JP6345465B2 - 心耳結紮用処置具 - Google Patents

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Description

本発明は、心耳結紮用処置具に関するものである。
不整脈の一つである心房細動の患者数は近年増大傾向にある。心房細動が引き起こす脳梗塞は、心臓内(主に左心耳)に生じた血栓が脳の血管に詰まるために起こると考えられている。心原性脳塞栓症の塞栓源として、もっとも頻度が高いのが心房細動による左心耳内血栓である。
心原性脳塞栓症の予防に推奨される一般的な治療はワルファリンカリウムによる血液抗凝固療法であるが、ワルファリンカリウムは服薬管理が難しく、出血性合併症のリスクがある。その代用として左心耳を閉鎖することで塞栓症を予防する方法が開発されている。(例えば、Watchman、Boston Scientific社)。これは経血管カテーテル的に左心耳を閉塞するクラゲ型のデバイスである。
一方、抗凝固薬を用いることなく、かつ、血管に入ることなく心臓の外側から心耳を結紮する処置具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。これは、体外から心嚢内に鉗子および結紮用ループを挿入し、心耳の端部を把持鉗子で把持して引っ張りつつ、結紮用ループを心耳に回しかけた後に、結紮用ループを引き締めて心耳を結紮する処置具である。
この処置具は、結紮用ループを凹部内に収容するスリーブを備え、スリーブによって結紮用ループを広げた状態に保持することにより、心耳の周囲への結紮用ループの回し掛けを容易にするようになっている。そして、心耳を結紮した後の結紮用ループは、結び目よりも基端側で切断される。
米国特許出願第2008/0294175号公報
しかしながら、特許文献1の処置具では、円筒体の側壁に形成された貫通孔を貫通する結紮用ループの基端側を、円筒体の外側を摺動する円筒状のカッターによって切断するものであり、外部に露出しているカッターが周辺組織に損傷を与える不都合がある。また、そのような構成の処置具では、切断位置を結び目に近接させることが困難であり、切断後の結紮用ループが結び目から長く延びた状態で残り、その後の処置において、治療領域や視野を妨げるという不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、結紮用ループの切断後の端部が治療領域や視野を妨げないように糸を切断することができる心耳結紮用処置具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、糸の一端を結び目によって途中位置に接続することにより、緊縮可能な環状に形成される結紮用ループの前記糸を貫通可能かつ前記結び目を貫通不可な口径の開口により前記結び目を前記開口近傍に係止可能な開口部を先端に有するルーメンが設けられたシャフトと、該シャフトの先端に設けられ、前記結び目を前記開口部に係止した状態で前記ルーメンを貫通する前記糸を前記開口近傍の該開口より内側において切断する切断手段とを備える心耳結紮用処置具を提供する。
本態様によれば、心嚢膜に貫通させたシースを介して1つ以上の心耳結紮用処置具を心嚢内に導入していき、シースの基端側においてシャフトを操作して、シャフトの先端に配置されている結紮用ループを心耳に回し掛け、結紮用ループを心耳の根元に配置した状態で、シャフトの基端側において結紮用ループを構成している糸の端部を牽引することにより、結紮用ループが緊縮されて心耳を結紮することができる。
結紮用ループはシャフトに設けられているルーメンを貫通して、シャフトの先端に配置されている開口の外側に配置されており、開口は、糸を通過させて結び目を貫通させない口径を有しているので、糸を牽引すると結び目が開口に引っかかってルーメン内に入れずに開口の外側に位置させられ、そのまま糸を牽引することで結紮用ループを緊縮することができる。そして、十分に結紮が行われた後に、糸に牽引力を加えたままの状態で、開口近傍の開口より内側に配置された切断手段を作動させることにより、ルーメンの開口の外側に配置されている結び目の近傍において糸を切断することができる。これにより、結紮用ループの切断後の端部を短くすることができ、治療領域や観察領域を遮ることを抑制することができる。
上記態様においては、前記ルーメンの開口より外側に、前記結び目を収容する収容部を備えていてもよい。
