JP6347589B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
入力画像に対して、所定の物体がどこに存在するかといった識別や、物体表面に欠陥があるか否かといった識別に対する、様々な方法が提案されている。このような識別方法では、露光時間等の撮像のパラメータや、画像に対するエッジ抽出等の前処理のパラメータ等を、適切に設定する必要がある。
識別に用いるパラメータを決定する方法としては、実際に、様々なパラメータを設定した状態で、撮像及び前処理等を行い、これにより得られた画像データにおける識別性能に応じて、パラメータの値を決定する方法が知られている。
入力画像に対する前処理のパラメータの設定方法については、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の装置は、予め多数の画像例それぞれから抽出した特徴量と、その画像例に対して最適化した前処理方法を関連付けて記憶しておく。そして、装置は、新たな入力画像に対し、同様の特徴量を抽出して、その特徴量に基づいて、予め記憶しておいた画像例を選択し、選択した画像例に対応付けられている最適化された前処理方法を、新たな入力画像の前処理方法として選択する。
特開2007−102458号公報
しかしながら、実際の識別性能に基づいてパラメータを設定する従来の方法では、各対象に対する識別性能を求めるために、パラメータ毎の正しい結果を用意しなければならず、コストが多大になってしまうという問題があった。
また、特許文献1の方法では、各前処理方法に応じた正しい結果を用意する必要はないが、適切な前処理方法を設定するためには、対象となる入力画像に類似した画像が予め用意されている必要がある。すなわち、入力画像として想定される様々な画像例を網羅的に用意しておく必要があり、データ量が膨大になるという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、処理量及び処理に要するメモリ容量を抑えつつ、パターン識別に適切なパラメータを設定することを目的とする。
そこで、本発明は、情報処理装置であって、パターン識別に利用するパラメータ候補を設定する第1の設定手段と、前記第1の設定手段により設定された前記パラメータ候補を利用して得られた画像データの特徴データを生成する第1の特徴データ生成手段と、複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数の画像データの特徴データと、前記モデルパラメータの評価値との関係をモデル化した推定モデルを格納する記憶手段と、前記推定モデルを参照し、前記第1の特徴データ生成手段により生成された前記特徴データに基づいて、前記パラメータ候補の評価値を推定する推定手段とを有する。
本発明によれば、処理量及び処理に要するメモリ容量を抑えつつ、パターン識別に適切なパラメータを設定することができる。
パターン識別装置を示す図である。 パターン識別装置を示す図である。 評価値推定処理を示すフローチャートである。 パターン識別処理を示すフローチャートである。 推定モデル生成装置を示す図である。 モデル生成処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかるパターン識別装置を示す図である。 第2の実施形態にかかる評価値推定処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる推定モデル生成装置を示す図である。 第2の実施形態にかかるモデル生成処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかるパターン識別装置を示す図である。 第3の実施形態にかかる評価値推定処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態にかかる推定モデル生成装置を示す図である。 第3の実施形態にかかるモデル生成処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる情報処理装置としてのパターン識別装置10を示す図である。パターン識別装置10は、画像データに含まれる物体のパターン識別を行う。本実施形態にかかるパターン識別装置10は、山積みされた物体の画像データを対象とし、パターン識別により、山積み状態の各物体の概略位置及び姿勢を推定する。
パターン識別においては、露光時間等の撮像時のパラメータや、エッジ抽出におけるフィルタサイズ等の前処理のパラメータを、対象の物体毎に適切に設定することにより、識別性能を向上させることができる。そこで、本実施形態にかかるパターン識別装置10は、撮像及び前処理のパラメータ毎の、パターン識別における性能、すなわち識別性能を評価し、評価結果に基づいて、撮像及び前処理の適切なパラメータ(利用パラメータ)を設定する。そして、パターン識別装置10は、利用パラメータを用いて得られた画像データに基づいて、実際にパターン識別を行う。
なお、本実施形態に係るパターン識別装置10は、パターン識別による正しい結果、すなわち山積み状態の各物体の概略位置及び姿勢の正解値を用意することなく、撮像及び前処理のパラメータにおける識別性能を評価する。
具体的には、パターン識別装置10は、まず、実際に、様々なパラメータで撮像及び前処理を行い、それぞれのパラメータに対し、中間データである中間画像を生成する。次に、パターン識別装置10は、それぞれの中間画像について、予め定めた複数の特徴量を抽出して特徴データを生成する。
そして、パターン識別装置10は、推定モデルを参照し、各中間画像から生成された複数の特徴データに基づき、各パラメータにおける識別性能を推定する。ここで、推定モデルは、特徴データから識別性能を推定するためのモデルである。
続いて、図1を参照しつつ、パターン識別装置10の機能構成について説明する。図1に示すパラメータ候補記憶部101は、複数のパラメータ候補を格納している。ここで、パラメータ候補とは、パターン識別に利用すべきパラメータの候補である。本実施形態にかかるパラメータ候補は、撮像条件に関する撮像パラメータ候補と、前処理に関する前処理パラメータ候補の2種類を含んでいる。すなわち、パラメータ候補記憶部101は、複数の撮像パラメータ候補と、複数の前処理パラメータ候補とを格納している。
撮像パラメータ候補としては、例えば、露光時間やアンプのゲイン等の項目が挙げられる。露光時間のパラメータ候補は、具体的には、1ms、2ms、4ms、・・・、500ms等、露光時間の各値である。
前処理パラメータ候補としては、例えば、ノイズ除去のための平滑化フィルタのフィルタサイズや、γ補正のための係数等の項目が挙げられる。なお、前処理パラメータ候補は、連続値として設定する項目に限定されるものではない。
他の例としては、前処理パラメータ候補は、バイアス補正を行うか否か、といった2値的な項目を含んでもよい。また、他の例としては、前処理パラメータ候補は、エッジ抽出処理として、Sobelフィルタ、Prewittフィルタ及びLaplacianフィルタのいずれを使うか、といった多値的な項目を含んでもよい。また、他の例としては、前処理パラメータ候補は、平滑化フィルタ、γ補正及びエッジ抽出の3つの処理をどのような順序で行うか、といった項目を含んでもよい。
パラメータ設定部102は、パラメータ候補記憶部101から撮像パラメータ候補及び前処理パラメータ候補を読み出し、それぞれ撮像部103及び前処理部104に設定する。
撮像部103は、設定された撮像パラメータ候補を利用して、画像を撮像する。前処理部104は、設定された前処理パラメータ候補を利用して、撮像部103により得られた画像データに対し、前処理を施し、中間データとしての中間画像を得る。
特徴データ生成部105は、中間画像に基づいて、予め定められた複数の特徴量を抽出する。特徴データ生成部105は、具体的には、中間画像の輝度値の平均値、分散、歪度、尖度、最頻値、エントロピーといった特徴量や、Co−occurrence Matrixを用いたテクスチャー特徴量など、f個の特徴量を抽出する。特徴データ生成部105はさらに、抽出した複数の特徴量を順に並べた特徴ベクトルを特徴データとして生成する。
Co−occurrence Matrixについては、下記文献を参照することができる。
Robert M.Haralick,K.Shanmugam,and Itshak Dinstein,"Texture Features for Image Classification",IEEE Transactions on System,Man and Cybernatic,Vol.6,pp.610−621,1973
なお、本実施形態にかかる特徴データ生成部105は、中間画像から、画像のマクロな性質を表す特徴量を抽出するが、これに限定されるものではない。すなわち、特徴データ生成部105は、画像の性質を表現するような特徴量を生成すればよく、特徴量の種類は、実施形態に限定されるものではない。
推定モデル記憶部107は、推定モデルを格納している。ここで、推定モデルは、特徴データから、評価値を推定するためのモデルである。ここで、評価値とは、設定されているパラメータにおいて得られた中間画像に対するパターン識別の識別性能の評価値である。
