JP6349201B2 - 電気掃除機の吸込口本体 - Google Patents

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Description

本発明は、異なる機能を有する複数の吸込口体に共用できる電気掃除機の吸込口本体に関する。
電気掃除機の吸込口体として、例えば特許文献1には、フローリングや畳等の床面の清掃力を向上させるためにモータで回転駆動する回転ブラシを有する床面清掃用の吸込口体が提案されている。この吸込口体の場合、モータの回転力を回転ブラシに伝達するプーリおよびベルトを有する回転力伝達機構が回転ブラシと連結した状態で吸込口体の筐体内に設けられている。
また、別の吸込口体として、特許文献2には、布団や毛布等の寝具上で振動するビータを備える寝具清掃用の吸込口体が提案されている。この吸込口体は、一対のばねおよび振動子の3点でビータを支持し、回転するカムによって振動子を介してビータを上下に振動させるように構成されている。
特開2012−217798号公報 特許第4512624号公報
床面を清掃するときと寝具を清掃するときでは、衛生面、機能面等の観点から、被清掃面に応じた専用の吸込口体(床面清掃用吸込口体または寝具清掃用吸込口体)を使用しなければならない。そのため、被清掃面に応じた専用の各吸込口体にモータ、回路基板等の電気部品を設けなければならず、吸込口体の製造コストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明者は、モータ、回路基板等の電気部品を内蔵する吸込口本体に、床面清掃用の清掃部材を有する装着ユニットと寝具清掃用の清掃部材を有する装着ユニットを付け替えるようにすることで、吸込口体の製造コストを低減できることを見出した。
また、特許文献1の床面清掃用吸込口体や特許文献2の寝具清掃用吸込口体では電気掃除機駆動時の気流を利用してモータや回路基板等の電気部品を冷却する冷却風路が設けられるのに対し、本発明者は吸込口本体内に冷却風路を設けることで前記電気部品を冷却できることを見出した。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、床面清掃用の吸込口体と寝具清掃用の吸込口体に共用でき、かつ内蔵された電気部品を効率よく冷却することができる電気掃除機の吸込口本体を提供することを目的とする。
かくして、本発明によれば、電気部品および吸込口を有する吸込口本体と、この吸込口本体に選択的に着脱可能に装着される床面清掃用装着ユニットおよび寝具清掃用装着ユニットと、前記床面清掃用装着ユニットまたは前記寝具清掃用装着ユニットに装着された前記吸込口本体を固定するロック部材とを備え、
前記吸込口本体は、第1筐体と、前記第1筐体内に前記電気部品として設けられたモータおよびロック検知部とを有し、
前記床面清掃用装着ユニットは、第2筐体と、前記第2筐体内に設けられて前記モータの駆動力にて回転可能な回転ブラシを有し、
前記寝具清掃用装着ユニットは、第3筐体と、前記第3筐体内に設けられて前記モータの駆動力にて揺動可能な叩き板を有し、
前記ロック検知部は、前記床面清掃用装着ユニットまたは前記寝具清掃用装着ユニットに装着された前記吸込口本体が前記ロック部材にて固定された状態を検知することにより検知信号を出力するように構成された電気掃除機の吸込口体が提供される。
床面清掃用の吸込口体と寝具清掃用の吸込口体に共用でき、かつ内蔵された電気部品を効率よく冷却することができる電気掃除機の吸込口本体が得られる。しかも、この吸込口本体に床面清掃用および寝具清掃用の装着ユニットを選択的に装着して構成される吸込口体の製造コストを低減することもできる。
本発明の吸込口本体を備えた電気掃除機の実施形態1を示す斜視図である。 実施形態1の電気掃除機における吸込口体の平面図である。 実施形態1の吸込口体を底面側から視た斜視図である。 (A)は実施形態1の吸込口体の正面図であり、(B)は図4(A)のC−C線矢視断面図である。 実施形態1の吸込口体の部分的な概略平断面図である。 (A)は実施形態1の吸込口体の左右方向中央位置の断面図であり、(B)は左右方向一端側の断面図である。 (A)は図2のA−A線矢視断面図であり、(B)は図2のB−B線矢視断面図である。 実施形態1の吸込口体の分解図である。 実施形態1の吸込口体における吸込口本体の分解図である。 (A)は実施形態1における吸込口本体と装着ユニットが分離した状態、(B)は吸込口本体に装着ユニットを装着する状態を示す図である。 実施形態1における装着ユニットを吸込口本体に装着する状態を示す部分断面図である。 (A)は実施形態1における吸込口体に装着された装着ユニットをロック部材にてロックする前の状態、(B)はロック後の状態を示す断面図である。 本発明の吸込口本体を備えた吸込口体の実施形態2であって(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 実施形態2の吸込口体の上ケースを外した状態の平面図である。 実施形態2の吸込口体の駆動力伝達機構側の一部断面図である。 実施形態2の吸込口体の分解図である。 (A)は実施形態2における装着ユニットを吸込口本体に装着する前の状態、(B)は装着後の状態を示す断面図である。 実施形態2における装着ユニットを吸込口本体に装着する状態を示す部分断面図である。 実施形態3における吸込口本と装着ユニットが分離した状態を示す説明図である。 実施形態3における吸込口本に装着ユニットを装着した状態を示す説明図である。 実施形態4における吸込口本と装着ユニットが分離した状態を示す斜視図である。
(実施形態1)
図1は本発明の回転体の保持構造を備えた電気掃除機の実施形態1を示す斜視図である。
この電気掃除機1は、集塵部および電動送風機等を有する掃除機本体2と、ホース3および延長パイプ4を介して掃除機本体2と接続された吸込口体5とを備える。なお、延長パイプ4のハンドル4aには操作部4bが設けられている。
