JP6347458B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
「遊技者の操作によって遊技球が打込まれる遊技領域と、
遊技球の受入れによって特典を付与する受入口と、
前記遊技領域内に設けられた検出部に基づく抽選遊技に応じて該遊技領域内へ突出する開閉部材と、
を備え、
前記開閉部材は、左右方向に複数の遊技球を転動させることが可能な転動面を有し、前記検出部に基づく抽選遊技の結果が遊技球を前記受入口に受け入れない結果である場合は、前記転動面にて遊技球が転動されないように前記遊技領域内に突出されないのに対し、前記検出部に基づく抽選遊技の結果が遊技球を前記受入口に受け入れ可能となる結果である場合は、前記転動面にて複数の遊技球が転動可能となるように前記遊技領域内に突出されるものであり、
前記転動面を転動した遊技球を全て受け入れることとなる前記受入口の開口部は、遊技球が直接受け入れされるように突出した前記転動面において転動する遊技球の転動方向に対して正対し、遊技球が同時に2つ以上受け入れられない大きさで常態において開口されている」ことを特徴とする。
センター役物30は、前後方向に貫通した枠状に形成されており、遊技パネル12の開口部に対して前側から挿入された状態で遊技パネル12に取付けられている。このセンター役物30は、正面視左側の外周面に遊技球Tが進入可能なワープ入口31と、ワープ入口31に進入した遊技球Tを放出し正面視左右方向中央の下部に開口しているワープ出口32と、を備えている。
入賞口ユニット50は、センター役物30における右流路33の放出口33eの下側に配置されており遊技球Tを常時受入可能な一般入賞口51と、センター役物30のワープ出口32の下側に配置されており遊技球Tを常時受入可能な第一始動口52と、第一始動口52の正面視右側に配置されており遊技領域2内へ常時開口している第二始動口53と、第一始動口52の下側に配置されており遊技状態に応じて開閉することにより遊技球Tが受入可能となる大入賞口54と、第二始動口53の正面視右側に配置されており遊技状態に応じて開閉することにより遊技球Tが受入可能となる役物入賞口55と、役物入賞口55の下側に配置されており役物入賞口55に受入れられた遊技球Tを受入可能とされているV入賞口56と、を備えている。
入賞口ユニット50のアタッカユニット100は、主に図7乃至図10等に示すように、前方へ向って開口しており正面視左右方向へ延びている大入賞口54と、大入賞口54の下部を形成するアタッカ下ベース101と、アタッカ下ベース101の上側に取付けられており台板60に取付けられると共に大入賞口54の上部を形成するアタッカ上ベース102と、アタッカ下ベース101及びアタッカ上ベース102によって左右方向へ延びた軸周りに対して回動可能に支持されており大入賞口54を開閉させる大入賞口開閉部材103と、アタッカ下ベース101とアタッカ上ベース102との間に取付けられており遊技状態に応じて進退するプランジャ104aを有しているアタッカソレノイド104と、アタッカソレノイド104のプランジャ104aの進退を伝達して大入賞口開閉部材103を開閉させるリンク部材105と、アタッカ下ベース101に取付けられており大入賞口54に受入れられた遊技球Tを検知する大入賞口センサ106と、アタッカ下ベース101の下側に取付けられており大入賞口センサ106により検知された遊技球Tを後方へ誘導する誘導部材107と、アタッカ上ベース102の上部に取付けられており第一始動口52に受入られた遊技球Tを検知する球検知センサ108と、を備えている。
入賞口ユニット50の可変始動口ユニット110は、主に図11乃至図16等に示すように、正面視前面右部に前方へ向って開口している第二始動口53を備えている。この第二始動口53は、遊技球Tが一つのみ通過できる大きさに形成されている。この可変始動口ユニット110は、前方及び上方が開放された浅い箱状の下ケース111と、下ケース111の上側に取付けられ前方の一部及び下方が開放された箱状の上ケース112と、下ケース111に取付けられており第二始動口53に受入れられた遊技球Tを検知する球検知センサ113と、下ケース111によって前後にスライド可能に支持される始動口扉部材114と、下ケース111及び上ケース112の間に支持されており遊技状態に応じて進退するプランジャ115aを備えた始動口ソレノイド115と、始動口ソレノイド115のプランジャ115aの進退を伝達させて始動口扉部材114を前後にスライドさせるリンク部材116と、始動口扉部材114のスライド位置を検知するスライド検知センサ117と、を備えている。
入賞口ユニット100の役物ユニット120は、主に図17乃至図23を参照して詳細に説明する。この役物ユニット120は、第一始動口52及び第二始動口53への遊技球Tの受入れにより抽選される特別抽選結果に応じて遊技球Tが受入可能となる役物入賞口55を備えた役物入賞口ユニット120Aと、役物入賞口ユニット120Aの役物入賞口55に受入れられた遊技球Tが流通可能とされており振分けによって遊技球Tを受入可能なV入賞口56を備えたV入賞口ユニット120Bと、を備えている。
役物ユニット120の役物入賞口ユニット120Aは、役物入賞口55を開閉する役物入賞口開閉部材121と、役物入賞口開閉部材121を前後方向へスライド可能に支持すると共に役物入賞口55の左右両端を区画する上ハウジング122と、上ハウジング122の下側に取付けられており役物入賞口55に受入れられた遊技球Tを受ける下ハウジング123と、下ハウジング123に取付けられており役物入賞口55に受入れられた遊技球Tを検知する役物入賞口センサ124と、上ハウジング122と下ハウジング123の間に支持されており遊技状態に応じて進退するプランジャ125aを備えた役物入賞ソレノイド125と、役物入賞ソレノイド125のプランジャ125aの進退を伝達させて役物入賞口開閉部材121をスライドさせるリンク部材126と、リンク部材126の動きを検知することにより役物入賞口55の開閉を検知する開閉検知センサ127と、を備えている。
