JP6350090B2 - ストレージ制御装置、コピー制御プログラム、およびコピー制御方法 - Google Patents

ストレージ制御装置、コピー制御プログラム、およびコピー制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ制御装置、コピー制御プログラム、およびコピー制御方法に関する。
遠隔地に存在するストレージ装置をコピー先として、コピー元となるボリュームのデータを転送するリモートコピーが知られ、このようなリモートコピーは、たとえば災害対策を目的として利用されている。また、順序性を保証したリモートコピーがあり、順序性を保証したリモートコピーは、コピー元ボリュームにおけるデータの更新の順序性を保ってコピー先ボリュームにデータをコピーする。
順序性を保証したリモートコピーは、コピー元ボリュームを更新したデータをコピー元バッファに保存し、コピー元バッファからコピー先ボリュームへ更新順にデータを転送する。この時、ネットワークの障害等によりストレージ装置間の通信ができなくなると、コピー元ボリュームへの更新によりコピー元バッファの枯渇が発生し得る。
コピー元のストレージ装置は、コピー元バッファが記憶するデータからコピー元ボリュームの更新領域に対応するビット列を生成して、以降、正常に復帰するまでの間、ビット列を用いてコピー元ボリュームへの更新を管理する。ビット列は、コピー元ボリュームの所定の領域単位での更新の有無を管理する情報であり、更新順序に関する情報を含まない。そのため正常に復帰するまでの間、リモートコピーは、順序性が保証されない状態となる。
このような順序性が保証されない状態に陥ることを抑制するため、コピー元バッファの枯渇を抑制する試みがある。
特開2007−140651号公報 特開2011−150602号公報 特開2007−18236号公報
しかしながら、一旦、コピー元バッファの枯渇が発生すると、コピー元ボリュームの更新領域に対応するビット列を生成してコピー元バッファがクリアされる。このようにして生成されたビット列に対応する転送対象データは、コピー元バッファのサイズに応じた大きさとなり、その転送に多くの時間を要する。
このようなリモートコピーは、コピー元バッファの枯渇により、順序性が保証されない状態が長時間継続することから、より速やかに順序性が保証された状態に復帰することが求められる。
1つの側面では、本発明は、リモートコピーにおける順序性が保証されない状態から、より速やかに順序性が保証された状態に復帰できるストレージ制御装置、コピー制御プログラム、およびコピー制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下に示すような、ストレージ制御装置が提供される。ストレージ制御装置は、第1のストレージ装置をコピー元として、第1のストレージ装置とネットワークを介して接続する第2のストレージ装置をコピー先としてリモートコピーを実行可能である。ストレージ制御装置は、記憶部と、制御部とを備える。記憶部は、第1のストレージ装置が有するコピー元ボリュームを更新するデータを更新世代ごとに記憶するバッファを有する。制御部は、コピー元ボリュームを更新するデータを受け付けた場合に、データをバッファに記憶し、コピー元ボリュームにおいてデータが記憶される位置とバッファにおいてデータが記憶されている位置との対応関係を示す対応関係情報を記憶部に記憶し、第1のストレージ装置から第2のストレージ装置にデータを転送する場合に、バッファが記憶するデータのうち更新世代が古いデータを転送対象とし、更新世代が古いデータでコピー元ボリュームを更新し、更新世代が古いデータをバッファから削除するとともに、更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を記憶部から削除し、バッファの容量が不足した場合に、バッファが記憶する所定の更新世代が古いデータにもとづいてコピー元ボリュームにおける所定の領域単位の更新の有無を示す更新記録情報を生成して記憶部に記憶し、対応関係情報にしたがいコピー元ボリュームを所定の更新世代が古いデータで更新し、所定の更新世代が古いデータをバッファから削除するとともに、所定の更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を記憶部から削除し、更新記録情報にもとづいてコピー元ボリュームが記憶するデータを第2のストレージ装置に転送する。
1態様によれば、ストレージ制御装置、コピー制御プログラム、およびコピー制御方法において、リモートコピーにおける順序性が保証されない状態から、より速やかに順序性が保証された状態に復帰できる。
第1の実施形態のストレージシステムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のストレージシステムの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のストレージ装置の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のCMのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のコピー元ストレージ装置の機能構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のコピー先ストレージ装置の機能構成の一例を示す図である。 第2の実施形態のライトI/O受付処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のインデックステーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態におけるライトI/Oの受付にもとづくコピー元バッファの更新の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるライトI/Oの受付にもとづくインデックステーブルの更新の一例を示す図である。 第2の実施形態の転送処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態におけるコピー元バッファからの転送データの削除の一例を示す図である。 第2の実施形態における転送データに対応するエントリのインデックステーブルからの削除の一例を示す図である。 第2の実施形態のリードI/O受付処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態のコピー元バッファ枯渇処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の順序性が保証されている状態でコピー元バッファが枯渇したときの、更新記録用ビット列の生成および転送制御用ビット列の生成の一例を示す図である。 第2の実施形態の順序性が保証されていない状態でコピー元バッファが枯渇したときの、更新記録用ビット列の更新および転送制御用ビット列の生成の一例を示す図である。 第2の実施形態の復旧処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の復旧時第1転送処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の復旧時第2転送処理のフローチャートを示す図である。 第2の実施形態の更新記録用ビット列と転送制御用ビット列とにもとづくデータ転送の順序の一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態のストレージシステムについて図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態のストレージシステムの構成の一例を示す図である。
ストレージシステム1は、ストレージ制御装置2と、第1のストレージ装置3と、ネットワーク5を介して第1のストレージ装置3と接続する第2のストレージ装置4とを含む。ストレージ制御装置2は、第1のストレージ装置3と一体または別体に設けられ、第1のストレージ装置3を制御対象とする情報処理装置である。第1のストレージ装置3は、コピー元ボリューム3aにデータを記憶可能であり、第2のストレージ装置4は、コピー先ボリューム4aにデータを記憶可能である。ストレージ制御装置2は、第1のストレージ装置3をコピー元とし第2のストレージ装置4をコピー先とするリモートコピーを実行可能である。
ストレージ制御装置2は、記憶部2aと、制御部2bとを備える。記憶部2aは、所定の容量を有するバッファ2cを有する。バッファ2cは、コピー元ボリューム3aを更新するデータを更新世代ごとに記憶する。たとえば、バッファ2cは、更新世代が古い順に、1世代データ8b、2世代データ8c、および3世代データ8dを記憶する。
