JP6349078B2 - 熱源水及び循環水熱交換システム - Google Patents

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Description

本発明は、熱源水及び循環水熱交換システムに係り、特に、熱源水の放熱装置と循環水の採熱装置とにより熱交換水槽にて熱源水と循環水とを熱交換させる熱源水及び循環水熱交換システムに関する。
地下水、河川水、工業排水等のいわゆる「低温熱源水」の熱エネルギを供給して融雪や消雪などに利用する技術が開発されている。この低温熱源水の熱エネルギの供給には2種類の方法がある。第1の熱エネルギ供給方法は、熱源水を融雪や消雪を行う道路や屋根などの負荷側に直接送り込む方法である。例えば、年間を通じて温度がほぼ一定であり、外気と比べて夏は冷たく冬は暖かい地下水や、豊富に湧き出る温泉水がこの方式で利用されている。例えば、特許文献1には、地下水を利用して効率よく融雪が行える融雪装置及び融雪方法が開示されている。ここでは、揚水ポンプによって井戸から汲み上げられた地下水が融雪槽内の散水管によって散水され、融雪槽内の雪が溶かされることが記載されている。
第2の熱エネルギ供給方法は、ヒートポンプなどの熱交換器を介して間接的に熱エネルギを負荷側に送り込む方法である。この熱エネルギ供給方法は、外気と十分に温度差がない低温熱源水から熱を取り出すためにヒートポンプなどの熱交換器を用い、必要な熱エネルギを十分に負荷側に供給する方法である。例えば、特許文献2には地下水を利用したヒートポンプシステムが開示されている。ここでは、地下水及び地中から熱を吸熱し、さらに水−水熱交換器において地下水と熱交換して地下水から熱を吸熱することが記載されている。このように、外気と十分に温度差がない熱源水から熱エネルギを取り出すためにヒートポンプや水−水熱交換器などが用いられ、熱エネルギが間接供給される。
また、熱エネルギを利用する側に負荷変動がある場合には熱源装置の容量を大きくする必要があるが、それでは設備コストが嵩んでしまう。そこで蓄熱槽を設ける技術が採用されている。例えば、特許文献3には、充分な容量を持つ分散蓄熱槽を設置した地域熱供給システムが開示されている。ここでは、蓄熱槽を用い、地域センター内に設置された熱源プラントで製造される熱を周辺の熱受入側建物に供給して、その利用をはかる地域熱供給システムにおいて、この熱源プラントで製造された熱を蓄える蓄熱槽を各熱受入側建物に分散設置し、蓄熱槽と熱源プラントとの間を熱搬送管で接続することが記載されている。
この蓄熱槽の蓄熱容量を増大させ、熱源装置を更に小型化して設備コストを低減する技術が開発されている。例えば、特許文献4には潜熱蓄熱材を熱交換器に使用した例として、無機性潜熱蓄熱材を用いた熱回収蓄熱システムが開示されている。ここでは、無機系潜熱蓄熱材をゲル化剤等によりゲル状にして、その中に過冷却防止剤や相分離防止剤を均一に分散し、それをカプセル材で包んだカプセル型潜熱媒体にし、その潜熱媒体を熱交換器に充填して河川水や下水と熱交換し、さらにその媒体を蓄熱槽に輸送して貯蔵することが記載されている。
さらに、外気と十分に温度差がない低温熱源水の熱エネルギを利用するため、熱交換効率の高い熱交換器の技術が提案されている。例えば、特許文献5には、地中に埋設されて大地との間で熱交換を行う地中熱交換器が開示されている。ここでは、大地に形成された竪穴と、竪穴に配設された地中熱交換器と、竪穴に充填された充填材とを備え、地中熱交換器は、内管と外管の二重管で構成され、外管を流化する熱媒が最下端から内管を通って返送される循環方式を採用している。
特開2010-159574号公報 特開2008-309382号公報 特開平8-270987号公報 特開平6-159965号公報 特開2008-96015号公報