このようにすることで、結紮用ループを緊縮する際に、ルーメンの開口の外側に配置されている収容部に結び目を収容することにより、開口の近傍に配置されている切断手段を収容部の外側に配置されている周辺組織からより遠ざけることができる。
また、上記態様においては、前記切断手段が、前記糸に該糸を切断するエネルギを供給するエネルギ供給部を備えていてもよい。
このようにすることで、エネルギ供給部を作動させてエネルギにより糸を切断するので、部材を移動可能にする機構が不要であり、シャフトの構造を簡易にかつ細径化することができる。エネルギを供給して糸を切断する場合、糸の素材を変性させるので、切断面を非鋭利化することができる。
また、上記態様においては、前記エネルギ供給部が、熱を供給するヒータ、超音波を供給する超音波振動子または高周波電流を供給する電極であってもよい。
また、上記態様においては、前記切断手段が、前記糸に交差する方向に移動する刃部を備えるカッターであってもよい。
このようにすることで、糸に対してカッターの刃部を移動させて糸を簡易に切断することができる。
また、上記態様においては、前記刃部が移動する方向が、シャフトの長手軸方向であってもよい。
このようにすることで、刃部をシャフトの長手軸方向に移動させて糸を簡易に切断することができる。
また、上記態様においては、前記刃部が移動する方向が、シャフトの長手軸に交差する方向であってもよい。
このようにすることで、刃部をシャフトの長手軸に交差する方向に移動させて糸を簡易に切断することができる。
また、上記態様においては、前記カッターの刃部が、前記開口の外側に向かって凹となる丸刃であってもよい。
このようにすることで、切断面を丸刃の形状に従う凸面形状にすることができ、切断面を非鋭利化することができる。
また、上記態様においては、前記ルーメン内における前記糸の移動を係止するストッパを備えていてもよい。
このようにすることで、結紮用ループを緊縮した後に、ストッパによりルーメン内の糸の移動を係止して、結び目をルーメンの開口近傍に固定することができる。これにより、糸の基端を牽引し続けなくても、切断手段により結び目近傍において短く切断することができる。
本発明によれば、結紮用ループの切断後の端部が治療領域や観察領域を遮ることを抑制することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る心耳結紮用処置具を示す縦断面図である。 図1の心耳結紮用処置具において糸を牽引した状態を示す縦断面図である。 図1の心耳結紮用処置具において糸をさらに牽引し、結紮用ループを緊縮した状態を示す縦断面図である。 図1の心耳結紮用処置具においてヒータにより糸を切断した状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る心耳結紮用処置具を示す(a)縦断面図、(b)横断面図である。 図5の心耳結紮用処置具においてカッターにより糸を切断した状態を示す(a)縦断面図、(b)横断面図である。 図5の心耳結紮用処置具の第1の変形例のカッターを示す横断面図である。 図5の心耳結紮用処置具の第2の変形例のカッターを示す斜視図である。 図5の心耳結紮用処置具の第3の変形例を示す縦断面図である。 図5の心耳結紮用処置具の第4の変形例を示す縦断面図である。 図10の心耳結紮用処置具においてカッターにより糸を切断した状態を示す縦断面図である。 図5の心耳結紮用処置具の第5の変形例を示す縦断面図である。 図12の心耳結紮用処置具においてカッターにより糸を切断した状態を示す縦断面図である。
本発明の第1の実施形態に係る心耳結紮用処置具1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る心耳結紮用処置具1は、図1に示されるように、弾性材料からなる細長い筒状のシャフト2と、該シャフト2の先端に配置されたヒータ(エネルギ供給部、切断手段)3とを備えている。
シャフト2は、剣状突起下部から心嚢膜を貫通して、先端が心嚢内に配置されるシース(図示略)を介して心嚢内に導入されるようになっており、シースの形状に倣って湾曲可能であるが、シースの基端側において付与される長手方向の押圧力を伝達可能な剛性を有している。
シャフト2は、電気絶縁性材料により構成され、長手方向に沿って貫通するルーメン4を備えている。