本実施形態にかかる推定モデルは、モデル画像から抽出したf個の特徴量を並べた特徴ベクトルと、モデル画像に対するパターン識別の識別性能の評価値との関係をモデル化したものである。
本実施形態においては、推定モデルとして、Support Vector Regression(SVR)のを用いるものとする。SVRについては、下記文献を参照することができる。
Alex J.Smola and Bernhard Scholkopf,"A Tutorial on Support Vector Regression",Statistics and Computing,Vol.14,No.3,pp.199−222,2004
なお、本実施形態にかかる推定モデルは、後述する推定モデル生成装置50により生成され、推定モデル記憶部107に格納されているものとする。推定モデル生成装置50については、図5等を参照しつつ、後に詳述する。
評価値推定部108は、推定モデルを参照し、特徴データ生成部105により生成された特徴データに基づいて、設定されているパラメータ候補に対して得られた画像データによるパターン識別の識別性能の評価値を推定する。本実施形態にかかる評価値推定部108は、撮像部103及び前処理部104それぞれに設定されているパラメータ候補に対する評価値を推定する。
パラメータ選択部109は、評価値推定部108により推定された、各パラメータに対する評価値に基づいて、パラメータ候補記憶部101に記憶されている複数のパラメータ候補の中から、利用パラメータを選択する。なお、本実施形態においては、パラメータ選択部109は、撮像用の利用パラメータと、前処理用の利用パラメータとを選択する。
パターン識別部106は、撮像用の利用パラメータ及び前処理用の利用パラメータがそれぞれ撮像部103及び前処理部104に設定された状態において得られた中間画像に基づいて、パターン識別処理を行う。パターン識別部106は、パターン識別により得られた、物体の概略位置や姿勢の複数の候補値を識別信頼度の高い順に並べた識別結果を生成し、これを出力する。なお、パターン識別部106による処理については、特開2011−216087号候補を参照することができる。
図2は、第1の実施形態にかかるパターン識別装置10のハードウェア構成を示す図である。パターン識別装置10は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD204と、表示部205と、入力部206と、ネットワークI/F部207とを有している。CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムを読み出して各種処理を実行する。
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD204は、画像データや各種プログラム等各種情報を記憶する。表示部205は、各種情報を表示する。入力部206は、キーボードやマウスを有し、ユーザによる各種操作を受け付ける。
ネットワークI/F部207は、ネットワークを介して後述する推定モデル生成装置等の外部装置との通信処理を行う。なお、ネットワークとしては、イーサネット(登録商標)が挙げられる。また、他の例としては、ネットワークI/F部207は、無線により外部装置との通信を行ってもよい。
なお、パターン識別装置10の機能や後述する処理は、CPU201がROM202又はHDD204に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
図3は、パターン識別装置10による評価値推定処理を示すフローチャートである。ステップS300において、パラメータ設定部102は、パラメータ候補記憶部101に格納されている複数の撮像パラメータ候補の中から、撮像パラメータ候補を1つ選択する。そして、パラメータ設定部102は、選択した撮像パラメータ候補を撮像部103に設定する(第1の設定処理)。なお、ステップS300〜ステップS307の処理は、繰り返し処理であり、パラメータ設定部102は、ステップS300〜ステップS306の処理が繰り返される度に、未処理の撮像パラメータ候補を1つ選択する。そして、S300において、パラメータ候補記憶部101に格納されているすべての撮像パラメータ候補が選択されるまで、ステップS300〜ステップS307の処理が繰り返される。
本実施形態かかるパラメータ候補記憶部101は、露光時間に関するパラメータ候補をNt個、アンプのゲインに関するパラメータ候補をNg個格納しているものとする。この場合、パラメータ設定部102は、ステップS300において、「Nt×Ng」個の組み合わせを撮像パラメータ候補として順に設定する。すなわち、ステップS300〜ステップS307の処理は、「Nt×Ng」回繰り返される。
ステップS301において、撮像部103は、ステップS300において設定された撮像パラメータ候補を利用して、パターン識別の対象となる物体を山積みにした状態の画像を撮像する(撮像処理)。
次に、ステップS302において、パラメータ設定部102は、パラメータ候補記憶部101に格納されている複数の前処理パラメータ候補の中から、前処理パラメータ候補を1つ選択する。そして、パラメータ設定部102は、選択した前処理パラメータ候補を前処理部104に設定する(第1の設定処理)。
なお、ステップS302〜ステップS306の処理は、繰り返し処理であり、パラメータ設定部102は、ステップS302〜ステップS306の処理が繰り返される度に、未処理の前処理パラメータ候補を1つ選択する。そして、S302において、すべての前処理パラメータ候補が選択されるまで、ステップS301〜ステップS306の処理が繰り返される。
本実施形態にかかるパラメータ候補記憶部101に格納される前処理パラメータ候補の組み合わせがNp個存在するものとする。この場合、パラメータ設定部102は、ステップS302において、Np個の前処理パラメータ候補を順に設定し、ステップS302〜ステップS306の処理をNp回繰り返す。
ステップS303において、前処理部104は、ステップS302において設定された前処理パラメータ候補を利用して、画像データに対する前処理(画像処理)を施し、中間画像を得る。ここで、前処理の対象となる画像データは、ステップS301における撮像処理により得られた画像データである。また、中間画像は、画像処理後の画像データの一例である。
次に、ステップS304において、特徴データ生成部105は、中間画像から複数の特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、特徴ベクトルを特徴データとして生成する(第1の特徴データ生成処理)。次に、ステップS305において、評価値推定部108は、推定モデル記憶部107に格納されている推定モデルを参照し、特徴データに基づいて、評価値を推定する(推定処理)。
なお、ステップS305において推定される評価値は、ステップS300において設定された撮像パラメータ候補及びステップS302において設定された前処理パラメータ候補に対する評価値である。
ステップS306において、パラメータ設定部102は、すべての前処理パラメータ候補が既に選択されたか否かを確認する。未選択の前処理パラメータ候補が存在する場合には、パラメータ設定部102は、処理をステップS302へ進める。そして、ステップS302において、パラメータ設定部102は、未選択の前処理パラメータ候補を選択し、これを前処理部104に設定する。
このように、ステップS302〜ステップS306の処理を繰り返すことにより、1つの撮像パラメータ候補に対し、すべての前処理パラメータ候補を組み合わせた場合の評価値が得られる。
一方、ステップS306において、未選択の前処理パラメータ候補が存在しない場合には、パラメータ設定部102は、処理をステップS307へ進める。
ステップS307において、パラメータ設定部102は、すべての撮像パラメータ候補が既に選択されたか否かを確認する。未選択の撮像パラメータ候補が存在する場合には、パラメータ設定部102は、処理をステップS300へ進める。そして、ステップS300において、パラメータ設定部102は、未選択の撮像パラメータ候補を選択し、これを撮像部103に設定する。一方、ステップS307において、未選択の撮像パラメータ候補が存在しない場合には、パラメータ設定部102は、評価値推定処理を終了する。
図4は、パターン識別装置10による、パターン識別処理を示すフローチャートである。ステップS400において、パラメータ選択部109は、パラメータ候補記憶部101に格納されている複数のパラメータ候補の中から、利用パラメータを選択する(選択処理)。ここで、利用パラメータとは、パラメータ候補記憶部101に格納されているパラメータ候補のうち、パターン識別処理において利用する画像データに対して利用するのに最も適したパラメータ候補である。具体的には、パラメータ選択部109は、評価値が最大となる撮像パラメータ候補及び前処理パラメータ候補をそれぞれ撮像用の利用パラメータ及び前処理用の利用パラメータとして選択する。
次に、ステップS401において、パラメータ設定部102は、撮像用の利用パラメータを撮像部103に設定する。次に、ステップS402において、撮像部103は、ステップS401において設定された撮像用の利用パラメータを利用して、画像データを撮像する。
