行先階に登録された階床を利用者に認識させるようにしてもよい。
音声出力制御部12は、スピーカ4からの音声出力を制御する。音声出力制御部12は、例えば、タッチパネル2に対する長押しが検知されて、エレベータ操作盤1の動作モードが通常モードから階床読み上げモードに移行すると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる(スピーカ4から音声出力させる)音声案内を開始する。行先階として登録可能な階床は、かごの現在位置と、かごの移動方向と(不停止階があればさらに停止階/不停止階に関する情報と)に基づいて判断される。例えば、1階から12階までの各階がかごの停止階であり、移動方向が上昇のかごの現在位置が5階であれば、行先階として登録可能な階床は、6階、7階、8階、9階、10階、11階および12階となる。
音声出力制御部12は、例えば、エレベータ制御装置20からかごの現在位置や移動方向などの情報を取得して、行先階として登録可能な階床を判断し、これらの階床を順次読み上げる音声案内を開始する。上記の例では、音声案内が開始されると、6階、7階、8階、9階、10階、11階および12階が、例えばこの順で順次読み上げられる。
なお、かごが停止している状態で音声案内を開始させる場合は、音声案内により読み上げる階床の順番は任意に定めることができる。ただし、かごの移動中に音声案内を開始させる場合は、音声案内は、行先階として登録可能な階床を移動中のかごが停止可能な最寄りの階床から順次読み上げるものであることが望ましい。すなわち、エレベータ操作盤1の動作モードが階床読み上げモードに移行した時点で行先階として登録可能と判断される階床であっても、かごが移動中であれば安全に停止できない階床もある。また、かごの移動に伴ってかごに近い階から順に通過することになるため行先階に登録できなくなる。そこで、かごの移動中にタッチパネル2に対する長押しが検知された場合、音声出力制御部12は、行先階として登録可能な階床を移動中のかごが停止可能な最寄りの階床から順次読み上げる音声案内を開始する。上記の例では、移動中のかごが停止可能な最寄りの階床が7階であれば、7階、8階、9階、10階、11階および12階がこの順で順次読み上げられる。
音声出力制御部12は、音声案内を開始した後、階床の読み上げが行われるごとに、その階床を特定する情報と読み上げ時刻を表すタイムスタンプとを行先階判断部13に随時通知する。これにより、行先階判断部13は、音声案内によって各階床の読み上げが行われたタイミングを認識することができる。
行先階判断部13は、タッチパネル2に対する利用者の操作に応じて行先階を判断し、行先階を指定した登録指令をエレベータ制御装置20に通知する。これにより、登録指定により指定された階床が、エレベータ制御装置20により行先階として登録される。
エレベータ操作盤1が通常モードで動作している間、つまり、タッチパネル2に対する長押しが検知されるまでは、行先階判断部13は、タッチパネル2に対する利用者の短時間の接触(タップ操作)が検知されると、そのタッチパネル2上の接触位置と、階床ボタン5の表示領域との関係から、利用者の操作に応じて登録すべき行先階を判断する。すなわち、タッチパネル2上の接触位置がいずれかの階床ボタン5の表示領域内であれば、その階床ボタン5に対応する階床を行先階と判断する。
一方、タッチパネル2に対する長押しが検知されてエレベータ操作盤1が通常モードから階床読み上げモードに移行し、音声出力制御部12により音声案内が開始されると、行先階判断部13は、音声案内が開始された後のタッチパネル2に対する接触状態の変化に基づいて、行先階を判断する。例えば、音声案内が開始された時点で継続していたタッチパネル2に対する接触、つまり、長押しとして検知された接触が途切れたときに、音声出力制御部12が音声案内を終了する。この場合、行先階判断部13は、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する。例えば、音声案内により7階が読み上げられたタイミングでタッチパネル2に対する接触が途切れたことが検知されると、行先階判断部13は、7階を行先階と判断する。
図3は、本実施形態のエレベータ操作盤1の動作例を説明するフローチャートである。この図3のフローチャートで示す一連の処理手順は、タッチパネル2に対する接触が検知されたときに開始される。
タッチパネル2に対する接触が検知されると、その接触が第1所定時間継続したか否か、つまり、タッチパネル2に対する長押しかどうかが判定される(ステップS101)。ここで、第1所定時間が経過する前に接触が途切れた場合(ステップS101:No)、タッチパネル2上の接触位置が、いずれかの階床ボタン5の表示領域内であるか否かが判定される(ステップS102)。そして、タッチパネル2上の接触位置がいずれかの階床ボタン5の表示領域内であれば(ステップS102:Yes)、その階床ボタン5に対応する階床が行先階と判断され(ステップS103)、その階床を行先階に指定した登録指令がエレベータ制御装置20に通知されて、処理が終了する。また、タッチパネル2上の接触位置がいずれの階床ボタン5の表示領域内でもない場合は(ステップS102:No)、行先階の登録は行われずにそのまま処理が終了する。