制御部2bは、コピー元ボリューム3aを更新するデータを、たとえば図示しないホストからのライトI/O(Input / Output)として受け付ける。制御部2bは、受け付けたデータを最新の更新世代のデータとしてバッファ2cに記憶する。制御部2bは、対応関係情報6を記憶部2aに記憶する。対応関係情報6は、コピー元ボリューム3aにおいてデータ8が記憶される位置と、バッファ2cにおいてデータ8が記憶されている位置との対応関係を示す。コピー元ボリューム3aにおいてデータ8が記憶される位置は、受け付けたデータ8によって更新される記憶領域を示す。この時点で、受け付けたデータは、バッファ2cに記憶され、コピー元ボリューム3aに記憶されない。すなわち、コピー元ボリューム3aは、データ8が記憶されることとなる領域に、データ8によって更新される前のデータを記憶する。
制御部2bは、第1のストレージ装置3から第2のストレージ装置4にデータを転送する場合に、バッファ2cが記憶するデータのうち更新世代が古いデータを転送対象とする。制御部2bは、転送対象とした更新世代が古いデータ(転送対象データ)でコピー元ボリューム3aを更新する。ストレージ制御装置2が受け付けたデータは、この時点でコピー元ボリューム3aに記憶される。制御部2bは、転送対象データをバッファ2cから削除するとともに、転送対象データに対応する対応関係情報6を記憶部2aから削除する。
制御部2bは、バッファ2cの容量が不足した場合に、バッファ2cが記憶する所定の更新世代が古いデータ(特定データ)にもとづいて更新記録情報7を生成して記憶部2aに記憶する。制御部2bは、世代単位で特定データとする範囲(たとえば、2つの更新世代)を選択する。更新記録情報7は、コピー元ボリューム3aにおける所定の領域単位の更新の有無を示す情報であり、たとえば1ビットが所定の領域単位の更新の有無を示すビット列やビットマップなどで表わされる。
制御部2bは、対応関係情報6にしたがいコピー元ボリューム3aを特定データで更新する。制御部2bは、特定データをバッファ2cから削除するとともに、特定データに対応する対応関係情報6を記憶部2aから削除する。制御部2bは、更新記録情報7にもとづいてコピー元ボリューム3aが記憶するデータを第2のストレージ装置4に転送する。
これにより、ストレージ制御装置2は、特定データによりバッファ2cの空き容量を確保することができる。また、ストレージ制御装置2は、更新記録情報7にもとづいて転送するデータ量を抑制することができることから、リモートコピーにおける順序性が保証されない状態から、より速やかに順序性が保証された状態に復帰できる。
記処理について一例をあげて説明する。たとえば、制御部2bは、ホストからのライトI/Oによりコピー元ボリューム3aへの更新データを受付データ8aとして受け付けて、すでに1世代データ8bおよび2世代データ8cが記憶されていれば最新の更新世代となる3世代データ8dとしてバッファ2cに記憶する。制御部2bは、コピー元ボリューム3aにおいて更新対象となる記憶領域と、3世代データ8dのバッファ2cの記憶領域との対応関係を対応関係情報6として記憶部2aに記憶する。
バッファ2cが1世代データ8b、2世代データ8c、および3世代データ8dを記憶するとき、制御部2bは、更新世代が古い1世代データ8bを転送対象とする。制御部2bは、1世代データ8bでコピー元ボリューム3aを更新し、1世代データ8bをバッファ2cから削除するとともに、1世代データ8bに対応する対応関係情報6を記憶部2aから削除する。
バッファ2cが1世代データ8b、2世代データ8c、および3世代データ8dを記憶した状態でバッファ2cの容量が不足した場合に、制御部2bは、1世代データ8bを特定データとする。制御部2bは、1世代データ8bにもとづいて更新記録情報7を生成して記憶部2aに記憶する。制御部2bは、対応関係情報6にしたがいコピー元ボリューム3aにおける1世代データ8bが記憶される位置を特定し、1世代データ8bでコピー元ボリューム3aを更新する。制御部2bは、1世代データ8bをバッファ2cから削除するとともに、1世代データ8bに対応する対応関係情報6を記憶部2aから削除する。これにより、バッファ2cは、1世代データ8bの分だけ容量を確保し、さらなる受付データをバッファ2cに記憶することができる。制御部2bは、更新記録情報7にもとづいて未転送のデータ8eを特定し、コピー元ボリューム3aが記憶するデータ8eを第2のストレージ装置4に転送する。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態のストレージシステムについて図2を用いて説明する。図2は、第2の実施形態のストレージシステムの構成の一例を示す図である。
ストレージシステム10は、複数のストレージ装置11と、複数のストレージ装置11を接続するネットワーク12を含む。ストレージシステム10は、1つのストレージ装置11をコピー元(コピー元ストレージ装置)とし、他のストレージ装置11をコピー先(コピー先ストレージ装置)とするリモートコピーをおこなうことができる。なお、ストレージシステム10は、コピー元ストレージ装置とコピー先ストレージ装置との間でコピーセッションを生成することで、複数のコピー元ストレージ装置から1つのコピー先ストレージ装置に対してリモートコピーをおこなうことができる。また、ストレージシステム10は、1つのコピー元ストレージ装置が複数のコピー先ストレージ装置に対してリモートコピーをおこなうことができる。
次に、第2の実施形態のストレージ装置11の構成について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態のストレージ装置11の構成の一例を示す図である。
ストレージ装置11は、CM100と複数のHDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)13(13a,13b,・・・,13c)を含む。ストレージ装置11は、複数のHDD13を用いて1以上のボリューム(LUN(Logical Unit Number))を実装する。CM(Controller Module)100は、ストレージ装置11を制御対象とする制御装置であり、図示しないホストからI/O要求を受け付けてHDD13に対してデータの読み出し、または書き込みをおこなう。
なお、CM100は、ストレージ装置11と一体に設けられるものであってもよいし、別体にして設けられるものであってもよい。
次に、CM100のハードウェア構成について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態のCMのハードウェア構成の一例を示す図である。
CM100は、ネットワークインタフェース101と、プロセッサ102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD104と、機器接続インタフェース105と、ディスクインタフェース106を含む。
CM100は、プロセッサ102によって装置全体が制御されている。プロセッサ102には、バスを介してRAM103と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ102は、2以上のプロセッサからなるマルチコアプロセッサであってもよい。
プロセッサ102は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。
RAM103は、CM100の主記憶装置として使用される。RAM103には、プロセッサ102に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時格納される。また、RAM103には、プロセッサ102による処理に必要な各種データが格納される。また、RAM103は、プロセッサ102のキャッシュメモリとして機能する。
バスに接続されている周辺機器としては、ネットワークインタフェース101、HDD104、機器接続インタフェース105、およびディスクインタフェース106がある。
ネットワークインタフェース101は、ネットワーク12を介して他のストレージ装置11との間でデータの送受信をおこなう。
HDD104は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込みおよび読み出しをおこなう。HDD104は、CM100の補助記憶装置として使用される。HDD104には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
機器接続インタフェース105は、CM100に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。たとえば機器接続インタフェース105には、図示しないメモリ装置やメモリリーダライタを接続することができる。メモリ装置は、機器接続インタフェース105との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタは、メモリカードへのデータの書き込み、またはメモリカードからのデータの読み出しをおこなう装置である。メモリカードは、たとえば、カード型の記録媒体である。
