JP6348851B2 - 無菌試薬分注キット、分注システム、および、調製システム - Google Patents
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- 放射性試薬が溶解した液体試薬を無菌濾過し、その濾過液を所望の放射性試薬濃度で無菌的に分注するための単回使用の放射性試薬分注キットを用いる試薬分注システムであって、
前記放射性試薬分注キットは、
前記液体試薬の液体導入部を持つ無菌濾過フィルターと、
前記無菌濾過フィルターの濾液流出口に無菌環境を維持した状態で連結している分注流路と、
前記分注流路との間で第1の流路切換可能な機構を介して無菌環境を維持した状態で接続されている廃棄容器と、
前記分注流路に第2の流路切換可能な機構を介して無菌環境を維持した状態で接続されている1個以上の試薬分注容器を具備し、
前記無菌濾過フィルターを通過後に所望の許容濃度以下となった放射性液体試薬を前記廃棄容器に分注廃棄した後に、試薬分注容器に所望の許容濃度となった無菌濾過済み放射性液体試薬を分注する無菌試薬分注システム。 - 請求項1に記載の無菌試薬分注システムにおいて、
前記無菌濾過フィルターへの前記液体試薬中の前記放射性試薬の吸着により、前記放射性試薬の濃度が所望の許容薬剤濃度以下となった前記濾過液を前記廃棄容器に送液して廃棄し、次に、前記放射性試薬の前記無菌濾過フィルターへの吸着が飽和に達し、前記無菌濾過フィルターへ前記放射性試薬の吸着が停止し、前記濾過液の前記放射性試薬濃度が所望の許容薬剤濃度域内となった場合に、前記分注流路を切換えて前記濾過液を前記試薬分注容器に分注することを特徴とする無菌試薬分注システム。 - 前記無菌濾過フィルターへの前記放射性試薬の吸着飽和までに、無菌濾過フィルターを通過させる前記放射性試薬の液体試薬送液量を予め前記無菌濾過フィルターで無菌濾過する対象試薬ごと及び使用する無菌濾過フィルター種ごとに算出し、前記許容薬剤濃度以下となっている前記液体試薬送液量分の前記濾過液を前記廃棄容器に排出し廃棄することを特徴とする請求項2に記載の無菌試薬分注システム。
- 前記無菌濾過フィルターの前記液体試薬導入部と前記濾液流出口の流路近傍に放射線検出器がそれぞれ設置され、前記無菌濾過フィルター通過前の放射性試薬液体試薬の放射線測定値と前記濾液流出口近傍の前記濾過液の放射線測定値とを測定し、その測定値の差分が許容される範囲となった場合に、流路切換機構を操作し送液流路を前記試薬分注容器への連通に切換え、前記試薬分注容器に所望放射能濃度となった放射性液体試薬を分注することを特徴とする請求項2に記載の無菌試薬分注システム。
- 前記無菌濾過フィルターへの前記放射性試薬の吸着が飽和するまでの送液速度を、吸着飽和後の送液速度に比較し低く設定することで、吸着飽和を効率的に生じさせ、廃棄容器に分注され廃棄される濾過薬剤液量を低減させることを特徴とする請求項3に記載の無菌試薬分注システム。
- 前記許容薬剤濃度以下の前記放射性試薬濾過液を保持した前記廃棄容器と前記許容薬剤濃度範囲となった前記放射性試薬濾過液を分注され保持している前記試薬分注容器とを取り間違えることがないようにするために、前記廃棄容器に廃棄容器であることの表示するための識別部を具備することを特徴とする請求項2に記載の無菌試薬分注システム。
- 前記許容薬剤濃度以下の前記放射性試薬濾過液を保持した前記廃棄容器と前記許容薬剤濃度範囲となった前記放射性試薬濾過液を分注され保持している前記試薬分注容器とを取り間違えることがないようにするために、前記廃棄容器の形状が前記試薬分注容器と異なることを特徴とする請求項2に記載の無菌試薬分注システム。
- 前記許容薬剤濃度以下の前記放射性試薬濾過液を保持した前記廃棄容器を誤って使用することを防止するために、前記廃棄容器が前記放射性試薬濾過液の流路から脱離できない機構を有することを特徴とする請求項2に記載の無菌試薬分注システム。
- 前記許容薬剤濃度以下の前記放射性試薬濾過液を保持した前記廃棄容器を誤って使用することを防止するために、前記試薬分注容器を使用者が回収する前に、あらかじめ設置された廃棄容器格納部へ前記廃棄容器を移送・格納し、使用者が前記廃棄容器に接触することが出来ない機構を具備することを特徴とする請求項2に記載の無菌試薬分注システム。
- 前記放射性試薬ではないが、前記無菌濾過フィルターへ吸着性を持つ薬剤を含有した緩衝液をあらかじめ前記無菌濾過フィルターへ通過させ、前記薬剤を前記無菌濾過フィルターに飽和吸着させることにより、その後に前記無菌濾過フィルターで濾過される目的の薬剤溶液が含まれる前記放射性試薬の前記無菌濾過フィルターへの吸着を低減させることを特徴とする請求項2に記載の無菌試薬分注システム。