第1の熱エネルギ供給方法である熱源水を直接負荷側に送り込む方法は、熱源水に含まれる、例えば鉄分等の含有物のスケールが、例えば配管等の設備機器、或いは、例えば路面等の熱エネルギの負荷側に赤錆などを発生させることから、粉塵などの公害の発生、景観上の問題、設備維持費用の高騰などの問題が生じる。また、この第1の熱エネルギ供給方法では、熱源水を熱資源として使用するだけであり水資源として有効に活用することができないという問題もある。
また、第2の熱エネルギ供給方法である熱源水をヒートポンプなどの熱交換器等を介して間接的に負荷側に送り込む方法は上述した問題を解決する。しかし、ヒートポンプや水−水熱交換器などの設備機器を使用するため、設備に関する高価な設備設置コストが負担になるという問題がある。また、動力源として重油や電気などの化石燃料を使用するため維持管理コストが負担となるという問題もある。
上述した設備費を低減する方法としては、外気と十分な温度差がない低温熱源水から簡易な方法で熱エネルギを取り出すために、蓄熱材などにより熱交換効率を向上させることが望まれる。しかし、蓄熱材により低温熱源水から熱エネルギを取り出すには、長期に亘り容器の破損や熱交換性能の劣化が発生しない蓄熱材の技術が要求される。また、低温熱源水を、特に、飲料水や工業用水などの水資源としても活用するには、蓄熱材が熱源水に漏れ出さない容器の設計施工技術が要求される。
本願の目的は、かかる課題を解決し、熱交換効率が高く簡易な熱交換システムにより熱エネルギの供給コストを低減し、安全性が高く維持管理が容易な蓄熱材により熱源水を熱資源及び水資源として有効に活用する熱源水及び循環水熱交換システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る熱源水及び循環水の熱交換システムは、水槽内に供給された所定量の熱源水と、水槽内にループ状に巻かれて積み重ねられた循環水配管を流通する循環水と、を熱交換させる熱交換水槽と、熱交換水槽に連続的に供給した熱源水を熱資源として放熱させ、熱資源を熱交換水槽から回収後は、水資源として継続的に利用するか、又は直接排水する熱源水の放熱装置と、熱交換水槽を移動して採熱し、熱交換水槽から流出後は熱資源として放熱し、再度熱交換水槽に流入して循環する循環水の採熱装置と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、本熱交換システムは、熱交換水槽において熱源水と循環水との熱交換を行うことで、熱源水の熱エネルギを熱資源として活用し、熱交換水槽から回収後は水資源として継続的に利用できる。また、循環水は、採熱装置により循環され、熱源水からの採熱と熱資源としての放熱とを繰り返すことで熱エネルギを効率的に運搬できる。このようなシステムにより、熱交換水槽において熱源水と循環水とをヒートポンプなどの熱交換器を使用せずに、また例えば重油や電気などの動力を使用せずに熱交換させることができ簡易な設備により廉価な設備コストで熱交換システムが構築できる。
また、本熱交換システムでは、熱交換水槽内にループ状に巻かれた循環水配管が積み重ねられ、その配管内を循環水が流通する。すなわち、本熱交換システムでの熱交換には、市販の配管材料のみが使用されるが、この配管材料は、熱容量は小さいもののそれ自体蓄熱性能を有する。循環水配管は熱交換水槽内においてループ状に巻かれて積み重ねられることで熱源水と接触する表面積を十分に確保することができる。つまり、循環水配管は、小さな熱容量であっても接触面積が大きくなれば高い熱交換効率を発揮する実用的な蓄熱材となる。これにより、循環水配管は、循環水を流通させる機能と蓄熱性能を発揮する機能とを兼ね備え、施設設置コストを大幅に低減しつつ蓄熱材として機能することができる。