本発明の特徴は、吸込口体5にあり、その他の構成は特に限定されないため、主として吸込口体5について説明する。なお、本明細書において、「前後方向」は吸込口体5を進退させる方向を指し、「左右方向」は吸込口体5の正面に向かって左右の方向を指す。
<吸込口体>
図2は実施形態1の電気掃除機における吸込口体の平面図であり、図3は実施形態1の吸込口体を底面側から視た斜視図であり、図4(A)は実施形態1の吸込口体の正面図であり、(B)は図4(A)のC−C線矢視断面図である。また、図5は実施形態1の吸込口体の部分的な概略平断面図であり、図6(A)は実施形態1の吸込口体の左右方向中央位置の断面図であり、(B)は左右方向一端側の断面図である。また、図7(A)は図2のA−A線矢視断面図であり、(B)は図2のB−B線矢視断面図である。また、図8は実施形態1の吸込口体の分解図であり、図9は実施形態1の吸込口体における吸込口本体の分解図である。
吸込口体5は、全体の形状がT形であり、床面に対向する集塵開口部51xおよびバンパー51yを有する装着ユニット51と、装着ユニット51と着脱可能に接続すると共に延長パイプ4と着脱可能に接続する吸込口本体52とを有する。
[床面清掃用の装着ユニット]
実施形態1において、装着ユニット51は床面清掃用であり、下ケース51a1、上ケース51a2および端部カバーとしてのロック部材51a3を有してなる筐体51aと、筐体51a内に設けられた回転ブラシユニット51bとを備える。
下ケース51a1は、前記集塵開口部51xおよび吸込口本体52に設けられた後述する吸込可能状態検知部52a3を床面側に露出させる窓部51a111が形成された底壁51a11と、底壁51a11の外周に沿って連設された周囲壁51a12と、底壁51a11の後端側に設けられたローラ51a13とを有する。
また、下ケース51a1における集塵開口部51xを有する前方部と、窓部51a111を有する後方部との間には、これらの領域を区画する区画壁51a13が設けられている。これにより、下ケース51a1における後方部には後述する吸込口本体52の第1筐体部52aが装着される装着凹部51zが形成される。なお、区画壁51a13の左右方向の中間には切欠き51a131が形成されている。
また、底壁51a11および周囲壁51a12における集塵開口部51xの左右一端側には、回転ブラシユニット51bを保持するようリブや段部にて形成された軸受保持部51Aが設けられている。
また、周囲壁51a12および区画壁51a13には、後述する吸込口本体52に設けられた係止溝部52a5に係止する係止凸部51a131が設けられている。
ロック部材51a3は、吸込口本体52に装着された装着ユニット52をロックするものである。さらに、ロック部材51a3は、吸込口本体51に設けられて装着ユニット52を吸込口本体51に固定した状態を検知する後述するロック検知部52axに当接することにより、ロック検知部52axから固定信号を送出させる機能を有するが、これについて詳しくは後述する。
[回転ブラシユニット]
図8に示すように、回転ブラシユニット51bは、回転ブラシ部51b1と、回転力伝達機構部51b2とを有してなる。
回転ブラシ部51b1は、図示しない複数のブラシ部が外周面に設けられた軸部51b11と、軸部51b11の一端に回転可能に設けられた軸受部51Bとを備え、軸部51b11の他端は回転力伝達機構部51b2と連結されている。
図6と図7に示すように、回転力伝達機構部51b2は、ケース51b21内に回転可能に設けられた一対の平行な金属軸51b22、51b23に固着された大小のギヤ形プーリ51b25、51b26と、これらのプーリ51b25、51b26に巻き掛けられたベルト51b27と、小さいプーリ51b26と側の金属軸51b23に固着された後述する吸込口本体52の駆動ギヤ部52a2と噛合可能なギヤ部51b28とを備える。なお、ケース部51b21には水抜き孔51b221が形成されている。
このように構成された回転ブラシユニット51bによれば、吸込口本体52の駆動ギヤ部52a2からの回転力がギヤ部51b28に伝達されて回転すると、その回転力がベルト51b27を介して回転ブラシ部51b1に伝達され、それによって回転ブラシ部51b1の軸部51b11が回転する。
[吸込口本体]
図2〜9に示すように、吸込口本体52は、全体の形状がT形であり、装着ユニット51と着脱可能な第1筐体部52aと、第1筐体部52aの左右長手方向の中間部の後端側に前後軸心廻りに回動可能に接続された接続部52bと、接続部52bに対して揺動可能に接続された第2筐体部52cとを備える。
第1筐体部52aは、上ケース52ac1と下ケース52ac2とを組み付けて形成され、左右長手方向の中間部の前端側に開口する吸込口52a1が形成されている。そして、この吸込口52a1の周囲部にはパッキン52a11が設けられると共に、パッキン52a11の表面に摩擦低減膜が積層されている。この摩擦低減膜としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)といった樹脂のフィルム、フッ素樹脂といった摩擦低減樹脂の塗膜等が用いられる。なお、第2筐体部52cの内部は吸込口52a1と連通する通風路となっている。また、吸込口52a1は、清掃面に対して略垂直になっている。これにより、第1筐体部52aの吸込口52a1と接続される装着ユニット側の開口部と接続される通風路の投影面積が少なくなることから第1筐体部52aのコンパクト化が図れる。
吸込口本体52に装着ユニット51を装着する際、吸込口本体52のパッキン52a11が装着ユニット51の区画壁51a13に摺接する。このとき、区画壁51a13や切欠き51a131の角部等に擦れたパッキン52a11が剥がれたり傷が付くと、清掃時において、吸込口本体52と装着ユニット51の間の隙間付近の空気がパッキン52a11の損傷箇所から吸込口52a1に流入するおそれがあり、そうすると集塵開口部51xから空気を吸引する吸引力が低下する。したがって、パッキン52a11の損傷を抑制することによって不必要な箇所からの空気流入を抑制するために、パッキン52a11の表面に摩擦低減膜が積層されている。
