JP6350116B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
近年、タブレット端末やスマートフォンなどの携帯用の情報処理端末は、その携帯性に加えて、性能が向上したことにより利用者が急激に増加している。さらに、このような情報処理端末の利便性をより向上させるため、情報処理端末を接続させて機能を拡張させる機能拡張用の電子機器が存在する。
例えば、このような機能拡張用の電子機器として、キーボードを有さないタイプの情報処理端末に接続することで、ポータブルコンピュータに対するキーボード操作を可能にして、快適な入力を実現するキーボードドックなどがある。このようなキーボードドックなどの電子機器は、情報処理端末に対して電気信号を送信する。
さらに、機能拡張用の電子機器には、情報処理端末に対して電気信号を送信するだけでなく、電力の供給を行う機器も存在する。
機能拡張用の電子機器と情報処理端末との間で電気信号や電力といった電気の送受信を行う場合には、電子機器と情報処置端末とのコネクタ同士が確実に接続されていることが好ましい。
そこで、情報処理端末との接続状態を維持するため、機能拡張用の電子機器には挿入状態からコネクタ同士が離れないようにするロック構造が用いられることが多い。
また、コネクタ接続の技術として、プリント基板同士を内側方向に押圧力を有する支柱により支えることで、プリント基板同士を接続するコネクタへの負荷を軽減する従来技術が提案されている。また、電極を挿入した際に接触端子をバネの押圧力で電極に接触させることで、電気的な接続性を向上させる従来技術が提案されている。
実開平05−79988号公報 特開2013−20809号公報
しかしながら、ロック構造を用いたとしても、情報処理端末及び機能拡張用の電子機器のいずれも部品のバラつきなく精度よく組み立てることは困難である。そのため、ロック状態でも嵌合のクリアランスが大きくなる場合があり、コネクタ間が開いてしまい、接圧が十分に確保できないおそれがある。また、情報処理端末が斜めに挿入されコネクタの片側の接続が不安定になるような場合も考えられる。
また、内側方向へ押圧する支柱により基板を保持する従来技術を用いても、コネクタの接続が不安定になるおそれはあり、接続が不安定な状態で電気の送受信が継続されるおそれがある。また、接触端子をバネの押圧力で電極に接触させる従来技術を用いても、やはり、コネクタの接続が不安定になるおそれはあり、接続が不安定な状態で電気の送受信が継続されるおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、接続が不安定な状態での電気の送受信を抑制する電子機器を提供することを目的とする。
本願の開示する電子機器は、一つの態様において、コネクタは、電子機器の接続端子が押し付けられることにより前記接続端子と接し電気を前記電子機器に供給する電極を有する。筐体は、前記コネクタの前記他の電子機器が押し付けられる側と反対側の底面に対向する位置に固定面を有し、前記コネクタを前記他の電子機器からの押圧方向に可動自在に保持する。弾性部材は、前記コネクタの前記底面の全体を覆うように前記固定面との間に配置されたスポンジである。制御部は、前記電子機器への前記コネクタに対する押圧力が所定値以上の場合、前記電子機器への給電を許可し、前記押圧力が所定値以下の場合、前記電子機器への電気の供給を停止させる。
本願の開示する電子機器の一つの態様によれば、接続が不安定な状態での電気の送受信を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施例に係るキーボードドックにタブレット端末を接続させた状態の斜視図である。 図2は、実施例に係るキーボードドックにタブレット端末を接続させた状態の背面図である。 図3は、タブレット端末のコネクタの平面図である。 図4は、キーボードドックの分解斜視図である。 図5は、ドッキング部の内部構造を示す斜視図である。 図6は、ドッキング部の内部構造を示す正面図である。 図7は、ドッキング部内部の拡大図である。 図8は、スイッチの動作テーブルの図である。 図9は、タブレット端末挿入時の押圧力及び移動状態を表す図である。 図10Aは、タブレット端末の挿入前のスイッチの状態を表す図である。 図10Bは、タブレット端末が適切に挿入されている場合のスイッチの状態を表す図である。 図10Cは、タブレット端末が斜めになっている場合のスイッチの状態を表す図である。 図11は、実施例に係るキーボードドックによるタブレット端末への給電の制御のフローチャートである。