また、機器接続インタフェース105には、図示しないモニタを接続してもよい。その場合、機器接続インタフェース105は、プロセッサ102からの命令にしたがって、画像をモニタの画面に表示させるグラフィック処理機能を有する。
また、機器接続インタフェース105は、図示しないキーボードやマウスを接続してもよい。その場合、機器接続インタフェース105は、キーボードやマウスから送られてくる信号をプロセッサ102に送信する。なお、マウスは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
また、機器接続インタフェース105は、図示しない光学ドライブ装置を接続してもよい。光学ドライブ装置は、レーザ光などを利用して、光ディスクに記録されたデータの読み取りをおこなう。光ディスクは、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
ディスクインタフェース106は、1または2以上のHDD13との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施形態のCM100の処理機能を実現することができる。なお、第1の実施形態に示したストレージ制御装置2も、図4に示したCM100と同様のハードウェアにより実現することができる。
CM100は、たとえば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施形態の処理機能を実現する。CM100に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。たとえば、CM100に実行させるプログラムをHDD104に格納しておくことができる。プロセッサ102は、HDD104内のプログラムの少なくとも一部をRAM103にロードし、プログラムを実行する。また、CM100に実行させるプログラムを、光ディスク、メモリ装置、メモリカードなどの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、たとえばプロセッサ102からの制御により、HDD104にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ102が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
次に、ストレージ装置11がコピー元ストレージ装置として動作する場合の機能構成と、コピー元ストレージ装置が実行する処理の概要について図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態のコピー元ストレージ装置の機能構成の一例を示す図である。
コピー元ストレージ装置11aは、ストレージシステム10における複数のストレージ装置11のうちリモートコピーのコピー元となるストレージ装置11である。コピー元ストレージ装置11aは、1以上のコピー元LUNを有し、たとえばコピー元LUN1とコピー元LUN2を有する。コピー元LUNは、コピー元ボリュームとして、コピー先ストレージ装置へのコピー対象となるデータを記憶する。
コピー元ストレージ装置11aは、コピー先となるストレージ装置11ごとにコピーセッションを生成し、コピーセッションごとにコピー元バッファ112を用意する。コピー元ストレージ装置11aは、複数のコピーセッションを生成することができ、コピーセッションごとに独立したコピー制御をおこなう。
コピー元ストレージ装置11aは、コピー元LUNへのデータの更新(更新データ)を受け付けた場合、コピー元バッファ112に更新データを格納する。コピー元ストレージ装置11aは、この時点でコピー元LUNへのデータの更新をおこなわない。コピー元ストレージ装置11aは、コピー元LUNにおいて更新前のデータが格納されている領域と、コピー元バッファ112が更新データを格納する領域との対応関係をインデックステーブル113に記録する。これにより、コピー元ストレージ装置11aは、コピー元バッファ112とインデックステーブル113とからコピー元LUNへのデータの更新を所要のタイミングでおこなうことができる。なお、コピー元ストレージ装置11aは、コピー元バッファ112ごとにインデックステーブル113を保持する。
コピー元バッファ112は、コピー元LUNを更新するデータを、更新順序に応じた記憶領域に格納する。コピー元バッファ112は、更新順序に応じた更新世代ごとの記憶領域を有する。コピー元ストレージ装置11aは、所定単位の更新データを1つの世代としてコピー元バッファ112に格納し、更新データを更新世代ごとに管理可能にしている。たとえば、コピー元ストレージ装置11aは、一定時間の経過や、更新データのサイズが所定量を超えた場合に、更新データを格納する世代を変更する。
コピー元ストレージ装置11aは、コピー元バッファ112が格納する世代のうち送信対象とする世代の更新データを、世代単位でキャッシュ111に格納するとともに、コピー元LUNに格納する。キャッシュ111は、コピー先ストレージ装置に転送するデータ(転送データ)を一時的に格納するメモリである。コピー元ストレージ装置11aは、キャッシュ111に格納したデータを、ネットワークインタフェース101からコピー先ストレージ装置に転送する。これにより、コピー元ストレージ装置11aは、コピー先ストレージ装置との整合性を確保する。
このように、コピー元ストレージ装置11aは、世代ごとにデータを転送するので、転送データがそれぞれの世代で半端なデータになることがない。なお、コピー元バッファ112は、複数のコピーセッションにて共有されうる。たとえば、コピー元ストレージ装置11aが有するコピー元LUN1とコピー元LUN2を合わせて整合性のあるデータを保ちたい場合、それぞれのコピーセッションが1つのコピー元バッファ112を共有する。
一方で、コピー元バッファ112は、コピー元LUNへのデータ更新により記憶領域を解放するが、回線障害や過剰な更新により記憶容量を枯渇することがある。コピー元ストレージ装置11aは、コピー元バッファ112における世代単位の一部領域を解放し、コピー元LUNへのデータ更新をおこなうことで、コピー元バッファ112の記憶容量を確保することをおこなう。このとき、コピー元ストレージ装置11aは、コピー元LUNごとの更新領域を示す、更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115とを生成する。たとえば、コピー元ストレージ装置11aは、コピー元LUN1に対応して更新記録用ビット列114aと転送制御用ビット列115aとを生成し、コピー元LUN2に対応して更新記録用ビット列114bと転送制御用ビット列115bとを生成する。その後、コピー元ストレージ装置11aは、コピー先ストレージ装置にデータを転送可能になった際に、更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115とを参照し、送信データをキャッシュ111に格納する。
転送制御用ビット列115は、更新記録用ビット列114と同様のフォーマットであり、更新記録用ビット列114にもとづくデータ転送の順序制御に用いられる情報である。また、転送制御用ビット列115は、再度のコピー元バッファ枯渇時に、更新記録用ビット列114に統合される情報である。したがって、転送制御用ビット列115は、更新記録用ビット列114の一形態として捉えることができる。更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115の詳細については、後で説明する。
なお、キャッシュ111は、更新記録用ビット列114が作成されない転送データと、更新記録用ビット列114が作成された転送データとを格納する。そのため、コピー元ストレージ装置11aは、コピー先ストレージ装置が識別可能なフォーマットで転送データをキャッシュ111に格納する。これにより、コピー先ストレージ装置は、転送データが、更新記録用ビット列114が作成されたものであるか否かを区別することができる。
コピー元ストレージ装置11aは、コピースケジューラ110を含む。コピースケジューラ110は、リモートコピーを制御する制御部として機能し、たとえばプロセッサ102がプログラムを実行することにより、コピースケジューラ110の処理機能を実現する。コピースケジューラ110は、コピー元ストレージ装置11aが更新データを受け付けた場合、コピー元バッファ112の使用状況を確認しながら適切な世代に更新データを格納する。また、コピースケジューラ110は、コピー元バッファが枯渇していた場合、更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115の生成(更新を含む)をおこなう。また、コピースケジューラ110は、コピー先ストレージ装置にデータを転送可能な場合、更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115にしたがいコピー元LUNから読み出したデータをキャッシュ111に格納する。