また、第1筐体部52aの右側部分には、回転ブラシユニット51bのギヤ部51b23と噛合可能な駆動ギヤ部52a2を回転させるモータM(図4、図7参照)が内蔵されている。また、第1筐体部52aの左側部分には、第1筐体部52aの底壁に形成した貫通孔を通って上下方向へ揺動可能に設けられた車輪52a32を有する吸込可能状態検知部52a3が設けられている。
吸込口体5が床面上に載置されると、吸込可能状態検知部52a3の車輪52a32が吸込口体5の内部側へ揺動して引っ込む。これにより、吸込可能状態検知部52a3のスイッチ52a33がONとなって検知信号を出力する。また、吸込口体5が床面から浮き上がると車輪52a32が外部へ突出する。これにより、吸込可能状態検知部52a3のスイッチ52a33がOFFとなって検知信号の出力を停止する。なお、この検知信号は、例えば、掃除機本体2内に設けられた制御部(例えば、マイコン)に入力され、その検知信号に基づいて制御部はモータMの駆動を制御する。
また、第1筐体部52aの左側部分であって吸込可能状態検知部52a3の上方には、前記ロック部材51a3にて装着ユニット51を吸込口本体52に固定した状態を検知するロック検知部52ax(図9、図12参照)が設けられている。ロック検知部52axについて詳しくは後述する。なお、モータMまたはロック検知部52axを制御する回路基板52apがロック検知部52axの下方に設けられている。
図4と図5に示すように、一方向に長い第1筐体部52aは、その一端側にモータMを収納するモータ収納室52mと、外部の空気をモータ収納室52mに吸気可能な吸気孔52m1と、モータ収納室52m内を通過した空気を吸込口52a1側へ排気可能な排気孔52m2と有している。
具体的には、第1筐体部52aの右側部分にモータ収納室52mが設けられ、モータMはその出力軸Msの先端が第1筐体部52aの右側壁52rwを貫通するようにモータ収納室52mに収納されている。なお、モータ収納室52mにはモータMを所定位置に位置決めする複数のリブが設けられている。
吸気孔52m1は、モータ収納室52mを構成する後壁52bwにおける右側壁52rw寄りに形成されている。また、排気孔52m2は、モータ収納室52mと吸込口52a1との間の壁部52xwに形成されている。よって、モータMの出力軸Msの先端は吸気孔52m1側に配置され、モータMの出力軸Msの基端は排気孔52m2側に配置される。
これにより、図4と図5に示すように、電気掃除機1が駆動して吸込口52a1内に空気が矢印A方向に引き込まれると、モータ収納室52m内の空気が排気孔52m2から出て吸込口52a1内へ引き込まれる。すると、モータ収納室52m内が負圧となり、外部の空気が吸気孔52m1を通ってモータ収納室52m内に流入する。モータ収納室52m内に空気が流入することにより、モータMの内部および外部を空気が矢印B方向に通過するため、この気流によってモータMが冷却される。
なお、図4に示すように、吸込可能状態検知部52a3およびロック検知部52axが収納された第1筐体部52aの左側部分にも吸気孔52m1および排気孔52m2が設けられており、モータMの冷却と同様に空気流によって回路基板52apが冷却される。
接続部52bは、上ケース52bc1と下ケース52bc2とを組み付けて形成され、第1筐体部52aの左右長手方向の中間部の後端側に設けられた筒形部52a4の内部に気密かつ回動可能に嵌め込まれる前接続部52b1と、凹曲面状の内面を有する前接続部52b1と連設された後接続部52b2とを有する。また、後接続部52b2の上部には切欠き52b21が形成されている。
第3筐体部52cは、上ケース52cc1と下ケース52cc2とを組み付けて形成され、接続部52bの後接続部52b2内に気密かつ揺動可能に嵌め込まれる前接続部52c1と、延長パイプ4と着脱可能に接続される後接続部52c2とを有する。後接続部52c2は、延長パイプ4の接続端子と電気的に接続可能な複数の接続端子52c21が設けられている。この接続端子52c21は、吸込可能状態検知部52a3の検知信号を前記制御部に送出する信号送出部として機能すると共に、後述するロック検知部52axのロック検知信号を前記制御部に送出する信号送出部として機能する。
[床面清掃用の装着ユニットの吸込口本体への装着]
図10(A)は実施形態1における吸込口本体と装着ユニットが分離した状態、(B)は吸込口本体に装着ユニットを装着する状態を示す図である。また、図11は実施形態1における装着ユニットを吸込口本体に装着する状態を示す部分断面図である。また、図12(A)は実施形態1における吸込口体に装着された装着ユニットをロック部材にてロックする前の状態、(B)はロック後の状態を示す断面図である。
吸込口本体52に装着ユニット51を装着する際は、図10(A)に示すように、装着ユニット51の装着凹部51zの上方に吸込口本体52を移動させ、図10(B)に示すように、吸込口本体52の第1筐体部52a1を装着ユニット51の装着凹部51zに挿入する。そして、図11に示すように、吸込口本体52を右方向へスライド移動させることにより、吸込口本体52の駆動ギヤ部52a2が回転ブラシユニット51bのギヤ部51b26と噛合する。このとき、吸込可能状態検知部52a3の車輪52a32が、装着ユニット51の前記窓部51a111から下方外部へ突出する。
また、下ケース51a1の複数の係止凸部51a131が吸込口本体52の複数の係止溝部52a5に係止する。なお、図7(A)と(B)に示すように、各係止溝部52a5は横倒L形に形成されており、各係止溝部52a5に嵌り込んだ各係止凸部51a131が縦(上下)方向にスライドした後に横(左右)方向にスライドできる。