ルーメン4は、結紮用ループ5を構成する糸5aの外径寸法より十分に大きな口径を有し、貫通状態に配置された糸5aを少ない摩擦でスムーズに押し引きできるようになっている。
ここで、結紮用ループ5は、ルーメン4を介してシャフト2の基端から先端まで貫通状態に配置される糸5aの先端を糸5aの長手方向の途中位置に結び目6によって括り付けることにより、環状に形成されているとともに、シャフト2の基端側の体外において糸5aの基端側を引っ張ることにより、結び目6に対して糸5aを移動させて緊縮していくことができるようになっている。
ヒータ3は円環状に形成され、ルーメンの先端に配置されている。ヒータ3の内孔も結紮用ループ5を構成する糸5aの外径寸法より十分に大きな口径を有し、ルーメン4の一部を構成している。
シャフト2の先端に配置されるルーメン4の開口4aの口径は、結紮用ループ5の結び目6の外径よりも十分に小さく構成されている。これにより、ルーメン4内の糸5aが基端側に引かれると、結紮用ループ5の結び目6がルーメン4の先端の開口4a内に入ることができずに引っかかって係止されるようになっている。
そして、ルーメン4の開口4aよりも外側には、ルーメン4の口径よりも一段大きな口径の収容部9が設けられている。収容部9は、結紮用ループ5の結び目6の外径寸法よりも大きな口径を有している。これにより、図1に示されるように、結紮用ループ5の結び目6がルーメン4の開口4aに突き当たった状態で、該結び目6が収容部9内に収容されるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る心耳結紮用処置具1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る心耳結紮用処置具1を用いて心耳の結紮を行うには、まず、剣状突起下部から体表組織および心膜を貫通して心嚢内にシースの先端開口を配置した状態で、結紮用ループ5を構成する糸5aをルーメン4内に貫通させて、十分に大きな環状に広げた状態の結紮用ループ5をシャフト2の先端に配置した心耳結紮用処置具1をシース内に挿入し、心嚢内に前進させていく。
そして、結紮用ループ5が心嚢内に配置された後には、別途心嚢内に挿入した内視鏡によって観察しながら、シースの基端側の体外において、シャフト2を操作して、結紮用ループ5を心耳に回し掛け、シースを介して導入した把持鉗子(図示略)によって心耳の先端を引っ張りながら結紮用ループ5を心耳の根元まで挿入する。
そして、心耳の根元近傍に結紮用ループ5が配置された状態で、シャフト2の基端側から延びている結紮用ループ5を構成する糸5aを基端側に引き出す。これにより、糸5aが牽引されて、図2に示されるように、シャフト2の先端側に配置されている結紮用ループ5がルーメン4内に引き寄せられ、ルーメン4の開口4aに結び目6が突き当たって結び目6が係止される。
この状態で、さらに糸5aに牽引力を加え続けると、図3に示されるように、ルーメン4の開口4aに係止されている結び目6に対して糸5aが引き抜かれるように移動して結紮用ループ5が緊縮され、心耳が結紮されていく。そして、心耳の内部空間が閉塞されるまで十分に結紮された状態で、糸5aに加えた牽引力を維持したままで、配線8a,8bを介してヒータ3に電力を供給することにより、ヒータ3を発熱させる。
ヒータ3から発せられた熱はルーメン4の径方向内方に放射され、ルーメン4内に配置されている糸5aに供給される。これにより、図4に示されるように、糸5aが熱によって溶解させられて容易に切断される。
この場合において、本実施形態に係る心耳結紮用処置具1によれば、糸5aを切断するためのヒータ3がルーメン4の先端の開口4a近傍に配置されているので、結び目6を開口4aの外側に突き当てた状態でヒータ3を発熱させることにより、結び目6の極近傍において糸5aを切断することができる。その結果、切断後に心耳を結紮した状態で残される結紮用ループ5において結び目6から延びる糸5aを極めて短くすることができ、糸5aの端部がその後行われる治療領域や視野を妨げることを極力抑制することができるという利点がある。
また、本実施形態に係る心耳結紮用処置具1によれば、切断手段がヒータ3により構成され熱を供給することによって糸5aを切断するので、切断のための可動部が必要なく、構成を簡素化することができる。これによりシャフト2を細径化することができ、操作も単純にすることができる。また、ヒータ3の熱によって切断するので、切断時における糸5aの溶解によって切断面を丸く非鋭利な形状にすることができる。