さらに、熱交換を行う循環水配管は、上水道に使用される配管をそのまま使用することで、長期間使用しても有害な成分が流出することは無く、安全性の高い熱交換システムとなる。また、循環水配管は、交換自在でありメンテナンスが容易な蓄熱材である。これにより、熱源水を問題なく熱資源及び水資源として有効に活用することができる。
また、熱交換システムは、熱交換水槽には、潜熱蓄熱材が内部に封入され、耐腐食性を有する材料からなる複数の蓄放熱パイプを配置することが好ましい。これにより、熱交換水槽の熱容量が潜熱蓄熱材により増大し、熱源水から循環水への熱エネルギの交換が効率的に行われる。そして、蓄放熱パイプは、上水に用いられる樹脂製等の耐腐食性の配管材料を使用し、熱交換水槽内で浮遊させずに定位置に配置する。これにより、有害な成分が熱源水に漏れ出すことを防止できる。このように、熱交換水槽内の水質の安全性を確保し、熱源水を問題なく熱資源及び水資源として有効に活用できる。
また、熱交換システムは、熱交換水槽内には、複数の分室に区分けして熱源水の流路を形成させる仕切板を備え、潜熱蓄熱材が封入された複数の蓄放熱パイプが、熱源水の吐口付近の流路に集中又は分散して配置されることが好ましい。このように、熱交換水槽内に仕切板を設けることで熱源水の経路をより長くとることができ、熱源水から循環水への熱エネルギの交換を十分に行い、熱交換の効率を上げることができる。また、潜熱蓄熱材が封入された蓄放熱パイプを熱源水の吐口付近の流路に集中又は分散して配置することで、熱エネルギのより大きな状態で熱交換をさせ、熱交換の効率を上げることができる。
また、熱交換システムは、熱交換水槽内の循環水配管が、熱交換水槽内の循環水配管は、分室ごとにループ状に巻かれて積み重ねられた複数のスパイラルを形成し、循環水の呑口から吐口まで、複数のスパイラルを形成しながら連結されることが好ましい。これにより、熱交換水槽内の循環水配管の経路をより長く取ることができ、熱交換効率を上げることができる。また、循環水配管は、熱交換水槽内においてループ状に巻かれて積み重ねられたスパイラルを形成するため、強制的な応力を受けることがない。これにより、破損などのダメージによる循環水の洩れ等の虞がない。
また、熱交換システムは、熱交換水槽内の循環水配管が、複数に並列分岐した呑口及び吐口にそれぞれ接続され、それぞれの連続した循環水配管は、複数の連続したスパイラルを形成することが好ましい。これにより、熱交換水槽内の循環水配管の経路が倍増されて熱源水との接触面積を増大させることができ、熱交換効率を上げることができる。
また、熱交換システムは、循環水配管のスパイラルが、口から吐口へと流れる熱源水の平面的な流路に対して循環水の平面的な流路が逆方向になるように配置されることが好ましい。これにより、熱源水の流れと、循環水配管内を流通する循環水の流れとが対向し、循環水配管内の循環水が熱源水から十分に熱エネルギを吸熱することができ、熱交換水槽の断熱性能を高め、熱交換の効率を向上させることができる。
また、熱交換システムは、熱交換水槽が、上面、外壁面及び底面に生じた隙間がシール又はパッキンにより封止されて気密状態となることが好ましい。これにより、熱交換水槽の断熱性能を高め、熱交換の効率を向上させることができる。
また、熱交換システムは、熱交換水槽の外壁面及び底面は断熱材で覆われ、熱交換水槽の一部又は全部が土中に埋設されることが好ましい。このように、断熱材で熱交換水槽の外壁面及び底面を覆うことにより、熱交換水槽の断熱性能を高め、熱交換の効率を向上させることができる。また、熱交換水槽の一部又は全部を土中に埋設させることで、外気温の変動の影響を減少させ、熱交換の効率を向上させることができる。