以下に、本願の開示する電子機器の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する電子機器が限定されるものではない。特に以下の実施例では、電子機器としてキーボードドックを例に説明するが、これに限らず、情報処理端末の機能を拡張する電子機器であれば同様の構成とすることができる。
図1は、実施例に係るキーボードドックにタブレット端末を接続させた状態の斜視図である。また、図2は、実施例に係るキーボードドックにタブレット端末を接続させた状態の背面図である。図2は、図1の状態のキーボードドック及びタブレット端末を矢印D1方向から見た図である。
図1に示すように、キーボードドック1は、ドッキング部10を有している。ドッキング部10は、本実施例ではヒンジ機構を有しており、回動可能に配置されている。ドッキング部10は、後述するコネクタを有している。そして、ドッキング部10のコネクタは、タブレット端末2のコネクタと接続される。ドッキング部10とタブレット端末2とが接続されることで、タブレット端末2は、キーボードドック1に接続され、キーボードから入力された電気信号を受けることができるようになる。また、タブレット端末2は、キーボードドック1から供給される電力を受けることができるようになる。
タブレット端末2は、図3に示すコネクタを有している。図3は、タブレット端末のコネクタの平面図である。図3に示すようにタブレット端末2のコネクタ21は、接続方向に平板な面が設けられた電極22を有している。このタブレット端末2が、「他の電子機器」の一例にあたる。
次に、ドッキング部10の詳細を説明する。図4は、キーボードドックの分解斜視図である。図4は、図1の状態から、タブレット端末2をキーボードドック1から外し、さらに、キーボードドック1からドッキング部10を外した上で、ドッキング部10のフロントカバー11を外した状態を表している。図4では、図示の都合上、ドッキング部10の内部構造を簡略化して図示している。ドッキング部10の内部構造の詳細は次の図5で示す。
図5は、ドッキング部の内部構造を示す斜視図である。具体的には、図5は、図4におけるフロントカバー11を外した状態のドッキング部10のコネクタ101の周辺部を拡大した状態を表している。さらに、図6は、ドッキング部の内部構造を示す正面図である。図6は、図5におけるドッキング部10を矢印D2方向から見た状態の図である。ただし、図5および図6では、説明の都合上コネクタ部周辺を拡大して図示しており、説明に不要なドッキング部10の両側端部は省略している。
図5及び図6に示すように、ドッキング部10は、筐体100の中に、コネクタ101、電極ピン102、ガイドピン103、ロック機構104、弾性部材105、スイッチ106、スイッチ107、固定板108、支柱109及び基板110を有している。
筐体100は、ドッキング部10の外壁を形成する部材である。筐体100は、例えば、キーボードドック1が固定面におかれた状態でのタブレット端末2の挿抜に対して、固定された位置を保持する。
コネクタ101は、接圧接点方式のコネクタである。コネクタ101は、タブレット端末2のコネクタ21と接続する側に電極ピン102を有する。すなわち、タブレット端末2は、ドッキング部10に対して図6のX方向に挿入される。コネクタ101は、電極ピン102をバネによりX方向の逆方向から支える。以下では、X方向の逆方向、すなわちタブレット端末2が挿入される方向の逆の方向を「逆X方向」という。
さらに、コネクタ101は、ガイドピン103を有する。タブレット端末2は、ドッキング部10に挿入されると、コネクタ21の端部の孔がガイドピン103と嵌合する。これにより、タブレット端末2は、コネクタ21のコネクタ101に対する位置がずれることなくドッキング部10に挿入される。
電極ピン102は、タブレット端末2のコネクタ21がガイドピン103に誘導されながら挿入されると、コネクタ21の電極22の面により押下される。そして、電極ピン102は、逆X方向にコネクタ101の内部に配置されたバネを押しつぶしつつX方向へ移動し、コネクタ101の内部に潜り込む。この時、電極ピン102は、コネクタ101の内部に配置されたバネから逆X方向に力を受け、この受けた力により電極22の面に押し付けられる。これにより、電極ピン102は、タブレット端末2が適切な力でX方向に押圧された状態であれば、電極22との接触を維持する。
電極ピン102は、キーボードドック1の電源から供給された電力を接触している電極22を介してタブレット端末2に送信する。また、電極ピン102は、キーボードドック1のキーボードを用いて入力された電気信号を、接触している電極22を介してタブレット端末2に送信する。この電極ピン102が、「電極」の一例にあたる。