次に、ステップS403において、パラメータ設定部102は、前処理用の利用パラメータを前処理部104に設定する。次に、ステップS404において、前処理部104は、ステップS403において設定された前処理用の利用パラメータを利用して、画像データに対し前処理を施し、中間画像を得る。
次に、ステップS405において、パターン識別部106は、中間画像に対し、パターン識別処理を施し、識別結果を得る。次に、ステップS406において、パターン識別部106は、識別結果を出力する。以上で、パターン識別処理が終了する。
以上のように、パターン識別装置10は、パターン識別処理において、評価値が最大となるパラメータ候補を利用パラメータとして利用して、パターン識別を行うので、パターン識別性能を向上させることができる。
なお、本実施形態にかかるパターン識別装置10においては、推定モデルは、推定モデル記憶部107に予め格納されているものとするが、これに限定されるものではない。すなわち、評価値推定部108が推定モデルを参照できればよく、他の例としては、パターン識別装置10は、外部から推定モデルの入力を受け付けてもよい。
また、他の例としては、パラメータ選択部109は、評価値の高い順に複数のパラメータ候補を選択してもよい。この場合、パラメータ設定部102は、複数のパラメータ候補の平均値を利用パラメータとしてもよい。
図5は、情報処理装置としての推定モデル生成装置50を示す図である。推定モデル生成装置50は、ユーザによって準備された複数の山積み状態それぞれの撮像画像に基づいて、推定モデルを生成する。
推定モデル生成装置50は、パターン識別装置10の推定モデル記憶部107に格納される推定モデルを生成する。推定モデル生成装置50は、パターン識別装置10と共通する機能を有している。ここでは、推定モデル生成装置50のうち、パターン識別装置10と異なる機能について説明する。
前述のように、本実施形態における推定モデルは、中間画像から抽出した複数の特徴量を並べた特徴ベクトル(特徴データ)に基づき、その中間画像を利用した識別方法における識別性能を予測する回帰モデルである。
この回帰モデルの生成には、入力としての説明変数と、出力としての目的変数の組が多数利用されるのが好ましい。そこで、推定モデル生成装置50は、様々な物体を用いることにより、説明変数と目的変数を組としたデータを生成し、生成したデータに基づいて、推定モデルを生成することとする。なお、本実施形態においては、特徴データ及び評価値がそれぞれ説明変数及び目的変数となる。
モデルパラメータ記憶部501は、推定モデル生成に利用される複数のモデルパラメータ、すなわち推定モデル用のモデルパラメータを格納している。ここで、モデルパラメータは、撮像用のモデルパラメータと、前処理用のモデルパラメータの2種類を含んでいる。なお、モデルパラメータは、パターン識別装置10のパラメータ候補記憶部101に格納されているパラメータ候補と同一のパラメータであるものとする。
パラメータ設定部502は、パターン識別装置10のパラメータ設定部102と同様である。同様に、撮像部503、前処理部504、特徴データ生成部505及びパターン識別部506は、それぞれパターン識別装置10の撮像部103、前処理部104、特徴データ生成部105及びパターン識別部106と同様である。なお、前処理部504により得られた中間画像をモデル中間画像と称する。また、特徴データ生成部505により得られた特徴データをモデル特徴データと称する。
受付部507は、前述の山積み状態の物体に対する正解値の入力を受け付ける。ここで、正解値とは、山積み状態の各物体の概略位置及び姿勢の値である。なお、正解値は、例えば、山積み状態の物体を撮像した画像において、各物体上の複数の所定の箇所の、画像内での位置を指定することにより求めることができる。
なお、正解値を用意するための処理は、コストの大きい作業である。しかしながら、正価値を用意するための処理は、推定モデルの生成段階でのみ必要な処理であり、この段階において、いくつかの事例に対して実施すればよい。つまり、一旦、推定モデルの生成を行えば、新たな対象に対しては、個別に正解値の用意をする必要はない。したがって、正解値を用意するためのコストを抑えることができる。
推定モデルを生成する際に用いられる物体の中には、本実施形態において、パラメータの評価を行う対象物体は含まれていない。推定モデルを生成する際に用いられる物体中に対象物体が含まれているならば、推定モデルを生成する際に用意した各物体の概略位置及び姿勢の正解値を用いて、実際の識別性能を推定してパラメータを評価すればよい。
なお、推定モデル生成装置50のハードウェア構成は、図2を参照しつつ説明した、パターン識別装置10のハードウェア構成と同様である。
図6は、推定モデル生成装置50によるモデル生成処理を示すフローチャートである。ステップS600において、受付部507は、正解値の入力を受け付ける。ここで入力される正解値は、ユーザにより準備された山積み状態の物体の画像に対する正解値である。ここで、山積み状態の物体は、後述のステップS602における撮像対象である。すなわち、ステップS600においては、ステップS602において得られる画像に対する正解値の入力を受け付ける。
なお、ステップS600〜ステップS610の処理は、繰り返し処理であり、ユーザ等は、ステップS600〜ステップS610の処理が繰り返される度に、異なる山積み状態の物体を準備する。そして、受付部507は、ステップS600〜ステップS610の処理が繰り返される度に、ステップS600において、異なる山積み状態の物体に対する正解値の入力を受け付ける。
そして、ステップS600において、受付部507がすべての山積み状態の物体に対する正解値の入力を受け付けるまで、ステップS600〜ステップS610の処理が繰り返される。
次に、ステップS601において、パラメータ設定部502は、モデルパラメータ記憶部501に格納されている複数の撮像用のモデルパラメータの中から、撮像用のモデルパラメータを1つ選択する。そして、パラメータ設定部502は、選択した撮像用のモデルパラメータを撮像部503に設定する(第2の設定処理)。
なお、ステップS601〜ステップS609の処理は、繰り返し処理であり、パラメータ設定部102は、ステップS601〜ステップS609の処理が繰り返される度に、未処理の撮像用のモデルパラメータを1つ選択する。そして、ステップS601において、パラメータ設定部502が、すべての撮像用のモデルパラメータを選択するまで、ステップS601〜ステップS609の処理が繰り返される。
ステップS602において、撮像部503は、山積み状態の物体を撮像する。次に、ステップS603において、パラメータ設定部502は、モデルパラメータ記憶部501に格納されている複数の前処理用のモデルパラメータの中から、前処理用のモデルパラメータを1つ選択する。そして、パラメータ設定部502は、選択した前処理用のモデルパラメータを前処理部504に設定する(第2の設定処理)。
なお、ステップS603〜ステップS608の処理は、繰り返し処理であり、パラメータ設定部502は、ステップS603〜ステップS608の処理が繰り返される度に、未処理の前処理用のモデルパラメータを1つ選択する。そして、ステップS603において、パラメータ設定部502がすべての前処理用のパラメータを選択するまで、ステップS603〜ステップS608の処理が繰り返される。
次に、ステップS604において、前処理部104は、ステップS603において設定された前処理用のモデルパラメータを利用して、ステップS602において撮像されたモデル画像データに前処理を施し、モデル中間画像を得る。ここで、モデル中間画像は、推定モデル生成に利用されるモデル画像データの一例である。
次に、ステップS605において、特徴データ生成部505は、モデル中間画像から複数の特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて、特徴ベクトルをモデル特徴データとして生成する(第2の特徴データ生成処理)。
また、ステップS606において、パターン識別部506は、モデル中間画像に対し、パターン識別処理を施し、識別結果を得る。パターン識別部506は、例えば、特開2011−216087号公報に開示されているパターン識別処理を行い、物体の概略位置及び姿勢の複数の候補を求め、複数の候補を識別信頼度の高い順に並べる。
次に、ステップS607において、評価値特定部508は、ステップS606において得られた識別結果と、ステップS600において受付部507が受け付けた正解値とに基づいて、設定されているモデルパラメータにおける識別性能の評価値を特定する。
評価値特定部508は、具体的には、識別結果と正解値との誤差が閾値以下である場合に、識別成功と判断する。ここで、閾値は、HDD204等に予め設定されているものとする。閾値は、たとえば、概略位置の位置ずれ画素数と姿勢のずれ角度の組み合わせであるものとする。
評価値特定部508は、候補の個数毎に、適合率(Precision)と再現率(Recall)を算出する。評価値特定部508は、再現率毎の適合率の平均である、平均適合率(Average Precision)を求め、これを識別性能の評価値として特定する。