なお、コピー元ストレージ装置11aは、キャッシュ111、コピー元バッファ112、インデックステーブル113、更新記録用ビット列114、および転送制御用ビット列115を、RAM103あるいはHDD104に保持することができる。
次に、ストレージ装置11がコピー先ストレージ装置として動作する場合の機能構成と、コピー先ストレージ装置が実行する処理の概要について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態のコピー先ストレージ装置の機能構成の一例を示す図である。
コピー先ストレージ装置11bは、ストレージシステム10における複数のストレージ装置11のうちリモートコピーのコピー先となるストレージ装置11である。コピー先ストレージ装置11bは、1以上のコピーLUNを有し、たとえばコピー先LUN1とコピー先LUN2とコピー先LUN3とを有する。コピー先LUNは、コピー先ボリュームとして、コピー元ストレージ装置からのコピー対象となるデータを記憶する。
コピー先ストレージ装置11bは、コピースケジューラ120を含む。コピースケジューラ120は、リモートコピーを制御する制御部として機能し、たとえばプロセッサ102がプログラムを実行することにより、コピースケジューラ120の処理機能を実現する。コピー先ストレージ装置11bは、コピー元ストレージ装置11aからの転送データを、ネットワークインタフェース101を介してキャッシュ121に格納する。コピースケジューラ120は、キャッシュ121が格納するデータの種類に応じた処理を実行する。コピースケジューラ120は、キャッシュ121が格納する転送データのうち更新記録用ビット列114が作成されない転送データを、コピー先バッファ122の該当世代に対応する領域に格納する。コピースケジューラ120は、コピー先バッファ122の1つの世代の受信を完了した場合に、コピー先バッファ122から該当する世代のデータを、コピー先LUNの該当する領域に格納する。また、コピースケジューラ120は、キャッシュ121が格納する転送データのうち更新記録用ビット列114が作成された転送データを、コピー先LUNの該当する領域に格納する。
なお、コピー先ストレージ装置11bは、キャッシュ121およびコピー先バッファ122を、RAM103あるいはHDD104に保持することができる。
次に、ライトI/O受付処理について図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態のライトI/O受付処理のフローチャートを示す図である。
ライトI/O受付処理は、ライトI/Oにより受け付けた更新データ(新規に書き込まれるデータを含む)をコピー元バッファ112に格納する処理である。ライトI/O受付処理は、図示しないホストからライトI/Oを受け付けて、コピー元ストレージ装置11a(コピースケジューラ110)が実行する処理である。
[ステップS11]コピースケジューラ110は、コピー元LUNに対する更新データをコピー元バッファ112の最新世代に対応する領域に保存する。なお、コピースケジューラ110は、インデックステーブル113を参照して、更新データによって上書きされるデータ(古い世代の更新データ)をコピー元バッファ112が格納している場合、コピー元バッファ112から古い世代の更新データを消去する。
[ステップS12]コピースケジューラ110は、インデックステーブル113に更新データに対応するエントリを追加または更新する。
[ステップS13]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の空き領域が十分であるか否かを判定する。コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の空き領域が十分でない場合にステップS14にすすみ、コピー元バッファ112の空き領域が十分である場合にライトI/O受付処理を終了する。たとえば、コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の空き領域と、あらかじめ設定する閾値とを比較することにより、コピー元バッファ112の空き領域が十分であるか否かの判定をおこなうことができる。
[ステップS14]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ枯渇処理を実行する。コピー元バッファ枯渇処理は、コピー元バッファ112の空き領域が十分でない場合、すなわちコピー元バッファ112が枯渇したとみなせる状態である場合に、コピー元バッファ112の所定領域を解放して空き領域を確保する処理である。コピー元バッファ枯渇処理については、後で図15を用いて説明する。コピースケジューラ110は、コピー元バッファ枯渇処理の実行後にライトI/O受付処理を終了する。
ここで、インデックステーブル113について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態のインデックステーブルの一例を示す図である。
インデックステーブル301は、インデックステーブル113の一例である。インデックステーブル301は、項目「LUN:LBA」と、項目「バッファアドレス」とを含む。項目「LUN:LBA」は、コピー元LUNを特定可能な識別情報と、コピー元LUNにおけるLBA(Logical Block Address)を示す。項目「バッファアドレス」は、コピー元バッファ112のアドレスを示す。インデックステーブル301は、項目「LUN:LBA」と項目「バッファアドレス」の対をエントリとして含む。エントリは、項目「LUN:LBA」を更新することとなるデータの、コピー元バッファ112における格納位置を示す。
たとえば、LUN:LBA「0x00:0x100」とバッファアドレス「0x1000」を含むエントリは、LUN「0x00」のLBA「0x100」を更新することとなるデータがコピー元バッファ112のバッファアドレス「0x1000」に格納されていることを示す。
このようなインデックステーブル301のエントリの追加あるいは更新について図9および図10を用いて説明する。まず、ライトI/Oの受付にもとづくコピー元バッファ112の更新について図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態におけるライトI/Oの受付にもとづくコピー元バッファの更新の一例を示す図である。
コピー元バッファ112は、第1世代から第n世代までの更新データを格納していたところ、LUN「0x00」のLBA「0x100−0x200」を更新先とするライトI/Oを受け付け、第(n+1)世代として更新データが格納された状態を示す。このとき、コピースケジューラ110は、インデックステーブル113にLUN:LBA「0x00:0x100−0x200」と重複するエントリがなければ、更新データに対応するエントリをインデックステーブル113に追加する。この場合、インデックステーブル113は、LUN:LBA「0x00:0x100」とバッファアドレス「0x7000」を含むエントリを追加する。
一方、コピースケジューラ110は、インデックステーブル113にLUN:LBA「0x00:0x100−0x200」と重複するエントリがあれば、インデックステーブル113から重複するエントリを削除し、更新データに対応するエントリを追加する。すなわち、コピースケジューラ110は、エントリが重複することとなる場合、インデックステーブル113にある古いエントリを新しいエントリによって更新する。
ここで、ライトI/Oの受付にもとづくインデックステーブル113の更新について図10を用いて説明する。図10は、第2の実施形態におけるライトI/Oの受付にもとづくインデックステーブルの更新の一例を示す図である。
インデックステーブル302は、LUN:LBA「0x00:0x100」とバッファアドレス「0x7000」を含むエントリ(追加エントリ)を、インデックステーブル301(図8参照)に追加して更新したものである。インデックステーブル301は、LUN:LBA「0x00:0x100」とバッファアドレス「0x1000」を含むエントリ(既存エントリ)を有することから、LUN:LBA「0x00:0x100」が追加エントリと重複する。このため、コピースケジューラ110は、重複する既存エントリを削除して追加エントリを追加する更新をおこなう。これにより、コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112を効率的に使用することができるほか、転送データ量の削減、バッファ枯渇にもとづく順序性が保証されない状態からの早期復帰を図ることができる。
次に、転送処理について図11を用いて説明する。図11は、第2の実施形態の転送処理のフローチャートを示す図である。
転送処理は、コピー元バッファ112が格納する更新データを、コピー先ストレージ装置11bに転送する処理である。転送処理は、コピー元バッファ112が更新データを格納している状態で、コピー元ストレージ装置11a(コピースケジューラ110)が実行する処理である。