さらに、コネクタ101は、基板110のタブレット端末2が挿入される側の面に載置され固定される。コネクタ21との嵌合により電極ピン102が押圧されると、コネクタ101全体も電極ピン102が受けたタブレット端末2による押圧力により、タブレット端末2の挿入方向、すなわちX方向に移動する。そして、コネクタ101は、タブレット端末2からの押圧力によりX方向に移動することで、基板110を押圧する。このコネクタ101による基板110の押圧力は、タブレット端末2が挿入された状態で電極ピン102が電極22から受ける押圧力と一致する。
このように、キーボードドック1は、例えば、電力及び電気信号をタブレット端末2に送信するが、以下では、電力の送信、すなわち、キーボードドック1からタブレット端末2への電力供給を例に説明する。
ロック機構104は、コネクタ101を挟んでY方向の双方に配置されている。そして、ロック機構104は、ドッキング部10に挿入されたタブレット端末2のロック機構(不図示)と嵌合して、タブレット端末2の挿入方向、すなわち逆X方向への移動を阻止する。これにより、ロック機構104は、コネクタ21がコネクタ101に差し込まれた状態のタブレット端末2の、電極ピン102を逆X方向に押すバネの力などによるコネクタ101からの離脱を防止する。
基板110は、タブレット端末2が挿入される側の面、すなわち、逆X方向に向かう面上にコネクタ101が載置され固定されている。そして、基板110は、支柱109によりY方向の両端部からタブレット端末2の挿入による押圧方向、すなわちX方向及びその逆方向に所定の範囲で移動可能に保持されている。例えば、基板110のX方向の移動限界は、スイッチ106及びスイッチ107がONになるX方向の位置と各スイッチが押下される限度となるX方向の位置との間に設定される。また、例えば、基板110の逆X方向の移動限界は、スイッチ106及びスイッチ107がOFFになるX方向の位置であり、弾性部材105が復元した状態の位置よりも逆X方向に進んだ位置に設定される。
基板110は、タブレット端末2が挿入された状態で電極ピン102が電極22から受ける押圧力を、コネクタ101から受ける。基板110は、X方向に移動可能であるので、コネクタ101から受けた押圧力によりX方向に移動する。基板110は、この移動により、後述する弾性部材105を押しつぶす。
また、基板110は、タブレット端末2がドッキング部10から引き抜かれた場合、ドッキング部10が引き抜かれる方向に、後述する弾性部材105から押圧力を受ける。そして、基板110は、弾性部材105から受けた押圧力により、逆X方向に移動する。基板110は、この移動により、コネクタ101をX方向の逆方向に移動させる。
支柱109は、X方向に延びる柱である。そして、支柱109は、筐体100に対して固定されている。すなわち、支柱109は、固定板108は、タブレット端末2の挿抜によるコネクタ101がX方向及び逆X方向へ移動しても、位置が変化しない。支柱109は、基板110をX方向及び逆X方向に所定の範囲で移動可能に保持する。
さらに、図7を加えて、弾性部材105、スイッチ106及び107、並びに、固定板108について説明する。図7は、ドッキング部内部の拡大図である。図7は、図6における弾性部材105、スイッチ106及び107、並びに固定板108を示す部分を拡大して表している。ただし、図7では、図を見やすくするために、ケーブルなどの説明に不要な部材は省略している。
固定板108は、筐体100に対して固定されている。すなわち、固定板108は、タブレット端末2の挿抜によるコネクタ101がX方向及び逆X方向へ移動しても、位置が変化しない。固定板108及び支柱109は、筐体100に固定されているので、筐体100の一部と考えることもできる。この固定板108のコネクタ101に対向する面が、「固定面」の一例にあたる。
弾性部材105は、例えば、スポンジで形成される。弾性部材105は、基板110と固定部材108との間に配置される。さらに、弾性部材105は、固定板108に固定される。
弾性部材105は、タブレット端末2が挿入された状態で、基板110から押圧力を受ける。タブレット端末2が挿入時に弾性部材105が基板110から受ける押圧力は、コネクタ101がタブレット端末2から受ける押圧力に一致する。弾性部材105は、基板110から押圧力を受けることにより潰れる。そして、弾性部材105は、潰された状態で、復元力により基板110を押圧する。
また、弾性部材105は、タブレット端末2が引き抜かれた場合、復元力により基板110を押圧し逆X方向に基板110を移動させる。