また、吸込口本体52を装着ユニット51に対して限界まで横方向にスライドすることにより、「カチッ」という係止音が発せられるように構成されている。この係止音は、図11に示すように、吸込口本体52の第1筐体部52a1の底部から外部下方に突出・引っ込み可能に設けられた凸部52a12が、装着ユニット51の装着凹部51zに設けられた係合凹部51z1に係合することにより発せられる。この係止音により、ユーザーは、装着ユニット51を吸込口本体52に確実に装着できたことを認識することができる。
この場合、例えば、凸部52a12は下方の先端に丸みを有する弾丸形に形成され、図示しない弾発部材にて下方へ弾発的に付勢される。また、係合凹部51z1は、装着凹部51zの底面に形成された突起部51z2の丸みを有する頂部に形成された凹みとすることができる。このようにすれば、凸部52a12が突起部51z2の丸み部分を乗り越えて係合凹部51z1に係止することができ、かつ係止の際に前記係止音が発せられやすくなる。
吸込口本体52を装着ユニット51に対して限界まで横方向にスライドして装着した後、装着ユニット51の装着凹部51zにおける吸込口本体52の第1筐体部52a1の左側のスペースにロック部材51a3を嵌め込む。これにより、吸込口本体52に装着された装着ユニット51が固定される。
このとき、図12(A)と(B)に示すように、吸込口本体52の第1筐体部52a1の左側部分に設けられた前記ロック検知部52axに対してロック部材51a3が作用する、例えば、ロック部材51a3がロック検知部52axのスイッチ部をONすることによって、ロック検知部52axがロック検知信号を出力する。また、ロック部材51a3を取り外すことにより、ロック検知部52axのスイッチ部がOFFとなって、ロック検知部52axからのロック検知信号の出力が停止する。
このロック検知信号は、例えば、掃除機本体2内に設けられた制御部に入力され、そのロック検知信号に基づいて制御部はモータMの駆動を制御する。つまり、吸込口本体52に装着ユニット51が適切に装着され固定されると、ロック検知信号が制御部に入力される。
吸込口本体52に床面清掃用の装着ユニット51が装着されてなる吸込口体5を備えた電気掃除機1によれば、前記のように吸込口体5を床面上に載置することによって吸込可能状態検知部52a3の車輪52a32が上がって吸込可能状態検知信号が出力され、その吸込可能状態検知信が制御部に入力される。
ロック検知信号と吸込可能状態検知信号の両方が制御部に入力されることによって、吸込口体5のモータMは駆動可能状態となる。よって、ハンドル4aの操作部4bを操作して運転モードにすると、掃除機本体2内の電動送風機が駆動すると共に、回転ブラシ部51b1が回転して床面清掃を行うことができる。
実施形態1の吸込口体5によれば、吸込口本体52に装着ユニット51が不適切に装着された状態のままモータMが駆動して回転ブラシ部51b1が回転し、それによってモータM、駆動ギヤ部52a2、ギヤ部51b28等の部品が損傷するという不具合を防止できると共に、吸込口体5が床面上に載置されてから回転ブラシ部51b1が回転するという安全性に配慮することができる。
なお、吸込口本体52と装着ユニット51の分離は、装着の手順と逆に行えばよい。また、モータMや吸込状態検知部52a3、ロック検知部52ax等の電気部品は吸込口本体52内に収められ、装着ユニット51内に電気部品は全く収められていないため、図8のように装着ユニット51を分解して各部品を水洗いすることができる。
(実施形態2)
図13は本発明の吸込口本体を備えた吸込口体の実施形態2であって(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。また、図14は実施形態2の吸込口体の上ケースを外した状態の平面図であり、図15は実施形態2の吸込口体の駆動力伝達機構側の一部断面図であり、図16は実施形態2の吸込口体の分解図である。
実施形態2では、実施形態1で説明した吸込口本体52に、寝具清掃用の装着ユニット1051を装着した吸込口体1005を説明する。つまり、この吸込口体1005は、叩き板によって布団や毛布等の寝具に付着した塵埃、髪の毛や糸屑等の繊維状ゴミ、綿ゴミ等を叩き出して吸い取る寝具清掃用の吸込口体である。
[寝具清掃用の装着ユニット]
寝具清掃用の装着ユニット1051は、下ケース1051a1、上ケース1051a2およびロック部材1051a3を有してなる筐体1051aと、筐体1051a内に設けられた叩き板1051bと、叩き板1051bを揺動させる駆動力伝達機構1051cとを備える。
下ケース1051a1は、底壁1051a11と、底壁1051a11の外周に沿って連設された周囲壁1051a12とを有する。
下ケース1051a1における集塵開口部1051xを有する前方部と、集塵開口部1051xよりも後方の後方部との間には、これらの領域を区画する区画壁1051a13が設けられている。これにより、下ケース1051a1における後方部には吸込口本体52の第1筐体部52aが装着される装着凹部1051zが形成される。なお、装着凹部1051zの底壁1051a11には、実施形態1の装着ユニット51が有する窓部51a111に相当する開口部は形成されていない。
底壁1051a11および周囲壁1051a12には、叩き板1051bおよび駆動力伝達機構1051cを保持する複数のリブおよび段部が形成されており、集塵開口部1051xの左右両側のリブおよび段部は、実施形態2の叩き板1051bを支持する軸受保持部1051Aとしての役割を担っている。
また、底壁1051a11の下面における集塵開口部1051xの周囲には、前後方向に延びる複数のリブ1051a111が設けられている。これらのリブ1051a111は、吸込口体1005の下面を寝具に押し付けたときに寝具と下面との間に隙間を形成し、集塵開口部1051xが寝具に吸い付くことを抑制する。
