JP6344585B1 - 津波体験キット - Google Patents

津波体験キット Download PDF

Info

Publication number
JP6344585B1
JP6344585B1 JP2017255357A JP2017255357A JP6344585B1 JP 6344585 B1 JP6344585 B1 JP 6344585B1 JP 2017255357 A JP2017255357 A JP 2017255357A JP 2017255357 A JP2017255357 A JP 2017255357A JP 6344585 B1 JP6344585 B1 JP 6344585B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tsunami
experience
kit
weight
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017255357A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019109450A (ja
Inventor
賢一朗 山本
賢一朗 山本
Original Assignee
有限会社静岡アカデミックリサーチ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社静岡アカデミックリサーチ filed Critical 有限会社静岡アカデミックリサーチ
Priority to JP2017255357A priority Critical patent/JP6344585B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6344585B1 publication Critical patent/JP6344585B1/ja
Publication of JP2019109450A publication Critical patent/JP2019109450A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

【課題】 従来の津波体験装置は、大規模で高額な設置費用がかかるため、国内でも少数の研究施設にしかなく、個人が津波の力を体験できるものではなかった。また、持ち運びもできないため、個人が防災訓練等で容易に体験できるものではなかった。【解決手段】 津波が人体を押し流す力を体験するために人体に取り付けるキット1であって、該キットを足につけるための取付手段3と、前記取付手段に接続される重り手段2と、前記取付手段又は前記重り手段に一端が接続される弾性体4−1、4−2と、前記弾性体の他端を引くための引張り用持ち手具5とを備えることを特徴とする津波体験キットである。【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、津波が身体を押し流す力を体験するために、容易に持ち運びと装着ができるように工夫された、津波体験キットに関するものである。
2011年の東日本大震災では大津波が発生し、多数の被害が出た。今後発生することが予想される東海地震や南海トラフ地震でも、大津波による被害が予想され、被害を最小限にするために自治体だけでなく、社会全体が津波の恐ろしさを理解し、防災意識を高める必要がある。従来の防災訓練では、津波発生を想定し、避難場所まで徒歩や走ったり、移動手段を用いて避難しているが、実際の津波による波の力を体験することで、荷物や子供を抱えた状態での避難や、高齢者や子供が自力で避難することがどれほど困難であるかを理解することが望ましい。
従来の津波体験装置は、例えば神奈川県横須賀市の港湾空港技術研究所の津波実験施設のような大型の建物及び実験装置内で大量の水を放水し、波の強さを計測したり、体験したりするものが殆どであった。
発明が解決しようとする課題
従来の津波体験装置は、大規模で高額な設置費用がかかるため、国内でも少数の研究施設にしかなく、個人が津波の力を体験できるものではなかった。また、持ち運びもできないため、多くの人が防災訓練等で容易に体験できるものではなかった。本発明は、上述した従来装置の課題に鑑み、どこにでも容易に持ち運びすることができ、かつ誰もが容易に津波体験できる、津波体験キットを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
本発明は、津波が人体を押し流す力を体験するために人体に取り付けるキットであって、該キットを足に取り付けるための取付手段と、前記取付手段に接続される重り手段と、前記取付手段又は前記重り手段に一端が接続される弾性体と、前記弾性体の他端を引張るための引張り用持ち手具とを備えることを特徴とする津波体験キットである。
前記取付手段として、面ファスナーを用いることができる。また、前記重り手段としては、重り及び重りを収納するための重り収納袋を用いることができる。
本発明では、津波体験キットを足、特に足首に装着することにより、重りの重さに応じて水中で足に静水圧がかかった、足の動かしにくい状態を体験することができる。また、弾性体を引張ることで、津波が流れるときの水圧である動水圧を体験することができる。重りの重さと弾性体を引張る力を調整することで体験する津波の高さと水深を容易に変えることができる。即ち本発明によると、水深の違いによる津波の力を疑似体験するのに手間がかからず、持ち運びも容易である。本発明において、津波の動水圧体験のための足を引張る手段として、紐ではなく、弾性体を用いていることにより、弾性体の伸び具合を見て、引張る力(動水圧)を調整することが容易に可能となる。
本発明の津波体験キットにおける重り収納用袋としては、例えば、長方形のベルト状のもの、または棒状の重りを入れることができる形状で良い。