スイッチ106及び107は、ストロークスイッチである。スイッチ106及び107は、タブレット端末2への電力供給をON又はOFFするスイッチである。図8は、スイッチの動作テーブルの図である。スイッチ106及び107は、図8の動作テーブルで示されるように給電の制御を行う。
具体的には、スイッチ106及び107の双方がONになると、電極ピン102を経由してのタブレット端末2への給電が行われる。また、スイッチ106又は107のいずれか一方もしくは双方がOFFの場合、タブレット端末2への給電が停止する。
スイッチ106及び107は、コネクタ基板110のコネクタ101の載置面と逆の面、すなわち、タブレット端末2の挿入側に対する逆側の面に、ストロークピンをX方向に向けて固定される。
ここで、本実施例では、スイッチ106及び107をストロークピンをX方向に向けて基板110上に固定したが、例えば、逆X方向に向けて固定板108上に固定してもよい。また、スイッチ106及び107のそれぞれの向きが逆でもよい。
さらに、スイッチ106は、コネクタ101のY方向の逆方向(以下では、「逆Y方向」という。)の端部付近に配置される。また、スイッチ107は、コネクタ101のY方向の端部付近に配置される。
スイッチ106は、コネクタ101の逆Y方向の端部側がX方向に移動すると、基板110により押圧力を受けストロークピンが固定板108により押下される。そして、ストロークピンがONになる位置以上に押下されることで、スイッチ106がONとなる。
また、コネクタ101の逆Y方向の端部側が逆X方向に移動することで基板110が逆X方向に移動すると、スイッチ106のストロークピンが固定板108から押下される力が弱まる。そして、ストロークピンがOFFになる位置以上に基板110が逆X方向に移動すると、スイッチ106はOFFとなる。
スイッチ107は、コネクタ101のY方向の端部側がX方向に移動すると、基板110により押圧力を受けストロークピンが固定板108により押下される。そして、ストロークピンがONになる位置以上に押下されることで、スイッチ107がONとなる。
また、コネクタ101のY方向の端部側が逆X方向に移動することで基板110が逆X方向に移動すると、スイッチ107のストロークピンが固定板108から押下される力が弱まる。そして、ストロークピンがOFFになる位置以上に基板110が逆X方向に移動すると、スイッチ107はOFFとなる。この、スイッチ106及び107が、「制御部」の一例にあたる。
さらに、図9を参照して、タブレット端末2の挿入時のスイッチ106及び107への押圧力及びスイッチ106及び107の配置方法について説明する。図9は、タブレット端末挿入時の押圧力及び移動状態を表す図である。
タブレット端末2が挿入され、図8に示すようにコネクタ21がコネクタ101と嵌合すると、電極ピン102は、圧縮荷重P1をX方向に受ける。この押圧力P1を受けて、コネクタ101は、基板110をX方向に押圧する。そして、基板110は、弾性部材105をX方向に押圧する。これにより、弾性部材105は、圧縮荷重P2を受ける。ここで、電極ピン102の圧縮荷重P1=弾性部材105の圧縮荷重P2である。
そして、弾性部材105が圧縮荷重P2で押下されることにより、弾性部材105は、圧縮量S1分の圧縮を受ける。圧縮量S1は、弾性部材105がX方向に縮んだ長さである。また、スイッチ106は、基板110の移動により、スイッチ作動量S2分ストロークピンが押される。ここで、スイッチ作動量2は、ストロークピンが押された長さである。そして、弾性部材105の圧縮量S1=スイッチ作動量S2である。
ここで、弾性部材105は、一定のバネ定数を有するので、圧縮荷重P2に対する圧縮量が計算できる。すなわち、圧縮荷重P2に対して、圧縮量S1が一意に求まる。
また、電極ピン102に対する圧縮荷重P1が十分な大きさ、すなわちコネクタ間の接圧が仕様範囲に入れば、電極ピン102と電極22との接触が確実に維持され、コネクタ101とコネクタ21とが確実に接続される。
そこで、スイッチ106の検出位置を、コネクタ間の接圧が仕様範囲に入るように設定する。例えば、コネクタ同士を確実に接続する電極ピン102の圧縮荷重P1は、コネクタ間の接圧が仕様範囲を用いて求められる。さらに、求められた圧縮荷重P1から、コネクタ同士を確実に接続する場合の弾性部材105の圧縮量S1が求められる。そして、求めた弾性部材105の圧縮量S1未満の場合に、スイッチ106がOFFになるように、スイッチ106が配置される。すなわち、スイッチ作動量S2が圧縮量限界値の場合にスイッチ106がOFFになるように、スイッチ106が配置される。また、スイッチ107も同様に配置される。