[叩き板]
叩き板1051bは、軸部1051b1と、軸部1051b1の両端に回転自在に設けられた実施形態1と同様の軸受部51Bと、軸部1051b1から径方向外方へ突出する叩き板部1051b2、摘み片1051b3、弾発部材当接片1051b4およびカム当接片1051b5とを有する。
[駆動力伝達機構]
駆動力伝達機構1051cは、吸込口本体52の駆動ギヤ部52a2と噛合可能なギヤ部1051c1と、叩き板1051bのカム当接片1051b5と当接可能なカム部1051c2と、ケース部とを備える。なお、ケース部には水抜き孔1051c221が形成されている。
ケース部には、相互に平行に固着された3本の金属軸1051c5、1051c6、1051c7と、ギヤ形の第1〜4プーリ1051c8、1051c9、1051c10、1051c11および一対のベルト1051c12、1051c13が収納されている。
ギヤ部1051c1は、そのボス部が金属軸1051c5に一体回転可能に取り付けられている。また、金属軸1051c5には小さい第1プーリ1051c8が固着されている。
カム部1051c2は筒状の軸部を有し、その軸部の一端が金属軸1051c7に一体回転可能に取り付けられると共に、金属軸1051c7に大きい第4プーリ1051c11が固着されている。また、カム部1051c2の軸部の他端にも金属軸が固着されており、この金属軸に軸受を介して実施形態1と同様の軸受部51Bが取り付けられている。
また、中間の金属軸1051c6には大きい第2プーリ1051c9および小さい第3プーリ1051c10が固着されている。そして、第1と第2プーリ1051c8、1051c9がベルト1951c12にて張架され、第3と第4プーリ1051c10、1051c11が別のベルト1951c13にて張架されている。
このように構成された駆動力伝達機構1051cによれば、吸込口本体52のモータMからの回転力がギヤ部1051c1に伝達されて回転すると、その回転力が第1プーリ1051c8、ベルト1051c12、第2プーリ1051c9、第3プーリ1051c10、ベルト1051c13および第4プーリ1051c11を介してカム部1051c2に伝達され、それによってカム部1051c2が回転する。このとき、第1プーリ1051c8の回転速度は、例えば、6〜12%程度に減速されてカム部1051c2に伝達される。
[叩き板の動作]
駆動力伝達機構1051cのカム部1051c2が回転することによって、叩き板1051bにおいては、カム当接片1051b5が下方に押され、それによって軸部1051b1が回動して叩き板部1051b2が上方へ揺動する。そして、カム当接片1051b5がカム部1051c2を乗り越えると、弾発部材1051c8によって付勢された弾発部材当接片1051c4が軸部1051b1を反対方向へ回動させ、それによって叩き板部1051b2が下方へ揺動する。この動作を繰り返すことで叩き板部1051b2が、例えば、1分間に600〜1200ストローク程度の割合で揺動(振動)する。このように、叩き板1051bは上方と下方へ所定角度範囲で往復揺動する。
[寝具清掃用の装着ユニットの吸込口本体への装着]
図17(A)は実施形態2における装着ユニットを吸込口本体に装着する前の状態、(B)は装着後の状態を示す断面図であり、図18は実施形態2における装着ユニットを吸込口本体に装着する状態を示す部分断面図である。
吸込口本体52に装着ユニット1051を装着する際は、実施形態1の場合と同様である。すなわち、装着ユニット1051の装着凹部1051zの上方に吸込口本体52を移動させ、吸込口本体52の第1筐体部52a1を装着ユニット1051の装着凹部1051zに挿入する。そして、吸込口本体52を右方向へスライド移動させることにより、吸込口本体52の駆動ギヤ部52a2が駆動力伝達機構1051cのギヤ部1051c1と噛合する。
このとき、図17と図18に示すように、吸込可能状態検知部52a3の車輪52a32は、装着ユニット1051の装着凹部1051zの底壁1051a11上に乗る。よって、車輪52a32は上がった状態であるため、吸込可能状態検知部52a3から制御部に向かって吸込可能状態検知信号が出力される。
なお、仮に、実施形態1のように車輪52a32が装着ユニット1051の下方外部に突出していたとすると、吸込口体1005を布団上に載置したときに吸込可能状態検知部52a3の車輪52a32が布団に埋没するおそれがある。そうすると、車輪52a32が上昇せず、吸込可能状態検知部52a3が布団を検知しないため、吸込可能状態検知部52a3から制御部に向かって吸込可能状態検知信号が出力されなくなる。その場合、モータMが駆動しないため叩き板1051b1が揺動しないという不具合が生じるおそれがある。
また、実施形態1と同様に、下ケース1051a1の複数の係止凸部1051a131が吸込口本体52の複数の係止溝部52a5に係止する。また、吸込口本体52を装着ユニット51に対して限界まで横方向にスライドすることにより、「カチッ」という係止音が発せられる。すなわち、寝具清掃用の装着ユニット1051にも、実施形態1と同様に、係合凹部1051z1が設けられている。
吸込口本体52を装着ユニット1051に対して限界まで横方向にスライドして装着した後、実施形態1と同様に、装着ユニット1051の装着凹部1051zにおける吸込口本体52の第1筐体部52a1の左側のスペースにロック部材1051a3を嵌め込む。これにより、吸込口本体52に装着された装着ユニット1051が固定される(図12参照)。
このときも、実施形態1と同様に、吸込口本体52のロック検知部52axに対してロック部材1051a3がロック検知部52axのスイッチ部をONすることによって、ロック検知部52axがロック検知信号を出力する。また、ロック部材1051a3を取り外すことにより、ロック検知部52axのスイッチ部がOFFとなって、ロック検知部52axからのロック検知信号の出力が停止する。