一方、タッチパネル2に対する接触が第1所定時間継続した場合は(ステップS101:Yes)、上述の音声案内が開始される(ステップS104)。そして、音声案内が行われている間、タッチパネル2に対する接触が途切れたか否かが判定される(ステップS105)。この音声案内は、タッチパネル2に対する接触が途切れるまで継続され、タッチパネル2に対する接触が途切れたことが検知されると(ステップS105:Yes)、音声案内が終了する(ステップS106)。そして、音声案内により最後に読み上げられた階床が行先階と判断され(ステップS107)、その階床を行先階に指定した登録指令がエレベータ制御装置20に通知されて、処理が終了する。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態のエレベータ操作盤1によれば、タッチパネル2に対する長押しが検知されると階床読み上げモードに移行し、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内が開始される。そして、音声案内が開始された後のタッチパネル2に対する接触状態の変化に基づいて行先階が判断される。したがって、エレベータ操作盤1を操作する利用者が視覚障害者であっても、簡便な操作で行先階を適切に登録することができる。
特に、本実施形態では、長押しとして検知されたタッチパネル2に対する接触が途切れたときに音声案内を終了し、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断するので、エレベータ操作盤1を操作する利用者は、タッチパネル2から指を離すといった極めて単純な操作で所望の階床を行先階に登録することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態は、階床読み上げモードにおいて行先階を判断する方法が、上述の第1実施形態と異なる。以下では、第1実施形態と重複する説明は省略し、相違点についてのみ説明する。
本実施形態では、音声出力制御部12が、長押しとして検知された接触が途切れたときに音声案内を終了するとともに、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階として登録するか否かを問い合わせる確認音声を出力する。例えば、音声案内により最後に読み上げられた階床が7階であれば、音声出力制御部12は、「7階を行先階に登録しますか?」といった確認音声をスピーカ4から出力させる。
また、行先階判断部13は、上述の確認音声が出力されてから第2所定時間内にタッチパネル2に対する接触が検知された場合に、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する。第2所定時間は、タッチパネル2に対する接触が確認音声に対する利用者の応答であると判断できる妥当な時間(例えば5秒など)を定めておけばよい。
なお、上述の確認音声が出力されてから第2所定時間内にタッチパネル2に対する接触が検知されない場合は、エレベータ操作盤1の動作モードが階床読み上げモードから通常モードに戻る。この場合、エレベータ操作盤1を操作する利用者は、タッチパネル2に対する長押しの操作を再度行うことにより、改めて音声案内を開始させて階床読み上げモードによる行先階の登録を行うことができる。また、音声案内により最後に読み上げられた階床を記録しておき、改めて音声案内を開始させるときは、最後に読み上げた次の階床から読み上げを再開させるようにしてもよい。
図4は、本実施形態のエレベータ操作盤1の動作例を説明するフローチャートである。なお、この図4のステップS201からステップS206までの処理は、図3に示したステップS101からステップS106までの処理と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態のエレベータ操作盤1では、ステップS206において音声案内が終了した後、上述の確認音声がスピーカ4から出力される(ステップS207)。そして、確認音声が出力されてから第2所定時間内にタッチパネル2に対する接触が検知されたか否かが判定される(ステップS208)。ここで、確認音声が出力されてから第2所定時間内にタッチパネル2に対する接触が検知された場合は(ステップS208:Yes)、音声案内により最後に読み上げられた階床が行先階と判断され(ステップS209)、その階床を行先階に指定した登録指令がエレベータ制御装置20に通知されて、処理が終了する。一方、確認音声が出力された後、タッチパネル2に対する接触が検知されずに第2所定時間が経過した場合は(ステップS208:No)、行先階の登録は行われずにそのまま処理が終了する。