さらに、図10A〜Cを参照して、タブレット端末2の挿入状態に応じたスイッチ106及び107の状態をまとめて説明する。図10Aは、タブレット端末の挿入前のスイッチの状態を表す図である。図10Bは、タブレット端末が適切に挿入されている場合のスイッチの状態を表す図である。図10Cは、タブレット端末が斜めになっている場合のスイッチの状態を表す図である。図10A〜Cでは、タブレット端末2の端部の状態が示されており、タブレット端末2のコネクタ21は図示を省略している。
図10Aに示すように、タブレット端末2がドッキング部10に挿入されていない場合、コネクタ101は押圧力を受けない。このため、弾性部材105は潰れず、また、スイッチ106及び107のいずれもストロークピンが押下されない。そこで、この場合、スイッチ106及び107は、いずれもOFFとなる。したがって、この状態では、キーボードドック1からタブレット端末2への給電は行われない。これは、コネクタ101とタブレット端末2のコネクタ21との嵌合が弱まり、コネクタ間の接続が不完全になった場合も同様である。
次に、図10Bに示すように、タブレット端末2がドッキング部10に挿入され、コネクタ101とコネクタ21とが嵌合し、コネクタ同士が完全に接続した場合、コネクタ101は、スイッチ106及び107がONになる以上の押圧力を受ける。これにより、弾性部材105は、Y方向の双方の端部ともに均等に潰される。そして、スイッチ106及び107のストロークピンが、コネクタ101が押圧力に応じて移動される。これにより、スイッチ106及び107は、いずれもONとなる。したがって、この場合、キーボードドック1からタブレット端末2への給電が行われる。ここで、図10Bに示すように、コネクタ101の電極ピン102は全て、十分な接圧を受けてコネクタ21の電極22と接している。そのため、この状態で給電が行われても、漏電などの危険は低い。
次に、図10Cに示すように、タブレット端末2の挿入状態がスイッチ107側がドッキング部10から離れるように斜めになった場合、コネクタ101のスイッチ107側の端部の押圧力が弱まる。この場合、弾性部材105は、Y方向の双方の端部が不均等に潰れた状態になる。これにより、スイッチ107側の基板110が固定板108から離れる方向に移動し、スイッチ107がOFFになる。これに対して、スイッチ106側の基板110は固定板108から離れないため、スイッチ106はONの状態を維持する。この場合、スイッチ107がOFFになるため、キーボードドック1からタブレット端末2への給電が停止する。ここで、図10Cに示すように、Y方向の端部の電極ピン102は、コネクタ21の電極22との接圧が弱まっている。この状態で給電が行われた場合、漏電などが発生する危険が高い。そのため、このようにタブレット端末2の挿入状態が斜めになった場合、給電を停止することが安全である。
以上に説明したように、タブレット端末2が挿入され、コネクタ101が十分な押圧力を受け、スイッチ106及び107の双方がONになることで、タブレット端末2への給電が開始される。また、挿入されているタブレット端末2のコネクタ21とコネクタ101との嵌合が弱まり、コネクタ101が十分な押圧力を受けなくなった場合、スイッチ106及び107がOFFとなり給電が停止される。また、挿入されているタブレット端末2が傾くなどして、コネクタ101のいずれかの端部が持ち上がった場合、スイッチ106又は107の何れかがOFFとなり給電が停止される。
次に、図11を参照して、本実施例に係るキーボードドックによるタブレット端末への給電の制御について説明する。図11は、実施例に係るキーボードドックによるタブレット端末への給電の制御のフローチャートである。ここでは、スイッチ106及び107のON及びOFFに応じて、制御回路が給電の制御を行う場合で説明する。
操作者は、タブレット端末2をキーボードドック1のドッキング部10へ挿入する(ステップS1)。
制御回路は、スイッチ106がONか否かを判定する(ステップS2)。スイッチ106がONの場合(ステップS2:肯定)、制御回路は、スイッチ107がONか否かを判定する(ステップS3)。
スイッチ107がONの場合(ステップS3:肯定)、制御回路は、タブレット端末2への給電を行う(ステップS4)。
これに対して、スイッチ106がOFFの場合(ステップS2:否定)又はスイッチ107がOFFの場合(ステップS3:否定)、制御回路は、タブレット端末2への給電を停止する(ステップS5)。
その後、制御回路は、キーボードドック1が動作を停止したか否かを判定する(ステップS6)。例えば、キーボードドック1の動作の停止は、タブレット端末2がキーボードドック1から抜かれるなどにより発生する。