そして、このロック検知信号は、例えば、掃除機本体2内に設けられた制御部に入力され、そのロック検知信号に基づいて制御部はモータMの駆動を制御する。つまり、吸込口本体52に装着ユニット1051が適切に装着され固定されると、ロック検知信号が制御部に入力される。
このように、吸込口本体52に寝具清掃用の装着ユニット1051が装着されてなる吸込口体1005を備えた電気掃除機によれば、吸込口本体52に装着ユニット1051が適切に装着され固定されると、吸込可能状態検知信号およびロック検知信号が制御部に入力される。
ロック検知信号と吸込可能状態検知信号の両方が制御部に入力されることによって、吸込口体5のモータMは駆動可能状態となる。よって、ハンドル4aの操作部4bを操作して運転モードにすると、掃除機本体2内の電動送風機が駆動して吸込口体1005による吸引が開始し、かつ叩き板1051b1が揺動して寝具清掃を行うことができる。
実施形態2の吸込口体1005によれば、吸込口本体52に装着ユニット1051が不適切に装着された状態のままモータMが駆動して叩き板1051b1が揺動し、それによってモータM、駆動ギヤ部52a2、ギヤ部1051c1等の部品が損傷するという不具合を防止できると共に、吸込可能状態検知部52a3が装着ユニット1051を検知して確実に叩き板1051b1を揺動させることができる。
このとき、実施形態1と同様に、吸込口本体52の吸込口52a1に流入する空気の流れによって、第1筐体部52a内に収納されたモータM、吸込可能状態検知部52a3、ロック検出部52ax等の電気部品が冷却される(図4参照)。
なお、吸込口本体52と装着ユニット1051の分離は、装着の手順と逆に行えばよい。また、モータMや吸込状態検知部52a3、ロック検知部52ax等の電気部品は吸込口本体52内に収められ、装着ユニット1051内に電気部品は全く収められていないため、図16のように装着ユニット1051を分解して各部品を水洗いすることができる。
(実施形態3)
図19は実施形態3における吸込口本と装着ユニットが分離した状態を示す説明図であり、図20は実施形態3における吸込口本に装着ユニットを装着した状態を示す説明図である。
実施形態2の吸込口体2005は、吸込口2052a1を有する吸込口本体2052と、この吸込口本体2052に装着される床面清掃用の装着ユニット2051とを備えるが、実施形態1の吸込口体5とは構造が異なっている。
<装着ユニット>
装着ユニット2051は、筐体2051aと、集塵開口部2051xを覆うように筐体2051aに設けられた回転ブラシユニット2051bとを備える。
筐体2051aは、底部に集塵開口部2051xを有すると共に、上部に装着ユニット2051を嵌め入れることができるようにする切欠き部2051yを有する。また、筐体2051aの集塵開口部2051xよりも後方に突起部2051azが設けられると共に、突起部2051azに後方に開口する係止凹部2051az1が形成されている。
回転ブラシユニット2051bは、略半円筒形のカバー部材2051b1と、カバー部材2051b1の両端の左右側壁に回転可能に取り付けられた回転ブラシ部2051b2と、回転ブラシ部2051b2の長手方向中間位置よりも少し一端側にずれた位置に一体回転可能に設けられた回転ブラシギヤ2051b3とを有する。なお、回転ブラシ部2051b2は、実施形態1の回転ブラシ部51b1(図8参照)のブラシの構造と同様に構成されている。
カバー部材2051b1は、回転ブラシギヤ2051b3の位置にスリット2051b11が形成されていると共に、装着ユニット2051を装着した吸込口本体2052の吸込口2052a1に臨むように切欠き2051b12が形成されている。これにより、回転ブラシギヤ2051b3は、カバー部材2051b1のスリット2051b11および筐体2051aの切欠き部2051yを通して外部上方に露出する。
<吸込口本体>
吸込口本体2052は、吸込口2052a1を有する棒状の筐体2052aと、モータMと、モータMの駆動力を回転ブラシギヤ2051b3に伝達する駆動力伝達機構2051bとを備える。
筐体2052aは、吸込口2052a1を前面に有する後部筐体2052a11と、後部筐体2052a11の前面に庇状に設けられてモータMおよび駆動力伝達機構2051bを収納する前部筐体2052a12とを有する。なお、後部筐体2052a11の前面における吸込口2052a1の下方には、装着ユニット2051の前記係止凹部2051az1に係止可能な係止凸部2052a111が設けられている。
前部筐体2052a12は、モータ収納室2052m1と、駆動力伝達機構収納室2052m2とを有し、これらは窓部2052m3によって連通している。しかしながら、モータ収納室2052m1に収納されたモータMによって窓部2052m3は塞がれている。このとき、駆動力伝達機構収納室2052m2にモータMの出力軸Msが突出し、出力軸Msの先端に小ギヤ2052b1が固着されている。また、駆動力伝達機構収納室2052m2の側壁には、小ギヤ2052b1と噛合する大ギヤ2052b2が回転可能に枢着されている。なお、大ギヤ2052b2は、駆動力伝達機構収納室2052m2の底壁に形成されたスリットを通して外部下方に露出する。
さらに、駆動力伝達機構収納室2052m2の側壁には吸気孔2052m21が形成されると共に、後部筐体2052a11と前部筐体2052a12の間の隔壁には排気孔2052m11が形成されている。これにより、モータ収納室2052m1と後部筐体2052a11の内部とは排気孔2052m11を介して連通している。
このように構成された吸込口本体2052に装着ユニット2051を図20に示すように装着すると、吸込口本体2052の大ギヤ2052b2と装着ユニット2051の回転ブラシギヤ2051b3とが噛合する。これにより、モータMの駆動力は、小ギヤ2052b1、大ギヤ2052b2および回転ブラシギヤ2051b3を介して回転ブラシ部2051b2に伝達され、それによって回転ブラシ部2051b2が回転する。