また、足、特に足首全体を重くするために、足首の周りにそれぞれ重りを収納した複数個の重り収納袋を取り付けるようにしてもよい。袋には面ファスナー等の開閉手段を設けるのが好ましい。開閉手段を設けると重りの収容後に袋を閉じることにより、疑似体験中に重りが袋から外に出てしまうことを防止できる。
本発明の津波体験キットにおいて、重り収納用袋に入れる(または足に直接取り付けられる)重りとしては、例えば鉛を使用すると良い。重量については、例えば水深20cmの津波を体験する場合、1kgの重りを入れる。また、重りの重量を変えることで、水深の違いを変えられる。浅い水深の津波を体験する場合は重りを軽くし、深い水深を体験する場合は重りを重くする。
発明の効果
本発明による津波体験キットは、体験者への着脱が容易で、持ち運びが容易にできる簡単な装置であり、津波発生時に波が身体を押し流す力を実感でき、津波の恐ろしさを体験することができる。これにより、人々の防災意識を高めることができる。本発明の津波体験キットを学校や地域の公民館に配置して避難訓練などで使用することで、子供から老人までが気軽に津波の力を体験することができる。また、小型で持ち運びができ、着脱が容易なので、職場や家庭内でも体験することができる。
また、本発明の津波体験キットと津波体験シミュレータを自治体の防災センター等に設置することで、防災訓練や津波体験ブースなどで多くの人々が体験できる。
は、本発明の実施形態に係る津波体験キットを体験者の足首に装着した状態を示す図である。 は、本発明の実施形態に係る津波体験キットを示す図である。 は、[図2]の重り収納袋とスプリングとの取り付け部分を示す図である。 は、津波体験キットの他の実施形態を示す図である。
図1は実施形態の津波体験キットの使用状態を示す図である。本実施形態の津波体験キット1は、図2に示すように、面ファスナー3と重り収納用袋2と弾性体4(スプリング4−1、4−2)と引張り用持ち手具5が一つに繋がっている。
このキット1は、水中において足にかかる静水圧を体験するための重りを収納するための重り収納用袋2を有する。重り収納用袋2の重りを出し入れする開口部には面ファスナー2aが取り付けられていて、重り収納用袋2への重りの出し入れが可能である。重り収納用袋2に入れる重りの重さは、例えば20cmの津波を体験するときは1kgの重りを入れる。水深が深くなるときは重くして調節する。
キット1は、重り収納用袋2を足、特に足首に装着するための面ファスナー3を有する。面ファスナー3は体験する津波の水深に合わせて、体験者の足のかかとから同水深とほぼ同じ高さの足の位置に重り収納用袋2を装着するため、巻き付けやすい形状で柔らかいものの方が着脱が容易で好ましい。面ファスナー3の幅は、例えば20cmの津波を体験する場合は20cmとするとよい。また、面ファスナー3で重り収納用袋2を足に固定する際の強さは、弾性体4を引張ったときにキット1が足からはずれない強さで固定する。
キット1の弾性体4については、一端が重り収納用袋2と、他端が引張り用持ち手具5と繋がっていて、例えば弾性体4としては、2本のスプリング4−1、4−2を使用し、各スプリング4−1、4−2の一端をリング4−3、止め具4−4(図3参照)を用いて重り収納用袋2と接続し、同様にスプリング4−1、4−2の他端を引張り用持ち手具5と接続する。弾性体4の強さは、例えば水深20cmの津波が引く力を体験する場合、片足につき7kgの強さで引くものとする。
なお、弾性体4を引張る力と弾性体4の伸び具合との関係を予め検証、確認しておくことにより、実際に体験者の足を引張る力を、弾性体4の伸び具合を見ながら任意に調整することができる。
また、弾性体4を交換して張力を強くすることで、津波の水深が深くなったときの波の強さ(動水圧)を体験できる。弾性体4の長さは約50cmで良く、キット1を足に付けている体験者と、引張り用持ち手具5を引く補助者が使いやすい長さで良い。
キット1の引張り用持ち手具5については、図3に示すように弾性体4(スプリング4−1、4−2)の他端にリング4−3と止め具4−4を装着して接続する。引張り用持ち手具5の材質は、例えばABS樹脂や木製とし、キット1を体験者が装着して引張り用持ち手具5を引張ったときに破損しない強度を有するものとする。引張り用持ち手具5の形状は、例えば図2で示すように内部をくりぬいた四角形や、棒状、円状、多角形状でよく、引張りやすいように握ったり固定できる形状の物で良い。
本実施形態のキット1を装着して津波を体験する際には、津波や災害の映像を見たり、音を聞きながら体験するのがよい。
キット1により津波の力が足や足首にかかり、波の力を体験する際に、同時に津波や風水害の映像を見せたり、津波発生時の音を聞かせたりすることで、体験者はより臨場感のある津波体験が出来る。また、本キット1を体験するための場としてのシミュレータに傾斜をつけたり、周囲を暗くしたり、風や水を降らせたりすることで、坂道や夜間や悪天候時の避難を想定した津波体験ができる。
また、キット1を装着し津波体験を実施する際に、荷物を手に持ったり、避難用品を入れた袋を背負ったり、子供を抱いたり手を引きながら実施することで、よりリアルな津波発生時の避難の様子を体験することが出来る。
なお、以上説明した実施形態において、面ファスナー3に代えて、紐を用いて重り収納用袋2を足に固定するようにしてもよい。また、重り収納用袋2は必ずしも必要なく、重りに穴を開け、そこに面ファスナーや紐を通して重りを足に取り付けるようにしても良い。また、重りを足に取り付ける取付手段として、面ファスナー3に代えて靴を用いるようにしてもよく、その場合には靴に重りを装着する。更に、弾性体4としては、スプリングに限らず、ゴム等を用いるようにしても良い。更にまた、弾性体4を重り収納用袋2に取り付けるのに代えて、図4に示すように、重り収納用袋2と弾性体4とを切り離して、それぞれを別個に面ファスナー3等により、体験者の足に取り付けるようにしても良い。
1・・・津波体験キット
2・・・重り収納袋
2a・・・開閉手段(面ファスナー)
3・・・面ファスナー
4−1、4−2・・・スプリング
4−3・・・リング
4−4・・・止め具
5・・・引張り用持ち手具