役物ユニット120のV入賞口ユニット120Bは、役物入賞口ユニット120Aの下側で台板60の後側に取付けられV入賞口56が形成されているユニット前ベース130と、ユニット前ベース130の後側に取付けられるユニット後ベース131と、ユニット前ベース130とユニット後ベース131との間に挟持され遊技状態に応じて進退するプランジャ132aを有したV入賞ソレノイド132と、ユニット後ベース131の後側でユニット前ベース130によって回動可能に支持されV入賞ソレノイド132のプランジャ132aの進退によって回動する駆動ギア部材133と、駆動ギア部材133と噛合する従動ギア部材134と、従動ギア部材134の中心に後端が取付けられておりユニット前ベース130によって回動可能に支持されると共に前端がユニット前ベース130よりも前方へ突出している軸部材135と、を備えている。
本実施形態のパチンコ機1における遊技球Tを用いた遊技内容について、主に図24乃至図28を参照して詳細に説明する。本実施形態のパチンコ機1は、図示しないハンドルを遊技者が操作することによって、図示しない皿ユニットに貯留されている遊技球Tを一つずつ遊技盤10の遊技領域2内の上部に打込むことができる。遊技領域2内に打込まれた遊技球Tは、センター役物30の左右何れかを通るように流下し、遊技領域2の下端に開口しているアウト口12aから排出される。この遊技領域2内には、複数の障害釘G、風車、センター役物30を含む装飾体等が配置されており、遊技球Tが障害釘G等に当接することにより、その流下速度が抑制されると共に、様々な方向へ移動させられ、遊技者に遊技球Tの動きを楽しませられるようになっている。
本実施形態の第二始動口53は本発明の受入口に、本実施形態における前面流路形成部材61の第二始動口上棚部61jは本発明の上突出部材に、本実施形態における第二始動口右立壁部61kは本発明の横突出部材に、本実施形態における可変始動口ユニット110の始動口扉部材114は本発明の扉部材に、本実施形態の第一案内部114a、第二案内部114b、及び第三案内部114cは本発明の案内部に、本実施形態の第三案内部は本発明の誘導部に、夫々相当している。
このように、遊技者の操作によって遊技領域2内に遊技球Tを打込むと、その打込まれた遊技球Tによって遊技状態が変化し、変化した遊技状態に応じて左右方向に遊技球Tの外径よりも長く延びており遊技球Tを第二始動口53へ案内する始動口扉部材114が、前方へスライドして遊技領域2内に突出する。この遊技領域2内には、第二始動口53における右側に前方へ突出している第二始動口右立壁部61kが配置されていると共に、第二始動口53の上側には第二始動口右立壁部61kの上端から左方側が低くなるように始動口扉部材114の左右の長さよりも短く延びている第二始動口上棚部61jが配置されており、始動口扉部材114が遊技領域2内に突出した時に、第二始動口上棚部61jの左方の端部よりも外側へ始動口扉部材114の左端部が延出している。そして、第二始動口上棚部61j上へ遊技球Tが流下すると、第二始動口上棚部61j上を左方の端部側へ向って転動し、左方の端部から下方へ流下する。この際に、始動口扉部材114が遊技領域2内に突出していると、極めて高い確率で遊技球Tが始動口扉部材114上に受けられることとなる。従って、始動口扉部材114が遊技領域2内に突出している時に、第二始動口上棚部61j及び始動口扉部材114の上側で且つ第二始動口上棚部61jの左方の端部の外側に遊技球Tを流下させると、その遊技球Tが始動口扉部材114上に受けられることとなる。そして、始動口扉部材114上に受けられた遊技球Tが、第一案内部114a、第二案内部114b、及び第三案内部114cによって第二始動口53へ案内された上で、第二始動口53へ受入れられると、特典として遊技球Tの払出しや特別抽選結果の抽選等が行われ、その特典によって遊技者を楽しませることができる。この際に、始動口扉部材114が、左右方向に複数の遊技球Tを受けることができように左右方向に長く(遊技球Tの外径の約4倍の長さ)延びているため、遊技者に対して多くの遊技球Tが第二始動口53へ受入れられるものであるように錯覚させることが可能となる。詳述すると、左右に延びた開閉部材を備えた従来のパチンコ機での遊技に遊技者が慣れると、左右に延びた開閉部材の大きさに対して関心が強くなり、開閉部材と対応している受入口(例えば、大入賞口)の大きさについては関心が相対的に弱くなる。つまり、開閉部材が左右に長いほど遊技球Tを多く受入れさせることができると思い込むようになる。従って、遊技状態に応じて遊技領域2内に突出し左右に延びている始動口扉部材114が、従来のパチンコ機での開閉部材であると認識し、この始動口扉部材114が左右に長く延びていることから、多くの遊技球Tを受入れさせることができるものと錯覚することとなる。そして、遊技者が錯覚することによって始動口扉部材114を狙った遊技球Tの打込操作を積極的に行わせることができ、遊技者を楽しませて興趣が低下するのを抑制することができる。一方、始動口扉部材114によって遊技球Tが案内される第二始動口53は、現実には遊技球Tが一つのみ受入れられる大きさに形成されているため、始動口扉部材114上に複数の遊技球Tが流下しても、一度に受入れられることはなく一つずつしか受入れられないため、時間当りの遊技球Tの受入数を従来よりも低減させることができ、付与する特典が相対的に少なくなることで、本パチンコ機1を設置している遊技ホール側の負担が増加するのを抑制することができる。
手段1:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打込まれる遊技領域と、
該遊技領域内で前方へ向って遊技媒体が一つのみ受入れられる大きさに開口しており、遊技媒体の受入れによって特典を付与する受入口と、
前記遊技領域内に遊技媒体が打込まれることで変化する遊技状態に応じて該遊技領域内へ突出し、左右方向に複数の遊技媒体を受けることが可能とされていると共に、受けた遊技媒体を前記受入口へ案内可能とされている扉部材と
を具備している」ことを特徴とする。
ここで、「受入口」としては、「可変入賞口」、「可変始動口」、「大入賞口」、「役物入賞口」、等が挙げられる。また、「特典」としては、「所定数の遊技媒体の払出し」、「遊技者が有利となる有利遊技状態が発生する特別抽選結果の抽選」、「遊技者が有利となる有利遊技状態の発生」、等が挙げられる。