[ステップS21]コピースケジューラ110は、転送可能状態であるか否かを判定する。転送可能状態は、コピー元ストレージ装置11aとコピー先ストレージ装置11bとが通信可能な状態であり、コピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bへとデータ転送をおこなうことができる状態である。コピースケジューラ110は、転送可能状態である場合にステップS22にすすみ、転送可能状態でない場合に転送処理を終了する。
[ステップS22]コピースケジューラ110は、転送条件の成立を判定する。転送条件は、コピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bへとデータ転送をおこなうための条件であり、あらかじめ定められる。転送条件は、たとえば、コピー元バッファ112に更新データが格納されてから所定時間が経過したこと、1つの世代の更新データが所定量格納されたことなどがある。コピースケジューラ110は、転送条件が成立する場合にステップS23にすすみ、転送条件が成立しない場合に転送処理を終了する。
[ステップS23]コピースケジューラ110は、転送対象となる世代のデータ(転送データ)をキャッシュ111に格納する。キャッシュ111に格納されたデータは、所要のタイミングで、ネットワークインタフェース101を介してコピー先ストレージ装置11bに転送される。
[ステップS24]コピースケジューラ110は、転送データをコピー元LUNに格納する。これにより、コピー元LUNは、ライトI/Oにもとづく更新データで更新される。
[ステップS25]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112から転送データを削除する。これにより、コピー元バッファ112は、転送データを格納していた領域が解放される。
[ステップS26]コピースケジューラ110は、解放されたバッファアドレスをキーにしてインデックステーブル113を検索し、ヒットしたエントリ(転送データに対応するエントリ)を削除する。コピースケジューラ110は、ヒットしたエントリを削除した後、転送処理を終了する。
このようなコピー元バッファ112からの転送データの削除と、転送データに対応するエントリのインデックステーブル113からの削除について図12および図13を用いて説明する。まず、コピー元バッファ112からの転送データの削除について図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態におけるコピー元バッファからの転送データの削除の一例を示す図である。
コピー元バッファ112は、バッファアドレス「0x3000」を転送元領域とし、転送元領域に格納されているデータをコピー先バッファ122への転送対象としている。なお、コピー元バッファ112からコピー先バッファ122への転送は、コピー元ストレージ装置11aのキャッシュ111とコピー先ストレージ装置11bのキャッシュ121を介しておこなわれる。コピー元バッファ112は、コピー先バッファ122へデータを転送し、コピー元LUNにデータを格納した後、バッファアドレス「0x3000」の領域を解放する。
ここで、データ転送にもとづくインデックステーブル113の更新について図13を用いて説明する。図13は、第2の実施形態における転送データに対応するエントリのインデックステーブルからの削除の一例を示す図である。
インデックステーブル303は、インデックステーブル302(図10参照)から転送データに対応するエントリを削除したものである。インデックステーブル302は、LUN:LBA「0x00:0x200」とバッファアドレス「0x3000」を含むエントリ(削除エントリ)を有するが、インデックステーブル303は、削除エントリを有しない。
次に、リードI/O受付処理について図14を用いて説明する。図14は、第2の実施形態のリードI/O受付処理のフローチャートを示す図である。
リードI/O受付処理は、リードI/Oにしたがいコピー元LUNからデータ(読み出し対象データ)を読み出す処理である。リードI/O受付処理は、図示しないホストからリードI/Oを受け付けて、コピー元ストレージ装置11a(コピースケジューラ110)が実行する処理である。
[ステップS31]コピースケジューラ110は、リードI/Oが要求するコピー元LUNの読み出し対象領域を含むエントリを、インデックステーブル113から検索する。
[ステップS32]コピースケジューラ110は、検索結果の有無、すなわち該当するエントリがインデックステーブル113に含まれているか否かを判定する。コピースケジューラ110は、検索結果がある場合にステップS33にすすみ、検索結果がない場合にステップS34にすすむ。
[ステップS33]コピースケジューラ110は、該当するエントリがインデックステーブル113に含まれていることから、インデックステーブル113を参照してコピー元バッファ112から読み出し対象データを取得する。
[ステップS34]コピースケジューラ110は、該当するエントリがインデックステーブル113に含まれていないことから、コピー元LUNから読み出し対象データを取得する。
[ステップS35]コピースケジューラ110は、取得した読み出し対象データを含めてリードI/Oに対する応答をおこない、リードI/O受付処理を終了する。
このように、コピー元ストレージ装置11aは、コピー元LUNに書き込まれていないデータをコピー元バッファ112が格納している場合であっても、インデックステーブル113を参照して読み出し対象データをリードI/Oに応答することができる。
次に、コピー元バッファ枯渇処理について図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態のコピー元バッファ枯渇処理のフローチャートを示す図である。
コピー元バッファ枯渇処理は、コピー元バッファ112の空き領域が十分でない場合、コピー元バッファ112の所定領域を解放して空き領域を確保する処理である。コピー元バッファ枯渇処理は、コピースケジューラ110がライトI/O受付処理のステップS14で実行する処理である。
[ステップS41]コピースケジューラ110は、順序性フラグがセットされているか否かを判定する。コピースケジューラ110は、順序性フラグがセットされている場合にステップS42にすすみ、順序性フラグがセットされていない(リセットされている)場合にステップS51にすすむ。順序性フラグは、リモートコピーの順序性が保証されている状態をセット(たとえば、「ON」)で示し、リモートコピーの順序性が保証されていない状態をリセット(たとえば、「OFF」)で示す。
[ステップS42]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の特定領域から更新記録用ビット列114を生成する。すなわち、コピースケジューラ110は、順序性が保証されている状態において、更新記録用ビット列114の生成をおこなう。
特定領域は、コピー元バッファ112のうち解放対象となる領域である。特定領域は、たとえば、世代が古い順に所定世代数のデータを格納する領域である。更新記録用ビット列114は、コピー元LUNにおける所定の領域単位の更新の有無を示す情報であり、ビット列におけるビットの位置がコピー元LUNにおける領域の位置を示し、1ビットが対応する領域の更新の有無を示す。
[ステップS43]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の特定領域に格納されているデータをコピー元LUNに格納する。詳しくは、コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の特定領域に対応するバッファアドレスをキーにしてインデックステーブル113からコピー元LUNのアドレスを検索し、コピー元LUNにデータを格納する。
[ステップS44]コピースケジューラ110は、インデックステーブル113を更新する。詳しくは、コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の特定領域に対応するバッファアドレスをキーにしてインデックステーブル113を検索し、ヒットしたエントリを削除する。
[ステップS45]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の特定領域を解放する。これにより、コピー元ストレージ装置11aは、コピー元バッファ112に空き領域を確保し、コピー元バッファ112の枯渇状態を解消できる。
コピー元バッファ112の特定領域の解放は、ライトI/Oの更新データをコピー元バッファ112の空き領域に格納可能にする。したがって、コピー元ストレージ装置11aは、順序性が保証された状態に復帰するまで、コピー先ストレージ装置11bに転送すべきデータの増加を抑制することができる。