さらに、熱交換システムは、熱交換水槽の上部には、少なくとも循環水移動のための送水装置、付属装置、及び分岐装置が収納可能な室が設けられることが好ましい。これにより、熱交換水槽の上部に装置を集約して設置でき、コンパクトな熱交換システムが実現できる。また、熱交換水槽の上部に装置を設置する室を設けることで、外気温の変動の影響を減少させ、熱交換の効率を向上させることができる。
以上のように、本発明に係る熱交換システムによれば、熱交換効率が高く簡易な熱交換システムにより熱エネルギの供給コストを低減し、安全性が高く維持管理が容易な蓄熱材により熱源水を熱資源及び水資源として有効に活用する熱源水及び循環水熱交換システムを提供することができる。
本発明に係る熱源水及び循環水熱交換システムの1つの実施形態の概略構成を示す説明図である。 熱交換水槽及び設備室における熱源水及び循環水熱交換システムの構成を示す断面図である。 図1の熱交換水槽内の循環水配管のスパイラル配置に関する一つの実施例を示すA−A断面図である。 熱交換水槽内の熱源水及び循環水の配管回りを示す詳細図である。 蓄放熱パイプの構成を示す平面図及び断面図である。 図1の熱交換水槽内の蓄放熱パイプの配置に関する一つの実施例を示すB−B断面図である。 熱交換水槽の断熱手段を示す詳細図である。
(熱交換システムの構成)
以下に、図面を用いて本発明に係る熱源水及び循環水熱交換システム1の実施形態につき、詳細に説明する。図1に、本発明に係る熱交換システム1の1つの実施形態の概略構成を示す。本熱交換システム1は、熱源水6と循環水7とを熱交換させる熱交換水槽2、熱源水6を熱交換水槽2に供給して水資源として活用する熱減水放熱装置3、及び循環水7を循環させる循環水ポンプ11等の循環水7の採熱装置4から構成される。
熱交換水槽2は、熱交換水槽2内に供給された所定量の熱源水6と、熱交換水槽2内にループ状に巻かれて積み重ねられた循環水配管5内を流通する循環水7と、を熱交換させる容器である。本実施形態では、熱源水6として採水熱井戸8から汲み上げられた地下水を使用するが、これに限らず、例えば河川水、工場排水等であっても良い。これらの熱源水6は、ボイラーやヒートポンプ等により所定の温度に加熱された熱源水6に対して「低温熱源水」と呼ばれる。地下水は、年間を通じて変化の激しい外気温と比較して年間を通じて温度変化が少ないことを特徴とする。本発明に係る熱交換システム1は、この特徴を生かして、例えば冬季においては、循環水7よりも高温である地下水を熱源水6として汲み上げ、熱源水6の熱エネルギを放熱させて循環水7に吸熱させることで熱交換を行う。そして、ヒートソースとして熱エネルギを放熱した熱源水6は水資源として活用される。一方、循環水7は、吸熱した熱エネルギにより例えば、駐車場等の路面の積雪を融雪させるヒートシンクとしての融雪装置15などに活用する、というシステムである。
熱源水6の放熱装置3は、図1に示すように、採水熱井戸8から水中ポンプ27により汲み上げられた地下水を、熱交換水槽2に連続的に供給するものである。この熱源水6の供給は制御部32により制御される。熱源水放熱装置3は、熱交換水槽2内で熱源水6を熱資源として放熱させる。また、熱源水放熱装置3は、熱源水6の熱資源が熱交換水槽2において回収された後は熱源水6を貯水槽12に貯水する。そして、熱源水放熱装置3は、回収した熱源水6を生活用水、農業用水等の水資源として継続的に利用された後に排水されるか、或いは、利用されない熱源水6は水路20等に直接排水される。
従来の熱利用システムでは、湧き出た温泉水を直接融雪に利用する場合等、熱源水6を熱資源としてのみ使用する場合がある。また、井戸水を飲料水として利用する場合等、熱源水6を水資源としてのみ使用する場合がある。本熱交換システム1は、熱源水6の熱エネルギを直接負荷側に供給するのではなく、熱交換水槽2おいて循環水7と熱交換させた後、負荷側に間接供給するシステムであり、地下水等の熱源水6をより有効に活用するシステムである。