また、「遊技状態に応じて」とは、「遊技領域内に配置された受入口(例えば、一般入賞口、始動入賞口(始動口)、大入賞口、役物入賞口、V入賞口、等)への遊技媒体の受入れに応じて」、「遊技領域内に打ち込まれた(投入された)遊技媒体が特定領域(例えば、ゲート、ワープ通路、ステージ、等)を通過したことに応じて」、「受入口(例えば、始動口)への遊技媒体の受入れにより抽選された特別抽選結果に応じて」、「遊技媒体の投入を契機として回転する複数の回転体の回転に応じて」、「遊技媒体の投入を契機として回転した複数の回転体を順次停止させ、停止した回転体に表示された図柄の組合せに応じて」、「始動口への遊技媒体の受入れによる特別抽選結果によって決まる演出の種類に応じて」、「遊技領域内へ打ち込まれる遊技媒体の打込量に応じて」、「遊技領域内へ打ち込まれる遊技媒体の打込ブランクの長さに応じて」、等が挙げられる。
更に、「扉部材」としては、「前方へスライドすることによって遊技領域内へ突出するもの」、「下辺が左右に延びた軸周りに対して回動可能に支持され、上辺が前方へ移動するように回動させることによって遊技領域内へ突出するもの」、「上辺が左右に延びた軸周りに対して回動可能に支持され、下辺が前方へ移動すると共に上辺と同じ又は高くなるように回動させることによって遊技領域内へ突出するもの」、等が挙げられる。
また、左右方向の複数の遊技媒体を受けることが可能な扉部材の左右の長さとしては、遊技媒体の外径の2倍〜6倍の長さとすることが望ましい。扉部材の左右の長さが、遊技媒体の外径の2倍よりも短いと、遊技媒体を一つしか受けることができなくなるためである。また、扉部材の左右の長さが、遊技媒体の外径の6倍よりも長いと、従来の遊技機の開閉部材よりも長くなってしまい、扉部材が開閉部材であると錯覚させ難くなってしまう虞がある他に、多くの遊技媒体が扉部材上に載ることで遊技媒体を受ける際に扉部材にかかる負荷が大きくなり、扉部材が破損し易くなる虞があるためである。詳述すると、従来の遊技機の開閉部材では、受けた遊技媒体を直ちに後側の受入口へ案内するため、開閉部材上に複数の遊技媒体が存在するのは稀である。これに対して、本扉部材では、受けた遊技媒体を一つずつ受入口へ案内することから、扉部材上に複数の遊技媒体が存在する可能性が非常に高くなり、複数の遊技媒体が扉部材上に同時に存在することによって、扉部材に複数の遊技媒体の重量が作用し、その重量によって扉部材が破損し易くなる虞がある。
手段1の構成によると、遊技機に、遊技者の操作によって遊技媒体が打込まれる遊技領域と、遊技領域内で前方へ向って遊技媒体が一つのみ受入れられる大きさに開口しており、遊技媒体の受入れによって特典を付与する受入口と、遊技領域内に遊技媒体が打込まれることで変化する遊技状態に応じて遊技領域内へ突出し、左右方向に複数の遊技媒体を受けることが可能とされていると共に、受けた遊技媒体を受入口へ案内可能とされている扉部材と、を具備されるようにしたものである。
これにより、遊技者の操作によって遊技領域内に遊技媒体を打込むと、その打込まれた遊技媒体によって遊技状態が変化し、変化した遊技状態に応じて扉部材が遊技領域内に突出する。そして、遊技領域内に突出した扉部材上に遊技媒体が流下すると、扉部材によって案内されて受入口へ受入れられ、特典が付与されるため、その特典によって遊技者を楽しませることができる。この際に、扉部材では左右方向に複数の遊技媒体を受けることができ、左右方向に長く延びているため、遊技者に対して多くの遊技媒体が受入口へ受入れられるものであるように錯覚させることが可能となる。詳述すると、特許文献1及び特許文献2のような左右に延びた開閉部材を備えた従来の遊技機での遊技に遊技者が慣れると、左右に延びた開閉部材の大きさに対して関心が強くなり、開閉部材と対応している受入口の大きさについては関心が相対的に弱くなる。つまり、開閉部材が左右に長いほど遊技媒体を多く受入れさせることができると思い込むようになる。従って、遊技状態に応じて遊技領域内に突出し左右に延びている扉部材が、従来の遊技機での開閉部材であると認識し、この扉部材が左右に長く延びていることから、多くの遊技媒体を受入れさせることができるものと錯覚することとなる。そして、遊技者が錯覚することによって扉部材を狙った遊技媒体の打込操作を積極的に行わせることができ、遊技者を楽しませて興趣が低下するのを抑制することができる。一方、扉部材によって遊技媒体が案内される受入口は、現実には遊技媒体が一つのみ受入れられる大きさに形成されているため、扉部材上に複数の遊技媒体が流下しても、一度に受入れられることはなく一つずつしか受入れられないため、時間当りの遊技媒体の受入数を従来よりも低減させることができ、付与する特典が相対的に少なくなることで、遊技機を設置している遊技ホール側の負担が増加するのを抑制することができる。
また、受入口を前方へ向って開口させているため、遊技媒体の受入れを前方の遊技者側から見え易くすることができ、遊技媒体が受入口へ受入れられるのを遊技者に確実に見せて、遊技者を楽しませることができる。
更に、扉部材に、遊技領域内に突出した時に、左右方向へ遊技媒体の外径よりも長く延びていると共に、左右方向の一方の端部が受入口の前側で受入口の下端よりも上側の位置へ向って低くなるように傾斜している案内部を備えるようしても良く、これにより、遊技状態に応じて遊技領域内へ扉部材を突出させた時に、案内部上に遊技媒体を流下させると、遊技媒体が案内部上を受入口の前側へ向かって転動することとなり、扉部材(案内部)上に受けられた遊技媒体を受入口へ案内させることができる。また、この場合、案内部における受入口の前側に位置した部位から後方へ向って低くなるように傾斜している誘導部を備えるようにしても良く、これにより、案内部によって受入口の前側へ案内されてきた遊技媒体を誘導部によって後側の受入口へ向って誘導させることができるため、遊技媒体を確実に受入口に受入れさせることが可能となり、遊技媒体の受入れにより付与される特典によって遊技者を楽しませて遊技に対する興趣が低下するのを抑制することができる。更に、案内部の左右方向の一方の端部から上方へ延出している立壁部を備えるようにすることが望ましく、これにより、扉部材の左右方向の一方側が低くなるように延びた案内部によって受入口の前側へ向って案内させられた遊技媒体が、立壁部に当接することにより、受入口の前側を通り越してそれ以上左右方向の一方側へ移動するのを阻止することができる。従って、遊技媒体を受入口へ確実に受入れさせることができる。