ステップS605〜ステップS607の処理において、1つの山積み状態に対する1つのモデル用の特徴データ(説明変数)と、モデル用の識別性能を示す評価値(目的変数)の組が1つ生成される。このとき、推定モデル生成部509は、特徴データと評価値の組を取得する。
ステップS608において、パラメータ設定部502は、すべての前処理用のモデルパラメータが既に選択されたか否かを確認する。未選択の前処理用のモデルパラメータが存在する場合には、パラメータ設定部502は、処理をステップS603へ進める。一方、未処理の前処理用のモデルパラメータが存在しない場合には、パラメータ設定部502は、処理をステップS609へ進める。
これにより、用意された1つの山積み状態に対する1つの撮像用のモデルパラメータに対する、複数の前処理用のモデルパラメータそれぞれに対して、特徴データと評価値の組が生成される。
ステップS609において、パラメータ設定部502は、すべての撮像用のモデルパラメータが既に選択されたか否かを確認する。未選択の撮像用のモデルパラメータが存在する場合には、パラメータ設定部502は、処理をステップS601へ進める。一方、未処理の撮像用のモデルパラメータが存在しない場合には、パラメータ設定部502は、処理をステップS610へ進める。これにより、用意された1つの山積み状態に対する複数の撮像用のモデルパラメータそれぞれに対して、上記組み合わせが生成される。
例えば、撮像用のモデルパラメータがNc通り、前処理用のモデルパラメータがNp通り存在するとする。この場合、1つの山積み状態に対し、「Nc×Np」組の特徴データと評価値の組が生成されることになる。そして、得られた特徴データと評価値の組は、すべて、推定モデル生成部509に送信される。以上で、準備された1つの山積み状態に対する処理が終了する。
さらに、CPU201は、すべての山積み状態の物体に対し、処理が終了するまで、ステップS600〜ステップS610の処理を繰り返す。
ステップS611において、推定モデル生成部509は、ステップS600〜ステップS610における繰り返し処理において得られた特徴データと評価値の複数の組に基づいて、SVRモデルを推定モデルとして生成する(モデル生成処理)。以上で、推定モデル生成処理が終了する。
なお、本実施形態にかかる推定モデル生成装置50は、予め設定された所定数の山積み状態に対し、ステップS600〜ステップS610の繰り返し処理を行うこととする。ここで、山積み状態の数は、多いことが望ましいが、10や20等比較的少ない数であってもよい。
例えば、山積み状態数をNy、撮像用のモデルパラメータ数をNc、前処理用のモデルパラメータ数をNpとする。この場合、ステップS600〜ステップS610の処理において、の特徴データと評価値の組は、「Ny×Nc×Np」個生成される。例えば、Ny=10、Nc=15、Np=1,000の場合、150,000(10×15×1,000)組の組が生成される。
以上のように、本実施形態にかかる推定モデル生成装置50は、多数組のデータを利用して、特徴データを説明変数、評価値を目的変数とする回帰関数として、SVRの回帰関数モデルを推定モデルとして生成する。そして、パターン識別装置10は、推定モデル生成装置50により生成された推定モデルを利用して、パラメータ候補の評価値を推定する。
したがって、パターン識別装置10は、抽出した特徴量の条件等に基づき、ルールベースでパラメータを評価するといった手法と比較して、より適切なパラメータの評価を行うことができる。
また、推定モデル生成装置50において、多数のパラメータを用いて得られた中間画像に基づいて推定モデルを生成することにより、パターン識別の対象画像に類似する画像例(中間画像)が存在する可能性を高めることができる。すなわち、推定モデル生成装置50は、パターン識別の対象となる画像と類似しない画像により推定モデルを生成する場合であっても、多様な画像において、評価値を正しく推定することのできる推定モデルを生成することができる。
また、推定モデル生成装置50は、最適な事例だけでなく、識別性能の低い事例も利用して推定モデルを生成する。したがって、生成された推定モデルを利用することにより、相対的に識別性能の高さを評価できる可能性が高くなる。このため、パターン識別装置10は、新たな対象の特徴データに基づいて、妥当な識別性能を推定することができる。
第1の実施形態の第1の変更例としては、推定モデルは、SVRの回帰関数モデルに限定されるものではない。他の例としては、推定モデルは、Bagging Trees等であってもよい。Bagging Treesについては、Leo Breiman,"Bagging Predictors",Machine Learning,Vol.24,No.2,pp.123−140,1996を参照することができる。
また、第2の変更例としては、推定モデルは、回帰モデルに限るものではなく、例えば、識別に成功する/失敗する、といった、2値的な判別を行うためのモデルであってもよい。
また、第3の変更例としては、パターン識別処理は、実施形態に限定されるものではない。他の例としては、パターン識別処理は、一般的なパターンマッチングを用いる処理であってもよい。ただし、パターン識別装置10及び推定モデル生成装置50のパターン識別処理は、同一の処理内容であるものとする。
また、第4の変更例としては、本実施形態にかかる推定モデル生成装置50は、目的関数として、平均適合率を用いたが、これに限定されるものではない。他の例としては、推定モデル生成装置50は、所定個数までの識別結果に対するf値等を用いてもよい。このように、推定モデル生成装置50は、識別性能を表現するような指標を用いればよく、具体的な値は、実施形態に限定されるものではない。
第5の変更例としては、本実施形態にかかる推定モデル生成装置50は、1つの山積み状態の画像に基づいて、目的変数としての評価値を求めたが、これに限定されるものではない。他の例としては、推定モデル生成装置50は、複数の山積み状態それぞれの画像に基づいて評価値を求めてもよい。
例えば、推定モデル生成装置50は、各物体に関してNt通り(例えば、10通り等)山積み状態の画像を撮像し、それぞれに対して、平均適合率を求める。そして、推定モデル生成装置50は、同じパラメータであるNt回分の平均適合率の平均を、評価値として用いる等すればよい。
この場合目的変数としての評価値に対応する説明変数、すなわち中間画像から生成された特徴データはNt個存在する。したがって、推定モデル生成装置50は、それぞれの特徴データに対応する目的変数を、求めた評価値として扱えばよい。すなわち、推定モデル生成装置50は、同じ評価値を目的変数とするNt組のデータを生成すればよい。
また、第6の変更例としては、本実施形態において評価対象となるパラメータは、撮像パラメータ及び前処理パラメータの2種類であったが、パラメータの種類及び数は、実施形態に限定されるものではない。他の例としては、評価対象となるパラメータは、撮像パラメータ又は前処理パラメータのいずれか一方のみであってもよい。
また、第7の変更例としては、パターン識別装置10は、推定モデル生成装置50として機能してもよい。この場合、パターン識別装置10は、図1に示す機能構成に加えて、図5に示す受付部507、評価値特定部508及び推定モデル生成部509をさらに有することとする。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかるパターン識別装置及び推定モデル生成装置について説明する。ここでは、第2の実施形態にかかるパターン識別装置及び推定モデル生成装置について、第1の実施形態にかかるパターン識別装置10及び推定モデル生成装置50と異なる点について説明する。
本実施形態にかかるパターン識別装置は、検査対象となる物体の撮像画像に基づいて、パターン識別により物体表面上の欠陥の有無を識別する。本実施形態にかかるパターン識別装置は、パターン識別における撮像及び前処理のパラメータだけでなく、撮像時の照明にかかるパラメータの評価を行う。なお、本実施形態にかかるパターン識別装置は、パラメータ評価において、欠陥の存在しない物体を撮像した画像を利用する。
そして、本実施形態にかかるパターン識別装置は、照明、撮像及び前処理の利用パラメータを設定し、利用パラメータを用いて得られた画像データに基づいて、パターン識別により、欠陥を検出する。
図7は、第2の実施形態にかかるパターン識別装置11の機能構成を示す図である。パターン識別装置11の機能のうち、第1の実施形態にかかるパターン識別装置10の機能と同一機能には、同一番号を付している。
図7に示すパラメータ候補記憶部701は、複数のパラメータ候補を記憶している。本実施形態にかかるパラメータ候補は、撮像パラメータ候補と、前処理パラメータ候補と、照明に係る照明パラメータ候補の3種類を含んでいる。照明パラメータ候補としては、明るさ、照明光の波長、検査対象物体への入射角度等の項目が挙げられる。
パラメータ設定部702は、パラメータ候補記憶部701から、撮像用パラメータ、前処理用パラメータ及び照明用パラメータを読み出し、それぞれ撮像部103、前処理部104及び照明部703に設定する。
照明部703は、検査対象物体を照射する照射系である。パラメータ選択部705は、評価値推定部108により推定された、各パラメータに対する評価値に基づいて、パラメータ候補記憶部701に記憶されている複数のパラメータ候補の中から、利用パラメータ候補を選択する。本実施形態にかかるパラメータ選択部705は、撮像用の利用パラメータ、前処理用の利用パラメータ及び照明用の利用パラメータを選択する。