以上のように、本実施形態では、タッチパネル2に対する接触が途切れて音声案内を停止した後、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階として登録するか否かを問い合わせる確認音声を出力し、この確認音声の出力から第2所定時間内にタッチパネル2に対する接触を検知した場合に、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する。したがって、利用者がタッチパネル2から誤って指を離してしまうなどの誤操作によって意図しない階床が行先階として登録されてしまう不都合を有効に抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は、階床読み上げモードにおいて行先階を判断する方法が、上述の第1実施形態や第2実施形態と異なる。以下では、第1実施形態や第2実施形態と重複する説明は省略し、相違点についてのみ説明する。
本実施形態では、音声出力制御部12が、音声案内を開始した後、1つの階床の読み上げが終了するたびに音声案内を中断する。そして、タッチパネル2に対する接触が途切れた後、第3所定時間内にタッチパネル2に対する接触が再度検知されると、中断した音声案内を次の階の読み上げから再開させる。つまり、本実施形態では、利用者がタッチパネル2に繰り返し触れる操作(連打)によって、音声案内で読み上げる階床の送り動作が行われる。第3所定時間は、タッチパネル2に対する接触の繰り返しを判断できる妥当な時間(例えば2秒など)を定めておけばよい。
また、行先階判断部13は、音声案内が開始された後、タッチパネル2に対する接触が途切れてから第3所定時間内にタッチパネル2に対する接触が再度検知されない場合に、音声案内によって最後に読み上げられた階床を行先階と判断する。
図5は、本実施形態のエレベータ操作盤1の動作例を説明するフローチャートである。なお、この図5のステップS301からステップS304までの処理は、図3に示したステップS101からステップS104までの処理と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態のエレベータ操作盤1では、ステップS304において音声案内が開始された後、1つの階床の読み上げが終了するごとに音声案内が中断される(ステップS305)。その後、タッチパネル2に対する接触が途切れたことが検知されると、タッチパネル2に対する接触が途切れてから第3所定時間内にタッチパネル2に対する接触が再度検知されたか否かが判定される(ステップS306)。ここで、タッチパネル2に対する接触が途切れてから第3所定時間内にタッチパネル2に対する接触が再度検知された場合は(ステップS306:Yes)、音声案内が再開されてステップS305に戻り、次の階床の読み上げが終了すると音声案内が中断される。
一方、タッチパネル2に対する接触が途切れてから第3所定時間内にタッチパネル2に対する接触が再度検知されない場合は(ステップS306:No)、音声案内により最後に読み上げられた階床が行先階と判断され(ステップS307)、その階床を行先階に指定した登録指令がエレベータ制御装置20に通知されて、処理が終了する。
以上のように、本実施形態では、利用者がタッチパネル2に繰り返し触れる操作(連打)を検知して、音声案内で読み上げる階床の送り動作を行い、タッチパネル2に対する接触が途切れてから第3所定時間内にタッチパネル2に対する接触が再度検知されない場合に、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する。したがって、エレベータ操作盤1を操作する利用者は、行先階として登録したい階床を簡便な操作で確実に指定することができ、利用者の誤操作によって意図しない階床が行先階として登録されてしまう不都合を有効に抑制することができる。
なお、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階に登録するか否かを問い合わせる確認音声を出力し、この確認音声に対する応答があった場合に、音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する構成としてもよい。このように構成した場合は、利用者の誤操作によって意図しない階床が行先階として登録されてしまう不都合をさらに抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態のエレベータ操作盤1は、タッチパネル2の構成が上述の各実施形態と異なる。以下では、上述の各実施形態と重複する説明は省略し、相違点についてのみ説明する。
本実施形態のエレベータ操作盤1の外観の一例を図6に示す。本実施形態のエレベータ操作盤1では、図6に示すように、タッチパネル2が、上下2分割された構成である。すなわち、タッチパネル2は、上側領域2Aと、この上側領域2Aよりも下側に位置する下側領域2Bとを有する。上側領域2Aと下側領域2Bは、各々独立したタッチパネルモジュールからなる構成であってもよいし、1つのタッチパネルモジュールを上下2つに領域分割したものであってもよい。上側領域2Aと下側領域2Bを各々独立したタッチパネルモジュールで構成した場合は、上側領域2Aと下側領域2Bを個別に制御できるため、例えば、2人の利用者による行先階の登録操作を同時に受け付けるなど、制御のバリエーションに広がりを持たせることができる。