[ステップS46]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ112の特定領域から転送制御用ビット列115を生成する。転送制御用ビット列115は、コピー元LUNにおける所定の領域単位の更新の有無を示す情報であり、ビット列におけるビットの位置がコピー元LUNにおける領域の位置を示し、1ビットが対応する領域の更新の有無を示す。
なお、ステップS46における特定領域は、ステップS45における特定領域の解放により更新されているので、ステップS41からステップS45における特定領域と異なる領域である。たとえば、ステップS42における特定領域が第1世代から第3世代のデータを格納する領域であるとき、ステップS46における特定領域は、ステップS42のときの第4世代から第6世代のデータを格納する領域である。したがって、転送制御用ビット列115の生成もととなる特定領域は、更新記録用ビット列114の生成もととなる特定領域と異なる。
[ステップS47]コピースケジューラ110は、転送制御フラグをセットする。転送制御フラグは、復旧処理において転送制御用ビット列115を転送制御に用いる状態をセット(たとえば、「ON」)で示し、復旧処理において転送制御用ビット列115を転送制御に用いない状態をリセット(たとえば、「OFF」)で示す。
[ステップS48]コピースケジューラ110は、順序性フラグをリセットする。
[ステップS49]コピースケジューラ110は、コピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送が可能な状態(転送可能状態)であるか否かを判定する。コピースケジューラ110は、転送可能状態であればステップS50にすすみ、転送可能状態でなければコピー元バッファ枯渇処理を終了する。
[ステップS50]コピースケジューラ110は、コピー元バッファ枯渇処理と独立に実行される復旧処理における更新記録用ビット列114の参照位置を初期化する。コピースケジューラ110は、更新記録用ビット列114の参照位置を初期化した後、コピー元バッファ枯渇処理を終了する。更新記録用ビット列114の参照位置は、後述する復旧処理において更新記録用ビット列114を走査する際の走査開始位置である。コピースケジューラ110は、たとえば、先頭ビットを参照位置に設定する。
[ステップS51]コピースケジューラ110は、転送制御用ビット列115を更新記録用ビット列114にマージする。なお、コピースケジューラ110は、転送制御用ビット列115と更新記録用ビット列114の論理和を求めることにより、転送制御用ビット列115と更新記録用ビット列114をマージできる。
これにより、更新記録用ビット列114は、マージ前の更新記録用ビット列114が保持する更新領域を示す情報と、転送制御用ビット列115が保持する更新領域を示す情報とを統合する。すなわち、コピースケジューラ110は、順序性が保証されていない状態において、すでに生成されている更新記録用ビット列114の更新をおこなう。この後、コピースケジューラ110は、順序性が保証されている状態と同様にステップS43以降の処理を実行した後、コピー元バッファ枯渇処理を終了する。
次に、コピー元バッファ枯渇処理における順序性が保証されている状態で実行されるステップS42からステップS46の処理について、図16を用いて説明する。図16は、第2の実施形態の順序性が保証されている状態でコピー元バッファが枯渇したときの、更新記録用ビット列の生成および転送制御用ビット列の生成の一例を示す図である。
コピー元バッファ1121は、第1世代から第n世代までデータを格納し、第1世代から第3世代のデータを格納する領域を特定領域1123とする。コピースケジューラ110は、特定領域1123のデータから更新記録用ビット列114を生成する(ステップS42)。コピースケジューラ110は、特定領域1123のデータをコピー元LUNに格納し(ステップS43)、特定領域1123に対応するエントリをインデックステーブル113から削除する(ステップS44)。コピースケジューラ110は、コピー元バッファ1121の特定領域1123を解放する(ステップS45)。
これにより、コピー元バッファ1121は、コピー元バッファ1122のようになる。すなわち、コピー元バッファ1122は、コピー元バッファ1121の特定領域1123を空き領域とし、コピー元バッファ1121の各領域の世代が更新される。たとえば、コピー元バッファ1121の第4世代がコピー元バッファ1122の第1世代となり、コピー元バッファ1121の第n世代がコピー元バッファ1122の第(n−3)世代となる。コピースケジューラ110は、コピー元バッファ1122の特定領域1124のデータから転送制御用ビット列115を生成する(ステップS46)。
次に、コピー元バッファ枯渇処理における順序性が保証されていない状態で実行されるステップS51の処理、およびステップS43からステップS46の処理について、図17を用いて説明する。図17は、第2の実施形態の順序性が保証されていない状態でコピー元バッファが枯渇したときの、更新記録用ビット列の更新および転送制御用ビット列の生成の一例を示す図である。
コピー元バッファ1125は、第1世代から第n世代までデータを格納し、第1世代から第3世代のデータを格納する領域を特定領域1127とする。コピースケジューラ110は、転送制御用ビット列1151を更新記録用ビット列1141にマージし、更新記録用ビット列1142を生成する(ステップS51)。なお、コピー元バッファ枯渇処理は、順序性が保証されていない状態で実行される前に、少なくとも1度は順序性が保証されている状態で実行される。したがって、転送制御用ビット列1151と更新記録用ビット列1141は、ステップS51の実行までに生成されている。コピースケジューラ110は、特定領域1127のデータをコピー元LUNに格納し(ステップS43)、特定領域1127に対応するエントリをインデックステーブル113から削除する(ステップS44)。コピースケジューラ110は、コピー元バッファ1125の特定領域1127を解放する(ステップS45)。
これにより、コピー元バッファ1125は、コピー元バッファ1126のようになる。コピースケジューラ110は、コピー元バッファ1126の特定領域1128のデータから転送制御用ビット列1152を生成する(ステップS46)。
このように、ステップS46で生成される転送制御用ビット列115は、次回のコピー元バッファ枯渇処理が順序性が保証されていない状態で実行された場合に、ステップS51で更新記録用ビット列114にマージされる。
図16と図17を用いて説明したように、コピー元ストレージ装置11aは、コピー元バッファ112が枯渇したとき、特定領域に限って更新記録用ビット列114を生成する。これは、従来おこなわれているコピー元バッファ全体から更新記録用ビット列を生成する場合と比較して、更新記録用ビット列で「On」となるビット数を限定する。コピー元ストレージ装置11aは、更新記録用ビット列で「On」となるビット数を限定することにより、経路復旧時に順序性が保証された状態に復帰するために転送すべきデータ量を削減することができる。したがって、コピー元ストレージ装置11aは、転送すべきデータ量の削減により、順序性が保証された状態に復帰するまでの時間を短縮することができる。
次に、復旧処理について図18を用いて説明する。図18は、第2の実施形態の復旧処理のフローチャートを示す図である。
復旧処理は、更新記録用ビット列114にもとづいて、あるいは更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115とにもとづいてコピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送をおこなう処理である。復旧処理は、更新記録用ビット列114が生成されている状態で転送可能状態を検出した場合に、コピースケジューラ110が実行する処理である。
[ステップS61]コピースケジューラ110は、更新記録用ビット列114の参照位置として先頭ビットを選択する。
[ステップS62]コピースケジューラ110は、転送制御フラグがセットされているか否かを判定する。コピースケジューラ110は、転送制御フラグがセットされている場合にステップS63にすすみ、転送制御フラグがセットされていない場合にステップS64にすすむ。
[ステップS63]コピースケジューラ110は、復旧時第1転送処理を実行する。復旧時第1転送処理は、更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115とにもとづいてコピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送をおこなう処理である。復旧時第1転送処理の詳細は、図19を用いて後で説明する。コピースケジューラ110は、復旧時第1転送処理の実行後、ステップS61にすすむ。なお、コピースケジューラ110は、復旧時第1転送処理の実行中に転送制御フラグをリセットするので、コピー元バッファ枯渇処理においてあらためて転送制御フラグがセットされない限り、復旧処理において復旧時第1転送処理の実行は一回限りである。