また、扉部材の上述の案内部を備えるようにした場合、遊技機に、受入口の左右両外側のうち、扉部材の案内部が左右方向に対して低くなっている方向と同じ側から、遊技領域内に突出する横突出部材を備えるようにすることが望ましく、これにより、扉部材を遊技領域内へ突出させた時に、扉部材の左右方向の一方側が低くなるように延びた案内部によって受入口の前側へ向って案内させられた遊技媒体が、横突出部材に当接することにより、受入口の前側を通り越してそれ以上左右方向の一方側へ移動するのを阻止することができる。従って、遊技媒体を受入口へ確実に受入れさせることができ、上述した作用効果を奏する遊技機を具現化することができる。
また、扉部材が、前方へスライドすることによって遊技領域内へ突出するようにしても良く、これにより、扉部材を前方へスライドさせて遊技領域内へ突出させるようにしているため、扉部材を回動させて突出させるようにした場合と比較して、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃によって扉部材が破損し易くなるのを低減させることができる。詳述すると、扉部材の下辺を左右に延びた軸周りに回動可能に支持し、上辺が前方へ移動するように回動させるようにした場合、扉部材を突出させた状態から更に回動しないようにするためのストッパを扉部材の下辺から上辺までの長さよりも長くすることが困難となり、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃に対して充分に対抗させることができない虞がある。これに対して、扉部材を前方へスライドさせるようにした場合、扉部材において遊技領域内に突出している部位よりも後側を長くすることができるため、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃に対して充分に対抗させることができる。
更に、扉部材よりも左右の長さが短く形成され、受入口の上側から、遊技領域内に突出している上突出部材を備えるようにしても良く、これにより、受入口の上側に遊技領域内に突出している上突出部材を備えているため、遊技領域内を流下してきた遊技媒体が、上突出部材に当接することにより、受入口の上側から受入口へ受入れられるのを確実に阻止することができ、扉部材が遊技領域内に突出することにより、扉部材によって遊技媒体が受入口へ案内されないと、受入口へ遊技媒体を受入れさせることを難しくすることができる。従って、扉部材が突出しないと受入口へ遊技媒体を受入れさせることができないため、扉部材の突出により遊技者に対してプレミアム感を付与させることが可能となり、扉部材の突出によって遊技者に対して何か良いことがあるのではないかと思わせることができ、遊技者の遊技に対する期待感を高めさせて興趣が低下するのを抑制することができる。
手段2:手段1の構成において、
「前記扉部材は、
前記遊技領域内に突出した時に、左右方向へ遊技媒体の外径よりも長く延びていると共に、左右方向の一方の端部が前記受入口の前側で該受入口の下端よりも上側の位置へ向って低くなるように傾斜している案内部を備えている」ものであることを特徴とする。
ここで、「案内部」としては、「上面が一つの平らな面によって構成されているもの」、「左右方向の一方側が低くなるように傾斜した複数の平らな面によって構成されているもの」、「上面が曲面によって構成されているもの」、等が挙げられる。
手段2の構成によると、扉部材に、遊技領域内に突出した時に、左右方向へ遊技媒体の外径よりも長く延びていると共に、左右方向の一方の端部が受入口の前側で受入口の下端よりも上側の位置へ向って低くなるように傾斜している案内部を備えるようしたものである。
これにより、遊技状態に応じて遊技領域内へ扉部材を突出させた時に、案内部上に遊技媒体を流下させると、遊技媒体が案内部上を受入口の前側へ向かって転動することとなり、扉部材(案内部)上に受けられた遊技媒体を受入口へ案内させることができ、上述した作用効果を奏する遊技機を具現化することができる。
手段3:手段2の構成において、
「前記扉部材は、
前記遊技領域内に突出した時に、前記案内部における前記受入口の前側に位置した部位から後方へ向って低くなるように傾斜している誘導部を更に備えている」ものであることを特徴とする。
ここで、「誘導部」としては、「遊技媒体の外径と略同じ幅に形成されているもの」、「遊技媒体の外径よりも狭く溝状に形成されているもの」、等が挙げられる。
手段3の構成によると、扉部材に、遊技領域内に突出した時に、案内部における受入口の前側に位置した部位から後方へ向って低くなるように傾斜している誘導部を更に備えるようにしたものである。
これにより、案内部によって受入口の前側へ案内されてきた遊技媒体を誘導部によって後側の受入口へ向って誘導させることができるため、遊技媒体を確実に受入口に受入れさせることが可能となり、遊技媒体の受入れにより付与される特典によって遊技者を楽しませて遊技に対する興趣が低下するのを抑制することができる。
手段4:手段2又は手段3の構成において、
「前記扉部材は、
前記遊技領域内に突出した時に、前記案内部の左右方向の一方の端部から上方へ延出している立壁部を更に備えている」ものであることを特徴とする。
手段4の構成によると、扉部材に、遊技領域内に突出した時に、案内部の左右方向の一方の端部から上方へ延出している立壁部を更に備えるようにしたものである。
これにより、扉部材の左右方向の一方側が低くなるように延びた案内部によって受入口の前側へ向って案内させられた遊技媒体が、立壁部に当接することにより、受入口の前側を通り越してそれ以上左右方向の一方側へ移動するのを阻止することができる。従って、遊技媒体を受入口へ確実に受入れさせることができ、上述した作用効果を奏する遊技機を具現化することができる。