また、循環水7の採熱装置4は、循環水ポンプ11により循環水7を熱交換水槽2内の循環水配管5に流通させ、循環水7に熱源水6からの熱エネルギを採熱させる。そして、循環水採熱装置4は、ヒートソースとしての熱交換水槽2から流出後は、循環水7を熱資源、すなわちヒートシンクとして活用される。例えば、駐車場等の路面に設けられた融雪装置15に誘導し、放熱させることで熱エネルギとして利用する。そして、循環水7を再度熱交換水槽2に流入させ、循環して熱エネルギを利用させる。
(熱交換水槽及び設備室の構成)
図2に、熱交換水槽2及び設備室14における熱源水及び循環水熱交換システム1の構成を示す。また、図3に、図1の熱交換水槽2内の循環水配管5のスパイラル配置に関する一つの実施例を示す。熱交換水槽2は地下に設けられ、上部には設備室14が設けられる。設備室14は、天井面を鉄蓋33により覆われ、外壁面25には鉄枠39が設けられている。その鉄枠39の外側は断熱材30により覆われている。また、設備室14には、循環水ポンプ11が設置される。また、採水熱井戸8から汲み上げられた熱源水6は、熱交換水槽2の吐口22及び呑口21に接続される。また、循環水ポンプ11は循環水7の呑口19及び吐口18に接続される。
図2に示すように、熱交換水槽2の外壁面25及び底面26は、コンクリート壁31で囲まれている。また、このコンクリート壁31の外側は断熱材30により覆われている。そして、設備室14と熱交換水槽2とは、上蓋24により仕切られている。本実施形態では、熱交換水槽2内は、仕切板13a,13bにより複数の分室に区分けされ、熱源水6の流路が形成される。この仕切板13a,13bは「じゃま板」とも称され、本実施形態ではアクリル製の平板が用いられるが、それに限らない。そして、図3に示されるように、仕切板13a及び13bは、熱源水6の流路が蛇行するように熱交換水槽2の外壁面25に接続される。この熱源水6の流路は、図1中において矢印にて斜視により示す。
(スパイラルを形成する循環水配管)
図2に示す循環水配管5には、本実施形態では樹脂製ホース23が用いられる。この樹脂製ホース23は、循環水7の呑口19から吐口18までを連続的に接続し、循環水7を流通させる。これは、熱源水6の流路と循環水7の流路とを対向させ、効果的に熱交換させるためである。これにより、熱源水6は、熱交換後に水資源として継続的に利用することができる。また、本実施形態では、この樹脂製ホース23が熱交換水槽2内においてループ状に積み重ねられる。これは、循環水配管5の全長をより長くすることによって熱交換の効率を向上させるためである。このように樹脂製ホース23がループ状に積み重ねられることで、樹脂製ホース23の熱源水6との接触面積を容易に増加させて熱交換水槽2内に配置することができる。
図3に、図1の熱交換水槽2内に配置された樹脂製ホース23に関する一つの実施例を示す。熱交換水槽2内の樹脂製ホース23は、ループ状に巻かれたスパイラルを形成しながら呑口19から吐口18に連続して接続される。本実施形態では、熱交換水槽2内は2枚の仕切板13a,13bにより3つの分室が形成された流路となり、各分室15に4個の樹脂製ホース23のスパイラルが配置される。1箇所のスパイラルで積み上げられた樹脂製ホース23は、一端下部まで下がって隣接するスパイラルに移動してループ状に積み上げられる。
熱交換水槽2内の循環水配管5は、複数に並列分岐した呑口19及び吐口18に接続され、それぞれに連続した樹脂製ホース23は、個別のスパイラルを形成する。例えば、図3に示す実施例では、樹脂製ホース23aで表わされる循環水配管5の系列と、薄く塗られた樹脂製ホース23bで表わされる循環水配管5の系列とがそれぞれ連続して形成される。このように、熱交換水槽2内に循環水配管5を2系列としてループ状に積み上げることで、樹脂製ホース23の密度を高めて配置することができ、熱交換効率を向上させることができる。