パターン識別部704は、撮像用の利用パラメータ、前処理用の利用パラメータ及び照明用の利用パラメータがそれぞれ撮像部103、前処理部104及び照明部703に設定された状態において得られた中間画像に基づいて、欠陥検出を行う。
なお、本実施形態にかかる推定モデル記憶部107に格納されている推定モデルは、検査対象物体の良品の中間画像から生成された特徴データに基づき、識別性能を予測する回帰モデルである。すなわち、本実施形態にかかる推定モデルは、良品の中間画像から生成されたデータを説明変数、識別性能を目的変数とする回帰モデルである。
図8は、パターン識別装置11による評価値推定処理を示すフローチャートである。ステップS801において、パラメータ設定部702は、パラメータ候補記憶部701に格納されている複数の照明パラメータ候補の中から、照明パラメータ候補を1つ選択し、選択した照明パラメータ候補を照明部703に設定する。そして、パラメータ設定部702は、処理をステップS300へ進める。
なお、ステップS800〜ステップS801の処理は、繰り返し処理であり、パラメータ設定部702は、ステップS800〜ステップS801の処理が繰り返される度に、未処理の照明パラメータ候補を1つ選択する。そして、ステップS800において、パラメータ設定部702がすべての照明パラメータ候補を選択するまで、ステップS800〜ステップS801の処理が繰り返される。
なお、第2の実施形態にかかる評価値推定処理におけるこれ以外の処理は、第1の実施形態にかかる評価値推定処理と同様である。
パラメータ候補記憶部701は、明るさに関するパラメータ候補をNa個、波長に関するパラメータ候補をNλ個、入射角度に関するパラメータ候補をNθ個格納しているものとする。この場合、パラメータ設定部702は、ステップS800において、「Na×Nλ×Nθ」個の組み合わせを照明パラメータ候補として順に設定する。すなわち、ステップS800〜ステップS801の処理は、「Na×Nλ×Nθ」回繰り返される。
なお、本実施形態にかかる評価値推定処理においては、ステップS301において、撮像部103が撮像対象とするのは、検査対象物体の良品である。
以上のように、本実施形態にかかるパターン識別装置11は、照明に関するパラメータについても評価を行うことができる。さらに、パターン識別装置11は、評価結果を用いて、利用パラメータを選択するので、物体における欠陥の有無を精度よく検出することができる。
図9は、第2の実施形態にかかる推定モデル生成装置51の機能構成を示す図である。推定モデル生成装置51の機能のうち第1の実施形態にかかる推定モデル生成装置50の機能と同一機能には、同一番号を付している。
推定モデル生成装置51は、ユーザによって用意された複数の物体セットそれぞれに含まれる物体の撮像画像に基づいて、推定モデルを生成する。ここで、物体セットは、同一種類の物体についての複数の良品と、複数の不良品とを含んでいる。また、複数の物体セットは、互いに異なる種類の物体に対する良品と不良品のセットである。なお、不良品の中間画像は、目的変数である識別性能(評価値)を求めるために利用されるものである。すなわち、推定モデル生成装置51は、不良品の中間画像からは、特徴ベクトルの抽出は行わない。
図9に示す推定モデル生成装置51のモデルパラメータ記憶部901は、複数のモデルパラメータを格納している。ここで、モデルパラメータは、撮像用のモデルパラメータと、前処理用のモデルパラメータと、照明用のモデルパラメータの3種類を含んでいる。なお、モデルパラメータは、パターン識別装置11のパラメータ候補記憶部701に格納されているパラメータ候補と同一のパラメータであるものとする。
パラメータ設定部902及び照明部903は、それぞれ図7に示すパラメータ設定部702及び照明部703と同様である。欠陥検出部904は、パターン識別によりモデル中間画像から、欠陥の画像を検出する。
評価値特定部905は、欠陥検出部904による検出結果と、受付部507が受け付けた正解値とに基づいて、評価値を特定する。なお、本実施形態にかかる受付部507が受け付ける正解値は、撮像対象となっている検査対象物体が良品であるか、不良品であるかを示す情報である。
推定モデル生成部906は、特徴データ生成部505により生成されたモデル特徴データと、評価値特定部905により特定された評価値とに基づいて、SVRの回帰関数モデルを推定モデルとして生成する。
図10は、推定モデル生成装置51によるモデル生成処理を示すフローチャートである。本実施形態にかかるモデル生成処理においては、処理の開始に先立ち、ユーザは、複数種類の物体それぞれに対応する複数の物体セットを用意する。
そして、推定モデル生成装置51は、モデル生成処理において、良品の中間画像から生成した特徴ベクトルと、良品及び不良品の中間画像から特定した評価値とを組としたデータを生成し、生成したデータに基づいて、推定モデルを生成する。
ステップS600において、受付部507は、撮像対象の検査対象物体が良品であるか不良品であるかを示す正解値の入力を受け付け、処理をステップS1000へ進める。なお、撮像対象の検査対象物体が良品である場合に、ユーザは、良品を示す正解値を入力し、検査対象物体が不良品である場合には、ユーザは、不良品を示す正解値を入力するものとする。
ステップS600〜ステップS610の処理は、繰り返し処理であり、受付部507は、ステップS600〜ステップS610の処理が繰り返される度に、推定モデル生成用の異なる物体に対する正解値の入力を受け付ける。そして、ステップS600において、受付部507がすべての物体に対する正解値の入力を受け付けるまで、ステップS600〜ステップS610の処理が繰り返される。
例えば、推定モデル生成用の物体がNs種類存在するとする。さらに、各種類に対し、それぞれNok個の良品と、Nng個の不良品とが存在するとする。この場合、1種類の物体に対し、Nok個の良品及びNng個の不良品それぞれが撮像対象として順次、撮像範囲にセットされる。そして、これに対応し、ステップS600において、受付部507は、Nok個の良品及びNng個の不良品それぞれに対応する正解値の入力を受け付ける。
そして、推定モデル生成装置51は、各種類の物体セットに含まれる各物体(良品及び不良品)について、ステップS1000〜ステップS1003の処理を行う。本実施形態にかかる推定モデル生成装置51は、初めにNok個の良品に対する処理を行い、その後、Nng個の不良品に対する処理を行う。
ステップS1000において、パラメータ設定部902は、モデルパラメータ記憶部901に格納されている複数の照明用のモデルパラメータの中から、照明用のモデルパラメータを1つ選択する。そして、パラメータ設定部902は、選択した照明用のモデルパラメータを照明部903に設定する。
なお、ステップS1000〜ステップS1003の処理は、繰り返し処理であり、パラメータ設定部902は、ステップS1000〜ステップS1003の処理が繰り返される度に、未処理の照明用のモデルパラメータを1つ選択する。そして、ステップS1000において、パラメータ設定部902が、すべての照明用のパラメータを選択するまで、ステップS1000〜ステップS1003の処理が繰り返される。
また、前処理(ステップS604)が終了すると、ステップS605において、特徴データ生成部505は、前処理により得られたモデル中間画像から特徴データを生成する。なお、本実施形態においては、ステップS605の処理は、撮像対象の物体が良品である場合にのみ実行される。これは、前述の通り、良品から抽出した特徴ベクトルを説明変数とする推定モデルを生成するためである。
さらに、前処理(ステップS604)が終了すると、ステップS1001において、欠陥検出部904は、モデル中間画像において、欠陥の画像を検出する。欠陥検出部904は、例えば、特開2010−079272号公報に記載のパターン識別方法により欠陥の画像を検出する。
次に、ステップS1002において、評価値特定部905は、欠陥画像の有無と、正解値とに基づいて、設定されているモデルパラメータの評価値を特定する。具体的には、評価値特定部905は、正解値が良品であるにも関わらず欠陥の画像が検出された場合及び正解値が不良品であるにもかかわらず欠陥の画像が検出されなかった場合に、失敗事例と判断する。そして、評価値特定部905は、ステップS600〜ステップS610の繰り返し処理において、物体の種類毎の失敗事例の数をカウントし、これを1つのモデルパラメータに対する物体の種類毎の評価値として特定する。
なお、ステップS1001及びステップS1002の処理は、撮像対象の物体が良品及び不良品いずれの場合においても実行される。ステップS609の後、CPU201は、すべての撮像用のモデルパラメータに対し、ステップS601〜ステップS609の処理を繰り返し(ステップS1003)、その後処理をステップS610へ進める。
以上のように、本実施形態にかかるモデル生成処理においては、ステップS600〜ステップS610の処理において、1種類の物体に対し、良品の特徴データと、失敗事例数(評価値)とが得られる。