また、扉部材が遊技領域内に突出した状態では、受入口において左右方向の一方側から遊技媒体が受入口へ進入しようとしても、扉部材の立壁部によって受入口への進入(受入れ)を阻止することができる。従って、扉部材が突出した時には、扉部材上に遊技媒体を流下させないと、受入口へ遊技媒体を受入れさせることができなくなるため、遊技者に対して扉部材を狙った遊技媒体の打込操作を積極的に行わせることができ、遊技者を楽しませて興趣が低下するのを抑制することができる。
手段5:手段1から手段4までの何れか一つの構成において、
「前記扉部材は、
前方へスライドすることによって前記遊技領域内へ突出する」ものであることを特徴とする。
ところで、左右方向へ延びている扉部材を、その下辺を左右に延びた軸周りに回動可能に支持し、上辺が前方へ移動するように回動させることによって、遊技領域内に突出するようにした場合、特許文献1のような左右に延びた開閉部材と全く同じように見えてしまい、扉部材が開閉部材であり、受入口が開閉部材と同様に左右に長く延びていると強く思い込んでしまう虞がある。そして、上述したように扉部材と対応している受入口が遊技媒体を一つずつしか受入れさせることができないため、本受入口が従来の遊技機の受入口よりも小さいことに気付くと、遊技者によっては大きく落胆してしまい、遊技を楽しめなくなって興趣を低下させてしまう虞がある。
手段5の構成によると、扉部材が、前方へスライドすることによって遊技領域内へ突出するようにしたものである。
これにより、扉部材を前方へスライドさせて遊技領域内へ突出させるようにしているため、扉部材を回動させて突出させるようにした場合と比較して、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃によって扉部材が破損し易くなるのを低減させることができる。詳述すると、扉部材の下辺を左右に延びた軸周りに回動可能に支持し、上辺が前方へ移動するように回動させるようにした場合、扉部材を突出させた状態から更に回動しないようにするためのストッパを扉部材の下辺から上辺までの長さよりも長くすることが困難となり、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃に対して充分に対抗させることができない虞がある。これに対して、扉部材を前方へスライドさせるようにしており、扉部材において遊技領域内に突出している部位よりも後側を長くすることができるため、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃に対して充分に対抗させることができる。
また、扉部材をスライドさせて遊技領域内へ突出させるようにしているため、下辺を中心に回動させる従来の遊技機の開閉部材や、遊技領域内において上方へ向って開口しその上側で前後にスライドさせる従来の遊技機の開閉部材とは、異なっていることを一見して遊技者に認識させることができるため、従来の遊技機と同様に受入口が左右に延びていると強く思い込んでしまうのを低減させることができ、本受入口が従来の遊技機の受入口よりも小さいことに気付いても、遊技者が大きく落胆してしまうのを低減させることができ、遊技に対する興趣が低下するのを抑制させることができる。
更に、受入口を前方へ向けて開口させた状態で、受入口へ遊技媒体を案内させる扉部材を前後へスライドさせるようにしているため、蓋然的に、受入口が遊技領域内において常時開口している状態となる。従って、遊技者に対して扉部材が遊技領域内に突出しなくても遊技媒体を受入れさせることができるように思わせることができるため、扉部材の突出に関係なく受入口を狙った遊技媒体の打込操作をさせることができると共に、扉部材が突出することによってより多くの遊技媒体を受入れさせることができると錯覚させることができ、受入口(扉部材)を狙った遊技媒体の打込操作をより一層行わせて遊技者を楽しませることができる。
また、扉部材を前方へスライドさせて遊技領域内に突出させているため、扉部材上に遊技媒体が存在している時に、扉部材が後方へスライドすると、扉部材上における遊技媒体の位置によっては、遊技媒体が受入口へ案内される前に、扉部材上から脱落してしまい、受入口へ受入れられなくすることができ、余分に遊技媒体が受入れられるのを低減させて、遊技ホール側の負担が増加するのを抑制させることができる。
手段6:手段1から手段5までの何れか一つの構成において、
「前記扉部材よりも左右の長さが短く形成されており前記受入口の上側から、前記遊技領域内に突出している上突出部材を更に具備している」ものであることを特徴とする。
ここで、「上突出部材」としては、「上面において、左右両端の何れか側が低くなるように傾斜している部材」、「正面において、左右両端が低く、左右の中間が高くなるように傾斜している部材」、等が挙げられる。
手段6の構成によると、遊技機に、扉部材よりも左右の長さが短く形成され、受入口の上側から、遊技領域内に突出している上突出部材を、更に備えるようにしたものである。
これにより、受入口の上側に遊技領域内に突出している上突出部材を備えているため、遊技領域内を流下してきた遊技媒体が、上突出部材に当接することにより、受入口の上側から受入口へ受入れられるのを確実に阻止することができ、扉部材が遊技領域内に突出することにより、扉部材によって遊技媒体が受入口へ案内されないと、受入口へ遊技媒体を受入れさせることを難しくすることができる。従って、扉部材が突出しないと受入口へ遊技媒体を受入れさせることができないため、扉部材の突出により遊技者に対してプレミアム感を付与させることが可能となり、扉部材の突出によって遊技者に対して何か良いことがあるのではないかと思わせることができ、遊技者の遊技に対する期待感を高めさせて興趣が低下するのを抑制することができる。
また、上突出部材の左右の長さを、扉部材の左右の長さよりも短くしているため、扉部材を遊技領域内に突出させると、平面視において上突出部材の左右両端部の少なくとも一方の端部よりも外側に扉部材が延びた状態となるため、扉部材において上突出部材よりも左右方向外側へ延びている部位に遊技媒体を流下させることで、扉部材上に遊技媒体を受けさせて受入口へ案内させることができる。従って、扉部材が遊技領域内に突出した時に、遊技者に対して、上突出部材における左右方向の扉部材が突出している外側を狙った遊技媒体の打込操作をさせることができ、遊技媒体の打込操作を楽しませて遊技者の興趣が低下するのを抑制することができる。