実施形態3の吸込口体2005によれば、掃除機本体が駆動して吸引することにより、回転ブラシ部2051b2が回転しながら集塵開口部2051xから塵埃を含む空気が吸引される。このとき、吸込口本体2052の吸込口2052a1に空気が流入することによりモータ収納室2052m1内の空気が排気孔2052m11から後部筐体2052a11内に引き込まれる。すると、モータ収納室2052m1が負圧になるため、外部の空気が吸気孔2052m21を通って駆動力伝達機構収納室2052m2内に流入し、モータM内を通ってモータ収納室2052m1に流入するという気流が生じる。これにより、モータMが冷却される。
なお、吸込口本体2052と装着ユニット2051の分離は、装着の手順と逆に行えばよい。また、モータM等の電気部品は吸込口本体2052内に収められ、装着ユニット2051内に電気部品は全く収められていないため、装着ユニット2051を分解して各部品を水洗いすることができる。
また、実施形態3の吸込口本体2052に装着可能な寝具清掃用装着ユニットを作製することにより、共通の吸込口本体2052を用いて床面清掃用の吸込口体と寝具清掃用の吸込口体を低コストにて得ることができる。この場合の寝具清掃用装着ユニットは、実施形態2の叩き板1051bと駆動力伝達機構1051cの駆動原理を応用して作製することができる(図16参照)。
(実施形態4)
図21は実施形態4における吸込口本と装着ユニットが分離した状態を示す斜視図である。
実施形態4の吸込口体3005は、吸込口を有する吸込口本体3052と、この吸込口本体3052に装着される床面清掃用の装着ユニット3051とを備え、実施形態3の吸込口体2005と構造が類似している。
<装着ユニット>
装着ユニット3051は、集塵開口部を有する筐体3051aと、集塵開口部の位置に設けられた回転ブラシユニット3051bとを備える。
回転ブラシユニット3051bは、回転ブラシ部3051b1と、回転ブラシ部3051b1の長手方向中間位置よりも少し一端側にずれた位置に設けられた駆動力伝達機構3051b2とを有し、回転ブラシ部3051b2はその両端が筐体3051aに取り付けられている。
駆動力伝達機構3051b2は、実施形態1の駆動力伝達機構51b2と同様に、ケース部内に収納された一対のギヤ形プーリにベルトが巻き掛けられている。そして、回転ブラシ部3051b1とは反対側のプーリはギヤ部3051b21と一体回転可能に連結されている。
<吸込口本体>
吸込口本体3052は、底部に吸込口を有する筐体3052aと、筐体3052aに設けられたモータMおよびモータMの出力軸の先端に連結された駆動ギヤ3052a1とを備える。この駆動ギヤ3052a1は、吸込口本体3052に装着ユニット3051を装着することにより前記ギヤ部3051b21と噛合する。
筐体3052aは、基本的に実施形態3と同様に構成されている。つまり、吸込口本体3052の吸込口から内部へ空気が流入することにより、実施形態3の図17を用いて説明したようにモータ収納室内を空気が流れてモータMが冷却されるように、筐体3052aは構成されている。
実施形態4の場合、吸込口本体3052に装着ユニット3051を装着した後、吸込口本体3052の駆動ギヤ3052a1を装着ユニット3051のギヤ部3051b21へ押し付けてこれらを確実に噛合させるモータ押圧機構が筐体3052a内に設けられている。このモータ押圧機構は、例えば、モータMの出力軸先端側を基端側に向けて弾発付勢する弾発部材と、レバー3052bを前方(矢印Q方向)に押すことにより弾発部材の付勢力に抗してモータMの出力軸基端側を先端側へ押圧する押圧部材(図示なし)とを備える。
なお、吸込口本体3052に装着ユニット3051を装着した後にレバー3052bを前方(矢印Q方向)に押すことによって、駆動ギヤ3052a1とギヤ部3051b21とが噛合すると共に、吸込口本体3052の筐体3052aの外周面に設けられた係合部と装着ユニット3051の筐体3051aの装着凹部3051a1に設けられた係合部とが相互に係合する。
なお、吸込口本体3052と装着ユニット3051の分離は、装着の手順と逆に行えばよい。また、モータM等の電気部品は吸込口本体3052内に収められ、装着ユニット3051内に電気部品は全く収められていないため、装着ユニット3051を分解して各部品を水洗いすることができる。
また、実施形態4の吸込口本体3052に装着可能な寝具清掃用装着ユニットを作製することにより、共通の吸込口本体3052を用いて床面清掃用の吸込口体と寝具清掃用の吸込口体を低コストにて得ることができる。この場合の寝具清掃用装着ユニットは、実施形態2の叩き板1051bと駆動力伝達機構1051cの駆動原理を応用して作製することができる(図16参照)。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の吸込口本体は、電気部品および吸込口を有する吸込口本体と、この吸込口本体に選択的に着脱可能に装着される床面清掃用装着ユニットおよび寝具清掃用装着ユニットと、前記床面清掃用装着ユニットまたは前記寝具清掃用装着ユニットに装着された前記吸込口本体を固定するロック部材とを備え、
前記吸込口本体は、第1筐体と、前記第1筐体内に前記電気部品として設けられたモータおよびロック検知部とを有し、
前記床面清掃用装着ユニットは、第2筐体と、前記第2筐体内に設けられて前記モータの駆動力にて回転可能な回転ブラシを有し、
前記寝具清掃用装着ユニットは、第3筐体と、前記第3筐体内に設けられて前記モータの駆動力にて揺動可能な叩き板を有し、
前記ロック検知部は、前記床面清掃用装着ユニットまたは前記寝具清掃用装着ユニットに装着された前記吸込口本体が前記ロック部材にて固定された状態を検知することにより検知信号を出力するように構成される。