本実施形態のエレベータ操作盤1には、図6に示すように、タッチパネル2の上側領域2Aと下側領域2Bとの境界位置を触知により認識可能な構造体2Cが設けられていることが望ましい。構造体2Cは、触知により上側領域2Aと下側領域2Bとの境界位置を認識できる構造であればよく、例えば、タッチパネル2の表面から***した凸部であってもよいし、タッチパネル2の表面から窪んだ凹部であってもよい。あるいは、タッチパネル2の表面にテクスチャ加工などの表面処理を施して、これを構造体2Cとしてもよい。また、構造体2Cは、必ずしも図6に示すように上側領域2Aと下側領域2Bとの境界位置に設ける必要はなく、タッチパネル2の周辺部などに設けてもよい。
本実施形態では、タッチパネル2の上側領域2Aに対する長押しが検知された場合に、音声出力制御部12が、かごの現在位置よりも上側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始させ、タッチパネル2の下側領域2Bに対する長押しが検知された場合には、音声出力制御部12が、かごの現在位置よりも下側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始させる。つまり、タッチパネル2の上側領域2Aが長押しされた場合と下側領域2Bが長押しされた場合とで、音声案内によって読み上げられる階床が異なる。
ここで、かごの移動方向が決まっていない場合は、かごの現在位置より上側の階床も下側の階床も行先階として登録可能な階床になり得るが、かごの移動方向が決まっている場合は、かごの現在位置より上側の階床もしくは下側の階床のみが行先階として登録可能な階床となる。したがって、かごの移動方向が上昇の場合はタッチパネル2の下側領域2Bに対する長押し操作は無効となり、かごの移動方向が下降の場合はタッチパネル2の上側領域2Aに対する長押し操作は無効となる。
本実施形態では、このような無効の長押し操作が検知された場合に、音声出力制御部12が、利用者の操作を誘導する誘導音声を出力する。すなわち、かごの移動方向が上昇の場合にタッチパネル2の下側領域2Bに対する長押しが検知されると、音声出力制御部12は、例えば「上側の領域に触れてください」といった誘導音声をスピーカ4から出力させる。また、かごの移動方向が下降の場合にタッチパネル2の上側領域2Aに対する長押しが検知されると、音声出力制御部12は、例えば「下側の領域に触れてください」といった誘導音声をスピーカ4から出力させる。
なお、有効な長押し操作が検知されて階床読み上げモードに移行した後に行先階判断部13が行先階を判断する方法は、上述の各実施形態のいずれの方法であってもよい。
図7は、本実施形態のエレベータ操作盤1の動作例を説明するフローチャートであり、階床読み上げモードにおいて行先階を判断する方法として、上述の第1実施形態と同様の方法を採用した場合の動作例を示している。なお、この図7のステップS401からステップS403までの処理は、図3に示したステップS101からステップS103までの処理と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態のエレベータ操作盤1では、ステップS401においてタッチパネル2に対する長押しが検知された場合、つまり、タッチパネル2に対する接触が第1所定時間継続した場合に(ステップS401:Yes)、かごの移動方向が上昇か否かが判定される(ステップS404)。そして、かごの移動方向が上昇であれば(ステップS404:Yes)、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の上側領域2Aに対する接触か否かが判定される(ステップS405)。ここで、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の上側領域2Aに対する接触であれば(ステップS405:Yes)、ステップS410に進んで音声案内が開始される。ここで開始される音声案内は、かごの現在位置よりも上側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内である。
一方、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の下側領域2Bに対する接触であれば(ステップS405:No)、上側領域2Aに触れることを利用者に促す誘導音声がスピーカ4から出力され(ステップS406)、処理が終了する。
また、かごの移動方向が上昇でない場合は(ステップS404:No)、続けてかごの移動方向が下降か否かが判定される(ステップS407)。ここで、かごの移動方向が下降でもない、すなわち、かごの移動方向が決まっていない場合は(ステップS407:No)、ステップS410に進んで音声案内が開始される。ここで開始される音声案内は、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の上側領域2Aに対する接触であれば、かごの現在位置よりも上側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内であり、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の下側領域2Bに対する接触であれば、かごの現在位置よりも下側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内である。