更に、上突出部材の左右の長さを、扉部材の左右の長さよりも短くしているため、上側に配置された上突出部材によって扉部材上に遊技媒体が実際に流下できる部位の左右の長さを、扉部材の左右の全長に対して小さくすることができる。従って、一度に遊技媒体を受けることができる長さが小さくなるため、扉部材の左右の長さが長くても受けられる遊技媒体の数を少なくすることができ、遊技機を設置している遊技ホール側の負担が増加するのを抑制させることができる。
なお、上突出部材の上面を、左右両端部に対して扉部材が外側へ延びている端部側が低くなるように形成することが望ましく、これにより、上突出部材上に流下した遊技媒体が、上突出部材上を転動して低くなっている端部側から下方へ流下すると、遊技領域内に突出している扉部材上に極めて高い確率で受けられることとなる。従って、扉部材が遊技領域内に突出している時に、扉部材の他に上突出部材を狙っても遊技媒体を受入口へ受入れさせることができるため、扉部材(受入口)の上側に上突出部材を配置しても、実質的には、扉部材の左右の長さの全長に亘って遊技媒体を受けていることと同じとすることができ、多くの遊技媒体を受けられることにより遊技者を楽しませることができる。この際に、上突出部材の低い端部側から扉部材上へ受けさせるようにしているため、上突出部材上に同時に複数の遊技媒体が存在していても、一つずつ扉部材上へ受渡して受入口へ案内させることとなり、一度に多くの遊技媒体が受入口へ受入れられるの回避させることができ、遊技ホール側の負担が増加するのを抑制させることができる。
手段7:手段2から手段6までの何れか一つの構成において、
「前記受入口の左右両外側のうち、前記扉部材の前記案内部が左右方向に対して低くなっている方向と同じ側から、前記遊技領域内に突出している横突出部材を更に具備している」ものであることを特徴とする。
ここで、「横突出部材」としては、「一つ又は複数の円柱状の部材」、「上下に延びた平板状の部材」、「ブロック状の部材」、等が挙げられる。
手段7の構成によると、遊技機に、受入口の左右両外側のうち、扉部材の案内部が左右方向に対して低くなっている方向と同じ側から、遊技領域内に突出する横突出部材を、更に備えるようにしたものである。
これにより、扉部材を遊技領域内へ突出させた時に、扉部材の左右方向の一方側が低くなるように延びた案内部によって受入口の前側へ向って案内させられた遊技媒体が、横突出部材に当接することにより、受入口の前側を通り越してそれ以上左右方向の一方側へ移動するのを阻止することができる。従って、遊技媒体を受入口へ確実に受入れさせることができ、上述した作用効果を奏する遊技機を具現化することができる。
また、遊技領域内を流下してきた遊技媒体が、受入口において扉部材の案内部が左右方向の低くなっている側と同じ側から、受入口に進入しようとしても横突出部材に当接することによって、受入口への進入(受入れ)を阻止することができる。従って、受入口へ遊技媒体を受入れさせるためには、受入口の真上又は遊技領域内に突出している扉部材上に遊技媒体を流下させなければならず、遊技媒体を打込む際に狙う範囲が狭くなり、打込操作の際の難易度を高くすることができるため、遊技者に遊技媒体の打込操作を楽しませることができ、遊技に対する興趣が低下するのを抑制することができる。
手段8:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打込まれる遊技領域と、
該遊技領域内で前方へ向って遊技媒体が一つのみ受入れられる大きさに開口しており、遊技媒体の受入れによって特典を付与する受入口と、
前記遊技領域内に遊技媒体が打込まれることで変化する遊技状態に応じて前方へスライドすることによって該遊技領域内へ突出し、該遊技領域内に突出した時に、左右方向へ遊技媒体の外径よりも長く延びていると共に左右方向の一方の端部が前記受入口の前側で該受入口の下端よりも上側の位置へ向って低くなるように傾斜している案内部、該案内部における前記受入口の前側に位置した部位から後方へ向って低くなるように傾斜している誘導部、及び該誘導部の左右方向の一方の端部から上方へ延出している立壁部を備え、左右方向に複数の遊技媒体を受けることが可能とされていると共に、受けた遊技媒体を前記受入口へ案内可能とされている扉部材と、
該扉部材よりも左右の長さが短く形成されていると共に、前記受入口の左右両外側のうち、前記扉部材の前記案内部が左右方向に対して低くなっている方向と同じ側の上側から反対側へ向って低くなるように延びており、前記遊技領域内に突出している上突出部材と、
該上突出部材の下側で、前記受入口の左右両外側のうち、前記扉部材の前記案内部が左右方向に対して低くなっている方向と同じ側から、前記遊技領域内に突出している横突出部材と
を具備している」ものであることを特徴とする。
手段8の構成によると、遊技機に、遊技者の操作によって遊技媒体が打込まれる遊技領域と、遊技領域内で前方へ向って遊技媒体が一つのみ受入れられる大きさに開口しており、遊技媒体の受入れによって特典を付与する受入口と、遊技領域内に遊技媒体が打込まれることで変化する遊技状態に応じて前方へスライドすることによって遊技領域内へ突出し、遊技領域内に突出した時に、左右方向へ遊技媒体の外径よりも長く延びていると共に左右方向の一方の端部が受入口の前側で受入口の下端よりも上側の位置へ向って低くなるように傾斜している案内部、案内部における受入口の前側に位置した部位から後方へ向って低くなるように傾斜している誘導部、及び誘導部の左右方向の一方の端部から上方へ延出している立壁部を備え、左右方向に複数の遊技媒体を受けることが可能とされていると共に、受けた遊技媒体を受入口へ案内可能とされている扉部材と、扉部材よりも左右の長さが短く形成されていると共に、受入口の左右両外側のうち、扉部材の案内部が左右方向に対して低くなっている方向と同じ側の上側から反対側へ向って低くなるように延びており、遊技領域内に突出している上突出部材と、上突出部材の下側で、受入口の左右両外側のうち、扉部材の案内部が左右方向に対して低くなっている方向と同じ側から、遊技領域内に突出している横突出部材と、を備えるようにしたものである。