例えば、1種類の物体に対して設定された各モデルパラメータ候補に対し、Nok個の良品と、Nng個の不良品とが存在する場合には、Nok個の特徴データと、失敗事例数(評価値)とが得られることとなる。特徴データと評価値のデータの組は、推定モデル生成部906へ送信される。ここで、特徴データと失敗事例数は、それぞれ説明変数と目的変数に相当する。
例えば、物体の種類がNs種、良品の個数がNok個、モデルパラメータの候補数がNxであるとする。この場合、特徴データと失敗事例数の組は、「Ns×Nx×Nok」個得られる。したがって、Ns=10、Nx=2,000、Nok=100である場合には、2,000,000(10×2,000×100)の組が得られる。
そして、ステップS1004において、推定モデル生成部906は、評価値と、特徴データの組に基づいて、SVRの回帰関数モデルを推定モデルとして生成する。
以上のように、第2の実施形態にかかる推定モデル生成装置51は、パターン識別装置11に対応し、照明のパラメータを含む複数のパラメータを用いて得られた中間画像に基づいて、推定モデルを生成する。
なお、本実施形態にかかる推定モデルの評価値は、失敗事例数である。したがって、対応するパターン識別装置11は、評価値が最小となるようなパラメータ候補を利用パラメータとして選択することにより、高精度に欠陥を検出することができる。
なお、第2の実施形態にかかるパターン識別装置11及び推定モデル生成装置51のこれ以外の構成及び処理は、それぞれ第1の実施形態にかかるパターン識別装置10及び推定モデル生成装置50の構成及び処理と同様である。
第2の実施形態の変更例としては、パターン識別装置11は、1つの良品だけでなく、複数の良品それぞれについて、複数のパラメータ候補それぞれの評価値を推定してもよい。この場合、パターン識別装置11は、得られた評価値の平均値に基づいて、各パラメータ候補を評価することとする。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態にかかるパターン識別装置及び推定モデル生成装置について説明する。ここでは、第3の実施形態にかかるパターン識別装置及び推定モデル生成装置について、他の実施形態にかかるパターン識別装置及び推定モデル生成装置と異なる点について説明する。
本実施形態にかかるパターン識別装置は、監視カメラにより撮像された動画像に基づいて、パターン識別により監視エリア内の異常を検出する。より具体的には、本実施形態にかかるパターン識別装置は、さらに他の実施形態にかかるパターン識別装置と同様に、パラメータの評価により利用パラメータを設定し、利用パラメータを用いて得られた動画像に基づいて、異常を検出する。
なお、本実施形態にかかるパターン識別装置は、パラメータ評価においては、異常が発生していないことが予めわかっている動画像を利用するものとする。以下、異常が発生していない状況において撮像された動画像を通常動画像、異常が発生している状況において撮像された動画像を異常動画像と称する。
他の実施形態にかかるパターン識別は、中間画像に基づいて行われ、パラメータの評価値推定は、特徴データに基づいて行われる。これに対し、本実施形態にかかるパラメータの評価値推定及びパターン識別は、いずれも特徴データに基づいて行われる。
図11は、第3の実施形態にかかるパターン識別装置12の機能構成を示す図である。パターン識別装置12の機能のうち、第1の実施形態にかかるパターン識別装置10の機能と同一機能には、同一番号を付している。
監視カメラ1101は、監視エリア内の動画像を撮像する。なお、監視カメラ1101は、パラメータの評価値推定処理の実行時には、異常の発生していない状況における動画像を撮像する。前処理部1102は、動画像の各フレームに対し、閾値を用い、画素値に対する2値化処理を行うことにより、中間動画像を得る。
また、特徴データ生成部1103は、2次の立体高次局所自己相関特徴(CHLAC)の抽出を行い、特徴ベクトルを特徴データとして生成する。本実施形態においては、特徴データ生成部1103は、2値化された動画像に対して、2次のCHLACの抽出を行う。したがって、特徴データとしての特徴ベクトルは、251次元のベクトルとなる。
CHLACの抽出に関しては、特開2006−079272号公報を参照することができる。また、CHLACの抽出においては、空間方向及び時間方向それぞれのマスク幅(変位幅)及び積分範囲を適切に設定することが好ましい。この点については、南里 卓也、大津 展之、"複数人動画像からの異常動作検出"、情報処理学会論文誌、コンピュータビジョンとイメージメディア、Vol.46、pp.43−50、2005に記載されている。
パラメータ候補記憶部1104は、複数のパラメータ候補を記憶している。本実施形態にかかるパラメータ候補は、前処理パラメータ候補と、特徴データ生成に係る特徴パラメータ候補の2種類を含んでいる。特徴パラメータ候補としては、例えば空間方向及び時間方向それぞれのマスク幅と、積分範囲が挙げられる。
パラメータ設定部1105は、パラメータ候補記憶部1104から前処理パラメータ候補及び特徴パラメータ候補を読み出し、それぞれ前処理部1102及び特徴データ生成部1103に設定する。
パラメータ選択部1106は、評価値推定部108により推定された、各パラメータに対する評価値に基づいて、パラメータ候補記憶部1104に記憶されている複数のパラメータ候補の中から、利用パラメータ候補を選択する。本実施形態にかかるパラメータ選択部1106は、前処理用の利用パラメータ及び特徴データ生成用の利用パラメータを選択する。
異常検出部1107は、前処理用の利用パラメータ及び特徴データ生成用の利用パラメータがそれぞれ前処理部1102及び特徴データ生成部1103に設定された状態において得られた特徴データに基づいて、パターン識別による異常検出を行う。
なお、本実施形態にかかる推定モデル記憶部107に格納されている推定モデルは、異常の発生していない状況において得られた動画像の特徴データに基づき、識別性能を予測する回帰モデルである。すなわち、本実施形態にかかる推定モデルは、異常の発生していない状況において得られた動画像から得られた特徴データを説明変数、識別性能を目的変数とする回帰モデルである。
図12は、パターン識別装置12による評価値推定処理を示すフローチャートである。ステップS1200において、前処理部1102は、動画像の入力を受け付け、その後処理をステップS302へ進める。本実施形態においては、前処理部1102は、監視カメラ1101から動画像の入力を受け付ける。なお、ステップS1200において受け付ける動画像は、異常が発生していない状況において撮像された動画像である。
ステップS302において、前処理部1102に前処理パラメータ候補が設定された後、ステップS303において、前処理部1102は、動画像に対し前処理を実行し、中間動画像を生成する。
続いて、ステップS1201において、パラメータ設定部1105は、特徴データ生成部1103に対し、特徴パラメータ候補を設定する。なお、ステップS1201〜ステップS1202の処理は、繰り返し処理であり、パラメータ設定部1105は、ステップS1201〜ステップS1202の処理が繰り返される度に、未処理の特徴パラメータ候補を1つ選択する。そして、ステップS1201において、パラメータ設定部1105がすべての特徴パラメータ候補を選択するまで、ステップS1201〜ステップS1202の処理が繰り返される。
このように、第3の実施形態にかかるパターン識別装置12は、特徴パラメータ候補についての評価値を推定することができる。
なお、第3の実施形態にかかる評価値推定処理におけるこれ以外の処理は、第1の実施形態にかかる評価値推定処理と同様である。
図13は、第3の実施形態にかかる推定モデル生成装置52の機能構成を示す図である。推定モデル生成装置52の機能のうち第1の実施形態にかかる推定モデル生成装置50の機能と同一機能には、同一番号を付している。
推定モデル生成装置52は、ユーザによって用意された複数の動画像セットそれぞれに含まれる動画像に基づいて、推定モデルを生成する。ここで、動画像セットは、同一環境に対する複数の通常動画像と、複数の異常動画像とを含んでいる。また、複数の動画像セットは、互いに異なる環境に対する通常動画像及び異常動画像のセットである。ここで、異なる環境としては、例えば、監視エリア内の異なる領域や、異なる監視エリア等が挙げられる。
なお、異常動画像の中間動画像は、目的変数である識別性能(評価値)を求めるために利用されるものである。すなわち、推定モデル生成装置52は、異常動画像の中間動画像からは、特徴ベクトルの抽出は行わない。
図13に示す動画像受付部1301は、外部装置等から動画像の入力を受け付ける。前処理部1302及び特徴データ生成部1303は、それぞれ図11に示すパターン識別装置12の前処理部1102及び特徴データ生成部1103に対応する。モデルパラメータ記憶部1304、パラメータ設定部1305及び異常検出部1306は、それぞれパラメータ候補記憶部1104、パラメータ設定部1105及び異常検出部1107に対応する。
なお、前処理部1302により得られる中間動画像をモデル中間動画像と称する。また、特徴データ生成部1303により得られる特徴データをモデル特徴データと称する。