一方、かごの移動方向が下降であれば(ステップS407:Yes)、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の下側領域2Bに対する接触か否かが判定される(ステップS408)。ここで、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の下側領域2Bに対する接触であれば(ステップS408:Yes)、ステップS410に進んで音声案内が開始される。ここで開始される音声案内は、かごの現在位置よりも下側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内である。
一方、第1所定時間継続している接触がタッチパネル2の上側領域2Aに対する接触であれば(ステップS408:No)、下側領域2Bに触れることを利用者に促す誘導音声がスピーカ4から出力され(ステップS409)、処理が終了する。
ステップS410において音声案内が開始されると、音声案内が行われている間、タッチパネル2に対する接触が途切れたか否かが判定される(ステップS411)。この音声案内は、タッチパネル2に対する接触が途切れるまで継続され、タッチパネル2に対する接触が途切れたことが検知されると(ステップS411:Yes)、音声案内が終了する(ステップS412)。そして、音声案内により最後に読み上げられた階床が行先階と判断され(ステップS413)、その階床を行先階に指定した登録指令がエレベータ制御装置20に通知されて、処理が終了する。
以上のように、本実施形態では、タッチパネル2が上側領域2Aと下側領域2Bとに2分割され、上側領域2Aに対する長押しが検知されたか、下側領域2Bに対する長押しが検知されたかによって、音声案内によって読み上げられる階床が異なるようにしている。したがって、音声案内を効率よく行うことができるとともに、エレベータ操作盤1を操作する利用者が視覚障害者であっても、簡便な操作で行先階を適切に登録することができる。
また、本実施形態では、かごの移動方向が上昇の場合に下側領域2Bに対する長押しが検知されたとき、あるいはかごの移動方向が下降の場合に上側領域2Aに対する長押しが検知されたときに、別の領域に接触することを利用者に促す誘導音声を出力するようにしているので、利用者の誤操作を有効に防止することができる。
また、本実施形態では、タッチパネル2の上側領域2Aと下側領域2Bとの境界位置を触知により認識可能な構造体2Cを設けることで、エレベータ操作盤1を操作する利用者が視覚障害者であっても、タッチパネル2の上側領域2Aと下側領域2Bとの境界位置を適切に認識させて、正しい操作を促すことができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について説明する。本実施形態のエレベータ操作盤1は、音声案内による階床の読み上げ方法が、上述の第4実施形態と異なる。以下では、第4実施形態と重複する説明は省略し、相違点についてのみ説明する。
本実施形態では、音声出力制御部12が、長押しとして検知された接触が途切れたときに音声案内を中断し、接触が途切れたときから第4所定時間内にタッチパネル2の他方の領域(長押しが検知された領域とは別の領域)に対する接触が検知された場合に、音声案内の中断前に最後に読み上げられた階床から読み上げの順序を反転させて、中断していた音声案内を再開する。
例えば、かごの移動方向が上昇、現在位置が5階の場合に、タッチパネル2の上側領域2Aに対する長押しが検知され、かごの現在位置よりも上側の行先階として登録可能な6階、7階、8階、9階、10階、11階・・・を順次読み上げる音声案内が開始されたとする。この場合、例えば10階が読み上げられたときに上側領域2Aに対する接触が途切れると音声案内が中断され、その後、第4所定時間内に下側領域2Bに対する接触が検知されると、最後に読み上げられた階床である10階から読み上げの順序を反転した音声案内、つまり、10階、9階、8階・・・といった順序で行先階として登録可能な階床を読み上げる音声案内が再開される。
また、音声出力制御部12は、長押しとして検知された接触が途切れたときから第4所定時間内に他方の領域に対する接触が検知されない場合は、音声案内を終了する。そして、行先階判断部13が、音声案内によって最後に読み上げられた階床を行先階と判断する。第4所定時間は、他方の領域に対する接触が利用者による一連の操作であると判断できる妥当な時間(例えば4秒など)を定めておけばよい。
図8は、本実施形態のエレベータ操作盤1の動作例を説明するフローチャートである。なお、この図8のステップS501からステップS511までの処理は、図7に示したステップS401からステップS411までの処理と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態のエレベータ操作盤1では、ステップS511においてタッチパネル2の上側領域2Aまたは下側領域2Bに対する接触が途切れたことが検知されると(ステップS511:Yes)、音声案内が中断される(ステップS512)。そして、接触が途切れてから第4所定時間内に他方の領域に対する接触が検知されたか否かが判定される(ステップS513)。ここで、第4所定時間内に他方の領域に対する接触が検知されると(ステップS513:Yes)、中断前に最後に読み上げられた階床から読み上げの順序を反転して音声案内が再開され(ステップS514)、ステップS511に戻って以降の処理が繰り返される。