また、本実施形態においては、ルーメン4の開口4aよりも内側にヒータ3が配置されているので、ヒータ3の熱が開口4a近傍の周辺組織に伝達することが防止される。特に、ルーメン4の開口4aよりも外側には結び目6を収容する収容部9が設けられているので、シャフト2の先端面からはヒータ3がさらに遠ざかった位置に配置されており、ヒータ3の熱の周辺組織への伝達をより確実に抑制することができる。
なお、本実施形態においては、切断手段として熱により糸5aを切断するヒータ3を例示したが、これに限定されるものではなく、超音波により糸を切断する超音波振動子や、高周波電流によって糸を切断する電極を備えるものを採用してもよい。
また、シャフト2の先端に結び目6を収容する収容部9を有するものを例示したが、収容部9はなくてもよい。また、ヒータ3の先端面を遮熱部7によって覆うこととしたが、これに代えて、端面の遮熱部7をなくして結び目6に熱が伝わるようにすることで、結び目6を熱で溶解させて解け難くすることにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る心耳結紮用処置具10について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る心耳結紮用処置具1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る心耳結紮用処置具10は、図5(a),(b)に示されるように、ヒータ3に代えて、カッター11を有している点において第1の実施形態に係る心耳結紮用処置具1と相違している。
本実施形態に係る心耳結紮用処置具10のシャフト2には、長手方向に沿って、結紮用ループ5の糸5aを貫通するルーメン4と平行に、横断面矩形の案内孔12が設けられている。案内孔12は、シャフト2の先端部において湾曲し、ルーメン4と交差している。
カッター11は先端に尖鋭な刃部11aを備える弾性材料からなり、案内孔12の横断面内に収容される横断面寸法の帯板状に形成されている。刃部11aを先端側に向けて案内孔12に挿入されたカッター11がシャフト2の基端側において押し引きされることにより、案内孔12内を長手方向に移動するようになっている。
図6(a),(b)に示されるように、カッター11が先端側に押されたときには、カッター11は案内孔12の形状に倣って湾曲し、交差しているルーメン4を通過する際に、ルーメン4内に配置されている結紮用ループ5の糸5aを尖鋭な刃部11aによって切断するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る心耳結紮用処置具10によれば、カッター11がシャフト2内部の案内孔12内に収容されているので、シャフト2の外部に露出せず、周辺組織に接触することがないことや、案内孔12の中でカッター11が回転せず、確実に結紮用ループ5の糸5aを切断することができるという利点を有する。また、案内孔12をシャフト2の先端面に近接して配置することができ、心耳を結紮した結紮用ループ5側に残る糸5aの長さを短くすることができる。
また、案内孔12に沿ってカッター11を移動させるだけのシンプルな構成であり、シャフト2の外形寸法を大きくせずに済む。
なお、本実施形態においては、刃部11aをカッター11の長手方向に直交する形状にして剪断によって糸5aを切断することにしてもよいし、図7に示されるように、刃部11aを長手方向に対して90°以外の角度で交差する形状にして引き切りの効果によって糸5aを切断し易くしてもよい。
また、本実施形態においては刃部11aを平刃により構成したが、図8に示されるように、丸刃より構成することが好ましい。丸刃は、図8に示されるように、案内孔12内で湾曲したときに外側に凹となるように配置されている。これにより、切断されて心耳に残される糸5aの切断面を丸く形成することができる。
また、第1の実施形態と同様に、図9に示されるように、シャフト2の先端に結び目6を収容可能な収容部9を設けてもよい。これにより、カッター11の先端をより結び目6に近接させることが可能となり、切断されて残される糸5aの端部の長さをより短くすることができる。