正解値受付部1307は、入力された動画像が通常動画像及び異常動画像のいずれであるかを示す正解値の入力を受け付ける。評価値特定部1308は、正解値受付部1307が受け付けた正解値及び異常検出部1306による検出結果に基づいて、評価値を特定する。
推定モデル生成部1309は、特徴データ生成部1303により生成されたモデル特徴データと、評価値特定部1308により特定された評価値とに基づいて、SVRの回帰関数モデルを推定モデルとして生成する。
図14は、推定モデル生成装置52によるモデル生成処理を示すフローチャートである。本実施形態にかかるモデル生成処理においては、処理の開始に先立ち、ユーザは、複数環境それぞれに対応する複数の動画像セットを用意する。
推定モデル生成装置52は、モデル生成処理において、通常動画像から生成した特徴ベクトルと、通常動画像及び異常動画像の中間動画像から特定した評価値とを組としたデータを生成し、生成したデータに基づいて、推定モデルを生成する。
ステップS1400において、動画像受付部1301は、処理対象となる動画像の入力を受け付け、正解値受付部1307は、処理対象の動画像に対する正解値の入力を受け付ける。例えば、動画像受付部1301に通常動画像が入力された場合には、ユーザは、通常を示す正解値を入力し、異常動画像が入力された場合には、ユーザは、異常を示す正解値を入力するものとする。
ステップS1400〜ステップS1405の処理は、繰り返し処理である。動画像受付部1301及び正解値受付部1307はそれぞれ、ステップS1400〜ステップS1405の処理が繰り返される度に、推定モデル生成用の動画像及び正解値の入力を受け付ける。
例えば、推定モデル生成用の動画像の環境がNs種類存在するとする。さらに、各種類の環境について、それぞれNok個の通常動画像と、Nng個の異常動画像とが存在するとする。この場合、1種類の環境に対し、Nok個の通常動画像及びNng個の異常動画像それぞれとこれらに対応する正解値とが、順次、推定モデル生成装置52に入力される。
すなわち、推定モデル生成装置52は、各種類の動画像セットに含まれる各動画像(正常動画像及び異常動画像)それぞれについて、ステップS1400〜ステップS1405の処理を行う。本実施形態にかかる推定モデル生成装置52は、初めにNok個の通常動画像に対する処理を行い、その後、Nng個の異常動画像に対する処理を行う。
続いて、ステップS601において、パラメータ設定部1305は、前処理用のモデルパラメータを設定し、ステップS602において、前処理部1302は、前処理により、モデル中間動画像を得る。次に、ステップS1401において、パラメータ設定部1305は、特徴データ生成用のモデルパラメータを設定し、ステップS605において、特徴データ生成部1303は、モデル特徴データを生成する。なお、前述の通り、通常動画像から生成された特徴ベクトルのみが推定モデル生成の際の説明変数として利用される。
次に、ステップS1402において、異常検出部1306は、モデル中間動画像に基づいて、異常を検出する。次に、ステップS1403において、評価値特定部1308は、異常検出部1306による検出結果と、正解値とに基づいて、設定されているモデルパラメータの評価値を特定する。具体的には、評価値特定部1308は、正解値が異常なしであるにもかかわらず異常が検出された場合及び正解値が異常ありであるにもかかわらず異常が検出されない場合に、失敗事例と判断する。そして、評価値特定部1308は、ステップS601〜ステップS608の繰り返し処理において、環境の種類毎の失敗事例数をカウントし、これを1つのモデルパラメータに対する環境の種類毎の評価値として特定する。
CPU201は、特徴データ生成用のすべてのモデルパラメータに対し、ステップS1401〜ステップS1402の処理を繰り返し(ステップS1404)、その後処理をステップS608へ進める。さらに、CPU201は、ステップS608の後、すべての動画像に対し、ステップS601〜ステップS608の処理を繰り返し(ステップS1405)、その後処理をステップS1406へ進める。
ステップS1406において、推定モデル生成部1309は、ステップS1405までの処理において得られたデータの組に基づいて、推定モデルを生成する。
以上のように、第3の実施形態にかかる推定モデル生成装置52は、パターン識別装置12に対応し、特徴データ生成に関するパラメータを含む複数のパラメータを用いて得られた中間画像に基づいて、推定モデルを生成する。
なお、第3の実施形態にかかるパターン識別装置12及び推定モデル生成装置52のこれ以外の構成及び処理は、それぞれ他の実施形態にかかるパターン識別装置及び推定モデル生成装置の構成及び処理と同様である。
本実施形態にかかるパターン識別装置12及び推定モデル生成装置52を用いることにより、例えば、監視エリアに新たに設置された監視カメラに対し、適切なパラメータを設定することができる。さらに、パターン識別装置12及び推定モデル生成装置52は、定期的にパラメータの評価及び再設定を行ってもよい。
第3の実施形態の変更例としては、パターン識別装置12は、監視カメラ1101を有さなくてもよい。この場合には、パターン識別装置12は、外部から監視カメラ等により撮像された動画像を受け付ければよい。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、処理量及び処理に要するメモリ容量を抑えつつ、パターン識別に適切なパラメータを設定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 パターン識別装置、50 推定モデル生成装置、 102 パラメータ設定部、104 前処理部、105 特徴データ生成部、108 評価値推定部、109 パラメータ選択部

Claims (19)

  1. パターン識別に利用するパラメータ候補を設定する第1の設定手段と、
    前記第1の設定手段により設定された前記パラメータ候補を利用して得られた画像データの特徴データを生成する第1の特徴データ生成手段と、
    複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数の画像データの特徴データと、前記モデルパラメータの評価値との関係をモデル化した推定モデルを格納する記憶手段と、
    前記推定モデルを参照し、前記第1の特徴データ生成手段により生成された前記特徴データに基づいて、前記パラメータ候補の評価値を推定する推定手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第1の設定手段により設定された、撮像条件に関する前記パラメータ候補を利用して、前記画像データを撮像する撮像手段をさらに有し、
    前記第1の特徴データ生成手段は、前記撮像手段により得られた前記画像データの前記特徴データを生成し、
    前記記憶手段は、前記撮像条件に関する前記複数のモデルパラメータそれぞれを利用して撮像された複数の画像データそれぞれの特徴データと、前記評価値との関係をモデル化した前記推定モデルを格納する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の設定手段により設定された、画像処理に関する前記パラメータ候補を利用して、前記画像データに対し画像処理を施す画像処理手段をさらに有し、
    前記第1の特徴データ生成手段は、画像処理後の前記画像データの前記特徴データを生成し、
    前記記憶手段は、前記画像処理に関する前記複数のモデルパラメータそれぞれを利用した画像処理を施すことにより得られた複数の画像データそれぞれの特徴データと、前記評価値との関係をモデル化した前記推定モデルを格納する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の特徴データ生成手段は、前記第1の設定手段により設定された異なる複数のパラメータ候補それぞれに対応する複数の特徴データを生成し、
    前記推定手段は、前記推定モデルを参照し、前記複数の特徴データそれぞれに基づいて、複数のパラメータ候補それぞれの前記評価値を推定し、
    複数の前記評価値に基づいて、前記複数のパラメータ候補の中から、パターン識別に利用する利用パラメータを選択する選択手段と、
    前記利用パラメータを用いて得られた画像データに基づいて、パターン識別を行う識別手段と
    をさらに有する請求項1乃至3何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記モデルパラメータを設定する第2の設定手段と、
    前記第2の設定手段により設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数のモデル画像データそれぞれのモデル特徴データを生成する第2の特徴データ生成手段と、
    前記モデル画像データと、前記モデル特徴データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成手段と
    をさらに有し、
    前記記憶手段は、前記モデル生成手段により生成された前記推定モデルを格納する請求項1乃至4何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. パターン識別に利用するパラメータ候補を設定する第1の設定手段と、 前記第1の設定手段により設定された前記パラメータ候補を利用して、画像データの特徴データを生成する第1の特徴データ生成手段と、