一方、他方の領域に対する接触が検知されることなく第4所定時間が経過すると(ステップS513:No)、音声案内がそのまま終了する(ステップS515)。そして、音声案内により最後に読み上げられた階床が行先階と判断され(ステップS516)、その階床を行先階に指定した登録指令がエレベータ制御装置20に通知されて、処理が終了する。
以上のように、本実施形態では、長押しとして検知された接触が途切れてから第4所定時間内に他方の領域に対する接触が検知されると、最後に読み上げられた階床から読み上げの順序を反転して音声案内を再開する。したがって、利用者の操作の遅れによって意図しない階床が行先階として登録されてしまう不都合を有効に抑制することができる。
<階床読み上げモードに移行する条件の変形例>
上述した各実施形態では、タッチパネル2に対する長押しが検知されたときに、利用者の操作に応じた行先階を判断する動作モードを通常モードから階床読み上げモードに移行するものとして説明した。しかし、階床読み上げモードは、上述したように、視覚障害者による行先階の登録操作をサポートする動作モードであるため、階床読み上げモードに移行する条件として、エレベータ操作盤1を操作する利用者が視覚障害者であると判断できる条件を加えるようにしてもよい。以下では、階床読み上げモードに移行する条件の変形例を説明する。
(変形例1)
視覚障害者がエレベータを利用する場合、同伴者を伴ってかごに乗り込む場合もある。この場合、かごに設けられたエレベータ操作盤1を操作するのは、視覚障害者ではなく同伴者であることが多い。つまり、視覚障害者が単独でかごに乗り込む状況でなければ、階床読み上げモードの優位性は低い。そこで、かごに乗り込む利用者の数が1人であることが検知され、かつ、タッチパネル2に対する長押しが検知された場合に、利用者の操作に応じた行先階を判断する動作モードが通常モードから階床読み上げモードに移行するように構成してもよい。
すなわち、本変形例では、音声出力制御部12は、エレベータ操作盤1が設けられたかごに乗り込む利用者の数が1人であることが検知された場合に、タッチパネル2に対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、上述の音声案内を開始する。なお、かごに乗り込む利用者の数を判断する方法は、例えば、カメラで撮影された画像を解析する方法、かごに設置された荷重センサの検出値を利用する方法など、利用者の数を判断可能な方法であればどのような方法を用いてもよい。
(変形例2)
視覚障害者がかごに設けられたエレベータ操作盤1を操作する場合、行先階を登録できずにかごのドアが閉じ、かご内に閉じ込められてしまうことを防止するために、かごのドアを押さえながらエレベータ操作盤1を操作することも多い。つまり、かごのドアが開放した状態でエレベータ操作盤1が操作されている場合は、エレベータ操作盤1を操作している利用者が視覚障害者である可能性がある。そこで、かごのドアが開放した状態でタッチパネル2に対する長押しが検知された場合に、利用者の操作に応じた行先階を判断する動作モードが通常モードから階床読み上げモードに移行するように構成してもよい。
すなわち、本変形例では、音声出力制御部12は、かごのドアが開放した状態で、タッチパネル2に対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、上述の音声案内を開始する。なお、かごのドアが開放された状態は、ドアの開閉を検知するスイッチの信号に基づいて判断してもよいし、ドアによる挟み込みを防止するためのドアセーフティが作動している状態を、かごのドアが開放された状態と判断してもよい。
(変形例3)
視覚障害者がエレベータ操作盤1を操作する場合、例えば、タッチパネル2の位置を手探りで確認するために、タッチパネル2の複数の位置で接触が検知されることが多い。そこで、タッチパネル2に対する長押しが検知され、かつ、長押しと検知された接触がタッチパネル2上の1点のみの接触ではなく、複数の位置での接触である場合に、利用者の操作に応じた行先階を判断する動作モードが通常モードから階床読み上げモードに移行するように構成してもよい。
すなわち、本変形例では、音声出力制御部12は、タッチパネル2に対する接触が第1所定時間継続したことが検知され、かつ、第1所定時間の間にタッチパネル2の複数の位置で接触が検知された場合に、上述の音声案内を開始する。