また、カッター11としては、弾性変形可能な帯板状のカッター11に代えて、図10および図11に示されるように、シャフト2の先端に、シャフト2の長手軸に直交する軸線13a回りに揺動可能に支持された揺動部材13を配置し、該揺動部材13の先端側に固定したカッター14を採用してもよい。
シャフト2のルーメン4内には弾性材料からなる筒状の駆動部材15が挿入されていて、図11に示されるように、該駆動部材15をルーメン4内において前進させることで、揺動部材13を揺動させて、カッター14を糸5aに交差する方向に移動させ、先端の刃部14aによって切断するようになっている。これによっても、刃部14aはシャフト2の外部に露出することなく糸5aを短く切断することができる。
また、結び目6として、結紮用ループ5を構成する糸5aの一端を、当該糸5aの長手方向の途中位置に結びつけたものを例示したが、これに代えて、結束バンドのヘッド部のように、ラチェット式の弛み防止機能を備えたものを利用してもよい。
また、本実施形態においては、結紮用ループ5を構成する糸5aをシャフト2に沿って真っ直ぐに延ばし、カッター11の刃部11aを糸5aに交差する方向から近接させて切断する方式のものを例示したが、これに代えて、図12および図13に示されるように、シャフト2内で糸5aを貫通させるルーメン4を湾曲させて糸5aをシャフト2の長手方向に対して交差する方向に延ばし、カッター11の刃部11aをシャフト2の長手方向に移動させる方式を採用してもよい。
このようにすることで、カッター11を湾曲あるいは揺動させるより、糸5aを湾曲させる方が容易であり、構造を簡易にしてシャフト2を細径化することができる。
また、上記各実施形態においては、結紮用ループ5の結び目6をシャフト2のルーメン4の先端の開口4aに引き寄せた状態で結紮用ループ5を緊縮して心耳の結紮を行い、かつ、糸5aを切断する。したがって、結び目6がルーメン4の開口4aに密着した状態に維持されるように、シャフト2に対して糸5aを固定するストッパ(図示略)を備えていてもよい。ストッパとしては、固定させたいときにのみ機能させるものでもよいし、糸5aとシャフト2との間に常に配置されていて糸5の一方向(基端側に引き出す方向)への移動のみを許容するワンウェイクラッチであってもよい。
1 心耳結紮用処置具
2 シャフト
3 ヒータ(エネルギ供給部、切断手段)
4 ルーメン
4a 開口
5 結紮用ループ
5a 糸
6 結び目
9 収容部
11,14 カッター(切断手段)
11a,14a 刃部

Claims (9)

  1. 糸の一端を結び目によって途中位置に接続することにより、緊縮可能な環状に形成される結紮用ループの前記糸を貫通可能かつ前記結び目を貫通不可な口径の開口により前記結び目を前記開口近傍に係止可能な開口部を先端に有するルーメンが設けられたシャフトと、
    該シャフトの先端に設けられ、前記結び目を前記開口部に係止した状態で前記ルーメンを貫通する前記糸を前記開口近傍の該開口より内側において切断する切断手段とを備える心耳結紮用処置具。
  2. 前記ルーメンの開口より外側に、前記結び目を収容する収容部を備える請求項1に記載の心耳結紮用処置具。
  3. 前記切断手段が、前記糸に該糸を切断するエネルギを供給するエネルギ供給部を備える請求項1または請求項2に記載の心耳結紮用処置具。
  4. 前記エネルギ供給部が、熱を供給するヒータ、超音波を供給する超音波振動子または高周波電流を供給する電極である請求項3に記載の心耳結紮用処置具。
  5. 前記切断手段が、前記糸に交差する方向に移動する刃部を備えるカッターである請求項1または請求項2に記載の心耳結紮用処置具。
  6. 前記刃部が移動する方向が、シャフトの長手軸方向である請求項5に記載の心耳結紮用処置具。
  7. 前記刃部が移動する方向が、シャフトの長手軸に交差する方向である請求項5に記載の心耳結紮用処置具。
  8. 前記カッターの刃部が、前記開口の外側に向かって凹となる丸刃である請求項5に記載の心耳結紮用処置具。
  9. 前記ルーメン内における前記糸の移動を係止するストッパを備える請求項1から請求項8のいずれかに記載の心耳結紮用処置具。
JP2014074158A 2014-03-31 2014-03-31 心耳結紮用処置具 Active JP6345465B2 (ja)

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