本発明の電気掃除機の吸込口体は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(1)前記吸込口本体は、前記第1筐体内に前記電気部品として設けられた吸込可能検知部をさらに有し、
前記吸込可能検知部は、前記第1筐体の底壁から外部へ突出可能なように上下方向に揺動可能に設けられた車輪と、前記車輪が上方へ揺動して前記第1筐体内に引っ込んだ状態を検知することにより検知信号を出力するスイッチとを有し、
前記第2筐体は、装着された前記吸込口体の前記車輪を外部へ突出させる窓部を有し、
前記第3筐体は、装着された前記吸込口体の前記車輪を受ける底壁を有してもよい。
前記第1筐体は、前記モータを収納するモータ収納室と、外部の空気を前記モータ収納室に吸気可能な吸気孔と、前記モータ収納室内を通過した空気を前記吸込口側へ排気可能な排気孔と有し、
前記第1筐体は、一方向に長い形状で形成された前記吸込口を有する第1筐体部と、この第1筐体部の長手方向と直交する方向に形成されて電気掃除機の掃除機本体に接続される第2筐体部とを備え、
前記第2筐体部の内部は前記吸込口と連通する通風路であり、
前記第1筐体部において、前記吸込口の長手方向一端側に前記モータ収納室が設けられ、前記一端側に前記吸気孔が形成され、前記通風路側に前記排気孔が形成されてもよい。
また、第1筐体部の左右中間に駆動力伝達機構を配置すると、駆動力伝達機構および回動清掃部材の構成が複雑化することに加え、第1筐体部と第2筐体部との接続部分が大きくなって吸込口本体の見栄えが悪化する。これに対し、第1筐体部の一端側に駆動力伝達機構を配置することで、駆動力伝達機構および回動清掃部材の構成を簡素化することできると共に、吸込口本体の見栄えが向上するメリットも得られる。
)前記モータは、その出力軸の先端が前記吸気孔側に配置され、前記出力軸の基端が前記排気孔側に配置されてもよい。
このようにすれば、第1筐体部の一端側にモータの出力軸および駆動力伝達機構を配置し、第1筐体部の一端側に吸気孔を配置し、第1筐体部の長手方向中間位置の吸込口側に排気孔を配置した合理的な構造となる。
)前記吸込口は、清掃面に対して略垂直面を成して構成されてもよい。
このようにすれば、第1筐体部の吸込口と接続される装着ユニット側の開口部と接続される通風路の投影面積が少なくなることから第1筐体部のコンパクト化が図れる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電気掃除機
5、1005、2005、3005 吸込口体
51、2051、3051 床面清掃用装着ユニット
51b1、2051b2、3051b1 回転ブラシ部(回動清掃部材)
52、2052、3052 吸込口本体
52a 第1筐体部
52a1、2052a1 吸込口
52c 第2筐体部
52m、2052m1 モータ収納室
52m1、2052m21 吸気孔
52m2、2052m11 排気孔
1051 寝具清掃用装着ユニット
1051b 叩き板(揺動清掃部材)
2052a、3052a 筐体
M モータ
Ms 出力軸

Claims (5)

  1. 電気部品および吸込口を有する吸込口本体と、この吸込口本体に選択的に着脱可能に装着される床面清掃用装着ユニットおよび寝具清掃用装着ユニットと、前記床面清掃用装着ユニットまたは前記寝具清掃用装着ユニットに装着された前記吸込口本体を固定するロック部材とを備え、
    前記吸込口本体は、第1筐体と、前記第1筐体内に前記電気部品として設けられたモータおよびロック検知部とを有し、
    前記床面清掃用装着ユニットは、第2筐体と、前記第2筐体内に設けられて前記モータの駆動力にて回転可能な回転ブラシを有し、
    前記寝具清掃用装着ユニットは、第3筐体と、前記第3筐体内に設けられて前記モータの駆動力にて揺動可能な叩き板を有し、
    前記ロック検知部は、前記床面清掃用装着ユニットまたは前記寝具清掃用装着ユニットに装着された前記吸込口本体が前記ロック部材にて固定された状態を検知することにより検知信号を出力するように構成されたことを特徴とする電気掃除機の吸込口体
  2. 前記吸込口本体は、前記第1筐体内に前記電気部品として設けられた吸込可能検知部をさらに有し、
    前記吸込可能検知部は、前記第1筐体の底壁から外部へ突出可能なように上下方向に揺動可能に設けられた車輪と、前記車輪が上方へ揺動して前記第1筐体内に引っ込んだ状態を検知することにより検知信号を出力するスイッチとを有し、
    前記第2筐体は、装着された前記吸込口体の前記車輪を外部へ突出させる窓部を有し、
    前記第3筐体は、装着された前記吸込口体の前記車輪を受ける底壁を有する請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
  3. 前記第1筐体は、前記モータを収納するモータ収納室と、外部の空気を前記モータ収納室に吸気可能な吸気孔と、前記モータ収納室内を通過した空気を前記吸込口側へ排気可能な排気孔と有し、
    前記第1筐体は、一方向に長い形状で形成された前記吸込口を有する第1筐体部と、この第1筐体部の長手方向と直交する方向に形成されて電気掃除機の掃除機本体に接続される第2筐体部とを備え、
    前記第2筐体部の内部は前記吸込口と連通する通風路であり、
    前記第1筐体部において、前記吸込口の長手方向一端側に前記モータ収納室が設けられ、前記一端側に前記吸気孔が形成され、前記通風路側に前記排気孔が形成されている請求項1または2に記載の電気掃除機の吸込口体
  4. 前記モータは、その出力軸の先端が前記吸気孔側に配置され、前記出力軸の基端が前記排気孔側に配置されている請求項に記載の電気掃除機の吸込口体
  5. 前記吸込口は、清掃面に対して略垂直面を成して構成されている請求項1〜のいずれか1つに記載の電気掃除機の吸込口体
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