以上の各変形例によれば、エレベータ操作盤1を操作する利用者が視覚障害者である可能性が高いと判断される場合に、利用者の操作に応じた行先階を判断する動作モードを通常モードから階床読み上げモードに移行させることができ、階床読み上げモードへの移行をより適切に制御することができる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態によれば、エレベータ操作盤1を操作する利用者が視覚障害者であっても、簡便な操作で行先階を適切に登録することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エレベータ操作盤、2 タッチパネル、2A 上側領域、2B 下側領域、2C 構造体、3 インジケータ、4 スピーカ、5 階床ボタン、6 階床表示、7 方向表示、10 コントロールユニット、11 表示制御部、12 音声出力制御部、13 行先階判断部、20 エレベータ制御装置

Claims (16)

  1. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤であって、
    前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始する音声出力制御部と、
    前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて行先階を判断する行先階判断部と、
    を備え
    前記タッチパネルは、上側領域と、該上側領域よりも下側に位置する下側領域とを有し、
    前記音声出力制御部は、前記上側領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合は、前記エレベータ操作盤が設けられたかごの現在位置よりも上側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる前記音声案内を開始させ、前記下側領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合は、前記かごの現在位置よりも下側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる前記音声案内を開始させる
    エレベータ操作盤。
  2. 前記音声出力制御部は、前記上側領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合に、前記かごの現在位置よりも上側に行先階として登録可能な階床がなければ、前記下側領域に触れることを促す誘導音声を出力し、前記下側領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合に、前記かごの現在位置よりも下側に行先階として登録可能な階床がなければ、前記上側領域に触れることを促す誘導音声を出力する
    請求項に記載のエレベータ操作盤。
  3. 前記音声出力制御部は、前記上側領域と前記下側領域のうちの一方の領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知されて前記音声案内を開始させた後、前記一方の領域に対する接触が途切れると前記音声案内を中断し、前記一方の領域に対する接触が途切れてから第4所定時間内に他方の領域に対する接触が検知された場合は、最後に読み上げられた階床から読み上げの順序を反転して前記音声案内を再開する
    請求項またはに記載のエレベータ操作盤。
  4. 前記上側領域と前記下側領域は、各々独立したタッチパネルモジュールよりなる
    請求項乃至のいずれか一項に記載のエレベータ操作盤。
  5. 前記上側領域と前記下側領域との境界位置を触知により認識可能な構造体が設けられている
    請求項乃至のいずれか一項に記載のエレベータ操作盤。
  6. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤であって、
    記エレベータ操作盤が設けられたかごに乗り込む利用者の数が1人であることが検知された場合に、前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始する音声出力制御部と、
    前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて行先階を判断する行先階判断部と、
    を備えるエレベータ操作盤。
  7. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤であって、
    記エレベータ操作盤が設けられたかごのドアが開放した状態で、前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始する音声出力制御部と、
    前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて行先階を判断する行先階判断部と、
    を備えるエレベータ操作盤。
  8. 前記音声出力制御部は、継続していた接触が途切れたときに前記音声案内を終了し、
    前記行先階判断部は、前記音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエレベータ操作盤。
  9. 前記音声出力制御部は、継続していた接触が途切れたときに、前記音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階として登録するか否かを問い合わせる確認音声を出力し、