Claims (3)

  1. 津波が人体を押し流す力を体験するために人体に取り付けるキットであって、該キットを足に取り付けるための取付手段と、前記取付手段に接続される重り手段と、前記取付手段又は前記重り手段に一端が接続される弾性体と、前記弾性体の他端を引張るための引張り用持ち手具とを備えることを特徴とする津波体験キット。
  2. 前記取付手段は面ファスナーであることを特徴とする請求項1記載の津波体験キット。
  3. 前記重り手段は重り及び重りを収納するための重り収納袋からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の津波体験キット。
JP2017255357A 2017-12-18 2017-12-18 津波体験キット Active JP6344585B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017255357A JP6344585B1 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 津波体験キット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017255357A JP6344585B1 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 津波体験キット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6344585B1 true JP6344585B1 (ja) 2018-06-20
JP2019109450A JP2019109450A (ja) 2019-07-04

Family

ID=62635669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017255357A Active JP6344585B1 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 津波体験キット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6344585B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996051U (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 伊藤 弘之 腕.足腰鍛錬用具
JPS614966U (ja) * 1984-06-15 1986-01-13 株式会社学習研究社 体験装置
JPH0669966U (ja) * 1993-03-12 1994-09-30 均 射落 地震・津波の発生モデル装置
US5643159A (en) * 1996-02-20 1997-07-01 Jerry A. Iavarone Therapeutic exercise device
JP2003159350A (ja) * 2001-11-28 2003-06-03 Mizuno Corp 下肢用トレーニング補助具
JP2017021560A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 株式会社アイエスエム 疑似体験システム、疑似体験方法、ポータブルデバイスおよびその疑似体験プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996051U (ja) * 1982-12-20 1984-06-29 伊藤 弘之 腕.足腰鍛錬用具
JPS614966U (ja) * 1984-06-15 1986-01-13 株式会社学習研究社 体験装置
JPH0669966U (ja) * 1993-03-12 1994-09-30 均 射落 地震・津波の発生モデル装置
US5643159A (en) * 1996-02-20 1997-07-01 Jerry A. Iavarone Therapeutic exercise device
JP2003159350A (ja) * 2001-11-28 2003-06-03 Mizuno Corp 下肢用トレーニング補助具
JP2017021560A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 株式会社アイエスエム 疑似体験システム、疑似体験方法、ポータブルデバイスおよびその疑似体験プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019109450A (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9999798B2 (en) Versatile exercise apparatus with adjustable volume to weight ratio
PH12015000211A1 (en) Belt pulling exercise apparatus
NZ609634A (en) Exercise and gait-training apparatus
UY38060A (es) Un complejo urbano de entretenimiento con una playa de acceso público que incluye una laguna artificial con estilo tropical como característica principal y método para permitir una utilización eficiente de terrenos de uso limitado
JP2021506349A (ja) 調整可能な抵抗バンドシステムを使用したエクササイズ用ケース
US5490823A (en) Water therapy and fitness device
US10828523B2 (en) Rectilinear polyhedron protective frame
JP6344585B1 (ja) 津波体験キット
FR3019752A1 (fr) Appareil d'exercice par tractions muni de sangles
US20230249024A1 (en) Workout systems and methods using robust door mounting
US20190083840A1 (en) Modular exercise device
JP2007533358A (ja) フィットネスマシン
WO2005051758A3 (en) Tactical flotation support system
GB2491276A (en) Strip of elastomeric material exercise device
CN112957630B (zh) 一种定向越野辅助救援设备
US20160045391A1 (en) Exercise Aid
GB2503717A (en) Rescue training apparatus and method
RU2493896C2 (ru) Устройство для ограничения перемещения пловца при плавании
NL2019073B1 (en) Swimming aid and method for training swimming
TWI401069B (zh) Mobile device for use
KR20170017501A (ko) 입영보조기구
US20130254979A1 (en) Foot Protection
GB2507081A (en) Full body exercise comprising a sled, sledge or sleigh attached to a person
CN208085975U (zh) 水中运动救生机构
ES1213744U (es) Mochila deportiva transformable con aparatos de deporte

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20180116

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180214

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6344585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250