これにより、遊技者の操作によって遊技領域内に遊技媒体を打込むと、その打込まれた遊技媒体によって遊技状態が変化し、変化した遊技状態に応じて左右方向に遊技媒体の外径よりも長く延びており遊技媒体を受入口へ案内する扉部材が、前方へスライドして遊技領域内に突出する。この遊技領域内には、受入口における左右方向の一方側に前方へ突出している横突出部材が配置されていると共に、受入口の上側には横突出部材の上端から左右方向の他方側が低くなるように扉部材の左右の長さよりも短く延びている上突出部材が配置されており、扉部材が遊技領域内に突出した時に、上突出部材の他方の端部よりも外側へ扉部材の他方の端部が延出している。そして、上突出部材上を遊技媒体が流下すると、上突出部材上を他方の端部側へ向って転動し、他方の端部から下方へ流下する。この際に、扉部材が遊技領域内に突出していると、極めて高い確率で遊技媒体が扉部材上に受けられることとなる。従って、扉部材が遊技領域内に突出している時に、上突出部材及び扉部材の上側で且つ上突出部材の他方の端部の外側に遊技媒体を流下させると、その遊技媒体が扉部材上に受けられることとなる。そして、扉部材上に受けられた遊技媒体が、案内部及び誘導部によって受入口へ案内された上で、受入口へ受入れられると、特典が付与され、その特典によって遊技者を楽しませることができる。この際に、扉部材が、左右方向に複数の遊技媒体を受けることができように左右方向に長く延びているため、遊技者に対して多くの遊技媒体が受入口へ受入れられるものであるように錯覚させることが可能となる。詳述すると、特許文献1及び特許文献2のような左右に延びた開閉部材を備えた従来の遊技機での遊技に遊技者が慣れると、左右に延びた開閉部材の大きさに対して関心が強くなり、開閉部材と対応している受入口の大きさについては関心が相対的に弱くなる。つまり、開閉部材が左右に長いほど遊技媒体を多く受入れさせることができると思い込むようになる。従って、遊技状態に応じて遊技領域内に突出し左右に延びている扉部材が、従来の遊技機での開閉部材であると認識し、この扉部材が左右に長く延びていることから、多くの遊技媒体を受入れさせることができるものと錯覚することとなる。そして、遊技者が錯覚することによって扉部材を狙った遊技媒体の打込操作を積極的に行わせることができ、遊技者を楽しませて興趣が低下するのを抑制することができる。一方、扉部材によって遊技媒体が案内される受入口は、現実には遊技媒体が一つのみ受入れられる大きさに形成されているため、扉部材上に複数の遊技媒体が流下しても、一度に受入れられることはなく一つずつしか受入れられないため、時間当りの遊技媒体の受入数を従来よりも低減させることができ、付与する特典が相対的に少なくなることで、遊技機を設置している遊技ホール側の負担が増加するのを抑制することができる。
また、扉部材が遊技領域内に突出している時に、扉部材の他に上突出部材を狙っても遊技媒体を受入口へ受入れさせることができるため、扉部材(受入口)の上側に上突出部材を配置しても、実質的には、扉部材の左右の長さの全長に亘って遊技媒体を受けていることと同じとすることができ、多くの遊技媒体を受けられることにより遊技者を楽しませることができる。この際に、上突出部材の低い端部側から扉部材上へ受けさせるようにしているため、上突出部材上に同時に複数の遊技媒体が存在していても、一つずつ扉部材上へ受渡して受入口へ案内させることとなり、一度に多くの遊技媒体が受入口へ受入れられるの回避させることができ、遊技ホール側の負担が増加するのを抑制させることができる。
また、受入口の上側と左右方向の一方側に、遊技領域内に突出した上突出部材と横突出部材とを備えているため、扉部材によって遊技媒体が受入口へ案内されないと、受入口へ遊技媒体を受入れさせることが難しい状態となっている。従って、扉部材が突出しないと受入口へ遊技媒体を受入れさせることができないため、扉部材の突出により遊技者に対してプレミアム感を付与させることが可能となり、扉部材の突出によって遊技者に対して何か良いことがあるのではないかと思わせることができ、遊技者の遊技に対する期待感を高めさせて興趣が低下するのを抑制することができる。
更に、誘導部の左右方向の一方の端部から上方へ延出している立壁部を備えているため、扉部材の左右方向の一方側が低くなるように延びた案内部によって受入口の前側へ向って案内させられた遊技媒体が、立壁部に当接することにより、受入口の前側を通り越してそれ以上左右方向の一方側へ移動するのを阻止することができる。この際に、喩え遊技媒体が立壁部を乗り越えたとしても、受入口の左右方向の一方側に横突出部材が遊技領域内に突出しているため、この横突出部材によっても遊技媒体が左右方向の一方側へ移動するのを阻止することができる。従って、扉部材に受けられた遊技媒体を、受入口へ確実に案内して受入れさせることができる。
また、扉部材を前方へスライドさせて遊技領域内へ突出させるようにしているため、扉部材を回動させて突出させるようにした場合と比較して、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃によって扉部材が破損し易くなるのを低減させることができる。詳述すると、扉部材の下辺を左右に延びた軸周りに回動可能に支持し、上辺が前方へ移動するように回動させるようにした場合、扉部材を突出させた状態から更に回動しないようにするためのストッパを扉部材の下辺から上辺までの長さよりも長くすることが困難となり、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃に対して充分に対抗させることができない虞がある。これに対して、扉部材を前方へスライドさせるようにした場合、扉部材において遊技領域内に突出している部位よりも後側を長くすることができるため、多くの遊技媒体を受けることによる衝撃に対して充分に対抗させることができる。
また、扉部材を前方へスライドさせて遊技領域内に突出させているため、扉部材上に遊技媒体が存在している時に、扉部材が後方へスライドすると、扉部材上における遊技媒体の位置によっては、遊技媒体が受入口へ案内される前に、扉部材上から脱落してしまい、受入口へ受入れられなくすることができ、余分に遊技媒体が受入れられるのを低減させて、遊技ホール側の負担が増加するのを抑制させることができる。
手段9:手段1から手段8の何れか一つの遊技機において、