キーボードドック1が動作を停止しない場合(ステップS6:否定)、制御回路は、ステップS2へ戻る。
これに対して、キーボードドック1が動作を停止する場合(ステップS6:肯定)、制御回路は、タブレット端末への給電の制御を終了する。
以上に説明したように、本実施例に係るキーボードドックは、タブレット端末が接続されるコネクタに係る押圧力が強い場合、給電を行い、押圧力が弱い場合、給電を停止する。これにより、コネクタに係る押圧力が弱く、コネクタ間の接続が不安定な場合、タブレット端末への給電が停止される。
また、以上では、タブレット端末2への給電を例に説明したが、タブレット端末2に供給される対象は、電気であれば、タブレット端末2の電源電力に限らない。例えば、キーボードから入力にしたがい電気信号をタブレット端末2に送信される装置であっても、同様の効果を有する。
さらに、以上では、タブレット端末への機能拡張用の電子機器について説明したが、機能拡張用の電子機器が、接続された機器に対して電気を送る構成であれば、タブレット端末に限らず、例えば携帯電話であってもよい。また、以上では、弾性部材としてスポンジを用いたが、これに限らず、例えば板バネやコイルなどを用いてもよい。また、基板以外の弾性部材を用いずに、基板を固定して、基板自体のたわむ力を用いて弾性部材としてもよい。
また、本実施例では、ストロークスイッチを用いた場合を例として主に説明したが、これに限らず、タブレット端末からコネクタに掛かる押圧力に応じて、給電を制御する構成であれば他の構成でもよい。例えば、基板と固定部材との距離を距離センサで計測し、その計測結果を押圧力の計測結果として給電の制御を行ってもよい。また、圧力センサを用いてコネクタに係る押圧力を計測し、その計測値に応じて給電の制御を行ってもよい。その場合基板を固定してもよい。また、基板を固定して、基板のたわみをたわみセンサを用いて計測し、その計測結果を押圧力の計測結果として給電を制御する構成にしてもよい。
加えて、本実施例では、タブレット端末が斜めに挿入されている場合を検知するため、コネクタの両端部付近に2つのスイッチを配置したが、斜めの状態の検出をしないのであれば、スイッチを1つ配置するだけでもよい。この構成でも、コネクタ間の不完全な接続を検出することはできる。また、スイッチは、2つ以上配置してもよい。
1 キーボードドック
2 タブレット端末
10 ドッキング部
11 フロントカバー
21 コネクタ
22 電極
100 筐体
101 コネクタ
102 電極ピン
103 ガイドピン
104 ロック機構
105 弾性部材
106,107 スイッチ
108 固定板
109 支柱
110 基板

Claims (6)

  1. 他の電子機器の接続端子が押し付けられることにより前記接続端子と接し電気を前記他の電子機器に供給する電極を有するコネクタと、
    前記コネクタの前記他の電子機器が押し付けられる側と反対側の底面に対向する位置に固定面を有し、前記コネクタを前記他の電子機器からの押圧方向に可動自在に保持する筐体と、
    前記コネクタの前記底面の全体を覆うように前記固定面との間に配置されたスポンジである弾性部材と、
    前記他の電子機器からの前記コネクタに対する押圧力が所定値以上の場合、前記他の電子機器への電気の供給を許可し、前記押圧力が所定値以下の場合、前記他の電子機器への電気の供給を停止させる制御部と
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御部は、前記コネクタと前記固定面との距離を基に前記押圧力を計測する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記固定面と前記コネクタとの間に配置された弾性部材をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、コネクタの長手方向の両端部付近に1つずつ配置されたストロークスイッチを有することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. 前記他の電子機器が前記コネクタに対して押し付けられた状態で前記他の電子機器の押圧方向の逆方向への移動を防止する移動停止機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、距離センサ、圧力センサ又はたわみセンサの何れかを用いて前記押圧力を計測する請求項1に記載の電子機器。
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