- 放射性試薬が溶解した液体試薬を無菌濾過し、その濾過液を所望の放射性試薬濃度で無菌的に分注するための単回使用の放射性試薬分注キットであって、
前記液体試薬の液体導入部を持つ無菌濾過フィルターと、
前記無菌濾過フィルターの濾液流出口に無菌環境を維持した状態で連結している分注流路と、
前記分注流路との間で第1の流路切換可能な機構を介して無菌環境を維持した状態で接続されており、前記無菌濾過フィルターを通過後に所望の許容濃度以下となった放射性液体試薬を廃棄するための、廃棄容器と、
前記分注流路との間で第2の流路切換可能な機構を介して無菌環境を維持した状態で接続されており、前記無菌濾過フィルターを通過後に所望の許容濃度となった放射性液体試薬を分注するための、1個以上の試薬分注容器を具備し、
前記無菌濾過フィルターを通過後に所望の許容濃度以下となった前記液体試薬を前記廃棄容器に分注廃棄した後に、前記試薬分注容器に所望の許容濃度となった前記液体試薬を分注する無菌試薬分注キット。 - 前記廃棄容器と前記試薬分注容器とを識別するため、前記廃棄容器に廃棄容器であることを表示するための識別部を具備することを特徴とする請求項11に記載の無菌試薬分注キット。
- 前記廃棄容器と前記試薬分注容器とを識別するため、前記廃棄容器の形状が前記試薬分注容器と異なることを特徴とする請求項11に記載の無菌試薬分注キット。
- 前記廃棄容器と前記放射性試薬濾過液の流路の脱着構造が、他の容器と前記放射性試薬濾過液の流路の脱着構造とは異なる構成であることを特徴とする請求項11に記載の無菌試薬分注キット。
- 放射性試薬が溶解した液体試薬原料を導入し、前記液体試薬原料を所望の濃度に希釈して液体試薬を生成する希釈ユニットと、
前記生成された液体試薬を導入し、導入した前記液体試薬を所定分量に分注する分注ユニットを有する無菌試薬調製システムであって、
前記分注ユニットは、前記液体試薬を無菌濾過し、その濾過液を所望の放射性試薬濃度で無菌的に分注するための単回使用の放射性試薬分注キットを用い、
前記放射性試薬分注キットは、
前記液体試薬の液体導入部を持つ無菌濾過フィルターと、
前記無菌濾過フィルターの濾液流出口に無菌環境を維持した状態で連結している分注流路と、
前記分注流路との間で第1の流路切換可能な機構を介して無菌環境を維持した状態で接続されている廃棄容器と、
前記分注流路に第2の流路切換可能な機構を介して無菌環境を維持した状態で接続されている試薬分注容器を具備し、
前記無菌濾過フィルターを通過後に所望の許容濃度以下となった放射性液体試薬を前記廃棄容器に分注廃棄した後に、試薬分注容器に所望の許容濃度となった無菌濾過済み放射性液体試薬を分注する無菌試薬調製システム。
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JP2015004626A JP6348851B2 (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 無菌試薬分注キット、分注システム、および、調製システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015004626A JP6348851B2 (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 無菌試薬分注キット、分注システム、および、調製システム |
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JP6348851B2 true JP6348851B2 (ja) | 2018-06-27 |
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JP2015004626A Active JP6348851B2 (ja) | 2015-01-14 | 2015-01-14 | 無菌試薬分注キット、分注システム、および、調製システム |
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2015
- 2015-01-14 JP JP2015004626A patent/JP6348851B2/ja active Active
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