パチンコ機であることを特徴とする。
ここで、パチンコ機とは、遊技者が遊技機に投入する媒体である投入媒体と、遊技者が行う実質的な遊技に用いられる媒体である遊技媒体とを同一のものとした遊技機であり、投入された例えば遊技球等の媒体を用いて遊技が行われるタイプの遊技機の一種である。具体的には、「操作ハンドルの操作に対応して遊技球を発射する発射装置と、多数の障害釘、役物、表示手段等の適宜の機器が組み込まれたり、始動入賞口、大入賞口、通過口、到達口等の遊技球が入球する適宜の入球口が設けられた遊技領域と、発射装置から遊技領域に遊技球を導くレールと、遊技領域に導かれた遊技球の入球口への入球に応じたり、複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出手段とを具備するもの」である。
なお、パチンコ機としては、種々のタイプのものがあり、一般に「デジパチ機」と称されるものに代表される「入球口への入球状態を検出する入球状態検出手段(遊技状態検出手段として捉えることもできる)と、入球状態検出手段によって入球が検出されると所定の抽選を行う抽選手段と、抽選手段の抽選結果に応じて特別図柄を変動させると共に変動を停止させる特別図柄表示手段とを備えたもの」や「加えて、特別図柄の変動中に、複数の図柄からなる図柄列を変動表示し、図柄列にて図柄を停止表示させたり、キャラクタや種々の物品等の表示物を描写し表示物を動作させたりする等によって適宜の演出表示を行う演出表示手段を更に具備するもの」、一般に「ハネモノ機」と称されるものに代表される「役物内での遊技球の振分けによって抽選を行う抽選手段を備えたもの」、一般に「アレパチ機」と称されるものに代表される「例えば16個等の所定個数の遊技球により1ゲームが行われ、1ゲームにおける複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて所定個数の遊技球の払出しを行うもの」等を例示することができる。
手段9の構成によると、パチンコ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
手段10:手段1から手段8までの何れか一つの遊技機において、
パチスロ機であることを特徴とする。
ここで、パチスロ機とは、投入媒体であるメダルを投入し、メダルの投入後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作によって、夫々複数の図柄が描かれた複数のリールを回転させる等して、各リール等によって構成された図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて各図柄列の変動表示を停止させる、といった遊技が遊技者によって行われるものである。換言すれば、停止操作機能付きのスロットマシーンとして捉えることができるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合せが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段10の構成によると、パチスロ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
手段11:手段1から手段8までの何れか一つの遊技機において、
パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなることを特徴とする。
ここで、「パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機」とは、複数個(例えば5個)の遊技球を1単位の投入媒体とし、投入媒体を投入した後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に応じて複数の図柄からなる図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて図柄列の変動を停止させるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合せが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。
手段11の構成によると、パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。
2 遊技領域
10 遊技盤
11 前構成部材
12 遊技パネル
12a アウト口
20 表ユニット
30 センター役物
50 入賞口ユニット
53 第二始動口(受入口)
60 台板
61 前面流路形成部材
61a 前板部
61j 第二始動口上棚部(上突出部材)
61k 第二始動口右立壁部(横突出部材)
110 可変始動口ユニット
114 始動口扉部材(扉部材)
114a 第一案内部(案内部)
114b 第二案内部(案内部)
114c 第三案内部(案内部、誘導部)
114e 立壁部
115 始動口ソレノイド
116 リンク部材
G 障害釘
T 遊技球
Claims (1)
- 遊技者の操作によって遊技球が打込まれる遊技領域と、
遊技球の受入れによって特典を付与する受入口と、
前記遊技領域内に設けられた検出部に基づく抽選遊技に応じて該遊技領域内へ突出する開閉部材と、
を備え、
前記開閉部材は、左右方向に複数の遊技球を転動させることが可能な転動面を有し、前記検出部に基づく抽選遊技の結果が遊技球を前記受入口に受け入れない結果である場合は、前記転動面にて遊技球が転動されないように前記遊技領域内に突出されないのに対し、前記検出部に基づく抽選遊技の結果が遊技球を前記受入口に受け入れ可能となる結果である場合は、前記転動面にて複数の遊技球が転動可能となるように前記遊技領域内に突出されるものであり、
前記転動面を転動した遊技球を全て受け入れることとなる前記受入口の開口部は、遊技球が直接受け入れされるように突出した前記転動面において転動する遊技球の転動方向に対して正対し、遊技球が同時に2つ以上受け入れられない大きさで常態において開口されていることを特徴とする遊技機。
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