図2及び図3に示すように、樹脂製ホース23のスパイラルは、熱源水呑口22から熱源水吐口21へと流れる熱源水6の平面的な流路に対して循環水7の平面的な流路が逆方向になるように配置される。すなわち、図2の循環水配管5は、図面に向かって側に配置された循環水呑口18から図面に向かって側に配置された循環水吐口19へと接続された樹脂製ホース23内を流れる。一方、図2の熱源水6は、図面に向かって右側に配置された熱源水呑口22から図面に向かって左側に配置された熱源水吐口21へと流れる。図3でも同様に、循環水配管5は、図面の左下に配置された循環水呑口18から図面の右上に配置された循環水吐口19へと接続された樹脂製ホース23内を流れる。一方、図3の熱源水6は、図面の右上に配置された熱源水呑口22から図面左下に配置された熱源水吐口21へと流れる。このように、熱源水6の流れの方向と循環水配管5の配置の方向が逆方向になるようにそれぞれの呑口18,22及び吐口19,21が配置される。これにより、熱源水6の流れと、循環水配管5内を流通する循環水7の流れとが対向し、循環水配管5内の循環水7が熱源水6から十分に熱エネルギを採熱することができる。
図4に、熱交換水槽2内の熱源水6及び循環水配管5回りの詳細を示す。ここでは、循環水吐口19及び熱源水呑口22の詳細を示す。本実施形態では、循環水配管5は2系列であるため、樹脂管が二股に分岐され、それぞれの吐口19に樹脂製ホース23が接続される。このように先端が二股に分岐される詳細は、循環水呑口18においても同様である。また、熱源水呑口22は、樹脂管が熱交換水槽2の下端部にまで降りて熱源水6を熱交換水槽2内に放水する。また、循環水吐口19及び熱源水呑口22は、それぞれ熱交換水槽2と設備室14とを仕切る上蓋24を貫通する。上蓋24は、透明な樹脂製であっても良い。上蓋24の貫通部には止水ジョイント41が設けられ、熱交換水槽2の内部が密閉される。
(蓄放熱パイプ)
図5に、蓄放熱パイプ50の構成を断面図で示す。この蓄放熱パイプ50は、管状部材51及び封止蓋52a,52bから構成される。この管状部材51の内部には、潜熱蓄熱材53が充填される。また、管状部材51の両端部には潜熱蓄熱材53を管状部材51の内部に封止する封止蓋52a,52bが設けられる。図5(a)は、封止蓋52が管状部材51の内側に嵌め込まれる方式の封止蓋52aであり、図5(b)は、封止蓋52が管状部材51の外側から嵌め込まれる方式の封止蓋52bである。潜熱蓄熱材53は、蓄放熱材とも称される材料であり、管状部材51の内部で熱エネルギを貯蔵する。本発明では、潜熱蓄熱材53として管理温度が5℃から30℃の範囲内で求められる相変化温度帯を持つ材料、例えば無機塩を主成分とした溶液などが用いられる。また、本発明では管状部材51、及び封止蓋52には、例えば、塩化ビニール製などの樹脂製パイプが用いられるが、これに限らず、例えば、ガラス、セラミック、ステンレス鋼などの他の材料からなるパイプであっても良い。
図6に、熱交換水槽2内の蓄放熱パイプ50の配置に関する一つの実施例を示す。本蓄放熱パイプ50は、熱交換水槽2内に配置され、潜熱蓄熱材53による蓄熱により熱源水6及び循環水7の熱交換を促進する媒体の役割を担う。すなわち、蓄放熱パイプ50は、熱交換水槽2に供給された熱源水6に浸されることで熱源水6から熱エネルギを吸収して蓄熱し、それを循環水7に放熱することで熱源水6及び循環水7の熱交換を促進させる。図2及び図4に示されるように、本実施形態では、この蓄放熱パイプ50は熱源水6の吐口22付近に集中して配置される。すなわち、熱交換水槽2内に深く挿入された熱源水6の吐口22付近に複数の蓄放熱パイプ50が横置きで並べられる。これは、熱交換水槽2に放出された熱源水6からより初期の段階で熱エネルギを吸熱して蓄熱し、熱源水6及び循環水7の熱交換の効率を高めるためである。この蓄放熱パイプ50の径、全長、及び数量は、図2及び図4のサイズ又は本数に限らず、その熱交換水槽2における熱源水6及び循環水7の熱交換に必要な径、全長、又は本数が算出される。また、本実施形態では、蓄放熱パイプ50は、横置きに配置されるが、これに限らず、例えば、縦置き等の他の配置方法であっても良い。