    前記行先階判断部は、前記確認音声が出力されてから第2所定時間内に前記タッチパネルに対する接触が検知された場合に、前記音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する
    請求項に記載のエレベータ操作盤。
  10. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤であって、
    前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始し、1つの階床の読み上げが終了するたびに前記音声案内を中断し、前記タッチパネルに対する接触が途切れてから第3所定時間内に再度接触が検知されると、中断した前記音声案内を次の階床の読み上げから再開する音声出力制御部と、
    記タッチパネルに対する接触が途切れてから前記第3所定時間内に接触が検知されない場合に、前記音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階と判断する行先階判断部と、
    を備えるエレベータ操作盤。
  11. 前記音声出力制御部は、前記エレベータ操作盤が設けられたかごの移動中に前記タッチパネルに対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合は、行先階として登録可能な階床を移動中の前記かごが停止できる最寄りの階床から順次読み上げる前記音声案内を開始する
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載のエレベータ操作盤。
  12. 前記音声出力制御部は、前記タッチパネルに対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知され、かつ、前記第1所定時間内に前記タッチパネルの複数の位置で接触が検知された場合に、前記音声案内を開始する
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載のエレベータ操作盤。
  13. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤に対する操作に応じて行先階を登録する行先階登録方法であって、
    前記タッチパネルは、上側領域と、該上側領域よりも下側に位置する下側領域とを有し、
    前記上側領域に対する接触が第1所定時間継続したことが検知された場合は、前記エレベータ操作盤が設けられたかごの現在位置よりも上側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始し、前記下側領域に対する接触が前記第1所定時間継続したことが検知された場合は、前記かごの現在位置よりも下側の行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始し、前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて特定される階床を行先階として登録する
    行先階登録方法。
  14. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤に対する操作に応じて行先階を登録する行先階登録方法であって、
    前記エレベータ操作盤が設けられたかごに乗り込む利用者の数が1人であることが検知された場合に、前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始し、前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて特定される階床を行先階として登録する
    行先階登録方法。
  15. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤に対する操作に応じて行先階を登録する行先階登録方法であって、
    前記エレベータ操作盤が設けられたかごのドアが開放した状態で、前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始し、前記音声案内が開始された後の前記タッチパネルに対する接触状態の変化に基づいて特定される階床を行先階として登録する
    行先階登録方法。
  16. タッチパネルを備えるエレベータ操作盤に対する操作に応じて行先階を登録する行先階登録方法であって、
    前記タッチパネルに対する接触が第1所定時間継続したことが検知されると、行先階として登録可能な階床を順次読み上げる音声案内を開始し、1つの階床の読み上げが終了するたびに前記音声案内を中断し、前記タッチパネルに対する接触が途切れてから第3所定時間内に再度接触が検知されると、中断した前記音声案内を次の階床の読み上げから再開し、前記タッチパネルに対する接触が途切れてから前記第3所定時間内に接触が検知されない場合に、前記音声案内により最後に読み上げられた階床を行先階として登録する
    行先階登録方法。
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