[ステップS64]コピースケジューラ110は、復旧時第2転送処理を実行する。復旧時第2転送処理は、更新記録用ビット列114にもとづいてコピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送をおこなう処理である。復旧時第2転送処理の詳細は、図20を用いて後で説明する。コピースケジューラ110は、復旧時第2転送処理の実行後、復旧処理を終了する。
次に、復旧時第1転送処理について図19を用いて説明する。図19は、第2の実施形態の復旧時第1転送処理のフローチャートを示す図である。
復旧時第1転送処理は、更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115とにもとづいてコピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送をおこなう処理である。復旧時第1転送処理は、復旧処理のステップS63でコピースケジューラ110が実行する処理である。
[ステップS71]コピースケジューラ110は、更新記録用ビット列114の選択されているビット(選択ビット)が「On」であるか否かを判定する。たとえば、ビットが「On」は、ビット=「1」であり、ビットが「Off」は、ビット=「0」である。コピースケジューラ110は、選択ビットが「On」である場合にステップS72にすすみ、選択ビットが「On」でない場合、すなわち選択ビットが「Off」である場合にステップS75にすすむ。
[ステップS72]コピースケジューラ110は、選択ビットに対応する転送制御用ビット列115のビット(対応ビット)が「Off」であるか否かを判定する。コピースケジューラ110は、対応ビットが「Off」である場合にステップS73にすすみ、対応ビットが「Off」でない場合、すなわち対応ビットが「On」である場合にステップS75にすすむ。
[ステップS73]コピースケジューラ110は、コピー元LUNにおける選択ビットに対応するデータをキャッシュ111に格納する。キャッシュ111に格納されたデータは、コピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送される。
[ステップS74]コピースケジューラ110は、選択ビットを「Off」にする。
[ステップS75]コピースケジューラ110は、更新記録用ビット列114の末尾ビットを選択しているか否か、すなわち選択ビットが更新記録用ビット列114の末尾ビットであるか否かを判定する。コピースケジューラ110は、選択ビットが末尾ビットでない場合にステップS76にすすみ、選択ビットが末尾ビットである場合にステップS77にすすむ。
[ステップS76]コピースケジューラ110は、更新記録用ビット列114の選択ビットを末尾側に1つシフトして、選択ビットを更新する。コピースケジューラ110は、選択ビットを更新後にステップS71にすすむ。
[ステップS77]コピースケジューラ110は、転送制御フラグをリセットした後、復旧時第1転送処理を終了する。
このように復旧時第1転送処理において、コピースケジューラ110は、選択ビット=「On」かつ対応ビット=「Off」となるコピー元LUNにおける領域を転送対象データとする。すなわち、コピースケジューラ110は、選択ビット=「On」であっても、対応ビット=「On」となるコピー元LUNにおける領域を転送対象データとしない。選択ビット=「On」かつ対応ビット=「On」は、コピー元LUNに格納されているデータより新しい世代のデータがコピー元バッファ112に格納されていることを示す。したがって、このようなデータは、コピー先ストレージ装置11bに転送しても、より新しい世代のデータの転送によって更新される。このような重複転送は、転送データ量をいたずらに増大させ、復旧遅延の一因となる。復旧時第1転送処理は、このような重複転送を回避して転送データ量を抑制する。
なお、データ転送を抑制されたデータは、再度のコピー元バッファ112の枯渇による復旧時第1転送処理、または復旧時第2転送処理によって転送機会を得る。
次に、復旧時第2転送処理について図20を用いて説明する。図20は、第2の実施形態の復旧時第2転送処理のフローチャートを示す図である。
復旧時第2転送処理は、更新記録用ビット列114にもとづいてコピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送をおこなう処理である。復旧時第2転送処理は、復旧処理のステップS64でコピースケジューラ110が実行する処理である。
[ステップS81]コピースケジューラ110は、選択ビットが「On」であるか否かを判定する。コピースケジューラ110は、選択ビットが「On」である場合にステップS82にすすみ、選択ビットが「On」でない場合、すなわち選択ビットが「Off」である場合にステップS84にすすむ。
[ステップS82]コピースケジューラ110は、コピー元LUNにおける選択ビットに対応するデータをキャッシュ111に格納する。キャッシュ111に格納されたデータは、コピー元ストレージ装置11aからコピー先ストレージ装置11bにデータ転送される。
[ステップS83]コピースケジューラ110は、選択ビットを「Off」にする。
[ステップS84]コピースケジューラ110は、更新記録用ビット列114の末尾ビットを選択しているか否か、すなわち選択ビットが更新記録用ビット列114の末尾ビットであるか否かを判定する。コピースケジューラ110は、選択ビットが末尾ビットでない場合にステップS85にすすみ、選択ビットが末尾ビットである場合にステップS86にすすむ。
[ステップS85]コピースケジューラ110は、更新記録用ビット列114の選択ビットを末尾側に1つシフトして、選択ビットを更新する。コピースケジューラ110は、選択ビットを更新後にステップS81にすすむ。
[ステップS86]コピースケジューラ110は、順序性フラグをセットする。順序性フラグのセットは、更新記録用ビット列114にもとづくデータ転送の完了により、コピー元ストレージ装置11aが順序性が保証された状態に復帰したことによる。コピースケジューラ110は、順序性フラグをセットした後、復旧時第2転送処理を終了する。
次に、更新記録用ビット列114と転送制御用ビット列115とにもとづくデータ転送の順序について図21を用いて説明する。図21は、第2の実施形態の更新記録用ビット列と転送制御用ビット列とにもとづくデータ転送の順序の一例を示す図である。
更新記録用ビット列1143は、更新記録用ビット列114の一例であり、転送制御用ビット列1153は、転送制御用ビット列115の一例である。更新記録用ビット列1143および転送制御用ビット列1153は、第0ビットから第14ビットまでの15ビットのビット列からなるとする。
コピースケジューラ110は、コピー元LUNに格納されていながらコピー先ストレージ装置11bに未転送のデータについて、更新記録用ビット列1143と転送制御用ビット列1153とを用いて転送順序を決定する。
コピースケジューラ110は、復旧時第1転送処理において、更新記録用ビット列1143を先頭から末尾に向かって走査し、選択ビット=「1」かつ対応ビット=「0」となるビットを探す。したがって、コピースケジューラ110は、第1ビットの転送順序を1番目に、第5ビットの転送順序を2番目に、第10ビットの転送順序を3番目に、第13ビットの転送順序を4番目に決定する。選択されたビット(第1ビット、第5ビット、第10ビット、および第13ビット)は、データ転送により「0」が順次セットされる。
コピースケジューラ110は、復旧時第1転送処理において、更新記録用ビット列1143を末尾まで走査すると、転送制御フラグをリセットするので、復旧時第1転送処理の実行から復旧時第2転送処理の実行に切り替わる。
コピースケジューラ110は、復旧時第2転送処理において、再び、更新記録用ビット列1143を先頭から末尾に向かって走査し、選択ビット=「1」となるビットを探す。したがって、コピースケジューラ110は、第2ビットの転送順序を5番目に、第4ビットの転送順序を6番目に、第7ビットの転送順序を7番目に、第12ビットの転送順序を8番目に、第14ビットの転送順序を9番目に決定する。選択されたビット(第2ビット、第4ビット、第7ビット、第12ビット、および第14ビット)は、データ転送により「0」が順次セットされる。