本蓄放熱パイプ50は、熱源水6を熱交換水槽2から回収後は水資源として継続的に利用する熱源水が満たされた熱交換水槽2内に配置される。つまり、本蓄放熱パイプ50は、飲料水、農業用水などにも活用される熱源水6に浸される。従って、蓄放熱パイプ50は、蓄放熱パイプ50の内部に充填された潜熱蓄熱材53が熱源水6に流出しないように封止蓋52が管状部材51に対して強固に嵌め込まれる接合方法が採用される。そして、蓄放熱パイプ50は、熱交換水槽2内に自重で床上に設置される。これにより、蓄放熱パイプ50の破損などのリスクが回避される。
(熱交換水槽の断熱手段)
図7に、熱交換水槽2の断熱手段を詳細図で示す。熱交換水槽2には、熱源水6及び循環水7による熱交換効率を向上させるために数々の対策が講じられている。まず、熱交換水槽2は地中に埋設され、熱交換水槽2の上部には、少なくとも循環水7移動のための循環水ポンプ11、付属装置、及び分岐装置などが収納可能な設備室14が設けられる。例えば、地下5メートルを超える地中の深部は年間を通じて温度変化が少ない。そのため冬季には自然による保温効果が生じる。また、熱交換水槽2の上面の空間を設備室14として使用することで、土地の有効利用が計られ、さらに熱交換水槽2を設備室14により上面から断熱する効果が発揮される。
また、熱交換水槽2の内壁面25及び内底面26はコンクリート壁31で覆われているが、そのコンクリート壁31はさらに断熱材30で覆われている。この断熱材30により地中の土との熱交換が遮断され、熱交換水槽2内における熱源水6及び循環水7の熱交換効率を向上させている。また、断熱材30の内側には、アルミ蒸着マット38が貼られ、断熱材30の効果を向上させている。さらに、コンクリート壁31の内面側にはコンクリート塗布防水材35が塗布され、防水効果とともに、コンクリート壁31や断熱材30に雨水などが滲み込むことによる断熱性能の低下を防止している。
熱交換水槽2の断熱手段は、接合詳細にも及んでいる。すなわち、熱交換水槽2は、上面24、内壁面25及び内底面26に生じた隙間がシール28又はパッキン29により封止されて気密状態となり、断熱効果が向上する。例えば、コンクリート壁31と鉄枠39との接合部にはシールパッキン36及びコーキング材37が設けられ、止水性を高めるとともにコンクリート壁31に水が滲み込むことによる断熱性能の低下を防止している。さらに、コンクリート壁31に上蓋24を固定するビスネジ34の頭部とワッシャとの間にはゴムパッキン40が挟まれ、止水性を高めるとともにコンクリート壁31に水が滲み込むことによる断熱性能の低下を防止している。このように、接合詳細にも断熱手段を積み重ねることで熱交換水槽2全体との断熱性能の向上に寄与することができる。
上述したように熱交換水槽2は、各種の断熱手段により蓄熱槽としての機能を発揮する。すなわち、外気温の影響を極力排除して、熱源水6と循環水7との熱エネルギの交換を促進させる。また、熱交換水槽2内に発生した熱エネルギが外部に放熱するのを極力防止する。さらに、蓄放熱パイプ50の蓄熱性能が付加される。このように、簡易な装置を用いながらも、熱交換効率を高めた熱源水6及び循環水7の熱交換システム1が提供できる。