    複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数の特徴データと、前記モデルパラメータの評価値との関係をモデル化した推定モデルを記憶する記憶手段と、
    前記推定モデルを参照し、前記第1の特徴データ生成手段により生成された前記特徴データに基づいて、前記パラメータ候補の評価値を推定する推定手段と
    を有する情報処理装置。
  7. 前記第1の特徴データ生成手段は、前記第1の設定手段により設定された異なる複数のパラメータ候補それぞれに対応する複数の特徴データを生成し、
    前記推定手段は、前記推定モデルを参照し、前記複数の特徴データそれぞれに基づいて、複数のパラメータ候補それぞれの前記評価値を推定し、
    複数の前記評価値に基づいて、前記複数のパラメータ候補から、パターン識別に利用する利用パラメータを選択する選択手段と、
    前記利用パラメータを用いて得られた特徴データに基づいて、パターン識別を行う識別手段と
    をさらに有する請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記モデルパラメータを設定する第2の設定手段と、
    前記第2の設定手段により設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して、モデル画像データの複数のモデル特徴データを生成する第2の特徴データ生成手段と、
    前記モデル特徴データと、前記モデル画像データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成手段と
    をさらに有し、
    前記記憶手段は、前記モデル生成手段により生成された前記推定モデルを格納する請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記推定モデルは、前記特徴データを説明変数とし、前記評価値を目的変数とする回帰モデルである請求項1乃至8何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. パターン識別に利用するパラメータの評価値を推定する推定モデル用のモデルパラメータを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数のモデル画像データそれぞれのモデル特徴データを生成する特徴データ生成手段と、
    前記モデル画像データと、前記モデル特徴データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成手段と
    を有する情報処理装置。
  11. パターン識別に利用するパラメータの評価値を推定する推定モデル用のモデルパラメータを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して、モデル画像データの複数のモデル特徴データを生成する特徴データ生成手段と、
    前記モデル特徴データと、前記モデル画像データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成手段と
    を有する情報処理装置。
  12. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    パターン識別に利用するパラメータ候補を設定する第1の設定ステップと、
    前記第1の設定ステップにおいて設定された前記パラメータ候補を利用して得られた画像データの特徴データを生成する第1の特徴データ生成ステップと、 複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数の画像データの特徴データと、前記モデルパラメータの評価値との関係をモデル化した推定モデルを参照し、前記第1の特徴データ生成ステップにおいて生成された前記特徴データに基づいて、前記パラメータ候補の評価値を推定する推定ステップと
    を含む情報処理方法。
  13. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    パターン識別に利用するパラメータ候補を設定する第1の設定ステップと、
    前記第1の設定ステップにおいて設定された前記パラメータ候補を利用して、画像データの特徴データを生成する第1の特徴データ生成ステップと、
    複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数の特徴データと、前記モデルパラメータの評価値との関係をモデル化した推定モデルを参照し、前記第1の特徴データ生成ステップにおいて生成された前記特徴データに基づいて、前記パラメータ候補の評価値を推定する推定ステップと
    を含む情報処理方法。
  14. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    パターン識別に利用するパラメータの評価値を推定する推定モデル用のモデルパラメータを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数のモデル画像データそれぞれのモデル特徴データを生成する特徴データ生成ステップと、
    前記モデル画像データと、前記モデル特徴データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成ステップと
    を含む情報処理方法。
  15. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    パターン識別に利用するパラメータの評価値を推定する推定モデル用のモデルパラメータを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して、モデル画像データの複数のモデル特徴データを生成する特徴データ生成ステップと、
    前記モデル特徴データと、前記モデル画像データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成ステップと
    を含む情報処理方法。
  16. コンピュータを、
    パターン識別に利用するパラメータ候補を設定する第1の設定手段と、
    前記第1の設定手段により設定された前記パラメータ候補を利用して得られた画像データの特徴データを生成する第1の特徴データ生成手段と、
    複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数の画像データの特徴データと、前記モデルパラメータの評価値との関係をモデル化した推定モデルを参照し、前記第1の特徴データ生成手段により生成された前記特徴データに基づいて、前記パラメータ候補の評価値を推定する推定手段と
    して機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータを、
    パターン識別に利用するパラメータ候補を設定する第1の設定手段と、
    前記第1の設定手段により設定された前記パラメータ候補を利用して、画像データの特徴データを生成する第1の特徴データ生成手段と、
    複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数の特徴データと、前記モデルパラメータの評価値との関係をモデル化した推定モデルを参照し、前記第1の特徴データ生成手段により生成された前記特徴データに基づいて、前記パラメータ候補の評価値を推定する推定手段と
    して機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、
    パターン識別に利用するパラメータの評価値を推定する推定モデル用のモデルパラメータを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して得られた複数のモデル画像データそれぞれのモデル特徴データを生成する特徴データ生成手段と、
    前記モデル画像データと、前記モデル特徴データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成手段と
    して機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、
    パターン識別に利用するパラメータの評価値を推定する推定モデル用のモデルパラメータを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された複数のモデルパラメータそれぞれを利用して、モデル画像データの複数のモデル特徴データを生成する特徴データ生成手段と、
    前記モデル特徴データと、前記モデル画像データと、前記モデル画像データに対する正解値とに基づいて、前記推定モデルを生成するモデル生成手段と
    して機能させるためのプログラム。
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