このように、コピースケジューラ110は、選択ビット=「1」かつ対応ビット=「1」となるビットに優先して、選択ビット=「1」かつ対応ビット=「0」となるビットにもとづくデータ転送を優先する。このような転送順序の優先制御は、コピー元バッファ112の再枯渇により転送制御用ビット列1153が更新記録用ビット列1143にマージされた場合の重複転送を抑制する。たとえば、転送制御用ビット列1153によらずに第2ビットの転送順序を2番目とした場合、第2ビットの転送後のコピー元バッファ112の再枯渇により、再び第2ビットが「1」となり転送対象となる。コピースケジューラ110は、第2ビットの転送順序を5番目に先送りすることで、コピー元バッファ112の再枯渇時の重複転送機会を低減している。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、ストレージ制御装置2、第1のストレージ装置3、第2のストレージ装置4、およびストレージ装置11が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD、DVD−RAM、CD−ROM/RWなどがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLDなどの電子回路で実現することもできる。
1,10 ストレージシステム
2 ストレージ制御装置
2a 記憶部
2b 制御部
2c バッファ
3 第1のストレージ装置
3a コピー元ボリューム
4 第2のストレージ装置
4a コピー先ボリューム
5,12 ネットワーク
11 ストレージ装置
11a コピー元ストレージ装置
11b コピー元ストレージ装置
13,13a,13b,13c,104 HDD
100 CM
101 ネットワークインタフェース
102 プロセッサ
103 RAM
105 機器接続インタフェース
106 ディスクインタフェース
110,120 コピースケジューラ
111,121 キャッシュ
112,1121,1122,1125,1126 コピー元バッファ
113,301,302,303 インデックステーブル
114,114a,114b,1141,1142,1143 更新記録用ビット列
115,115a,115b,1151,1152,1153 転送制御用ビット列
122 コピー先バッファ
1123,1124,1127,1128 特定領域

Claims (6)

  1. 第1のストレージ装置をコピー元として、前記第1のストレージ装置とネットワークを介して接続する第2のストレージ装置をコピー先としてリモートコピーを実行可能なストレージ制御装置であって、
    前記第1のストレージ装置が有するコピー元ボリュームを更新するデータを更新世代ごとに記憶するバッファを有する記憶部と、
    前記コピー元ボリュームを更新するデータを受け付けた場合に、前記データを前記バッファに記憶し、前記コピー元ボリュームにおいて前記データが記憶される位置と前記バッファにおいて前記データが記憶されている位置との対応関係を示す対応関係情報を前記記憶部に記憶し、
    前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置に前記データを転送する場合に、前記バッファが記憶する前記データのうち更新世代が古いデータを転送対象とし、前記更新世代が古いデータで前記コピー元ボリュームを更新し、前記更新世代が古いデータを前記バッファから削除するとともに、前記更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を前記記憶部から削除し、
    前記バッファの容量が不足した場合に、前記バッファが記憶する所定の更新世代が古いデータにもとづいて前記コピー元ボリュームにおける所定の領域単位の更新の有無を示す更新記録情報を生成して前記記憶部に記憶し、前記対応関係情報にしたがい前記コピー元ボリュームを前記所定の更新世代が古いデータで更新し、前記所定の更新世代が古いデータを前記バッファから削除するとともに、前記所定の更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を前記記憶部から削除し、前記更新記録情報にもとづいて前記コピー元ボリュームが記憶するデータを前記第2のストレージ装置に転送する、
    制御部と、
    を備えるストレージ制御装置。
  2. 前記制御部は、前記所定の更新世代が古いデータを前記バッファから削除した後、前記バッファの容量が再度不足した場合に前記バッファから削除対象となるデータにもとづく更新記録情報を転送制御用更新記録情報として生成して前記記憶部に記憶する、
    請求項1記載のストレージ制御装置。
  3. 前記制御部は、リモートコピーの順序性が保証されていない状態で前記バッファの容量が不足した場合に、前記転送制御用更新記録情報を前記更新記録情報に反映
    前記リモートコピーの順序性が保証されていない状態は、前記更新記録情報において前記コピー元ボリュームにおける所定の領域単位の更新有無を示すビットに対応する前記転送制御用更新記録情報のビットの少なくとも一つが、所定の領域単位の更新ありを示している状態である、
    請求項2記載のストレージ制御装置。
  4. 前記制御部は、前記コピー元ボリュームからのデータの読み出しを受け付けた場合、前記対応関係情報を参照し、読み出し対象データを前記バッファが記憶しているとき、前記バッファから前記読み出し対象データを取得して応答し、前記読み出し対象データを前記バッファが記憶していないとき、前記コピー元ボリュームから前記読み出し対象データを取得して応答する、
    請求項1記載のストレージ制御装置。
  5. 第1のストレージ装置をコピー元として、前記第1のストレージ装置とネットワークを介して接続する第2のストレージ装置をコピー先としてリモートコピーを実行可能なストレージ制御装置に
    前記第1のストレージ装置が有するコピー元ボリュームを更新するデータを受け付けた場合に、記憶部に設けられるバッファに前記データを更新世代ごとに記憶し、前記コピー元ボリュームにおいて前記データが記憶される位置と前記バッファにおいて前記データが記憶されている位置との対応関係を示す対応関係情報を前記記憶部に記憶する処理と、
    前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置に前記データを転送する場合に、前記バッファが記憶する前記データのうち前記更新世代が古いデータを転送対象とし、前記更新世代が古いデータで前記コピー元ボリュームを更新し、前記更新世代が古いデータを前記バッファから削除するとともに、前記更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を前記記憶部から削除する処理と、
    前記バッファの容量が不足した場合に、前記バッファが記憶する所定の更新世代が古いデータにもとづいて前記コピー元ボリュームにおける所定の領域単位の更新の有無を示す更新記録情報を生成して前記記憶部に記憶し、前記対応関係情報にしたがい前記コピー元ボリュームを前記所定の更新世代が古いデータで更新し、前記所定の更新世代が古いデータを前記バッファから削除するとともに、前記所定の更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を前記記憶部から削除し、前記更新記録情報にもとづいて前記コピー元ボリュームが記憶するデータを前記第2のストレージ装置に転送する処理と、
    を実行させるコピー制御プログラム。
  6. 第1のストレージ装置をコピー元として、前記第1のストレージ装置とネットワークを介して接続する第2のストレージ装置をコピー先としてリモートコピーを実行可能なストレージ制御装置が実行するコピー制御方法であって、
    前記ストレージ制御装置が、
    前記第1のストレージ装置が有するコピー元ボリュームを更新するデータを受け付けた場合に、記憶部に設けられるバッファに前記データを更新世代ごとに記憶し、前記コピー元ボリュームにおいて前記データが記憶される位置と前記バッファにおいて前記データが記憶されている位置との対応関係を示す対応関係情報を前記記憶部に記憶する処理と、
    前記第1のストレージ装置から前記第2のストレージ装置に前記データを転送する場合に、前記バッファが記憶する前記データのうち前記更新世代が古いデータを転送対象とし、前記更新世代が古いデータで前記コピー元ボリュームを更新し、前記更新世代が古いデータを前記バッファから削除するとともに、前記更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を前記記憶部から削除する処理と、
    前記バッファの容量が不足した場合に、前記バッファが記憶する所定の更新世代が古いデータにもとづいて前記コピー元ボリュームにおける所定の領域単位の更新の有無を示す更新記録情報を生成して前記記憶部に記憶し、前記対応関係情報にしたがい前記コピー元ボリュームを前記所定の更新世代が古いデータで更新し、前記所定の更新世代が古いデータを前記バッファから削除するとともに、前記所定の更新世代が古いデータに対応する対応関係情報を前記記憶部から削除し、前記更新記録情報にもとづいて前記コピー元ボリュームが記憶するデータを前記第2のストレージ装置に転送する処理と、
    を実行するコピー制御方法。
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