(熱源水及び循環水)熱交換システム、2 熱交換水槽,ヒートソース、3 (熱源水)放熱装置、4 (循環水)採熱装置,ヒートシンク、5 循環水配管、6 熱源水、7 循環水、8 採水熱井戸、11 循環水ポンプ、12 貯水槽、13,13a,13b 仕切板、14 設備室、15 融雪装置、16 バルブ、17 ヘッダ、18 循環水呑口、19 循環水吐口、 20 水路等、21 熱源水吐口、22 熱源水呑口、23,23a,23b 樹脂製ホース、24 上蓋、25 内壁面、26 内底面、27 水中ポンプ、30 断熱材、31 コンクリート壁、32 制御部、33 鉄蓋、34 ビスネジ、35 コンクリート塗布防水材、36 シールパッキン、37 コーキング材、38 アルミ蒸着マット、39 鉄枠、40 ゴムパッキン、41 止水ジョイント、43 樹脂管、50,50a,50b 蓄放熱パイプ、51 管状部材、52 封止蓋、53 潜熱蓄熱材。

Claims (7)

  1. 水槽内に供給された所定量の熱源水と、水槽内にループ状に巻かれて積み重ねられた循環水配管を流通する循環水と、を熱交換させる熱交換水槽と、
    前記熱交換水槽に連続的に供給した前記熱源水を熱資源として放熱させ、前記熱資源を前記熱交換水槽から回収後は、水資源として継続的に利用するか、又は直接排水する前記熱源水の放熱装置と、
    前記熱交換水槽を移動して採熱し、前記熱交換水槽から流出後は前記熱資源として放熱し、再度前記熱交換水槽に流入して循環する前記循環水の採熱装置と、を備え、
    前記熱交換水槽内は、仕切板により複数の分室に区分けされて前記熱源水の流路が形成され、内部に潜熱蓄熱材が封入された複数の蓄放熱パイプは、前記熱源水の吐口が挿入された前記分室にのみ配置されることを特徴とする熱源水及び循環水熱交換システム。
  2. 請求項1に記載の熱源水及び循環水熱交換システムであって、前記熱交換水槽内の前記循環水配管は、分室ごとにループ状に巻かれて積み重ねられた複数のスパイラルを形成し、前記循環水の呑口から前記吐口まで、前記複数のスパイラルを形成しながら連結されることを特徴とする熱源水及び循環水熱交換システム。
  3. 請求項2に記載の熱源水及び循環水熱交換システムであって、前記熱交換水槽内の前記循環水配管は、複数に並列分岐した前記呑口及び前記吐口にそれぞれ接続され、それぞれの連続した前記循環水配管は、複数の連続したスパイラルを形成することを特徴とする熱源水及び循環水熱交換システム。
  4. 請求項3に記載の熱源水及び循環水熱交換システムであって、前記循環水配管の前記スパイラルは、前記呑口から前記吐口へと流れる前記熱源水の平面的な流路に対して前記循環水の前記平面的な流路が逆方向になるように配置されることを特徴とする熱源水及び循環水熱交換システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱源水及び循環水熱交換システムであって、前記熱交換水槽は、上面、外壁面及び底面に生じた隙間がシール又はパッキンにより封止されて気密状態となることを特徴とする熱源水及び循環水熱交換システム。
  6. 請求項に記載の熱源水及び循環水熱交換システムであって、前記熱交換水槽の前記外壁面及び前記底面は断熱材で覆われ、前記熱交換水槽の一部又は全部が土中に埋設されることを特徴とする熱源水及び循環水熱交換システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の熱源水及び循環水熱交換システムであって、前記熱交換水槽の上部には、少なくとも前記循環水の移動のための送水装置、付属装置、及び分岐装置が収納可能な室が設けられることを特徴とする熱源水及び循環水熱交換システム。
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